P「みんなフュージョンしてみてくれないか?」(126)

アイドル達「えっ?」

P「正直、これだけのアイドルがいるとな」

P「全員を隈なく面倒見きるのも厳しいのが現状なんだ」

律子「だからって誰かを見捨てるだなんてことは出来ない」

律子「だからね、フュージョンして合体して欲しいの」

アイドル達「……」

アイドル達「なるほど…」

アイドル達「よくわからない…」

亜美「えっとさ…質問良いかな?」

律子「あら?何かしら?」

亜美「フュージョンって、アレ?」

亜美「ドラゴンボールの…」

亜美「フュ~~~ジョン…ハッ!」

亜美「…のアレ?」

律子「ええ、それね」

P「わかってるなら話は早い」

P「亜美と真美、早速フュージョンしてみてくれないか?」

あみまみ「……」

あみまみ「マジで言ってんの?」

P「大マジだ」

あみまみ「……」

あみまみ「兄ちゃんと、りっちゃんが壊れちった…」

亜美「ていうか、亜美達フュージョンしたらどうなんの?」

真美「真美も竜宮小町で活動するわけ?」

律子「まぁ、そうなるわね」

P「大丈夫だ。俺も時々様子を見にいく」

あみまみ「……」

真美「…どうすんの、真美?」

亜美「…とりあえずやるしかないんじゃない?」

真美「うわぁ…」

亜美「まぁ…それはそれで面白そうだし良いんじゃない?」

真美「そっかなぁ…」

亜美「じゃあ、ホントにやっちゃうよ?」

真美「うあ!?マジで!?」

P「あぁ」

律子「お願いするわ」

亜美「真美、ここはもう覚悟を決めるしかないっしょ…」

真美「まぁ、2人とも顔がマジだもんね…」

あみまみ「……」

あみまみ「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

あみまみ「……」ピタッ

あみまみ「はっ!」バッ…!

シャキーン!

P「おおっ!?」

あまみ「…おおっ!?」

あまみ「あまみになっちった!?」

あまみ「……」

あまみ「…あまみ?」

春香「ん?」

あまみ「……」

あまみ「うあうあー!?」

あまみ「ドジっ娘属性ついちったー!?」

春香「!?」

律子「凄いわ…」

律子「まさか亜美と真美で春香が出来上がるなんて…」

あまみ「ていうか、あまみの見た目どうなっとんの!?」

P「春香だな…」

律子「春香ね…」

あまみ「ええー!?」

春香「ちょ、ちょっと!?」

春香「ええー!?ってヒドくない!?」

あまみ「いや、だってねぇ?」

P「大丈夫だ。普通に可愛いぞ」

律子「ええ。普通に可愛いわ」

春香「それ褒めてます?ねぇ、褒めてます?」

P「ていうわけだ」

律子「これからよろしくね、あまみ」

あまみ「うーん…」

あまみ「はるるんで竜宮小町かぁー…」

春香「そんなにイヤなの…?」

P「ていうか何がビックリって…」

律子「本当に変身出来るとはね…」

あまみ「確かに…」

あまみ「二次創作、こっえーですよ、プロデューサーさん…」

P「あっ、春香っぽい」

春香「春香は私ですっ!」

貴音「亜美と真美で天海…」

貴音「面妖な…」

あずさ「本当ねー…」

P「よし」

律子「次はお二人いってみましょうか」

貴音「なんと!?」

あずさ「私と貴音ちゃん…」

あずたか「……」

あずたか「不束者ですが…」ペコッ…

P「おっ、やる気満々だな」

貴音「ふゅーじょん、という台詞は必須事項なのでしょうか?」

律子「はっ!まで必須よ」

貴音「なんと!?」

あずさ「ちょっと恥ずかしいわねー…」

あずたか「……」

あずたか「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

あずたか「……」ピタッ

あずたか「はっ!」バッ…!

シャキーン!

P「おおっ!?」

あかね「……」

あかね「…あらあら、面妖ね」

律子「天道…!」

あまみ「水をかぶると…!」

P「ソイツはらんまだ」

律子「しっかり胴着も着てるわね」

あかね「なるほど…」

あかね「武闘派系アイドルですか…」

P「真と被るな…」

真「いや、ボク武闘派系じゃありませんけど!?」

律子「しかし元の組み合わせが組み合わせなだけに…」

P「あぁ…」

あかね「?」ばよえーん

律子「圧巻ね…」

P「あかねのボディライン、マジぷよぷよフィーバー」

あかね「とりあえず私はどうすれば…」

律子「ベースがあずささんだから貴女も竜宮小町ね」

あかね「なるほど…」

あかね「心得ましたー」ばよえーん

あまみ「あかねお姉ちゃん、マジフィーバーですよ!フィーバー!」

千早「…くっ」

雪歩「胴着の上からでも、わかるって凄いなぁ…」

P「よし」

律子「次は貴女達よ」

ゆきちは「えっ?」

ゆきちは「……」

雪歩「千早ちゃん、私なんかとで平気…?」

千早「なんか、だなんてそんなこと…」

P「雪歩と千早か…」

律子「イメージは純白の歌姫ですね」

P「それ良いな」

千早「純白の歌姫…!」

雪歩「ちょっとかっこいいかも…!」

ゆきちは「……」

ゆきちは「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

P「おおっ」

律子「意外にも躊躇いなく…」

ゆきちは「……」ピタッ

ゆきちは「はっ!」バッ…!

シャキーン!

P「おおっ!?」

ゆきち「……」

律子「これは…」

ゆきち「私の名前は、ゆきち…」

ゆきち「……」

ゆきち「…!?」

あまみ「一万円のおっちゃんだー!?」

あかね「肉体は女性で顔は偉人…」

あかね「面妖ね…」

ゆきち「ええっ!?」

ゆきち「ちょ、ちょっと待ってください!?」

ゆきち「純白の歌姫のイメージは…!?」

P「安心しろ、ゆきち」

律子「ええ、何も問題ないわ」

律子「だって偉人だもの」

律子「間違いなく伝説に残るアイドルになれるわ…」

ゆきち「そ、そんな…」

あまみ「声、ふっと!」

ゆきち「それ絶対に歌「姫」じゃないですよね!?」

P「だが偉人だ」

律子「ええ偉人ね」

ゆきち「いやー!?穴を掘って埋まりたいー!」

P「大丈夫だ、ちゃんと最後まで面倒見るから」

ゆきち「そういう問題じゃないですぅ!」

伊織「うわぁ…」

やよい「あれは…うん…あんまりかなーって…」

P「よし、次は親友同士でいくか」

律子「きっと相性バッチリよ」

やよいおり「えっ」

やよいおり「……」

やよい「伊織ちゃんなら…良いかなぁ…」

伊織「やよいとなら…うん…」

やよいおり「ヒドいことにはならなそう…」

ゆきち「ヒドいの!?私、ヒドいの!?」

伊織「っていうか、あのポーズ、ホントにやらなきゃいけないわけ?」

律子「じゃないとフュージョン出来ないじゃない」

伊織「律子…アンタホントにどうしちゃったのよ…」

やよい「…伊織ちゃん、とりあえずやってみよ?」

伊織「…まぁ、やよいが言うなら」

やよいおり「……」

やよいおり「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

やよいおり「……」ピタッ

やよいおり「はっ!」バッ…!

シャキーン!

P「おおっ!?」

やおい「……」

やおい「うっうー!トップアイドルになって同人誌大人買いするわよー!」

律子「見た目は可愛いけど…」

P「これは…」

やおい「時代はP総受けですー!」

あまみ「やよいっちといおりんが腐っちった…」

ゆきち「趣味まで変わるなんて…」

あかね「あらあら、面妖ね…」

やおい「うっうー!にひひ♪」

P「やおいはどういった路線で売り出せば…」

やおい「Pの眼鏡のアリナシも大切よねー!」

律子「オタク系アイドルでしょうか?」

P「同人即売会とかでゲリラライブか…」

P「まぁ見た目はやよいと伊織を足して二だし人気も…」

律子「あぁでも、伊織がいるから竜宮小町です、この子」

P「あぁ、そっか」

P「頼んだぞ、律子」

律子「ええ」

あまみ「竜宮小町やべー!?」

あかね「何とも濃ゆいメンバーになっちゃったわねー」

真「でも性格はともかくとして…」

美希「うん。デコちゃんヘアーのやよい、かわいいって思うな!」

P「きっと、お前達も可愛くなれるぞ?」

律子「ええ、間違いないわ?」

まこみき「えっ」

真「み、美希が混ざればボクも可愛くなれるかな…?」

美希「あの恥ずかしいポーズ、本気でやらなきゃダメなの…?」

律子「ダメなの」

美希「律子…ホントにどうかしちゃってるの…」

律子「「さん」を付けろっていつも言ってるわよね?」

美希「えっ!?そこは厳しいままなの!?」

P「まぁ、美希。これも事務所の為だと思って我慢してくれないか?」

美希「うーん…ハニーがそう言うなら…」

美希「まぁ、相手が真君っていうのは結構嬉しいし!」

真「ボクも美希がパートナーで嬉しいよっ!」

美希「…あはっ♪」

真「…へへっ♪」

まこみき「……」

まこみき「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

まこみき「……」ピタッ

まこみき「はっ!」バッ!

シャキーン!

P「おおっ!?」

まみこ「……」

まみこ「イッペン、死んでみる?」

律子「閻魔あい…!」

P「能登結婚してくれ!」

まみこ「……」

まみこ「ボク、可愛くなった?」

P「し…しかも…ボクっ娘だと…!?」

律子「これは…大成功ですね…!」

律子「アイドルとしてだけじゃなく…」

律子「声優業までこなしていけます!」

P「一気に765プロのエースだな!」

まみこ「ねぇ、ハニー?」

P「ん?どうした、まみこ?」

まみこ「ボク…可愛くなった?」

P「あぁ」

P「黒髪パッツン和服で死ぬほど可愛いぞ」

まみこ「……」

まみこ「…///」モジモジ

あかね「あらあら、顔を真っ赤にして照れちゃって可愛らしい♪」

あまみ「もう「まみこ」じゃなくて「あい」ちゃんで良くね?」

律子「それじゃあ被るじゃない」

あまみ「あっ、そっか」

P「いやーまさか765プロから大人気声優が生まれるとはなー」

律子「フュージョン企画は大成功ですね」

あまみ「まぁ、はるるんでもいっか!普通に可愛いし!」

あかね「私、許婚はいるのかしら?」

ゆきち「私って成功でいいのかな…?」

やおい「すみません、ホモ以外は帰りなさいよ!」

まみこ「呼んだでしょう?」

律子「…うん」

P「人数もだいぶすっきり…」

春香「ちょ、ちょっと!?」

響「なに自然に自分達のことを忘れているんだよ!?」

P&律子「……」

P「まぁ、お前ら二人なら俺がまとめて…」

はるびき「ええっ!?」

響「そ、そんなのってないさー!」

春香「そ、そうですよー!仲間はずれにしないでくださいっ!」

律子「あら、やる気は満々なのね…」

P「でも「まみこ」が大成功すぎてなぁ…」

あまみ「「春香」と「響」ってもじりようなくない?」

あかね「うーん…確かにそうかもしれないわねー…」

ゆきち「はびき?」

やおい「冬コミの準備しますー!」

まみこ「ひびか…?」

全員「……」

全員「うーん…」

P「…やっぱりお前達二人は」

春香「で、でもでもっ!」

春香「想像つかないからこそ予想外の出来になるかもしれないと思いません!?」

響「そ、そうだぞっ!」

響「やらないまま諦めたら試合終了さー!」

P「二人とも…」

P「…よし、わかった」

P「そこまで言うなら…やってみせろ!」

はるひび「…!」

はるひび「は、はいっ!!」

春香「響ちゃん…この身体預けるよ…!」

響「あぁ…!任せてくれ…!」

はるひび「……」

はるひび「フュ~~~ジョン…」ツツツ…

はるひび「……」ピタッ



あまみ「あぁ、「ハルヒ」とか!」ティン

P「あぁ!」ティン

律子「なるほど!」ティン

P「でも声優枠はもう足りてるからなぁ」

まみこ「人を呪わば穴二つ…」

律子「やっぱり終わりでも良いですね」

P「そうだな」


はるひび「……」

はるひび「えっ?」

春香「ちょ、ちょっと!?ちょっと!?」

響「い、良いじゃないか!?平野綾、可愛いじゃないか!?」

P「俺が結婚したいのは能登だなぁ」

律子「あなた達知らないの?」

律子「平野綾はいいともでハルヒのモノマネして大スベリしたのよ」

律子「私はあなた達にそんな汚れ仕事をさせたくないわ」

春香「謝って!平野さんに謝って!」

あまみ「良いじゃん!はるるん!」

あまみ「あまみと双子設定あって今のままでも中々…」

春香「片割れが竜宮小町でブレイクしちゃって劣等感を感じちゃうじゃん!?」

P「馬鹿!真美のことを悪く言うな!」

P「真美1人でもトップアイドルになれる器はあったんだぞ!」

春香「正論なんですけど何か腑に落ちませんっ!」

響「えっと…」

あかね「案じなくて大丈夫よ、響ちゃん」

響「あかね…!」

あかね「例え貴女が響のままで私があかねでも…」

あかね「私達の友情に変わりはないわ♪」

響「あっ…」

響「あかねぇねー!」ギュッ…

あかね「ふふっ♪」ギュッ…

ゆきち「ねぇねじゃないですよね?」

律子「そうね。あかねは天道家の末っ子ね」


P「ほら、響はもう満足してるみたいだぞ?」

春香「ううっ…」

春香「わ、わかりました!わかりましたよ!」

春香「プロデューサーさんのバカー!」ダッ…!

P「あっ!?おい、どこに行く!?」



コトリサーン!フュージョンシテクダサーイ!
ピヨッ!?ナニソノアタラシイ、ジャンル!?
イイカラ、ホラ!?
ワ、ワタシ、セメ?ウケ?
ワケワカリマセン!



P「……」



トリアエズ、ホラ!イキマスヨ!
エエッ!?モウ!?
フュージョン…
……
ハッ!

シャキーン!

P「……」

P「…!?」

はとり「お待たせしました!」

P「羽鳥…!?」

はとり「アナウンサー枠です!」

はとり「これで役者が揃いましたね♪」

P「はとり…お前ってやつは…!」

律子「良い話ね…」ホロリ…

まみこ「そうなの…?」

やおい「冬は羽鳥アナ×Pで決まりねー!」



社長「……」

社長「ふむ…」

社長「これは実に興味深いね」

社長「しかし、フュージョンは時期に解けるものだが…」

社長「……」

社長「その時はまたフュージョンすれば良いのか!」ティン

社長「はっはっは!」

社長「実に結構だよ、君達ぃ!」

律子「あっ、社長も良かったらどうですか?」

社長「……」

社長「えっ?」

響「はいさーい!」

社長「……」

社長「はっはっは!」

社長「じゃあ、いっちょやってみっか!」

おわり

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