纏流子「好きって言わせて」 (68)

マコ「くぅー!やっぱりお母さんのよくわからないコロッケおいしいなぁ~♩」ガツガツ

流子「あぁ‥‥ほんとだな」

マコ「ん?なんか流子ちゃん今日元気ないね。お腹でも痛いの?」

流子「いや、そういうわけじゃないんだ」

マコ「ほんとに?弁当もあんまり食べてないし心配だよぉ。お熱でもあるのかな?」オデコピトッ

流子(顔が‥‥‥近いっ////)

マコ「あ、流子ちゃん熱あるし顔が赤いよ!やっぱり風邪だったんだね」

流子「ち、違う!これはさっきフラダンス部と戦ったからで‥」シドロモドロ

マコ「そうかなぁ、息一つ切らさずやっつけてなかった?」

流子「じ、実は結構疲れてたんだ!だから風邪なんかじゃないって!」

マコ「それはそれで心配だよぉ。しんどかったらいつでも言ってね☆」キラリン

流子(かわいい‥‥‥////)


って感じの見たいな

~放課後~

流子「はぁ‥‥‥」

鮮血「どうした流子。最近ため息が多いぞ。今日だけでもう32回目だ」

流子「なんで数えてんだお前は」

鮮血「流子に何かあれば私にも影響が出る。体調管理は怠るなよ」

流子「はいはい!ったく自分の制服に体調気にされる女子高生がどこにいるんだよ」

マコ「あ!流子ちゃ~~~ん♩」タッタッタ

流子(ま、マコだ////)

鮮血(流子の心拍数が上がった‥‥)

マコ「お勤めご苦労様!どうだった?歌舞伎部は?」

流子「おう!しっかりノシてやったぜ!」
エッヘン

マコ「さっすがぁ!もう流子ちゃん二つ星に敵無しだね!」

流子「あのお嬢様が私を潰そうと乱造した二つ星なんかに負けちゃたまらないからな!」

マコ「流子ちゃんは可愛くてカッコ強くてすごいよぉ!」

流子(マコに褒められてる‥‥やった♩)ドキドキ

鮮血(まただ。満艦飾マコとの接触時、明らかに流子は冷静ではなくなっている)

マコ「じゃあお仕事終わったし帰ろ!流子ちゃん」

流子「ああ!」

鮮血「何も無ければいいのだがな」

流子「何がだよ鮮血?」

マコ(流子ちゃんまた制服と喋ってるよ‥‥)

~夜、2人の寝室~

流子(今日はマコに褒められたりオデコくっ付けられたり、良い1日だったなぁ‥‥ふふっ♩)

マコ「流子ちゃん嬉しそうだね。何かあったの?」

流子「えっ?そんな顔してた?」

マコ「うん!虚空を眺めてすっごく幸せそうな顔してたよ!もしかして好きな人ができたとか?」クスッ

流子「ち、違う!なんでもないんだ!なんでも‥‥」

マコ「ほんとかな~?私だけに教えてよぉ流子ちゃん♩うりゃっ」ガバッ

流子(マコがっ‥‥抱きついてきた/////)

流子「やめろマコ!どけって‥‥ひゃっ////」

マコ「うりゃうりゃ!正直に言っちゃいなよ!」コチョコチョ

流子「や、止めろよマコ!あっ////」

マコ(声がエロいよ!でもこれ以上は変な扉開きそうだし潮時かな?)スッ

流子(あっ、もうおわりなんだ‥‥)シュン

マコ「もー強情だなぁ流子ちゃんは。言いたくなってからでいいから教えてね!」

流子「言えるわけ‥‥ないっ」ボソッ

マコ「ん?何て言った?」

流子「‥‥ほんとに何にも無いんだってば」ニコッ

マコ「うーん、怪しいけどここら辺にしてやるぜぃ!」

流子「何のキャラだよ」ビシッ

マコ「あいた!」

マコ「うーん、伊勢エビの群れがぁ‥‥」ムニャムニャ

流子(また言えなかった‥‥‥)

流子(っていうか言えるわけないし‥‥‥)

流子(言ったら絶対嫌われる、女のに女が好きなんて)

流子(それくらいならいっそ)

流子(今のままの方が、マコの側にいられるから幸せ)

流子(‥‥‥なのかな、ホントに)



流子(マコ‥‥‥‥)

鮮血「‥‥‥」

訂正

流子(言ったら絶対嫌われる、女なのに女が好きなんて)

鮮血「流子」

流子「‥‥‥‥」

鮮血「おい流子」

流子「はぁ‥‥‥」

鮮血「流子!!!」

流子「わっ!なんだよお前!」

鮮血「流子が私を無視するからだ」

流子「考え事してたんだよ‥マコが起きちまうだろ?」ヒソヒソ

鮮血「大丈夫だ。私の声は聞こえないしアレはこのくらいでは起きん」

流子「まあね、んで用はなんだよ」

鮮血「最近のお前についてだ」

流子「私のことぉ?あ、体調管理云々なら」

鮮血「お前がマコを見る目、普通ではないな」

流子「大丈夫って‥‥‥‥へっ?」

鮮血「ここのところ流子を見て思うのだ。マコと接する時のお前、他の人間と接する時のお前。明らかに態度に落差がある」

流子「な、何言ってんだよ鮮血?私は別に態度を変えてるつもりはないぜ?」

鮮血「無自覚なら尚更問題だ。お前の百面相は見ていて愉快だがな」

流子「う、うるさい!」

鮮血「私は人間ではないから本質的には分からない。だが」

鮮血「お前は何かマコに伝えたいと思っているのではないか?」

流子「そんなこと‥‥」

鮮血「なのに、何かが足かせになってその想いを伝えられずにいる。違うか?」

流子「‥‥違うよ」

鮮血「本当にそうか?くだらない事など気にするな。自分に正直になれば」

流子「違うって‥‥!!」

鮮血「なるほど。ならば今お前が1番言われたくない事を言ってやろう」

流子「1番言われたくない事‥‥?」

鮮血「あぁ、くだらないモノに支配されているお前にはピッタリの言葉だ」

鮮血「怖がっているなら言ってやろう」

鮮血「それは」


ザザザー

流子「!?」

流子(なんだ?急に視界がモヤがかって‥‥)

~本能寺学園・廊下~

流子「あれ?なんで学校に!?」

流子「さっきまで布団の上にいたはず!というか廊下の真ん中にいるのに人の気配が全く無い‥‥」

流子「‥‥‥」

流子「ゆ、夢か何かだよな‥ははは」

マコ「流子ちゃ~~~ん♩」タッタッタッ

流子「あ!マコぉ!!」パァ

流子「ま、マコさっきまで私達‥」

マコ「それで、大事な話って何かな流子ちゃん?」

流子「? 何言ってんだマコ?」

マコ「えーひどいよぉ~!今日の朝、この時間にここに来てって言ったのは流子ちゃんなのにぃ」ブーブー

流子(ふくれっ面もきゃわいい‥‥/////)

流子(‥っておい!そんな約束した覚えないぞ!)

流子(夢の中だから何でもアリってことかぁ?理不尽だ‥‥)

流子(あ、あー!思い出した思い出した!悪いなマコ、それは私の思い過ごしで)

流子「あぁ、かなり大事な話があるんだ‥‥。聞いてくれるか?」

流子(あれ?口が勝手に!なんだよこれ!!?)テンヤワンヤ

マコ「ゴクリ‥‥な、何だがそう言われると告白みたいだねぇ!な~んちゃって♩」アセアセ

流子「違わない」

マコ「え?‥違わないって何が」

内なる流子(お~い!!!!何が違わないだよお前ぇ~~~!!!!!いや、私なんだけどさ)

内なる流子(この流れは マ・ズ・イ!非常にマズイ!)

流子「マコ、お前の事が‥‥」

内なる流子(やめてええええええええ!!!!!)



流子「好きだ、ずっと前から。」

内なる流子()

マコ「えっ‥‥と」アセアセ

流子「好きだ。付き合って欲しい」

内なる流子(‥‥‥‥)

マコ「‥も、もう演技でもビックリだよぉ~!感情こもり過ぎて冗談に聞こえな」

流子「冗談じゃないよマコ」

マコ「ッ‥‥!」

流子「私は恋人としてマコとお付き合いしたいと思ってる」

マコ「‥‥‥」

流子「冗談やドッキリで言ってるんじゃない。本気だ」

マコ「女の子同士だよ‥‥?」

内なる流子(だよね‥‥)

流子「そう、でも好きになった。同性だろうが関係ない」

内なる流子(何だよこの私‥‥)

マコ「え、えーと、えーっとねぇ‥‥」シドロモドロ

流子「戸惑うマコも可愛い」チュッ

マコ「!!!?」ズザザッ

流子「ひどいよマコ、オデコにキスしただけなのになんで怯えながら逃げちゃうの?」

マコ「あのっ、りゅ流子ちゃん‥?わたし逃げたわけじゃ」ビクビク

流子「逃げてるよ。何で?」

マコ「な、何でって言われても‥‥」

内なる流子(なんか、この私イヤミなくらい正直‥)

流子「マコはびっくりしただけなんだよね?いきなりしちゃったから」

内なる流子(でも)

マコ「そ、そうだよ~!事前に予告して欲しかったかなぁ!」ニガワライ

流子「じゃあもう一回キスしよう?今度は口で」

マコ「‥‥え?」

流子「予告したなら良いんだよね。マコ、こっちに来てよ」テクテク

マコ「や、止めようよ流子ちゃん!!こんなこと‥‥」

流子「マコ、私のこと好きじゃないの?」



内なる流子(マコからは、私はきっとこう映っちゃうんだろうなぁ‥‥)

マコ「嫌いじゃない‥‥でもこういうのは違うよぉ‥」グスッ

流子「なんで?きっと幸せな気分になれるよ?」スッ


内なる流子(それ以上は‥‥もう)


マコ「もうっ‥触らないでよ変態!!!」バシッ!

流子「痛ッ‥‥!」

内なる流子(ほらね‥‥‥)

マコ「それ以上近付かないで!!」ハァハァ

流子「酷いよ‥‥マコが叩くから手がこんなに赤くなっちゃった」サスリサスリ

マコ「私が流子ちゃんを好きなのは親友として!!私はあなたみたいな異常性癖じゃないのっ!!!」

内なる流子(ふふっ‥異常性癖だって‥‥)

マコ「女が女を好きになるなんておかしいよ!自然じゃない!!」

内なる流子(うわ‥‥キッツいなぁ)

流子「じゃあマコを好きになった私は何なの?」

マコ「し、知らないわよ!!同性愛者のド変態なんか!」

内なる流子(こういう場面、私がMだったら嬉しかったのかな‥‥あはは‥‥‥)

流子「気持ちはわかった。やっぱりマコは私のこと否定するんだね」

マコ「ごめんね‥‥‥さよなら」タッタッタ

流子「‥‥‥‥」



流子「 サ ヨ ナ ラ 」

流子(‥‥悲しくなんかない)

流子(分かってるよ‥‥これは夢なんかじゃない)

流子(告白すれば、現実のマコも同じようなリアクションを取る、単なる既定路線だよ)

流子(それをさっき予習しただけ。これは事前学習)クスッ

流子(そうだよ。わざわざ今までの関係を壊してまで想いを伝える必要性なんて‥‥‥)




皐月「フッ、とことん愚かだな貴様は」

流子「!?」

流子「な、なんでお前がここに!?」

皐月「そんな些事はどうでもいい!」カツーン!

皐月「貴様のさっきから見せている腑抜けさ、茶番劇にしては楽しめたぞ」

流子「茶番‥‥‥だと?」ギリリ

皐月「ん?気に障ったか?」

皐月「ならば何度でも言ってやろう。あれは幼稚園の学芸会にも劣る壮大な茶番劇だとな!」

流子「言わせておけばてめぇ‥‥」

流子「私がっ‥‥どんだけこの想いで苦しんでると思ってんだぁ!!!!」

皐月「この賢しい愚か者がぁ!!!!」

流子「なっ‥‥!?」ビクッ

皐月「お前が苦しんでいるぅ?笑わせるな!!」

皐月「実際に行動しないうちからウダウダと御託を並べおって!!」

皐月「貴様は恐れている!」

皐月「想いを伝えることによって今までの関係まで否定されるということを!」

皐月「満艦飾の侮蔑の言葉!視線!態度!」

皐月「そして同時に待っているのだ‥‥。」

皐月「貴様の判断を後押しする!理解者という名の無能が放つ『ならばしょうがない』という一言を!!!」

流子「そ、そんなことは‥‥!!」

皐月「弱者同士、傷の舐め合いなら勝手にしていろっ!」

皐月「いや、結果を恐れて行動すら出来ていないお前は弱者未満のゴミ屑に過ぎない!!」

皐月「だが!その間にも私は前へ進むだろう。貴様など追いすがることすらできぬ領域にな」

流子「‥‥ゴチャゴチャと訳のわからねぇことを!!」

皐月「 分 か ら な い ?」

皐月「果たして本当にそうかな?」

流子「何が言いたい!鬼龍院皐月!!」

皐月「無難な結果しか求めない人間は知らず知らずのうちに腑抜けていくものだ」

皐月「満艦飾と今まで通りの関係を望んだお前はまさにその典型!」

皐月「お前はどこで自分の気持ちに折り合いをつけているつもりだ?」

皐月「想い人と親友同士という生殺しのような環境で、今まで通りこの先延々と自分の気持ちを押し殺して満艦飾と付き合っていくつもりか?」

流子「それ以外にッ‥‥どうしろって言うんだ!!」

皐月「簡単なことだ、纏よ」ポイッ

流子「わっあぶなっ!」キャッチ

流子「‥‥‥何だよこの日本刀は?」



皐月「今すぐここで腹を切れ纏」

流子「はぁ?どんな思考回路してんだ!?」

皐月「少なくとも常世の苦しみからは解放されるぞ」

皐月「満艦飾に想いを伝える事が出来ないというくだらない葛藤も含めて、これでお別れだ」

流子「‥‥さっきからお前が何を言いたいのかさっぱりわかんねぇ」

皐月「もはや分かる必要もない。貴様はここで死ぬのだから‥‥」


ザザザッ

流子「またモヤが‥‥!」

~とある部屋~


流子「うっ‥‥‥?」パチリ

流子「鬼龍院は!?‥‥いないか。日本刀も消えてる」

流子「しかし何だこの部屋‥?冗談みたいに真っ白だし何もない‥」


「流子ちゃん」


流子「ッ~~!?誰だ!!!」クルリ

?「酷いな~。さっき会ったばっかりなのに私のこと忘れちゃったの?」

流子「マ‥‥コ‥?」

マコ「そうだよ!なんか顔色悪いけどどうしたの?」タタタ

流子「だ、大丈夫!ここにいたのがマコで良かった‥‥あはは‥」アトズサリ

マコ「何で逃げるの?それに流子ちゃんなんだか挙動不審気味だよ?」

流子「えぇーっと‥‥別に深い意味は無いよ!それに私はいつも通りだって!」

マコ「ふーん、それなら良いんだけど。」

流子(我ながら苦しい言い訳だ‥‥)トホホ


流子(ん?‥‥さっき‥?)


流子「なぁマコ‥‥変なこと聞いてもいいか?」

マコ「なーに?どんなこと?」

流子「あぁ。私とお前、最後に会ったのっていつだ?」

マコ「あはは♩ホントに変なこと聞くね流子ちゃん!でも答えてあげる」ケラケラ

マコ「さっきはさっきだよ。それ以外でも何でもなく」

流子「‥‥質問の仕方を変える。最後に会った時にどんな事を話した?」

マコ「何でそんな事聞くの?私と何話したかも忘れちゃったんだ~。悲しいよ流子ちゃん」エーンエーン

流子「誤魔化さずに教えてくれ。マコ」

マコ「‥‥ホントに聞きたい?」

流子「ああ、もう逃げたくない」






マコ「‥‥‥ふふふ♩」

マコ「最後に会った時、流子ちゃんは蒼ざめた顔してた」

マコ「この世の終わりを見たかのような顔」

マコ「私わかるよ。全てを悟ったんだよね?抗いようのない現実を見て諦めちゃったんだよね?」

マコ「まぁ、流子ちゃんをそんな顔にした原因は私なんだけど♩」テヘッ

流子「やっぱり、お前はさっきの‥‥」

マコ「ピンポンピンポン大正解ぃ~!!流子ちゃんの推測通り、私はさっき流子ちゃんをバッサリ振った『あの』マコでーす!拍手!」パチパチ

流子「最初からどこか違和感があったんだ」

マコ「ふーん‥‥私を好きなだけあってよく見てるね~変態さん♩誉めてあげる」

流子「私が好きなのはお前じゃないし、お前はマコじゃない」

マコ「えー?正真正銘私がマコだよぉ?」

マコ「振られたショックの余り現実逃避したくなるのは分かるけどさぁ~」ヤレヤレ

流子「ここは現実じゃない」

マコ「キャハハハハハ!本気で言ってるのぉ!?あーお腹痛いw」

マコ「確かにこの空間はあんたの妄想の産物なのかもね。でも告白した結果は現実よ?」

マコ「だからさぁ、散々にフられるって分かってるなら現実と変わらないじゃな~い」クスクス

流子「私はまだ何もしていない」

マコ「え?まだ私を押し倒してないとかそういう意味?キャハハハ!」

流子「マコはそんな笑い方しない」

マコ「‥‥ちょっとぉ。もっと怒ったり泣いたりして絶望しなさいよ!」

マコ「リアクション薄いから私が楽しめないじゃない!」

流子「あのお嬢様の言う通りじゃん‥‥」ワナワナ

マコ「なにブツブツ言ってんの?もしもーし」

流子「私はまだ」




「答えを知る権利すら持ってなかった!!!!!」

マコ「な!?いきなりなによぉ?耳が痛いじゃない!」キーン

流子「癪だけど鬼龍院、あんたに気付かされた。」

流子「確かにウジウジと告白しない言い訳してた私は、死んだ方がいいゴミ屑だったよ‥‥」

マコ「あーら、そんな変態流子ちゃんはもう言い訳しないの?」フフフ

流子「当たり前だ。結果をあれこれと想像して何もしない内に諦める」

流子「私は!そんな卑怯者には絶対にならない!!」

マコ「ちょっと!さっきから何度も言ってるじゃない!」

マコ「私がさっき見せてあげたイメージ、あれこそが圧倒的現実!!」

マコ「あんたも内心納得してたんじゃない?」

マコ「マコだってきっと女に告白されても迷惑に感じるわ!!」

マコ「今の関係を壊してしまうよりは、よっぽど利口な振る舞いよ!?」

流子「お前‥‥」

マコ「な、何!?」

流子「自分がマコじゃないって認めたな‥‥?」ニヤッ

マコ「あ」

流子「あんたの正体は分かってる」

流子「お前は私の弱い心、現実から逃げたい、目を背けたいって心根が生んだ幻影‥‥」

流子「決して現実なんかじゃない!!」

マコ?「違う違うチガウチガウチガウチガウ!!」

マコ?「私ハ紛い物ナンカじャナイ!!」

マコ?「アンタナんカ潰シて!私ガワタシノホンモノにナルノ!!!」

流子「お前はさっきまでの弱い私‥‥」

マコ?「クるナアアアアあアア!!!!!」

流子「後腐れなく!綺麗さっぱり!消えてもらうぜええええええええ!!!!」キラキラキラ

(脳内BGM:Before my body is dry)

流子「来いッ!鮮血!!!!」ピカピカピカ

鮮血「遅かったな流子!!」

流子「変身だああああああ!」カチッ

マコ?(な、ナンなノ!?ナゼコノ空間に鮮血ガ!!?)

流子「片太刀鋏!武滾流猛怒(ぶった切りモード)!」

流子「くぅらええええええええ!!!!」コゴゴォ

マコ?「ヤダああアアああああオブぅ!!」ブチブチブチィ!

流子「必殺!繊維喪失!!!」バーン!

流子「や、やった‥‥!」ハァハァ

鮮血「見事だ流子。見違えたぞ」

流子「お前のおかげさ!この空間もお前が?」

鮮血「さぁな」プイッ

流子「ふふっ、まあお前じゃないってことにしとくよ」

流子「お前があの時言ってくれなければ、一生後悔するところだった‥ありがとう」

鮮血「ふんっ‥‥では帰るぞ」

流子「ああ!‥‥ってどうやって?」


ザザザッ


流子「またこのモヤかよ!もっとスマートに戻れな(ry」

~2人の寝室~

流子「うーん‥‥」

マコ「流子ちゃんの寝顔かわいいなぁ~ほっぺたも柔らか~い♩」ツンツン

マコ「でもそろそろ起こさなきゃ!お~い流子ちゃ~ん!」

流子「はっ!マコぉ!!」ガバッ

マコ「わっ!飛び起きた!」

流子「‥‥あれ?夢だったのか‥‥?」

マコ「ありゃありゃ?今度は悩み始めた」

流子「んー‥‥」クルッ

流子「マコ‥‥だよな?」ジー

マコ「う、うん!流子ちゃん寝ぼけてるの?」

流子「マコぉー!会いたかったぁ////」ダキッ

マコ「あわわ!流子ちゃん朝から激しいよぉ////」カーッ

好代「2人ともー、そろそろ行かないと遅刻‥‥あらまぁ!」ウットリ

薔薇蔵「百合か‥お父さん的には全然アリだな‥‥」ゴクリ

又郎「ねむー‥‥」ポケー

ガッツ「ガゥゥ‥‥ガッツ!」

鮮血「やれやれ」

~無星用路面電車~

ガタンゴトン

マコ「それにしても今朝はどうしちゃったの?流子ちゃん。私にだ、抱きついたりして////」テレテレ

流子(照れるマコもかわいいなぁ)

流子「いーや!何も変わってない、いつも通りだよ」

流子「ただ、昨日の自分より少しだけ素直になろうって思っただけさ」

マコ「うーん‥‥よく分かんないや!」

流子「あはは!マコには分からないだろうなぁ~?」ニヤニヤ

マコ「う~何か悔しい!どういうことなの流子ちゃん!」プンスカ

流子「ひ・み・つ♩」

マコ「あ!可愛く誤魔化そうとしたってダメだよ!」

マコ「それなら私にも考えがあります!」

マコ「流子ちゃんの弱い所をこうしてやる!」コチョコチョ

流子「あひっ//// あははははははwwww脇腹はやめて脇腹はうひゃひゃひゃwww」

マコ「ふっふっふー!貧民街のフィストマジシャン(自称)のテクをご覧あれー♩」コチョコチョ

男子モブ(なんかエロいなぁ‥‥////)モッコリ

流子「はぁーはぁー‥死ぬかと思った」ゲッソリ

マコ「流子ちゃんが意地悪するからだよーだ!‥‥でもあれ?そういえば何で私怒ってたんだっけ?」

流子「忘れちまったって事は大したことじゃないってことさ」

マコ「うーん、イマイチ釈然としないけど‥‥確かにそうかも!」ニパァ

流子「まぁ‥‥昼休みには分かるよ」ボソッ

マコ「ん?今さっき何か言った?」

流子「なんでもない!さぁ!そろそろ着くぞ!」ダッ

マコ「わわっ!待ってよ流子ちゃ~ん!!」

お わ り






皐月「しかし、昨日は妙な夢を見たものだな」

くぅ~疲!

キルラキルみんな見よう

おやすみ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月17日 (木) 21:06:05   ID: bQWocFek

みんな弱い心は持っている。
弱い自分と見つめ直して、明日の自分を探す…。
改めて気づかされたよ、ありがとう。

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