芥川賞作家「芥川賞の獲り方を教えよう」 ニート「はい」 (14)

芥川賞作家「まずは新人賞という登竜門を通過しなければならん」

ニート「はい」

芥川賞作家「芥川賞ほしいか?」

ニート「はい」

芥川賞作家「じゃあまず文を書いてみよう」

ニート「はい」

芥川賞作家「書けないのかね?」

ニート「はい」

芥川賞作家「なら昨日、芥川賞の候補作が発表されたからそれ読んでみなさい」

ニート「はい」

芥川賞作家「ほら早く」

二-ト「はい」

芥川賞作家「文芸誌もってないのかね?」

ニート「はい」

芥川賞作家「じゃあ私の貸してあげるから。ほれ」

ニート「はい」

芥川賞作家「芥川賞ほしいんじゃないのかね」

ニート「はい」

芥川賞作家「ならページを開いて読んでみなされ」

ニート「はい」

芥川賞作家「開きなさい」

ニート「はい」

ペラッ

ニート「はい」

芥川賞作家「まずは冒頭だけでもいいから読んでみなさい。それで感想を」

ニート「はい」

芥川賞作家「冒頭読んでみてどう思ったかね」

ニート「非常に衒学的な文体だと思いますが、
なんといいますか人間のある種のジュニュインなるものを感じさせてくれる。
どこかオーソドックスでありながらユーモアがありアレグロの流れがある。
少しアンニュイですがフェティッシュな書き出しでした」

芥川賞「んーなかなか……で、ですね……(汗」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom