淡々と木魚の話するわ(71)

嘘ンゴ

男「」ポクポクポクポク

男「・・・」ポクポクポク

男(金たま叩いたらどうなるんだろ)ポクポク

男「おどりゃ」ブン










男「木魚を見つけたから叩いてみるよー」

幼馴染「じゃあセッションしよ?」

男「うん!」

ポクポクポク


こうですかわかりません


住職「ちなみに日蓮宗や法華宗では木鉦(モクショウ)と言うよ」

住職「その他の宗派… 天台宗や浄土宗では木魚」

大黒さん「ウチは南無阿弥陀仏の浄土宗」

大黒さん「木魚って、時々派手に打ち鳴らしたくなることあるわよね」

住職「俺は子供の頃、いくつか並べてリズミカルに叩きまくったよ」

住職「そんで親父にゲンコツ食らった」

大黒さん「バチで叩かれなくて良かったじゃない」



こうですかね


大黒さん「ほら! そんなこともういいから、今日は檀家のAさん家で7回忌の法要が入ってるでしょ!」

大黒さん「さっさと着替えて! 私だって準備しないといけないんだから」

住職「へいへい」モソモソ

大黒さん「え~と、13名っと… お茶菓子用意して…」

住職「う~、サムッ!」ブルブルッ

住職「オーイ! 仏間、暖房入れといてな」

大黒さん「もう付けてあるわよ!」


住職「そうそう! 衣の色は階級によって決まってるんだよ!」

住職「上位から緋・紫・松襲・萌黄」

住職「松襲っていうのは、緑と紫の糸で織ったヤツ」

住職「萌黄は緑な!」

住職「早く真っ赤っかな衣を着たいもんだ」

大黒さん「ひとり言ウルサイ!」

住職「へいへい…」

住職「そうだ、今日って… いるのか? 子供」

大黒さん「いるわよ、3人… うち1人は赤ちゃんだけど」


大黒さん「…ねぇ、支度まだ? 早い人はもう来ちゃってるんだけど」

住職「もうできてるよ。 でも住職ってのは、丁度その時間に現れるから格好良いんじゃない」

大黒さん「アンタの理想の登場シーンはどうだっていいから」

住職「そんで子供は?」

大黒さん「今のとこ、赤ちゃんの家族が来ただけね」

住職「フーン」

また木魚の話に戻るかも
そんじゃまた


住職「…さて、ボチボチ時間なワケだが」

住職「下の仏間が何やら騒がしい…」

住職(奴らが来たか…)

住職「…そろそろ下りよう」スタスタ

子供達「イエーイ!!」ポクポクポクポクポクポクポク

住職(やっぱりな……)

檀家A家「コラ、止めなさい! もう始まるぞ!!」


住職「それではこれより7回忌の法要を…」

子供「アッ! 坊主なのにハゲじゃない!」

住職(ボウズとハゲは違うだろが!!)

住職(俺は元々、親父と違ってフサフサなんだよ!)

住職(何でわざわざボウズにしなきゃなんねんだ!)

住職(剃るのだって大変なんだぞ)

住職「…如是我聞~ 一時仏在~ 舎衛国~ 祇樹給孤独園~ 与大比丘衆~ 千二百五十人倶~」


住職「ビョウ諸菩薩~ 摩訶薩~ 文殊師利法王子~」

住職(そうそう、木魚がどうして魚の形をしてるかって?)

住職(昔、眠る時も目を閉じない魚は、眠らないと信じられていた事に由来してるんだよ)

住職(昔の人がマンボウを見たら驚いただろうね)

住職(マンボウは寝る時にちゃんと瞼を閉じるからね)

住職(でもマンボウの瞼は上下じゃなくて左右に閉じるから、きっとビックリしたと思うよ)クスッ

住職「阿逸多菩薩~ 乾陀訶提菩薩~ 常精進菩薩~」


住職(木魚を作るのは、実はエラく時間のかかるものなんだ)

住職(良い音を出すためには、3~10年も彫った木を乾燥させないといけないんだよ)

住職(日本では愛知県でのみ生産され、中でもお寺で使用する物は愛西市だけでしか製造されていないんだ)

住職(いわゆる国産のブランドだね)

住職「与如是等~ 諸大菩薩~ 及釈提桓因等~」

住職(皆、ウツラウツラしてやがる…)

住職(一生懸命お経あげてんのに…)


住職(食らえ! 眠気覚ましの一撃を!!)ポクッ!!

檀家A家「!!」ビックン

住職(フフフ、どうだ驚いたろう?)ポクポクポク

住職(俺がお経読んでる間は寝させやしないぜ)

子供「ねぇ飽きたぁ~」

檀家A家「も… もうすぐ終わりだから…」ボソボソ

子供「飽~き~たァ~」

住職(……クッ!)


住職「舎利弗~ 及諸比丘~ 一切世間~ 天人阿修羅等~ 聞仏所説~ 歓喜信受~ 作礼而去~」

住職「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」

子供「なーんまーいだー なーんまーいだー」ケタケタ

住職(クソッ! 意味も分かってないクセに…)

住職(阿弥陀仏がどうかお前らをお救いになりませんように…)

住職(仏罰下れ、仏罰下れ…)




また来る


住職(……終わった)ゴーン

住職「ではこれにて7回忌の法要を…」

住職「皆様方はそちらの卒塔婆をお持ちになって、お墓へどうぞ」

ワラワラワラ…

住職(…塔婆っていうのは、経文や戒名の書いてある板の事だよ)

住職(昔はこれをひとつひとつ書いてたんだけど、便利な世の中になったね)

住職(今は専用プリンタがあるから楽チンさ)

住職(俺は字が汚いからとても助かるよ)


住職「なんかお腹空いちゃった。 今日お昼ナニ?」

大黒さん「昨日の残りのカレー」

住職「やった、2日目のカレー!」

大黒さん「そんなことよりさ、さっき檀家のBさんから電話があったんだけど…」

大黒さん「午後、こちらにいらっしゃるって。 なんだか切羽詰った様子だったわよ」

住職「へぇー、どうしたんだろうね。 …あ、夜は親子丼が食べたいな」


ピンポーン

檀家B主人「ごめんくださーい」

大黒さん「ハァーイ、ただ今」パタパタ

住職(Bさんトコって、確か高校生の息子さんがいたな)モグモグ

住職(ん… もう大学生だったか?)

住職(どっちにしろ、もう俺の敵じゃないな)


住職「……霊、ですか!?」

檀家B主人「ハイ、息子が… 今、大学生なんですが…」

住職(やっぱり大学生だった。 俺の記憶力スゴイ)

檀家B主人「秋に友人達とキャンプに行ってですね。 そこでどうやら変なのを背負い込んできたようで…」

住職「具体的にはどのような…(気のせいじゃねぇの? 結構多いんだよね、そういう人)」

檀家B主人「誰もいないはずの2階で足音がしたり… 息子は金縛りですとか、あと急にPCが起動したりですとか…」

住職「………」


住職「それは… 困りましたねぇ…」

檀家B主人「ハイ… ほとほと困っております」

住職(イヤ… そうじゃなくてさ。 そんなすがるような目で見られてる俺が困ってるってコト)

住職「あ! では木魚とかご購入されてみては如何ですか?」

住職「木魚は眠気を払うと同時に、邪気を打ち払う物でもありますから」

住職「国産ではありませんが、今ならamazonなどでもお安く…」ハッ!

住職(やだ… やめて、その目。 不信感でいっぱいのその目…)


檀家B主人「あの… 例えばお札とか… 護摩を焚いたりですとか」

住職「そんな… Tさんじゃあるまいし…」ボソッ

檀家B主人「Tさん?」

住職「いや、こちらの話です」

住職「分かりました。 ではこちらで用意して、後程お届けにあがります」

檀家B主人「そうですか! 助かります」

住職「いえいえ…」


住職「……どうしよう」ハァ

大黒さん「どうしようじゃないでしょ! とにかくお札でも何でも書きなさいよ」

大黒さん「それであちらのお宅で、お経のひとつでもあげてさ」

大黒さん「それでダメなら、ウチじゃ手に負えませんでいいじゃない」

住職「そっか… そうだよな。 そんじゃ、お札書いてくれる?」

大黒さん「はぁ!?」

住職「だって俺、字ィ下手なんだもん。 書いたヤツ、ちゃんと仏前で南無南無してから持ってくから…」

ただのダメ坊主の話になってるな
また来てもいい?


住職「そんじゃそろそろ行ってくるわ」

大黒さん「アラ、結構大きな袋に入れていくのね」

住職「一応、読経の一式入れたし」

住職「あのお札、中に何て書いてあるの?」

大黒さん「お札の書き方なんて分からないから『南無阿弥陀仏』しか書いてないわよ」

大黒さん「いいでしょ、要は気持ちなんだから…」

住職「うん、いいんじゃない?」


ピンポーン

住職「スイマセーン、寺の者ですけどー」

檀家B主人「お待ちしてました。 ささ、どうぞお上がり下さい」

住職「お邪魔いたします」

住職「おっ、息子君! 大きくなったね」

檀家B息子「どうも……」

住職「早速ですけど、仏壇お借りします」


ゴーンゴーン…

住職「…如是我聞~ 一時仏在~ 舎衛国~ 祇樹給孤独園~ 与大比丘衆~ 千二百五十人倶~」

住職(そうだ、ここのご主人の言ってた護摩焚きなんだけど…)

住職(実は密教でしかやらないんだよ。 主に天台宗や真言宗)

…ガタンッ

住職(これはね、炉に薪木を入れて燃やして供物を投げ入れ…)

住職(煙と一緒に供物を天上に運び、天の恩寵に預かろうとする素朴な信仰から生まれたものなんだ)

住職「阿逸多菩薩~ 乾陀訶提菩薩~ 常精進菩薩~」


住職(だからお札やお守り… 想いの込められた品を燃やす、お焚き上げとは違うものなんだよ)

ガタガタ…

檀家B家「……ヒィッ」

住職(なんだか煩いなぁ… 足でも痺れたのかな)

住職(ホラ、集中集中!)ポックン!!

…ピタッ

住職(そうそう、静かにね)ポクポクポクポク

シイィィーーーーン…


住職「…南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」

住職(終わった)ゴーン

住職「…おや、どうしました? 皆さん神妙な面持ちで…」

住職「それじゃ私、これで失礼しますから」

住職「あ、これお札置いていきますね」

B主人「あの… 息子の部屋の方も見ていただけないでしょうか」

B妻「息子の部屋が一番ひどいんです。 お願いですから、見てくださるだけでも…」


B主人「夕食の用意も致しますから、是非」

住職(えぇ~~ 親子丼どうすんの?)

住職(でもなぁ… 可哀相だし、それで気が済むなら…)

住職「では拝見致します(…本当に見るだけだけどね。 なんもできないし)」


B息子「…ここです」

PC「」…ブーン

B息子「ヒッ! じゃお願いします!!」ダダッ

住職「ちょ! 待って!」


住職(…まぁいっか。 へぇ~、人が部屋に入るとPCが動き出すんだ…)

住職(センサー式なのかな? 今時のヤツは凄いね)

住職(でも、忘れ物取りに来ただけの時とかはどうなんだろう)

住職(そうだ、電話しなきゃ…)ピピピ プルル

住職「もしもし? 俺だけど… ウン、そう」

住職「…そんで夕飯ご馳走になることになってさ。 もう親子丼用意しちゃった?」

住職「エ? 買い物にも行ってない? …じゃあ今日はいいや。 そんじゃ」


住職(買い物もまだって… いいけどさ)

住職(…お、本がいっぱいだ。 けど、あんまり面白そうなのはないなぁ…)ウロウロ

住職(もっとマンガとかさ、年頃なんだからエッチなのとか…)


住職(そんなの堂々と置かないか)

住職(そうそう、護摩焚きの密教なんだけど…)

住職(密教っていうのは、一般的に大乗仏教の中の秘密教を指すんだよ)

住職(唐で修業した最澄や空海によって日本に伝えられたのは、中学生でも知ってるよね)


住職(その教えが、大菩薩でさえも知り尽くすことが出来ない深遠秘奥なものである、として密教というんだ)

住職(最澄の天台宗なんだけど、これは法華経を根本とする宗派で、台密と呼ばれるよ)

住職(仏教を理解出来ない人にもやさしく教えを説き救う事で、全ての人が成仏できるとしてるんだ)

住職(本来密教は大日如来を本尊としているけど、天台宗は法華経を根本としていることから本尊は釈迦如来さ)

住職(これに対して空海の真言宗は『東密』)

住職(釈迦仏を超えた宇宙仏である、大日如来こそ真実の仏であるとして、真言呪法の加持力で即身成仏を期すことを教えとしてるよ)

住職(子供の頃は、孔雀王に憧れたね)


住職(九字切りとか練習したよ。 …こうやって)

住職「臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前! ハッ!」ヒュッヒュッ

住職(…みたいにね。 親父には怒られたけどさ)


PC「」ブツンッ!


住職(アレレ、電源落ちちゃったよ?)

住職(センサー式っていっても、やっぱり不安定なんだね)

住職(ちょっと見るだけって言ったし、ぼちぼち戻ってもいいかな)


住職(おっと、大事なことを忘れてた)

住職(生きている状態で究極の悟りを開くのが即身成仏)

住職(だから、僧侶が瞑想したまま絶命してミイラになる即身仏とはまったく違うよ)

住職(そしたら真言系は… ちなみに44宗派あるんだけど、ミイラだらけになっちゃうからね)クスッ

住職(……イイ匂い。 ご飯の支度できたのかな)

住職(俺が来るって言ったから、きっとあらかじめ用意しててくれたんだ。 …有難いことだね)


B主人「大した物もお出しできなくて恐縮なんですが…」

住職「いいえ、こちらこそ申し訳ありません」

住職(…大した物じゃないって? そんな訳ないじゃん!)

住職(だって久保田があるよ! しかも萬寿だよ!! これはテンション上がっちゃうね)

住職(般若湯、般若湯…)ウキウキ


住職(…仏教徒には『五戒』っていうのがあってさ)

住職(不殺生戒・不偸盗戒・不邪淫戒・不妄語戒・不飲酒戒)

住職(殺さない、盗まない、淫らな事しない、嘘つかない、酒飲まないって意味なんだけど…)


住職(この5つのうち不飲酒戒の場合は、酒を飲むこと自体がいけないっていうか…)

住職(酒を飲むことによって、前の四つの戒めを犯しやすくなるからって理由で制定されたんだよね)

住職(でも、こういった戒律が日本に伝わってくると日本人はさ、『酒飲んでも他の悪い事しなければいんじゃん?』て解釈したみたいだよ)

住職(だから『薬としてちょっと飲むくらいいいでしょ』って事でさ)

住職(『智恵の湧き出ずるお湯』って意味を持った、般若湯と名付けたんだよ )


B主人「ささ、どうぞどうぞ」トクトク

住職「恐れ入ります。(やった、久保田!)」


住職「息子君も、もう飲める年だよね。 ビール? 日本酒?」

B息子「え… じゃあビール頂きます」

B主人「ああスミマセン! 最初はビールが良かったですかね」

住職「いえ、私はこちらで… どうぞ奥さんもお座り下さい」

B主人「おい、折角こう言って下さってるんだから、お前も座って少し飲め」

B妻「そうですか? それじゃ…」


住職(ブリ大根… 味がよく染みてて美味しい)モグモグ

住職(お酒が進むよ)

住職(……それにしても誰も喋らないなぁ)

住職(俺の隣に息子君… 向かいにご主人と奥さん…)

住職(いつもこんな静かに食事してるのかな)

住職(テレビ付いてる事が救いだね)

住職(年末スペシャルか。 …この芸人好きだわ、フフフ)

…ガタガタッ

B妻「……ひ」


B主人「い… 今、物音が」

住職「エ、そうですか? (テレビの音でしょ? 今ちょうどドッと沸いたから…)」

住職(あー、久保田旨い)クイッ

B主人「…ウワアァッ!!」  B妻「キャアァー!!」

住職(ナニ騒いじゃって……ン? 息子く…)クルリ

酒ブフーーーーッッ!!!

B息子「うわッ!?」

住職「ゴホッ… ゴ、ゴメ… ゲホゲホッ(む、息子君… なんて顔を!)ケホ」

B妻「息子! 大丈夫!? …タオルタオル!!」バタバタ

住職「ふ… 不意打ち過ぎる…」ゲフゲフ


住職(そんな… 白目剥いて口の端から泡吹いて… 卑怯だよ息子君!)

住職(心の準備もなしに、いきなりそんな顔間近で見せられたら…)

住職(盛大にお酒吹いちゃったじゃないか!! あ、鼻水出た)

住職(そっか、テレビ見て息子君も面白い事したくなったんだね?)

住職(結構男前なのに… 凄いよ! 渾身の顔芸だ!!)

住職(鉄板の宴会芸にできるよ!!)


B息子「あ… あれ!? オレ…」

B主人「どうした息子!!」


B息子「オレあれ以来ずっと… 頭が重いっていうか、モヤがかかったような状態だったんだけど…」

B息子「スカッと爽やか! まるで10時間熟睡して目醒めたみてェなバッチしの気分だぜ!!」

B主人「何だって!?」

住職「おお、吹っ切れたんだね息子君!」

B妻「きっと咄嗟にお酒を吹きかけて下さったからよ!」

B主人「そうか… お清めですね!!」

住職「え…? ハ、イヤまぁ…」


住職「…それでは失礼致します」

住職(あ~面白かった。 今思い出しても笑っちゃうよ、あの顔…)テクテク

住職(何か勘違いしてたみたいだけど、まぁいっか)

住職(人の顔に向かってお酒吹いちゃったんだもんね)

住職(だけど息子君も本望だったんじゃないかな。 俺、あんなにウケたんだし…)

住職(なんだか感謝してくれてたなぁ…)


住職(きっと息子君もさ、色々悩みがあったんだと思うよ)

住職(勉強とか、友達付き合いとかさ)

住職(でも、あの捨て身の芸で新境地を見出したんだろうね)

住職(元気な息子君に戻って本当に良かったよ)

住職「う~、サムッ!」ブルブルッ

住職(もうすぐ新年か…)

住職(俺達みたいなのが正月にハワイとか、夢のまた夢だけど…)

住職(今はただ、健康でいられることに感謝したいね)


住職(…そういえば浄土真宗の親鸞がこんな歌を詠んでいるよ)

住職「明日ありと 思う心のあだ桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」

住職(人間も桜の花と同じように、明日の保証のない命を生きてるんだよ、って意味なんだけどさ)

住職(親鸞は9歳で得度(出家)した時に、これを詠んでるんだ。 さすが聖人と言われる人は違うよ)

住職(だからさ、いつだって一日一日を大事に、自分を生かしてくれる全てに感謝したいものだよね)

住職(神様、仏様を敬う気持ちは皆同じ)

住職(宗教・宗派の違いを超えて、皆仲良く平和に暮らしていければいいと、俺はいつも思ってるんだ)


住職(俺はただの生臭坊主だけどさ)

住職(これを見てるお前らが、除夜の鐘が鳴り終わる頃にはひと回り大人になっているよう)

住職(決意も新たに新年を迎えられるよう)

住職(日夜、お勤めに励みたいと思うんだ)



木魚だけじゃ話続かねぇww
でも木魚は眠気を払うっていうから、受験生にはいいかもな
近所迷惑だけどさ。 そんじゃ、読んでくれてありがとな

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