男「お前がこんなことしてるって友が知ったらどう思うかな?」 幼馴染「いやぁッ」 (47)

※エロ注意
ちょっと早いけどクリスマスネタあり

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幼馴染「お願い……友くんには言わないで……」

男「……っ」

男「……そうかよ。そんなに友が大事かよ!」グッチュグッチュ

女「うっ……」

男「はっ! こんなことして感じてるくせに今更おぼこぶってんじゃねえよ!」ヌチャヌチャヌチャッ

幼「う……い、いやあ……こんなの……」グチュッ

幼「だ、ダメ……っ」ザシュッ ビクンビクンッ

女「」

男「……次も同じ場所に来いよ」

男「もし来なかったら、この映像を友に見せるからな」

幼馴染「……わかってるわよ」

……また、あいつの言いなりになってしまった。

でも、仕方ないんだ。従わなければ、映像を友くんに見せると脅されているのだから。

……いや、本当は分かってる。それはただの言い訳だ。

私は、自分自身の意志で男のところに通っている。

自ら、あの快楽を忘れられずに、望んで向かっているんだ。


とっくの昔に、友くんに合わせる顔なんて無くなっていた。

――全校集会

校長「……というわけで、女さんが失踪した件について何か知っている者がいれば、担任の先生に伝えて下さい」

校長「もちろん、直接警察の方に伝えるのは自由ですが、その後の君たちのケアの為にも、まずは学校側に報告してくれることが云々かんぬん」




男「……幼」

幼「! ……なに? まだ校長先生の話の途中だよ」

男「……良いから来いよ」

幼「……っ! ちょっと! ダメだって……!」




男「幼……幼……っ! 良いんだろ、これがっ……」ズプッ

幼馴染「……っ、ん……」ヌルッ

男「ほら、黙ってヤってたってツマンないだろ……! 何か言えよ!」

幼馴染「……こんな、学校で、なんて……ぅん……っ」ズプッ

同級生「」

男「うるせェ……お前だってこんなに興奮してるじゃねェか!」

幼「……んっ、でもぉ……」

男「……」

男「なんだよ……まだ友のこと考えてんのかよ」ズピュッ

男「いまさら遅いんだよっ! ……お前はもう、俺のものだ!」

幼「そんな……っ」ズブッ

ガラッ

男「!?」

幼「え!?」



友「…………え?」

友「あ……え……?」



幼「……と、友くん……」

男「と、友……」

友「……お、男と……幼馴染さん……?」

男「と、友、何でここに!?」

友「男と、お、幼馴染さんが、朝礼の途中でいなくなったから……」

友「そ、それより……どうして…」

幼「……あ、あぁぁ……」

男「くっ……」






友「え、どうして、同級生くんが、そこに倒れてる、の……?」

友「な、なんで、二人は、ナイフを持って……ち、血塗れ……?」

幼「うらあああああああああああ」ブシュッ

男「ぐおあああああああ!!」

男「き、貴様……! 幼馴染……ッ!」

男「この俺を刺すとは……どういうことだああああああああ!!!

幼「友くんにバレたからには貴様を生かしておく意味はない」

幼「全ての罪を被って死ね」

男「お、おのれえええええええええ!!」

男「グハァッ」バタッ

友「……!?」

友「は!?」

友「え!? ど、どういうことなの!?」

幼「……ごめんなさい、友くん」

幼「これは全て誤解なの」

友「ご、誤解……? 一体どういう……?」

友「そ、そこに転がっている同級生君は……お、男くんが殺したってこと……?」

幼「いや、同級生は私が殺した」

友「え!?」

幼「そう、この同級生を殺したように、私は殺人の快楽に目覚めてしまった」

幼「しかし、そのきっかけを与えたのは今まさに私が手に掛けた男なのだ」

幼「男は、私を誘い、家の近くを通る人間を殺害する行為に誘った」

幼「私はまんまとその誘いに騙され……幾人もの人間の命を奪ってしまったのだ!!」

幼「私と男は幼馴染の間柄である……しかも、私も男も実のところ家庭環境が悪い」

幼「男の家は母子家庭であるし、私の家は継父である……それゆえ、つい殺人に手を染めてしまったのだ」

幼「今日の朝礼で話題になっていた女も、そこに転がっている同級生も、ここ最近続いている我々の連続殺人被害者の1人に過ぎぬ」

幼「分かるだろうか、友くん。この私の苦しみが……。君に情けがあるのならば、どうか私の罪は見逃してもらいたい」

幼「その為に、男をいま殺したのだ。全ては男の仕業と装えば良い」


友「……い、意味が分からない!」

幼「ちょいさああああああああああ!!」ザクッ

友「ぐわああああああああああああああああ!!」ブッシャー

友「……き、貴様!! こ、この俺を、刺す……な、ど……」バタッ

幼「……友クン?」

幼「……え、う、うそ……」

幼「い、いやあああああああああああああああああああ!!!」

幼「そんな! 嘘よ!!」

幼「と、友くん!! 死なないで!!」

幼「こ、こんなの……うそだよぉ……」

教師「敵ながらあっぱれな手際と言っておこう」

幼「!?」

幼「な……何者だ貴様ああああああああああああああああ!!」

教師「俺は……生活指導の教師!!」

幼「せ、生活指導の教師だとおおおおおおおおお!?」

教師「一部始終は見させてもらった」

教師「貴様の校則違反……万死に値する!!」

幼「な、なに……!?」

教師「生活指導教員には、不良生徒の抹殺権限が付与されている!!」

教師「つまりは、貴様の命……今ここで断たれるということだ!!」

幼「ば、馬鹿な!!」

教師「バカは貴様の脳みそだ」

教師「校内で4人も殺めていて、この私の目に留まらぬとでも思ったか!?」

幼「くっ……だ、だが、貴様は所詮は教師に過ぎん!!」

幼「既に軽く二桁の人間を殺しているこの私のナイフに敵うはずはない!!」

教師「……くっくっくっくっく」

幼「な、何が可笑しい!!」

教師「本当に愚かな娘よ……この私が何の対策も無しに貴様の如き連続殺人犯に挑むと思うたか!?」

幼「なん、だと……!?」

教師「実は私は生活指導の教員でありながら、同時に代々続く退魔師の末裔でもあるのだ!!」

幼「退魔師だとおおおおおおおおおおお!?」

教師「くっくっく……そうよ。貴様はまさに人の世を乱す魔に他ならん!!」

幼「くうっ!」

教師「そして、我が一族に伝わる伝説の聖剣……ラブ・ソードは我が手にある!!」

幼「ら、ラブ・ソードだと!?」

教師「その通りよ!! このラブ・ソードは愛を込めることによって無限の力を発揮すると伝えられる!!」

教師「私は貴様に対して愛を覚えている……教師愛をなあああああああああ!!」

教師「これが貴様の最後の生活指導だ……もっととお前はもうイきることはないがなあああああああああ!!!」

教師「死によって更正するが良いいいいいいいいいいい!!」

幼「う、うわあああああああああああああああああああああああああ!!」

ガキーンッ

教師「!?」

幼「!?」

教師「……え?」

教師「……な、なんで」

幼「好機!!」

幼「うおらあああああああああああああ!!」ズバッ

教師「ぎゃああああああああああああああああああああ」ブッシューッ

教師「」バタッ

幼「勝った!!」

教師「……な、なぜだ」

教師「なぜ、無敵のはずのラブ・ソードがナイフなどに……」

幼「愚か者めが……所詮はラブ・ソードなど伝承に過ぎん」

幼「愛の力で強化される刃物などこの世に存在せぬのだ!!」

教師「……お、おの、れ……」ガクッ



幼「……勝った、か」

??「素晴らしき犯行だ!!」

幼「!?」

幼「だ、誰だ……!?」

テロ「私の名は、テロリスト!!」

幼「て、テロリストだとおおおおおおお!?」

幼(……テロリストってどういう意味だっけ)

テロ「貴様の殺人技法……しかと目に焼き付けた!!」

テロ「そこでだが、君を我が組織に迎え入れたい!!」

幼「そ、組織!? どういうことだ!」


テロ「我が組織の名は……とむらいの鐘(トーテン・グロッケン)!!」

幼「とむらいの鐘!?」

テロ「いま日本は……滅亡の危機にある!!」

幼「め、滅亡だと!?」

テロ「人々は一時的な欲望でセックスし……そして子をなし、考えも無しに結婚をする!!」

テロ「結果、離婚率は上昇し、そうでなくても家庭内の不和は増える一方……」

テロ「そのせいで、親の愛情を知らぬ子供が激増し、日本の秩序は崩壊しつつある!!」

テロ「それもこれも結婚前の男女が気軽にセックスをするからだ!!」

幼「な、なるほど」

テロ「そこで我々は、婚前前にも関わらずイチャイチャしているカップルを無差別に殺害している!!」

テロ「それにより!! 性風俗の秩序は保たれ!! 結婚制度も守られるのだ!!」

幼「そ、そうだったのか!!」

幼「し、しかし、そんな組織が私に何をしろと言うのだ!!」

テロ「知れた事よ!! 君にはその辺のカップルを無差別に殺してもらいたい!!」

幼「なに!?」

テロ「君の殺しっぷりに私は感服した!!」

テロ「君ならば我々の思想信条通りに、ヤリチンアンドビッチをぶっ殺すことができるはずだ!!」

幼(……言っている意味がが半分も分からないが)

幼(文脈的におそらくテロリストというのは警察のようなものに違いない)

幼(その一員になる……つまり合法的に人が殺せるということ!!)

幼(これに乗らない手はあるまい!!)

幼「良いだろう! 貴様の組織に入ろうではないか!」

テロ「おお! 君こそ天下無双の英雄である!!」

幼「よし、ではひとまずどうすれば良いんだ?」

テロ「そうだな……現在我々はクリスマス掃討作戦を計画中だ」

テロ「君にもその作戦に参加してもらうが……ともかく手慣らしとしてその辺のカップルを殺害してもらおうか」

幼「うむ、ならば四条河原町にでも行くか」

テロ「そうだな、四条河原町ならば頭の悪いカップルが大勢いるだろう。よりどりみどりだ」


バキューッン

テロ「……は?」

テロ「…………ぐ、が」バタッ

幼「!?」

幼「……て、テロリストおおおおおおお!!」

テロ「ご……は……」

幼「う、撃たれたのか!? 一体誰に!?」

??「くっくっくっくっく」

幼「!? だ、誰だ貴様あああああああああああああ!!」





サンタ「俺の名は……サンタ・クロース!!」

幼「さ、サンタ・クロースだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

サンタ「その男はこの俺様のチャカで沈んでもらった!!」

幼「な、なにい!?」

テロ「……ぐ、お、幼馴染……」

幼「!? て、テロリスト!! もう喋るんじゃない!!」

テロ「わ、私はもはや助からん……」

テロ「最後に一つ………伝えたいことがある」

幼「な、なんだ!?」

テロ「私は……お前の父親だ……!!」

幼「な、なんだって!?」

幼「ば、馬鹿な!! 父親は我が母と離婚して大阪に暮らしているはず……」

幼「……ハッ! まさか!!」

テロ改め父「そ、そうだ……私は、お前の最初の父親だ……」

幼「お、大阪にいる父は継父……貴方は私が顔を覚えていない前のお父さんだったのか!!」

父「そ、その通り……継父はお前の血の繋がった父ではあるが……当初母と結婚してはいなかったのだ」

父「母は私と婚約していながら継父とセックスしていた……私はそれを知らず母と結婚し、お前が4歳になるまで育てた」

父「だが、お前が4歳になった日に突然継父がDNA鑑定を携え現れた」

父「そして、裁判所命令で私と母は離婚することになり、母と継父は結婚……お前の親権も奴らに奪われてしまった」

父「血の繋がった父親の方にこそ、親権は優先されるそうだ……ふっ」

父「私はその事件をきっかけにこの組織……トーテン・ブロッケに入った」

父「貞淑な家庭を増やすという、我が主の壮挙を実現する為に!!」

父「そう、我らは古き淫乱の時代を葬る……弔いの鐘なのだ!!」

幼「そ、そうだったのか!!」

父「だ、だが、私はもはやここまでのようだ……銃で撃たれてしまった……」

父「劣悪な家庭環境に置かれてしまったお前が殺人の快楽に染まってしまったことを知った私は」

父「せめてもと、その殺人嗜好に方向性を与えるために我が組織に勧誘したのだが、それももう終わりか……」

幼「お、お父さん!! そんな!! 死なないで!!」

父「……よ、幼……あ、愛、し……て……る……」ガクッ

幼「お、お父さあああああああああああああああああんん!!」

サンタ「くっくっく、別れの挨拶は済んだか?」

幼「……お、おのれサンタ……なぜだ」

幼「なぜこんなことをする!!」

サンタ「くっくっく、それはつまりこの俺にとってサンタはあくまで副業であり」

サンタ「その実体は国際的な人身売買組織の一員だからだああああああああああああ!!」

幼「な、なんだとおおおおおおおお!?」

サンタ「よく考えてみろ……この国でいつからクリスマスが恋人達の日になった?」

幼「なに!?」

サンタ「どの時点で……何を切っ掛けに……クリスマスが恋人達がセックスする日になったか答えられるか!?」

幼「わ、わからない!!」

サンタ「それもそうだろう!!」

サンタ「なぜならばクリスマスがセックスデーになったのは我らが国際的人身売買組織のプロパガンダによるものだからだ!!」

幼「なにいい!!?」

サンタ「我々の目的は頭が未熟な人間共に子供をこさえさせることにより!!」

サンタ「結果、育児放棄された子供!! 家出した少女などを増幅させ!!」

サンタ「それらを秘密裏に拉致!! 国外に売り払うことだ!!」

幼「そ、そんなことが!!」

サンタ「くっくっく……育児放棄された子供や家出少女が行方不明になっても警察は動きにくい」

サンタ「それを利用して我々は人身売買をしているのだ!!」

サンタ「だが、そこのテロリストの組織は我らのその目的を妨害するものである!!」

サンタ「ゆえに、今ここで葬ったというわけだ!!」

幼「そんな身勝手な理由で……我が父を殺したのかあああああああああああああ!?」

サンタ「その通りよ!!」

サンタ「そして貴様もここで死んでもらう!!」チャキッ

幼「!?」

サンタ「くっくっく、物品保護の為サンタには銃の携行が認められてるのさ!!」

サンタ「このプレゼントのお陰で愛に飢えたガキ共を拉致りやすいわけだがななああああああああ!!」

幼「く、外道が!!」

サンタ「何とでも言うが良い!!」

サンタ「だが貴様はここで終わるのだ!!」チャキッ

サンタ「我がH&K Mark23から逃れられた者はいなああああああああああああああい!!」


幼(くっ……ここで終わるのか!?)

幼(ここで……父の亡骸共に!!)カチャッ

幼(……!?)

幼(こ、これは……!!)

幼(……こうなったら、一か八かだ!!)バッ

サンタ「!?」

サンタ「……くっくっくっくっく」

サンタ「ハーハッハッハッハッハッッハ!!」

幼「な何が可笑しい!!」

サンタ「可笑しいさ!! 貴様が構えているそれは!!」

サンタ「ラブ・ソードではないか!!」

幼「……そ、そうだ!! 伝説の聖剣、ラブ・ソードだぞ!!」

サンタ「バカめ!! その剣については既に調査済みだ!!」

サンタ「そいつは聖剣とは名ばかりで、何の力も持たぬ!!」

サンタ「現に貴様がその辺で勝ったナイフで競り勝ったくらいであろうが!!」

幼「……くっ」

サンタ「追い込まれた人間は藁にもすがる……」

サンタ「これ以上の生き恥をさらす前に今ここで葬ってくれるわああああああああああ!!」ドキューッン

幼(……!! と、友クン……!!)



キーン



幼「…………?」

サンタ「なに……?」

サンタ(なんだ……? 外した……この距離で?)

サンタ(外した、というよりも……見えない壁に防がれたような…………いや、馬鹿な)

サンタ「もう一発だ!!」ドキューンッドキューンッ

キーンッキーン

サンタ「!?」

幼「……!!」

サンタ「こ、今度こそ、間違いない!! 見えない壁が幼馴染みの前に出現し……銃弾を弾いた!?」

幼「……く、くっくっく」

サンタ「な、何を笑っている!!」

幼「いや、この聖剣ラブ・ソードについて理解したのさ」

サンタ「な、なんだと!? 馬鹿な!!」

サンタ「このラブ・ソードは教師の生徒愛をもってしても何の効果ももたらさなかったはずだ!!」

幼「解っていないな、サンタ・クロース」

サンタ「なに!?」

幼「究極の愛とは……何だと思う?」

サンタ「きゅ、究極の愛……?」

サンタ「……ッ! まさか!!」

幼「そう、究極の愛とは自己犠牲!!」

幼「我が父が、私を愛し、その愛に自らの命を捧げたことがラブ・ソードを覚醒させたのだ!!」

幼「ラブ・ソードの覚醒条件は愛による犠牲だったのだ!!」

サンタ「……ば、馬鹿なあああああああああああああああ!!」

幼「これが……私と父の……融合技だ!!

サンタ「ま、待て!! ぷ、プレゼントならやる!! いくらでも!! だ、だから!!」



幼「食らえ……アルティメット・ラブ・スラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッシュ!!」ズバアアッ

サンタ「ぐ、ぐわああああああああああああああああああああああああああ!!」

幼「……大切な存在を失った戦いではあったが……だが我々は勝利した」

幼「サンタ・クロース……性の乱れを利用し、子供達を金儲けの商品にしようという恐ろしい男だった」

幼「しかし、これで終わりではない。国際的人身売買組織は第二第三のサンタ・クロースを送りこんでくることだろう」

幼「私たちの戦いは終わらない……」

幼「だが、まあ、今はひとまずの休息を得て、通りすがりのカップルたちを殺すことにしよう」

幼「我が父の遺志を継いで……」


~ HAPPY END ~

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