春香「千早ちゃん!ポケモンバトルしよう!」(116)

千早「ポケモンバトル?」

春香「そう!たしか千早ちゃんブラック2持ってたよね?」

千早「ええ。雑誌の懸賞でたまたま当たったのよ。一応殿堂入りもしたわ」

春香「決まりだね!私もホワイト2持ってるから、やろう!ポケモンバトル!!」

春香「ちなみに好きなポケモンとかっているの?」

千早「そうね。強いて言えばケンタロスかしら」

春香「ケンタロス?なんでまた(ケンタロスってBWで出なかったような…)」

千早「かっこ良いじゃない。ケンタロス。それにあの前しか見てないようなまっすぐさ。まるであの人みたい…」

春香「あの人?あの人って誰千早ちゃん!ねぇ千早ちゃん!」

千早「まぁ、それはそれとしてさっさと始めましょう春香」

春香「う、うん…(絶対プロデューサーさんだよね!絶対プロデューサーさんだよね!ああもうちーちゃん可愛いな畜生!)」

千早「ルールはどうするの?」

春香「見せ合い63でいいんじゃないかな」

※見せ合い63…お互いポケモンを6体ずつ見せ合い、そこから3体選んで戦う

千早「わかったわ。じゃあ準備するから待ってて」

春香「うん。あ、私もしなきゃ…」


10分後

春香「準備できた?」

千早「ええ、大丈夫よ。じゃあ始めましょうか」

春香「あ、そうだ…」カバンガサゴソ

春香と千早がデュエルするSS書いてた人?

春香「もし千早ちゃんが私に勝てたらこれあげるよ!」

千早「そ…それは…幻の高槻さん1時間抱擁券…!!!どうしてそれを春香なんかが…!」

春香「えへへ…この前オレンジジュース奢ったら貰っちゃったんだ。伊織から。あとなんかって何?ねぇ千早ちゃん?」

千早「水瀬さんが…!くっ…私だってこの前水瀬さんにオレンジジュース奢ったのに…くっ…くっ…くっ…くっ…」

春香「千早ちゃん、くって言い過ぎだよ…。それに伊織は千早ちゃんにあげたらやよいに変な事しちゃうんじゃないかって警戒しt 千早「変な事?」ギロッ

春香「ひぅっ!…何でもありません…」

千早「…そう。ならいいのよ。」

>>10いえ、違います。


千早「…」

春香「前置き長くなっちゃったけどそろそろ始めよっか」

千早「ハッ!そ…そうね。(この勝負、負ける訳にはいかないわ…)」ゴゴゴゴ

春香「(千早ちゃん…なんか怖い…)じ、じゃあ通信しまーす…」

千早「高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁高槻さんと抱擁…」ブツブツ

春香「…」

春香のポケモン
スターミー
サンダー
ガラガラ
ヘラクロス
ガルーラ
カビゴン

千早のポケモン
マルマイン
ルージュラ
ケンタロス
フリーザー
スターミー
ガルーラ


春香「お互い金銀までのポケモンしか使ってない…!」

千早「ふふ…これは面白い勝負になりそうね…」

ポケモン選択中…

春香「(千早ちゃんケンタロス好きって言ってたからそれは確実に出すとして、フリーザーも出しそうだな…準伝説だし。ルージュラは出さないでしょ多分。そうなると…)」ブツブツ

千早「(サンダーとヘラクロスは出してきそうね…まぁなんとなく勝てそうだしそこまで深く考えなくても…いえ!高槻さんとの抱擁が懸かってるのよ考えるのよちーちゃん…!)」ブツブツ


春香千早「「…」」

春香「お互い3体決まったようだね」

千早「それじゃ…」

春香千早「「ポケモンバトル!!!!!!!!!!」」

テレレレテレレレテレレレテレレレデンッデンッデーンデンッ…

春香
カビゴン

千早
ケンタロス

春香「(やっぱりケンタロスきた!でもまさか初手だとは思わなかったな…)」

千早「(ふふ…初手をケンタロスにして正解だったわ。まさか春香がカビゴンで来るとは…先手はもらったわねふふふふふふふふ…)」

千早「フフフフフフフ…ハーハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

春香「」

千早「覚悟しなさいっ!!!春香!!!!!!!!!!!」

春香「えぇっ!は…はいっ!」ビクッ

千早「(まぁ所詮春香のカビゴンなんてロクに育てられてないだろうから1回くらいなら大丈夫よね)」

春香「(とりあえずカビゴンはマズかったな…防御そんな高くないし…。それじゃ)」

はるかは カビゴンを ひっこめた!
はるかはガラガラをくりだした!
ケンタロスの ふるいたてる!
ケンタロスの こうげきととくこうがあがった!

春香「しまった!!!!!」

千早「…ふむ」

千早「(ガラガラに変えてきたわね…。ふるいたてるは無料で打てたわけだけど…やっぱり攻撃しておいた方が良かったかしら…あぁ早く高槻さん抱擁したい…)」

春香「(ん?でもこれ千早ちゃんが攻撃してこなかっただけラッキーなんじゃないのかな?いくらガラガラでもケンタロスの
攻撃2回も耐えられないだろうし、でもふるいたてる1積みならまだ耐えられるかも…)」

春香「(まぁガラガラ防御高いし、ふといホネ持ってるし、次のターンでケンタロスは終わりよ!)」

春香千早「「…」」

※ふといホネ…カラカラ又はガラガラの攻撃力を2倍にする道具。

ケンタロスのおんがえし!
きゅうしょにあたった!
ガラガラはたおれた!

千早「ッシャァァァァァアアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

春香「あぁ!!!(ちーちゃんうるさっ!)」

千早「ふふ…甘かったわね春香。我が忠実なる下僕ケンタロスに貴女のガラガラごときが敵うと思ってるの?えぇ?」

春香「(うぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!)」

はるかは カビゴンを くりだした!

千早「またカビゴン?まったく春香も成長しないわね」ヤレヤレ

春香「」イラッ

春香「成長しないのは千早ちゃんの胸でしょ…」ボソッ

千早「…!」

春香「あれ?聞こえちゃった?いやーごめんね千早ちゃん。嘘ですよ嘘!千早ちゃんの
胸は小さくなんk 千早「黙らっしゃいぃ!!!!!」

春香「ひぃぃ!!!」ビクビクッ

千早「………ホッホッホ……言ってくれるわね春香……初めてですよ…ここまで私をコケにしてくれたお馬鹿さんは……」ゴォォォォ

春香「」ガクガクブルブル

千早「さあ続きをしましょう春香。さあ!」

春香「は、はい…」

春香「(何これ負けた方がいいの!?間違って勝っちゃったら絶対殺されるよ!デスビームとかで!)」

千早「春香」

春香「は、はいっ!」ビクッ

千早「早くしてくれるかしら。こっちはヤりたくてウズウズしてるんだから。あとまさか自ら負けようとなんて思ってないでしょうね?」

春香「うん…ってえ!?」

千早「やっぱりね。だって春香、さっきから死んだような目をしているもの。これじゃ勝負にならないわ。逃げたいなら『にげる』ボタン押せばいつでも降参出来るわよ。さあどうするの?」

春香「…」

千早「まぁ降参と言っても負けは負けなんだから抱擁券(グヘヘ)はしっかり頂いてくし、同時に今日から貴女は『逃げのメインヒロイン』の呼称が付いてしまいかねないけど、いいの?」

春香「に…逃げのメインヒロイン…!」

千早「そうよ!貴女は今日から自分が不都合になったら逃げ出してしまう『逃げのメインヒロイン』、略して逃げメロよ!!!」

春香「(やだ!逃げのメインヒロインなんてやだやだ!略称ダサいし!負ける訳にはいかない!こうなったら…)」

春香「やるよ。千早ちゃん。私、全力で千早ちゃんを倒す。そして抱擁券は千早ちゃんの前で見せつけながら使う。」

千早「(ふふっ…良い目をしてるわ…それでいいのよ春香。まぁどちらにせよ勝つのは私だけど)」

千早「よく言ったわ春香。私も全力で戦う。あと私が勝っても貴女をデスビームで殺したりしないから安心して。でも貴女の最後の言葉が本当なら私は容赦無く殺すわよわよ。デスボールで」

千早「さあ続きをしましょう春香」

ケンタロスの おんがえし!
カビゴンは きあいのタスキで もちこたえた!

きあいのタスキ…HPが満タンの状態から瀕死になる技を受けても必ずHPが1残る道具

千早「まぁ、春香にしてはなかなかやるじゃない」

春香「…」

カビゴンの いばる!
ケンタロスは こうげきが ぐーんと あがった!
ケンタロスは こんらんした!

千早「フッ…相変わらず馬鹿ね春香は。折角の反撃のチャンスをいばるなんかに使ってしまうとは…」

春香「…」

千早「さあいくわよ!ケンタロス!春香に貴方の力存分見せて差し上げなさい!」

春香「…」

ケンタロスは こんらんしている!
わけもわからず じぶんを こうげきした!

千早「ふふ、まぁ1回くらいなら受けてやらないこともないわね。これも情けってやつかしら」オホホホ

千早「…。…!」

千早「な…何故…!何故1回の混乱ダメージで半分もくらうのよ!」

春香「…ザマァw」

千早「くっ…謀ったわね春香…どうりで何も喋らないわけだわ…」

春香「無駄口を叩くのは自滅行為へと繋がるんだよ千早ちゃん」

カビゴンの おんがえし!

春香「行っけえええぇぇぇえぇぇぇぇぇぇカビゴォォォォオオオォォォォオオォオォォン!!!!!!!!!!」キィィィィン

ケンタロスは きあいのハチマキで もちこたえた!

春香「」

※きあいのハチマキ…自分のポケモンが瀕死になる技を受けた時、10%の確率でHPを1残す道具。

千早「ふっ甘いわね春香。私のケンタロスが貴女のカビゴンごときに負けるとでも思ってるの?ねぇ春香?ねぇ?」

春香「(あーまさかきあいのハチマキ持ってるとは思わなかったなー。)」

ケンタロスの おんがえし!
カビゴンは たおれた!

千早「貴女のポケモンは残り1体。対する私は3体…。これはもう殆ど決まったようなものだけど、まぁスポーツマンシップ…いやポケモントレーナーシップに乗っ取って最後まできっちり叩きのめしてあげるわ。春香」

千早「春香?」

春香「便利だよねきあいのハチマキ…」ボソッ

はるかは ヘラクロスを くりだした!

千早「(やっぱりヘラクロスできたわね…まぁ何にせよこっちの方が素早さでは上。所詮我がケンタロスの敵ではないということよ!)」

春香「まずはこれで、っと」

ヘラクロスは こらえるを つかった!
ヘラクロスは あいてのこうげきを こらえるたいせいに はいった!

千早「問答無用!そんなよく分からん技、ケンタロスが打ち砕いてみせるわ!」

ケンタロスの おんがえし!

千早「これでトドメよぉぉぉおぉぉぉ!!!おぉぉぉおおおぉぉぉぉんがあぁぁぁあぁぁぁぁええぇぇぇぇぇぇぇしィィィィィィ!!!!!!!!」クワァァァ

春香「(語呂悪っ!)」

日付変わりましたがID:o7ST24RX0です。




きゅうしょに あたった!
ヘラクロスは こうげきを こらえた!

千早「な、何故!急所にまで当たったのに!ヘラクロス(♂)の急所にまで当たったのに!何故HPがギリギリ残るのよ!」

春香「…千早ちゃん、こらえるって知ってる?」

千早「え?」

春香「こらえるってね、相手から瀕死になる技を受けてもHPが1残る技なんだよ」

千早「な…なんですって…!それじゃまるでタスキやハチマキと一緒じゃない!」ギリリリ

春香「うん。そだね。」

千早「(こらえるには正直驚いたけど…所詮雑魚の最後の悪あがき…敗北が1ターン延びただけじゃない。次で終わりよ!)」

千早「(ふふふ…高槻さんの抱擁が待ってるわ…抱擁…高槻さん…やよやよぱふぱふ…)」ウフフフ

春香「(何考えてるか分からないけどちーちゃんキモい…)」

ケンタロスの かえんほうしゃ!

千早「我が忠実なる下僕ケンタロスよ!弱小ながらここまで頑張って私に食らいついてきた春香、そしてヘラクロスを敬意を持って焼き尽くして差し上げなさい!!!!!」

ズドオォォォォォォォォン

千早「…ふぅ、終わったわね。なかなか良いバトルだったわ春香。でも負けは負け。さあ早くその抱擁券をよこs 春香「何言ってるの?千早ちゃん」

千早「は?何言ってるのは貴女よ春香。貴女のヘラクロスはかえんほうしゃで…」

ヘラクロスは きあいのハチマキで もちこたえた!

千早「」

春香「」ニヤリ

ヘラクロスの きしかいせい!
こうかは ばつぐんだ!
ケンタロスは たおれた!

※きしかいせい…HPが少ない時に使うと威力がとんでもなくなる技

千早「あ…私のケンタロスが…」

春香「やった!やっと千早ちゃんのケンタロス倒したよ!」

千早「くっ…でもまだ…まだよ!まだ2体残ってるわ!それにヘラクロスのHPは1じゃない!」

ちはやは フリーザーを くりだした!

千早「ふふふ…このシンプルかつ豪華絢爛たる容姿…ヘラクロスなんて目じゃないわ!」

千早「さあ覚悟なさい春香!」

春香「(シンプルかつ豪華絢爛って矛盾してるよね)」

ヘラクロスの きしかいせい!
きゅうしょに あたった!
フリーザーは たおれた!

春香「やった!急所ですよ!急所!」

千早「まさか…私のフリーザーが…ボロボロの…春香のヘラクロスに一撃でやられるなんて…」

千早「(落ち着くのよ…落ち着くのよちーちゃん!まだ1体残ってるじゃない!まだ慌てるような展開じゃないはずよ!)」ワナワナ

春香「~♪」

千早「これが私の切り札よ!さあ覚悟なさい春香!!!」

ちはやは ガルーラを くりだした!

千早「春香…ここまで私を追い詰めたのは褒めてあげるわ。でも残念だっわね…ふふっ…いいえ、貴女は悪くないの。ただ、私が強すぎるのよ…いいえ春香は悪くないの!私が強すぎるのよ!!!私が強すぎるのが悪いのよ!!!!!!」

春香「(うっぜえぇぇええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!)」

千早「さあお行きなさいガルーラ!」

ガルーラ「イエスマイロード」

千早「喰らえぇぇぇぇぇインフェルノォォォォオオォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」

ガルーラの ギガインパクト!
しかし ガルーラの こうげきは はずれた!
ヘラクロスの きしかいせい!
こうかは ばつぐんだ!
ガルーラは たおれた!
はるかとの しょうぶに まけた!

千早「」

春香「やったー!勝ったよ!千早ちゃんに勝ったよー!」ピョンピョン

千早「」

春香「あれ?千早ちゃん?おーいちーはーやーちゃーん」

千早「…ぁ…ぁ……」フルフル

春香「あ、泣いちゃった」

千早「う…嘘よ…グスッ嘘でしょ……この私が…春香なんかに……グスッ…嘘よ…嘘って言ってよ……ねぇ嘘って言ってよ優!!!!!」

春香「(えー)」ガビーン

春香「ねぇ…千早ちゃん?」

千早「うるさいうるさいうるさい!!!私に話しかけないで!どうせ私は春香ごときに負けた負け犬よ!!!」

春香「千早ちゃん。これ。」ピラッ

千早「これは…」グスッ

春香「やよい抱擁券。今日はありがとう千早ちゃん。ポケモンバトルしたいなんていう私の我儘に付き合ってくれて。だから、これ、お礼」

千早「春香…」ウルッ

春香「ほんとはタダであげようと思ったんだけど、こうした方がポケモンバトル盛り上がると思って…。ほんと、私ってダメな子だよね」テヘペロ

千早「春香…ありがとう…春香…」グスッグスッ

春香「ささっ千早ちゃん!早くやよいに会いに行ってあげて!そしていーっぱい抱きしめてあげてね!」

千早「ありがとう。行ってくるわ…!」

千早「それと…春香?」

春香「ん?なに?」

千早「今度また…一緒にやってくれるかしら…ポケモンバトル」

春香「もちろん!いつでも待ってるよ!」

千早「ありがとう…次は負けないわよ!じゃあね春香!」

春香「うん!頑張って!」


その後、抱擁券を駆使したものの半ば無理矢理やよいを抱きしめあげた千早に対し、やよいはこれ以上無い不快感と圧迫感と少しの安堵感に襲われたのだが、それはまた別のお話。


おわり。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
ちなみにこのssには元ネタがあり、春香はニンテンドウカッブ2000(全国大会)優勝、千早はニンテンドウカッブ97優勝パーティと全く同じものにしてみました(技は違いますが…)
春香の勝利パターンにも元ネタが存在するので、そちらも観ていただけると良いかと思います。

http://youtube.com/index?desktop_uri=%2F%3Fgl%3DJP%26hl%3Dja&hl=ja&gl=JP#/watch?v=q88pbJlOicA

何はともあれ、ありがとうございました。
また暇があったら書きたいと思います。

廃人からしたらクソだなこれ・・・
ハチマキは普通ないしこらきしもねぇ・・・
廃人って言う眼鏡を外せばまあ確かにライト志向だな乙

因みに僕は廃人ではないです。
暇つぶしにちょくちょくやってるだけのライトプレーヤーです。

>>106
ハチマキこらえるきしかいせいはニンテンドウカッブ2000決勝にちなんでみました。

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