えり「三尋木プロをマジ切れさせるドッキリ……ですか」(120)

上司「そうそう、『プロの素顔を探る』っていう名分のドッキリ企画でね」

えり「はあ、それで私は何を」

上司「君には仕掛け人になってもらって三尋木プロを怒らせて欲しいんだ」

えり「えっ、私が仕掛け人をやるんですか!?」

上司「うん、君なら適役だと思うんだよね。
   インハイの時一緒に実況解説してたから面識もあるでしょ」

えり「それはそうですけど……でも怒らせるなんて」

上司「だーいじょうぶだって、ドッキリなんだから。
   三尋木プロだって笑って済ませてくれるって」

えり「うーん、でも……」

上司「なあ、頼むよ針生さん、君以外に頼めないんだって」

えり「…………」

上司「はあ……こんなこと言いたくないけど、君の今の立場的にもね」

えり「え?」

上司「君が唯一出てた番組、6月に終わっちゃったでしょう。
   せっかく名前を売れるチャンスだったのにねえ、もったいないねえ」

えり「……」

上司「少しでもテレビに出て視聴者に顔と名前を覚えておいてもらうべきだと思うけどね、今後のためにも」

えり「……」

上司「で、どう? やってくれるね?」

えり「……は、はい……わかりました、やらせていただきます」

上司「うん、針生さんならそう言ってくれると思ってたよ~。
   じゃあ撮影日が決まったらまた連絡するから、それじゃ」

えり「はい……」

着物におしっこぶちまけたら怒りそう

撮影当日

えり「はあ……結局引き受けちゃったけど」

えり「やっぱりマズイよねえ……わざと怒らせて、面白がるなんて」

えり「こんなバカみたいな番組、私一番嫌いなんだけど」

えり「でも私だってテレビ界で生き残っていくためには……」

えり「でもそのために三尋木プロを利用するなんてこと……」

えり「うう……胃が痛い」

AD「針生アナ、これ今日の台本っすウッス」

えり「あ、どうも……」

えり「えーと、三尋木プロを怒らせるための4つの方法……」ペラペラ

えり「1、ツッコミを入れるときに強めにしばく
   2、相手に話を振っておきながら音楽を聞く
   3、いきなり呼び捨て、タメ口で話す
   4、三尋木プロの服に飲み物をかける」

えり「なにこれ……ひたすら三尋木プロに対して失礼なことをしろってこと?」

AD「針生アナ、もうすぐ始まるんでスタンバイよろっすウッス」

えり「あ、はい……」

某テレビ局 控え室

えり「こんにちはー」

咏「おー、針生さん久しぶりー。インハイ以来だねぃー」

えり「そうですね、また一緒にお仕事できて嬉しいです」

咏「私も嬉しいよー。私の解説について来られるのは針生さんだけだしねー」

えり「なんですかそれ」

咏「いつまでもつっ立ってないでさ、座りなよ」

えり「あっはい、じゃあ失礼して……」

えり(もうカメラ回ってるのかな……
   三尋木プロ、騙されてるとも知らないで、笑顔で迎え入れてくれて……)

咏「針生さんのほうは、最近なんかあった?」

えり「うーん、これといって特には……あ、私の出てた番組が打ち切られちゃって」

咏「あれま、そりゃ災難だったねい」

えり「はい、初めてレギュラー出演できた番組だったんですけどね」

咏「まーまーそんな落ち込みなさんな、次があるよ次が」

えり(うう、こんな良い人をマジ切れさせなきゃいけないなんて……)

えり(でも、今日はこれが仕事なんだから、やりとげないと……
   心を鬼に、いや無にして……)

咏「いやーでもまあ色々あるよね、生きてりゃさあ」

えり「三尋木プロも、何かあったんですか」

咏「そりゃ私も若い頃は色んなことがあったよ、なんてね」

えり「何言ってるんですか、今も若いじゃないですかぁーッ!!」バッシーン

咏「おぶぅ!?」

えり(やばっ……強くしすぎた!?)

咏「いっててー、ツッコミ激しいよ針生さーん」

えり(怒ってない……一回じゃ怒らないか)

えり「あっすみません、痛くなかったですか」

咏「んーだいじょぶだいじょぶ」

えり「すみません」

咏「いーっていーって。ソレより今日って二人でなんの仕事すんだっけ?」

えり「そんなことも知らずに来たんですかぁーッ!」バッチーン

咏「うごお!!」

咏「うう……今のは効いたよ針生さん……」

えり「す、すみません三尋木プロ……私つい……」

咏「いやー、いいよいいよ……
  なんかストレス溜まってんのかね、針生さん」

えり「そ、そうかもしれないですね……」

咏「ストレス発散させられるなら、なるべく発散させといたほうがいーよ。
  私を殴ってでもね~」

えり「何言ってるんですか」

咏「…………」グッ

えり「どうしたんですか、身構えて」

咏「いや、またツッコミで殴られるんかなーと」

えり「流石にもうやりませんよ」

咏「なーんだ、ないならないでつまんないなー」

えり「そういうもんですか」

えり(放送の時にはこの辺で
  『二発も叩かれてもなお笑顔の三尋木プロ、果たして彼女は何をされれば怒るのか!?』
  みたいなナレーションが入るんだろーなあ……)

えり(次は二番目……相手に話を振っておきながら音楽を聞く)

えり(人として最低だなあ……失礼とか言うレベルじゃない)

えり(でもここまできたらやるしかない……)

えり「あっ、そうだ三尋木プロ」

咏「んぅ?」

えり「このあいだの世界大会、どうでした? 強い選手とかいました?」

咏「おー、めっちゃいたよー。
  そうだ、世界大会のパンフが鞄の中に入れっぱに……」ガサゴソ

えり「…………」

咏「あったあった。
  えーとね、やっぱアメリカは強かったね、ほら見てこのページの選手とか……」

えり「…………」シャカシャカ

咏「は、針生サン……?」

えり「…………」シャカシャカ

咏「おーい……」

えり(さすがに怒るか……?)シャカシャカ

咏「むー……何の音楽聞いてんのよ」ヒョイ

えり「あっ」

カガヤイテーココイチバーン♪
咏「ふーん、針生さんこーゆーの聞くんだ……なんかイメージ合わねー」

えり「い、いいじゃないですか別に……」

咏「それよりもさー、この選手なんだけどさ、まあこれが強くて強くてねえ」

えり(二人で一つのイヤホンを片方ずつ共有って……何このシチュエーション)

えり「負けたんですか?」

咏「いや、ボッコボコにしてやったけどねい」

えり「じゃあ別に強くないじゃないですか……」

咏「いやいや、他の選手に比べたら相当レベル高かったよ?
  でも私の敵じゃなかったってだけ!」

えり(よし、ここは1の激しいツッコミを……)

えり「なにを調子のってるんですかぁーッ!」ブンッ

グワシッ
咏「ふふん、それはもう通用しないぜー」

えり(が、ガードされた……)

えり(残る手段はあと2つ)

えり(ここで三尋木プロをマジ切れさせなかったらどうなる?
   私は無能アナウンサーという烙印を押されてしまう)

えり(でも本当にマジ切れさせてしまったら……
   三尋木プロは私を……)

咏「ん? どったの?」

えり「えっ、いや、なんでもないですよ」

咏「そ? なんか顔色がすぐれない感じだったけど」

えり「これが普通ですよ、普通」

咏「ならいいんだけど」

えり(いや、やるんだ……やりとげるんだ……これが今の私の仕事なんだ)

えり(三尋木プロには嫌われるかもしれないけど……
   世界で活躍するプロ雀士とまともにテレビに出られないアナウンサーの私とじゃ
   そもそも住む世界が違いすぎる……)

えり(もとより対等な関係を築けるはずもないんだ……だから……
   やるんだ……三尋木プロを……切れさせるんだ……!)

えり「咏はさあ、出身地どこなの? 神奈川だっけ?」

咏「ぅん!?」

えり「え、どうしたの? 素っ頓狂な声上げて」

咏「いや、なんかいきなり下の名前で呼ばれたから」

えり「ダメだったかな?」

咏「いやー全然ダメじゃないよ。むしろ歓迎~」

えり「うん、じゃあこれからも咏って呼ぶわ」

咏「針生さん、お固い人かと思ったけど結構フランクだよねー。
  さっきツッコミで殴られた時も思ったけど」

えり「そ、そうかなー、まあ咏が言うならそうなのかな」

咏「てゆーか、敬語もいつの間にかやめてるよね」

えり「タメ口でいいっしょ? 私と咏の仲なんだし」

咏「んー、まあそうだねー。てゆーか針生さんのほうが年上だし、
  むしろ私がいままで敬語使ってなかったのがアレだよね」

えり「……あれ、咏に私の歳、教えたっけ」

咏「いや、インハイの後で調べたんだよね、
  そーゆーの調べとかないと気が済まないたちでさ~」

えり「そ、そーなの? なんか恥ずいな~」

えり(仕事の後も私のこと興味持っててくれてたのか……うう……)

えり(そうだ、三尋木プロは今日だって私との仕事を心待ちにして……
   ずっと私のことを覚えていてくれていて……)

えり(でも私は……そんな三尋木プロを裏切るようなマネを……
   これが仕事だからって……私は……どうすれば……)

咏「喉乾いたね、なんか飲む?」

えり「えぅ、あ、じゃあコーヒーお願いします……」

咏「はいよー」

えり「…………」

咏「砂糖入れる? ミルクは?」

えり「あ、ブラックで大丈夫です」

咏「へえー、大人だねい。私は砂糖もミルクも2つ入れないと飲めないけど」

えり「体に悪いですよ」

咏「てゆーかいつのまにかまた敬語に戻ってんね」

えり「あ、いや……こっちのほうが喋りやすいもんで」

咏「ふーん、まあどっちでもいいけど……はい、コーヒー」

えり(コーヒーか……三尋木プロを怒らせる最後の作戦……
  やるなら今しか……でもっ……)

咏「ん、どしたん? いらないの?」

えり「いえ……ありがとうございます」

咏「ほいよ」

えり(これを三尋木プロにぶっかければ私の仕事は終わる……
   今度こそ怒らせてしまえば……)

えり(そうだ、たとえ三尋木プロがマジ切れしなかったとしても、
   それはそれで番組的にはいいんじゃないのか……?
   何されても怒らない、いつでも笑顔の三尋木咏、なんて感じで盛り上げられる)

えり(三尋木プロが怒らなければ……それで丸く収まる……)

えり(でもだからって三尋木プロにコーヒーかけてもいいなんてこと……)

えり(…………)カタカタ

咏「どーしたの? 手ェ震えてっけど、具合悪い?」

えり「…………」

咏「んー?」

えり「う……うわあああっ!!」

  ビシャァァァァァッ

咏「えっ……?」

ああ

咏「あの……針生さん……」

えり「…………」

咏「これ今、わざとコーヒーかけたよねえ……」

えり「っ……」

咏「人にコーヒーかけるって……私なんか気に障るようなことしたかな……」

えり「いえ……すみません……」

咏「それに着物にこんなのかけられたら取れないし……
  久しぶりに針生さんに会えるからって、気に入りの着てきたのに」

えり「すみません……っ」

咏「……」

えり「怒ってます…………?」

咏「怒ってるよっ!!!」

えり「っ!!」

咏「…………」

えり「…………」

司会「ドッキリ大成功~~~!!」パッパヤー

俺「う……うわあああっ!!」

 ビュルビュルビュッビュッッッッ

咏「えっ……?」

咏「えっ!? 何……どういうこと?」

司会「いやあー、実はですねえ、『プロ雀士の素顔を探る』という目的で、
   仕掛け人を立ててプロを怒らせようという企画だったんです~」

咏「えっ、そうなの? じゃあいままでのって全部……」

司会「はい、針生アナには仕掛け人になっていただきましたー」

咏「あー、そうだったんだー、へえー」

えり「…………」

司会「どーです、騙されたでしょう~」

咏「いやでもなんかおかしいと思ってたんだよねー、
  前に会った時と違いすぎるしさー、あはは」

司会「でも名演技でしたよ針生アナ~」

えり「あ、ありがとうございます……」

司会「さて、三尋木プロも最後に我々の思惑通り、怒ってしまったわけですが~!
   やはりああいうふうにコーヒーをかけられるのは我慢ならないと!
   そういうことでしょうか!」

咏「やっぱりねー、着物もベチョベチョになっちゃったしねー。
  もー、どうしてくれんのこれー」

司会「いやー、それはもう番組のほうで弁償させていただく所存でございますので、ええ」

咏「いやーもうがっつり引っかかっちゃったよーもー」

司会「でも三尋木プロファンの方々は、プロの新たな一面が見られて喜ばれるんじゃないですか~?」

咏「あーそっか、これ放送されるんだよね? はっずかしーなもう」

司会「そういえばさっきあんなに怒ってたのに今はもう笑顔が戻ってますね~」

咏「まあ、仕込みだって分かったら、なんかもう怒る気も失せちゃったよ」

司会「なるほど、やっぱり三尋木プロはさっぱりしてらっしゃる。
   そこがプロの魅力かもしれないですね~」

咏「あははは…………」

司会「それでは以上、三尋木プロ編でした~!」

咏「…………終わり?」

司会「あっはい、お疲れ様でした、ご協力ありがとうございまーす」

AD「針生アナもお疲れ様っすウッス」

えり「あ、はい……」

咏「……私、もう帰ってもいいよね」

司会「はい、もう大丈夫です、ありがとうございました~」

咏「うん、それじゃ」

司会「いやあ、針生さんも良かったですよ、これは放送されたら受けますよ~」

えり「あっ、そ、そうですか……ありがとうございます」

司会「特にタメ口で話しかけたところ! あれは面白かったなあ~」

えり「は、はあ……」

司会「ん、どうしたんです? なんか落ち着かない様子ですけど」

えり「あっ、あの、私ももう帰っていいんでしょうか」

司会「さあ、僕に聞かれても……」

AD「あっ、針生アナは放送用にあとちょっと撮影があるっすウッス」

えり「それはこれからやるんですか?」

AD「そっすね、準備ができ次第やるっすウッス」

えり「あっ、じゃあそれまで私ちょっと出てきますっ」

AD「え、どこいくんすか」

えり「すぐ戻ってくるんで……!」

AD「ちょっとー、針生アナー」

えり(三尋木プロ、ごめんなさい、ごめんなさい…………!)

咏「……………………」

えり「三尋木プロ!」

咏「ああ、針生さんか……」

えり「あの、そのっ、私……その……申し訳ありませんでした」

咏「んー、何が?」

えり「その、着物を台無しにしてしまったり……テレビの企画とはいえ、すみませんでした」

咏「…………」

えり「すみませんでした……」

咏「あんまりテレビ見ないからよくわかんないんだけどさ、
  最近はこういう人を小馬鹿にして楽しむようなのが流行ってるのかな」

えり「いえ、そういうわけでは……」

咏「そんでそういう番組に針生さんが関わってるってのがまたショックだったな」

えり「……すみません」

咏「さらに私を騙してたっていうのが悲しいね」

えり「……すみませんっ!」

咏「なんか馬鹿みたいだなあ私……1人で舞い上がって」

えり「え……」

咏「いやあ、今日針生さんと仕事って聞いて、すげー楽しみにしてたんよ。
  インハイの時の実況解説、針生さんと一緒にやって良かったからさあ」

えり「…………」

咏「私の解説って普通のアナウンサーじゃ絡みづらいらしいんだよねい。
  でも針生さんは打てば響くように返してくれたし、私もやっててすげー楽しかった。
  また機会があれば一緒に仕事したいなあって思ってたんだよねえ」

えり「そんな……」

咏「でも全部嘘だったのか、お芝居かあ。
  あはは、残念残念」

えり「申し訳ありませんでした……騙してしまって……」

咏「…………」

えり「着物も、弁償させていただきますので」

咏「あー、もう、なんでわっかんないかなあ……着物なんてどうだっていいんだよ」

えり「えっ」

咏「コーヒーかけられたのだって、番組の台本であって針生さんの本心じゃないんだからもういい。
  私はただ、今日の針生さんとのことが全部嘘だったってのを、嘆いてるだけなんだし」

えり「三尋木……プロ……」

えり「ごめんなさい……本当にごめんなさい……ごめんなさい……」グスッ

咏「泣かなくてもいーじゃん……
  針生さんもこういう企画はもともと嫌いなんでしょ」

えり「はい……でも、上司に言われて、少しでもメディアへの露出をと……
   いやでもこんなのただの言い訳ですね……悪いのは全部、私が……」

咏「あー、もうクソ真面目だなー針生さんは……
  そんなに思いつめなくてもいいって、私は怒ってないしさ、ね」ポンポン

えり「でも…………」

咏「あー……じゃあそうだなあ……こうしよう」

えり「え、なんですか」

咏「今日、針生さんと仕事があるってのは嘘だったわけだけど、それを本当にする!
  それで全部チャラ! それでどうだい?」

えり「仕事を本当にするって……仕事なんて急に入れられませんよ……」

咏「なんだっていいんだよ、でっちあげれば」

えり「でっちあげる?」

咏「そーそー、別にテレビの企画とかじゃなくても、
  お給料が発生しなくても、そういう仕事をでっちあげたら」

えり「え、どういうことですか?」

咏「だから、たとえばさ……二人で食べ歩きするとか」

えり「……」

咏「そうだなー、あとは……服を見て回るとか」

えり「……」

咏「あ、二人で麻雀打つとかでもいーよ」

えり「……」

咏「そういうお仕事を、今日一日やってくれればいいんだけど。どーかな?」

えり「いいんですか、そんなんで……」

咏「うん、おっけーおっけー。その代わりタダ働きだけどねい」

えり「…………そうですね、一日くらいなら、そんな無償労働もいいかもしれないですね」

咏「よーし、そうと決まれば早速いこー。
  あ、その前に一回家に戻って着替えんとマズイねえ」

えり「え、ちょっと待って下さい、私まだ撮影が……」

咏「そんなのバックレちゃえばいいじゃーん。ほら行くよー」グイグイ

えり「あっ、ちょっと三尋木プロっ……」

咏「あはははっ」

プルルルルル

恒子「おっ、電話だ」

恒子「もっしもーし」

恒子「はいはい」

恒子「……えっ、プロ雀士を怒らせるドッキリ企画?」

恒子「私が小鍛治プロをマジ切れさせる仕掛け人に!?
   なにそれ超面白そうじゃないですか!」

恒子「もちろんやります!
   大丈夫です、私こういうのすげー得意なんで!」

恒子「任せてください、小鍛治プロに悟られないように
   めっちゃマジ切れさせてみせますんで! はい!」


健夜「こーこちゃん、本人の横でそういう電話するのは良くないよ……」



    お   わ   り

 

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom