P「えっ、俺死ぬの?」(258)

P「健康飲料メーカーの新商品…赤汁」

P「ウチのアイドルに宣伝させたいらしく、試飲のために何本かくれたけど」


P「青汁のパクリかよ…味はどうなんだろうか」


ゴクッ


P「ぶっ!?」

P「ごほっ、ごほっ……不味っ!!」

P「青汁の比じゃない…」

P「あーあ、いい年して吹きこぼししゃったよ」

P「ワイシャツにもシミが……」


ドサッ


P「誰か来る前に綺麗にしないと……って」

P「ん?」

春香「ぷ、プロデューサーさん?」

P「ん、ああ春香か」

P(見られたぁ!春香ドン引きしてるよ!)


春香(うそ……だよね、そんな…)

P「あの春香…これはだな」

春香「ど、どういう事ですか?」

春香(血を吐くなんて、普通じゃない…!)

春香(病気?どうして…!)

ほう

P「いや、俺が思ってたよりずっと不味かったみたいで」

春香「っ……!!」

春香「そんな…嫌ですっ!」


P(宣伝が?)

P「すまない…」

P「でも、もう決まったことなんだ…」

春香「そんなのって……あんまりですっ!」

春香「うぅっ……ぐすっ」

春香「あと、どれくらいなんですか…」

P(収録がかな?)

P「あと一週間だな」

春香「!!」

春香「そ、そんな……」

P(そんなショック受けなくても)

春香「いくらなんでも、急すぎます…っ……」

P「まあ、気楽に……」

春香「っ…!」


バシン


P「痛っ!」

春香「プロデューサーさんの馬鹿っ!」

春香「大好きな人が死んじゃうのに、どうして気楽でいられるんですか!!」

P「…はい?」

春香「嘘だって、言ってくださいよ」

春香「お願いですから…死なないで下さい……ぐすっ」

P「えっ、俺死ぬの?」

春香「えっ?」




P「誤解が解けたあと、春香は抱きついて離れませんでした」


fin

はぁぁあああ!!!!????

真「プロデューサー!大丈夫ですか!?」


タタッ


P「ん、ああ真か」

真「酷い…誰がこんな…」

P「いやその……」

真「事務所の人間…いや、プロデューサーに恨みを持ってる人なんて…」

真「一体誰ですか!?」

あぁ…スッ

P「ああ、営業先の人だよ」

真「っ…!!」

真「許せない…!」

P「そんな、大袈裟な」

真「喋らないで!今手当を…」

P(いや、怪我してないし…)

P「いや、無駄だと思うよ」

真「え……」

真「無駄って……どういう事ですか」

P「見ての通り、怪我はしてない」

真(確かに…目立った外傷は無い…)

真(という事は……!)

真「もしかして…その飲み物…」

P「うん、そうだよ」

真「…!!」

真(毒を飲ませたんだ…!)

真「なんでプロデューサーが…」

P「ウチのアイドルに宣伝させたいらしくて…な」

P「何本か貰ったんだ」

真「………」

P「アイドル達が飲む前に、毒味をして」

P(毒かと疑う不味さだったから、毒味で間違ってないよね)

真(プロデューサーはボク達の代わりにコレを……!)

真「っ……」ギリッ

P「大切なアイドル達だから、何かあったら困るからな…」

真「だからって!ボク達の代わりにプロデューサーが死ぬこと無いじゃないですか!」

真「プロデューサーがいなくなると、みんな悲しむんですよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

真「えっ?」




P「事情を説明したら、真はへたりこんで泣いてました」

P「女の子らしくて可愛かった」


fin

雪歩「プロデューサー?」

P「ん、雪歩か」

雪歩「え、ええ…!?」

雪歩(血…!)

雪歩「きゅう…」


バタン


P「あぁ!雪歩!?」

………



雪歩「……う、ん」

P「ああ、気がついたか?」

雪歩「あ、プロデューサー…!!」

雪歩「あ、あの!」

P「うん?」

雪歩「あれ……夢だったのかな?」

P「夢?」

雪歩「はい、とっても怖い夢でした」

雪歩「私が事務所に入ると、プロデューサーが……」

雪歩(血を吐いて……)

P「あー、夢だった事にしておいてくれ」

雪歩「っ!!」

P(小っ恥ずかしい…)

雪歩(夢じゃなかった…!)

雪歩「あの、事務所の皆には…」

P「とうぜん、秘密だ」

雪歩「どうして……」

P「誰も幸せにならんからな」

P(ジュース吹きこぼしたプロデューサーの汚名を着せられる)

雪歩「うぅ……」ジワァ

P「え!?」

この話は続くよな…?

雪歩「プロデューサー、死んじゃ嫌ですぅ!」

P「えっ」

雪歩「私も、事務所のみんなも泣いちゃいますぅ!」

P「えっ、俺死ぬの?」

雪歩「えっ?」



P「事情を説明すると、雪歩は過去最大クラスの穴を掘って埋まってしまった」

P「助けるのが大変だった」


fin

お前さぁ(跳躍)

美希「ハニー?」

P「あ、美希……」

美希(ハニーが……血?)

美希「ハニー……どういう事なの?」

P(怖っ!目がマジだよ)

P「これはだな……」




……

………

こうだと思った(安堵)

……



P「……という訳だ」

美希「……き…」

P「ん?」

美希「ハニーの嘘つき!」

P「ええ?」

美希「ミキ、知ってるもん!」

美希「ハニーは優しいから、ミキや皆に心配させないようにしてるだけだって!」

P(心配もなにも…ジュース吹きこぼしたくらいで…)

P「いや、嘘はついてないし…」

美希「じゃあ…美希の目を見て」


ジッ


P(真剣な表情の美希って、なんか新鮮だな)

美希「………」


チュ


P「!!」

P「え!?」

美希「ミキは、ハニーの事が大好きなの」

美希「だから、病気で死んじゃうかもしれないハニーの事を放ってはおけないの!」

P「えっ、俺死ぬの?」

美希「えっ?」



P「誤解を解いたあと、もう一度キスをしました」

P「ほのかに赤汁の味がしました」


fin

千早「……っ!!」

P「あ、千早…!」

千早(プロデューサーが血を…?)

千早「あ…ぁ……ぁぁ!!」

P「いや違うぞ千早!」




千早「嫌ああぁぁぁ!!」

ギュ


千早「!!」

P「大丈夫、大丈夫だから…!」

千早「っ……」ギュウ

P「よしよし」



P「落ち着いたか?」

千早「………」コク

P(しばらく離れてくれそうにないな)

はよ

下手にダラダラと詳細書かれるより、こっちの方がスッキリしてて妄想かきたてられるから好きだな

P「あの……千早、そろそろ」

千早「…!!」


ギュゥー


P「いたた、わかったから!」

千早「……」

千早(だいぶ落ち着いた)

千早(けど、さっきのプロデューサーの吐血……)

P「千早?」

千早「プロデューサー」

P「うん?」

千早「病気なんですか……?」

P「えっ?」

千早「あんなに血を吐くなんて…」

千早「死んだり、しませんよね?」

P「えっ、俺死ぬの?」

千早「えっ?」



P「詳しく説明すると、少し怒られた後に優しくキスされました」


fin

やよい「プロデューサー?」


P「あ、あぁやよい」

やよい(血…!)

P(ドン引きしてる…)

やよい「そ、その…大丈夫ですか?」

やよい(病気?)

P「大丈夫、ちょっと吹いただけだ」

P「床を汚して悪かった…今拭くから」

やよい(病気…プロデューサーが)


やよい「ぐすっ……ふぇ」


P「!?」

やよい「いやですっ!」

やよい「やだよ……ひっく…うぅ」

P「え?ええ!?」

やよい「死んじゃ嫌です!」

やよい「プロデューサー!お願いです!」

やよい「いやですー!」


ウワーン


P「えっ、俺死ぬの?」

やよい「…?」グスッ



P「事情を説明すると、やよいはまた泣き出した」

P「泣き止んだ後の微笑みに魂を抜かれました」


fin

亜美「……え?」

真美「兄ちゃん?」


P「あ、やば」

P(よりによって!イジられるよ!)

亜美(血…だよね?)

真美(…!!)



P(なにこの沈黙…こわい)

P(苦し紛れだが!)

P「い、イエーイ!ドッキリ大成功!」

亜美「え」

真美「え」

P「ふふふ、引っかかったな…」


亜美「な、な→んだ…」

真美「し、してやられたYO!」

亜美(絶対嘘だ)

真美(血を吐くなんて、相当ヤバいよ)

P「さてさて、亜美真美に一泡吹かせる事も出来たし」

P「床を拭かないと…」

P(凌いだ!恥かかずに済んだ)


亜美(ねえ、真美…)

真美(うん、兄ちゃん…嘘ついてる)

亜美(どうして!?)

真美(かなり重い病気なのかも…)

亜美(そ、そんな…)

P「さ、綺麗になった……」

P「ワイシャツのシミは…仕方ないか」


ポスッ


P「え?」

亜美「……」

真美「……」

P「どうした、急に抱きついてきて」

亜美「兄ちゃん…」

真美「本当の事言ってよ」

P(誰が吹きこぼしたなんて言うか!)

P「……言ったろ?ドッキリだって」

亜美「……っ!」

真美「嘘つきっ!」


バシン


P「痛っ!」

真美「絶対、ドッキリじゃないじゃん!」

亜美「兄ちゃん…死んじゃうの?」

真美「やだよ…そんなの!」

P「えっ、俺死ぬの?」

亜美「えっ?」

真美「えっ?」




P「事情を説明すると、両腕に抱きつかれた」

P「責任とってよねって言われたけど、取るべきだろうか」


fin

伊織「っ………!」


P「あ、伊織…」

伊織「ちょっと…大丈夫なの?」

P「まあ、見ての通りだ」

伊織(見ての通りって……うそ)


P「みっともない所を見せちゃったな…ははっ」

このPは底抜けのアホ(褒め言葉)

伊織「……よ…」

P「ん?」

伊織「何で、今まで黙ってたのよ!」

伊織「そんなに、私が頼りないの?」

P(宣伝のオファーか?)

P「いや、つい最近決まったし」

伊織「そんな……」


P(にしても、ヤル気まんまんだな)

              / 厶ヘ从V;∠ヽ: : : : : : : \
            r:'::::ァ′ア⌒^´   `ヽ: : : : : : : :ヽ
             /}:/ :/ /⌒ヽ     \: : : : : : : .
              /{/: :〃           ⌒V: : : : : : :.
             ,: :{: : /  ≫=ミ、         V : : : : : :}
          ; :∧:イ ≪ {rク}     ‐=ミ  : : : : : : }

           i : :人{、   弋ン       rクハヽ }: : : : : ′
            |: :{ ハ  '〃,    ,   弋ン 》ハ: : : :/
            | 八 く、           '〃, 人}: : /
          : : : `ー 、     ^Y      /ハ: : /′
              } : : : : : :丶  〈_ノ      厶イ : : ;
          八: : : : : : : : ト、        _イ: :/: :/ :{
            /: : : : : : : : : :ト、 `ァ≠ 7r‐- 、Y }/: : :.
        /: : : -‐- 、: : : } ∨   r ⌒Y } } :ト : : :.
          /: : :/    ア人f^Y_/ {ノ´{ { /: :|  ヽ :、
        ,: : : :/    / //、ノ、 //   / :}: {   i: :\
      ノ : : /    / /〈/0\Y   /: : : } : :.  : : : : ヽ
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   /: :/{: :〈    /八/ /0/ // ハ  ∨: : :∧ :| 人 : : : : }

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          {_|_r(^ーV// ___   , ん}》ト、:.:.}

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         ノ    , イー、        ___   八:/:.\
        /   /}:.:.:`ー‐':.、    (  V .:':/八:.:._:_:>―‐‐-...、
       /   /  ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧>   ̄_.イ:.:(:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y⌒))
.    /    ,   /:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.∧     {---く´ ̄`ー 、:.):.:.:/ ノ
   ,       /   /:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/_ノ    ` ノ \ }   }':./厂Y⌒)ー
  /     /__rく/⌒ヽ-‐ '‐<  ー‐         〉⌒Yえ__/__/ ノ
〃      /   乙厂\ )    \        _/o ,人__):\〔乂__
    _ .        乙}   } )     \r―‐‐´o __厂厂 ∨:.:.:\
ー≦---------,--r屮-く_)--、    /  o_厂)―‐'´    }:.l\:.:ヽ
            /:.:.:./:.:.:.:./:.:./:.:.\ ノ _厂)―‐'        ,:.:|  ):.:.:)

P(この件は、伊織に任せるか)

P「伊織」

伊織「な、何よ!」

P「頼んだぞ」

伊織「…っ!!」

伊織「なによ……なんなのよ!」


伊織「訳わかんないわよ……っ!」

↓例の真美の画像

可愛い方が真美で可愛い方が亜美だろ?

P(え、泣くほど嫌だったの?)

伊織「っ…く」

P「泣くなよ…」

伊織「だ、誰のせいだと思ってるのよっ!」


ポスッ

ギュウ


P「お、おい…!」

伊織「しばらく、このままでいさせて」

P「あ、ああ」



……

……



P「落ち着いたか?」ポンポン

伊織「……ん」

P「そうか」


伊織「……わかったわよ」

伊織「私に任せて」

P「うん、任せた」

伊織「あんたが居なくなった後も、ちゃんとやるから」

P「ん?」

伊織「でも……その、最期まで私の側にいてね?」

P「えっ、俺死ぬの?」

伊織「えっ?」



P「事情を説明すると、しばらくバカって言われ続けた」

P「最後に、大好きって言われた」


fin

             __rf´: : : : : : : : : : :`: .、  、 / 、
            ,f´ア八fて≧ミ 、 : : : : : : \ /\  \   /
           rf アz‐'        _\: : \ /\   \  ×
         r ア.:/      〃⌒丶: : :ヽ: : :丶  、/、 丶
         { {: ;′ ,,っ     ,,  \ : }i:. :\:/\ 丶
         { { :  /        '7斥”ヽ Υハ /\  丶
            Ⅵ! ′ _、    Vh} ′} : : }: : :i 丶
.           |八 (r ⌒ ,   `¨、、 ,': : : ; : : |   丶
.           |/ :ト、  、、        / : : /| : : |
.         /: : l :|ヽ    lヽ    / : : / i| : : |
        /: : : : :|ーヘ     ┘   ′ : ′リ : : |
       /: : : : :/「∨: :>. . __,. イi: : : : i∠=ミ:.:|
.     r─一'´ ̄`7 } г=ミ:_:_}:    |: : : : |、   Ⅵ
    冫⌒7⌒ 7{ :{ };   W}i    | i: : : |ハ   、__
.   , : : : : {_/ /_,. ィ'   }} `丶 八{: : : Ⅵ   _}{
  / i: : : : : し'⌒i   |ヽ  ,}}     `ミト :\ヘ、_彡、
.  i : |: : :|: : : : : : |   ⅥーK_}}___ _  _彡ヘ{厂 rヘ._}

律子「プロデューサー!?」

P「あ、律子…」

律子「喋らないで!今救急車を…!」


P「え?」

prrr

律子「…はい、はい!お願いします!」

P「え、ちょ…」

P「呼んでも無駄だと思うけど…」

律子「ど…どういう事ですか?」

律子(手遅れって事?)

律子「嘘ですよね…?」

P「嘘も何も…見ての通り」

P(ピンピンしてるよ!)

律子「……!!」

律子「そんな……」

ピーポー

ガチャ


P(来ちゃったよ…)

律子「……はい!この人が…!」

P「え?いや…だから…!」

律子「私も同行します!」


バタン

ピーポー




……

P「救急車、初めて乗ったよ」

律子「……」

律子「お願いですから、死ぬなんてやめてくださいよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

律子「えっ?」

救急隊員「えっ?」



P「事情を説明すると、隊員も引くくらいの剣幕で説教された」

P「無事で良かったと抱きつかれた時は心臓が止まりそうでした」

P「救急車、初めて乗ったよ」

律子「……」

律子「お願いですから、死ぬなんてやめてくださいよ……」

P「えっ、俺死ぬの?」

律子「えっ?」

救急隊員「えっ?」



P「事情を説明すると、隊員も引くくらいの剣幕で説教された」

P「無事で良かったと抱きつかれた時は心臓が止まりそうでした」


fin

響「プロデューサー?」


P「あ、響…どうした?」

響「どうしたもこうしたもないさ!」

響「大丈夫か!?」

P「いや、何でもないんだ」

P(あ、響に飲ませるのも面白いかも)


響「笑ってる場合じゃないぞ!」

響「こんなの…」

響(何か重い病気なのか…?)

きたか…!

響「そんなに酷いのか…」

P「腐ってるのかと疑うくらいに」

響「!!」

P(宣伝する飲み物の事をこう言うのは失礼だったか)

響(腐ってるって…そんな)


P「ま、まぁとにかく…皆には我慢してもらう事になる」

響「そんなの、嫌だ!」

P「響……」

響「自分だけじゃない!皆だって…」


P(そんな嫌がらなくても…)

P「すまんな…でも仕方が無いんだよ」

響「っ……!」

響「何で…何でプロデューサーが!」

響「死なないといけないのさ!」

P「えっ、俺死ぬの?」

響「えっ?」



P「事情を説明すると、わんわんと泣き出した」

P「毎日抱きしめないと許してくれないそうだ」


fin

貴音「あ…あなた様?」


P「ん、貴音…」

貴音「その…それは…」

貴音(吐血…まさか……?)

P「ああ、恥ずかしい所を見られたな」

P(食べ物に厳しい貴音のことだ…怒られそうだな)

貴音(病に蝕まれているのですか…?)

貴音「あの、その…あなた様…」

P(何故か知らんがオロオロしてるな)

P(脅かしておこう)

P「ふふ…これは相当酷いぞ…」

貴音「…!!」

貴音「そ、そんな……」

貴音(このままでは……)

貴音「どうにか…ならないのですか?」


P「うん、どうにもならないな」

P(引き受けちゃったからなぁ)

貴音「っ……」スゥー

P「え!?」

P(泣くほど嫌なの?)

貴音「あなた様…もう、手の施しようがないのですか?」

貴音「もはや、手遅れなのですか…?」

P「えっ、俺死ぬの?」

貴音「えっ?」



P「事情を説明すると、貴音は腰が抜けて立てなくたった」

P「お姫様抱っこをしてあげた」


fin

>P(何故か知らんがオロオロしてるな)

>P(脅かしておこう)

さすがアホ

あずさ「……っ」

あずさ「大丈夫ですか!?」


タタッ


P「あ、あずささん…」

あずさ「今救急車を…!」

P「いえ、大丈夫ですから」

あずさ「え…大丈夫って……」

黒井「後の2人ってのは誰の事だ?」

あずさ(どう考えても…大丈夫じゃないのに…)

あずさ「本当に、平気なんですか?」

P「はい」

P「少し吹いただけですから」

あずさ(血を吐くだけでも、普通じゃないんですよ…)

あずさ「と、とにかく横になって安静にして下さい」

P「え、本当に大丈夫ですって」

あずさ「お願いです、無理はしないで下さい……」

P(まあ、あまり無理して飲む事もないか)

P「はい…ではお言葉に甘えて…」


ポスッ


あずさ「………」

あずさ「プロデューサーさん…本当の事を言って下さい」

P「…?」

あずさ「このまま、何も言わずにお別れは辛いです」

あずさ「だから……例え死ぬ運命だったとしても」

あずさ「私も…お供しますから」

P「えっ、俺死ぬの?」

あずさ「えっ?」



P「事情を説明すると、あずささんは赤面してぱたぱたと走り去って行ってしまった」

P「見つけるのに時間がかかった」


fin

「あずささん」と「膝枕」ッ! この世にこれほど相性のいいものが あるだろうかッ!?

小鳥「ぷ、プロデューサーさん!?」


P「あ、音無さん」

P「すいません…恥ずかしい所を」

小鳥「そ、そんな……」

P「アイドル達には内緒にして下さいね」

小鳥「いいんですか…?」

P「みっともないでしょう」

P(ジュース吹きこぼしたプロデューサーなんて)

小鳥「そんな事…」

P「お願いします!」

P(俺のプロデューサーとしての矜恃がかかってる!)

小鳥「プロデューサーさんが…そう言うなら…」

P「ありがとうございます」

小鳥「もしもし!もしもし!あっ!こちら765プロダクションの-あっ!?」

小鳥「プロデューサー!! 何をするんですか!!」

P「ア・・・アマミには言うな。。。
言えば、おまえを、
殺す!!」

トップぐらい見ろよ

小鳥(吐血するほどの病気……)

小鳥(只事じゃない…!)

P(この赤汁…やっぱりやめた方がいいんじゃないかな)

小鳥「あの…この事は社長には」

P「え?……あぁ、一度相談しないといけません」

P「場合によっては、残念ですが…」

小鳥「…!!」

小鳥「そ、そんな…」

P(折角の仕事が流れるのは辛いが…)

P「それも仕方が無い事なんです」


小鳥「プロデューサーさんは…それでいいんですか?」

P「え?」

小鳥「アイドル達に何も言わずに」

小鳥「そのまま黙っているなんて、そんなの…!」

P「…そう、ですよね」

小鳥「皆にはちゃんと報告しないと…」

小鳥「何も聞かされずに、遺されたアイドル達が可哀想ですよ…」

小鳥「それに、知恵を出し合えばまだ生きていられるかもしれません」


P「えっ、俺死ぬの?」

小鳥「えっ?」



P「事情を説明すると、本当に良かったとさめざめ泣かれた」

P「責任をとってプロポーズしたら即オッケーだった」


fin



P「あーあ、床にも零れた」フキフキ

P「よし、綺麗になった」


ガチャ


高木「おー、お疲れ様」

P「あ、社長…お疲れ様です」

高木「ところで、赤汁は飲んだかね?」

P「え?」

高木「いやなに、間違えて腐っている物を送ってしまったそうだ」

P「……え?」

高木「もし誤って飲んでいたら…取り返しのつかない事になるかもしれないからね」

P「はい?」

高木「では、くれぐれも気をつけてくれたまえ」


バタン



P「えっ、俺死ぬの?」


END

セックスエンドがないなんてやだー!!

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