桐乃「だれ・・・ですか?」(303)

桐乃が事故にあって数ヶ月が過ぎた
事故の後遺症で記憶喪失になった桐乃は俺の事を全く覚えていなかった
傷も治り退院して我が家に帰ってきたわけだが・・・

京介「ここがおまえの部屋だぞ」

桐乃「・・・・」

京介「なにか思い出したか?」

桐乃「すみません・・・何も」

京介「その、なんだ・・・ゆっくり思い出していけばいいさ」

桐乃「・・・はい」

京介(あの生意気でエロゲ好きだった桐乃の面影は全くない・・・この部屋を見れば何か思い出してくれると思ってたんだが・・)

桐乃「これ、わたしのですか?」

京介「あ、あぁ・・・え、えろげ・・・あ、いや・・・そのぅ・・・」

桐乃「わたしのなんですねこれ」

京介「そうだ・・・それはおまえが好きだったえ・・・えろげだ」

桐乃「・・・・・」

京介「その、なんだ・・・何なら俺の部屋にでも置いておこうか?ソレ」

桐乃「お願いします」

京介「お、おう!全部俺の部屋に持っていくからな・・・って結構あるな」

桐乃「私も手伝います」

京介「あぁ・・たのむ」

桐乃「・・・かわいい」

京介「あぁ、それな・・・そのキャラクターおまえ好きだったんぞ」

桐乃「そうなんですか」

京介「おまえは妹キャラが好きでな・・・ほら、これもこれも・・・全部妹ものだ」

桐乃「はぅぅ」

京介「あ、わりぃ!エロゲだということを忘れていた!!ははは・・・片付けるか」

桐乃「はい」

京介(はい・・・か・・・生意気だったころの桐乃が懐かしい)

桐乃「あの・・・京介さん」

京介「あのな、桐乃・・・いちおう俺はおまえの兄貴なわけだ・・・京介さんってのはやめてくれって言ったよな」

桐乃「すみません」

記憶を失ったら妹もののエロゲ見たらまず兄を疑う

京介「で、なんだ?」

桐乃「わたしってどんな妹でしたか?」

京介「ん・・・あぁ・・・あー・・・・生意気な妹だったな」

桐乃「そうなんですか」

京介「反抗的でな・・・よく俺に文句言ってたっけ・・・何かあると俺にぐちぐちぐち・・・」

桐乃「仲・・・悪かったんですね」

京介「ん・・あぁ・・・そう・・・だな」

桐乃「こんなに優しいのに」

京介「うぇ?」

桐乃「あ、いえ・・・なんでもありません・・・これも持っていってください」

京介「あ、あぁ」

桐乃「すごいたくさんありますね」

京介「俺もここまでとは」

桐乃「わたしってえっちだったのかな」

京介「うぇ!?」

桐乃「だって、こんなにたくさんあるし」

京介「ど、どうなんだろうなぁ・・・ハハハ」

桐乃「ふふふ・・・冗談です」

京介「そ、そうか!」

桐乃「片付けましょうか」

京介「よし、あとはこれだけだな」

桐乃「終わりましたね」

京介「俺の部屋がすごい事になったな」

桐乃「すみません」

京介「いや、いいんだ本来こんなゲームは俺の部屋にこそふさわしいんだ」

桐乃「あの・・・部屋に戻りますね」

京介「あぁ・・・何かあったらすぐ呼ぶんだぞ?」

桐乃「はい」

京介「ふぅ・・・さてどーっすかなぁ・・・収まりきらねぇぞこれ」

桐乃「反抗的な妹か・・・・わたしって嫌な女の子だったのかな」

コンコン

桐乃「ハイ」

京介「あぁ、すまん桐乃・・・これアルバムがまじってたんだ」

桐乃「ありがとうございます」

京介「あぁ、そんじゃ」

桐乃「あのっ・・・一緒にみませんか?何か思い出すた聞きたい事出てくるかもしれないし」

京介「そうだな!!そうするか」

桐乃「わー私ちっちゃい」

京介「ほんとだな」

桐乃「あれ?あの・・・あ、あなたの写真がありませんよ?」

京介「あぁ俺もそう思ってたところだ・・・なんでだ?」

桐乃「もしかしたらどこかに大事に取ってあるとか」

京介「あいつに限ってそれはない」

桐乃「そう・・・ですか」

京介「一枚も俺の写真がなかったな」

桐乃「やっぱりどこかに取ってあるんですよ」

京介「ん~アイツのことだ俺の写真だけ捨てちまったんじゃないかな」

桐乃「そんなっ!」

京介「あいつならやりかねん」

桐乃「わたしってひどい!」

京介「しょうがないやつだな全く」

桐乃「すみません」

京介「いや、前の桐乃が悪いんだ桐乃があやまることはない」

桐乃「なんだかややこしいですね、ふふ」

京介「・・・・」

桐乃「どうかしましたか」

京介「いや・・・俺の妹がこんなに可愛いわけがないって思ってさ」

桐乃「かわいい?わたしが?」

京介「あぁ」

桐乃「やめてください・・・照れます」

京介「ハハハ」

桐乃「笑わないでくださいっ!」

京介「ごめんごめん」

桐乃「京介さんいじわるですよっ」

京介「桐乃」

桐乃「あ、すいません」

京介「ん~おまえがそう呼びたいならそれでもいいが・・・おいとかアンタとかでもいいんだぞ」

桐乃「そんな呼び方できません!」

京介「仕方ない、京介さんでいいよ」

桐乃「はいっ!京介さん」

京介「なんか変な感じだなぁ」

桐乃「えっと・・・お、おにーさんとか・・おにぃちゃんって呼ぶの何だか恥ずかしくて」

京介「そーいうもんなのか」

桐乃「はい」

桐乃「あの・・・京介さん相談があるんですけど」

京介「!」

桐乃「?」

京介「・・・相談か」

桐乃「はい」

京介「なんだ?」

桐乃「あの・・・友達に会いにいきたいんですけど・・・その・・・あやせさんって」

京介「お、おうあやせか!」

桐乃「でも・・・ひとりじゃ会いづらくて・・・お見舞いに来てくれたときもずっと泣いてて」

京介「そうだな・・・あれじゃ話もできない・・・今から呼ぶか」

桐乃「えっでも・・・あやせさんの都合が」

京介「気にすんなって・・・あやせなら来るさ」

桐乃「・・・・」

京介「あ、あやせか・・・まぁその話はおいといて・・・・そうだ、桐乃だ・・・桐乃がお前に会いたいって・・・お、おう今すぐ来れるか?じゃあ頼む」

あやせ「・・・・・」

桐乃「・・・・・」

京介「どうしたおまえら」

あやせ「だれこのひと」

桐乃「?」

京介「何いってんだよ・・・いくら黒髪になってるからって見分けがつかないおまえじゃないだろ」

あやせ「ねぇちょっと!桐乃を返してよ!ねぇ!!」

桐乃「!!」

京介「おい!あやせ!!やめろ!!」

あやせ「あんた誰よ!!会いたいっていったから来たのに!!あんた誰よ!!!」

京介「やめろ!!」

桐乃「ごめんなさい」

あやせ「くっ」

京介「あやせ・・・」

桐乃「ごめんなさい」

あやせ「おにーさん」

京介「なんだ」

あやせ「桐乃はどこですか」

京介「いい加減にしろあやせ」

あやせ「桐乃を出してください」

京介「あやせ、もういい、もう帰れっ」

桐乃「あ、あの」

あやせ「桐乃・・・桐乃」

桐乃「あの、まってください」

あやせ「うるさいっ!」

桐乃「きゃっ」

あやせ「きりのぉ・・・きりのぉ・・・」

桐乃「あやせさん」

京介「あやせ・・・すまないが帰ってくれ」

あやせ「ふんっ」

お見舞いに来てた頃はまともだったのに…

京介「すまない桐乃」

桐乃「いえ、会いたいって言ったの私ですし・・・それにあやせさんの気持ちもわかります」

京介「しかし」

桐乃「・・・たしかに別人ですもんね・・・写真の私のほうが可愛い」

京介「何いってんだよ・・・それもおまえじゃないか」

桐乃「違います・・・これは私じゃないです」

京介「違うっ!それもおまえなんだっ」

桐乃「違いますよ・・・だってあやせさんは違うっていってました」

京介「あ、あれは・・・あやせは気が動転してて」

桐乃「そうでしょうか・・・・やっぱり私は桐乃じゃないんですよね」

京介「おまえは桐乃だ」

桐乃「わたし・・・ここにちゃいけないのかも」

京介「なにをいってる」

桐乃「みんなに迷惑ばかりかけて・・・私なんで記憶がないんだろう・・・もしかして私本当に桐乃じゃないのかな」

京介「しっかりしろ!!おまえは桐乃だ!俺の可愛い妹だ!!」

>おまえは桐乃だ!俺の可愛い妹だ!

最終回はこの台詞を使うべき。たぶん泣いてしまう

桐乃「電話なってますよ」

京介「いい」

桐乃「だめですよ」

京介「・・・黒猫か・・・なんだ・・・今いそが・・・あぁ・・・・あぁ・・・」

桐乃「くろねこ?・・・ねこ?」

京介「あぁ・・・そうだな・・・おまえにも会えば・・なにか・・・あぁすぐ来てくれ」

桐乃「猫さん?」

京介「黒猫だ・・・おまえとは・・・友達というか・・・まぁ仲はそんなによくなかったがおまえの大事な知り合いだ」

桐乃「また、さっきみたいに」

京介「大丈夫だ、黒猫は・・・大丈夫だ」

桐乃「どんな方なんですか?」

京介「うーん・・・ちょっと変わったやつでな・・・見ればなんとなくわかると思う」

桐乃「そうなんですか」

黒猫「・・・・」

桐乃「ごめんなさい」

黒猫「どうして謝るのかしら」

桐乃「桐乃でなくてごめんなさい」

黒猫「何を言ってるの?桐乃はアナタでしょう」

桐乃「は・・・はい・・・はじめまして黒猫さん」

黒猫「あら、あのスーパービッチがずいぶんとしおらしくなったわねぇ」

桐乃「す、すーぱぁ・・びっち」

黒猫「あなたにこれを持ってきたわ・・・以前あなたが欲しがっていた同人誌よ」

桐乃「同人誌・・ですか」

黒猫「お見舞いには行けなかったから・・・まぁ退院祝いとして」

桐乃「ありがとうございます」

黒猫「・・・・」

桐乃「どうかしましたか?黒猫さん」

黒猫「アナタ、このままのほうがいいんじゃない?」

桐乃「は、はぁ」

黒猫「以前のあなたはそれはもう・・・ヒドイものだったわ」

桐乃「そうなんですか」

黒猫「えぇ・・・あらゆる男をむさぼりくい、精気を吸い取っていたわ」

桐乃「え?え?」

黒猫「冗談よ」

桐乃「黒猫さんはおもしろい人ですね」

黒猫「やめてちょうだい、何をたくらんでいるのかしらこの女は」

桐乃「うふふふ」

京介「黒猫ありがとう」

黒猫「あらいたの」

京介「いちゃわりぃか」

黒猫「存在感のない男ね」

桐乃「ふふっ・・・ふふふっ」

京介「おいおい桐乃まで笑うな」

黒猫「でしょう?この・・・これは」

桐乃「あ、はい・・そうですね・・・うふふ」

京介(よかった・・・黒猫とあんなに楽しそうに話して・・・桐乃が笑ってる)

黒猫「そろそろ帰らせてもらうわ・・・現世の空気は合わないようね」

桐乃「もうかえっちゃうんですか・・・寂しいなぁ」

黒猫「・・・・またくるわ」

桐乃「はいっ!また来て欲しいです」

黒猫「帰るわ」

京介「ありがとう黒猫 玄関まで送っていく」

黒猫「・・・・・」

京介「本当にありがとう黒猫・・・これからもあいつの支えになってやってくれ」

黒猫「あの子、相当まいってるわね」

京介「えっ」

黒猫「支えになるのはアナタの方じゃないかしら」

京介「・・・・」

京介「・・・・・」

桐乃「どうしました?」

京介「桐乃」

桐乃「はい」

京介「俺は、おまえの兄貴だからな」

桐乃「・・・はい」

京介「おまえがどんな状態になろうと俺は一生おまえの兄貴だ」

桐乃「・・・・・」

京介「だから、俺がおまえの支えに」

桐乃「やめてください」

京介「?」

桐乃「支えとか・・・そーいうのやめてください」

京介「でもっ」

桐乃「京介さんの重荷になんかなりたくないです」

京介「重荷になんか!」

桐乃「普通にしててください」

京介「・・・・」

桐乃「ふつう・・・あぁ、そっか・・・わたし・・・京介さんとどうやって接してたのか・・・ごめんなさい」

京介「生意気だな」

桐乃「?」

京介「反抗的だよ」

桐乃「??」

京介「支えになるっていったらなるんだよ!そうやってすぐ俺に逆らう・・・やっぱりおまえは桐乃だよ」

桐乃「・・・京介さん」

京介「おまえは俺の大事な妹だ!俺がずっとおまえを支えていく!重くてもいい!どんどんもたれかかってこい!俺は兄貴なんだぞ?」

桐乃「あ・・あぅ・・・うぅぅっ」

京介「泣くやつがあるか」

桐乃「ういっ・・うぅっ・・うぅー」

京介「おまえはほんとに可愛いやつだな」

あれから三ヶ月が過ぎた
桐乃は髪を茶色く染め外見が以前とかわりなくなった
それに、中身も

桐乃「あーちょっとぉーねぇーキョウスケー」

京介「なんだよ」

桐乃「わたしの制服は?」

京介「俺が知るか」

桐乃「あっれぇ?昨日ここにおいといたのに」

京介「自分の部屋じゃないのか?」

桐乃「ちっ、ないから、きいてるのっ!」

京介「・・・・おい、あれはなんだ」

桐乃「あ、私の制服だ」

京介「なぜあんなところに脱ぎ散らかされている」

桐乃「あーそういえばー昨日着てみたんだったー!」

京介「おまえなぁ」

桐乃「あーもしもしー?あやせー?」

京介「おい」

桐乃「あ、うんうん!いくいく!あ、はーい」

京介「おい桐乃」

桐乃「じゃあちょっと出かけてくるからー」

京介「おいまて」

桐乃「すぐかえってくるからー」

京介「まったく・・・あの可愛かった桐乃はどこへいってしまったんだ」

桐乃「だーれが可愛くないって?」

京介「うぉぉわっ」

桐乃「じゃあいってきまーす」

京介「ハァ・・・少し甘やかしすぎたか」

あの日から桐乃のしたいことをやらせ
桐乃のいうことをいろいろきいてきた
そのせいか以前よりわがままになってしまった気がする

京介「あぁ・・・疲れた・・・・あぁ?電話・・・黒猫か」

黒猫「ちょっとあなた」

京介「なんだ」

黒猫「あの女にいったいどーいう教育をしているのかしら」

京介「桐乃がなにかしたのか」

黒猫「なにかしたか、ですって?何なのあの女は」

京介「だからなんだ」

黒猫「くろねこちゃーん、にゃんにゃんしましょー ぐぐぐぐにゃぁ」

京介「誰だお前」

黒猫「あの女が私に会うたびにこう言うのよ」

京介「そうなのかっ!」

黒猫「この広いわたしの心でもそろそろ限界、あなたから何とかいっておやりなさい」

京介「あぁ・・・すまない」

黒猫「いえね、別に嫌ではないのだけれど、兄弟の前でそれをやられるとたまったもんじゃないわ」

京介「・・・・すまない」

桐乃「ただいまー」

京介「桐乃、話があるんだ」

桐乃「あとにしてーシャワーあびるからー」

京介「・・・わかった、後で俺の部屋にこい」

桐乃「うぃー」



京介「そろそろ兄貴としてガツンと言ってやらんとな」

桐乃「キタヨー」

京介「桐乃、ここに座れ」

桐乃「ほーい」

京介「桐乃、最近のおまえは」

桐乃「はぎゅっ」

京介「!?・・・な、なにするんだ!いきなり抱き着くな!」

桐乃「うーいぃ・・・・キョウスケー・・・・ふぅ」

京介「桐乃、話があるんだ」

桐乃「ナンデスカー」

京介「まじめにきけ」

桐乃「キイテマース」

京介「それがまじめに話を聞く態度か」

桐乃「・・・・さいきんしてくれなかったし」

京介「・・・・」

桐乃「なでなでしてって言ったらしてくれて、ギュってしてって言ったらしてくれたのに」

京介「あれは・・・おまえが元気がなくてだな」

桐乃「元気が出てきたらもうしてくれないの?」

京介「・・・・その必要はもうないだろ」

桐乃「じゃあ元気ナクスーウワァー元気ナクナッター」

京介「ふざけてる場合じゃないぞ」

桐乃「うーい」

京介「おまえ黒猫に何してるんだ」

桐乃「黒猫ちゃん?かわいがってるヨー」

もちろん桐乃はバスタオル一枚なんだよな?
なんだよな!?

京介「にゃんにゃんがどうとか」

桐乃「あぁ・・・カワイイカワイイしてるよー」

京介「それはやめるんだ」

桐乃「ドシテー?」

京介「黒猫が迷惑がってる」

桐乃「うっそだぁ~黒猫ちゃん喜んでるよ」

京介「・・・兄弟の前でやめてくれってさ」

桐乃「リョーカイ」

京介「・・・・・」

桐乃「おわり?」

京介「・・・あぁ」

桐乃「わぁい」

京介「桐乃、やめろ」

桐乃「ドシテー?」

京介「よりかかられると重い」

俺「桐乃・・・・桐乃・・・」シコシコシコ


俺「桐乃・・・桐うっあっ黒猫おぉっ!!」ピュッ

桐乃「おまえは俺の大好きな妹だ!俺にどんどん甘えてこい!重くてもいい!なんでもいうこときいてやる!って言ったのダレダッケー?」

京介「少し変わってないか」

桐乃「おなじおなじー」

京介「たしかに言ったが・・・あれは」

桐乃「元気がなかったからー?」

京介「そうだ」

桐乃「一生兄貴なんでしょー?」

京介「そうだ」

桐乃「じゃあいいじゃん」

京介「なぜだ」

桐乃「甘えて何が悪いんだコノヤローパアンチッ」

京介「いてぇな」

桐乃「おとこがこまかいことキニスンナー」

京介「それにしてもおまえは甘えすぎた」

桐乃「ふぅん・・・そーいうこというんだ」

桐乃が池沼化し始めてる・・・

京介「なんだ」

桐乃「はぁ・・・ごめんねキョウスケさん」

京介「うおっ」

桐乃「わたし、調子にのりすぎてました」

京介「わかって・・くれたのか!」

桐乃「なーんちゃってぇ」

京介「・・・・」

桐乃「くっくっくっ」

京介「桐乃」

桐乃「ハァイ」

京介「兄をバカにするんじゃない」

桐乃「してないよー?」

京介「ガツンといわないと駄目だな」

桐乃「ガツーン」

京介「桐乃」

桐乃「あ、怒ったぁ?怒ったのぉ?あはははっキョウスケー怒ったー」

京介「いい加減にしろ桐乃」

桐乃「なにがぁ」

京介「以前のおまえでもここまで・・・」

桐乃「はぁ?」

京介「いや、なんでもない」

桐乃「以前の桐乃がなに?桐乃はわたしなんですけどー」

京介「そうだ、おまえが桐乃だ」

桐乃「なに?前の桐乃がよかったてーの?だったらさぁ!もういっかい事故にあおうか!ねぇ!!」

京介「そんなこといってないだろう!!!」

桐乃「もういっかい記憶消してさ!!そしたら前の桐乃が出てくるかもね!!」

京介「おい!!」

桐乃「わたし、わたしなんてどうせいらないんでしょ?やっぱりさー前の桐乃がいいんでしょ?・・・わたしだってさぁ・・・わたしだって・・・いろいろ努力してるのにっ!!
前の桐乃に近づこうと努力してるのに!!それでも前の桐乃がいいのっ!!ねぇ!!」

京介「落ち着けよ」

京介が自棄になって桐乃を押し倒す展開まだ?

桐乃「くうううっ・・・うっ」

京介「すまん、失言だった許してくれ」

桐乃「わたしの・・・わたしの兄貴だもん」

京介「あぁ、おまえの兄貴だ」

桐乃「桐乃はアタシだもん」

京介「そうだぞ、桐乃はおまえだ」

桐乃「あー記憶もどったー戻ったよ」

京介「えっ・・・ほんと・・・か?」

桐乃「兄貴!!だいすきぃ!!」

京介「・・・桐乃はそんなこといわない」

桐乃「そうだよぉ・・・アタシは・・・わたし・・・桐乃はわたしだけ」

京介「・・・・」

桐乃「前の桐乃なんて忘れて」

京介「それはできない」

桐乃「ナンデー?なんでなんでー?」

京介「前の桐乃も大事な妹なんだ」

桐乃「妹はわたし!!」

京介「わかってる・・・おまえも妹だ」

桐乃「なにいってるかぜんぜんワカンナイ!!」

京介「わかってくれ・・・前の桐乃もおまえも・・・俺の大事な妹なんだ」

桐乃「はぁ?あたまおっかしいんじゃなーい?」

京介「前の妹とおまえは別なんだ」

桐乃「あったりまえでしょ!!」

京介「おまえはおまえとして大事にしたいんだ」

桐乃「なにそれ」

京介「おまえは俺の大事な妹であることに間違いはない」

桐乃「だったらさーセックスしよー」

京介「ふざけてんのか」

桐乃「ふざけてないよー私本気だもん」

京介「妹とセックスできるか」

メンヘラ特有の性衝動

     ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、

       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
        ゙、';|i,!  'i i"i,       、__人_从_人__/し、_人_入
         `、||i |i i l|,      、_)
          ',||i }i | ;,〃,,     _)    ナデナデシテー
          .}.|||| | ! l-'~、ミ    `)
         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ   '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
        Y,;-   ー、  .i|,];;彡
        iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ

        {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ
         ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,__
          ゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,“二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''

 ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/

桐乃「妹じゃないよ?それは前の桐乃でしょ?わたしはわたしキョウスケを大好きなただの女」

京介「バカいってんじゃねぇ」

桐乃「ねーキョウスケーセックスしよー?そしたら許してあげる」

京介「怒るぞ」

桐乃「もぉどうしたらいいのっ!!!妹になろうとしたら前の妹がいいって言われるし!!女になろうとしたら怒るぞっていわれるし!!!わたしどうしたらのいいのっ!!!」

京介「おまえは妹だ」

桐乃「はぁー?はぁ?妹じゃねーし!!!前の桐乃が妹でしょ??私とセックスしろよ!!!」

京介「どうしたんだ・・・桐乃!!桐乃!!」

桐乃「しろよ・・・セックスしろよぉ・・・・バカァ・・・うぅっ・・・うわあああああああああん」

京介「よし、よしよし・・・ごめんな・・・おにーちゃんが悪いな・・・俺が全部悪い全部悪いから」

桐乃「バカァバカァバカァ」

京介「よしよし、桐乃は何も悪くない、悪くないぞ?なっ?なっ?」

桐乃「うぅ・・・ウン」



>>123
                        ,r、、、) ̄ヽr"(ー 、、、
                     ,ノヽY"("r"iiit;;;t、 从ヽ`)'"ヽ
                 、 ,r("' "、、、 "''"t;;;ヽ匁、、ー、、))〉;;;;;;;;三彡"
                _ソ"从 了ミミi ,,`ヽ、;;;;ヽ、、、、ーヽ;;、''''-、ノt,,,,,

               it(  (;;ノ (;;;;|、t シヽ;;;;ヽ、、)、 ヽ;;;;;;;jjj'|ii、"""ノ
              、,,t,`レ 从ii|ヽ、ー''"iii、ヽ;;;;;リ|;;;;从i 、、、从、、t;;;;ヽ'ー、ヽ
              メ''""/;;;;;从,,、、 、 i;i||j;;;;r"t;;;( ソ、t;;;;ヽ |;;;;;tヽミ 、),
             、ゝイ |;;;;ij|从;;;;ヽ|;;i |、",,,,iiii、,,,,、i、ソi t;;;;|ヽ;;;;;ヽ、 ヽ''''"

             t、,女 t(ツ||i;;;;;;;;;;;;;;;i;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ツ;;;i、、、i;、~'-、;;;;;、))
             、、ノ(iツM;;;;|;;;;;;;;;;;;ii;;;;|i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;|;;;i |;;;t'ヽ三彡
              // り";;;;;;;;;;;;;iヽ;;;;;;;;tiii;;;;;;;;i|;||;;;;ii;;;;itソ;;;;リ;;;;"ヽ;;;;;ir'"
              ヽツキ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ人、、、ミ;;;;;;;;tヽ、;;ヽ二リ;-、t;;;;;;;レ;;;;|''"
              ー7;;i|、;;;;;;r、ミr'";;;;;;;;;;;;;;;~~' リヽ|i";;;;;;;;;;;;;;;シi;;;;;;、i|)

               リ;;;;||t;;;;〈 ミ 彡=モ丐ァ、r;;; "リ、zモチテzー' リ;;;;ii|j     いいだろう
              (;;|;;;ヽ、;;;;i    `~ '''' ":::  |~::''- ̄ー  リ; イ
                フ;;;;;ヽ;;;i,     ""    |      ,'r';;;i
  ,r''ヽ           `(;;;;;;;;i~t       ,,,,, j ,,     /"彡|、
.  ii  i             t;|;;;;;i ::t      ヽ:::`"     / {{ヽt ヽ            ,,, 、 --ー '
.  i  リ             't;;;;i :ヽ     ,,、-_~-,,   /::  j ノ ;;リ''ヽ、    ,, 、- '' "~:::::::::::::::::::::
  i  '"|  r'~ヽ,         ヽ、i  ::ヽ    "''ニニ"   ,'::  y"  "ノノ フンゝ'":::::::::::::::::::::::::"""""
 リ   i ,,/   i''''"" ̄ ̄ ̄>'''"~t |i ::ヽ,  ''~~~""" /:::::、-'"  ,r"/zr'":::::::::::::::::"""" "
_,/ :::::"i" / '-、ノ,,,,,,、ニ、 ,、-'";;;r''"::::入 ii;;::::::::ヽ,      /::: '" , ,r、" /"/""t    ー⌒)     ""''
,/ " レ"- '"ii´    ,リ,,""r" ::::::::/:::t ヽ::::::::::~''ーー ''''", '" / r"///    ・ . ⌒
" ,、-'i"    ,、-ー '''ヽ"/r" :::::;;/  t  ヽ::::;;;;;:::::;;;;,r'" ,, ,、-'"" "/          ~
''"  ヽ ,、ー''"ii  ,,,、ノ";;r"::: :::;;;iii|   リ,r'" ヽ   y'" '"//'/"_; '   " ~'ーー   r"~
 ::,、-'"  ,、- '";;;;/;;;r" :::::;;;;iiiii、;;;; 、、,,,,,,,, ヽ,r'" //:::::::/ ',ノ/            )   ー )ヽ,、-'

 "  ,、-' /、;;;;;/';;;;r" ::::::/i"  ~''''''""""",r" 三//::::::, "' /;;/  r''''''''''''''''''''''-、  ( ∴ー''" ,、-'"

 ::: イ ,,、r'- '''""ノ;r" :::::::/ t::::::::     ,r"  三//' /'" /;;;;t r'┏━━┓   ヽ、、、、-ー''''"
   "~  ,、- ''"ヽ、::: :::::::/  ~''- 、,,,,,,,, /  三/'"// /r //ヽt ┃、,  ┃

京介「落ち着いたか」

桐乃「ごめんね」

京介「おまえは悪くない」

桐乃「ごめん」

京介「俺の方こそ悪かった」

桐乃「なでなでしてー」

京介「あぁいいぞ」

桐乃「うーい」

京介「可愛いなおまえは」

桐乃「前の桐乃より?」

京介「それは間違いない」

桐乃「うへへへ」

京介「驚いたぞいきなりあんなこと言うから」

桐乃「べつにしてもよかったのに」

京介「ばかいうな、大事な妹に手を出す兄貴なんて最低だろ?」

桐乃「してもよかったけど・・・・ちょっと複雑な気分かも」

京介「だろ?俺がとんでもない変態だったらどうする」

桐乃「変態なの?」

京介「例えばの話だ」

桐乃「変態はなにをするのー?」

京介「えっ・・・縛ったり叩いたり・・・とか?」

桐乃「それはやだー」

京介「そんなことしねぇよ」

桐乃「じゃあセックスする」

京介「セックスよりもっと楽しい事しようぜ」

桐乃「なにするの?」

京介「きりのちゃーん、にゃんにゃんしましょー ぐぐぐぐにゃぁ」

桐乃「・・・・」

京介「すべったか」

桐乃「にゃんにゃん」

京介「おまえ黒猫といつもそんな遊びしてんのか」

桐乃「うん、黒猫ちゃん猫のマネ上手だよ」

京介「アイツが、ねぇ・・・」

桐乃「発情期の声とか上手だよ」

京介「おまえらなんつーあそびしてんだ」

桐乃「ンーアオンンーアオォー」

京介「やらんでいい・・・黒猫も意外とそーいうとこあるんだな」

桐乃「うぐぐるーぐるるー」

京介「コレ、ベタベタするな」

桐乃「発情期の猫のまねだしー」

京介「交尾はせんぞ」

桐乃「ちっよまれてたかーつまんなーい・・・・・あれ?」

京介「どうした桐乃?」

桐乃「あ・・・・あれ?・・・・何してんのアンタ」

京介「???」

桐乃「あれ・・・あたし・・・あ、車が・・ぶつかってきて・・・それで」

京介「桐乃?まさかおまえ」

桐乃「あ、あぁ・・・そっか・・・あたし記憶がなくなってたんだ」

京介「記憶が戻ったのか!!」

桐乃「そうみたい」

京介「桐乃!」

桐乃「な、なによ」

京介「よかったなぁ・・・桐乃!」

桐乃「・・・・あ、うん」

京介「よかったよかった・・・ほんとによかったなぁ桐乃」

桐乃「・・・・あ、そうだあやせに連絡しなきゃ」

京介「そうだな、黒猫にも連絡するんだぞ」

桐乃「ハァ?・・・なんで・・あぁ、あやせー明日の仕事さー・・・え?何いって・・・仕事がない?何いってるの?」

京介「?」

桐乃「えっ・・・しばらく休むって・・・あたしそんなこといってない・・・え?なにそれ?」

桐乃「どーいうことなの・・・事故にあって・・・それから・・・病院で・・・」

京介「桐乃?」

桐乃「え?4ヶ月?4ヶ月もあたし・・・・何してたの?思い出せない」

京介「桐乃・・・おまえまさか・・・記憶なくしてた間の事覚えてないのか?」

桐乃「えっ?あたし病院で目が覚めて・・・それで・・・病院にあやせがきて・・・そのあと・・あたしは何してたの?」

京介「そんな・・・うそだろ」

桐乃「なにが?・・・・なんだろう・・・なんかもやもやする」

京介「桐乃・・・あの桐乃はどこいっちまったんだよ・・・おい」

桐乃「なによ」

京介「そんなのおかしいだろ!!何でおまえだけ・・・アイツは!桐乃はどうしたんだよ!!」

桐乃「いったい!離してよ!!」

京介「そんな・・・こんな・・・こんなバカな」

桐乃の記憶は戻った
記憶を失くす前の以前と変わらないあの桐乃だ
以前の生活に戻った桐乃にあの桐乃の面影はなかった
すっぽりとあの間の記憶だけ抜け落ちてしまっているようだ
あいかわらずにくたらしい妹との生活がまた始まった
だが俺は

京介「き、きりの・・・なでなでしてやろうか?」

桐乃「はぁ?きっもしね」

京介「きりの・・・にゃんにゃん」

桐乃「うわ」

京介「引くな」

桐乃「なんなのアンタ」

京介「桐乃・・・何も思い出さないのか」

桐乃「思い出したでしょ」

京介「・・・・」

桐乃「どっかいってよ・・・あぁそれからアタシのエロゲ全部部屋に運んどいて」

京介「あぁ」

京介「というわけなんだ」

黒猫「あらそう、良かったじゃない」

京介「よくないだろ・・・おまえだってあの桐乃とは仲良くしてただろ」

黒猫「悪夢よ」

京介「?」

黒猫「悪い夢を見ていただけ」

京介「悪夢なんかじゃ」

黒猫「悪い夢からは覚めるべきなのよ」

京介「夢・・・夢ですませられるかよ」

黒猫「あの女がいなくなってせいせいするわ」

京介「にゃんにゃん遊び楽しんでたんだろ」

黒猫「・・・・・誰かに話したら呪い殺すわよ」

京介「もう一度にゃんにゃん遊びしたくないのか」

黒猫「・・・・」

京介「会いたくないのかあの桐乃に」

京介「ショック療法か・・・試してみるか」

桐乃「何よ話って」

京介「桐乃、セックスしよう」

桐乃「・・・・」

京介「おまえ俺とセックスしたかったんだろ?」

桐乃「やっ・・・やだ・・・・きもいとかそんなレベルじゃないし!!」

京介「おまえが望んだ事なんだ!!」

桐乃「くっくるなっ!!」

京介「桐乃!思い出してくれ!!」

桐乃「やだやだやだああああああああ」

京介「きりの・・・」

桐乃「うわあああああんやだああああああ」

京介「すまない・・・最低だな」

桐乃「きもちわるっ!! パンッ」

京介「まっまってくれ・・・桐乃」

あの日以来桐乃は俺を避けるようになった
口をきくどころか目も合わしてくれない
嫌われたとかそんなかるいものじゃない


京介「あぁ・・・きりのぉ・・・きりのぉ・・・」

京介「きりのぉ・・・・会いたい・・・きりのぉ・・・」

京介「なでてやるから・・・せっくすでもなんでもしてやるからぁ・・・」

京介「でてきてくれーきりのぉ・・・・」

京介「きりの・・・そこにいるのかーきりのぉ・・・」

桐乃「しっかりしてよ」

京介「きりのーいいこだーいいこだー」

桐乃「しっかりしなさいよ!!」

京介「おー兄貴だぞ俺がおまえの兄貴だぞ」

桐乃「んなことわかってるわよ!!」

京介「きりのぉ・・・きりのぉ・・・・」

京介「きりのぉ」

桐乃「だいたいの事情はアイツからきいたけど」

京介「きりのぉー」

桐乃「覚えてないんだからしょうがないでしょ」

京介「おぉ・・・いい子だ~いい子いい子」

桐乃「しっかりしてよ・・・バカ兄貴」

京介「おいでーきりのーおいでー」

桐乃「・・・・」

京介「よーしよしよし・・・・あっ・・・あぁぁぁっ・・・あうぅぅ」

桐乃「何泣いてんのよ・・・しっかりしてよもぉ」

京介「キョウスケさんはやめろー兄貴なんだから」

桐乃「何いってんのよ」

京介「エロゲは俺の部屋に運ぶからな」

桐乃「・・・・」

京介「今日は何して遊ぼうか桐乃」

桐乃「あにき、お菓子かってきたよ 一緒に食べよう」

京介「・・・・」

桐乃「わたしはチョコがいいな・・・兄貴はどれにする?・・・兄貴もチョコ?」

京介「・・・・」

桐乃「はんぶんこにしよっか」

京介「・・・・」

桐乃「おいしいね」

京介「・・・・」

桐乃「もぐもぐ」

京介「・・・・・」

桐乃「ジュースもあるよ」

京介「・・・・・」

桐乃「はい、のんで」

京介「・・・・」

桐乃「こぼしてるよ」

桐乃「テレビつまんないね・・・・エロゲしよっか」

京介「・・・・」

桐乃「この子好きなの」

京介「・・・・・」

桐乃「あにきはどの子好き?」

京介「・・・・」

桐乃「この子でしょ?」

京介「・・・・」

桐乃「だまっててもバレバレなんだからー」

京介「・・・・」

桐乃「ほーらエッチーシンきたよー」

京介「・・・」

桐乃「えろいねぇ・・・えろい・・・ねぇ」

京介「・・・・」

桐乃「あにき?ねむいの?じゃあ一緒に寝よ」

京介「・・・・ぅあ」

桐乃「あにき?どうしたの?」

京介「・・・」

桐乃「なぁに?」

京介「・・・・」

桐乃「えぇ・・・恥ずかしいよ」

京介「・・・・」

桐乃「えへへへ・・・なでなで嬉しい」

京介「・・・・・」

桐乃「もぉ・・・あんまり甘やかすと甘えん坊になっちゃうよ」

京介「・・・・・」

桐乃「あにき・・・あにきもいい子いい子」

京介「・・・・」

桐乃「もう朝か・・・あにき」

京介「・・・・」

桐乃「起きて・・・朝だよ」

京介「・・・・」

桐乃「あにきぃー」

京介「あ・あぁぁ」

桐乃「おきたぁ?」

京介「あ、あぁ・・・」

桐乃「きょうはー帰りがおそくなるからぁ」

京介「だれ・・ですか?」

桐乃「え」

京介「だれですか」

ひどい状態の時に比べれば兄貴はかなり回復した
ただ、あたしの事は何も覚えていない
正確にいうとアタシでない桐乃のことは覚えていた
あたしが桐乃だと何度も説明しても兄貴は信じてくれなかった

桐乃「いいかげんに・・・してよっ」

京介「なんだおまえは俺の妹をどこへやった!」

桐乃「あたしがアンタの妹でしょ!!」

京介「俺の妹はな!もっとかわいいんだ!俺とせ・・・セックスしたがるぐらい俺の事大好きなんだ!!」

桐乃「バッカじゃないの!!妹とセックスしたがるなんておかしいんじゃないのっ!」

京介「俺じゃない!桐乃がだ」

桐乃「桐乃はあたしっていってんでしょ!!」

京介「ふざけるな!!俺の妹はおまえみたいな不良の茶髪じゃない!黒髪ストレートの可愛い女の子だ!!」

桐乃「バカッ!!!」

桐乃「あにき・・・」

京介「なんだ、またおま・・・・桐乃!」

桐乃「あにき」

京介「桐乃!お前今までどこいってたんだよ!!」

桐乃「ずっと兄貴のそばにいたよ」

京介「かくれんぼかぁ?しょうがないやつだなぁ」

桐乃(・・・髪を黒にそめるだけでいいの?)

京介「こっちこいよーなでなでしてやる」

桐乃「えっ・・・うん」

京介「いいこだいいこだー」

桐乃「あにき・・・えへへへ優しい」

京介「・・・・誰だお前」

桐乃「えっ」

京介「おまえは桐乃じゃない」

桐乃「何いってんの!あたし桐乃!!」

共依存ってレベルじゃねーぞ!

京介「桐乃はな・・・こんな香水つけないんだよ」

桐乃「えっ・・・えぇぇ・・・」

京介「なんだこの爪?桐乃はなこんな爪に変な落書きしねぇんだよ」

桐乃「・・・・」

京介「離れろ!!」

桐乃「!!」

京介「桐乃をどこへかくした!!ここか?ここかぁ!!あああああああああ」

桐乃「あにき・・・もうやめて」

京介「くっそぉぉぉぉ・・どいつもこいつもおまえが桐乃だっていいやがる・・・おまえなわけないだろう!!おまえみたいにブサイクじゃねーんだよ!!」

桐乃「ひうっ・・・」

京介「あぁ・・・あぁ・・・くそぉ・・・」

桐乃「あにき・・・あたしが桐乃なんだよ」

京介「ふざけたことぬかしてんじゃねぇよ!!!」

桐乃「でも・・・でもあたし桐乃なの」

京介「おまえ・・・おまえなわけ・・・あるかぁ」

  どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!
   三           三三
        /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三

  三   _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
      /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
    〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__

    ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ   <桐乃・・・桐乃ぉ・・・
  . 〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
    };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll

桐乃「あにき・・・ごめんね」

京介「あぁくそぉ」

桐乃「あにき・・・あたしどうしたらいいの?」

京介「うるせぇ!!もうおまえ・・・おまえなんなんだよ!!!」

桐乃「どうしたらいい?」

京介「あぁ?」

桐乃「セックスすればいい?したら兄貴優しくしてくれるの?」

京介「だれがおまえなんかとするか!!」

桐乃「じゃあどうしたらいいの?」

京介「きえろ!!」

桐乃「・・・・」

京介「あぁ、そうだ桐乃をつれてこい!!」

桐乃「・・・・」

京介「早くつれてこいよ!!!」

桐乃「・・・・わかった」

桐乃「・・・・もういちど記憶喪失になれば・・・・そうしたら・・・きっと」

桐乃「あにき・・・・さようなら」

























黒猫「あなたは生贄にはふさわしくないわ」

ほむらかと思ったら黒猫だった

桐乃「・・・・どして?」

黒猫「感謝なさい」

あやせ「桐乃!あなたバカじゃないのっ!」

桐乃「あやせ・・・なんでここが?」

あやせ「携帯・・・わたしのにはついてないけど・・・居場所ぐらいすぐわかるわよ」

黒猫「まったく」

あやせ「桐乃・・・あんたねぇ・・・バチンッ」

桐乃「いたいよ・・・あやせ」

あやせ「あんたの顔をみればだいたいの事情はわかるけど」

黒猫「帰っていいかしら」

あやせ「なんで、なんでわたしに何もいってくれないの!!アンタ一人で抱え込んで!!」

桐乃「・・・・」

黒猫「帰らせてもらうわよ」

桐乃「だって・・・だって・・・あにきが・・・あにきがぁ・・・あああああぁあああああああ」

あやせ「よしよし・・・おにーさんと話しよ?ね?桐乃・・・もぉなかないの」

黒猫「まったく・・・どうしようもないフヌケね」

京介「なんだおまえか」

黒猫「あなた、自分がどれほどの大罪を犯したか理解できて?」

京介「何の事だ・・・それより桐乃を見なかったか?」

黒猫「もうじき・・・・来るんじゃないかしら」

京介「ホントか!!あいつこんな時間までどこをほっつきあるいて」

バッチイィィィン

京介「うぉぉあ」

黒猫「あなたこそいつまで闇の中をほっつきあるいてるのかしら」

京介「おまえは何が言いたいのかさっぱりだ」

黒猫「えぇ、今のあなたにはわからないでしょうね」

京介「ん?なんだ携帯なんか見せて・・・・動画?」

黒猫「これがにゃんにゃんあそびよ」

京介「桐乃!!」

黒猫「なんという無様な・・・自ら命を絶ちたいぐらいだわ」

京介「桐乃・・・ははは・・・かわいいぞ」

黒猫「そして、これが!発情期よ」

京介「ブハハハハハ!!おまえらバカだろ!」

黒猫「バカはどっちかしら」

京介「あぁおもしろかった」

黒猫「しっかりとその目に焼き付けなさい・・・この姿を」

京介「・・・・え?」

黒猫「ほら、これがあなたが探し求めている桐乃よ」

京介「え?え?だってこいつは・・・あのブス女」

黒猫「口を慎みなさい」

京介「そっそんなばかな・・・えっ・・・桐乃は・・・黒髪だったはず・・・でもこの動画の桐乃は茶髪だが・・・たしかにこれは桐乃だ」

黒猫「いい加減気づいたらどうかしら?あなたが捜し求めている桐乃は」


桐乃「あにき」

あやせ「おいこのっぶっ」

京介「桐乃!!!」

桐乃「へぅあ」

あやせ「えっ」

黒猫「あらあら」

京介「きりのぉぉぉぉぉごめんよぉぉぉぉお」

桐乃「???」

あやせ「ちょっと、ちょっと、これはどーいうことかしらねぇ?」

黒猫「悪夢から目覚めたところよ」

京介「すまぁあああああああああん このとおりだ!!!ゆるしてくれ!!!ぶってくれ!!いや!!半殺しにしてくれ!!」

桐乃「え?」

あやせ「桐乃やっちゃいなさいよ!!桐乃がやらないなら」

桐乃「あ・・・あにき?」

京介「すみませんでしたあああああ!!!」

京介「俺はなんてことを!!!」

桐乃「・・・」

京介「あああああああ 覚えてる覚えてる全部覚えてる!!!」

桐乃「・・・・」

京介「あぁもうしにたい!!黒猫!呪い殺してくれ!!」

黒猫「勝手に死になさいな」

京介「あやせ!!俺を殺してくれ!!」

あやせ「おにーさん覚悟してください ニコッ」

京介「あぁやっぱおまえは無しだ」

桐乃「あにき」

京介「桐乃!お前には本当に・・・本当にすまないことした!!」

桐乃「あにき」

京介「ぶってくれ!!いーや、おまえのしたいようにしてくれ!!!」

桐乃「あにき・・・良かった」


桐乃「あにき、お菓子かってきたよ 一緒に食べよう」

京介「おう」

桐乃「わたしはチョコがいいな・・・兄貴はどれにする?・・・兄貴もチョコ?」

京介「おれはうまい棒だ」

桐乃「わたしのもあげる」

京介「うまい」

桐乃「おいしいね」

京介「バリボリボリ」

桐乃「もぐもぐ」

京介「んんっ」

桐乃「ジュースもあるよ」

京介「コーラくれ」

桐乃「はい」

京介「んびびっ」

桐乃「もぉぉぉ、こぼしてるよぉ・・・・えへへ」
                                     終わり

たくさん書いたとおもったけど54レスか・・・
セックスするはずがなぜこんなことに?

誰も死ななくてよかったよ

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