衣「働かない衣なんて誰も必要としないのだ」(252)

歩「衣さまは今日も部屋から出てこないようで……もう24になるのに」

透華「問題ナッシング!衣の百人や千人、私が養ってみせますわ!!」



衣「………」

衣(透華はああ言ってくれてるけど……)

衣(心根では衣のことを疎ましく思っているのだろうな……)

衣(久方振りに外界に出るか……)

衣「ふう……夜風が心地好いな……」

衣「何も言わずに出てきてしまったが、透華たちは心配しているだろうか?……いや、衣のことなど何とも思っていないのだろうな……」

衣「唯一、衣の取り柄であった麻雀もとうの昔に止めてしまった。そんな衣が誰かに必要とされている道理などないのだ……」

衣「麻雀、か……雀荘に行ってみるか」


衣「……誰でもいいから壊してしまいたい気分だ」

衣「わぁい!また衣の勝ちだぁ」

「ちくしょう!やってられるかッ!」

「やめだ!やめだ!」

「もう帰るぞ俺ァ!」

衣(ふふ、相も変わらず衣と打った者はあの様になるのだな)

「お客さん……あんたみたいなのがいるとうちも商売あがったりだ……もうここらで帰ってくれねぇかい?」

衣「………」

衣「ついに麻雀を打ってる衣も必要とされなくなったのか……」トボトボ

衣「衣は誰かに必要とされているのかな……?」

衣「思えば大学生の時から誰かに話しかけてもらった覚えがない……」

衣「2軒目行くか……」

「チッ、やってられねぇよ」

「二度と来るかこんな店!」

「こんなふざけたことがあるか!」

衣「またやってしまった……」

「この卓空いてる?」

衣「ああ……もしかしてお前は……咲か?久しいな」

咲「久し振りだね、衣ちゃん」

衣「髪、伸ばしたんだな……一瞬、誰か分からなかったぞ」

咲「あはは、そういう衣ちゃんは変わってないね」

衣「そのお陰で就活に失敗してしまってな……」

咲「じゃあ今は……?」

衣「自宅を守護している」

咲「そっか……」

衣「咲は今は何をしてるのだ?」

咲「フツーにOLやってるよ?」

衣「……お前ほどの者がプロへはいかなかったのだな」

咲「うん……私、麻雀それほど好きじゃないから」

衣「衣もだ……久方ぶりに打ってみたが、衣が麻雀を打つとこんな風になってしまう」

咲「さっきの見てたよ。衣ちゃん、殺し方が下手だね」

衣「……どういう意味だ?」

咲「そのままの意味だよ。あんな勝ち方してたらこんな風になるのは目に見えてるよ」

衣「よく分からんな……」

咲「相手に次やれば勝てる、って思わせないと逃げられちゃうってこと」

衣「そ、そうなのか……?」

咲「誰も勝てない勝負はしたくないからね。金を賭けるとなれば尚更」

衣「ふむ……そういう考えもあるのだな」

咲「そうだよ。じわじわ真綿で絞め殺していくような勝ち方しないと毟り切れないよ」

衣(あれ?なんだか咲が怖いんだが……)

咲「あ、カモ(お客さん)が来たよ」

衣(何もせず咲の打ち方を見ていたが……)

衣(正真の化け物か?)

咲「おじさん強いですねぇ。レート上げて貰わないと取り返せないや」

衣(点数調整が的確すぎる……他の二人を交互に勝たせて卓に縛り付けてる……)

衣(それでいて8連続±0だと!?そんなふざけたことがあるのか?)

衣(客も熱くなったようでどんどんレートが上がってきてるし……)

咲「あっ、ツモです。四槓子」

咲「衣ちゃん、この後暇かな?」

衣「衣はいつも暇だが……どうかしたのか?」

咲「いっぱい勝てたし、私の奢りで飲みにでも行かないかなって」

衣「いいだろう……付き合ってやる」

衣「衣、酒など飲むのは初めてだ……」

咲「えっ、嘘!?大学とかで飲まなかったんだ」

衣「そういう縁はなかったのでな」

咲「へぇ、そうなんだぁ……」

衣「飲んだことはないが、衣は恐らくうわばみだぞ?金は足りるのか?」

咲(衣ちゃん可愛い)

蒲原「ウチで働きたい?ワハハ、よろしく頼むぞー」
衣「うむ」

5分後――


衣「ぐすっ……ぐすっ……」

衣「衣ね、大学れぇ透華たちとちあうとこいってれ、ずっとひとりぼっちらったの……」ゴクゴク

咲「そ、そうなんだぁ」

咲(泣き上戸は予想外だったな)

衣「ふえ……ふえぇぇぇぇぇえん」

衣「衣ね、まわりから飛び級だと思われててれ、なまいきらーって言われてれ……」ゴクゴク

衣「ずっといじめられれてらんらけどれ、それれもがんばっらの」ゴクゴク

咲「そっか……偉いんだね、衣ちゃんは」

衣「ぷはっ……おじさん、おかわり」

咲「衣ちゃん、おかわりきたよ~」

衣「」コクコクコク

咲「初めてとは思えない飲みっぷりだね」

衣「ぷはっ……」

咲「それで?他にはどんなことがあったの?お姉さんが全部聞いてあげるから」

衣「ふえぇぇぇぇぇえん!咲ぃぃぃぃいい!!」ダキッ

咲「よしよし、いい子いい子」ナデナデ

衣「透華にれ、心配かけらくらいからね、勉強らけはがんばっらの」ゴクゴク

衣「ぐすっ……れもれ、勉強がんばればがんばるほろまわりからいじめられるろ」ゴクゴク

衣「それれも難しい勉強がんばっれね、就活はじめらの」ゴクゴク

衣「そしららね、面接すらしてもらえらいまま卒業迎えちゃらの」ゴクゴク

咲「そっか、それで引き篭りに……」

衣「ふえ……ふえぇぇぇぇぇえん!!」

咲「あーよしよし」ナデナデ

衣「きゅう……」コテ

咲「あっ、寝ちゃった……」

咲「流石に飲ませ過ぎたかな……?」

衣「すーすー」

咲「衣ちゃん、仕様がないなぁ……家まで送っていくかな」

咲「よっこいしょっ!」

咲「うわっ、軽っ!30㎏あるの?この子」

咲「ホント、年上には見えないなぁ」

咲「さっきの話、衣ちゃんも苦労してたんだね……」


咲「なんとかしてあげたいな……」

咲「よいしょ……よいしょ……」テクテク

衣「うぷっ……」

咲「えっ?衣ちゃん!?」

衣「オロロロロロロ……」ビチャビチャ

咲「うえ……下ろし立てのスーツが……」

咲「近くにホテルあったかな……?」

咲「なんか如何わしいホテルだけど大丈夫だよね?」

咲「あれ?受付に誰もいないけど……」

咲「もう……どうすればいいのか分かんないよぉ」アタフタ


「あれ?もしかして嶺上さんと海底さんっすか?」

「こんなところで再会するとは……分からんものだな」

咲「あっ、加治木さんと東横さん!?」

ゆみ「久し振りだな」

桃子「お久し振りっす~」

咲「こんなところで何を……って聞くまでもないか」

桃子「えへへ」

ゆみ「………///」

桃子「嶺上さんは何しに来たんすか?見た感じえっち目的ではないみたいっすけど」

咲「えっと……実は――」

咲「衣たんを酔わせて潰したから襲うつもりなんだよ」

咲「加治木さんたちのお陰で助かっちゃった。あのままだとチェックインも出来なかったもん」

衣「くーくー」

咲「さてと……」


照「もしもし!咲ちゃん!?」

咲「あ、お姉ちゃん?」

照「こんな時間まで何やってるの!?」

咲「色々あってね、今日は帰れそうにないや」

照「えっ?えぇっ!?」

咲「明日の朝には帰るからね。じゃあね~」ピッ


照「咲ぃ……ご飯まだー?」クスンクスン

咲「龍門さんの番号は分からないから、衣ちゃんの携帯ちょっとだけ借りるね」ゴソゴソ

咲「……あった!ふふ、可愛らしいデザインの使ってるね」

咲「うわっ!すごい数の着信履歴……」

咲「全部自宅から……なぁんだ、やっぱり必要とされてないわけないじゃない」

咲「衣ちゃん、よかったね」ナデナデ

咲「お前の娘は預かった」

咲「もしもし……」

透華「もしもし?衣ですの!?あら……」

咲「すみません……りゅーもんさん、ですよね……?」

透華「どちら様かしら?」

咲「……宮永咲で分かりますか?」

透華「宮永……あぁ、久し振りですわね。それで?宮永さんがどうして衣の携帯を?衣は今何処に?」

咲「衣ちゃんは酔い潰れちゃって寝ちゃってて……それで今は介抱の為に近所のホテルに」

透華「なんだか状況が分かりかねますわね……」

ハギヨシさんの存在をすっかり忘れてたwww
衣が追跡防止のためGPS機能破壊したとでも脳内補完してくだしあ

もう衣は大人の女性だとか何とか言って大学くらいで外させてそうだな
そう認識しておく

透華「まぁ何にせよ貴女が一緒で良かったですわ……衣ったら何も言わずに出ていった上に、GPSで追えないからハギヨシでも居場所が掴めなくて……」

咲「そうだったんですか……」

透華「迎えに行かせたいのですが、その場所を教えて下さらないかしら?」

咲「えっと……先程、衣ちゃんが吐いてしまってて、無理に動かしたくないので明日の朝まで待ってもらえないでしょうか?私が責任もって送り届けますので」

透華「えっ?あ、ちょっと!」

咲「それではおやすみなさい、透華さん」ガチャ


咲(こんな場所にいるの知られたくないもん。仕方ないよね)

衣「くーくー」

咲「ホント可愛いなぁ衣ちゃんは」ツンツン

衣「んん……」

咲「ふふ、私もこんな子どもが欲しいな」

衣「ころもはこどもじゃない……」ムニャムニャ

咲「あは、ほっぺた柔らかぁい」プニプニ

濡れ場はいつになりますか?

咲「衣ちゃん見てるとなんかこうムラムラ~ってしてくるなぁ」

咲「咲っちょだけならいいよね……」

衣「ん……」

「ただいまだし!」ガチャ

「あれ?部屋間違えた?邪魔したし!」バタン


咲「………」

咲「もういいや……眠くなってきちゃったよ。おやすみ、衣ちゃん」

照「あの咲ちゃんがこんな時間まで帰ってこないなんて……あわわわ……」

和「義理姉さん、気を確かに」

照「あわわわまだ淡照時間じゃない」

家庭を持ったことが咲さんの真綿のように締め上げる麻雀へと繋がったんですね

衣「ふにゅ……」

咲「あ、衣ちゃん。起きた?」

衣「ん……あれ?咲?」

咲「そうだよ」

衣「うぅ~あたまがガンガンする……」

咲「衣ちゃん、たくさん飲んでたからね……二日酔いだよ」

衣「あれ……?衣、服着てない……」

咲「お洋服がシワになっちゃうと思ってね、私が脱がせたんだけど……寒かった?」

衣「んー」

咲「シャワーでも浴びる?」

衣「ん、そうする……」

衣「それよりここどこ……?」

咲「えっと……その……」



和「咲さんに限って夜遊びなんてそんな……」

照「そういう風に育てた覚えはないな」

照「でも、咲ちゃん可愛いからな。ラブホ照に連れ込まれるなんてことでもしたら……あわわわ」

和「一発ですか?一発ツモですか!?」

咲「ちょっと早い時間だけど、そろそろ帰ろっか?」

衣「咲、帰っちゃうのか?」

咲「衣ちゃんを家まで送ってからね」

衣「そうか……」シュン

咲「お家に帰りたくない?」

衣「……少し、な」

衣「衣は透華に迷惑かけてばかりだ……昨夜だって本当は家出のつもりで……」

咲「迷惑、か……ねぇ、衣ちゃんは透華さんのこと嫌い?」

衣「そ、そんなわけない!」

咲「じゃあ好きなのかな?」

衣「うん……」

咲「だったらそれでいいじゃない。衣ちゃんは複雑な境遇かも知れないけどさ、自分を殺してまで好きな人から離れることはないと思うよ」

衣「本当か……?本当にそう思うか?」

咲「うん、それに衣ちゃんと透華さんは家族でしょ?なら尚更だよ」

衣「咲がそう言うと返す言葉もないな……」

咲「まぁ例外もいるけどね」ボソッ


照「くしゅんっ!」

和「くしゅんっ!」

咲「衣ちゃん、帰ろ?」

衣「うんっ!」

衣「咲……手、繋いでもらってもいいか……?上手く歩けないんだ……」

咲「ん、いいよ」

衣「やた!えへへ」

咲(可愛いなぁもう)

透華「……衣!?」

衣「透華ぁ~!」ダキッ

咲「りゅーもんさん、もしかしてずっと外で待ってらしたんですか?」

透華「それはまぁ……心配でしたからね」

衣「透華ぁ、黙って出掛けてごめんなさい」

透華「ええ」

衣「衣、ここにいてもいいかな?透華と離れたくないんだ」

透華「ええ」

衣「衣、明日からハローワークに通おうと思うんだ」

透華「ええっ!?」

咲「頑張ってね、衣ちゃん!」

衣「咲……また衣を飲みに連れてってくれるか?」

咲「うん、もちろん!」

衣「ホントにホントだぞ?ばいばい、咲」

咲「ばいばい。またね、衣ちゃん!」


咲「さてと、私も家に帰ろっかな」

照「咲ちゃんが……朝帰り……あわわわ……」

和「そんなオカルト有り得ません……義理姉さん、どうしましょう……?」

照「ところでお前誰だよ」


槓!

和「姉妹丼も」
咲「」
和「ありですね」
照「」


おつ

衣ちゃんの将来はどうなるんでしょ?

おつつつつ

しかし”義理姉さん”って”義姉さん”のほうがしっくりくるのねん

何かアフター的なの書きたいな。お題欲しい


>>182
今気付いたが、消し忘れてたわw

短いかもしれんが


咲「ただいま~」

照「咲ちゃん!?おかえりなさい」ダキッ

咲「もういきなり抱きつかないでよ~」

照「だって、咲ちゃん分が足りないんだもん。このままじゃ今日の対局に影響が出ちゃう」

咲「はいはい、それより朝ごはんまだだよね?」

照「私が一人で作るとでも?」

咲「パパっと作るからちょっと待っててね」

照「いただきます。もうお腹ぺこぺこ」

咲「召し上がれ。もしかして晩ご飯抜いてたの?」

照「咲ちゃんが帰ってこないからご飯が喉を通らなくて……」

咲「またそんなこと言って~」

照「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!ところで昨夜は何してたの?」

咲「雀荘行ったら友達と久し振りに会ったから、そのまま飲みに行ってホテルに///」

照「!?ゲホッゴホッ……」

咲「ちょっとお姉ちゃん!?大丈夫?」

照「どこの女だ?どこの女が咲ちゃんをホテルに連れ込んだんだ?」

咲「ホテルに連れ込んだって……私がホテルに連れてったんだよ?」

照「えっ?」

咲「ちょっと飲ませ過ぎちゃってね……介抱ついでに」

照「………」

照「咲ちゃん、今夜飲みに行こう」

咲「行きません」

咲「そんなことより早く出ないと遅刻しちゃうよ?只でさえ遠くから通ってるのに」

照「これも咲ちゃんと同棲するための仕方ない支出……」

咲「はいはい……お姉ちゃん、いってらっしゃい。今日も頑張ってきてね」

照「いってくる」

照「………」

咲「……?」

照「いってきますのチューは?」

咲「ありません」

照「気になる……咲ちゃんが昨日飲みに行った相手は誰なんだろう?」ブツブツ

洋榎「なんや大将、辛気臭い顔しよって」

照「咲ちゃん咲ちゃん咲ちゃん……」ブツブツ

咏「今日はひとつよろしく頼むねぃ。知らんけど」

洋榎「あ、三尋木プロやないですか。今日はよろしくお願いしますー」

咏「ありゃ?照ちゃんどうかしたの?わかんねーけど」

洋榎「ウチが来たときには既にこんな感じでしたよ?」

咏「もう一人の子が来てないようだけど……あっはっは、新人の子に嘗められちゃってるね。知らんけど」

「お待たせ」

照「気付いたら今日の対局が終わってた……」

洋榎「なんや?寝不足か?」

照「まぁ似たようなとこ」

洋榎「それはアカンなぁ……今日は折角トッププロとの対局やったのに」

照「そうだったの?」

洋榎「それすら知らんかったのかい!」

洋榎「ところで知ってるか?」

照「……何を?」

洋榎「さっき三尋木プロから聞いたんやけどな、あの天江がプロ行き決めたんやって」

照「天江……?ああ、天江衣か」

洋榎「ずっとスカウト断ってきとったのに不思議やなぁ」

照「心境の変化でもあったんじゃないのかな?就職が決まんなかったから仕方なくって線もあるが……」

洋榎「就活に失敗したからって……流石にそんな訳ないやろー」

照「私がそうだが」

洋榎「えっ?」

照「いやね、妹と同じ大学に通いたくて2浪してたら内申が……」

洋榎「おおう……」

照「その後、妹と長野で職を探したんだが、この不景気だしね……」

洋榎「アンタも苦労したんやねぇ」

照「それで仕方なくプロに……」

洋榎「仕方なくでプロになれるアンタがスゴいわ」

照「照れるぜ」

照「ただいま」

咲「あ、お姉ちゃん。おかえりなさい」

照「お腹ぺこぺこ」

咲「はいはい……すぐに用意するからね」

咲「それより今日の対局どうしたの?ずっとボーッとしてたみたいだけど……」

照「咲ちゃんのこと考えてて気付いたら終わってた」

咲「まったくもう……」

照「いただきます」

咲「召し上がれ」

照「今日、洋榎から聞いたんだけど天江衣がプロにくるそうだよ」

咲「えっ?衣ちゃんが?」

照「ずっとスカウト断り続けてきたのにって不思議がってたよ」

咲「あれ?今朝ハローワーク通うって聞いてたのに……どうしちゃったんだろ?」

照「ん?なんだ、昨夜咲ちゃんと一緒にいた相手は天江衣だったのか」

咲「うん、そうだよ」

照「よし、如何にプロの世界が厳しいのかを骨の髄までお姉ちゃんが教えてやらんとな」

翌日――


咲「りゅーもんさん、衣ちゃんがプロ行き決めたそうですけど……」

透華「そうですわ」

咲「私はてっきりハローワークに通うものだと……」

透華「……ところで、貴女は衣が就活に失敗し続けた理由はご存知で?」

咲「ロリロリだから?」

透華「いえ……」

咲「あの口調じゃ面接に難があるから?」

透華「まぁ、それもありますわね……」

咲「それも……?」

透華「あの子は……衣は履歴書が書けないんですの」

咲「えっ?」

透華「手書きの履歴書を書かせられる限り、衣は就活を失敗することになりますわ」

咲「ど、どうして……?」

透華「衣は……筆しか使えませんの」

咲「な、なんだってー!?」



変なとこだけど眠いから槓!

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