ダル「この診断書……オカリン死ぬん?」岡部「それは医者の誤記だ」(734)

岡部「俺の前に診察した御老体のものと間違えたらしくてな。俺は到って健康だ」

ダル「へー……なあオカリン」

岡部「なんだダルよ」


ダル「この診断書、他のラボメンに見せてみたら面白そうじゃね?」

みたいな感じで頼む

ダル 「オカリン……」

岡部 「だからなんだ!」

まゆ 「……」

ダル 「診断書に、EDって書いてるんだけど」

ダル(12勝目)ニヤニヤ

サエコ「子どもも喜んでるわ」

岡部「それはeternal darkつまり永遠の闇の事だ!」

ダル「Erectile Dysfunctionつまり勃起不全の事だお」

牧瀬「72言ってんのwww」

まゆり「………」

岡部 「?! EDだと?! この俺が? あの、勃起不全症候群とかいうあのEDか?」

ダル 「そう書いてるぞなもし」

岡部 「くっ、この俺としたことが……このことを他のラボメンには」

まゆ 「オカリン……グスッ」

岡部 「くっ、ま、っま、まゆりは、しょうがない、しかし、やつだけには……」

クリス 「(バンッ) おは……何、相変わらずひどい腐臭ね」

岡部&ダル (来やがったー)

岡部 「ふぁーっはっはっはー、この無能な助手め、わざわざこんな平日に、
    ラボへ顔をだすとは良い度胸だな!」

ダル (オカリンなんか壊れてるお)

まゆり (EDってなんなの??)


クリス 「あー、この腐臭の中あんたの顔を一番に見るとか反吐が出るわ。
     どうせ、今まで寝てて、起き抜けでテント張ってるんでしょw」

まゆり 「??」

ダル 「?!」

岡部 「!!」


クリス 「??……?」

以後、
クリスの「へっ?EDwww」と、
マユリの「そ、そんなことないもん!!ほ、ほら!」
ダル「まゆしぃのそんんなところにあこがれるぅw」

にご期待ください

岡部「なんだダルよ」


ダル「この診断書、他のラボメンに見せてみたら面白そうじゃね?」

―――
――――
―――――

岡部「ふむ」

岡部「こいつ一枚でそう上手くいくものか……?」 ぺらぺら

岡部「ためしに>>25に見せてみるか」

フェイリス


岡部「ためしにフェイリスに見せてみるか」

岡部「何よりラボは暑い、冷房が効いているというだけでメイクイーンには行く価値がある、か……」

―――
――――
―――――

岡部(ここまで歩いただけでこの汗だ……勘弁してくれ)

  カランカラン

フェイリス「いらっしゃいませ! ごしゅじ――」

フェイリス「ニャニャっ!? 凶真……!? 生きていたのかニャ……」

岡部(フェイリスは相変わらず平常運転だ、な)

岡部「ふっ、流石にこの鳳凰院凶真といえども、無傷では済まなかったさ……」

フェイリス「うにゃっ!? 凶真、そのお腹の傷は……!!」

岡部(いや、腹に傷なんてないんだが)

岡部「くくっ、だが、な……。こうしてフェイリス・ニャンニャンにもう一度再開するまで、死ぬわけにはいか~んっ!!」

フェイリス「ふぇっ!? う、嬉しいっ! ……ニャっ!!」

岡部(客がこっちを見ているんだが)


フェイリス「にゃ、ニャけど、凶真は重大なことを見落としているニャ……」

岡部「ほう、この俺を前にして無礼だがぁ、特別に発言を許可してやろうフェイリス・ニャンニャンよ」

フェイリス「フェイリスには分かるニャ、そのお腹の傷……実は凶真がそう永くもないことも、ニャ……」

岡部(……! 今だっ!!)

岡部「よ、よく、分かったな……。流石は我が永遠の友……」 ぴらっ

岡部「これを……頼む。さらばだ……っ!」 タッ

   タッタッタッタッタッ―――!!!!

フェイリス「ニャニャ!? 凶真……お店に来てくれたんじゃないのかニャ……」

フェイリス「それより、凶真が投げ捨てていったこの紙はニャんニャ?」 ぴらっ

フェイリス「」

―――――――――――――――――

岡部(はぁ、はぁ、はぁ……)

岡部(逃げてしまったが……フェイリスに顔を合わせると嘘がばれる事は分かっている)

岡部「我ながら……はぁ、完璧といえよう……」

ワッフルワッフル


―――――――――――――――――

フェイリス(こここここここここれは、ど、どういうことなの……)

フェイリス(岡部さんの余命が――)

フェイリス(急いで追いかけないと……!)

    バンッ――!! タタタタタッ――!!

まゆり「あっ! フェリスちゃんどこ行くの~!?」

フェイリス「っ! ご、ごめんニャ……!!」

    タタタタタタタッ――!!

まゆり「あ~、どこか行っちゃった……。この時間に居なくなられると人手不足が深刻なのです……」


   ~~~~


岡部「さて、問題はフェイリスに再開した後の事になるわけだが……」

岡部「どうしたものか、何か方法は……」

岡部「……ん?」

岡部(フェイリスの声がしたような、しなかったような。いや、これは……)


岡部「……」

岡部「………」

岡部「…………っ!!」

岡部(間違いない…! フェイリスの声が、する……な)

岡部(あいつ、バイトを放り投げて追いかけてきたと、いうの、か?)

岡部(しかし、この人混みだ……。早々気づかれはすまい)

「……」

「………」

「…………」

岡部「……わっ、……と」

岡部(メールだ、差出人は勿論ながらフェイリスか)


.


 Form フェイリス
 Sub 今どこですか
 ===============
 今どこですか

     ----END----


岡部(キャラが変わっている、だと……)

岡部(返事はどうするか……) ピッ ピッ


 To フェイリス
 Sub Re:今どこですか
 ===============
 もう誰とも会いたくない。
 ラボメンと会うと、嫌でもこれからの
 現実のことを考えさせられるんだ…。
 知っている奴のいない所に行こうと思
 う。さようなら、今まで苦労をかけた。
 ありがとう。

岡部(ふむ、日頃の文面から考えればらしくないがこんなもんだろう)

岡部「……返信っと」

.


岡部「……さて、後はフェイリスに見つからないように――」

岡部「うわっ!? もう返事が来ただと……」

岡部「あいつはいつから指圧師に弟子入りを……」


 Form フェイリス
 Sub Re2:今どこですか
 ===============
 お願いだから、居なくならないで。
 とにかく会いたい。バイトも抜けてき
 ました。電話してもいいですか

     ----END----


岡部(こいつ、本当にフェイリスか……? 語尾のニャンニャンが消えているんだが)

岡部(返信はどうするか……) ぴっ ぴっ

.
 


 To フェイリス
 Sub Re3:今どこですか
 ===============
 もう決めたことなんだ。お前と過ごし
 た時間が多かったせいか、お前と会
 うと辛くて仕方がないんだ。ラボメン
 のことも好きだったが…


岡部(なんか違うなこれは……) ぴっ ぴっ


 To フェイリス
 Sub Re3:今どこですか
 ===============
 さようなら。


岡部(シンプルにこっちの方がいいのかもしれぬ……)

岡部「送信っと」

.


岡部「……」

岡部「さて、とりあえず腹が減った。ケェンチキでも食いにい――」 ~~♪ ~~♪

岡部(いつもは返事を寄越さぬときもあるというのに、今回は異様に返信がはやい……)

岡部「ったく、返事は……っしまっ!?」

岡部(しまったっ!! メールだと思って携帯の画面も見ずに連打したら、電話だったとは……!!)

フェイリス「お、岡部さんっ!?」

岡部(どどどどどどどうすれば……おのれ……っ!)

フェイリス「岡部さんっ! 岡部さんっ!?」

岡部(くそっ……!)

フェイリス「岡部さん……?」

岡部「お、俺だ……猫ミミメイドよ……」

フェイリス「……!! 岡部さん……今どこにっ!?」

岡部「落ち着け、さっきからそればかりだぞ……」

フェイリス「会いたいの、会って話がしたいから……」

岡部「メールは読んだのだろう、猫ミミメイドよ……?」


フェイリス「い、今。猫ミミはつけてないし、メイドでもないから……」

フェイリス「……だから」

岡部「とにかくだな……」

フェイリス「……はい」

岡部「バイトを抜けるのはよくない。すぐにメイクイーンに戻れ」

フェイリス「……」

岡部「……?」

フェイリス「………岡部さんのばか」

フェイリス「……」

フェイリス「………」

フェイリス「…………ぐすっ」 プチッ―――

 ツーツーツーツー

岡部「切れた……、というより、切られた……」

岡部(泣いてた、よな……)

.


岡部(なんか食欲が失せた……)

岡部(……)

岡部(………)

岡部(…………) ~~♪

岡部(む、今度はメールだな)


 Form フェイリス
 Sub ごめんなさい
 ===============
 さっきは我侭を言ってごめんなさい。
 辛いのは岡部さんなのに私が我侭を
 いっても困らせてしまうだけでした。
 でも、私は時間が限られているのなら
 尚更、岡部さんと一緒に居たいです。
 それが迷惑だと岡部さんが思うなら諦
 めます。
 でも何か私に出来ることが一つでもあ
 るならいって下さい。何でもいいからこ
 うして岡部さんと話していたいです。

     ----END----

.


岡部(日頃は厨ニ猫ミミメイドの影に隠れていたが、フェイリスはこんなにも俺のことを……)

岡部(フェイリスをラボメンにしたことは間違いではなかった……) ぴっぴっ


 To フェイリス
 Sub 迷惑じゃない
 ===============
 迷惑ではないんだ。
 嬉しい、だが、やっぱり自分の先の
 ことを考えるとこうしてラボメンと話す
 ことは辛い。
 一つ頼みがあるんだが、病のことは
 ラボメンは誰も知らないのだ。皆に
 要らぬ心配をかけたくない。フェイリ
 スも黙っていてくれないか。頼む。


岡部(しかし、どっきりはどっきりだからな……)

岡部「送信、完了」

.


岡部「ふぅ、疲れた……」

岡部「……」

岡部「………」

岡部「………きたな」 ~~♪


 Form フェイリス
 Sub わかりました
 ===============
 どうりで他のラボメンの皆もいつも通
 りだったんですね。
 岡部さんの頼みだったら私は何だっ
 て断りません。
 でも、一つ教えてほしいです。
 ラボメンの皆は誰も知らない事を、ど
 うして私には教えてくれたんですか?
 私はあまりラボにも顔を出せていない
 し、そんなことよりも、岡部さんには自
 分のことを私なんかよりも先に知らせ
 るべき人が周りにいると思うんです。
 どうして私なの…?

     ----END----

眠すぎてキーボードに頭落ちた 寝る

るみぽ

>>91
ニヤッ


岡部(……)

岡部(そういえばそうだ……)

岡部(どうして俺は、フェイリスにしたんだろう……)

岡部(あの時、真っ先にフェイリスのことが頭の中に浮かんだんだが……)

岡部(別にフェイリスじゃなくたって、まゆりでも助手でもルカ子でも誰だってよかったじゃないか)

岡部(……考え過ぎか……?)

岡部(フェイリスもまゆりも助手もみんな同じラボメンだ……、意味はない……はずだ)

岡部(……そうだよな?)

岡部(それに、周りの人間に下手に知られるとどっきりが成りたたなくなるぞ……) ぴっ ぴっ


 To フェイリス
 Sub どうしてだろう
 ===============
 あの診断書を渡されたとき、頭の中に
 フェイリスのことが真っ先に浮かんだ
 んだ。他の人間なんぞ眼中にないっ!!
 フェイリスにだけ知ってもらえればそ
 れで俺はいいんだ。感情が先走って
 満足のいく答えではないのかもしれ
 ないが、これではダメだろうか。


岡部(こんなものだろう……)

岡部「送信、っと」

岡部(……ダルは言いだしっぺだ、口外も余程の事態にならぬ限りはしないだろう)

岡部(外部から、この仕掛けが漏れることは無いはずだが……) ~~♪

岡部(返事が相変わらず早い……)


 Form フェイリス
 Sub Re:どうしてだろう
 ===============
 そういうこと言われると、勘違いしてし
 まいそう…。本当に勘違いなのかを知
 りたくて岡部さんに尋ねたのに、ちゃん
 と答えてくれないし…。ダメなんかじゃ
 ない、でも、岡部さんが何を思っている
 のか分からないから、とっても不安。
 私はどうしたらいいの…。岡部さんの
 ことばっかり考えてる。先の未来のこ
 ともそうだし、今だけみてもそう。

     ----END----

.

支援

Formってわざとか?

紫煙


岡部(勘違い……?)

岡部(……ふむ)

岡部(正直、なににフェイリスが疑って掛かっているのか分からぬが……)

岡部(どっきりなのだから勘違いしてくれないと困るわな) ぴっ ぴっ


 To フェイリス
 Sub Re2:どうしてだろう
 ===============
 勘違いなどではない。
 説教をする気はないのだが、自分の
 気持ちに向き合い正直になるべきだ
 と思うぞ。コミュニケーションとは相手
 もいるのだから、そこは兼ね合いだろ
 うが、自分の気持ちを大切にする人間
 のほうが俺も好きだ。


岡部(まあ、こんなもんだろう……)

岡部「送信っと」

.

>>116
わざとではない そして間違えてたすまん

オカリンサラッとすげぇこと送ってね?


岡部(まあ、大学での友人の数を鑑みるに俺がいえた事じゃないが)

岡部(今回の目的はあくまで、フェイリスに対するどっきりで楽しむことであるし、な)

岡部(……)

岡部(………)

岡部(…………)

岡部(返事が来ない、だと……)

岡部(やっぱり、あの説教臭い文面はアウトだったのか……?)

岡部(フェイリスもよく考えれば、現代に生きる女子高生な訳だしな……)

岡部(やはり、ここは謝罪を――) ~~♪

岡部(っ……フェイリス……)


 From フェイリス
 Sub Re3:どうしてだろう
 ===============
 分かりました、この気持ちを大切にし
 ます。岡部さん、ありがとう。岡部さん
 が好きなような人間になります、から

     ----END----

夕方~夜くらいに残ってたら書きます
保守たのんます

ニャッ

>>160-162 あのさぁ・・・

>>164

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

☝( ՞ਊ ՞)☝ く~
☝( ՞ਊ ՞)☝ り~
☝( ՞ਊ ՞)☝ あ~

L( ^ω^ )┘アサヒが♪家で冷えて

(´・_・`) ない 

_人 人人人 人_
> 冷えてない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄


岡部(……)

岡部(………)

岡部(…………)

岡部(好きなような人間になります、か……)

岡部(これはもしや。……いや)

岡部(すぐに相手に気があるのではと考えるのはモテない男の錯覚というものだ)

岡部「ふむ………む?」

ダル「あ……」

岡部「ダルか……」

ダル「オカリン……」

岡部「……」

ダル「……」

岡部「……どうした? 元気が無いな」

ダル「は? いや、オカリンのせいっしょ」

岡部「……? 俺が何かしたのか?」

キタ――(゚∀゚)――!!


ダル「この炎天下の中、汗でシャツが張り付いて気持ち悪い中歩き続けてやっとの思いで辿り着いたメイクイーンに」

ダル「フェイリスたんがいなかった」

岡部「……っ」

ダル「オカリン、もしかして、あれ……?」

岡部「あ、ああ……そう、だ、な……」

ダル「……ジー」

岡部「み、見るなよ……」

ダル「まゆ氏がフェイリスたんのこと心配してたお。店飛び出したまま帰ってこないって」

岡部「そ、そうか……」

ダル「……まぁ、僕はラボに戻るから」

岡部「あ、ああ……」

ダル「いろいろ言いたいことはあるけど、まぁやり過ぎるなよオカリン」

岡部「胆に銘じておこう……」

ダル「じゃ」

.


岡部「……」

岡部「………」

岡部「ここらで潮時か……?」

岡部「……」

岡部「………そうだ」

岡部「もう一度電話してみるか」 ぴっ

岡部「どっきりを続けるかどうかはフェイリスの出方次第ということに、しよう」 ぴっぴっ

岡部「……」 トゥルルルル――トゥルルルル―――

フェイリス「……」

岡部「……」

フェイリス「あ、あの……岡部さん……?」

岡部「ああ、そうだ、が」

.

>>257 訂正



岡部「……」 トゥルルルル――トゥルルルル―――

 ――ガチャン……

フェイリス「……」


.


フェイリス「……」

岡部「……」

フェイリス「……あの」

岡部「ん…?」

フェイリス「あ……お、岡部さん……」

岡部「ああ」

フェイリス「……岡部さん」

岡部「どうした?」

フェイリス「えへへ」

岡部「なっ、なんだというのだ……」

フェイリス「岡部さん」

岡部「なんだ……」

フェイリス「大好き」

岡部「」

.


フェイリス「……岡部さん?」

岡部「こ、ここここの俺を……赤面させるか、この猫ミミメイドが……っ!」

フェイリス「ねっ、猫ミミはつけてないって……」

岡部「はっ、恥ずかしい奴め……! いきなりなんだと言うのだ……」

フェイリス「お、岡部さんが……気持ちに向き合って大切にしろって……」

フェイリス「私だって、恥ずかしいよ……」

岡部「くっ……」

フェイリス「岡部さんと話せるうちに、伝えたかったの……」

岡部「ざっ、残念だったな……!!」

フェイリス「え…?」


.


岡部「おっ、俺は……居なく、ならない……」

フェイリス「……やっぱり、岡部さんって……」

岡部「……」

フェイリス「自分がどんな時でも、こうやって気を遣って優しくしてくれる」

岡部(これは……)

フェイリス「そういうところもす…好き……」

岡部(大変なことになっているのではないか)

フェイリス「岡部さん」

岡部「あ、ああ……」

フェイリス「私、メイクイーンに戻る。言いたい事は伝えれたんだ」

岡部「……」

フェイリス「岡部さんのことを考えて、辛いけどもう連絡も止める……」

岡部「なっ、なんで……」

フェイリス「今日のメールを読み返して、やっぱり岡部さんの好きなようにしてあげたいから……」

.

ニャッ


岡部(ラボメンと会いたくないとか、知ってる奴のいない所に行くとか言った奴か……!?)

フェイリス「岡部さんに言われたこと、ちゃんと守るから……」

岡部「……え、えっと、だな……その……」

フェイリス「バイトを抜けるのはよくないって、その通りだよね」

岡部「……お、おい……」

フェイリス「岡部さんのこと、探してみたけど……見つけられなかったよ……」

岡部「……」

フェイリス「それじゃあ……」

岡部「ま、待てっ―――」

フェイリス「―――好きだよ」 ブチッ

   ……ツー,ツー,ツー,ツー.ツー,ツー

岡部「……」

岡部「………」

岡部「…………」

岡部「どうしてこうなった……」


岡部(と、とにかく……)

岡部(このままで終わらせれる訳がない……)

岡部(フェイリスはメイクイーンに戻ると言っていた……)

岡部「行くしかあるまい……」


―――
――――
―――――


岡部(メイクイーンの前まで来たが……)

岡部(どういう風に顔を合わせればいいんだ……)

岡部(…と、いうより、フェイリスは戻っているんだよな?)

岡部(……様子を見よう) チラッ

岡部(フェイリスは、いるのか……)

.


岡部(……む) ジー

岡部(……)

岡部(あのピンク……フェイリスに間違いないが……)

岡部(様子が変だ……)

岡部(今日、最初に会ったときは平常運転だったはずだが……)

岡部(フラフラ歩いているし、あれではテーブルに衝突しかねんぞ……)

岡部(他のメイド達も心配そうにフェイリスを見ているようだし……)

岡部(……)

岡部(……あ、転んだ)

岡部(あ~あ~、客に飲み物をぶちまけるなど……なんというメイドだ……)

岡部(……)

岡部(あいつは何をやっているんだ……)

.


岡部(……)

岡部(歩き出せば千鳥足で、止まったかと思えばボーっとしていて心ここに有らずという様子だ……)

岡部(あの魂が抜けたかのような間抜けな面はなんだ……かわいいな……)

岡部(って違う! そうじゃないだろう……!)

岡部(しかし告白、されたんだよ、な……)

岡部(……)

岡部(………)

岡部(今なら丁度フェイリスが入り口付近に立っている……)

岡部(客も減ってきたのか、休憩に裏へ回ったのかメイドの数も少なくなってきている)

岡部(行くなら今しかないな……)

岡部(深呼吸、深呼吸……)

岡部(よし、行こう……)

.

日付変わる前に酉つける


岡部(……)

  カランカラン

フェイリス「フニャ~……いらっしゃいニャせご主人さ………」

フェイリス「……っ!!」 パッ!

岡部(そ、そんなに驚かずとも……)

岡部「えっと、だな……」

フェイリス「ご主人様」

岡部「む……」

フェイリス「ようこそ、いらっしゃいニャした……」

岡部「あ、ああ……」

フェイリス「ご主人様……っ」


.


岡部「こ、今度は、店に用があってきたのだ…」

フェイリス「えっと……せっ、席にご案ニャい致しま――ニャッ!?」 ガタッ!! ドテッ!!

岡部「っ! お、おい、またか……、だ、大丈夫か?」

フェイリス「う…また、って……前から見てたのかニャ……」

岡部「どうでもよかろう、それよりほら、手を……」

フェイリス「……どうでもよくないニャ、恥ずかしいニャ……」

岡部「……」

フェイリス「……」

岡部「よっ、と……」

フェイリス「……うう」

岡部「転ばぬようにちゃんと前を見て歩くのだな……」

フェイリス「ずっと、拭いても拭いても涙で目が潤んで、前がよく見れないのニャ……」

岡部「フェっ……フェイリス……?」

フェイリス「お、お席にご案ニャい致しますニャ……」

.


岡部「……」

フェイリス「……」

岡部「………」

フェイリス「こ…こちらに、どうぞ……です、ニャ……」

岡部「あ、ああ……」

フェイリス「ご、ご注文がお決まりにニャりましたらお呼び下さいニャ……っ」

岡部「……」

フェイリス「そ、それじゃ……」

岡部「お……おい……」

フェイリス「……っ!」 ビクッ!!

岡部「注文はもう決まっているのだ……」

フェイリス「っ……ご、ご注文は……ニャ、ニャんですか、……ニャ」

岡部「お前と……フェイリスと話がしたいんだ」

.


フェイリス「……」

岡部「……」

フェイリス「……フェイリスも、お話したいニャ……でも……」

岡部「でも……?」

フェイリス「フェイリスがお話したいのは、ご主人様じゃニャいから……」

岡部「鳳凰院凶真に?」

フェイリス「ばかっ、岡部さんとお話ししたいんだよ……っ、ニャよっ!!」

岡部「今はフェイリス・ニャンニャンだったんじゃなかったのか……?」

フェイリス「ちゃんと訂正したニャ……ノーカウント、ニャ」

岡部「フェイリスがノーカウントでも、こっちは聞いてしまったのだっ」

フェイリス「………いじわる」

フェイリス「……ニャ」

岡部「む……」

フェイリス「と、とにかく……今はダメニャっ……後で、暫く待っていて欲しいニャ……」

.

寝ます ごめん

        /__,i          ___       ヽ,
     / (          ´ `      .∧
      l /ーi  , - ‐ 、     - ‐ 、  /ノ   世界線はこのロープのような物
      ∨ , -、 { (⌒) }     { (⌒) } く }
     ∠⌒ <´弋,二ソノ    、弋二ソノ `i- 、  1つ1つは干渉しあう事はないが辿り着く先は同じ
     /"   、Y   '         Y> <  
     K ヽN')、 、__,       、 __,ノ ( v  )  行き来する事は不可能…
      〉 ._,〈  !"'- ,, _ _,, - ''" .| 〉  〈.!'
      ヽ,_ 人| !           !   |人_ イ
      < ,,`>|    .! |   |   !   l 〈  〉   しかし 世界を変える大きな出来事があった場合
       > y.< | .i  i .!   !  .∧  ! 〉y〈,
      ヽ_ノ .!_/i__ハ_  /i  /  ー ' .{__/   選択によって分岐が出来たりする事がある
      r''--!ヽ      ̄ . ̄     /--ヽ、
      イ/i i ト、!              /i/ i ト、l
       'ー'                'ー'-    例えば「鈴羽かわいいよ鈴羽」とレスすると――

鈴羽かわいいよ鈴羽


岡部「ああ、分かったよ……」

フェイリス「他に、ご注文はニャいのかニャ……?」

岡部「ふむ……」

フェイリス「ニャ~……」

岡部「あ、あれだあれ……」

フェイリス「……?」

岡部「あ~っと、あれだよ、あれ……」

フェイリス「フニャ……?」

岡部「目を見てまぜまぜ……? あれやってほしい」

フェイリス「はっ…!? 恥ずかしいニャ……!!」

岡部「やってくれないのか……?」

フェイリス「お、お断りだニャ……たとえご主人様でもそのお願いは聞けニャいのニャ……」

岡部「岡部さんとしてのお願いでも……?」

フェイリス「ぅっ……それは反則ニャよ……」

.


岡部「……頼むよ、な?」

フェイリス「だから恥ずかしいニャ……」

岡部「……いや、俺だって恥ずかしいんだが」

フェイリス「じゃあどうしてそんなこと言うのかニャ……」

岡部「フェイリスのことをもっと見たいから、かもしれぬ……」

フェイリス「っ…!? や、やっぱりお断りするニャ……っ!! 絶対無理だニャ……!! 照れるニャ……!!」

岡部「フェイリス……」

フェイリス「もっ、もう知らニャいからっ!! フェイリスはもうあっちに行くニャ……ッ!」 タッタッタッ

岡部「あ……」

岡部(逃げられた……)

.


岡部(結局、注文はどうなったのだ……?)

岡部(まぁ、いいか……)

岡部(座ってフェイリスを眺めていられれば……それで)

岡部(……)

岡部(………)

岡部(ん……?)

岡部(フェイリスがこっちに……?)

岡部(………) キョロキョロ

岡部(後ろの席に客が座っている訳でもないし、やっぱりこっちに……)

岡部(手ぶらではないようだが……)

    スゥ―――

フェイリス「え、えっと……ご、ご注文を……」

岡部「え?……」

フェイリス「ご、ご注文……持ってきたニャ……」

.


岡部「なんと……」

フェイリス「フェイリスは一流メイドとして……職務を全うするニャ……」

岡部「あ、あんな風だったのにか……」

フェイリス「あれはご主人様がいけニャいのニャ……」

岡部「そうなのか……?」

フェイリス「そうなのニャ……」

岡部「……」

フェイリス「……」

岡部「………」

フェイリス「………」

岡部「…………」

フェイリス「………あ、ニャ……ご主人様……?」

岡部「なんだよ……」 プイッ

フェイリス「フェっ、フェイリスと目を合わせてくれニャいと……困るニャ……」

岡部「そ、そうだよ……な……」 チラッ


フェイリス「……っ!!」 ササッ

岡部「いや……今度はお前が目を逸らしてどうする……」

フェイリス「そ、そうニャよね……頑張るニャ……」 グッ

岡部「……むう」 プイッ

フェイリス「そ……そういうくせに、どうして次はそっちが顔ごと逸らすニャ……っ」

岡部「な、何でだろうな……」

フェイリス「……」

岡部「……」

フェイリス「………」

岡部「………」

フェイリス「これじゃあ、ただ混ぜてるだけニャ……」

岡部「フェイリスに混ぜてもらえるだけでも嬉しいがな……」

フェイリス「そっ……そうじゃニャくてっ!!」

岡部「分かってるって……」

フェイリス「えっと、合図で一緒に顔を上げるニャ……」


岡部「……分かった」

フェイリス「さ、さん……」

岡部「にい」

フェイリス「いち……」

   パッ―――!

岡部「………っ」

フェイリス「………!!」

岡部「め、目を……逸らすなよ」

フェイリス「それはこっちの台詞ニャ……」

岡部「……」

フェイリス「……」

岡部「………」

フェイリス「………」

岡部「な、なあ……」

フェイリス「ニャ……?」

もう暫くしてから続き書きます
親戚とかが来て家がゴタゴタしとる


岡部「いつまで混ぜるんだ……? それ……」

フェイリス「言うことはそれかニャ……」

岡部「す、すまん……」

フェイリス「フェイリスの気が済むまでかニャ~……」

岡部「そう、か……」

フェイリス「……」

岡部「……」

フェイリス「………」

岡部「………フェイリスよ」

フェイリス「ニャ……?」

岡部「顔が近いのだが……」

フェイリス「ご注文ニャんでしょ……?」

岡部「そ、そうじゃなくて……さっきから少しずつ近づいてるだろう、これも注文に含まれていたのか……?」

フェイリス「これは特別なサービス……ニャ」

岡部「そ、そうか……」


フェイリス「クスッ……顔が赤いニャよ……?」

岡部「フェッ……!! フェイリスこそ真っ赤ではないか……」

フェイリス「そ、そうニャ……?」 サッ

岡部「ああ、特に瞼が一番赤いな」

フェイリス「そっ、それは余計なひと言って奴ニャ……!!」

フェイリス「誰のせいでこんニャに……っ!!」

岡部「あ……わ、悪い……!」

フェイリス「………」

岡部「お、おい……」

フェイリス「…………」

岡部「わ、悪かったって……」

フェイリス「……………」

岡部「あ、お、え、ええっと……」

フェイリス「………………」

岡部(どどどどうすれば……)


フェイリス「反省したニャ……?」

岡部「え……あ、フェイリス?」

フェイリス「反省したかニャ~?」

岡部「あ、ああ……反省、した……」

フェイリス「じゃあ許してあげるニャ~」 ニコッ

岡部「か、かわいい……」

フェイリス「フニャっ……!?」

岡部「すまんっ、つい……」

フェイリス「……う、嬉しい……ニャ……」

岡部(本当は伝えなければならないことがあるはずなのだが……)

岡部(話す糸口が見つからないな……)

フェイリス「……ジーッ」

岡部「な、なあフェイリスよ……」

フェイリス「ニャ……?」


岡部「一つ頼みがあるだが……」

フェイリス「……?」

岡部「聞いて貰えるか……?」

フェイリス「ニャ~、今のご主人様の頼みなら何でも聞いちゃうニャ……!」

岡部「そ、そうか……」

フェイリス「ニャにかニャ~?」

岡部「な、何にするか……」

フェイリス「って、考えてニャかったのかニャ……」

岡部「そうだな……」

フェイリス「ニャ~……?」

岡部(どう考えても今更あれは嘘だったとは言い出せない……)

岡部(フェイリスから何か聞いてはこないのか……? いや……)

岡部(完全に信じていたようだし、気を遣っているのかもしれない……というよりそうだろう)

.


岡部(う~む、どうしたものか……)

岡部「……」 チラッ

フェイリス「……フニャ?」

フェイリス「……ぁ」

フェイリス「…………クスッ」 ニコッ

岡部「っ……!!」 サッ

岡部(めっ、目が合っただけで、かなり照れる……)

岡部(フェイリスがいつもと違い過ぎて調子が出ない……)

岡部(……いや、待てよ)

岡部(フェイリスにいつもの調子に戻ってもらえれば、或いは……)

岡部(……)

岡部(………)

岡部(よし、これなら行けそうだ……)

岡部「な、なあ、フェイリスよ……」

フェイリス「ニャ~?」


岡部「お、俺は、だな……」

フェイリス「……ニャ?」

岡部「……俺は厨ニ病状態のお前のことも好きなんだ……」

フェイリス「すっ、好きとニャ……」

岡部「あ、ああ……良かったら、昨日までのように、俺と接してはくれないだろう、か……」

フェイリス「……好き……好き……フニャ~……」

岡部「フェイリス……?」

フェイリス「……っ」 ハッ!!

フェイリス「も、勿論話は聞いているニャっ! フェイリスは何だって叶えてみせるニャ……!」

岡部「お、おう……。俺は、俺は……鳳凰院凶真だッ!!」

岡部(この設定を使えばなんでも話せるような気がする……っ!!)

岡部「フゥハハハハハ……!! 猫ミミメイドよ、今の俺はご主人様でも岡部倫太郎でも無いッ!!」

岡部「鳳凰院凶真だッ……!!」

フェイリス「ニャニャッ!? きょ、凶真……またフェイリスの前に現れるニャ……ッ!?」

岡部(いいぞ……この調子で行けば……)


フェイリス「またフェイリスの前に現れたその目的はニャにかニャ……!?」

岡部「一度は腹に傷を負い封印されかけ異界の淵を彷徨う寸前であったが……」

フェイリス「……」 ゴクリッ

岡部「猫ミミメイドに一つ言い忘れていたことが有り、再び現世に帰還を果たしたという訳さ……」

フェイリス「い、言い忘れていた……こと……ニャ?」

岡部「お前は俺が敵の呪術にでも掛かり死ぬものとばかり思っているのだろう……!」

フェイリス「……っ!! ニャ……ニャにが言いたいの?」

岡部「残念だが……そのようなものはこの鳳凰院凶真には通用しないのだッ! 見くびるな……!」

フェイリス「や、止めるニャ……ッ! そんな気休めを言った所で喜ぶ人は誰も居ニャいのニャ……!」

岡部「ほう、ならば聞くが……お前が信じているものはなんだ?」

フェイリス「そ、それはっ……凶真がフェイリスに託したあの一枚のショに……っ!」

岡部「フェイリス敗れたりっ! あんなものは小細工に過ぎぬ……っ!! 罠に掛かったな……!?」

フェイリス「……………」

岡部「……? お、おい……?」

フェイリス「………………………」


岡部「フェ……フェイリス……?」

フェイリス「………………………………」

岡部(なんなんだこの空気は………)

フェイリス「……凶真?」

岡部「あ、ああ……」

フェイリス「……もしかして、フェイリスは化かされていたのかニャ……?」

岡部「え、えっと……だな……」

フェイリス「凶真?」

岡部「そ、その……そ、そうだな……すっ、済まない……」

フェイリス「………」

岡部「………」

フェイリス「でも、あの診断書は本当に病院で出されたものだったようニャけど……」

フェイリス「……凶真が嘘をついてるようには見えニャいし……どういうことニャ……」

岡部「じ、実は……だな……」

.



――――
―――――
――――――


岡部「――と、いうことがあって……その、ああ、うん、えっと、本当に、済まない……」

フェイリス「……フェイリスは今怒っているのニャ……ッ!!」

岡部「さ、最初は軽い悪ふざけのつもりだったのだ……、ご、ごめん、な?」

フェイリス「フェイリスに秘められた真の力を解き放つ時がきたようだニャ……!」

岡部「ち、力だと……」

フェイリス「生きては返さニャいニャ……!」

岡部「そ、それは困るぞ……もうフェイリスを見られなくなるとしたら辛い」

フェイリス「っ……!! 凶真はズルいニャ……!!」

岡部「な、何がだ……」

フェイリス「自覚がないところまで全部ズルいニャ……」

岡部「と、とにかく、済まないことをした……悪かった」

フェイリス「フェイリスは告白までしちゃったニャ……どうしてくれるニャ……?」

             __ _
          ,rー'―-:.:.:.:.`゙`ヽ、   _
   /´二ミム'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`lヨソ'"´_ ``ヽ、

  /::;r'´,ニ><:.::.:.:`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:ヒ<´\`゙`ヽ)

  /:/ /:.:.,と{::.:.;ハ:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:ヒ{`ヽ,ヽ
  |/ /:.::/´ }:.::/  {;.:.:.:.:.ト、:.:ヽ;:.:.:.:.:.:.:.:.}:l:}  ハ ',
   |:./  |:.:.! ⌒-ゝ、:.:ヽソ十トト、;}::.:.:|:l:!  ',ト、!
   {:.{   {:.:{ ,ィ==、、\{ ァ==テr!:.:.:|;リ  l| ノ  お前らを殺すのは15年後。
   ヽ{   ヽ|',ス ミ彡 )  ヾミ彡' !:.:.:.ソ   リ  それまでせいぜい怯え続けるんだ。
          リ;ハ   ヽ     ,ィ:.:;/
         ソゝ、  ▽   ,ィ'ソレレ'
              `` ‐r '´ !'
               _ _,!   !、
           _,/´,'´    ノ〉ヽ、
           / / ,' `ヽ、r‐'" / / ´ヽ、
        /  / ,'_____,/ /    ',

         -―‐- 、

       /       \   〇フェイリスたん…
        |      }{   i ° 僕が貰ってあげるお…
     、_」   _.. -―- 」_ノィ

    __乂ゝ-<_.. -‐…_、〉乂
    7({::::个{{二 }⌒{二 }}ィ>\            あと支援するんだお…お・・・
.     /__乂{ハ   _ ... イ ノ‐==ミ{、
   /     と⌒し'´ ´      }
.   {_____ \_、       ノ
               ̄ ̄ ̄ ̄


岡部「っ……!!」 プイッ

フェイリス「ニャッ……!? そこで赤面されると、フェイリスまで恥ずかしくなってくるニャ……」

岡部「ど、どうしろというのだ……」

フェイリス「返事を聞かせて欲しいニャ……」

岡部「返事……か」

フェイリス「フェイリスは凶真のことが、大好きニャ……」

岡部「お、俺は……」

フェイリス「凶真は……?」

岡部「お、俺も、フェイリスのことが……」

フェイリス「………っ」

岡部「フェイリスのことが……好きになった」

フェイリス「フニャ……」

岡部「きょ、今日の出来事があって……フェイリスが可愛かったんだ……」

.


フェイリス「クスッ……フェイリスはいつだって可愛いのニャ」

岡部「ああ、そうだったな……」

フェイリス「……あ、でも、まだ化かされたことを許した訳じゃニャいニャ……」

岡部「うっ……」

フェイリス「凶真には―――」

  ―――カランカラン

フェイリス「……お客様がいらっしゃったようニャ」 ササッ

岡部「行くのか……?」

フェイリス「フェイリスは超一流メイドニャ、お客様をお待たせできニャいのニャ」

岡部「一流メイドが勤務時間に客と長話か……」

フェイリス「凶真は自分の立場がよく分かっていないようニャ?」

岡部「うっ……す、すまない……」

フェイリス「まあ、それでいいのニャ」

岡部「……むぅ」

フェイリス「それじゃあ、また後でニャ」


岡部「ああ」

岡部「……」

岡部「………」

岡部「…………」 ~~♪

岡部「………ん?」

岡部「メールか……」 ぴっ ぴっ

.

僕のこの手が真っ赤に燃えるお


 From フェイリス
 Sub 許した訳じゃないですが
 ===============
 凶真のことが大好きって言いました
 が、私が好きなのは鳳凰院凶真でも
 ある岡部さんだよ。まだ許した訳じゃ
 ないけど、騙されて、嘘でよかった。
 今、これ打ちながら嘘だったのが嬉
 しくてまた泣いてる。瞼がヒリヒリして
 痛い、岡部さんのばか。

     ----END----


岡部(………) ぴっ ぴっ


 To フェイリス
 Sub 俺もだよ
 ===============
 バイト中にメールを打つんじゃない、
 俺が言えたもんじゃないけど真面目
 にやるんだな!
 そして、フェイリスが頑張っている姿
 を必ず俺が見届けてやるから、せい
 ぜい覚悟するがいいっ!
 あと最後に、俺が好きなのも、
 フェイリスでもある秋葉留未穂だよ。
.



おわり

ルミポ

>>701
ニャッ

わたしの出番は……?

            , ・ ´  ̄ ̄` ヽ
             /: : : : : : : : : : : : : \
          /,::'/i : : : : : : : : : : 、: :ヽ
         i : {_{从: : : i }人 i| l: :|: :i|

         |::小● \,リ'● 从: :|、i|

          |::|l⊃       ⊂⊃: :|ノ:i| 
            .|::|ヘ  r‐-、   j :: |i:! :i|
         |:: /⌒l.,`ニ  イァ: ::|::|:::i|

.          .|:/  /.v只v´ {/ ヽ:::i|
         .(:三:) j j 「 ̄ ヒミノ::::i|



岡部「なんだダルよ」


ダル「この診断書、他のラボメンに見せてみたら面白そうじゃね?」

―――
――――
―――――

岡部「ふむ」

岡部「こいつ一枚でそう上手くいくものか……?」 ぺらぺら

岡部「ためしに>>715に見せてみるか」

鈴羽

>>709
こりゃねーな


岡部「ためしに鈴羽に見せてみるか」

岡部「鈴羽は、この時間はバイトだろう」


―――
――――
―――――


岡部「……む?」

岡部「誰もいないだと」

岡部「どういうことだ……店は開いているのに店番がいないとは……」

岡部「……むむむ」

鈴羽「何がむむむだっ!」

岡部「うわっ!?」

鈴羽「ちょっ、ちょっと、そんなに驚かないでよ……」

岡部「バイト戦士っ!? ど、どこから湧いて出たのだ……」

鈴羽「ん? ずっと岡部倫太郎の後ろにいたよ?」

岡部「ど、どういうことだ……気配を感じなかったぞ……」


鈴羽「ダメだな~、私が殺意を持って近づいた敵だったら危なかったよ?」

岡部「殺意とな……」

鈴羽「索敵しながらの前進は基本中の基本だって」

岡部「この平和な日本で、お前はいったい何と戦っているんだ……」

鈴羽「それより、お店の中に入ったってことは何? 用があったの?」

岡部「む……」

岡部(そうだった、出鼻を挫かれたが……本来の目的を見失うほど愚かな俺ではないっ……!)

岡部「店に用……と、いうよりはだな」

鈴羽「うんうん」

岡部「バイト戦士に用があって来たのだ」

鈴羽「えっ!? あたしっ!?」

岡部「うむ」

鈴羽「岡部倫太郎が……あたしに? めっ……珍しいね、何かあったの?」

岡部「ああ、実は大変なことが起こったのだ……」

.


鈴羽「しーっ! 待って……」

岡部「っ…!? な、なんだ……?」

鈴羽「……」 キョロキョロ

鈴羽「………」

岡部「………?」

鈴羽「……うん、大丈夫」

岡部(何がだ……)

鈴羽「……で、私に用って?」

岡部「ああ、それがだな……」

鈴羽「うん……」

岡部「っと、待てよ……。口で言うよりも実物を見せたほうが話がはやいはずだ……」

.


鈴羽「実物……? 何かが完成した?」

岡部「むぅ……微妙に会話がかみ合っていないような気がするが、とりあえずこれを見てくれ……」 サッ

鈴羽「ん? なにこれ……?」

岡部「とりあえず読んでみてくれ」

鈴羽「わ、分かった……うわ~漢字がいっぱい……」

岡部(なんか凄く心配だ………)

鈴羽「え~っと……どれどれ」

岡部「………」

鈴羽「吐血……不治……余命……」

岡部「…………」

鈴羽「ちょっ、お、岡部倫太郎……これって……」

岡部「ああ……」

鈴羽「冗談だよね……?」

岡部「俺だって……そう思いたい……っ!!!!」

鈴羽「」

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