御坂「 爆弾魔(ボマー)?? 」白井「 ええ… 」 (43)


御坂「ボマー…そういえばなんか聞いた事あるわ。
   最近学園都市のあちこちで爆発事件が起きてて…
   その犯人のニックネームがボマーって」
    
白井「そのとおりですの。
   レベルアッパーの時の圧縮爆弾と違い、正真正銘火薬による爆弾事件です」

御坂「物騒ね…」

白井「今ジャッジメントやアンチスキルが調査してますが
   お姉様も気をつけて…」

御坂「わかったわ」

白井「で、では…私も仕事が終わったので久しぶりに……」ジュルリ

御坂「しないっつーの!」ゴン!

白井「でゅおあ!?」



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【 どこかの路地裏 】

猫「にゃー」

ゲンスルー「ボマー」ポンっ


猫「にゃ?」

ゲンスルー「今お前に爆弾を仕掛けた。
      俺の能力は相手に触れながら「ボマー」というと
      触れた箇所に爆弾を設置する「カウントダウン」だ」

猫「にゃ?」

ゲンスルー「爆弾は6000カウントしたら自動的に爆発する
      カウントは時間ではなくお前の心臓の鼓動にあわせて減っていく。
      カウントがゼロになったらお前は爆発し死ぬ。」

猫「?」

ゲンスルー「解除するには俺に触れて「ボマー捕まえた」というしかない」

猫「にゃー」


 ゴゴゴゴゴゴ…っっ!

猫「うにゃ?」

サブ「お!成功したみたいだぜ!!豆粒みたいな爆弾がコイツの腹についてる」

バラ「へえ、動物にも効くんだな」

ゲンスルー「試してみた価値はあったな。
      人間でない分、効果がうすいが…こいつが爆裂するくらいの威力はあるだろう」

バラ「じゃ、さっそくやるか?」

ゲンスルー「ああ…ふっふっふ。」

猫「にゃー」 とてとて


 【 猫はどこかに去って行った 】


サブ「町中に行ってくれればいいんだけどな」

ゲンスルー「あんまり目立つと、バレる可能性もある。」

ゲンスルー「学園都市…超能力開発の他に警備も優れてると言われてるからな」


↑訂正


サブ「しかし、町中に猫を連れてくと怪しまれるし
   こうやったほうがいいのかな」

ゲンスルー「ああ…ゲンスルー「学園都市…超能力開発の他に警備も優れてると言われてるからな」







【 上条の家 】


TV「…先日、◯◯地区の商店街にて複数の犬や猫が爆発する事件が相次ぎ
  

上条「なっ…くそ!なんてひどいことを!!」

禁書「ゆるせないんだよ…なんの罪も無い動物達を…」

上条「ああ…」

禁書「おまえは大丈夫だよ、スフィンクス…
   わたしととーまが守ってあげるからね」

スフィンクス「ニャー」




【 どこかの路地裏 】

ゲンスルー「よし、だんだんとニュースになってきてるな」

サブ「ああ、それでゲン。これからはどうする?」

バラ「ついにやるか?」

ゲンスルー「ああ…能力者狩りだ」

サブ&バラ「ひゃっほー!」

ゲンスルー「まずは常盤台ってとこの生徒からやってみるか
      あそこには超電磁砲っていうガキがいるからな。」

バラ「レールガン??なんだそりゃ」

サブ「?」

ゲンスルー「レベル5…この世界で最高の能力を持つ能力者
      その1人である超電磁砲と呼ばれてるのがいるんだ」

ゲンスルー「クズを狩るのも良いが、おもしろそうなやつをまずは…」






黒子「ほお…詳しくきかせてほしいですの」

ゲンスルー「!?」

黒子「!」シュイン!!



 【 黒子は瞬間移動でゲンスルーの背後に回り込んだ! 】

ゲンスルー「なにい!?」

黒子「ふん!!」 ヒュン!

 【 黒子の回し蹴りはゲンスルーの顔に…! 】

 ぱしっ!!



 【 黒子は足をゲンスルーに掴まれた! 】



黒子「な…!?」

ゲンスルー「ボマー」

黒子「くっ…!んん…!!(なっ…なんて力…!?)」 バシュン!!



シュタっ!


黒子「はあ…はあ…」

 【 黒子は離れたところに瞬間移動した! 】


サブ「こいつ…!」

バラ「いつのまに!!超スピードってたぐいじゃねえぞ!!」

ゲンスルー「なるほど…瞬間移動の能力か?」

黒子「!(あっさりと見抜いた…この男。)」

ゲンスルー「それで何か用かい?お嬢ちゃん」

黒子「ジャッジメントですの。
   最近ボマーと言われる爆弾魔の犯人を調査中でして…

   今あなたがたの言動を詳しく教えてもらおうと思っていた所ですの。」

ゲンスルー「ふっ、そうかい。では教える事がある」

黒子「あら。なんですの?(どうせ、オレは違うとか…?)」

ゲンスルー「俺がボマーだ」

黒子「!」


黒子「そう…ではあなたが爆弾魔だと?」

ゲンスルー「そうだ。俺の能力でやってきた事だ」

サブ「…」ニヤニヤ

バラ「…」ニヤニヤ

黒子「そちらの3人は?」

ゲンスルー「そうだな…俺の能力の補佐に近い」

黒子「は?」

ゲンスルー「それともう1つ君に教える事がある」

黒子「なんですの?」

ゲンスルー「今お前に爆弾を仕掛けた。」

黒子「?!」

ゲンスルー「俺の能力、【カウントダウン】は相手の体に触れながら「ボマー」と言うと
      触れた箇所に爆弾を設置する事が出来る。」

黒子「!(まさか…さっきのは……)」

ゲンスルー「ちなみに君にこうやって教えるのは
      それが爆弾の発現条件だからだ。」

黒子「!?」

黒子「……(足に…違和感が)」

黒子「!!!」


 【 黒子の足…先程ゲンスルーに掴まれた部分にタイマーが付いた物体が取りついている 】







  




ゲンスルー「そのタイマーは6000カウント
      カウントが0になると爆発する。」

黒子「なっ…」ダラダラ…



 【 急に黒子の全身を嫌な汗が流れ落ちる… 】

 【 これまで幾度となくケガをしてきた黒子だったが…

   「爆弾」このキーワードは黒子…多くの人々にとって恐怖の象徴だった 】

 【 そのかつてない恐怖が黒子の足から全身へ汗となって出ている 】


ゲンスルー「ちなみにカウントはお前の心臓の鼓動によって減っていく。
      つまり焦れば焦る程、鼓動が速くなって爆発の時間がはやまるのさ。」

サブ&バラ「…」ニヤニヤ

黒子「あ、あなた…いったい何を…!」

ゲンスルー「解除するには…俺に触れながら「ボマー捕まえた」という」

ゲンスルー「これが俺の能力の全てだ。さあカウントダウン開始だ!」


 ピッ ピッ ピッ


 【 不吉な音が足下からなっていく 】


 ピッピッピッピッピッ…


 【 どんどん音が速くなっていく… 】


ゲンスルー「どうした?俺に触れて「ボマー捕まえた」といえば解除されるぞ?」

黒子「く!(相手は3人ですが…私の能力なら……!!)」


サブ&バラ「おっと!!」 ドヒュン!!

黒子「!!」


 がし! がし!! バタン!!!


黒子「がっ!(手足を掴まれた!?こいつら…強い!?)」

ゲンスルー「お前がいくら瞬間移動しようとも
      あらわれた時気配を察するのは動作もないこと。」

ゲンスルー「お前の能力が優れていても能力発動前に…
      ほんの隙が出来ればそれで充分…」

黒子「く…!!」 ドヒュン!!

サブ&バラ「あ!」




 シュバ!!



ゲンスルー「…!!オレたちの真上に!逃げる気か!ははははは!!」

黒子「くう…!!」ばっっ!


 【 黒子は腿につけてた金属棒に手を… 】


サブ&バラ「おそいぜ!」 ガシっっ!


黒子「くあ!?」

黒子「(そ、そんな…瞬間移動の……着地地点へこうも早く…!!)」

黒子「(な、なら…!)」


 シュバ!!


サブ&バラ「あっ」

ゲンスルー「…ん?マジに逃げたか?」


 【 黒子は逃げ出した 】


 【 黒子のカウントダウン、残り50分 】




【 公園 】


黒子「はあ…はあ…に、逃げ切れたみたいですの…っ!」


 p! p! p! p! p!

黒子「う、うう…!い、嫌ですの!!こんな…!!」

黒子「瞬間移動で…爆弾を…」


 【 黒子は恐る恐る爆弾に触れたが… 】


黒子「しゅ、瞬間移動できない!?なんでですの!?」

黒子「あ…ああ…そんな!」

 P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!P!

黒子「か、カウントが早くなっていく…!」

黒子「まさかわたくしの心臓とリンクしてるから?
   な、なんという恐ろしい事を…!!」


黒子「か、考えるんですの…!
   あああ…でもどうしましょう!あの3人は恐ろしく強くて、残りの2人の能力もまだわからなくて
   この爆弾を打ち消すには…」


黒子「あ…」

黒子「(お、お願いです!うまくいきますように!!」









【 上条の家 】

黒子「おじゃましますの!!!」  シュバン!!!!

上条「おあああ!?」


上条「ちょっ!?え!?白井さん!?ノックくらいしてから入って…」

黒子「お、お願いですの!!早く私に!!」 ぐいぐい

上条「お、おおお!?いきなり責められても上条さんには心の準備が…」

黒子「確かこの右手が…!」 ぐい

上条「は?」


 
 ぱしっ


 【 上条の右手が、黒子の足に仕掛けられた爆弾に触れた 】



 シュウウウウウウウ…



 【 爆弾は、塵となって消えた 】


黒子「……」

黒子「……っ」フラっ

上条「あ!おい!!」

 【 黒子は気を失った 】


今日はここまで
ちょいと言い忘れましたが、

【オリジナル設定が今後出てくる】 のでご注意を

その関係で短めなお話です。

ゲンスルー「ほう?能力無効化か?」

ゲンスルー(俺に腕を捕まれた瞬間に右手で触り、能力無効化をしたか。相当この状況をシュミレートしたな)

ゲンスルー「バカがっ、その程度で俺を攻略したつもりか!」

ゲンスルー「両腕を爆発する、好きな方を守れ。次に残った方と左足を爆発する、好きな方を守れ」

ってなるんだろ?



【 上条の家 】

上条「なに!?爆弾魔に爆弾を仕掛けられただって!?」

白井「は、はい…でもあなたの能力の御陰で解除できましたの。」

上条「解除できましたのって…え?能力者による犯行!?」

白井「ええ…それに、その能力には変な点が」

上条「大変だ!今すぐアンチスキルやジャッジメントにも…!」

白井「お待ちになって!助けてもらっておいてなんですが
   これは我々の仕事ですの
   一般人であるあなたを巻き込む訳には行けませんの!」

上条「関係ないだろそんなの!
   俺にはまだよくわからないが、爆弾しかけられて爆死なんて
   ひどいってもんじゃねーぞ!!
   !
   そうだ、ビリビリ!あいつにも知らせねーと!!
   あいつ変に喧嘩売ってなきゃいいけど!」 ダッッッ!


白井「ああ!ちょっ!って確かにお姉様が知ったらまた前みたいに…!



【 商店街 】

 わいわい
 

     がやがや



「おい聞いたか?また爆弾魔が事件起こしたみたいだぞ」

「えーこわいー」

「ま、俺の能力でたいほしてやんよ!」

「きゃー!かっくいいー!」



上条「はあ…!はあ…!くそ!御坂のやつどこにいるんだ?!」

上条「あいついつもフラフラしてるみたいだから
   言ってやらんと…」

上条「くそ!こんな事ならアドレスを聞いときゃ良かった!!」



シュバン!!


白井「ちょっとあなた!
   お待ちになって!!」

上条「のわ!なんだ白井さんか」

白井「なんだじゃありませんの!
   ちょっと気になる事があって話す事もありましたのに…」

上条「え?きになること??」

白井「その爆弾魔に仕掛けられた爆弾なんですが…」

上条「ああ、能力によってつけられたんだっけ?」

白井「それはそうなんですけど、爆弾魔の犯人が
   あれこれ言っていて…」

上条「?」

白井「あああ!思い出せないですの!!でも!!大切な事だったような…!」




【 近くのファミレス 】

サブ「おい!ゲン!あれみろよ!!」ヒソヒソ

ゲンスルー「なんだ?」

サブ「あのガキ!爆弾仕掛けたガキが生きてる!!」ヒソヒソ

ゲンスルー「なに!?」

バラ「おいおい!マジだぜ!どうやって解除した!」

ゲンスルー「………」チラッ


【 現在の時刻…(黒子に爆弾をセットして2時間経過) 】



ゲンスルー「よし、やつらを始末しよう。」

サブ「だな、せっかくおもしろくなってきたのによ」

バラ「ああ」









 ぴんぽんぱんぽーん

『 完全下校時間です 生徒の皆さんは寮にもどることを… 』



上条「げっ!もうそんな時間かよ…」

白井「結局お姉様は見つかりませんでしたの…

   って忘れてましたわ!早くジャッジメントの支部に戻って情報を…!」

上条「あ、そっか。白井さんはジャッジメントだったな。
   じゃあ俺はこれで…まあビリビリなら大丈夫なきもしてきたし」

白井「あ、いえ。念のために家まで送りに…」






ゲンスルー「ボマー」 ぽんっ

上条「えっ」くるっ

ゲンスルー「よお、生きてたな…ガキ。どうやって俺の爆弾を解除した?」

黒子「んな!?あなたはボm    バキっっ

サブ「ほい、おしまい」

上条「お、おまえら一体なにもn  ドゲシ!!

バラ「うっせーよ。」

ゲンスルー「よし、運ぼう」




【 3時間後 】 どこかの倉庫

黒子「げほ!げほ!!」

上条「おいてめえ!!女の子をいたぶってなんのつもりだ!!やるなら俺をやれ!!」

ゲンスルー「うるせーよ、ウニ頭」

サブ「ったく強情だな。」

バラ「なあゲン、さっさとやっちまってもいいんじゃねーか?
   こいつもう条件知ってるかもしれないし、喋らなきゃ爆弾は具現化しねーし。
   誰がセットされてるかわかるわけねーよ」

ゲンスルー「それもそうだが…、気にならねーのか?
      今までオレたちの能力が条件以外で解除された事を」

サブ「少しは…」

バラ「超能力のあつまりだから能力外せるやつとかやっぱりいるんじゃないのか?」

ゲンスルー「そういうことだ。だからこいつが能力を外したヤツを答えればいいんだ」

 ドガ! バキ!!

黒子「げほ!(しゃ、喋ってはダメ!上条さんの右手を喋ったたらこいつらは上条さんに…)」







上条「…なあ、お前らの知りたい事って、爆弾を解除したヤツの事をいってるのか?」

ゲンスルー「あ?」

サブ「あん?」

バラ「だったらなんだよ」

上条「俺がその子の爆弾を解除した!」

ボマー達「!?」

黒子「んな!?(な、なんでそれを言ってしまうんですの!?」

ゲンスルー「チラ (ほう…今の反応。なにか知っているみたいだな。
         となれば本当にコイツが解除したのか?)」

ゲンスルー「…本当にそうか?」

上条「ああそうだ!!俺の右手にはどんな超能力も…異能の力を消し去る事が出来る!!」

上条「その子の足に付いていた爆弾も右手で触れて消した!」

サブ「はあ?」

バラ「ゲン、どう思う?」

ゲンスルー「ためすか。本当にそうならそれで納得がいく。」

黒子「や、やめなさい!!上条さん!!あなただけでも逃げて!!」
   それにどうしてばらしたりしたんですの!!」

上条「目の前でこんな光景見せられて黙ってられるか!!」

黒子「そんな…」


ゲンスルー「さて、上条と言ったか…
      俺は知っての通り、ボマーだ。」

上条「くそったれが!」

ゲンスルー「ふふふ、俺の能力はな。「ボマー」といいながら
      相手に触れると、触れた箇所に爆弾を設置する事が出来る」

上条「!」


ゲンスルー「さっきお前を拉致する時に「ボマー」といいながら爆弾を設置した。
      今は見えてないがな…これから見えるようになる。」

上条「なんだと?」

ゲンスルー「俺がこうやって能力の説明をするのは
      それが爆弾を発動させる条件だからだ!」


 ブンッッッ…

上条「!」

ゲンスルー「はははは!お前の方に爆弾が具現化した!」

上条「こ、これが…!」

黒子「(お、おもいだした…あいつはあの時もこんな風に…!!)」

ゲンスルー「そして爆弾はお前の心臓の鼓動にあわせて、1時間後に爆発。
      そのタイマーの6000カウントが0になったらお前は爆死する。」

上条「なに!?」

ゲンスルー「ちなみに解除方法がある。俺に触れながら「ボマー捕まえた」といえば
      爆弾は消滅する。これが俺の能力「カウントダウン」だ。」




 ピッ ピッ ピッ 


上条「タ、タイマーが動いた!?」

ゲンスルー「ははは!さあ爆弾は作動したぞ!見せてもらおうか!お前の右手を!!」

黒子「う…ぐう…(移動の…演算が…できない……!全身が痛い…!!こいつらに暴行を受けてなかったら…)」

ゲンスルー「サブ、ヤツの縄を右腕だけ動けるように切ってやれ。」

サブ「ああ」

バラ「変な真似んじゃねーぞ。したら、このガキをもっと痛めつけるからな」

上条「くそが!!」


 さくっ



サブ「よーし、これで右手は使えるぞ」

上条(…くそっ白井さんへの暴行を止めたが
   万事休すだ。これでこいつらが手を引くとは思えない。
   ちくしょお!!なにか!なにか良い手は無いか!!)」

ゲンスルー「おい、はやくしろよ。時間稼ぎか?」

上条「(!そ、そうか…時間稼ぎ!!)」

上条「(すまねえ御坂…白井さんの帰りが遅いって理由で、こんな錆びれた所まで
    探しに来るって言うお前の行動力をオレは信じる…!)」

上条「……そもそもお前ら何者だ?
   なんで爆弾テロなんて事をしやがる」

ゲンスルー「……」

上条「目的はなんだ!?金か!?そんなくだらねえ事で無実な人達や動物を巻きこむんじゃねえよ!!」

ゲンスルー「…………」

ゲンスルー「…おい、お前自分の状況がわかってないだろ」

上条「!」ビクっ

ゲンスルー「はやくやれっつってんだよ。
      女を殺すぞ。」

上条「(うっ!なんなんだよこいつ…!!ちくしょお…!)」

上条「(ダメだ…解決策が思い付かない…!)」

上条「(なんつー面倒な能力持ってやがる!
    聞いたヤツ全員口封じで皆殺しじゃねえか!!)」

上条「(それでも…俺は……)」

上条「わかった、触るよ。右手で」

 すっ




 しゅうううううう




ボマー達「!?」

上条「…これでわかったろ!俺の右手はどんな能力だって消せるぞ!」

ゲンスルー「…なるほどな。よくわかったよ。」 ギロ

上条「!」



 ドヒュン!

ゲンスルー「じゃあ、これならどうだ?」 グっ


 【 ゲンスルーは上条の方に触れた!! 】

上条「!」 さっ


 【 とっさに上条は右手でゲンスルーの右手をはらおうとした! 】


ゲンスルー「ふっとべ!!」 ぐっ

上条「!?」




 しーん…




サブ「え!?」

バラ「おいおい!なんで爆発しないんだ!?」

ゲンスルー「お前…そうか、そういう能力だったな。」

上条「はあ…はあ…はあ…!」

ゲンスルー「ちっ」 クルッ スタスタ


サブ「おいゲン!なんであいつ爆発しなかったんだ!?」

ゲンスルー「やつに右手で腕を掴まれた。だからリトルフラワーが発動できなかった」

バラ「あのやろう…能力を出させない事も出来るのか!?」

ゲンスルー「いや、能力が出せなくなった事だけじゃない。
      オーラ自体も出せなくなった。」

サブ&バラ「なに!?」

ゲンスルー「なるほど…徐念の右手か。  
      どういう仕組みかわからんが、やつの右手に触れた、触れている異能の力はどんなものだろうと無効化する。」


サブ&バラ「………」

ゲンスルー「が、本当に右手だけか?
      左手でも出来そうだがな。」

サブ「そ、そうか…わざわざ右手っていうのも怪しい…」

バラ「はったりだろ。右手しかできないから、右手って言ったんだろ。
   それに全身が無効化能力なら、ゲンの爆弾も設置できなかった。」

サブ「あ、そうか…」

ゲンスルー「バラの言う通りかもな…。正直羨ましい能力も持ってるガキだ」

上条「(あいつら何をコソコソと…)」

ゲンスルー「まあ右手を封じて、爆破してみるか」

上条「!」

黒子「!?や、やめなさい!!上条さん!!逃げて!!」

上条「逃げろっつっても…!こんなに縛られちゃうと…!!」

ゲンスルー「消えな!」




 ガ!

上条「う!」

 【 上条は頭を掴まれた! 】


ゲンスルー「右手も封じる!!」 がしっ

 【 ゲンスルーは上条の右腕を抑えた!! 】

上条「ち、ちくしょおおおおおお!!!」


ゲンスルー「はーははははははははは!!!」


  バグオオオッッッッッッンンンン!!!!!




 ビチャッッッ  ビチャビチャ!!


サブ「うひょー」

バラ「な!?はったりだったろ!右手だけだったぜ!!」

ゲンスルー「…俺にはもう1つ能力がある。
      触れたものを爆破する「リトルフラワー」だ。
      顔なら目鼻口がふっとび、手足なら神経に重大な症状を残す事になる。」

上条「」


ゲンスルー「おっと、耳が吹っ飛んできこえないようだな!ははははは!」


黒子「い、いやああああああああああああああああ!!!!!!















 【 エラー エラー エラー発生  ペナルティが発生しました 】


ゲンスルー「ん?」

サブ&バラ「は?」



 【 ペナルティ 強制的にストーリーを中断します 】


バラ「あ!?おい!まだ10日残ってるぞ!」

サブ「どうなってんだ!?」

ゲンスルー「わからん…なんだ!?」








 【 ゲンスルー達は光に包まれた 】










【 荒れ地の本屋 】


主人「あー、あんたら主人公キャラをヤッちまったね。」

ゲンスルー「は?」


主人「レギュラーキャラ殺しちゃったから、強制的に戻されたんだよ。」

サブ「レギュラーって…あいつ主人公とかそういうポジション!?」

バラ「おいどうなってんだよ!聞いてねえぞそんな話!!」

ゲンスルー「……」

主人「それが私の能力の条件なんだよ。
   漫画や小説の世界に入れるこの「コミックマーケット」の発動条件さ」

ゲンスルー「…で、レギュラーキャラを殺したから戻されたのか」

主人「そういうこと。あ、でもね。戻れる事も出来るんだ。
   ただこの説明も発動条件だし、また生きたくなったら最後まで聞いてね!」

ボマー達「……」


 【 草原 】


サブ「しっかし、やられたな。
   その漫画の各巻の世界に1ヶ月だけ入れるとはいえ、死なないキャラを殺したらシナリオ狂って強制退場」

バラ「戻るには、別の漫画の世界で1ヶ月すごすんだろ?それも情報一切なしで突入。
   ふざけてるが、こんな面白い能力は見た事も無いしな。
   また行くんだろ?ゲン」

ゲンスルー「ああ、ちょいと不満は残るがな。」

ゲンスルー「ちっ、あの学園都市ってところでおもしろい案が浮かんでたんだけどな。」

サブ「お、なになに?」

バラ「どんな案だ?」

ゲンスルー「成功するかはともかくだが…」


ゲンスル「 �手当り次第にガキ共に爆弾をセットする
      �テレビ局をジャックして学園都市内で放送。
      �放送内容は能力の条件
      �500億の身代金を貰うか、途中でリリース発動」

ゲンスルー「どうだ?うまくいきそうか?」






サブ&バラ「……」


サブ「うお!なんだよそれ!!すっげー楽しそう!!」

バラ「ゲン!はやく別の漫画の世界で1ヶ月すごそうぜ!!
   また店にいかねーと!!」

ゲンスルー「ふふふ、そう思って適当に買ってきたぜ。
      早速やろうか?」

サブ&バラ「おー!」
      

   
    ピッ

 ニア ドラゴンボール 
   





 おわり


新ハンタ見てハンタにはまり、更にゲンスルーのキャラの個性にも惹かれ
そんなとき丁度見てたレールガンS見てて思い付いたSSでしたが
見てくれた方ありがとうございました。


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