れんげ「にゃんぱす~」はかせ「わっ」 (31)

 

はかせ「なのーひまなのー」

なの「だめです、今は忙しいです」

はかせ「ぶーなのひまなのひまなのひまー!」

なの「だめです!どんだけ暴れても遊んであげないです!」




夏海「おおーすげえ、ここ超都会じゃん」

こまちゃん「ただの団地で何を…」

蛍「先輩、そういえばれんげちゃんは…」

夏海「…ほんとだ、れんちょんいない」

一穂「…え、マジすか」

こまちゃん「うそ、せっかく都会に来たのに迷子探ししなきゃいけないわけ!?」

蛍「でも先輩、海で迷子になって…」

こまちゃん「ちーがーうー!私迷子になってないし!」

夏海「そーいうのどーでもいいから…兄貴、うちらはあっち探そ」

兄貴「…」コク

伊藤誠「れんげちゃんか・・・ふふふ」

誠「かわいいなぁ・・・」

誠「なんとしてでもお近づきになりたい」

誠「さて・・・」

誠「ヤるか」

れんげ「具の仲間と遊んでたらみんな居なくなってたのん…」

ゆっこ「シャケだああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ」

ちゃんみお「」

れんげ(都会は面白い人がいっぱいなのん)



はかせ「もう怒った!家出するし!」

なの「おやつまでには帰って来てくださいねー」

はかせ「はーい!」タッタッタ



はかせ「うーん…どこいこうかな…」
(そういえばテレビで…)


テレビ「最近あこらへんで動物出てくるんで餌付けとかしちゃいかんよ」オニイサントノヤクソクダヨー


はかせ(よっし、いくしかねえ!)

れんげ「あ、たぬきなの!」

はかせ「え、たぬき!?どこどこ!」

れんげ「そこなのん!」

はかせ「おおー!…って坂本じゃん…」

黒猫「にゃおーん」

れんげ「たぬきじゃなかったのん…」

はかせ「あー驚いた…」

れんげ「にゃんぱす~」

はかせ「わっ」

れんげ「…にゃんぱす~」

はかせ「にゃ、にゃんぱす~」

れんげ「にゃんぱす~!」

はかせ「にゃんぱす~!」

なの(よっし、お掃除終わりっと…後ははかせの帰りでも…)
(…あれ、もう四時…)
「はかせ、はかせー!」タッタッタ


こまちゃん「はぁ…はぁ…そっちは?」

夏海「全然ダメ…おばさんちに先に行ってるかと思って行ってみたけど来てないって…」

兄貴「ゼーゼー」

蛍「…も、もしかしてほんとに攫われたんじゃ…」

一穂「だ、だーいじょうぶだって、あの子なら…うん…」

なの「すいませーん!ちっちゃくて白衣着た子、見ませんでしたかー!」タッタッタ

夏海「へ、そっちも迷子探し?」

蛍「ああ、複数を一気に拉致して…」ガタガタガタ

こまちゃん「お、落ち着いてって!これはただの偶然だから!」ガシ

蛍(せ、先輩が抱きしめて…)

こまちゃん「…あれ、肩掴んだら落ち着いた」

一穂「しかも幸せそうな顔もしてるねぇ…」

夏海「って、こんなことして場合じゃねえっつぅうの!」

れんげ「にゃんぱすー!」

はかせ「あはは、にゃんぱすー!」

ゆっこ「あれ、はかせじゃん」

ちゃんみお「にゃんぱす…?」

れんげ&はかせ「にゃんぱすー!」

ゆっこ&ちゃんみお「わっ」




なの「なるほど、そっちも迷子探ししてるんですか…」

夏海「そうなんだよね…ここら辺のことは良く分からないしさー」

こまちゃん「うーん、猫とか追いかけてったのかな…」

蛍「れんげちゃん、動物好きですもんね」

一穂「そのうちぱっと出てくるでしょ」

兄貴「」ジー

一穂「じょ、冗談ですよ…」

れんげ、はかせ&ゆっこwithちゃんみおとあのメガネ
「にゃんぱすー!」

ゆっこ「あっはっは、なにこれ面白い」

はかせ「でしょでしょ!この子が教えてくれたの!」

れんげ「どうも、れんちょんです!」

ちゃんみお「あはは、覚えやすいね」

メガネ「」コクコク

ゆっこ「…い、いたんだ…」




なの「動物が好き…ですか…」

夏海「ん、どうかしたの?」

なの「あ、ちょっと心当たりが…」

蛍「本当ですか!?」

こまちゃん「どこどこ!?」

なの「は、はい、最近どうぶつがー…

一穂「なるほど、つまりそこの動物を見に行った可能性があると」

蛍「…あ、そういえば来る途中そこの近くを通りました!」

夏海「そうだったっけ…?」

こまちゃん「とりあえず行こ!」

夏海「兄ちゃん!ヘタってないで行くよ!」

兄貴「ゼーゼー」

なの「こっちです、もう暗いですし急ぎましょう!」


ゆっこ「あー楽しかった!」

はかせ「うー、お腹減った…」

れんげ「確かにそのとおりなのん…」

ちゃんみお「うわ、暗い」

メガネ「」コクコク

はかせ「…あ、早く帰らないとおやつ抜きにされちゃう!」

れんげ「おやつって言うかあとちょっとで晩御飯なのん」

メガネ「」コクコク

れんげ「…あ、うちどこに帰ればいいのん?」

ゆっこ「あれ、れんちょん迷子?」

ちゃんみお「確かに、このあたりでは見ない顔…」

メガネ「」コクコク



はかせー!どこですかー!
れーんちょーん!でてこーい!

れんげ&はかせ「!」

ゆっこ「お、お迎えが来たみたい」

れんげ「なっつんの声なのん!」

はかせ「なのだ!」

はかせ「なのー!」
なの「はかせ!どこ行ってたんですか!」

はかせ「ごめんねなの、遊んでたらこんな時間に…ってあれ、なの泣いてるの?」
なの「はかせ…もう…だめです…からね…」

はかせ「なの、ごめんね…」


れんげ「なっつーん!」

夏海「おーれんちょん…コホン
探したんだぞ!ダメじゃないか!勝手にどっかいっちゃあ!」

こまちゃん「もう、ほんとに探したん…あれ」

一穂「…」ギュ―

れんげ「かずねー…」

一穂「…おかえりー、楽しかった?」

れんげ「うん、とっても楽しかったのん!」

一穂「そっかー、良かったねえ…次からは、ちゃんとお姉ちゃんにいうんだよー」

れんげ「わかったのん!ごめんなさいなの…」

一穂「うんうん、大丈夫、大丈夫だよー」ナデナデ

ゆっこ「…ど、どもー」

蛍「あ、こんにちは、れんげちゃんと遊んでくれてたんですか?」

ちゃんみお「ずいぶん可愛い子ですね、しかも面白いし」

メガネ「」コクコク

こまちゃん「ありがとうございます、相手してもらっちゃって」

ゆっこ「こっちも楽しかったからね、おあいこになるのかな?」ナデナデ

蛍(なでられてる先輩可愛い…)

こまちゃん「…何故だろう…すごく屈辱…」

はかせ「なの、お腹すいた!」

なの「あ、晩御飯の材料買ってない…」

一穂「なんなら食べに来る?」

ゆっこ「え、いいんすか!?」

ちゃんみお「お前じゃない」ガスッ

一穂「いやいや、お世話になったみたいだからね、お礼をしないと罰が当たりそうだし」

夏海「そういえばご飯はおばちゃんが作ってくれんの?」
一穂「いいや、私らが作るって言っといたよー」
こまちゃん「ふっふん、私の料理を食べさせて見返してやるんだから!」

蛍「い、いえ!私が頑張りますので先輩は休んでてください!」

ゆっこ「ゴチになりまーす!」

ちゃんみお「すいません、ありがとうございます…」

兄貴「…」
メガネ「…」
ピシガシグッグ

夏海「よーし、とりあえず帰ろー!」

れんげはかせゆっこちゃんみおメガネ
「にゃんぱすー!」
なの「にゃんぱす?」

こまちゃん「あれ、にゃんぱすってどういうタイミングで使うんだっけ」
れんげ「そんなことはどうでもいいのん、お腹ペコペコなのん!」

一穂「はいはい、帰ろうねー」

坂本「ギャアアアアアやめろおおおおおお!」

黒猫「」カクカクカク

?fin?

まさか完結するとは

>>30
俺もびっくりだよ

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