女幽霊「あなたを殺して私が生き返る」(236)

男「もうこんな時間か、寝よ」

男「……」zzz

ドンッ

男「?」

幽霊「……」

男「あら……」

幽霊「……こんばんわ」

男「あ、ああどうもこんばんわ」

男「あれ……もしかして空き巣の方ですか?」

幽霊「空き巣に見えますか」

男「見えないですけどこの時間帯からして可能性としてはアリかと……」

幽霊「お化けです」

男「ああ、そっちもあり得るか……ふむふむ」

男「でていけ、警察を呼ぶぞ」

幽霊「あ、え、ちょっと待ってよ」

男「なに焦ってんの?もう嘘下手すぎ、警察呼ぶわ」

幽霊「べ、別にいいけど貴方が困るだけよ?」

男「ああいいよ別に、逃げないように縛り付けてやる」

幽霊「縛る……///」

スカッ

男「えっ」ゾクッ

幽霊「ね?」

男「あ、あれ……触れない……?」

幽霊「いや、だから幽霊なんだって、さっきからいってます」

男「それは知ってるよ、でも幽霊って……」

幽霊「はい……」

男「……」

幽霊「……」

男「ぎy」

幽霊「叫んだらころします」

男「わ、わかった、待ってくれ、ちょっと頭の整理をさせてくれ」

幽霊「どうぞ」

男「ふう」

男「で、幽霊が俺になんか用で?」

幽霊「はい、私と貴方は初対面ですね……?」

男「う、うんそうみたいだな」

幽霊「……」

幽霊「はぁ……」ボソッ

男「は?」

幽霊「私、すごい可愛そうな死にかたしてしまって神様にチャンスを与えられたんです」

幽霊「誰かを呪い殺したら私生き返れるみたいなんですよ」

男「へぇー」

幽霊「で、ここに来たんですけど」

男「うんうん」

幽霊「ええ」

はよ

見てるよー

男「え?お終い?」

幽霊「はい」

男「いや、だからなんでここにきたんだ?」

幽霊「いやだから今、言ったじゃないですか」

男「はぁ?意味わからん」

幽霊「まぁようするにですよ、貴方を殺して私が生き返るんです」

男「……」

男「……」

男「ちょっとお母さんきt……!」

幽霊「大きな声だしたら殺しますよ……念力強くしてもいいですか……」

男「いてててて……!わ、わかったから首圧迫するのやめろ……!」

幽霊「お母さんて……」

男「ぐ、その力……まじでお前幽霊なの……?」

幽霊「はい……やっと信じてもらえましたか……」

男「っ……」

考えてみたら人間は出来ないのに幽霊が人間に干渉できるのはおかしいよな

SSにおける幽霊って必ずと言っていいほど敬語だよね

しえん

男「……」

幽霊「わかってもらえましたか」

男「ちょ、ちょっと待ってくれよ……俺を殺すって?」

幽霊「神様がそういう制度を作ってくれたんです」

男「なんて神様だ、お前たぶんそれだまされとるぞ」

幽霊「嘘じゃないみたいです、現に私幽霊ですし……」

男「ああそうだな、そうそう、でも待て、なんで俺を?」

幽霊「……」

幽霊「いや、ここ通りかかったから……ここでいいかなーって」

男「お前を選んだ神様の面を見せろ」

幽霊「いや声だけだったのでわかんないです」

男「はぁ……」

男「じゃあ俺になんの怨みもなんだよな?じゃあさ、頼む俺はやめてくれ」

幽霊「えーなんでですか」

VIPPERで街作ろうぜ
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男「なんでですかってお前ふざけてんn!?いててててて……!」

幽霊「静かにしてください、親御さん起しちゃいます……!」

男「幽霊のくせにそういう気遣いすんな……!」

幽霊「とにかく私、あなたと決めたので」

男「……っ」

幽霊「いいですか、準備は」

男「えっ、さっそく殺すの?」

幽霊「じゃあいきますよ、せーの」

男「まってまって……!頼む!俺は見逃してくれよ!」

幽霊「……」ピタッ

男「俺まだ生きたいんだよ……!したいことだってたくさんあるんだ!頼むから他をあたってくれ……!」

幽霊「……」

幽霊「じゃあ私の条件をクリアしたらいいですよ」

男「な、なんだよ!?なんでも言う事きくから!」

幽霊「付き合ってください」

幽霊「……」

男「え……」

幽霊「前から貴方の事が好きでした、付き合ってください」

幽霊「これがいやなら死んでください」

男「なんて無茶なセリフをはくんだ」

男「いやいや、お前幽霊だろ!?っていうか前からってなんだよ!」

幽霊「どうしますか、死にますか、私と付き合いますか」

男「ぐ……」

男「つ、付き合うってどういうこと?触れもできない幽霊のあんたとつきあうの?」

幽霊「いえ私が生まれ変わってその体と付き合ってください」

男「生まれ変わるってあんた……0歳からだろ?」

幽霊「はい、記憶は引き継がれるみたいなので心配なく」

男「お前がもし男に生まれたら?」

幽霊「別に私は問題ないので」

男「大ありだよバカ」

幽霊「さあどうしますか、死にますか?付き合いますか?」

男「っ……」

男(夜中になんのイベントだ……!夢か?もし現実ならまじで殺されるみたいだ)

男(ここは殺されないためにも形だけ付き合うしかない)

男「あ、ああわかった!付き合おう、そのかわり殺すなよ?」

幽霊「……」

幽霊「ほんとうですか、ちゃんとききましたよ///」

男「あ、ああ」

幽霊「もし約束をやぶったら貴方の事、即殺しますので覚悟しておいてください」

男「げ……」

幽霊「はい?」

男「い、いやなんでも……?」

幽霊「それでは貴方もお疲れでしょうから、私はこれで」

幽霊「おやすみなさい」ニコッ

男「……」

はよ

◇翌日◇

男「はぁ……」

男(夢なのか……現実なのか……いまだにわからない)

男(でもなんか夢っぽいな、明晰夢って奴?これが幽体離脱か?)

男(かなりリアルな夢をみたな……ああ疲れた……気味悪い……あとちょっと幽霊可愛かった)

男「今日も社畜頑張るか……」

男「おはようございます」

上司「おい、男君、昨日頼んだ書類は?」

男「は、はい?」

上司「はい?なんだその抜けた返事は、まさか忘れてないだろうな」

男「あ゛っ」

上司「ふん……またか男君……」

男「あああ……い、いや、あのい、家にちゃんとありますっ!ちゃんとやったんですっ!」

上司「ここは小学校じゃないんだ、結果がすべてなんだよ、今日も残業だな、おつかれさん」スタスタ

男「……あああ、嘘だ……」

支援

男「はぁぁぁぁぁ……」

男「くそおおおお……昨晩の事が気になって忘れてしまったぁぁぁぁ……」

男「しくしく……」

女「おはようございます」

男「あっ、お、おはようございますっ」

女「どうしたの?すごい泣いてるけど」

男「い、いや汗ですよ!!あははは!ううう……」

女「あらあら、まぁ、だれだって失敗はあるよ、そんなに落ち込まないで」

女「今日は男君だけに特製のお茶いれてきたから」

男「本当ですか、ありがとうございます……」

男(ああ女先輩は優しいなぁ……こんな人が彼女だったらどれだけいい事か……)

男「はぁ……ん?」

男「……」

男「……」ガタッ

支援

男「……」ドクンドクン

男「……」キョロキョロ

男「っ……」

男「な、なんで……?なんで机に書類が……?」

男「これは昨晩徹夜でやったものだ……確かに自分の家でやった筈……」ペラペラ

男「なんでここに……?」

上司「おい、朝礼だぞ、男君、君は夜まで居残りなんだから朝からそんな気合いでは」

男「あ、ありましたありました!!すみませんありました!!」

上司「むっ、なんだあったのか……本当に抜けてるな、しっかりしなさい」

男「す、すみません……!」

男(なんか知らんがあってよかったー!!!)

男「……」ピタッ

男「あっ……まさか……」

男(昨夜のお化けか……?まさか……)

あげ

◇昼休み・屋上◇

男「……」

男「おい、いるんだろ?でてこい」

シーン

男「……」

男「いるのはわかってるんだぜ?」

同僚「ちょっとなにあれ……きも……」ヒソヒソ

男「ぐっ」

男(あーもー!あほか俺は!!)

男「はぁ……」

女「男君」

男「あ!先輩、ど、どうしたんですかこんな屋上に!」

女「い、いや、その……」

男「え?」

女「ちょっとお昼間違って買いすぎちゃったの、よかったらたべない?」

男「お……」

女「い、いや、いやないならいいんだけどね!」

男「なに言ってるんですか!!いるですよ!絶対いります!」

女「そ、そう……じゃあはい///」

男「あ、ありがとうございます!いただきます!///」

女「……」タタタッ

男(うおおおおおおなんか知らんけどラッキー!今日はついてる!?)

男「女先輩からもらったお昼ご飯とか食べるの勿体ないなぁ……家宝にでもしようかなぁ」

男「……」

男「……」

男「……誰だ」クルッ

男「……」

男「……」

男「……」

男「何やってだ俺、なんか病人みたいだな……」

おもしろい

◇自宅◇

男(今日、机に書類があったのは、俺が無意識のうちに机にだしたんだよ)

男(それ以外考えられない、だいぶ疲れてるみたいだな俺……)

男「……」

男「……」クルッ

男「……」

男「……」

男(落ち着かない……)

男(誰かに監視されているような気がする……)

男「む……」

男「あーもう寝よう!明日こそ気合いいれて!」

男「おやすみ!」パチッ

男「……」zzz

◇会社◇

男「おはようございます」

上司「む、おはよう、昨日はよく眠れたかね」

男「はい!これからは絶対忘れ物とかしないようにがんばります!」

上司「よしよし」

男(昨日はぐっすり眠れた、やっぱ疲れてたみたいだな俺……)

女「お、おはよ」

男「あ、おはようございます」

女「はい、お茶」

男「あれ?今日もなんか違いますね」

女「うんっ、それおいしいから飲んでみて」

男「いただきます、うわおいしい」ズズッ

女「……///」ニコッ

同僚「おいお前」

男「なんだ」

同僚「お前、最近ふざけんじゃねーぞ」

男「だからなんだよ」

同僚「あー腹立つなお前!なにデキちゃってんだよあの先輩と!!」

男「は……?」

同僚「お前自覚ないの!?嘘だろ!?」

男「あの先輩って……女先輩の事……?」

同僚「はぁぁぁぁ……お前いつからそんな嫌味なやつになったんだ……?」

男「ばっ!なにがだよ!あほか!デキてるわけねーだろ!?」カアァ

同僚「もうフラグびんびんたってんだよ、なんでお前のお茶だけ特製なんだ?もうこれだけで十分アプローチとして成立してるだろ」

男「なっ……お、俺だけ……?」

同僚「ああ、お前だけだよ……畜生なんでお前なんかに……ぎぎぎ……」

男「……お、俺だけに」ドキドキ

男(あの女先輩が……?)

みそボン

男「……」ソワソワ

女「……」

女「あ、あのっ」

男「は、はいっ!!!?」

女「ひっ、あ、ごめん!おどろかせちゃった!?」

男「い、いえっ!なんでもないであります!!なんですかっ!?」

女「あ、あの今日その……あの……」

男「えっ……な、なんですか……?」ドキドキ

女「いや、あのっ……///」

男「……っぁ」

男(おいおいまじかよ……!!!なにかくる……!!??)

女「な、なんでもないっ!!」スタスタ

男「ちょ、な、なんですかっ!?」

女「きゃっ、あっ、ごめんなさい、お茶がこぼれちゃった……」

男「だ、大丈夫ですか!?うわ、すごい濡れて……」

幽々子みたいなもんか

女「だ、大丈夫……大丈夫だから……」

男「大丈夫じゃないですよ、と、とにかく拭かないと……」

男「あ、これ!このハンカチつかってください!」

女「……」ドキッ

女「あ、ありがとう……」

男「い、いえ……///」スッ

バチッ!

男「いだっ!!」

女「えっ!?」

男「は、は!?ハンカチが燃えた!?」

女「え゛!?ま、マジック!?」

男「ま、マジックじゃないですよ!?って、あちちち!」

女「私はいいから早くトイレに!!」

男「す、すみません!!」ダダダダダッ

女「……」ドキドキッ

男「あぢー、なんでハンカチが燃えたんだ……?」

男「俺引火するようなもの身につけてないよな……」

男「バチっって音がして……」

ガタッ

男「……?」クルッ

男「……」

男「っていうかバチっ……?なんの音だ……?」

男「静電気か……?」

男「それとも――ラップ現象――?」

ガラガラガラ!!!

男「!?」

同僚「お、おい!誰かきてくれ!!」

男「どうした!?」

同僚「棚がいきなり倒れて先輩の足が下敷きになった!持ち上げるの手伝え!!」

女「いたっ、いたい!」

はよ

男「な、なんでこんな棚が!?」

同僚「しらん!!とにかくもちあげろ!せーのっ」

女「っっ……」

男「っ!だ、大丈夫っすか!?」

女「っ、あ、足が……」

男「うわ……もろに受けたみたいですね……」

男「すぐ病院にいきましょう!俺がのせていきますので!」

女「う、うんっ」

ブツッ

男「わっ」

同僚「おいおい今度は停電か、どうなってんだよ!」

男「……」

女「……」

男「はやく外へでましょう」

女「えっ……?」

女「い、いたいっ!」

男「が、頑張って!とにかく外に!」

女「なんで?なんでそんなに焦ってるの?」

男「っ、あ、焦ってないですよ!その足が心配なだけです!」

男「タクシーよびましょう!」

女「……」

男「さあのって!」

女「う、うん、でも男君もなんでのるの?私一人で大丈夫よ?」

男「っ……」

男「い、いや……あの……」

女「……?」

男「し、しんp」

女「心配してくれてありがとう、でも大丈夫よ、会社ほう手伝ってあげて」バタン

男「あ、あのっ……」

ブロロロロ

うむ

一応見てるだけで

明日まで

男「……」ソワソワ

同僚「ふぅ、ほんと一つ調子が狂うと続けて狂うな」

同僚「おい、なにそわそわしてるんだよ、そんなに先輩が心配なのか?」

男「……」

同僚「あーあ、これだからな……足怪我したくらいでこんなになっちゃって、死ぬわけじゃねーのに」

男「いやわからない」

同僚「え?なんだって?」

男「え、い、いや……なんでも……」

男「……」

男(嫌な予感がする……俺が先輩にハンカチを渡したときからだ……)

男(なんだ……ただの偶然……?いやハンカチが燃えるわけがないんだ……これはいったい……)

上司「なんだって!?うん!女君が!?」

男「……!?」ガタッ

あああ……

男「ちょ、なんですか!?どうしたんですか!?」

上司「で、どうなんだ!?大丈夫なのか!?」

男「ちょっ、かわってください!」ガシッ

上司「お、おい!君っ!」

男「もしもしっ!?先輩がどうしたんですか!?なにかあったんですか!?」

病院「あ、え?誰ですか?」

男「いいからどうしたんですか!?」

病院「……」

病院「交通事故です、命に別条はありませんが結構ひどい状態です」

男「こうt」

上司「いつまで話してるんだ、さあかわりなさい!もしもし?」ガッ

男「……」

男「こ、交通事故……?」ブルッ

幽霊強すぎワロタ

完全に悪霊

それほど深い愛を幽霊は持ってると考えるんだ

ヤンデレ化する予感

◇病院◇

医者「面会はまだできる状態ではありません」

男「っ……」

医者「まだ意識も朦朧としているので安静にしてあげてください、大丈夫、命は保証します」

男「あ、あのっ」

医者「……」

男「どんな事故だったんですか……?」

医者「……」

医者「運転手はなんとか意識を取り戻したそうですが……癲癇持ちなのか、腕が硬直して動かせなかったと」

医者「運転手は癲癇持ちではないと断言しているようですが……おそらく癲癇かなにかでしょう」

男「……」

男「ち、違う……」

医者「……はい?」

男「……」

男(えらいことになった……これはもう偶然で片づけられない)

幽霊こええ

◇自宅◇

男「……」

男「さぁ、今から寝る」パチッ

男「……」

男「はやく出てこい、この野郎」

男「……」

男「おい、もういいだろ、これ以上なにかしたら俺が許さないからな」

男「悪霊祓いしてやる、その前に俺からの説教を受けろ」

男「……」

男「……」

男「おい!さっさと出てこい!!」

男「……」

男「……」

母「男、どうしたのー?」

男「……」

男「くそっ……!」

男「尻尾まいて逃げやがったか……!幽霊ってやつは本当に……」

幽霊「誰が逃げますか」

男「……!?」

幽霊「……」

男「お、おお……会いたかったぜこの人殺し……」

男「なんであんな真似をする……?関係ないだろ先輩は……」

幽霊「ありますよ、だってあなたの浮気相手候補ですから」

男「は?」

幽霊「あれ?もう忘れました?私と貴方は付き合っているんですよ?」

男「……」

男「ああ、そういうことだったな」

幽霊「ええ」

男「で、先輩を殺そうとしたのか?」

幽霊「はい、殺す相手ができて良かったです」

あくしろよ

こえぇ...

男「……」

男「ふざけんな……」プルプル

幽霊「……」

男「お前みたいなやつとだれが付き合うか……!ふざけんなよ!」

男「次先輩になにかしてみろ!お前の身元調べて墓発いてやるからな!!」

幽霊「……」

幽霊「あなたにとって私は、所詮その程度の人間だったんですね、いや、そんなことわかりきった事でした……」

男「ああ!?意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇぞ!!」

幽霊「じゃあ私との約束は破りますか?」

男「ああ破ってやるよ!」

幽霊「そうですか……」

男「……」

幽霊「じゃあ、あなたを殺しますけどいいですか?」

男「っ……」

幽霊「……」

支援

幽霊「私との約束を破れば、あなたは殺されるという話でしたよね?」

男「……っ」

幽霊「勿論覚えてますよね?貴方はそこまでしてあの女の先輩を守りたいんですか?」

男「……」

幽霊「半端な覚悟ならやめておいたほうがいいです、もっと生きたいでしょう?」

男「……」

幽霊「どうしますか?ここで生きたいと宣言すれば、今すぐ病院にいる先輩を安楽死させます」

幽霊「どうせ自ら死を選ぶなんてできないですから、はやくいt」

男「あーもーめんどくせー!はいはいもういいから俺をころしてくれ!」

幽霊「……!」

男「ほら、俺の気が変わらないうちに殺してくれ!さっさと!」

幽霊「っ……」

幽霊「や、やけくそになりましたね……そんなもの私は認めません……」

男「なんだよ殺す事できないのか?なにびびってんだよ?」

幽霊「なっ……!」

男「そもそもお前人殺せるのか?ああ?ビビって中途半端に怪我負わせることしかできねーんだろ?」

幽霊「なっ……!っ!」

幽霊「わ、わかりました!覚悟してください!」

男「っ……」ドキッ

幽霊「もう頭にきました!あなたの事なんかどうでもいいですっ!殺します!」

男「……っ」

男「や、やってみろよ」

幽霊「ええ、今からします!安楽死なんかさせませんからね!苦しませて死なせてやるっ!」

男「……」ドキドキッ

男「お、おら、ど、どうした……」

幽霊「っ……」グッ

男「っ……!?」



ドクンッ

男「ぐ、が……」ドタッ

幽霊「っ……!」

男「な……!」

男(胸がちぎれる!!まるで心臓をわし掴みされているような……)

男「ぐあ゛っ……!!んぐっ!!」

幽霊「ど、どうですか!!これでも死にたいですか!?」

男「はぁっ、ぐふっ、ぐあぁぁ……!」

男(こいつやばい!!!まじだった!!こいつがいってることまじだった!!!!)

男(こ、殺される!!!ころさr……!)

幽霊「……っ!!」

男「ふぅっ!ふぅっ!」

幽霊「は、はy、はやく生きたいと言わないと本当に死んでしまいますよ!?」

男「っぐ……!っっ!!」

男「さ、ざっさと、こ、ころせぼけぇっ!がふっ……!」

幽霊「――」

つづきください

続きが気になって眠れない

何故か幽霊があやせで再生された

男「げほっ!!ごほっ!けほ!」

男「ぐっ、はぁ、はぁ……!あっ!いだだだ……」

男「はぁはぁはぁ……」

男「へ、へへ……なんだ、ど、どうした……まだ生きてるぞ……?」

男「……」

男「は?お、おい……ど、どこいった……?」

男「……お、おい!お化け!どこに消えた!?」

ガラッ

母「ちょっとあんたなに叫んでんの……?妄想とか別に良いけど声は出すのやめて頂戴」

男「……」

男「あ、わ、わりぃ……」

男「……」

男「……」

男「まさか……」

看護婦「な、なんですか?」

男「あ、あの!女先輩!女先輩に会わせてください!」

看護婦「今何時だと思っているんですか?他の患者さんに迷惑です」

男「お、お願いします!命が危ないんですっ!!」

看護婦「はぁ?あなたにいったい何がわかるんですか?」

男「む、無理なら看護婦さんあなたが今晩見張ってください!お願いします!一生のお願い!!」

看護婦「はいはいわかってますよ……失礼な、ちゃんと働いてるんだから」

男「お、お願いします……お願い……」ヘナヘナ

男「……」

男「くそっ!!」ドンッ

男「……」

男(なんなんだあいつ……一体俺になんの因縁が……!)

男「頼む……!先輩無事でいてくれ……!」

男「頼む、お願いします神様……!」

男「ってあの話きいたあとじゃ神様あてにならねぇか……」

おもしろい

いいよー

◇翌日◇

男「あ、あのっ!」

医者「わっ、なんだあなたは!」

男「女さんの容態!!どうですか!?」

医者「早朝からそれを聞きにやってきたのですか?昨日話した筈ですが」

男「心配なんですよ!!死ぬほど!!」

医者「ふん、やれやれ……過剰な愛情は裏目にでるぞ?」

男「は、はい気をつけます!」

男(うっせ黙ってろデブ)

医者「特に変わった事はないよ、予定通りに治療はすすんでいる」

男「っていうことは!?生きてる!?生きてるってことですか!?」

医者「は、はぁ、生きてるってことだが」

男「はぁ、はぁ……」

男「よかった……よかった……」ヘナヘナ

医者「変だな、貴方は」

ウッィィィィィアアアアアアアンギャアアアアアアメラチョコポッポッポッポッピリーン

◇数日後◇

男「女先輩!!」

女「お、男くん!?」

男「よかった無事で!なにも後遺症とかはないんですよね!?大丈夫なんですよね?」

女「ちょ、ちょっとやだっ!化粧もしてないのにっ!///」

男「あ、あれ……?」

女「ん?」

男「あれ……先輩、もう歩けるんですか……?」

女「え、ええまぁ」

男「……」

男「先輩怪我は……?結構ひどかったって聞いてますけど……」

女「そう予測されていたそうなんだけど、大したことないみたい、っていうか足のねんざだけで済んでるし」

男「足のねんざだけ!?」

女「ええ、運転手もかすり傷程度で済んだそうなの、お医者さん奇跡っていってたよ」

男「……」

最後まで頑張ってね

モヘモヘリポポポポッピン

◇自宅 夜◇

男「……」

男「……」

男「寝るぞ」

男「さぁそろそろいいだろう、出てこい……」

男「……」

男「何日我慢するつもりだ?お前俺を殺すんじゃないのか?」

男「……」

男「……」

男「おい……なんとか言えよ……」

男「……」

男「……」

男「……」

男「……」

男「今日も、か」

上司「おはよう」

男「おはようございます……」

上司「……」

上司「最近元気ないな」

男「はは、ちょっと疲れてて……」

女「……」

女「お、男君……」

男「はい?」

女「ど、どうかした?最近元気ないよ?」

男「疲れてて……大丈夫っすよ」

女「……」

女「そ、相談とか、その、悩みとか、その、きく、から……」

男「あー、その時はお願いします……」カタカタ

女「……」

面白い

ふむふむ

◇自宅◇

男「あーあ……」ドサッ

男「……」

男「消化不良……まじですっきりしねぇ……」

男「なんだったんだあいつ……このまま会う事もねぇのかな……」

男「……」

母「男ー」

男「なにー」

母「これあんたの段ボールでしょー?」

男「ったく、なんだよ、段ボール?」

母「押入れにしまってたの、邪魔だからあんたの部屋に片付けといて」

男「もういいって、捨てて」

母「いいの?あんたこれ学校時代の思い出とか詰まってるのよ?」

男「あのなぁ、もう時間はもどってこねぇんだよ、そんなもんみてもかなしくなるだk」

男「……」

寝れない…

男「ちょっとその段ボール貸してくれ」

母「あん、もうなによ荒いわね」

男「……」ゴソゴソ

男「中学……?これぜんぶ中学のものか?」

母「そうよ、中学よ、ほら懐かしいじゃないこれあんたが書いた絵」

男「中学……中学……卒アルは……?」

母「え?入ってない?」

男「お、おい!卒アル!卒業アルバムだよ!!ないぞ!!」

母「な、なによ、はいってない?」

男「っくそ……!まじかよ……どっかになかったか……」

母「ご、ごめん……間違って捨てちゃったかも……」

男「ちょっとごめん、友だちの家にいってくる!」

母「はぁ……」

「あん」ってカーチャン可愛い

ねれねー

友「うおっほうwww久しぶりー男、いい男になったな!www」

男「おう、わるいが卒業アルバムをみせてくれないか」

友「卒アル?おいおいどうしたブラザー、一番後ろの落書きコーナーでも見に来たのか?お前相当恥ずかしい事書いてたよな、下ネタのオンパレードwwww」

男「ああそうそう、いいから見せてくれ」

友「勿論見せてやるよ、あがってけwww」

男「これか?」ペラペラ

友「すとーぷ!すとーっぷ!wwこれ俺です!はいこれ俺です!!」

男「ああわかったわかった、ちょっと探してるものがあt」

友「はい、この調理実習でひときわ目立つ存在俺でーすwww俺うつりすぎだよなwwww不本意だわwwwwカメラマン自重しろってなwwww」

男「おい、いいか、聞け」

友「おうなんだwwww」

男「  黙  っ  て  ろ  」

友「……」

男「……」ペラペラ

支援

友ワロタ

友不憫すぎワロタ

男「1組……2組……」

友「……」

友「かなり真剣だな……なに探してんだ?」

男「ちょっとな……」

友「ふーん……」

男「くそっ……いねぇ……」

友「誰探してんの?」

男「おい、うちの学校で死んだ奴っていない?」

友「は、はぁ?」

男「死んだ奴だよ」

友「さぁ……しらん……きいたことないな」

男「そうだよな……ふつう死んだってなると学校全体で黙とうとかあるはずだよな……」

友「そんな事なかったぞ……」

男「っ……じゃああいつはなんなんだ……一体俺となんの関係が……」

友「……?ああそういえば」

wktk

男「な、なんだ?」

友「ほら、いきなりいなくなったやつならいたじゃん、中2の時に」

男「ちゅ、中2?」

友「かなり地味なやつであんまり話題は続かなかったけど、突然消えたよな、先生は転校ともなにも言わなくて謎に包まれた女の」

男「女――」

男「おい、そいつは……中2の時に消えたんだっけか……?」

友「ああ、確かそうだった、おれなんか顔も覚えてないわ」

男「ちょっとまてよ……中2……中2……」

男「お、おい、俺は、そいつの事知ってる……?」

友「はぁ?wwwwお前何いってんだよwwwwそんなの自分に問いかけろよwwwww」

男「俺はそいつと話したりしたことあるか!?」

友「そんなの知らんよwwwwいくら友だちだからってそんなマイナーな情報知ってたらお前ヒクだろwwwwwまぁある程度お前の事ならしってるけどなwwww」

男「っくそっ……!絶対そいつだ……消えたのが中2だから卒アルにはのらないか……!」

友「おい、まじでどうしたんだ?」

なかなか

面白い

朝まで保守よろ

支援させていただく

◇自宅◇

男「……」

男「……」

男「……っ」

男「はぁぁぁ、くそ思い出せない……」

男「……」

男「絶対関わっている……だけど断片的にしか思い出せない……」

男「……くそ」

男「少しずつ思い出していくぞ……俺はあいつに会ったのは……放課後で……」






保守







友「帰ろうぜwwww兄弟wwww」

男「はいはい……」

友「おいwwwお前らも帰ろうぜwwww」

男子グループ「ああwwwwでも俺達ちょっと用事あっからwwww儀式儀式wwwwなぁwwww」

男子グループ「そうそう毎週この日は儀式の日だからなwww悪霊取り除かないとなwwww」

男「……」

男「悪霊?なんの話?」

男子グループ「新しく来た女いんじゃんwwwwあいつみてるとイライラするんだわwww水でもぶっかけにいかねwwww」





オモシイロヨー

男「そうか……そうだった、あいつはいじめをうけていたんだ……うちの男子グループから」

男「俺はそのいじめに参加した……?いやしていない筈……」

男「じゃあ俺はどうやってあいつと関係を……」

男「……」

男「っ……」

男「っくそ!!なんだこれ!!全然思い出せない!!」

男「こんなことってあるのか……つい数年前の話なのに……」

男「まるで封印されているかのようだ……」

男「……」

男「そうだ、あいつと俺が絡むとしたら中学の敷地内の可能性が高い……中学にいってみよう!」

滋賀の話か

     ィソ彡彡彡彡彡彡三三三三三三彡|
    _ノノ彡彡彡彡彡彡彡三三三三三彡|
    1ノソソ彡彡彡彡彡彡三三三三三三.|
    jノ彡彡彡彡彡ミミミミミミミミミミミミ |

    ィ彡⌒   `丶三三三三彡⌒⌒}彡.|
    彡l| _         ̄ ̄ ̄     {ソ.|
    ィljfミ \      ____    廴| 木村束麻呂が

    ィl´⌒\}     /r───ミミ    .|
     リ r=-、        __       .| このスレを
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      ,   ノ      lヽ         .|
.     ∧  ー _r=, ノ :         .|
   / ∧ ヽ_ '..:j ̄            .|
     / ∧ `≦ニ=-_ノ        / |
     /  ∧ 人 `~~~~ /′    /  |
    /  / /∧  ` ー    _  <    |
   /  / / | ヽ      //      |

◇中学◇

男「……」

男「懐かしい……」

男「ああ、あったなこんなの……下駄箱こんなに小さかったっけ……」

男「ふーん……」

男「ああいかんいかん、本来の目的見失うところだった」

男「ええとうちの教室は……」

先生「ちょっと誰ですか貴方は」

男「あ、す、すみません、ここの卒業生です、許可証かなにかいりましたか?」

先生「ん?」

男「え?先生?」

先生「お、男か!?久しぶりだな!」

男「お、お久しぶりです先生!まだここいたんですか!?」

先生「大きくなったなぁ、お前が大人ねぇ」

面白いスレ見つけて追いついちまった・・・

5時30分起きなのに寝れねえ

支援&保守

しえ

先生「この教室もガタガタになってきたな」

男「そうですね、こんなに古かった記憶はないんですが」

先生「とりあえずお前らの代が一番面倒だったからな、お前らと過ごした3年が俺にとっては倍に感じたよ」

男「……」

男「面倒……?」

先生「いやいや気分を害したならすまない、お前はまったく関係ないよ」

男「その面倒っていうのは、どういうことですか……?」

先生「……」

先生「ま、騒がしかったってことだよ、お前ら元気ありすぎだからな、ははは」

男「……」

男「先生、中2の時――」

先生「ほらあそこが音楽室だ懐かしいだろう!お前は歌を歌わなくいと評判だったな!」

男「女子が一人亡くなりましたよね?」

先生「――」

男「……」

先生「……」

先生「ごほん……」

先生「おい、男」

男「……」

先生「それは誰から聞いたんだ?」

男「……」

男「ふうん、適当に言ってみただけですが当たっちゃいましたか」

先生「……」

先生「ははははは、なあんだ適当かー!お前は面白いなぁ!!」

男「……」

先生「俺も初耳で、ちょっと気になってしまった!」

男「……」

男「先生、幽霊って信じますか」

先生「幽霊?はははお前は大人のような子供だな!」

男「じゃあ先生、こういえば信じますか」

先生「……んー?」

男「元クラスメイトが俺の枕元にやってきた」

先生「――っ」ピクッ

男「どうですか、これでもまだ知らんふりをしますか」

先生「……っ」

男「他の人にはだれにも言いません、これは絶対約束します」

男「だからその子の事を教えてください、どうなったんですか?」

先生「……」

先生「はぁ……教師の間ですら隠蔽してきたことをお前が知るなんてありえないことだ」

先生「本当に枕元にやってきたのか?」

男「ええ、信じがたいですが」

先生「……」

先生「私も覚えていない」

男「は、はい?」

追い付いちまった
支援

面白い

先生「いやどういった子であるかは覚えているが、その子がどういう経緯で自殺したのかが思い出せない」

男「……」

男「自殺……」

先生「まるでその記憶だけが切り取られたかのようにだ」

男「俺も、どういう風にかかわったのか思い出せないんです」

先生「関わる?」

男「なにかしら関わっているとおもうのですが……」

先生「もうこの際だ、言うが……」

先生「その子の自殺現場にお前のハンカチが落ちていたそうだ」

男「――!?」

先生「しかしお前にはちゃんとしたアリバイがあったし、学校全体で自殺の事は隠す方針だった。だからお前にも伝えなかったが」

男「ハンカチ」




”ハンカチ?”

本日のAnotherスレ

なるほど

男「――」

先生「ま、深く考えるな、お前はなにも悪くないんだ」

先生「その子が次枕元にきたても俺の話はするんじゃないぞ、俺だってなにも悪くないんだし」

男「――ッ!!」ダッ

先生「お、おい男!?どこへいく!?」

男「はぁっ!はぁっ!」

男「思い出した!」











男「こんなところでなにしてんだ」

女「……」

男「びしょ濡れだな、あいつらにやられたのか?」

女「……」

女「なにか用ですか?」

男「いや誰か屋上に上がっていくのを見つけたから暇つぶしに追いかけただけだ」

女「暇つぶしですか……」

男「ほら」

女「っ?」

男「とりあえずこれで体拭けよ」

女「……」

女「ありがとうございます」

これは回想?女先輩なのか女幽霊なのかわかりづらい

あいつらとは・・・?

>>124
いじめられてた女幽霊との過去だろ

>>125
>>99の男子グループ

女「優しいんですね」

男「これのどこが?」

女「私に近寄ってもいいんですか?」

男「は?」

女「悪霊の呪いがうつりますよ」

男「ぷっ、なんだよそれ」

女「……」

女「さあ、私にもわかりません……なんで私が悪霊などとよばれているのか」

男「……」

男「それはお前の醸し出すオーラとかじゃないかな」

女「……オーラ」

男「なんか暗いからもっと明るくしろよ、だからいじめの対象とかになってしまうんだよ」

女「なるほど、それを改善したら私は普通になれますか」

男「なると思うよ」

女「わかりました、じゃあ取り組んでみます」

男「おう、頑張れ」

女「あの」

男「なんだ?」

女「貴方の事が好きになってしまいました、どうすればいいですか」

男「は……?」

女「……」

男「あー……じゃあまず今言った負のオーラを消してくれ」

女「負のオーラ、わかりました」

男「そしたら付き合ってもいいよ」

女「そうですか、わかりました」

男「じゃあな、あ、それとハンカチ洗って返せよ」

女「……」

女「……」

女「……ええ、返しにいきます」

男「じゃあ」

積極的に告白すんだな

寝たか

しゅ

①①①①

寝ちゃったのか







ガチャ!

男「……!」

男「……」

男「やっとみつけた、ここにいたのか」

男「数日も現れないからどこにいったかと思ったら」

幽霊「……」

幽霊「やっと私の事を思い出しましたか?」

男「やっとって……悪意の満ちた言葉だな」

男「お前が記憶の改ざんかなにかしたんだろ?っていうか幽霊ってそんなハイテクな事できるんだな」

幽霊「していませんよ、私はなにもしていません」

幽霊「貴方達が勝手に忘れただけです」

幽霊「私と貴方のやり取りは、私にとっては全てでしたが、貴方にとっては跡形もなく消し去ることのできる思い出のようですね」

なんていいところで寝やがるんだ

寝てなかったかごめん

はよ

幽霊「私はその程度の人間でした、死ねば来世で生まれ変われると思っていましたが不幸な事に幽霊としてまたこの私」

幽霊「私があなたのところへ訪れた時、できるだけ明るくしようと努力しました、しかし嫌々なのが手に取るようにわかりました」

幽霊「私はどうしたらいいんですか……」

男「……」

男「どうやら生まれ変わる云々の話は嘘みたいだな」

幽霊「……」

男「俺がお前を殺したのか」

幽霊「直接ではありませんが間違いなく貴方の助言が後押しとなりました」

男「助言もらって死んでどうする」

幽霊「その通りですね、私はどうすることもできずにいます」

幽霊「どうすればいいですか、私はこれから」

男「うーん、そうだな」

男「とりあえずハンカチ返してくれ」

幽霊「あっ」

男「あ、じゃねぇよ……お前忘れてただろ……」

幽霊「ああ、ハンカチ……あの……」

男「……?」

幽霊「洗ってないですがいいですか……?」ヒョイ

男「血まみれじゃねぇか……」

男「……」

男「お前、ハンカチ握って飛び降りたの?」

幽霊「……」

幽霊「……」コクッ

男「……そっか」

男「俺、お前の事暗くてあんまタイプじゃない」

幽霊「……」

幽霊「……」

幽霊「はい、わかりました……」

ほも

プク

和田

男「でも、タイプじゃないけど」

幽霊「……」

男「お前が夜に現れなくなって、ずっと気になってた」

男「女先輩の事すらどうでもよくなって」

幽霊「……」

男「まだよくわかんないんだけどたぶん俺お前の事好きだ」

幽霊「……」

男「お前なんか付き合ってとか言ってただろ?いいよ別にお前となら」

幽霊「……」

男「生まれ変わらなくてもいい、触れなくてもいいから俺と付き合ってくれ」

幽霊「……」

男「どう?勿論オッケーだろ?」

男「――」

男「あれ?おい!どこいった?」

男「お、おい!ま、まさかまた逃げた!?」

サッー!

◇お寺◇

住職「ああ、君わかってない」

男「え゛っ」

住職「全然だめ、だめだめ」

男「な、なんでですか!?」

住職「違う、幽霊というものはね、まとめると現世に未練をもったものなんだ」

住職「その幽霊は君に恋をしていて、会うためならどんな口実だって作るし、阻むものがいればどんな手段を使っても対抗するんだよ」

住職「それだと迷惑だろう?だから私たちみたいなのが成仏してあげるんだけど」

住職「君の場合はもう自己解決できてるみたいだね、たぶんその子成仏したんだよ」

男「あ、そ、そうなんですか……」

住職「成仏したらその霊はもう二度と君の前に姿を現さない、残念でした」

男「……」

住職「まったく、幽霊になる前の姿に恋をしなさい、なに幽霊に恋をしちゃってるのよ」

男「そ、そんな……」

男「もう、二度と……会えない……?」

あー

残念でした。とかちょっとウザイなww

はよ…

 _                  /
/  \ .         _ , _  , _ , ,.|
    ヽ      , -‐ ──--..、| す
     |   ,.´/  u .        | こ
  .引 .|  ,'./  u    u  u .| し

   く  .|  , ,' u  ,   、.      |
  .わ .|  ; |__,, 彡〈 ≡  :`メミ_ 、__ヽ_
     |  ; |‐'/ 0 Y   / 0 `Y''' </ ̄_
     |.   | {   }   {    .}  u .'ハ
.      ノ  ; | .;{、  ノ,,,  、{、.   ノミ   <〉
、   ,、>. .; | u    /        J  !
.. ̄ ̄     ; |u   ∠__ __     u   |_ノ
.       .|  /_,,∠ヽ、`\_.    u |
.       .|'" ̄}:::::::::::::::: ̄::ヘ     ..人)

          \ll |/´ ̄ ̄ ̄ } |l ,ィ´ /
       , ' /ヽヾ>─<__ノ/  /::/::
     , ' /::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ´___ /::/:::::::
   , ' ./:::::::::::::::::::::ヽ::ヽ ̄ ̄ /::/:::::::::::::

男「おはようございます」

上司「おはよう」

女「お、おはよう!」

男「あ、はい」

女「っ……」

女「ね、ねぇ!男君っ!」

男「はい?」

女「どうしてそんなに冷たいの!?私、なにかした?」

男「いえ、そんなことないですよ」

女「嘘!嘘よ、いきなり冷たくなるなんて……私……」

男「……」

女「寂しいよ……」

男「……」

男「すみません……」

女「……」

ホォン...

男「完全に逆のパターンか……」

男「俺が惚れちまってるじゃねぇか……」

男「はぁ……」

男「もう二度と会えない、わかってる……」

男「ちくしょう……」

prrrr

男「はい」

先生「男、すまん仕事中に」

男「先生?」

先生「お前にだけ教えようと思ってな」

男「なにをですか?」

先生「墓を」

男「は?」

先生「女の墓を」

男「えっ」

わお

もう寝たのかな

こんな安物のラブストーリーで泣かせよってからに・・・

私のお墓の前で泣かないでくださいってか?

おっさんなって涙腺弱くなったな…

>>171
おっさん5:30起きじゃないの?大丈夫?

後半ちょっと展開速いよねほ

ホッシュン

ねるまえほ

ほしゅ

寝るんじゃねえよ
バカ野郎ッッッ!!!!!

保守まかせた

面白いです

早く起きてよ

やっと追いついた

保守

カチン

終わらせるつもりだったのに寝ちゃった…
すみません保守ありがとうございます

きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

男「こ、ここか?」

男「なんだここ、こんな山奥のどこに墓があるんだ?」

男「……」

男「ない、どこを探しても墓らしいものは……見当たるのは寺みたいなとこだけ」

男「ん?寺……」

男「この寺……どっかでみたことある……」

男「……」

男、駄目だ、絶対してる寺なんだが思い出せない……」

男「もしかしてここか?……」

男「もしもーし?誰かいますか?」

男「誰もいないようだ……じゃあここは……?」

男「墓が寺ってこの時代あり得るか……?」

男「この近くに埋葬してあるのは確かだな……一体どこだ……」

男「……」

男「お、おい、いるんならこえをかけてくれ」

男「……」

男「……」

男「成仏したんだよな……」

男「寺の中は……っくそ、開かない」ガッ

男「この寺の中はどうなってるんだ……?」

男「……」

男「ん?」

男「なんだあれは……なにかおいて……」

男「……」

きたー

男「……」

男「誰だこんな真似をしたのは……」

男「……」

男「まぁいいや、もうやるよそれ……」

男「……」

男「どうやらここみたいだから、一応花おいていく、あと謝らなきゃいけないことあったな」

男「約束破ってごめん」

男「まさか本気だって思わなかったんだ」

男「まじでごめんなさい」

男「……」

男「……」

男「え、ええと、あと……」

男「……」

男「もしまだ顔だせるみたいなら、遊びに来いよ……」

シーン

男「……」

男「あ、あとその……」

男「……」

男「なんかまじで好きになったみたいだな……なんでか俺もわからんけど……」

男「お前が死んでしまってそうやって俺に絡んできたからだぞ……?」

男「別れの言葉もないのに消えるのはあんまりじゃないかな……」

男「居るんならまじで出てきてくれ、本当に好きです」

シーン

男「……」

男「……」

男「はぁ……」

男「遅かった……」

男「お前こそ約束破りだな……ハンカチ洗って返す約束はどうした……?」

男「俺はこうやって改めて謝罪してるんだろうが……お前も顔だして俺に謝れよ……」

男「……」

おはようほしゅ

男「……」

男「はぁ……そうかい、もういいよ、お前の事なんか忘れてやるよ……」

男「もうしらねぇ……女先輩のトリコになってやる……」

男「お前がそれを黙って見過ごせるのか……ふふふ……」








シーン








男「……」

男「……」スタスタ

ほー

見てるぞ

男「……ただいま」

母「おかえりなさい」

男「……」

母「ごはんつくるけど?」

男「……」

母「ちょっと?」

男「……」スタスタ

男「はぁ……」ガチャ

男「……」

男「――?」



ヒラヒラ

こういうの好きだわ

ほっしゅ

男「……」

男「……」

男「……」

男「……」

男「ばか……」

男「……」

男「……」

男「……」

男「……」

男「顔出して返せっていったろ――まだ受け取らないからな――」










終わり

支援

保守すみません、ありがとうございます



良かった

なんで自殺したんだ

色々不可解な点があるけど乙

暇つぶしに読んでただけだし
全然面白くなんかねーし

起きていた甲斐があったぜ
これで心おきなく・・・

うおお、起きたらあがってた
乙……

>>223
早まるな!

>>222
ツンデレ乙

寝起きには辛いものがある
おつ


おもしろかった

スレタイでボンバーマンのみそボンスペシャルを思い出した

おもろかったけどハッピーエンドが良かった

これはまとめに載る

>>1 乙!面白かった!

結局幽霊は消えてなかった?


起きたら終わってた
面白かった

え、寺に墓があるのって普通じゃねーの?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月08日 (日) 12:38:12   ID: gn8ujwdL

かっこよかったぜ。俺の次に

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