やよい「自家発電ってなんですか?」 (50)

春香「自家発電?」

やよい「はい」

千早「自ら発電を行う装置のことじゃないかしら?」

やよい「私もそうかなーって思ったんですけど、亜美たちが言うには違うらしいんです」

春香「う~ん…じゃあ何なんだろう…」

千早「高槻さん、力になれなくてごめんなさいね。でも私にはそれしか思い浮かばなかったわ」

春香「私も…ごめんねやよい」

やよい「あ、いえこちらこそ変な質問しちゃってごめんなさい!」

やよい「ありがとうございましたー!」

春香「なんだかわかったら教えてねやよい!」

やよい「はい、わかりましたー!」



小鳥「………」

小鳥「これは…」ゴクリ

美希「自家発電?」

やよい「はい」

美希「あれなの!自分で電気を作ることなの!」

やよい「やっぱりそうですよね」

美希「違うの?」

やよい「違うらしいです」

美希「う~ん…じゃあ美希もわかんないの」

やよい「そうですか…美希さんありがとうございます」

美希「あふぅ…どういたしましてなの」

真「自家発電?」

やよい「はい」

雪歩「…」カァア

真「自分で発電する機械の事だよ」

やよい「他にも意味があるらしいんです」

真「え…それって」

やよい「!何か知ってるんですか!?」

雪歩「…」カァアアア

真「え、あ…う、その…」カァア

やよい「教えてください!どういう意味なんですか?」

真「えっと…僕にはちょっと…ごめんやよい!」ダダダダ

雪歩「あ!まことちゃ…」

やよい「雪歩さん…」

雪歩「ぅ…ぁ、穴に埋まってますぅううう」ザクザクザクザクザク!!!

やよい「あっ…うー…どういう意味なんだろ…」

貴音「自家発電…ですか」

やよい「はい」

あずさ「あらあら」

貴音「はて…仕組みは分かりませんが、自ら発電する機械の総称ではないのですか?」

やよい「それと別に意味があるらしいんです」

やよい「真さんや雪歩さんが知ってるみたいでした」

あずさ「あらあら~」

貴音「それでは真や雪歩に尋ねてみればよいではありませんか」

やよい「聞いてもどっか行っちゃうんですー…」

あずさ「あらあら」

貴音「なんと…それは困りましたね」

やよい「はい…」

あずさ「あらあら~」

響「はいさーい」

やよい「あ、響さんおはようございますー!」

貴音「おはようございます、響」

あずさ「あらあら」

やよい「響さんなら知ってるかな…?」

響「ん?どうしたんだやよい」

やよい「あの…響さんに聞きたいことが」

響「なに?何でも聞いてね!自分完璧だからどんな質問も答えちゃうよ」

やよい「あの、自家発電ってなんですか?」

響「自家発電?」

あずさ「あらあら」

響「自家発電はなやよい」

やよい「はい!」

響「この間の響チャレンジでやったんだけど」

ピヨッ!?ダバダバ

響「こう自転車をおもいっきし漕いだらな!電球が点くんだ!!」

響「自分が一生懸命漕げば電球はもっと明るく光るんだぞやよい!」

やよい「すごいですー!」

響「へへ、でしょ!それが自家発電だぞやよい」

やよい「でもその自家発電じゃないんです」

響「へ…?これって自家発電じゃないのか?」

響「あれ?じゃあ自分がやってたのって何なんだ?」

貴音「響、自家発電でいいのですよ」

響「うーよくわかんなくなったぞ!!」

やよい「うー…結局何なんだろう…」

あずさ「やよいちゃん」

やよい「あずささん…」

あずさ「あまりそういうことを聞いちゃダメよ?」

やよい「ダメなんですかー?」

あずさ「やよいちゃんはまだ子供だから知らなくてもいいのよ~」

やよい「でも…亜美たちはもう知ってるんですよ…」

あずさ「くすっ…心配しなくてもやよいちゃんもいずれわかるようになるわ」ナデナデ

あずさ「今まで聞いてきた中でも知らない娘たちもいたでしょ?やよいちゃんが知らなくても全然恥ずかしくないわ」

やよい「うー…わかりました」

あずさ「いい子ねやよいちゃん」ナデナデ

伊織「どうしたのやよいそんなところで」

やよい「あ、伊織ちゃん」

伊織「オレンジジュース飲む?」

やよい「ううん、大丈夫だよ」

伊織「そう…」

伊織「でも何かあるなら言いなさい」

伊織「溜め込むより吐きだした方がすっきりするんだから」

やよい「伊織ちゃん…ありがとう」

伊織「にひひ、この位お安い御用よ」クピ

やよい「あのね、伊織ちゃん…自家発電って何の事だかわかる?」

やよい「自分で発電する以外にも意味があるらしいんだけど」

伊織「ぐっ…けほっけほっ!!」

やよい「だ、大丈夫!?伊織ちゃん!」

伊織「やよい…それ誰から聞いたの!?」

やよい「亜美と真美からだけど…」

伊織「あいつら…」

伊織「やよい、このこと他の誰かに言ってないわよね?」

やよい「ううん、もうみんなに聞いちゃったよ?」

やよい「あ、あずささんにはもう聞いちゃダメって言われたんだった…」

伊織「はぁ…いい、やよい?もう絶対誰にも聞いちゃダメよ!」

やよい「そんなにいけないことなの?」

伊織「いけないことと言うか…その…ごにょごにょ…」カァ

やよい「?」

伊織「とにかく聞いちゃダメったらダメよ!分かった?」

やよい「う、うん」

伊織「じゃあ、ちょっと亜美たちをお仕置きしてくるわ…」

やよい「え!?なんで…って行っちゃった」

真美「亜美隊員…こちらは安全なようです」

亜美「でかしたぞ真美隊員!」

やよい「あ、亜美、真美」

真美「やよいっち~!!うわ~ん!!」ダキ

亜美「いおりんがすっごい怖い顔で亜美たちを探してるんだYO」ダキ

亜美真美「「かくまって→!!」」

やよい「はわっ」

亜美「っていうかなんでいおりんあんなに怒ってんだろうね」

真美「真美たちまだ何もしてないよね?」

やよい「うーんと…たぶん私が自家発電について聞いちゃったからかな?」

真美「え!?」

亜美「やよいっちまだ意味わかってなかったの?」

やよい「うん」

真美「まだまだですな~やよいっちは」

亜美「しょうがないから教えちゃおうか」

真美「ちかたないね」

やよい「え~、もういいよ」

やよい「あずささんにも、伊織ちゃんにも聞いちゃダメって言われたんだもん」

真美「まま、そう言わずに」

亜美「ちょっと耳を貸してよやよいっち」クイ

やよい「うー…いいのかなぁ」

真美「いいのいいの」

亜美「あのね」

真美「…のね、○○○を~したら」

亜美「○○○が△くなって―」

真美「それを~でこう~~って」

亜美「ってなわけさ」

真美「実は真美たちもよくわかってないんだけどね」

やよい「???」

やよい「よくわかんなかったんだけど…」

亜美「でもクラスの子が言ってたよね→」

真美「うんうん」

やよい「う~…」

真美「真美たちも今度兄ちゃんに見せてもらおうって話してたんだよね」

亜美「ね→」

ドコニイルノー!!
デテキナサーイ!!

亜美「やばっいおりんが近づいてくる!」

真美「ここは一時退散だよ亜美!」

亜美「らじゃ→っ」

真美「じゃあねやよいっち!」

やよい「う、うん」

やよい「うー…余計わからなくなっちゃった」

やよい「春香さーん!千早さーん!」

春香「お、やよい」

千早「おかえり、高槻さん」

春香「で、自家発電について何か分かった?」

やよい「はい、亜美たちが教えてくれたんですけどよくわからなくて」

千早「どう言ってたの?」

やよい「えっと…、…の○○○を~したら ○○○が△くなって―」

春香「ぶっ」

千早「た、高槻さん…!!ちょっとストップ!!」

やよい「え?」

春香「千早ちゃん…」

千早「…」

やよい「あの…そうやって聞いたんですけど意味がまだわからなくて…」

春香「やよい…まだ知らなくてもいいんだよ」

千早「えぇ…」

やよい「それあずささんもさっき言ってましたー」

春香「うん、じゃあもう聞いちゃダメだよやよい!」

千早「高槻さんには早すぎるわ」

やよい「そうなんですかー…うー」

春香「あ、千早ちゃんそろそろレッスンの時間だよ!」

千早「あら、もうそんな時間…」

春香「じゃあね、やよい!ホントに聞いたらダメだよ!」

やよい「はい!行ってらっしゃいです!」

千早「またね、高槻さん」

やよい「う~…もう聞いちゃダメって言われちゃった」

やよい「でも気になるなー」

P「何が気になるんだ?」

やよい「あ、プロデューサー!」

P「おう」

やよい(はっ!)モンモンモン

やよい(真美『真美たちも今度兄ちゃんに見せてもらおうって話してたんだよねよねよね~』エコー)

やよい「あ、あのプロデューサー!」

P「どうした?」

やよい(プロデューサーに聞けばいいんだ!)

やよい「あの、…の○○○を~したら ○○○が△くなって―それを~でこう~~ってどういう意味ですか?」

P「」

小鳥「なんて!?なんて言ったのやよいちゃん!」

やよい「はわっ!?こ、小鳥さん!?」

小鳥「なんて言ってのねぇ!!」

やよい「えっと…、…の○○○を~したら ○○○が△くなって―それを~でこう~~って」

小鳥「もう一回!!」ダバダバ

やよい「…の○○○を~したら ○○○が△くなって―それを~でこう~~って」

小鳥「くはー!!ありがとうございます!ありがとうございます!!」

P「」

やよい「あの、プロデューサー?」

P「はっ!!」

P「夢だこれは…そうだこれは夢!!」

小鳥「これは当分使えるぞ~!!」ジカハツデーン

やよい「あ、あの…」オロオロ

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