隊長「デートに行きませんか?」アリサ「……どんびきです」(218)


隊長=主人公(プレイヤー)で。
加賀美リョウ? 神薙ユウ? ナニソレ美味しいの?



隊長「?」

アリサ(え? なんですかこれ? デート?)

アリサ(同じ新型の神器を持つゴッドイーターで、そりゃ仲間意識はありますけども)

アリサ(何度も病室に来てくれて、密かな二人でのミッションで勘を取り戻させてももらいましたけども)

アリサ(ど、どうしましょう。わ、悪い気はしないのですがいきなり言われても)

アリサ「ど、どんびきです……」

隊長「あ、ダメですか……」

アリサ(や、やってしまいました……)


アリサ「あ、いや、今のは、その……」

隊長「?」

アリサ「え、えっと急に何でそんな話を私に?」

隊長「いや、前から話そうとは思っていたんだけど、中々ね」

アリサ「あ、あぅ……そうですか」

アリサ(け、結構前から私は慕われていたんですか? む、むず痒いですね)

アリサ「で、でもどうして私なんか……」

隊長「いや、アリサさんじゃないとダメなんで」

アリサ「!」キュン


アリサ(わ、私じゃなきゃダメ……私じゃなきゃ……ダメ……)

アリサ(顔が火照って来ました……///)

アリサ「わ、わかりました。お受け、します」

隊長「え、良いんですか?」

アリサ「え、ええ」

隊長「ありがとうございます! では明後日の朝、エントランスで」

アリサ「わかり、ました……あの!」

隊長「?」

アリサ「楽しみに、しています……!」

隊長「はい!」


アリサ(デ、デートの約束をしてしまいました)

アリサ(ど、どうしましょう? 私デートなんてしたことないし……)

アリサ(そもそもデートって何処に行くんでしょう? 何をするものなんでしょう?)

アリサ(ああまずい! 予習しなくては!)

──────

アリサ「……わかりません。朝起きてからターミナルで色々調べましたが、必須用品にコン○ームとありますがよろず屋さんには売っていませんでした」

アリサ「というか聞いたらどんびきされました……」ハァ

アリサ「デートには服装にも気を使うと書いていますが一体どんな服装なら……」

アリサ「くっ、こんなことは演習では習いませんでした……何か手を考えないと……そうだ!」


アリサ「サクヤさん!」

サクヤ「あらアリサ、どうしたの?」

アリサ「サクヤさんにお聞きしたいことがあって!」

サクヤ「何かしら?」

アリサ「デートって何を着ていけば良いんでしょう?」

サクヤ「デート? あら、誰かとデートに行くの? おめでとう」

アリサ「あ……/// ち、違うんですこれは、その……!」

サクヤ「照れなくてもいいのよ、そうね、コーディネートしてあげる」


サクヤ「……アリサ」

アリサ「なんですか?」

サクヤ「貴方が赴任してきてからもう大分経つと思うけど、まだ荷物整理してないの?」グチャグチャ

アリサ「あ、あははは……」アセアセ

サクヤ「下着や何かもベッドやらあちこちに投げっぱなし……これはちょっと」

アリサ「こ、今度綺麗にしますから! それよりも今は!」

サクヤ「そうだったわね。ところでお相手の好きそうな服装とかわかる?」

アリサ「え……?」


アリサ(好きそうな服装? なんだろう?)

アリサ「わかりません……」

サクヤ「そう。じゃあ……あ、そういえばまだ聞いてなかったわね。お相手は?」

アリサ「え……?」

サクヤ「貴方を射止めた殿方は何処の誰なのかと思ってね」

サクヤ(まあ予想は出来てるけど)

アリサ「え、えっとその……た、たいちょ……ぅ……です」///

サクヤ「あらおめでとう、彼は競争相手多そうだったものね。良かったわ」

アリサ「え」





サクヤ「知らなかったの? 彼結構人気者よ?」

アリサ「」

サクヤ(まあそれは貴方もなんだけどね)

アリサ「えっと、それ、どういう……」

サクヤ「彼は倍率高かったって話。若くして隊長にまでなり、実績も信頼も厚い」

サクヤ「人柄も悪くないし……そう考えたらとんでもない優良物件ね」

アリサ「え……え?」

サクヤ「貴方も彼に惹かれてはいたんでしょ?」

アリサ「はい……あっ!?」

サクヤ「wwwww」



アリサ「サクヤさん!」

サクヤ「ごめんごめん、で、服だけど……う~ん、彼の好みは流石に私も知らないしなぁ」

アリサ「むしろ知ってたら困ります」

サクヤ「ん?」

アリサ「……」

サクヤ「んふふふふふふwwwwww」

アリサ「っ! いい加減にしてくださいサクヤさんっ!」

サクヤ「あーもう可愛いなあアリサは」クスクス

アリサ(相談する相手間違えたかな……)




サクヤ「ところで貴方は彼、隊長のどんな所に惹かれたの?」

アリサ「えっと、それは同じ新型の神器使いで、私が病室に居た時……って今そんな話し関係無いじゃないですか!」

サクヤ「あらそう?」

アリサ「そうです!」

サクヤ「残念、それじゃその話はまた今度ってことで」

アリサ「はい、お願いします……って今度もしません!」

サクヤ「言質取ったー! 今度してもらうからねー!」

アリサ「サクヤさん!」



アリサ「この服、変じゃないですか?」

サクヤ「ええ、大丈夫……だけど貴方」

アリサ「なんです?」

サクヤ「しょっちゅう同じような服装してると思っていたけど、同じような服ばっかり持ってるのね」

アリサ「?」

サクヤ「首傾げないの」

アリサ「だって動きやすくて気に入ったものを着ていた方がいいじゃないですか」

サクヤ「貴方結構ファッション誌読んでたじゃない……」

アリサ「ああ、そういう服は全部向こう、ロシアに置いてきてます」

アリサ「ここには遊びに来るんじゃない、アラガミを殺すために来るんだ、って思ってましたから」




サクヤ「……そう、ごめんなさい」

アリサ「いえ……でも言われてみればもう少しいろいろ持ってきても良かったですよね」

サクヤ「そうね、女の子だもの。オシャレしなくちゃ」

アリサ「はい」

サクヤ「ってことで、今回は私の服も貸して上げるからいろいろ混ぜてみましょ」

アリサ「良いんですか?」

サクヤ「もちろん。それに敵を倒すためだけの人生なんて詰まらないでしょ?」

アリサ「……ありがとうございます」

サクヤ「それは貴方をそんな気にさせた彼に言ってあげるべきね」



サクヤ「これは?」

アリサ「ちょっと派手じゃないですか?」

サクヤ「そう? これは?」

アリサ「すいません、少し大きいです」

サクヤ「うぅん、結局似たり寄ったりな服装になるわね、最悪新調するって手もあるけど。新しいの買って彼が気に入らなかったらねぇ」

アリサ「うぅ……デートって難しいですね」

サクヤ「よし! ここはやっぱり他の人の意見を聞いてみましょう!」

アリサ「他の人?」

サクヤ「そうよ、やっぱり見てもらう人と同性の人の方が参考にもなるでしょ」

アリサ「はぁ……」

サクヤ「行くわよ」

アリサ「はい」


サクヤ「あ、丁度良いところに。ソーマ! ちょっと!」

ソーマ「あ? なんだ?」

サクヤ「ちょっと聞きたいんだけど、貴方、女の子の服装ならどんなのが好み?」

ソーマ「……は?」

サクヤ「女の子の服装よ、こういう女の子が可愛く見える、とかそういう好み。あるでしょ?」

ソーマ「なんでそんなこと言わないといけないんだ?」

サクヤ「ちょっとアリサの服のコーディネートに煮詰まっちゃって」

アリサ「ちょっ!? サクヤさん!」

ソーマ「……興味ないな」

アリサ「」カチン

サクヤ「貴方に興味無くてもこっちにはあるの。参考にしたいだけだから」


ソーマ「しつこいな、俺は行くぞ」

アリサ「良いですよ、行きましょうサクヤさん。どうせソーマさんに女性の服のセンスなんてありませんよ」

サクヤ「ア、アリサ……」

ソーマ「」ピク

アリサ「ソーマのような臆病者に女性をちゃんと見る目があるわけないじゃないですか」

ソーマ「臆病者、だと……?」

アリサ「さ、次へ行きましょう」

サクヤ(これはやばい。ソーマを煽り過ぎよアリサ!)

ソーマ「ちょっと待て」

アリサ「あら何か? 臆病者のソーマさん?」


ソーマ「訂正しろ」

アリサ「あら? 何を?」

ソーマ「俺は臆病者じゃない」

アリサ「あ、そうなんですかぁ、へぇ」

ソーマ「おい」

アリサ「まだ何か?」

ソーマ「お前絶対納得してないだろう」

アリサ「やだなぁそんなことありませんよおくびょ……ソーマさん」

ソーマ「」ピキッ

サクヤ「あわわ」アセアセ


ソーマ「貴様に言われる筋合いはないな、新型ってだけで上にいると勘違いしている貴様には」

アリサ「なん、ですって」

ソーマ「事実だろう。だいたい女の服だ? くだらんな」

ソーマ「ままごとがしたいならフェンリルにいる必要はない」

ソーマ「そういうのはもっとチャラい、リンドウの奴にでも聞くんだな。あいつこそ臆病者だろう」

アリサ「この……」

サクヤ「……ちょっと」

アリサ「!?」ビクッ ソーマ「!?」ビクッ

サクヤ「聞き捨てならないんだけど……ソーマ今なんて?」ゴゴゴゴゴゴゴ



ソーマ「お、俺は……」

サクヤ「アリサ、ごめんなさい。ちょっと私ソーマと用事が出来たから席を外してくれる?」

アリサ「は、はい……」

サクヤ「さあソーマ、ゆっくり話し合いましょうか」

ソーマ「お、俺には用事が……」

サクヤ「大丈夫、教官には私から話しておくから」

ソーマ「ちょっ、ま、待て……!」

サクヤ「……ウフフフフフフウフフフフフ」

ソーマ「」


アリサ「結局一人になってしまいました」

アリサ「でも男性の知り合いなんて私……」

ペイラー「おや? どうしたんだね」

アリサ(あ、いた)

アリサ「どうも」

ペイラー「察するに悩み事のようだね。そういうのは早く解決しないといけないよ。何せ君たちは激務だからね。メンタルケアは……おっと、これは君には馬の耳に念仏だったかな」

アリサ「あ、いえ……」

アリサ(オオグルマ先生の話になりそうだったから話題を変えたのね。意外にこの人空気が読める。聞いてみようか)

アリサ「あの、すいません」

ペイラー「なんだい?」

アリサ「男性って女性のどんな服装が好きなんでしょうか?」



ペイラー「難しい質問だね」

ペイラー「男性、という範囲が広すぎるかな。君も知っての通り人間には多種多様な嗜好が存在するからね」

ペイラー「一概に全ての男性に喜ばれる服、というのは中々答えが出せない。相手は決まっているのかい?」

アリサ「え、えっと……た、例えば、なんですけど……」

ペイラー「うんうん」

アリサ「隊長、とか」

ペイラー「なるほどね。彼をデートにでも誘ってみたいけど服装を悩んでる、とこういうことかな」

アリサ「いえ、もう誘われてて……ハッ!?」

ペイラー「ほう! 実に興味深いね」


ペイラー「彼は異性に対してそういった感情を見せることが皆無といっていいほど無くてね」

アリサ「そうなんですか?」

ペイラー「詳しくは個人情報だから話さないけど、一般男性の平均のそれを大きく下回ると思って心配していたんだよ」

アリサ「心配?」

ペイラー「何せ彼は数少ない新型の適合者だ。あらゆる側面から彼の動向は気にされているよ。もちろん君もね」

ペイラー「そんな彼がこの先、恋愛、すなわちその最終点である生産性のある男女の営みを行えるのかどうなのか、私も危惧していたんだ」

アリサ「生産性のある男女の営み……それって」

ペイラー「ああ、わかりにくかったかな。セックスのことだよ」

アリサ「なっ///」



アリサ「な、なんでそんなこと心配されなくちゃいけないんですか!」

ペイラー「研究者とは因果なものでね。関係のあるものならどんなことにでも興味を抱いてしまうんだ」

アリサ「それとこれと何の関係が……!」

ペイラー「新型の適合率は未だに低い、それこそ宝くじを当てる方が簡単なくらいにね。では新型の適合に遺伝子情報は関係してくるのかどうか」

ペイラー「今のところ必ずしもゴッドイーターの適合に親類縁者が多いというデータは無いけれど、ゴッドイーター同士の二世、三世の例は非常に少ないんだ」

ペイラー「新型ともなればさらにデータは少ない。となれば新型の二世、三世の子供達は適合者たる資格を持つのかどうか、実に興味深いと思わないかな?」

アリサ「ゴッドイーター同士の二世三世……っっ!!」

ペイラー「もちろん、君たちの間に子供が出来るならそれは大変に興味深いことだよ。何せ数の少ない新型……サラブレット同士の配合だ。っと、失礼、言い方が悪かったね」

アリサ「……///」


ペイラー「まあいろいろ言ったけど、今のは極論さ。それだけ新型のゴッドイーターはいろいろ気にかけられてるというだけの話だよ」

ペイラー「個人的には君たちのような若い世代の恋愛は良くても、子供、となると些か早いと私は感じるね」

アリサ「……よろず屋さんには無かったんです」

ペイラー「何がだい?」

アリサ「コンドーム」

ペイラー「……」

アリサ「……」

ペイラー「えーと……」

ペイラー(彼らはもうそこまでの関係だったのかな、報告は受けていないけれど)


ペイラー「わかった、仕入れさせるよ。とりあえず後でラボラトリにおいで。急場凌ぎだが使える物を作ってあげよう」

アリサ「え? 良いんですか?」

ペイラー「君たちの関係が分からないけど、こういうのは聞くものじゃないからね。たださっきも言ったとおり子供はまだ少し早い」

ペイラー「君に自制の気持ちがあってそれを欲しているのなら私はその背中を押してみようじゃないか」

アリサ「ありがとうございます!」

ペイラー(最も自制の気持ちがあればそういう行為に至らないとも思えるのだが、果たしてどうなるのか、実に興味深いね)

アリサ「それで最初の質問なんですけど」

ペイラー「ああ、実に難しい問題だね、うーん……」

コウタ「あれ? なにやってんの?」


ペイラー「やあコウタ君、実にいいところに」

コウタ「?」

アリサ「……一応コウタにも聞いてあげます。男性は女性のどんな服装が好みですか?」

コウタ「何? 女の子の服? そりゃやっぱキワドイ格好じゃないかな」

ペイラー「コウタ君は直球だねぇ、わかりやすいというか」

アリサ「どんびきです」

コウタ「な、なんだよ! 聞いてきたから答えたんだろ! 女の子のキワドイ格好が嫌いな男子はいません!」

アリサ「キワドイ格好が嫌いな男子はいない……? そ、それって隊長も……」

コウタ「ん? あいつ? ん~どうだろ、でも嫌いではないんじゃね?」



アリサ「そ、そういえば貴方は彼と同期でしたね」

コウタ「ん? まあね。俺にとっては同期、で初めての仲間で、一番古い仲間で、一番信頼出来る奴かな」

コウタ「不思議とあいつが出世してもそこまで嫉妬心とか湧かなかったし」

アリサ「か、彼の好みとか、知ってることは無いですか?」

コウタ「あいつの? う~ん……よく考えたら俺もあいつのこと詳しくは知らないんだな。戦いの息を合わせるのは自信があるけど私生活みたいなのはあまり聞いたことないや」

コウタ「いつも聞きに徹してくれてるからなあ」

アリサ「使えないですね」

コウタ「何? アリサあいつに気があるの?」

アリサ「貴方には言いたくありません」

ペイラー「デートの約束をしているそうだよ」


コウタ「えぇー!?」

アリサ「ちょ、ちょっと声が大きいです! それに教えないで下さい!」

ペイラー「これは失礼」

コウタ「へぇ、あいつとねぇ……そうだ、あいつ結構食うのが好きみたいだぞ。一緒に飯食べたことあるけど、結構良い食べっぷりなんだ」

アリサ「ごはん……料理、ですか」

コウタ「うん、手料理とか喜ぶんじゃない? でもあいつがねぇ、よくオッケーしたなあ」

ペイラー「何と彼からのお誘いだそうだ」

コウタ「……………え?」

アリサ「どうかしたんですか?」

コウタ「いや、それって……」

http://i.imgur.com/yf69r.jpg
アリサの子宮口にちんこぴったりくっつけて思いっきり射精したい
たぷたぷになったお腹を優しく撫でながら一緒に育てようねって微笑みたい

オリキャラの流れに便乗してみる

オリキャラというか今のマイキャラの制式詳細設定だが・・・

水神 狩流(カル ミカミ)
ドイツと日本人のハイブリッド。
あくまで狩りを「遊び」と捕らえており、ダンスの動きを取り入れた体術
「リズムニシス」を駆使する。特技はHIPHOP、読書(ラテン語の文献のみ)、静寂にひたる事。

実はソーマの遺伝子を実験的に埋めこまれた「ネクスト」。これは誰にも知らされていない。
そのため、生命の危機の事態に陥ると、「ギアスイッチング現象」という現象が発動し、人格が変わる。
空間からもう一振りの神機「LA ADAM」を発生させ、2刀流となる。
口癖は「9999921」(16進数方ぼアナグラムで『朽ち果てな』という意味)、
彼女はいない、面倒だから。だが女好き、酒を愛するがタバコは本人いわく「ファック」との事・・・。

アリサに一方的行為を持たれている。本人は気がついていない。鈍すぎる・・・



アリサ「?」

コウタ「あ、いや……」

アリサ「なんですか? 気になるんですけど」

コウタ「アイツからアリサを誘ったんだよな?」

アリサ「ええ、デートに行きませんか? って」

コウタ「………………」

ペイラー「どうしたんだいコウタ君?」

コウタ「あ、いや……うん、なんでもないなんだ、ごめん。俺ちょっと用事を思いだしたから! それじゃ!」

アリサ「あ、ちょっと!? なんなんですかもう」

ペイラー「……」


サクヤ「どうアリサ、服装は決まった?」

アリサ「あ、サクヤさん……ええ、まあ構想は出来ました」

サクヤ「そう、それは良かった。ところで今コウタが走っていったようだけど?」

アリサ「知りませんあんな奴。あ、そういえばソーマは……」

サクヤ「うん?」ニコッ

アリサ「なんでもないです、ええ」

アリサ(サクヤさん、恐い……)

アリサ「では私はこれから予定がありますので」

サクヤ「ええ、頑張ってね」

アリサ「はい!」

ペイラー「……?」チラッ



シュン「……」コソッ


アリサ「料理、ですか……」

アリサ「やったことはないですが……やってみましょう!」

アリサ「ターミナルで調べればお弁当くらい私にだって……」

アリサ「卵焼き? 今の時代卵は貴重なんですよね……なんとか配給のトウモロコシで作れるのは……」

──────

アリサ「フライパンが壊れました……ちょっと力を入れすぎましたね」

アリサ「熱が足りないと思って業火バレット使ったのも間違いだったのかもしれません」

アリサ「なんだかよくわからないものができてしまいました」つ黒焦げの何か

アリサ「これどうしましょう?」

アリサ「誰かに味見して貰った方がいいですよね」


コウタ「それでなんで俺なの?」

アリサ「昼間の貴方は挙動不審でした」

コウタ「あ、あれは……」

アリサ「さあ、昼間のことがなんだったのか、それともこれを食べるか、二つに一つです!」

コウタ「う、うう……言うか食うかしないとダメ?」

アリサ「ダメです。というか言いたくないなら食べれば良いじゃないですか」

コウタ(……いやこれ絶対毒でしょ)

コウタ「ええい、こうなったら! 補食開始!」パクチョ

アリサ「あっ!?」

コウタ「マジで言ったの?wwwwww」
リーダー「そうそうwwwwそしたら顔真っ赤になってさwwwwww」
コウタ「うけるwwwwww」



アリサ「神器に食べさせるなんて……」

コウタ「へへーん……!?」

アリサ「どうかしましたか」

コウタ「……急に気持ち悪くなってきた」

アリサ「失礼ですね」

コウタ「うえ……」

アリサ「きゃあ!? 汚い!」

コウタ「いや本当には吐き出してないから。食ったの神器だし」

アリサ「もうしりません! フン!」

コウタ「やれやれ……俺はアンタの為に黙ってあげてるんだけど……ま、明日にはわかるでしょ うひひ」



シュン「……」コソッ



アリサ(服装はこれで良いでしょうか? 昨日の意見を取り入れ、私の持っている中で一番無難なもののはず……)

アリサ(それにしても今日は随分周りが私を見ていますね)

隊長「やあ、早いね」

アリサ「おはようございます」

隊長「うん、さっそくだけど、行こう」

アリサ「はい」

隊長「でも、その前にちょっと聞いてもいい?」

アリサ「なんですか?」

隊長「いや、なんで水着なの?」


アリサ「えっ」

隊長「えっ」

アリサ「変、ですか?」

隊長「いや、似合ってるけど、そんな装備で大丈夫かな、なんて」

アリサ「に、似合ってますか……///」

隊長「まあ君がいいならいいか。最悪僕が護れば……」

アリサ「それで今日はどちらへ?」

隊長「旧市街だよ」


アリサ「旧市街……」

アリサ(旧市街で一体何を?)

アリサ(あそこは結構非合法なお店が多いと聞きます)

アリサ(まさかそこにはホテルもあってそこで……?)

アリサ(早い! 展開が早すぎます!)

隊長「?」

アリサ「///」



隊長「どうかした? 大丈夫?」

アリサ「大丈夫です」

隊長「準備は良い?」

アリサ(昨日博士からもらったものはちゃんと下に入れて隠してますが……)

アリサ「///」

隊長「???」


アリサ(どうしてでしょう)

アリサ(いつもと同じ旧市街なのになんだかいつもと違って見えます)

アリサ(心境次第でこうなるものなんでしょうか)

隊長「? 大丈夫? 今日は随分とボーッとしてるけど」

アリサ「ハッ!? いえ大丈夫です安全日です!」

隊長「安全日?」

アリサ「はぅ……」

隊長(???)



隊長「さて、じゃあ早速だけど」

アリサ「ひゃ、ひゃい!」

隊長「?? 大丈夫、堅くならないで」

アリサ「ひゃい!」

アリサ(昨日ターミナルで調べた通りです。男の人はこうやって大丈夫と女性を言い聞かせるようです。ドキドキしてきました)

アリサ(でもここ屋外じゃないですか。こういうの何ていうんでしたっけ? 青姦?)

隊長「今日は随分堅くなってるね、いつも通りでいいんだよ」

アリサ「だ、大丈夫です」

隊長「そう? じゃ行くよ」ダッ

アリサ「は、はい!……えっ?」


シユウ「ゲギャァァァァァァァァァァァァ!!!!」

隊長「援護お願い! ふっ!」

アリサ「」ポカーン

アリサ(え? あれ? なんで戦っているんでしょう?)

アリサ(いや、でも私達はアラガミを倒すのが仕事なんですから)

隊長「どうした!? やっぱり体調が!?」

アリサ「い、いえいけます! 補食! 神器開放!」

リンクバースト! LV1!
リンクバースト! LV2!
リンクバースト! LV3!

アリサ「決めて下さい!」

隊長「うおおおおおおおお!!!」



隊長「うし、任務完了!」

アリサ「お疲れ様でした……ん? 任務?」

隊長「うん、今回のターゲットはこいつだったからね。やっぱり君のリンクバーストは凄く助かるよ」

アリサ「いえ、そんな……じゃなくて、任務って言いました?」

隊長「うん、割と極秘のね」

アリサ「」

アリサ「え? じゃデートって……え?」

隊長「? よく特務を受ける時はデートって隠語を使えってリンドウさんに習ったんだけど……アリサさんなら知ってると思って」

隊長「少人数でやらなきゃいけないし、今回は同行者一人までだったから」

隊長「やっぱりアリサさんと一緒の仕事なら安心出来たよ」

アリサ「……」


隊長「最初水着で来た時は怪我の心配してたけど、流石だね」

アリサ「……」

隊長「どうかした?」

アリサ「つまり、デートっていうのはこの任務のことなんですよね」

隊長「うん」

アリサ「……どんびきです」

隊長「え……」

アリサ(でも一番どんびきなのはえっちな想像ばかりしてた自分です。恥ずかしい……)

アリサ「任務終了何でしたらお先に失礼します」ダッ

隊長「え? あ……」

隊長「……」


さあここから諸君等には選ぶ権利がある。ここからは書きためがない。

1 傷心のアリサ、安心オオグルマのメンタルケアサポートルート(かなり酷め)
2 やっぱり王道、隊長とのトゥルールート

10レスくらい様子見て多数決で

オオグルマ不人気過ぎワロタwww

過半数で王道ルート。正直構想では1は相当酷いことになってた。
それでは少しお待ち下さい


アリサ「……はぁ」

アリサ(舞い上がってた自分にどんびきです……)

ザワッ

アリサ「?」


「おい、あれが男を何人も誑かした新型の女らしいぞ」

「何あの格好、誘ってるの?」

「昨日もペイラー博士からコンドームもらったらしいぜ」

「マジかよ」

ザワザワ

アリサ「??? 何の騒ぎですか?」



ザワ!

アリサ「?」

アリサ(何、この変な視線と空気……)

アリサ(凄く居心地が悪い)

シュン「うわ! 売女だ!」

アリサ「!? ちょっと何てこと言うんですか!」

シュン「昨日も何人もの男をたらし込んでたじゃん」

「サイテー」

「これだから他所の支部の人間は」

「新型がこれかよ」

アリサ「え? え?」


「ねえ、あれみてよ。下の中に、何か入ってない?」

アリサ「っ!」ダッ

「あ、逃げた」

「やーねー」クスクス

「あれが噂の新型(笑)」クスクス

アリサ「っ!」ダダダダ

───────

アリサ「どうなってるの? なんで私がそんなことに……」グスッ

アリサ「もうやだ……今日は凄く楽しみにしてたのに、いろいろ台無しだし……パパ、ママ……」グス

アリサちゃんはビッチに見られがちだけど実は処女かわいあ


隊長「なんだ? ずいぶん支部内が騒がしいな」

シュン「よお、お前もたらし込まれた一人か?」

隊長「たらし込まれる?」

シュン「新型の売女さ」

隊長「新型? 売女?」

シュン「あー、たらし込まれたコトに気付いてないってかんじ? 馬鹿だねぇ」

隊長「???」

シュン「あのアリサって女だよ、男をとっかえひっかえ。お前もその一人」

隊長「……アリサさん?」


シュン「そうそう! 自分可愛いからって調子にのってるんじゃない?」

隊長「……」

シュン「昨日は博士からコンドームもらうわコウタに飯作ってあげにいくわ、他にも一杯ありそうだ」

シュン「全く、これだから新米は」

隊長「止めてくれないかな」

シュン「あ?」

隊長「謂われのない誹謗中傷を彼女に向けるの、止めてくれないかな」

シュン「何言ってんの? お前。こっちは直接見たっつーの! ギャハハ! 騙されてて信じたくないクチ? ビッチアリサ(笑)」

隊長「……黙れよ」


シュン「んだよ、だいたいお前も新型ってだけでリーダー任命されて気取りやがって……お前もアイツと同じで裏で何かやってんじゃねーの?」

隊長「……僕を悪く言うのはいい、でも彼女の言われない誹謗中傷はやめろ。さっきも言ったけど聞こえなかった? これ最後通牒ね」

シュン「バカが! 戦闘中でも無いのにお前の言うこと聞く義務なんかねぇよ! 新型同士お得意の裏工作でもしてみぶろうはぁっ!?」ガゴッ

ザワ!?

隊長「次はない、って言ったつもりだけど」

シュン「あ? あがが……」ピクピク

「おい、あの温厚なリーダーが、殴ったぞ」

「シュンの野郎がぶっ飛んだ……」

ザワザワ

隊長「聞いておくけど──この中にコイツと同じコト思ったり、言った人、いる?」


ゾクッ

口を閉じろよ…



コンコン

アリサ(出たくない……)

プシュン

アリサ「!?」

隊長「……」

アリサ(そっか、あの人の権限なら施錠を解除できるんだ)

アリサ「何のようですか?」

隊長「エントランスでの騒ぎを見たよ」

アリサ「そうですか」


アリサ「笑えば良いじゃないですか」

隊長「笑わないし信じてもいない」

アリサ「どうして?」

隊長「君はそんな人間じゃない」

アリサ「どうしてそう言い切れるんです!?」

隊長「……」サッ

アリサ「あ……」

アリサ(握られた手から、気持ちが伝わってくる……)



アリサ(本当に一辺の迷いない、私への信頼を感じる)

アリサ(でも、あるのは信頼と信用、それだけ)

アリサ(それは嬉しい筈なのに……)

アリサ「もういいです。わかりました。ありがとうございます」

隊長「……」ギュ

アリサ「もうわかりましたから。離して下さい」

隊長「でも君の心はそう思ってない」

アリサ「……」


隊長「聞きたいんだけど」

アリサ「なんですか?」

隊長「博士に、その、コンドームをもらったというのは……」

アリサ「……本当ですよ。昨日頂きました」

隊長「使ったの?」

アリサ「使ってません。使ったこともないです」

隊長「そう、じゃあ昨晩コウタに晩ご飯を作って上げたってのは……」

アリサ「単純に料理に失敗したから味見を誰かにお願いしたかっただけです」

隊長「そっか」

アリサちゃんに手を握られたい

>>1はシュン嫌いなの?



隊長「やっぱり根も葉もない話だったね」

アリサ「……」

隊長「……納得いってないね」

アリサ「……いえ、もういいんです」

隊長「とてもそうは思えないけど。というかどうして急にコンドームや料理を?」

アリサ「……のせいです」

隊長「?」

アリサ「あなたのせいです! デートだなんて言うから! 私、その気になっちゃって、う、うぅ」グス


隊長「僕……?」

アリサ「私はデートが隠語だなんて思っていませんでした……」

隊長「え」

アリサ「本当に、貴方が私を慕ってくれたと、そう思っちゃったんです。舞い上がってたんです」

隊長「」

アリサ「デートってなんだろうって調べて、貴方に喜んでも貰おうと思って」

アリサ「必要なものを調べて、気に入って貰える服装を考えて、いろいろ準備して、いたんです……」グス

隊長「そうだったのか……」


隊長「ごめん、気付いてあげられなくて」

アリサ「悪いのは、勘違いした私です」

隊長「いや、紛らわしかった僕が悪い。だから、責任取るよ」

アリサ「責任ってなんですか?」

隊長「結婚してくれアリサさん、いやアリサ」

アリサ「……今度は何の隠語ですか?」

隊長「隠語は使わない。伝わりにくいってわかったから」

隊長「……」ギュ

アリサ「?……っ!?」

>>195-196
だよな
ソーマ不謹慎過ぎだろ

>>197
詳しい解説サンクス
これならサクヤが怒るのも当然の気がする(´・ω・`)


アリサ(う、嘘をついてない? こ、この人本気で結婚するつもりだ)

アリサ「ちょ、い、いきなり何もかもすっとばしてけけけけけけ結婚とかどんびきです……」

隊長「……」

アリサ「ちょ、黙らないで下さい手を離して下さい感応だけでどんどん気持ち送り込まないで下さい」

隊長「良かった」

アリサ「え?」

隊長「アリサも満更じゃないみたいで」

アリサ「あ、手を繋いでるってことは私も……っっ!!!!」




隊長「僕は人を好きになるって気持ちがわからないんだ」

アリサ「え……」

隊長「誰かを護りたいとは思うけど、特定の誰かを特別に好きになるってわからない」

アリサ(そういえばさっきもあったのは信頼と信用だけ……)

隊長「でも、こうやって、君に触れていると、君の気持ちをダイレクトに感じると、もし、それを知るなら君が良いって思うんだ」

アリサ「……」

隊長「だから……君が良いなら、僕にその気持ちを教えて、ほしい」

アリサ「……全く、どんびきすぎます。プロポーズの後に言う事じゃないです」

隊長「……」

アリサ「でも、約束します。貴方に、私が絶対にその気持ちを教えます。だから……」





アリサ「今度はちゃんとしたデートに行きましょう」

隊長「ど、どんびきです」




アリサ「ちょっとなんでですか!」

隊長「すいません。ごめんなさい。いきなり本当のデートとか早いかなって」

アリサ「それならプロポーズの方が早いです早すぎます!」

隊長「こ、こういうのはもっと順序を踏んで……」

アリサ「いきなりプロポーズした貴方に言う資格は無いです」

隊長「う……」

アリサ「まあ、とりあえず博士からもらったコンドームはしばらくしまっときます」

隊長「そういえば何処にあるんですか? 僕見たことなくて」

アリサ「あ、それは……っ!! ///」

隊長「???」




ペイラー「おっと、ここまで、だね。モニターの前の諸君が見れるのは。私が言えた義理じゃないが、こういうのの観察はもっと後からになってからしたほうがいいと思わないかい?」

ペイラー「君たちもまたスターゲイザー、ならわかるだろう? その時まで、お預けだ。それでは私も研究に戻るとしよう」


おわり

了解、次があったらリーダーにする。
シュンはすまない。リンドウさんを出さなかったのはそういうわけだったりする。
ソーマは口は悪いから言うかな、くらいのつもりで。


参考までに別ルートだと、弱ったアリサをオオグルマが洗脳して陵辱パターンだった。
では。

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