好きな子とセックスするだけの話(12)

遂に……今日……俺は!

 部屋の掃除は完璧!
 ザーメン臭い布団も消臭した!

 窓の空気を入れ替えて汗臭さもぶっ飛ばした!

 そして!
 なにより!

 今からここに恋人のゆうちゃんが来る!

 俺は、やるぞ……やるぞ、やってやるとも。

 今日、童貞卒業するんだああああああ!

ピーンポーン

 来た!?

「ちわーっす、三河屋でーす」

 帰れええええええええええええええ!


 ったく、なんで三河屋がくんだよ。
 サザエさん家じゃねえっての。

ソワソワ ソワソワ

 まだかな、まだかなゆうちゃん。

ピーンポーン

 今度こそ!
 ……いやもしかしたらゆうちゃんじゃないかもしれん。
 覗き穴でちらっと確認しておこう。

チラッ

 ゆうちゃんだ!
 今日も可愛いぜちきしょう俺にはもったいねえ!

ガチャ

「やっ」

 うっひゃあああああああああああああ!

ビクッ
「な、なんかキモいよ……?」

 落ち着け、落ち着け俺。
 ゆうちゃんが可愛すぎるのが罪なんだけど落ち着け。

アゴデクイット

「相変わらず無口だねー。お邪魔しまーす」

 ふっへっへっへっへ……。
 もう逃がさないぜえええええええええええ!

「部屋二階なんだ」
トタ トタ トタ

 階段上がりながらもそっとスカートを抑えるゆうちゃんかわえええええええ!
 そして先導しない俺最低。

「ここ?」
コク
ガチャ
「へー。綺麗にしてるんだね」

 そりゃもうなんてたって!
 童貞卒業の日だからねえええええええええ!

スッ カチカチ
~~~♪~~♪~~~♪

「あっ、本棚。えっちな漫画とかあるんじゃないのー?」

 片付けましたよおおおおおおん!
フルフル

「どうだか。なにか面白い漫画あるかなー」

コト
「ジュースだ。ありがと」
グビッグビッ

 もういいかな。
 もう襲っちゃっていいかな。
 いや、まずは雰囲気作りからだよな!
 
 今日のために散々妄想してきたんだぜ……絶対逃さねえ!

「この漫画面白いね」

トス
「びっ……くりした。いきなり横座らないでよ」カァ

「別に、いいけど、さ」

 これ俺の彼女なんすよ!
 かわいいっしょ!?
 まじかわいいっしょ!?

ペラ...ペラ...

ペラ……ペラ……ペラ……
「ああもう」
パタ

「なんか集中できないじゃん」

 俯いたまんま、こっち見ないゆうちゃん。
 やばいやばいやばい可愛い。

「……なんでいっつも喋んないの?」

 恥ずかしいからに決まってんでしょおおおおおお!
 巣の俺を見したら引かれちゃうでしょ、まじで。

「ばか」

 ああ、もういいや。

頬チュッ

「え……あ、え?」カァ

口チュッ

「ん」
スッ

「あ……う……」カァァ

「いきなり……やめて、よ」カァ
耳マデマッカ!

チュッ
チュゥ               ペロッ

「ふ!? な、舐めた!? いま、舐めたの!?」

 まじリアクション美味しいわぁこの子。
 いまだに彼女だって信じられんな。

「な、舐めっ」
チュッ 
     チュッ   チュッ
 チュッ  チュッ       チュッ

「や、やぁ……」カァ

 うへっへっへっへっへwwwwwwwwwwww

「……」ホントニマッカ!

スッ  ムギュッ

「っ」ピクッ








やべえ唐突に飽きた誰も見てないしいいよなすいませんでした

たかし「ふひひひヒヒッ…」

カーチャン「たかし、今日はご機嫌だねぇ…」

カーチャン「仕事を見つける日も近いねぇ」

たかし「ゆうちやぁん…」ニヤニヤ


…こういうオチかな?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月10日 (月) 19:58:43   ID: 0X2cMU6d

わろたwww

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom