ユーノ「アインスを監禁してみた」 なのは「!?」(193)

フェイト「!?」

なのは「アインスさんがいないの!」

フェイト「どこいったんだろう…?」

シャマル「さぁ…」

なのは「!?」

クロノ「アインスが突然姿を消したらしいが何か知らないか?」

ユーノ「そうなの?僕は知らないよ」

クロノ「そうか…」

ユーノ「うん」

クロノ「!?」

無限書庫

ユーノ「…」

ユーノ(今は誰もいないな…)

ガチャッ

アインス「んー!」

ユーノ「!?」

ユーノ「おっと、ごめんごめん…今喋れるようにしてあげるよ」

パッ

アインス「…ッ、わかっているのか!?」

ユーノ「何が?」

アインス「!?」

アインス「今お前が何をしているかをだ!」

ユーノ「え?アインスを監禁してるだけだけど?」

アインス「こんなことをして、ただで済むと思うなよ!?」

ユーノ「どう済むのかな?」

アインス「!?」

アインス「必ず主はやて達が私を助けに来t」

ユーノ「残念ながらそれはないよ」

アインス「なっ…!?」

ユーノ「誰も助けには来ないよ」

アインス「!?」

ユーノ「ちょっと特殊な結界張ってるからね、外部の人間は気づかない」

アインス「嘘だ!」

ユーノ「嘘だと思いたいんなら、そう思えばいいんじゃないかな?」

アインス「!?」

アインス「そんな…」

ユーノ「絶望した?」

アインス「…」

ユーノ「目がヤンでるよ?大丈夫?」

アインス「!?」

アインス「…いったい誰のせいで」

ユーノ「え?」

アインス「クソッ…」

ジタバタッ

ユーノ「無駄だよ、両手バインドされて吊るされてる状態で動いても何も出来ないでしょ?」

アインス「!?」

アインス「離せ!開放しろ!」

ユーノ「嫌だね」

アインス「こうしている間にも主はやては…!」

ユーノ「はやて?はやては今寝てると思うよ?」

アインス「!?」

ユーノ「あ、もしかしたらもう起きてるかもね」

アインス「そうじゃなくて…!」

ユーノ「で、はやてがなんだって?」

アインス「!?」

アインス「私がまだ生きているから主の身体はどんどん蝕まれて…」

ユーノ「それはないんじゃないかな?」

アインス「何故そう言える!?」

ユーノ「だって、今はナハトヴァールが活動停止してるでしょ?」

アインス「!?」

アインス「そ、そうだが…今はそうだが時間が経てばまた私の体内でナハトヴァールが復活して…!」

ユーノ「へぇ、復活するんだ」

アインス「だから今のうちに私が消滅しないと主はやては…!」

ユーノ「ヤバいね」

アインス「!?」

アインス「お前もわかっているのだろう!?なら今すぐ私を解放しt」

ユーノ「断る」

アインス「何故!?」

ユーノ「別に僕ははやてとかどうでもいいしね」

アインス「!?」

アインス「なんだと…!?」

ユーノ「本当のことを言っただけだけど?」

アインス「お前は主はやての仲間だろう!?」

ユーノ「仲間?いやいや」

アインス「!?」

ユーノ「僕とはやては数日前初めて会っただけだよ?それだけで仲間だなんて…」

アインス「共に戦ったではないか!」

ユーノ「そうだっけ?全然覚えてないや」

アインス「!?」

アインス「おのれ…許さん」

ユーノ「え?」

アインス「許さん、お前だけは絶対に許さんぞ…!」

ユーノ「許さなかったらどうなるのかな?」

アインス「!?」

アインス「くっ…!このバインドさえなければお前を八つ裂きにしt」

ユーノ「それは無理だね」

アインス「何…!?」

ユーノ「僕のバインドも解けないぐらい衰えてるのに、僕を八つ裂きに出来るとでも思ってるの?」

アインス「!?」

ユーノ「それにさ、今の状況わかってる?」

アインス「え?」

ユーノ「今アインスは僕のバインドで身動きできないから、僕はアインスに何でも出来ちゃうんだよ?」

アインス「!?」

アインス「何でも、だと…!?」

ユーノ「うん」

アインス「私にいったい何をするつもりだ!?」

ユーノ「知りたい?」

アインス「!?」

ユーノ「知りたいなら教えてあげるよ」

アインス「べ、別に知りたいとは一言も…!?」

ユーノ「聞いてきたって事は知りたいから聞いてきたんだよね?」

アインス「!?」

ユーノ「気になるんでしょ?」

アインス「気になるわけがn」

ユーノ「仕方がないね」

アインス「!?」

アインス(ちょ、こっちに向かってきた…!?)

アインス「な、何を…!?」

ユーノ「僕、溜まってるんだよね…」

アインス「!?」

アインス「溜まっているっていったい何が…!?」

ユーノ「それにアインスって凄くイイ身体しているしね…」

アインス「は?」

ユーノ「そんなの見せられたら僕だって我慢できなくなるよ」

アインス「!?」

ユーノ「もう、いいよね…」

アインス「ちょ、ま…!?」

ユーノ「だって目の前にこんな、素晴らしいものがあるんだから…」

アインス「!?」

ユーノ「僕、もう限界…」

アインス「お、落ち着け…!早まるな!」

ユーノ「…ハァハァ」

アインス「!?」

アインス(ま、まずい…!)

ジタバタッ

アインス(くっ…バインドから抜けられない!)

ユーノ「逃げようとしても無駄だよ」

アインス「!?」

ユーノ「身近で改めて見ると凄いね…」

アインス「は?」

ユーノ「そんなに大きかったら僕の小さな手じゃ収まらないよ…」

アインス「!?」

アインス「ぐっ…!」

ジタバタッ

ユーノ「そんなに身体を激しく震わせて、その立派な豊満な物体をたゆんたゆんと揺らして…僕を誘っているの?」

アインス「!?」

アインス「ち、違…!?」

ユーノ「アインスのせいで僕のフェレットの暴走が止まらなくなりそうだよ…」

アインス「は?」

ユーノ「じゃあ、もういいね?」

アインス「!?」

アインス「や、やめっ…!?」

ユーノ「少し手を伸ばせばすぐそこに…」

アインス(私の方に腕が迫ってきて…!?3cm、2cm、1cm…もう逃げられない、触れられる…!)

アインス「…んっ!」

ユーノ「!?」

アインス(………え?)

アインス「……あれ?」

アインス(…触れられていない?)

ユーノ「…」

アインス「!?」

アインス「え、なっ…!?」

アインス(ど、どうして…触れなかったんだ?)

アインス「な、何故触れようとしたのをやめた!?」

ユーノ「…え?触れて欲しかったの?」

アインス「!?」

アインス「そ、そうではなくて…!」

ユーノ「…いやぁね」

アインス「え?」

ユーノ「まだ触れてもいないのに触れる前から、急に甘い声を出されたので少し戸惑ってね…」

アインス「!?」

アインス「そ、そうなったのはお前のせいだろう!?」

ユーノ「そんなに、触れられるのを期待してたのかな?」

アインス「期待などしているわけがないだろう!」

ユーノ「そう、でも嫌がってるようには見えなかったけど?」

アインス「!?」

アインス「そ、それは…!逃げ場がないから覚悟をして…」

ユーノ「覚悟してたんだ、じゃあ触ってもいいよね?」

アインス「だ、ダメだ!」

ユーノ「何で?」

アインス「触れられるのは嫌に決まっているだろう…!やめろ!」

ユーノ「わかった、仕方ないからやめようか」

アインス「!?」

アインス「やめる、だと…?」

アインス(ほっ…助かった)

ユーノ「ん?やめないで欲しかった?」

アインス「!?」

アインス「そ、そんなわけないだろう!」

ユーノ「そう、じゃあやめるよ」

アインス(…これで危機は免れたか)

ユーノ「…上に手を出すのはね」

アインス「!?」

アインス(…上?)

アインス「どういう意味だ…?」

ユーノ「上がダメなら、下はいいんだよね?」

アインス(下…?下って……ま、まさか!?)

アインス「!?」

アインス「だ、ダメに決まっているだろう…!?何を考えt」

ユーノ「あぁ、楽しみだ…」

アインス「人の話を聞け!」

ユーノ「今度は手じゃなくて…顔を突っ込んでみようかな?」

アインス「!?」

アインス「や、やめっ…!?」

アインス(そ、そんなことされたら私は…!)

ユーノ「顔を突っ込んで、中を弄ってクンカクンカしたいな…」

アインス「!?」

ユーノ「アインスのは一体どんなイイ香りがするんだろう…」

アインス「や、やめるんだ…!そんな事をしても何も…」

ユーノ「じゃあ、いくからまた覚悟してね?」

アインス「!?」

アインス(あぁ、また近づいてきて…今度は顔から、ゆっくりと私の下の方に…)

ユーノ「wktk」

アインス(くっ、何をやっても無駄なのか…?逃げられないのか!?頭が、私の…中に!)

アインス「…あぁぅっ!」

ユーノ「!?」

アインス「…んくっ…!」

アインス(…って、え?)

アインス「あ、あれ…?」

ユーノ「…僕、まだ顔を突っ込んでないんだけど?」

アインス「!?」

アインス(ま、また…!?)

ユーノ「アインスって、気が早いよね…僕が何かする前に喘ぎ声を上げるんだもん」

アインス「…う、悪趣味だぞ…」

ユーノ「え?」

アインス「!?」

ユーノ「何が悪趣味だって?」

アインス「意図的に焦らして…意地悪な奴め」

ユーノ「何?アインスはやっぱり僕に顔を突っ込んで欲しかったの?」

アインス「!?」

アインス「ふ、ふざけるな!誰がお前なんかに…」

ユーノ「まぁ、別に今のは焦らしたわけじゃないんだけどね…」

アインス「え?」

ユーノ「アインスの下って、なんか…臭そうな気がして躊躇したんだよ」

アインス「!?」

ユーノ「だから、やめt」

アインス「し、失礼な…!」

ユーノ「え?」

アインス「私の…が臭いわけないだろう!」

ユーノ「!?」

ユーノ「そ、そうなの?」

アインス「当たり前だ!」

ユーノ「そ、そう…なら」

アインス「え?」

ユーノ「アインスの下に、顔を突っ込んで…クンカクンカしてもいいよね?」

アインス「!?」

アインス「何故そうなる…!?」

ユーノ「え?だって臭くないのなら別にいいでしょ?」

アインス「誰もそんなことは言っていない!そ、それに…」

ユーノ「それに?」

アインス「そ、そんなところは…き、汚いだけだぞ…」

ユーノ「!?」

ユーノ「汚い…?」

アインス(はっ…!?余計な事を口走ってしまった…!ま、まずい…)

アインス「いや、今のはその…」

ユーノ「そうか、汚いのか…」

アインス「!?」

ユーノ「…なら、仕方ないね」

アインス(諦めてくれたのか…!?)

ユーノ「…僕が綺麗にしてあげるよ」

アインス「…は?」

ユーノ「ペロペロして、ね」

アインス「!?」

アインス「な、何を言っているんだ…!?正気か、貴様!?」

ユーノ「奥の奥まで隅々まで丹念に丁寧にペロペロして綺麗にしてあげるよ」

アインス「や、やめろ…!誰もそうしてくれと頼んではいない!」

ユーノ「僕がアインスの下をクンカクンカして、更にペロペロするのか…もう想像しただけで、ハァハァ…」

アインス「!?」

ユーノ「大丈夫だよ、アインス」

アインス「何が大丈夫だ!?」

ユーノ「僕はちゃんと責任取るから、安心していいよ」

アインス「!?」

アインス(全然安心できない…!)

ユーノ「じゃあ、覚悟を決めてねアインス?」

アインス(まずい、これは非常にまずい…大ピンチだ!)

ユーノ「今度は寸止めしないからね?」

アインス「いや、寸止めしてください!お願いします!」

ユーノ「断る」

アインス「!?」

アインス「ち、近寄ってくるなぁ…!?」

ユーノ「…グヘヘ」

アインス「誰か、誰か助けてー!」

ユーノ「最初に言っただろう?そんな事をしても無駄だと…諦めなよアインス、往生際が悪いよ」

アインス(くっ…ここまでなのか!?)

ユーノ「では、いただきまーす…!」

アインス(あぁ…今度は止まる気配もなく、舌を出しながら顔を近づけてきて…ゆっくりと確実に、私の中に侵入して…息が吹きかかる距離まで迫ってきて、もうっ……んんっ!)

アインス「!?」

prprprprprprprprprprprprprpr

アインス「ふわぁっ…!?」

ビクンビクンッ

アインス(く、抵抗できなくて自由にされてしまうのが悔しい…で、でもっ!)

アインス「!?」

ユーノ「おっと、電話か…ん?」

アインス「ハアッ…ハァッ、ハァッ…ハァッ…」

ユーノ「何で恍惚の表情浮かべて痙攣してるの?」

アインス「!?」

アインス「そ、それはお前が…!」

ユーノ「僕が?」

アインス「その、私の…言わせるな恥ずかしい!」

ユーノ「僕はまだ何もしてないけど?」

アインス「!?」

アインス「で、ではさっきのprprは…!?」

ユーノ「電話の音だけど?」

アインス「なん、だと…」

ユーノ「いったい何を想像していたのかな?」

アインス「!?」

ユーノ「つかまた?」

アインス「え?」

ユーノ「まだ僕は何もしていないのに、一人で妄想して勝手に突っ走っちゃって喘いで感じてたの?」

アインス「!?」

アインス「そ、そんなわけないだろう!?」

アインス(たとえそうだったとしても肯定するものか…!)

ユーノ「そう、まぁいいや…僕は電話に出るからそれじゃ」

アインス「!?」

アインス「ま、待て!」

ユーノ「は?」

アインス「また私をここに閉じ込めておくつもりか!?」

ユーノ「そうだけど?」

アインス「やめてくれ、私を解放しt」

ユーノ「あ、舌噛んで死なれても困るのでもう一度口にバインドするね」

アインス「!?」

アインス「んーっ!んーっ!」

ユーノ「ふむ、じゃあ暴れないでじっとしててね?」

バタンッ

アインス「!?」

アインス(出て行ってしまった…)

アインス「…」

アインス(クソッ…このバインドを破壊するだけの魔力さえ回復すれば…)

ガチャッ

アインス「!?」

ユーノ「あ、ごめん…ちょっと出かけてくるね?」

アインス(どこに出かけてくるつもりなんだ…!?)

ユーノ「…はやての家に」

アインス「!?」

アインス(主はやての家に…!?いったい何をしに…)

ユーノあ、でもすぐに戻ってくるから…僕はアインスと長く一緒にいたいしね」

アインス「んーっ!んーっ!」

ユーノ「そんな弱体化した身体では何しても無理だよ?じゃあ、いってくるよ」

バタンッ

アインス「!?」

数時間後

ガチャッ

ユーノ「戻ってきたよ…あ、口のバインド外してあげるね?」

アインス「!?」

アインス「お前、今まで主はやての家で何を…!?」

ユーノ「アインスにプレゼントを持ってきたんだ」

アインス「プレゼント…?」

ユーノ「これだよ」

アインス「!?」

アインス「そ、それは…!?」

アインス(まさか…弁当?)

ユーノ「君の主はやての手作りだよ」

アインス「!?」

アインス(主はやての手作り、だと…!?)

アインス「主はやてが私のために…?」

アインス(しかし、主はやては私がここに監禁されていることを知らないはずでは…)

ユーノ「いいや、僕のためにだよ?僕がはやてに頼んで、自分用の弁当を作ってもらったんだ」

アインス「!?」

ユーノ「はやての料理は美味しいよぅ…?食べたいんじゃないかと思って持ってきたんだ」

アインス「…いらん」

ユーノ「そう?せっかく君の主の手作りなのに?本当にいらないのなら食べちゃうよ?」

アインス「!?」

ユーノ「君の仲間のヴォルケンも大絶賛してるはやての料理なのに、勿体ないね」

アインス「なんだと…?」

ユーノ「でも食べたくないのなら仕方が無いよね、僕が全部頂こうか」

アインス「!?」

アインス「…信じられんのだ」

ユーノ「何が?」

アインス「その弁当が本当に主はやての自作かどうかを」

ユーノ「これは本物のはやての手作りだよ?」

アインス「仮にそうだったとしても、お前がその何が含まれているのかわからないし…」

ユーノ「僕はそんなことしないよ、つか何が含まれていると思っているんだ?」

アインス「!?」

アインス「そ、それは…」

ユーノ「それは?」

アインス「…び、媚薬とか」

ユーノ「…は?」

アインス「だ、だからお前は私を騙して…弁当を食べさせた後に、私を…!」

ユーノ「ナニ考えてるんだよ?僕がそんなことするわけないだろ」

アインス「!?」

ユーノ「全く、アインスは本当に疑り深いなぁ…」

アインス「こんな場所に監禁する奴を信じられるか…!」

ユーノ「わかった、じゃあ僕が安全チェックのために先に味見して見せてあげよう」

アインス「え?」

モグモグッ

ユーノ「んーギガウマ」

アインス「!?」

ユーノ「こんなに美味しいのに食べようとしないなんて凄く損していると思うな」

アインス「なっ…!?」

ユーノ「それに僕が監禁しなかったらアインスは元々消滅する予定だったんだよね?この味を知らないまま消えちゃうなんて悲しいよね」

アインス「!?」

ユーノ「まぁ、でもいらないのなら分ける必要もないし…僕が全部いただいt」

アインス「…ま、待て」

ユーノ「何?」

アインス「わ、私にも味見させろ…!」

ユーノ「…いいよ?」

アインス「!?」

アインス「なら、このバインドを解いてもらおうか…?そうしないと食べることが出来n」

ユーノ「それはダメだね」

アインス「は?」

ユーノ「ここから逃げようとされたら面倒だし、そのままでいてよ」

アインス「それでは弁当を食べることが出来n」

ユーノ「僕が食べさせてあげる」

アインス「!?」

アインス「な、何を言っているんだ…!?」

ユーノ「ほら、口をあけて…あーんして」

アインス「わ、私がそんなことをするわけg」

ユーノ「…じゃないと、食べさせてあげないよ?」

アインス「!?」

アインス「うっ…」

ユーノ「はやく」

アインス(く、屈辱だ…こんなことをやらされるなんて)

アインス「…」

ユーノ「無言で口あけても入れないよ?あーんって言って、あーんって」

アインス「あ、あ…あー……あーん」

ユーノ「ほい」

アインス「!?」

アインス(こ、これは…!?)

アインス「…ギガウマ」

ユーノ「そうでしょう?もっと食べたい?」

アインス「…う、うむ」

ユーノ「じゃあもう一度、あーんして」

アインス「!?」

アインス「ま、また…!?」

ユーノ「しないと食べさせないからね?」

アインス「くっ…」

アインス(し、仕方が無い…主はやての弁当を食べるためだ、ここは…)

アインス「…あーん」

ユーノ「ほい」

アインス「!?」



ユーノ「全部食べ終わったね」

アインス「そうだな、しかし主はやての料理はギガウマだった…」

ユーノ「嬉しそうな幸せそうな顔をしているね」

アインス「それはもちろん…はっ!?」

アインス(気づかないうちに、食べさせられるのに慣れてしまって…ずっと恥じらいも無く、あーんしていた!?)

アインス「!?」

ユーノ「じゃあ食べ終わったし、僕は戻るね」

アインス「なっ…!?また私をここから出さないつもりなのか!?」

ユーノ「もちろん、じゃあまた何かあったら来るからねー」

アインス「ちょ、ま…!?」

ユーノ「それじゃ」

バタンッ

アインス「!?」

アインス(それから数日間、よく顔を出しては出て行って…よく弁当を持ってきては食べさせて出て行って…いったい何がしたいんだ?)

アインス「それに…何か、目に熊が出来ていて疲弊しているように見えたが気のせいか?」

アインス(…まぁいい、そんなことより…もう力が回復してきているはずだ)

アインス「こんなバインド…はぁっ!」

ブチッ

アインス「!?」

アインス(さて、ここから抜け出すか…)

アインス「…たとえ、奴が襲い掛かってきたとしても返り討ちに出来るだけの力はあるだろう」

アインス(まだ奇跡的にナハトヴァールは復活していないのだから、今のうちに消滅しないと主はやては…)

アインス「…急ごう」

ガチャッ

アインス「!?」

ユーノ「…zzz」

アインス「机の上で眠っている…?」

アインス(チャンスだ、ブチのめすには今しかない…!)

アインス「…覚悟しろ、そして死n」

アインス(…ん?何だ?)

アインス「机の上に資料らしきものが…」

アインス(こ、これは…!?)

アインス「闇の書関連のものばかりではないか…」

アインス(何故今更…?)

ユーノ「…ん」

アインス「ん?」

ユーノ「アインスを殺さないでナハトヴァールを止める方法は何かないか……zzz」

アインス「!?」

アインス(寝言…!?)

アインス「そんなのをずっと書庫を漁って探していたというのか…?」

アインス(寝る間も惜しんで…)

アインス「…無駄なことを」

アインス(それで、今寝落ちしてしまっていたのか…)

アインス「…何故そこまで私を?」

アインス(…わからん)

アインス「!?」

アインス「…」

アインス(今ここを抜け出して、主はやて達と合流するのは簡単だが…)

アインス「…その状態で眠ったら風を引くぞ」

アインス(仕方が無い、上から何かかけておいてやろう…)

アインス「!?」



ユーノ「…ん?」

ユーノ(あれ、僕…)

ユーノ「そうか、疲れて寝落ちしちゃって…」

ユーノ(アインスは何しているかな…?)

ユーノ「見に行こう」

ガチャッ

ユーノ「!?」

アインス「…」

ユーノ「…」

アインス「…ど、どうした?また何か悪戯しにきたのか?」

ユーノ「…アインスは嘘が下手でしょう」

アインス「!?」

アインス「う、嘘…!?何を言っているかな…」

ユーノ「その言動仕草が物凄くわざとらしい…それに、そのバインド」

アインス「これか?これのせいでここから抜け出そうにも抜け出せなくて困っているんだ…力さえ戻ればすぐこれを外して、お前をブチのめしてここから逃げr」

ユーノ「それ、僕がやったバインドじゃないよね?」

アインス「!?」

ユーノ「僕のバインドをコピーした物を使っているみたいだけど微妙に違う」

アインス「…な、何故気づいた?」

ユーノ「つか僕の力で解除出来ない時点でわかるでしょ?」

アインス「!?」

ユーノ「どうしたの?自分にバインドかけて」

アインス「こ、これは…」

ユーノ「ついに自分で緊縛プレイを自作自演するのに目覚めちゃったの?」

アインス「!?」

アインス「そ、そんなわけあるか!」

ユーノ「じゃあ何で自分にバインドしてるの?」

アインス「だ、だからそれは…!」

ユーノ「そんなに自分を身動き出来なくして僕にオカズにされたいの?」

アインス「!?」

アインス「ち、違…!?」

ユーノ「そっか、ならお望みどおりにしてあげるよ?」

アインス「や、やめっ…!?」

ユーノ「…手を少し伸ばして、アインスの…」

アインス「…んっ!」

ユーノ「…だから、僕はまだ何もしてないんだけど?甘い声漏らしてどうしたの?」

アインス「!?」

ユーノ「しかも今回は身を捩ったりもしなかったよね?」

アインス「…う」

ユーノ「何で完全に受け入れる体勢になっちゃってるの?僕になら何されてもイイと思っちゃってるの?」

アインス「!?」

ユーノ「急にどうしちゃったんだよ?ずっとこんな場所に監禁されて頭がバグッちゃったのかな?」

アインス「失礼な!私はバグッてない!」

ユーノ「なら何d」

アインス「それはこっちの台詞だ!」

ユーノ「え?」

アインス「何故お前は私を生かそうとしているんだ…?机の上に大量の資料をかき集めて調べて…」

ユーノ「…そうか、見ちゃったんだね」

アインス「!?」

ユーノ「バレちゃったか…」

アインス「私を監禁していたのは儀式で消滅させないためだろう?」

ユーノ「そうだよ」

アインス「どうしてそんなことをする?ナハトヴァールごと闇の書を停止させるには今は絶好のチャンスだろう?私が消滅したらお前にとって何か不都合でもあるのか?」

ユーノ「僕はアインスに死んで欲しくないんだよ」

アインス「何故だ?」

ユーノ「…僕はアインスが、好きだから」

アインス「!?」

アインス「す、すすす……!?」

ユーノ「でも、もういいんだ…アインスが死なないように、助かる方法を探っていたんだけど何も見つからなかったんだ」

アインス「え?」

ユーノ「僕のわがままにつき合わせちゃってごめんね、そのバインドを解いて皆のところに戻っていいよ…」

アインス「!?」

ブチッ

アインス「では、そうさせてもらおう…主はやてのことも気になるしな」

ユーノ「…うん」

テクテクッ

ユーノ「…さようなら、アインス」

アインス「…」

ユーノ(あぁ、アインスが僕の横を過ぎ去って…そのまま皆の方へ)

ギュッ

ユーノ「!?」

ユーノ(あ、アインスがくっついてきた…!?)

ユーノ「アインス…?」

アインス「…その、何だ」

ユーノ「え?」

アインス「お前は私のためにここまで頑張ってくれたんだ、だから…その努力が報われなければおかしいだろう」

ユーノ「!?」

ユーノ「それって、どういう…?」

アインス「だから、えと…今日一日だけだ」

ユーノ「え?」

アインス「今日一日だけお前と一緒にいて、お前のために何でもしてやろう…」

ユーノ「!?」

ユーノ「で、でもそんなことしたら…その間、はやては…」

アインス「今はまだナハトヴァールが復活していないからな…主はやてを蝕んでいるわけではないから大丈夫だ」

ユーノ「そ、そうなの?」

アインス「ああ、あとこのことは私とお前だけで他の人には内緒だぞ…?もちろん、主はやてにも…」

ユーノ「!?」

ユーノ「当然だよ、でも…嬉しいな」

アインス「え?」

ユーノ「今日一日だけとはいえ、アインスが僕のために何でもしてくれるって…」

アインス「な、何でもと言っても本当に何でもするわけではないからな!?か、勘違いするなよ…べ、べべべ別にお前のことなどどうも思っていないんだからな!?」

ユーノ「はいはい、じゃあ早速アインスに僕のお願いを聞いてもらおうかな」

アインス「何だ?言ってみろ、付き合ってやる」

ユーノ「僕と…しようか?」

アインス「!?」

アインス「いきなりそれは…!?」

ユーノ「何でもって言ったんだからいいでしょ?」

アインス「何でもとは言ったが…わ、私も心の準備が…!」

ユーノ「ええ、時間は限られているんだからそんなの待ってられないよ…じゃあ、いくよ?覚悟はいいね?」

アインス「!?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom