五代雄介「この仮面を被って、と」 (75)

五代「早速上りますか!大学の壁……っと、あれ?眩暈が……
   うっ……」パタリ


五代「うーん……はっ!ここは……そうそう、城南大学だ。
   そして俺は五代雄介……ん、んんっ!なぁんか喉が……風邪かな?」

五代「とにかく、桜子さんに会いに行こうかな」

壁をよじ登り、窓から研究室に入ればお目当ての背中が。

五代(よーし、今日こそ気付かれないように、と)コソコソ

桜子「また窓から入ったのね、五代君。もう、いい加減に――えっ、誰?」

五代「えっ?」

桜子「ど、どうして女の人と五代君を間違えちゃったのかしら……
   ごめんなさい、人違いで……」

五代「え、女って……はっ!胸が!?」


というわけで、五代雄介が女性になってしまいました。
若干口調などを忘れつつあるのでいつにもましてひどい内容かと思います。
生ぬるい目で応援してくださると嬉しいです。

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五代「桜子さん、信じてよ!俺、本当に五代雄介なんだって!」

桜子「五代君は男の人って言ってるじゃないですか!」

五代「俺以外に窓から入ってくる奴がいる?」

桜子「い、いない……と思いますけど。でも、そんな」

五代「あ、それじゃあ証拠を見せたら信じてくれるかな?」

桜子「証拠?」

五代「そう。見ててくれよ、俺の……変身!」

クウガ「どう、信じられそう?」

桜子「クウガ……!ってことは、本当に五代君なんだ……」

五代「信じてもらえてよかったよ、うん」

桜子「五代君が……女の人に……」ショボン

五代「桜子さん?」

桜子「な、なんでもない!気にしないで……」

五代「でも、元気ないみたいだし。ちょっと気になるよ」

桜子「いいの、今一番困ってるのは五代君だろうし……
   私に言われるまで気付いてなかったみたいだし」

五代「うん、そうなんだよね。いつも通り仮面でもかぶって
窓から入ろうとしただけなんだけどなぁ」

桜子「あのね、そもそも窓から入ってくるのが……はあ、今はいいわ。
   それよりどうして女の人になっちゃったのか調べないと」

桜子「もしかすると、これも何かの事件につながるかもしれないし」

五代「そうなったら大変だ。急いで調べてもらっていいかな?」

桜子「ええ、私にできることならね。一応、一条さんにも連絡を――」

五代「ち、ちょっと待ってよ!あんまり大事にしないでほしいなぁ」

桜子「何言ってるの?これは非常事態なんだから、早く解決しないと」

五代「けど、俺にも一応男としてのプライドがあるっていうか……」

桜子「クウガのことならあっさり受け入れたのに」

五代「それとこれとは別だって!」

桜子「はあ……私一人だと調べられることにも使える設備にも限界があるのよ?
   それでもいいって言うの?」

五代「うーん……それはちょっと悩むけど……」

桜子「なら一条さんに連絡を――」

五代「ストップ!いいこと思いついたんだけど……
   椿さんにだけ話すっていうのはだめかな?」

桜子「つまり、事実を知る人を最小限にしたいのね。
   それならいいと思う。じゃあ、連絡するね」

五代「うん。ご迷惑かけてすいません」

桜子「――はい、ではよろしくお願いします」

五代「どうだった?」

桜子「今日は遅いから、明日見てくれるって。
   それまではどこで過ごすつもりなの?」

五代「そうだなぁ……おやっさんたちに知られるのも嫌だし。
   どこか適当なホテルでもとろうかな」

桜子「そんなことしなくたって、私の家に来ていいわよ。
   今の五代君は女の人なんだし」

五代「えっ!?それはちょっと、さすがに……あはは」

桜子「ちょっと、何想像したの?赤くなっちゃって……もう」

五代「ごめんごめん。けど、本当にいいよ。
   もしかしたらなった時と一緒で、急に戻るかもしれないし」

桜子「いつ女の人になっちゃったの?」

五代「いつだっけ……気付いたのは桜子さんに言われたからで、
   絶対に男だったのはこの大学に到着するまでかな」

桜子「なら、大学の中で女の人になったことになるけど」

五代「そうなんだよね。いつも通り仮面を被って壁を上ってさ」

桜子「……そういえば、仮面はどうしたの?被ってないけど」

五代「えっ?あ、本当だ……」

桜子「とりあえず、その仮面を探しましょう?
   どうせまた、怪しいのを買って来たんでしょう」

五代「いや、今回のは貰いものだから」

桜子「余計怪しいじゃない……」

――窓の下

五代「あれ、ないな……」

桜子「暗くてよく見えないわね……」

五代「ごめんね、こんなことに付き合わせちゃって」

桜子「いいわよ、友達なんだから」

桜子「――あ、もしかしてこれ?」

五代「おっ、あった?そうそう、それそれ!」

桜子「見るからに怪しいわね……変な模様もあるし」

五代「これをくれた人曰く、女の人用の仮面らしくって。
   桜子さんへのお土産にぴったりかと思ったんだけど」

桜子「気持ちは嬉しいけど、もらったって飾るだけで被らないわよ?」

五代「お守りにもなるらしいからさ、飾るのにもいいかなって」

桜子「そうなの……」

五代「そういえば俺、これを被って気を失ったんだった。
   もしかしてこれが原因なのかな?」

桜子「そんなまさか!」

五代「けどほら、クウガのことだってあるし……
   本当に超常的な力があるかもしれないよ?」

桜子「……そうね。そうなのよね。
   はあ、これ、夢だったりしないかしら」

五代「え、急にどうしたの」

桜子「だって、久しぶりに五代君が帰って来てくれたと思ったらこれよ?
   落ち着いて話もできないなんて……」

五代「話ならできるよ、ね?」

桜子「私とはできたって、他の人とはどうなの?
   正体を明かさないつもりなら話なんてできないわ」

五代「それはちょっと寂しいけど、意外と楽しいかもしれないよ?
   ほら、皆と初対面みたいにして話すとかさ」

桜子「……ふふ、かもしれないわね」

――翌日

桜子「わ、どうしたの五代君、その格好!」

五代「もしかして、変?」

桜子「変じゃないけど……その、抵抗とか、ないの?」

五代「全然!っていうと嘘になるかもしれないけど、あんまりないよ。
   せっかくだから女の人になり切ってみようと思って」

桜子「それでスカートなのね……」

五代「それでさ、桜子さん。俺の……じゃなかった、私のこと、
   五代君以外の呼び方で呼んでくれないかな」

桜子「それも女の人になり切るため?けど……」

五代「それだけじゃなくて、ほら、一条さんとかとばったり会っちゃったら……」

桜子「そっか……そうね。それじゃあ、雄子さん?」

雄子「はぁ~い」

桜子「ふふっ、ちょっと、あはは、裏声で返事しないで!」

雄子「雄子、雄子ね、よし!私、五代……じゃない方がいいかな?」

桜子「それもそうね……何かいい名前はないかしら」

雄子「うーん……六代雄子とか?」

桜子「そうやって聞くと、六代目の雄子さんみたいでちょっと……
   おかしいかな」

雄子「え~それじゃあ、うーん……四代雄子!」

桜子「もう、ふざけてないでちゃんと考えて!」

雄子「それじゃあ……山田雄子!」

桜子「無難といえばそうだけど……それでいいの?」

雄子「いいのいいの。じゃあ、山田雄子で、ひとつよろしく!」

桜子「よろしくね、雄子さん」

雄子「改めて言われるとちょっとくすぐったいなぁ」

桜子「もう、自分から言い出したのに……
   そんなことより、そろそろ椿さんのところへ行きましょう?」

雄子「はーい」

――診察室

雄子「ここに来るのも久しぶりだなー」

椿「おや、すいませんね。今日はちょっと先約が――」

桜子「椿さん、この人が五代君です」

椿「……いやいや、桜子さん、落ち着いてください?
  五代がこぉんな美女になるわけないじゃないですか」

雄子「え、俺……じゃないんだった、私って美女ですか?
   いやぁ、ちょっと照れちゃいますね」

桜子「本当に、この人が五代君なんです。
   今は混乱を避けるためにも山田雄子って名乗ることにしたんですけど」

雄子「山田雄子です、どうぞよろしく」

椿「はあぁ……この美女が……五代……はあ……」

雄子「五代じゃなくて山田ですよ」

椿「……分かったよ。気持ちを切り替えていくか。
  それじゃあ五代、早速だがMRIだ」

雄子「山田ですよ、もう」

結果を眺めて首を傾げる椿。

椿「おかしいな……」

桜子「やっぱりどこかおかしいんですか?」

椿「いや、何もおかしくない。数値上、異常は見られないんですよ。
  だからこそおかしい」

雄子「それって、よくないことなんですか?」

椿「いや、命の危険は見られない」

桜子「そうなんですか……それじゃあひとまずは、安心していいんですね?」

椿「そういうことになりますね。しかし……」

桜子「やっぱり問題があるんですか!?」

椿「いえ、問題点が見つからないからこそ、元に戻す手がかりが掴めないんです。
  五代にとっては大問題でしょう」

雄子「だから山田――え!?元に戻れないと困ります!」

椿「俺としてはもうそのままでいてくれてもいいんだが」

雄子「困りますよ、ずっとこのままっていうのは……さすがに。
   ちょっとの間なら楽しそうですけど」

桜子「あ、そうそう、一応これも見てもらえませんか?」

椿「何です、この気味の悪い仮面は?」

桜子「五代君、これを被ったせいで女の人になったのかもしれなくて」

椿「それはまた……アニミズム的な……」

雄子「私もまさか、女の人になるとは思わなかったんですけど」

椿「誰も思いはしないだろう、そんなこと」

椿「しかし災難だったな。俺としても眼福なんだが……
  元が五代だと思うとなぁ」

桜子「私も、五代君には早く元に戻ってほしいんですけど」

雄子「って二人とも!何度言っても五代って……
   今の私は山田雄子なんですから」

椿「なんだかんだとこの状況を楽しんでないか、お前」

桜子「本当、呑気なんだから……」

椿「とりあえず、この仮面はこっちで預かっておく。
  榎田さんにも連絡して調べてもらうとするよ」

桜子「すいません、何から何まで」

椿「いえ、桜子さんの頼みですから」

雄子「ありがとうございます、椿さん」

椿「……中身を知らなきゃ口説いてたんだが、五代だからなぁ」

雄子「山田ですよ、や・ま・だ」

――街中

桜子「そういえば、五代君」

雄子「山田雄子だって」

桜子「……はあ。山田さん?」

雄子「なに?」

桜子「バイク、乗れないんじゃない?
   免許証とあなたを見比べて同一人物とは思えないでしょう」

雄子「そういえば……うーん、不便だな」

桜子「仕方ないわ、こうなった以上乗り掛かった舟よ。
   その姿の戸籍が存在しない以上免許もとれないし……」

桜子「元に戻るまでの我慢ね」

雄子「うーん、そうだね!きっと元に戻れるよね」

桜子「うん。それじゃあ、これからどうする?
   このままじゃあ、みのりちゃんにも会えないけど……」

雄子「あ、それに関しては考え済みだから。実はさ……」ヒソヒソ

――ポレポレ

おやっさん「そうかぁ、今日はハンサムさん休みなんだ?」

一条「ええ。久々の休日ですから、ここに来れば皆さんと会えるかと思いまして」

おやっさん「なるほどねぇ。言われてみればお久しぶりだね」

一条「本当に。未確認事件がなくなり、少しは余裕もできましたが……」

カランカラン

桜子「こんにちは」

おやっさん「あれ、これまたけっこうお久しぶりのお客さんと……
      えっと、どちら様?」

雄子「こんにちは、山田雄子と申します。何卒よろしくお願いします」ニコッ

その時一条に電撃が走る――

一条「」ポカーン

おやっさん「はい、こんにちは。あれ、ハンサムさん?」

桜子「一条さん、大丈夫ですか!?」

一条(なんて……なんて美しい女性なんだ!
   それにあの、澄み切った青空のように可憐な笑顔!)

一条(まさかこれが、一目惚れというものなのか……!?)

桜子「一条さーん?……だめ、全然反応がないわ」

雄子「えぇ?それは困りましたね」

おやっさん「まあまあ、山田さん。とりあえず座ってくださいよ。
      二人はどういう関係なの?」

雄子「桜子さんは私の同級生なんです」

桜子「……ねえ、本当に、おしとやかキャラでいくの?」ヒソヒソ

雄子「もちろんです。こういうのは楽しんだもの勝ちですから」ヒソヒソ

おやっさん「それじゃあ山田さんも遺跡だとかの研究をしてるんですか」

雄子「ええ、まあ……普段は海外で遺跡を訪ね歩いているんです」

桜子(決して嘘でもないんだけどね……)

一条「……はっ!」

おやっさん「お、帰って来たね」

一条「……山田さん、少しよろしいですか?」

雄子「ええ、なんでしょう」

雄子(まさかばれた!?さっすが一条さんだなぁ~)

一条「この後、時間はありますか?」

雄子「ええ」

一条「それでは、少し出かけませんか。……二人で」

桜子(これは……)

おやっさん(もしかして……)

雄子「構いません。それで……あなたのお名前は?」

一条「私は、一条薫といいます」

雄子「素敵なお名前ですね」

一条「いえ、あなたこそよくお似合いのいい名前です」キリッ

雄子「まあ、嬉しいです」

一条「さあ、行きましょう」

雄子「ええ」

桜子「……気付いてないわね」

おやっさん「なかなか罪な女性だねぇ」

桜子「……そうですね」

桜子(育てたのはあなただし、そもそも女性じゃありませんけどね!)

おやっさん「どうかしたの?」

桜子「いいえ、別に」

――街中

一条「さっきはすいません。よく考えたら来店したばかりで、
   まだ何も口にしていなかったでしょう」

雄子「お気になさらず。また行けばいいだけのことですから」

一条(ああ、なんて優しい女性なんだ……)

雄子(もしかして、気付いてないのかな?)

一条「山田さんは、普段は何をされているんです?」

雄子「海外を旅して歩いています」

一条「それは素敵なご趣味ですね」

一条(普段からそんなことをしているということは、
   良家の子女か何かだろうか……?)

雄子「ええ、大好きなんです、冒険が」

一条「私も冒険は素晴らしいと思います」

一条(冒険、か……五代がおしとやかな女性になったようなものか?
   いやいや、山田さんと五代を比べるなんて失礼だな)

雄子「一条さん、これからどちらへ行くつもりですか?」

一条「山田さんに希望がないのなら、向こうに見える公園にでも、どうですか。
   もっとゆっくりとあなたの話を聞きたいんです」

雄子「まあ。興味を持ってもらえてうれしいです」ニコッ

雄子(普段はこんなこと言ってくれないだろうからなぁ。
   やっぱり女の人になるのも悪くないかも?)

一条「では、行きましょう」

翔太郎の女体化の人?

――公園

一条「静かでいいですね……この場所は」

雄子「そうですね。心が落ち着きます」

一条「山田さんは今まで訪れた場所で、特に好きなところはありますか?」

雄子「どこでも、大好きです。そこに素敵な笑顔があるのなら」

一条「ああ、それはいいですね。人の笑顔を愛せるなんて、素敵です」

>>37そうです。他にもいろいろ書かせてもらってます。


雄子「ありがとうございます」

一条「思ったままを言っただけですから」

雄子「一条さんは、どうなんですか?」

一条「え?」

雄子「一条さんは、何が好きなんですか?
   場所とか、物とか、……人とか」

一条「私は……」

一条(……言おう。突然だと思われるかもしれない。
   軽蔑されることだってあり得る。しかし……)

雄子「ちなみに私は笑顔と冒険が大好きで――
   あ、これはさっきも言いましたよね」

一条(彼女に想いを告げられるのは、今だけだ。
   何故かそんな気がする)

雄子「一条さんは、何が好きですか?」

一条「私は、あなたが好「ごだ――雄子さぁん!!」……沢渡さん!?」

雄子「どうかしたの、桜子さん」

桜子「分かったの、戻る方法が!」

雄子「えっ、本当!?」

桜子「ええ!」

一条「あの、戻るとは……何の話ですか?」

雄子「あっ……その」

桜子「どうするの?何て言うつもり?」ヒソヒソ

雄子「ここはやっぱりロマンスっぽくいこうよ」ヒソヒソ

一条「どこかに戻らなければならないんですか?」

雄子「……ええ、そうなんです」

一条「それは……どこへですか?また、会えますか?」

雄子「いいえ……教えることはできません」

一条「何故!」

桜子「あの、一条さん、ちょっと落ち着いて……」

一条「落ち着いていられるはずがないでしょう!
   山田さんともう会うことができないなんて……」

雄子「一条さん、短い時間だけれどあなたと過ごせて……
   幸せでした」ニコッ

一条「……雄子さん!!」ギュ

雄子「えっ、ちょっと、一条さん?」

雄子(女友達にここまでするかなぁ……?)

桜子「あーあ、もう……知らないんだから」プイ

雄子「あっ、桜子さぁん!」

一条「俺は……あなたを離したくない!」ギュウゥ

雄子「くっ……」ギリギリ

雄子(折れる折れる)

一条「どうしても戻らなければならないんですか!?
   どうにか、一緒にいる方法は……」

雄子「うっ……うう……」ギリギリ

雄子(締まってる締まってる)

一条(雄子さん……泣いている!何をしているんだ俺は……
   笑顔の素敵な雄子さんを泣かせるなんて……)

一条「すみません、雄子さん……俺にあなたを抱きしめる資格はない」パッ

雄子「けほっ……そ、そんなこと……」

一条「さようなら、雄子さん……」

一条(これ以上彼女を困らせてはいけない。
   この気持ちは、胸の中にしまっておこう……)

雄子「一条さん……」

雄子(ここまで落ち込ませることになるなんて……
   なんだかちょっと申し訳ないな)

――診察室

雄子「榎田さん!お久しぶりです!どうしてここに?」

榎田「あまり大事にしたくないらしいから、こっちに来たのよ。
   向こうにはどうしても大勢の人がいるでしょう?」

雄子「そっかぁ。わざわざすいません」

榎田「いいわよ、気にしないで。にしても本当に女の子なのね。
   ……もうすぐ元に戻るんだから、服は着替えたら?」

雄子「あ、そうですね」

椿「おい、ここで着替えるな。……いや、いい。
  ここで着替えてくれ。俺が出て行く」

雄子「すいません、気を遣わせちゃって」

椿「見た目だけは文句のつけようがない美女だからな。気にするな」

そして診察室には美女三人が残った。

桜子「それで、どうやったら五代君は元に?」

榎田「どうにもこの仮面からおかしな電波が出ているらしいの。
   だから仮面を壊せばそれでいいわ」

雄子「そんな簡単なことでいいんですか」

桜子「よかったじゃない、危険なことをしなくてもいいのよ?」

雄子「それもそっか。じゃあ、着替えたことだし早速――」

榎田「……下着も着替えた方がいいんじゃないかしら?」

雄子「あっ」

雄子「よし、これで完璧!」

桜子「いよいよなのね……」

榎田「それじゃあ、このトンカチで割っちゃいましょうか」

雄子「はい!お願いします」

桜子「……」ドキドキ

榎田「えい」ガツン

パキッ

桜子「……割れましたね」

榎田「ええ。五代君は……戻ってるわね」

五代「本当だ、いつもの俺だ」

桜子「五代君、やったわね!」

五代「うん!ありがとうございます、榎田さん!
   半日で解明しちゃうなんて……さすがですね!」

コンコン

椿「入るぞ。……ああ、男に戻っちまったか」

五代「ひどいですよ、椿さん!もっと喜んでくれないと」

椿「あーうれしいうれしい」

榎田「ま、もうちょっと女の子の姿を見ていたかったかもしれないわね」

五代「榎田さんまで~」

桜子「ふふ……私はいつもの五代君の方が好きかな」

五代「桜子さん……ありがとね!」

――ポレポレ

おやっさん「ハンサムさん、戻ってきたと思ったら落ち込んでるね」

一条「……はあ」

おやっさん「ありゃあ、こりゃだめだ」

カランカラン

五代「よっ!久しぶり、おやっさん、一条さん!」

おやっさん「こりゃまた驚いた!いつの間に日本に?」

五代「うん、つい最近ね」

一条「五代……」

五代「うわっ、どうしたんですかその顔!」

五代(そんなに『山田さん』と会えなくなったのが辛いとか?
   ……いやいや、さすがに考え過ぎか)

一条「聞いてほしい話があるんだ……」

五代「なんですか?」

一条「ある素晴らしい女性の話なんだが――」


というわけで終了です。
初の男性に戻ったSSになりましたね。さすが初代平成ライダー。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回はカブトかもしれません。予定は未定ですが、カブトになった場合……
Q.合言葉は?

A.カガーミン爆発しろ!!

それと、ちょっとした懺悔を。

五代が翔一っぽい。
一条さんは氷川さんっぽい。
すいません、記憶が混濁していて……

乙ー次回はカブトか…ハッ、シスコン姉貴の誕生か!期待

雄子と桜子さんの百合も期待してみる

>>58百合とはよいものだ……


――桜子さんの家に泊まった場合

雄子「この格好でお風呂とかトイレって、緊張するなあ」

桜子「勝手が分からないなら教えてあげましょうか?」

雄子「そ、それはさすがにいいよ」

桜子「まあまあ、今は女同士なんだし……ね?」

雄子「そうかな……」

桜子「お風呂、一緒に入りましょうか?」

雄子「えっ」ドキッ

桜子「もう、さすがに冗談よ」クス

雄子「うっ……ドキッとして損した~」


こうですかわかりません。

仮面ライダーは男の象徴であって女体化するもんじゃねぇ



新作まだですか?

>>63
ファム「……」


明日はお休み(のはず)なのでちょっと待っててください。
しかし書いてるとカガーミンがうらやま……
けしからんのでイラッとします。
爆発すればいいのに。

爆発すればいいのに(真顔)

>>65明日っていうか今日でした。

またまた乙でした~。
>>53のスルースキル、紛れもなく五代だww




フィリップ「検索終了。>>1のメモリは『TS』、トランスセクシャル・ドーパントだ。翔太郎、TSって知ってるかい?」

>>1(メモリ毒で暴走中)「ウボァー」→TSフィールド デロデロデロデロ

翔太郎「うぉああああ!!」デロデロデロデロ

アー ショータロー
タイヘン!ショータロークンガー
ヒダリー ダイジョブカー

浅倉「ああん?何だこれは…?」デロデロデロデロ

力「体…変…」デロデロデロデロ

伊達「おいおい、これマジでヤバいんじゃね?」デロデロデロデロ

J「Oh my…!?」デロデロデロデロ

チャコ「アウォ~ン!」デロデロデロデロ

オートバジン「■≒¥☆♀……///」デロデロデロデロ

ズ・ゴオマ・グ「バゼザバサザゴセボ!??」デロデロデロデロ

鳴滝「おのれディケイドオオォォ…」デロデロデロデロ


↓続きオネシャス!ww

>>67チョイスがひどいよぉ……
なんで基本的にムキムキなんですかッ!
バジンたんにメイド服を着せてやりたいんですが構いませんねッ!!
あとグロンギの個体とか薔薇姉さんとキノコ怪人くらいしか覚えてない!!
つまり、できるわけがないッ!


~できるところだけやってみた~

浅倉「よぉ……やろうぜ」

真司「へっ?な、何言ってるんですか、お姉さん!」

浅倉「あぁ、今はそうだったか……が、俺には関係ないな。
   さっさと変身しろ、城戸」

真司「なんで俺の名前を……まさか、俺のファン!?」

浅倉「はぁ?……何言ってやがる」

真司「俺、これまでジャーナリストとして働いてきたけど、
   ファンに会えたのは初めてだ。いや~嬉しいな!」

浅倉「……チッ、やりづらいやつだな……」


ラモン「ねえねえ、どうしちゃったの?」

力「う~ん……分からない」

次狼「なかなかどうして悪くないな」

ラモン「えっ、そう?」

次狼「見ろ、この肉体美を」

ラモン「ちょっと筋肉が多くない……?
    これなら僕の方が可愛いよ、うんうん」

力「お前、失礼……」


5103「伊達さん、探しましたよ――伊達さん!?」

伊達「よっ、どうよ?大人の女の魅力、感じちゃってるか?」

里中「私の趣味じゃありません」

伊達「えぇ~そりゃ残念だ。里中ちゃん、あんまり男に興味なさそうだしさぁ。
   意外とこの格好なら仲良くできるかもって思ったんだけどなあ」

里中「ぶっちゃけ気持ち悪いです」

伊達「ひどっ」

5103「今のはひどいぞ里中!充分に綺麗な女性じゃないか!」

伊達「おぉ、これまた熱烈だねえ」

5103「はっ!?」

里中「……後藤さんは、こういうのが好きなんですね?
   なるほど、そうですか。参考にさせてもらいます」

社長「Mr.Jがシェバ(バイオ5)のような美女に!」

たくまくん「冴子さんの方が気品があって美しいですよ」

冴子「あら、嬉しいわ。ありがとう、琢磨君」ニコッ

北崎「へえ、楽しそうだね……琢磨君もあれ、なってみてよ」

たくまくん「き、北崎さん!?何を言っているんですか!!」

J「チャコ……You are so cute,sweetie.」ナデナデ

チャコ(スカート装備)「クゥ~ン」


バジン「……」

巧「ん、どうした?今は別に呼んでないぞ」

バジン「……!!」

巧「そういえばお前、今日はいつもと違うな……?
  けど、どこが違うんだ?」

バジン「……!!」スリスリ

巧「お、おい!擦り寄るなよ、おい……ったく、しょうがねーな」

バジン「♪」

バジンたんは異変に気付いてもらえただけで満足するいい子。


残り二人はちょっと……(苦笑)

翔太郎を忘れていた。
ごめんね翔ちゃん!

翔太郎「どうせ俺なんか……」

??「お前、俺の弟になれ……」

というのは冗談です、はい。
まあ、翔ちゃんは以前のスレで書いたので……

凄い短時間で書いてくれてる!?

ゴオマ女型は全身ピアスに銀髪ウィッグのゴアっ娘、鳴滝女型は………警察の留置場がよくお似合いかとww


カブト篇楽しみにしてます。

>>1さんが書いてるssってこれ以外何かありますか?
違ってたらごめん

紅渡「僕がクイーンだ!」
紅渡「僕がクイーンだ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386347591/)
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秋山蓮「城戸が鏡に話しかけていた?」 - SSまとめ速報
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五代雄介「この仮面を被って、と」
五代雄介「この仮面を被って、と」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387023973/)
フィリップ「翔太郎、太ったんじゃないかい?」
フィリップ「翔太郎、太ったんじゃないかい?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385912339/)
啓太郎「やっぱりファイズはたくちゃんじゃないと!」
啓太郎「やっぱりファイズはたくちゃんじゃないと!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386505394/)

>>72合ってますよー

それとこれ
アンク「オエージ!……女!?」
アンク「オエージ!……女!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13852/1385255930.html)

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