向日葵「さーちゃん大好き」(248)

ID:LTXeNcOmQ

>>1
代行乙

ゆるゆり、はっじま~るよ~♪

これは待機

~生徒会室~

向日葵「はぁ・・・」


千歳「古谷さん、最近元気無いなぁ」

綾乃「そうね・・・」

綾乃「まぁ、原因は間違い無くアレでしょうね」

千歳「そうやね~」

後輩「副会長~」

向日葵「あ、はい」

後輩「また西垣先生が理科室で爆発を・・・」

向日葵「分かりました、すぐ向かいますわ」


千歳「会長~」

綾乃「ち、ちょっとやめてよ千歳!」

千歳「そのまんまやけどなぁ」

綾乃「そうだけど・・・」

向日葵「・・・」テクテク

向日葵「あ・・・」


櫻子「京子せんぱ~い!」ダキッ

京子「おっ、櫻子ちゃん」

京子「よしよし」ナデナデ

櫻子「えへへ~」


向日葵「・・・っ」

ガラッ

向日葵「・・・」

綾乃「あっ、古谷さん」

千歳「どうやった?」

向日葵「あ、えぇ、いつも通りでしたわ・・・」

綾乃「そう

千歳「・・・何かあったん?」

向日葵「・・・!」

向日葵「い、いえ、何も・・・」

千歳「・・・?」

向日葵「・・・では、お先に失礼します」

綾乃「お疲れ様」

千歳「またな~」

ガラッ・・・

綾乃「・・・」

千歳「・・・」

綾乃「古谷さん、やっぱりあの時の事を・・・」

千歳「・・・そうやね」

~去年・生徒会選挙後~

綾乃「副会長当選おめでとう、古谷さん」

千歳「良かったなぁ」

向日葵「いえ、当然の結果です」

向日葵「私が櫻子ごときに負けるなんてありえませんわ」

千歳「僅差やったって聞いたけど・・・」

向日葵「・・・うっ」

綾乃「まぁ何にせよ、おめでとう」

向日葵「はいっ、ありがとうございます」

ガラッ

櫻子「・・・」

向日葵「あっ、櫻子・・・」

櫻子「杉浦先輩」

綾乃「へっ?私?」

櫻子「これ」スッ

つ退部届

綾乃「えっ?こ、これって・・・どういう・・・」

千歳「退部届・・・?」

向日葵「さ、櫻子・・・?」

櫻子「・・・向日葵には関係ないもん」

向日葵「な、なんでいきなり・・・」

櫻子「・・・うるさい」

向日葵「えっ?」

櫻子「うるさいうるさいうるさい!」

櫻子「もう生徒会やめるって決めたんだもん!」

向日葵「で、でも」

櫻子「・・・さよなら」

向日葵「ま、待って!」

櫻子「・・・っ」プイッ

向日葵「櫻子っ!」

櫻子「・・・」スタスタ

向日葵「・・・」

千歳「・・・」

綾乃「・・・」

千歳「(生徒会やめるのって退部届でいいんかな・・・?)」

~現在~

綾乃「・・・っていうか千歳」

千歳「ん~?」

綾乃「この退部届・・・どうすればいいの?」

千歳「あ~・・・」

千歳「とりあえず、持っといたらええんちゃう?」

風呂あがるまで続けといてね

~大室家前~

向日葵「・・・」

ガチャッ

撫子「あれ?ひま子?」

向日葵「あっ・・・」

撫子「どうしたの?櫻子なら中に・・・」

向日葵「い、いえ・・・何でもないですわっ」タタッ

撫子「?」

撫子「まぁいいや、デート行こっと」

~夜・向日葵の部屋~


向日葵「・・・」


向日葵「・・・っ」ギュッ


向日葵「櫻子・・・」

~翌日~

綾乃「・・・というわけで、ごらく部へ立ち退きを要求しに行きたいと思います!」

千歳「本当は歳納さんに会いたいだけやないの?」

綾乃「んなっ・・・!?」

千歳「図星やなぁ」

綾乃「ととと、とにかく行くわよ!」

綾乃「ほらっ、古谷さんも」

向日葵「え、えぇ・・・」

~旧茶道部室~

ガラッ

綾乃「歳納京子ーーーっ!!!」

京子「おっ、綾乃」

京子「ビスケット食べる?」

綾乃「え、えぇ・・・じゃなくて!」

綾乃「今日こそ立ち退いて貰うわよ!」

京子「え~」

向日葵「あっ・・・」


櫻子「ビスケットうめー!」

ちなつ「もう、櫻子ちゃん食べ過ぎだよ

櫻子「だっておいしいんだもーん」

ちなつ「太るよ」

櫻子「平気平気~」

向日葵「さ、櫻子・・・」

櫻子「・・・っ」プイッ

向日葵「・・・うぅ」

櫻子「ちょっとトイレ行ってくるね」

ちなつ「う、うん・・・」

向日葵「・・・」

ちなつ「・・・」

ちなつ「(うわー、気まずい・・・)」


千歳「今回も結局遊びに行っただけやったなぁ」

綾乃「全く、歳納京子は・・・」

千歳「まぁまぁ」

向日葵「・・・」

綾乃「どうしたの?」

向日葵「・・・お先に失礼します」タタッ

千歳「あっ・・・」

綾乃「古谷さん、泣いてた・・・」

~夜・古谷家~

向日葵「・・・」グスッ

楓「どうしたの、お姉ちゃん」

向日葵「楓・・・」

向日葵「私・・・櫻子に嫌われちゃったぁ・・・」ポロポロ

楓「・・・」

楓「よしよし」ナデナデ

~大室家~

撫子「櫻子~」

櫻子「ん~?」

撫子「最近ひま子見ないけど・・・何かあった?」

櫻子「ギクッ」

花子「凄い分かりやすいし」

櫻子「う、うるさい!」

撫子「ま、別にとやかく言うつもりは無いけど」

撫子「少しはひま子の気持ちも考えなよ」

櫻子「・・・」

~翌日~

櫻子「今日は何するんですか?」

京子「うーん、今日はごらく部みんなでミラクるんの映画でも見よっかな~」

櫻子「やった~!」

京子「あ、でもBlu-ray持って来てないや」

櫻子「えー」

向日葵「・・・」トボトボ


櫻子「・・・」

京子「どうしたの?」

櫻子「えっ?いや、何でもないです!」

京子「・・・ふむ」

京子「やっぱ今日のごらく部の活動は中止!」

櫻子「えー!」

向日葵「はぁ・・・」

京子「わっ!」

向日葵「っ!?」

京子「やっほー、おっぱいちゃん」

向日葵「その呼び方はやめて下さい・・・」

京子「今日の放課後、暇?」

向日葵「いえ、生徒会の活動が」

京子「じゃあ話があるから、ごらく部の部室に来てね」

向日葵「先輩、だから生徒会の活動が・・・」

京子「ふーん?」

京子「そういえばさ、櫻子ちゃんって可愛いよね」

京子「嫁に欲しいっていうか・・・」

向日葵「なっ・・・!?」

京子「まぁいいや、とりあえず来てね」

向日葵「・・・」

向日葵「・・・」

向日葵「(まさか歳納先輩、櫻子の事を・・・)」

向日葵「(・・・うぅ)」

向日葵「(櫻子を渡したくない、ですけど・・・)」

向日葵「(私なんかが、歳納先輩に勝てる気がしませんわ・・・)」

向日葵「・・・」

向日葵「(でも、とりあえず会って話を・・・)」

放課後

ガラッ

京子「おっ、やっと来たね」

向日葵「・・・」

京子「まぁまぁ、座って座って」

向日葵「あの、先輩!」

京子「ん~?」

向日葵「先輩が、櫻子の事をどう思ってるかは知りませんけど・・・」

向日葵「さ、櫻子は渡しませんわっ!」

京子「・・・へ?」

向日葵「・・・」ジーッ

京子「(眼力凄い・・・)」

京子「あ、あのさ」

向日葵「・・・何でしょう」

京子「あれ、ひまっちゃんを呼ぶための真っ赤な嘘だから・・・」

向日葵「・・・櫻子が可愛くないと?」

京子「ああいや、そうじゃなくて・・・」

向日葵「・・・」ジトー

京子「すみませんでしたもうしません」

京子「それにしても・・・」

京子「ひまっちゃん、ほんとうに櫻子ちゃんの事が好きなんだね」

向日葵「は、はい・・・でも・・・」

京子「そんな可愛い後輩にチャンスをあげよう」

向日葵「えっ?」

京子「明日の放課後、またここに来て」

向日葵「それって、どういう・・・」

京子「来れば分かるから、それともう一つ」

京子「心の準備を忘れないように」

向日葵「?」

~翌日~

向日葵「・・・」

向日葵「(言われた通りに来ましたけど・・・)」

向日葵「(一体、何が・・・?)」

ガラッ

向日葵「お邪魔します・・・」

櫻子「げっ」

向日葵「あっ・・・!」

向日葵「あ、あのっ・・・櫻子・・・」

櫻子「・・・っ」プイッ

向日葵「お願い、話を聞いて・・・!」

櫻子「・・・」

向日葵「・・・うぅ」ウルウル

櫻子「・・・!?」

向日葵「どうして・・・?」グスッ

櫻子「・・・」

櫻子「・・・うぅぅ」

櫻子「あーもう!泣いてんじゃねーよ気持ち悪い!」

向日葵「だ、だって・・・!」

向日葵「私、櫻子に嫌われちゃったのかと思って・・・!」

櫻子「べ、別にそういうわけじゃねーし!」

櫻子「ただ、なんか、話し辛くて・・・」

櫻子「勢いで生徒会もやめちゃったし・・・」

向日葵「櫻子・・・」

櫻子「まったく、向日葵がいないせいでテストの点数がいつも以上に悲惨だよ」

櫻子「留年したらどうしてくれるんだっつーn」

向日葵「櫻子っ!」ダキッ

櫻子「のわっ!?」

向日葵「良かった・・・良かったぁ・・・」ギュッ

櫻子「な、何だよ・・・」

向日葵「・・・ここまでやっても分からないなんて、櫻子は鈍感ですわね」

櫻子「な、何を・・・」






向日葵「さーちゃん大好き」




櫻子「向日葵・・・///」

向日葵「へ、返事を、聞かせて・・・?///」

櫻子「う、うん・・・///」






櫻子「私も・・・ひまちゃん大好き!」



向日葵「さ、櫻子・・・///」

櫻子「うぅ、恥ずかしい・・・///」

向日葵「も、もう離しませんわっ!///」ダキッ

櫻子「わわっ///」

向日葵「・・・っ///」ギュッ

櫻子「えへへっ、暖かい・・・///」

向日葵「もう・・・///」

櫻子「じゃあ私からもお返し」

櫻子「目、閉じて?」

向日葵「え、えぇ・・・///」

櫻子「それじゃ・・・んっ」

チュッ

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・///」

向日葵「だ、大胆ですわね・・・///」

櫻子「そ、そっちこそ・・・///」

ガラッ

綾乃「歳納京子ーーーっ!!!」

綾乃「って、わわわ///」

櫻子「あっ・・・///」

向日葵「こ、これは、その・・・///」

千歳「キマシタワー!」ブシュッ

千歳「」バタリ

綾乃「千歳ーっ!?」

千歳「・・ふぅ、思わず昇天してもうたわ」

綾乃「ま、まぁその・・・おめでとう」

櫻子「えへへ・・・///」

向日葵「・・・///」

千歳「あっ」

千歳「綾乃ちゃん、あれあれ」

綾乃「ん?あぁ・・・」

綾乃「はい、これ」

櫻子「こ、これって・・・」

千歳「大室さん、生徒会をやめるんやったら退部届じゃダメや」

向日葵「じゃあ・・・!」

綾乃「えぇ、今日からまたよろしくね、大室さん」

櫻子「あ、ありがとうございます!」

櫻子「じゃあ向日葵っ、今日は久しぶりにさ」

櫻子「一緒に帰ろ?」

向日葵「言われなくてもそうするつもりでしたわ」

向日葵「・・・て、手とか・・・繋ぐ?」

櫻子「うん!」ギュッ

向日葵「・・・///」

櫻子「あれー?顔が赤いぞー?」

向日葵「な、何でもありませんわ!早く帰りますわよ」

櫻子「はーい」

~翌朝・大室家~

ピンポーン

撫子「こんな朝早くに・・・誰?」

ガチャッ

向日葵「おはようございます」

撫子「ん?ひま子・・・?」

向日葵「では、お邪魔しますわ」

撫子「えっ?ちょっ・・・」

~櫻子の部屋~

櫻子「すぅ・・・すぅ・・・」

向日葵「(ね、寝顔も可愛いですわね・・・)」

向日葵「櫻子?そろそろ起きないと遅刻しますわよ?」

櫻子「んぅ・・・・・・」

向日葵「全くもう・・・」

チュッ

櫻子「っ!?///」

向日葵「おはよう、さーちゃん///」ニコッ

櫻子「お、おはよう・・・///」

櫻子「じゃあ、行ってきまーす!」

向日葵「お邪魔しましたー」


撫子「ひま子・・・まるで通い妻だね」

花子「手まで繋いでラブラブだし」

花子「・・・花子も彼女欲しいし」ボソッ

撫子「えっ?」

花子「な、何でもないし!」

~昼休み~

向日葵「櫻子っ」

櫻子「なにー?」

向日葵「あの、その・・・実はお弁当を・・・」

櫻子「えっ!マジ!?」

櫻子「ありがと、向日葵!」

向日葵「じゃあ、屋上で食べましょ」

櫻子「うん!」

櫻子「うめー!」ガツガツ

向日葵「ちょっと櫻子、頬にご飯粒が付いてますわよ」

櫻子「えっ?どこ?」

向日葵「もう・・・」

ペロッ

櫻子「ひゃっ///」

向日葵「綺麗になりましたわね///」

櫻子「うぅ・・・///」

向日葵「給食も食べたばかりなのに、あんまり食べると太りますわよ」

櫻子「だって給食は量少ないじゃん」

櫻子「そんな事言わずに向日葵も食べなよ、あーん」

向日葵「あ、あーん///」

櫻子「どう?旨い?」

向日葵「あ、味なんて分かりませんわ///」

櫻子「えー」

~放課後~

櫻子「ねーねー向日葵ー」

向日葵「どうしましたの?」

櫻子「どっか遊びに行きたい」

向日葵「そう言われても・・・」

櫻子「この前スイーツのお店できたじゃん!あそこ行こうよ!」

向日葵「しょうがないですわね」

櫻子「ふんふんふーん♪」

向日葵「い、いざこうしてみると恥ずかしいですわね・・・///」

櫻子「何が?恋人繋ぎ?」

向日葵「櫻子は図太くていいですわね・・・」

櫻子「私は向日葵の事好きだから、全然平気だもーん」

向日葵「も、もう・・・///」

~スイーツショップ~

あかね「いらっしゃいませ~」
とも子「いらっしゃいませ~」

向日葵「(あれ?誰かに似てるような・・・?)」


櫻子「うーん、どれにしよっかなぁ」

向日葵「悩みますわね・・・」

向日葵「櫻子はどうします?」

櫻子「2つ食べたいのがあるんだけど、お金が足りない・・・」

向日葵「絞り込むの早いですわね・・・」

櫻子「うーん・・・」

向日葵「・・・じゃあ、この二つで」

櫻子「えっ?」

向日葵「それぞれ半分こすれば、両方とも食べられますわよ」

櫻子「向日葵・・・」

櫻子「ありがとーっ!」ダキッ

向日葵「ちょっと、もう・・・///」

向日葵「はい、あーん」

櫻子「あーん」

櫻子「うん、やっぱうめー!」

向日葵「良かったですわね」

櫻子「じゃあ、今度は私の番!」

櫻子「はい、あーん」

向日葵「あ、あーん///」

櫻子「どう!?」

向日葵「お、おいしい、ですわね・・・///」

向日葵「それじゃ、そろそろ帰りますわよ」

櫻子「えー、もっと一緒がいいー!」ギューッ

向日葵「そう言われても・・・」

櫻子「そうだ!」

櫻子「向日葵がウチに泊まって行けばいいじゃん!」

向日葵「えっ?」

櫻子「・・・嫌なの?」

向日葵「・・・いや、そういう意味じゃなくて・・・」

向日葵「まぁいいですわ、じゃあ着替え取って来ますわね」

櫻子「やったぁ!」

~大室家~

向日葵「お邪魔します・・・」

撫子「おっ、ひま子」

向日葵「ふ、ふつつか者ですが、どうぞよろしくお願いしますわ・・・!」

撫子「おぉ・・・

花子「撫子の彼女も似たような事言ってたし」

撫子「こらっ」

櫻子「向日葵ー、宿題やってー」

向日葵「教えてあげますから、自分でやりなさいな」

櫻子「えー」

向日葵「ほら、ノート出して」

櫻子「えへへっ」

向日葵「?」

櫻子「ううん、なんか久しぶりだなーって思って」

向日葵「これからは毎日ですわね」

櫻子「うん、よろしく」

向日葵「さて、始めますわよ」

櫻子「あぅ・・・疲れたぁ・・・」グデー

向日葵「よく頑張りましたわね」ナデナデ

櫻子「えへへー」

向日葵「・・・まだ半分ですけど」

櫻子「・・・の、残りは明日やろう」

向日葵「そうですわね・・・」

櫻子「さーて、風呂風呂~」

向日葵「あっ、ちょっと」

撫子「あれ?なんでひま子待ってんの?」

向日葵「えっ?」

撫子「恋人同士なら一緒に入っちゃいなよ」

向日葵「で、でも・・・」

花子「もっと激しい事してそうなのがそこにいるから大丈夫だし」

撫子「おい」

ガラッ

櫻子「ん?」

向日葵「あ、あんまり見ないで・・・///」

櫻子「ひ、向日葵!?///」

向日葵「あ、えっと・・・///」

向日葵「恋人同士なら、このぐらい普通だって言われて・・・///」

櫻子「そ、そっか・・・///」

櫻子「二人で入ると、流石にちょっと狭いね・・・///」

向日葵「え、えぇ・・・///」

櫻子「・・・///」

向日葵「・・・///」

向日葵「じ、じゃあ、体洗って来ますわね」

櫻子「向日葵ー」

向日葵「何?」

櫻子「背中洗ってあげる!」

櫻子「力加減はどうですか~?」ゴシゴシ

向日葵「・・・痛い」

櫻子「えっ!?」

向日葵「冗談ですわ」

櫻子「もう・・・!」

向日葵「櫻子はもっと強くゴシゴシしてくるかと思いましたわ」

櫻子「そんな事しないもん、向日葵が怪我したら嫌だし・・・」

向日葵「・・・優しいんですわね」

櫻子「こ、恋人だし・・・///」

向日葵「じゃあ、次は私の番ですわね」

櫻子「よろしく~」

向日葵「んっ・・・しょ」ゴシゴシ

櫻子「あー、最高~」

向日葵「ちょっと櫻子、私の方に寄り掛からないで・・・///」

櫻子「いいじゃーん、裸の付き合いだってば」

向日葵「も、もう・・・///」

向日葵「お返しですわ///」ダキッ

櫻子「わわっ///」

向日葵「・・・///」ギューッ

櫻子「えへへ・・・///」

向日葵「櫻子・・・///」

櫻子「向日葵・・・///」

チュッ

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・///」

撫子「長い風呂だったね」

向日葵「な、何でもないですわ///」

櫻子「そ、そうだそうだ!///」

撫子「はいはい」

花子「夜に二人の部屋からギシギシアンアン聞こえて来ても気にしないから安心するといいし」

花子「・・・っていうかもう聞き慣れてるし」

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・///」

撫子「・・・・・・」

撫子「あ、そうそう」

向日葵「?」

撫子「ベッド一つしかないから二人で寝てね」

櫻子「え?布団が他にも・・・」

花子「いいから黙って寝るかR-18な事してろだし」

向日葵「・・・///」

櫻子「えーっと・・・あったあった」

櫻子「じゃーん!着ぐるみパジャマー!」

向日葵「それ着て寝ますの?」

櫻子「もちろん!向日葵は持って来てる?」

向日葵「い、一応・・・」

櫻子「じゃあ着替えよっ」

向日葵「分かりましたわ」

向日葵「・・・ど、どう?」

櫻子「うん!ちょー似合ってる!可愛い!」ダキッ

向日葵「ま、前は馬鹿にしてたじゃないの///」

櫻子「あ、あれは・・・その・・・///」

向日葵「まぁ私もそうでしたし、おあいこですわ」

櫻子「えっ?」

櫻子「まぁいいや、寝よ寝よー」

櫻子「よいしょっと」モゾモゾ

櫻子「ほら、向日葵もおいでよー」

向日葵「や、やっぱり恥ずかしいですわ・・・///」

櫻子「えー、でも布団どっかに隠されちゃったし・・・」

向日葵「わ、私は床で寝ますから・・・」

櫻子「ダメだよっ、向日葵が風邪引いたらどうするの?」

向日葵「櫻子・・・」

櫻子「ほらほら、おいで」ポンポン

向日葵「じ、じゃあ・・・///」

櫻子「ほら、もっとこっち寄って」

向日葵「で、でも・・・」

櫻子「いいからいいからっ」

向日葵「・・・///」

櫻子「えへへっ」ダキッ

向日葵「もう、甘えん坊ですわね」

櫻子「うん、向日葵大好きっ」ギューッ

向日葵「私もですわ、櫻子っ」

チュッ

櫻子「えへへー///」

向日葵「・・・///」

櫻子「ねぇ向日葵」

向日葵「何?」

櫻子「あの・・・ごめんね」

櫻子「私のせいで、向日葵泣かせちゃったみたいで・・・」

向日葵「もういいですわ、その事は」ギュッ

向日葵「今こうして、一緒にいられるんですもの」

櫻子「向日葵・・・」

向日葵「おやすみなさい、櫻子」

櫻子「うん!おやすみ、向日葵っ」

~翌朝~

櫻子「すぅ・・・すぅ・・・」

向日葵「んっ・・・」

向日葵「さて、櫻子を起こさないとっ」

チュッ

櫻子「ふぇ?」

向日葵「目覚めのキス・・・ですわ///」

櫻子「も、もう・・・!///」

櫻子「行ってきまーす!」

向日葵「お邪魔しましたわ」


撫子「まるで夫婦だね、櫻子とひま子」

花子「どっかの誰かさん達と違って純粋だし」

撫子「あのね・・・」

~教室~

櫻子「ふぅ、ギリギリセーフ!」

向日葵「な、何とか間に合いましたわ・・・」

ちなつ「あれ?櫻子ちゃん、お弁当は?」

櫻子「えっ?」

ちなつ「夏休み前最終日だから給食ないよ?」

櫻子「忘れてた・・・」

向日葵「櫻子、お弁当」スッ

櫻子「わぁ!ありがとう!」

ちなつ「(つい最近まで喧嘩してたわよね・・・?)」

~昼休み~

櫻子「っていうかさー、お弁当いつ作ったの?」

向日葵「撫子さんが二人分用意してくれてましたわ」

櫻子「なんだぁ、向日葵の手作りじゃないのかぁ」

向日葵「それはまた今度食べさせてあげますから」

櫻子「約束だからね!」

向日葵「えぇ、もちろん」

櫻子「はい、あーん」

向日葵「ち、ちょっと櫻子っ」

櫻子「何?」

向日葵「流石に教室でやるのは・・・」

櫻子「・・・嫌なの?」

向日葵「えっと・・・その・・・」

櫻子「はい、あーん」

向日葵「あ、あーん///」


ちなつ「(あの二人が羨ましい・・・いつか私も結衣先輩と一緒に・・・!)」

西垣「(大胆だなあの二人、私と松本も見習わないと)」

ちなつ「(・・・あれ?なんで西垣先生いるの?)」

~放課後~

ガラッ

向日葵「こんにちはー」

櫻子「こんにちはー!」

綾乃「あ、やっと来たわね」

向日葵「すみません、昨日はいろいろあって・・・」

綾乃「いろいろ?」

向日葵「えっと・・・その・・・///」

千歳「ぐはっ」ブシュッ

綾乃「千歳!?」

千歳「まぁ、何はともあれ」

綾乃「七森中生徒会、再び始動ね!」

向日葵・櫻子「「はい!」」

綾乃「さーて、早速ごらく部の根城に乗り込むわよ!」

千歳「歳納さんに会いたいの間違いちゃうんか?」

綾乃「なっ・・・!?」

綾乃「と、とにかく行くわよ!」

櫻子「らじゃー!」

向日葵「了解ですわ」

ガラッ

綾乃「歳納京子ーーーっ!!!」

結衣「あぁ、綾乃か」

綾乃「あれ?歳納京子は?」

結衣「ちなつちゃんを連れてどっか行ったよ」

綾乃「そんな・・・」ガーン

千歳「綾乃ちゃん、元気出して!」

櫻子「ねぇ向日葵」

向日葵「何?」

櫻子「どうせまた遊ぶだけになりそうだし、抜け出して夏祭り行こうよ」

向日葵「えっ?でも・・・」

櫻子「杉浦先輩ー、ちょっとトイレ行って来ますねー」

綾乃「えぇ・・・」ドヨーン

櫻子「ほらほら、行くよっ」

向日葵「どうなっても知りませんわよ」

櫻子「平気平気~」

~祭り会場~

櫻子「ごめーん、待った?」

向日葵「さっき来たばかりですわ」

櫻子「そっか」

櫻子「向日葵、浴衣似合ってるね」

向日葵「そ、そう?」

櫻子「うん」

向日葵「あ、ありがとう・・・///」

櫻子「それじゃ、適当に屋台回ろ?」

向日葵「えぇ」

櫻子「うりゃー!必殺金魚すくいーっ!」

櫻子「あっ、破けちゃった」

向日葵「もっと丁寧にやらないとダメですわよ、こうやって・・・」

向日葵「・・・・・・あっ」

櫻子「向日葵もダメかぁ・・・」

向日葵「申し訳ないですわ・・・」

櫻子「サービスで一匹貰えたー!」

向日葵「良かったですわね」

櫻子「うん!」

櫻子「次はー・・・あれ!」

向日葵「射的?」

櫻子「うん!行こ行こ!」

向日葵「あっ・・・」

向日葵「(あのぬいぐるみ・・・可愛い)」

櫻子「ん?あれ欲しいの?」

向日葵「い、一応・・・」

向日葵「でも、あれ倒れるのかしら・・・」

櫻子「大丈夫!二人で狙えば何とかなるって!」

櫻子「せーのっ」

向日葵・櫻子「「えいっ」」

向日葵「ふふっ」ギューッ

櫻子「まさか倒れるとは思わなかったよ」

向日葵「できるって言い出したのは櫻子でしょう」

櫻子「いやー、なんかその場のノリで・・・」

向日葵「でもありがとう、櫻子」

櫻子「えへへっ」

櫻子「そのぬいぐるみ、私も持ってみていい?」

向日葵「えぇ、どうぞ」

櫻子「おぉ、意外と大きい・・・」

櫻子「じゃーん!」

向日葵「こ、これって・・・」

櫻子「カップル用のジュースだってさ」

向日葵「も、もう・・・!///」

櫻子「ほら、向日葵も飲みなよ~」

向日葵「じ、じゃあ・・・///」

櫻子「おいしい?」

向日葵「あ、甘いですわね・・・///」

櫻子「・・・あっ!」

向日葵「?」

櫻子「もうすぐ花火だ!いい場所知ってるからついて来て!」

向日葵「えっ?ちょっと・・・!」

櫻子「早く早くー!」

向日葵「はぁ・・・はぁ・・・」

櫻子「向日葵、大丈夫?」

向日葵「え、えぇ・・・」

向日葵「あれ?そういえばここって・・・」

櫻子「うん、昔さ・・・一緒に来たよね、ここ」

向日葵「覚えてて・・・くれたの・・・?」

櫻子「忘れるわけないじゃん」

向日葵「櫻子・・・」

ドーン ドーン

櫻子「花火・・・始まったね」

向日葵「綺麗・・・ですわ」

櫻子「うん・・・」

向日葵「櫻子」

櫻子「なに?」

チュッ

櫻子「わ、わわっ///」

向日葵「ふふっ///」

櫻子「もう、花火見るのに集中できないじゃん・・・///」

櫻子「ねぇ、向日葵」

向日葵「何?」

櫻子「あのさ・・・一緒に、暮らさない?」

向日葵「えっ・・・?」

櫻子「私の方は親からOK出てるし、撫子姉ちゃんや花子はさっさと出てけって言うし」

櫻子「部屋もね、船見先輩が暮らしてるマンションが部屋空いてるから紹介してくれるって」

櫻子「どう・・・かな?」

向日葵「・・・親に聞いてみないと分かりませんけど」

向日葵「私は、大歓迎ですわっ」

~数日後~

櫻子「引っ越し完了!」

向日葵「ここで、これから二人で、暮らして行くんですわね・・・」

櫻子「あれ?ホームシック?」

向日葵「そんなわけないでしょう、それにもしそうだったとしても・・・」

チュッ

向日葵「櫻子とずっと一緒なら、全然気になりませんわ///」

櫻子「えへへっ///」

向日葵「汗かいたし、お風呂沸かしますわね」

櫻子「うん、一緒に入ろ?」

向日葵「え、えぇ・・・///」

櫻子「なんか、ウチのよりちょっと狭いね」

向日葵「しょうがないですわ、マンションですもの」

櫻子「うーん・・・そうだ!」

櫻子「えいっ」ダキッ

向日葵「わわっ///」

櫻子「こうすれば、少しは広くなるでしょ?」ギューッ

向日葵「え、えぇ・・///」

向日葵「ふぅ・・・」

櫻子「あー、スッキリしたぁ」

櫻子「向日葵ー、なんか作ってー」

向日葵「オーダーは?」

櫻子「うーん・・・オムライス!」

向日葵「えっと、材料は・・・足りてますわね」

向日葵「OKですわ」

櫻子「やったぁ!」

向日葵「できましたわ」コトッ

櫻子「待ってましたー!」

向日葵「それじゃあ、いただきます」

櫻子「いたただまーす!」

櫻子「うん、旨い!流石私の嫁!」モグモグ

向日葵「ちょっと、はしたないですわよ」

櫻子「ほら、向日葵も・・・はい、あーん」

向日葵「あ、あーん///」

櫻子「えへへーっ」

向日葵「・・・///」

櫻子「あー、お腹いっぱいでもう動けない・・・」グデー

向日葵「いいから、少しは夏休みの宿題を・・・」

櫻子「えー、やだー」

向日葵「やだーじゃないですわ、生徒会役員でしょう」

向日葵「手伝ってあげますから、少しは進めなさいな」

櫻子「はぁ・・・分かったよぅ」

櫻子「うへぇ・・・もう無理ぃ・・・」

向日葵「よく頑張りましたわね」ナデナデ

櫻子「えへへ・・・」

向日葵「残りは明日以降やるとして、そろそろ寝ますわよ」

櫻子「うん、明日生徒会だっけ?」

向日葵「えぇ」

櫻子「めんどくさいけど・・・向日葵が行くっていうなら仕方ないなぁ」

向日葵「ありがとう、櫻子」

櫻子「いやいや、恋人として当然だし」

櫻子「電気消すよー」

カチッ

櫻子「・・・敷布団で寝るのって、いつ以来かなぁ」

向日葵「えっと、前にごらく部との合同合宿で・・・」

櫻子「あれ、楽しかったなぁ」

櫻子「今こうやって向日葵といる方が嬉しいけどねっ」

向日葵「櫻子・・・///」

チュッ

櫻子「わわっ!?///」

向日葵「いきなり恥ずかしい事言うから、お返しですわ///」

櫻子「もう・・・!///」

向日葵「おやすみなさい、櫻子」

櫻子「うん・・・おやすみ、向日葵」

~翌朝~

櫻子「すぅ・・・すぅ・・・」

向日葵「やっぱり爆睡してますわね」

向日葵「んっ」

チュッ

櫻子「ふぇ?」

向日葵「そろそろ起きないと、遅れますわよ///」

櫻子「あぁ、そっか///」

櫻子「ありがと、向日葵」

向日葵「どう致しまして」

向日葵「櫻子ー、そろそろ行きますわよー」

櫻子「待ってー!」ドタバタ

向日葵「もう、夏休みだからっていつもだらけ過ぎですわ」

櫻子「だって夏休みだもん」

向日葵「理由になってないですわ」

櫻子「・・・ぐぬぬ」

向日葵「ほら、行きますわよ」

櫻子「れっつごー!」

櫻子「ふんふんふーん♪」

向日葵「楽しそうですわね」

櫻子「うん!だってこれから毎日、向日葵と一緒に登校できるんだもんね」

向日葵「櫻子・・・///」

櫻子「えへへーっ」ダキッ

向日葵「ちょっと、流石に登校中は・・・///」

櫻子「いいじゃーん」ギューッ

向日葵「も、もう・・・///」

~学校~

櫻子「とうちゃーく!」

向日葵「久しぶりですわね」

櫻子「夏休みなのに結構人いるねー」

向日葵「本当ですわね・・・あっ」


西垣「久しぶりだな、松本」

りせ「・・・」

西垣「そうか、私に会いたかったのか」

京子「西垣ちゃーん、被験体連れて来たよー」

千鶴「おい!やめろ!」

西垣「おぉ、助かったぞ歳納」

西垣「それじゃ、早速理科室で実験しよう」

りせ「・・・」コクリ


向日葵「(前会長?それに先生、何をするのかしら・・・?)」

櫻子「あっ!」

向日葵「何?」

櫻子「集合時間過ぎてる・・・」

向日葵「・・・」

櫻子「遅刻確定したし・・・のんびり行こっか」

向日葵「えぇ・・・」

櫻子「ねぇ、向日葵っ」

向日葵「どうしたの?」

櫻子「本当に・・・ありがとね」

向日葵「そ、それはこっちの台詞ですわ」

向日葵「櫻子がいなかったら、私・・・」

櫻子「えいっ」ダキッ

向日葵「わわっ///」

櫻子「私はここにいるし、ずっと向日葵と一緒だから」ギュッ

向日葵「櫻子・・・///」

櫻子「ね?」

向日葵「・・・うん///」

向日葵「櫻子っ」

櫻子「ん?」

チュッ

櫻子「えへへ・・・///」

向日葵「・・・///」

櫻子「ひ、向日葵も結構大胆になったね///」

向日葵「そ、そっちこそ・・・///」

櫻子「・・・///」

向日葵「・・・///」

櫻子「・・・そ、そろそろ行こ?」

向日葵「・・・そ、そうですわね」

~生徒会室前~

向日葵「・・・完全に遅刻ですわね」

櫻子「どう言い訳すれば・・・」

向日葵「・・・櫻子っ」ギュッ

櫻子「向日葵・・・」

向日葵「行きますわよ」

櫻子「うん!」

ガラッ



向日葵・櫻子「「遅れてすみませーん!」」





Fin

~あとがき~

西垣「・・・というわけで、このSSは終了だ」

りせ「・・・・・・」

西垣「松本によると、このSSの作者は受験生の分際でろくに勉強もせず、日々百合妄想に浸っているそうだ」

りせ「・・・」

西垣「何々?特に好きなキャラは古谷と大室と歳納と杉浦と松本?」

西垣「多過ぎるだろ、もっと絞れ・・・あと松本は渡さん」

りせ「・・・///」

西垣「ちなみに、このSSの作者は第一期の頃にも10本ほどゆるゆりSSを書いているそうなので、良かったら探して読んでみてくれ」

西垣「ヒントは『末尾Q』、ではさらばだ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom