ナナ「シエルちゃんの部屋で勉強会!」 (34)




ゴッドイーター2です

シエルちゃんは主人公が大好きです

純愛です。純愛です。大事なことなので二度言いました

エロ、グロはないですがキャラ崩壊してます

あと、ナナがシエルのことをどう呼んでいたのか覚えてません

そんな感じでもよろしければ

ダラダラしてますがよろしくお願いします




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ナナ「いや~助かるよシエルちゃん!」


シエル「いえ、バレットエディットは自分で組むとなると難しいですから仕方ありません。もっとも、私は口下手なので……上手にレクチャーできるかどうかわかりませんが」


ナナ「だいじょぶだいじょぶ!うちで一番バレットエディットに詳しいのはシエルちゃんだし、普段のブリーフィングだってすっごくわかりやすいよ!だから安心して!」


シエル「そうですか……ありがとうございます」


ナナ(シエルちゃんなんか最近表情固いなー。この前までたのしそうに笑ってたのに……ちょっとさみしい)


シエル「どうぞ……あまり綺麗な部屋ではありませんが」


ナナ(でも、さみしいって言ってるだけじゃダメだよね!だからもし悩み事があれば話だけでも聞いてあげよう!今日はそのための勉強会でもあるのだよ!)

ナナ「おっじゃっましまーす!」



彼女は後悔する。

どうしてこんなところに来てしまったのだろう。

彼女は思い出した。

この娘がたのしそうに笑っていたのは、あの人がいた時だけだったということを。

ガチャリ。絶望の音が虚しく響く。

抑揚のない冷たい声が、彼女の背後からおぞましく全身を這い回った。



シエル「いらっしゃい。ナナさん……」




ナナ「」

ナナ「ハッ」

ナナ(いけないいけない、あまりの衝撃に意識飛んじゃってた)フルフル


シエル「どうかしましたかナナさん?」


ナナ「ううん、なんでもないよー」

ナナ(だいじょぶだいじょぶ、ただ壁紙が全面副隊長の写真なだけだよ。ベットで寝てる写真とかシャワー浴びてる写真とかあるけど全然大丈夫)


シエル「そうですか。あ、お茶を入れて来ますのでソファに座っていてください」


ナナ「はいはーい」

ナナ(座ったものの……)


壁『』ゴゴゴゴゴ……


ナナ(壁のプレッシャーがものすごいよぉ……うえーん)





シエル「どうぞ……」カチャッ


ナナ「わ~いい匂い!シエルちゃん紅茶淹れるの上手だね~。私なんて何しても渋いのになっちゃう」


シエル「覚えてしまえば簡単なものですよ。これはバレットエディットにも言えることですが……」


ナナ「おお、さっそく本題だね。よろしくお願いします!」


シエル「はい、私もわかりやすいレクチャーを心がけます」


ナナ(『じゃあまずこの部屋の惨状は何?』なーんて聞けないよね~)





シエル「――以上のことから、このような形のバレットはより効率よくダメージを算出することが可能になります」


ナナ「ほうほう」メモメモ


シエル「これらはどの銃身でも応用が利く組み方であるため使い勝手も抜群です」


ナナ「なるほどー」メモメモ

ナナ(わかりません!とりあえずメモしてあとでギルに聞きにいこう。副隊長はバレットエディットに関してはポンコツですからなぁ。ジュリウス隊長は何言ってるのかわからないし)


ピピー!ピピー!ピピー!


ナナ「うわ!びっくりしたー……何の音?」


シエル「すみません。少し席を外します……」


ナナ「ほえ?ああうんどーぞどーぞ」


シエル「し、失礼します」トタトタ





ナナ「ふぃ~……思わぬ休憩時間だよ~」

ナナ「ところで」チラッ


謎の端末『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ』


ナナ「これなんだっけなー?最近見たんだよこのモニターに丸い印がピッピッって点滅してるヤツ……映画だった、かな?スパイものの……」ポックポックチーンッ!

ナナ「これ発信機だぁーーーッ!!!」ガーン


ナナ「何で!?なんでこんなのあるの!?誰!誰を発信してるの!?」





ナナ「あっ」


シエル『すみません。少し席を外します……///』


ナナ『ほえ?ああうんどーぞどーぞ』


シエル『し、失礼します///』トタトタ



ナナ「副隊長か……ってそれ以外に選択肢もなかったよ」

ナナ「こりゃ一本とられたね!」テヘペロ


シエル「すみませんでしたナナさん」ガチャ

シエル「ナナさん……?何を?」


ナナ「さ、逆立ちダイエットです……」プルプル


シエル「はあ……まあ確かに色々な筋肉を使いそうですが……疲れて居眠りしないで下さいね?」


ナナ「おーけい」バタリ

ナナ(危なかった~)




ナナ「むむむむむむ」プス…プス…


シエル「そろそろ休憩しましょうか」


ナナ「やた!……あ、いやシエルちゃんのお話がつまらないわけじゃないよ?」


シエル「ふふ、ありがとうございます」クスクス


ナナ(笑ってくれた!)


シエル「お茶を淹れ来ますね。お茶請けはクッキーでよろしいですか?」


ナナ「クッキーがいいよ!」キリッ

ナナ「というかクッキーくらい私が取るよ、どこにあるの?」


シエル「その一番上の棚に……ありがとうナナさん」


ナナ「まっかせて~」ガラッ


細い糸のようなものが詰まった瓶『』オオオオオオッ!


ナナ「」





ナナ(な、ナニコレ!?ま、まさか……)


うっうー!きっとくる~きっとくる~♪


ナナ(副隊長の髪の――)


シエル「ナナさん?」スッ


ナナ「ケフィアッ!?」


シエル「(ケフィア?)どうかしましたか?……あっ、これここに入いれてしまってたんですね」ゴソゴソ





ナナ「ね、ねえ、シエルちゃん……?」


シエル「はい」


ナナ「ソレ……何?」


シエル「……知りたいですか?」フッ


ナナ「(ハイライトが!?)い、いやーやっぱりいいかなーって」


シエル「……そうですか」スタスタ


ナナ「」ドキドキバクバク

ナナ(す、素直にクッキー取って座ろう)ゴソゴソ






ナナ「く、クッキー美味しいね」

ーーーっーーっ

シエル「副隊長からいただきました」


ナナ「そ、そうなんだー。もしかしたら手作りだったりして」


ーーっーーーーっ


シエル「さすがに手作りクッキーを他の人に出しませんよ」


ナナ「だよねー」ハハハ…

ナナ(泣き出したい投げ出したい)


ーーーっーーっ


ナナ(それにこの声みたいなのなんなのぉ……)グスン





シエル「どうやら副隊長の部屋にブラッドの男性メンバーが集まっているようですね」


ナナ「え!な、なんだーそうなんだ。結構聞こえるもんなんだね」

ナナ(よかった、正体がわかれば怖くないね)フフン


シエル「特別製ですから」


ナナ「ん?」


シエル「コレを買うのにかなり浪費してしまいました」キュポン


受信機『やあ』


ナナ(正体わかった方が怖かったーーーッ!!)ガガーン





受信機-ギル『ロミオ……てめえかそこ止めてんの』

受信機-ロミオ『へっへっへ、さあ何のことでしょうかね~』

受信機-ジュリウス『刮目せよ!これが我が《純血の力》!』

受信機-ロミオ『うあああ!ジョーカージュリウスが持ってたのかよ!』

受信機-ギル『ハッ!ナイスだこれで勝てる!』

受信機-ジュリウス『覇道ここに極まれり』



ナナ「……七並べ盛り上がってるね」

ナナ(一緒に副隊長の部屋を盗聴するはめになりました)

ナナ(どうして……こんなことになってしまったんだろう。すっかり共犯者だよぉ……)





受信機-ジュリウス『フッ、所詮は童子の遊戯』


シエル「ジュリウス隊長が上がったようです」


ナナ「……副隊長の声が聞こえないんだけど、どうかしたのかな?」


シエル「二順目にしてバーストしました。パスは一回というルールだったので」


ナナ「いじけてるんだ……」


シエル「そうなります」

シエル「……羨ましいな」ボソッ


ナナ(ごめんねシエルちゃん……私が勉強教えてって頼んだから)





受信機-ロミオ『にしても腹減った~』

受信機-ギル『確かにな』



シエル「私たちも夕食にしましょうか」


ナナ「あ、うん……手伝うよ」


シエル「な、ナナさんは座っていてください!お願いします!」


ナナ「うっ!?は、はい!」ビクッ

ナナ(なんでそんな必死になるのぉ……キッチンに何かあるのかなぁ……怖いよぉ)ジワァ





~十分後~


シエル「簡単なものですが」コトッ


ナナ「私オムライス好きだから嬉しいよ」


シエル「よかったです」タラーリ


ナナ(その赤黒いソースは誰の何なのですか……?シエルちゃん)

ナナ「あむ」パクッ

ナナ(美味しいよぉ……)ウウッ





ナナ(ダメだダメだ!こんな気持ちでごはん食べてたらお母さんに怒られちゃう!)

ナナ(何か、何か話のきっかけになるようなものは?)チラチラキョロキョロ


絶望感溢れる写真立て『』デデトン


ナナ「(私は!これに賭ける!)し、シエルちゃん!これってアレだよね、この前ブラッドのみんなで撮った――」


その後の言葉は、彼女の口から出て来なかった。

出せなかったと言っていい。

なぜなら、その写真に写った彼女の顔に……

大きく赤い色のバツ印がされていたのだから。





ナナ「ふぇ……」ジワ

ナナ「うぅぅ……もうやだ……帰りたい」グスグス


シエル「……ダメですよ?」

シエル「まだ、大事な話が終わっていないので」


ナナ「あぅぅ、そうだよね……知ってた……」グシグシ

ナナ(最後に、おでんパン食べたかったな)





シエル「し、知られていたんですか?///」カァァ


ナナ「…………あえ?」


シエル「そ、それなら話は早いかもしれませんが……は、恥ずかしいですね」モジモジ


ナナ「おやおや~?」


シエル「いち、一応改めて申し上げますとその……ふ、ふふ副隊長と、あの、ええっと……はぅ///」


ナナ「むむむむむ?」


シエル「もっ!もっと……なかよく……なれればなと……///」モジモジ


ナナ「シエルちゃん!」ギュムッ


シエル「な、ナナしゃん!?///」


ナナ「ううう~ごめんね、ごめんねぇぇ……」ギュウゥ


シエル「あ、あの?」オロオロ





シエル「私にひどいことをされると思っていた……ですか?」


ナナ「うん……ほんとにごめんなさい」


シエル「なぜそう思われたのか、教えてください」


ナナ「シエルちゃん副隊長のこと大好きだから……自分で言うのも恥ずかしいけど、私同期だし仲良いから邪魔者になるのかなって思って……」


シエル「そんな、邪魔だなんて思ったことありません!た、確かに……羨ましいなとは……いつも思っていますけど」シュン


ナナ「そうだよね、ごめんなさい……でもね、あんまり言いたくないんだけど……この部屋とかシエルちゃんの行動がおかしくて……そう思っちゃった」


シエル「『おかしい』ですか……私も、本当は自分のしてることが『おかしい』って……あの、きっ、気付いていた、んです」ポロ…

シエル「で、でもっ……私、こうやって写真を撮ったり、盗聴したりして情報を集めることしか知らなくて……友達と…なんて話たりとか……それなのに好きな人…わから……ぁぁ…」ポロポロ


ナナ「シエルちゃん……」

ナナ(私……最低だ。相談に乗りたいとか、仲良くなりたいとか言ってたけど……何にもシエルちゃんのことを理解しようとしなかった)

ナナ(今、私にできること……シエルちゃんのためにできることは!)





ナナ「シエルちゃん!」


シエル「グス……はい」グシグシ


ナナ「勉強会しよう!」


シエル「勉強……会?」


ナナ「そうだよ!今日はシエルちゃんが私にバレットエディットのことを教えてくれたから、今度は私がシエルちゃんに教えてあげる!」


シエル「……ナナさん」

シエル「あ……」

シエル「ありがとう……///」


ナナ「いいんだよ!だって私たちは友……」

ナナ「ううん、『親友』だから!」


シエル「し、親友……う、嬉しいです!けど……ちょっと気恥ずかしい、ですね///」


ナナ「うあうあー!言わないでよシエルちゃ~ん///」


エラーで書き込めませんでした
ラストだったんですがしまらないですね……





シエル「あの、それで……さっそくなんですが……」モジモジ

シエル「副隊長と、な、仲良くなるにはどうすれば……///」テレテレ


ナナ「そうだねぇ……」チラリ


壁『』ドドドドド!!


ナナ「まずは……写真剥がそっか」


シエル「…………」


ナナ「…………」


シエル「それは嫌です」


ナナ「あっれ~?」



【おしまい】





終わりです
ありがとうございました

私が言いたかったことは
シエルちゃんはソーマとかそういう無口な人と一緒になったら
何か言わなくちゃとソワソワしちゃう可愛い
ということです

最後に注意書きにて私の書き方が悪くて不快な思いさせてしまい申し訳ありませんでした


ボツネタの供養



ジュリウス「血の導き手」


主人公「」コクッ


ジュリウス「荒ぶる神を捉えし者」


シエル「はい」


ジュリウス「血肉を滾らせし者」


ギル「はいよ」


ジュリウス「貧血」


ロミオ「おい、後で覚えてろよお前」


ジュリウス「囮」


ナナ「泣いていい?」





主人公「朝起きたら俺のナニが捕食形態のアレになってた」


主チン公「ガウガウ!」


主人公「というわけで何とかしてくれ」


リッカ「引き千切れば?」





ナナ「食べるものいいけど、食べられるのも悪くないや」


グチャ…グチャ…


ナナ「元々私のチカラのせいなんだから……」


バキン…ゴキ…


ナナ「だからこれでよかったんだよ」


ぐちゅ、ぐちゅ


ナナ「…………」


ゴクンッ


では、HTML化依頼出して来ます

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