異世界の学園で何でも屋やらされてます。 (87)

とある教室。

男子生徒「おかしい」

男子生徒「僕が異世界の人間だからなのか……?」

男子生徒「部活に入れないのもそのせいなのか?」

男子生徒「たまに体力全快なのに回復魔法をかけられるのはいじめられてるのか?」



―――ガラッ



最初の相談

名前:
学年:中学~高校3年生まで
性別:
種族:
相談内容:


安価↓1

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387014929



―――ガラッ


ユウ「………」キョロキョロ

男子生徒(このまま机の下に隠れてたらどっかいかねーかな)

ユウ「匂いでバレバレなんだけど」スッ

男子生徒「うわっ!?」

ユウ「あなたが何でも屋さん?」

男子生徒「あ、ああ、そうだけど?」

ユウ「なんで偉そうなのよ」

男子生徒(猫娘かー、気まぐれだし嫉妬深いし根に持つし苦手なタイプだなー)

ユウ「あなたの名前は?」

男子生徒「俺? 俺は――」



男子生徒(主人公)の名前は?

安価↓1

岸川「俺の名前は岸川慎太郎だ」

ユウ「え、なんて?」

岸川(くそっ、異世界人はなんでみんな簡潔な名前ばっかなんだ。たまにいる長ったらしい名前はどっかの神様みたいな名前が多いし)

ユウ「えっとそれじゃあキッシー」

岸川「馴れ馴れしいな」

ユウ「ダメ?」

岸川「……好きにしろ」

ユウ「じゃあキッシー相談に乗ってよ」

岸川「ああ、わかったよ」

ユウ「あのね、私のクラスメイトに○○って天使がいるんだけどね」

岸川(天使がいるってなんか違和感あるな。漫画の読みすぎか?)



ユウの親友で天使の名前は?

安価↓1

また、二人が好きになった生徒のスペック

名前:
種族:
性格:

安価↓2

ユウ「アーニャと私は同じ人を好きになったにゃ///」モジモジ

岸川(照れる時だけ猫語になんなよ。俺は簡単に萌えたりはしないぜ)フニャァ///

ユウ「どうしたの? バカみたいな顔して」

岸川「………ごほん、えっと、で、相手は誰なんだ?」

ユウ「……ランディア様だにゃ///」モジモジ



岸川「はい終了~~~! 本日の相談は終わりましたー!」



ユウ「ひどいにゃ!!」ガーン

岸川「ランディア=セレス=インバードと言えば、お前、王家の奴じゃねーか!」

ユウ「うぅ……でも、好きになったにゃ…///」モジモジ

岸川(照れてる顔かわいー/// ……違う違う)

岸川「あのなぁ、一つだけ忠告しておいてやる」

ユウ「?」



岸川「この俺が依頼を受けるってことは、たとえ国家を滅ぼすことになっても依頼を遂行するということだぞ」



ユウ「………」



岸川「岸川慎太郎は妥協を許さない。それでもいいのか?」

ユウ「………」コクリ

岸川「じゃあ、依頼しろ。しっかりとその口でな」

ユウ「私の依頼は―――」






case.1 猫娘の恋と天使の想い




 

職員室

岸川「失礼しまーす」ガララッ

??「おー岸川、なんだ、依頼か?」

岸川「そーっす、だから学年とクラスの変更を申請に来ました」

??「あいよ、で、今回の依頼はなんなんだ?」

岸川「“あの”ランディア=セレス=インバードの心を射止めたい猫娘の依頼です」ボソボソ

??「」

岸川「それじゃあ、頼みましたよ」ニコッ



岸川に無理やり何でも屋をやらせている人物のスペック

名前:
性別:
種族:
担当教科:


安価↓1

沢山のレスありあとす!
一応あぶれた安価もこの学園に滞在してるようにしてますので!



シャへル「ま、待て岸川」ガシッ

岸川「シャへル先生痛いです。古代人なんだから加減をわきまえてください」

シャへル「いや、わざとだ」

岸川「……で、なんですか?」

シャへル「お前、本当にこれ受けるのか?」

岸川「ええ、僕は妥協以上に逃げることが大嫌いですから」ニコッ

シャへル「……まぁ、お前がそういうならいいが……」

岸川「もちろん、必要経費と何か起きた時の責任はあなたに行きますけどね」

シャへル「うぅ……任せとけ…」

岸川(何がこの人をそこまで動かすんだろう……)





数日後。。。

岸川「飛び級してきました岸川慎太郎です」ニコッ

ユウ「」

ラート「んじゃあ、お前はアーニャの隣だ」

岸川「えっと……」

ラート「あのでっかい翼が目に入らねーのか? 天使は一番後ろの席、常識だろ」

岸川(知るかよ。んな常識……)


岸川「よろしく」

アーニャ「ええ、よろしくお願いしますわ」シャラララァン

岸川(ユウ喜べ、お前に勝てる要素は庶民的な可愛さしかない)

ユウ(今なんか馬鹿にされた気がした……)ヘックチ

休憩時間

岸川「………」ギコギコ

アーニャ「あわわ、そんな椅子を傾けたら後ろに転びますよ!?」アワワ

岸川「あー、振り子運動による脳の活性化研究って知らない?」

アーニャ「え、え?」オロオロ

岸川「こういう風に一定のリズムで体を動かすことによって、脳を覚醒させるんだけど、それには椅子を二点で支えて動かすのが一番効果があるんだぜ」キコキコ

アーニャ「こ、こうですきゃっ!」グラッ

岸川「ばかっ!!」

岸川(そのクソ重たい羽根を考えて動きやがれ!!)カワイイ///



岸川はどうする?

1、自分が下敷きになって助ける
2、華麗に助ける(コンマ下一桁奇数で失敗)
3、助けない

安価↓1


岸川「っ!!」

岸川(くそっ、体勢的に間に合わない!!)



―――すっ



ランディア「大丈夫かい私の天使」エレガントー

アーニャ「あ、は、はい///」プシュー///

岸川「………」

岸川(ランディア=セレス=インバード……正統な王族ではないにせよ、かなり高い位の人間だ。インバード家は軍事を仕切るからいずれは将軍、いやそれ以上に……)

ランディア「君、岸川君だっけ?」

岸川「あ、ああ」



ランディア「女の子を助けられない男は無価値だよ」ジッ



岸川「っ!!」

ランディア「………」ゴゴゴゴゴ

岸川(なんつープレッシャーだよ! こいつ本当に人間か!?)

アーニャ「わ、私が悪いんだよ! ごめんね岸川君!」オロオロ

岸川「いや、俺の方こそ悪い……」

ランディア「わかればいいんだ。じゃあ、私は用事があるから」エレガントー

女子生徒「ランディア様~(はぁと)」

ユウ「………」ギロッ

岸川(まぁ確かに俺のせいで二人の仲を接近させたよな……)ハァ…

一旦離れます!

もし、ユウとランディアをくっつけるアイディアがあれば

レス↓1~5くらいで! 採用するかどうかはわかりません!

放課後。

岸川「俺が立てたプランを発表する」

ユウ「………」コクコク

岸川(自分の興味があることだけ積極的なんてまるで猫だな……)


―――黒板に文字を連ねる岸川。魔力で書かれたそれは、少し輝いてた。


―――――
岸川プラン

1、カレー屋へ連れて行く
2、カレー屋で告白~やらずに後悔するよりやって後悔~
3、カレー屋でランディアを殴る~強くなれユウ スパイスのように~
4、アーニャに身を引いてもらう

―――――



岸川「………」ドヤァ

ユウ「……死んだ方がいいんじゃないの?」ジトーッ

岸川「なぜだっ! 完璧なプランではないか!」

ユウ「何でもできる何でも屋さんだって聞いたから来たのに、がっかりだよ」スクッ

岸川「おいっ、待て。まさかやらないつもりじゃないだろうな」

ユウ「……逆に聞くけど、これをやって成功する確率ってどのくらいなの?」



岸川「未知数だ」ドンッ



ユウ「………はぁ、もういいよ」

岸川「待て、ユウ」

ユウ「まだ何かあるの?」

岸川「……0だぞ」

ユウ「?」



岸川「お前、今のままじゃ、成功する確率0%だぞ!」



ユウ「っ!!」

岸川「まさかお前は、ドラマに出てくるような王道ラブストーリーを歩けると期待していたのか? はっ、とんだお笑い草だな」

ユウ「……そんなことは思ってないにゃ…」

岸川「だが、現にお前は“自分の常識とずれた行動”に嫌悪感を抱いている」

ユウ「そ、そりゃそうだにゃ! あのランディア様をカレー屋さんに連れて行くバカはいないにゃ!!」



岸川「それだっ!」パチンッ←岸川慎太郎の決めポーズ

――頭上でパチンと指を鳴らすと、そのままユウに向けて人差し指を向けた。岸川慎太郎の決めポーズである。



ユウ「それ?」

岸川「ランディアに群がる“豚共”は、どれもこれも脳内にお花畑を栽培している典型的な恋愛少女だ」

ユウ「……たしかに、みんな編み物とか料理とか花嫁修業とかばかりしてるにゃ」



岸川「それで、ランディアは誰か一人でも付き合ったりしたのか?」



ユウ「!!」

岸川「していない、だろう?」ニヤリ

岸川「恋愛はタイミングフィーリングハプニングだ!」

ユウ「えっ? なんてにゃ?」

岸川「まずはタイミング! それは、夏場の汗をかく季節――そう、今だ!」

ユウ「な、何でだにゃ!?」

岸川「ふんっ、ランディアは極度のフェミニスト。つまり、冬場の男か女かわからんようなずんぐりむっくりの姿で迫ったところで男心をくすぐることは不可能! 女をアピールするんだ!」

ユウ「わ、わかったにゃ!」

岸川「次にフィーリング! それがカレー!!」

ユウ「!?」

岸川「ふんっ、俺の情報網をなめるなよ。ランディアは東部の国々と親交を深めている。



 東部の国の伝統料理が何か知っているか?」ニヤァ



ユウ「か、カレーだにゃ!!」

岸川「そうだ! ランディアが付き合う女性を決める時! それは“自分のことを認めてもらった時”だ!」

ユウ「それでカレーを一緒に食べれば!」

岸川「ああ、この子は私と一緒に東部へ旅行をしてくれそうだな、抱いてやろう。となるわけだ」ギュッ

ユウ「馬鹿/// いきなり抱きしめるにゃ……」

岸川(あれ? こいつちょろい……?)

ユウ「最後のハプニングはなんだにゃ?」

岸川「ああ、それは実行すれば分かる……」

ユウ「?」


――当日。

ランディア「まさか君みたいな素敵な女性からお誘いを受けるなんて思わなかったよ♪」

ユウ(すごい……本当にオッケーがもらえた。しかもすごい喜んでる……)

ランディア「私はね、東部の国々と交流を深めているんだけど、彼らの文化がすごい好きで、特にカレーという食べ物が大好きなんだ!」

ユウ「へ、へぇ~奇遇だにゃ。ユウもカレーが大好きだにゃ」エヘヘ///

ランディア「本当かい!?」ギュッ

ユウ「!!」コクコクコク

ユウ(手を握られたにゃー///)


少し離れた場所。

岸川「よし、出だしは上々だな」

アーニャ「あ、あのぉ……」

岸川「ん?」

アーニャ「私はなぜここにいるんでしょう……」

岸川「なぜって決まってるじゃないか。君は、


 愛をつかさどる天使なんだろう?」


アーニャ「………」

岸川「だが、キューピッドのようにハートに矢を放てとは言わん。……ただ、見守っていてほしいんだ」

アーニャ「……はい…」

岸川(ふむ、その反応“予想通り”だよ)

カレー屋さん

ランディア「やぁ、久しぶりだね」

ナン「こ、これはランディア様! お久しぶりです! 席はご用意できています!」

ランディア「今日も美味しいカレーを期待しているよ」ニコッ

ナン「は、はい!!」

ユウ「………」

岸川(……ん? なんだあの表情…)

アーニャ「あー……ユウちゃんって



 “猫舌”だからカレー食べれないんじゃ……」



岸川「な、なにぃいいいい!?」ガーン

アーニャ「えっ、し、知らないで進めたんですかぁ!?」

岸川「………」ダラダラダラ

アーニャ「ま、まずいですよぉ……」オロオロ




岸川(ふんっ、バカめ! そんなことは先刻承知よ!)



回想 数時間前。

ユウ「実は私猫舌なの……」

岸川「ああ、猫だからな」

ユウ「えっ?」

岸川「それがハプニングだ。良いからお前はカレー屋に行って熱くて食べられないことを伝えろ。ただし、冷たいカレーなら大丈夫と必ず言え、必ずだ」

ユウ「う、うん……」


~~~


岸川(ここで同情したアーニャが天使の力を使えば一番手っ取り早いが……)チラッ

アーニャ「………」

岸川(ふんっ、しょせんはまだ子供か。親友の失敗を望むか……だが)ニヤリ

アーニャ「あ!!」

岸川「………」フフフ

ランディア「私に任せたまえ」スッ

ユウ「にゃっ///」

ユウ(ら、ランディア様が隣に!? ち、近いにゃ!!)ハァハァ///

ランディア「カレーはね、本当なら冷めても美味しい食べ物なんだ」フーフー


物陰

アーニャ「ら、ランディアさんのフーフー……」プルプル

岸川「どうした? うらやましいのか?」

アーニャ「そ、そんなことないです!」

岸川「さて、こっからが正念場だぞ。ユウ」

アーニャ「………」ドキドキ

ユウ「ら、ランディア様!」

ランディア「どうしたのかな?」

ユウ「………///」カァ

ランディア(顔が赤い……まさか熱が?)スッ


――ピタッ


ユウ(は、はわわっ! お、おでこがくっついたにゃ!!)

ランディア「……少し熱いね。体調は大丈夫かい?」

ユウ「だ、大丈夫だにゃ!」

ランディア「それはよかった」ニコッ

ユウ「す、好きだにゃ」ボソッ

ランディア「ああ、私もだよ」

ユウ「!!」


物陰

アーニャ「な、なななっ!?」オロオロ

岸川「うろたえるな。お前の思っているような言葉じゃない」

アーニャ「?」

ランディア「カレーがあれば……生きていける。それくらい大好きだ」エレガントー

ユウ「そ、そっちかにゃ……」ハァ…

ランディア「?」



物陰

アーニャ「……ほっ」

岸川「お前、まさかランディアのことが好きなのか?」

アーニャ「な、何を言っているんですか!? 私は天使ですよ!?」

岸川「なら証明しろ」ジッ

アーニャ「!?」



岸川「お前が天使で、ランディアに惚れていなくて、ユウの親友ならできるだろ?」




アーニャ「………分かりました」スッ

ランディア「美味しいね。このカレー」ニコニコ

ユウ「!!」

ユウ(い、今殴るのにゃ!?)オロオロ

岸川(やれっ!)

ユウ「ら、ランディア様のバカっ!!」ペシッ

ランディア「………」ボウゼン



ユウ「か、カレーの話ばかりして……少しはユウのことを見てほしいにゃ!!」



岸川(ふっ、決まったな)パチンッ



ランディア「……すまない。本当にすまないユウ」ギュッ

ユウ「にゃぁ?///」ドキドキ

一旦離れます。では!

岸川「見ろアーニャ。お前の力を得なくて……え?」

アーニャ「………」ギチギチ

岸川「おい、一つだけ聞いて良いか?」

アーニャ「な、んですか……」ギチギチ

岸川「それ、愛の矢じゃないよな?」

アーニャ「ええ、ただの鉄の矢です」



岸川「」



アーニャ「死ねっ!」パッ




――ドシュッ!!




岸川(死ねって天使が言うか!?)






岸川慎太郎はため息を吐く。


“自身の能力を使うのが億劫だからだ”。



それでも、岸川は右手を挙げた。

そして―――。




岸川の隠された能力とは?

※猛スピードで突き進む鉄の矢をどうにかできる能力でお願いします!


安価↓1

>>1なりに安価を解釈するので、思ったのと違ってもご容赦くださいまし。



岸川「“アンリミテッドジャーニー(果てしない旅)”」グンッ



岸川が億劫そうに挙げた手を下ろすと、猛スピードで突き進んでいた鉄の矢は壁に触れる寸前で地面へと直角に“向きを変えた”。



アーニャ「……あなた、なぜ邪魔をするの?」

岸川「アーニャ。お前は間違っている」



岸川慎太郎は“妥協しない”し“逃げない”。相手が天使であろうと悪魔であろうと“間違っていることは間違っている”のだから。



アーニャ「殺されたいんですか?」ギチギチ

岸川「人を殺すような奴をランディアは好きになっちゃくれないよ」

アーニャ「そんなことは分かってる!」パッ

岸川「アンリミテッドジャーニー!!」ブンッ



岸川が下から上へ腕を振り上げると、鉄の矢も上空に向かって飛んでいった。



アーニャ「でも、私とあの人が結ばれる訳ないじゃない!」

岸川「その考えも間違っている」

アーニャ「じゃあ何が正解なのよ!!」






岸川「恋に正解などはない」





アーニャ「………」

岸川「求めていた答えとは違うか? だが、それが真理だ」

アーニャ「分からない……分からないよ…」

岸川「いいか天使風情」グイッ



岸川慎太郎は天使の鼻に指を突っ込める男である。



アーニャ「うぅ……」イタイ…

岸川「ユウは“動いた”。お前は“部外者”。それで“加害者”? は、笑わせる」

アーニャ(え、何でこの人いきなり韻を踏んだの?)

岸川「何で韻を踏んだと思う?」

アーニャ「わざとだったんだ……」

岸川「この無愛想な男がいきなりラップ調で説教を始めるなんて“挑戦”だろ?」

岸川(ついでに言えばあの訳の分からん英語の技名も挑戦だったんだがな。俺は自分の力に名前など付けない)

アーニャ「私は……ただ外から見てるだけなのに……親友を殺そうと…」

岸川「それじゃあ俺は帰る」

アーニャ「えっ!?」

岸川「俺が受けた依頼はな、




“親友と正々堂々恋の戦いをしたい”というものだったんだ」




アーニャ「………」

岸川「依頼は達成された。じゃあな」

アーニャ「………」

後日。。。


ユウ「えへへ、振られちゃった///」

岸川「だろうな」

ユウ「えぇ!? 恋の成功を祈っててくれなかったの!?」

岸川「ふん、祈りと偶然は俺の二大嫌いな言葉だ」

ユウ「そっかぁ……」

岸川「ところでお前はここで何をしている?」

ユウ「うーん、なにしてるんだろ……」

岸川「………」

アーニャ「ユウ! 岸川!」ガララッ

ユウ「アーニャちゃん!」

岸川「………」

アーニャ「私も振られました」エヘヘ

岸川「だろうな」

アーニャ「ひどいです。もっと哀しんでください」

岸川「哀しいと悲しいは俺の二大無縁な言葉だ」

アーニャ「?」

ユウ「じゃあ岸川の好きな言葉って何?」

アーニャ「気になります!」

岸川「一度だけ言ってやる。聞き逃すなよ」

二人「「うんうん」」コクコク




岸川「“幸せ”と“笑顔”。それが俺の好きな言葉だ」




ユウ「くさっ」

アーニャ「似合いません」

岸川「ふん……俺はお前らに認めてもらうために生きてなどいない…」グスッ

二人(あ、岸川慎太郎って案外可愛いかも……)




case.1 猫娘の恋と天使の想い  依頼達成!




□登場人物一覧□


主人公:岸川慎太郎
年齢:不明(中学から高校くらいの人間)
容姿:無表情。決めポーズがある。
性格:あまのじゃく。キツイことを言ったり優しかったり謎。
能力:「向き」を操る

備考:何でも屋をやらされている。


■聖王国とある学園■

☆生徒☆

ユウ:猫娘:気まぐれな性格

アーニャ:天使:白い羽根が生えている。席はいつも一番後ろ。

ランディア:人間:薔薇の貴公子。モテモテ。



★教師★

名前:シャヘル
性別:女
種族:古代人
担当教科: 宗教

名前:ラート
種族 雷神
性格 昼行灯だが元不良
担当教科 科学

名前:F-J
性別:男
種族:ノーム
担当教科:戦闘心理

登場人物の一部を助手にすることができます!

※ただし、このスレで一人だけです。

ユウを助手にしますか?

1、する!
2、いや運命の出会いはまだだ!

安価↓1



助手にしません!


それでは、次の依頼です!

名前:
学年:中学~高校3年生まで
性別:
種族:
相談内容:


安価↓1

教室。


スライサー「おい、人間」

岸川「なんだ鎧人形」

スライサー「我を人形と呼ぶな」

岸川「ならばなんと呼べばいい」

スライサー「スライサーと呼べ、人間」



岸川「ならば、岸川慎太郎様と呼べ、鎧人形」



二人「………」

スライサー「我の願いを叶えろ人間」

岸川(こいつ……)

岸川君は何歳なんだ?

こっち忘れてたwww

>>59 岸川君は普通の高校生くらいにするつもりが岸辺露伴みたいになったから、年齢謎です。強いて言うなら中学生から高校生くらいです。

おやすみなさい。

舞台が学校でやってる事が本人の依頼を受けた人助けだから
どうしても岸川慎太郎の声が八幡役の江口拓也で再生される

>>62
何か露伴先生っぽいけど微妙に違うな、主人公…とか思ってたらそれか!
確かにロールシャッハ成分もあるな

>>61>>63 普通に爽やか系の主人公にするつもりだったのに……。

続きー。

岸川「強さと言っても色々あるがお前は何を求めるんだ?」

スライサー「我が求めるのは純粋な力。強いて言うなら我の剣術に対抗できる力よ!」

岸川「おいおい、もうその時点で力と技術と二択になってるじゃないか」

スライサー「………」

岸川「まぁいいや。お前は純粋な力に打ちのめされたいのか、卓越された剣術を前にひれ伏したいのかどっちだ」

スライサー「………」

岸川「ほらな。強者を求めるって言ったって種類があるんだよ。分かったら家に帰ってチラシの裏に戦いたい奴リストでも書いて来い」

スライサー「………」





スライサー「書いてきた」チラシー

岸川「素直だな、おい」ズルッ


スライサーが戦いたい奴のイメージ

安価下1~3くらい参考にします

スライサーが書いてきたチラシの裏

・勇者神凪
・この学園でもっとも強い奴
・武力だけでなく心も強い奴
・魔法ではなくて物理的な攻撃の奴


岸川「お前……字汚いな」

スライサー「うるさい」

岸川「勇者神凪って英雄物語の?」

スライサー「ああ」

岸川「却下。無理」

スライサー「それくらい強い男でも良い」

岸川「次はこの学園でもっとも強い奴、か」

スライサー「………」

岸川「で、力や技術だけでなく心も強い奴、と」

スライサー「心技体そろわなければ戦う意味はない」

岸川「最後に魔法ではなく剣とか物理的に戦うやつね」

スライサー「銃も興味はない」

岸川「あっそ」

スライサー「さぁ、依頼は果たしてもらうぞ」

岸川「………」






case.2 強さとは





岸川「この学園でもっとも強い奴……まぁ、やっぱあいつだろうな」

スライサー「心当たりがあるのか?」

岸川「ああ、保健室のフレイヤ先生」

スライサー「………」

岸川「なんてったって女神だからな。だが、フレイヤ先生は物理的に攻撃したりはしない」

岸川(何度か胸で圧死しそうにはなったが……)

スライサー「我としても、別の奴を所望する」

岸川「というより、教師になら大概負けるんじゃねーか?」

スライサー「………」

岸川「お前、強い奴に打ちのめされたいわけじゃなさそうだな」

スライサー「……ちたい」

岸川「聞こえなかった」


スライサー「我は強い奴に勝ちたい!」


岸川「自分が倒せそうな手ごろな相手、と」

スライサー「こらっ、チラシの裏に書くな!」

岸川「うるさい。こんな情けない条件はデカデカと書いておくんだよ!」

学園西・校舎裏


スライサー「………」

岸川「ほら、戦えよ」

スライサー「だ、だが……」



ビッグトロル「んあー?」




スライサー「くっ! たぁああああ!」ブンッ

ビッグトロル「………?」ぼよんっ

スライサー「くっ、なんという肉……刃が通らん…」

ビッグトロル「………」ブンッ

スライサー「なっ!?」ドガッ





スライサー「……ここは?」

岸川「気が付いたか? 保健室だ」

スライサー「ええい、あれは心技体の心も技も抜けているではないか!」

岸川「……あそ、じゃあ次だ」

東校舎裏

ロキ「あ? なんで俺が?」

スライサー「……我と戦え」

岸川「………」

ロキ「まぁたお前つまんねー依頼受けてんの? バカじゃね?」

岸川(学園一の不良と言われるロキ相手にどう戦うスライサー……)

スライサー「来ないのならこちらから行くぞ!」バッ

ロキ「めんどくせーなぁ」シャランッ

スライサー「なっ!?」



――ロキが宝石を手に握った瞬間、スライサーの視界から外れ後ろに回り込んだ。そして、岸川がロキを捉えた時には、スライサーは地面に転がって気絶していた。



ロキ「へへっ、すげーだろ。これ、何倍もの速度で動けるんだぜ」

岸川「ああ、すごいな」

ロキ「それよりよー、今度は俺の依頼受けろよな」

岸川「断る。ボランティアは嫌いだ」

ロキ「ちっ」

スライサー「」

スライサー「ふざけるな!!」バンッ

岸川「………」

スライサー「我はもっと武術に生き、その道を極めた者と戦いたいのだ! なぜあんなふざけ――」




岸川「それだっ!」パチンッ←岸川慎太郎の決めポーズ

――頭上でパチンと指を鳴らすと、そのままスライサーに向けて人差し指を向けた。岸川慎太郎の決めポーズである。




岸川「今から俺が強さとは何か教えてやる」


続きは日付の向こう側です!では!


残念武人?

安価漏れしたキャラとかもこれ以降さらっと出てくるのかな?
雷神とノームの先生とか特に気になる

>>77 強いて言うなら学生です!
>>78 さらっと出てきます! 口調とかは適当です!

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