キョン「いやぁ、今日も暑いな」朝倉「だったら抱きつくのやめてよ」(103)

はい

キョン「何でだよ、いいじゃないか、減るものでもないだろう」ギュッ

朝倉「ん……」

朝倉「セクハラで訴えるよ?」

キョン「俺は朝倉も満更じゃないと思っているのだが」

朝倉「そんなわけないじゃない」

キョン「顔、赤いぞ」

朝倉「!」



ハルヒ「……」

谷口「……おい」

国木田「どうしたの?」

谷口「どうしたもこうしたもねぇよ、見ろよアレ!」

国木田「うん、仲良いみたいだね」

谷口「仲良いなんてもんじゃねぇだろ!」

谷口「あれは絶対、一回二回はヤって……」

ガンッッ!!!

谷口・国木田「!?」ビクッ

ハルヒ「……」

キョン「朝倉、今日も暑いな」ギュッ

朝倉「それさっきも言ったじゃない」

キョン「いやぁ、暑い暑い」

朝倉「……髪の匂いかぐの止めてくれないかな?」



谷口「畜生!」ボソッ

朝倉「とりあえず、ここ、学校なんだよ?」

キョン「それがどうした?」

朝倉「みんなに見られて恥ずかしいんだけど……」

キョン「それは、人がいなければこの行為自体は満更ではないと言うことか?」

朝倉「違うわよ」

キョン「ふむ……」スリスリ

朝倉「太ももの間に手を入れないで!」



国木田(キョン……)

朝倉「ほら、席戻って」

朝倉「授業始まっちゃうよ?」

キョン「俺達は屋上に行って別のことを始めるのもありだが」

朝倉「もぅっ」

キーンコーン

キョン「チッ」

朝倉「ほら、早く」

キョン「お別れのキスは?」

朝倉「ないよっ」

……

……

「で、あるからして……」

キョン「……」

キョン(しまったな、完全に勃起してしまった)

キョン(授業中に見抜きでもするか)

キョン(……しかし)

ハルヒ「……」ジーッ

キョン(後ろの奴が面倒だな……、また騒ぎだすぞ)

キョン「……」

キョン(よし、一旦トイレに行こう)

キョン「……」

キョン(だが待てよ?)

キョン()

キョン「……」

キョン(だが待てよ?)

キョン(どうせ教室を抜け出すなら、朝倉も連れ出して、色々してもらった方が……)

キョン「……」

キョン(よし、メールだ)

ヴヴヴヴ

朝倉「……?」

朝倉(キョン君からメールだ)

朝倉「……」パチッ

『一緒にトイレに行かないか』

キョン「……」

ヴヴヴヴ

キョン「……」パチッ

『だめだよ、どうせまたいやらしいこと考えてるんでしょ』

キョン「……」

キョン(まぁ予想通りの反応ではあるが、ここからのネゴシエートで朝倉の心は確実に揺れ……)

ユサユサ

キョン「?」

ハルヒ「何授業中に携帯打ってんのよ」

キョン「……」

ハルヒ「……ちょっと」

キョン「……」

ハルヒ「何とか言いなさいよ」

キョン(また面倒なことになってきた、こういうのは無視に限る)

キョン(……それより、朝倉の説得を……)ポチポチ

ハルヒ「ちょっとキョン!」

「おいうるさいぞ、そこー!!」

……

……

キョン(くそ、ハルヒのせいで結局一人で抜け出すことになってしまった)

キョン(本当に鬱陶しい奴め)

キョン「……」

キョン(さて、気を取り直して……)

キョン(さっきの朝倉を思い出して、頑張るとするか……)

キョン「……」ビンビン

キョン「朝倉……」シコシコ

ハルヒへの対応がダメだな
無視じゃなくフレンドリーにスルーして拗ねさせてるところを見た朝倉がむすっとしちゃうのが正解
だが続けろ

>>54
朝倉メール返信→ハルヒつっかかる

キョン「待て待てハルヒ、今俺は忙しい」ポチポチ

ハルヒ「なによキョンのクセ…にっ!?」

キョン「どうどう、いい子だからちょっと待ってろ…」ナデナデ

ハルヒ「こらやめっ…もぅ///」

朝倉(な、なによあれ…ふんっ)チラッ

キョンからメール→朝倉返信

『涼宮さんと行ってきたらいいじゃない。仲良いみたいだし』

キョン「?」ポチポチ

朝倉「……」パチッ

『お前とじゃないと意味ないだろ』

朝倉「!?」ドキッ


なるほどな

キョン(朝倉のカラダ、香り、太もも……)

キョン「はぁはぁ……」シコシコ

キョン「朝倉、朝倉っ……」

キョン「うっ!!」

……

……

ガララッ

キョン「……」

谷口「長かったな、大の方……」

谷口「!?」

谷口(何だこの精悍な顔つきは!?)

谷口(まるで、賢者のような……)

キョン「ただいま、谷口」

谷口「!」

谷口「お、おう」

「こらそこー、トイレ終わったなら早く座りなさい」

キョン「はい、すみません」ニコッ

朝倉「……」

キョン(さて、また朝倉の横顔を眺めながら時を過ごすか……)

ヴヴヴヴ

キョン「ん?」

キョン(朝倉から……)

『何か凛々しくなってるけど……、トイレで何してたの?』

キョン「……」

キョン「……」ポチポチ

『言わなくても分かってるくせに、朝倉は本当に淫乱だな』

ごめんなさいでした気にせず続けて④

キョン(このメールを送って、朝倉涼子の出方を見る)

キョン(送信、っと)ポチ

キョン「……」

キョン(お、朝倉が携帯をチェック)

キョン(……)

キョン(……?)

キョン(ははは、顔が真っ赤になった!)

ヴヴヴヴ

キョン(返信きた)

『もぅ、変態!』

キョン(うむ、素直な反応だ、非常によろしい)

キョン(股間が再び熱くなるな……)

キョン(返信、返信っと)

キョン(『お前のせいで、股間がまた熱く……』)

ハルヒ「バカキョン、携帯いじるなっ」

キョン「!」

キョン(無視だ、無視)

ハルヒ「最近SOS団にも全然来ないし……」

ハルヒ「あんた、団員失格よっ」

キョン(うるさいな……、メールが打てん……)

キーンコーン

「はい、じゃあ今日はここまでー」

キョン(チッ……、せっかくの授業中の秘密のイチャイチャタイムが……)

キョン(……まぁいい、これで今日の授業は終わりだ)

キョン(今日は朝倉に頼み込んで、家に泊まらせてもらおう、そうしよう)

ハルヒ「今日は来なさいよね」

キョン「……」

ハルヒ「……」

「では、さようならー」

キョン「……」

キョン(よし)

キョン「朝倉」ギュッ

朝倉「何?」

キョン「今から、お前の家に」

ハルヒ「朝倉さんっ」

キョン「!?」

朝倉「涼宮さん」

朝倉(初めて話しかけられた……)

ハルヒ「今日、この後時間ある?」

朝倉「えっ?」

キョン「!」

キョン(何のつもりだ、こいつ)

キョン(自分から朝倉に話しかけるなんて……、しかも何か約束を取り付けようと……?)

ハルヒ「空いてるの?」

朝倉「え、えとっ」

朝倉「……」チラッ

キョン「!」

キョン(このチラ見の意味は……)

キョン(『キョン君も私と遊ぶつもりじゃないの……?』という、思慮の眼差し)

キョン(やばい可愛すぎる、これは何としてもハルヒを潰さねば)

キョン「おいハルヒ」

ハルヒ「朝倉さん、空いてるの、空いてないの」

キョン「聞け」

キョン「朝倉はお前と違って忙しいんだ、だからお前と遊ぶ暇なんて」

ハルヒ「キョンは黙ってて」

キョン「!」

ハルヒ「どうなの、朝倉さん」

朝倉「うぅ……?」

朝倉「……」チラ チラッ

キョン(『どうしようキョン君』顔か、可愛いな)

キョン(断るんだ)ブンブン

すまん、誰か後頼む

すまん、ハルヒではなく時間がちょっときつくなってしまった

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