咲「そ、そうなんだ…」和「ええそうです」(149)

咲「優希ちゃん、お昼一緒に食べよ」

優希「いいじぇ。私は学食でタコスを買ってくるから咲ちゃんはのどちゃんと二人で待ってて欲しいじぇ」

咲「うん、わかった」

和「それじゃああの木陰に行きましょうか」

咲「そうだね」

和「ところで咲さん」

咲「ん?」

和「IPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいです」

咲「へぇ、そうなんだ」

咲「風が気持ちいいね」

和「そうですね」

咲「優希ちゃんまだかな」

和「まだかな、といえばですが」

咲「ん?」

和「IPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいです」

咲「はは、そうなんだ・・・」

和「ええ。興味深いですよね」

咲「そ、そだね・・・」

優希「待たせたな。さあ、食べようではないか」

咲「遅いよー」

和「では食べましょうか」

咲「うわ~、和ちゃんのお弁当すごいねー」

優希「自慢じゃないが、のどちゃんは料理だけじゃなく成績優秀、その上おっぱいも大きいんだじぇ。正にお嫁さんにしたい女の子ナンバーワンなのだ」

咲「和ちゃんは男子にも人気あるもんね」

和「ですが・・・」

咲「ですが・・・?」

和「IPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいです」

咲「う、うん・・・(さっきも聞いたよ・・・)」

優希「その話は前にも聞いたことがあるけど難し過ぎてちんぷんかんぷんだじぇ」

咲「そ、そうだよね。他の話をしようよ」

和「わかりやすく説明するとですね、私と咲さんの間にも子供はできるということです」

優希「えぇー!?うそー!?ほんとなのかのどちゃん!?」

和「本当です」

咲「で、でもこれは例え話でしょ?あはは、和ちゃんったら」

優希「なーんだ。てっきり咲ちゃんとのどちゃんが子供を作るのかと思っちゃったじぇ」

和「その可能性は否定できませんがね」

咲「えっ・・・」

和「IPS細胞は万能なんです」

優希「ふーん・・・」ムシャムシャ

和「万能なんです」キリッ

咲「う、うん、わかったよ・・・(なんでキリッとした顔で私に言うの・・・)」

咲(昼食の時間はアレだったな・・・。それにしてもなんで和ちゃんはあんなにiPS細胞にこだわってるんだろう・・・?やっぱり頭がいいから難しいことに興味があるのかな・・・?)

優希「さーきちゃん!」

咲「わっ!?優希ちゃんかー。びっくりさせないでよ」

優希「ぼんやりしてる方が悪いんだじぇ!それより早く部活行こうじぇー」

咲「うん」

咲(部活の時間になればいつもの和ちゃんに戻ってるよね・・・?)

優希「あれ、何だか部室が騒がしいじぇ」

咲「何かあったのかな?行ってみよう」



まこ「おお、咲に優希。大変なんじゃ」

咲「どうかしたんですか?」

まこ「それがな、京太郎の奴が龍門渕に転校することになったんじゃ」

優希「えぇー!?じゃあ、これからは誰が私のタコスを買ってきてくれるんだじぇ・・・?」

久「自分で買いなさい」

咲「部長、本当なんですか?」

久「ええ、私もさっき知ったばかりなんだけどね。詳しくは須賀君に聞いてみたら?」チラッ

京太郎「みんな、すまない」

和「私は応援していますから」

咲(応援・・・?京ちゃん、勉強はそんなにできなかったはずなんだけどな・・・)

咲「ね、ねえ京ちゃん・・・。一体どうして龍門渕に転校なんか・・・」

京太郎「前々から考えていたことだったんだよ咲」

咲「どういうこと?」

京太郎「以前県大会で俺がタコスを買いに行ったとき、龍門渕の執事さんにタコスの売ってるとこまで案内してもらったことがあっただろ?」

優希「あの時は助かったじぇ」

京太郎「その時からあの執事さんとは個人的に仲良くさせてもらってたんだ」

咲「う、うん」

京太郎「でも、俺もハギヨシさんも男同士だろ?だから色々と難しくてな・・・」

まこ「何がじゃ!」

京太郎「そんなときだった。和がそんな俺たちに知恵を授けてくれたんだよ」

久「その知恵っていうのが」

和「iPS細胞です」

咲「iPS・・・細胞・・・」

京太郎「俺とハギヨシさんはその可能性にかけたんだ」

優希「そうだったのか・・・。京太郎はiPS細胞を知ってしまったのか・・・」

京太郎「ハギヨシさんの務め先の龍門渕のお嬢様にも相談したら、お父様の協力も取り付けてくれて、龍門渕全体で俺たちのバックアップをしてくれることになったんだ」

和「愛が全てを動かしたんですね」

咲「それで龍門渕に転校を・・・」

京太郎「本当ならもっと早くに話すべきだったんだが、どうにも照れ臭くてな・・・。悪い」

優希「水臭い奴だじぇ。でも、良かったな。私も応援してるじぇ?」

京太郎「ありがとな、優希」

咲(え・・・、え・・・?おかしいよこんなの・・・。なんでみんな受け入れてるの・・・?)

久「で、どっちが産むの?」

京太郎「俺です。ハギヨシさんには龍門渕家の執事っていう仕事があるんで」

まこ「なるほどのう。龍門渕高校に通いながらiPS細胞のアレをアレするんかい」

京太郎「ええ、そうなります。みなさんには短い間でしたが本当にお世話になりました」

久「体には気をつけるのよ?」

まこ「赤ちゃんが生まれたら顔見せるんじゃぞ?」

優希「龍門渕に行っても頑張るんだじょ!」

和「須賀君、元気で」

京太郎「咲、お前も今までありがとな」

咲「あ、うん。京ちゃんもお幸せにね」

咲(わわっ、雰囲気に流されて祝福の言葉を送っちゃったよ!こんなの絶対おかしいのに!)

京太郎「それじゃみんな、またな」テクテク

久「行っちゃったわね・・・」

優希「あ、肛門に執事さんが車でお迎えに来てるじぇ」

和「大切にされてるんですね。羨ましいです」

まこ「清々しい男じゃったの・・・。須賀だけに・・・の」

和・久・優希・まこ「「「「HAHAHA」」」」

咲(えぇ~・・・。何でみんなこんな和やかムードなの~・・・?)

咲(今日はなんだかすごい一日だったな・・・。iPS細胞とかいう話が出たと思ったら、それ繋がりで突然京ちゃんは転校していくし・・・)

ヴヴヴヴヴ

咲「メール・・・?誰からだろ」

咲「和ちゃんが携帯持たせてくれたけどいまいち使い方がわかんないよー。・・・あ、部長からだ。えーと、内容は・・・」



「iPS細胞に気ヲツ」


咲「・・・これは?しかも文面も後半がカタカナだし途切れてるっぽい。携帯が壊れてるのかな?明日和ちゃんに見てもらおう」

咲「今日はもう遅いし寝よっと」

咲「Zzz・・・」

咲「ねえねえ和ちゃん」

和「どうしたんですか咲さん?」

咲「なんか昨日部長からメールがあったみたいなんだけど、文面が途中で途切れてるみたいで・・・。せっかく和ちゃんが携帯持たせてくれたのに私壊しちゃったのかな・・・?」

和「・・・ちょっと貸してみて下さい」

カチカチ

咲「ど、どうかな・・・?」ドキドキ

和「!?」

和「・・・・・・・・・」

カチカチ

咲「や、やっぱり壊しちゃったのかな・・・?」

和「いえ、壊れていませんよ?というよりそんなメール自体来ていませんし」

咲「えっ・・・!?うそ・・・」

和「嘘じゃありませんよ?あほら、見て下さい」

咲「ほ、ほんとだ・・・。部長のメールがない・・・」

和「夢でも見てたんじゃないでしょうか」

咲「そ、そうかも。あはは、ごめんね、わざわざ見てもらっちゃって」

和「いえ、構いません」

咲「せっかく和ちゃんがくれた携帯電話だから壊さないように大事にしてたし、壊れるなんておかしいと思ったんだー」

和「咲さん・・・///」

咲「じゃあ部室に行こっか」

和「ええ」

優希「おーっす」

咲「ふふ、元気いいね」

優希「タコス食ったばっかだからな。それより早く麻雀しようじぇー」

咲「そだね」

和「それじゃあ卓と牌を準備しますね」

まこ「・・・・・・・・・」

咲「どうしたんですか染谷先輩?」

まこ「久なんじゃが、今日は授業もずっと休んでここで寝とるみたいなんじゃ」

咲「あ、ほんとだ。ベッドに部長が・・・。大丈夫なんですか部長?」

部長「大丈夫も何も私は元気よ?今日は寝たい気分なだけで」

まこ「まったく、あまり心配させんでくれ」

咲「あはは、そんな日もありますよね。あ、そういえば部長。昨日の夜にメールとかくれました?」

久「メール・・・。そう、メール・・・。いえ、していないわ。きっと気のせいでしょう」

咲「ですよね。さっき和ちゃんに見てもらったんですけど、そんなメールありませんでしたし」

和「・・・・・・・・・」

優希「みんな、早く麻雀しようじぇー」

和「ええ、そうですね」

まこ「よし、じゃあ始めるとしようかのう」

優希「今日も疲れたな!さっさと帰るじぇ!」

まこ「そうじゃのう」

咲「じゃあ部室に鍵を・・・って、そういえば部長がいたんだった」

久「私が鍵かけてくからみんなは先帰っていいわよー」

優希「はーい。じゃあ帰ろうじぇー」

咲「う、うん・・・」




和「部長、約束の品です」

久「これが・・・」

和「風越の福路さんでしたっけ?彼女と上手くいくといいですね」

久「ええ、ありがとう」

和「それと、これを渡したんですからくれぐれも咲さんには・・・」

久「ええ。わかってるわ。これを手に入れた以上、貴女を動揺させる為に咲に何か・・・ってことはないから安心して」

和「本当に人が悪いんですね」

久「お互い様よ。これが手に入ると思ったら、嬉しさで今日は授業なんて出れる状態じゃなかったんだから」

和「まあ、龍門渕みたいにお金持ちじゃないとこれは手に入りませんからね。その点須賀君は上手くやれたんじゃないかと」

久「それじゃあ私はこれで。あ、もう清澄に来ることはないと思うから後のことは任せたわよ」

和「はい、任せて下さい」




和「バカな人・・・」クスッ

咲「あれ、今日は全校朝会があるんだ・・・。何かあったっけ?」

和「さあ、私は何も知りませんけど」

咲「校長先生の話は長いから困るよね」

和「そうですね」

咲「じゃあ体育館に行こっか」




咲「うっ、うぅ・・・。そんな・・・部長が死んだなんて・・・」グスグス

和「そうですね。私もまだ信じられません」

優希「これは朝会じゃ言ってない情報なんだけど、昨日の夜に部長はホテルで他校の女の子と一緒だったらしいじぇ」

咲「部長はそんな人じゃないよ!」

優希「で、でも、朝の新聞にも名前は公表されてないけど出てたじぇ・・・。死因は不明だけど、心中だったんじゃないかって・・・」

和「優希、咲さんが泣いてるんだから話題を考えなさい」

優希「ご、ごめんだじぇ・・・」

優希「咲ちゃん、ごめんだじぇ・・・」

咲「ううん、もういいよ。私こそごめんね」

優希「みんなどうするんだじぇ?先生が麻雀部と学生議会の人はショックが大きいから休んでいいって言ってたけど」

咲「私は今日は帰るよ・・・。こんな泣き腫らした顔じゃ、ね・・・」

優希「そっか・・・。じゃあ私も帰るじぇ。みんなまた明日ー」

咲「うん・・・」

和「咲さん」

咲「何・・・和ちゃん・・・」

和「帰ったらどうするんですか?」

咲「特に考えてないけど・・・」

和「そんな悲しそうな咲さんを放っておくなんて私にはできません。今日は私と一緒にいてくれませんか?」

咲「・・・優しいんだね。うん、ありがとう。それじゃあ和ちゃんの好意に甘えさせてもらおうかな」

和「ええ。それじゃあ私の家に行きましょうか」

咲「相変わらず和ちゃんのおうちは立派だね」

和「そんなことないですよ・・・。あ、そこで待ってて下さい。何か飲み物を持ってきますから」

咲「うん、ありがと」



和「お待たせしました」

咲「ううん、全然待ってないよ」

和「はい。外国の飲み物なので味はちょっとアレかもしれませんがどうぞ」

咲「わあ、珍しいものをありがとう。どれどれ・・・」ゴクッ

和「・・・・・・・・・」ニコニコ

咲「あはは、ほんとだ。なんか変な味がする・・・よ・・・」バタッ

和「意識を失ったみたいですね。さすが即効性・・・」

和「それより咲さん、知ってますか?」

和「iPS細胞があれば同性間でも子供が作れるんですよ・・・」

ガンダム見てくる
見終わったら外でうんこしてくるから帰ってくるの遅くなるかも

咲「あれ・・・私寝てたのかな・・・」

和「目が覚めたみたいですね咲さん」

咲「和ちゃん。ここは一体・・・」

和「私の家の地下室です。もっとも私の研究室みたいなものですが」

咲「ほんとだ、なんかすごいね。ところで和ちゃん、何で私手錠とかされてるの・・・?」

和「・・・咲さん。覚えてますか?iPS細胞のこと・・・」

咲(何で私を身動きできないようにしてるのかは答えてくれないんだ・・・)

咲「同性間で子供が作れるようになるんでしょ?それがどうかしたの?」

和「私の赤ちゃんを産んでくれませんか?」

咲「え・・・?ええー!?」

和「iPS細胞があればそれは可能なんです。お願いします」

咲「で、でも、私たちまだ高校生だし・・・」

和「愛に年齢なんて関係ありません!」

咲「それはそうだけど・・・」

和「いいって言うまで帰しませんよ?」

咲「そんな・・・」

和「いっそのこと無理矢理というのも・・・。いや、無理矢理は・・・」ブツブツ

咲(ど、どうしよう・・・。和ちゃんちの地下室に閉じ込められて身動きもできない・・・)

和「咲さん、暑そうですね。地下だから熱がこもるんですよ」

咲「あ、うん」

和「気が付かなくてすみません。では脱がしますね」

咲「な、何でそうなるの!和ちゃん、お願いだからやめて・・・?」ウルウル

和「咲さん・・・」ドキドキ

和「まあやめませんけど」ヌガセヌガセ

咲「だ、誰か助けて・・・」

???「そこまでだじぇ!」

和「優希!?」

優希「チッ、覆面をしてたというのに一瞬でバレたじぇ」バッ

和「何で優希がここに・・・。家には鍵だってかけていたのに・・・」

優希「中学時代に合鍵を作っておいたんだじぇ。のどちゃんは鍵っ子だったからな。こっそり鍵を取って合鍵を作っておいたんだじぇ」

和「犯罪ですよ」

優希「のどちゃんのしてることの方が犯罪だじぇ。咲ちゃん、助けに来たじょ」

咲「優希ちゃん・・・」

和「どうして私が咲さんを監禁したとわかったんですか?」

優希「付き合いが長いからと、なんとなくかな」

和「なんとなく・・・?非論理的な・・・!」

優希「のどちゃんは中学の頃からiPS細胞iPS細胞って言ってたからな。私も咲ちゃんみたいに言われたことがあったけど、私にはのどちゃんの愛は重すぎたんだじぇ」

和「優希には冗談でしか言ってませんけど」

優希「とにかく、咲ちゃんと出会ってからののどちゃんは日増しに咲ちゃんへの愛をつのらせていったんだじぇ」

和「タコスのことしか考えてないと思ってましたけど、意外とそういうとこも見てたんですね」

優希「失敬な!」

咲「ほ、ほんとなの・・・?」

和「ええ。初めて出会って麻雀を打ったその瞬間から、咲さん。貴女は私にとっての王子様だったんですよ」

咲「・・・・・・・・・」

優希「だから私はのどちゃんがいつか何かやらかすんじゃないかと神経を尖らせてたんだじぇ。そしてとうとう咲ちゃんを・・・」

和「何で・・・。何で優希は私の邪魔をするんですか!?私は咲さんをこんなにも愛してるというのに!」

優希「愛・・・か・・・。ねえのどちゃん。その愛は一方通行なんじゃないのか?咲ちゃんの気持ちを確かめたことはあるのかじょ?」

和「そ、それは・・・」

優希「のどちゃん、咲ちゃんを見てみるじょ。和ちゃんにおびえてるんじゃないか?」

和「わ、私はこんなにも咲さんを愛してる・・・!だから・・・だから咲さんが私を受け入れないわけが・・・!」

咲「和ちゃん・・・」

和「そ、そうですね。咲さんの気持ちを考えてなかったことは謝ります」

咲「じゃ、じゃあ・・・」

和「私の子供を産むより、私に産ませる方がよかったんですよね?大丈夫です。私は咲さんを受け入れる準備はできていますから!」

咲「そ、そんなのおかしいよ・・・」

和「え・・・?え・・・?じゃ、じゃあ私は・・・私は・・・」

優希「のどちゃん。もうよそうじぇ?」

和「そんな・・・。咲さんが私を受け入れてくれない・・・?嘘だ・・・」

咲「和ちゃん・・・」

和「嘘よ。そう、これはきっと冗談・・・。そうですよね・・・?」

優希「目を覚ませこのおっぱい魔人!」バシーン

和「きゃっ」

咲「だ、ダメだよ優希ちゃん!暴力は・・・」

優希「で、でも・・・」

和「うぅ・・・。私はただ咲さんが好きなだけだったのに何で・・・」グスッ

咲「和ちゃん、泣かないで」

和「咲さん・・・」

咲「子供を作るっていうのは簡単なことじゃないんだよ?だから、そういうのは責任が取れるようになってからじゃないとダメなの。わかるでしょ?」

和「はい・・・」

咲「それに、まだ付き合ってもいないうちから子供を作ろうなんておかしな話だし」

優希(・・・・・・ん?)

和「そうですね・・・」

咲「とりあえず私の手錠とかを外してくれないかな」

和「わかりました・・・。でも、最後に一言言わせてください」

咲「何?」

和「私は責任はきちんと取る用意がありました」

優希「どういうことだじぇ?」

和「同性間で愛を育むというのはこの国ではまだそれほど受け入れられていることではない。だから今回は既成事実、愛の結晶を作ろうと急ぎすぎてしまいましたが」

咲「う、うん・・・」

和「私は赤ちゃんができたら二人で外国で挙式を挙げる用意も、そして暮らしていくお金だって用意していました」

優希「はぁ・・・。のどちゃんはわかってないじぇ!そんじょそこらの額ではそういうことはできないんだじょ!」

和「私はiPS細胞関連での特許や様々なことで20億以上用意してあります」

咲「20億・・・」

和「今回はすみませんでした。でも咲さん、お願いですから私を見捨てないで下さい・・・」

咲「う、うん、そうだね。和ちゃんも私が好きでやったことだし・・・。ちょっと強引だったけど・・・」

和「それじゃあ・・・!」パァァ

優希「え・・・、咲ちゃん、許しちゃうのか・・・?」

咲「うん。悪気があったわけじゃないしね。今回はやり方を間違えただけだよ」

和「咲さん・・・。好きです!大好きです!愛してます!」

咲「あはは・・・。でも、子供を作るのは高校生なんだしまだ早いよ。まずはお友達から・・・って、今がそうか。じゃあ恋人からで・・・」

和「あわわ・・・。し、信じられない・・・。私と咲さんが恋人同士・・・。優希、聞いた?」

優希「聞こえなかった」

咲「それじゃあ今回の件はこれで終わりということで」

和「は、はい」

咲「あ、もうこういう強引なことはしちゃダメだからね?」

和「わかってます!もちろんです!咲さんの言うことなら何だって!」

優希「納得がいかないじぇ・・・」

こうして咲と和は恋人同士となった
そして一年後、京太郎はハギヨシの子を授かった
高校を卒業した後は咲と和も結婚し、和は咲の子を産んだ
そう、全ては丸く収まったのだ

咲「赤ちゃんって柔らかいね」

和「そうですね」

咲「私たちの赤ちゃん・・・」

和「ねえ、咲さん。覚えてますか?」

咲「iPS細胞、でしょ♪」

和「ふふ」

咲「えへへ」





あと久も何だかんだで朝会のあと仮死状態から甦って福路美穂子と幸せに暮らした

ほら、あれだよ
京ちゃん×ハギヨシ→ゲイ、掘る→ゲイボルグ→投げ槍
そういうことでおやすみなさい

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