見崎「...○○建設一万株売りで」恒一「」(126)

榊原 恒一(さかきばら こういち)「…毎月3組の生徒が必ず死ぬ現象?」

赤沢 泉美(あかざわ いずみ)「ええ、資産を殖やせない人がね。」

恒一「」

恒一「ごめんチョット状況が分からない」

赤沢「そうよね、ごめんなさい。話は26年前に遡るわ。当時、3年3組にはミサキという子がいたの」

赤沢「彼女は優秀でかわいく、いいとこのお嬢様でみんなに慕われていたらしいわ。ただし、3年の春までは…」

恒一「3年の春まで?」

赤沢「ええ、実は彼女の親が『投機』の失敗で一家心中してしまったの。もちろん、クラスではそのようなショッキングな事実は伏せられ一家が乗った車の事故というように伝えられたわ」

赤沢「クラスでは仲間の死をなかなか受け入れる事が出来なかった。そんな時、誰かが言ったそうよ『あいつはもう死んだんだ!せめて死んだ後も良い暮らしをさせてあげよう!』とね。」

赤沢「クラスのみんなはその言葉で、ようやく彼女の死を受け入れたわ。その後、みんなで一家全員が死んでしまい、小さな墓に入れられてしまった彼女の墓を豪華にし、毎日のように高級なお供え物をしたそうよ」

恒一「凄い良い話だと思うけど…」

赤沢「ええそうね。手段さえ間違えなければ。」

恒一「手段??」

赤沢「彼らは彼女に豪華な死後を与えるために、一番やってはいけない手段をしてしまったの。」





赤沢「………..彼女の家族の死の原因になった投機という手段を、ね。」




赤沢「彼らには死の事実が伏せられていたわ。そして、彼らにはお金が無い。」

恒一「まあ、中学生だし当たり前だよね。」

赤沢「ただ、普通のお供えするお金くらいは各人、親から与えられていたわ。彼らはそれを“殖やす”事でなんとかしようとした。」

赤沢「そして、親から社会勉強として口座を与えられていた子を経由し投機を行なったそうよ。」

恒一「中学生が投機したって損するんじゃない?」

赤沢「今基準で考えるとそうよね。でも、時代は折しも田中角栄の時代よ。どんな杜撰な投機を行なおうと右肩上がりの成績だったらしいわ…」

恒一「なるほど…」


赤沢「本題に入るわ」

赤沢「彼女は怒り、クラスにある呪いを掛けたわ。」

あれなんか需要無さそげ?

赤沢「3年3組では翌年から全員に必ず、どんな不自然な形でも、
偶発的に『1000万円ずつ』親に知られない形でお金を手にいれるようになったわ。」

赤沢「当初はみんな喜んだ。当然よね、中学生にとっては1万円ですら大金ですもの。」

恒一「まあ、僕もそんな大金がこっそり手に入ったらシステムキッチンにリフォームして、高級食材買いこむね。」

見てる人いるなら頑張るわ SSなら任せろ―


赤沢「それって即、親にバレるでしょ… まあいいわ。そこで一部の人は預金をしたりしたけど、大体の子は大なり小なりお金を使っていったわ。」

赤沢「それから毎月、つまり翌月の5月からクラスメイトが死に始めた。生徒たちは恐怖し、不自然な形で手に入ったお金との関連性を強く疑ったわ。」

赤沢「関連性が明確に分かったのは現象が始まった数年後。どんなに回避しようとしても必ずお金が手に入ってしまい、
それを捨てようと何しようと現象は回避できないと分かったため何人かの生徒が諦め、むしろ積極的投機を行なっていったわ。」

赤沢「そうすると死の傾向がはっきり見えてきたの。」

恒一「死の…傾向?」

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     乂:::::::::::::::::::::::::\--≦人l‐-ゝ    好きなだけ食べていいよ

       `ヽ、::::;::::::|)ー‐ヽニム    
         'ー"l/\{、ニニムニム、
             |:マニニム、ニ\_

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ごめん、誤爆www

赤沢「ええ、結果から言うとある程度に資産を増やした人間は誰一人として死なず、
預金などの消極的運用及びお金を使っていったり、投機の失敗をしてしまった者は満遍なく死んでいったわ。」

恒一「…つまり、お金をきちんと殖やせた人間は死なないということ?」

赤沢「そういうこと。この二十数年でルールは明確に分かったわ。この紙を見て。」

>>20
大丈夫NGで見えない

>>23

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~現象のルール~

①必ず3年3組の生徒はどんな不自然な形でも『1000万円』を手に入れる。

②1000万円を殖やし続けた者は死から確実に回避できる。

③具体的に回避できるのは『月平均5%以上の利回りを挙げた者』

④③の条件を満たせなかった者の中からランダムに『毎月必ず一人死ぬ』

⑤現象から受け取った1000万円以外からお金を補填したり、運用しても『死の回避は出来ない』

⑥生き残って、卒業できた者はそのお金を普通に使っても問題ない。

恒一「月平均5%って言われてもなぁ・・・」

赤沢「まあ、急に言われてもピンとこないでしょうね。」

赤沢「はっきり言うわ。月平均5%の成績を挙げるのはプロの投資家達でもかなり難しい数字よ。
おそらくこの数字は、26年前の3年3組が挙げた数字ね… 当時の日経平均のチャートとほぼ合致する数字だわ。」

この書き込みスピードを考えると
どうなるんだろうな

恒一「つまり、死んだミサキは『投機』という彼女にとって最悪の手段で手に入れたお金で、供え物をし続けた当時のクラスを恨み、それ以下の事しか出来ない人間は死ね。という呪いを掛けたのか…」

赤沢「そう考えるのが妥当ね。」

恒一「だから、昼休みに食事もしないでクラスがこんなになってるんだ…」

勅使河原 直哉(てしがわら なおや)「ベンチマークがまずいなぁ・・・」

桜木 ゆかり(さくらぎ ゆかり)「アジア通貨危機引きずりすぎオワタ\(^o^)/」



恒一「でも、自分から言うのは何だけど、僕にその事を隠していれば、自分達が死ぬ確率を下げられたんじゃないの?」

赤沢「正直ね、一度はそう考えたわ。ただ、公表に踏み切った理由が二つあるの。一つは・・・アレ↓」

高林郁夫(ふぇあばやし いくお)「フェアが正義!フェアが絶対!フェア イズ ジャスティス!!」フンフン

恒一「」

赤沢「あの教室で腕立てしてるまっちょがフェアフェアうるさくてね・・・」

恒一「…でもう一つは?」

見崎 鳴(みさき めい)「…この現象を止めるためよ」

恒一・赤沢「ッ!」ビクッ

恒一「えっと…確かみさきさんだよね?」

見崎「そう。めい、見崎 鳴。」

恒一「さっき言った『現象を止めるため』ってどういう事?」

見崎「…過去に一度だけ現象が止まった事があったの。」

見崎「私達が小さい頃。今で言うバブル景気の時代に全員が5%以上の利回りを出した月があったらしいわ。」

見崎「…そして、その年はそれ以降いくら投機に失敗しても一人も犠牲にならなかった。私達はその再現を行ない、この理不尽な現象での犠牲者を最小限に抑えたいの。」

赤沢「この計画には一人でも多くの人と、より多くの金が必要だわ。お願い。恒一君も協力して頂戴。」……

~恒一宅~



恒一「あんなこと言われても正直信じられないよなー。大体、お金もまだ現象から貰ってないしどうなるんだろう…」

キキーバキン!!
恒一「!?」

恒一「じ、事故?大丈夫ですか!」クルマカラ キュシュツスル

男「うう、大丈夫だ。ありがとう。これを受け取ってくれ。」

恒一は キャッシュで『1000万円』を 手に入れた!

恒一「」

男「じゃ私は病院いくから。ありがとね。」

恒一「(確かに偶発的な形を取ってるけど、あからさまに不自然だなおい…)」

~学校~

恒一「…協力するよ。というかみんなあんな不自然な形でお金が降って湧いて来たの?」

赤沢「大体そうだと思うわよ。」

望月 優矢(もちづき ゆうや)「僕は自分の書いたムンク的な絵が1000万円で買われたよ。」

恒一「そりゃまた凄いね…」

見崎「…私の場合は、家の前に1000万円入った段ボールあっただけだったわ。警察に届けても受け取ってもらえないし。」ハア

恒一「もうエピソード考えるのすらめんどくさくなったのか、現象は。」

恒一「それで、具体的にどうこの現象を止めるの?」

赤沢「それは対策係である私から説明するわ。」

赤沢「簡単に言えば、みんなのお金を均等に分けあい、一人1000万円ずつ運用していくの。」

恒一「?? 元々みんな1000万円ずつ持ってるのに何の意味があるの?」

赤沢「ふふっ。それが全然違うのよ。」ドヤア

赤沢「一人ひとりが『自分の資産のみを』運用した場合、確かに5%の壁を越えて自分の安全は確保しやすいわ。」

赤沢「ただし、根本的な現象を止める事は非常に困難になる。

なぜなら、一人でも5%の壁を超える事が出来ないだけで、来月以降も犠牲者が出続ける事が確定してしまうから。」

赤沢「そして、今回『私』が考えた『クラス全員の資産を全員で分割・運用する』方法はリスクを減らすと同時に、

現象そのものを止める可能性を高める事が出来るわ。」ドヤドヤァ

恒一「うん。ただでさえ赤沢さんの一人語りが多いんだから、早く説明して。」

赤沢「」

赤沢「グスまあ、いいわ。クラス全員の資産を全員で分割・運用する事。
例えるなら、私が恒一君から1000万円中500万預かり、恒一君も私の1000万円のうち500万預かる。」

赤沢「これをクラス全体で行うの。その事でのメリットは多いわ。」

赤沢「①『リスクを分散化・軽減し、破綻を防げる。』これは世の中にあるファンドと同じで、

様々な金融商品を全員でバラバラに買う事で、一気に資産を減らす事を防ぐ効果があるわ。」


赤沢「②『5%の壁を超える時は全員が一度に超え、現象を止める事が出来る』」

恒一「これは分かるよ。個々人では無く、全員の預かり資産を投機した場合、運用成績に偏りは出ない。

つまり、みんなが等しい損益を挙げる事が出来、『上手くいけば』晴れてみんなで5%を超える事が出来るんでしょ。」

赤沢「流石恒一君///正解よ。」

恒一「(『上手くいけば』って皮肉は通じなかったのか…)でもまあ確かにこれは有効かもね。」

赤沢「じゃあ早速やっていきましょう!!」

見崎「(無能さん…)…まだ赤沢さんが言っていないメリットがあるわ。

③『株・為替などには全体的なトレンドが存在し、一か月程度の短期間ならひとつにまとめた資産を5%以上の成績に挙げる事が容易』というメリットよ。」


赤沢「…?? つ、続けて。」

見崎「(やっぱり無能さん…)恒一君も新聞とかニュース見てれば分かると思うけど、景気には大きな波があるわ。それは株とか為替も同じ。」

見崎「人が熱狂すれば、全体的に価格は上昇するし、恐怖のどん底に落ちれば全体的に価格は落ちてくわ。」

見崎「そして、そのトレンドに乗れば・・・」

赤沢「あっあっという間に5%程度の利益が挙げられる! 流石見崎さん、わ、私の言いたい事全部言ってくれたわ。」

全員「……」

恒一「まあ、よくこの対策のメリットはわかったから、これでやっていこう!」

桜木「さて、話もまとまった事だし、今日はもう帰りますねッ!?」ツルッ グサッ

赤沢「…そういえば、4月はみんなバラバラで投機してたから、5月は誰か死ぬんだったわ…」

風見「うわあああああああああああ!!!!!!?」




~~8月夏休み~~

全員「……」

赤沢「…無能の誹りを受けても仕方ないわ。」

恒一「まあ、みんなで運用したのが壁を超えなかったんだから、仕方ないよ。」

赤沢「恒一君///」

見崎「無能」ボソ

赤沢「」

見崎「既に、桜木さん、綾野さん、和久井くんが死んだのは…まあしょうがないわ。

ただ、運用成績が一番悪かったのは誰だったかしら?赤沢さん?」


赤沢「……私です」

見崎「そうよね?断トツよね?一人で300万も減らして。死んだ3人は収益出してたし、

綾野さんに至っては5%を個人的に超える事が出来ていたわ。」

赤沢「ッ!もう対策係は降りるわ…ごめんなさいッ!」ガラッ ダダッ

恒一「あ、赤沢さん!?」

恒一「…見崎言いすぎ。去年、つまり1997年は消費税引き上げにアジア通貨危機、山一証券破綻もあって、

煽りを受けた今年は常に儲けが出にくい構造だったんだから。」


見崎「…反省はしているわ。そのかわりに私が対策係を引き継ぐ。異論はないわね?」

勅使河原「まあ、成績断トツトップの見崎ならいいんじゃね?」

望月「見崎さんにこんな才能があったなんてね。一人で400万以上殖やしたし…。」

見崎「ありがとう。では、さっそく対策係として今月中には5%の壁を超えたいと考えているわ。」

全員「!?」

恒一「…流石に大きく出すぎなんじゃない?さっきも言ったけど、今年は儲けが出ずら・・・」

見崎「分かっているわ。でも、私はコンスタントに儲けを出していたでしょ?それには秘密があるの…」

見崎「…恒一君には見せた事あるよね。私の眼帯の下。」ペラリ

多々良「きれい・・・」

見崎「ありがとう。そして、この目からは『死の色』が見えるの。」

ごめん。15分か20分だけ、飲み会で潰れた同居者の迎えに行ってくる。

ただいまー。金融機関の飲み会は割と厳しいぞ!!



恒一「死の色?」

見崎「ええ、色の説明はしづらいけれど。端的に言えば、死が近い人が色で分かってしまうの。」

見崎「そして、その『色』はTVや書籍を通しても分かる。」

恒一「もしかして…」

見崎「そう、私は誰が近日中に死ぬか分かる。それを使って、下がりそうな商品を空売り

(株価などが下がると儲けが出る取引手法)を駆使し儲けを出し続けたわ。」


勅使河原「ッ!? なんでその事を早く言わなかったんだ!」ガタン

見崎「…言いたかったわよ。でも、実績も挙げてない人間にあなたは自分の命とお金を預けられる?

TVのうさんくさいスピリチュアル的なものを盲目的に信じる事が出来るの?」


勅使河原「……」

見崎「でしょ?だから私はきちんとした実績を挙げて、信用が出来た今、この時。この現象を止めようと私の眼の事を明かしたの。」

ザワザワ コレハフェアカナ? ホントカナァ

ガラッ
恒一「赤沢さん…」

赤沢「話は聞いたわ。私はそれを信じる!いいえ、信じたい!!」

見崎「…ありがとう。みんな、私はこの理不尽な現象を今月で必ず止める!

来月にはみんなで晴れやかな2学期を迎えたい!!お願い。私にお金と命を預けて!!」

…パチ、パチパチ、パチパチパチ!!!

恒一「見崎。みんな賛成だってさ。」

見崎「ありがとう。みんな…」

赤沢「で、あれだけ大見え切ったんだから、確実な方法があるんでしょ?」

見崎「…当然よ。きっかけは経済雑誌を読んでいた時だったの。ロシアの財界人が特集で多く載っていたんだけど、明らかに死の色が濃い人が多かったわ。」

見崎「そこから更に、膨大なロシアの資料を読んだけど、死の色が濃い人ばかりだった・・・間違いないわ。」













見崎「ロシア経済はごくごく近日中に崩壊する。」






赤沢「…つまり、ロシアの財界人の死の色が濃いのは、ロシア経済崩壊の責任を取っての粛清や自殺が多く起こった『結果』だというのね。」


恒一「確かに、ロシア経済はすでに末期だ。アジア通貨危機の余波もまだ残ってるし、今は世界的にデフレーション。

ロシアの貿易は、輸出の80%を天然資源(石油・天然ガス・金属・木材)に依存してるし、税収は急減してたはずだ!」

見崎「…そう、これは確実に起こる。私はみんなの資金をこれらの影響を受けるであろう、銘柄の空売りに向けて、一気にこの現象を終わらせたいと思っている。」

赤沢「…分かったわ。みんな!見崎さんに全てを託しましょう!!!」

オオー!!コレコソフェアダネ!!アカザワスキダー

…………
恒一「見崎の言う通り、1998年8月17日に後に『ロシア財政危機』と呼ばれるロシアの経済危機が起こった。

僕たちはそれを利用し、多くの利益を挙げ、無事に『5%』の壁を大きく超える事が出来た。そして、今は夏休み最後の日をみんなで楽しんでいる………」



勅使河原「いやー海サイコー!!!」

望月「ホント、安心して遊んでいられるのも見崎さんのおかげだよ!!」

見崎「ふふ、みんなのおかげよ…」

恒一「いや、本当に見崎のおかげだよ。明日からはみんなで学校へ行けると思うと・・・」グスッ

見崎「榊原くんでも泣く時あるのね///。」

勅使河原「まあまあお二人さん。そんなしんみりイチャイチャしてないで、今日は生き残ったみんなで楽しもうぜ!!」

ビュオー

杉浦「あっボールが…」

高林「フェアに俺に任せろ―。」

高林「ウッ!?」

全員「!!!!!」

バーーーー バキバキバキ ポーン
高林「俺の役目じゃないだろこれは…こんなのフェアジャナイ………」

勅使河原「フェアb、高林―ッ!?!!!!」

望月「なんで!?現象は終わったはずなのに船に!!?!」

赤沢「……そういえば、今までに死んだ桜木さん、綾野さん、和久井くんの3人は

『4月の利益不足で5月に桜木さんが死亡』『5月の利益不足で6月に綾野さん』『6月の利益不足で7月に和久井くん』が死んだのよね…」

見崎「つまり、『7月の利益不足による現象』が済んでいなかったわけね・・・」

見崎「…旧対策係改め、レクリエーション係の赤沢さん?誰だっけ?今日思いっきりみんなで遊ぼうって言ったのは??」

赤沢「わ、私です…」

見崎「無能……」









恒一「」

終わり!!

いやー初めてSS書いたけど、なんとか書き切れた。
一応、現実の時代背景を絡めたけど、1998年当時の事なんて記憶あいまいだわ!

赤沢さんにつらく当たる鳴ちゃんprpr!!


ちなみに、2学期からは現象もキッチリ止まり、
余った莫大なお金を分配して、みんなで優雅な学生生活を送ったそうです!!

ああ、忘れてた。乙!
また書いてくれ
今度は赤沢さんと恒一くんのイチャラブでオナシャス!

おおー結構読んでた人居たみたいで良かったわー
最後までお付き合いありがとう。

>>124
今日みたいに金曜日&ノー残業デー&金曜なのに自分は飲み会無い&彼女は飲み会

みたいな奇跡が重なればまた書きたいわww

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