まどか「未来から来た私の子供!?」(1000)

立ったら投下する。

最後まで書き溜めあり。
ただ、分量がかなり多いので付き合ってくれる人がいたら生温い目で罵声とか浴びせつつ見守ってください。

あと、矛盾とかかなりあるのでその辺は頭の悪い僕をこのクズが! とか言って許してください。


じゃあ、だいたい五分ごとに投下していきます。
忍法帖の制度よく理解してないんだけど五分以上時間経ったら大丈夫だよね?

女の子「はい、私は未来から来たあなたの娘です」

まどか「え、えぇ!?」

始めまして! 鹿目まどかです! 現時刻は午後5時をちょっと過ぎたくらい。
学校も終わって家でのんびりしていた私は、パパにお使いを頼まれて、お醤油を買いに出かけていました。
そして、無事に買い物も終わり後は家路につくだけ。となった私の前に私の子供だと名乗る女の子が現れたのです!
その子は長い黒髪をツインテールにし、少し垂れ目のすごく可愛らしい女の子でした!

まどか「え、えぇと……。なんの冗談かな?」

あまりの突然の出来事に私は思わず、若干引きながらもそう聞き返してしまいました。
なにかの冗談であることを願いながらも。

女の子「冗談ではありませんよ。私は正真正銘、あなたの子供です」

はい。言い切られました。
なんなんでしょうかこの子は? 新手の詐欺でしょうか? 子供子供詐欺でしょうか?
こんな子供まで詐欺に手を染める時代なんでしょうか? 
あれでしょうか、そうしないと生きていけないのでしょうか? 不況のせいですねきっと。
嫌な世の中になったものです。

まどか(見たところ私と同じぐらいの年なのに……。
    詐欺なんてしないと生きていけないなんて……。可哀想に……)

女の子「なにか失礼な事考えてませんか?」

まどか「え!? そ、そんなことないよー。ティヒヒ」

考えてることがバレた!? なんでしょうか最近の詐欺師は心を読めるのでしょうか。
嫌な世の中になったものです。

女の子「まぁ、いきなりこんなことを言っても信じてもらえないのは仕方がないですね。
    私だってそんなことをこんな道端で言われても宗教の勧誘か詐欺を疑いますから」

まどか「え、ぇー……」

女の子は今、まさしく私が考えていたことを言い当てるかのように言いました。
でも、自分でいいますか? ふつう……

女の子「しかし、あなたもすごいですね」

まどか「え、え? なにが?」

女の子「いきなり自分の子供だーなんて人が現れたら怖がって逃げますよ?
    少し危機管理能力が低いんじゃないですか?」

この子! 初対面でなんて失礼な!!

女の子「私ならその場で大声を出すか、鳩尾に一発決めてやりますよ?」

やだ、この子怖い!!

まどか「え、えー。だっていきなり、そんなことできないよー。それにあなた女の子だし……」

私がそういうと女の子は汚物を見るような眼差しを私に向けました。
え? なにその目……。私なんか変なこといった?

女の子「はぁ……。そうでしたね。あなたはそういう人でした。
    甘いというかぬるいというか……。
    可愛い女の子に対しては特にそう……」

まどか「え、え?」

溜め息交じりに私の性格は昔から変わらないんだな。と、この子は呟きました。
っていうか自分で自分のこと可愛いって言ったよこの子……。

女の子「私は可愛いですよ?」

なにをバカなことを言ってるの? みたいな表情で女の子は私を見てきます。
っていうかまた心を読まれた!! なにこの子!

女の子「なんて言ったって私は世界一美人なママの子供ですからね」

聞いてもないのに女の子は勝手に自分の親の事について話し出します。
あれ? でもこの子の親ってこの子の中では私って話だよね?
つまりこの子の言ってるママは私ってことで、つまりそれは……。
世界一美人なママって私の事?

……いやぁ~/// なんか照れますな~///

まどか「ティヒヒ///」

女の子(なんか勘違いしてるな。まぁいっか)

私が照れて頭を掻く様子をひとしきり眺めた女の子は、それはそうと、っと言うと

女の子「親であるあなたに私に協力してほしい事があるんですが」

っと言った。
いきなりだね。君。

まどか「いやいや! 待ってよ! いきなりなに!? 私はあなたの親じゃないよ!!?」

女の子「えっ……」

私の言葉に女の子は世界の終末が来たとでもいうような顔をして俯きます。
いやいや! なになにこの空気! 私何も変なこといってないよね!?
なんだかすっごく悪いこと言ったみたいな感じだよ! これ!

女の子「そっか……。そうだよね……」

なに!? なにを一人で納得してるのこの子!?

女の子「私はいらない子だもんね。ぐすっ」

まどか「え!? え!!?」

なになに!? え? なにこの状況!! なんでこの子泣いてるの!? 私悪者みたいだよ!
こんなの絶対おかしいよ!

まどか「え!? ちょっと待って! 泣かないで!」

慌てて私はその子を泣き止ます為に動きます。
だってこんなところで女の子を泣かしたなんて世間体が悪すぎます。
私は世間体は結構気にする女の子です。

女の子「私……。どうしたらいいんだろう……。親からは見放されて……。この時代には友達もいないのに……
    これから一人で寂しく生きていくしかないのかな……。
    そして、寂しく一人で死んでいくしか……。ぐすん」

まどか「え!? ちょっと! ごめん! ごめんなさい! 謝るからそんなこと言わないで!」

痛みます。私の心が痛みます。私は何も悪くないはずなのに心がズキズキします。

女の子「謝られたって……。あなたは私を認知してくれないんでしょう?」

認知ってなんですか。
まさか私の年で認知を迫られるとは思ってもみませんでした。

まどか「え、えー。だって……」

そりゃできませんよ、だって。ねぇ?

女の子「うっ……。やっぱり私は一人なんだ……。一人で死んでいくしかないんだー!!」

今まで瞼という防波堤で止まっていたはずの涙という名の津波が一気に堰を切って流れ出しました。
なんでしょうこれ。完全に悪者です。私。

ワンワン泣く女の子に完全にパニックになった私はついうっかりと

まどか「あ、あー! わかったよ! 認める! 認めるから泣き止んで!」

っと言ってしまいました。
我ながらちょろいです。

女の子「そうですか」

まどか「えっ」

え? なに? この子今まで泣いてたよね? あれ? 私、幻でも見てた? ロッソファンタズマ?

まどか「あ、あれ? 泣いてたんじゃ?」

女の子「泣いてましたよ? 酷いことを言われたんで」

まどか「え、でも、あれ?」

女の子は私のキョトンとした表情を見てなにか察しがついたのか

女の子「あなたに一つ教えておきます」

っと人差し指を口の前に立てて。

女の子「涙は、女の武器ですよ?」

っとにやりと口角を吊り上げて言い放ちやがりました。


ママ、パパ。今日私は女の怖さを学んだよ――。

まどか「……」ツーン

女の子「もー、いい加減に機嫌を直してくださいよー」

立場は一転。今度は女の子が私を宥める側にまわって数分。
私は騙された怒りから彼女の言葉を全て無視していました。

まどか怒りのスルーです。

女の子「別に騙してたわけじゃないんですよ? 泣いてたのは本当ですし」

違います。彼女の涙は本当の涙じゃありません。本当の涙っていうのは、なんかこう……。
……とにかく、彼女の涙は真の涙じゃないのです。
っていうかいい加減に心を読むのは止めてほしいです。

女の子「ごめんなさいー。許して下さいよー。
    私はあなたのママから教えられたことを実行しただけなんですからー」

まどか「え?」

今この子、なんていったの?
私のママ?

女の子「だから私はあなたのママ。私からしたらおばあちゃんですね。から教わったことをただやっただけなんですよ?
    詢子さんが言ったんですから」

女の子「女が自分の意見を通したいときは泣いてみるのも一つの手よ。って」

うわぁ……。確かにママならいいそー……。
だけど、この子どうしてママの名前を知ってるの……。
まさか本当に未来の……?
いやいや、名前くらいいくらでも調べようが……。
でも、なんで私の家族のことなんか調べて……。

まどか「……」

さすがの私もこの子の異質さに気づき、警戒心が芽生え始めました。
遅すぎるだろ。っとか言ってはいけません。

女の子「……なんか、本当に怖がられちゃったみたいですね」

女の子の方も、私の警戒を感じ取ったのか、態度を改めて私に対峙します。

まどか「あなた……。本当になんなの?」

まさか本当にヤバい子なのでしょうか。今までは私と年の近い女の子。
そして若干言葉に棘があるけれど、不思議と人を安心させるような雰囲気や、親近感のようなものを感じられたから危ない子ではないと考えていました。
だけど、これはいくらなんでも怪しすぎます。

女の子「……仕方ないですね。信じてもらう為です。どうせあなたには見てもらわないといけないんだし……」

女の子はそう呟くと、自分の左手を私に見えるようにかざしました。

まどか「な、なに?」

女の子「私の中指にある指輪、わかりますか?」

彼女の言葉に私はその指輪を注視する。
一見なんの変哲もない指輪に見えるけど、これがなんだというのでしょうか。

まどか「これが、なんなの?」

彼女の意図が読めず、私は彼女の顔を窺うように目を向けます。

女の子「まぁ、見ていてください」

そういって彼女は手の平を空に向け、何か念じるような仕草をします。
すると、なんの変哲もなかったはずの指輪が光を放ち始めました。

まどか「な、なに!?」

一定の光を放ち続ける指輪。
間近で見ていた私はその光に少し目が眩みましたがそれもすぐに終わりを迎えました。
光が収束し、その発光を終えた時、いままで彼女の手の平にはなかったものが存在していました。
それは卵形の形状をした宝石のようなものでした。

まどか「な、なにこれ……」

私は今、目の前で起きたことが理解できずにただ呆然とするしかありません。
私が唖然としているのを見た彼女は私にこう説明しました。

女の子「これの名前はソウルジェムっていいます。
    まぁ本来の形が今の形状で、さっきの指輪の状態は普段持ち運ぶ時の為だとでも思って下さい」

あまり状況が読み込めない私に彼女は淡々と説明を続けます。
正直あまり飲み込めません。

女の子「これには色々と便利な機能があるんですがそれについては後で説明します。
    今は、それよりも知ってほしい事がありますから」

まどか「知って、ほしいこと?」

女の子「えぇ、それは……」

そういって彼女は私から3歩程離れます。
そしてソウルジェムを胸に抱きかかえるよう持つとまたなにかを念じるように、なにかを祈るように目を瞑ります。
すると今度は彼女自身を優しく覆うように光が広がり始めたのです。

まどか「な、なに!?」

今度の発光はさっきのものとは比べ物にならない程大きく、しかし私はその不思議な光景から目を離せずにいました。

まどか「……きれい……」

私は思わずそう呟き、眼前の光景に魅入ってしまいます。

しばらく続いた発光もやがて収束し、光の中からゆっくりと彼女の姿が現れ始めました。
しかし、再び現れた彼女の姿はさっきまでの彼女とは異なったもので、私はその事実に驚くのでした。

女の子「どうです? 驚きました?」

そう話しながら現れた彼女の顔はすごく優しげな笑顔で、いきなり驚かせたことに対する謝罪も含まれているようでした。

でも、なぜでしょうか。
私は目の前にいる少女が、その笑顔が、そのとても綺麗で優しげな笑顔が悲しんでいるように、そう感じたのでした――。

女の子「以上で説明を終わります」

こんにちは! 鹿目まどかです! 私はパパのお使いで買い物に出かけたのです!
でも、その帰りにすごい女の子と遭遇! その子はなんと! なんとですよ!
私の子供だっていうじゃないですか!
ビックリ!! 

で、ですね、その子がなんかパーッと宝石みたいなのを出してですね、それでパーッと変身したんですよ!
で、それからなんか凄い話を聞かされちゃうんですよ!
なんでもですね。その宝石はソウルジェムって言って魔法少女になるためのアイテムで魔法少女はキュウべぇっていう
見た目が可愛らしい宇宙人と願いを一つ叶える代わりに魔女を倒すための契約を結んで日夜、魔女を倒すために戦うらしいんですよ!
ビックリ!!

まぁほかにもソウルジェムのこととか色々聞いたんですけど、その辺は魔法少女まどか☆マギカ 第二話でマミさんが説明したことを聞いた感じです。はい。
詳しく知りたい人は、DVDを“買って”確認してね! まどかとのお約束だよ!

まどか「ってマミさんって誰! DVDってなに!?」

女の子「!?」ビクッ

女の子「ど、どうしたんですか急に……」

私の急の叫びに女の子が驚きながら聞いてくる。

まどか「ご、ごめん。なんか言わなきゃいけない気がして……」

私の答えになってない答えに、怪訝なそうな顔をして女の子は話を続けます。
その顔はやめて! なんか傷つくから!!

女の子「で、ですね。私の話、信じてもらえました?」

そう問いかける女の子。
まぁ、正直まだ半信半疑なところはあるけど(私の子供だーとかね)さすがに未来から来たのは信じざるおえないかな。

まどか「だってあんなの見せられたらね……」

魔法少女に変身した女の子。
変身してまず私に見せたことが
時を操る能力。魔法少女になった時についてる盾を操作することで操れるんだって。
なんでも自分の身体に触れている人はその能力の制限を受けないみたいだから、私は女の子の手を握ってたんだけど。
ちなみにすっごい柔らかかった。
まぁそれはいいんだけど、で、実際に見せてもらったらこれが凄いのなんのって、まず、
時を止められる。

止まってるのみんな。
道路を走る車や空を飛んでる鳥。挙句の果てには今、塀から飛び降りたばかりの猫まで空中でストップ。
あまりのことに呆然。
で、なぜか私達だけは動けるの。
自由自在。

で、時を止めるだけじゃなくて進めることもできるの。
どんなものかを見せてもらったら、その辺にあったちょっと大きめの石を拾って投げたのその辺に。
投げられた石、すっごく早かったなぁ。
っていうか見えなかった。気づいたらその石が10メートルくらい先に落ちてた。投げるモーションをした瞬間に落ちてた。
詳しく聞いたら。対象の決められた行動を早送りしたんだって。しかもその対象のみに早送りが適応されるから本来の時間の流れは無視して進めることができるみたい。
なにそれすごい。つまり遅刻しそうな時にそれを使ったら遅刻しないで済むねって言ったら、その時は時を止めますだって。
ですよねー^^

で、次が一番すごい、時を戻す能力。
さっき飛んで行った石、気づいたら元の位置にあるの。
なにしたの? って聞いたら次は対象の決まってしまった行動を巻き戻しましただって。
半端ない。
じゃあ、あれだよね。テストで悪い点数取っても巻き戻せば完璧だねっていったら、
テストはいつも満点なんでその例えはよくわかりません。だって。
この野郎^^♯ 私の子供じゃないのかよ^^♯
っていうかその規模だと時間軸自体の巻き戻しになるので、そこまではできませんだって。
なにそれ実はそんなにすごくない。

まぁ、そんな感じで能力の説明をしてもらったんだけど、こんな不思議なことが目の前で起こったらさすがに信じるしかないというか、なんというか……。

まどか「うん。信じるよ」

女の子「それは、どこまでですか?」

まどか「どこまでって……」

女の子「あなたが私の子供であるっていうことはまだ完璧に信じてもらえていないような気がするんですが」

私の心を見透かしたかのように女の子は話し続ける。
鋭いなぁ……。実際、私が信じたのは彼女が魔法少女で、未来から来た。という話まで。
私の子供であるというのは半信半疑だ。

女の子「……」

じーっと私の目を見る女の子。
その目はとても真剣で、とても嘘をついてるようには見えません。

まどか「……」

……。そう、嘘をついているようには見えない。
それに私はなぜかこの子を一目見た時から妙に親近感が湧いていた。
この子は悪い子ではない。信頼できる子だと。心のどこかで感じていたんだ。

だからだろう。
普通なら身の危険を感じるであろう状況にをおいても逃げ出したりはしなかったのも、この子は私に危害を加えることはない。
むしろ守ってくれるだろうとまで考えたのは。

女の子「……」

少し、彼女の目に不安の色が陰っていることに気づく。
その目は悲しそうにも寂しそうにも見えた。、

その目を見た私は、彼女のさっきの言葉を思い出す。

『私……。どうしたらいいんだろう……。せっかく見つけた親からは見放されて……。この時代には友達もいないのに……
    これから一人で寂しく生きていくしかないのかな……。
    そして、寂しく一人で死んでいくしか……。ぐすん』

彼女が未来から来たという話が本当なら、この言葉は真実であるという事になる。
そう、彼女はこの時代において文字通り一人なんだ。
一人きりで、自分を知っている人間もいない現代で彼女が何をしようとしているのかはわからない。
でも、そんな中、彼女は“親”である私を頼り力を貸してほしいと私の前に現れたんだ。

まどか「……」

今度は私がじっと彼女を見つめる。

改めて、悪い子ではないと思う。
そして、私を頼ってくれた。それは間違いではないと思う。

それだけでいいかな。信じる理由はそれだけで。
彼女が本当に私の子供かどうか、それを証明する方法はないけれど、彼女が私の子供だというのなら、今日から彼女は私の子供だ。
子供の言うことを信じるのは親の務めなんだ。
なら、私の言うべき事は……。




まどか「信じるよ」

女の子「え?」

私の言葉に彼女はきょとんとした顔をする。
その顔からはさっきまでの生意気で大人びた彼女ではなく、年相応な、彼女の本当の姿を見られたような気にさせる。

まどか「あなたの話した事を全部、信じる」

私は彼女を安心させるように親が子供に語りかけるように、優しい声色で彼女への信頼を示した。

まどか「あなたは私の……娘、なんだね」

女の子「あ……」

まどか「あなたが、なんのためにこの時代にきたのかはわからないけど……。きっととても大変な事の為にやってきたんだっていうのはわかる。
    私なんかで役にたてるのかはわからないけど、親としてあなたのやることの力になれたら嬉しいな」

そう、親なら子供の力になるべきだ。なんにもできない私だけど、少しでもこの子の力になれるのなら……。

まどか「だからそんなに不安そうな顔をしないで? 私はあなたを信じるから。ね?」

笑顔で彼女に安心するように語りかける私。親なら、子供に不安を与えてはいけない。子供を安心させなくちゃいけない。
だって、私はこの子の母親なんだから。

女の子「あ……」

彼女の瞳がにわかに潤みだす。

女の子「あ、あり……がとう」

少しづずつ滲み出した涙は、ポロポロと零れだす。それはさっきのような津波のようなものではなく、ゆっくりと湧き出す湧水のようで
私は彼女の本当の涙を見れたんだと少し嬉しく感じた。

まどか「うん。大丈夫だよ。もう一人じゃないからね」

私は泣いている彼女に近寄り、母親が子供にするように、優しくその体を抱きしめました。

女の子「あり、がとう……。ありがとう」

何度もお礼の言葉を繰り返す彼女を抱きしめながら私は彼女の力になろうと決心を固める。

なーんかアレルギー起こすんだよなぁこのSS

まどか(そうだよ……。だって私はこの子の、ママなんだもん)

母親が自分の子供の力にならなくてどうするんだ。

女の子「ありがとう……。ありがとう」

そう、自分は母親なんだから。ギュッと抱きしめる腕に力をいれる。

女の子「ありがとう。信じてくれて」





女の子「お父さん」




そう母親な……ら……?

あまり文体にとやかく言いたくなかったけど、地の文が臭すぎる。
いっそモノローグかセリフにしちゃった方が良かったと思われ

まどか「え?」

いまなんてった?

女の子「お父さんが信じてくれてよかった」

女の子「信じてくれなかったらどうしようって……」

女の子「すごく不安だったんだ……」

女の子「でもお父さんが信じて手伝ってくれるならもう安心。絶対にお母さんを助けることができるよ!」

彼女の言葉が理解できない私。

お父さん? お父さんってなに?
あれ? 私聞き間違えた?

まどか「ね、ねぇ。誰が信じてくれてよかったって?」

私は聞き間違えたであろう言葉を聞き返す。
こういうのはちゃんと聞かなきゃいけないからね。

女の子「え? お父さんがだよ?」

うん。あー。うん。幻聴だね。うん。これは幻聴が酷いね。
今度病院にいかなきゃね。

まどか「えーと。うん! お母さんが手伝うから安心だよ!」

女の子「え?」

再びキョトンとする女の子。
何も私はおかしなことは言ってないのになんでだろうね!

女の子「……お父さんなに言ってるの?」

まどか「え? お母さんなにかおかしなこと言ったかな? そ、それよりあなたがしなきゃいけないことってなに? お母さんはなにを手伝えばいいのかな?」

幻聴をスルーして話を進めようとする私。だけどそんな努力は無駄で……。

女の子「なにか勘違いしてるようですけど……。あなたはお母さんじゃなくてお父さんですよ?」

まどか「」

淡々と衝撃的なことを口にする彼女。
幻聴であると、そうであってほしいと願っていた私の思いは無残に砕け散るのでした。

女の子「あ、そういえば私の名前をまだ言ってませんでしたね」

彼女はうっかりしていました、遅くなりましたが。
といい自身の名前を口にする。

女の子「私の名前は鹿目ほどか。父親であるあなた、鹿目まどかと、三日後に転校してくる母親である暁美ほむらの一人娘です」

にっこりと笑い自己紹介をする彼女。
そのとても美しい笑顔は夕日をバックにその美麗さをより一層輝かせ、その笑顔を見た私は、
この子に似ているほむらちゃんって子はすっごく綺麗なんだろうなー。っと場違いなことを考えてしまうのでした。

そして彼女の胸元で光る宝石。
そのピンクパープルに光るソウルジェムの輝きを見た私はこれから起こるであろう大変な出来事と、信じがたい現状に一人頭を悩ませるのでした。

まむらならどうよ

―― まどホーム ――


まどか「……」

ほどか「わぁ……。この料理すごくおいしいです。こんなにおいしい料理食べたことありません!」

知久「はは、そういってもらえると作った甲斐もあるな」

詢子「まだまだいっぱいあるからたくさん食べなよー。遠慮なんかいらないからな?」

ほむか「はい! いただきます!」

タツヤ「ほどかー!」

ほどか「あはは、タツヤおじちゃん口元汚れてるよ? ふきふきするね」フキフキ

詢子「おー、よかったなタツヤー。こんな美人な女の子に世話やいてもらって。この色男めー」

ほどか「そんな……。美人だなんて///]

詢子「はは、照れてる姿も絵になるじゃないか」

ほどか「か、からかわないでください///」

詢子「ははは。照れるな照れるな」

ほどかをほどけ!!!!

     ィソ彡彡彡彡彡彡三三三三三三彡|
    _ノノ彡彡彡彡彡彡彡三三三三三彡|
    1ノソソ彡彡彡彡彡彡三三三三三三.|
    jノ彡彡彡彡彡ミミミミミミミミミミミミ |

    ィ彡⌒   `丶三三三三彡⌒⌒}彡.|
    彡l| _         ̄ ̄ ̄     {ソ.|
    ィljfミ \      ____    廴| 木村束麻呂が

    ィl´⌒\}     /r───ミミ    .|
     リ r=-、        __       .| このスレを
     |´人(::ヽ      /て:::)>     |
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   / ∧ ヽ_ '..:j ̄            .|
     / ∧ `≦ニ=-_ノ        / |
     /  ∧ 人 `~~~~ /′    /  |
    /  / /∧  ` ー    _  <    |
   /  / / | ヽ      //      |

こんばんは! 鹿目まどかです!
無事? 買い物も終わり帰り道に出会った未来の私の娘と名乗る女の子、ほどかちゃんを家に連れてきた私。
で、ママ達に紹介して一緒にお食事ってなったんだけど……。

まどか(馴染みすぎだよ……)

そうです。すっごい馴染んでるの。とても初対面とは思えない程に。
いや、私の娘っていうんならほどかちゃんは初対面じゃないだろうし、そりゃそうなんだろうけど……。
でも、初対面なはずのママもパパもタッちゃんも馴染みすぎというか、普通の家族みたいというか……。

まどか(いや、悪いことじゃないんだけどね)

でも、さすがに驚きを禁じ得ないよ。これは……。
私としてはこの子を家族に紹介するのは結構緊張してたのに……。
なんていって紹介しようかとか、どう説明しようかとか。あんまりよくない頭を働かせて考えてたんだよ?
なのにこの子と来たら……。

ほどか「あぁ、私のことなら大丈夫ですよ。任せてください」

っていうから任せてみたら……。

http://i.imgur.com/Oi56C.jpg

詢子「いやー、まさかこんなに早く孫の顔を見ることができるとは、驚いたね」

知久「そうだね、最初聞いたときは信じられなかったけどね。でも、確かにまどかに似ているところもかなりあるしね」

ほどか「信じてくれてありがとうございます」

そうです。この子普通に全部ありのまま説明しやがったんです。
ご丁寧に魔法少女の事まで全部。

詢子「しっかし、そんな世界があるとはねー。長い間生きてきたけど全然気づかなかったわ」

ほどか「魔法少女は基本的には人にバレないように行動していますから……。やっぱり人目があると面倒ですし」

詢子「まぁそうだろうね。そんなもんが存在してるなんて知れたらみんな大騒ぎだ」

知久「まぁそのおかげで僕たちはこんなに早く孫の顔を見ることができたんだからラッキーなのかな?」

詢子「だね」

ラッキーで済ますんだ、この親は……。

え? っていうかそんなにあっさり信じていいもんなの? そりゃ魔法少女の事は目の前で見せられたら信じるしかないのはわかるけど……。
私の子供っていう事までそんなに簡単に信じちゃうの? しかも、しかもだよ?

詢子「しっかし、まどかもやるじゃん。この子の顔を見るに母親の子はすっごい美人だよ。そんな子を落とすなんてさすがは私の子だ」

なんで私が父親だっていうことも信じてるの!?
なんで!? そこは信じられないよね普通!! っていうか娘の性別が変わるっていうのになんでそんなにあっさりしてるの!?

ほどか「はい、お母さんは凄く綺麗ですよ。まぁ私も写真でしか見たことないんですけどね」

詢子「たしかほどかが小さい頃に亡くなったんだっけ?」

ほどか「はい……。もともと体の弱い人だったらしくて、私を生んだ為に体に限界がきたみたいで……」

詢子「そう……」

ほどか「……私のせいで」

悲しそうな顔をして、そう呟くほどかちゃん。
なんだろうこの空気。私だけついていけてないよ……。

>なんだろうこの空気。私だけついていけてないよ……。

俺もだよ

これほどひどいSSはあいはなちゃん以来だ

詢子「ほどか」

ほどか「なんでしょうか?」

詢子「辛い思いをしてきたんだね。でもね、これだけは覚えておけ。あんたの母親、
   ほむらって子は、あんたを生んで絶対に後悔なんかしてないよ。
   自分の体がどうなろうともあんたを生んだんだ。後悔なんかあるはずがない」

そういってママはほどかちゃんの頭に手を置きました。
そして頭を優しく撫でます。

詢子「だから私のせいでなんてあんたは絶対に口にしちゃいけない。
   その言葉はほむらの覚悟を裏切る言葉なんだから。
   ほむらはあんたのせいで死んだんじゃなくて、あんたが産まれたおかげで幸せの中で死ねたんだよ」

ほどか「あ……。そう、ですね。そうですよね……」

俯くほどかちゃんを優しく笑いながら撫で続けるママ。
普通なら感動的なシーンなのだろうけど私の心はそうはいかない。
だってその流れでいくと私がパパなのはもう確定事項として扱われているわけで。
私としてはそこにまだ納得いっていないというかなんというか……。

まどか「マ、ママ?」

いまだほどかちゃんを撫で続けるママに話しかける。

ホドカァー!!





















ホドケェー!!

詢子「ん? どうした? まどか」

まどか「あのー。私がこの子の父親っていうの信じるのかなって」

詢子「え? だってこの子はまどかの子供なんだろ?」

まどか「えぇ、いや、それはそうなんだけど、その父親っていうのはちょっとおかしくないかなって……」

詢子「……? なにかおかしいとこある?」

知久「ないよね?」

詢子「ないみたいよ?」

まどか「あるよ!」

おかしいところだらけだよ!

まどか「だって、パパだよ!? パパ! 変でしょ!?」

自分の娘の性別が変わることになんでそこまで疑問を抱かないの!?

ほむら「お菓子を作るための材料を買ってきてもらえるかしら?」

ほむほむ「ほむ?」

ほむら「ほむほむとまどまどで小麦粉、タマゴ、バニラエッセンスをマミのお店で買ってきてくれる?」

ほむほむ「ほむぅ……」

まどまど「まど?」

ほむら「二人でお使いもできないの?」

まどか「そんな事ないよね、まどまど、ほむほむ」

ほむほむ「ほむ!」

まどまど「まど!」

ほむら「あら、できるっていうなら行ってくれるわよね?」

ほむほむ「ほむ……」

まどまど「まど!」

ほむら「じゃあお金はここに入っているからマミにちゃんとほしい物を言うのよ?」

まどまど「まど!」

http://i.imgur.com/IS1Hu.jpg

ほむほむ「ほむぅ……」

ほむら「ほら、まどまどはもう行こうとしているわよ?見習いなさい」

ほむほむ「ほむ……ほむほむ!」

ほむら「その意気よ、買ってくるまでは帰ってきちゃダメだからね?」

ほむほむ「ほむ!」

まどか「うぇひひ、じゃあわからないことがあったらここに連絡してね?」

ほむほむ「ほむほむ!」

まどか「まどまどと一緒に行くんだよ?」

ほむほむ「ほむ!」

まどまど「まどー」

ほむら「ほら、まどまどが待ってるわよ?」

ほむほむ「ほむ!」

鹿目捕怒華

暁美まむら

詢子「変っていわれてもねー。……まどか、まさか」

急に真剣な顔になるママ。
え? なに? なんなの?

詢子「認知しないっていうの?」
 
出たよ認知! まさか一日で二度も認知って聞くとは思わなかったよ! しかも親から!

詢子「まどか」

ママは溜め息をつきながらなにかを私に伝えようとする。

詢子「男ならちゃんと責任を取らないとダメよ?」

まどか「私は女の子だよ!」

なにを言ってるのこの人は!

>なにを言ってるのこの人は!

全くだ




















お前の事だよ。>>1

1+ :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/07/20(金) 19:10:36.59 ID:AvaVPoKo0
立ったら投下する。

最後まで書き溜めあり。
ただ、分量がかなり多いので付き合ってくれる人がいたら生温い目で罵声とか浴びせつつ見守ってください。

あと、矛盾とかかなりあるのでその辺は頭の悪い僕をこのクズが! とか言って許してください。


じゃあ、だいたい五分ごとに投下していきます。
忍法帖の制度よく理解してないんだけど五分以上時間経ったら大丈夫だよね?

まどか「っていうかママとパパは私が男の子になることについてなにか疑問はないの!?」

詢子「疑問って、ある?」

知久「ないね」

おい、知久。知久、おい。即答か。

詢子「まぁ、魔法少女なんて存在してるんだし、女が男になるっていうのもありじゃないの?」

えぇー……。軽ぅ……。

ほどか「お父さんは私のお父さんは嫌ですか?」

ほどかちゃんが私の顔を覗き込みながら、上目使いでそう尋ねる。
……ホントに可愛いなこの子。


じゃなくて、若干不安げなほどかちゃんの顔を見た私は、なんだか自分が父親であることを認めないのが悪いことな気がしてきたことと
このアウェーな空気により

まどか「……別に嫌じゃないよ」

っと彼女の頭を撫でながら言ってしまうのでした。

>>156なら>>1は死ぬ

女の子「はい、私は未来から来たあなたの娘です」

まどか「え、えぇ!?」

始めまして! 鹿目まどかです! 現時刻は午後5時をちょっと過ぎたくらい。
学校も終わって家でのんびりしていた私は、パパにお使いを頼まれて、お醤油を買いに出かけていました。
そして、無事に買い物も終わり後は家路につくだけ。となった私の前に私の子供だと名乗る女の子が現れたのです!
その子は長い黒髪をツインテールにし、少し垂れ目のすごく可愛らしい女の子でした!

まどか「え、えぇと……。なんの冗談かな?」

あまりの突然の出来事に私は思わず、若干引きながらもそう聞き返してしまいました。
なにかの冗談であることを願いながらも。

女の子「冗談ではありませんよ。私は正真正銘、あなたの子供です」

はい。言い切られました。
なんなんでしょうかこの子は? 新手の詐欺でしょうか? 子供子供詐欺でしょうか?
こんな子供まで詐欺に手を染める時代なんでしょうか? 
あれでしょうか、そうしないと生きていけないのでしょうか? 不況のせいですねきっと。
嫌な世の中になったものです。

まどか(見たところ私と同じぐらいの年なのに……。
    詐欺なんてしないと生きていけないなんて……。可哀想に……)

女の子「はい、私は未来から来たあなたの娘です」

まどか「え、えぇ!?」

始めまして! 鹿目まどかです! 現時刻は午後5時をちょっと過ぎたくらい。
学校も終わって家でのんびりしていた私は、パパにお使いを頼まれて、お醤油を買いに出かけていました。
そして、無事に買い物も終わり後は家路につくだけ。となった私の前に私の子供だと名乗る女の子が現れたのです!
その子は長い黒髪をツインテールにし、少し垂れ目のすごく可愛らしい女の子でした!

まどか「え、えぇと……。なんの冗談かな?」

あまりの突然の出来事に私は思わず、若干引きながらもそう聞き返してしまいました。
なにかの冗談であることを願いながらも。

女の子「冗談ではありませんよ。私は正真正銘、あなたの子供です」

はい。言い切られました。
なんなんでしょうかこの子は? 新手の詐欺でしょうか? 子供子供詐欺でしょうか?
こんな子供まで詐欺に手を染める時代なんでしょうか? 
あれでしょうか、そうしないと生きていけないのでしょうか? 不況のせいですねきっと。
嫌な世の中になったものです。

まどか(見たところ私と同じぐらいの年なのに……。
    詐欺なんてしないと生きていけないなんて……。可哀想に……)

女の子「なにか失礼な事考えてませんか?」

まどか「え!? そ、そんなことないよー。ティヒヒ」

考えてることがバレた!? なんでしょうか最近の詐欺師は心を読めるのでしょうか。
嫌な世の中になったものです。

女の子「まぁ、いきなりこんなことを言っても信じてもらえないのは仕方がないですね。
    私だってそんなことをこんな道端で言われても宗教の勧誘か詐欺を疑いますから」

まどか「え、ぇー……」

女の子は今、まさしく私が考えていたことを言い当てるかのように言いました。
でも、自分でいいますか? ふつう……

女の子「しかし、あなたもすごいですね」

まどか「え、え? なにが?」

女の子「いきなり自分の子供だーなんて人が現れたら怖がって逃げますよ?
    少し危機管理能力が低いんじゃないですか?」

この子! 初対面でなんて失礼な!!

女の子「私ならその場で大声を出すか、鳩尾に一発決めてやりますよ?」

やだ、この>>1怖い!!

キンタマナァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

あ、ごめん
その金玉じゃないのさ

まどか(だってこんな可愛い顔で私のお父さんは嫌? って聞かれたら嫌とは言えないよ……)

だから決して私が押しに弱いとか可愛い子には弱いとかそんなことはないわけで……。

ほどか(パパちょろい)

詢子(我が子ながらちょろいわー)

知久(僕に似たんだね。これから苦労するよ、まどか)

なんか二名からは邪念が、一名からは憐みの眼差しを向けられているような気がするけどきっと気のせいだよね。
うん。気のせい。

まぁ、そういうわけでほどかちゃんはこんな風にあっさり我が家の一員になったのでした。

ちなみにほどかちゃんの生活費等は、家で払うことになりました。
ほどかちゃんは自分で出す。っと聞かなかったのですが、ママの

詢子『子供がんなこと心配すんな』

の一言と恐ろs、いえ、女神のような笑顔で納得してくれたようです。

ほどか(こ、恐かった……)

>ほどか(こ、恐かった……)
こっちのセリフだよ

―― まどルーム ――


まどか「でもこれからどうするの?」

夕食も済み、お風呂にも入った私達は今後の予定を話し合うことにした。
ちなみにお風呂に一緒に入ろうとしたところ

ほどか『お父さんのえっち! 変態!』

との御言葉により一緒には入れませんでした。

解せぬ。

ほどか「そうですね、これからのことを話す前に、まず私がなぜこの時代に来たのかを話しますね」

そういって椅子に腰かけ、私のぬいぐるみを抱きながらほどかちゃんは話し始める。
しかしぬいぐるみを抱く姿も絵になるねー。ティヒヒ。

まどか「たしか、お母さんを助けるとか言ってたよね? それと関係があるの?」

ママを助ける。
この言葉を考えるとなんだか物騒なことを連想してしまうけどどうなんだろう。

もうここまどほむ画像スレにしていい?

http://i.imgur.com/FXvpA.jpg
ほれ

ほどか「はい。私のお母さん、つまりあなたの妻であるほむらさんが私が幼いころに亡くなったと話しましたよね?」

改めて妻とか言われるとなんだか違和感バリバリだけど、話が進まないのでとりあえず頷いておく。

まどか「体が弱かったからだよね」

ほどか「……実はそれは嘘なんです」

まどか「え?」

なんだか衝撃的な事を告げるほどかちゃん。
嘘って……。ならどうしてほむらちゃんは。

ほどか「体が弱いというのは嘘ではないんですけど、
    お母さんは魔法少女になってからは魔法の力で体は丈夫になっていたみたいですから、出産にも耐えられたはずです」

ほむらちゃんも魔法少女なんだ……。
なんだか親子揃って魔法少女とかすごいなー。

まぁそれはいいか。

http://i.imgur.com/dB6mp.jpg

http://i.imgur.com/EBIuJ.jpg

http://i.imgur.com/tPjvn.jpg

http://i.imgur.com/wuLQ4.jpg

まどか「じゃあどうしてほむらちゃんは……」

ほどか「……。いまから一か月後にワルプルギスの夜という大型の魔女が現れます」

まどか「ワルプルギスの夜?」

ほどか「はい。その魔女は凄く強力な魔女でお母さんはこの街を守るために戦ったんですが、その魔女との戦いで呪いを受けてしまったんです」

まどか「呪いって……。まさかそのせいで」

ほどか「はい……。
    ですから、私はお母さんがワルプルギスの夜との戦いの際に呪いを受けないように一緒に戦い、その呪いのせいで死んでしまう未来を変えたいんです」

そこまで話すとほどかちゃんは一呼吸置く。
そして、

ほどか「それが、私が未来からこの時代に来た理由です」

っと、彼女は真剣な瞳でそう告げる。
その瞳は固い決意を宿していて、その目的を果たす為ならばどのような困難にも打ち勝ってみせるといわんばかりだった。

http://i.imgur.com/xZbIb.jpg

http://i.imgur.com/xiBil.jpg

http://i.imgur.com/JwjnQ.jpg

http://i.imgur.com/rESOQ.jpg

http://i.imgur.com/j2XBI.jpg

http://i.imgur.com/mP54A.jpg

http://i.imgur.com/CN2Yh.jpg

http://i.imgur.com/Rj6VB.jpg

http://i.imgur.com/zgtNs.jpg

http://i.imgur.com/wzJA6.jpg

http://i.imgur.com/FoeVs.jpg

J( 'ー`)し「たかし、何ブツブツなにいってんだい?」

J( 'ー`)し「…ねぇたかし、アンタ小説家さんになりたいって昔から言ってたけど」

J( 'ー`)し「年齢が年齢なんだからそろそろ、ね、母さんだってずっといるわけじゃないんだよ」

J( 'ー`)し「…またこんなくだらない物書いて」

J( 'ー`)し「母さん、元物書きとして許せないんだよ、たかしの文章…」

http://i.imgur.com/tGK53.jpg

http://i.imgur.com/8aJar.jpg

http://i.imgur.com/tGsgj.jpg http://i.imgur.com/QoZWh.jpg http://i.imgur.com/r0cMf.jpg

>>1逃げたかな?

http://i.imgur.com/cJtmR.jpg

>>228いるよ

http://i.imgur.com/Z61Pu.jpg
糸冬

>>230
                      (ω・` )

      ,,、 -''/             {  人 ゙ヽ、
    イ  /,r ''了 / 了       ノ´r‐''''ヽ、} ヽ
    /  /,/  // ,/      - '´ ,ノヽ   i   }
    /   /:/  // _/'      / ,'      }  ,{
  イ  / / __/: l/       .! :      ,∧ノ ゙i
  |.  / //__,         、 .{     , '"´、 ∨, }
  .|  レ '''"  / >>1      ヽァ-、,/i    ヽ∨!    ,r、-  _,,,、 -ー ―
  |    ,、-ー( ´;ω)-=- o゚ 。 i r'´  } ,.-‐'" ',.}'   /レ '' "  ,、   /
 .|  r' /⌒二二二二⊃二⊃  i._,.ゝ- 、     /|  /   z- "/  /
 |  | /  ノ-‐-、, ――― ' /´     ',   / |  /,、-''"  /  /
. |  | (  〉   `ヽ`ー‐‐''''''''",,... -‐‐‐-.ノ  /   |      ,,、-'  /
/  |  ヽ ヽ、 >/..__ `ー‐--.. -‐ ''"´,. .リ ,...ノヽ ,、-'' "   ,,、z

|  /   ヽ \_>―--=、._      ,..-‐'"´ヽ.  ' ,l"   ,、- '
|/     \ \  ̄\   〉ー---‐'" / ノ   ',  } ,、 ''"
          \ \`\ \ / 〉 、"´ /′/     ', }/

http://i.imgur.com/4gVGu.jpg

1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail:  2012/07/20(金) 19:10:36.59
ID:AvaVPoKo0
立ったら投下する。

最後まで書き溜めあり。
ただ、分量がかなり多いので付き合ってくれる人がいたら生温い目で罵声とか浴びせつつ見守ってください。

あと、矛盾とかかなりあるのでその辺は頭の悪い僕をこのクズが! とか言って許してください。


じゃあ、だいたい五分ごとに投下していきます。
忍法帖の制度よく理解してないんだけど五分以上時間経ったら大丈夫だよね?

画像が、良質すぎてもうSSとかどうでもいい

もうやんなくていいよ
ヒュドラちゃんをありがとう

>>244

          __
     n: ./  _, ,_ヽ
     ||/ (●) ..(●)

    f「| |^ト、 ,-=‐ i
    |: ::  ! }     く
    ヽ  ,イ

http://i.imgur.com/eoAn9.jpg
キリカちゃんの画像って全然ねーのな

http://i.imgur.com/RJwat.jpg

まどか「……。うん。わかったよ」

彼女の決意を受け、私は自分がすべきこと出来ることをしようと考える。
だって、娘であるこの子がそんな大変なことに立ち向かってるのに親である私が逃げるわけにはいかないもん。

まどか「で、私はなにを手伝えばいいのかな? 今の話からだと私にできることってなさそうだけど……」

今の話を聞く限りだと、そのワルプルギスの夜っていう魔女との戦いでは私は役にたてそうにない。
だって私は魔法少女じゃないし、ほどかちゃんと一緒にほむらちゃんの為に魔女と戦うというのは無理だろう。
なら私は何をすればいいのか。

ほどか「それなんですが……。お父さんには私がお母さんと一緒に戦えるように仲を取り持ってほしいんです」

まどか「取り持つって……。なんでそんことを? 私に話したみたいにほむらちゃんにも自分があなたの娘だってことを言えばいいんじゃ……」

ほどか「いえ……。えーと、そのなんていうか自分でいうのもなんですけど、いきなりそんなことを言われてもお母さん信じてくれないと思うんですよ。
    それにお母さんはなんだか性格に難しいところもあったみたいで……。一匹狼気質というか、冷たいというか……」

えぇー……。なにそれ。私の奥さんってそんなに怖い人なの? なんか将来に不安が……。


ほどか「あっ、でもそんなお母さんが唯一心を許せる人がお父さんだったらしくて、そんなお父さんがお母さんに話しをしてくれたら大丈夫かなって」

えぇ、なにそれ。私ってそんな人の心を射止めたの? やるじゃん私。

ほどか「ですから、私がお母さんの子供っていうことは内緒で、うまく協力関係を結んでワルプルギスの夜を無事に倒すことが私の目的になります」

まどか「なるほどねぇ」

なんだか難しそうだけど……。
不安そうにこっちを見てくるほどかちゃんを安心させる為にもここは

まどか「うん。きっとうまくいくよ」

笑顔でこう答えるべきだよね。

まどか「ほむらちゃんがどんな子かは会ったこともないからわからないけど、優しい子だっていうのはわかるよ。
    だってこの街を守るためにそんなにすごい魔女と戦ってくれるんでしょ?
    みんなの為にそんなことをしてくれる優しい子なら、きっと協力してくれるよ
    だから大丈夫だよ。きっとほどかちゃんの願いは叶うよ」

その言葉に安堵の表情を浮かべるほどかちゃん。
うんうん。やっぱり子供には安心してほしいよね。

ほどか「そうですね。……私の願いは叶いますよね。未来は……」

ほどかちゃんはそう呟いて俯く。
表情は見えないが、きっと自分の望む未来が訪れるであろうことに安心しているのだろう。

ほどか「あ、そうです。お父さんにもう一つお願いが」

そういって顔を上げ、私にお願いがあることをほどかちゃんは告げる。
うんうん。なんでも言ってね。可愛い娘のお願いならなんでも聞いちゃうから。

まどか「なーに?」

ほむか「お父さんにも魔法少女の素質はあるんですが、魔法少女にはならないでください」

なんだそんなことか。
それならお安い御用だよ。私が魔法少女にならな、ってえぇ!?

まどか「えぇ!? 私にも魔法少女の素質があるの!?」

思わぬ言葉に大声を出してしまう私。
そんな私の叫び声にほどかちゃんは耳をふさぎながら。

ほどか「うるさいですおとうさん」

抗議の声を挙げる。

http://i.imgur.com/MVd2H.jpg
一貫してなさ過ぎだろこのゴミムシ

http://i.imgur.com/jELi0.jpg

まどか「ご、ごめん。ってそうじゃなくて私にも素質があるってほんとうなの!?」

ほどか「本当ですよ。しかも歴代の魔法少女の中でも一番の素質があるみたいです」

まどか「そ、そうなんだ」

私なんかがそんな凄い力を持ってるなんて……。俄かには信じられない話だ。

まどか「で、でもなんで私は魔法少女になっちゃだめなの? ワルプルギスの夜がすごい魔女なら一人でも多く戦える人がいたほうが……」

ほどか「うーん……。それについてなんですが、魔法少女になるとお父さんは男の人になれなくなるんですよね」

まどか「え?」

ほどか「魔法少女になると死ぬまで永遠に魔法少女になるみたいです。
    ですから、お父さんが契約して魔法少女になってしまうと将来的に私が産まれなくなるので私の存在が消えてしまいます」

あっさりと凄いことを言ってのけるほどかちゃん。

俺「お父さんにもSSの素質はないんですが、書かないでください」

>ほむか「お父さんにも魔法少女の素質はあるんですが、魔法少女にはならないでください」

お前ホモか!?(難聴)

ほどか「ですので、お父さんが魔法少女になるのはやめてほしいなぁって。
     まぁ私の存在を消してでも叶えたい願いがあるなら別にいいですけど」

まどか「そ、そんな願いないよ! ほどかちゃんを消してまで叶えたい願いなんて……」

私はその言葉を慌てて否定する。

ほどか「冗談ですよ。お父さんはそんな人じゃないって信じてますから」

ニコリと微笑みほどかちゃんはそう話す。
なんだかこの子には勝てないなぁー。
こんなことを言われたら、絶対に契約なんてしないぞ! って思っちゃう。

ほどか「……。このことはお母さんも忠告してくると思うんです」

まどか「え?」

http://i.imgur.com/ucjFP.jpg

ほどか「実を言うとお母さんも未来から今の時代に時を渡ってきているんです。
    まぁ、お母さんの場合はワルプルギスの夜が現れる一か月後からみたいですが」

まどか「それってどういう……」

ほどか「詳しい事情はわかりません。ですが、お父さんが魔法少女になることと関係があるみたいです」

まどか「……」

ほどか「お母さんはお父さんが魔法少女になってしまった未来を変えるために行動していたみたいです。
    たぶん、ワルプルギスの夜に殺されてしまうから、その未来を変える為とかだと思うんですが……」

まどか「そ、そんなに強いんだワルプルギスの夜って……」

ほどか「みたいです。でも安心してください。その点については問題ありませんから」

自信満々に胸を張るほどかちゃん。
ちなみに私よりも大きい。ほむらちゃんの血だろうか?

まどか「どういう意味?」

ほどか「私の存在が答えです」

まどか「??」

ほどか「えっと、つまりですね。
    私が存在しているということは、ワルプルギスの夜を倒した未来は存在しているということです。
    そして、未来からきた私はワルプルギスの夜の倒し方も知っているというわけです。
    だって、母親であるほむらさんが倒したわけですから」

そこまで言われてようやく理解する私。

まどか「じゃあほどかちゃんはワルプルギスの倒し方を知っているんだね!」

ほどか「だからそう言ってるじゃないですか」

う……。たまに冷たくなるよねこの子。

ほどか「ですから、ワルプルギスの夜については問題ありませんので安心してください。
    お父さんはお母さんの忠告を素直に聞いてお母さんを安心させてあげてくださいね?」

そういって念を押すほどかちゃん。
……。本当にこの子はほむらちゃんのことが好きなんだなぁ。
やってることや言ってることは全部ほむらちゃんの為。
若干、私に冷たい時があるけど、私に全部話してきたことも私の事を信頼してくれてるんだろうし……。

http://i.imgur.com/cMqxG.jpg

http://i.imgur.com/9r0Xw.jpg

まどか(ほむらちゃん……。私達の娘は優しい子に育ってるよ。あなたとはまだ会ったことはないけど)

じっと慈愛の眼差しで我が娘を見る。
あぁこれが子供の成長を喜ぶ親の気持ちなんだね。

ほどか(なんか気持ち悪い目だなぁ)

ほどか「さて、私の目的を話したところで今後の予定ですが」

ほどか「まず、お母さんと協力関係を結び、その後は巴マミさんとも協力してもらうために話しをします」

まどか「巴マミさん?」

聞きなれない名前に首を傾げる私。
誰だろう……。その、首と胴体が着脱可能そうな名前の人は……。

ほどか「はい。私と同じ魔法少女でこの見滝原を守っている人です。年はお父さんの一個上ですよ。
    たしか、お父さんと一緒の中学に通っているはずです」

http://i.imgur.com/qnJez.jpg

http://i.imgur.com/O3GaY.jpg

まどか「へぇー、そんな人がいるんだ。その人と協力するのはワルプルギスの夜の対策の為に?」

ほどか「はい。マミさんの力は必要ですから……」

まどか「うん。わかった。マミさんって人とも仲良くなればいいんだね?」

ほどか「仲良く……。まぁそうです」

要は友達を増やせばいいんだよね?
じゃあ簡単簡単。

まどか「他にはなにかないの?」

ほどか「そうですね……。あと一人協力したい人がいるんですが……。佐倉杏子さんって人なんですけど、まぁ今はいいです。
    今はお母さんとマミさんの二人と話をすることに集中してください」

まどか「んー。了解! 学校で話せばいいのかな? それとも家に呼んだ方がいい?」

ほどか「学校でいいですよ。時間がないようなら放課後に喫茶店でもいいですし」

http://i.imgur.com/pMJAE.jpg

http://i.imgur.com/HUm24.jpg
スク水恭介くん

まどか「じゃあ喫茶店かな。だってほどかちゃんも一緒のほうがいいだろうし」

ほどか「そうですね。では放課後にみんなで一緒に喫茶店にでも」

まどか「じゃあ放課後になったら連絡するね?」

ほどか「? 連絡なら必要ありませんよ?」

まどか「え、でも連絡しないといつ家をでたらいいかわからないんじゃ……」

ほどか「え? ……あぁ、そういえば言ってませんでしたね」

ん? なにが? またこの子は大事なことを話してないのかな?

ほどか「私もお父さんと一緒の学校に通うことになってますから」

なん、だと?

http://i.imgur.com/WHRx9.jpg
http://i.imgur.com/UCthm.jpg

まどか「え? えええええ!!? な、なんで!?」

ほどか「そっちのほうが効率がいいからですよ?」

まどか「え!? でも手続きとかは!?」

だってこの子の話だと今日この時代に来た感じだよね!?
じゃあ、そんな暇ないはず……。

ほどか「その辺は魔法で、あとは私の願いの余波とかでかな」

まどか「え、えぇ、なにそれ……」

便利すぎだろう魔法……。
チートじゃないか……。

http://i.imgur.com/rpFEz.jpg

ほどか「お父さんの親戚ってことになってますから、ちゃんと口裏を合わせて下さいね? 
    私はお父さんのことをまどかちゃんって呼びますから。おかしなことを言っちゃダメですよ?」

ほどかちゃんがつらつらと注意事項を述べていく。
でも、急展開に頭がついていかない。

ほどか「じゃあ、まぁ、というわけで。これからよろしくお願いしますね。まどかちゃん♪」

ニッコリ微笑みそう言う彼女の笑顔はとても可愛くとても悪魔的でした。

まどか(こういうのを小悪魔っていうのかな?)

こりゃ難儀な子ですね……。

まどか「はぁ……」

http://i.imgur.com/zsZCA.jpg


おはようございます! 鹿目まどかです!
未来からきた私の娘、ほどかちゃんと出会って今日で三日目の朝。
今はいつものメンバーで登校中なのですが、その登校風景にいつもは見ない姿が。

さやか「へぇー、まどかの親戚ねー。確かに似てるところはあるね」

仁美「えぇ目の辺りとかはまどかさんにそっくりです」

ほどか「よく言われるんですよー。あとは私のほうが大人っぽいとか」

さやか「あー、うん。そうだね。まどかがかわいい系っていったらほどかは綺麗系っていうの?
    いやぁー。仁美も美人だし、こんな子達に囲まれたたらますますさやかちゃんの存在が薄くなるよ!」

ほどか「さやかさんもすごく可愛いと思いますよ?」

さやか「くぅー。そんなに嬉しいことを言ってくれるとは! そんなに可愛いことをいうほどかは、私の嫁になるのだー!」

ほどか「きゃー! さ、さやかさんやめてくださいー!」

仁美「……こほん」

まどか「……」

http://i.imgur.com/ZlT7n.jpg

まどか(相変わらず、馴染むのが早すぎるよ……)

なんなんでしょうか、みんなのほどかちゃんの受け入れ態勢の整い加減は。
今朝会って親戚の子で今日転校してくるって紹介したら二つ返事で受け入れてこれですよ。
いや、まぁなにも不審に思うこともないでしょうけど、ひと悶着くらいあるんじゃないかとか心配してた私はいったい……。

さやか「しかしほどかのそのリボン可愛いねー」

ほどか「派手じゃないですか? 私には似合わないような……」

仁美「そんなことはないです。よくお似合いかと」

さやか「そうだよ。まどかとお揃いでよく似合ってるよ!」

褒められて照れているほどかちゃんにニコニコしながら話しかける二人。
……騙されないで! その子猫被ってるから!

だって今朝――。


http://i.imgur.com/z8E5W.jpg

http://i.imgur.com/05KGW.jpg

―― まどホーム  ――

まどか『リボンどっちかな?』

詢子『ん』

まどか『えー 派手すぎないかな?』

詢子『それくらいでいいのさー』

詢子ほどか『女は外見でなめられたら終わりだよー』

ほどか『ですよね?』

まどか『え』

詢子『よくわかってるじゃないかー。さすが私の孫だね』

ほどか『えへへ』

詢子『そうだねー。ほどかもまどかとお揃いのリボンでいきな』

ほどか『そうですね。……んしょ。どうですか?』

詢子『うん! いいじゃーん。これならほどかの隠れファンもメロメロだ』

ほどか『そうですねー。えへへ』

まどか『いやいや、ほどかちゃんこの時代に知り合いいないでしょ。隠れファンなんているわけ……』

ほどか『いると思っておくんですよ。それが美人の』

詢子ほどか『ヒ・ケ・ツ』

詢子『だね』

ほどか『ですね』

まどか『……』

http://i.imgur.com/O45OW.jpg

まどか(ってことがあったんだから……)

思ったね。ほどかちゃんはママにそっくりだって。

さやか「しかし、ほどかは美人だねー。これは男子はだまっちゃいないよー」

ほどか「そんな……。私なんて全然……」

さやか「くー、なんて奥ゆかしさ!」

まどか(さやかちゃん騙されちゃだめ! その子の本性はそんなんじゃないから!)

さやか「私が男だったらほっとかないよ! きっと!」

まどか(それについては同意見だよ! でもさやかちゃんにはあげない!)

仁美(あらあら、私なんだか空気ですわ)

そんなこんなでさやかちゃん達とも打ち解けることができたほどかちゃん。
若干うまくいきすぎな気もするけど仲良しなのはいいことだよね。

http://i.imgur.com/yS3G4.jpg

http://i.imgur.com/8Fbin.jpg

まどか(次はほむらちゃんか……)

一番重要な人であるほむらちゃん……。どんな子なんだろう……。
あれ? そういえばほむらちゃんって私のお、お嫁さんになるんだよね……。
ど、どうしよう! 今更だけどなんか緊張してきたよ!
なにを話せばいいんだろ!? 式はいつあげるとか!? ハネムーンはどこがいいんだろう!? やっぱり熱海かハワイかな!?

まどか「あ、あわわわわ」アセアセ

さやか「ん? どうしたまどか、そんなあからさまに慌てて」

まどか「え!? な、なんでもないよ!」

さやか「えー、なんでもないようには見えないけどなー」

食い下がるねさやかちゃん……。
ここは空気を読んで流してほしいのに!

http://i.imgur.com/J1Q8R.jpg

http://i.imgur.com/pJIqX.jpg

ほどか「……」ジー

あぁ! ほどかちゃんが可愛いお目目でこっちを見てるよ!
あの目は私が余計なことを言わないか危ぶんでる目だ!

まどか「も、もー! ほんとうになんでもないから! それより早く学校いこ! 遅刻しちゃうよ!」

さやか「げ、たしかにもうこんな時間」

まどか「ね! ほらほら早く! ほどかちゃんも!」

強引に押し切る私。かなり怪しいけどしょうがない。
遅刻しそうなのは本当だし。

さやか「あ、まってよ! まどか!」

ほどか「そんなに慌てると転びますよ?」

仁美「あらあら私に今後出番はあるのでしょうか?」

こうしてドタバタしながらも私たちの一日は始まったのでした。

http://i.imgur.com/wI4lU.jpg

―― 学校  ――

和子「目玉焼きとは(ry

さやか「だめだったかぁ」

まどか「だめだったんだねぇ」

和子先生の破局を聞きながらついにこの時が来たと私は緊張する。

まどか(ついに私の嫁がみられるんだね)

思わず生唾を飲み込んでしまう……。
ほどかちゃんがあの外見ならほむらちゃんもきっと……!

和子「はい。あとそれから今日はみなさんに転校生を紹介します」

さやか「え、えぇ、そっちが後回しかよ」

まどか(きた!)

ついに私の嫁が!

http://i.imgur.com/p03TL.jpg

束麻呂「おっす俺木村束麻呂!俺は学園のみんな全員と友達になる転校生だwww」

和子「じゃ、鹿目さん、暁美さんいらっしゃーい」

さやか「え? 二人?」

転校生の登場にざわめく教室内。
そりゃそうだよね。転校生が二人。しかも同じ教室になんて普通はありえないもん。

さやか「うわ、ほどかもそうだけどもう一人の子もすげぇ美人……」

まどか「……」

さやか「ん? っていうかあの二人似てない……? 並んだら姉妹みたいだよ」

そりゃ親子だもん。似てるのは当たり前だよ。
っていうか……。

まどか(なにあれなにあれ! ほむらちゃんすっごく可愛い!! 本当にあの子が私の……///)

原作に性格を似せてないSSは叩かれるのになぜ原作に絵柄を似せてない虹絵は叩かれないのか
画像を開くたびにイライラする、オリキャラがまどかのコスプレしてるだけってね

>>366
次回予告の絵にも言って来い

思わずじっとほむらちゃんを凝視してしまう。
そして肝心のほむらちゃんは……。

ほむら「……」

ほどか「……」

ほどかちゃんをじっと、驚いたような顔で見つめているのでした。

まどか(あれ、なんか様子がおかしい……?)

その異様なふいんき(←なぜか変換できない)にみんなもさっきとまでは違ったざわめきを見せ始める。

和子「えーっと……。それじゃあ二人とも自己紹介いってみよー」

先生も困った様子で自己紹介を促す。

ほどか「……鹿目ほどかです。このクラスにいる、鹿目まどかさんとは親戚で、今日からみなさんとこの学校で共に学ぶことになりました。
    仲良くしてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします」

笑顔でそう自己紹介をするほどかちゃん。
うん。客観的に見て、完璧な挨拶。あれならみんなにいい印象を与えたのは間違いないね。

http://i.imgur.com/6kMuP.jpg

対してほむらちゃんはほどかちゃんの挨拶に驚きながらも

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」

と、完璧なまでに無愛想な挨拶をしたのでした。

まどか(……確かに、なんだか難しそうな子だね……)

ほむら「……」

まどか(あ、こっち見た。っていうか睨まれた! なんで!?)

私、なにかしたかな? あ、未来でなにかしたからかな……。
……。なんだか、この先が一気に不安になってきたよ……。

HRも終わり、クラスの子達は珍しさから転校生、つまりほむらちゃんとほどかちゃんを囲んで質問攻めをしているのでした。
ほどかちゃんの方には親戚ということもあり私も一緒にいるんだけど、どうしようかな……。

まどか(ほむらちゃんと話さなきゃいけないんだよね)

大事な話は放課後にすればいいとしても、そのきっかけ作りにとにかく一回は話さないと。

モブ1「鹿目さんってどこからきたのー?」

ほどか「東京からです。実家は神戸にあるんですけど、親が転勤族で住むな所がころころ変わるんで
    あと、ほどかでいいですよ。鹿目さんだとまどかちゃんと紛らわしいですし」

モブ2「じゃあほどかちゃん! まどかちゃんの家に住んでるのはなんでなの?」

ほどか「親が外国に転勤になりまして、むこうが落ち着くまではまどかちゃんの家にお邪魔することになったんです」


http://i.imgur.com/KKwgO.jpg

モブ3「えぇー。じゃあもしかしてまた転校しちゃったりするの?」

ほどか「はい……。みなさんと仲良くなれそうなのに残念ですが……」

まどか「……」

この子、本当に凄いな……。
よくもまぁ、これだけ嘘をスラスラとつけるもんだよ……。
しかも表情もころころ変わって……。今の悲しげな表情とか本当に悲しそうだもん。
演技ってわかってるのに思わずなでなでしそうになったよ。
そういえばほむらちゃんのほうはどうなんだろう……。

http://i.imgur.com/9Kwkl.jpg

モブ5「暁美さんって、前はどこの学校だったの?」

ほむら「東京のミッション系の学校よ」

モブ6「前は部活とかやってた? 運動系? 文科系?」

ほむら「やってなかったわ」

モブ7「すっごい綺麗な髪だよねー。シャンプーはなに使ってるの」

http://i.imgur.com/TsBie.jpg

http://i.imgur.com/YXUzN.jpg

まどか「……」

あっちはあっちで人気みたいだね。

仁美「不思議な雰囲気な人ですよねぇ。暁美さん……」

さやか「ねぇまどか。あの子知り合い? なんかさっき思いっきりがん飛ばされてなかった?」

まどか「え? うーん。うぇひひ……」

知り合いって言ったら知り合いなのかなぁ?
未来では仲良くしてるみたいだし……。

まどか(仲良く……///)

さやか「まどか?」

http://i.imgur.com/1G5tZ.jpg

ほむら「ごめんなさい……。ちょっと緊張しすぎたみたいで気分が……。保健室にいかせてもらえるかしら」

モブ5「あ、じゃあ私が案内してあげる」

モブ6「あ、私もいくいく!」

ほむら「いえ、おかまいなく。係りの人にお願いしますから」

あ、こっち来た。
どどど、どうしよう。係りの人って私だよ!? 急にこんなの唐突すぎるよ!

ほどか「……」

慌てる私にほどかちゃんが目配せをする。
そ、そうだよね。いまからが本番だよね。気を引き締めないと……。
ぐっと拳に力をいれる私。そう……。私がやらなきゃいけないんだ……。


ほむら「鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保健委員よね」

まどか「え、えっと……」

ほむら「連れて行ってもらえる? 保健室」

まどか「え!? そ、そんな私達にはまだ早いよ!!」

ほむら「え?」

さやか「え?」

仁美「あらあら」

ほどか「はぁ……」

まどか「え? え?」

あれ私なにいって……。
ど、どうしよう……。なんだかすごい空気だよ……。
いったい誰のせいでこんなことに……。

ほむら「……。鹿目まどかさん、あなたがこのクラスの保健委員よね」

まどか「え?」

さやか(あ、今の流して仕切りなおした)

ほむら「連れて行ってもらえる? 保健室」

まどか「あ、はい」

さやか(意外といいやつなのかな)

ほどか「あ、なら私もついて行ってもいいですか? 早めに校内のこととか知りたいですし」

ほどか「あなたも?」

ほどか「ぁ……。えと、だめ……、でしょうか……?」

ほむらちゃんの言葉にほどかちゃんはおどおどしながら同行してもいいか伺う。
なんだか、ほむらちゃんに対しては弱気……? なんでだろ……。

ほむら「……。私が許可を出すことでもないわ。そもそも私が拒否する資格はないもの
    案内してくれるのは鹿目まどかさんなのだから鹿目さんに聞くのが正しいんじゃないのかしら」

ほどか「ぁ、はい。そうですね……」

http://i.imgur.com/Z2ZWM.jpg

うわぁ、なんだかほむらちゃんもほどかちゃんに対して冷たいなぁ。
なんか、警戒してる感が半端ないよ。
ほどかちゃんもすっごく怖がってるし……。

まどか「え、えーと……。私は構わないよ! ほどかちゃんも一緒にいこ!」

私の言葉に安心したのかほどかちゃんはホッとした様子を見せる。
だけどほむらちゃんの

ほむら「よかったわ。私もあなたとは“じっくり”お話ししたかったし」

の言葉にまた萎縮してしまうのでした。

まどか(えぇ……。大丈夫なの? これ……)

不安すぎるよ……。

http://i.imgur.com/pgjdq.jpg

http://i.imgur.com/WiwVY.jpg

まどか「……」

ほどか「……」

ほむら「……」

……。なんですか、この空気。

まどか(き、きまずい……)

ほどかちゃんとほむらちゃんを保健室に案内しているわけだけど、見事に会話がない。
会話がないだけならともかくほむらちゃんはほどかちゃんに対してなんだか、敵対心みたいなものを抱いていると私は感じた。

まどか(なんでだろう……。初対面のはずだよね?)

ほむらちゃんはほどかちゃんが自分の娘だとは知らないわけで、当然初対面のはず。

まどか(でも、明らかにほどかちゃんに対しては警戒しているんだよね)

他のクラスメイトに対しては無愛想ながらもちゃんと話してたし、敵愾心みたいなものは感じられなかった。
でも、ほどかちゃんに対してはなにか危険なものを見るような……。
自分が知らないものがそこに存在していることへの警戒というかそんなものが感じられた。

まどか(おかしいよね? 確かにほむらちゃんが未来からきたとしても……)

ここまで露骨に警戒する必要はないんじゃ……?

http://i.imgur.com/WcYny.jpg

ほどかちゃんもほむらちゃんに警戒されていることからか元気がない。

まどか(ううん。これは警戒されていることよりも……)

せっかく会えた母親に嫌われているかもしれないという事実に悲しんでいるんじゃないか。

まどか(そうだよね……。ほどかちゃん、ほむらちゃんに会えるのすっごく楽しみにしてたもん)

実際にそういうことを本人の口から聞いたわけではないけど、昨日のほどかちゃんはなんだか落ち着きがなかった。
どこから持ってきたのかわからない制服を着ておかしくないか見ていたり、今朝だって、鏡の前で念入りに身支度をしていた。

まだあって間もないけどほどかちゃんがしっかりしている子だということは理解している。
礼儀作法はきっちりしてるし、浮かれたり無意味にはしゃいだりもこの子はしないんだろう。

タッちゃんの面倒も見てくれたりしてるし、パパのお手伝いも自分から進んでやってるみたいだったし……。
ママからどっちが親かわからない。なんて言われたっけ。

まどか(でもしょうがないよ。ほどかちゃん頭もいいし、気が利くし、私よりも大人だもん)

ママはそのことについて、難しい顔で

詢子『ほどかはどっちかというと根っこはまどかに似てると思うんだけどなー』

なんて言っていた。

http://i.imgur.com/bDXji.jpg

>タッちゃんの面倒も見てくれたりしてるし

だれだおまえ

http://i.imgur.com/qABlE.jpg

まどか(私はほむらちゃんに似てると思うんだけどな)

実際にほむらちゃんに会ってみての感想だ。
この二人。本当にそっくり。
話し方や愛想とかは全然違うんだけど、ふとした時のしぐさや雰囲気なんかはうりふたつだ。

まどか(顔だってほむらちゃんにそっくりだしね)

この二人が一緒に歩いていると知らない人は姉妹と思うだろう。
現に教室から保健室に向かう間、他のクラスの子達からの注目をこの子たちは浴び続けている。

まどか(そりゃこんなにかわいい子たちが歩いてたら見ちゃうよ)

若干、少し……、大いに、自分との外見を比べたりをしてアンニュイな気持ちになりかける。
自分だって女の子だ。未来ではどうか知らないが、今は女の子だ。
そういう気持ちにだってなる。

でも、ふと、自分はこんなに世間の注目を集めるような子達の家族になれるのかと考える。
もっと言えば、この子達は私の……。

まどか(……私はバカなの? 今はそんな変なこと考えてる場合じゃ)

だいぶ脱線した気もするが、今やるべきことはほむらちゃんと話すこと。
そして、ほどかちゃんに対する敵対心を解くこと。

まどか(親子の仲が悪いなんて絶対おかしいもん)

http://i.imgur.com/TOUzu.jpg

それにほどかちゃんの目的を考えればほむらちゃんとは仲良くしてほしいと思う。
せっかく奇跡のおかげで母と娘が会えたんだ。

まどか(ここは、パパがなんとかしないとね)

私の前を歩くほむらちゃん。
まぁ、さすがに未来からきただけあって、保健室の場所は知ってるみたいだね。

ほどかちゃんに私に任せてほしいというアイコンタクトを送り、私は話をするためにほむらちゃんの傍に近寄る。

まどか「えっと、ほむらちゃん」

ほむら「! ……。なにかしら」

ん? 今の表情はなんだろう? まぁいいや。

まどか「その、変わった名前だよね。あっ、変な意味じゃなくて、なんかさ、燃え上がれー、って感じでかっこいいなって」

とりあえず名前から褒めてみる。かっこいいと思ったのは本当のことだし。

http://i.imgur.com/iAo4R.jpg

http://i.imgur.com/9Fru4.jpg

お前らもうちょい優しくしてくれてもよくくね?

http://i.imgur.com/Yt5US.jpg

めざせタッちゃん甲子園

>>432
http://i.imgur.com/un8fE.jpg

http://i.imgur.com/pRfdk.jpg

http://i.imgur.com/9ibED.jpg

http://i.imgur.com/8Llxq.jpg

ほむら「そ、そうかしら///」

あれ? 顔が赤い? もしかして……。

まどか「照れてる?」

ほむら「て、照れてなんかないわ」

まどか「えー、照れてるよね? 顔とかちょっと赤くなって……」

ほむら「照れてないわ!」

いやいや、照れてるよね。表情にあんまり変化はないけど。
うーん……。もしかしてほむらちゃんって……。

まどか「……。ほむらちゃんってさ、可愛いよね」

本心からそう思う。

http://i.imgur.com/CylpE.jpg

http://i.imgur.com/ENT5D.jpg

ほどほむ「!」

ほむら「な、急になにを言いだすの、鹿目さん///」

おぉ、慌ててる。
なんだろ、なんか面白い。

まどか「最初はクールでかっこいい子だなって思ったけど、今の表情とか見てたらなんだかとってもかわいいなーって」

ほむら「だ、だから私は……」

必死でごまかそうとするほむらちゃんかわいいなー。

まどか「ふふ。隠さなくてもいいのに」

ほむら「隠してなんか///」

そういって俯くほむらちゃん。
でも、俯いていてもわかる程に顔はもはや真っ赤だ。

http://i.imgur.com/0AsIN.jpg

まどか「私は好きだよ? ほむらちゃんの照れた顔」

可愛いし、もっと見てたいなって思うくらいに。

ほむら「え!?」

驚いて顔をこっちに向けるほむらちゃん。そんなほむらちゃんに近づいて。

まどか「だからさ、もっとよく見せてよその可愛いお顔を」

そう言ってあげた。

ほむら「ひう/// あ、あの、その、鹿目さん……」

まどか「違うよ」

ほむら「え?」

まどか「まどかって呼んで?」

http://i.imgur.com/nTWa6.jpg

http://i.imgur.com/u4cU6.jpg

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http://i.imgur.com/J4iac.jpg

画像連投してる奴の方が正直気持ち悪い

http://i.imgur.com/oZHgD.jpg

>>432かわいそうってすごい心にくるね。

なんかごめんなさい


笑顔でほむらちゃんにそう告げる。
これから長い付き合いになるんだし、どうせなら名前で呼んでほしい。

ほむら「!!!!!!」

ボンッっていう音がしたかと思うとほむらちゃんの顔がこれまで以上に真っ赤になる。

ほどか「うわぁ……」

ほむら「あ、あああああああの! わ、私一人で保健室行きますね! そ、それじゃ!!」

そう言い残すとダッシュで保健室に向かうほむらちゃん。
そして、それを呆然と見送る私。

まどか「……」

あれ? 私やらかした?

>>454
http://i.imgur.com/3mwlU.jpg

ほどか「なに、娘の前で母親口説いてるんですか」

ほどかちゃんが心底呆れたようなような顔でこっちを見てくる。
やめてその顔! なんだか心に響くから!

ほどか「どうするんですか、お母さん走っていっちゃいましたよ」

まどか「あはは、どうしよっか」

これじゃあ話ができない。
どうしてこんなことに……。

ほどか「はぁ、本当にお父さんはいつの時代もお父さんなんですね」

まどか「えー……。なにそれ」

ほどか「いいんです。今はお母さんともう一度話すことを考えないと……」

まどか「そ、そうだね。保健室まで追いかける?」

http://i.imgur.com/i3j7s.jpg

http://i.imgur.com/t3T6f.jpg

ほどか「今お父さんが行ってもまた逃げられるだけですよ」

まどか「え? ……もしかして私、嫌われちゃった?」

少し馴れ馴れしすぎただろうか。でも、あのほむらちゃんを見ているとつい……。

ほどか「嫌われてることはないと思いますよ。むしろ逆……」

まどか「逆?」

どういう意味だろう?

ほどか「……はぁ。お母さん可哀想……。お父さんがこんなんじゃ苦労するよね……」

そういって私の方を向いて溜め息をつくほどかちゃん。
はは、傷つくね。

まどか「て、てぃひひ」

うん。笑ってごまかそう。このことについては余計なことを言ったら怒られそうだ。

http://i.imgur.com/h2SSs.jpg

まどか「で、でもどうしよう? ほむらちゃんといつ話せば……」

こうなると話しにくい。このタイミングを逃したのは痛かったかな。

ほどか「うーん……。それについては大丈夫だと思います」

まどか「え? なんで?」

ほどか「保健室の場所を知っているのにわざわざお父さんに案内を頼んだことからも、
    なにか話があったんでしょうし、お母さんのほうからもう一度接触してくると思いますよ」

まどか「あ、そっか」

ほどか「今度は暴走しないでくださいね?」

別に暴走したつもりはないんだけどなー。

まどか「う、うん。わかった」

まぁ、一応頷いておこう。
さて、それはそれとして。

>>467
http://i.imgur.com/CJCOI.jpg

まどか「ほどかちゃん」

ほどか「はい? なんですか」

まどか「あんまり気にすることないからね?」

ほどか「なにをですか?」

まどか「ほむらちゃんがほどかちゃんに対してなにかあるのは間違いないと思う。
    それがなんなのかはわからないけど、ほむらちゃんの態度が冷たくっても気にしなくていいんだよ」

ほどか「……」

まどか「まぁでも、気にするなっていうのは無理があるよね。
    でも大丈夫。私がなんとかするから。ほむらちゃんとほどかちゃんが仲良くできるように、私がなんとかするから
    だから安心して? それに悲しいのを隠さなくてもいいんだよ?」

ほどか「別に、悲しくなんか……」

確かに表情には出ていない。でもわかる。
この子は。そういったことは顔に出さない。
自分の辛さや悲しみは絶対に人には見せない。悟られないようにする。

http://i.imgur.com/1RJYS.jpg

まどか(本当にそっくりだね)

ほむらちゃんもそうなんだろう。
あの照れて逃げて行ったほむらちゃんが本当のほむらちゃんなんじゃないかと思う。

まどか「とにかく私に任せて! それでほむらちゃんとほどかちゃんが仲良くなれてワルプルギスとか全部の問題が片付いたら一緒にお出かけしようよ」

この提案はなかなかいいと思う。
ほどかちゃんは母親、つまりほむらちゃんとの思い出は覚えている範囲ではないはずだ。
思い出づくりの意味を込めてもほどかちゃんの寂しさを埋める意味でもこの提案は我ながらいいと思う。

ほどか「お出かけ……」

まどか「うん。家族でお出かけ。そうなるように私頑張るから。だから、ね?」

ほどかちゃんの傍に寄り、そっと彼女を抱きしめる。

まどか「だから悲しいときや辛いときは私に頼ってくれていいんだよ」

頼ってほしい。なんにもできない私だけれど、一緒にいることくらいはできるから、その悲しさを、辛さを、少しでも
私が引き受けることはできるから。

http://i.imgur.com/TJoXs.jpg

ほどか「……」

まどか「……」

穏やかな時が流れる。
とても心地よくてなんだか安心する。
なんだろう。今初めて家族としての時間を過ごせているって気がするな。
ふふ。ほどかちゃんも私の腕の中で幸せを感じてくれているんだろうな。

まどか(てぃひひ)

ほどか「お父さん」

腕の中にいるほどかちゃんから声があがる。
なんだろう? お礼とか? もしくは、パパ大好き! とか?

まどか(ウェッヒッヒ)

ほどか「いい加減離してください。セクハラです」

まどか「え」

http://i.imgur.com/avvWc.jpg

ほどか「あと、加齢臭が……」

まどか「しないよ!? そんなの!!」

花の乙女になんてことを! 思わぬ言葉にほどかちゃんの拘束を止め自分の臭いを嗅ぐ。

まどか「臭いってなに!? なんかくさそうだよ!」

って臭くないよ! いい匂いだよ! ちゃんとお風呂にも毎日入ってるもん!

ほどか「冗談ですよ。お父さんはまだ臭くないです」

まどか「まだ!? まだってなに!?」

将来的にはあるの!? やだよ!!

ほどか「ふふふ。冗談ですよ冗談」

くすくす笑いながら冗談だというほどかちゃん。
なにが冗談だというのか、将来も臭くないということか。もしくは私が臭くないということが冗談なのか……。

http://i.imgur.com/K5e1J.jpg

まどか「うぅ……」

ほどか「もぅ……。お父さんはいい匂いですよ? だからそんなに落ち込まないでください」

いつの間にか慰める側が変わっているような……。
どうしてこうなった。

ほどか「……まさか、お父さんに慰められるとは思っていませんでした」

ほどかちゃんは優しく微笑んでいる。

ほどか「まぁでもおかげでだいぶ楽になりました。ありがとうございます」

ぺこりと頭を下げるほどかちゃん。

まどか「あ、いえこちらこそ」

思わず私も下げてしまう。

http://i.imgur.com/K3nnF.jpg

http://i.imgur.com/p9WRh.jpg

ほどか「……楽しみにしていますからね?」

まどか「え?」

ほどか「お・で・か・け、ですよ」

まどか「あ、う、うん! 任せといて!」

頼られているんだろうなと思った私は期待に応えるという意味を込めてVサインを送る。
ほどかちゃんはそれに満足したのか笑みを浮かべながら

ほどか「本当に楽しみ……。本当に」

と、呟くのでした。

まどか「絶対行こうね! どこがいいかなぁ。ピクニックとか? 遊園地もいいよねー」

ほどかちゃんが楽しみにしてくれていると、そう思ったらなんだか私もとっても楽しみになってきちゃうな。

http://i.imgur.com/T8uXB.jpg

http://i.imgur.com/eIqSo.jpg

画像はってるやつなんでそんなに弾あるんだよ・・・。
なにもんだよあんた・・・

http://i.imgur.com/B1Rga.jpg

>>494
http://i.imgur.com/V6CCF.jpg

ほどか「どこでもいいですよ。みんなが一緒なら」

まどか「もー。ほどかちゃんがいきたいとこがいいの!」

じゃないと意味ないもん。ほどかちゃんの為に行くんだから!

ほどか「それよりも、今は目前のことに集中しましょう。失敗したらお出かけもなにもないんですよ?」

うっ……。冷静だなほどかちゃん……。
まぁ、その通りなんだけどね。

まどか「うん。そうだよね」

ほどか「頑張りましょう。私達の未来のために」

まどか「うん! がんばろー!」

ニコニコしながら話すほどかちゃんを見て私は決意を新たにするのでした。

http://i.imgur.com/ysosD.jpg

ぐっどいぶにんぐ! 鹿目まどかです!
あれからほむらちゃんとコンタクトをとることに成功した私達は親睦を深める意味も込めて放課後に喫茶店で話をしようと誘いました。、
ですが、ほむらちゃんにはやることがあるからと断られ、泣く泣く引き下がったのでした。

まどか(なぜか私に話しかけてくる時のほむらちゃんの顔が赤かったことが気になったけど……)

もしかして体調でも悪いのでしょうか? 少し心配です。

で、今はお昼休みなわけですが、この間に巴マミさんと協力するために三年生の教室に来ているわけです。

モブ4「巴さん、なんか下級生の子達が用事があるって!」」

そう呼ばれこっちにくる人。
少しタレ目で綺麗な髪を縦にロールした、美人な女の人。
落ち着いた雰囲気を放ち、大人の女性を感じさせる物腰は一つしか違わないはずの年齢を忘れさせ、私は思わずその人に目を奪われてしまうのでした。
しかも、いやがおうにも目につく自己主張した胸。

なぜ一つしか違わないのにこうも差がでるんでしょうか?
世の中って理不尽です。

http://i.imgur.com/kIvtV.jpg

>モブ4「巴さん、なんか下級生の子達が用事があるって!」」

>そう呼ばれこっちにくる人。
>少しタレ目で綺麗な髪を縦にロールした、美人な女の人。

     __
   /  _, ,_ヽ  ┏┓
   / (●) ..(●  ┏┛
   |   ,-=‐ i.  ・
   >     く

 _/ ,/⌒)、,ヽ_
   ヽ、_/~ヽ、__)  \

http://i.imgur.com/OobNK.jpg

マミ「私になにか御用かしら?」

小首を傾げて用を問う巨乳のマミさん。
こういう姿も可愛らしく世にいる男性はこの姿に騙されるのでしょう。
男の人は本当にバカです。

ほどか「えーと……。ここでは言い難いのですけど……。このことで、といったらいいでしょうか」

ほどかちゃんが自分がつけている指輪をマミさんに見せる。
するとそれを見たマミさんの顔は真剣なものに変わり、ほどかちゃんの顔をじっと見つめる。

マミ「……」

少し考えるそぶりを見せるマミさん。
そしてあまり時間をかけずに

マミ「わかったわ。なら屋上にいきましょうか」

と、切り出した。

http://i.imgur.com/sXYMC.jpg

―― 屋上 ――

マミ「さて、聞かせてもらえるかしら。魔法少女である私になんの用があるのかを」

屋上についた私達。
自己紹介等は途中で済ませ、さっそく話を始めるわけだけど、なにやら剣呑な様子。
っといってもマミさんが一方的に警戒をしているみたいなのだけれど……。

まどか(なんでこんなに警戒されてるんだろう?)

私のそんな疑問に答えるかのようにほどかちゃんがマミさんに答える。

ほどか「最初にいっておくことがあります。
    私達は、と言っても魔法少女は私だけなのですが、あなたと争う気はありません」

マミ「……簡単に信じられるとでも?」

ほどか「魔法少女の間には縄張りがあるのは知っています。そしてそれを守るために争うことも」

まどか「!?」

そ、そんなこと知らないよ!?
魔法少女同士で争うなんて……。
魔法少女の敵は魔女じゃないの!?

http://i.imgur.com/GYKQP.jpg

http://i.imgur.com/eyEA9.jpg

喧嘩してるやつ文句は俺に言えよ。
じゃないと寂しいだろうが。今いい感じなんだから

http://i.imgur.com/JXGpx.jpg

ほどか「信じてくださいといっても無理があるかもしれません。ですが私からは信じてくださいとしかいえません。
    ですが、信じてもらえるように私なりに行動はするつもりです」

マミ「……。具体的には?」

ほどか「そうですね……。まずこれを」

そういってほどかちゃんはなにかを取り出す。

マミ「これは……」

ほどか「グリーフシードです。これを差し上げます」

手に持った物を、マミさんに渡すほどかちゃん。
グリーフシードってあれだよね? 魔女の卵でソウルジェムの穢れを取るっていう。

マミ「いいの? あなたも魔法少女ならグリーフシードの重要性を……」

ほどか「わかっています。これはあくまであなたと良い関係を築きたいという具体的な証です」

マミ「……」

自分の手にあるグリーフシードを眺めじっと考え込むマミさん。

>>517
http://i.imgur.com/r2POO.jpg

ほどか「ですが、こんなものであなたの信頼を得ようなどとは思っていません」

マミ「……?」

ほどか「私がなぜあなたとの友好を築きたいかあなたを信頼しているか、それをお話しします」

まどか(あれ? なんだか私空気だよ?)

自身の存在意義について悩みだす私。

ほどか「私があなたを信頼している理由は、あなたの魔法少女としての行動の信念にあります」

マミ「……」

ほどか「多くの魔法少女が自身のためにしか魔女を狩らず、人を傷つける可能性がある使い魔を見逃し魔女に育つまで待つ。
    確かに本来ならばそれが普通でしょう。グリーフシードは魔女しか落とさないですし……。
    だから、自分の為に力を使い、自分の為に魔女を狩る。そして自分の縄張りを侵略しよう者がいるのならそれを葬る。
    それが正しく賢い生き方なのかもしれません」

まどか(えぇ!? 魔法少女ってそんなにシビアな世界なの!?)
    
私が想像してたのと違う……。
なんかもっと、日曜の朝にやってる感じとか、可愛いマスコットキャラを従えてカードを封印する為に日々奮闘する感じな、
そんなファンシーな世界を思い描いていたよ。

>>522ホラーはやめて。ほんと怖いから。

>>525
http://i.imgur.com/9UlSE.jpg

ほどか「ですが、そんな中あなたは、その力を他人の為に使い大勢の人を救ってきた。
    グリーフシードを落とさない使い魔ですらも人に危害を加えることを恐れ狩っていますよね。
    一般的な魔法少女ならばあなたのやり方は馬鹿みたいに甘く、理解できないでしょう」

マミ「……」

ほどか「でも、そんな甘いあなただからこそ、馬鹿なあなただからこそ、私はあなたを信じるんです。
    そしてあなたの力になりたいと思うんです。
    他の魔法少女に理解されなくても自分の信念、誇りの為に一人きりで戦うあなたに協力したいんです。
    そして、私を助けてほしい……」

マミ「……」

ほどか「これが私があなたとの協力関係を望む理由です」

まどか「ほどかちゃん……」

ほどか「お願いします。私と協力してもらえませんか」

そう言ってほどかちゃんは頭を下げる。
私も同じように頭を下げる。

まどか「お、お願いします! ほどかちゃんの力になってあげてください!」

>>528もう絶対見ない。ホラーはマジやばお

http://i.imgur.com/dGZfB.jpg

マミ「……」

どれくらい時間が経っただろう、いや、実際にはそこまでの時間が経過していることはないんだけど
待ってる時間というものは凄く長く感じるもので……。
私は頭を下げながらマミさんがどう答えてくれるかを戦々恐々として待っていた。

マミ「……これは返すわね」

マミさんから帰ってきた言葉は、拒絶を示すもの。

ほどか「……」

ほどかちゃんの手にグリーフシードが戻る。

まどか「そ、そんな! どうして!」

断られてしまった。その事実に私はパニックになり慌ててマミさんに理由を問い詰める。

まどか「だって今の話を聞く限りではマミさんは正義の味方で人の為に戦ってるんですよね!?
    なら同じような理由で戦うほどかちゃんとは仲良くできるはずじゃ!」

ほどか「まどかちゃん」

慌てる私をほどかちゃんは手で静止する。

>>532
http://i.imgur.com/0zc1G.jpg

まどか「ほどかちゃん……」

そんな私達を見つめていたマミさんがおもむろに口を開く。

マミ「勘違いしないで。協力しないわけではないわ」

まどか「え?」

マミさんの言葉が理解できずぽかん、っと口を開いてしまう。

マミ「なぜ、あなたがここまで私のことについて知っているのかはわからないわ。
   どう考えてもあなたとは初対面なはずだし」

でも、っと付け加え

マミ「あなたが私の助けを必要としているのはわかるわ。
   だから、協力してあげる」

そう言ってマミさんは少し考え、

マミ「うーん……。なんか違うわね……。
   そう、そうね、お互いに助け合いましょう」

そう言い直しほどかちゃんに手を差し出すのでした。

http://i.imgur.com/ZH599.jpg

http://i.imgur.com/eSwxT.jpg

>>536アンクかよ!! そっちがふざけんな!!
マジ怖かったんだぞ! 

でも、まどかの画像はありがとう

ほどか「あ、ありがとうございます!」

その手を握り、感謝の言葉を述べるほどかちゃんの顔はとても嬉しそうで、
そしてそんな彼女の顔を見た私もとても嬉しくて、私はおもわずほどかちゃんに飛びついてしまうのでした。

まどか「よかったね! ほどかちゃん! マミさん本当にありがとうございます!」

ほどか「きゃ!? ちょっとパ、まどかちゃん! 苦しいよ!」

私の抱擁を嫌がるほどかちゃん。だけど私はそんなことにはおかまいなしで抱き着く力を強める。
だってすっごく嬉しいんだもん!

まどか「ふふふー。本当は嬉しいくせにー。ほどかちゃんは可愛いなー」

ほどか「ちょ、ちょっとまどかちゃん気持ち悪い! 本当に離して!!」

まどか「やーだよ。可愛いほどかちゃんが悪いんだもん!」

ほどか「なにそれ!? もう! 怒るよ!?」

マミ「あらあら。あなた達って仲がいいのね」

私達の仲睦まじい様子を見て微笑を浮かべるマミさん。
この人の笑顔って凄いなー……。包容力がハンパない。

http://i.imgur.com/3S887.jpg

ほどか「いえ、そんなに仲はよくないです」

まどか「ひどいよほどかちゃん!?」

私はこんなにあなたの事を想っているのに!
あんまりの仕打ちに打ちひしがれる。

まどか「ひどいよ……。こんなのってあんまりだよ……」

ほどか「あーもう。拗ねないでください」

まどか「だって、ほどかちゃんは私のことが嫌いなんでしょ?」

うるうると瞳を潤ませほどかちゃんを見る。
そんな私にほどかちゃんは溜め息を吐きながら、

ほどか「もぅ……。嫌いなら一緒にいたりはしませんよ」

っと嬉しいことをいってくれるじゃありませんか!

>>543
http://i.imgur.com/mLoGY.jpg

まどか「ほどかちゃーん!! 大好きだよー!!」

ほどか「だから抱き着かないでくださいよー!」

マミ「あらあら」

うふふと笑うマミさん。
そうです。マミさんが仲間になってくれたのです。
なんだかとっても大人で優しくて、頼りになりそうなマミさんが仲間に……。
これから先、まだまだ不安なことはたくさんあるけれど、ほどかちゃんとマミさんが協力すればどんな困難にも負けない。
私は強くそう思ってしまうのでした。

マミ(ふふ。本当に仲がいいわね。
   ……。鹿目ほどかさん、この子がなにを考えているのかはよくわからないところがあるけど
   鹿目まどかさん。この子が懐いてる姿を見る限りでは悪い子じゃないっていうのはわかるわ。
   その事もこの子をを信じる一つの理由)

マミ(……気になるのは……
   この子が助けてほしいと言ってきた時のあの目……。
   あれは……)

マミ(まぁ、私の気のせいね。
   ふふ。でも、あなたの力になりたい。っか……
   同性ながら少しドキッっとしたわ。この子凄く美人だし、あんなこといわれたら、ね?)

http://i.imgur.com/RAOuf.jpg

まどか「ほどかちゃーん!! 大好きだよー!!」

ほどか「だから抱き着かないでくださいよー!」

マミ「あらあら」

うふふと笑うマミさん。
そうです。マミさんが仲間になってくれたのです。
なんだかとっても大人で優しくて、頼りになりそうなマミさんが仲間に……。
これから先、まだまだ不安なことはたくさんあるけれど、ほどかちゃんとマミさんが協力すればどんな困難にも負けない。
私は強くそう思ってしまうのでした。

マミ(ふふ。本当に仲がいいわね。
   ……。鹿目ほどかさん、この子がなにを考えているのかはよくわからないところがあるけど
   鹿目まどかさん。この子が懐いてる姿を見る限りでは悪い子じゃないっていうのはわかるわ。
   その事もこの子をを信じる一つの理由)

マミ(……気になるのは……
   この子が助けてほしいと言ってきた時のあの目……。
   あれは……)

マミ(まぁ、私の気のせいね。
   ふふ。でも、あなたの力になりたい。っか……
   同性ながら少しドキッっとしたわ。この子凄く美人だし、あんなこといわれたら、ね?)

そんなに大事な事なのか
ぶっちゃけ取るに足らないんだけど

―― 屋上付近 時計塔 ――


ほむら「鹿目ほどか、あなたはいったい何者なの?」

今までのループには存在しなかったはずの人間。
調べる必要があると考え、尾行した先には魔法少女である巴マミと現時点ではまだ魔法少女ではない鹿目まどかがいた。
ここだけを見ても異様だと感じる。今までのループにおいても巴マミとまどかがこの時点で接触することはなかったはずだ。
そもそも、巴マミとまどかが接触するにはインキュベーターの勧誘。もしくは魔女空間に入り込んでしまったまどかとさやかの救出。
その二つの内どれか、もしくは両方の条件が必要なはず――。

ほむら「まさか、こんなにも早くまどかが魔法少女と接触することになるなんて……」

できればまどかと魔法少女との接触は避けたかった。
今回のループではまどかが出会うであろう魔女を先回りし撃退。
そしてインキュベーターとの接触を断つように立ち回ろう、と考えた矢先の出来事。

ほむら「いえ、接触するだけならば問題ないわ」

その方法はどの道無理があることは理解していた。
ただ今の自分には少しでも可能性があるのならばそれに賭け、失敗ならばそれを次に生かすしかないのだ。

ほむら「次、だなんて……。私はどれだけの罪を犯せばいいのかしら」

次に生かす。それはつまり今を殺すことである。
それは比喩的な意味でなく、文字通り、現実的な事象を持ち現れる。

ほむら「私はあと、何人のまどかを――」

自身の感情に気づき、それを無理やり払う。



――彼女自身は気づいていない。彼女が殺しているものは彼女の大切な人だけではなく彼女自身でもあることに。
そして、その結果がなにをもたらすのかについても。
もし、彼女がそれに気づくことができれば、この無限に続くループをある意味においては終わらせることができるのかもしれない――。




ほむら「……。次のことより今ね。鹿目ほどか……」

今まで存在しえなかった。イレギュラー。
しかも一部始終を見聞きする限りでは彼女も魔法少女だとわかった。

http://i.imgur.com/2oy0G.jpg

ほむら「美国織莉子のようにまどかを殺すことが目的というわけではなさそうだけど……」

仲のよさそうな二人の様子を見る限り、あの二人は信頼を築いていることが窺える。
ならば、あのイレギュラーがまどかに対して危険な事をするとは考えにくいか……?
だが、魔法少女が傍にいるということは常に爆弾を抱えて行動しているようなもの。

ほむら「そのくらいのことはあの子ならばわかりそうなものだけど……」

現時点ではあのイレギュラーの考えは読めない。
しかし現段階ではあのイレギュラーがまどかに危害を加えることはないだろう。

だが、もし――

ほむら「あなたがまどかにとって有害な存在だとわかれば、その時は――」


――私があなたを殺すわ。


そう呟き、暁美ほむらはその場から姿を消した。

去る際、仲睦まじくじゃれ合う二人の愛らしい少女に、片方には母が子に向けるような慈愛の眼差しを送り。
もう片方には、本来ならば自身がいるべきはずである場所を奪った憎き敵を見るように、
そして、彼女の傍に自分が存在する等、もはや叶うはずのない未来だと考え、最近よく訪れるようになった感情をまた振り払うのであった。

http://i.imgur.com/ekqAY.jpg

http://i.imgur.com/PUY7v.jpg

グッドアフターヌーン! 鹿目まどかです!
さてさて、無事! マミさんを仲間にした私達は、放課後にさやかちゃんに誘われてCDショップに来ているのでした。

まどか「さやかちゃんも頑張るねー」

さやかちゃんの目的は幼馴染である上条君のためにクラシックのCDをプレゼントすること。
その上条君は事故で入院しているのでさやかちゃんはわざわざ病院まで行くのです。

まどか「さやかちゃんもなんだかんだで可愛いよね」

好きな男の子のために頑張ってるんだもん。

ほどか「そうですね」

ほどか(さやかさんは恭介さんのことが好きだったんだ。あれ? じゃあなんで杏子さんと……?)

ほどかちゃんが頭に疑問符を浮かべて、なにかを考え込んでいる。
なんだろう? なにか気になることでもあるのかな?

まどか「あ、そうだ。ほどかちゃんは未来から来たんだよね?」

ほどか「はい。そうですよ」

まどか「じゃあじゃあ、未来でさやかちゃんと上条君がどうなったのかとか教えてよ」

さやかちゃんの親友としてはこのことについては聞いておきたい。
いや、決して下世話な下心からとかではなく純粋に親友の恋路が気になるのであって、
それを知って今後のさやかちゃんに対して心理的なアドバンテージを取りたいとか頑張るさやかちゃんを見てニヤニヤしたいとかではなく……。

まぁ気になるよね?

まどか「ねぇねぇ、どうなの?」

ほどか「……」

じーっと私を見つめるほどかちゃん。
やだ、そんなに可愛い瞳で見ないで、照れちゃう///

ほどか「お父さんって……。サイテーですね」

まどか「はぅあ!!」

サイテー。
なんと心苦しい響きでしょうか。
友達どうしで言われるのならまだしも、実の娘から言われるとこんなにも辛いとは……。

まどか(あれ、でもちょっと嬉しかったかも)

ほどかちゃんがじとーっとした目で詰ってきた瞬間、凄い苦しみとほんの一握りの快感が……。

まどか(いやいや、なに考えてるの私)

ぶんぶんと首を振りなにやらイケナイ考えを追いやる私。
そんな私に対してほどかちゃんはおかしな人を見るような目をし、話を続けます。

鹿目呆怒香

寝たんだろ

ヒュドラちゃん

ほどか「確かに私は未来のことを知っていますよ。ですがそれはあくまで一つの可能性としての未来です
    本来、未来というものは各個人に平等に与えられたものなんです。自分自身の考えと行動の結果がその人の未来となって得られるんです」

そこで一呼吸置いて、だからといい。

ほどか「ですからさやかさんの今の未来はさやかさんが自分自身で掴み取るまではまだ訪れていません。
    可能性の一つとして私の知っている未来を教えることはできますがそれはあくまで数ある未来の中の一つです。
    そんなことを知ることに意味がありますか?」

まどか「うぅ……」

なんだかすごく怒られてる……。でもでも、やっぱり知りたいよ!

まどか「じゃあその可能性の未来でいいから教えてほしいなー。なんて」

その言葉にほどかちゃんは溜め息を吐く。
あぅ、なんか私呆れられてばかりな気が……。

ほどか「私がお父さんをサイテーといったのはですね。
    お父さんが下世話な下心でさやかさんの未来を知ろうとしているからですよ?」

まどか「ぎくぅ!!」

ねんまつ

これを逆から読んだ物が>>1

たたかれてない俺に価値はあるのか

ほどか「そんな下種な理由で人の恋路をからかおうなんて馬に蹴られますよ?」

なにそれ。でもなんとなくこれ以上踏み込んだらほどかちゃんに愛想を尽かされそうな気がするからここは引き下がろう。

まどか「ごめんなさい」

ほどか「もぅ……。ダメですよ?」

メッと私に怒るほどかちゃん。
正直、これはこれで、いいよね。

まどか(てぃひひ)

ほどか(……第一。結果を認めずに過去に来た私なんかの未来に得るものなんて……)

ん? なんかほどかちゃん辛そう? 見た目に変化はないけど最近この子の感情とかがなんとなくわかるようになってきた私。

まどか「……ほーどかちゃん」

そういって抱き着く。

>>574
http://i.imgur.com/XkpuF.jpg

未来は変わると知っているのに過去で母を助ければ自分の世界の母も助かるだろうと言う考えはどうかと思う
自分とは関係ないところで母が助かった未来が一つ生まれるだけだと気付きそうなものだが

ほどか「わ! な、なんですか。今日のお父さんはセクハラが多いですよ」

口では嫌がってるけど身体は正直なもので、追い払おうとはしないほどかちゃん。

まどか(ホントに嫌なら強引に払うよね。そもそも魔法少女のほどかちゃんのほうが力は強いんだし)

今日の体育の授業でもそれはわかった。
だって色んな種目でことごとく県内記録を塗り替えるほどかちゃんを見たら力では敵わないって思うよ。

まどか(まぁ頭でも敵わないんだけど)

ちなみに記録はほむらちゃんの次にほどかちゃんが並ぶって感じでどの種目もほむらちゃんのほうが凄かった。

まどか(でもあれはほどかちゃんが遠慮してる風にも見えたなー)

ほむらちゃんに対してはどこか引いた態度があるほどかちゃん。

まどか(やっぱり時間が必要だよね)

二人が仲良くできるように頑張るけど、結局は二人次第だもんね。
押し付けになりすぎると余計拗れたりするし。でも助けがないと二人の仲が進展しないのも事実だし。

まどか(その辺は私がうまく調整しないとね)

そんな風にこれからについて考えていると私の腕の中でほどかちゃんが抗議をあげる。

ほどか「もー……。いい加減に離してくださいよ」

さすがに抱き着きすぎたかな。
ほどかちゃん自慢のツインテールもなんだかぐったりしてるような……。

まどか「ごめんごめん。ね。あっちで一緒になにか聴こうよ」

ほどかちゃんの手を引っ張り視聴コーナーに連れて行く。

ほどか「……お父さん元気すぎです……」

はぁっと溜め息を吐きながらもほどかちゃんは私に従う。
なんだかんだで素直だね。この子は。

まどか(ほむらちゃんとも、いつかこんな風にできたらいいのにな)

なんだか幸せな、とってもかけがえのないこの日常をいつかほむらちゃんとも……。
ううん。必ず一緒に感じようと。私は自分の大切な存在の温もりを手に感じつつ願うのでした。


http://i.imgur.com/gO42d.jpg

>>576ほんとあんたはブレないなw

まどか「♪ ~♪」

『――――まどか』

まどか「……?」

『――――まどか! 助けて!』

まどか(誰? 誰なの?)

急にどこかから声が聞こえだす。
ほどかちゃんが呼んだのかと隣を見るも歌に集中しているようで私に呼びかけたような気配はない。

『――――まどか! 僕を助けて!』

まどか「!」

ほどか「……? どうかしました?」

私の異様な気配に気づいたのかほどかちゃんが声をかけてくれる。

>>581

            (´・ω・`)ー-、
     (  ´・ω), -゙、  ,、 _i  ヽ
   γ/  γ⌒ヽ  ト、´;ω;`), :)  rッ
   / |   、  イr'⌒\_mノ⌒ノ  //
   .l |    l   }`ー'一'´゙ー´二二ノ
   {  |    l、 ´⌒ヽ-'巛( |(_  ←>>1
   .\ |    T ''' ――‐‐'  \`ヽ
      |    |   |(  (/⌒\ \|
     |  |  |   | \ ヽ  i\つ
     .| .|  .|   (  )∪  (  ノ
      | |  |   | /    //
      .| .| .|  / |    | ヽ
     (__(__つ` ´     `´

まどか「声が、聞こえるの……」

ほどか「……」

私に助けを求める声が聞こえた、そう話すとほどかちゃんは少し思案し、

ほどか「たぶん、キュゥべぇですね」

と、私の疑問に答える。

まどか「キュゥべぇって魔法少女に契約を持ちかけるっていう……」

ほどか「はい。キュゥべぇが助けを求めているんですか?」

まどか「うん……。そうみたい」

ほどか「それはどこからか、わかりますか?」

真剣な表情のほどかちゃん。
助けを求められたことといいなにやら悪いことが起こっている。そんな気がした。

まどか「え、っと……。上の階からだと思う」

ほどか「上……。確か今は工事中でしたね」

そういうと歩き出すほどかちゃん。

まどか「ど、どこにいくの!?」

ほどか「キュゥべぇが危機に陥っているというのなら助けないと」

まどか「え、で、でも」

危険じゃないか。そう言おうとするのがわかったのかほどかちゃんは笑顔で

ほどか「大丈夫ですよ。だって私は魔法少女なんですよ?」

そう言うのでした。

http://i.imgur.com/HZyaK.jpg

http://i.imgur.com/KW85D.jpg

まどか「そ、そうだけど」

納得のいかない私は、それでもほどかちゃんの足を止めようと考える。

ほどか「もー。大丈夫ですよ。こう見えて私、とっても強いんですよ?」

いつもの調子でそういうほどかちゃん。だけど心配なのは心配で、一人で危険な場所に行くなんていうのは
なんだか私には許せなくて。
だから……。

まどか「私もいくよ」

そう伝える。

ほどか「ダメですよ。魔女の気配はしませんけど、危険な状況であることには変わらないですし」

私の申し出を拒否するほどかちゃん。でも、そんなことは百も承知で。

まどか「危険なのはほどかちゃんも変わりないよね?」

ほどか「私は魔法少女です」

まどか「でも、だよ。魔法少女でも戦いで命を落とすことはある。マミさんが言ってたよね」

屋上で私達のこと。ほどかちゃんが何者でなにが目的なのか。そういったことを話した時にマミさんが言っていた。

魔法少女の戦いは過酷で一瞬でも気を抜けば命を落とすこともある。っと。

これは魔法少女になったばかりのほどかちゃんに向けての忠告でもあり、親である私に対しての覚悟を問う言葉でした。
事実、私はそんなことを一切考えてはいなかったのです。なので当然覚悟なんて言うものはありません。

ほどかちゃんが死ぬ。

そのことは私には受け入れがたく、絶対に容認できないことでした。
しかし、普通に考えれば戦いの中で命を落とすなんていうことはありえる話で、覚悟しておかなければいけないこと。
ほどかちゃんがあまりにも戦いのことに関して普通だったので、そんな当たり前のことを私は想像もしていなかったのです。

まどか(ホント。嫌になるよね、そういう自分の甘いところは)

今、ほどかちゃんが一人で危険な場所に出向こうとしている。
私なんかがついていっても邪魔になるだけかもしれない。
いや、足を引っ張るだけだろう。

ほどかちゃんは死ね

呆怒香
火弩花
放奴鍋

どれか選べ

http://i.imgur.com/70jyL.jpg

おう二度とくんな

( ^ω^)ヘヘッザマァ

諦めろ

まどか(でも、本当にこの子が危ないときは――)

弾除けの盾になってでも守り抜く。

そんなことを言ったらきっと彼女はすごく怒るだろう。

まどか(だから私のこの覚悟は言わないよ)

言ったら連れて行ってもらえないだろうしね。
だから私は、ただじっと彼女の瞳を見つめる。
絶対にあなたを一人ではいかせないと決意を持って。

ほどか「……はぁ、しょうがないですね……」

折れたのはやはりほどかちゃん。
この子は押しに弱いのだ。

まどか(てぃっひっひ。勝った)

ほどか「一つ、絶対に私から離れない。二つ、勝手な行動はとらない。三つ、危なくなったら私を置いてでも逃げる」

三本指を立てて条件を一つずつ述べていくほどかちゃん。そして

ほどか「守れますか?」

っと締めくくる。

まどか「守るよ。絶対」

二と三以外はね。

心で一部を拒否しながら頷く。
嘘にはならないよ。だって、全部守るとは言ってないもん。
ほどかちゃんとは離れないっていうのは守るって私は誓ったんだもん。
しっかり確認をとらないほどかちゃんが悪いんだよ?

ほどか「はぁ……。おとうさんはこうなったら頑固なんだもん……」

なにやらブツブツと呟くほどかちゃん。
その様子から渋々ながらも納得してくれたようだ。

いぇーいwwwwまどかちゃん大勝利wwww

まどか(てぃっひっひ。さすがは私)

くんなボケ

ほどか「じゃあ行きますよ。絶対に離れないで下さいね?」

まどか「らじゃー!」

ほどか「もぅ! 絶対ですからね!?」

まどか「わかってるわかってる」

心配するほどかちゃんに手をひらひらさせ応える。
さてさて、気を引き締めないとね。

まどか(ほどかちゃんの危険は、私が全部取り払うんだから)

そう、なにが相手でも――。




さやか「ん? まどかとほどか、どこにいくんだろ……?」

―― 工事中のフロア ――


QB「はっはっ――」

何者かはわからない。
だけど今、僕は攻撃を受けている。
この力は魔法少女のものだ。

なら僕は今、魔法少女から攻撃を受けていることになる。

QB「はっはっは――」

何度目かになる攻撃を避け、ただひたすら逃げる。
本当はもっと簡単に逃げることもできる。が、そうもいかない。

QB「はっはっ――」

なぜならこの危機は、っといってもこの個体が破壊されたところで別の個体があるのだから危機とも呼べないけれど、
なんにせよこの危機はチャンスだ。

QB『まどか! まどか!』

鹿目まどか。今、僕が呼びかける少女。
この少女は途方もない程の力、魔法少女としての才能を持っている。

QB『助けて! まどか!』

テレパシーを用いまどかに救難信号を送り続ける。

普通ならば気のせいで済ませられるか怖がって逃げるだろう。
しかし、鹿目まどかはそのどちらでもない。
彼女は自身に求められる助けの声を拒んだりはしない。

QB「っく!」

徐々に苛烈を極める攻撃をギリギリのところでかわしながら、僕は鹿目まどかに呼びかけ続ける。
僕の、僕達の目的を大幅に進行させるために。

QB「っ!!」

ついに避けきれず攻撃に当たってしまう。
だが、これでいい。

鹿目まどかはもう僕の傍にいる。この状態の僕を発見すれば彼女はきっと僕にたいして同情を抱くだろう。
僕達にはわからないモノだが、僕達に有利に働くのならばそれを利用しない手はない。

しかし、気になるのは鹿目まどかと共にあるもう一人の存在。
どうやら彼女も魔法少女のようであるが、いったい彼女は何者なんだ。

少しずつ薄れていく意識の中で僕はイレギュラーである。二人の魔法少女の事について考え続けた。

まどか「ほどかちゃん! あれ!」

キュゥべぇのことを助けに工事中のフロアにきた私達は、キュゥべぇであろうと思われる生物を発見する。

まどか「ひどい……」

傷だらけで横たわるキュゥべぇを抱きかかえ、どうしようかと考える。
とにかく治療をしないと!
動物病院でいいのかな!? それとも110番!?

ほどか「落ち着いてください。この状態なら私の魔法で治せます」

まどか「魔法ってそんなこともできるの!? 便利!」

魔法の便利さに舌を巻く私。
こんなに便利なら一家に一人魔法少女だね!

ほどか「まぁ私の場合は治すというより戻すですが」

そういって魔法少女の姿になるほどかちゃん。
やっぱり何度見ても可愛いなー。ミニスカートとかかなり似合ってるし。
でも、なにかを思い出すんだよね。ほどかちゃんの衣装って。

ほどかちゃんがキュゥべぇを治そうと近づいた瞬間、ジャラジャラと鎖の音がしたかと思うと
あるはずのない、いや、あってほしくない姿が私達の目の前に現れるのでした。

ほどかって名前見るたびにイライラするんだよ

まどか「ほむらちゃん……」

ほどか「……」

ほむら「そいつから離れて」

彼女の第一声はそれ。
だけど言葉としての意味は理解できても状況としての意味は理解できない。

まどか「だってこの子、ケガしてる……」

そして一瞬遅れて事態を理解する。
キュゥべぇを襲っていたのはほむらちゃんだ。ということに。

まどか「だ、だめだよ! ひどいことしないで!」

キュゥべぇを庇うように抱きかかえる。

ほむら「あなたには関係ない」

少しずつ近寄るほむらちゃんに私はなぜか恐怖のようなものを感じた。


まどか「だってこの子私を呼んでた! 聞こえたんだもん! 助けてって!」

ほむら「そう……」

私の前に立ち止まりじっと私を見つめるほむらちゃん。

まどか(どうして!? どうしてほむらちゃんがキュゥべぇを!?)

予想外な出来事にパニックになる。
ほどかちゃんならなにか知っているのではないかと、隣にいる彼女の顔を見る。
だけど、そのほどかちゃんも難しい顔をしながらほむらちゃんの顔を見つめているだけだった。

ほどか「あの、」

ほどかちゃんがなにかを言いかけた瞬間、その声を打ち消す大きな音と煙がほむらちゃんに襲いかかった。
突然の出来事に驚く私を聞き慣れた声が呼ぶ。

さやか「まどか! ほどか! こっち!」

声をした方を見るとさやかちゃんが消火器を使いながら私達を呼んでいた。
条件反射でさやかちゃんの方に向かう。

まどか「さやかちゃん! ほどかちゃん、早く!」

驚いているほどかちゃんの手を掴みこっちに来るように促す。

ほどか「で、でもお母さんが……」

まどか「いいから早く!」

ほむらちゃんのことが気になるらしい。
だけど、事態は切迫しているんだ。
煙に飲まれたほむらちゃんの方を向いたまま立ち止まるほどかちゃんを強引に引っ張りその場から連れて行く。

さやか「えい!」

さやかちゃんが空になった消火器をほむらちゃんのいる方に投げる。

まどか(さすがにやりすぎだよさやかちゃん!)

でも助けに来てくれた手前、それは言わずにおこうと考えるのでした。

ほむら「っく……」

ガスを魔法で振り払い、辺りを見回す。
まどか達はどうやらこの場から去ったようだ。

ほむら(……。すぐに追えば間に合うわね)

魔法少女である私ならばすぐに追いつくであろう。

ほむら(鹿目ほどか、本当に魔法少女だったのね)

魔法少女の姿を見て確信を強める。
だが、いまさらそんな情報はどうでもいい。
問題は。

ほむら(あの子の様子からすると、あの子はインキュベーター側のようね)

魔法少女の真実を知らない。
だから、インキュベーターの味方をするのだろう。

ほむら(できれば敵対したくはなかったのだけど)

私の目的を邪魔するのなら仕方がない。
なにより、あの子はまどかの信頼を得すぎている。
あの子がまどかに魔法少女になってほしいと願えば、まどかはすぐに契約してしまうだろう。

ほむら(なら、その前に)

そう考え、まどか達を追おうとする。
すると周りの景色が、いや空間が歪みだした。

ほむら「こんな時に……」

さやか「はぁ! はぁ! なによあいつ! 今度はコスプレで通り魔かよ!
    ってほどかもなにその恰好!? 流行ってんの!?
    っつか、なにそれ? ぬいぐるみじゃないよね? 生き物?」

矢継ぎ早に質問してくるさやかちゃん。
どうしよう……。なんて説明したらいいのかな……。

ほどか「……説明は後でします。それより今はここから逃げましょう」

少し元気のないほどかちゃんがさやかちゃんに走りながらそう告げる。

まどか(やっぱりまずかったかな……。ほむらちゃんにあんなことしちゃって……)

しかも逃げてきちゃったし……。

後悔しながら逃げ続けるという矛盾に頭を抱える私。
そんな私の悩みを増やす事態がまたひとつ。

さやか「あれ!? 非常口は!? どこよここ!?」

まどか「変だよ、ここどんどん道が変わってる……」

ほどか「こんな時に……」

ほどかちゃんが少し焦ったように呟く。
まさか、これって……。

さやか「あーもう! どうなってんのさ!!」

さやかちゃんが苛立たしげに吐き捨てる。

まどか「な、なにかいる!」

ほどか「二人とも! 私の傍から離れないでください!!」

ほどかちゃんが大声で叫ぶ。
もしかしなくてもこれって……。

まどか(魔女ってやつ!?)

テンポ悪いなぁ

まぁ、こんなもんか

使い魔「♪ ~♪」

なにかを歌いながら、私達の周りに増えていくモノ。
そのあまりの異常な状況に私とさやかちゃんはお互いを抱きしめ合います。

まどか(だ、だめだよ! 怯えてる場合じゃ、ほどかちゃんを守らないと!)

そうだ、私がほどかちゃんを守るんだ。

でも、さやかちゃんの体が震えていることに気づいた私はその腕を解くことができずにいました。

さやか「冗談だよね? 私、悪い夢でも見てるんだよね? ねえ! まどか!」

まどか「さやかちゃん……」

ほどか「大丈夫です! あなたたちは私が守る! その為に私は……!」

ほどかちゃんが自分の盾からなにかを取り出します。
え? あれって……。

まどか「銃?」

よく映画で見るようなその黒々とした鉄製の物体は紛れもなく、敵を撃ち倒し、その生命を奪う物でした。
私はそんな、女の子が持つには不似合いな物を両手に一つずつ持つほどかちゃんに少し驚きました。

さやか「ちょ、ちょっとほどか! あんたなんでそんなもの!」

ほどか「説明は後できっちりします! とりあえず今はこの中にいて下さい」

ほどかちゃんが手をかざすと私達の周りに淡く優しく光るドーム状の粒子が広がります。

まどか「これは……」

ほどか「結界です。この中にいれば安全ですから」

さやか「あーもう! 絶対に説明してよね!」

さやかちゃんが横で叫ぶ。
でも震えは止まったようで、ほどかちゃんに任せれば安心だと思ったのでしょうか。

ほどか「はい。……ごめんなさい。怖い思いをさせてしまって……」

そう私達に謝ってほどかちゃんは周りにいるモノに向かっていきます。

ほどか(この子達は魔女じゃなくて使い魔……)

左手に持つ銃はマシンピストル。普段は折りたたまれているそれを素早く展開し周りにいる使い魔に打ち続ける。

ほどか(魔女は結界の奥深くにいるってところかな)

撃ちもらし反撃に出ようと迫ってくる子達には右手に持つマグナムで確実に仕留める。

本来ならば、訓練をしていない私がこれらの銃を扱うことは体の負担からいって難しいだろう。
だけど魔法少女になった私は身体能力が並の人間とは比べ物にならない程、飛躍している。
それに、とある事情により、銃器の扱い方は知識としても経験としても備わっている。
だから、ただ戦う分には支障はない。

だけど……。

ほどか(この魔女はたいしたことはない。けど、……)

ちらりとパパ達のいる結界を見る。

ほどか(どれだけ弱い魔女でも油断は禁物。パパ達がいる今、戦えるのが私だけじゃ魔女と戦うのまでは避けた方がいい……)

ならば、今私がすべきことは……。

ほどか(魔女が恐れて逃げるような派手な攻撃を仕掛ける!)

そう考え、盾に収納しているノートパソコンを取り出す。

は?

ほどか(できれば魔力はあんまり使いたくはないのだけど)

今はそうもいっていられない。
パソコンを開き画面に写るレーダーを見る。
レーダーに写る多数の赤い点。ちょうど円状にまとまって広がるそれの中心に、カーソルを合わせそこに向けてエンターキーを押す。

押した直後に上空から聞こえる落下音。

私は急いで自身の周りに結界を張り、遠からず訪れる衝撃に備える。

ほどか(ごめんね……。あなた達に恨みはないけど……)

二秒ほど経っただろうか、使い魔達は意志を持たないのか、自身に迫りくる危険にもあまり関心を示さず、ただ、歌い続ける。

そしてそれから一秒後。




――辺りに爆音が広がった。

まどか「あ、あれって……」

さやか「ミサイル……だよね……」

自分の目の前で起きたことが信じられない。
ほどかちゃんが盾からパソコンを取り出しそれを操作すると上空からなにかが落ちてくる音が聞こえた。
上に目を向けるとそこには戦争映画等でしか見たことのないものがあって、それが今までほどかちゃんが戦っていた物達の下へ落ちていったのだ。

さやか「は、はは。なにこれ。ミサイルって」

ほどか「魔法で作ったものですから、本物ではないんですけどね。あんまり威力を大きくしすぎるとこっちまで危ないので本物と比べても抑え目ですし」

周囲の景色がもとに戻る中、ほどかちゃんがこっちに戻りながら、そう説明する。

さやか「いや、威力は抑え目って……。あの爆発はそうは見えないよ……」

さやかちゃんに同意。
だってあれだけたくさんいたのが一瞬で……。

まどか(ほどかちゃんって本当に強いんだね……)

呆然として彼女を見る。これは親子喧嘩とかしたら絶対に勝てないな。
怒ったほどかちゃんに上からミサイルを落とされるとかシャレにならないもん。

まどか(この子は絶対に怒らせないようにしよう)

ほどか「それよりキュゥべぇを……」

まどか「あ」

すっかり忘れてた。

まどか「そうだよ! 早く治療しないと!」

今更ながら慌てる。
もう随分と時間が経ったけど大丈夫かな。

「じゃあ私の出番ね」

急に後ろから声がしたので、驚いて振り向くとそこには

まどか「マミさん!」

マミさんが魔法少女らしき衣装を身にまとい、そこにいた。

さやか(だれ?)

まどか「どうしてここに?」

マミ「魔女の気配がしたものだから来たのだけど……。
   どうやらもう終わったみたいね」

ほどか「すいません……。肝心の魔女は逃がしてしまいました」

申し訳なさそうにほどかちゃんは謝る。
魔女ってさっきのじゃないんだ……。

マミ「あなたの責任じゃないわ。まどかさん達を守る為なんでしょう?」

まどさや「え?」

ほどか「……ずっと見てましたね?」

まどさや「え?」

マミ「ふふ。ごめんなさい。でも、これから戦う仲間としてあなたがどう動くかは見ておきたかったから」

ほどか「はぁ。これで合格ってわけでしょうか」

ヤバい話についていけない。

マミ「えぇ。本当にごめんなさいね? でも、あなたの話はあまりに突拍子もなかったから」

ほどか「いえ、自分がマミさんなら同じようなことをすると思うので」

マミ「そう。ありがとう。その言葉で少し楽になれたわ」

さて、と呟きなにもないはずの空間に目をやるマミさん。

マミ「あなたもこれでわかったのではないかしら、暁美ほむらさん?」

しかしそれは私の勘違いで、そこにはほむらちゃんがいた。

ほむら「……」

さやか「あいつ……!」

さやかちゃんがほむらちゃんに食って掛かろうとする。

まどか「待って! さやかちゃん!」

そんなさやかちゃんを静止し、ほむらちゃんに向けて話す。
そう、ほむらちゃんがなんでキュゥべぇを狙うのかその理由を聞かないといけない。

まどか「ほむらちゃん! どうしてあなたはキュゥべぇを!」

ほむら「さっきも言ったようにあなたには関係ないわ」

同じ返事を返すほむらちゃん。
そんなほむらちゃんにマミさんが反論する。

マミ「関係ない、ということはないんじゃない? キュゥべぇは私のお友達だもの。
   それにあなたにとってもまどかさんは特別なんじゃないの?」

ほむら「!」

マミさんのその言葉に明らかに動揺した素振りを見せるほむらちゃん。
っていうかマミさん! それ以上は!
焦りながらマミさんの方を向く。だけどマミさんは、任せて。とでも言いたげにウインクをして話を続ける。

マミ「どうなのかしら? 未来からきた魔法少女。暁美ほむらさん?」

ほむら「!! ……どうして、それを……」

マミ「さて、どうしてかしらね?」

警戒を最大限にし考え込むほむらちゃん。
そして、目線を私達に合わせる。そして、その場にいる私達を順々に眺める。
その順番がほどかちゃんに移った時、っというよりもほどかちゃんが身に着けている盾を見た時に
なにかを納得したかのような顔に変わる。

ほむら「そう……。鹿目ほどか、あなたが原因のようね」

静かに、しかし冷たさを持った声色でほどかちゃんにそう言い捨てる。
その声の冷たさに少し怯える仕草を見せたほどかちゃんを庇うように私は前に立つ。

マミ「自分から煽っておいてなんだけど、今はそんなことは問題ではないんじゃないかしら」

緊迫した空気の中、マミさんだけが同じ調子で話し続ける。

>マミ「関係ない、ということはないんじゃない? キュゥべぇは私のお友達だもの。それにあなたにとってもまどかさんは特別なんじゃないの?」

相変わらず呼び方変

あー、でも鹿目ほどかがいるから
苗字読みだとごっちゃになるか
それなら仕方ない

ほむら「どういうこと?」

マミ「今、重要なのはその子がまどかさんを守ったという事実。
   そして、それはあなたがやろうとしていることと利害が一致している。
   そうじゃない?」

ほむら「! ……そこまで知っているのね」

今の言葉で大よそのことを理解したのか、ほむらちゃんはまた考え込む。

マミ(あなたならここまで言えばだいたいは理解できるでしょう。
   キュゥべぇを狙った理由もあなたがまどかさんを魔法少女にしたくないと思うがゆえの行動だとすれば納得はいく。
   まぁ、やり方は気に食わないけどね)

まどか(だ、大丈夫かな……)

マミさんの意図が読めずにただおろおろするだけの私。
ほどかちゃんはなにかを察したのか黙って成り行きを見守っている。
さやかちゃんは空気だ。

マミ(さぁ、どうするの暁美さん。ここまで言ったのだから私達が敵でないことと私達にあなたに対する敵意はないのはわかったはず。
   あなたの目標の一つにワルプルギスの夜の撃破があるのなら、ここで私達と手を組むのが最善なのは理解できるでしょう?)
   
考えがまとまったのかほむらちゃんが口を開く。


>>687
あーそっか

ほむら「どうやらあなた達と争うのは賢明ではないようね」

まどか「ほむらちゃん!」

この流れはもしかして! さすがマミさん! これを狙ってたんだ!

マミ「なら……」

ほむら「えぇ、私に協力してもらえないかしら。
    私の目的のために。そして見滝原のために」

まどか「や、やった! やったよ! ほどかちゃん!!」

やった! ほむらちゃんが私達に協力してくれる!
凄いよ! マミさん凄いよ!! だってあの状況からほむらちゃんを仲間に引き込むんだもん!
やっぱりマミさんは頼りになるよ!
さやかちゃんは空気だけど。

まどか「ねぇ! やったね! ほどかちゃん! これで……」

これで私達、親子三人揃ったんだ!

ほどか「……よかった……」

俯くほどかちゃん。……。
なんとなく察した私は彼女に優しく抱き着いて、そして優しく、優しく頭を撫でてあげるのでした。

マミ(よかった。なんとかうまく言ったようね)

マミさんも安堵したのか優しく微笑んでいる。
さやかちゃんは空気だ。


ほむら(……)

巴マミ達と協力。これは紛れもない僥倖でありワルプルギスの夜のことを考えれば戦力が大幅に増えたことは間違いない。
だが、

ほむら(鹿目ほどか、やはり危険すぎる……)

彼女がなぜ私と同じ時を渡る能力を持っているのか。
その答えは願いが時間に関係するようなことだったのであろう。だが、彼女は知りすぎている。

ほむら(どこで調べたのかはわからないけど、ワルプルギスの事、そして私の事)

あの様子ではまどかの才能の事まで知っているのではないだろうか。

ほむら(……まどかに近づいたわけはそこにあるの?)

キュゥべぇを助けたこともわからない。
あの子の知識から考えるに、魔法少女の真実についても知っていると思うのだけれど。
なら、あの子にとってもキュゥべぇは敵ではないのか。

ほむら(まさかまどかの才能を使ってなにかしようというんじゃ……)

彼女の魔力の強さも気になる。
さっきのミサイルを召喚した時の様子から見ても彼女はまだまだ力を隠し持っているはず。
本人はうまく隠しているようだが、ベテランである私から見れば隠しきれるものではない。

ほむら(巴マミもそのことには気づいているはずなのだけど……)

マミはなにも感じなかったのだろうか……。
それともわかったうえで黙っているのか。

ほむら(まぁ、どちらにしろ協力関係を結べたのはいい傾向だわ)

今後の魔女退治もやりやすくなるし、まどかの契約阻止も本人が事情を知っているのなら容易だろう。

ほむら(その上で鹿目ほどかに怪しい動きがあれば……)

私が始末すればいい――。

さやか「いや、あのー。説明してほしいんだけど」

QB「……」

―― まどホーム ――


グッドイブニング! 鹿目まどかです!
今日はとってもいい日でした!
マミさんと協力できるようになったし、なによりほむらちゃんと仲良くなれたんですよ!!!
いやっほーい!! やったねまどちゃん! 家族が増えるよ!

そのせいかほどかちゃんも上機嫌!
さやかちゃんにマミさんの家で色々と説明して(ほむらちゃんも一緒だよ!)家に帰宅。
そして、いつも通りパパのお手伝いをしていたのですが、お手伝い中も鼻歌なんかを歌っちゃたりなんかしてその機嫌のよさが窺えます。

まどか(そりゃ嬉しいよね。ずっと会いたかったママに会えて、仲良くなれたんだもん)

私もパパとして嬉しいです! 嬉しさのあまりほどかちゃんがお風呂に入ってる時に乱入したら悲鳴をあげられて叩き出されました!!
今は反省の意味を込めて正座中です! 足が痺れました!!

まどか(そういえばさやかちゃん驚いてたなー)

話を聞いたさやかちゃんは驚きのあまりなんだかおもしろい顔になってました。

まどか(一応、マミさんの家からの帰り道、ほむらちゃんがいなくなってから私とほどかちゃんとほむらちゃんの関係については説明したけど……。
    すっごい顔してたなー)

さやかちゃんの、未来から嫁と娘が来るってどんなエロゲだよ。っていう言葉が忘れられません。

まどか(でも、これですっごく前進したよね)

そうです。どうなるかと思っていたことが実現したのです。
しかもマミさんは優しいし、ほむらちゃんもなにを考えてるのかはわからないところはあるけどなんだかんだで優しい。

まどか(だって、なんだか私を見る目は優しいんだよね)

だって私がバカなことをやった時の、ほどかちゃんが私を見る目と同じだもん。

まどか(やっぱり親子だねー)

今となっては疑いようもないこととして私の中にある事実。
ほどかちゃんが私とほむらちゃんの娘であるということ。

まどか(ほむらちゃんも私の家で住めないのかな? 聞いたところによると一人暮らしみたいだし)

そうしたら親子で暮らすことになるんだし……。その方がいいよね?

まどか(そうすれば、ほむらちゃんもほどかちゃんに対して優しくなってくれるはず……)

なんとなくだけど、ほむらちゃんはまだほどかちゃんに対して思うところがあるような気がする。
少し疑ってるっていうのかな。心底信用してるって感じはしないんだよね。

これはマミさんの家で感じたことだ。
ほどかちゃんがほむらちゃんに世間話的なことをふってもほむらちゃんは当たり障りのないことしか言わなかった。
ほどかちゃんはそれでも母親と話せた嬉しさからか気にしてなかったみたいだけど……。

まどか(どっちも表情からは読めない子だけど、バレバレだよね)

ほどかちゃんが作った感情で本心を隠す子なら、ほむらちゃんは感情を殺すことで本心を隠す子。
違うようで全く同じなんだよねあの二人。

まどか(まぁ、バレバレなんだけどね)

まだまだわだかまりはあるみたいだけどその辺は

まどか(私が頑張るしかないよね)

明日も学校! 今日、みんなで明日のお昼を一緒に食べることを約束した。
そしてみんな手作りのお弁当を持ってくること! っていうことも伝えたし

まどか(うん! 明日が楽しみだね。てぃひひ)

ほどか「お父さん、お風呂空きましたよ?」

私の前にお風呂からあがったばかりのほどかちゃんがいた。

まどか(おぉ……。色っぽい)

まさに神が与えた奇跡です。
私は今すごく感動しています。

ほどか「……っていうかなんで裸にバスタオルを巻いて正座してるんですか?」

まどか「いや、これはちょっとね」

自らの罪を反省していたとは言わずに口を濁す。

ほどか「もぅ……。バカな事してないで早くお風呂入ってください。明日も学校ですよ?」

まどか「あ、うん」

ほどかちゃんに促され立ち上がろうとする。

まどか「あ」


はい、お約束です。
足の痺れからうまく立ち上がれない私。
そして倒れこむ私。
倒れた先にはほどかちゃんがいて。
まぁ、押し倒す形になったわけで。
それで、うまいこと巻いてたバスタオルがこう、はらりと、ね?

でも、今は私は女の子。
つまりなにも問題ないわけです。
女の子が女の子を押し倒しても問題ないわけです。
ましてや同年代。そこにはなんの罪も生まれません。
男の子がほどかちゃんを裸で押し倒していたとかなったら問題ですよ?
そんな現場を見たら私の怒りにより鹿目家に代々伝わり、封印されし鋼鉄の処女がその長き眠りから目覚めます。
目覚めます。それはもう凄い勢いで。
でも私は女の子! えっちなことをしても許されるというスキルを持った女の子!
だから大丈夫なのです!!

だから普通に謝れば大丈夫!!
あ、ごめん/// ケガしなかった?
とか/// この記号を付けて可愛く謝れば許されるに決まっている!
そうだそうに違いない!! ///← この記号は優秀なんだ!! 基本困ったらこれをつければ許される!!!
なら早く謝ろう! 手遅れになる前に!!

まどか「ふひひ/// だ、大丈夫でござるか? ほどか殿、いい匂いでござるね/// フォカヌポゥ///」

よし! いける!!

終わったの?

保守すんな死ね

ヘタれて無理だろjk

ほどか「……」

無言で私を押しやり、そのままなにも言葉を発さずに立つほどかちゃん。

まどか「あ、あの……」

なんだかすごくまずい、汗が止まらない。
お風呂に入る前でよかった。

まどか「ほどかちゃん……?」

ほどか「……ふふふ」

にこっと笑うほどかちゃん。その慈愛に満ちた笑顔を見た私は思った。

まどか(あ、これダメなやつだ)

と。

ほどか「先に寝ますね? 早くお風呂に入らないとダメですよ?」

じゃあと自分の部屋のドアを開け最後に私に向けてもう一言。

ほどか「おやすみなさい。まどかさん」

と言ってバタンッとドアを閉めるのでした。

まどか「……」

や、やばいよ……。
あれガチなやつだよ……。

この受け入れがたい絶望に解決案を出せぬまま私の夜は更けていくのでした。

 ―― とある場所 ――


ほむら「こんなところに呼び出してなんの用かしら?」

まどか達と別れ数時間後。
夜も更け、街も静寂が支配を深めようとする中、私は呼び出しを受けこの人気の無い場所に単独やってきた。

マミ「あなたに少し聞きたいことがあるのよ」

巴マミ。さっき別れたばかりの彼女が質問を投げかけてくる。

マミ「あの場ではまどかさんと美樹さんがいたから、詳しくは聞けなかったわ」

ほむら「……」

鹿目まどかと美樹さやかがいたから――。巴マミがその二人の名前しか出さないということは。

マミ「あなたもわかっているのでしょうけど、ほどかさんのことよ」

やはり。巴マミも気づいていたのか。

ほむら「あの子が何かを隠しているということなら私もそれは気づいているわ」

あらかじめ聞かれるであろうことを先に言っておく。話はスムーズに進めたい。

マミ「そう。あの子が力を隠していることについても?」

ほむら「ええ」

だが、それを私に聞いてどうするというのか、私がその理由を知っているわけはないのだから。

マミ「……。暁美さん、私はあの子を信じているわ」

ほむら「え?」

急にわけのわからないことを言いだす巴マミの意図がわからず戸惑う。

マミ「あの子がさっき魔女空間でまどかさん達を守ったという事実は覚えているわよね?」

当たり前だ。そんな最近のことを忘れるわけがない。
鹿目ほどかは使い魔からまどか達を守った。
あの子がどのような目的を持っているにせよその事実だけは変わらないことだ。

だから名前変えロッテ

ほむら「それがなんだっていうの?」

相変わらず理解できないことを話すマミに若干の苛立ちを込め聞き返す。

マミ「怒らないで。私が言いたいのはあの時あの子にはそれが全てだったんじゃないかってことよ」

ほむら「……」

マミの言葉に少し冷静さを失っていた自分に気づく。
すぐに平静になるように努め、彼女の真意をはかる。

マミ「あの子は賢いわ。私達への立ち振る舞いといい、戦い方といい。しっかり考えた上で行動している」

それはわかる。迂闊な行動には出ない。感情のまま行動しない。
魔法少女になったばかりだというのにあの立ち回り方は、あの子の頭の良さからくるものであろう。

だからこそ、気をつけなければいけないのではないかとも言える。

マミ「その賢い彼女があなたが近くにいて、目立つ力を使えば自分の力量がバレてしまう。そんな状況下であんな力を使うかしら?
   そもそもあの場面であんな派手な力を使う必要はあったかしら?」

ほむら「……」

マミ「本当に隠したいのならばあのまま地道に使い魔を倒し続ければよかった。それは十分できたはずよ」

確かに、そうだろう。
あの程度の使い魔ならばそう時間もかからずに殲滅できたはずだ。

マミ「でも彼女は力を使った。それもかなり目立つ形でね」

なぜかしら? と私に問う巴マミ。

そんなことはわかりきっている。

ほむら「魔女をあの場から遠ざけたかったからでしょうね」

その私の答えに満足したのか巴マミは、そう。っと呟き。

マミ「そこまでわかっているならいいわ。ごめんなさいね? こんな遅い時間に呼び出したりして」

そう言って立ち去ろうとする。

ほむら「待ちなさい! 言いたいことはそれだけなの!?」

マミ「ええそうよ。……そうね強いて付け加えるなら、あの子がそうした理由は凄く単純な理由で
   あの子の優しさからきたのでしょうね。ってところかしら?」

ほむら「っ!」

なんだか全てを見透かされていたような気がする。
巴マミ。あなたはやはり厄介ね……。

ほむら「私にあの子を信じろ、と?」

マミ「あら? 信じてないの? 私達は仲間でしょう?」

なにをバカなことを? とでもいいたげな顔をして私に聞き返す。

だけど、私はその言葉に返事をすることが出来なかった。

ほどほどにしとけよ?

っつーか1000行ったらどうすんのさ
まさか次スレ立てるだなんて言わないよな?

書き溜めあるくせにこの異常なスローペース
さるさんってそんなにくらいやすかったっけ

マミ「まぁいいわ。これからよろしくね。暁美さん。明日のお昼、楽しみにしているわ」

もう話すことはないと言いたげに歩を進めるマミ。
だが急に足を止めこちらを振り返る。

マミ「そうそう、言い忘れていたのだけど……」

ほむら「なに?」

マミ「私は、暁美ほむらさん。あなたも信じているから」

そういって今度は足を止めずに歩き、夜の闇に消えていった。

ほむら「……」

それを見送り、呆然と立ち尽くす私。

ほむら「信じろと……? 今更、私に何を信じろというの……」

信じては、裏切られる、その繰り返しの中にいる私に今更なにを……。

ほむら「あなたも信じている、か……。裏切った本人であるあなたがよくいえたわね」

おいおい次スレ立てないとかそんなこといわれたら無理にでもレスしたくなっちゃうだろーやめろよなー

>>768
>>1が仕組みを知らないだけだろ

そんな仕様だったか?

●買えばおk

ほどかをほどかれた

はい

しかし、それも全て自分の責任。
私が今までうまくできなかったのがいけないのだ。
私が彼女達を裏切らざる負えない状況に追い込んだのだ。
全て自分が……。

ほむら「巴マミ。やはりあなたとは考えが合わないみたいね」

また、あの感情が襲ってくる。
ただ無心にそれを排除する。

ほむら「なぜなら私は――」

私が一番信じられないわ――。

少し、左手の甲が放つ輝きが薄れたような気がした。

私が一番信じられないわ――。

遅ぇ…

全て自分が……。

―― 同時刻 別の場所 ――


QB「やぁ、早かったね」

この夜更けに僕をテレパシーで呼ぶ者。
それは今日知り合った人物で話を聞く限りでは僕達にとっては敵に該当する存在。

QB「鹿目ほどか、いったい僕になんの用だい?」

ほどか「……」

この子の用がなんなのか。それは僕にはわからない。
だけど、彼女の目的に鹿目まどかの契約の阻止が含まれているなら彼女にとって、僕達は敵になるということになる。

QB「僕としては、君と話すよりもまどかの契約を遂行するための策を考えたいところなんだけどね」

彼女のおかげで鹿目まどかとの契約は絶望的なものになった。
鹿目まどかが悩んでいた、人の役に立ちたい。という悩みも彼女の存在によりすでに解消されてしまっている。

QB「まったく、想定外だよ。ほむらのこともそうだけど君は本当に余計なことをしてくれた。
   まさかこんなことがおこるなんてね」

お手上げのポーズをする。
僕に感情はないがこういう時にこういう風な仕草をするということは知識としてある。

http://i.imgur.com/hjjHl.jpg

ほどほどにしておけよ
               ―――BY大津事件の職員

四足歩行動物のお手上げってようするにちんちんか

きゅぅべえ!ちんちん!ちんちんよ!
ちんこおおお!!!!!

そんなお昼時です

ほどか「そのことで話があるの……」

今まで無言だった彼女が唐突に口を開く。

QB「そのこと……っていうのはなんだい? 主語を明確にしてくれないとわからないよ」

この星に住む人類は意志の疎通に相手の判断に委ねることに頼りすぎている。
その結果いらない誤解を生み。争いあう。
まったくわけがわからないよ。

ほどか「ごめんね。話っていうのはまどかちゃんの契約のことについて」

まどかの契約。その言葉が彼女の口から僕に向けて出るのは意外だった。

QB「どういうことだい。契約はしないでほしいってことかい? だったら無駄だよ。僕達はまどかに契約を迫り続ける。
   例え、どれだけ勝算が薄くてもね」

あれだけの才能だ。諦めろというのは無理がある。

ほどか「うん。そういうと思った」

あなた達はそういう人たちだもんね。っといい彼女は僕の答えをわかっていたかのように話す。

QB「わけがわからないよ。君はこんなわかりきった答えを聞きにきたのかい?」

本当にわけがわからない。どうしてそんな無駄な事を。

ほどか「待って。話は終わりじゃないよ。私が本当に話したいのは――」

そう言って彼女が話したことは驚くべきことだった。
繰り返していうが僕達には感情がない。
だけど、その話は感情があったのなら驚くに値するものだろうと考えられる。

なんだ外伝はでないのかよ
先ほどのご無礼をお許しください。静かに見守らせていただきます
というか>>1から見直して来ます

ほどか「今のが私のお話。たぶんあなたなら信じられると思う」

QB「……信じがたい話ではあるけどね」

だが、信じるしかない話ではある。

QB「……これが本当なら君は……」

ほどか「うん。覚悟はできてるよ」

笑顔でそう答える彼女。

ほどか「でさ、お願いなんだけど、パパに契約を迫るのはやめてほしいんだ」

さっきと同じ話だ。
さっき僕が出した答えは拒否。
だが今回は……。

QB「わかったよ。まどかにはもう契約を迫らない」

受諾。

QB「そもそも、拒否する理由がないね。君の話が真実ならまどかの力はもう必要なくなったんだから」

そう。必要ない。来たるべき日が来れば全ての問題は一気に解決する。

QB「むしろ、僕達は君にお礼を言うべきなのかもね。ほどか」

彼女のおかげで全てが無事に解決するんだ。ならばお礼を言うべきだろう。

ほどか「いいよ、お礼なんて。あなた達はあなた達のやるべきことをやっただけだもんね」

そういって照れくさそうにはにかむ彼女。

QB「へぇ……。普通の人間は僕達のやってることに対して怒りを抱くはずなんだけど……」

彼女は魔法少女の真実を知っている。それはもう確定事項だ。
にもかかわらず、怒るわけでもなく悲しむわけでもなくむしろ賛辞を投げかけるとは。

ほどか「あ、勘違いしちゃダメだよ? あなた達のやり方には賛成できないもん」

ただ、と続け。

ほどか「なんにでも犠牲はつきものだもんね。ただそれが大きいか小さいかなだけ……」

そう告げる彼女。
それは僕に言っているというよりは自分に言い聞かせているみたいだった。

せめて改名しない理由ぐらい書いてみろダボが

読んでて思ったんだけど、エウレカの子供じゃないとしたらアオは誰の子なんだろう……

ほどか「とにかく、約束だからね?」

念を押すほどか。

QB「大丈夫だよ。僕達は嘘はつかない」

ほどか「大切なことを言わないまま事を進めるのは嘘に含まれるんだよ?」

痛いところを突いてくる。
だがそれなら……。

QB「君も嘘つきじゃないか」

彼女の言う通りならそうなる。

ほどか「いいんだよ。私は嘘つきだから」

そうくるか。

QB「成程ね。君は賢いね」

純粋にそう思う。

ほどか「そりゃ私は世界一頭のいいママの娘だもん」

そうやって胸を張る彼女。
そういう仕草をする彼女はとても重い決意をしているような人間ではなく一人の少女に見えた。

ほどか「じゃ、私帰るね。あんまり夜に出歩いてパパにばれたりしたらうるさいから」

うんざりしたようにそう言う彼女だが、心の底から嫌ではないんだろうと感じた。
むしろ、そういうことが嬉しく幸せなのだろう、となぜか思えた。

QB「そうかい、じゃあ僕も行くよ」

ほどか「うん。バイバイ。またね」

僕に手を振る彼女。お返しにとばかりに僕は耳を振る。

彼女と別れて少し経った。

QB「まさか、こんなに嬉しいイレギュラーとはね」

こんなことなら大歓迎だ。


QB「……」

覚悟はできている。彼女はそう言った。

QB「それも嘘だね。鹿目ほどか」

いや、厳密には嘘ではなく彼女は本気で覚悟し、この時代に来たのだろう。

だが、

QB「今の君はとても幸せそうだよ」

その幸福感は君の覚悟とは相反するものじゃないのかい?

QB「……」

空を見上げる。月が雲にその半身を隠され淡い光を放っている。

QB「僕達らしくないんだろうけど……」

祈ろう。彼女の幸せを。そう遠くない未来に消え去るであろう彼女の幸福を。

QB「感情がなくても祈るくらいはできるさ――」

いつのまにか月はその全てを覆い隠され、その淡い光さえも、もう見えなくなっていた。

―― 屋上 ――


こにゃにゃちは! 鹿目まどかです!
今日も今日とて学校! 
みんな仲良く登校したり授業受けたり宿題を忘れて怒られたりと、そんないつも通りの日常を送っている私です!

まどか(だって昨日色々あって宿題のことなんてすっかり忘れてたんだもん)

っと言い訳しますがそれはやっぱり言い訳で、ほどかちゃんとほむらちゃんはしっかり宿題をやってきてる辺りさすがだなーっと思ってしまうのでした。

まどか(父親としての威厳が……)

でも大丈夫。未来の私はほどかちゃんという立派な女の子を育てているのです。
それはつまり、勉強なんてできなくても立派な大人になれるということなのです。

まどか(ほむらちゃんも、そんな私に恋しちゃったのかもしれないし)

この人には私がいないとダメだから……。

っとダメダメな私に同情してくれたという感じでしょうか?
まぁ若干不名誉な気もしますが、それでほむらちゃんを落とせるなら問題なしです。

まどか(さてさて、今は昨日のメンバーで屋上にてお昼ご飯なわけですが)

昨日のメンバーとは、私、ほどかちゃん、ほむらちゃん、マミさん、さやかちゃんなわけです。

そして! ついにやってきました私の作戦を実行する時が!

まどか(名付けて! お弁当のおかずを交換しあって好感度を上げちゃおう作戦!)


説明しよう!! お弁当のおかずを交換しあって好感度を上げちゃおう作戦とは!!!

まず、みんなのお弁当を褒め、場がいい感じになったところでお弁当のおかずを交換しようと提案!
そしてうまいことほむらちゃんのおかずをほどかちゃんに食べさせる!
おふくろの味に感激したほどかちゃん感涙!!
その様子を見たほむらちゃんが――

ほむら『もう、どうしたの? 急に泣いたりして……』

ほどか『だ、だって……。お母さんのごはん、おいしくて……』

ほむら『そんなことくらいで泣くだなんて……。鹿目ほどか、あなたはなんて愚かなの』

ほどか『ご、ごめんなさい……』

ほむら『ほら、涙を拭きなさい。そんなことじゃこれから毎日泣くことになるわよ?』

ほどか『……え?』

ほむら『これからは毎日、私の料理を食べることになるんだから、ね?』

ほどか『ママ……』

ほむら『ほどか……』

っとこんな感じになることを狙ったあざとい作戦なのだ!!!

ほどかちゃんとほむらちゃん。母娘であるにも関わらずどこかよそよそしい(一方的にほむらちゃんが距離を置いている感じだけど)この二人。
まぁ、ほむらちゃんにはほどかちゃんが娘だって言ってないんだけどね。

ちなみにさやかちゃんには厳重に口封じをしています。

まどか(ばれるならさやかちゃんからだろうし)

感情に任せて行動する子だから、ついうっかりとかもありえるし……。

それはいいんです。
とにもかくにも、あまり仲がよろしくないこの二人。
父親である私はそれを良しとしません。このまま放っておくのはダメです。

まどか(だからとりあえず、お弁当のおかずでも交換して親睦を深められないかなーっと)

だから、こんな作戦を思いついたわけで、、、。
今、私達が座ってる位置関係はこんな感じ↓

        マミ
     ほむら  ほどか
      さやかまどか

ほむらちゃんとほどかちゃんは向かい合って座っています。
マミさんはいつも通りニコニコ。ほむらちゃんは無表情。ほどかちゃんはほむらちゃんの方をチラチラ見ながらいつも通りニコニコ。

外野がうるさすぎて書き手の心に寄り添うことができねーじゃねえかよ死ね糞外野

だから改名しろっつってんだろうがボケカス

>>825
きもい…

まどか(ここまでは計算通り)

事前にマミさんにメールでこのことは伝えています。
マミさんはかなり乗り気でぜひ協力したいっと言ってくれました。

マミさんが味方についたならもう大丈夫。
後は作戦の狼煙をあげるだけ……!

まどか(マミさん……)チラ

マミ(ええ)コク

マミ「あら、みんなのお弁当よくできてるわね」

始まった!!!

さやか「そうdまどか「そうですか? 私は普段自分で作ったりしないからあんまり自身ないですよ」ティヒヒ

さやか「いyマミ「そんなことないわよ? まどかさんもすごく上手よ」

さやか「まどか「そういってもらえると嬉しいです/// でも、マミさんのお弁当凄いなー」

まどか(なんで重箱なんだろう?)

若干の疑問は浮かぶがそこはまぁいいや。

さやkマミ「ありがとう。一人暮らしが長いからかしらいつのまにかね?
      でも、暁美さんのお弁当も可愛らしくていわね。すごくおいしそうだし」

さyまどか「うんうん! なんかまさに女の子! って感じだね!」

ほむらちゃんのお弁当はシンプルながらもしっかりと色彩、栄養のバランスが考えられたお弁当で、これこそ女の子のお弁当といいたげに光り輝いている。

まずは卵焼き。
その黄金色に輝く姿は見る物の食欲を刺激させ空腹を助長させる。

そして小さく作られたハンバーグ。
キチンと整えられた形は市販のものかと見紛う程であるがその色艶といい少しついた焦げ目といい、
そこから推察するに彼女の手作りであろうことが窺える。

次に可愛らしい、それぞれピンクと紫色の串に刺されたアスパラベーコン巻。
可愛らしい動物を形どって作られたその串にまず心癒され、
そして食べればその美味に下を癒されるれ、
お腹に入れば空腹を癒される。という一粒で三度おいしいまさに珠玉の一品。

さらに二つあるおにぎり。
三角に作られたそれは一つは海苔で巻かれもう一つはふりかけを使って作ったのであろう、基本的なおにぎりではあるが、
角は少し丸まっており、その丸みから彼女自身の手によって作られたことを見るだけで理解させてくれる。
もう一度言おう。彼女自身の手で、だ。
それだけで、そのおにぎりががコンビニ等で売られているような大量生産大量消費を目的とされたような安価な物ではなく、
それ一つでダイヤにも勝る価値があるものであることが御理解頂けると思う。
理解できない奴は夜道に気をつけろ。

彩りの面では季節に合った野菜をうまく使い、華やかに、かつ目に優しくと彼女らしいマメな性格を感じさせるものになっている。

ほむら「そ、そうかしら///」

おぉ、照れてらっしゃる。

まどか(かわいいのぅwwかわいいのぅww)

マミ「ほどかさんも凄くいいわね。なんだか動物園みたいだわ」

まどか「うん。正直びっくりした。食べるのがもったいなくなるよね」

ほどか「あ、ありがとうございます/// はりきっちゃいました///」

ウヒョー!! こちらも照れてらっしゃる。

まどか(眼福よのぅ)

「ま」と「ほ」が似ててまぎらわしい

ほどかちゃんのお弁当はなにやら凄まじい。

まずタコさんウインナーにリンゴはうさぎさん。
これは料理の嗜みがある人ならば容易く作れることが出来、そしてお弁当のおかずに少しの遊び心を乗せたい方ならば誰でもするだろう。
だが、彼女の遊びはこれでは終わらない。

なんと、チキンライスをクマが寝ているように作り、その上から卵をタオルケットのように被せるという一風変わったオムライスを彼女は作ったのだ。
そして、オムレツを枕のようにクマの頭に引いているのも好ポイントであると言えよう。

さらに、草原で寝ているのをイメージさせているのか、周りには綺麗に数種類の野菜を使い彩豊かで見る物を楽しませるように出来ている。
そして、寝そべるクマの周りに先程のタコさんウインナーにうさぎさんが仲良く集まると、
種族の垣根を越えた共存をお弁当という箱の中に見事、現出してみせたのだ。

そんな遊び心に富んだ彼女のお弁当はもはや、遊びの域を超え芸術作品にさえ昇華してみせたといえるのではないかと思う。

ほむらちゃんのお弁当が慎ましくかつ強かであり芯の強い、
一見地味に見えるが観察すれば観察するほどその魅力に惹かれ虜になる大和撫子タイプなものであるとしたら、
ほどかちゃんはエレガントかつ優美。
その美麗さから傲岸そうで近寄りがたいが仲良くなればその胸の内に秘められた優しさを見せてくれる。そんなツンデレ御嬢様タイプといえるであろう。

まどか(しかし二人ともここまで料理がうまいとは。未来の私はお料理しなかったのかな?)

自身の未来に不安を抱きつつも作戦を実行する。

まどか「ねね。せっかくだしおかず交換しようよ!」

さあ! ここからが本番だ!

マミ「あらいいわね。そうしましょうよ」

マミさんがここぞとばかりにアシストしてくる。
ナイスです! マミさん!

さやか「あー。それいいね。やろうよ」

今までいたのかどうかわからなかったさやかちゃんも同意する。
これで過半数の賛成は取れた! さぁ! 後は押し通すだけ……!

朝からそんなめんどくさい弁当作ってられるか

ほむら「いいわよ。はい、どうぞ」

ほむらちゃんがお弁当を差し出す。

きた! きたきた!! この時が!!!

まどか「わー、ありがとうー。でも、なにたべるかまよっちゃうなー」

マミ(まどかさん、ビックリするほど棒読みだわ)

マミ「そうね、ぜんぶおいしそうだものね」

まどか(マミさん、ビックリするほど棒読みだよ)

まどか「ねえねえ、ほどかちゃんはどれが食べたい?」

ここ! ここが大事!!

OPに出てくるレントンかっけえええええええええええええええ!!!
最高だわ

エウレカって何話あるの?

ほどか「え、えっと……」

突然話をふられて焦るほどかちゃん。

まどか(いい! いいよ! その初々しい感じ! 大好物だよ!)

初めての母親の料理を目の前にして躊躇っている彼女の顔は、
戸惑いながらも視線はお弁当に釘付けで、どうしても食べたいであろうことが把握できる。

まどか(うん、卵焼きだね! 卵焼きが食べたいんだね!)

視線は卵焼きに一直線。今すぐにでも食べたいのだろう。
だが、母親に対する遠慮か、なかなか手を出せずにいる。

マミ(頑張って! ほどかさん頑張って!!)

マミさんもこの緊迫した空気に手を握りじっと見守る。
あと少し、あと少しなのだ。

まどか(あと少しでほどかちゃんの可愛いお口にほむらちゃんの卵焼きが……!)

ほどか「じゃ、じゃあこの卵焼きを……」

意を決したように卵焼きに箸を伸ばそうとするほどかちゃん。

>>853
AOは2クールで26話?24話?
まぁそんくらいよ

まどマミ(きた!!!)

ついに、ついにこの時が!!!

後、もうほんの少しでほどかちゃんの箸が届く。
そう絆を深める黄金色のアーティファクト、卵焼きに!

まどか(生きてきた! 私はこのために生きてきた!)

作戦は成功。これで私達の目的は達成された。
そう確信した私。

だが

さやか「この卵焼きうまそうだよねー。もらい」

成功は一人の悪魔によって握りつぶされた。

ほどか「あ……」

まどマミ「」

まどか劇場版って総集編なの?
予告みたらほぼ使いまわしっぽいシーンしかなかったけど

    |  |

 \      /         ____     , -‐……‐--. . . 、          \ | | /
\           /     /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\       \      /
_  争  も  _   /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、      _   争   _
_  え  っ  _     . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :,     _    え   _
_   : . と   _   /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : ,   _    :   _
_  :      _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′   _   :    _
             〃  /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :,        
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             ∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| ::::::::::::::::  !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′            ,ィ /〉
               |: |: : i : :', : |  |::∪::| ::::::::::::::::  !: : : : : :||: : i : : : : : : : :,          / レ厶イ
                ヽハ: : :、: :ヽ|  l : : : |:::::  ,  ::::└――┘ ! : : i : : : : : : : ′        /   ⊂ニ、
                い、: :\/   ̄ ̄                 ', : : i : : : : : : : : ,     _, -‐'    ⊂ニ,´
    r 、  _          ヽ: :〈        <  ̄ フ         |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T   _,. -‐'´ ̄
    くヾ; U|           | : \                   /| : : :i : : : : :_, -‐'    |  /
   r―'   ヽ、             | : : : \               イ: : :| : : :i_,. -‐       |/
    `つ _   ̄ ̄Τ`ー―-- L: : : : : `: : . . .  __    .:〔: : :|: : :r┬'              |
n ⊂TT⊃◎`ヽ.    |         ̄ ̄ `ーr-、__ノ      ̄フ /              | n
| | ⊂井⊃   n ∩ _   n ∩ _         L_            / /             | | L_ r 、
し  (⊂ト、)  LUイ⌒)) LUイ⌒))  ⊂ニニニニニニニニ イ ∠~'ニニニニニニニニ⊃ .| n } )|
    ̄      ∪〃    ∪ 〃                                 ∪L二ノ

さやか「おぉー。うまい! ほむらってば本当に料理うまいじゃん!」

ほむら「そう? そう言われると嬉しいわ」

さやかああああああああああああああああああああああああああんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様あああああああああああああああああああああああああんんんんあああああ!!!!!!!!!!!!!!!
なにして、なにをしてええええええええええんんんんんああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

まどか(なにしてるのさやかちゃん!!! ほんと……なにして!!!)

バカなの!? この子バカなの!!?
空気読めないってレベルじゃないでしょ!!!
え!!? ……バカなの!!?

マミ(美樹さんが卵焼きを取ったっていうんなら殺すしかないじゃない!)

マミさんもあまりの事態に怒りを露わにしてるよ!!!
そりゃそうだよ!! 怒るよ!! 

ほどか「あぅ……」

うわああああああああ!!!!!!???? ほどかちゃんがしょぼんとしてる!!
すっごく落ち込んでるよ!!!!

さやかああああああああああああああああああああああああああんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様あああああああああああああああああああああああああんんんんあああああ!!!!!!!!!!!!!!!
なにして、なにをしてええええええええええんんんんんああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!

まどか(どうしようどうしよう!! こんなの想定外だよ!)

なにか、なにか解決案を!! ダメだ! 思いつかない!

まどか(この状況を打開する方法なんて学校で習ってないよ!!)

ふざけないでよ!! なんの為の学校なの!?
困った時には全然役にたたないじゃない!!

まどか(腐ってる! この国の教育は腐ってる!!)

私はこの国の教育に怒りを隠しきれませんでした。
この国は粛清されるべきだとも思いました。

まどか(ゴメン……。ほどかちゃん……。この国のせいで……)

ほどかちゃん。彼女もまたこの国の腐敗(さやかちゃん)の犠牲者なのです。

>>859,864
ちなみにまどかの映画は最初の二つは総集編だから観に行かなくていいぞ
三つ目だけでおk

ほどか「……」

しょんぼりするほどかちゃん。見ていて心を抉られるような痛みを覚えます。

さやか「あ、あれ? 私なんかやらかした?」

今更空気を読んだのかこの異常な雰囲気に気づくさやかちゃん。

まどか(いまさらなにを!! さやかちゃんはいつもそうやって終わってから気づくんだ!!)

本当にいまさらどうしようもありません。
もう手遅れです。もう誰にもこの状況を覆すなんて……。

私が全てに絶望し諦めかけたその時でした。

ほむら「はい。食べなさい」

この腐敗した世界に神が舞い降りました。

ほどか「……え?」

ほむら「欲しかったんでしょう?」

ほむらちゃんがほどかちゃんのお弁当にポンッと置いたその光り輝く黄金色の宝石。
それは、この暗く澱んだ世界に差す一筋の光明。
まさに神の救いそのものでした。

ほどか「あ、あの……」

ほむら「全く、卵焼き一つでそこまで落ち込むだなんて……。鹿目ほどか、あなたはなんて愚かなの」

ほどか「あぅ……」

今度は怒られてしょんぼりするほどかちゃん。するとそれを見たほむらちゃんは

ほどか「食べないのかしら?」

っと卵焼きを取り上げようと箸を伸ばす。

AOはガゼルトリオが微妙なんだよなぁ
月光号クルー並にはちゃめちゃしてくれると面白いのに
実態は謎の解明班でさぁ……

ほどか「あ! 食べます!! とらないでぇ!」

ほむら「そう。なら早く食べなさい。時間もあまりないんだから」

ほどか「は、はい」

そう言われ急いで卵焼きを口にするほどかちゃん。
一口、二口と口に運び咀嚼をし、それを飲み込んだ彼女は今まで見たこともないようなへにゃっとした、だらしない笑みを浮かべる。

ほどか「おいしいです……。すごく、おいしいです」

ほむら「そう」

その言葉にそっけなく返事を返すほむらちゃんでしたが、なんだかその顔は満更でもないように見えました。

まどか(よかった……。よかったよぉ……)

さやか「あー。なんか丸く収まった感じ?」

空気でありながら空気を読めない子がなにかのたまっています。
とりあえず、私はその子に笑顔で近寄り

まどか「さやかちゃん」ニコニコ

さやか「あ、なに? まどか」

まどか「お前だけは絶対に許さん」

っと優しくいってあげるのでした(・ω<) テヘペロ

あまり調子に乗るなよ
面の皮ひっぺがすぞ

やさやさ

ぐーてんたーく! 鹿目まどかです!
一波乱あったお昼ご飯も、ほむ神様の救いのほむほむにより和やかに終わり、今は時間をすっ飛ばして放課後!
本当は放課後ティータイムに洒落込んでバンド活動でも始めようかと思ったのですが魔法少女はそうもいかない。

マミ「これが昨日の魔女が残していった魔力の痕跡。基本的に魔女探しは足頼みよ。
   こうしてソウルジェムが捉える魔女の気配を辿っていくわけ」

昨日の工事現場に集まり、マミさんが自分のソウルジェムを使い魔女を探す。
そう、ほどかちゃんが私達を守るために逃がした魔女を今日はやっつけようというのだ。

さやか「意外と地味ですね……」

なぜ、さやかちゃんがいるのかというと

さやか『私も気になるしついていくね』

っと強引についてきたのでした。

ほどかちゃんとほむらちゃんはさやかちゃんが来ることに反対していたけれど(私がついていくことにも反対みたいだったけど、そこは、ほら、ね)

さやか『魔法少女が三人もいたら大丈夫っしょ』

っとの言葉とマミさんの

マミ「まぁここまで巻き込んでしまったのだし、
   こっそり後をつけられるよりかは最初から一緒に行動していたほうが守りやすいんじゃないかしら」

っとの言葉に渋々納得する二人でした。

ぐーてんだーくじゃねぇよクソが
ロシア国民バカにしてんのか

埋まったら終わり?

まどか(っていうかバレバレだったんだね)

置いて行かれたら後をつけるっていうの。
さやかちゃんも同じだったらしく、その言葉に苦笑していた。

さやか「光、全然変わらないっすね」

しばらく歩いてみるが一向に魔女が見つかる気配は無し。

マミ「取り逃がしてから一晩経っちゃったからねー……。足跡も薄くなってるわ」

まどか「あの時、すぐ追いかけていたら……」

その私の言葉に申し訳なさそうな顔をするほどかちゃん。

ほどか「ごめんなさい……。私の責任です……」

まどか「あ、そ、そういう意味じゃなくてね」

失言だった。自分の迂闊な言葉に反省する。

ドイツでした
どこのドイツだよロシアとか言ったやつは

ドッ

グーテンダークと言えばアスカちゃんだけど
ば、ばーむくーへん?と言えばシンジくんだよね
それが今ではシンジさん扱いでぼくはかなしいです

何語だよ
日本語スピークしろや
あ?

>>898
スピークって英語やん(藁)

マミ「仕留められたかもしれなかったけど、あなた達を放っておいてまで優先することではなかったわ。
   だからほどかさんの判断は正しかった。あの状況なら私だって同じように行動していたもの」

そういって顔だけを後ろに向け

マミ「暁美さんもそう思うでしょ?」

っとほむらちゃんに話しかけるマミさん。

ほむら「そうね。一般人がいる以上その選択が正しいわ」

そのほむらちゃんの答えに満足げに笑顔で頷き、

マミ「ね、気にすることじゃないわよ」

ほどかちゃんに微笑むのでした。

ほどか「ありがとうございます」

そして笑顔に笑顔で返す。

>>891
これは方言だから
その辺り間違えないようにしましょう

>>899
これは方言だから
その辺り間違えないようにしましょう

まどか「……ごめんなさい」

自分が足手まといだということを改めて痛感する。
彼女達の行動を狭めているのだと。

マミ「ふふ、いいのよ」

そんな私の気持ちを受け取ったのか私にも微笑んでくれるマミさん。

さやか「うーん! やっぱりマミさんは正義の味方だ!」

だね。
優しくて、大人で人の為に頑張っているマミさんは正義のヒーローみたいでかっこいい。

まどか(私もマミさんみたいになれたらなー……)

そしたら、ほむらちゃんとほどかちゃんも私のことをもっと頼ってくれるんだろうな。

名前欄で余裕ぶって会話しようとする性根が受け付けない
男なら黙って本文で会話せいや!

さやか「ねぇマミさん……。魔女のいそうな場所せめて目星とかはつけられないの?」

それからしばらく歩き続け、魔女は見つかる気配もなく、焦れたさやかちゃんがそう質問した。

マミ「魔女の呪いの影響でわりと多いのは……。交通事故や傷害事件よね。
   だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は優先的にチェックしないと……」

マミさんがある程度、魔女が出現しそうな場所を説明してくれる。

マミ「後は、自殺に向いてそうな人気のない場所。
   それから、病院なんかに憑りつかれると最悪よ」

病院の言葉に反応するさやかちゃん。

マミ「ただでさえ弱っている人達から生命力を吸い上げられるから。目もあてられないことになる」

そこまで言い切るとマミさんのソウルジェムに反応があった。

マミ「かなり強い魔力の波動だわ」

その言葉に一気に臨戦態勢になるほむらちゃんとほどかちゃん。

マミ「近いかも……」

 ―― 廃ビル ――


魔力の痕跡を辿り、着いたのはもう使われていないであろうビル。

マミ「間違いない。ここよ」

ここに魔女がいる。
緊張感から少し汗をかく私。
いよいよ魔女との戦いが始まるんだ。

さやか「マミさんあれ!」

さやかちゃんがビルの屋上を指差し私達に注意を促す。

さやかちゃんが差した方を見るとそこには今にも飛び降りようとする人影が――。

まどか「きゃああ!!」

私達がその人影を捉えた瞬間、その人は屋上から飛び降りる。
まさか人の自殺の現場を見るとは思わず叫び声を上げる私。

そんな中、マミさんがいち早く変身し前に飛び出す。

まどか「……ごめんなさい」

自分が足手まといだということを改めて痛感する。
彼女達の行動を狭めているのだと。

マミ「ふふ、いいのよ」

そんな私の気持ちを受け取ったのか私にも微笑んでくれるマミさん。

さやか「うーん! やっぱりマミさんは正義の味方だ!」

だね。
優しくて、大人で人の為に頑張っているマミさんは正義のヒーローみたいでかっこいい。

まどか(私もマミさんみたいになれたらなー……)

そしたら、ほむらちゃんとほどかちゃんも私のことをもっと頼ってくれるんだろうな。

さやか「ねぇマミさん……。魔女のいそうな場所せめて目星とかはつけられないの?」

それからしばらく歩き続け、魔女は見つかる気配もなく、焦れたさやかちゃんがそう質問した。

マミ「魔女の呪いの影響でわりと多いのは……。交通事故や傷害事件よね。
   だから大きな道路や喧嘩が起きそうな歓楽街は優先的にチェックしないと……」

マミさんがある程度、魔女が出現しそうな場所を説明してくれる。

マミ「後は、自殺に向いてそうな人気のない場所。
   それから、病院なんかに憑りつかれると最悪よ」

病院の言葉に反応するさやかちゃん。

マミ「ただでさえ弱っている人達から生命力を吸い上げられるから。目もあてられないことになる」

そこまで言い切るとマミさんのソウルジェムに反応があった。

マミ「かなり強い魔力の波動だわ」

その言葉に一気に臨戦態勢になるほむらちゃんとほどかちゃん。

マミ「近いかも……」

マミ「はっ!」

マミさんが手をかざすと黄色に光る帯状のものが現れ、飛び降りた人。
今でははっきりわかるが、OLであろう落下する女性の体をクッションとなって優しく支える。

支えられ落下のスピードを弱めたその人の体はゆっくりと下降し安全に地面に着地する。

マミさんがその人の体を観察し、首元にあるマークに気づくと一言。

マミ「魔女の口づけ……」

と呟き。

マミ「やっぱりね」

っと言った。

 ―― 廃ビル ――


魔力の痕跡を辿り、着いたのはもう使われていないであろうビル。

マミ「間違いない。ここよ」

ここに魔女がいる。
緊張感から少し汗をかく私。
いよいよ魔女との戦いが始まるんだ。

さやか「マミさんあれ!」

さやかちゃんがビルの屋上を指差し私達に注意を促す。

さやかちゃんが差した方を見るとそこには今にも飛び降りようとする人影が――。

まどか「きゃああ!!」

私達がその人影を捉えた瞬間、その人は屋上から飛び降りる。
まさか人の自殺の現場を見るとは思わず叫び声を上げる私。

そんな中、マミさんがいち早く変身し前に飛び出す。

マミ「はっ!」

マミさんが手をかざすと黄色に光る帯状のものが現れ、飛び降りた人。
今でははっきりわかるが、OLであろう落下する女性の体をクッションとなって優しく支える。

支えられ落下のスピードを弱めたその人の体はゆっくりと下降し安全に地面に着地する。

マミさんがその人の体を観察し、首元にあるマークに気づくと一言。

マミ「魔女の口づけ……」

と呟き。

マミ「やっぱりね」

っと言った。

ほどか「ごめんなさい」

ほどかちゃんは控えめな笑みを浮かべ、どこの日常でも耳にすることの出来る謝罪の言葉を告げた。
それからほんのわずかな間を空けて、そんなほどかちゃんの頭がぼんっと破裂する。
比喩ではなく、文字通り、ぼんっと。

弾け飛んだ肉片がねばっこい血液と共にがさやかちゃんの顔にべちゃっと張り付いた。
視神経から伝わる映像に思考が追いつくよりもはやく、さらに自体は目まぐるしく動いていく。
マミさんの頭が、ぎゅっと潰れた。
巨大な圧力を受けたわけでもないのに、ぎゅっと。
ぎゅっとといえばこねこね。こねこね。シャイニングハーツ! パン!愛を込めて!

愛を込めて!そう!パンを!
パン!!!パーン!!!

私達は急いでマミさんに近寄り女性の安否を確かめる。

まどか「こ、この人……」

マミ「大丈夫。気を失っているだけ」

その言葉に、ほっと一息つく私達。

マミ「いくわよ」

そういってマミさんはビルの中へ。いつの間にか変身を終えていたほむらちゃんとほどかちゃんもそれに続くのでした。

ほどか「ごめんなさい」

ほどかちゃんは控えめな笑みを浮かべ、どこの日常でも耳にすることの出来る謝罪の言葉を告げた。
それからほんのわずかな間を空けて、そんなほどかちゃんの頭がぼんっと破裂する。
比喩ではなく、文字通り、ぼんっと。

弾け飛んだ肉片がねばっこい血液と共にがさやかちゃんの顔にべちゃっと張り付いた。
視神経から伝わる映像に思考が追いつくよりもはやく、さらに自体は目まぐるしく動いていく。
マミさんの頭が、ぎゅっと潰れた。
巨大な圧力を受けたわけでもないのに、ぎゅっと。
ぎゅっとといえばこねこね。こねこね。シャイニングハーツ! パン!愛を込めて!

愛を込めて!そう!パンを!
パン!!!パーン!!!

ふわっふわの魔法・・・!!

――ビル内 エントランス ――


ビルの中に入り私達は辺りを確認する。
すると階段の上にマークが浮かびあがった。

マミ「今日こそ逃がさないわよ」

そう告げた後にさやかちゃんが持ってきていたバットに触れる。
マミさんに触られたバットは淡い輝きを放ち変化した。

さやか「うわわわわ」

まどか「すごい……!」

マミ「気休めだけど……、それで身を守るくらいの役にはたつわ。絶対に私達の傍を離れないでね」

私達に忠告すると、マミさんとほむらちゃん階段を先に上る。


私達は急いでマミさんに近寄り女性の安否を確かめる。

まどか「こ、この人……」

マミ「大丈夫。気を失っているだけ」

その言葉に、ほっと一息つく私達。

マミ「いくわよ」

そういってマミさんはビルの中へ。いつの間にか変身を終えていたほむらちゃんとほどかちゃんもそれに続くのでした。

ジャムパンコッペパンミルクパンどれにいたしますか
とりあえずコッペパンはねーよな……ありえないわ

――ビル内 エントランス ――


ビルの中に入り私達は辺りを確認する。
すると階段の上にマークが浮かびあがった。

マミ「今日こそ逃がさないわよ」

そう告げた後にさやかちゃんが持ってきていたバットに触れる。
マミさんに触られたバットは淡い輝きを放ち変化した。

さやか「うわわわわ」

まどか「すごい……!」

マミ「気休めだけど……、それで身を守るくらいの役にはたつわ。絶対に私達の傍を離れないでね」

私達に忠告すると、マミさんとほむらちゃん階段を先に上る。

わけわからん

私達は急いでマミさんに近寄り女性の安否を確かめる。

まどか「こ、この人……」

マミ「大丈夫。気を失っているだけ」

その言葉に、ほっと一息つく私達。

マミ「いくわよ」

そういってマミさんはビルの中へ。いつの間にか変身を終えていたほむらちゃんとほどかちゃんもそれに続くのでした。

――ビル内 エントランス ――


ビルの中に入り私達は辺りを確認する。
すると階段の上にマークが浮かびあがった。

マミ「今日こそ逃がさないわよ」

そう告げた後にさやかちゃんが持ってきていたバットに触れる。
マミさんに触られたバットは淡い輝きを放ち変化した。

さやか「うわわわわ」

まどか「すごい……!」

マミ「気休めだけど……、それで身を守るくらいの役にはたつわ。絶対に私達の傍を離れないでね」

私達に忠告すると、マミさんとほむらちゃん階段を先に上る。

私達は急いでマミさんに近寄り女性の安否を確かめる。

まどか「こ、この人……」

マミ「大丈夫。気を失っているだけ」

その言葉に、ほっと一息つく私達。

マミ「いくわよ」

そういってマミさんはビルの中へ。いつの間にか変身を終えていたほむらちゃんとほどかちゃんもそれに続くのでした。

ほどか「後、これを渡しておきます」

ほどかちゃんがなにか小さいトロフィーのような形をしたストラップを渡してくれる。

さやか「なにこれ?」

ほどか「トロフィーシステムという、戦車等に襲いかかるミサイルやロケットを迎撃するための防衛システムを
    魔女戦ように魔法で変化させたものです」

なにやら物騒なことを口走るほどかちゃん。
戦車て、ミサイルて……。

ほどか「私の魔法で魔女や使い魔の攻撃は自動で迎撃するようになっているので、これで防御の面は安全だと思います」

さやか「はぁー。魔法って本当にすごいねぇ……」

そんなことまで出来るとは……。
魔法恐るべしだね。

――ビル内 エントランス ――


ビルの中に入り私達は辺りを確認する。
すると階段の上にマークが浮かびあがった。

マミ「今日こそ逃がさないわよ」

そう告げた後にさやかちゃんが持ってきていたバットに触れる。
マミさんに触られたバットは淡い輝きを放ち変化した。

さやか「うわわわわ」

まどか「すごい……!」

マミ「気休めだけど……、それで身を守るくらいの役にはたつわ。絶対に私達の傍を離れないでね」

私達に忠告すると、マミさんとほむらちゃん階段を先に上る。

――ふと、私は疑問を抱いた。

こんなやりとりを、何度も繰り返しているような気がする。
時間が切り離されて形成されるクラインの壷。
終わらないループ。
コレは一体……?

まどか「うん、ありがとう!」

やっぱり魔法少女が三人もいると頼もしい。無敵感がハンパないね。

ほどか「でも、絶対に油断しないでくださいね?
    魔女の結界内ではなにが起きるかなんてわからないんですから」

心配そうに私達の顔を見るほどかちゃん。
それだけ危険な場所なんだろう。

まどか「うん。わかってる。絶対にほどかちゃん達の傍からは離れない」

あなたを守るためにも。

ほどか「……。わかりました」

私の言葉に少し目を細めほどかちゃんは頷いてくれる。
その目からはなにがあっても私達は守ってみせるという意思を感じられる。

マミ「話はすんだ? いくわよ!」

まどさや「はい!」

富んでるよ
先週競馬当てたからね!

飛びます飛びます!って最近見かけないよね
悲しいです

―― 魔女結界内 ――


魔女の結界内に入り魔女のもとへと急ぐ私達。
主にマミさんが先頭で使い魔を葬り、ほむらちゃんがその援護。
ほどかちゃんが私とさやかちゃんの周りを固めるように守るといったふうに進んでいる。

さやか「なんか楽勝って感じだね」

隣で魔法のバットを振るいながら私に話しかけるさやかちゃん。

まどか「うん。マミさんもそうだけど、ほむらちゃんも凄いもん」

マミさんが魔法で作った自分の武器でだいたいの敵を一掃し、零れた敵はほむらちゃんが拳銃で的確に撃ち倒す。
その二人の連携は見ていてとても頼りになるもので、これならどんな敵がきても怖くないとそう思えた。

マミ(……やっぱり、私と暁美さんは共に戦ったことがあるようね。
   私が行動しやすいように的確に援護をしている)

マミ(おかげでとてもやりやすいわ)

ほむら「……」

さやか「うん。なんかあの二人息ばっちりだよね。阿吽の呼吸っていうの?
    なんか夫婦みたい」

まどか「ああん!!?」

さやか「ひ!? ま、まどか?」

まどか「なに? さやかちゃん」

さやか「え、あれ? 今すごい顔……」

まどか「なに言ってるの? 寝ぼけてる場合じゃないよ」

さやか「う、うんそうだね」

全くさやかちゃんは……。
なにをバカなことを。
ほむらちゃんは私のだよ? 教えたでしょ?

まどか(ほんとにもう)

次スレ立てるなら>>1が立てろ

やめるなよ
最後までついていこうぜ
荒らしでもアンチでもね、最後まで粘着してくれると一人旅よりは嬉しいもんなんだよ

ほどか「二人とも緊張感がなさすぎますよ」

私達のゆるさを咎めるほどかちゃん。

まどか「ごめんね。さやかちゃんが変なこというから」

さやか「私のせいかい!」

ほどか「はぁ……。まぁいいです。お二人は私が守りますから」

そういってほどかちゃんは以前とは違った銃で私達に迫る敵を撃ち続ける。

さやか「今度のほどかの銃ってあれだよね。007の使ってるやつだよね」

さやかちゃんがボソボソとほどかちゃんの銃のことについて説明する。

まどか「そういえば、あんな感じだったね」

それよりも私はほどかちゃんの守りますからの一言に感動が収まらない。

まどか(本当にいい子に育って……)

抱きしめたくなるね。ホント。

ほどか(なんだろう、無性にパパに向けて撃ちたい)

ちょっと迷惑掛けすぎたのでせめてものおわびにスレ立てといた
俺は仕事で出かけるので使ってやってくれ

―― 最深部 ――


そんなこんなで奥深くまで危なげなく進んだ私達。
そして遂に。

マミ「見て、あれが魔女よ」

魔女のもとに辿り着いたのでした。

さやか「う、グロイ……」

まどか「あんなのと戦うんですか……?」

ほむら「……」

ほどか「……」

始めてみる魔女は想像よりもとっても恐ろしくて、今までの楽勝ムードを一気に消してくれたのです。

マミ「大丈夫。負けるもんですか」

あっちゃー被ったか
まあ両方使ってくれ

まどか「未来から来た私の子供!?」★2 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342850014/)

>>961
このままだと荒れるのが目に見えてるからSS速報に立ててくるよ

本文とスレタイはどうすればいいの?

>>960お前ww もうなんかあんた大好きだわw 

>>965使わせてもらいます。

>>967vipにスレたったのでこっちの消化します。
ごめんね。

スレ乱立は止めろよ
板に迷惑が掛かるだろうが
超えちゃいけないライン考えろカス

こうなったらとことんまで叩かれてやる。
vipの荒らし叩きは成長の糧。支援は心の栄養。

もうふっきれたから叩いてくれるやつらはどんどんこい。

甘えなんて捨ててかかってこい

    \ /
   (_O|・|O)
   /ィ从从', }  つまんね
   | |(|゚ ヮ゚ノ,''

   ノノゞミl†iゝlつ∞∞∞∧_∧
  //(从ト。 从     //( ^o^ )ヽ <わかる
     し',ノ      /ノ ( uu ) ヽ)

いったいいくつスレを使わせるつもりだよ、大長編じゃねーか!
不覚にもSS読んでるときの4倍くらい笑った

次スレ立てたよー

まどか「未来から来た私の子供!?」★2

被ってないから使ってくれ

わかる

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