士郎「カレンを選ぶ」セイバー「え?」(222)

セイバー「シロウ……今なんと?」

士郎「カレンを選ぶよ、カレンに決めた」

セイバー「カレンとは……あのカレンですか?」

士郎「あのカレン?」

セイバー「教会にいるカレン?」

士郎「うん、他にカレンっていう名前の人いたかな?」

セイバー「……シロウ!しっかりして下さい!」

士郎「どうしたんだよセイバー?」

セイバー「何故よりにもよってカレンなのですか!?私やリンやサクラや私ではなく何故カレンなのですか!!」

士郎「何故って……カレンなら開発する必要がなくて楽だろ?」

セイバー「!?」

士郎「慣れてそうだし」

セイバー「シロオオオオオオオオオオ!!」

士郎「ど、どうしたのさセイバー?」ビクッ

セイバー「不潔ですシロウ!シロウがそんな人だなんて知りませんでした!」ダダダッ

士郎「おいセイバー!?」

大河「ん?セイバーさんが走って出て行ったけどどしたの?」テクテク

士郎「実はこれにカレンを選ぶって言ったら突然走って出ていかれちゃってさ」ピラッ

大河「第五回、チキチキ!ゴスロリ写真コンテスト?」

士郎「うん、このコンテストにカレンをモデルにした写真を出そうと思ってさ」

大河「へえ、士郎ってこういうのに興味があるんだ」

士郎「嫌いではないよ、それに優勝賞金は100万円だっていうしさ、駄目もとで送ってみようってわけ」

大河「ふうん」

士郎「でも何でセイバー走っていっちゃったんだろ?」

大河「それはあれよ、ゴスロリとかって迫害の対象になりやすいじゃない?」

士郎「俺がゴスロリを好きだと思って?でもセイバーがそんな事…」

大河「こればっかりは人によって好き嫌いがあるから難しいわよ、差別は絶対に駄目だけど」

士郎「そうか……」

大河「でも何でカレンちゃんなの?イリヤちゃんでもゴスロリ似合いそうだけど」

士郎「イリヤに頼むとセラが怖いしな、カレンならいつもゴスロリっぽいの着てるから似合うのは分かるし」

大河「(あれゴスロリなのかな?)私がモデルになってあげても良いよ?」ニマァ

士郎「……」

大河「黙り込むなあ!」

商店街

セイバー(……まさかシロウがドスケベだとは思いませんでした)トボトボ

セイバー(しかしシロウは開発が必要だと言っていましたが……一体どんな趣味を……)

ランサー「よう、セイバーじゃねえか」

セイバー「ランサーにギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「こんにちは」

ランサー「どうしたんだよ浮かない顔して?」

セイバー(……この軽い男ならシロウが求める性癖が何か知っているかもしれませんね)

セイバー「(私がシロウをへんたいじくうから救わねば!)実は……」

ランサー「へえ、あの正義の味方がねえ」

ギルガメッシュ「にわかには信じられませんね、本当なんてすか?」

セイバー「本当です、シロウは確かにカレンならば開発の必要が無いと」

ランサー「まあカレンならどんなブレイにも対応できそうだからな」

ギルガメッシュ「カレンさんならそうですね」

セイバー「ランサー、シロウは一体どんな趣味なのでしょうか?」

ランサー「人の性癖なんて分かるわけねえだろ、ヒヨコの選別より難しいぜ」

ギルガメッシュ「SMじゃないですか?性癖といえば」

セイバー「えすえむ……」

ランサー「お前、坊主の性癖を知ってどうするつもりだ?」

セイバー「私がシロウを正しい道に引き戻します!」

ランサー「……」

セイバー「シロウが道を踏み外すのを黙って見ておくわけにはいきません!」

ランサー「セイバー、お前の言う道ってのは何だ?」

セイバー「どういう意味ですか?」

ランサー「そうだな例えば……セイバー、お前が一番好きな食べ物は何だ?」

セイバー「シロウの作るものならば何でも好きです」

ランサー「じゃあ桜、凛、坊主、どいつの料理が一番好きだ?

セイバー「サクラとリンの料理も大変美味です、優劣などつけられません」

ランサー「……はぁ」

セイバー「ランサー、それが何か?」

ギルガメッシュ「セイバーさん、セイバーさんが食事をするのが一番大好きなように、何が好きかは人それぞれなんですよ」

ランサー「そうだぜ、お前から見たら坊主の性癖は変に思うかも知れねえけど、だからといって無理にやめさせたらいけねえよ」

セイバー「しかしそれでは……!」

ランサー「良いじゃねえか性癖のひとつやふたつ、男はみんな変態なんだよ」

セイバー「シロウに限ってそんな……」

ギルガメッシュ「セイバーさんに食欲があるように男なら誰でも性欲があるんですよ」

セイバー「なんと!?」

ランサー「思い切ってお前が坊主の趣味に付き合ってやったらどうだ?カレンを出し抜けるかもよ?」ニタニタ

セイバー「ランサー!私を愚弄するか!?」

ランサー「親切で言ってんだよ、と、遅くなるとカレンがおっかねえからこれでな」スタスタ

ギルガメッシュ「頑張って下さいね」テクテク

セイバー(……頑張れとな!?)

教会

カレン「遅かったですね、どこでマーキングをしていたんですか?」

ランサー「あ、 ああ、悪かったよカレン」

ギルガメッシュ(カレンさんには黙っておいた方が良いですね……)

カレン「……」

ランサー「じゃあ俺は花壇の手入れを……」

ギルガメッシュ「僕も手伝いますよ」

カレン「―――フィッシュ」シュルシュル!

ランサー「ぐえっ!?」

ギルガメッシュ「うぐっ!」

カレン「何を隠しているのですか、言いなさい」

ランサー「お、俺は何も!」

カレン「飼い主に嘘はつけませんよ、駄犬ども」グググ

ギルガメッシュ「ぐ、ぐるちい!死んじゃう!」

カレン「……」

ギルガメッシュ「隠してる事は言いました!早くほどいて下さいマスター!」ジタバタ

カレン(……衛宮士郎が……私を……?)

ランサー「」

ギルガメッシュ「ますたぁー!」ジタバタ

シュルル

ギルガメッシュ「……ぷはっ!死ぬかと思った」

カレン「ふ、確かに、私ならば殿方のどんな欲望にも対応できますからね」

カレン「私は昼寝をします、ギルガメッシュは花壇の手入れをしといて下さい」

ギルガメッシュ「は、はい」

カレン「……」テクテク

カレンの寝室

ばたんっ

カレン「……」

ぼさっ

カレン「……」

カレン「……」ゴロゴロ

カレン「……」

カレン(……なんと)

カレン「……」

カレン「……」ゴロゴロ

衛宮邸の前

セイバー「……」

セイバー(……確かに、シロウとて男性、女体に興味をもつのは当然です)

セイバー(シロウが女性にどんな事を求めようとそれはシロウの自由、私がとやかく言える事ではなかった)

セイバー(ならば私の役目はシロウがやり過ぎないように見守る事)

セイバー(しかしあからさまな拒絶を示して飛び出してしまった手前、どんな顔でシロウに会えは……)

セイバー「……」グゥー

セイバー「……お腹が空きました」

キキーッ

ライダー「セイバー、家の前で一体何を?」

セイバー「ライダー……」

ライダー「……なるほど、そんな事が」

セイバー「はい、私はシロウを傷つけてしまった、会わす顔がありません」

ライダー「貴女がそう思うならなおさら貴女はシロウに謝るべきです」

セイバー「シロウは許してくれるでしょうか……」

ライダー「誠意をもって謝罪すればきっとシロウは許してくれるでしょう、優しい人だ」

セイバー「そうですね、騎士として全力で自分の罪を懺悔します」

ライダー「しかしシロウにSMの趣味があるとは事実なのですか?」

セイバー「私も疑問ですが、ランサー達が言うにはエスエムだと」

ライダー「そうですか……(あのランサーが言うのなら間違いないのでしょう)」

ライダー(シロウにそのような願望があろうとは……ふむ……)

士郎「~♪」トントン

セイバー「シ、シロウ!!」

士郎「うお!?何だよセイバーびっくりするじゃないか」

セイバー「も、申し訳ありません!!」ペコリ

士郎「そこまで謝らなくても……おかえり、どこに行っていたんだ?もうすぐ昼飯できるよ?」

セイバー「シロウ、先ほどは申し訳ありませんでした」

士郎「さっき?」トントン

セイバー「私は己の狭い心でシロウの趣味を頭ごなしに否定してしまいました、サーヴァント失格です」

士郎「(ゴスロリの事か)いいんだセイバー、なかなか受け入れられない事だし」

セイバー「いえ!シロウの趣味は男ならば何ら恥ずかしくない事です!恥ずべきは私のこのちっぽけな理解力です!」

士郎「そ、そうか(まあゴスロリが好きな男は結構いるしな)」

セイバー「シロウ……私を許してくれますか?」モジモジ

士郎「許すも何も怒ってないよ」

セイバー「よかった……」グゥー

セイバー「あ……////」

士郎「はは、今できるからもう少し待っててよ」

セイバー「腹を空かして待っています」

士郎「……」ジー

セイバー「シロウ?私に何か?」

士郎(そういえばセイバーを忘れていたな……セイバー似合いそうだな、ゴスロリ)

セイバー(こちらを見て何か考えている?もしや本当はまだ私の事を許していない?)

士郎「(でもセイバーゴスロリ着てくれるかな……駄目もとで……)なあセイバー、頼みたい事があるんだけど」

セイバー「何でしょうか?」

士郎「食後に俺の部屋に来てくれ、そこで話すよ」トントン

セイバー「了解しました(おやつでもくれるのでしょうか?)」

「俺の部屋に来てくれ」で何故そうなるセイバー

セイバー(食事ができるまで屋敷の見回りに行きましょう)テクテク

ライダー「おやセイバー、見回りですか」

セイバー「はい、私の役目ですから」

ライダー「シロウには許してもらえましたか?」

セイバー「はい」

ライダー「そうですか、まあシロウは内心許していなくても許したと言う人ですが」

セイバー「そんな事ありません、その証拠に食後にシロウの部屋まで来るよう言ってくれました」

ライダー「何ですと!?」

セイバー「おそらくシロウは私にだけお菓子か何かをくれる気でしょう」

ライダー(シロウはSM趣味……この状況……まさか……)

ライダー「……本気でシロウがお菓子をくれるとでも?」

セイバー「どういう意味ですか?自分がもらえないからって妬むのはみっともないですよ」

ライダー「食べられるのは貴女の方です」

セイバー「は?」

セイバー「私が食べられるとはどういう意味ですか?」

ライダー「性的に食われるという意味です」

セイバー「……ライダー、貴女は一体何を考えて……」

ライダー「セイバー、貴女はSMについてどれだけ知っていますか」

セイバー「そんな下品な質問には答えられません」

ライダー「まあ貴女が知っているわけがありませんか」

セイバー「そのような事知りたくもない!」

ライダー「ほら、そうやってSMに対する偏見の目をもつ」

セイバー「!!」

ライダー「いまだ己の性癖を拒絶する人間を、シロウが本気で許すと思いますか?」

セイバー「な、何が言いたいのですか」

ライダー「セイバー、これはシロウが巧妙に仕掛けた罠です」

セイバー「罠とは?」

ライダー「私が言っても貴女は信じないでしょう、付いてきて下さい」

セイバー「一体何を?」

ライダー「付いてくれば分かります、貴女はシロウから見られない位置に隠れていて下さい」





士郎「よし、できたぞ」

ライダー「シロウ」ヌッ

士郎「ライダー、ご飯できたよ」

ライダー「いつもありがとうございます……あの、ひとつ聞きたい事があるのですが」

士郎「何だ?」

ライダー「食後に部屋に来るようセイバーに言ったそうですが」

士郎「うん」

ライダー「一体何の用事でセイバーを部屋に?」

士郎(……ライダーに言ったらセイバー怒りそうだな、まだ決まった話じゃないし)

ライダー「……答えられない事なのですか?(やはり人前では言えないような事なのですね)」

士郎「そんな変な事じゃないよ、ちょっとセイバーに着てもらいたいモノがあってさ」

セイバー「!?」ピコーン

ライダー「……そうですか、食事ができたのですね?セイバーを呼んできます」スタスタ

士郎「うんお願い」

変な所で直感が発動しやがった…!

セイバー「ライダー、今の行動は一体?」

ライダー「私の思った通りです、やはりシロウは貴女を食後のデザートにするつもりだ」

セイバー「まだ言いますか!シロウはそんな事しません!私を許してくれると言いました!」

ライダー「それは貴女を一度油断させるためです」

セイバー「何故そんな事をする必要があるのだ!いい加減にしろ!」

ライダー「SMで稀にあるテクニックです、恐怖には鮮度があるのですよセイバー」

セイバー「!?」

ライダー「シロウが貴女に何かを着せるつもりだと聞いた時、貴女の直感スキルは何と囁きましたか?」

セイバー「……な、なにやらとても恥ずかしいモノを着させられると……」

ライダー「間違いありませんね、シロウは貴女を凌辱するつもりです」

セイバー「そんな!?」

セイバー「断ります!いくらシロウの頼みと言えどとても受け入れられない!」

ライダー「そんな事してただで済むと思うのですか?」

セイバー「どういう意味だ!」

ライダー「男は獣です、セイバー、飢えた獣か獲物をそう簡単に逃がすと思いますか?」

セイバー「!?」

ライダー「断るなどと言ったら一体どんな仕返しをされるか……」

セイバー「わ、私はどんな痛みにも屈しない!」

ライダー「未来永劫食事抜きにされるかも」ボソッ

セイバー「!!?」

ライダー「考えるだけでおぞましい……」

セイバー「あ……あ……」ガクガク

セイバーレイプ!野獣と化した士郎

型月主人公にはケダモノが多すぎる…

>>60
コクトーは関係ないだろ!いい加減にしろ!

仕方ないだろコクトーさんは四年越しの恋だぞ…
それで今までツンツンだった子に頬赤らめながら手繋いでこられたらそりゃ誰だって襲うだろう…

セイバー「シ……ロウ……そんな……ううう……」ポロポロ

ライダー「……」

セイバー「そ……んな……わた……し……は……とうしたら……」ポロポロ

ライダー「……ひとつだけ助かる方法があります」

セイバー「真ですか!?」グスッ

ライダー「おそらくは上手くいきます」

セイバー「教えて下さい!一体どのような策なのですか!?」

ライダー「簡単な事です、代わりの肉を与えて獣の飢えを満たしてやれば良いだけ」

セイバー「代わりの……肉?」

ライダー「そうです、つまり……」

ライダー「私が代わりにシロウの部屋に行きます」

セイバー「そんな!?それでは貴女が!?」

ライダー「良いのです、覚悟はできています」

セイバー「な、何故ですか!?何故私のために!?」

ライダー「仲間として……では理由になりませんか?」ニコリ

セイバー「ライダー……」

ライダー「後は私に任せて下さい、さあ食事に行きましょう、シロウが待っています」

セイバー「ライダー……この御恩は必ずお返しします!」

ライダー「仲間のためならどうって事ないです」スタスタ

ライダー「……」スタスタ

ライダー(……ふっ)ニヤリ

汚い流石蛇女汚い

もっとやれ

昼食後

凛「ごちそうさま」

士郎「なあ遠坂、洗い物頼んでも良いかな?」

凛「別にいいけど、何か用事でもあるの?」

士郎「ああ、セイバーとちょっと」

セイバー(ライダー!)

ライダー(大丈夫です、私が必ず……)

凛「ふぅん」

士郎「じゃあ遠坂頼むな、俺は部屋に行くから」テクテク

ライダー「……では私も部屋で読書をしてきます」スタスタ

セイバー(ライダー!ライダー!)ウルウル

凛「?」ジャブジャブ

一方その頃教会

カレン「……」

ランサー「……カレン!」

カレン「……!?」ハッ

ランサー「ったく、何度呼んでも反応しないから死んだかと思ったぜ」

カレン「どの口が言うのですか」

ランサー「坊主の気持ちを聞いてから様子が変だな」

カレン「そんな事ありません」

ランサー「もう、夜の街に繰り出す必要はないんじゃねえのか?」

カレン「私の務めと衛宮士郎は関係ありません」

ランサー「あの坊主ならお前のそのぽっかりと空いた穴を埋めてくれるだろ、そんな務めなんかアホらしくなるくらいな」

カレン「私の心に穴などありません、妄想は大概にしなさい」

ランサー「そうか、それは悪かったな」

カレン「……」

ランサー「じゃあ俺はバイトに行ってくるわ」スタスタ

カレン「……」

カレン「噛ませ犬が……何を格好つけているのですか……」

カレン「……」





ギイイ…

バタン

衛宮邸 士郎の部屋

士郎(……セイバー、ゴスロリ着てくれるかな?)

『……シロウ』

士郎「ライダーか?どうした?」

ガラッ

ライダー「……」

士郎「?」

ライダー「……セイバーの代わりに来ました」

士郎「へ?」

士郎(ああやっぱりセイバー嫌だったんだな……それでライダーを代わりによこして…)

士郎「ライダー、セイバーに頼まれて来たのか?」

ライダー「はい、そうです」

士郎(やっぱか……ライダーか……ゴスロリに長身って合うのかな?よく分からないな……)

士郎(それにセイバーが着たくないんならライダーも着たくないだろうし、仕方ない、コンテストは諦めよう)

ライダー「シ、シロウ?」モジモジ

士郎「悪いライダー、せっかく来てくれて悪いけどやめる事にしたから」

ライダー「はい!!?」

士郎「ライダーも嫌だろ?」

ライダー「そんな事ありません!!どんな要望にも応えてみせます!!」

士郎「でももうやめるって決めちゃったし、それによく考えたら馬鹿らしくなっちゃって」

ライダー「何を言いますシロウ!!それでも男ですか!!」ズイッ!

士郎「ら、らいだー?」ビクッ

セイバーとライダーの思考がぶっ飛んでるからあれだったけど
よく考えたら居候の女の子にゴスロリ着せて写真撮影しようとする士郎も中々アレだな

>>65
黒桐の初恋は式じゃなくて
『ガランドウの心の中にいる しき』だけどな

初恋の女と同じ体してるけど違う人格の子
を抱くのって
どういう気分なんだ?

ライダー「シロウ!!こちらは覚悟はできているのです!!淑女に恥をかかせるつもりですか!!」

士郎「だ、だからもういいって……」ビクビク

ライダー「……わかりました」

士郎「……」ホッ

ライダー「……私はシロウにお腹いっぱいになってもらうためにここに来ました」

士郎(え?ご飯ならついさっき……)

ライダー「だがシロウが私をたんと召し上がるつもりがないのなら……私がシロウを食べます!!」ガバッ!

士郎「らいだー!?え、ちょ、らいだぁー!?」ジタバタ

ライダー「覚悟を決めて下さいシロウ!!こうなれば私は空腹が満たされるまで止まれません!!」グググ

士郎「せいばぁあああ!助けてくれせいばぁあああああ!」

>>77
コクトーさんは「式が織でも自分の気持ちは変わらない(つまり相手が男でも構わない)」とか言っちゃう漢だぞ
こまけぇこたぁ気にしないだろう多分

このままセイバーとライダーとの3Pにハッテンさせよう(提案)

居間

凛「ふんふーん」ジャブジャブ

セイバー「……」

セイバー(……果たしてこのままで良いのだろうか?)

セイバー(自分の身かわいさに他人に苦難を押しつけるなど……騎士としてあるまじき行為!)

<セイバー!セイバー!

セイバー(シロウが呼んでいる!?ライダーでは代わりが務まらなかった!?)

セイバー(こうしてはいられない!ライダーを助けに行かねば!)ダッ!

凛「……?」ジャブジャブ

廊下

セイバー(とは言ったものの!やはり怖い!)ビクビク

『ライダー!やめてくれライダー!』

セイバー「!?」

セイバー(シロウが悲鳴を!?何故!?)

セイバー(はっ!もしやシロウは縛られるのが趣味!?)

セイバー(いけない!赤いロウを垂らされるシロウなどあってはならない!)

セイバー(……こうなれば!)

ババッ!

セイバー「私がこの身をもってシロウをノーマルに戻してみせる!」ゼンラー

>>79
包容力がある 的な意味ならいいが
身体だけが目当て 的な意味なら
最低だなコクトーさん

ガラッ!

セイバー「シロウ!私が相手になりま……す!!?」

ライダー「……」

士郎「セ、セイバー!助けてく……れ!?」

セイバー(ライダーがシロウを襲ってる!?)

士郎(何故全裸なんだ!?)

ライダー「ふっ、やはり貴女もシロウをおやつにしたかったのですか」

セイバー「い、いえ……私は……」

士郎「セ、セイバー!とりあえず助けてくれ!その後服を着てくれ!」

セイバー「ライダー!何が何だか分からぬがシロウから離れろ!」

ライダー「セイバー、二人でシロウを食べませんか?」

セイバー「!?」

縛られるのが趣味なら止めてくれなんて言わねえ…

>>91
そんな訳ないだろう…
多分普通に式も織も「」もシキの事は皆好きだったんでしょ

セイバー「わ、私はそういうつもりでここに来たのではありません!」

ライダー「裸で来て何を言っているのですか」

セイバー「これはシロウにこの身をぶつけようと……」

ライダー「やはり肉を求めてではないですか」

セイバー「違う!私はシロウを普通の性癖に戻すために来たのだ!」

ライダー「ならば二人でシロウに普通とは何かを教えてあげましょう」

セイバー「!!」

ライダー「私と貴女なら溺れるような快楽の中でシロウの性癖を必ずや矯正できるでしょう」

セイバー「……」

士郎「セ、セイバー?」

セイバー「……ふ、私についてこられるのですか?」

ライダー「貴女こそ振り落とされないように」ニヤリ

士郎「セイバアアアアアアアア!!」

ゴスロリ着させられた士郎がセイバーとライダーに食べられれば良いんじゃないかな!

>>98
なんて浮気症なんだコクトーさん
鮮花と結婚しなさい

>>98
冗談だが失言だったな、すまん

しかし私はマナの味方だ
略奪愛応援してる

居間

凛「……ふぅ、洗いもの終わった」

ピンポーン

凛「誰だろ?」テクテク

ガラッ

凛「げっ」

カレン「衛宮士郎はいますか?」

凛「いるけど……何の用よ?」

カレン「お邪魔します」テクテク

凛「ちょ、ちょっと」

カレン「……」テクテク

凛「……?」

カレン「……」キョロキョロ

カレン「……」

カレン「……」オロオロ

凛「ぷぷ、士郎の部屋はこっちよ」テクテク

カレン「……早く教えなさい」ムスッ

凛「それが人に案内してもらう態度?」テクテク

カレン「何ですか、金ですか」テクテク

凛「そうね……って、ん?」

『うわあああああああ!』

凛「悲鳴!?」

ガラッ

凛「どうしたのし……ろ……!!?」

カレン「!?」

この士郎の叫びは多分Fateルートラストのギルのあれだな

>>101
>>102
いやいやコクトーくんの嫁といえば白純先輩だろう
怪我した幹也にわざわざ口移しで薬飲ませてくれるなんてどう考えても人間の鑑

セイバー「……」

ライダー「……おや」クスッ

凛「な……な……」プルプル

凛「何やってんのよ!?////」ボッ!

カレン「……」

セイバー「ナニですが」

ライダー「貴女方も参加しますか?」ニコリ

凛「え……」ドキドキ

士郎(しまった最悪だ!最悪なのが一人来た!)

カレン「……」プイッ

士郎(へ?)

カレン「……」テクテク

ここで颯爽と藤ねえが乱入して…来ないな

士郎(カレン?)

セイバー「カレンが食いつかないとは珍しい」

ライダー「リン、貴女はどうしますか?」ニコリ

凛「え……////」

セイバー「一番槍は譲りますが」

ライダー「そうですね、リンの初陣ですから」

凛「わ、私はそんな……」モジモジ

セイバー「遠慮する事はありませんよリン」

ライダー「減るものではないですし、それでしますか?しませんか?」

士郎「へ、減るぞ!減るぞライダー!」

凛「……」

凛「する////」ポッ

士郎「遠坂ああああああああ!!」

桜「なに……やっているんですか?」ニコッ

数日後

イリヤ「部屋の修復終わったよお兄ちゃん」

士郎「ありがとうイリヤ」

イリヤ「いいよ、シロウが一晩私の寝室に来てくれるなら」

士郎「……」

イリヤ「それにしても、一部屋が粉々になるなんて何があったの?セイバー達は入院しちゃってるし」

士郎「ちょっとな……」

イリヤ「さて、これから私の寝室に来てもらうから」

士郎「へ?」

イリヤ「リズ」パチンッ

リズ「シロウ、お持ち帰り」ヒョイッ!

士郎「リズ!?バーサーカーじゃなくて!?」

イリヤ「え?シロウってそういう趣味?」

士郎「趣味?趣味って何だよイリヤ!?」

イリヤ「違うよね、連れてってリズ」

士郎「お、おい!?」

リズ「シロウ、不満ならセラもつける」

士郎「つける!?何だよつけるって!?何をする気なんだよ!?」

リズ「心配しなくていい、シロウはただ寝てるだけ」

士郎「セイバアアアアアアアアア!助けてくれえええええ!」ジタバタ

カレン「―――フィッシュ」

士郎「ぐえっ!?」

今度はイリヤか
士郎が壊れるなぁ…

士郎「カレン!?」

イリヤ「何よあんた、私の邪魔する気?」

カレン「貴女の邪魔をしに来たのではありません」

カレン「……衛宮士郎にこれを渡しに来ただけです」スッ

士郎「?」

イリヤ「何よ?……カレンちゃんレンタル券?」

カレン「はい、それを使えば私をレンタルする事ができます」

カレン「在庫は一点限り、効果は100年持続する優れものです」

士郎「は、はあ?」

イリヤ「ふーん、良かったじゃないシロウ」

士郎「何がだあああああああ!!」

ちょっとセイバーに助けを求めすぎだろう
やっとヒロイン来た

リズ「イリヤ、リズもうお腹ペコペコ」

イリヤ「そうね、行きましょうか」

リズ「お城でシロウを食べれる、久しぶり、楽しみ」

士郎「ちょ……」

イリヤ「これからシロウをフルコースにするけど文句ないわよね?」

カレン「ええ、せいぜい私の手元へ来るまで味付けしといて下さい」

イリヤ「ふん、いくわよリズ」

リズ「イリヤ、つまみたい」

イリヤ「駄目よ歩き食いは、お城まで我慢しなさい」

士郎「うわああああああ!!誰か助けてくれええええええ!!」

おわり

お、おい…





100万円はどうなった…?

乙…乙…

士郎「だからカレンを選ぶって」

セイバー「え、選ぶ?どういうことですかシロウ!」

士郎「聖杯戦争も終わって俺も身を落ち着けて爺さんを安心させたいんだよ」

セイバー「はあ・・・」

士郎「だから、な?」

セイバー「ちょっと待ってください色々納得行きません!!」

士郎「俺銀髪スキーだから、ごめんなセイバー」

セイバー「!!!」

士郎「ああ、しばらくはウチにいてもいいけど、まあ色々と空気呼んでくれよセイバー」

セイバー「・・・」

士郎「じゃ、そういうことで」タタッ

>>169
期待して良いのか…?
後FSS…

-教会-

♪~

士郎「おーい、あ、カレンは演奏終わるまで待たなきゃならないんだっだか・・・」

士郎「適当に座って待つか」

・・・

カレン「・・・」パタン

士郎「・・・」ウツラウツラ

カレン「・・・」テクテク

士郎「・・・ふぁ!?ああカレン!」

カレン「・・・」ジー

士郎「・・・きょ、教会綺麗に治ったんだな!」

カレン「・・・」ジー

士郎「きょ、今日はランサーたちはいないのか!?」

カレン「・・・」コク

士郎「そ、そうか・・・(なんだ?なんで俺の前にたって動かないんだ?」

カレン「・・・演奏」

士郎「・・・はい?」

カレン「・・・」ジー

士郎「ああ演奏ね!すごくいい曲だったよ!」

カレン「嘘、寝ていたでしょう貴方」

士郎「いや!まあ・・・あはは・・・」

カレン「で、何の用かしら、せっかく治った教会に厄介事を持ち込まないで欲しいのだけれど」

士郎「いやまあ用というか何というか」

カレン「?用もないのに教会へ?」

士郎「そうだ、昼食を作りすぎたからどうかなーって!」ガサゴソ

カレン「・・・昼食?」

士郎「ああもしかしてもう食べちゃったか?」

カレン「まだだけれど」

士郎「じゃあ良かった!」カパッ

カレン「・・・これは何?」スンスン

士郎「あさりのしぐれ煮」

カレン「あさりのしぐれに?」

士郎「って知らないか(本当に適当にあったもの持ってきたけど完全に失敗したああ!」

カレン「見た目がちょっとグロテスクね」

士郎「たしかに貝ってグロテスクだけど美味しいんだよ、ちょっと食べてみ」ヒョイ

カレン「・・・?」アーン

士郎「・・・カレンさん?」

カレン「・・・」アーン

士郎「いや箸・・・」ヒョイ

カレン「?」アーン

士郎「・・・あーん」ヒョイ

カレン「・・・」モグモグ

士郎「・・・どうだ?」

カレン「・・・悪くないわ」

士郎「良かった・・・(あーん自体は気にしてないのか?」

カレン「・・・ふう、なかなかに美味しかった、褒めてあげるわ」

士郎「はは・・・どうも(結局全部あーんさせられた・・・」

カレン「私一人で食べてしまったけれど貴方は良かったのかしら」

士郎「俺は家に作ったものがあるから」

カレン「・・・そう」

士郎「そういや俺まだ食ってなかったな・・・ってセイバー達もまだだったなやばい!!」

カレン「・・・」

士郎「じゃあまた来るから!じゃあな!」バタン

カレン「・・・」

カレン「・・・」テクテク

ランサー「昼飯買ってきたぞー」ゼエハア

ギル「マスターの好きなやつ買って来ましたから」ゼェハァ

カレン「いらないわ」

ランサー「はあ!?」ゼェハァ

カレン「あなた達で食べればいいわ、私は部屋に戻るから」テクテク

ランサー「そんな!!お前がカニ食いたいって言うから本場で採ってきたのに!」

ギル「僕なんてクラゲに刺されたのに!!」

ランサー「・・・まあもう今さら言う事はねえ、カニ食おうぜ」

ギル「この生き物どうやって食べるんですか?」

ランサー「・・・とりあえず油で揚げれば食えるだろ」

ギル「じゃあ用意しますね、ところでマスターなにかいい事合ったんでしょうか?」

ランサー「いいこと?ありゃあ俺達が遅かったとかで怒ってたんじゃねえのか?」

ギル「相変わらず駄犬ですねー、だから女に」

ランサー「女の話はやめろ!!」

-屋根裏-

カレン「・・・ふう」ぼすっ

カレン「少し食べ過ぎましたか・・・」

数日後

士郎「カレンー」ガチャ

カレン「遅い」

士郎「ごめんごめん、でも今日はその分凝ってきたからさ!」

カレン「・・・早く出しなさい」ウズウズ

士郎「ほら!今日は角煮だ」カパ

カレン「いい匂い・・・」

士郎「やっぱり今日も俺が食べさせるのか?」

カレン「ええ、私の手はこのとおりだから」

士郎「まあ仕方ないか、ほら」ヒョイ

カレン「・・・」モグモグ

士郎「・・・どうでしょうか?」

カレン「遅刻は許してあげるわ」

士郎「良かった」

士郎「遅刻って言ったって俺は演奏がちょうど終わるくらいに遅めに来ただけだぞ」

カレン「・・・え?」

士郎「そういえば待ってたって今日は演奏してなかったのか?」

カレン「・・・定休日よ」

士郎「定休日って・・・」

カレン「この話は終わりよ」

士郎「はい」

カレン「よろしい」

士郎「でもさカレン、ここんとこは俺が昼飯持ってきてるけどいつもは食べないのか?」

カレン「いえ、適当なものを食べていたわ、どうせ何を食べても変わらないもの」

士郎「適当って・・・」

カレン「サーヴァントをパシって」

士郎「ああ・・・」

カレン「本場の味を」

士郎「本場!?大変だなあいつら」

カレン「貴方は毎日作ってくるのは大変?」

士郎「作るのはいいんだけどここはちょっとウチから遠いかな」

カレン「・・・ふむ、そういえば」

士郎「どうした」

カレン「あなたの家に忘れ物をしました」

士郎「居候してた時の忘れ物か?まあ今度持ってくるよ」

カレン「いえいいわ、明日のお昼はあなたの家で食べましょう」

士郎「へ?」

カレン「ここは遠いのでしょう?私の方からあなたの家にいけば解決じゃないかしら」

士郎「まあ・・・」

カレン「決まりね、期待しているわ」

大河「士郎ー!お腹すいたー!!」ガラガラ

イリヤ「すいたー!!」

士郎「わかったからちょっと上がって待ってくれ!」

大河「私が来るタイミングで完成させてないなんt・・・はれ?」

カレン「・・・」

イリヤ「ちょっとなんで貴女がまたいるのよ!」

カレン「昼食を摂りに」

士郎「今日はカレン家で食べていくから」

イリヤ「はあ!?なんで!!?」

カレン「教会の改修に耐震構造に不備があってまた工事になったわ」

士郎「そうなの!?忘れ物は!?」

イリヤ「ってことはつまり」

カレン「またしばらくお世話になるわ、衛宮士郎」

大河「お姉ちゃん二度もそんな事許さないんだからあああああああ!!」

昼食後

士郎「なあカレン、忘れ物ってどれだ?」

カレン「無いわ、そんなもの」

士郎「へ?ええ!?じゃあ工事は!?」

カレン「あるわけ無いでしょう」

士郎「じゃ、じゃあなんでさ」

カレン「ああでも言わないとあの人達は黙らなかったでしょう?」

士郎「いやまあそうだけど・・・なんでさ」

カレン「だから」

士郎「そうじゃなくてなんでウチへ?何もないんだったら」

カレン「・・・」ジー

士郎「う・・・」

カレン「あなたの家にいたほうが楽だったからよ」

士郎「いやまあ確かに(集団生活嫌じゃなかったのか」

カレン「・・・それとも私がここにいるのは迷惑かしら」ジー

士郎「い、いや!そんなことない!」

カレン「・・・なら問題無いわね」ホッ

こうしてまたカレンは衛宮家に戻って来ました(ただし今滞在しているのはセイバーとカレンのみ

士郎「まあ前と同じように離れの」

カレン「遠いわ」

士郎「そりゃ遠いさ」

カレン「こっちがいい」

士郎「だ、ダメだって!うちに泊まる女の子は離れって決まってるんだ!」

カレン「なんで?」

士郎「そ、そりゃ一つ屋根の下に男女が住むのは些か問題が」

カレン「どういう問題?」

士郎「いやまあその・・・健全な男子ですからね」

カレン「・・・それで」

士郎「こうなにか間違いが起こってからじゃ遅いというか」

カレン「間違い?それってどんなことかしら詳しく教えてちょうだい」

士郎「いや、あの・・・つまりですね」

カレン「・・・つまり?」

士郎「そ、その若さ余って勢い余ってカレンさんをですね・・・」

カレン「私を?」

士郎「お、押し倒してしまうかもしれなくてですね・・・」

カレン「・・・」

士郎「ほら言わないほうが良かった!とにかくいけないことなんだって!!」

カレン「押し倒したいの?」

士郎「へ?」

カレン「貴方はこんな私に対して劣情をいだいてしまうのかしら?」ズイ

士郎「・・・れ、劣情といいますかなんというか」ドギマギ

ほっとくとあれだから言うけど明日土曜だと思ってた
金曜だったので寝るばいばい

ルルーシュ「カレンを選ぶ」

CC「は?」

ルルーシュ「聞こえなかったのか?」

ルルーシュ「カレンを選ぶ、と言ったんだ」

CC「…それはどういう意味でだ?」

ルルーシュ「もちろん結婚相手としてだ」

CC「!?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月02日 (月) 00:10:52   ID: Mq9_HkMU

面白いです、続き期待してます

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