伊織「あんたいい加減にしなさいよ」 (21)

伊織「同じことを何度も何度も繰り返して・・・」

P「・・・」

伊織「なんでアタシの言うことが聞けないの?」

P「・・・」

伊織「これで何回目よ?数えるのもバカらしくなってきたわ」

P「・・・」

伊織「ねえ、いつになったら学習するわけ?」

伊織「逃げようとしても無駄だって言ってるでしょ?あんたは一生この家で私と暮らすんだから」

はい

ご褒美

P「伊織・・・」

伊織「なに?」

P「頼むからここから出してくれ」

伊織「嫌よ」

P「もう一週間だぞ。こんな監禁みたいな真似して、何のつもりだ?」

伊織「あんたが悪いのよ」

伊織「他の子にばっかデレデレして、見境ないったらありゃしないわ」

伊織「あんたは誰のもの?アタシのものでしょ?」

伊織「アタシのプロデューサー、アタシだけのプロデューサー」

伊織「だからあんたはアタシだけを見てればいいの」

はい

P「・・・違う」

伊織「違う?何が違うの?」

P「確かに俺はお前のプロデューサーだ。だけどお前のだけのプロデューサーじゃない」

伊織「・・・」ピト

P「伊織だけじゃない、みんなをトップアイドルにするのが俺の仕事であり、夢でもある」

伊織「・・・」スリスリ

P「だから誰か一人を特別扱いする訳にはいかないんだ、わかってくれ」

伊織「ハァハァ・・・」スリスリ

P「伊織、聞いてくれ。大事な話なんだ」

伊織「ああもう、うるさいわね」チュッ

P「んぐっ・・いおr・・」

伊織「ハァハァ・・・プロデューサー・・・プロデューサー・・・」チュッ チュッ

うっ

伊織「好きっ・・・好きっ!!」チュッ チュパ

P「んんっ・・もうやめてくれ伊織っ・・・」

伊織「にひ、にひひひひ♪」チュパッ レロレロ

P「んぐっ・・・んー!!」

伊織「ハァハァ・・・ちょっと、口開けなさいよ」

P「・・・」フルフル

伊織「開・け・な・さ・い!」ギリッ

P「んぐっ!ケホッ・・・!!」パカッ

伊織「んっ」チュッ

P「おまっ・・首絞めるなんて・・・」

伊織「んっ・・・あんたが口開けないのが悪いのよ」チュッ チュッ

P「(反抗したら何されるかわかったもんじゃないな・・・)」

三ヶ月後

伊織「はい、あーん」

P「あーん」パク

伊織「美味しい?」

P「ああ、とっても美味しいよ」モグモグ

伊織「にひひっ♪まだまだ沢山あるからね」

P「ありがとう。愛してるよ、伊織」

伊織「アタシもよ・・・プロデューサー・・・」

伊織「ん・・・」チュッ

伊織「にひひっ♪もう逃がさないんだから♪」

P「何言ってんだ。逃げるなんて、そんなことする訳ないだろ」

伊織「よく言うわ、最初は逃げようとばかりしてたくせに」

P「あの頃の俺はどうかしてたんだ」

P「こんなにも愛おしい伊織を置いて何処かに行くなんて・・・本当にどうかしてた」

伊織「ねぇ・・・ずっと一緒に居てくれる?」

P「当たり前じゃないか。伊織が居ない生活なんて考えられないよ」

P「他に何も要らない。伊織さえ居ればいい」

伊織「嬉しい・・・プロデューサー・・・」チュッ

チュッ チュッ チュパチュパッ レロ…

いいぞ

伊織「今日はあんたに見せたいものがあるの」

P「なんだ?」

伊織「とーっても素敵なものよ」ガチャガチャ

P「なんだ?手錠外すのか?」

伊織「ええ、もう必要ないでしょ?」

P「そうだな」

ほう

イイゾイイゾー

テレッテッテー

おーい

ほす

伊織「こっちよ」

P「外に出るのか?」

伊織「あんたもここに来てずっと日の光を見てないでしょ?そろそろ外に出してあげようと思って」

伊織「それに見せたいものもあるしね」

伊織「ほら、今開けたからこっちに来t」ガチャ

P「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」ドンッ

伊織「きゃっ!!」

P「(ずっとこの時を待っていた!!!!)」ダダダダダッ

P「(もう嫌だ!逃げるなら今しかない!!)」ダダダダダッ

P「(逃げる!絶対に逃げる!!)」ダダダダダッ

P「出口は・・・あれか!」ダダダダダッ

P「外に出れば・・・逃げ切れる!!」バタンッ


ザザーン…
ザザー…

P「え・・・海・・・・??」

支援

伊織「逃げようとしても無駄よ、だってここ日本じゃないもの」

P「なんだと・・・?」

伊織「小さな無人島を買い取ったの。今この島にはあんたとアタシしか居ないわ」

P「なんで・・・」

伊織「なんで?あんたも言ったじゃない、あんたとアタシ以外には何も要らないって」

伊織「これがあんたに見せたかったものよ」

伊織「あんたと、アタシだけの島」

伊織「邪魔なものは一切無い。二人だけの島」

伊織「ねぇ、素敵でしょ?ねぇ?」

伊織「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ、」





伊織「な ん で 逃 げ た の ?」



happy end

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