ランス「765プロ?」(167)

ランスPとか大丈夫やろか

JAPAN 織田城

ランス「アイドル?」

香姫「はい。今JAPANでは、いろんなアイドルたちの話題で持ちきりなんですよ」

ランス「アイドルっていうとあれか、可愛くて人気のある女の子のことか?」

香姫「そうですね。でも、ランス兄さまの考えているのとはちょっと違いますよ」

香姫「アイドルには色んなグループがあって、そのグループに入ってる子たちが歌ったり、踊ったりするんです」

ランス「それの何が面白いのだ」

香姫「それはもう、可愛いかったり、かっこよかったり!」

ランス「イケメンは俺以外死ね!可愛い子とはセックスすればいいだろうが!」

香姫「え、え、いや、そうじゃなくて」

3G「コラ!!そういう発言は控えろ!!」

ランス「うるさいなぁ。で、そのアイドルがどうしたって?」

香姫「はい!実は私も、アイドルにはまってるんですよ!」

ランス「(最初からその話をするつもりだったのか)」

ランス「ほう。で、どんなアイドルなんだ?」

香姫「もちろん、ジュピターですよ!!」ピラッ

ランス「ジュピターライブ?・・・って男かよ!」ビリビリッ

香姫「あー!!やめてください!!」バッ

ランス「ふん、聞いて損したぜ」

香姫「ランス兄さま!ジュピターはほんとにかっこいいんですよ!!」

ランス「知るか!!」

香姫「いいから!!このライブに行ってみましょうよ!!」

ランス「死んでもいやだ!!」

香姫「兄さま・・・」キラキラ・・・

ランス「うっ・・・」

謙信「ランス殿、一緒に行ってあげてはどうか・・・?」

ランス「謙信ちゃん・・・ふ、ふん!まぁ謙信ちゃんに免じて行ってやらんこともない」

香姫「兄さま!!」

ランス「これっきりだぞ!!これっきり!!!!!」

香姫「はい!」

謙信「(そんなに強く否定しなくても)」

ランス「(男が歌って踊るなんて・・・気持ち悪くて気絶してしまうかもしれん・・・)」

・・・・・・・・・・

ライブ会場

ハーイ、エンジェルチャンタチー!

キョウハタノシンデクレヨナ!!

香姫「キャー!!あまとうー!!」

ランス「(確かにイケメンぞろいだな・・・まぁ俺様には及ばないが)」

ランス「あまとうってどいつだ?」

謙信「うむ、あの真中の赤い髪の男だ」

ランス「あまとうって、変な名前だな」

謙信「うむ、本名は天ヶ瀬冬馬。略してあまとうだ」

ランス「ほう・・・というかよく知ってるな、謙信ちゃん」

謙信「虎子と勝子が大いにハマっていてな。私も覚えてしまったのだ」

勝子「あんたもいろんな女の子にキャーキャー言われてるじゃない」

ランス「うむ、当然だな」

虎子「(主に悪い意味で)」

謙信「しかし、彼らを見ていると、JAPANは本当に平和になったのだぞ感じさせられる」

ランス「まぁ、ちょっと前までしょっちゅう戦争してた国とは思えんな」

謙信「うむ、彼らこJAPAN安寧の象徴だ」

ランス「おい、そりゃ俺様だろうが」

謙信「ふふ・・・それは違いない」

ランス「うむ」

香姫「キャー!!」

虎勝「キャー!!!」

アリガトー
サンキュー

・・・・・・・・・・・・・・

香姫「ランス兄さま!!ジュピターはどうでしたか!?」

ランス「非常に退屈だった」

香姫「えー!!」

虎子「なんですって!!」

勝子「あんた最後まで見てたじゃない!」

ランス「ふん、途中から飽きてしまってな」

ランス「隣のファンの子のでかパイを揉み続けていたぞ」

虎勝「サイテー!!」

香姫「だめですよ、ランス兄さま」

ランス「へぇへぇ」

ランス「ところで香ちゃん、アイドルというのは男だけなのか?」

勝家「そんなことはないぞ!ランス殿!!」

ランス「うおっ!!びびらせんじゃねー!!」

香姫「ふふっ、勝家さんアイドル大好きですものね」

勝家「そりゃあもう!!」

勝家「可愛い少女たちが歌って踊る、そして時々脱ぐ!!」

勝家「最高だ・・・JAPANが平和になってよかった・・・」

ランス「相変わらずの変態だな・・・おい勝家」

勝家「なにかな、ランス殿」

ランス「おすすめのアイドルはいるか?」

勝家「おっ、さてはランス殿!!」

ランス「違う!!お前と一緒にするな!!」

勝家「そうだな、今一番熱いのは765プロの竜宮小町だ!」

ランス「竜宮小町?」

勝家「うむ、特にその中のメンバーにいる亜美ちゃんが最高にかわいい!!」

ランス「おい香ちゃん、竜宮小町とはなんだ?」

香姫「竜宮小町は、765プロのアイドルグループですよ」

香姫「リーダーが水瀬伊織ちゃんで、今勝家さんが言っていた双海亜美ちゃん、そして三浦あずささんの3人がメンバーです」

香姫「765プロは小さい事務所なんですけど、竜宮小町だけは比較的有名ですね」

勝家「そうですな。他にも765プロにはアイドルがいるが、結果を残しているのは竜宮小町だけだ」

ランス「ふーん・・・」

勝家「そういえば765プロ、竜宮小町が忙しくなって働き手が足りないとか言っていたな」

ランス「ほう?」

勝家「ここは、いっちょ拙者がプロデュースしてやるかな」

勝家「亜美ちゃんの双子の姉真美ちゃんや、高槻やよいちゃんはどうして売れないのかさっぱりわからない逸材だ!」

ランス「ロリコンはいいとして」

ランス「(アイドル事務所か・・・要するに、可愛い子が大量にいるところだな)」

ランス「(しかも働き手募集とは・・・俺様のハイパー兵器の出番か?)」

ランス「おい勝家、その765プロとやらの場所を教えろ」

勝家「お、ランス殿さては・・・?」ニヤニヤ

ランス「いいから教えやがれ!」

勝家「おう!拙者が案内してやるぞ!」

ランス「てめーは来なくていい!!」

香姫「(ランス兄さま、765プロで何する気だろう・・・?)」

勝虎「(不安すぎる・・・)」

謙信「(お腹すいた・・・)」

ランス「(むふふ、待っていろよ765プロ!)」

・・・・・・・・・・・・

765プロ

ランス「ここか・・・ん?」

<プロデューサー募集!私たちと一緒にトップアイドルを目指しましょう!>

ランス「うむ、プロデューサーか」

ランス「まぁよくわからんが、俺様に出来ないことはない」

ランス「ではいくぞ、とーっ!」

ガチャ

ランス「がはは!ランス様とーじょー!」バーン

小鳥「いらっしゃ・・・えっ・・・?」

春香「な、なに!?」

ランス「おお!!」

千早「え、え?」

真美「ちょっ、ど→いうこと→!?」

雪歩「キャー!!!」

美希「zzz・・・」

ランス「(ガキもいるが、可愛い子だらけではないか!!)」

ランス「(むふふ、全員俺様の女にしてやるぜ・・・)」

社長「おお、君がランス君か」

ランス「お、誰だ・・・っておっさんかよ。しっし!」

社長「ははは、まぁそう言うな」

小鳥「しゃ、社長・・・?この人は・・・?」

社長「うむ、今日からわが社のプロデューサーを務めてくれるランス君だ」

春香「この人が?」

千早「な、なんだか怖そうな人ですね・・・」

雪歩「・・・」ブクブク

真美「ギャ→!雪ぴょ→ん!!!」

真「雪歩ー!!」

美希「zzz」

ランス「がはは、俺様のオーラに気絶してしまった女の子もいるようだな」

社長「はは、彼女は少し男性が苦手でね」

ランス「気にするな、俺様は男が嫌いな女の子の心を開く天才だ」

社長「そうかね、期待しているよ・・・では、自己紹介を頼む」

ランス「おう」

ランス「(むふふ、コパンドンに手回ししてもらったおかげで話がぽんぽん進むぜ)」

ランス「よく聞けお前ら!!俺様はスーパーヒーローランス様だ!!」

ランス「今日からお前らを(エロエロに)プロデュースしてやる!!ありがたく思うんだな!!」

春香「な、なーんだ、プロデューサーさんだったんですね!」

春香「今日からよろしくお願いします、ランスさん!」

ランス「うむ、素直な女の子は好きだぞ、俺様」

ランス「(当然だが俺様のハイパー兵器に反応なし)」

ランス「(しかもこの子たち、可愛さなら一級品だが才能限界は一般人並みだな)」

ランス「(この中で35までいけそうなのは、この春香って子と、あの青髪のちっぱい女)」

ランス「(そして・・・あの金髪だな)」

美希「むー・・・なんなの・・・?」

美希「・・・あー」

千早「美希、やっと起きたわね」

春香「よく寝てられたよね・・・」

美希「もしかして、新しいP?」

ランス「うむ、君は美希ちゃんか?」

美希「そうだよー。おじさんが美希をキラキラさせてくれるの?」

ランス「おじさんではない!!スーパーヒーローランス様」

美希「ふーん・・・じゃあランス」

ランス「呼び捨てとはなんだ!ランス様と呼べ!!」

美希「えー・・・まぁいいや、適当にがんばってねー、おやすみ・・・zzz」

ランス「急に寝やがった・・・なんだこの金髪・・・」

春香「ははは、美希はこういう子なんですよ」

ランス「そうなのか、春香ちゃん」ガシッ

春香「ひゃっ!な、なんですか!?」

ランス「俺様が君たちをトップアイドルにしてやるからな!!」

春香「ランスさん・・・」

春香「(すごい誠実な目・・・この人なら・・・)」

千早「(でもなんだろう・・・そこはかとない不安を感じる・・・)」

ランス「がははー、俺様にできないことはない!!では、早速特訓(レベル上げ)だ!!」

・・・・・・・・・・・・

美希「やったー!またランクが上がったのー!!」

春香「やったね、美希ちゃん!!」

千早「えぇ・・・」

ランス「うむ、全て俺様のおかげだな」

春香「はい!ランスさん!!」

ランス「(本当は全てコパンドンやリアの手回しのおかげだがな)」

ランス「(やつらのおかげで目立つ仕事がバンバン入ってきやがる)」

ランス「(残りのやつのプロデュースは全てビスケッタさんに頼んでおいたし、大丈夫だろう)」

ランス「(ついでに金も稼げるし、いいクエストだな)」

ランス「(それに・・・>>35ちゃんのレベルが35だ・・・ぐふふ)」

1、春香 2、千早 3、美希

アイマス2の9.18事件は酷いもんだった・・・

ランス「それに・・・千早ちゃんのレベルが35だ」

ランス「まぁお前らも少しはがんばったな」

ランス「特に・・・千早ちゃん!」

千早「はい」

ランス「君はほんとーっに、よくがんばったなぁ・・・ほんとにもう・・・」

ランス「偉い!」

千早「は、はぁ・・・」

ランス「だからな千早ちゃん、君を特別に俺様の城に招待しよう!」

千早「えっ?」

美希「えー!いいなー、千早さん」

美希「ねぇランス、美希もランスのお城行ってみたいの!」

ランス「美希ちゃんはまた今度な」

美希「ぶー」

ランス「さて、行こうか千早ちゃん」

千早「い、いやでも・・・」

ランス「そうだ、今日城で行うパーティで千早ちゃんに歌ってもらおう!」

千早「!」

ランス「城のみんなも、千早ちゃんの歌を聞いたら感動するだろうなぁ・・・」

千早「そ、そういうことでしたら・・・」テレテレ

ランス「よし、そうと決まれば早速ゴー!」

千早「は、はい!」

春香「千早ちゃんがんばってー!」

千早「ええ、ありがとう春香!」

まず、9月18日が元々何があった日かを簡単に説明すると、この日は東京ゲームショウ2010一般公開日だった。
その中でもアイマス関連に絞って言えば、そこでは一般プレイヤーが初めてアイマス2を試遊できる日でもあり、そして同日13時15分からはイベントステージで「プロデューサー決起集会」というイベントが行わることになっていた。

その決起集会ではアイマス2に関する最新情報の告知がなされるということで、期待に胸を膨らませた全国の兄(c)・姉(c)達が多数幕張メッセを訪れていた。

そして惨劇は、この決起集会を舞台に始まるのだった・・・

13時15分に始まった決起集会だが、まずはミニライブ形式でアイマスガールズが歌を披露するなどし、会場のファン達もサイリウムを振ったり歓声を上げるなど、かなりの盛り上がりを見せていた。
そしてデモプレイが終わると黒井社長が乱入。
実は、961プロからの新キャラクター登場というネタは前々から告知されていたので期待の新要素の一つだったのだが、ここで惨劇の幕を開ける第一の核弾頭が投下された。

961プロ所属の新キャラクターがまさかのホスト風・チャラ男系イケメン3人組。

いきなりこれである。
新キャラクターという誰もが注目する目玉要素に「ヒロインと絡むレギュラーポジションに男性キャラクターを追加」というギャルゲー・萌えコンテンツのタブーを犯すという暴挙に出たのだ。
あまりにも衝撃的な事実を前に、このPVが終わっても歓声もブーイングも上がることはなく、客席は完全に固まってしまった。
その様子はUstreamでの公式実況サイトからモニター越しに見ても会場が凍りついたのが解るほどであり、壇上に居た中の人達も異様な雰囲気を察した様子が伺えるほどだった。
坂上陽三プロデューサーもまた、ジュピターPVを見て唖然としている客席を指して「ドン引きでしたからね!」と言い放っていた(関係は不明だが、ちょうど2か月後、アイマス2ゲーム中の団結ステータス(特殊状態)の一つに『ドン引き』という状態があることが明らかとなる)。

ランス城 パーティ会場

千早「~♪」

アオイートリー

香姫「千早ちゃん・・・本当にすごいですね」

ランス「あぁ、なにせ俺様がプロデュースしているんだからな」

ランス「(レッスンはそこらへんのやつに適当にやらせているのだが)」

リア「ふん、まぁまぁ上手いじゃない」

リア「まぁリアのほうが上手いけどね」

マジック「ふん、どーだか」

リア「むっ」カチン

リア「少なくともあんたよりは上手いわよ!」

マジック「別に歌なんて上手くなくてもいいもの」

リア「最近の女の子は、歌も上手くないとだめなの!ねぇ、ダーリン!」

ランス「あぁ、そうだな。お前らも千早ちゃんを見習え」

マジック「ぐっ・・・ふ、ふん!」

マジック「(今度練習しよう)」

リア「(歌なんて上手くなくてもいいに決まってるのに)」

リア「(まぁリアはほんとに上手いけど)」

千早「~♪」

メザスアルカディーア

ランス「ふむ・・・さてと」

そして観衆のテンションがだだ下がりの中、続々と新情報が開示された。
2011年のライブの告知等、プラスのネタもないわけではなかったが、それをぶっ飛ばす程悪い方向にインパクトがある告知や事件の絨毯爆撃だったのである。
列挙すると大体こんな感じ。

竜宮小町メンバーはプロデュース不可。
MA2FSでCDを出すのは9人のみで竜宮小町の4人のCDは無し。
MA2FSでAKB商法展開疑惑(得票が多かったユニットが新曲フル版を歌える。団結?なにそれおいしいの?)
アイマスタイムズをマイナスタイムズと言い間違えた坂上プロデューサー。
凍りついた会場を必死に盛り上げようと頑張るガールズ達。
声を震わせながら「裏方に回ります」と宣言した若林さん。

恐らくトドメをさしたのは、坂上陽三プロデューサーの「アイマス2では竜宮小町(の4人)はプロデュースできませんけども」という発言である。

竜宮小町の存在と、『プレイヤーが竜宮小町以外の9人のアイドルから選んでプロデュースする』ということは、
TGSに先駆けて発売された週刊ファミ通で発表済みだったのだが、「移植作のSPで美希をP不可にしたときの騒動を考えれば、正統続編で4人もP不可にしたら大荒れになるのは公式もわかってるはず」、
「PV2で仲良く踊ってたのにプロデュースできないなんてありえないだろ(笑) どうせ一度ゲームクリアとかしたらプロデュースできるようになるさ」と希望、もしくは楽観視していたPも多かったのだ。
TGSの決起集会ではその点への言及も期待されていた。しかし飛び出たのは期待とは真逆の発言。

ただでさえ盛り下がっていた会場のテンションはこの時、大底を抜け千早スパイラルなどという言葉では生温いと思える程の勢いでダダ下がりした。
そして坂上はプロデュース不可の事実を告げると何の説明もせずそそくさとステージを離れ、気まずい空気のステージにはガールズのみが残されてしまった。

もはや開始直後のような熱気は既になく、ガールズの掛け声に応える歓声やサイリウムの反応も脊髄反射のように弱々しくなっていた。
「これが本当にアイマスのイベントなのか!?」と疑ってしまっても無理はないレベルである。
退場の際も、良くも悪くも半ば恒例となっている「アイマス最高!」の掛け声が上がることはなく、撤収作業は黙々と進んだ。
つまり、「アンコールが起こらないライブ」のように観客の満足の印がなかったのである(事実アイマスライブでは、異例どころか史上初めて「アンコールが起こらないライブ」になってしまった)。
当然、担当達も相当困惑していたようで、決起集会の動画で撤収中に舞台裏右側のカーテンがチラチラ動いている様子が映し出されていた。

ちなみにディレ1こと石原章弘は後述のインタビューで「とにかく、こっそり言うのはイヤだったんです。さらっとこの情報を言うと、逆にこの情報を後ろめたい雰囲気に取られちゃうかなと思って」と語っている。
しかしustの動画を見てもわかるとおり坂上プロデューサーはプロデュース不可の事実を「さらっと」「後ろめたそうに」発表している。

序曲ですらこの破壊力であったが、事件はこれで終わらなかった。
同日19時に石原へのファミ通インタビューが公開されたのだが、その内容はTGSの内容のフォローではなく、TGSで深手を負った人たちの傷を更にえぐり、しかもそこに塩をすり込むようなものだったのである。

例の部屋

千早「ここは・・・?」

ビスケッタ「はい、ランス様がいつも特別な女性を招くお部屋です」

千早「特別な女性・・・」

千早「(何か、大切な話でもするつもりかしら・・・)」

ビスケッタ「では、しばしここでお待ちください」

千早「は、はい」

バタン

千早「・・・ふぅ」

千早「(ランスさんって、ほんとに何者なのかしら)」

千早「(いや、それより自分のお城を持っているほどの人がなんでプロデューサーなんて・・・)」

竜宮小町はクリア特典でも開放されないNPCと断言。
オンライン対戦無し。
男性ユニットには開発スタッフからも反対の声があがった(が、自分が押し通して入れた)。
「混ぜるな危険」なのでガールズのライブにジュピターを出す予定はない(が、ゲームでは混ぜた)。
イケメン3人組の声優は憎まれ役を演じることや男性声優が参加することの不安を自覚している。
ニコマスからの影響も少なくない。(真意はともかく、ニコマスのせいでこうなったと受け取られても仕方の無い内容)

ここに、まさかの誰得情報役満が完成したのである。
インタビューからは、制作陣なりに色々考えて練った挙げ句の結果であったことが伺える。
しかし決起集会における坂上氏の態度の一部始終を目の辺りにした後だと、額面通りに信じていいものか疑わしく思えてくるのも無理からぬ事である。

ガチャ

ランス「待たせたな!」

千早「っ!?」

千早「・・・なんだ、ランスさんじゃないですか。びっくりさせないでください」

ランス「おう、悪い悪い」

千早「それで・・・私をここに呼んだ本当の理由はなんなんですか?」

ランス「ほう、察しがいいな千早ちゃん。さすがだぞ」

千早「ふふ・・・」

ランス「それはな・・・セックスだ!!」

千早「ふ・・・・ん?」

ランス「ん?聞こえなかったか?今から俺と千早ちゃんはセックスするのだ!」

千早「・・・・・・・・・え?」

ランス「まぁいい、すればわかる!」スポポーン

ランス「ではいくぞ!!」ジャキーン

千早「!?」

千早「え、え、え、えっ!?」

ランス「とーっ!!」ピョーン

千早「い、いやー!!」

ランス「がはは、逃がさんぞ千早ちゃん」ダキッ

千早「ど、どういうことですか、ランスさん!!?」

ランス「どういうこともなにも、気の知れた男女が2人でいるのだ、することなど1つ!」

ランス「さぁ千早ちゃん、さっさと裸になって」ビリビリ

千早「い、いや!!離して!!」

ランス「がははー、やーだねー」

千早「(うそでしょ・・・まさかこの人、最初からそのつもりでプロデューサーに!?)」

千早「プロデューサー!!こんなことしていいと思ってるんですか!?」

ランス「いいに決まっとる。俺様を誰だと思ってる?」

千早「誰だとって・・・プロデューサー・・・」

精神を破壊され、心が荒野と化したP達は、9月19日 再び絶望に支配された・・・。

前日のあの悪夢の序曲で惨劇は終わるであろう…と思われていた怒りの日から一夜明けた9月19日、「THE IDOLM@STER STATION!!!」第60回放送。
第60回、61回、62回の放送では、サプライズゲストとして、ジュピターの中の人たちがそれぞれの回に出演。
それぞれが演じるキャラクターに関してのトークやミニドラマなどが放送された。

以下は60回放送のミニドラマの終盤のやりとり。

ランス「いいからさっさと脱げー!」ビリビリ

千早「きゃっ!やめてください!!!」

ランス「やめろと言われて誰がやめるか。千早ちゃんのちっぱいー」モミモミ

千早「くっ・・・離せ・・・この変態!」

ランス「変態だと!?」

ランス「英雄である俺様になんてことを・・・そういう子はこうだー!!」ビリビリー

千早「きゃー!!」

ランス「むふふ、千早ちゃんやはり処女か」

ランス「まぁ千早ちゃん真面目だしな。俺様が抱かなかったら永遠に処女だったかもしれんぞ」

千早「離して!!誰か!!誰か助けて!!」

冬馬「フッ…良いことを教えてやってんのに、聞く耳持たずか…わかったよ、消えてやるから仲よしこよしゴッコでも一生やってろ。俺はお前らなんか眼中にもないぜ。じゃ、あばよ」
(冬馬、喫茶店を出ていく)
貴音「誠…失礼な御仁でしたね…」
(冬馬、喫茶店に戻ってくる)
響「うわ、また帰ってきたぞ」
冬馬「あー、すまねぇ店員さん、お会計を」
店員「いつもありがとうございます…ピッピッピ…クリームソーダ一点、400円になります」
響「く、クリームソーダ…?ぷぷぷっ、なんだかカワイイなあ」
冬馬「じ、ジロジロ見てるんじゃねえ!…ま、お前らに実力があれば、もしかしたらまた会うかもな…いや、ま、会わねえか、はっはっはっは…」
(冬馬、喫茶店を出ていく)
千早「…何かしらこの感じ…嵐が近いような気がする…」 (※ファンからすれば放送時点で嵐のド真ん中でした)

ランス「あんまり叫ぶな、喉に悪いぞ、がはは」

千早「ぐっ・・・」

千早「こ、こんなことするからには・・・業界から去る覚悟は出来てるんですか?」

ランス「なんだそれは、脅しのつもりか?」

千早「こんなことして、タダで済むと思ってるんですか!?」

ランス「済むぞ、俺様は偉いからな」

千早「!!」

千早「(お城だけじゃない・・・この人のパーティ、王族まで参加していた・・・)」

千早「(まさか・・・)」

石原ディレクターいわく「憎まれ役」であるという冬馬が、このミニドラマ内では憎めないキャラ描写がされていた。
TGSのショックが尾を引いていたこともあり、総統閣下のお言葉「可能性を生み出しただけでアウトなんだよ!」がまさに現実になったのだ。
ちなみにラジオ放送前半では、女性パーソナリティらと冬馬の中の人による(平常時ならば)微笑ましいトークが展開されていた。

一応追記しておくと、第60回アイステは収録がTGS前の為、このような一連の騒動が起こるとは知る由も無かった頃に収録されたものである。
更に付け加えるならば、パーソナリティがゲストに否定的になれるはずもない上、ラジオには『台本』というものがあることも忘れないようにしたい。
しかし、冬馬の中の人はパーソナリティの振りに対して非常に困った様子で超慎重に言葉を選び、
かつ(ライブ来てーとか一緒のステージに立ちたいなどの振りに対して)否定的な発言で炎上回避に専念していたという事実も忘れてはならない。
結果、冬馬の中の人には同情的なコメントが寄せられる反面、ラジオ内で好意的に語っていた貴音の中の人に対する非難が集中するという不幸な事態に。
もちろん、こういった非難には従来のファンではない便乗の荒らし・愉快犯が多々含まれているのが常である。

決起集会の発表内容にも言えることだが、このラジオは色々な意味で公開タイミングが最悪だったのだ。
なお、その一週間後の第61回アイステはTGS後の収録となっており(本来ならば2週撮り貯めされているはず)
パーソナリティもゲストも慎重な言葉使いが目立つなど明らかに今回の事件の影響がうかがえる内容となっていた。

千早「・・・脅されているのは、私のほうと言うわけですか・・・!」

ランス「なんのことかなー?俺様脅しなんて卑怯な真似はしないぞ?」

千早「くっ・・・ひきょう者・・・!」

ランス「がはは、そんなことよりもういれてもいいか?」ジャキーン

千早「ひっ・・・」

ランス「もう準備万端って感じだしな、入れちまえ」

千早「やめて・・・やめて!!」

ランス「とりゃー!!」ズブッ・・・

千早「がっ・・・くっ・・・!!!っ!!!!」ブチブチ

千早「(最悪・・・)」


ランス「安心しろ千早ちゃん、俺様は初めてのことも何回もしてきた」

ランス「すぐに気持ち良くなるぞ」

千早「(・・・こんな男に・・・)」

千早「(・・・うっ・・・うぅ・・・)」グスッ

ランス「ではいくぞー!とーっ!!」パンパン

千早「がっ・・・い、痛い・・・痛い・・・うっ・・・」グチュグチュ

ランス「がははー、気持ちいいぞー」

千早「お願い・・・もうやめ・・・ああっ!」

ランス「なんだかんだ言って、どんどん濡れてきてるではないか千早ちゃん」

ランス「このままどんどんいくぞー、とーっ!!」

千早「うっ・・・あっ・・・くっ!!」

千早「(もう・・・終わりね・・・)」

千早「(・・・優・・・)」

ガハハー

・・・・・・・・・・・・・

春香「どうしたの、千早ちゃん。最近元気ないね」

千早「・・・そ、そんなことはないわ・・・」

春香「そう?」

千早「(あれから、あの下衆に口止めされて、今も無理やり活動させられている)」

千早「(誰かに言ったら、事務所ごと潰されるのだろう。口に出してはいないけども)」

千早「(その代わりに、私以外のアイドルには絶対に手を出さないように言ってある・・・けど)」

千早「(私は今や、完全にあいつの操り人形になっていた)」

千早「(言われるがままにレッスンして、レベルとやらが上がったらまたあれをするらしい)」

千早「(私は、なんのためにアイドルになったんだろう・・・)」

美希「それにしても千早さん、またぐっと歌上手くなったよね!」

千早「そ、そうかしら」

美希「うん!一回ビミョーに下手になっちゃったけど、それからレッスンしたらなんだか下手になる前よりぐっと上手くなってるの」

千早「・・・」

千早「(・・・美希の言っていることは本当だった)」

千早「(あいつに襲われた後、一時期歌唱力がかなり下がってしまった)」

千早「(モルルンとか言ってたけど・・・でも、あれからまたレッスンしたら、今度は前よりずっと早く歌唱力が伸びた)」

千早「(そして、明らかに以前よりいい唄声がだせるようになっている)」

千早「(おかげで、仕事も前より増えた・・・私の望む仕事が)」

美希「ホントに千早さんはすごい、って思うな、ミキ!」

千早「えぇ・・・ありがとう」

千早「・・・」

ガチャ

ランス「よー、みんなー!」

美希「あ、ランス!」

春香「ランスさん、千早さんまた歌唱力が上がってるんですよ!」

美希「春香、ホントにわかってるの?」

春香「も、もちろんだよ!」アセアセ

美希「ふーん・・・」

もはや何も失うものなどないはずのP達は、9月22日 みたび絶望に支配された・・・。

「THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 Prologue」発売。

このCDもまた、何の因果なのであろうか、Pにとって最悪の状況で発売されてしまった。

このCDに収録されている『団結2010』は、以前歌われた『団結』に響、貴音を加えたアイマス2仕様とでも言うべきリミックス版なのだが、歌詞について、以下の特徴がある。

アイドルによって、歌詞が変わっているパートと全く変わっていないパートがある。
変更されたアイドルのパート(雪歩、亜美真美、美希、律子)の歌詞には、総じて“男性”を意識しているもの(悪く言えば品のない、媚びたもの)が多い。
亜美パートの歌詞の一部が伏せ字、音声処理されている。伏せられている部分は「ロリコン」であると推測されている。
せっかくの追加キャラなのに貴音パートの歌詞は出だしと結び以外伴奏を無視した無言。
竜宮小町のメンバーが、『団結』と同じノリでリーダー争いに参加している。
リーダーなどいらないという結論を出してから後の流れは『団結』と同じ。
なお、アイマス2では必ずリーダーを決める必要があることは7月の第一報から伝えられていたが、それと矛盾する歌詞となってしまっている。

さらに美希・亜美のパートで「ハニー」「兄(c)」が存在している歌詞が有るが、律子の歌詞でも明らかなように今回の団結2010はプロデューサー(=プレイヤーである私達)が765プロに入社する前を歌ったものである。
つまり、「ハニー」「兄(c)」はプロデューサー以外の誰かという内容になってしまっている。使い回しによる矛盾点が明らかになった事例と言えよう。
普段のニコマスP達であれば、多少の混乱はありつつも、まだ笑って受け入れる事のできたかもしれないリミックスされた曲、歌詞であった…が、
9・18、9・19と2日連続でショックを与えられ、衰弱し、失望し、疑心暗鬼となっているプロデューサー達にとって、更なるトドメに他ならなかった。

なお、『団結2010』の歌詞担当は、『団結』と同じく、石原章弘ディレクターである。

・・・・・・・・・・・・

そのころ、961プロ

黒井「最近、765プロが調子に乗っているようだが」

秘書「はい」

黒井「はい・・・ではないわ!!」

秘書「・・・」

黒井「おい、手回しをしているはずじゃないのか!!」

黒井「765プロには、なるべく仕事がいかないようにしてあるはずだが!?」

秘書「それが、その全てが上手く潰されています」

秘書「おそらく、新しいPの力でしょう」

黒井「ぐぬぬ・・・」

prr・・・

黒井「ウイ、私だ」

記者「記者です。黒井社長、最近765プロが調子をあげていますね」

黒井「そうだな、真に許せないことだ」

記者「なかでもランクAアイドル如月千早の成長には、目を見張るものがあります」

黒井「・・・貴様、私を怒らせるために電話したのかね?」

記者「いえいえ、そうではありません・・・実は・・・」ゴニョゴニョ

黒井「・・・ほう」ニヤリ

・・・

黒井「では、頼んだぞ」

記者「はい・・・」

ガチャリ

黒井「ふふ・・・これで終わりだ、如月千早・・・!」

・・・・・・・・・・・・・

765プロ

ガチャ

ランス「おい!!これはどういうことだ!!」

社長「ああ、ランスくんか・・・」

千早「・・・・・・・・・」

ランス「おいおっさん!!こんなクソみたいな記事を書きやがったのは誰だ!!?」

<如月千早の呪われた過去!!>

<奇跡の歌声は、弟の犠牲の上に・・・!!>

社長「・・・正しいことはわからん」

社長「だが・・・961プロ」

ランス「961プロ?」

社長「あぁ・・・なぜだがその事務所は、ウチの事務所を目の敵にしていてね」

社長「今回の記事も、もしかしたらヤツの手回しかもしれん・・・が」

ランス「が、なんだ!?」

社長「・・・この記事に書いてあることは、全てが嘘ではない」

社長「むしろ・・・比較的本当のことが多いかもしれん・・・まぁ、もちろん酷い脚色がしてはあるがね」

ランス「本当なのか、千早ちゃん!?」

千早「・・・はい」

千早「・・・本当です」

ランス「むむっ・・・こんな記事、気にすることはないぞ!」

ランス「千早ちゃんみたいに可愛くて歌が上手ければ、どんな過去も関係ない!」

千早「・・・もう、歌を歌うことはありません」

ランス「えっ?」

千早「もう・・・アイドルをやめます」

ランス「なんだと・・・!?」

社長「・・・声が、出ないんだ」

ランス「!?」

社長「彼女、この記事が出回って以来、歌うときに声が出なくなってしまったようだ・・・」

9月18日の決起集会にて、坂上陽三プロデューサーは『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON-(以下MA2FS)』を紹介するなかで、次のように発言した。

「今回はユニット、3人ユニットのCDを同時に発売していこうと思います。
 で、ここでですね、選抜レースといいますか、いわゆる『The world is all one !!』のCDを出そうと思っているのですが、それを選ぶメンバーをですね、
 これを三枚の・・・3ユニットでですね、(歌うメンバー3×3ユニット「MA2FS発売キャラ」)決めていきたいなとおもっています。
 選抜の詳細、やり方の詳細はですね、後日コロムビアさんのサイトで発表します。選抜結果は1月のパシフィコ横浜ライブで発表させていただきます。」

この時点では選抜方法については伏せられていたものの、その話しぶりや、竜宮小町やジュピターなどの件によるショックで公式への信頼が失われていたこともあり、
ファンの多くに「CD売上、またはCD封入の投票用紙を使って選抜するAKB商法である」と解釈され、その解釈が各所へと蔓延してしまった。その結果生まれた批判が以下。

アイマス2で『団結』をテーマにしているのに、選抜によるファン同士の亀裂、団結崩壊を公式自ら生んでいる。
ファン心理を利用した、CD複数買いを促進させている。(近年AKB商法と呼ばれて批判されているものの一つ)
竜宮小町メンバーが完全に蚊帳の外。(竜宮小町関係者4名はそもそもMA2FSのCDが出ない)

以上の批判はまとめて、アイマス2への大きな批判の一部となった。

ランス「・・・」

千早「・・・」

ランス「・・・ダメだ!」

社長「おいランスくn」

ランス「うるせぇ!!」ドガッ

社長「ぎゃっ!!」

小鳥「社長!!」ピヨーッ

ランス「おい千早ちゃん、ついてこい!!」

千早「・・・」

ガチャ

ランス城 H部屋

ランス「とりゃー!」

千早「・・・」ボスッ

ランス「千早ちゃん、こういうときはセックスするに限るのだ!」

ランス「セックスとは、全ての元気の源!」

千早「・・・」

ランス「さーて、今日はどんな風に・・・」

千早「・・・」

ランス「可愛がって・・・」

千早「・・・」

9月24日、コロムビアはMA2FSの第1~3弾の発売日を『制作上の都合』により10/20から11/3への変更と発表。
そして10月1日、コロムビアよりも先に、アメーバブログのアイドルマスター公式ブログにて詳細が発表された。

投票は『アイドルマスターモバイル』にて行う。無料会員でも投票可能。1人1回のみ。
【※CD購入等の必要はございません。】という赤字の注釈有り。
投票期間は10/8~翌年1/7
投票対象はユニット単位となる。
候補となるユニットは、決起集会で発表した3×3ユニットに加え、(『新たな候補が3組エントリー』という触れ込みで)
『竜宮小町(伊織・あずさ・亜美)』『社員(小鳥・律子P・プロデューサー(※))』『765プロみんなで合唱(アイドル・プロデューサー(※)・社員一同)(ユニットF)』の3ユニット、合計6ユニットが対象となる。

※この「律子ではないプロデューサー」が何を指し示しているのかは10/1時点では不明であったが、10/15より始まったパシフィコ横浜ライブ先行予約受付の申し込みページに、以下の注意事項が記載されていた。
『当日、ご来場頂きましたお客様と出演者による、音声の収録、および日本コロムビアより発売予定のCD等への収録の可能性がございますので、あらかじめご了承頂きますようお願い致します。』

このことから、「プロデューサー」=「ライブ参加者」である可能性が高い
(ただし、ライブには伊織とあずさの中の人が出演しない上、おそらくM@STER VERSIONになるであろう曲をライブ音源にするのか?という疑問もあるが)
と見られていた。
そして後の11月22日、公式ブログにて「プロデューサー」=「ライブ参加者」であることが発表された。
穿った見方をすればライブに参加しない人はプロデューサーではないという公式見解でもある。

この発表により、あからさまにCDを一人に複数枚買わせる、というものではないことが判明したため、結果発表によるファンの亀裂の恐れは無くなり、AKB商法疑惑も一応の終息を迎えた。
とはいえ、円満解決というわけではなかった。
追加候補である『765プロみんなで合唱(ユニットF)』という圧倒的に強力な存在と、また皮肉にもCD購入で投票券が得られる場合はオリコンチャートなどで第三者から売り上げ数が公表されるため、
ある程度公平な投票か否か判断可能だったのだが、「携帯サイトによる投票形式(注)1携帯で1回しか投票できないのは確認済み」では公平な投票が行われたかは第三者からは見えない。

そういったこともあり、「出来レース」と揶揄される結末となってしまったのも事実である。
他にも「MA2FSの謎の発売延期」「投票選択の追加」「結局選抜投票そのものは行う」ということなどにより、
結局、詳しい裏事情は不明だがファンの多くから「元々は本当にAKB商法をやるつもりだったのでは?」と不信感を募らせるだけの結果となってしまった。
前述の「10/15日時点で1月横浜ライブ参加者への音声収録の可能性を明らかにした」という事実も、出来レース感に拍車をかけることとなった。

ランス「(・・・目が死んでる)」

ランス「おい!!俺様がセックスしてやろうと言っているんだぞ!!もっと楽しそうにしないか!!」

千早「・・・私・・・」

ランス「ん?」

千早「私に・・・歌を歌う資格はないんです・・・」

ランス「どうしてだ!?可愛い子にはあらゆることが許されているというのに」

千早「・・・あなたに初めて抱かれたとき、本当にアイドルをやめようと思いました」

ランス「いやいや、全然やめる気配なかったじゃないか」

千早「はい・・・初めは本当に嫌だったんです・・・けど・・・・」

11月20日、CD『The world is all one !!』の情報が公開された。以下の通りである。
収録予定「The world is all one !!(M@STER VERSION)」歌:765PRO ALLSTARS ( ヴァージョン違いを複数収録いたします)
この時点で、選抜投票とは別に、全員合唱版の収録が明らかとなった。

翌年1月4日、ラジオ番組A&Gにて『The world is all one !!(M@STER VERSION)』が流された。
それは多くのPが“普通に”求めていた、音無小鳥を含めた、765プロ14名(双子含む)での合唱バージョンであった。

そして1月10日の横浜ライブにて、選抜投票の結果は『ユニットF』と発表された。
ライブ不参加の伊織、あずさ、小鳥を除いた765プロ11名(双子含む)と、来場したPによるライブ音源の合唱バージョンがCDに収録される。

千早「あなたに抱かれるたび、私の歌唱力は、どんどん底上げされているようでした」

千早「初めは信じられなかったけど、何回かセックスするうちに確信に変わっていきました」

千早「私は、この人とセックスするたびに、もっといい声を出せる・・・」

千早「そうわかってから、私はあなたに抱かれることに抵抗を覚えなくなりました」

千早「むしろ・・・あなたの力を利用して、より高いレベルにたどりつこうとしていたんです」

千早「こんな・・・インチキみたいな方法で・・・」

ランス「インチキではない!!」

ランス「セックスする、俺様気持ちいい、千早ちゃん気持ちいい、そして歌が上手くなる!!」

ランス「どこにインチキがあるのだ!」

CDのトラックリストも発表された。
以下は全て『The world is all one !!(M@STER VERSION)』のバージョン違い。

1.春香、響、美希(ユニットA)
2.真、千早、貴音(ユニットB)
3.雪歩、真美、やよい(ユニットC)
4.伊織、あずさ、亜美、律子(ユニットD+律子)
5.765プロオールスターズ(前述の、音無小鳥を含めた765プロ全員)
6.オリジナル・カラオケ
7.ボーナルトラック:765プロみんなで大合唱(ユニットF:ライブ出演アイドル+ライブ参加P)

おわかりいただけただろうか?
ほぼ全ての選抜候補をカバーする結果になったのである。
これが反響・抗議を受けてのものなのか、元々企画されていたことなのかは永遠に謎である。
ファンにしてみれば、当然、収録バージョンが多いにこしたことは無いものである。しかし・・・

選抜レースとは、何だったのか。

千早「私は・・・歌手としてのプライドを・・・いつの間にか捨ててしまっていたんです・・・」

千早「あの記事は、そんな最低な私への、罰です」

千早「私には・・・歌手を続ける資格なんてない・・・」

千早「私には・・・」

ランス「おい、千早ちゃん!!」

千早「・・・優・・・うぅぅぅぅぅぅっ!」グスッ

ポタポタ・・・

ランス「・・・」

ランス「・・・なんだ、ではもう用なしだな」

千早「・・・そうですね」

ランス「あぁ、もうレベルを上げるつもりが無いなら、お前みたいな根暗女に用はない」

千早「・・・」グスッ

ランス「ただ、最後に一発ヤらせてもらうぞ」

ランス「今まではまだ優しくしてやっていたが、今日はもう知らん」

ランス「思い切り乱暴にしてやる」

千早「・・・どうぞ、お好きなように」

千早「私なんて、あなたの性奴隷として一生を終えるのがお似合いです」

千早「・・・」グスッ

ランス「・・・と、思ったが」

千早「?」

ランス「今のお前なんぞ、ただのちっぱい女だな」

ランス「それに、どうやらレベルも足りていないようだ」

千早「・・・レッスンをやめましたから」

ランス「・・・レベルが上がるまで、絶対にこの部屋を出るな」

ランス「出たら殺す」

千早「・・・はい」

ランス「・・・ふん」

ガチャ

千早「・・・ふふふ・・・」

千早「あははははははははは・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・

ランス「がーっ!!!なんなのだあいつは!!!」

ランス「俺様が!!せっかく元気づけセックスをしてやろうというのに!!!」

ランス「腹立つーーーーーー!!!」

キース「うるせぇなてめぇは」

キース「仕事しねえならさっさと失せな」

ランス「黙れこのハゲ!!!」

ランス「がー!!本当にむしゃくしゃする!!!」

ランス「おいハゲ!!セックスできるクエストを紹介しないか!!!」

キース「うるせぇなぁ・・・ストレスでハゲちまうよ」

ランス「ぐっ・・・この野郎・・・」

キース「えーと・・・」ペラペラ

ランス「・・・ん?」

ランス「おい、そのクエスト見せてみろ」

キース「あ?どのクエストだ」

ランス「ええい、貸せ!」ペラペラ

ランス「・・・」

<マジックアイテムの回収>

ランス「・・・」

キース「おい、そりゃかなりレベルの高いクエストだぜ」

キース「それに、高レベル女なんて絡んでいないと思うがな・・・」

ランス「・・・ふん」

ランス「最近、金が無くて困っていたところだ」

・・・・・・・・・・・・・・

千早「・・・」

ガチャ

ランス「おい、レベルは上がったか」

千早「・・・いえ」

ランス「ふん、使えん女だ」

千早「・・・ごめんなさい」

ランス「・・・」ポイッ

千早「・・・?」

千早「・・・これは?」

ランス「・・・喉薬だ」

ランス「落ちてたから、拾ってきた」

千早「・・・」

ランス「飲め」

千早「・・・本当に、タダの喉薬ですか?」

ランス「知らん。拾ってきただけだからな」

千早「・・・飲めません」

ランス「ええい、めんどくさい女だな!!」ガバッ

千早「ちょ、ちょっと!!」

ランス「いいから飲め!」

千早「うっ・・・」ゴクゴク

千早「・・・!!」

千早「(喉が・・・すごく熱い・・・それに・・・)」

千早「(・・・今なら・・・これまでにないほど・・・)」

ランス「・・・いいか、千早」

千早「・・・」

ランス「歌を歌うのに、そもそも権利などいらん」

ランス「そして権利が必要だとしても、千早にはその権利がある」

ランス「なぜだかわかるか?」

千早「・・・」

ランス「それはな、お前が俺様の女だからだ」

千早「・・・」

ランス「俺様にできないことがないように、俺様の女にもできないことはない」

ランス「できないことがあっても、全部俺様ができるようにしてやる」

ランス「俺様は英雄だからな。自分の女には不自由させんのだ」

ランス「がはは」

千早「・・・」

ランス「それにな、歌うなんて、俺様でも出来るぞ!!!」

ランス「~♪」

キミマーデトードキターイ

千早「・・・ふふっ・・・ひどい声」

ランス「なんだと!!」

ガチャ

リセット「おとーさん!なんでおうた歌ってるの!?」


リセット「あー!!如月千早ちゃん!!」

千早「!」

千早「私を知っているの?」

リセット「うん!だっていつもおとーさんが話してるもん!」

リセット「ライブだって何回も行ったんだから!」

ランス「お前が無理やりついてくるんだろうが!!」

リセット「ねぇおとーさん、なんでおうた歌ってたの?なんで千早ちゃんがここにいるの?」

ランス「そんなもん、歌いたいからに決まっとる。そして千早は俺様の女だ」

千早「・・・」

ランス「もっと聞かせてやるぞ」

ランス「~♪」

リセット「えー、へたくそー!!」

ランス「なんだと!!」

リセット「私のほうが上手く歌えるよ!」

リセット「~♪」

キミマーデトードキターイ

リセット「~♪」

リセット「・・・ねぇ!どう!?」

千早「えっ?」

リセット「私の歌、おとーさんより上手でしょ!!?」

千早「・・・えぇ、とっても上手ね」

リセット「えへへー」

ランス「ふん」

千早「・・・」

リセット「ねぇ、一緒に歌おう!」

千早「・・・いいわ、私は」

リセット「えー!おーねーがーいー!!」ギュッ

千早「・・・!」

千早「・・・一曲だけね」

リセット「やったー!!」

ランス「・・・」

千早「何を歌う?」

リセット「うーんと・・・んーと・・・」

リセット「ねむりひめ!」

千早「・・・うん、いいわよ」

千早「その歌、私得意なの」

千早「(それに・・・この子に手を握られた瞬間)」

千早「(なんだか・・・すごく・・・温かい・・・)」

千早「(まるで・・・)」

千早「・・・すぅ・・・」

千早「・・・眠り姫、目覚める私は、今~♪」

リセット「だーれのたーすけもかーりずー♪」

~♪

・・・

香姫「・・・この声・・・」

謙信「誰かが歌を歌っているようです・・・」

香姫「すごく遠くから聞こえてるみたい・・・でも」

謙信「はい・・・とても、心が温まる歌声です」

香姫「~♪」

「たったひーとりでも♪」

・・・

マジック「何かしら、この声」

リア「知らない曲ね・・・でも」

マジック「うん・・・すごく、心に響くわ」

リア「ホントにわかってるの?」

マジック「わかってるわよ!!」

リア「ふーん・・・」

「明日へ~♪」

「歩き出すために~♪」

・・・・・・・・・・

「朝の光がまぶしくて、涙あふれても~♪」

千早「瞳を、あげたままで~♪」

リセット「~♪」

千早「~♪」

~~~♪

ランス「・・・うむ、グッドだ」

ランス「さて」

・・・・・・・・・・・・・・

黒井「ふふふ、首尾よくいったようだな」

黒井「これで如月千早のアイドル生命は終わり・・・ふふふ・・・」

バターン!!

黒井「!?」

黒井「誰だ!?」

ランス「スーパーヒーローランス様だ!!!」

黒井「き、貴様、どうやってここまで来たというのだ!!」

黒井「ここには私の許可した者しか来れないようになっているはずだが!」

ランス「途中のうるさいやつらなら全員ぶっ殺したわ!!!」

黒井「!?」

ランス「てめぇ、俺様の女に手出しやがって!!!」

黒井「!?・・・手を出すとはいったい何n」

ランス「黙れ!!」ズバッ

黒井「ギャー!!!」

バタリ

ランス「ふん、正義は勝つ!!」

ランス「がはは!!」

・・・・・・・・・・・・・・・

<如月千早、奇跡の復活!>

<歌姫再臨!!>

ランス「がはは、どうだおっさん」

社長「いやはや・・・本当に、君には神様でもついているようだね」

ランス「ふん、そんなものいるか!俺様が神だ!!」

社長「ははは・・・」

ガチャ

千早「おはようございm・・・あっ」

ランス「お、千早!!」

千早「おはようございます、ランスさん」

ランス「うむ、今日も超可愛いな」

千早「ふふ、ありがとうございます」

ランス「・・・よし」

ランス「セックスするか」

社長「!!?」

小鳥「!!?」

千早「・・・ランスさん、2人でお話しませんか?」

ランス「いいぞ!千早とならいくらでも!!」

千早「ふふ・・・ではいきましょうか」

ランス「がははー!」

社長「・・・・冗談・・・だよな」

小鳥「ハァ・・・ハァ・・・///」ピヨピヨ

社長「音無君・・・・?」

・・・・・・・・・・・・・・・・

H部屋

千早「・・・ランスさんには、感謝しています」

ランス「おう、いくらでもしろ」

千早「もちろん、いきなり抱かれたことや、事務所を人質に脅したりしたこと、許すつもりはありません」

ランス「そんなことしたかなー?」

千早「まったく・・・でも」

千早「あなたのおかげで、また歌うことに前向きになれた」

千早「あなたに会う前の私は、どこか義務感で歌を歌っていた」

千早「そして、ついに呪いの力に頼ってまで・・・」

ランス「・・・」

千早「・・・きっと、今までのことは全部、私への罰だったんです」

ランス「またそれか」

千早「はい・・・過去を・・・弟を踏み台にして、無理やり前へ進もうとした自分への・・・罰」

千早「それを乗り越えられたのはランスさん、あなたのおかげです」

千早「本当に・・・ありがとう」

ランス「(・・・かわいい。本当にかわいい)」

ランス「(今までも十分すぎるほどだったが、今の千早はものすごくそそるものがある)」

ランス「(よし、抱くか)」

ランス「ではさっそくご褒美セックスをしてやろう」

千早「・・・それは、また今度」

ランス「嫌だ。今したい」

千早「ランスさんには感謝しています。今では、あなたに抱かれるのも、前ほど嫌ではありません」

ランス「ではなんの問題がある」

千早「・・・私は、これ以上魔法の力に頼るわけにはいかないです」

千早「自分の力だけで・・・歌いたい」

千早「JAPAN全土に、私の歌を響かせたい」

千早「みんなを笑顔に・・・そんなアイドルに、私はなりたいんです」

ランス「・・・そうか」

ランス「でも、それと俺様が君を抱くかどうかは別問題だぞ?」

千早「では、今までのこと、全部社長やマスコミに言っちゃいます」

千早「そうしたら、もうアイドルと遊べなくなっちゃいますよ?」

ランス「そんなことしたら、765プロがどうなるか・・・」

千早「・・・ランスさんは、そんなことしませんよね」

ランス「・・・」

千早「本当は、とっても優しい人だもの、ランスさんは」

ランス「・・・千早、可愛すぎるぞ」

ランス「抱かせろ」

千早「・・・ランスさんの呪いが解けたら、もう1度抱かれてあげてもいいですよ」

ランス「・・・ふん、アイドル風情が」

千早「もう、そんなこと言って」

ランス「だいたい、JAPAN全土など、規模が小さすぎるぞ」

ランス「JAPANなんてな、世界の中の、こーーーーーーんくらいしか、ないんだぞ」チョビッ

ランス「俺様みたいな、世界規模の英雄には、遠く及ばんな、がはは」

千早「・・・ふふっ、そうですね」

ランス「そうだぞ」

千早「それでは・・・私が世界一の歌手に・・・いいえ」

千早「トップアイドルになれるまで、プロデュースお願いしますね、ランスさん」

ランス「うむ、任せろ。俺様に出来ないことはない」

ランス「さてとりあえずセックs」

千早「それはダメ!」パシーン

ランス「いてーっ!」

・・・・・・・・・・・・・・

JAPANドーム

ウオオオオオオオオオ!!!
ミキチャーン!!
ヒビキーン!!
マコトチャーン!!

美希「ふぅ・・・疲れたのー・・・」

響「そうだな・・・でも、すっごく盛り上がったぞ!」

真「そうだね・・・あっ」

千早「お疲れ様、みんな」

美希「千早さん!」

千早「次は、私の番ね」

美希「今日のお客さんの中で、千早さんのファンはすっごく多いと思うの!」

美希「ミキの次くらい?」

響「いや、きっと一番多いぞ」

真「そうかもねー」

千早「ふふ・・・ありがとう」

美希「むー!そんなことないの!」

千早「そうね、美希のファンもすっごく多いと思うわ」

美希「一番多いの!!」

千早「(・・・今765プロは、JAPANの一番大きいドームでライブをしています)」

千早「(765プロがここまで大きくなれたのは、私たちのがんばりと・・・)」

千早「(・・・ランスさんのおかげ)」

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