今季セ・リーグ最多勝で新人王に輝いたヤクルト・小川泰弘投手（２３）が１０日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、４４００万増の５６００万円でサインした。入団２年目の年俸としては、０５年の川島亮（１５００万→４２００万円）を抜く球団史上最高額となった。

　ルーキーながら１年間ローテを守り抜いて１６勝。最高勝率も獲得した文句なしの成績で、球団から最高の評価を受け「自分の予想を上回っていた。最大限の評価をしていただいて感謝している」と、喜びをあらわにした。

　年俸アップ分の使い道には「時計とか車とか欲しいです。かっこいい車が」と笑顔で若者らしい答え。それでも、来季に向けての話になると「２００投球回を目標に、１年間投げきりたい」と、引き締まった表情で目標を掲げた。