恒一「いないもの達による」勅使河原「復讐劇」(144)

――二学期――

恒一「僕がいないものになってもう三カ月……」

王子「榊原君、元気出そうよ」

望月「元気出してよ榊原君」

恒一「クラスの男子のほとんどがいないものになってしまった……」

恒一「どうしてこうなった……」

見崎(恒一君と話したい……)ポケー

綾野「見崎さん……」

小椋「恒一君と話せなくなってからずっとあんな感じ……」

綾野「まさかいないものを見崎さんだけ解除するとはね……」


恒一「うっ……うう……見崎ぃ……」グス

一同(可哀そうに……)

――放課後――

恒一「ちくしょう!いないものがなんだ!」

恒一「僕はこの一年を意地でも乗り切って」

辻井「見崎さん」ボソ

恒一「あああああああああああああ言うなああああああああああああ!!!!!」

辻井(どんだけ見崎さんと話したいんだこいつ……)


恒一「だいたいなんだよ!」

恒一「いないものを増やしたら災厄の被害が減るだと!?」

恒一「減るかそんなもの!ただクラスの男子が必死にフォローしただけじゃないか!」

望月「桜木さんはその典型的な例だね」

望月「風見君が身を挺して庇わなければ……」

辻井「あのときは本当に危なかった……」




桜木「きゃあ!」

風見「ゆかりいい!!危なぁああああああああいいいいい!!!!」ガシ

グサァ ブシュー

桜木「きゃああああああ!!!!!風見君!?風見君!?」

風見「ぼ、僕は……君を守れて死ぬのなら……」

桜木「風見くううううううううううん!!!!!!」




望月「風見君、死んだと思ったよ」

王子「全治二カ月だったよね。風見君」

辻井「そして赤沢さんが勝ち誇った顔で、『対策の結果よ』と言っていたね」

恒一「そして僕がいないものに……」

恒一「そしてなぜか見崎が解除された……」

恒一「次は同林君」

辻井「富田林君だ」

望月「あのときはたまたま病院の近くだから助かったよ……」

恒一「そして倉林君がいないものに……」

望月「ぼくも巻き込まれたよ……」


高林「名前間違えっぱなし……フェアじゃないね」

恒一「次は中尾君」

望月「海でボートに轢かれたらしいね」

恒一「そして生きてたと……」

望月「なにあの生命力?」

恒一「バイ○ハザードのクリーチャーか何かかな?」

中尾「何て事を」

恒一「夏の合宿はすごかったらしいね」

望月「また風見君が桜木さんの命を救ったんだったね」

高林「おばあちゃんが大暴れして……僕がいないもの扱いされたから……」

望月「あの合宿で前島君と王子君と風見君と川堀君が入院したね……」

猿田「勅使河原は足を切られたし、辻井はシャンデリアが直撃ぞな」

恒一「川堀君、柱の下敷きだってね」

川堀「ふっ、まだ死ぬわけにはいかなかったからな」

辻井(ぼ、僕を掘りためじゃないだろうな?)

恒一「そして、クラスで何かがあるたびにいないものが増えていった」

望月「残るは勅使河原君と風見君だね」

王子「風見君は桜木さんのおかげでいないものなることはないそうだけど勅使河原君は……」

勅使河原「……呼んだか?」トボトボ

王子「言ったそばからやってきた」

勅使河原「残るは風見のみだ……」

一同「はぁー……」

恒一「何としてでもこの状況を打破しないと」

勅使河原「そうだな……」

恒一「いっそのこと、いないものということを利用して……ククッ」

望月「こわっ!?」

恒一「!そうだみんな、いい考えがある」

勅使河原「なんだそのいい考えって」

恒一「女子の嫌がることをピンポイントでやればいいんだ!」

勅使河原「え……それって……」

中尾「レイp」

恒一「誰が犯罪をしろと言ったああああああ!!」ガツン

恒一「クラスメイトを精神的に苦しめるんだ!」

恒一「いいか、例えば」

恒一「赤沢さんの目の前でハワイコナエクストラファンシーを飲む!ミルク入りで」

勅使河原「そ、それはきくなあ……」

恒一「まあ赤沢さんはそれでいいとして、ほかの女子をどうすれば……」

勅使河原「せめて女子の性癖を知れれば」

風見「心当たりがあるよ」

一同「!?」

勅使河原「お、お前どうして!?俺たちはいないもの」

風見「僕とお前の中だ。お前ひとりにしない。一蓮托生さ」

勅使河原「うう……一蓮托生ってなんか分からねえけど……ありがとう……」


風見「さてクラスの女子の性癖だが……」

風見「ゆかりに教えてもらうことにしよう」

勅使河原「え?一体どうやって」

風見「ばれないように紙を交換する。紙なら大丈夫さ。それで……」


恒一「よし、とりあえず復讐の材料はそろった」

恒一「いくぜ!野郎ども!」

――翌日――

赤沢「さて今日も授業が始まるのね……」

恒一「」ガラ

女子「!?」

赤沢(こ、恒一君……何を……まさか、告白!)

恒一「望月、持ってきて」

望月「りょーかい」


赤沢(あ、あれはイノヤ特製ハワイコナエクストラファンシー!まさか私に///)

恒一「そして」ゴソゴソ

赤沢(え……コウイチクンナニヲ)

恒一「ミルク投下!」

赤沢「あああああああああああああ!!!!?」

先生「赤沢!静かにしろ!」

赤沢「あ……はい……」シュン


恒一「」ゴクゴク

赤沢「ああ……」

恒一「ぷはー……ん?(あれは……)

カンペ『僕、ミルク入りコーヒー飲めない人、嫌いなんだよね』

恒一「僕、ミルク入りコーヒー飲めない人、嫌いなんだよね」

赤沢「い、嫌あああああああああああ!!!!」ダダダダダダダ

勅使河原「ぎゃはははははははは!」

恒一「大成功!」ドヤ

風見「効果はてきめんだね」

恒一「まだまだこんなもんじゃないぞ僕の怒りは」

恒一「僕から見崎を奪ったことを後悔するがいい!!」

一同「結局そこかよ!?」

風見「次はこれでいこう」ピラ

恒一「ん?これは……ありだね」ニコ

――二時間目――

赤沢「はあ……はあ……」

綾野「泉美……」

小椋「あれはある意味自業自得かもしれないけど……」

恒一「」ガラ

女子(また!?)


綾野(水野君……なんでグローブ着用?)

小椋(野球?でもここでやるわけ)

恒一「よっしゃこーい!!!!」

小椋(こ、恒一君がバッターあああああああ!?)

水野「行くぜ―!」ピュ

恒一「絶好球!」カキーン

赤沢「きゃあああ!?」

ボゴォ

赤沢(あ、危な……ま、またぁ!?)

ピュ カキーン ピュ カキーン

綾野(すごい……)

小椋(すべての打球が吸い寄せられるように泉美のところへ……)

赤沢「も、もういや……」

先生「赤沢……保険室へ行け」

赤沢「こ、これで」トボトボ

水野「ここで二塁牽制!」ピュ

赤沢「嫌ああああああ!?」

恒一「この調子この調子」

水野「あーすっきりしたぜー」

風見「榊原君、ちょっといいかな?」

風見「ゆかり曰く、江藤さんはショタコンの気があるらしい」

恒一「なるほど、いないもののショタで誘惑すればいいんだね」

風見「そういうこと」

恒一「だったら……」

一同「だったら……」

前島「……は?」

前島「ちょっと待てなんで俺」

勅使河原「お前クラスで一番チビだろ」

前島「なんだと!?」

恒一「ここはクラスのために一枚脱いでくれ」

前島「……望月でも」

勅使河原「望月はな、年上にしか欲情できない男なんだよ」

望月「はぁ!?」

勅使河原「だから頼むぜ、前島」ニヤァ

――三時間目――

赤沢「私が……私が無視したから怒ったのね……でもこれは決まりごと……」

綾野「泉美……」

ガラ

女子(またか……っ!?)

勅使河原「ぷっぷぷぷ……ほらいけよ……ぷぷっ」

勅使河原「学ちゃん……ぷわっはははははははは!!!」

女子(あ、あれは……前島ぁ!?)

江藤「」ガタ

前島(勅使河原殺す勅使河原殺す絶対殺す)ゴゴゴゴ

渡辺(あれ悠が読んでる本の中にあった衣装だな)

佐藤(いないものになって自暴自棄になったのかな……?)

前島(俺はどうすれば)チラ

カンペ『悠お姉ちゃーん。僕と遊ぼうよー(ショタ声で)』

前島(できるかあああああああ!?)

カンペ『やらなかったら今のお前の姿の写真をばらまく』

前島(……くそ、もうどうとでもなれ……)


前島「悠お姉ちゃーん。僕と遊ぼうよー(ショタ声)」

一同(ま、前島が壊れた!?)

江藤「////////////」

勅使河原「ぎゃあっはははははははははは!!!!!!」ケラケラ

前島「」

江藤(も、持って帰りたい///)

赤沢「江藤さん、分かってるわね?」

江藤(くそ、この野郎)

カンペ『もうひと押し』


前島(もうやるしかないな……)

前島「お姉ちゃん、どうして僕を無視するの?ねえどうして?」

江藤(前島君、わかってるでしょ?私たちはいないものには)

前島「ぐすっ……どうして?」

江藤(た、耐えろ……耐えろ……)ウズウズ

勅使河原「駄目か……よし、望月!お前もいけ!」

望月「はぁ!?」

勅使河原「い・け」ゴゴゴゴ

望月「うぅ……///(なんで僕まで女装……)」

江藤「――っ//////(あ、もう無理)え、えっと」

佐藤「悠ちゃん、ごめん」パコン

江藤「きゃ」ガクン

赤沢「これでよし!」

前島(俺はどうしたらいいんだ……)

勅使河原「ぎゃああああああ前島ぁ!望月ぃ!ギブギブギブギブ!」

前島望月「「」」ゴスゴスゴスゴス

恒一「いまいちか……」

風見「江藤さんにはクリティカルヒットだったけどね」

辻井「僕にいい考えがある」

辻井「女子に地獄を見せるいい方法が」

――四時間目――

江藤「…………」グス

綾野(江藤さん……)

小椋(ショタコンだったのね……)

ガラ

杉浦(な、中尾!?)

女子(どうせ赤沢だろ)

中尾「なんで俺が一人教室に待機なんだ……?」

ガラ

柿沼「!?」

川堀「中尾……」

中尾「か、川堀……(ま、まさか……な……)」

川堀「榊原から許可をもらった」

川堀「お前の尻の処女、いただくぜ!」

中尾「やっぱりかあああああああああああ!!!!!!!!」

ヤメロー マテー キャーコッチコナイデー ア、マツンダ、ハヤマルナァ 

中尾「アーッ!」

女子「おええええええええええええええええええ!!!!」ブシャー

杉浦「」ブクブク

柿沼「」ハアハア


恒一「中尾君に、合掌!」

勅使河原「中尾は犠牲になったのだ……」

風見「次は昼食だ」

恒一「いやがらせには絶好の機会!」

風見「ここで恒一君、こうするといいよ」ゴニョゴニョ

恒一「ほんと?やってみるよ」

――昼食――

江藤「ひっぐ……」

渡辺「ぅぷ……おえぇ……」

綾野「なんて地獄絵図を見せてくれるのよ……」

小椋「早退しようかな……」

恒一「」ガラ

女子(今度は何……)

恒一「」スタスタ

多々良(恒一君……私の前に……)

恒一「」パク

多々良「!?」

恒一「やっぱり多々良さんのお弁当、おいしいね」

恒一「聞けばいつも自分で作ってるんだよね」

恒一「こんなお嫁さんがほしいなあ……」ニコ

多々良(////////////)キューバタン

中島「恵!しっかりしなさい!」

有田「今すぐ保健室に」

赤沢「」

恒一「」スタスタ

綾野(今度は泉美の前に!?)

恒一「」パク

小椋(またほめるのかなぁ?)

恒一「何これぇ?」

恒一「明らかにレトルトじゃないか」

恒一「もしかしてこんなのを『自炊しました』とか言って自慢してたわけ?ねえ?」

赤沢「」

恒一「がっかりだよ、赤沢さん」ガラ ピシャ

赤沢「」

赤沢「ドーシテ?ドーシテ?」バサバサ

綾野小椋「「泉美が壊れた!?」」

ちょっとパソコンの調子が悪くなったので少し抜けます

保守よろしくお願いします

やっと元に戻りました(強制再起動をくらってしまった)

では続きを書きます

水野「次はこれやろうぜ」

米村「いいねいいね最高だね!」

辻井「リアルいないものになるぞ」

米村「かまわねえ!」

米村「男には、駄目だと分かっていても」

水野「やらなくてはならない時がある」キリ

辻井(犯罪者がいる……)

――五時間目――

綾野(まさかのこういっちゃんの言葉攻めに泉美は……)

赤沢「ドーシテ?ドーシテ?」バサバサ

女子「…………」

ガラ

小椋(無視しよう)

米村「クラスの女子のスリーサイズを測るぞー!」

水野高林猿田勅使河原「おおおおおおお!!!!!」

小椋(なん……だと……)

米村「さあまずは……望月!お前だ!」

望月「え?」

米村「え?」

水野「行くぜ!」

望月「え?ちょ、ま……うわあ!?」ジタバタ

水野「ええと、バストは」

望月「チェストだあああああああああああ!!!!!」

米村「ふっふっふ、次は……」

女子(来るな変態)

米村「綾野さーん」

綾野(何ぃ!?)

小椋「ふんごぉ!」バキィ

綾野(米村の机が……)

小椋「ほぉわちゃー」バキィ

水野「俺の机ぇ……」

小椋(彩に手ぇだしたら殺す!)ギロ

米村「タ、ターゲット変更!」

水野「こうなりゃ佐藤に決まりだな!」ニヤリ

佐藤(ふえぇ!?)アタフタ

高林「あの巨乳、バストサイズを測ってこそフェアだね」

猿田「いくぞな」

綾野(てっしー、あれ止めて)アヤノテレパシー

prrrrr

勅使河原「ちっ、こんないいときに……。え、サカキか?うん、分かった、今すぐ行く」ダダダダ

綾野(ば、馬鹿な……)

米村「まずはベストだー」バサァ

望月「やめろぉ!」

女子(望月君!)

水野「お前、お姉さんタイプの生巨乳、見たくないのか?」

望月「…………」ゴク

女子(望月くぅん!?)

水野「次はカッターシャツだ!」

米村「まかせろー」


佐藤「うっ……ひっぐ……」

高林「スカートもいこう、ここはフェアに」

米村「いや、まずはこの魅惑のボインを測ることが先決」

恒一「何やってんだお前らあああああああ!!!!!」

一同「!?」

恒一「水野ぉ!僕は最初に何て言った!答えてみろ!」グイ

水野「ええと……女子には一切手を出さない」

恒一「出してるじゃないか!!!!」バガァン

水野「ぐぁああああ!!」ヒュー ズドン

恒一「あと蝶林!女子の制服脱がすのにフェアもくそもないこの犯罪者め!」バガァン

高林「フェアア!?」ヒュー ズドン

恒一「猿田ぁ!罰としてバナナ没収だぁ!」

猿田「ぞなぁ!?」

恒一「米村ぁ!とりあえず吹っ飛べええええ!!」バガァン

米村「はぁ!?」ヒュー ズドン

恒一「大丈夫?佐藤さん」

佐藤(榊原君かっこいい///でも……話せない……)

恒一「困ったことがあったらまた僕に言ってね。いつでも駆けつけるから」キリ

シーン

恒一「…………」

恒一「」ハッ

恒一「うわあああああああああ無視されたあああああああああ!!!!!」

望月「こ、恒一くぅん!?」

恒一「変にかっこつけて無視されたあああああ!!!!!僕はぁ、僕はあああああああ!!!!!!!」ガシャーン

望月「こおおいちくうううん!?」

綾野(いいなあ、あんなこと言われたいなあ……)ポワワーン

赤沢「くそがぁ!!」ガシャーン

佐藤(榊原君///)ポワワーン

渡辺「お前とりあえず服着ろ」

勅使河原「お前ら全員いないものになるな」

水野「裏切り者め」ボロ

米村「ぺっ」ビチャ

勅使河原「」

風見「とりあえず顔を拭け」

恒一「まだまだ行くぞ」

辻井「こんなのはどうだ?」サッ

恒一「ええと何々……え?マジですか!?」

――6時間目――

恒一「」ガラ

綾野(こういっちゃん……また?)

恒一「」スタスタ

小椋(川堀の椅子を持って何を……)

恒一「添い寝して言い?」

一同「!?」

赤沢「」ガタ

先生「赤沢、座れ」

間違えました

恒一「添い寝していい?」

です

恒一「」zzz

見崎「//////」ポワワーン

佐藤(う、うらやましい……)ガクガク

小椋(そこ変われちくしょう)プルプル

綾野(こういっちゃん……なんて嬉しそうな顔……)

有田(今のうちに恒一君の机の私物を)ゴソゴソ

赤沢「あああああああああああああ!!!!!!!」

先生「赤沢ぁ!!静かにしろぉ!!!!」

赤沢「ああああああああああああああ!!!!!!!」

恒一「いやぁいい夢を見た」ポワワーン

辻井「赤沢さん発狂してたぞ」

恒一「あ、そうなの?」

勅使河原「気づけよ」

望月「あの後渡辺さんと有田さんが八つ当たりくらってたね」

風見「いないものが解除されたら謝った方がいいね」

――放課後――

赤沢「た、対策が……必要……よ」ボロボロ

綾野「泉美……」

桜木「いないもの、やめた方が」

赤沢「駄目駄目、絶対駄目!ゆかりはどうせ風見と話したいだけでしょ?」

桜木「(文通まがいのことしてるけどね)違います!でもこのままだと授業に支障をきたします!」

赤沢「あーそんなのどうでもいいから!」

赤沢「とりあえず、放課後だからと言っても、男子と接触禁止……分かった……?」

一同「お、おっけー……(できればやめてほしいなあ)」




恒一「さて、勉強もしたことだし、帰ろっか」

風見「榊原君は教え方がうまくて助かる」

風見「この勅使河原に勉強を教えられるとは……」

勅使河原「おいそれどういう意味だ!?」

風見「そういう意味だ」

勅使河原「何だとぉ!?」

恒一「ははは、じゃ勅使河原、望月、帰ろ!」

多々良「うう、みんないないものになるなんて……」

多々良「恒一君……」

ヒュウー

多々良「あ、写真が……」

パシヤ

多々良「川に……」

多々良「……取りに行こ……」バシャバシャ

ザザー

勅使河原「ちくしょー!!天気予報はずれじゃねえか!」

望月「土砂降りにもほどがある」

恒一「あそこで雨宿りしよう!」


ザザー

望月「助かった……」

勅使河原「いつ止むんだこの雨?」

ラジオ『え―ただいま夜見山川の水位が上がっており――』

恒一「……多々良さんって夜見山川でフルートの練習することがあるって言ってたよね?」

望月「うん……でも今日は」

恒一「何があるか分からないのが災厄だ!行こう!!」

ザザー ドオォオオオオ

勅使河原「見事に氾濫してるな」

恒一「多々良さん……」

望月「みんなぁ!!!これ多々良さんの鞄だ!!」

勅使河原「てことは……まさか!?」

恒一「走ろう!!!まだそう遠くに流されてないはずだ!!!!」


ダダダダダダダダ

勅使河原「あれじゃないか!?」

恒一「待ってろ!多々良さん!!」

勅使河原「おいおいサカキ……多々良を追い越して……まさか!?」

恒一「勅使河原!荷物を頼む!!!」ザバァアアアアアアン

勅使河原「さ、サカキいいいいいいい!!!!!!」

望月「榊原くうううううううううん!!!!!!」

多々良(ここは……ああ、水の中……か)

多々良(馬鹿だなぁ私……クラスであんなことした恒一君の写真なんかのために……)

多々良(も、もう駄目……みん……な……)

多々良(さよ……な)

ガシ

多々良(……え?)

ザバァン

恒一「ぶはぁ!!!」

多々良「!?」

恒一「多々良さん、もう少しだ!」

多々良(え……どうして……?)

勅使河原「サカキぃ!!手ぇ伸ばせええええ!!!!」

恒一「ぅおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

ガシ

勅使河原「ぅおおおおらあああああああああ!!!!!!!」ザバアアアアン

恒一「ゲホッゲホッ……救出完了!」

多々良「こ……っ!(いけない……話しかけたら)」

恒一「お礼ならいいよ、あたりまえの……こと……を」バタ

多々良「!?」

勅使河原「!多々良!ここは俺たちに任せろ!」

多々良(で、でも……)オロオロ

勅使河原「いいから!サカキの思いを無駄にする気か!?」

望月「きゅ、救急車を呼んだよ!」

望月「榊原君、呼吸してない……」

勅使河原「くそぉ!しかたねぇ!人工呼吸だ!」

望月「ええと、まず気道を確保して……」




多々良(どうしよう……)

多々良(私のせいで……)

――三日後 病院――

恒一「死ぬかと思った」

勅使河原「まあ応急処置ができたからよかったな」

風見「勅使河原に応急処置ができただと……!?」

勅使河原「俺泣いていい?」

望月「まあ榊原君が無事でよかった」

風見「多々良さんと赤沢さんの仲が非常に悪くなりました」

風見「見舞い禁止って言ったら大喧嘩で」

恒一「あの多々良さんが?」

風見「そうだよ。君の見舞いを巡ってね」

恒一「いやぁなんか照れるねぇ」

勅使河原「(この朴……なんだっけ?まあいい)なんか見崎が病室前に置いて行ったぞ。お見舞いのs」

恒一「いやっほおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

一同「…………」

恒一「僕が入院中に何をしたの?」

勅使河原「腐った卵を赤沢の机に」

王子「授業中に大音量で音楽を流しました」

猿田「多々良の机にだけおぬしの写真を入れたぞな」

望月「エクストラファンシーを赤沢さん以外に配ったよ」

風見「柿沼さんの小説(榊原×望月)をみんなの前で朗読したよ」

辻井「中尾君を使って杉浦さんを赤沢さん一派から分断した」

恒一「へぇ、一部何か違うけどいろいろやったね」




勅使河原「今日退院みてぇだな」

恒一「そうだね」

恒一「とりあえず明日もあのツインテールには地獄を見せるぞ」

望月「もうそろそろやめようよ」

勅使河原「いやいややろうぜ(おもしれぇし)」

辻井「明日の一時間目はこれでいこう」

恒一「どれどれ……これっでいいの?僕しか得しないよ?」

――一時間目――

多々良「恒一君……無事でよかったぁ……」

綾野「見舞いくらいさせても」

赤沢「駄目駄目!絶対しゃべるでしょう」

見崎(見舞いの品くらい持って行けよこの無能が)


ガラ

恒一「」スタスタ

綾野(まっすぐ多々良さんの隣に)

チュ

一同「!?」

多々良「ま、巻……これは夢?」

藤巻「いや現実」

多々良「キュー//////」バタン

藤巻「誰か手―貸してくれー」

赤沢「ぅああああああああああ1!!!!!」ガタガタ

赤沢「うぐぉ……覚えてろ……」

――二時間目――

ガラ

勅使河原「教室でドッチやろうぜー(全部赤沢にあてろ)」

水野「よっしゃーいくぜー」ピュ

赤沢(甘いわ……)

赤沢(あんたらの考えはお見通しよ)ヨケ

勅使河原「なぁ、くそ!!」ブン ブン ブン

赤沢「」ヨケ ヨケ ヨケ

ガン ビュ

勅使河原「げぇ!?跳ね返っr」ガツン

辻井「な、何ぃ!?」

赤沢(勝った……)ドヤァ

風見「ば、ばかな……」

辻井「あの無能が対策をしてくるとは……」

恒一「予想外……だね」

辻井「ならとっておきの作戦を行こうか」

辻井「というわけで榊原君、パンツを脱ごうか」

恒一「……はい?」

――三時間目――

辻井「おいまだか!?」

風見「くそっ!抵抗するんじゃない!」

恒一「何するんだみんな!?気を確かに」

辻井「案ずるな替えはある」

恒一「そういう問題じゃ」ズル


辻井「榊原のパンツ、獲ったどー!!!」

赤沢小椋綾野有田多々良佐藤「!」ガタ

辻井「さあこの物をどうすr」

赤沢「先生!消しゴムが落ちました(よこせえええええええええ!!!)」バガァン

辻井「ぐぁ!(まあ計算通りだ)」

綾野「泉美!それ私のじゃないの?(よこせええええええええ!!!!!!)」ガシ

赤沢「くっ!HA☆NA☆SE!」

小椋「落ち着け二人とも(あとパンツはもらう)」

辻井「これでいいこれでいい」

辻井「これであいつらの印象は最悪だ」

辻井「榊原君のパンツを醜く取り合うその姿、ほかの人が見たらどう思」

中島「その答えは3x+5yです」

先生「よし、なら次、江藤」

江藤「それは……11(x+7y)-61です」

辻井「な……無視だと!?」

辻井「ど、どうして……」

辻井「クラスメイトがパンツを巡って争っているというのに……無視だと!?」

辻井「あ、ありえない……どうして……」ガク

桜木(つ、辻井君……)

渡辺(いや知ってた)

中島(赤沢さんたちは変態なの、みんな知ってることだし……)

ヨコセー ヤブレタラドースルノヨー ドーシテ!?ドーシテ!?

赤沢「――っ!?あれ、これ何か違う」

綾野「何が……あ、これ違うパンツになってる」

小椋「なぁ……なら本物はどこに」

有田「あぁんパンツおいしいよーあぁん」クンカクンカクンカクンカ

一同「…………」

辻井(さすがにこれには引くだろう……)

渡辺「松子ならしかたない」

江藤「知ってた」

辻井「な、なんだってー!?」ドンビキ

恒一「あ、有田さん……」

勅使河原「あんな顔して……変態だと!?」

辻井「な、何故なんだ……」

風見「このクラスって一体……」

恒一「……気を取り直そう。昼前はやっぱり……」

――四時間目――

中尾「やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」ガタガタ

川堀「いくぜええええええええええええ!!!!!!!!」

中尾「アーッ!」

一同「おええええええええええ!!!!!!!!」ゲロゲロー

杉浦「どけぇ柿沼!」ガタガタ

柿沼「二人の愛の邪魔はさせません!」

恒一「効果はてきめんだ」

勅使河原「うぉえ……俺気分悪くなってきた……」

恒一「まあこれで降伏すr」

川堀「米村ぁ!!!」

米村「いやだあああああああああああ!!!!!!!」ガタガタ

米村「アーッ!」

恒一「……これは予想外です」

風見「ご愁傷さま」

渡辺「もう嫌ぁ!」

佐藤「さんちゃん!?」

渡辺「うっぷ……もうこんな不毛な争い、こりごりよ!!!」

赤沢「ぅおえっぷ……渡辺さん!」

渡辺「もう嫌よ!出て行くわ!」ダダダダダ

赤沢「わ、渡辺さんさん!」

渡辺「な、なにがいないものよ……」

渡辺「そんなもの増やすからこんな目に……っ!?」

渡辺「!?け、蛍光灯が割れ――」

恒一「危なぁい!!」

渡辺「!?」

グサグサ


恒一「う……くぅ……」ドクドク

渡辺「ひぃ……血が……」

恒一「だ、大丈夫だから……ね……」バタ

渡辺「さっ――っ!(は、話しかけたら……)」

勅使河原「何があった!?」

渡辺(くそ……何も話せない……)

勅使河原「まあ安心しろ。そんなに傷は深くない」

勅使河原「とりあえず保健室に……」

恒一「ま、まあ大丈夫だよ」フラ

勅使河原「無理するなよ」

望月「あ、そろそろ帰る時間だね」

勅使河原「じゃ、俺たちはさっさと帰るわ。お大事にー」

恒一「分かったよ」

風見「このまま榊原君がフラグを立てていったら赤沢さんが孤立するんじゃないかな?」

辻井「まあ、そうなるね……すでに二名。桜木さん、杉浦さんを入れたら四名だね」

辻井「江藤さんも寝返りそうだし、有田さんもうまいことやればこちらに……」

中島「ねぇ……明日の昼もあれを……おぉえ」ゲロゲロー

藤巻「いないものがなくなったらあんなことはなくなrおぼろろろろr」ゲロゲロー

有田「ああーん恒一君とお話ししたいよぉ……」ギシギシ

藤巻「アナニーやめい!」

風見「いやがらせ次第じゃ増えそうだけどねぇ……」

辻井「これはあくまで僕の推測だけど……」

辻井「赤沢さんは……榊原君を女子から遠ざけるためにこんなことをしてるんじゃないかな?」

風見「?」

辻井「いや、だってこうすればクラスの女子は榊原君に近寄れないし」

風見「赤沢さんも同じだろ?何のために?」

辻井「見崎さんみ負けるからじゃない?総合的に」

風見「はぁ、なるほど……そうなると許せないな、赤沢さんの身勝手なせいで」

辻井「ほんとだよ」


見崎「」

見崎(すごいことを聞いてしまった)

恒一「はぁ……話せないってつらいなぁ……」

恒一「くそっ!あれもこれも全部あのツインテールのせいだ!覚えてろ!」

恒一「くそっ、一体どうして……ん?あれは……」

ガヤガヤ

恒一「何があったのかな?行ってみよう」


警察「その子を放せー放さないと撃つぞー」ブルブル

??「撃てるものなら撃ってみろやぁ。こっちには人質がいるんだぜぇ」

アナウンサー「えーただいま逃走中の銀行強盗犯は少女を人質に取っており……」

恒一「うわー強盗犯か……人質は3組の人じゃ」

佐藤「うぅ……」

恒一「……現象……マジですか?」

恒一「(しゃーない、やろう)おいこら下種ども!僕が相手だ!」

強盗「うるせぇ!これでもくらえ!」バァン

ボタボタ

佐藤「あ、あああ……」

強盗「へへ、言わんこっt」

バキィン

恒一「言わんこっちゃ……なんだって?」

強盗「ひぃ、ひぃいいいいい!?」バァンバァン

恒一「あれれ……弾切れ?」ボタボタ

強盗「ひいいいいごめんなさあああああああいい!!!!!」ドゲザ

野次馬「おいおい助けてもらったのにお礼すらなしかよ!」

野次馬「サイテーだこの女」

恒一(まずいな……この人たち災厄のこと知らないんだ……)

恒一(しかもこれテレビ中継されてるし……)

恒一(ここは佐藤さんの名誉のためにも……)

恒一「……この子……ショックで何も……」

恒一「だから……あまり責めないであげて……ください……」

佐藤「うぅ……(どうすれば……)」

恒一(佐藤さん……)バタ




江藤「榊原かっこよすぎでしょそれ」

藤巻「すげーそんな奴実際にいるんだな」

渡辺「うん。でも和江もうずっと泣きっぱなしだし、面会拒絶だし……」

江藤藤巻渡辺「「「はぁー……」」」


桜木(あ、これうまい具合に利用すればいないもの解除できるかも……よし、やってみよう)

――翌日――

佐藤「ひっぐ……」グス

江藤(見舞いくらいさせてやれよおい)

藤巻(見てるこっちも泣きそうになってくる)

渡辺「和江……泣くな……」


佐藤「見舞い……ひっく、できるかな?」

江藤「え、ええと……」アセアセ

藤巻「む、無理だと思う……対策係が許可しないと……」

多々良「赤沢さん」

赤沢「見舞いは駄目。絶対」

多々良「まだ何も言ってませんよ!?」

赤沢「いないものにかかわったら駄目。以上」

赤沢(これでいいのよ。これで)

渡辺「……この無能が」

赤沢「……今何て?」

渡辺「無能って言ってんのよ!大体もういないものなんて意味ないだろ!?」

赤沢「なんですって!?」

ギャーギャー アアーンコウイチクンノツクエハァハァ


見崎(ふぅ……そろそろ潮時か……)ガタ

見崎「赤沢さん」

赤沢「何よ?今忙しいから」

見崎「もうやめなさいいないものなんて」

赤沢「はぁ?」

見崎「私わかってるから。あなたが恒一君に女子を近付けないために恒一君をいないものにしたことを」

小椋「ええ!?そうなの!?」

見崎「男子をいないものにしたのもそう。男子と一緒にいれば他クラスの女子と付き合う確率はぐんと減るし」

赤沢「…………」

見崎「あなたのエゴでいないものを決めないで、赤沢泉美」

赤沢「ほぉ……私に口答えするなんていい度胸ね」

赤沢「ならどっちが正しいか、この私と勝負しなさい!!」

見崎「勝負?拳で?」

赤沢(馬鹿め。ひ弱なあなたが拳で勝負?笑わせるわね)

赤沢「ええそうよ!あなたが勝ったらいないものでもなんでも解除してあg」

多々良「」バキ

赤沢「……へ?え、ええと……多々良さ」

佐藤「」バキ

赤沢「ええt」

渡辺「」ドカバキ

赤沢「ちょ、ストープ!?」

赤沢「え?何これどういう」

見崎「誰が一対一で勝負するって言ったの?」

赤沢「え?でも」

見崎「今まであなたに恨みを持った人物、それがそのまま私の味方だから」

多々良「赤沢さん……そんな理由で……」ゴゴゴゴ

佐藤「見舞イ禁止デスカ?」ゴゴゴゴゴゴゴ

渡辺「殺していい?」ゴゴゴゴゴ

有田「恒一君とお話したいなぁ……あーかざーわさーん」ゴゴゴゴ

赤沢「多佳子!」

杉浦「ごめん泉美。いないもの解除に協力したら中尾を彼氏にしてあげるっていう手紙が」

赤沢「柿沼さん!」

柿沼「いないもの解除に協力したら川堀×水野が見られるという手紙が」

赤沢「え、江藤さん?藤巻さん?何でそっちに」

江藤「望月と前島を好きにしていいという手紙が」

藤巻「和久井からラブレターが」

赤沢「あ、あのー金木さん?」

松井&金木「「どーでもいいでーす」」イチャイチャ

赤沢「ゆ、ゆk」

桜木「手紙書いたの、私なんです」

見崎「と、いうわけで……か・く・ご・し・て・ね」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

赤沢「い、いやああああああああああああああああああ!!!!!!!」

――病院――

風見「そろそろ死ぬよ」

恒一「いやぁ面目ない」

勅使河原「まあ無事だからいいんじゃね?」

恒一「まあね……あれからクラスは?」

勅使河原「いやあ……まあなんかスゲェことになった……」

風見「ゆかり曰く、クラスで榊原君の見舞いを発端に戦争が起こったらしい」

恒一「へー。で、どうなったの?」

風見「見崎さんの連合が勝利した。そしていないものは解除となった」

恒一「マジですか!?」

恒一「え、じゃあもう見崎に話しかけても誰にも咎められない?」

風見「そういうことになるね」

恒一「いやっほおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」ガタ

勅使河原「おい馬鹿やめろ!傷にさわる」

恒一「じゃあみんな!僕見崎に会ってきまーす」ダダダダ

勅使河原「行っちまった……」

風見「まあいいんじゃない?」

川堀「水野おおおおおおお!!!!」ダダダダダ

水野「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!」ダダダダダ

柿沼「たまりませんわー」ポワワーン


江藤「まてー望月―!」ダダダダ

望月「うわああああ!あ、前島君パス」

前島「ん?ってわああああああ!?」

江藤「こうなったら二人ともメイド服着ろー!!!!」

望月前島「「あああああああああ!!!!!」」

赤沢「」ボロ

綾野(泉美……)

小椋(しゃーない)

ガラ

恒一「いやぁ皆さんに謝らなければならないことが」

藤巻「いやいいから。ストレス溜まってたんだろ?」

中島「過ぎたことだし」

ソーダヨネー ショーガナイ

恒一「ありがとうみんな」

恒一「後もう一つ言いたいことがあるんだけど」

恒一「いないものについてだけど……」

恒一「一応続けようと思う」

恒一「それで……いないものだけど……」

一同「」ジー

赤沢「へ?私?」

赤沢「……冗談よね?」

渡辺「…………」

赤沢「ねぇ」

中尾「杉浦って可愛いよなぁ」

赤沢「ねぇ」

前島「」zzzzz

赤沢「恒一君」

恒一「さあ話しはこれで終わり」

赤沢「ゆ、由美?」

小椋「え、ええt」

恒一勅使河原風見「「「いないものの相手をするのはよせ!!!」」」

赤沢「……はい?」

赤沢「ええと、その……彩」

綾野(ごめん泉美)

赤沢「そんなぁ!多佳子!」

杉浦「中尾……」キュン

赤沢「多佳子ぉ!?」

赤沢「こ、これは罠だ!見崎さんが私を陥れるために仕組んだ罠だ!」

見崎(そんなわけないから)プイ

一同「…………」


赤沢「ねぇ……誰かぁ……」

赤沢「ねぇ恒一君、私が悪かったから。ねぉもう許して」

恒一「いやーそれでね、あの後あれがあーなって」

赤沢「恒一君!!」

恒一「これがこーなってでねー」

アハハハハハ

赤沢「」

赤沢「ドーシテ!?ドーシテ!?」バサバサ

綾野(ごめんね泉美)

小椋(私たちにはどうすることもできない)

赤沢「ドーシテ!?ドーシテ!?コーイチクンドーシテ!?」バサバサ

恒一「なんかすごいことになったね」

勅使河原「な、なんか哀れになってきたが……まあいい」

望月「これでいいよね?」

恒一「うん、これでいいこれでいい」


恒一「僕たちの復讐はまだまだこれからさ!(赤沢さん限定で)」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月22日 (日) 09:12:58   ID: FMW8nm8t

対策チョロインかわいそう……

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