~ イグノラント・ワールド ~ 「無知の世界」      (416)

 閲覧注意 
このスレはエグい内容が含まれる場合が有ります。ご了承ください。

今回からスレを書かせて頂きます。よろしくお願い申し上げます。
これからぼちぼち書いていこうと思います。では、
まずわキャラの紹介から・・・

 暁 由良  オンラインネーム キラ
    このスレ(お話)の主人公

 影正 陰  オンラインネーム ギリー
    キラの友達

 如月 倖奈 オンラインネーム YUKINA     
    ゲーム上の友達(フレンド)ヒロインの予定

・・・こんなもんですか。
次から内容を書いていきたいと思います。

※ まっている間に追加希望のキャラがありましたら、
バンバン書き込んでください!
※2 若干SAOやログ・ホライゾンと似通った内容が入ります。
あらかじめご了承ください。

では!!また後でお会いしましょう!
一端さよなら。(学校があるもんで・・・・・・。)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386608510


>>1

一部改変
閲覧注意と書きましたが、
R15程度です。
このお話は[オリジナル]です。

~ イグノラント・ワールド運営委員会 ~

 < 本日、アキバにて「無知の世界」6周年記念祭を開催!
さらに!期間限定クエスト「冷酷なる女神」出現!さあ、
強者達よ!真の最強をめざせ!

※クエストの対象スキルレベルは1000以上です。攻略
されたかたには、幻の宝剣を差し上げます。 >
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キラ 「ふ~ん・・・。参加しようかな・・・。」

?  「お~い!キラぁぁぁーー!」

キラ 「・・・誰?」

?  「おいおい!それはさすがにないだろ!!」

キラ 「アハハ。悪い!冗談冗談。・・・ギリーだよね?」

ギリー「おっ!正解だ。」

キラ 「なに?何か用でも?」

ギリー「おう!なんも用事はねぇ。」

キラ 「はぁ・・・。そんな事だろうと思ったさ。」

キラ 「! なあギリー。お前さ、今日記念祭に行かない?
    俺と一緒にさ。」

ギリー「可愛い子とかいる?」

キラ 「たぶんいると思う・・・けど?」

ギリー「なら俺も行くぜ。」

キラ 「ほんじゃぁまあ・・・行きますか。」

ギリー「よっしゃぁ!可愛い子みつけるぜ!」

キラ 「目的その事なんだ」

~ アキバ 記念祭開催地 ~

ギリー「おぉ!いるいる!いっぱいいるぞぉ~。」

キラ 「おい・・・鼻血出てるぞ、変態。」

ギリー「ねえ。そこのバニーガールさん今夜さぁ・・・」

キラ 「聞いてねぇ・・・」

キラ (・・・なんかこの町の雰囲気って良いよな)

ギリー「ふられた。」

キラ 「よし、あそこの酒場に行くぞ。」

ギリー「(聞いてねぇ)あっ!おい!俺を置いていくな!!」

~ アキバ 酒場エリア ~ 

キラ 「ギリー何飲む?100Gまでならおごるよ。」

ギリー「ビール」

キラ 「おいおいギリー。俺らは一応高校生だぜ?
    現実世界の体に影響が出るぞ。」

ギリー「うん。良いよ。」

キラ 「話にならん。すいませーん。」

店員 「はい。ご注文は?」

キラ 「ビール2本。」

店員 「かしこまりました。少々おまち下さい。」

ギリー「結局キラも頼んだのかよ・・・。」

キラ 「アハハ。うん、たのんだ。」

?  「相席よろしいですか?」

キラ 「はい。いいですよ。・・・って!ユキナ?」

ギリー「!!」

?  「・・・!!」  

ユキナ「えっ!!キラ君!?」

ignorant

>>7

スレを見て下さってありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!

  一部改変 

オンラインネーム YUKINAとなっておりましたが、
都合上ユキナとさせていただきます。

~アキバ酒場~

ユキナ「ひさしぶりね。」

キラ 「ああ・・・。」

ユキナ「なに飲んでるの?」

キラ 「ビール」

ギリー「ユキちんはどう?飲む?」

ユキナ「いらないわ。私ビール苦手なのよ。ゴメんね。」

ギリー「あっ、そう。ふーん。」

キラ 「・・・それにしても奇遇だな。こんな所で会うなんて。」

ユキナ「ええそうね。キラ君達は何しにこの酒場へ?」

ギリー「一つの目的はクエスト。もう一つの目的は可愛い女の子を探しに。」

ユキナ「奇遇ね!私達もクエスト目的なの!」

男二人「!?」

キラ 「えっ!一人じゃないの?」

ユキナ「えっ・・・ええそうよ、後二人いるわ。」

ギリー「マジか!」

ユキナ「なに!?そのバカにした言い方!わたしだってパーティぐらい
    簡単に作れるわよ!!」

女二人「あっいたいたー。どこ勝手に行ってんのよ!」

~ アキバ酒場 ~

ユキナ「ゴメんゴメん心配したぁ~?」

女二人「あったり前でしょーが!!」

キラ 「なあユキナもしかしてこの二人が?」

ユキナ「ええ。私のパーティに所属しているリーンとレイナよ。」

リーン「ねぇユッキー?この二人だれなのさ?」

レイナ「お知り合いですか?」

ユキナ「ええそうよ。こっちの黒コートがキラ、んでこっちがギリー。」

男二人「よろしく。」

レイナ「(キラさんカッコいい・・・)」

ギリー「リーンちゃん。今夜さぁ・・・」ドスッ! 

ギリー「イッタァぁぁ~!!」

ユキナ「この変態河童!!だいたいあんたって奴はすぐ・・・」

リーン「いつもこんな感じなのさ?」

キラ 「うん。いつもだよ。」

リーン「あなた達二人のスキルレベルってどれぐらいなのさ?」

レイナ「アタシも聞きたいです。」

キラ 「俺は1092、アイツは1117だよ。」

レイナ「凄いですね。アタシなんて838です。」

リーン「アタイは973なのさ。」

キラ 「はっきり言ってスキレベ関係ないと思うんだよな俺。」

キラ 「だってさスキレベがいくら高くても実力が低かったら
    意味無いじゃん?」

 注意事項追加 

※3 なにかご不満な点や内容が有りましたらご指摘を下さい。

※4 何でも構いませんのよろしければコメを書いて下さい。

以後よろしくお願いします。

ココで少し雑談
俺は今回初めてスレを書いたいわゆる初心者です。
かなり無謀なチャレンジですがもし応援して下さる方たがいれば有り難いです。
なお、あまり過度な期待は持たないで下さい。
では・・・


レイナ「たしかに・・・いくらスキレベが高くても弱かったら他の人とか
    モンスターにやられちゃいますね。」

キラ 「おっ分かる!?いやぁーなんか君とは話が合うね」

レイナ「そっそうですね。(やった!話が合うって言われた!!)」 

リーン「レイナちょっとこっちきて・・・。」

レイナ「?」

リーン「アンタさぁキラっちの事気になってるでしょ。」

レイナ「!?そっそんな事ないよ!!」

リーン「またまたぁーほんとにウソが苦手なんだから。」

レイナ「ホントだてば!」

ユキナ「ねぇ二人ともちょと話たい事があるの。」

女三人「カクカクシカジカ。ナンタラコウタラ・・・・・・。」

キラ 「大丈夫かギリー?」

ギリー「痛いなぁ。だが大丈夫だ心配すんな。」

キラ 「・・・なら良いのだが。」

ユキナ「よし決まった!!」

男二人「!?」

ユキナ「私のパーティはあなた達についていくことにしたわ!」

男二人「えっ?」

キラ 「・・・ついてくるの?本気で?」

ユキナ「YES!」

キラ 「いや・・・しかしだな・・・」

ギリー「良いじゃねぇかよ。な!!」

キラ 「・・・・・・分かった。よろしく」


ユキナ「ええこちらこそクエストよろしくねキラ君」

キラ 「クエスト目的だったのね・・・。」

リーン「ホイなら今日はパーっと飲みましょなのさ!」

全員 「よっしゃ!!飲むぞーーーー!」

そんなわけで俺達は共同でクエストに挑むことになった・・・。

 こんばんは!これで序章は終了です。
次からクエストに挑む5人の話をぼちぼち書いていこうと思います!
今後もよろしくお願いします。
※ココで書いていきます。

 ~ 現実世界  暁の部屋 ~

由良 「んっ・・・ふわぁぁぁ・・・眠い・・・。」

暁の母「まだ寝てるの!?いい加減起きないとゲーム取り上げるわよ!!」

由良 「・・・わーた。」

暁の母「さっさと支度して学校行きなさいよ。アンタはただでさえ成績
    悪いんだから。」

由良 「あーもう!分かってるよ!」ガサゴソ。

由良 「行ってくるわー」ガチャ バタン!

影正 「おーい由良早くしろよ遅刻すっぞ遅刻!」

由良 「分かってるって!」タッタッタッ・・・

影正 「なぁ由良今日の夕方にクエスト受注酒場集合だよなぁ?」

由良 「その話は学校についてからにして!」

~ 学校  2年教室 ~

由良 「はぁ、はぁ、ぎ、ギリギリセーフ・・・」

影正 「ほんとだよ。・・・たくよぉ遅れたらお前の責任に
    出来たのになぁ・・・。」

先生 「はい席に座ってー。」

由良 「眠いなぁ、授業寝よ」

~ 放課後 ~

影正 「おい起きろ由良。」

由良 「んっ、あれみんなは?」

影正 「帰ったぜ。」

由良 「!!もうそんな時間!?」

影正 「おう!!」

由良 「急いで帰らなきゃヤバい!」


由良 「あっ影正、今日七時にクエスト受注酒場へ集合な!」

影正 「おう、分かったぜ。七時だな。」

由良 「うん。じゃあ後で。」

影正 「・・・俺も帰らなヤバ!倖奈に殺される。」 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 どうもこんばわ!?
いかがでしょうか。何だか今回の内容が今一よく分からない人が少なからずいると思います。
そのひと達に謝ります。
分かりにくい内容ですいませんでした。
てなわけで次回からクエスト編です。
やっとエグい内容を少し書けると思いますとうれしくてなりません。
ココで本題です。
主人公含む5人の武器の種類を考えて下さい。 

※必ずその武器の種類と名前。それを使うキャラの名前を書いて下さい。

お手数をかけますがよろしくお願いします。

~ クエスト受注酒場 ~


             ー 午後七時 ー     


ユキナ「あっキラ君こっちこっちぃ!」

キラ 「おお悪い遅れそうになった……」

レイナ「ギリギリセーフですからあやまらなくてもいいですよキラさん。」

リーン「うんレイナの言うとおりなのさ。気にすることなんてないのさ。」

キラ 「アハハそうだな・・・んっ一人足りない……」

ギリー「おぉ~いここだぁーこっちにこぉーい。」

ユキナ「なに遅れて偉そうに人呼んでんのよ!変態馬鹿!!」

ギリー「すいませんすいませんもう偉そうにしないから蹴るのだけは勘弁して~。」

キラ 「・・・そのへんにしてさっさとクエスト受けようぜ。」

ユキナ「それもそうね。早くクエスト受けにいきましょう。」

ギリー「(なんかよく分からんが助かった・・・って!)俺を置いていくなぁぁ!!」

キラ 「俺が受注してくるよ。」スタスタスタ……

ユキナ「分かったわ。よろしくね。」

めんどくさそうな大人「あんたらもクエスト目的ってやつか?」

ユキナ「ええそうですが・・・それが何か?」

めんどくさそうな大人「おじさん達と勝負しないか?」


~ クエスト受注所前 ~

ギリー「クククッ、なめられたもんだぜ……。おいおっさん、相手になってやってもいいぜ。だがな、申し込む相手が悪かったな。」

めんどくさそうな大人「あぁん!?てめぇ何様のつもりや!調子乗りやがってもうええわ!!本気出すからな知らんぞ!」

ギリー「ご自由に~♪おい女子達!キラの所へいくぞ。」

ユキナ「うっうん分かったわ。行きましょう。」

リーン「クス。これは面白くなってきたのさ!」 

レイナ「あっ!ちょっとまってよぉぉ~。」

めんどくさそうな大人「痛い目にあわせたるわ。いや、いっそ殺したるかぁ……。グフフフフフフ・・・。」

受付係り「このクエストはただいま対戦形式となっておりますがよろしいですか?」

キラ 「・・・?あの、冷酷なる女神って対戦形式なんですか?」

受付係「はい。ですがプレイヤー同士の対戦ではなく、クエストクリア時のトータルスコアでの競いあいによる対戦となっております。」

キラ 「えっ、じゃあ攻略したら貰える剣はどうなるんですか?」

受付係「剣はクエストを攻略さえしていただければら貰えます。何しろ本来の目的はクエスト攻略ですから。」


キラ 「えっ・・・、じゃあ対戦形式ってやつは?」

受付係「それはそれでレア度が高いアイテムが報酬としてでますよ。」 

キラ 「分かりました。受注します。」

受付係「対戦相手のチーム名は「デス・イーター(魂を喰らうもの)」です。準備ができましたらあちらの方からクエストエリアへと進んで下さい。」

キラ「分かりました。」

ギリー「おいキラ話がある」

ギリー「変なおっさんと対戦する事になった。」

キラ 「何のクエストでだ?」

ギリー「俺達と同じクエストでだとよ。」

キラ「そいつらもしかして「デス・イーター」って名前かな?」

ギリー「知らん。」

レイナ「あっ・・・あってますよ、き・・・キラさん」ハァハァハァ・・・

ユキナ「置いていくなんて最低ね変態馬鹿!」

リーン「そうなのさ。もしレイナがアイツの剣のロゴに気づかなかったら正体不明だったのさ。」

キラ 「まあまあ落ち着けよ、相手を待たせてるんだから早くしないと。準備は良いよな?よし……行くぞ!」

全員 「おーーー!!目指せ完全攻略!いざ参らん!!」

本日はこれにて終了。
大体1日に二回書き込むぐらいのペースで頑張りますので応援の方よろしくお願いします。 
では皆様おやすみなさい。

ぬらりひょん「…なんぞこれ?」

>>27

分かりにくくてすいません。
初めてなので期待に答える内容を書けているか分かりません、ですから分からなかった内容を書いていただけるとうれしいです。
またみてください。有り難うございました!

色んなスレで暴れてる奴のssを読んでくれるような優しい人は普通いないよ
もうちょっと賢くなってからまたおいで

>>29

はい。分かりました。
少し学習してまいります。
ご指摘有り難うございました。また後日更新(?)予定ですのでよろしければまた見て下さい。待ってますので。

次の更新から台本形式と地の文が混ざります。
そのためさらにクソスレ化する可能性が有ります。
あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。



    ー ダンジョン入口  クエスト 「冷酷なる女神」 ー


デス・イーターの1人 「ようガキ共、俺様の名はバレットだ以後お見知りおきお。」

ギリー 「ふーん……興味ねぇな。」

バレット 「まあ良い。ガキ共にはわりぃが…勝たせて貰う。」

ユキナ,ギリー 「何コイツら?ちょーうぜぇ!」

バレット 「何とでも言うが良い。…先に行くぞ。」ザッザッザッ・・・

ユキナ 「図に乗りやがって!」

リーン 「まあまあそんなにおこらずになのさ。」

キラ 「おーい、行くぞー。」

ユキナ 「見返してやるわ!何が何でも絶対に!!」

レイナ 「ちょっとまって下さい!」

キラ 「どうした?」

レイナ 「多分ですが彼ら全員の武器は即死能力が付いていると思われます。ですから戦いの最中もし彼らの武器に当たりでもしたら大変なことになりうる可能性があるのでなるべく彼らから離れて戦って下さい……」

レイナ 「それともう一つ」

キラ 「!?」

レイナ 「敵はすべてアンデッド系かと…。」

キラ 「……分かった。肝に命じておくよ。」

ギリー 「そうと決まればいくか!」

ユキナ 「ええ入るわよ……ダンジョンに!」

           
            
     ー ダンジョン内部 ー



螺旋階段が永遠と続くこのダンジョンには屋上があるようだ。
そんな事を思いながら螺旋階段を登り続ける。
視界が悪く老朽化が進んだ階段は今にも崩れそうだ。こんな所で敵と出会ったら
ひとたまりもないだろう。

キラ 「…にしても不気味だな。」
レイナ 「あっ…あれを見て下さい!」
 
レイナが急に前方を指で指した。その先にあったのは……

ユキナ 「スケルトンナイトの……骨の残骸ね。」
ギリー 「いや、それだけじゃないぜ…」

ギリーが火魔法でスケルトンナイトの横を照らした。そこには……… 

ギリー 「人の……死体だな。」

顔と片腕が引き裂かれている。スケルトンナイトにやられたのか?
……にしては残酷すぎる。内臓もそこらへんに散らばってるし
何よりもこの死体……

キラ 「この死体……肝臓と心臓がない。」

何かに抉り捕られたのだろうかそこだけ丸い穴が開いていた。

リーン 「肝臓と心臓のとこだけなぜきれいな丸い穴があいてるのさ?」
ユキナ 「きっとなにかがそこだけ抜き取ったのよ。」

するとレイナがおもむろに喋りだした。

今日はこれで終了。
Xmas書き込みめませんので今日投下しました。
明後日はXmasですね。皆様楽しい一日を!
すこし早いですが………
メリークリスマス!!……では皆様おやすみなさい。

するとレイナがおもむろに喋りだした。

レイナ 「……私…知ってます。」
キラ 「…何を知ってるんだい?」

レイナは目を見開きながら答えた。

レイナ 「肝臓と心臓を食べるモンスターの名前です。」
ユキナ 「なんていう名前なの? そのモンスター。」
レイナ 「ミステリアス・パンドラ(神秘の女神)」

その場にいる全員がその名を聞き、凍り付いた。

ギリー 「ミステリアス……」
リーン 「パンドラ……。」

ミステリアス・パンドラ、名前の意味と行動が真逆なモンスター。 初めは人型をしているが体力が60%以下になると顔が牙の生えた口だけになり体は触手などで覆われる……別名、バイオハッドデビル(生き物を喰らう悪魔)。

キラ 「そんなのがここのラスボスなのかよ?」
レイナ 「…たぶん。」
ユキナ 「…相手がどうであれ、クエストを受けた以上後戻りはできないわ……。逃れる方法はクエストを攻略すること…それしか方法は無い……!」

ユキナの言葉でみんなの目的は一つになった。

キラ 「攻略しよう……そしてみんな無事に帰るんだ!絶対に!!」
ギリー 「あぁ、必ず攻略してやる!」

決意を新たに僕たちは階段を上りだした…

昨日の分を投下させていただきました。
今日の分はまた後ほど。
では皆様おやすみなさい。

歩きだしてものの数分でデス・イーター達に追いついた。どうやら眼の前の敵に苦戦しているようだ。

ギリー 「何やってんだか……なぁキラあの敵俺が殺してもええか?」
キラ 「駄目って言ってもどうせ[ピーーー]んだろ?良いよ、敵を奪ったら駄目ってルール無いし。」
ギリー 「ありがとよ。」

そう言ってギリーはデス・イーター達をかきわけながらその場にいる全員に聞こえるようにこう言った。

ギリー 「あんた達のチームは確かに強い…だがなぁ、眼の前の雑魚も倒せないなんて雑魚以下だぜ!」
バレット 「どこまでも人を馬鹿にしやがって! そこまで言うならテメーが……」
ギリー 「爆破魔法メギド!!」ドバァァァァン……

ギリーが唱えた魔法は敵を即死させると同時にデス・イーター達の言葉を失わせた。 やりすぎだと思った。 爆破されたモンスターの内臓が降り注ぐ中、高笑いしているギリーを見て心からそう思った。

ギリー 「全然歯ごたえねぇなぁ…。 ん…どうしたよみんな?」
ユキナ 「アンタって本当馬鹿ね!」
ギリー 「……俺、やりすぎた?」
リーン 「当たり前なのさ!」
ギリー 「でもこれで俺達とは格が違うというのが奴らもハッキリ分かった

ギリー 「格の違いが分かっただろう。」
ユキナ 「そう言う問題じゃねぇぇだろぉぉぉぉ!!」ゲシッ
ギリー 「ちょっ! 蹴るの止めて!!」
キラ 「まぁまぁ喧嘩せずにさ、進もうよ。」
バレット 「凄いじゃないか。おまえらになら任せられる……。」

そう言って彼は透明薬とフェニックスの尾を俺に渡してきた。

バレット 「必ず役に立つはずだ有意義に使えよお前ら!」
キラ 「何故俺達に?」

答えは自分が分かっている気がした。

バレット 「リタイアする。」
キラ 「何故です?」
バレット 「仲間がもう持たないからな……。」

そう言いながら段々と姿が消え始めた。

       

キラ 「対戦は! 対戦はどうなるんだよ!!」
バレット 「またいずれにな………」

そう言ったが最後、彼らはリタイアした。

キラ 「約束だからな……」
レイナ 「大丈夫ですか?」
キラ 「あぁ…大丈夫だ……行こう!次がラストだ!」 

そう言い階段を再び上る俺達……。
必ずクリアーしてやると心に誓って………

あっ……フィルター掛かった。
えーっと、[ピー]の中身は[[ピーーー]]です。すいません。
今日はここまで、
では皆様おやすみなさい。

あれまただ……。
[ピー]の中身は[殺る]です。
どうもすいません。

伝説になるにはもうちょっとインパクトがたりないな

>>48

インパクト……ですか……、分かりました、もうちょいエグくしてみようかなぁ。
足りないとこの内容はどこですか?

これなんでここで書いてるの?
小説家になろうとかアルカディアとかで書いた方がよくない?

>>50

……初めはそこにしようと思ってわいたんですが…何でしょうか叩かれ承知で挑戦したって感じでしょうか。

>>51
意見求めてるならアルカディアとかの方がいいと思うよ
ここだと、こういう作品は叩き以前の問題で、書き込んでくれる人自体少ないと思う

>>52

アドバイス有り難うございます。
ただ書き出した以上後戻りできませんから取りあえず完結まで持っていこうと思います。
俺から言い出したことだから必ず完結させる…これが今の夢です。
あなたみたいな優しい人は久しぶりです。有り難うございました!!
また見て下さると幸いです。

いや、お前他のスレも荒らすキチガイみたいだから出てけよ
他のネット小説投稿サイトのが合ってるよ
キチガイ多いからさ

PSPなんでヨロォwww以外なんかやらかした?

PSPなんでヨロォwww以外なんかやらかした?

>>54

馬鹿の一つ覚えみたいにキチガイキチガイうるさいんですけれ、そもそも貴方様に出ていけと言われる筋合いは無いと思うんですが? 
そんなに気に食わないなら生半可な叩きをするのではなく、スレを潰すぐらいの叩きじゃないと駄目だと思うのですが?
まあ…あなたの言っているスレは大体検討がついたし、最小限でも暴れたのは事実(PSPなんでよろぉーの場所かな……)ですからこの場をもって改めて謝罪の言葉をのべさして頂きます。
その節は大変失礼いたしました。   

>>56>>57

それ以外はやらかした覚えはありません。
ですが、他人が見るとそう言うふうに見える書き込みがあるのかもしれません。

一日5レスくらいのスピード展開で行け
整合性なんてはなから求めてねえ

御託はいいから話を進めろ

>>61

一日5レスですか……挑戦してみます。

>>62

失礼しました。喋りすぎました。

振り切るもどうも完結させますよ。
今日更新予定ですしね。
 

            

            ー ダンジョン 屋上 ー


屋上には壊れた柱が三本立っている。
三本のうち一本だけレバーのようなものが付いている。そしてその奥にはクリアゲートがあった。

ユキナ 「クリアゲート発見よ!」
レイナ 「でも機能していませ……」ドガガガガッ!

すさまじい音でレイナの声が遮られ、音と同時に階段が崩れた。

キラ 「なにが起きた!?」
リーン 「うわああぁぁぁぁぁ! みんな真ん中に集まって! 下から大量のモンスターがきてるのさ!!」

リーンの声を聞いた俺たちは屋上の中心に互いの背中と背中を向け合いながら集まった。

キラ 「俺達囲まれたのか?」
ギリー 「その様だな……。」
レイナ 「……! 来ます!!」

レイナが来ると言った瞬間次々と敵が壁からはい登ってきた。その数はざっと百体程度。

ユキナ 「ちょっとギリー! あんたの得意な魔法で一掃しなさいよ!」
ギリー 「無茶言うなよユキナ、俺の魔法は威力は高くても敵全体を殺すなんて事には向いてねぇーよ!」

そうこうしている内に敵が次々飛びかかってきた。
飛びかかって来る敵を斬り殺しながら俺はギリーにこう頼む。

キラ 「何でもいいから何とかしてくれ!」
ギリー 「だから無理だと……」

そう言いかけたギリーにたいしてレイナがこう言った。

レイナ 「私のサポート魔法で全体化しましょうか?」
ギリー 「そんな事できるのか?」
レイナ 「えぇ…できますよ。 試しにちょっとアレ……メギド唱えていただけますか?」 

そう頼まれたギリーは頷きそして唱えた……

ギリー 「メギド!!」
レイナ 「カレイドホウル」

ギリーが唱えると同時にレイナも唱えた。するとレイナが唱えた魔法はギリーの魔法を包みこみ、そのまま拡散、60体ぐらいの敵が一気に破裂した。

ギリー 「確かに全体化されてるぜ……。」
レイナ 「後ちょっとしかいないね。 もう一度唱えて!」
ギリー 「あいよ!」

再度唱えられた全体化メギドは、残りの敵全てを全滅させた。

ギリー 「そんな魔法があるんだなんて知らなかったぜ。 ありがとよ。」
レイナ 「礼には及びませんよ」クスッ
キラ 「凄いじゃないかレイナ! 君がいてくれてなかったら俺達死んでたぜ。 ありがとう。」 
レイナ 「(キラさんにありがとうって言われた…やった!)」
     

ユキナ 「そう喜んでいるヒマはなさそうよ!」

ユキナの一声で全員現実に引き戻された。
ユキナの目線の先にはアイツの姿……ミステリアス・パンドラの姿があった。

リーン 「ユッキー!連携技を一気にたたき込むのさ!!」
ユキナ 「OK、リーンいくよ!!」

二人の姿が同時に消えた。そしてすぐに攻撃が始まった。消えては攻撃消えては攻撃を繰り返す。

レイナ 「凄い……早くて見えない。」
キラ 「ユキナは二刀流、リーンはダガー二本だからなおさら早く見えるんだと思う。」
ギリー 「なるほどねぇ……。」

そうこうしている間にも体力は急激に減り、ついには半分にまで減らした。

リーン 「一気に削りきって殺るのさぁぁ!」
キラ 「(何かおかしい、さっきからパンドラは何故抵抗しないんだ……体力が半分……まさか!)」
キラ 「リーン!!急いでそいつから離れろ!!」
リーン 「!?」

遅かった……リーンは長い触手に捕まってしまった。
そしてパンドラはそのまま口だけになった顔にリーンをゆっくりとちかずけ始めたのだ。

キラ 「リーン!!」
ユキナ 「リーンさん!」
ギリー 「離せ馬鹿!!」
レイナ 「リーンちゃん!!」

今気づいたんだけど、なんで名前欄変えてるの?
それがコテなの?それともなにか間違えてるの?
内容は全く読んでないから感想はないけど、晒しage wwwwwwwwwwwwwwww

>>69

何か問題でも?
一発で俺の書き込みだと分かるって点で変えてるだけですけどねwww

遅かった。リーンは頭から喰われた。血が噴水のようにいきよいよく飛び散り体で残ったのは足だけだった……。

レイナ 「嘘……でしょ…ねぇ…!いや……イヤアアアアァァァァァァァ!!」

静かに響くレイナの発狂、しかしいくら叫んでも死んだ者は帰って来ない……ゲームの世界でもそれは同じ事だ……。

ギリー 「レイナちゃん……。」
ユキナ 「殺す…殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す…! おい女神!てめーは私がぶっ殺してやる!!」

なかば発狂しかけのユキナが叫び、一瞬にしてパンドラの腕と足を切り落とした。

ユキナ 「次はぁなに?そのヒルみてぇな頭でも切り落とすか?」
キラ 「やめろユキナ!何をしでかすか分からん相手にそれ以上……」
ユキナ 「てめーは黙ってろ!」

ユキナの眼が……死んでいるこんなに切れたユキナを俺は一度も見たことが無い……。
レイナ 「ユキナさん!止めて下さい!ユキナさん!!」

ユキナは何も聞こえていない、もうユキナを止める方法は無い。 完全に狂った……。

ユキナ 「おらおらどうしたぁ~?」グシャッ!
ユキナ 「終わりかなぁ~?」グシャッ!

ユキナは一言放つたびに顔を斬り落としていく。

その事しか頭に無いためパンドラの自己再生に気づいていない。だからユキナが異常に気づいた時には時すでに遅し、完全に再生してしまったのだ。 そして……ズブッ……ユキナは触手に刺され吸収されはじめた。

レイナ 「ユキナさん!」
ギリー 「離せ化け物!」

そう叫びながら唱えた爆破魔法メギドは弾かれた。

ギリー 「まじかよ俺の自慢の魔法が……。」
レイナ 「キラさ…ん!?」

俺はもう怒りを止められない、この怒りで俺が壊れてもいい。 俺が全員を助ける、そのために奴を…ミステリアス・パンドラを……

キラ 「ぶっ殺す。」

俺は怒りに身を任せることにした。 再び大剣をにぎり直しミスチリアス・パンドラを斬る。

キラ 「オレガ…タス…ケルソシテキ…サマヲ…コロス!」

まずユキナを吸収している触手を根本から斬り裂く。
そして腹に大剣を突き刺しそのまま真横に大剣を回す。 

キラ 「コロス!!」ズバッ!

再生するより先に斬り刻み、頭部を大剣で跡形もなくさらに斬り刻む、頭部を破壊され考える事が出来なくなったパンドラを蹴り上げギリーにこう命令した。

キラ 「アトカタモナクモヤシツクセ!!」
ギリー 「わ…分かった」 

あっ名前欄ミスったすいません。 
正しくは 名無しにかわりお送りします>>68続き です。
大変失礼しました。

ギリー 「火魔法ソルフレイ!」

唱えた魔法によりミステリアス・パンドラは完全に灰になった。

レイナ 「終わったけど……リーンが…死んじゃったぁ、何も出来なかった……私はやっぱり無力なんだ…。」
ギリー 「そんなことねぇよ。」
レイナ 「えっ…。」
ギリー 「レイナちゃんは情報面にも長けているしそれにサポート面でも活躍した。 俺達にとっちゃ欠かせない存在さ……。」
レイナ 「ギリーさん……。」

その場面を眺めていると段々理性が戻ってきた。
そしてそれと同時に気を失った……。

今日はコレで終わりです。
5レス投下って難しいもんですね。
あっ…>>69さんageないで下さい。
では皆様おやすみなさい。

可愛い子を見つけるったって、オンラインゲームってのはアバター作って遊ぶものだよね
容姿なんていくらでも作れるよね

わからない点と言えば、このss中に当然のように出てきたスキルレベルに関する具体的な情報を、
もう少しssに混ぜてくれると助かる。
レベルによって得られる利点だとか、レベルが高くても安心できない理由だとか
オンラインゲームには詳しくないから、スキルレベルとやらがよくわからん。

それと、フェニックスの尾ってなに?

もう一つ、リーンはゲームの世界で死んだってだけだよね? ロストしたってだけだよね?
現実の体も死ぬとすれば、普通に購入して遊べるゲームとしては色々不味い気がするのだが
でも、それにしては登場キャラの反応が……

そもそも、どうやってオンラインゲームをプレイしているのかも謎。
一応現実に戻っている描写はあるのだから、閉じ込められているわけじゃないだろうし

上のほうにわからないことがあれば書き込んで、ってあったからざっと並べてみた
登場キャラは本当に現実にいそうな作りで悪くないと思う。でも如何せん説明不足過ぎる気がする。
読者は作者と同じ人間じゃないのだから、上にあげたように作者の知る情報を読者も持っているとは限らないわけで
ましてこのss独自の設定なんてのは、作者の頭の中にしかないわけで。

長くなったが、好き勝手に書きたいだけというならこのレスはあぼーんしてくれて結構
そうでなくてもあぼーんしてくれて結構、忘れてもらって多いに結構。

メンバー全員の容姿を一人二行以内で教えて

>>79
説明不足だったので指摘してくださった部分の説明をしていきます。
スキルレベルについて

スキルレベルはその人の職業(例えば剣士)の熟練度を表します。スキルレベルが高い程技の威力、覚えれる技の数、扱える武器の種類が高く(多く)なります。
スキルレベルの最大値は5000まで最大だと一つの技の発動までにかかる時間は0.5秒、覚えれる技の数は1000が最大、武器は全種類。
ただし、スキルレベルはその人の強さそのものを上げることは無い。 
そのため、いくらスキルレベルが高くても実力(ランク)そのものが低ければスキルレベルが1の人に負けてしまう可能性がある。

ランクについて

まだストーリーには出てきていない用語ですが解説しておきます。
ランクとはその人のクエスト攻略歴や、倒した敵(モンスター)の数などによって上がる格付けシステムです。
最大値は100、最大値になるにはクエスト攻略を10000回、倒した敵の数を100000体にしなければならない。
ランクが一つ上がると平均100ポイントと、10000Gが貰える。ポイントで能力パラメーターを自分の好きなように上げることができる。


>>79
フェニックスの尾について

単純にアイテム。レア度3。
蘇生アイテムでたいがいは店で購入可能。
蘇生アイテムとして使用した場合、そのときの体力の25%回復で復活。
もう一つの使い道は召喚。

リーンの死、キャラの反応の意味について

ふつうに死んだ(刺されてバタッてきな)のなら魂の塊になって蘇生させる事は可能(アイテム使ったりとかして)しかし今回の死に方は頭から足以外丸飲みってやつですから……そうですね、リアルの体は死にませんが脳波が体に送られなくなるいわば植物人間状態になってしまうわけです。
このゲームは脳波を使って動かすタイプですから頭をゲームで失った=リアルの脳は正常に働かないって理論で書かせていただいております。
そしてそれを知っていた登場キャラ達はあの反応って意味。

そもそもどうやってゲームをプレイしているかについて

これはですね、腕と頭に付けるゲーム専用の神経読み取り器具があってそれを装着してLANケーブルをプロバイダー機器に差し込みそして電源をつけてやるっていうやり方です。基本脳波で動かすタイプ。

>>79
分かりにくい説明ですいません。
ただ全ての内容を読んでいただけたっぽいのでお礼の言葉を。
ありがとうございました!
また気になる点とおがありましたらよろしくおねがいします!!

ケーブルブッ挿してモデムの前で正座してプレイしてる図が浮かんでワロタ
せめて無線にしてあげて

植物人間化の危険があるとかなにそれ怖い
よくそんなゲームプレイできるなぁ…

でも結構面白いよ、頑張ってね

>>85

ありがとうございます!
またよろしくお願いします!!

>>84

俺はケーブルをさすタイプといっただけです。
タイプと言われたらそれはいろんな機種があるわけですから、無線タイプもありますよ。
ストーリーが進めばまた出てきます。
ご指摘有り難うございました。
またよろしくお願いします。

>>80

しばらくお待ちください……

キャラ容姿説明
>>80さん二行むりですわ……すいません。

暁 由良 オンラインネーム キラ
黒コートに似たもの、 黒のスニーカー、 黒のジーパン、 黒シャツ、 肩パッド。 基本モノトーン一色でまとめるスタイル。武器 [大剣  第零式破壊剣](同型種あり)

影正 陰 オンラインネーム ギリー
白のパーカー(袖が広い)、 灰色のズボン、 赤のスニーカー。  こちらも基本モノトーンで統一。 武器 [杖(刃付き)  ジ・ハード]

如月 倖奈 オンラインネーム ユキナ
白に赤のブーツ、 白の手袋(?)、 ワンピース見たいな服。 こちらはアクセントに赤が多い。 武器 [二刀流  ライオンハート、フォースイーター]

草薙 レミ オンラインネーム レイナ
髪の毛を左右にくくっている、 赤に白ラインが入ったジャージ(萌え袖)、 青のショートパンツ、 白のスニーカー。 武器[杖  フルメタルロッド]

リーンは死んだのでカット。
何か色々と求められていたものと違うかもしれません。
ご了承ください。

要はSAOのの猿真似か

>>90

>>1で注意点がありましたよね?
多少SAOやログ・ホライゾンと似通った点がありますあらかじめご了承下さいってやつ。
ちゃんと読みましたか?

>>90

あと俺はむやみやたらに真似ようとはしていませんから。
そこんとこヨロォwww。
俺はちゃんとネタを考えていますよ。
一応漫画家志望ですから猿真似なんてしませんしね。
ではそこら辺を分かっていただいたと思うのでまたよろしくお願いします。

パクりでもなんでも面白ければ正義

だけどこいつのはまあ、うん、言わなくても分かるな

>>96

言いたいことは分かったが取りあえずゆってください。
後味が悪いです。

用事が終わりました。
また数時間後に更新しようと考えております。
ながらくお待たせしましたがもうしばらくお待ち下さい。

レイナ 「キラさんの具合はどうですか?」

レイナの声が聞こえる…… 

ギリー 「…たんに気を失っただけだろうし大丈夫だと思うぜ。」

ギリーの声もだ……。
重いまぶたを開ける。太陽の光がまぶしい……ここは……

レイナ 「あっ! キラさん目が覚めたんですね! よかったぁぁ…」
キラ 「ギリーここは一体どこなんだい?」
ギリー 「えーっとここはアキバの宿やとおもうで。」

その後…、ギリーとレイナにクエスト攻略後からこの宿に来るまでの出来事を丁寧に説明してもらった。
全て聞き終わり情報を整理しながらフと気になったことを俺は質問した。

キラ 「ユキナとリーンわ?」
レイナ 「ユキナさんは寝ていますがリーンは……。」

リーンの名前を聞くと二人とも塞ぎ込んでしまった。

キラ 「…なんかまずい事聞いちまったみたい…だなハハハ……。」
ギリー 「……覚えてないんか…?」

いつにもなく真剣な眼差しで俺を見ながらギリーが聞いてきた。

キラ 「……覚えて…ない……。」

そう俺は答えた。
 

ギリーはその答えを聞き、しばらく黙り込み、そして説明しだした。
説明を聞き終わった俺は血の気が引いていくような感じがした。申し訳ない気持ちで頭がいっぱいだった。

キラ 「……すまない。 記憶がないからという理由でそんなことを聞いてしまって……。」
ギリー 「いや、そう暗くなるなって。 死んだ訳じゃないんやから…きっと助かる方法があるさ……。」

ギリーが話終わった直後、運営側からのメールが着た。 内容は……

    ~  イグノラント・ワールド運営委員会からのおしらせ ~

只今を持ちまして、6周年記念ラストイベントを開始いたします。
このイベントは先程まで行っていた期間限定クエスト攻略時に手には入る幻の宝剣【アポカリプス】を装備しているプレイヤーの首をとる、もしくは再起不能状態にする事が目的です。
【アポカリプス】を装備しているプレイヤーはイベント中見境なく貴方達を襲ってくる殺人鬼と化します。
殺される前に殺してレアアイテムを沢山ゲットしよう!!
※イベント終了条件は【アポカリプス】を装備しているプレイヤーの全滅が絶対条件です。 なお、イベント中はアキバからは出られません(ログアウトは先着20名可。)

キラ 「…なんだこの気味の悪いメールは……それにこのメールの内容が事実ならこのイベントは…命がけのデスゲームになる。」

俺は震えながらそう言った。 するとレイナが……

レイナ 「この内容が本当ならユキナさんがさつじ……」
ユキナ 「ウフェェェエエエエ!!」
ユキナ 「ギェアアァァァァアアアアア!!!」

レイナは最後までいえなかった。 ユキナのすさまじい叫び声によって静止された。 その叫び声と同時に壁が凄い勢いで破壊された。

ギリー 「なっ…一体なにが起こった!!」

ギリーの疑問はすぐに解決する事になった。 壁の穴に佇む一人の女性……ユキナ。 彼女の眼は赤く光り、片手には【アポカリプス】が握られていた。 そう…ユキナは現時点をもって殺人鬼と化してしまったのだ。

キラ 「あわわわわ…。」
レイナ 「とにかく今は逃げましょう!!」
ギリー 「おっ…おう!そうだな話はその後だな!!」

俺達はその場を一端離れ、隠れられそうなとある店に逃げ込んだ……。

本日はここまで!
やっと中編が終了ですね。
えー、次回からですねぇ……幻の凶剣【アポカリプス】編を書いていきたいとおもいます。
それでは皆様おやすみなさいませ。

巣に帰りなここはあんたみたいな奴がくるところじゃない

せめて中学卒業してからこい

>>109

!?
なぜまだ中学卒業してないって言えるんですか?
…まさか……いや、そんなことは無いはず。 一瞬友達疑ってしまったwwwwww
そういう発言やめてほしいわ~wwwwww 

>>110

呼ンだ? 
嘘はよくねェよ 事実を認めろ 
あとクラブ来いよ

>>110
「一瞬友達疑ってしまったwwwww」

案外合ってるかもしれねェぞこれ
議論見てこい

>>112

ここは個人情報を打ち明ける場じゃないですよ。
それと議論されてる場のURL張ってくれないか?
あの日クラブは用事でいけんかったんだ。連絡しなくてすまない。 

>>111

SSは日記じゃないですよ。

まあ…君じゃないことは判明。……ってことは…彼奴か?
問いただしてみよう学校で



               ー 店内 ー


荒い息をしながら床に座り込んだ。息を整えながら辺りを見渡す。
壁にある棚に沢山の薬が並んでいることから察するにここは薬を専門的に扱っている店らしい……。

キラ 「どうやら…うまく逃げ切れたようだな…。」
ギリー 「そっ…そのようだな。」

レイナは何か考え込んでいるようだ。
しばらく放っておいてやろう。

キラ 「ギリーどう思う?」
ギリー 「えっなにが!?」

ギリーが乗らない……
今はそういう気分ではないらしい。

キラ 「…」
ギリー 「…」
レイナ 「…」

……嫌な沈黙が続く。
不思議なもので、こういう時は時間が止まっているかのような気になるのだ。
しばらくしてからレイナが再び口を開いて喋りだした。

レイナ 「…お二人に少し聞いていただきたい話があるのですが……。」
ギリー 「なんや……。」
キラ 「…分かった……聞こう。話してくれ。」

スーーーッと息を深く吸い、レイナは話し出した。

レイナ 「話したい事とは……、今回のイベントで起こったことついて私が考え、そしてたどり着いた結論についての…話です……!」
キラ,ギリー 「…!?…」

レイナ 「まずは、何故【アポカリプス】を装備した人が殺人鬼化するか…について話ましょうか。」

レイナはそう言って話し出した。

レイナ 「本来のシステムデータ上には【アポカリプス】は一つしか存在しないはずなのです。しかしイベント時にはアキバのプレイヤー約1/3人分はありました。……っというわけは、今回のイベントで手に入れたあの武器は、武器データを細工し、この為だけに作られた偽物…という考えにたどり着くことが可能になります。」 

キラ,ギリー 「なるほど……。」

俺とギリーはレイナの言葉を一つずつ整理しながら返事を返した。そして一つ疑問が……

キラ 「レイナ?一つ疑問なのだが、今の説明は殺人鬼化とは関係ないんじゃないか……?」

そう疑問をぶつけてみた。
するとレイナはこちらを睨み、目で黙ってて!…っとうったえてきた。 
俺は黙る事にした。

レイナ 「そして私はまた新たな考えを思いつきました。」
ギリー 「なんなんだい、その考えって?」

レイナはよくぞ聞いてくれましたとでも言わんばかりにニヤッとし、こう答えた。

レイナ 「アカウントの乗っ取りです……!」
キラ 「あ…アカウントの…乗っ取り!?」 

レイナはさらに説明を続ける……

レイナ 「本当にそんなことが出来るのか?はい出来ちゃいます! 今回使用された【アポカリプス】は偽造品です。ですから製造過程において脳波を狂わす音波を送る装置を付けることが可能になるです!」    
キラ 「なぁ…、その結論って確実な決めつけだよな?根拠は……」
レイナ 「はい!根拠はありません。あくまでも私が考えた結論です。」

やっぱり。 だが一応レイナの言っていることは間違いではない。
アカウント乗っ取りとか脳波を狂わす装置とかは全て可能性は十二分高い……。
……だが、何か足りないような気がしてならないのだ。
一体全体誰がどういう目的の為にイベントと扮してこの様な命がけのデスゲームをやらせようとしているのか……。

キラ 「何の目的で……。」
ギリー 「キラ。目的はこれかもな……<戦闘データ>の獲得。」

こんばんわ!
今回はここまで!
応援、指摘、叩き等、色々書き込んでください!
それでは皆様、
おやすみなさいませ。 

色々書き込んでとのことだから色々書き込んでみる

一つ目、スキルレベルの上げ方というのはあるのかな

二つ目、オンラインゲームにおける装備って普通はただのデータだよね
つまり、常識的に考えればアポカリプスって、いくら偽造品だったとしても所詮データ上の存在だよね
所詮数字の配列でしかない存在に『装置』をつけるって……
レイナちゃんの口調からしてなにかしらの比喩というわけではないみたいだし
その可能性は十二分高いって……

色々気になるところはあるけど展開早くていいと思うよ、頑張って!

>>120
説明不足でしたすいません。
説明していきますね。下記の通りです……。 


スキルレベルの上げ方について

スキルレベルを上げるには、スキルアップするためのクエストを攻略する必要があります。
このクエストで倒した敵はランクアップに必要な数に加算されません。その代わり、スキルアップに必要なるAp(アビリティポイント)を獲ることが出来、このApが50にまで貯まると一つスキルレベルが上がるという仕組みです。
一回攻略する度に平均3Ap手に入ります。
あとこのクエストを攻略してもランクアップには加算されません。

二つ目の指摘は俺のミスです。
申し訳ない。
正しくは……

レイナ 「本当にそんなことが出来るのか?はい出来ちゃいます!今回使用された【アポカリプス】は偽造品です。ですから製造過程において脳波を狂わす音波を送る装置的なものの役割を果たすデータを【偽アポカリプス】に書き込むことが可能になるのです!」

……です。正した方もおかしいかもしれません。そう感じたらまた指摘してください。
一応比喩させているつもりですが……おかしかったらまたご意見お。
よろしくお願いします!

ご迷惑をおかけしましてすいますん。
更新遅れます。
すいません。

いつの間にか運営側のシステムをハッキングしていたギリーがそう言った。

キラ 「<戦闘データ>の獲得…!?」

コクりとギリーは頷いた。
そしてなにかしらの計画・報告書をだしてき、俺に読めと言った。
その内容はこうだ。


武器現実化企画計画書   

この計画は、このゲーム世界に存在する数々の武器を現実化させるというプロジェクトである。
実現化にあたって必要になるのは<設計データと戦闘データ>である。
我々はすでに試作型を一つ作った…が設計が甘く、武器に加わる振動の強さなどが原因で失敗に終わった。  
次は失敗しないようにする為に我々は<戦闘データ>をより細かく取ることにした。
我々は<戦闘データ>を取るために脳波を狂わすデータとアカウントを乗っ取るデータを【アポカリプス】に書き込み、限定クエストを通じてプレイヤーに持たせることに成功した。
最終的には核ミサイルと同じ威力の武器を作ることができる程の<戦闘データ>が集まるだろうと思われる。

キラ 「なんだよ…この計画は……」


いつの間にかの一言で片付けられているけど、
ギリ―の旦那はどうやって運営の監視の目を掻い潜ってシステムにクラッキングを仕掛けたんだ
ログアウトできないせいで現実の体は動かせないだろうからゲーム内
つまり機器もなにもないところから、どうやってプログラムのソースを解析して不正アクセスを仕掛けたと……
もしやギリーはただの人間ではなくて情報技能Sランクの異能の持ち主かなにかなのか? 竜でも狩るのか?

そもそもそんなことができるのならさっさとハッキングでもクラッキングでもなんでもして
さっさとこの事態を納めればよくね? と一読者としては感じるわけで

ペースは気にしないけど些か説明不足が過ぎるというかなんというか……
とりあえず、一度見識を備えた大人にでも自分の書いたssを読んでもらってはいかがだろうか
感想ももらえて誤字脱字も教えてもらえて一石二鳥、得るものはあっても失うものはないからおすすめ

なんか色々書いてしまった、このレスはあぼーんしてくれて構わない
でもなんだかんだ言って先が気になると感じる自分がいるのも事実、だから支援

>>126様からの指摘に対する返信

このオンラインゲーム「イグノラント・ワールド」は、現実世界とリンクしています。
そのためゲーム内からでもインターネットを利用でき、ターゲットである運営側のサイトを開きサーバーをスキャン、セキュリティ・ホールをみつけ侵入、サービスプログラムをハングアップさせ一気に「root」権限を奪うことが可能というわけで、ギリーはハッキングの技術を持ち合わせており、上記と同じことを行いシステムに侵入し権限を持っているので監視に引っかかることなく難なくと情報を取得することが可能になったというわけです。

それと機器についてはゲームのデータで兵器を作る事が可能です。
それと逆の理論で現実にある機器類を全てデータ化、現実にある物と同じ事を手元の操作一つで行う事を可能にしたという設定です。

俺の説明が又もおかしかったら再度おかしい箇所を指摘して下さい。
後更新もう少し遅れます。
申し訳ない……<( . . )>(土下座!)  

つまりどういう事だってばよ

このゲーム法律的にアウトじゃねーの?
仮にその辺はクリアされてるとして、家族や友人を植物人間にされたら確実に運営は遺族に訴えられてゲームは終了すると思うんだけど
仮想世界の物理現象が実際に現実に作用したり、神経接続システムなんかは間違いなくまともな人間ならやりたがらない
創作なのでリアリティは無くてもいいが説得力を持たせるのは大事だと思うよ

受付係の人はNPC?質問に流暢に答えてたけど高度な人工知能でもあるのか、それとも人間がゲーム内で長時間勤務しているのか

作中でどのような時代のどんな技術レベルののゲームかも説明されてないので、全く作品の情景が思い浮かばない

>>129

ゲームが終了しない理由としては起訴内容を根から潰す事の出来る程の金と権力を運営側が持っているため。

受付は人間で三時間交代システムを取っている。

時代 2030年 科学レベル ロボット社会の発達、眼鏡式携帯端末の発達にともなった完全情報社会。
それと植物人間化の情報はまだあまり知られていない。(頭を無くさなければ蘇生魔法は有効なため、きずく人が少ない)

説得力を上げるにはどうしたら良いのでしょうか?教えて頂けないですか?

>>131
例えば、ゲーム自体が法律や警察のサイバー対策から逃れている完全に非合法、アングラなものだとか
ゲームが主人公たちのみに送られたものだとか
この世界自体、命が物凄く軽い設定だとか
とにかく作中人物の死生観は普通なのに世界観がおかしいから違和感が生まれる

>>132も言っているが、物書きほど豊富な人生経験を得なければいけない
様々な人間、世界を描写するには俯瞰で物を見ることが出来なければならないが、この作品は非常に主観的で、ゆえに読者にとって理解できない部分が多すぎる

むろん、優秀な才能を持ってる人は中学生の時点で良い物を創り上げることもあるが、そういう人は自分の得た経験を拡大、昇華させる能力に長けている

>>128から>>136までの書き込みについてはすべてあとで返信させて貰いますので先に物語を更新させて貰います。

キラ 「なんだよ…この計画は……」
ギリー 「知らん。だが相当やばい計画なのは確かだ。」

ギリーはそう言い、インターネットを閉じた。

キラ 「…ッてかギリーさ、ハッキング出来たのならさっさとこの状態を納めろよ!」
ギリー 「それが出来てたら苦労はしねぇよ…!。」

ギリーは怒りを押し殺しながら言った。
そしてその直後、店のドアが轟音を上げながら破壊された。
破壊されたドアの前に立っていたのは男。
その男の左腕が持っている武器…真紅に煌めくその刃、紛れもない…凶剣【アポカリプス】だ。

ギリー 「ッ、バレたか!」
レイナ 「ギリーさん!キラさん!ここは早く逃げましょう!」

分かったと返事をし、裏の勝手口から逃げようとした瞬間!!
裏の勝手口も破壊され、入ってきたのは先ほどとは違う男性、【アポカリプス】を持っている。

キラ 「なっ…なにぃ!裏からもか!!」
レイナ 「挟まれましたね…。」

絶体絶命とは正にこの事を言うのだろう……俺は死を覚悟した。
まあ……死ぬ訳ではないのだが…。

男 「ウブェェェエエエエ!!」

入り口側にいた男が叫びながらこちらに迫る。

ギリーは必死に魔法で抵抗しているようだが限界が近い。
勝手口の方の男もこちらに迫ってきている。
片方を倒しても片方に殺られる。全滅だけは絶対に避けたいならば俺が……

レイナ 「ギリーさん!爆破魔法を唱えて下さい!!」
ギリー 「それが唱えても唱えてもあたらへんのや!」

ならば俺が犠牲になる!これしか方法はない!!

キラ 「おいギリー!!」

なんだよ!っと返事が帰ってきた。
俺は大剣を構え直しこう言った。

キラ 「俺が時間を稼ぐ!その隙に逃げてくれ!」
ギリー、レイナ 「えっ…!」
ギリー 「ふざけるなよ、こんな時に!お前を見捨てられるわけがなかろうが!!」

思ったとおりの反応だ。
無理もない。いきなり犠牲になると言ったのだからな…。
だが見捨てて貰わなければならないのだ。だから……!

キラ 「ふざけてるわけがねぇだろぉがぁぁぁぁ!!」
ギリー 「うぐっ…。」 
キラ 「テメェはなぁギリー、このまま全滅するのが良いのか?全員もしくは二人助かる方法よりも全滅して仲良く植物人間になるほうが良いのかよォ?んっ?」

わざと切れた。
本気で切れた振りをしギリーを言葉責めにした。

この方法を使えば大体の人が俺の言うことを実行してくれる。
ギリーもその一人なのだ。

ギリー 「…分かった。言う通りにしようじゃないか…。」
キラ 「頼んだぞ。俺にとって最も頼もしき友人よ…」

俺はホッとした。
これでみんな助かるのなら俺の命ぐらい安い物はないと思った。

キラ 「さぁ、早く!」

丁度振りかざされた凶剣を弾き返しながら俺は急かした。
ギリーはレイナの手をとり入り口の方から逃げだした。
そこを狙った凶剣を又も弾き返し完全に姿が見えなくなるまで男の妨害を続けた。

キラ 「さてと…これで俺一人というわけか……。」
男 「ハブァァァァアアアア!」
キラ 「うっせぇなコイツ…。」

俺はまだ理性が働いているかどうかを確かめるためになおも斬りかかってくる男に話しかけてみた。
……が依然変わりなく発狂しながら斬りかかってきたので諦めた。

キラ 「あよいしょー!」

っと言いながら男の胴部分を斬り裂きにいく…が防がれた。
すると突然、勝手口から入ってきた方の男(区別するため以後男2)が男に斬りかかった。

キラ 「な…どうなってやがるんだ?」

男2に斬られた男は即死だった。
  

本日はここまで。
色々と書いてくれてますね。ありがとうございます。
一個ずつ返信しなきゃ……
てなわけで皆様おやすみなさいませ。


キラ 「即死…かよ……。」

即死系の武器に【アポカリプス】は無いはず。
なにしろそもそも混惑系の付加属性が付いている。
今、男2が男を斬り殺したのは紛れもなく凶剣【アポカリプス】。
武器の付加属性では無いのなら考えられるのはスキルによる即死攻撃しかない……。

キラ 「慎重に戦わないとやばそうだ…。」

相手が何を使ったのかは分からないがそういったスキル攻撃を使うにはランク80以上スキルレベル3500以上が条件だ。
ということはコイツはなかなかの強者ということに……

男2 「ホォザャアアアア!」

男2が叫び、凶剣を振り下ろしてくる。
俺は剣で受け止め回避体制にはいろうとした。
が、先に鋭い蹴りが腹に直撃、俺は吹き飛ばされた。

キラ 「うっ…がはっ……クぅッ…」

さらに男2はうずくまってしまった俺に再度凶剣を振りかざしてきた。
俺はとっさに横飛びをしたため何とかかわした。
……が、体制を立て直せないままの回避だったため、体を強く打ち、またうずくまってしまったのだ。  

男2が再度こちらに迫る。
俺は起き上がろうとするが先程の回避による衝撃のせいなのか体がゆうことをきかない。

キラ 「クソ!体が動かない…!」

体を動かそうとするが全く体が反応しない。
なおも必死に体を動かそうとしていると ザッ…! と頭の横で音がした。
血の気がサーーァ…っと引いていくのが分かる。
辛うじて動いた頭で上を見る、目に飛び込んできたのはギラリッと煌めく真紅のまがまがしい【アポカリプス】の刃。
そして俺は凶剣がすでに振り下ろされているということをしり、目を堅く結びこう呟いた……。

キラ 「悔いはない…みんな助かったのだから……。」

最後だと自分で確信し、そう呟いた……。

シュッという音が頭上で鳴った。
キーーンと鋭利な刃物どうしがぶつかり合うような金属音。
少し瞼を開けてみる。
すぐ目に飛び込んできたのは黒と赤の細身の大鎌と露出度の高い防具を装備している見知らぬ女性。

キラ 「(何何なんだ!?俺助かったのか?ってか誰だろうかあの人……)」

そんな事を考えながらボーーっと眼の前の光景を眺めていた。
大鎌使いの女は鎌を回転させ、男2の凶剣を弾き飛ばした。弾き飛ばされた凶剣は宙を舞い店の薬品棚に突き刺さる。
男2は凶剣を取りに急いで薬品棚に向かって走り出した。
大鎌使いの女は男2に走りよりそのまま高くジャンプし、そのまま鎌を男2の頭めがけて振り下ろす。

ドスッ…という鈍い音が大破した店に響き渡る。
血が激しく飛び散り一部の薬品と俺の顔、そして鎌と大鎌使いの女の顔をテカテカと濡らした。

キラ 「……!顔に血がぁ!」

吹こうとしたが体がまだゆうことをきかなかった。
大鎌使いの女がため息をつく。
そして振り返り俺の方を向きこう一言。

大鎌使いの女 「怪我は無いかい?」

優しい声だった。

今回はここまで!
良い具合に話が進んできたと自分では思うのですが……
まあそれは置いといて次からは大鎌使いの女がリーンの変わりに仲間になる予定です。
では!
それでは皆様!おやすみなさいませ。

今の戦いぶりでは想像できないほどの優しい声だった。
俺はしばらく眼の前の光景に見とれていた……。
……が、ふと我に返りとっさに怪我はないと嘘をついた。

大鎌使いの女 「アンタさぁ、嘘下手だね~。」
キラ 「えっ……?」
大鎌使いの女 「だって動けないのに怪我はないとかありえないじゃん? それにアタシが助けに入る前に思い切り腹を蹴られてたじゃない。」

確かに今のこの動かない体で怪我はないと言うのはおかしい。
それに蹴りを受けたことも事実だし嘘がバレるのはそう不自然なことではない……。

大鎌使いの女 「ウフフ。図星かな?」
キラ 「…図星です。嘘つきましたすいません。」

図星かな?言われたので素直に謝る。

大鎌使いの女 「別に悪いことをしたんじゃないんだから謝らなくても良いわ。」

大鎌使いの女はそう言った。
そして俺の方に歩み寄りこう言った。

大鎌使いの女 「体…動かないんでしょ?」
キラ 「……うん。」

なぜか…さっきからずっと変に素直だ…。
顔が燃え盛る火の如く赤くなっているのが自分でも分かる。

大鎌使いの女 「アタシがお姫様だっこしてあげる。」

そう言うが早いか俺はお姫様だっこされた。

キラ 「えっ、あっ…なに!?お姫様だっこぉぉ!?」

俺は恥ずかしさで顔から火が出るほど赤くなるのを感じた。

大鎌使いの女 「ウフフ。 何そんなに恥ずかしがってんの?」
キラ 「いいいい…いやそりゃ誰だって名前も知らない女性にいきなりお姫様だっこされたら恥ずかしいに決まってんでしょうが!」

俺はあまりにも恥ずかしくつい怒鳴ってしまった。
しかし大鎌使いの女は気にも止めていないような感じでサラっと聞き流しこう言った。

大鎌使いの女 「そっかぁ、自己紹介まだだったっけ?」
キラ 「俺の話を聞けっ……」
大鎌使いの女 「アタシはね‘リン’って言うの貴方は?」ニコッ

……そんなサラサラと名前を名乗るなんてある意味すごいなぁ~。
なんて思ったが別に特別なものでもなんでも無いと俺はすぐに気づいた。

リン 「アタシちゃんと名乗ったのに貴方は名乗らないの?」
キラ 「えっ!あぁそうだな…俺の名前は……‘キラ’…キラだ、よろしくなリン。」 

不思議だ、名を名乗ったら何故か急に恥ずかしさが無くなったように感じた。

リン 「よし。お互い自己紹介終わったし行きましょうか!」
キラ 「えっ?何、何処に行くのぉぉー!」



             ー アキバ 大通り ー


レイナ 「ちょっと…!ねぇ!ギリーさん!」
ギリー 「…」

レイナが泣きながら俺を呼ぶ。
俺はその声を無視しながらレイナの手を引き走り続ける。

レイナ 「何故キラさん一人を残して来たんですか?ねぇ答えてくださいよ!ギリーさん!」
ギリー 「…」

俺はなおも無視を貫き通す。
スルリ と俺の手からレイナの手が抜け落ちる。
俺はとっさに振り返りレイナを見た。

レイナ 「私の質問に…答えて下さい……お願いします。」

レイナはその場に立ち止まり、俯きながらそう言った。
俺はレイナの側に行く。
レイナの立つ地面が大粒の涙で濡れた。
俺はそれを見、思わず 分かった と答えた。

レイナ 「答えて…くれるんですね……?」
ギリー 「……あぁ…答えてやる。」

レイナは顔を上げ再度質問をしてきた。
何故キラを一人残して来たのか……と。

ギリー 「……キラが俺達を逃がすために時間を稼ぐと言ったからだ。」

俺はそう答えた。
レイナはその答えを聞き泣きながら怒った。
俺に対して怒った。
怒りながら泣き、泣きながら怒った。

レイナ 「だっ…だからキラさんを残して逃げてきたんですか!」
ギリー 「……あぁ。」パチンッ!
ギリー 「何すんだよいきなり!」

レイナは俺にビンタした。
俺はこの行為に対して腹が立ち思わず怒鳴り返した。 
レイナはさらに俺を怒鳴った。

レイナ 「ふざけないで下さい!」
レイナ 「キラさんが時間を稼ぐって言ったから逃げた?ノコノコと?ギリーさんとキラさんは親友じゃなかったのですか?」

レイナのこの言葉に俺は気づいた。
俺のあやまちを。

レイナ 「親友ならキレられようが何されようが断るもんじゃないんですか?」
ギリー 「…」
レイナ 「親友なら今すぐにでも助けに行くものじゃないのですか?」

……俺はそうするべきだった。
すぐにそうするべきだった
すぐに助けにいくべきだった。
でも…多分もう遅い……。

ギリー 「…レイナの言うとおりだ。」
レイナ 「認めたのなら今すぐ……」
ギリー 「だがもう遅いだろう……。」

そう言った。
するとレイナがこう言った。

レイナ 「それでも少しの希望に賭けてみる価値はあると思います…!」

そう言い逃げてきた方に振り返りこう言った。

レイナ 「私…戻ります!!」

今日はここまで!
徹夜は疲れるムニャ~。
眠いが学校だ、寝れん。
そろそろレスに返信しないとな……。
では皆様、おはようございます!そして今から寝ようとしてる人にはおやすみなさいませ。

ギリー 「だっ、駄目だ!絶対駄目だ!」

俺はレイナを必死で止めた。
もし戻ってキラが死んでいたらレイナの精神が崩壊する可能性があるからだ。
ただでさえリーンの事があった後なのにまた死を目の当たりにするなんて……。
レイナは耐えられないだろうし今度こそ確実に精神が崩壊するだろう。
だから止める必要があるのだ。

レイナ 「また止めるんですか?助かるかもしれない命を私に見捨てろと言うんですか?私は嫌です!見捨てるなんて事なんて出来ないです!」
ギリー 「だっ、だがレイナちゃんの今の精神状態では危険すぎるんだよ!」
レイナ 「何が危険なんですか?」

何がといい返され俺は言葉に詰まった。
精神崩壊ぐらいどおって事はないのではないか……なんて一瞬頭によぎったが精神の崩壊により体が正しく動かなくなってしまったら殺人鬼のかっこうの的になってしまう可能性もあるのでは?とすぐに思い、その考えを振り払った。

レイナ 「その様子だと言い返せないようですね。」
ギリー 「……ッ。」
レイナ 「とにかく私はキラさんを助けにいきます。次は止めないで下さい。」

そう言い残しレイナはもと来た方へ走り出した。

今日はここまで。
最近書く気調子ともにDOWN……。
やばいと思う今日このごろ。
まぁそれは置いといて今日の晩にはもう一度更新する予定です。(出来るかどうかは定かでないが)
では、皆様おやすみなさいませ。

ギリー 「…(助かるかもしれない命……。)」
ギリー 「(俺は今まで何でレイナを止めてたんやろ。俺がレイナやったら確実に同じ事を言ったはずやのに…)」

レイナと俺は似ている。
特に見捨てるとか命とかの価値観あたりがよく似ている。
レイナの気持ちも考えず一方的に引きとめた俺は最低な野郎。
自分が先程のレイナのように止められていたら間違いなく同じ事を言っただろうに。

ギリー 「(ごめんレイナ。お前の気持ち、よく分かった。)」

俺は走り出す。
レイナへの謝罪の言葉を考えながら走る。
俺はキラを助けたい。
レイナと同じ、助けたかった。
それなのに見捨ててしまったなんて…。

ギリー 「ちゃんと謝らなければ。キラとレイナに!」

すると……

レイナ 「キャァァァァアアアア!!」

この大通りから左前方の路地、キラがいる薬専門店の真逆の方からレイナの悲鳴が聞こえた。
その悲鳴は澄み切った空に響きわたった。

ギリー 「なんだ!!」

俺は悲鳴の聞こえた方へ急いで走った。
大通りを駆け抜け突き当たりで左へ曲がる、そのまま悲鳴の聞こえた路地へ一直線に突っ込んだ。

ギリー 「レイナ!」

俺はレイナの名を叫んだ。 

今日はここまで。
今日の晩また更新予定です。
かなりペースか落ちてきてますね、すいません。
次からはきら視点に戻ります。
長らく待たせていますがもうしばらくお待ち下さい。<( . . )>
では皆様、おやすみなさいませ。




            ー アキバ 薬専門店前 ー


リンは俺をお姫様だっこしたまま走る。
今気づいたがリンは胸が大きい。
一歩走るたびに俺の顔の前で大きく揺れる。

キラ 「(で、デカイ。所詮アバター制作時に余計に盛ったんだろうがこのデカさは…!)」
リン 「何じろじろアタシの胸見てるの?何か付いてる?」
キラ 「いっいえな、なにもついてらせん!」

唐突に聞かれた為俺は慌てて答えた。
そのせいで言葉を噛んでしまった。

リン 「ウフフ。噛んだわね?」
キラ 「…」
リン 「そうやって恥ずかしがる所も可愛いわねぇ。」
キラ 「は、恥ずかしがってなんかねぇし!てか可愛いって何だよ。しかも所もって何?他にも可愛い所あんのかよ!」
リン 「さぁどうでしょーね。」

そんなどうでも良い話をしながらリンは走り続ける。
少し恥ずかしいが楽しかった。
しかし…

レイナ 「キャァァァァアアアア!!」

そんな楽しい時間は一人の悲鳴によって引き裂かれる。

キラ 「今の悲鳴…!」
リン 「レイナの声…あっちからだわ!」

リンは悲鳴を聞いた途端その方へ走り出した。 
その驚きの速さに俺は危うく落ちそうになった。


声の聞こえた方は丁度この道を真っ直ぐいった先の路地から聞こえてきた。

キラ 「(…!今リンは何故悲鳴を聞いてレイナだと分かったんだ?ていうかレイナのことを何故知っているんだ?)」
キラ 「(とにかくそれは後だ。今はレイナが大丈夫かどうかを見に行くのが最優先事項だ。)」

リンは目的の路地まであっという間に着いた。

ギリー 「レイナ!」

その路地からはギリーの声も聞こえてきた。
リンはその声を聞き俺をお姫様だっこしながら路地に飛び込んだ。




             ー アキバ 路地 ー


この路地は狭くて暗い。
人二人がやっと入れる程度の広さしかない。
明かりといえば今飛び込んだところから刺してくる日の光だけ。
度重なるアップデートによって使われなくなったゲーム初期の大通りだろうか店の後がポツポツと点在していた。

リン 「そこに誰かいるのぉ!?」

リンは暗い奥の路地に声をかけた。
するとしばらくして人二人が急いで走ってきてこちらを見るなりこう言った。

ギリー 「お前さん方も逃げろ!何かバカでけぇ武器持った奴が追いかけてきてるんだ!」
リン 「あらそうなんだ。何?逃げてるの?」
ギリー 「見て分からねぇのかよラブラブお二人さん方!」
リン 「えっ…違うわ。アタシは怪我人を持ってるだけよ!」

ギリーはこの暗さが原因なのか俺には全く気が着かないようだ。
まぁ、その方がかえって好都合なのだが。

リン 「そうか逃げてるのか……キラはどうする?逃げる?」
ギリー 「キラ!?キラなのか!?」
レイナ 「えっ……。」

リンの余計な一言で俺はギリーとレイナにバレてしまった。

今日はここまで!
久しぶりに聞いてみようかな。
何かおかしな点、分からない点、ありましたら指摘を願います。
では皆様、おやすみなさいませ。

おかしな点と分からない点以外に何かあるか・・・?

糞な点、気持悪い点とか

>>179>>180具体的に願う。


後更新はまたまた遅れます。











とかいってもよくよく考えれば誰も見てねぇんだろーなぁ……。
まぁボチボチ書くか……!

2レス位上で誰かも言っていたが、ゲーム内のキャラクターネームは分かるにしても、本名がキャラクターネーム以上のイタさなのはどうにかならんか?

んな名前の奴が居る訳無いだろう、と思うよ。そこはもっとリアリティ出して行こうぜ。

それから、確かに改行が無いから読み辛い。間隔を空けてくれ。作者の書きやすさよりも、読者の見やすさを考えて書いてくれ。

それから、これは俺個人の意見かも知れないけど、序盤と今とでキャラ違くね? なんか性格変わってね? ギリーは関西弁だったっけ? いや、よく覚えてないから分からないけども。少なくとも、俺はそう感じた。

それから、色んな作品の影響を受けたにしても、ちょいと受け過ぎじゃないか? 折角自分の書きたい物が書ける場所なんだからさ、もっと思い切って自分の書きたい物を書きなよ。

まあ、今のままでいいって言うなら、それでもいいけど。何と無く勿体無いと感じたよ。

まあ、全然面白く無い訳じゃ無いし、見てくれてる人も居るみたいだから、頑張って。きっと良い物が書けるよ。

長文すまん。以降はROM専に徹するよ

ギリー 「お、お前キラなのか?」

キラ 「…」

ギリー 「ククク。何その格好!お前いつ女になったんや?」

ギリーの漏り方は本当に腹がたつ。

レイナ 「ギリーさん言い過ぎですよ。(私も本当のところそうは思いますが…。)」

かばってくれるかと思えば酷いことを言われた気がする。

ギリー 「!おっとやべぇ。キラ、俺達は先に行くぜ!」

そう言って走り去るギリー。

キラ 「なにがヤバいんだよ!」

そう言って後ろを見る。
何か奥の方で赤い二つの丸い点がこちらに向かって近ずいて来ていた。
体の大きさは6m強程度あり横幅は3m弱ぐらいある。
そんな馬鹿デカイ奴がこの狭い路地の両端を破壊しながら近ずいて来ていたのである。

キラ 「なぁリン……俺達も逃げようか。」

リン 「そうね。逃げましょうか。」

逃げることにした俺達は急いで路地から出た。
少し前の方にギリー達の姿が眼に見えたので追いかけた。
ギリー達に追いついた直後、轟音をたてながら馬鹿デカイのがあの路地から出てきた。

キラ 「ギリー。彼奴ずっと着いてきてるけど何した。」

ギリー 「俺は何もしてねぇぜ。レイナにでも聞いてくれや。」

あれ本当だ。
今読み返したらギリーの口調>>105からさっき投下したやつまで関西弁になってる。
>>186様有り難う御座います今の今まで気づきませんでした。

確かに影正なんて名字は無いですね。
どうにか…ですか、何とかしますのでしばらく待って下さい。
今から考え直しますので。

キャラの性格も少し見返してきます。

っと今日はここまで。
>>186様本当に有り難う御座いました。
他の皆様も有り難う御座いました。
ご期待にそえるようこれからも頑張りますのでよろしくお願い申し上げます。
では皆様、おやすみなさいませ。

キラ 「レイナ。何か心当たりはあるか?」

レイナ 「はい。あります。」

キラ 「話してくれないかな?」

少しうなだれながらもレイナは話してくれた。

レイナ 「キラさんを助けに戻ろうとしたとき……」


               ~ 回想 ~


レイナ 『本当最低!親友ならもっと早く助けに行くべきじゃない!!』

レイナ 『ギリーさんなんて男として終わってるのよ!それにしてキラさんは……。』
  
レイナ 『私達を助けるために危険をかえりみず犠牲になるなんて…。』

レイナ 『あれ…。分かれ道…どっちだったかな……。とりあえず左に行こうかな。』

レイナ 『…そんなに店からは離れていなかったはずなのに…何処だったっけ…。』

レイナ 『何かなこの狭い路地…。この路地の中にあった気がするなぁ。入ってみようかな…。』

レイナ 『う~ん…。暗いなぁ。光魔法 スピュライト!』

レイナ 『微妙だけれど…、暗いよりましよね…。』

レイナ 『こんなに暗かったかな…。私道間違えた?引き返そう。』

レイナ 『ヒャッ!』ドテンッ

レイナ 『いっ…いたぁい…。』

レイナ 『ん…背中辺りが何か生暖かい…』

一日ずれてなおかつ内容も少ないが今日はここまで。
色々とレスが来てるから数時間後返信予定。
応援なんて所詮中学生が書いた糞スレには付かないとは思うが一応よろしくお願いします。
では皆様おやすみなさいませ。

まとめていつも通り返信しようとしたら最後の方のを書いているとき電源落ちた。
同じ事書く気力はないので今回の返信は無しで。
でもそれじゃ書いて下さった方々に悪いので全員に対してお礼の言葉を。
有り難う御座いました!

それと更新は遅れます。


レイナ 『何か踏んだのかな…。』

レイナ 『……』

馬鹿でかい奴 『……攻撃されたと認識……対象を…敵と感知……。 攻撃に…
        移項します…。』

レイナ 『……』

レイナ 『キャァァァァアアアア!!』


               ~ 回想終了 ~


キラ 「…なるほど。つまりレイナが転けて踏んでしまったから追われてるってわけか。」

レイナ 「はい…。すいません。」

キラ 「別に謝らなくてもいいよ。わざとじゃないんだし。」

リン 「ねぇ。話を聞くとアレはレイナを攻撃対象にしてるんでしょ?
    って事はレイナが死なない限りアレはずっと追いかけてくるんじゃない?」

そう言われれば確かにさっきの話だとアレはレイナを攻撃対象にしている。
つまりさっきの話通りだとアレはリンの言った通りレイナが死ぬまで追いかけてくる。
と言うことは俺達が何処へ逃げようとアレは永遠に追い続ける。
それから逃げきる方法は戦闘で倒すかログアウトすること以外俺は考えつけなかった。

ギリー 「どうするよキラ。んっ?」

キラ 「リンの言う通りこのままだと一生追われ続ける。」

ギリー 「それで?」

続き投下遅れます。
私はまだ寝ませんが今から寝る人方に対して。
おやすみなさい。

いる。

更新数時間後予定(夕方か晩)


キラ 「ログアウトは出来ない。」

ギリー 「そんな事とうの昔に知ってるよ。もったいぶらずにはやく言えよ。」

キラ 「なら戦闘で倒す。」

この言葉でそれぞれの意見が分かれた。
俺の意見に賛成したのはレイナ、反対したのはギリー、何でもいいとしたのはリン。

リンはどちらでもいいとしたから説得しなくとも頼めばこちら側につくだろう。
対してギリーは俺の意見に真っ向から反対してきている。
ああ見えて実は頭堅いから説得は困難になるだろうなぁ…。
ここは質問責めをしてギリーをこちら側に引き込むやり方が一番早くて楽なやり方だろう。
レイナの方を見る、同じ事を考えていたのだろう、レイナは軽く頷いた。

キラ 「ではではギリー君。なぜ君は俺の意見に反対するのかな?」

ギリー 「おかしいじゃねぇか。」

キラ 「何がおかしい?」

ギリー 「なんで二択に絞るんだ、二択しかないって決めつけるんだ。まだ他の方法があるじゃないか!」

キラ 「他の方法がまだあるって?そう言うならギリー、お前、その他の方法とやらをいって見ろよ。」

ギリー 「ゥ…。」

他の方法があると言ったギリーにその方法を言えと言っただけで黙り込んだ。 

情けない奴だ。
昔からそうだった。
小学生の頃からそうだった。
自分の意見を持たず他人の意見に否定ばかりする奴だった。
その結果「じゃあ、陰が言ってみろよ」っといつも言われ、その度に黙り込む奴だった。

その悪い性格は今この時この場所でも変わらないでいた。
俺はギリーのこの性格を利用した。
親友としてこの様なことをするのは胸が痛むがこの状況ではそんなことを言っていられる暇はなかった。

ただこの程度だとギリーは黙り込むだけだ。
思考の矛先を変え、俺の意見に賛成させるにはもう一押し攻めの言葉が欲しいところだ。

キラ 「あーあ。ガッカリだわこれわ。」

ギリー 「へっ…。」

キラ 「全く昔から進歩ないなっていったんだよ。」

ギリー 「はぁっ?」

キラ 「だってそうじゃねぇかよ。
    小学生の時からお前はいっつも自分の意見も無しに他人の意見に反論してさ。
    いざお前が言えと言われたら俯いて黙り込んで涙流して。」

ギリー 「…」

キラ 「意見も何もない癖してでかい面しやがって。」

ギリー 「…」

キラ 「もう子供じゃないんだから意見がないうちはむやみやたらに反対せず賛成しろ。反論あるか?」

今日はここまで!
久々にちゃんと投下した気がするなぁ。
今日はよく寝れそうだ。
それは置いといて応援なんて来ないだろうけど宜しくお願いします。
では皆様おやすみなさい。


ギリー 「……ない。」

キラ 「ないよな?」

レイナ 「決まりましたね。」

言葉責めでは無く、説教に近くなったが効果はあったようだ。
ギリーは渋々ではあるが賛成してくれた。
意見が全員一致したがここで一つの問題に直面することになる。

その問題とはアイツみたいな馬鹿デカイ奴と戦闘を行うことが出来る広い場所がないということだ。

キラ 「意見は一致したが…、アイツと戦闘できるが場所が無いじゃないか!」

リン 「場所?何処かにあったっけ?」

しばらく逃げながら全員何処か広い場所がないかを考える。
短い沈黙を破ったのは知識人であるレイナだった。

レイナ 「ありますよキラさん。」

キラ 「ほんとか!何処にあるんだそこ。」

レイナ 「この大通りを真っ直ぐ突き抜けた先に噴水のある広い広場があります!」

キラ 「どれぐらいの大きさなんだ?」

レイナ 「東京ドーム約一個分だったと思います。」

東京ドーム約一個分もあれば難なく戦闘が出来るなと俺は思った。
しかもその場所まではそう遠くない。
いくべき場所は決まったようだ。

キラ 「よし。そこで決まりだな。その場所まで全速力で走るぞ!」




             ー アキバ 噴水広場 ー


キラ 「確かに広いな、これなら十分戦える。」

この大広場には真ん中に噴水がある。
その噴水を囲むようにして様々な店が建ち並んでいる。
どの店もレトロな感じがし、広場の地面は煉瓦で出来てあった。
例えるなら明治時代の城下町、みたいな雰囲気だ。

全員噴水の前に着いたとき、アイツはこの広場の前にいた。
デカイのにケッコー早い奴だ。

キラ 「よし。全員準備は良いな?」

レイナ 「はい。万全です。」

ギリー 「おう!ばっちりだぜ!」

リン 「…アタシは万全だわ。けどキラが邪魔で戦えないんだけど。」

キラ 「…!?」

しまった!
そう言えば俺、ずっとリンにお姫様だっこされたままだった!

キラ 「あっ…。悪かったな。下ろしてくれ。」

あまりの恥ずかしさで少し顔をリンから背けながらぶっきらぼうにそう言う。

キラ 「ありがとうな。」

そしてお礼の言葉を述べた。
リンはニッコリ笑い、体は大丈夫?っとなお心配してくれた。
もう大丈夫、ありがとうと返し、俺も武器を構えた。

レイナ 「…(私だって出来るならキラさんを……。)」

レイナ 「…」

今日はここまで!
凶剣【アポカリプス】編はまだもう少し続きます。
長々と続いていますがお付き合いいただければ幸いです。
「ガッカリだ『わ』」の『わ』、確かに間違ってた。
有り難う御座います。
脳内変換しておいて下さい、宜しくお願いします。
では皆様、おやすみなさいませ。

東京ドーム一個分の噴水広場ってなんぞ?

どんだけ無駄に水噴出させとんねん

いやさ、「どのくらいの広さなんだ?」じゃなくて、「どのくらいの大きさなんだ?」とか言うから、最初噴水の話をしてるのかと思ったのよ。

んて、頭の中でふと想像して、「いや絶対そんなんいらんやろ」、とか思ってさ


 「どうだね。戦闘データの方は順調に集まっておるか?」

 「はい。かなりのデータが集まっております。」

 「そうか…。なら良いのだがな。それにしても君は優秀な秘書だよ。」

秘書 「いいえ。私は優秀なのではありません。」

 「何を言うかね、君の作ったアカウント略奪データのお陰でこの様な素晴らしいデータが取れておるのではないか。」

秘書 「しかし、ソレは不完全なものです。現にソレは乗っ取ったプレイヤーの脳へかなりの負担をかけます。」

 「脳へ負担が掛かり続けるとどうなるのだ?」

秘書 「死にます。」

 「ほぅ…。死ぬとな?」

秘書 「はい。アカウントを略奪されたプレイヤーは略奪されてから十時間程度時間が経つと
    脳が負荷に耐えられなくなり死んでしまいます。」

 「なるほど。良く出来ておる。」

 「しかしソレだとただの捨て駒にすぎぬ。なにか無限にデータをとる方法などはないのかね?」

秘書 「そう言われると思っておりました。その事についてですが、既に対策はとってあります。」

 「感心じゃな秘書よ。で、その対策とやらはどのような内容なのかね。」

秘書 「新モンスターを使う。」


秘書 「新モンスターの名前は鉄巨人です。」

 「…その新モンスターを使った対策とはどの様な物のかね?」

秘書 「鉄巨人のモンスターデータに戦闘データ取得のプログラムを組み込みました。」

 「ほぅ…。それで?」

秘書 「モンスターは所詮データの塊みたいなものです。実際には存在しないものです。
    プレイヤーを使うと何れ死に、死んだ後はデータを取得することは出来ません。」

 「…それで?」

秘書 「データの塊ならばアカウント略奪などしなくとも簡単にプログラミング出来ますし、
    数に限りがあるプレイヤーを使うよりかは大量に作れてなおかつ負荷では死なない、
    データの塊であるモンスターを使った方が効率がよいと考えました。」

 「君としては珍しいことだが、質問の答えになっていないぞ?」

秘書 「失礼しました。新羅様。」

新羅 「長ったらしい説明はもう良い。もう一度、簡潔に説明してくれ。」

秘書 「畏まりました。」

秘書 「用はですね、次からはプレイヤーを使うのではなく、勝手に死ぬことのないモンスターを使う、という対策です。」

新羅 「…さすがだな、秘書よ。」


秘書 「いいえ。この程度の考えなど、誰でも思いつきますよ。」

新羅 「たまには自分を誉めなさい。」

秘書 「畏まりました。」

秘書 「! 新羅様。早速良いデータが入りますよ。」

新羅 「何故分かるのだ?」

秘書 「どうも鉄巨人とエンカウント(遭遇)したプレイヤーがいるんです。」

新羅 「モニタリングしろ。」

秘書 「畏まりました。」

新羅 「あー。それとだな秘書よ。」

秘書 「何でしょう。」

新羅 「鉄巨人とはどんな物なのだ?それと強さはどうなっているのかね。」

秘書 「鉄巨人はですねぇ……」

今日はここまで!
突然の場面転換申し訳ない。
今日は色々と苛苛してまして地の文なしの更新となりましたが、次からはいつも通りの感じで書いていきますので、応援来ないと思いますが宜しくお願いします!
では皆様、おやすみなさいませ。


※勘違いな奴が居るがここテストスレじゃない。
 あしからず。 



更新今日の晩11時予定。(あくまでも予定。)


戦闘を開始してすでに30分が経った。
四人係で総攻撃を仕掛け続けてはいるがまだダメージを与えられていないままだ。
それもそのはず、このモンスターの全身は、淡い青色のした鎧で覆われているからだ。
斬っても叩いてもびくともしないその頑丈さはまさしく異常だった。

リン 「何よコイツ。堅すぎじゃない?」

キラ 「確かにかなり堅い。それにあの剣、かなりデカイな。」

モンスターの右手に握られている剣。
その剣の刀身はモンスター自身の大きさの約半分はある。
横の長さはモンスター自身の横幅と差程変わらない大きさだ。
あの剣からの攻撃を直接受けたとしたらまず助からないだろう。

だが、まずはあの厄介な鎧をどうするかが問題だ。

リン 「あの鎧。ホント厄介だわ。何とかならないの?」

キラ 「一応使ってみるか…。」

何を?っとリンが聞いてきた。
見てたら分かるよと返し、俺はある“技”を使った。

キラ 「剣士職業における攻撃補助の魔法……」

             「アーマーブレイク」

そう唱え、自身の武器を相手の鎧に向けた。
向けた剣先から紅い光が突如飛び出し、モンスターの鎧を包み込んだ。

その光は瞬く間に霧状の物から鋭利な物へ変化し鎧に突き刺さった。

リン 「何今の?」

キラ 「“アーマーブレイク”技名の通り敵の鎧を破壊する剣士だけが覚えることのできる補助魔法。」

リン 「そんな凄いの覚えてるのなら殺人鬼なんて簡単に倒せたんじゃ?」

キラ 「時と場合だよ。この技は鎧を装着しているのが絶対条件だし。
    そもそも絶対当たるかと言われてもそうじゃない技だし。」

リン 「ふぅん。そうなんだ。実用性無いね。」

キラ 「うん。そういう技なんだ。」

そう言った俺はモンスターの方を見た。
すると本来なら突き刺さった後粉々になるはずの鎧が粉々になっていないことに気づいた。

キラ 「あれ。失敗か?そんなはずは…。確かに突き刺さったのに。」

よく見ると、突き刺さった場所から微かな光が漏れている。
その光をしばらく見続けた俺はある一つの結論に達した。
その結論とはルーン文字を伴った文字魔法による魔法効力の打ち消しと言う物だった。

今日はここまで!
今回は自分でも書いてて自身が無かったので、内容の指摘をしていただけたら幸いです。
では皆様、おやすみなさいませ 


リン 「キラ。鎧壊れないよ?」

キラ 「なるほどな。」

リン 「どうしたキラ?」

キラ 「文字魔法…か……。」

昔……俺はあるギルドに参加していた。
そのギルドメンバーのランク平均は70以上で実力派ギルドとして当時アキバでは有名なギルドの一つだった。
その俺の所属していたギルドが崩壊するきっかけとなったクエストがある。
たしか“愚者の監獄”とか言うクエストで別名で魔封じの要塞とか呼ばれてたな。

で。そのクエストを俺達が受けた。
このギルドでは魔法系職業を選んでいるメンバーが半数を絞めていて俺みたいな剣士系職業を選んでいるメンバーは数える程しかいなかった。
ギルドの主な戦術は、魔法使いの遠方攻撃部隊、同じく魔法使いのサポート部隊で攻めていき、剣士による近接部隊で一気に攻め倒すと言う物だった。

いつもと同じ戦法でこのクエストを進めていた……その時だった。
突然、遠方攻撃部隊の魔法が敵に当たらなくなったのだ。
得意の魔法が全く当たらなくなったギルドは混乱し、次第にメンバーの結束力が失われていった。
呆然とする者や自棄になる者が増えていった。
遠方攻撃部隊は機能しなくなり、物の数分で全滅した。

残りのサポート部隊も必死に魔法で抵抗した。
拘束魔法時間魔法防御魔法……色々な種類の魔法が敵に対して放たれたが何一つ当たる魔法は無かった。
俺達近接部隊も必死に戦った。
が。敵数が多く、対処しきれずにジリジリと敵に押されていた。

そんな状況の中、俺は足に攻撃を受け転倒してしまった。
追撃を受けそうになったが運の良いことにサポート部隊の魔法が丁度その敵に当たって助かった。
その瞬間、俺は自分の眼を疑った。
魔法の当たった箇所から白い光が出てきたのだ。
さらに驚くべき事にその当たった箇所から文字が浮かび上がったのである。

その光が出ていた時間はおよそ二分ぐらいで光が出ている間はほんの少しだが魔法が効いているようだった。


……結局の所俺達のギルドはこのクエストに失敗した。
失敗した噂は各地に広がり、負傷者も大勢出した為にギルドの信頼を無くし、毎日のように詰めかける大衆の批判や悪口に追いつめられギルドは崩壊した。


崩壊直前にギルドメンバー全員で最後の宴を開いた。
ワイワイ賑わっている中、
俺はギルドマスターにクエストで目撃したことを報告しあれは何なのかと聞いた。
するとギルマスは丁寧に説明してくれた。 


ギルマス 『キラ。君の見た物は文字魔法と言うものだ。主にルーン文字が使われる。』

ギルマス 『今回のような魔法に反発する文字魔法はあらゆる魔法を無効化する。』

ギルマス 『覚えておきな。何れお前も特殊魔法と呼ばれる物を必ず覚える。』

ギルマス 『もし文字魔法を有する敵とエンカウントしたらこうするんだ。』

ギルマス 『一つ………』


更新が遅れたので今日書いたのが昨日の分になった。
すまない。
まぁとりあえずはここまで!
応援、指摘等ありましたら書き込んで下さい。
それでは皆様おやすみなさいませ。


キラ 「(光が漏れている箇所に攻撃を叩き込め。)」

キラ 「(二つ、鎧等の装備品を身につけている敵には光が消える前に
    補助魔法で攻めよ……か。)」

リン 「どうしたキラ! おい聞いてるかー? おーい!」

ボーッと昔の事を思い出していた俺は、リンに揺さぶられて現実に引き戻された。
急にボーッとした俺を心配していたのか、リンは困ったような顔をしていた。

キラ 「えっ……あぁ、大丈夫だよ。そんな顔するなってハハ……。」

リン 「フッ。そう…大丈夫ならいいわ。」

リンは少し笑った。

リン 「そういえばさっきボソボソと何か言ってたけど……なに言ってたの?」

キラ 「うん? あぁ…やーねアイツの文字魔法の事で……ちょっとね。」

リン 「文字魔法ってなに?てかその文字魔法ってやつがキラの魔法を妨害したわけ?」

キラ 「うん。そんな所かな。」

予想外だ!
文字魔法を知らないなんて。
いや、しかしまさかこんな所でギルマスの教えが役に立つなんて思っても見なかったな……。
けど、もう文字魔法には……

キラ 「妨害させないけどね。」

リン 「? キラ……?(急にどうした!?)」

韓国のお父さんはこうやって娘に愛情表現するニダよ

>>253
失礼。
感が鈍いので分かるように……。
叩き?応援?どっちなのでしょうか。 

どっちでも良いだろんなこたぁ

でもひっさしぶりに見に来たけどまだ続いてんのか

>>1のメンタルは評価する

>>255
有り難う御座います。


以降俺投下まで反応無し。(俺が反応しないって事、投下まで。)

キラ 「いや、昔の事を思い出しただけだよ」

リン 「昔の事って何を?」

キラ 「まぁ見ててくれる?」

そう言ったキラは鉄巨人に向かい駆け出す。
狙いは鉄巨人の足元、足元から腕を狙うつもりなのだ。
足元に着くなり大剣を構え直し、先ずは物理攻撃を加える為刃先を上に向けた。

キラ 「いくぞ、これは初撃だ、死ぬなよ」

キラの大剣に紅い真紅のオーラが纏、それはどんどん大きくなっていった。
その形はまるで龍の様だった。

キラ 「クリムゾン・インフェルノ!!」

キラはその状態の大剣を高々と勢い良く突き出した。
すると紅いオーラは雷の如く突き出された大剣から放出され辺りに強い熱風を発生させる程の威力をもって鉄巨人を貫いた。

リン 「凄い……今ので彼奴の体力を半分以上削るなんて……」

キラ 「今ので俺は暫く秘技は使えない、リンの出番だ、よろしく頼む」

キラ 「アーマーブレイク!」

キラはリンにそう声を掛けると同時に鉄巨人に補助魔法をかけた。
後はリンの秘技を鉄巨人の体から出ている光に直接喰らわせれば削りきれる。

リン 「キラ、何処を狙えば良いのだ?」

キラ 「鎧の隙間、光の漏れている箇所を狙え!」

リン 「……分かった、やってみる」

リンはそう言うと鉄巨人を見やる。
鉄巨人は麻痺のステータス異常を負った様で膝を着き頭を垂れていた。
そして光の漏れている箇所は腕、左足、胸部、左脇腹、首の計四カ所で確実にクリティカルを狙うならば首だ。

リン 「いくよ……!」

リンはそう自分に言い聞かせ思い切り跳躍し体を空中で回転させだす。

リン 「喰らえ! これが私の秘技!!」

リン 「デスサイズハリケェーン!!」

リンがそう叫ぶと同時に暗黒の竜巻がリンの回転により鎌から放たれる。
それはとてもプレイヤーには捉えられない速さで鉄巨人の首に命中した。
暗黒の竜巻は鉄巨人の装甲を抉り更に竜巻による斬撃を与え続ける。

リン 「これが私の秘技、死神の鎌鼬よ」

リンは地に着地し、キラの顔を見る。
すると同時に鉄巨人の体力は無くなりデータとなり弾けた。

キラ 「凄いよ今の、アレが大鎌の秘技」

リン 「私のアレンジ技だけどね」

キラ 「……もっと凄いよ…」

肩を落とし、ギリーとレイナの方を向き、手を降りこちらに招く。
ひとまずは何処かで休みたいとキラは心からそう思った。

今日はここまで
久しぶりの更新です
意見、感想等ありましたら書き込んで下さい
では皆様、おやすみなさいませ

レイナ 「とても凄かったです!」

ギリー 「俺達サポートの出る幕がなかったぜキラ、お前何時からそんな秘技覚えたんだよ」

走り寄って来た二人が発した言葉。
それは言い方は違えど俺とリンを褒めたたえていた。
そして当然の様にギリーは質問を投げ掛けてきた。

キラ 「……良く言うなギリー、お前は見てただろ? ほんの一ヶ月前に覚えただろ?」

ギリー 「そうだったっけか? あの時キラってあんな技覚えたっけ」

キラ 「忘れたなら良いよ……」

いつもながらいい加減な性格をしているギリーにはもう怒りを通り越して呆れしか感じないようになった。
キラはそう頭の中でそう言い全員の顔を見る。
みんなして楽しそうに笑っていて何だかとてもホッとする。
そんな空気を裂いたのは、寒空に響く雄叫びだった。

 「ギェアァァァァアアアアアアッッ!!!」

キラ 「何だ……!?」

ギリー 「彼奴は……まさかな…」

レイナ 「そのまさかだと思います……あの方は……」

レイナ 「ユキナさんです___」

全員の視線の先には、真っ赤に煌めく真紅の剣を地に引きずりながら歩いてくる一人の女性プレイヤー。

リン 「彼女がユキナさん!?」

ギリー 「あぁそうだ、正直そうとは認めたかねぇが間違いない、あの姿は___」

ギリー 「ユキナだぜ……」

ギリーは生唾を飲んだ。
いや、その場に居る全員が、この場に居る全員が生唾を飲んだ。
代わり果てた姿……とまでは言い切れないがそれに近い今のユキナの容姿。
白い純白の衣が紅い真っ赤な色に染まっていて、それを例えるならば悪魔。

キラ 「ユキナ……? 大丈夫なのか……?」

レイナ 「キラさん。何を言っても無駄です。今のユキナさんはアカウントを取られた只の殺人鬼です!」

キラ 「……しかしっ!」

ギリー 「諦めなよキラ。もう彼奴は俺達の知ってる彼奴じゃねえ、近づけば……待つのは死だけだぜ。」

キラ 「希望は捨てきれない。それでも逃げると言うのなら……君達だけで逃げろ。俺は逃げない」

ギリー 「そうか……んじゃ、俺は先にとんずらさせて貰うぜ……」

ギリーはそう言うときびすを返し走りだした。
俺は唇を噛み締めた。
正直ギリーがそこまで下劣な奴だとはこれっぽっちも思っていなかったからだ。

キラ 「……くそッ! 彼奴次会ったらブン殴ってやる!」

今日はここまで!
久々に二日連続投下です
意見応援感想等ありましたら書き込んで下さい
それでは皆様おやすみなさいませ!

(デスサイズハリケーンちょっと使ってみたい)


すっげぇ面白いよ!シリアスな笑いってヤツだな

無知の世界って海外のシュールなコメディ映画にありそうなタイトルだし、高品質のギャグSSに出会ったな

キラ「逃げるなら君達だけで逃げろ!」キリッ

ギリー「じゃお先」

キラ「くそ!次会ったらぶん殴ってやる!」


理不尽すぎ

レイナ 「……幾ら何でもその発言は理不尽だと思います。キラさん」

キラ 「何故? レイナ、君も逃げるつもりか? 仲間の事何かすっぽかして逃げ出すつもりか?」

レイナ 「わ、私は一言もそんな事、言ってません!」

キラ 「なら何故理不尽なんだよ。仲間を見捨てた薄情者を殴り飛ばして何が悪い」

リン 「ちょっとキラ言い過ぎだろ」

リンの言う通りだった。
ユキナは眼に涙を一杯溜め込みながら今にも泣き出しそうな顔をしていた。
それを見たキラは少し先程の発言を悔いた。
ユキナの前に屈み込み、顔を覗き込む。

キラ 「あの……今のは言い過ぎた、ゴメン、ユキナを攻めた訳じゃないんだ……」

ユキナ 「……分かっています……ユキナさんの事で頭が眼一杯なんですよねキラさん」

ユキナは涙を拭き取りながらキラの顔を見つめ返す。
そしてキラの感情が高ぶっていた理由を推測し、そう発言した。

キラ 「……正解だ、何故分かった……」

ユキナ 「ユキナさんを見た後からキラさんは急に興奮しましたから……分かりました」

少しふてくされながらもレイナは問いに対し性格に、冷静に答え返す。
彼女はユキナに対して少し嫉妬感を覚えていた。

>>273の途中からレイナの名前がユキナに変わっておりました
発言前のユキナの名前をレイナに脳内変換させて下さい
キラの発言
「ユキナを攻めた訳じゃないんだ」
のユキナをレイナに脳内変換させて下さい

初めの地の文のユキナは眼に涙を~の所と、三回目の地の文のユキナは涙を拭き取り~の所もレイナに脳内変換して下さい

久しぶりに来たけど、凄いメンタルだな作者
他の所に投稿した方が、作者にとってもいいと思うんだけどな
まぁ頑張ってくれ

キラ 「何ふてくされてるんだよレイナ」

レイナ 「べ、別にふてくされてなんかいません……」

キラ 「……そうか、なら良いんだが……」

リン 「キラ……アンタ本当に鈍感ね」

キラ 「何か言ったリン」

リン 「何も言ってません」

リンの発言内容も気になるが突如として事態は動く。
けたたましい唸り声を上げユキナが急に斬り付けに来たからだ。
三人は唸り声を聞いた瞬間に回避行動を取った為、無事だった。

キラ 「ユキナ……止めないか、これ以上ユーザーを殺めても君が得する事なんて何一つ無いんだよ……」

キラはユキナに話掛ける。
しかし、殺人鬼化したプレイヤーがそんな話を聞く事は無く。
帰って来た返答は言葉では無く赤黒い斬撃。
それは真っ直ぐ直線的にキラの頭部へと放たれた。
しかし、リンの鎌により赤黒い斬撃はうちどめられた。

リン 「なぁにぼーっとしてんのよキラ。気を付けろよ全く……」

しかし、発言する余裕はほんの少しだけだった様子で、ユキナは凶剣を振るいだした。
その一振りはリンを狙った物で激しい戦闘が始まった。
そのあまりの激しさにより何人たりともその戦闘に介入する事が出来なかった。

>>276のコテが間違い訂正になっておりますが続きです

今日はここまで!
>>266
有り難う御座います
>>276
有り難う御座います
思わぬ盲点ばかりで驚きました
気を付けます
>>269-270
有り難う御座います
一応、SF作品ですが
>>275
そうですね、先にこちらで完結させてからですかね
有り難う御座います

感想、応援、意見等ありましたら書き込んでください
それでは皆様、お休みなさいませ

リン 「……! この剣……おもた……!」

大鎌と凶剣。その二つの刃が重なり合いとても綺麗な金属音を放つ。
それと同時に発せられた言葉。
凶剣はサーベル程度の大きさだったのだがにリンが言うには大剣並の重さを持っていたらしい。

ユキナ 「……データ……死神の鎌……戦闘データA、突撃型……」
リン 「何を言ってんのよユキナさん」

お互い一歩も譲らぬ攻防線が続く。
決して攻撃職の中では引けを取らない二人。
戦いは終わらないかに見えた___
が、しかしそんな時間もあっと言う間に過ぎる。

ユキナ 「排除します」

リン 「ふふふ、そうか、排除か……やって見ろよ」

ユキナの言葉に反応した直後体に痛みが走った。
眼を脇腹にへと無理矢理持っていく。
すると浅く斬り裂かれた脇腹を謎の薬を飲む事により忽ち癒えた。

今日は一つ投下だけでした
意見応援感想有る方はどうぞお待ちしております
それでは皆様お休みなあしたぜ

最後の文、眠気でおかしくなっていましたので訂正を

すると、流血データにより構築された血飛沫と浅く斬り裂かれた脇腹が眼に飛び込んできた

申し訳御座いませんでした

リン 「うそ……でしょ……!?」

今の攻撃によりリンの体力ゲージは一気に半分にまで減少、其れ程までに【アポカリプス】の攻撃力は高いのだ。
更にリンを襲うのは激しい頭痛と吐き気。
視界は霞み、眼が回る、これは一体何故か。
其れは、凶剣には付加属性に【混乱】と言うステータスに異常をきたす属性が付加されているからだ。

リン 「……くッ……【混乱】か……うっ!」

途切れ途切れに言葉を発するリン。
そんな彼女に歩み寄る一つの影、ユキナ。
リンを見る眼はまるでゴミを見るかの様に冷たい物だ。

ユキナ 「戦闘続行、不可。排除を実行します」

ユキナはそう言うと同時に右手に持つ凶剣をリンに向かい力一杯振り下ろした。
リンは言う事を聞かない体を必死に動かし回避を試みた様だがそれも間に合わず片腕をバッサリと斬り落とされる。

リン 「あぁ……ぁ"ぁ"ぁ"あ……!!」

ユキナ 「………排除、失敗。再度排除を試みます」

苦痛に顔を歪めながら喘ぐリンを尻目にユキナは再度凶剣を高々と頭上に掲げる。
リンに対して今の状況は正に絶体絶命、助かる術もない。
絶望的状況の中、掲げ上げられた凶剣は静かに唸りを上げ、再度振り下ろされた_

今日も一つ投下ですがここまで
後日再度続きを二つ程度投下したいと予定しております
意見感想、有りましたらどうぞご遠慮なく
其れでは皆様、おやすみなさいませ!

振り下ろされた凶剣は真っ直ぐとリンに向かう。
今のリンに此を避ける術はない為リンは「嗚呼、惨めな死に方だな……私は」と頭の中で唱える。
もう自分は助からないのだと……そう思っていた。
しかし……。

キラ 「止めろユキナ!」

キラの呼び止めと共に響く金属音。
それは耳に木霊して助かった事を知らせる。

リン 「……ッ……キラ……」

キラ 「大丈夫か。安心してくれ、俺が助ける」

目を見開くリンに辛辣な顔をしながら声を掛ける。
そして凶剣と重なった大剣を上に大きく振り上げ凶剣を弾くと。

キラ 「ユキナ、お前は俺が必ず直してやる。だから……少しばかり許してくれよ……!」

ユキナに対しそう言い放つ。
対するユキナは首を傾げ怪訝そうな顔つきをキラに向けながらこう言う。

ユキナ 「……邪魔者……戦闘ランクA……敵の戦意を確認……抹殺します」

ユキナはキラを完全に敵と認識した。
キラを見据えるユキナの眼はまるで無機物を見るかの様に冷たい物。
キラはそれを感じ取り冷や汗を流し、剣を持つ手は震えだし手汗で握る手は滑る。
それでもキラはユキナと戦う事を決意した様子を示しユキナの眼を見つめ返した。

本日は此処まで
最近ペースが落ちていますが此からも頑張っていきますので応援宜しくお願いします!
今回は一つだけでしたがまた後日更新したい予定です
それでは皆様! おやすみなさいませ

あっ ignorant大先生おはようごさいます
最近更新ペースが遅過ぎると思うのですがどうにかして頂けませんでしょうか
更新を楽しみしている読者が、悲しむと思うのですが 先生は読者についてどの様に考えられているのでしょうか
これ以上彼等を蔑ろにされるのは個人的に大変残念でならないと感じております

殺戮戦闘マシーンっぽさを出したいなら使う言葉も無機質にした方がベターよ
抹殺じゃなくて「破壊」とか「消去」とか「解決」とか

たとえば>>291

>ユキナ 「……邪魔者……戦闘ランクA……敵の戦意を確認……抹殺します」

だったら、

ユキナ「…障害2785e-3…戦闘能力A。…敵性因子である確率87.9%…極めて危険と断定。障害の除去を開始します」

あと同じ表現は繰り返さないって誰か偉い人が言ってたからそれも心掛けるように
上の例では俺も「…」を乱用してしまっていたが、これはあまり良くない
句読点も…どちらもそれぞれ表現したいことを表現できる最小レベルの量まで抑えると良い文が書けるかもよ

ユキナ「障害2785e-3、戦闘能力A。敵性因子である確率87.9%…極めて危険と判断。障害の除去を開始します」

こんな感じかな?
まあ頑張ってね

普通に面白い

脇腹掠っただけで体力半分持ってかれんのに、腕落とされてもまだ生きてんの?

ギリギリって事?

あとさ、

『それでもキラはユキナと戦う事を決意した様子を示し ユキナの眼を見つめ返した。』

って文章、オレがそう感じただけかもしれないけど、なんかクドくね? 『決意した様子を示し』の所とか特に。句読点ないし。

いや、オレだけかもだけど。 長文失礼

「辛辣な顔」って所にセンスを感じる。
惨めな死を覚悟していたリンは、キラの台詞が厳しい叱責や皮肉が込められている事を感じとったっていう表現なんだろ?

俺だったら
「引っ込んでろ雌豚!」
とか書いちゃう所だったぜ。

張り詰めた空気が漂う中、先に動いたのはユキナ。
その動作はまるで舞うかの様に艶やかで、ついつい見とれてしまいそうになる怪しい色気も兼ね揃えている物だった。
そんな光景につい見入ってしまっていたキラは、ユキナの攻撃に反応が遅れる。

キラ 「くッ……危ない」

ユキナのキラに対する初撃は、腹を狙った突き。
反応が遅れたキラは大剣の刃の大きさを活かし、大剣の角度を少し斜めに傾かせて突きを刃の上で滑らした。

ユキナ 「失敗、次のプログラムに移ります」

ユキナの装備で有る凶剣 【アポカリプス】はゲーム上、長剣の類に属している為有る程度の自由は効く。
先程の突きを再度放つ事も可能な武器種で有る。
しかし、ユキナは再度突きを放つ様な動作は見せずそのまま体を捻らせ、回転斬りを放つ動作を見せた。

キラ 「さ、さすがにユキナは簡単には倒せな……!!」

そう言葉を紡いで体制を立て直そうとしていると脇腹を狙って振るわれる刃が視界に入った。
キラはとっさに大剣を真横に振り払い迫る刃を弾くのだが体制の整っていない状態で重い大剣を振ったせいで完全に体制を崩してしまい、その場に倒れた。

>>293
申し訳御座いません
まだ、まとまった時間は取れそうにありません

>>297-298 >>299-300
わざわざ有り難う御座いました
参考にさせて貰います

>>301-302
有り難う御座います

>>305
はい、HPが1000だとすると残り100の様な状態です
左様で御座いましたか、申し訳御座いません
私の癖です

>>308
はいそうです
有り難う御座います

今回も一更新だけです、申し訳有りません
未熟者な作者なので何か意見感想その他が有ればまたお願いします

それでは皆様、おやすみなさいませ!

キラ 「くっ……!」

倒れた拍子に強く手を打ってしまったキラは、その衝撃で大剣を手から離してしまう。
離された大剣は数m先まで飛んでいき、とても取りには行けない状態に陥ってしまった。
急いで取りに行く為に上半身を起こそうとするキラ。
すると……。

ユキナ 「こちらが圧倒的有利と判断、まだ……戦闘を続行しますか?」

首の付け根に触れる金属。
それはユキナの発言と同時に突きつけられた。
武器も持っていないキラにこの状況を抜け出す術は無い。
攻撃職は攻撃補助魔法は使えても、戦闘攻撃魔法を使う事は出来ない。
つまり、キラは今ユキナの言う通り圧倒的に不利な状況なのだ。

ユキナ 「戦闘を、続行……しますか」

キラ 「………」

リン 「キ……ラ……」

リンの声が聞こえる。
今にも消えてしまいそうな細い声が、耳を伝たい聞こえる。
もう……駄目なのだろうか、いっその事諦めてしまおうかなんて考えを、その声は拭い去っていく。
その声は諦めかけていたキラの思考を、緩み始めていたキラの決意を、再び結束させる不思議な力を宿していた。

キラ 「答えは……決まってる……。そんなの……」

キラ 「続行するに、決まってる!!

叫ぶ、その行為が守らなければならない使命感に駆られての行為なのか、はたまた助けたい衝動に駆られての行為なのかは分からない。
思いも寄らない行為だった。

ユキナ 「再度敵意を確認。……Bαデータ確認、再度、排除を実行します」

キラ 「……! 戦闘補助魔法、アクセラータ・レーションッ!!」

ユキナが突きつけていた刃を突き出す瞬間、頭を反らしながら唱える。
その補助魔法は対象の動作を僅かに遅らせる戦闘補助魔法。
錆びた鎖のエフェクトがユキナの腕に絡み着き、突きの動作を僅かに遅らせた。

キラ 「このまま……! 戦闘補助魔法、ウェイト!!」

僅かに遅れたユキナの動作により突き攻撃から逃れたキラは後方に転がり立ち上がる。
そして今度は動作を加速させる戦闘補助魔法を唱え、自分自身に反映させた。
すると金色のエフェクトがキラの体を纏い、一つ一つの動作に残像が出来る。

キラ 「初めて使ったが、上手く行った様だな。権勢逆転……っと言ったところか」

補助魔法により動作が加速しているキラはその速さを利用し離れた場所に有る大剣を拾い上げる。
決して目で追えない程の速さではないがユキナを倒すには十二分な速さを手に入れた。

ユキナ 「データ検出……戦闘補助系統の魔法を確認、対処します」

錆びた鎖に手を翳しながらユキナはそう言う。
すると、手と鎖の接触部から白い光が漏れ出し始め、それはみるみるうちに鎖と手を覆った。

キラ 「な、なんなんだ……あの光は……」

ユキナ 「解析完了まで……90……93……95…………」

キラの抱いた疑問、それはユキナの発言によりすぐに解けた。
“解析”、この発言でキラは自分の使った魔法の構築データを検出しているのだと理解した。

キラ 「まさか……そんな事……」

ユキナ 「……97………99……」

キラ 「出来るはず……『100』……無い……」

ユキナ 「解析完了、反発魔法生産完了、イモタール……発動」

鎖と手を覆っていた光が消えるとユキナは言葉を発し、何やら魔法を唱える。
その魔法に聞き覚えはない、システムの魔法一覧にも載っていない、つまり。
新しい魔法がユキナにより今生み出された事となる。
その新魔法とおぼしき魔法は、キラのかけた戦闘補助魔法を打ち消す魔法の様だ。
ユキナの手に絡まっている錆びた鎖のエフェクトは、その魔法により構築データを崩され、無効果された。

今日はここまで!
久々に三つ投下できました! そして気付けばもう300レス越えてました
見ている方がいればこれからも宜しくお願いします!
意見感想その他等々が有りましたらご自由にどうぞ!!

それでは皆様、おやすみなさいませ!!

おもろい頑張って

>>1のコメントが面白い
がんばれー

『腹を狙った突き』を、刃を斜めにして受け流したら『胸を狙った突き』になって即死じゃないかな? 無傷だけど。イリュージョン?

あと、『声がーーから伝ってくる』っていう表現は、耳以外(雰囲気とか、視線とか、剣とか)から伝わってくるようだ、っていうときに使う表現だと思うよ!

声が耳から伝わってくるのは当たり前じゃない! 

















耳ついてるもん!

>>313の二行目の漢字が読めない
振り仮名を降ってくださいお願いします^_^!

受け売りだけど
いいものを書きたいと思うのならば
プロの人の物を見て聞かないと駄目なんだとおもいます。
プロを知らないとプロに成れない。

>>1
これからも頑張って下さい。
これを根底としてに終わり次第訂正版を違う板に投稿されては?
情景描写とかもしっかりなされた方が良いのでは?その方が読みやすいと思います。

続きはまだか

ユキナ 「無効化魔法……リストイン、以降、使用出来ます」

鎖エフェクトの無効化と同時に、ユキナはそう言った。
その発言と同時に、新着メールを知らせるアイコンがピロンッと音をたて、表示された。
こんな時に何だ、と思いながらメールを開き、呼んだ。内容は……。
_____________

【 ~新魔法追加のお知らせ~ 】
皆さん、楽しんでいらっしゃいますか?
本日は新魔法の追加のお知らせをさせて頂くと共に、日頃遊んでいただいている皆様達へ、感謝の意を表したいと思います。

New!!【魔法無効化魔法 イモタール】
黒魔法師、白魔法師の使用できる魔法に新たに追加された魔法!
この魔法を使えばあらゆる魔法の効力を無効化する事が可能だ!
修得条件はランク65以上、スキルレベル2500以上の黒魔法師か白魔法師である事だけ!!

さぁ! この期に乗って一気に覚えちゃいましょう!!
_____________

と言う物だった。
この内容に驚きを隠せなくなったキラは、暫くメールを読み返し続け、必死に状況を理解しようとした。

でも理解しようとする度に、分からなくなっていった。
何がどうなったのか、キラには理解できなかった。
まるで、知らない国の人にその国の言葉で、唐突に話しかけられたかの様に何も分からなかった。

キラ 「……何だ、このメール。おかしいだろ、ユキナの唱えた魔法が……“新魔法”!?」

キラ 「訳が分からない。何だよ、ユキナ説明してくれよ!」

震える手でメールを削除し、ユキナに対して叫んだ。
訳も分からず動揺しているキラは、何時もの口調を乱していた。

ユキナ 「解答。私は只、新しく魔法プログラムを作成し、それを更新しただけですが」

説明しろと叫ばれても、顔色一つ変えず、悠々とそう語ったユキナは、再び凶剣を構えた。
ユキナの構えた凶剣の、紅く煌めく刀身が、獲物を求めるかの様にキラを捉える。次は殺すと言わんばかりの威圧感を、凶剣は放っていた。

キラ 「普通のユーザーがそんな事、勝手に出来るはず無いだろう!?」

ユキナ 「否定。私はこのゲームシステムの、仮マスター権限を得ています。……対象の敵意を再確認。戦闘……続行」

>>315
有り難う御座います

>>316
そうですか?
有り難う御座います

>>318
描写ミスです。真横に受け流しながら体も真横に逃げてます
つまり縦に流したのではなく横に

そうでしたか、未熟ですみません
指摘、有り難う御座います

>>322
さびたくさりにてをかざしながらユキナはそういう。
此処ですか? すみません

>>323
指摘、有り難う御座います
違う板にはもう少し上手くなってから考えます
気を付けます

>>327-328
最近忙しかったので、遅くなりましたすみません

今日はここまで!
久々の二つ投下、遅れてすみません
意見、感想、指摘等はお気軽に!

それでは皆様!
おやすみなさいませ!


ユキナは見境なく襲ってくる殺人鬼になってるはずなのに、とどめを刺さないで降参するか確認したり、質問すれば丁寧に答えたりするし……もっと狂戦士的なのを想像してたんだけど
>>107
ユキナ 「ウフェェェエエエエ!!」
ユキナ 「ギェアアァァァァアアアアア!!!」
とか叫んでいた頃が懐かしいな

仮マスター権限。
それは副管理者の証とも言うべき権限だった。
その権限で行える事は全て。マスター権限を持った管理者の許可した範囲内で有れば何でも自由に変えられる事が出来る。
いわゆる補助的な役割を果たすものだ。主な所有者は開発者の中で選ばれたエリートのみとの話だが___目の前の少女、ユキナは所有者条件を一つも満たしていない。

キラ 「……おかしいだろっ」

ユキナ 「……質問の、意図が……分かりません」

キラ 「おかしいだろって言ってるんだよ……! 何でユキナがその権限を持ってるんだよっ」

そう。
ユキナは開発者でなければスタッフですらない。それに親が社長とか言う物珍しいケースでもない。
必然的にユキナがそれを持っている事は、おかしい事なのだ。
と、

ユキナ 「答える義務が、有りません。対話の因果が、皆無です」

ユキナ 「敵戦意……確認。プログラム再開、戦闘を続行、します」

不意に中断されていた戦闘を再び試みようと動いたユキナ。その目は、何も感情が宿っていない、迷いの無い目。
空いた空間は刹那の間に縮み、先ほどまで離れていた少女はキラの目の前に唐突に現れ___
そして___凶剣を振るった___。

振るわれた凶剣は空を斬り裂いて、その斬撃の延長線上に居るキラの首へと吸い寄せられていく。
不意な接近に鋭い一薙ぎ、反応速度が遅れれば今度こそ、命の保証は無い。
まだ効果の持続していた、自身加速魔法がこうをそうしたか運命の女神が微笑んだのか、キラはその斬撃を目で捉えることに成功して身を屈めることで回避した。
そしてお返しにと言わんばかりに重い一薙ぎを振り抜く。ブンと空をかく音が轟くと同じくしてヒュンと空を斬る音が響き。
ガギンと刃と刃がかち合う音がかんぱつ入れずに鳴り響いた。
と、

キラ 「ユキナ……っ。止めにしないか。俺はお前傷つけたくない……」

キラは情けか本心からか、そう___言葉を紡ぐ。

ユキナ 「回答。それは利に叶いません。却下します」

とうのユキナの答えは、却下。それは出来ないとユキナは返した。
それを合図にしてか凶剣がキラの大剣を払い、そのまま縦に剣が振り抜かれる。
払われた大剣に腕を持っていかれて、十分な回避する事すら出来ずにそれを腹で受け止める。血の構築データによる血飛沫が剣と腹の交わり部分から飛び出した。

今日はここまで!
待たせてしまい申し訳ありません
ただ、これからは時間が少ないため更新は遅れがちになります
感想や意見等はご自由にどうぞ!
それでは皆様! おやすみなさいませっ!!

キラ 「がッ……っう、痛いじゃないか……」

斬り裂かれた腰の傷は、幸いにも浅かったみたいだ。
だがそれ以前に体力ゲージの減り具合が恐ろしい。何しろユキナの振るう凶剣は、攻撃力だけで言うとトップクラスの武具だからだ。
今の斬撃によりキラの体力ゲージは半分以下に下がった。否___奪い去られたと言うべきだろう。
無慈悲に魂を削る凶剣にはそう言うがふさわしい。

キラ 「却下……か。はははっ、説得は、どうやら無理って感じだな」

乾いた笑い声が辺りに響いた。声の主はキラ。
先ほどから何度もユキナとの衝突を避けていたキラだが___今回の答えで悟った。
説得は不可能であると。
ならばとキラは動く。後に残された最後の希望にかけて。
選択した対処方法は戦闘。キラは真っ向からユキナに挑もうと動いた。
それがどんなに無謀な選択であったとしても、キラの目には迷いはない。例えユキナに負けたとしても、キラには悔いはない。
何故ならば、自分がそれだけの奴だったと改めて理解できるからだ。

キラ 「……じゃあ、本気でやらせて貰うよ。ユキナ……!」

ユキナ 「対象の殺気を確認、攻撃を続行します……」

リンは朦朧とした意識の中、朧気に二人の戦闘を眺めていた。
凶剣が鳴らす軽い金属音、大剣が鳴らす重い金属音、それらがおりなす無機質な轟音は聴いている分には心地よい。
赤く点滅している体力ゲージはギリギリ、紙一重と言った感じの体力しかもう残っていない。
絶望的状況だ。今のリンには助けるどころか動ける気力も残っていない。この事実にリンは歯がゆく思った。

リン 「き……ラ……」

声を出そうにも上手く発声できない。
声も出せないくらいに弱っている何よりの証拠だ。だが、声を出せない事や動けない事は何も全て体力が原因ではない。
体力はその原因の一部でしかないのだ。真の原因は体力ゲージの下に位置するアイコンにある。
星が散った模様のアイコン。これは【混乱】のステータス異常を示すものだ。【混乱】が引き起こす異常は感覚の麻痺や幻覚、目眩などが知られている。
つまり、ユキナの一振りにより付加された【混乱】異常こそ、真の要因だと言えるのだ。
それでも、そんな絶望的状況の中でもなお、リンは動こうとした。動けないのは分かっていても必死に、言うことの聴かない体に指令を出した。
と、

レイナ 「リンさん!!」

不意に掛けられた声。

今日はここまで!
意見などがあればどうぞ、お気軽に!
それでは皆様、おやすみなさいませ!!

その声の主はリンの頭を持ち上げて、自分の膝に乗せた。
そうされる事でリンはハッキリと声の主を目で捉えることが出来た。艶やかな黒髪を左右に結い、心配で心配で居ても立っていられないとでもいいたげな顔から覗く薄茶色の瞳。
草薙 レミ、このゲーム内でレイナと名乗る少女である。

リン 「れ……イナ、さん……?」

レイナ 「リンさん! ……良かった、自力で立てますか?」

薄茶の瞳に溢れていた水晶のような涙を拭いながらレイナはそう聞いた。
その発言が耳に届くと間発入れずに首を横に振る。どうやら立てないと言っているようだ。
そんな返答が返ってくるとレイナは難しい顔を作った。しばし思案を巡らせてみる。何か良い方法などないものか、と。
そうして時間だけが過ぎてゆく___。
と、

レイナ 「あ。私はやっぱり無能です。答えなんて目の前にあるのに……」

何故もこう、気付かなかったのだろうか。答えなんて簡単じゃないかと苦笑を浮かべた。

レイナ 「リンさん。良いですか、よく聞いてください」

レイナ 「今から私はリンさんに回復魔法をかけます。その間、動かないでほしいのです」

レイナの発した提案に僅かながら首を動かす動作を見せた。
それは見る者により読み取れれる意図が異なる動作だ。どうやらレイナは、その動作が『何故?』、と問うていると捉えたらしい。
レイナは人差し指を顎に立ててしばし思案を巡らせた。そして___おもむろに口を開いた。

レイナ 「___それは、魔法を傷一点にのみ、かけるためです」

おもむろに発せられた言葉の意味を理解できなかったのであろう。
リンは眉を八の字に曲げて、難しい顔を作った。するとそれを見かねたかのようにレイナが再び唇を開く。

レイナ 「えぇー、とですね。あれです。本来全体にかける回復魔法を一点に集中させれば、余分な部分にかからない分、治癒効果の向上が計れると思ったのです」

レイナ 「それにリンさんは、助けに入りたいのでしょう? なら、早く回復するに越したことは無いはずです」

そこまでいってレイナは口を閉ざした。
頭の回るレイナの発した言葉の意味を噛み砕きながら少しずつ理解していく。そして最後にレイナの発した言葉に少し目を見開いて見せた。
何故分かったの? と言わんばかりに……。
と、

レイナ 「図星みたい……ですね?」

今回はここまで
ローペースすみません

それでは皆様、お休みなさいませ

なぜアンダースコアなんだ

僅かな驚きの表情を見かねてレイナが問う。
リンは逡巡の色を見せて低く唸り、レイナの問いただすような視線に気圧されながらこくんと小さくうなずいた。
やっと観念したか。とでもいいたげなため息が頭上で鳴る。……リンは何となく、初めから考えを読まれていたような気がした。

レイナ 「本当にリンさんは、“分かりやすい”人ですね。嘘が苦手なんですねきっと」

リン 「……変わらないね」

レイナ 「? 何か言いましたか?」

リン 「……何にも」

不思議そうに目をのぞき込んでくるレイナにふるふると首を振ってそう答える。
どうせ、今ここで話しても信じてくれないだろう。そんな考えが脳裏をよぎる瞬間。何かを思い出したようにレイナが「あ」と声を発した。

レイナ 「忘れてしまうところでした。リンさん、どうします?」

レイナ 「助けたいなら、考えている暇は無いと思います」

何を思い出したかと思えば回復のことだ。と言うか話を振ってきたのはレイナ本人であるのに、彼女の記憶能力を少し疑う。
と。そうこうしている暇はないと自分に言い聞かせると、リンは意を決した様な表情でレイナの瞳を見つめた。

リン 「……頼んだ……」

数秒の間の後。
目を輝かせながら、レイナはリンの手を握っていた。
理由は単純だ。リンがレイナの提案を受け入れたからである。

レイナ 「! その言葉、待っていました。では、動かないでください」

レイナの動き、仕草は子供の様で少し不安を抱かせたのだが。いざ本番となると彼女の雰囲気ががらりと変わるのである。
リンはそれを一瞥して、変わらないなと脳内で唱えた。そして___。

レイナ 「いきますよ。……治癒魔法〈ヒュラー・フェルン〉」

リンが一瞥して思考を開始した瞬間。レイナのかざした両腕から目映い光が___否、それは光のような目映い、優しい炎がと言った方が適当かもしれない。
レイナの唱えた魔法の炎はリンの傷に燃え移った。でも、不思議と痛みは無く。何か暖かくて、優しいモノが体に流れる感覚を覚させる。
それはまるで誰かに優しく抱きしめられるような、優しい感覚だった。
薄れた意識ははっきりとしてきて、体を刺す鋭い痛みはうすれていく。その事にリンは思わず感嘆符を漏らしそうになった。
と、

レイナ 「___はぁ、はぁ。お、終わりました……ぁ」

弱々しい声音がリンの鼓膜を刺激する。

どうやらこの魔法は一種の自己犠牲系統のモノらしい。術者の何らかを削り、対象に魔法+何らかの倍増効果を与える魔法。
〈ヒュラー・フェルン〉もその内の一つなのだろう。この系統の魔法は誤算すると自分自身を危険に晒してしまうのだ。レイナはリンを、リンの願いを叶えるためにそんなリスクを犯したのだとしたら、何だか、申し訳ない。

リン 「大丈夫? 凄い魔法だけど、何を削ったの? 体力? 力?」

数瞬前とは打って変わった体の軽さに驚きながら、今だふらふらしているレイナに問う。
そこまでのリスクを払ったレイナが心配だった。でも

レイナ 「だ、大丈夫……です。スタミナを削っただけなので……」

答えた内容がただの走るなどの動作に使われるスタミナだったものだから。心配するのを止めた。

リン 「……有り難う。レイナさん。お陰で戦えるよ」

レイナ 「……いえいえ。助けるのは、と、当然ですから」

リン 「そう。……行ってくる。有り難うレイナさん。本当に」

感謝しなければならない。削ったモノがどうあれそれを使おうとしてくれた彼女に。
リンはレイナに微笑みかけてから二人の方を一瞥すると、その場所めがけて走り出した。

今日はここまで!
待たせてしまい申し訳御座いませんでした
感想や意見、その他諸々が御座いましたらお気軽にどうぞ

>>363
ダッシュが使えないからです
その代用として使用しています

それでは皆様!
 おやすみなさいませ!


 ◇

空を割る一薙ぎと、空を裂く一薙ぎ。
互いに振るう全力の斬撃は未だ両者に触れる事はなく、ぶつかり合って霧散していく。
優勢なのはやはりユキナであるがそれに劣らぬ対応を見せるキラ。額にはうっすらと汗が滲み出す。しかし不思議と、この危機的状況を“楽しむ”自分が居た。
嘘でも冗談でもない。確かに今、キラはこの戦闘に楽しさを見いだしていた。
と、

ユキナ 「……システムデータ、アウト。再始動まで後、五秒……四、三…………」

不意にユキナの動きが固まり、無機的な声音が辺りに木霊する。
このチャンスを逃す手はない。キラは思い切り刃の腹でユキナの胴を殴った。
初めて感じた確かな手応えをその手に感じながら、すさまじい勢いで吹き飛ばされて行くユキナを一瞥する。
この時キラは確かに「勝った!」と思考した。今のは刃の腹での一撃だったが、全力の一薙ぎである。一撃にてユキナを倒すには足りぬであろうが武器系最大の威力を持つ大剣をああもまともに受けた以上、それなりのダメージを受ける___筈だった。

キラ 「___ぇあ……?」

ユキナの体力ゲージに目を向けた瞬間、素っ頓狂な音を口から漏らしてしまった。

>>1です
今日の晩に投下します

理由は大きく分けて二つある。
一。体力ゲージが減らなかったこと。
二。その数瞬後にはユキナの姿が見えなくなっていたこと。
二つの現象にキラは戸惑ったのだ。

キラ「消えた……?」

キラ「ど、どこに!?」

動揺したが、何時までもそうしていてはきりがない。すぐに気を取り直し、大剣を構え直す。
何時襲ってくるのか分からない恐怖と肌を妬く緊張に身を壊される感覚に耐えて、じっとその時を待つ。


 ◇


数分の時間が流れても警戒を怠らないキラの背を見つめながらユキナは、一人物陰に身を潜めていた。
先ほどの一撃がまだ身体に刻まれている。大した衝撃に肋骨辺りが折れたかと思ったくらいだ。
幸い。幻覚魔法と回復術式魔法を使える容力は幾分か残っていたため、全快状態で身を潜めていられる訳なのだが……。
あの男はなかなか手ごわい相手だった。と、ユキナは心中でそう呟いた。

ユキナ「___、対象確認。再度肉薄を試みます」

しかし何時までも身を潜め続けるわけにもいくまい。
キラがこちらに背を向けている確実な隙をつくべくし、ユキナは物陰から駆けだした。




 ◇



キラは静かにその時間を待ち続けた。
どこに隠れたかは分からないが、ユキナは少なくともこちらを殺しに襲ってきていた。
言い換えれば、ユキナはどこに身を潜めようとも必ずまた自分を襲いに姿を表すはずである。
つまり、ユキナがまたこちらに刃を向ける可能性が一番高い。キラはその瞬間をねらっていた。
と、

キラ「……見つけた!」

背後から響く軽快な足音にキラは反応を示して、握る大剣ごと回転した。
そしてまたも、キャインッと言う金属同士が激しくぶつかり合う音がこの広場を駆け抜けて、同時にキラの腕には圧倒的負荷が襲う。
まるで人形のように表情一つ変えないユキナの顔と再び視線が交じりあった。
途方もない力をただ殺人にのみ振るうユキナの顔を苦に歪んだ双眸で一瞥してやる。
途端に大剣は宙を舞って、キラの腕に降り懸かっていた負荷が消えた。ユキナが二撃目で大剣を払ったのだ。
すぶっと地に突き刺さる大剣を目で追いながら、もう一度ユキナの顔を目にしたときには既に、凶剣は縦に降りおろされていた。
時期にキラの全身には途方もない激痛が襲うだろう。そう思案したキラは、両目を堅くきつく瞑って___

何者かに突き飛ばされる強い衝撃が身体に伝わった。
容赦のないタックルに構えていないキラが、ましてや両目を堅く瞑っていたキラが受け身を取れるはずはなく、盛大に音をたてて地面に崩れることに。

キラ「!? 何だいきなり。何が起きて___?」

見上げる形で元居た地点に目を向けて状況確認を試みるキラに映り込んだ光景。
今は動けるはずのない人物の姿に。

リン「なんかこういうシチュ、二度目じゃない? キラ」

驚きを隠す事は出来ないでいた。



 ◇



時はほんの数分前にさかのぼり、此処はイグノラント・ワールド旧噴水広場。
冷や汗をだらだら流しながら、落ち着かない雰囲気で戦闘の介入点を探す人影が一人分。
そのすぐ背後には、疲れきった表情を見せる少女。
大きな鎌を携えた女性は静かに、そのチャンスを待ちわびていた。

今回は此処まで
文にも自信が無いのでつっこんでいただければとおもいます

>>381の最後の行は少女じゃダメだったん?
混乱を招くだけな気ががが

>>383
落ち着かない雰囲気で戦闘の介入点を探す人影が一人分。←リン
そのすぐ背後には、疲れきった表情を見せる少女。←レイナ
大きな鎌を携えた女性は静かに、そのチャンスを待ちわびていた。←リン

なんだと思う。たぶん

それにしたって、女性は無いだろうよ女性は
この文章のテンポなら女とかもしくはなんか暗喩的な表現を使うとか
そんなんの方が合うんじゃねえの

>>1です。
夜に投下します
期待に答えられるように進めなくてはなりませんね

>>383
解釈的には>>384さんの仰るとおりです
解りにくかったですね

>>385
そうですねぇ……
女性はあいませんよね。参考になります

リン「(……隙なさすぎね。どうタイミングを掴むか……)」

突いて払って薙ぎを払って、剣の振るわれる速さが異常な二人の戦闘をひっそりと眺めながらリンは介入点を探していた。
助太刀に入りたい、キラをサポートしたいと思いこうして隙を探っている訳なのだが。

リン「速すぎねあの二人。筋肉がどうかしてるの?」

ユキナとキラの振るう全力の剣は予想外に速かった。
そのため今はただ緊張に飲まれながら見守ることしかできないでいたのだ。
最悪突って行くことも出来るのだけれど無謀にも程がある。折角レイナに助けてもらったのだ。
ここは確実に決めねばなるまい。そう思案していた時。

ユキナ「……!」

リン「お……ぉお!」

キラの大剣にその身を強く打たれて、ユキナは派手に吹き飛んだ。
それを目にしたリンは思わず感嘆の声をあげそうになるのを堪えキラを一瞥、そして吹き飛ばされたユキナへと視線を移して___驚愕に目を見開いた。
丁度そのタイミングにキラが阿呆らしい奇声をあげたため、反応が被る。
でもリンには理解できるのである。キラが何故あの様な奇声をあげたのかが。

リン「おいおいおい。ユキナって本当に人なのか?」

ユキナは地に身体をぶつける直前、意図的に砂埃を起こして凶剣を使い何とか無事に立って見せたのだ。
キラの一撃により多少息は荒くなっていたモノの、ソレも数瞬で収まりを見せていた。
リンは信じられないモノを見た様な顔を浮かべてその光景を凝視する。

ユキナ「損傷度、中。システム設定アップロード……損傷、回復させます」

ユキナは砂埃の中でそう呟いて何かを触るように空を叩いた。
それを行ってから傷が修復するのに要した時間は僅か三秒にも及んでいない。すさまじい早業を見せつけられたリンは、キラに知らせようと唇を開く。
だが、状況を確認するためもう一度ユキナの居た場所に目をやると、既にそこにユキナの姿は見られなかった。

リン「嘘……。あの一瞬で居なくなった?」

リン「……正真証明の化け物じゃん、ユキナ」

砂埃の中に一つだけ、まるでそこを何かが超速度で抜けていった様に残る空気の狭間。
冷や汗を流しながら視線を外してキラの方を見る。
キラは異常にいち早く気付いていたのだろう。既に警戒体制を取り、ユキナを待ちかまえていた。

但し丸腰である。お世辞とも賢い警戒体制とは言えない。
思えば確かにあの時、キラは丸腰だった。正面から叩く事しか頭にない。戦闘バカ。
それはどうも数年経っても未だ直っていなかったみたいだった。

リン「あのバカ。警戒の仕方が根本から間違ってる……」

リン「あれじゃ駄目だって昔から言ってるのにね……、!」

変わらない馬鹿に呆れていたその時、キラの背後から飛び出す影。
何処からともなくキラに飛びかかり、手に携えた真紅の剣を一閃させ、迫っている。
うかつだった。アレでは対応できても遅すぎる。
キラもそれに気付いたようで、力任せに大剣を薙ぎいてそれを払った。
刃と刃が触れあった瞬間、ユキナは凶剣を下から上に持ち上げてキラの一撃を難なく払い除けた。
大きくキラは体制を崩し、その上に下ろされる赤き一薙ぎ。それを目の当たりにするや否や、体は既に駆け出していて、ぶつかる衝撃。

___直後。激しい金属音が辺りに反響して、リンの目前にはユキナの顔があった。
そして驚きに目を見開くキラの姿も。

リン「なんかこういうシチュ、二度目じゃない? キラ」

眼球運動だけでキラを見据えながらそう発した。

キラ「り、……リン……?」

今日はここまでです

>>1です
明日か明後日のうちに投下します
出来れば、sageてレスしてください。少々迷惑です




 ◇



同時刻。「無知の世界」公共サービス敷地〈ル・カウンタ〉。
がらんとしたひと気のない空間にギリーは座っていた。
足をくみ貧乏揺すりをしながら、ブツブツと独り言を呟いているその光景は、非常時とはとうてい思えない光景だろう。
何時もなら溢れ返るプレイユーザーたちがひきりなしに騒ぎ、騒動を起こし、新たなパーティーを結成したりしているのだが___今のこの薄暗い陰気空間に於いてそれを想像するのは不可能だ。
そう思わせてしまうほど、この辺りは特に、静かな暗いエリアだった。

ギリー「なんつぅーか、なぁ。」

ギリー「ここまで静かだといくらゲーム世界でもちと気味悪ぃな」

ギリー「………」

因みに、ギリーが今置かれている状況に至ったのには理由がある。
親友、と表せるほど親しい仲だった暁由良ことキラと、その他数人の“仲間”との食い違いが主たる要因だった。
ほんの些細な食い違いでこの様な寂しい状態になろうなどとは一体誰が予想できよう。
ギリーは頭の何処かでなにかしらの後悔を抱くのだった。
と、ギリーは、視界に映った光景に、目を見開いた。
理由は単純である。この閉鎖されたゲームの中で、ログインを視たからだ。

しかも、ログインしてきたプレイユーザーの容姿が、何よりも希望を抱かせた。
まるで現実世界における警官の様な装備に、帽子。腰に掲げた高火力レイザーガン。
そして身軽そうな、それでいて頑丈そうな軽装。その姿は紛れもなく、秩序を守る存在。

ギリー「監視ポリス……!」

監視ポリス。いわゆるネット世界における警察の役割を果たす者の総称である。
現実世界同様、警察の持つ権利を持ちながら、場合に寄ればネットの管理件を剥奪出来るほどの絶対存在だった。
それに最近、この管理ポリスが各々のオンラインインターネットコンテンツゲーム(OINCG)に配属されたとのニュースもやっていた気がする。
そして今、それは目の前で確信に至った。ギリーはネット界に詳しく、その知識が幸いして早くも見抜けたが、他の人々はどのような反応をするのだろう。
今はそれよりも、希望に縋るべきだとギリーは結論に至った。

ギリー「すみませぇ~ん」

おずおずといったように歩み寄り、声をかけた。
それに気付いたのだろう管理ポリスがこちらに視線を向けてきた。

管理ポリス「どうした君。このゲームは非常に危険だから今すぐログアウトしなさい」

そう言ってくる。

ギリーはそれを聴いて、「出来ねぇからこうなってんじゃねえか」と心の中で怒鳴りながら、素直に従う素振りを見せた。
だがつい前日と変わらず、ログアウトキーはプッシュする事が出来ず、「ほぅら」とでもいいたげな視線を監視ポリスに送った。
それを見ていた監視ポリスは表情一つ動かさず、何か納得するように首を振るだけだった。

監視ポリス「成る程。本当に落ちれなくなっているんだね」

ギリー「そうなんですよ。もう一日経つんですけどね、一向に改善されねぇみたいで……」

監視ポリス「大丈夫ですよ。私が来たからには安心ください。必ず元に戻しますので」

監視ポリスはその場でメニューアイコンを開き、回線状態を確認したりの作業に移りながらギリーにそう告げた。
作業の手際さとその言葉からギリーは、幾分か感情が和らいだ気がしたのだった。



 ◇



キラは今、驚きに捕らわれていた。
そして同時に、安堵していた。
同時刻。管理ポリスの配属に気付いていないこの面子は、ユキナという真紅の殺意との死闘を繰り広げている真っ最中だ。
大鎌を携えそれで以て凶剣を防いだ人物。身を徹して戦いに舞い戻った少女にキラは、意識を向けていた。

今月はここまで
至らない文のご指摘など、あればください

では皆様、おやすみなさいませ

未だ現状に変わりはない。
だが、“変わる可能性が”ないわけでもない。
ふとした選択で、運命とは変えられる代物なのだ。

リン「私、負けっぱなしっていうのが嫌いでね」

リン「そろそろ勝ちたいのだけど?」

ユキナ「……目標変更。識別、プレイヤーネーム リン、迎撃します」

リン「もう聞き飽きたわよ。今度こそ再起不能にしてあげる!」

両者互いに武器を引き、同時にそれを振るう。
方や命を奪う凶剣、方や命を刈り取る大鎌。引けは取らない者同士だ。
刃と刃が接触して大きな音をあげる。次の瞬間にはまた追撃が飛び出す。
右、左、下、右、上……休む間もなく断続的に、撃ち合いは始まった。

リン「ほんと強いのな。妬けちゃう」

追撃を払いながらリンが言う。

ユキナ「……?」

その瞬間。ユキナの肩が裂けた。
明らかなダメージに、微かにユキナが眉を顰める。その表情はキラも見た事がなかった。
なにが起きたのかを理解できていないのか、目を見開く。

リン「次は当てる!」

リン「死神の鎌(デスサイズハリケーン)ッ!!」

それをチャンスと見たのかリンが、暗黒の竜巻を放った。

黒いハリケーンはユキナの足元から展開し、周囲の光を削り取りながら激しい轟音をたてる。
リンは勝利を確信する事はしなかったが、これが決まるか決まらないかで勝敗が左右される事になる事に大方の察しはついていた。
幾らユキナ程の力を持っていたとしても、そこそこのダメージが入る事を願い、それが収束するのを待つ。
と、

ユキナ「リミッター解除。学習完了、死神の鎌インストール」

ユキナ「死神の鎌……発動」

暗黒の竜巻の中、数瞬光る物が見えた刹那の出来事。
竜巻を飲む形で繰り出されたのは、リンの持ち技である暗黒の竜巻だった。
嘘。なんでユキナが? ありえない、何で___? そんな思考を浮かべると同時に、リンの身体に無数の風の刃がたてられた。

リン「くっ……、つくづく、チートね……」

忌々しげに毒づきながらユキナの方に視線を向ける。
ユキナと言えば、多少の深い切り傷が見られるモノの大事には程遠い状態でその場に立っていた。
明らかな実力さ。明らかな格の違いさが、この場において再認識させられた。正に異常だ。
だが、今の今までダメージのダの字も与えられなかった事から考えれば、結果は良い方なのかも知れなかった。

耐性もふっていたから傷の割には体力の落差は酷いものではない。
まだ、まだユキナと戦う事は十分可能。寧ろここで戦いを止めろと言われたとて、止めることはなかった。
こいつ(ユキナ)だけは私が、ここで倒す……!

ユキナ「……? 回線に異常発生、? パラメーターダウン。仮管理アカウント消失……!?」

ユキナ「メインシス……テム、きょ、せ。い……剥奪……?」

視界の中でユキナが、急に剣を取り落としてそんな言動を始めだした。
解除やら剥奪やらと、呆然と立ち尽くしながら一人でそんな事を言い続ける光景はハッキリ言って不気味だ。
リンは事の突然さに、何が起きているのか理解できなかった。すると、カッと目を見開いたユキナが、

ユキナ「あぁぁあぁぁぁああああぁぁぁぁあああああああああああああああぁぁぁぁぁあああッッ!!?」

断末魔の叫びを発すると同時。ぴくりとも動かなくなった。



  ◇



ギリーもそれなりのハッキング技術を持っていた。
それこそかなりの腕である。しかし今、目の前で起きている監視ポリスのハッキング技術には、敵わない。
作業開始から数分が経っているが、この男はその間様々なセキュリティを突破していた。

さらには事の発端である【ログアウト規制】や、【改変チートパッチ】などの問題も、意図も簡単に解除していき、

ギリー「うっわ早。何してるのかサッパリわからねぇ」

イグノラント・ワールドは、正常な状態に戻された。

監視ポリス「これで、解決かな。あ、君。もう大丈夫だから安心しなさい」

ギリー「は、はあ……」



◇◆◇◆◇◆

◇◆◇◆

◇◆





___朝。七時を知らせる目覚ましが、軽快な音をたてて鼓膜を震わす。
一階から大きな声で母親が起こそうとしている。適当に由良は返事を返し、未だ閉じている重い瞼を擦った。
外は天気に恵まれており快晴。まだ寝起きの由良は眩しい思いをしながらベッドから立ち上がる。
ぐっと大きな伸びをした瞬間を大きな欠伸が口からこぼれた。

全てが終わったあの日から、早一週間がたっていた。
あの後まあ、色々あって何とかユキナを起こした後、ギリーと合流し、事の詳細を細かく聞いた。
それは衝撃的な、朗報だった。在存プレイヤーに一斉送信でそれを伝えた後、俺たちは帰ってきた。
イグノラントな体験をしたのは世界に知れ渡り、会社は倒産。つい先日「無知の世界」のオンラインサービスは終了し、事は解決に至ったのだが。
戻ってきた後数日間は事情徴収などを受けていたため、本格的な自由は今日から。

由良「学校いってくる」

由良母「気をつけなさいよ。あら、今日は誰と登校するの?」

由良「影正と草薙と、如月と。んじゃまいってくるは」

奇遇にもユキナとレイナは同じ学校だったから、一緒に登校する事になっていた。
待ち合わせの場所まで走る。するともう先に、三人はいた。

影正「おっせーぞ由良ァ!」

如月「由良って本当遅刻野郎なのね」

草薙「まあまあ。私たちも“今”来たばかりじゃないですか」

影正,如月「し! 言っちゃダメだろー!?」

何だか、騒がしい日々になりそうだ。
由良はふふ、と頬を緩めると、駆け寄っていたのだった。

適当になりましたがこれで終わりです

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