憧「梅ジュースおいしー!」 赤土「そこはうめーって言わなきゃw」(193)

憧「は?」

赤土「いやだからさ、"梅ジュースうめーっ!"ってwww」

憧「……」

玄「……」

赤土「ね?wねっ?wwwどうよ?www」

穏乃「……あー…赤土さん……」

赤土「んっ?wなんだよしずのー、笑いたかったら我慢しなくていいんだぞっww」

宥「…さ、さむい……」

赤土「えっ」

灼「あはははははは!!あっ あはははは!ひっひっ…んはははは!!」バンバン

赤土「!! おー灼ぁ、爆笑じゃないかーwwwははは、面白かったかーwww」

灼「う…うん!最高だよハルちゃんのダジャレ!!あははははは、あは」

赤土「だろ!?だろー!?梅ジュースうめーっ!!てなーwwがはははははwww」

憧玄宥「……」

憧「…ま、とりあえず練習始めよっか」

玄「そ、そうだねー」

穏乃「やろやろー」

赤土「おッ!?やる気マンマンだなーおいィ!!」

灼「……」

赤土「やる気!元気!猪木!ってか?w元気ですかッッ!!!!なんてなーwww」

憧「場決めしよ、場決め」カチャ

穏乃「灼さんも入ってくださいよー」

灼「あ、うん……」

赤土「元気があれば何でもできるッ!!ww なっ?wwwwそうだろー?www」

玄「……」タン

穏乃「……」カシッ タン

憧「あ、それポン」カシッ

赤土「あれあれー?wwどしたぁお前らー、返事が無いぞ~っwww」

憧「」イラッ

憧「……あのさぁ、ハr

灼「そ、そうだねなんでも出来るねハルちゃん!」

赤土「おーwwそうだぞ灼ぁ、元気があれば晩成にも勝てるッ!!!wwww」

灼「おっ、おー!!やる気!元気!猪木だね!!」

赤土「そうそうwww飲み込み早いな灼ぁ~wwww」

灼「へ、へへ……そうかな……」

憧「……」ビキィ!

玄「……」ビキビキッ

~~~

赤土「……」

タン… タン… カシッ タン…

赤土「…あぁ~っ暇だなぁ~っ…!」ンンーッ

玄「……」タン

穏乃「……」カシッ タン…

赤土「……」コソコソ

灼「……」スッ

赤土「"梅ジュースうめ~っ"……!」ヒソッ

灼「っ!?」ガシャッ

玄「あっ」

憧「ちょっ!…とぉー、何やってんのよ灼ぁ!」

灼「ぁ……ご、ごめん……」

穏乃「あぁ、山ぐっちゃぐちゃだー…チョンボですよー?」

赤土「なんだ灼wwwチョンボかwwwチョンボはいかんな~っwww」ガハハ

灼「」

憧「ほらほら、罰符~!」

灼「ぅう……」カチャカチャ

赤土「まぁでもしょうがないよなww梅ジュースはうめ~…んだもんなっwww」

灼「そ、そうだねハルちゃん……あはは……」

憧「……」

赤土「いやー灼は良い子だなぁwwよっし、麻雀部の部長は灼に決まりだwww」

灼「えっ」

憧「はぁ!?最年長はゆうねえなのに!?」

赤土「だって灼良い子だからさ~www」

灼「あっ、ぁ……いや、私は……」アタフタ

憧「……」ギロッ

灼「えっ(な、なんで私が睨まれるんだ)」

こうして灼は部長になった。
だがしかし、それは新たないじめの始まりでもあったのだ…

~後日、部室~

ガチャ

憧「おーっす」

穏乃「あ、憧」

憧「ん~?」キョロキョロ

灼「……」

憧「なんだ、チビだけか」

灼「」ピクッ

穏乃「な、なにー!?チビとは失礼なー!!」

憧「シズじゃないわよ。そっちのチビに言ってんの」

灼「……」

憧「……ねぇ。何聞こえないフリしてんのよクソチビ」

灼「っ!……」プルプル

穏乃「や、やだなー聞こえてるってー!!なになに?」アセアセ

憧「だからあんたじゃないって言ってんでしょ。ウザいよシズ」

穏乃「え、えぇ~!?」

憧「ええーじゃなくて。そこの座敷わらしに言ってんだから」

灼「……」

憧「ねぇ。何シカトこいてんのって聞いてんのよ、チビ」

灼「……」ガタッ

憧「あっ、逃がすかこのッ!!」ガシッ

灼「っ!……やめてよ……!」

憧「暴れるなチビっ!……うりゃっ!」ガッ

バァン!

灼「ぐぇっ!!」

憧「どうよ?マウントポジション取ったわよ。これでもう逃げられないわねw」

灼「っく……ど、どいて!!」バタバタ

憧「バ~カw部長で年上か知んないけど、タッパは私の方が上なのよ。力なら負けないっての」

灼「どいてって……!お、重い……!」ジタバタ

憧「重っ…!?」ビキィ!!

バチィンッ!

灼「痛っ!」

穏乃「憧!!」

憧「あんたは黙ってな!!」

灼「ぅうっ……」キッ

憧「なァに睨んでンのよ……wほらほら、謝りなさいよw憧さんごめんなさいってww」

灼「な、なんで私が謝らなきゃいけないんだ……!」

憧「存在がムカつくからよ。何かとスカしてる感じがイラつきMAXってなワケ」

灼「何、それ……馬鹿みたい」フン

憧「強がってンじゃないよっ!!」パチンッ!

灼「い゛っ!!……」

憧「あんまり言う事聞かないと、ビンタじゃなくって握っちゃうよォ~…?」グッ…

灼「!!」

穏乃「あ、憧っ!!」

憧「うるっさいな、いいからシズは玄達が来ないか見張ってな!!」

……キャッキャッ…

憧「! そらきた…シズ、あんた行ってちょっと引きとめてきて」

穏乃「……」

憧「早くッ!」バンッ

穏乃「う、うん……分かった」タッタッ

憧「あーぁ、折角楽しかったのにー。悪運の強いチビだね……でもまだ少し時間あるしー」

灼「……」

憧「さて……どうしても謝る気は無いわけ?」

灼「……理由が無い…」

憧「それはさっき説明してやったっしょ。……あーもういい。謝らないならこうだw」ツーッ

灼「っ!? や、やめっ……きたない!!」ジタバタ

憧「あーだめだめwあんまり暴れたら顔に唾ついちゃうぞ~ww」プラプラ

灼「やだ……!やめてっ……!んんっ…!」バタバタ

ぴちょっ

灼「!!」

憧「あーあwだから忠告したのにww」

「そ、そろそろ行こっかー!!」

憧「ん(シズの合図だ。まぁ丁度いいか……)」サッ

灼「っ……!!」ゴシゴシ

憧「プッ…クククッ……w」

ガチャ

穏乃「く、玄さん達きたよー!」

玄「あっ。二人とももう来てたんだ」

宥「遅れてごめんね~」

憧「もー、皆おっそいんだから~」

灼「……」

玄「…あれ、灼ちゃん目赤いよ?どうしたの?」

灼「えっ」

憧「ただの寝不足っしょw」

玄「そうなの?」

灼「……うん」

玄「そっかぁ。だめだよ睡眠はちゃんと取らないと!」

灼「……努力…する……」

赤土「っしゃあおめーらっwww練習始めっぞォwwww」

憧「へぇーいw」

灼「……」

赤土「どした灼ぁ、元気ないぞーwwwほらほらいつものやつwww」

灼「……やる気…元気、猪木……」

赤土「それそれwwwははははwwwやっぱ部長はやる気元気じゃないとなーwww」

~~~

赤土「…よっしwwんじゃ今日はここまでねーwww」

玄「それじゃ皆、また明日ねー」

憧「あいよー」

穏乃「まっ、また明日~!」

宥「またね~。じゃ、玄ちゃん帰ろう」

ワイワイ…

灼「……」

憧「じゃあなチビw無断欠席とかするなよw」ドンッ

灼「っ!……」ヨロ

憧「あはははw」タッタッタッ…

穏乃「……」チラッ

灼「……」

穏乃「…ぁ、ぁの……灼さん、大丈夫ですか」

灼「……」スタスタ

穏乃「あっ!ちょ…い、一緒に帰りませんかっ」

灼「……どうして?」

穏乃「へ?」

灼「いっつも憧の見張りなんてやってるくせに」

穏乃「そ、それは」

灼「…最低」

穏乃「えっ」

灼「あんたみたいな誰にでも良い顔したいって人間、一番タチ悪いと思う」

穏乃「ぇ……」

灼「さよなら」ギィ…

バタン

穏乃「…………」ポツーン

~~~

灼「……」トボトボ

ニャーン

灼「ん……」

猫「ニャーン」

灼「ほれほれ」チョイチョイ

猫「……フシッ!」バッ

灼「あっ」

シュタタタタ…

灼「……」

灼「……ぅ…うぅっ……」ジワ

「あれ?灼ちゃん?」

灼「えっ?」クルッ

玄「何してるの?そんなところでしゃがみこんで」

灼「あっ!えっと、猫が」

宥「お腹いたくなっちゃったの!?た、大変……!」アタフタ

灼「いや」

ニャーン

灼「んっ?」

玄「あ、猫!」

猫「ニャーン」

宥「わぁー猫さんだ!おいでおいで~」

灼(さっき逃げた猫だ……)

猫「ゴロゴロ…」

玄「この買い物袋につられたかな?」ガサガサ

猫「ニャーオ」

灼(ゲンキンな奴……)

~~~

アハハハ…

宥「なーんだ灼ちゃんも猫さんと遊んでたんだぁ」

灼「遊ぶ前に逃げられたんだけど……」

宥「猫さんあったか~い//」スリスリ

灼「二人とももう家に帰ったと思ってた」

玄「あ、私達ちょっと途中で買い物に寄ってたから」

灼「あぁ」

宥「灼ちゃん、麻雀部はどう?まだ慣れてない?」

灼「」ピクッ

灼「な、なんで?」

宥「部活の時、なんだかあんまりお喋りしてないから……」

玄「そういえばそうかも」

灼「わ、私は普段から大人しいよ」

玄「うーん、まぁそうだけど…」

宥「……私ね、灼ちゃんにはとっても感謝してるんだ」

灼「え」

宥「子供の頃の玄ちゃん達みたいに、皆で一緒に麻雀したいなってずっと思ってたから…」

灼「……」

宥「灼ちゃんが入ってくれて、廃部になってた麻雀部がまたできて。本当に嬉しかったの」

玄「お姉ちゃん…」

灼「……」

宥「ありがとうね、灼ちゃん」

灼「……ぅん……」

玄「絶対全国行こうね!」

灼「ん……うん……」

カァーカァー

玄「…あ、もうこんな時間!帰らないと…」

灼「そうだね」

玄「それじゃ、また明日」

宥「またね灼ちゃん」

灼「うん。また」

キャッキャッ モォークロチャータラー アハハハ…

灼「……」

灼「……全国行こう、か……」トボトボ

~~~

ガララ

灼「ただいまー」

祖母「おかえり灼。もうすぐ夕飯だからね」

灼「うん」

祖母「着替えたら手伝っとくれ」

灼「うん。わかってるよ」

・・・

祖母「さ、出来た」コトッ

灼「……」

祖母「それじゃ食べようかね。いただきます」

灼「…いただきます」

カチャカチャ…

灼「……」モグモグ

祖母「……」

灼「……」パリポリ モグ

祖母「ねぇ灼や」

灼「モグ んっ……」ゴクン「…何?」

祖母「学校の方はどうだい?」

灼「別に……普通」

祖母「そうかい…… 部活はどうだい?楽しいかい?」

灼「」ピタ

灼「……普通…」

祖母「…そう……」

灼「なんでそんなこと聞くの?」

祖母「…だってあんた…最近部活の話、何もしないから」

灼「……」モグモグ

祖母「入ったばかりの時はまた麻雀始めたんだって、嬉しそうに話してたじゃないか」

灼「そうだっけ」

祖母「そうだよ。あのハルちゃんがコーチなんだってさ」

灼「……もう慣れたから」

祖母「そう…ならいいんだけどねぇ……」

灼「……」モグモグ

灼「ごちそうさま」カタン

赤土「いじめなんてよォ。カッコ悪ぃーンんだよ」

穏乃「はい……」

赤土「なっ?前園サンの言うとーりっつーかよ……小学生でも知ってるだろ」

穏乃「……はい……」シュン

赤土「いじめ、カッコ悪い。……ほら、言ってみ?」

穏乃「ぃ、いじめ……かっこ悪い……」

赤土「声が小さいンだよッ!!!!」ドンッ

穏乃「ひっ!ご、ごごごェんなひゃい……;;」

赤土「謝る暇があったらもっかい言うっ!!」

穏乃「いじめっ…!かっこ悪いっ…ですっ……!!;;」

赤土「はいもっかいっ!!」

穏乃「いじめ……!!;;かっこ悪いです……!!!;;」

ガチャ

憧「おーっす」

穏乃「あ……」

赤土「よう憧」

憧「え…何やってんのシズ、床に正座なんかして」

赤土「あんたイジメしてたんだって?」

憧「は?」

穏乃「ぅう……」プルプル

憧「……」ギロッ

穏乃「ひっ!……」

赤土「おらおら、穏乃睨んでないでサっサと正座しな」

憧「……はいはい…」スッ

赤土「はいはいだぁー!?はいは一回だろッ!!」ダンッ!

穏乃「ひぃい!!」

憧「っ!……うるさいなー、大きい声出さないでよね」

赤土「ほォー、教師に向かってそーいう口の聞き方する……」

憧「あーもう、灼に謝ればいいんでしょ?ったく、変に熱血ぶってウザいのなんのって」

ガチャ

灼「……」

赤土「おー灼ぁ、来たかぁ」

穏乃「あ、灼さん…!」

憧「……チッ…」

灼「え?な、何してるのこれ…」

赤土「こいつらにいじめられてたんだって?」

灼「え……な、何で」

赤土「あんたのおばーちゃんが電話してきたのよ。最近灼の様子がおかしいって」

灼「お、おばあちゃんが?」

赤土「んでとりあえず穏乃とっつかまえて聞いてみたらあっさりゲロったってわけ」

穏乃「…ぅう……」

憧「……」

灼「…そ、そう……」

赤土「とりあえずお前らな、ちょっと手足縛るぞ」

穏乃「えっ!?」

憧「はぁ!?」

灼「は、ハルちゃん」

赤土「いいからいいから。これは罰なんだよ、いじめた罰」

憧「……フン、別にいーわよ。勝手にすれば?」

穏乃「ぇ…あ、憧……」

憧「どーせ縛られて一晩部室で反省してなさいとかその程度でしょ」

赤土「そうそう、そんなとこだww」ギュッ ギュチ

穏乃「ぅう…と、トイレ行きたくなったらどうすればいいんですかぁ……?」

赤土「あー、心配ないないwww」

穏乃「うぅう……;;」

赤土「ふー」パンパン

憧「これで満足?」

赤土「芋虫二匹完成だなw …さて、と」スッ

ゴト! ゴッ…

穏乃「…?」

憧「ちょっ、何それ?」

赤土「何って見れば分かるだろ?ボーリングのボールだよ」

憧「いやっ、そーいうこと聞いてんじゃ…」

灼「……  !!」

赤土「さー灼ぁー、好きにしていいぞーwww」

憧「嘘でしょっ……!!」サーッ…

穏乃「ど、どどどどーいうこと?あ、憧っ ねえ何!?何なの!?;;」オロオロ

憧「なっ、何もクソもないでしょ!!私達にぶつけさせる気なんだ!!」

穏乃「えッッッ!!?ぅ、嘘でしょそんなっ……あ、あんなの頭に当たったら死んじゃう…!!」

赤土「まぁそうだなーwだからトイレは心配無いって言っただろ?ww」

憧「何考えてんのよハルエっ!!こんな事して良いと思ってんの!?」モゾモゾ

赤土「おいおい、いじめっ子が道義を説こうってのかい?www」

灼「は、ハルちゃん私別にこんなこと」

赤土「え?何、灼…やんないの?」

灼「ひ、一言謝ってくれればそれで…」

赤土「んじゃ私がやろっと」ガッ

憧「!!」

灼「はっ、ハルちゃん!?」

穏乃「ひいぃいいい!!!!」

赤土「ダィッ!!あ゛ッッ!!!!!」ボッ!

憧「~~っっ!!?」

ゴーーーッ!!

穏乃「わああぁあああぁああああ!!!!」

ドゴンッ!!!

パラパラ…

憧「……っ…!」

穏乃「ひッ…ひッ……!!;;」

赤土「あーガターかぁ~」チッ

憧「な、何がガターよ……頭スレスレじゃない……!!」

穏乃「ひッ……!!;;」ジョワアア…

赤土「ん…?プッ!!w おいおい穏乃~、高校生にもなってお漏らしかぁwww」ゲラゲラ

灼「……ハル…ちゃん……?」

~後日、部室~
ガチャ
憧「おーっす」
穏乃「あ、憧」
憧「ん~?」キョロキョロ
灼「……」
憧「なんだ、チビだけか」
灼「」ピクッ
穏乃「な、なにー!?チビとは失礼なー!!」
憧「シズじゃないわよ。そっちのチビに言ってんの」
衣「あぁ?やんのかコラ」

赤土「まっ、ガターでも二投目があるもんなwボーリングはww」ガッ

憧「ちょ……!!まだやる気!?」

穏乃「ひィ……!ひィ……;;あは、あへ」

灼「も、もういいよハルちゃん!!」

赤土「んん?」

灼「今ので二人も十分懲りたと思うし、もういい……!」

憧「あ、灼……」

赤土「何がもういいの?」

灼「え」

憧「!?」

赤土「これはかわいいかわいい灼をいじめた復讐なんだよ?」

灼「だ、だから私はもういいって…こんなこと望んでない……!」

赤土「"望んでない"?」

灼「そ、そうだよ!!私のためにやってるんでしょ!?でも私はもうこんなこと…」

赤土「違うよ。これは"私のために"やってるんだww」

灼「えっ……?」

赤土「私の気が済まないからやってるんだww」

灼「は、ハルちゃん?」

赤土「よくドラマとかで"あの人は復讐なんて望んでない!"って台詞聞くけどさァ。
   別に被害者のためにするんじゃあないんだよねって…思わない?」

灼「……」

赤土「自分自身のおさまりがつかないから、だからやる。それだけ。って…思わない?」

灼「そ、そんなこと……」

憧「ちょっと…さ、さっきから何言ってんのよ……」

赤土「んん?何か文句あんの?」

憧「あ、あるわよ!!」

赤土「ほぉー、何。言ってみな」

憧「わ、私が灼をいっ… いじめてたのはね!ハルエのせいでもあるんだからね!!」

赤土「はぁ?」

憧「あんたいっつも空気読めないでオヤジギャグ連発したりしてさ!!」

赤土「それとこれとどう関係があるわけ」

憧「私らいっつもイラついてたんだ!!」

赤土「それが灼と何の関係があるわけ。ないでしょ」

憧「ある!!」

赤土「!?」

憧「正直何度も文句言おうとしたんだ!でもそのたびに灼がかばってあんたに合わせるから…!!」

灼「……」

赤土「はぁ……?」

憧「そっ、それで灼しか笑わないからさ!!あんた灼ばっかひいきして!!」

赤土「ちょ、おいおいちょっと待ってよ」

憧「挙句の果てには最年長のゆうねえ無視して部長にまでさせちゃってさ!!」

赤土「いやいや、それはいいからちょっと」

憧「たっ、確かにあれだよ!?責任転嫁かもしんないし、いじめた事実は変わらないけど!」

赤土「だからちょっと黙ってろって言ってンだろッ!!!」ボッ!

ゴーーーーッ!!!

憧「え」

ゴ シ ャ ッ !!

穏乃「あ」

灼「ひ……!!」

穏乃「あああああああああーーーーッ!!!!!」

憧「」

穏乃「ああああ憧ぉおおーーーーーっっっ!!!!!あぁあぁああ!!」

灼「ぁ……あ、あ……」ガクガク

赤土「灼」ガシ

灼「ひッ!?」ビクッ

赤土「ねぇ、灼。憧が言ってたのってホントなの」

灼「は、ハルちゃん…ねえ、救急車呼ばないと……ハルちゃん……!」

赤土「私に"合わせてた"ってホントなの」

灼「は、ハルちゃん怖い……やめて…!」

赤土「演技で笑ってたの」

灼「はっ、ハルちゃん……!救急車」

赤土「嘘ついてたのかって聞いてるんだっっ!!!!」

赤土「梅ジュースうめーも!!」

灼「は、早く呼ばないと憧が……」

穏乃「あ゛ぁ゛あ゛憧死んじゃうよお゛おお゛!!;;」

赤土「やる気!元気!猪木もッ!!全部本当はつまらなかったのかっ!!?」

灼「救急車……救急……」

穏乃「あ゛ぁ゛あ゛ああーーーー!!;;」

赤土「うるさいぞ穏乃ッ!! おい、灼!!どうなんだっ!!」

灼「そうだよつまんなかったよっ!!いいからどいてよ、早く救急車呼ばないとっ!!!!」ドンッ

赤土「」ヨロッ

タッタッタッ…

赤土「……」

穏乃「ヒッ…ヒッ……憧ぉおおぉお~~;;」グスッ

グスン… グスッ…

赤土「……」

穏乃「ひぐっ……憧ぉおぉお返事してよぉおお;;」

赤土「……おい穏乃。うるさいって言ってるだろ」

穏乃「憧ぉ゛おぉ゛お゛お;;」

赤土「うるさいって言ってるのが聞こえないのか」ガッ

穏乃「ひっ!? ぁ、あぁ、あ…あ、赤土さん、ややややめて……!」

赤土「無理だね」

穏乃「しっ、死にたくない!!死にたくないよーーーーっ!!!」モゾモゾ

赤土「ははは、おいおい穏乃。まだ死ぬって決まったわけじゃないだろ?」

穏乃「死んじゃう…;;死んじゃうよおぉおぉおーーーっ……!!」

赤土「元気があれば何でも出来るッッ!!!」バァン!

穏乃「!?」ビクッ

赤土「いっつもそう言ってただろー?」

穏乃「は、はひ……;;」

赤土「元気があればボーリングの玉が当たっても大丈夫!!」

穏乃「はひっ……っは……;;」

赤土「ほらいくぞ!!やる気!元気!猪木ッ!!」

穏乃「やっ…やる気…元気……猪木……;;」

赤土「やる気!元気!猪木ッ!!どしたぁ、そんな元気じゃ死ぬぞ!!」

穏乃「や…やる気…!元気!…猪木……!!;;」

赤土「やる気!元気!猪木ッ!!」

穏乃「やる気ーッ!!;;元気ぃいぃ!!!;;いいぃいのきぃいいい!!!!;;」

赤土「よっしゃ行くぞおおおお!!!」ブァッ…!

穏乃「ひいいぃいいぃいいやる気元気猪木やる気元気猪木いいいいい!!!;;」

バァン!

「やめるのです!!」

赤土「っ!?」

穏乃「くっ…玄さんン……!!」

玄「そこまでです!!話は灼ちゃんから聞きました!!」

教師1「赤土くん、なんてことを……!」

玄「さあ皆さん、あの人を取り押さえてください!!」

教師2「分かった!」バッ

赤土「くっ!!や、やめろ!!」

教師3「暴れるなこのっ……キ○○○めっ!!!」

赤土「私はキ○○○じゃねええええっ!!はなせえええええ!!!!」

玄「……もう大丈夫だよ、穏乃ちゃん」

穏乃「ぐろ゛さぁあ゛あ゛ん゛……!憧がぁあ゛ぁ゛;;」

玄「……」スッ

玄「…大丈夫、まだ脈はあるよ!助かるかも!」

穏乃「本当ぉおお゛お゛……!?;;」グシッ

救急隊員「どいてどいて!!」ガラガラ…

玄「あっ、ここです!ここ!」

~~~

玄「これで憧ちゃんはもう大丈夫だから」

穏乃「うぅ……グズッ……」

警察「あとは我々に任せて」

教師1「はい、お願いします…!」

赤土「はぁああなああぁああせええええ!!!」

玄「……」

穏乃「赤土さん……」

灼「……」

玄「あっ、灼ちゃん」

赤土「!! 灼ぁああぁあ!!よくも私を売ったなぁああぁああ!!!」

警察「大人しくしないか!行くぞ!!」

灼「…ハルちゃん……好きだったよ……」


――阿知賀始まって以来の大事件は、ここに幕を閉じた。

この事件の後、赤土晴絵の"レジェンド"はもう一つの意味を持つようになったという――。

そして月日は流れ、県大会終了
阿知賀は優勝した――

灼「……いよいよ全国だね、玄」

玄「うん!」

宥「一時はどうなることかと思ったけど……憧ちゃんも無事に復帰できたし」チラッ

穏乃「全国だーーーっ!!!」

憧「じぇええんこくだああああああーーー!!」

穏乃「和と遊ぶんだーーーっ!!!!」

憧「のどちゃ゛あ゛ーーーとあしょぶんだあぁああ!!!www」

灼「……まぁ、ちょっとアレだけど……」

玄「一度は心肺停止したんだっけ……?」

宥「でも生き返った」

灼「しかもとんでもない能力付きでね」

玄「フフッ、毎回天和九蓮宝燈で和了れるなんて……和ちゃんが聞いたらなんて言うかな?」

穏乃「そんなオカルトありえませんっ!!w」

憧「しょんなおかるちょありえましぇえええええんwwww」

玄「あははははw」

灼「…よーし!優勝しよう、全国!」

一同「おーーーーっ!!!」


この夏。阿知賀の"レジェンド"が始まる――


-完-

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