久 「春や美穂子に飽きてきたわ」 洋榎 「うちの時代や!」(123)

ID:PhMihc7bO
代行

久 「春、賢い貴女なら解るでしょ?長野と鹿児島じゃ離れすぎててお互いに寂しいの…二人の事を考えたらこれが一番なの…大事な思い出として残しておきましょうね」

春 『…グスン…久がそう言うなら…寂しくさせてごめんね?…会えて良かった』ニコッ

久 「もう電話やメールもして来ないでね?…楽しかったわ春、…さようなら」

春 『待って…ひs プチッ

久 「もしもし美穂子?保留にしててごめんね…大事な花だからちゃんと落ち着きたくて…」

美穂子 『いえ、上埜さん…聞かせて下さい』

久 「別れましょう、やっぱり私達は合わないと思うの…頻繁に会って話したり出掛けたりしたけど最初程のドキドキがないのよね」

美穂子 『そんな…!…私は三年間ずっと…私の眼を綺麗だと言ってくれた上埜さんを…ずっと…今も!』

久 「うん、その気持ちは嬉しいんだけど…美穂子はちょっと重いのよね」

美穂子 『…上埜さん』

久 「暫く距離を置きましょう…メールや電話も控えてくれたら助かるわ…さようなら美穂子」

美穂子 『待って…上埜s プチッ


久 「ふう…これだけ言えば大丈夫でしょうね」

京太郎 「部長って案外怖いんですね」

久 「あら、それは違うわよ須賀くん…私は女の子が欲しい、向こうは私が欲しい…ウィンウィンの関係じゃない」

久 「それに私からは一言も付き合うって言ってないんだし」

京太郎 「いつか刺されても知りませんよ」

久 「その時は須賀くんが助けに来てくれるんでしょ?…頼んだわよ」ギュッ

京太郎 「…ッ…部長、やめて下さい…人が来ますって…」

久 「しょうがないわね…」

ピピッ!ピピッ!

久 「……須賀くん、悪いんだけど席を外してくれるかしら?」

京太郎 「えぇ、というより帰った方が良さそうなので失礼します」

久 「ごめんね?…助かるわ」ニコッ

京太郎 「じゃあまた明日、さようなら!」バタン

忍者40なのにスレ建て規制なの?

久 「…この番号は誰だったかしら?」

久 「もしもし?」

洋榎 『久か?うちや!』

久 「洋榎?電話してくれたんだ…嬉しいわ」

洋榎 『うっ…ただ気が向いただけや!それと近々、長野に遊びに行く事になったから連絡入れとこ思うてな』

久 「礼儀正しいのね、私…そういう人好きよ」

洋榎 『…っ…知らんわ!///』

久 (美味しそうね…こういう外面が強い人程、ベッドの上だとしおらしくなるのよね)クスッ

久 「良かったら長野を案内するわよ?」

洋榎 『ホンマか?…いやぁ助かるわ』ニコニコ

洋榎 『そやったら明日にでも清澄に遊びに行くわ、楽しみやなぁ』

久 「私もよ、じゃあまた明日連絡頂戴ね?」

洋榎 『勿論や、お土産沢山持ってくるからな!』プチッ


久 (やだ…すっごく楽しいじゃない!)ブルッブルッ

新ホストがどうとかって表示されました…

久 「あら、電話してたらメールがこんなに…」

受信BOX
美穂子 17:59
春 17:55
靖子 17:50
ゆみ 17:40
info@discountshop 17:30
美穂子 17:29
美穂子 17:25
美穂子 17:20

久 「メールや電話は控えてって言ったのに…靖子にゆみも…面倒だなぁ」ハァ

久 「連絡が着かなくてうろたえるメールも見たいし受信拒否はしたくないものね…放置でいっか」

久 「…眠いわね、今日はもうこのまま部室で寝よっと…」ドサッ

―翌朝― 部室

カチャッ

洋榎 「久、驚くやろうな…」クスクス

久 「」スースー

洋榎 「久は寝とるんか…おるとは思わんかったけど…それにしても可愛い寝顔や…」じぃー

久 「…ひ…洋榎…」ムニャムニャ

洋榎 「う、うちの名前…」ドキドキ

久 「…丈夫…大丈夫だから…貴女は私が…」ムニャムニャ

洋榎 (あかん、もう引き返せんやん…久が悪いんやからな…)ギシッ

洋榎 「キスくらいええよな?…寝とるしバレんやろ…」

久 「あら、何がバレないのかしら…小さな子猫さん」クスッ

洋榎 「起きとったんかいな…心臓に悪いわ…」ドキドキ

久 「このまま寝たふりしてたら危なかったわ…洋榎って見境ないのね」

洋榎 「そんなんやなくて…これは…」グスン

久 (やだ…ゾクゾクする…!)

久 「冗談よ…ようこそ清澄へ」ぎゅっ

洋榎 「そんな熱苦しいわ…離してえな…久!」

久 「じゃあ引きはがせば良いじゃない…洋榎がね」

洋榎 「ホンマずるいわ…悪待ちするだけはあるわ…」

久 「怒らない怒らない…プレゼント用意してたから機嫌を直して…ね?」チャラッ

洋榎 「ストラップ?」

久 「私とお揃いよ?…良かったら友情の証に着けててくれたら嬉しいわ」

洋榎 「大事にする…!久、ホンマありがとうな!」ニコッ

久 (感情が豊かね…本当、美味しそう…)ジュルリ

洋榎 「なぁ今日はどこを案内してくれるん?」

久 「私が良く行く所、嫌?」

洋榎 「嫌やない…むしろ楽しみや」

久 「じゃあ私、髪を手直ししてくるから待っててね」

洋榎 「…久の匂いがするな」スンスン

洋榎 「ここで寝とったんやからな…まだ温もりがあるわ」ジタバタジタバタ

久 「おまたせー…ちょっと早いけど出る?」

洋榎 「!」

洋榎 「お茶くらい飲んでもええんやない?うち、ちょっとお弁当作ってきたんや」

久 「へぇ…洋榎、料理出来たんだ」ニコッ

洋榎 「まだまだ下手やけどな」もじもじ

久 「いただくわね?…んっ…」もぐもぐ

洋榎 「どやった?」

久 「素朴な味ね、一生懸命頑張った洋榎の真心が伝わるわ」もぐもぐ

洋榎 (せやろ!うち、頑張ったもん…本みながら練習したかいがあったわ)

久 「洋榎もほら、あーん」イチャイチャ

洋榎 「…やめぇ…うち子供やないんやから」イチャイチャ

久 「遠慮しないの…ほら」イチャイチャ

洋榎 「一回だけやで?……あーん」イチャイチャ

久 「自分から口を開くなんてして欲しかったんじゃない」ニコッ

洋榎 (久のアホ…///)もぐもぐ

久 「どやった!」

洋榎 (…役満直撃されてもうた)ドキドキ

久 「はい、洋榎もお茶飲んで部室を出るわよ」ニコッ

洋榎 「そ、そうやな…」
―商店街―

洋榎 「コレ、久に似合うんやない?」

久 「そうね、でも私はもうちょっと長い丈のスカートが好きかしら」

久 「こっちのボーイッシュな服、洋榎に似合うわよきっと…試着してよ」

洋榎 「恥ずかしいけどそんな言うんやったら…一回だけやで?」シャッ

洋榎 「覗いたらいかんで!」シャッ

久 (ちぇ…でもこの調子ならちょろいわね)

シャッ!

洋榎 「どうや?似合ってるかな…」モジモジ

久 「~~~~ッ///」ゾクゾクッ

久 「素敵よ洋榎、特にそのジーンズ最高よ?なんだか頼れる彼氏みたいな感じね」

洋榎 「そ、そうか?…いや、悪い気はせんな…///」

久 「ねぇ…ゆっくり出来る所に行かない?」

洋榎 「せ、せやけど…うちら…女同士やし…」

久 「そんなのは些細な事よ…私の事嫌い?」

洋榎 「好きや…大好きやで、初めて会った時からずっと意識しとったんや…///」

久 「じゃあ、良いわね?」ギュッ

洋榎 「…///」コクン

久 「大丈夫、貴女は私に任せてくれたら良いの……解った?」

洋榎 「任せたで…///」

―モーテル―

久 「素敵な部屋ね…ここで洋榎と一夜を過ごすのよ」ギュッ

洋榎 「…久、ちょっと窮屈や…」もじもじ

久 「我慢よ、少しは落ち着かなきゃ」ナデナデ

洋榎 「久は落ち着いて大人やな…」

久 「大人な女性は嫌い…?」

洋榎 「好きなのは久だけや…」

久 「ありがと…。」チュッ

洋榎 「!」

洋榎 「うちの初めては久やな…///」

久 「洋榎の初めて、全部私にくれる…?」

洋榎 「勿論や…優しく頼んだで」

久 「…じゃあまずは服を脱いでくれるかしら?」

洋榎 「い、いきなりか?…恥ずかしいけど後には退けんしな」シュルシュル

久 「洋榎の肌、凄くきれい…」ツツツー

洋榎 「ひっ…指で背中なぞったら…やっ…あかんて…」

久 「首筋も鎖骨も凄く綺麗、…私の印を刻んでおくわ」チュウッ

洋榎 「―――――ツ…ふぁ…ん…」ゾクゾクッ

久 「ほら、手鏡で確かめてみなさい」

洋榎 「キスマークやん…恥ずかしいわ」

久 「当然の事でしょ?…洋榎は私の事を好きなんだから」チュパッチュルチュル

洋榎 「…ッ…はっ…あ………久はうちの事好きか?」

久 (ここで好きって事を言ったら後々厄介だし…)
久 「そういう当たり前の事を言うと私、知らないわよ?」ムニュッ

洋榎 「解った…解ったから…やめんで…久ッ…!」
久 「洋榎、凄く暖かい…もしかして限界…?」

洋榎 「解るんやったら…遠慮せんでええんやで?」ギュッ

久 (シーツを握って震えてるなんて、春みたいだわ…だけど)

久 「洋榎、口を開いて…」

洋榎 「…?…ッ…ちょっ…んっ…うぅっ…」

久 「まるで咥内を犯されてるみたいでしょ?…私を忘れられなくしてあげるわ…」グチュグチュグチュ

洋榎 「ふぁ…ッ…は、はぁぁぁぁっ…」ヘナヘナヘナ

久 「素敵よ洋榎、さっ…脚を開いて」

洋榎 「うちあんまり整えてないから恥ずかしいわ…///」

久 「そんな事ないわよ…この辛うじて隠れてるくらいが一番なんだから…」チュッ

洋榎 「…あっ…そこ、汚い…///」

久 「洋榎の身体に汚い所なんてないわよ…ほらお豆さんも硬くなって…」チュッチュッチュツ

洋榎 「――――ッ///」


久 「まるでハチミツみたいね…そろそろ指、入れるわよ?」

洋榎 「…優しくやで?」


久 「勿論よ…さっ、力を抜いて…」

洋榎 「…こ、こうか?」

久 「まだ硬いわね…そうだ、洋榎は舌を出してみて?人間って舌を出したら自然と力が抜けるから」

洋榎 「こ、こうか?」

ジュプゥン!

洋榎 「いっ…!…っ…つぅ…酷いわ…でも思ったより、…ひぃ…アカン、ゆっくり…ゆっくりやて…」

久 「大丈夫、…そんなに痛くないでしょ?…怖くても私が居るから…」ギュッ

洋榎 「…それが一番安心や」ギュッ

久 「ふふっ…可愛い娘、私の洋榎、私だけの洋榎…ちょっとずつ動かしていくから…」

洋榎 (―――ッ…久が楽しんでくれとる…うちが泣いて壊したらあかん…)グスッ

洋榎 「…っ…え…えぇ感じや…まるで毛布の中におるみたいや」


――
―――

久 「ふぅ…随分と遊んじゃったわね」ツヤツヤテカテカ

久 「目隠ししたり全身を舐めたり…勿論、舐めさせもした…洋榎はまだまだ調教の余地ありね」

久 「最後にコレを贈れば洋榎は私の虜ね」クスッ

久 「あら、またメール…」

受信:美穂子
題名:待ってます
隣の人は誰ですか?
一緒に寝てる人は誰ですか?
私を好きだって言ってくれたじゃないですか、責任は取って下さいね

受信:ゆみ
題名:どういう事だ?

美穂子から話は聞いた、一方的に別れを告げるなんてあんまりじゃないか?
私は2号でも3号でも構わないが泣いていたぞ、返事至急を頼む

受信:靖子
題名:no title

久の作ったカツ丼を久々に二人で食べたいな、デザートには私を…

久 「…このメールに意味があると考えましょう、っていうか靖子は自分の年齢解ってるのかしら」

洋榎 「…おはよう久、昨日は下手でごめんな」

久 (やだもう、凄く可愛い…!)ゾクゾクッ

久 「大丈夫よ…私がちゃんと教えてあげるから」ギュッ

洋榎 「久…。」ギュッ

久 「これは私からの贈り物よ」ジャラッ

洋榎 「ネックレス?…南京錠みたいなのが付いてるけど何なんコレ?」

久 「それはね?愛宕洋榎は私の所有物だって意味してるの…この南京錠がある限り、私から離れられないでしょ」ニコッ

洋榎 「久って本当反則や…素敵すぎて…どないかなってまう」

久 「あら、どうかなっても…私を忘れられる?貴女はもう私の魔法に掛かったんだから」

洋榎 「…久」ギュッ

ピンポーン

ボーイ 「朝食のサービスに伺いました!」

書き溜めなくなったんで出来るだけ早く投下していきます

久 「特に服は乱れてないわよね…よし!」ガチャッ

久 「わざわざ運んで頂いてありがとうございま…え?…え…えぇ?」

美穂子 「見つけましたよ上埜さん」ニコッ

ボーイ 「あ、案内したので早く離して下さい…銃を降ろして…」

美穂子 「周到な上埜さんですからね…鍵を閉められても大丈夫なようにマスターキーを貸して下さい」ニコッ

ボーイ 「こ、これです…(む、胸が背中に当たって…嬉しいのに怖い…)」

ゆみ 「美穂子、鍵は手に入った…早く彼を…」

美穂子 「早くこの場を立ち去った方が身の為ですよ」

春 「…久、こういう事だったんだ」ポリポリポリ

久 「せ、せっかくの笑顔が台なしよ?スマイルスマイル」ニコッ

パァニ!パァニ!パァニ!

美穂子 「ごまかさないで下さい」ニコッ

久 「…」

美穂子 「まずは今の現状を整理しましょう、加治木さん」

ゆみ 「客観的に見て…久が美穂子と春に一方的に別れを告げた、そしてその後すぐに久はこの愛宕洋榎を口説いたという訳か」

春 「…そう」ポリポリポリ

美穂子 「そうですよね上埜さん?…弁解があれば言って下さい」

靖子 「まずは銃を下げないと話せる事も話せないんじゃないか?」

久 (流石、靖子…解ってるわ)

久 「ゆみの言う通りよ、でも…私は誰とも恋人として付き合った覚えはないわよ?」

洋榎 「なっ…久、冗談やろ?うち達昨日あんなにしたやん?…なっ?」

久 「…ごめんね洋榎、私ってモテるから…」

美穂子 「確かに素敵な女性ですけど…度が過ぎるんじゃないですか?」

美穂子 「私の初めてを全部取って…上埜さんならと信じていたのに…!」キッ

久 「美穂子、貴女のその眼は私に敵意を向ける物じゃないでしょう?」

美穂子 「…ッ」

久 (まずは一人、ゆみは愛人でも構わないってスタンスは最初から変わらないわね)

久 「靖子、貴女を裏切るような真似をしたのは謝るわ…だけど私は一度も自分から恋人関係を匂わせたりはしてないでしょ?」

靖子 「…だが」

久 「それに私も貴女も楽しめてたんだし良いじゃない、靖子は私と関係を断ち切れる?」

靖子 「くっ…」

久 「またメイド服着てあげるから」

美穂子 「…上埜さん、私との時はコスプレは趣味じゃないって言ってたじゃないですか…嘘だったんですね」チャキ

久 「う、嘘じゃないわ!現に美穂子と最後にした時は制服に体操服だったじゃない」

久 (着替えたのは美穂子の潮が飛び散ったからだけど)

春 「久、私に何か言う事は?」

久 「春が笑った顔を見てると幸せになるわ…だから私の為に笑ってて欲しいな」

春 「…ッ…久は卑怯だ…///」

久 (うやむやにして逃げなきゃ…生きた心地がしないわ)

洋榎 「…なぁ、つまり遊びやったん?うちセフレって事か?」

久 「変な言い方だけどそうなっちゃうかな…皆の事が大好きなのは本当よ?」

久 「美穂子のお母さんのような温かさも」

久 「ゆみの知的でクールな冷たい部分も」

久 「春の純粋な笑顔も」

久 「洋榎の私だけにしか見せない弱い部分も…みーんな大好きなの」

ゆみ 「私は今まで通り関係が続きさえすれば…」

美穂子 「私も今更、上埜さんのいない生活なんて…」

春 「長野に部屋を借りた、ずっと一緒」ニコッ

洋榎 「久にはこんなネックレス貰ったし…」

靖子 「…久、お前とはずっと一緒にいたい」


久 「じゃあ一人に絞る、恨みっこなしよ?…皆は眼を閉じて」

美穂子 「…」

ゆみ 「…」

春 「…」

洋榎 「…」

靖子 「…」



美穂子 「…上埜さん?」パチッ

美穂子 「…に、逃げられたわ…私達を捨てたって事?」プルプルプル

一 「こっちだよ久!」

久 「来てくれるって信じてたわよ、一」

一 「本当に面白い人だなぁ久は…あんなに沢山の人を手玉に取るなんて」クスッ

久 「だって火遊びって楽しいじゃない、色々な人の反応を見れるのよ?」

一 「僕も透華と久の二人と付き合ってる訳だから強くは言えないけど…久は凄いよ」

久 「私を助けだしてくれた貴女の手品の方が凄いわ」

一 「僕を虜にした久の魔法の方が…///…あ、こっちだよ非常階段を降りたら車を用意してるからそのまま家に送るよ」

久 「…それは嫌、今日は一と離れたくない気分」

一 「久のそんな顔を見れるなんてね…解ったなんとかするよ」

久 (本当、面白いくらい扱い安いわねこの娘)

美穂子 「上埜さん…上埜さん…上埜さん…」ブツブツブツ

ゆみ 「これが久の答えだというのか…」

春 「…久」ポリポリポリ

洋榎 (…久からメールが来てる…えっと…)

受信:竹井久
題名:緊急!!

その部屋に居る全員に指令を出します
清澄高校麻雀部部室にたどり着いた先着一名を私の家で飼いたいと思います

それ以外の人は今まで通りの関係を続けるつもりです、洋榎…ちゃんと全員に見せなきゃダメよ


洋榎 「なぁ…みんなに久からこんなメールが…」


美穂子 「上埜さんと24時間一緒…一緒」ブツブツブツ

ゆみ 「これが答えか…面白い」

春 「…全員で勝負って事だね」ポリポリポリ

洋榎 「…久、今行くで!」

―竜門渕邸―

一 「ついたよ久」ギュッ

久 「ここなら暫くは大丈夫ね…」ナデナデ

一 「一応、許可を貰わなくちゃ駄目だから行くね?もし僕が5分の間に戻らなかったら駄目だと思って」

久 「解ったわ…」

一 「久、その…ね…」

久 「シンデレラの魔法は12:00で解けちゃうものね…重ね掛け」チュッ

一 「…じゃあ行ってくる」タタタタタタ

久 「…この湿った空気、嫌な感じね…なんだか…落ち着かないわ」

久 「!」ジタバタジタバタ

まこ 「落ち着かんね、わしじゃ久」

久 「まこ…!」

まこ 「真打登場って所かの?」

まこ 「どうしたんか?」

久 「侵入者発見!侵入者発見!」

まこ 「わしを売るんか?…なぁ久!!」

久 「…ごめんね、まこの事は一生忘れない…」ダッ

黒服 「…その制服にその髪…!」

まこ (誤解じゃって事が解ってくれたか)

黒服 「国広様の言われていた…締め出せ!良いか?怪我だけはさせるなよ!」

黒服部下 「了解!」

まこ (誤解じゃ言うても不法侵入は本当じゃけえ何も言えんか…)

まこ (久の慌てる様からしてバレよったか…早い段階から切られて正解だったかもしれんのう)

美穂子 「ふふっ…ふふふふふ」パァニ!パァニ!パァニ!

靖子 「ッ…あ、足が…」

美穂子 「上埜さん言われてましたよ?婆さんの相手は疲れるって…ふふふふふ」

靖子 「そ、そんなバカな事が…」

美穂子 「まずは一人…上埜さんもうすぐですよ…」カチッカチッカチッ

靖子 「…弾切れ…今だ!」

ズドン!

靖子 「ぐっ…な、なんで…」ヨロヨロヨロッ

美穂子 「狙いは辛いですけど、ニューナンブよりオートマグの方が威力はありますね…上埜さん今行きます」

カツ丼、リタイア!

ゆみ 「君を通す訳にはいかないな…」

春 「愛人が何の真似?…高望みしないからこそ重用されていたのに…バカな人」ポリポリポリ

ゆみ 「私もねすこしだけ寵愛を受けたくなったそれだけさ…」

春 「…そう、貴女がそう出るなら戦わなくちゃいけない」ポリポリポリ

ゆみ 「だが大量に糖分を摂取した君が満足に動けると思うか?」

春 「…意味が解らない」

ゆみ 「…桃ッ!!」

桃 「いるっすよ」ガシッ

春 「いつの間に…動けない…」

桃 「先輩が必要としてくれるだけで凄い力が出せるっすよ」ガシッ

ゆみ 「2対1か…やはり私は卑怯者かもしれないな…」トスッ

春 「……ひ、久…。」


滝見春、リタイア!

美穂子 「…あら?貴女は…」

一 「こんばんは風越のキャプテンさん」

美穂子 「貴女も参加してるの?」


一 「僕は今は透華付きのメイドだから…久とは仲良しな友達でいたいんだ」

美穂子 「邪魔をしないのならどいてくれる?」

一 「…打たれたら怖いしね、…久によろしくって頼むよ優勝者さん」ドンッ

美穂子 「…優勝?…私が?…ふふふふふ…ふふふふふ」

ドドドドドドド!

洋榎 「どかんかい!」

ゆみ 「むざむざ譲る訳がないだろ?」

ドドドドドドド!

美穂子 「ま、待って!上埜さんは私が…」


一 「久は本当、罪作りな女だよ」

国広一、自主リタイア


ゆみ 「…あ、諦めたらどうだ…?」

洋榎 「アホ…そういうお前こそ本当に大事な物があるんとちゃうか?」

洋榎 「なくしてからじゃ取り返しつかんで…」

ゆみ 「何を……そうか、桃の事か…」

ゆみ 「桃は別に今まで通りでも…」

桃 「嫌っす!やっぱり先輩は…先着は私だけを見ていて欲しいっす、私も先輩しか見ません…だから!」

ゆみ 「…本当に卑怯者だな私は」

ゆみ 「愛宕洋榎といったか?…気付かされたよ本当に大事な物に」

桃 「…先輩?」

ゆみ 「私はリタイアだ…桃、帰ろう」

桃 「は、はい…!」

加治木ゆみ、自主リタイア

―麻雀部―

カチャッ

洋榎 「…久?」キョロキョロ

久 「やっぱり洋榎が一番だったわね、信じてたわ」ニコッ

洋榎 「ほ、ほんま…掴めん人や…///」

久 「ネックレスにリードを付けるから動かないでね?」

洋榎 「もう離さんといてな…?」

久 「勿論よ…貴女がNo.1よ」


美穂子 「そこまでです…愛宕さん、上埜さんから離れて下さい」チャキッ

久 「美穂子、ちゃんとルールは護りなさい?洋榎が勝ったんだから…私の言う事が聞けないのかしら」

美穂子 「…それなら洋榎さんを懲らして上埜さんと私も二人で死にます!」

久 (眼が本気だわ…ちょっとまずいわね…)

美穂子 「う、う…上埜さんから離れて下さい…!」カタカタカタ

久 「…美穂子、私を打ちなさい…貴女を追い詰めたのは少なからず私にも原因はあるわ…美穂子や洋榎の心の中で愛してくれたらそれで良いから…」

美穂子 「…そ、…そんな事言われなくても…」カタカタカタ

久 「ごめんね、洋榎…さぁ美穂子…打ちなさい!」

美穂子 「…ッ!!」パァン!

久 「?」

洋榎 「玩具?ハッタリ…そんな訳ない…藤田プロも倒れとったしな」

美穂子 「ど、どうして……」

久 (もしかして…一?)




一 (一つ貸しだよ久…)クスッ


美穂子 「わ、私…上埜さんに向けて…銃を…」ポロッポロッ

久 「私は生きてる…美穂子、貴女の罪は私が許してあげれから」

美穂子 「優しいんですね…でも、私は自分を許せません…落ち着くまでは上埜さんの前から姿を消します」

久 (落ち着くまで…なんだ)

美穂子 「洋榎さん、上埜さんをよろしくお願いします」ペコッ

洋榎 「悪い虫が寄り付かんように、悪い虫を食べへんように…うちがちゃんと久から離れへんから!」

美穂子 「でもちょっと羨ましいですね…」

久 「じゃあ洋榎、リード付けるからこっちにいらっしゃい」

洋榎 「もう離れんでえぇ?側におってえぇ?」

久 「勿論よ……はい、出来上がりよ」

洋榎 「これでずっと一緒やな…久///」

洋榎 「…久?」

久 「この阿知賀の玄ちゃんと千里山の怜ちゃんも美味しそうね…」ジュルリ

洋榎 「…あかん、でもそんな久やから好きになったかもしれんな」


ぐだぐだになったけどおしまいです、読んでくれてありがとうございました

また何処かのSSで

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