不二咲「ここに置いてあった下剤がない!」苗木「なんだって!?」 (71)

苗木「そもそもなんで下剤なんか……」

不二咲「それが……」

不二咲「最近、ちょっとお通じがなくて……」

苗木「それで自作したと」

不二咲「……」コクリ

苗木「でも、なんでなくなったんだろう……」

不二咲「誰かにもっていかれちゃったのかなあ……」

苗木「どこに置いてあったの?」

不二咲「このテーブルの上だよ……」

苗木「誰かが落し物と思って持っていったのか……?」

不二咲「どうしよう……」

苗木「聞き込みをしよう!」

苗木「あ! あそこにいるのは>>4じゃないか!」

藤岡弘、

苗木「藤岡隊長!」

藤岡「む。どうしたんだね? そんなに慌てて」

苗木「僕の友達が落し物をしてしまいまして……」

藤岡「何ィ!? それは大変だ……」

藤岡「よし! 私に任せたまえ!」

ナレ「心強い仲間を手に入れた苗木隊員!」

ナレ「ここからは三人で伝説の秘薬!」

ナレ「謎の下剤を追うこととなった!」

ナレ「果たして、伝説の秘薬は本当に存在するのだろうか!?」

ナレ「そして、鬱蒼としたジャングルを三人は進む!」

ナレ「その時、隊長が何かを発見する!」

藤岡「待ちたまえ!」

苗木「……」ビクッ

不二咲「ひっ……」

ナレ「そこに現れたのは体長10mはあろうかという大蛇!」

ナレ「もちろん、並の人間では敵うはずもない!」

苗木「どうするんですか……」

不二咲「もう帰りましょうよ……」

藤岡「落ち着くんだ……ッ!」

ナレ「藤岡隊長はそう言って、ジャングルの木の枝をナイフで一刀両断」

ナレ「そして、その枝を大蛇に振るう!」

苗木「す、すごい!」

不二咲「さすが隊長!」

ナレ「こうし藤岡隊長のおかげで難を逃れた一行」

ナレ「しかし、この後も三人を苦難が襲い続ける!」

――――――
――――

藤岡「えー……」

藤岡「今回は、残念ながら伝説の秘薬を手に入れることは叶わなかった……」

藤岡「しかし! 我々は今後も引き続き調査を続ける!」

藤岡「期待して待っていてくれ!」

藤岡「……」コクリ

苗木「……」コクリ

不二咲「……」コクリ

――――――
――――

苗木「見つからなかったか……」

不二咲「でも貴重な体験だったよ!」

苗木「今度は>>18に聞いてみよう」

とがみ

苗木「十神君!」

十神「……? なんだ苗木か」

苗木「突然で申し訳ないんだけど、テーブルの上にあった薬知らない?」

十神「薬、だと?」

不二咲「これくらいの瓶でね、液体が入ってるんだ」

十神「……ふん、俺が知るはずないだろう」

苗木「そっか……」

十神「……」

十神「む、待てよ? 確か……」

十神「>>24があの辺りをうろうろしていたな」

キチガイ

十神「基地外があの辺りをうろついていたな」

苗木「基地外君が?」

不二咲「基地外君に話を聞いてみようよ!」

――――――
――――

基地外「ギャアアアアアアア!! アアアア!」

苗木「そうなんだ。テーブルの上の瓶」

基地外「アアアア! シネ! シネ! シネ! コロシテヤラアア!!」

不二咲「本当に!? それはすごく貴重な情報だよ!」

基地外「アギャアアアア! アアアアアアアア!」

苗木「本当にありがとう、基地外君!」

苗木「基地外君の情報によると……」

苗木「>>33が持っていったところを見たみたいだね」

コナン

苗木「コナンくーん! 聞いてる!?」ドンドン

コナン「あ、あああ……」ブリュブリュ

不二咲「な、苗木君……、やっぱり悪いよ……」

苗木「だって、瓶を返してもらわなきゃいけないじゃないか」

苗木「おーい! 瓶返してよー!」ドンドンドンドン!!!!!

不二咲(鬼だ……)

コナン「し……」

コナン「知らないよ!」

コナン「しばらく放っておいてくれ!」

苗木「そうもいかないんだよなぁ……」

コナン『蘭と二人で私立希望ヶ峰学園を見学に来ていた俺は……』

コナン『なんと、少女の格好をした少年の怪しい薬を発見してしまった!』

コナン『すぐに事件の匂いを感じ取った俺は……』

ペロッ

コナン『これは……!』

コナン『下剤ッ!?』

コナン「ぐっ……」

コナン「腹痛の治し方は親父にハワイで習わなかったな……」ブリュブリュ

コナン「ちなみに腹痛に効くとされる正露丸は……」

コナン「もとは征露丸といって……」

コナン「日露戦争の際に使用された軍用の薬だったんだ」

コナン「なんて知識をひけらかす相手もいやしない……」ブリュブリュ

コナン「腹痛ってなんて孤独なんだ……」

苗木「なんか一人でぶつぶつ言ってるな……」

不二咲「多分、瓶は持ってないんじゃないかな……」

苗木「どうする? ここで待つ?」

不二咲「多分、しばらくは出てこれないと思う……」

苗木「あれ? あそこに誰かいるよ」

苗木「>>46だ」

>>1がすごすぎるスレ

モノクマ

苗木「モノクマ!」

モノクマ「うぷぷ~。なにかお探しかな?」

苗木「監視カメラで見てたはずだろう! いま瓶はどこにあるんだ!?」

不二咲「このままじゃ、僕……」

モノクマ「う~ん、しかたないなあ……」モジモジ

モノクマ「交換条件だよ~」

苗木「交換条件?」

モノクマ「うん」

モノクマ「>>50をしてくれたら教えてあげるよ」

すいません。
再安価>>60

免許証を返してくれたら

苗木「おう。考えてやるよ」

モノクマ「……」

苗木「おら、犬の真似しろ」

モノクマ「わんわん、わんわん」フリフリ

苗木「汚ぇケツだなあ……」パチーンッ


――――――
――――


モノクマ「ふう……」

苗木(なんだろう、大事なものをなくした気がする)

苗木「……」チラッ

不二咲「ひっ……!」

苗木(不二咲さんはなんか怯えてるし……)

モノクマ「それではお教えしましょう!」

モノクマ「いま持ってるのは>>67だよ」

新型神機

モノクマ「いま持ってるのは新型神機だよ」

苗木「……」

不二咲「……」

モノクマ「あれ? どうしたの? 苗木君」

苗木「うん……、すごく言いづらいんだけどさ……」

苗木「……新型神機ってなに?」

モノクマ「え!? 知らないの!?」

苗木「うん、急いで調べてみたんだけど……」

苗木「少しも知らないんだ……」

不二咲「苗木君、新型神機知らないの?」

苗木「え?」

霧切「あきらかに不自然ね」

葉隠「もしかして、犯人は苗木っちなんじゃねえのか!?」

桑田「そうだ! 苗木が犯人に決まってる!」

苗木(み、みんなが、僕を疑ってる……?)

モノクマ「はーい! それでは投票を開始します!」

苗木「ちょ、ちょっと待ってくれ! モノクマ!」

モノクマ「待ちません!」カコーンッ

ピロリロ…

カシャーン カシャーン カシャーン

ワフー!!

モノクマ「そうです! 今回のクロは苗木誠君です!」

苗木「ち、ちがう……」

苗木「そんなバカなことが……」

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