阿笠「光彦くんの欲望をコントロールするスイッチが完成したぞい!」 (36)

コナン「どうやって使うんだ?」

阿笠「ここに3つのレバーがあるじゃろ?」

コナン「睡眠欲・食欲・性欲…?」

コナン「そうか分かったぞ!人間の三大欲求を一時的にコントロールできるんだな!!」

阿笠「さすが新一じゃ。だがくれぐれも悪用するんじゃないぞい」

コナン「おぉサンキュー博士」タッタッタ

阿笠「ちょっと待つんじゃ新一」

阿笠「それぞれレバーの横に0から10までの数字があるじゃろ?」

阿笠「3つの欲求の合計が10になるように調節したあとにスイッチを押すんじゃ」

阿笠「そうしないと光彦君がどうなるかは保証できんぞ」

コナン「おぉサンキュー博士」

阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞい」

歩美「おはよーコナン君」

コナン「おうおはよう」ニコニコ

灰原「何を企んでるの?」

コナン「バーロなんも企んでねえよ」

灰原「そう」

光彦「オハヨーゴザイマス!」

元太「いただきます」ガツガツ

光彦「朝から食べすぎですよー元太君」

コナン「朝の一発イきますか」

光彦「ちょっと、女性の前でなんてこと言うんですかコナン君!」

歩美「コナン君どうしたの?」

灰原「セクハラね」

コナン「ちょっと待てよ。俺には光彦が言ったように聞こえたんだが」

光彦「え・・・」


(睡眠欲:0 食欲:0 性欲:10)ポチッ

光彦「朝からおちんちん気持ぢい゛い゛よ゛゛おおぉぉぉぉォォォォォォォ!!!」シコシコシコシコ

元太「今日のウナギも元気だな」

歩美「キャーーーー!」

灰原「誰か円谷君を止めてぇぇ!!」

コナン「どけっ!みんな!!」

歩美「コナン君!!」


コナンは元太、歩美、灰原を押しのけ狂気と化した光彦に向かって自ら走り出した!


光彦「あふん」ドピュドピュ

光彦の精液を華麗な身の捌きで避けきり光彦の背後につく!!

そして日本伝統の技“居合い”の如く鋭いシュトウを光彦の後ろ首磨け放った!

(睡眠欲:10 食欲:0 性欲:0)ポチッ

光彦「」グッタリ

コナン「女性の前で自慰などするからだ。それがお前の敗因だ」ドンッ

歩美「コナン君素敵!!」

その後光彦はコナンに叩き起こされ何が起きたのか分からぬまま学校へ向かうのであった。

先生「えーっとこの問題は…江戸川君!」

コナン「左辺にあるそれをあれこれするとx=3です。つまり真実はいつもひとつッ!!」

児童「 \オォー/ 」

先生「流石江戸川君ね!正解よ」

歩美「すごーいコナン君!ホウテーシキもできるんだね!!」

先生「さて次の問題ね」

先生「全部で10個実っているリンゴの木から女の子が5つ収穫しました。さて残りは?」

先生「えーっと、円谷君!分かる?」

光彦「元が10個ありそこから5つ収穫するので10引く5ですね」

光彦「つまり答えは…

コナン「」ニヤリ

(睡眠欲:0 食欲:10 性欲:0)ポチッ

光彦「食べちゃいます!!!」

先生「え?」

光彦「ああーリンゴ食べたくなってきました!」

先生「円谷君?答えは?」

光彦「だから僕はリンゴが食べたいんです!!」

先生「ふざけないで答えなさい」

光彦「だからふざけてなんk…

コナン「」ニヤリ

(睡眠欲:0 食欲:0 性欲:10)ポチッ

光彦「女の子食べだい゛よ゛ょ゛お゛お゛おぉぉぉぉォォォォォ!!!」シコシコシコシコ


コナン「そのまま光彦は校長室に連れて行かれてしまった」

そして給食の時間がやってきた。


歩美「さっきから光彦君どうしたのー?」

光彦「それが僕にも何がなんだか」

コナン「変なスイッチでも食べたんじゃないかー?(適当)」

灰原「」ジロー

コナン「なんもしてねぇよ;」

歩美「キャー!コナン君、そのシチューに虫入ってる!!」

コナン「うわっ!なんだこの虫!!」

阿笠「ワシじゃよ」

阿笠「新一、さっきも言ったが3つの欲求レバーの合計を10になるようにしないとどうなるかは保証できないぞ」

阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」ドロン

光彦「何の話ですかー?」

コナン「なんでもねえよ」

(睡眠欲:0 食欲:0 性欲:0)ポチッ

光彦「」バタリ

歩美「光彦君!!!!」ガタッ

コナン「こ、これは死んでる…」




ギィィィィィィィィバタン!!

コナン「クソッ…、どうして光彦がこんな目に……」

コナン「そうださっきのスイッチで」

(睡眠欲:10 食欲:0 性欲:0)ポチッ

ドックンドックン

光彦「」スピースピー

歩美「コナン君!光彦君から寝息が聞こえるよ!」

コナン「なんだって!?」

灰原「名探偵さんもミスすることもあるのね」

コナン「ちくしょう光彦の野郎恥かかせやがって」

(睡眠欲:0 食欲:0 性欲:10)ポチッ

光彦「」ムクムク

元太「ウナギが元気になったゾ!!」

光彦「歩美ちゃ~ん」シコシコシコシコシコ

歩美「キャー!!!」

光彦は歩美を抱きかかえ恥部へとゆっくり指を這わせた。
まだ砂漠のように何も生えていない、まだ大事な人にも見せたことのない
秘密の花園へ光彦は今、侵入を試みている。

コナン「歩美ぃぃぃぃ!!!」

(睡眠欲:10 食欲:10 性欲:10)ポチッ


光彦「ガハッ…」

光彦「」キュインキュインキュインキュイン!!!

灰原「どういうこと!?円谷君が膨張し始めたわ!」

そこには風船と呼ぶには汚らわしく
太陽と呼ぶにも汚らわしい膨張した光彦の姿があった。

阿笠「欲望のオーバーヒートじゃ」

阿笠「光彦君の欲望を過度に増大させてしまったことでリミッターが外れてしまったのじゃ」

灰原「円谷君のこの姿…本で見たことがある気がするわ」

灰原「……!?まさか!!」

阿笠「そうじゃ哀君。“ブラックホール”じゃ」

コナン「そんな…だけど博士!スイッチの効果は一時的なものなんだろ!?少しそっとしておけば…」

光彦「なんでもい゛い゛がらぼじい゛よ゛おぉぉぉぉぉ!!」ギュインギュインギュインギュイン

灰原「吸収を始めたわ!」

阿笠「この吸引力ではスイッチの効果が切れる前に帝丹小学校が消滅してしまう!!」

コナン「どうすれば……なんだそれは博士!?」

阿笠「……。」

阿笠「光彦君を爆死させるスイッチじゃよ」

コナン「なんだって!?最初からそれを使っていれば光彦とめぐり合うこともなかったのに…」

阿笠「君と光彦君、そして少年探偵団のみんなが出合うことは運命だったということじゃ」

阿笠「そしてワシの発明がこれで最後なのも運命なのかもしれんのぉ」

灰原「博士!どういうこと?」

阿笠「実はこのスイッチ、光彦君の半径10cm以内でしか使えないのじゃよ」

阿笠「光彦君が爆死する代わりにワシも一緒に…」

灰原「爆発の規模はどのくらいなの?」

阿笠「東京タワー3つ分じゃ」

阿笠「ワシが助かる可能性は1%ってところかのぅ・・・」

歩美「博士死んじゃいやだよー」ウルウル

灰原「……。」

コナン「……。」

光彦「」ギュインギュインギュインギュイン


灰原「私が行k…

コナン「俺が行く」

阿笠「何を言うんじゃ新一」

灰原「アナタはダメよ!私は…宮野志保はもういない人間なの!!ここで私が死んでも誰も悲しまない」

灰原「それに…」

コナン「早くお姉ちゃんのもとに行きたいって言うのか?」

コナン「バーロー。お前を…灰原哀を必要としている人のことをまだ気づかねえのか?」

阿笠「新一…」

コナン「博士には元気でいてもらわないと新しいゲーム作ってもらえなくなるじゃんか」

コナン「俺はまぁ…病院ベッドの上でも推理はできるしよー」

コナン「死ぬって決まったわけじゃねーんだ。残りの1%に賭けてみるよ」

コナン「博士、スイッチもらうぜ」

阿笠「あ…」

歩美「コナン君、行っちゃうの?」

コナン「全く、光彦にはいつも迷惑かけられっぱなしだ」

コナン「まぁ、一応少年探偵団の仲間だしよ」

コナン「最期まで一緒にいてやろうと思ってさ」



元太「コナ~ン!みんなを連れてきたぞ!!」

コナン「元太いつの間に!」

元太「なんだかんだでお前が光彦殺しに行くと思ってよー」

蘭「コナン君!!」
小五郎「ガキンチョ!!」
服部「工藤!!」
キット「探偵坊主!!」
ジン「ああ、あの遊園地の」

コナン「みんな……」

コナンはブラックホールと化した光彦のもとへ向かった。


コナン「クッ…すごい吸引力だ」

光彦「コナン君が欲じい゛の゛お゛おおおぉぉぉぉぉォォォォォォ」ギュインギュインギュインギュイン

コナン「こんなにでかくなりやがって」

コナン「何か言い残したいことはあるか?」

光彦「何で僕はいつもこんな目に…」




「バーロー」ポチッ

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