咲「麻雀相撲部…?」(184)

久「咲、来週また麻雀の大会始まるから、準備しといてね」

咲「えっ?またやるの?」

久「そうよ、新しく始まった大会なの、はい、これチラシね」

咲「ふんふん……何?麻雀相撲部」

久「そうよ」

咲「何これ…相撲部って、私相撲出来ないよ」

久「そうは言っても…これからできるようにならなくちゃ困るのよね」

咲「えっ?」

久「どうやら来年からは麻雀相撲を主流にしようとしてるらしくて…」

久「来年の普通の麻雀の大会は規模を縮小するらしいわよ」

咲「でもなんでそんな…」

久「囲碁サッカー部って…知ってる?」

咲「はい…うちの学校にもありますよね」

久「囲碁サッカー部の反響が大きくて、それで企画した人が次は麻雀と相撲を合体させようって」

咲「そんな…私力仕事なんて無理だよ…」

久「まあ、安心しなさい、ルールは通常の麻雀に相撲を少し付け足したルールなんだけど」

久「相撲は出来なくても麻雀の実力があればそこそこの試合はできるのよ」

久「まあ、不利になる感は否めないけどね」

咲「そ、それってどんなルールなんですか?」

久「ルールは簡単よ」

久「まずリーチをする、そしたら誰か一人と欲しい牌を宣言する」

久「そしてその宣言した相手と相撲を取る」

久「勝てれば自分の勝った相手から牌がもらえる、ただし、指定した相手がその牌を持ってなかったら無効」

久「リーチしてる人は一巡巡ってくるごとに相手と牌を指定して戦えるわ」

久「どう?これなら咲でもできるんじゃない?」

咲「た…確かにできそうですけど…かなり不利に」

久「じゃあこう考えたらどう?今から相撲を鍛えれば強い相手にも勝てるようになる…て」

咲「えっ?」

久「和、開けてー」

ガラガラガラガラ

咲「こ…これって…」

久「偶然近くに今は無き相撲部の部室があったから、壁をドアに変えてもらったの」

和「咲さん…ここで相撲取りましょう」

久「ほら、練習行ってくる」ドンッ

咲「わっ…そういえば、これって着替えなくていいんですか?」

久「ああ、いつもの服装で大丈夫だそうよ、まわしだと麻雀する時寒いからね」

久「もう学校側も麻雀相撲部に備えて制服の量産化を始めたらしいわ」

和「そうですよ、購買で制服上下セット1000円になりました、さらに麻雀相撲部なら8割引です」

久「それじゃあ始めましょうか」

咲「はい」

タッタッタ

久「どこ行くの?」

咲「えっ?相撲の練習を・・・」

久「違うわよ、麻雀相撲部なんだからまずは麻雀からしないと」

咲「あっ、そうか」

優希「それじゃあ私と咲ちゃんとのどちゃんと部長でやるじぇ」



久「リーチ!」

咲(早い・・・でも待ちが読める・・・)

久「ふっふ、それじゃあ咲、あなたのイーピンをもらうわ」

咲「えっ?」

優希「咲ちゃんと部長の相撲だじぇ」

咲「うう・・・相撲勝てる気がしないよぉ・・・」

久「遠慮しないできなさい」

優希「はっけよーい…のこったじぇ!!」

ドッ

咲「くっ・・・うう・・・動かない・・・」

久「ありゃあ、予想以上に力がないわね」

咲「うう・・・はぁ・・・はぁ・・・参りました・・・」

久「それじゃあイーピンもらって私のアガリね」

久「それじゃあ次行くわよ」



咲「リーチ・・・」

久「・・・相撲やる?」

咲「で、でも部長には勝てないし・・・」

咲(和ちゃんも・・・のしかかられたら勝てなさそうだし・・・)

咲「・・・」

咲「優希ちゃん、やる?」

優希「あっ、今私なら勝てると思ったな」

咲「優希ちゃん、じゃあハクを賭けて勝負」

優希「勝ったじぇ」

久「これで咲はハク待ちだとバレたわね」

咲「そ・・・そんな・・・」

優希「この試合は流局になったじぇ」


和(私も・・・早く咲さんと相撲がしたい・・・)

和「リーチ!咲さんの五萬を貰います」

咲(まずい、持ってるよぉ・・・)


久「それじゃあいい?はっけよーい、のこった!」

ドッ

咲「うっ・・やっぱり重たい・・・」

和「咲さん・・・ほらほら、押し出されちゃいますよ」

ムニュッ

咲(胸でグイグイ押されたら・・・)

咲「あっ・・・」バタッ

和「はぁ・・・はぁ・・・咲さん・・・」スリスリ

咲「やっ・・・ちょっ・・・もう試合は終わってる・・・」

和「あっ・・・ごめんなさい、私ったら・・・」

咲「だ、大丈夫だよ、それより五萬、これでアガリだね」

和「はい」

翌日

久「決まったわよ、当日の試合スケジュールが」

咲「えっ?もうエントリーしてたんですか?」

久「咲ならエントリーすると思ってね、はいこれ」

準1 照 玄 煌 怜
準2 姉帯 美穂子 咲 小蒔 
準3 深堀 淡 優希 衣
準4 霞 和 宥 竜華

咲「あっ、個人戦なんですか」

久「そうよ、準決勝で一位だった人が決勝に出られる感じね」

咲「決勝に行けばお姉ちゃんと・・・」

大会当日

咲「私は、外にいるから」

和「見ないんですか?」

咲「一回戦が終わったら呼んでね」

和「わかりました・・・行きましょうかゆーき」

鳴いたらどうなんの?

照「・・・」

煌「またこのメンバー・・・すばらです」

玄「怜さん、大丈夫なんですか?」

怜「大丈夫や、千里山が優勝出来んかったから私はこの試合で優勝せなあかんのや」

玄「わ、私もです」

恒子「さあ!麻雀相撲全国大会、スタートです・・・」

恒子「がその前に、中継が繋がってます」

>>19
麻雀わからないからどうすればいいかわからない

針生「はーいこちら赤坂スタジオです」

針生「小鍛治プロは高校生全国麻雀相撲大会の解説役をする予定でしたが」

針生「急遽サプライズで謎の挑戦者と麻雀相撲で対戦しています」

レジェンド「・・・」

玄「あっ、レジェンゴ」

健夜「うう・・・私仕事があるのに・・・」

レジェンド「リィィィィィチ!!!小鍛治ブロの四索をもらいます」

針生「さあ謎の挑戦者先制リーチ、小鍛治プロと相撲をします」

健夜「あわわ・・・相撲なんてやったこと無いよ・・・」

針生「それではいきます・・・はっけよーい、のこった」

レジェンド「どすこい!」

健夜の肩に張り手がぶつかる

健夜「うぐっ・・・強いっ・・・」

レジェンド「よし、このまま・・・レジェンドツモ!」

レジェンドは飛び上がり健夜の顔に張り手を食らわせる

健夜「おぐふっ」

どさっ

レジェンド「これで小鍛治健夜はイチコロってわけさ」

レジェンド「阿知賀のレジェンドはこの私さ」ドヤ

針生「な・・・なんと謎の挑戦者が世界二位の小鍛治プロを倒してしまいました」

針生「これは一体どういうことなんでしょう」

三尋木「いや知らんし」

針生「ムカッ」

小鍛治「はぁ・・・はぁ・・・とりあえずすぐ行きます・・・」

照「リーチ」

玄・怜・煌「!?」

照「花田さん、あなたの一索をもらいます」

煌「すばらっ!?」

恒子「それでは初めて導入された相撲システムの初の相撲です、はっけよーい、のこった」

ドッ

煌「くっ・・・うううっ・・・」

恒子「やはりすばら選手、宮永照に押されてしまう・・・」

健夜「やっぱり体格で有利不利つきますからね」

照「・・・・」ギュルギュルギュルル

煌「すっ・・・すばらああああ」

バタッ

照「ロン、500・800」

怜「アカン、一巡先が見えてても相撲で強奪されてしまう」

煌「ここは前と同じように・・・私が鳴いて阻止するしかありませんね・・・」

怜「せやな・・・これか?」

煌「チー」

恒子「ちなみに鳴く場合はそれをもらってアガれる場合のみ相撲ができます」

煌「すばらです、園城寺さんの一萬をもらいます」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

煌「そおれっ」

怜「あー負けたー」バタン

煌「すばらです」

照「・・・」ギュルンギュルルン

煌「す・・・凄い怒ってそうですよ」

怜「気にせんほうがええ・・・」


照「リーチ、松実さんのドラをもらいます」

玄「えっ・・・ええ!?」

怜(もし松実玄から相撲でドラを奪ったとしたらどうなるんやろうか・・・)

怜「松実さん、もし負けたら・・・ドラが来なくなるかもしれへんで」

玄「そ・・・そんな・・・」

煌「相撲で勝てばいいんですよ、玄さんなら出来ます、すばらです」

玄「そ・・そうですね、松実玄にお任せあれ」ビシッ

>>30
ロン500・800…だと?

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

照「・・・」ギュルルルル

ぶおっ

玄「ひっ・・・」

玄「あの右腕に当たったら・・・吹き飛ばされてしまう」

照「ギュルルルル」

玄「ひいっ」

玄「逃げてばっかりじゃダメ・・・次避けたら横から押し倒せば」

照「ギュルルルルルルルルルッ!!」

玄「よしっ」

ドッ

照「!?」ギュルルルル

玄「はああ・・・・っ・・・」

照「うっ・・・このっ・・・」ギュルルルル

玄「ひっ・・・服が」ビリッ

照「離れろ・・・っ」ギュルッギュルルル

玄「うっ・・・なかなか倒れない・・・」

照「残念だったな、私はこの大会が決まった瞬間相撲の特訓を積んできたんだ」

玄「このっ・・・」ぐいっぐいっ

照「初撃を耐え切った今、横からの攻撃は無意味だ」ギュルルル

ギュルルルル

恒子「さあ、宮永照のコークスクリューによりどんどん押されている」

玄「く・・・うっ・・・お・・・・」

玄「お姉ちゃ・・・」

バタッ

照「ロン、3800」

煌「すばら・・・ですね・・・」

怜「もうアカン、どうやって勝つんやこれ」

3800ってなんやねん

怜「リーチ、松実玄の八萬をもらうで」

玄「は・・・はい・・・」


玄「なんか・・・恥ずかしいですね・・・こうやってお互い裸で相撲するなんて・・・」

怜「ええやん、本物の相撲みたいやで」

玄「そ、そうかな」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

ドッ

怜「ん・・・柔らかいなぁ・・・」

玄「おおおっ・・・」

バタン

怜「はぁ・・・はぁ・・・負けたわ」

玄「でも何で・・・さっきも戦って負けたのに・・・」

怜「こんな機会、滅多にあらへんもん・・・」

玄「え?」

煌「ふむ・・・確かに松実さんはすばらですね・・・」

煌「私もリーチをかけて松実さんと・・・」

照「ツモ、32000松実さんのトビで終了」

煌「すばらっ!?」

玄「はあ、まさかトビ終了なんて・・・」

怜「でも、良かったやないの、宮永照さんがまさかピンクの下着付けてるなんてなぁ」

照「っ////////」

怜「あっ、照れたな」

照「お疲れ様でした」

タッタッタ

咲「次は私の番か・・・」

美穂子「宮永さん、今日はよろしくね」

咲「あっ、どうも、相撲は正直苦手ですが・・・」

小蒔「私も苦手です・・・」

姉帯「そうそう、私もいきなり相撲なんて言われてさー、私相撲なんて出来ないよー」

咲「で・・・でかっ」

小蒔「相撲が出来ないって・・・嘘ですよね・・・」

姉帯「いやいや本当だって、じゃあさ、みんな苦手なら麻雀だけで勝負しようよ」

咲「た・・・確かにそのほうがいいけど・・・」

小蒔「信用できない・・・」

美穂子「私は相撲のルールも使っていくわよ、麻雀相撲ですからね」

咲「そ・・・そんなぁ・・・」


恒子「準決勝第二ブロック、開始です」

咲(姉帯さんは論外だし福路さんは自信満々だったし・・・小蒔ちゃんもあの胸で押されたら・・・)

咲(ここは相手が要求してきそうな手を捨てていくしか・・・)

美穂子「リーチ・・・それじゃあ小蒔ちゃん・・・萬子をもらおうかな」

小蒔「はっ・・・はい・・・」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

ムニュッ

小蒔「ふあっ・・・あ・・・」

美穂子「ふふふ・・・こういうのは初めて?」

小蒔「やっ・・・お・・・押さないで・・・」

>>43
ザンニ2本場やろ
小薪ちゃんと咲ちゃんの相撲って凄いほのぼのしそう

美穂子「それっ・・・それっ・・・」

グイグイ

小蒔「いっ・・・いやぁぁ・・・」

バタン

美穂子「よし、それじゃあ萬子を・・・」

小蒔「持ってないです・・・」

美穂子「あっ、そうだったの?ごめんなさい押しちゃって」

小蒔「・・・」フルフル

恒子「美穂子選手の待ちがバレてしまい、流局となりました」

咲「相撲を誘発させて待ちがわかれば、私達にも反撃のチャンスが来る・・・」

小蒔「はい・・・」

姉帯「リーチだよー」

咲「ひっ・・・」

姉帯「そうだねー、せっかくだし超かわいい咲ちゃんと相撲がしたいなー」

姉帯「咲ちゃん萬子持ってるでしょ?」

咲「・・・」

姉帯「ああ、そんな暗い顔しないでよ、私本当に相撲弱いから」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

ドッ

咲「うっ・・・くうう・・・」

姉帯「あっはは、腰がちょーくすぐったいよー」

咲「くう・・・っ動けっ・・・」

姉帯「くすぐったいよー」

咲(駄目だ・・・体力がもう・・・)はぁ・・・はぁ・・・

ばたっ

姉帯「あれっ?倒れちゃった?」

咲「うう・・・相撲が弱いなんて嘘だったじゃないですか」

姉帯「あはは、ごめんねー」

咲「姉帯さんに好かれちゃったのか集中的に狙われる・・・」

小蒔「・・・」ウト・・・ウト・・・

咲(ここで寝られたらもっと狙われちゃう)

咲「カン、カン、小蒔ちゃん、相撲しよう」

小蒔「・・・あっ・・・はい・・・」

恒子「それでは、はっけよーい・・・」

小蒔「・・・」コクリコクリ

恒子「のこった!」

咲「よし」

グイグイ、ムニュ

小蒔「わっ・・えっ・・・え?何でこんな・・・」

咲「もう少し・・・っ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

小蒔「い・・っ・・・嫌です・・・」

グイグイ

咲「そおおれっ・・・」

ビリビリ

咲「あっ・・・いやっ・・」

小蒔「あっ、すいま・・・」

どさっ

恒子「勝者、宮永咲選手」

咲「あはは、ごめんね」

>咲「もう少し・・・っ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

>小蒔「い・・っ・・・嫌です・・・」

えろすぎわろた

咲「カン、嶺上開花、36000」

小蒔「えっ・・・ええっ!?」

恒子「宮永咲選手、一位に返り咲いた」

咲「やった、麻雀って楽しいね」

小蒔「うう・・・」

小蒔「う・・・ぐすっ・・・」

姉帯「神代さん、大丈夫?」

小蒔「うう・・・ひっぐ・・・」

咲さんが小薪ちゃんを性的に慰める展開はよ

姉帯「リーチ、萬子が欲しいんだけど・・・」

姉帯「福路さんじゃ勝てる自信無いから宮永さんとやるよー」

咲「そ・・・そんなぁ」


姉帯「ロン、16000」

恒子「試合終了です、最終的に姉帯豊音選手が決勝進出だー」

姉帯「みんなありがとうね、決勝でも頑張って優勝狙うから」

美穂子「ふふふ・・・それは絶対に不可能よ」

美穂子「私は風越のキャプテンだったけど、エースは他にいるわ」

美穂子「次の試合・・・見てみるといいですよ・・・」

姉帯「・・・・・ゴクリ」


優希「よっしゃーようやく私の出番だじぇ」

衣「乏しいな、闕望(けつぼう)したよ。そろそろ御戸(みと)開きといこうか。」

淡「へえ・・・なかなか倒し甲斐がありそうな相手ね」

深堀「・・・・・」のっそのっそ

優希「な・・・何なんだお前は、太り過ぎだじぇ」

淡(ちょっと面倒そうね・・・でもどうせ図体だけでしょ)

優希「うーっ・・・こうなったら私もタコス食べて太ってやるじぇ」バクバクバク

恒子「それでは準決勝第三試合、スタートです」


淡(あの太い奴のせいでいつもの試合ができない・・・)

衣「ようし、衣が最初のリーチだ」

深堀「・・・」

優希「・・・」

淡「相撲は?」

衣「ん?やらないぞ?相撲は」

淡「ふーん、まあ当然か、一番弱そうだし」

深堀「リーチ・・・」

優希「なっ・・・大横綱のターンが回ってきたじぇ・・・」

深堀「相撲は・・・萬子を貰う、相手は天江衣」

衣「ん?」

深堀「相撲をするぞ」

衣「なんだ?何で急に相撲をするのだ」

恒子「はっけよーい、のこった」

ドンッ

衣「ぎゃっ・・・」

ヒュンッ、どさっ

深堀「ロン、2400」

衣「あっ、その萬子衣の・・・」

淡「・・・」

深堀「・・・」

衣「衣、なにか悪いことしたのかな・・・」

淡「ま、子供が麻雀やるからこうなるのよ」

衣「なっ、子供じゃない、衣だ」

淡「どっちでもいいわよ、リーチ」

淡「子供ちゃんの東をもらおうかな」ニヤニヤ

衣「だから子供じゃない、衣だ」

淡「見た目完全に子供だけどね」

恒子「はっけよーい、のこった」

衣「もう怒ったぞ、土俵から出してやる」

淡「あっはは、出来るの?やってみれば?」

ドッ

衣「んーっ・・・んんーっ」

淡「ほらほら、もっと頑張らなきゃ全然動かないよ?」

衣「んんんーーーっ」

淡「弱い弱い、よくそんなんで試合に出ようと思ったね」

衣「くううう・・・っ」

ビリッビリ

淡「なっ」

パチィン(ビンタの音)

衣「うぐっ・・・」

淡「何すんのよ、私の制服に」

衣「うう・・・」

審判「あの・・・暴力行為は・・・」

淡「してないわよっ、早く東を渡しなさい」

衣「も・・・持ってない・・・」

淡「は?」

衣「私が持ってても奪われるだけだから・・・持たないことにしたんだ・・・」

淡「はあ・・・もういいわ、次行きましょ・・・」

深堀「・・・」

淡「何よ、早く打って」

深堀「天江衣をこれ以上いじめたら許さない・・・」

淡「はあ?何言ってるの?あなた凡人でしょ?能力あるの?」

優希「二人共、喧嘩は駄目だじぇ、麻雀は楽しくやるものだじぇ」

深堀「・・・」パシッ

優希「・・・」パシッ

衣「・・・」パシッ

・・・・

淡「流局・・・か」


優希「次は私がリーチだじぇ」

淡「相撲は?・・・」

優希「ふーむ・・・・・・・・」

優希「衣ちゃん、勝負だじぇ」

衣「なっ、私なら勝てると思ったな」

優希「衣ちゃん、これは非常な勝負なんだじぇ・・・」

衣「くっ・・・後悔させてやる・・・」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

ドッ

衣「くううう・・・」

優希「んぎぎぎぎ・・・」

優希「ってなると思ったか?」

衣「何っ」

優希「私は・・・お前とは・・・鍛え方が違うんだじぇーーーっ」

ズリズリズリ どさっ

衣「うう・・・また負けたぁ・・・」

優希「ロン、8000オールだじぇ」


衣「うう・・・みんなが応援してるのに・・・こんな無様な姿・・・」

深堀「衣ちゃん・・・立てる?」

衣「ふ・・・太っちょな奴・・・」

衣「あ・・・ありがとう・・・礼を言うぞ」

淡(そんな茶番要らないから早く戻って欲しいわ)

淡「はぁ・・・」イライラ

衣(こんな奴を勝たすくらいなら・・・)チラッ

深堀「・・・」

衣(私の場の支配で・・・)


淡(あーもう、全然いい手が来ない)イライラ

深堀「リーチ・・・」

優希「じぇっ?」

淡「えっ、もう?」

深堀「五筒をもらう、相手は大星淡」

淡「なっ・・・」

淡(何で私がこんな無能な奴に・・・)

淡(でもうまく足掛ければ倒せるはず・・・)

淡(恥かかせてやる・・・)

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

淡「おおおおおっ」

どっ

深堀「ふ・・・っっ・・・」

淡「くっ・・・このデブ」

淡(くそおおおおっ)

ビリッビリバリッ

淡「いっ!?・・・嫌っ・・・やめて・・・」

ビリビリッ ドサッ

淡「うう・・・」

恒子「第三試合、深堀選手の勝利です」

ワー

衣「ほう、黒い下着か」

淡「うっ・・・うるさいわねっ」

衣「とーかとそっくりだ」



霞「良かった、私達のグループは安全そうね」

和「・・・」

宥「あったかーい」

竜華「怜の仇はうちが取るで」

恒子「それでは第4試合、スタートです」


宥「やった、あったかいのがいっぱい・・・」

宥「リーチ・・・相手は・・・」

霞・和・竜華「・・・」

宥「うう・・・みんな暖かそうでわからないよ・・・・」

宥「それじゃあ・・・原村さんで・・・」

和「はい・・・」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」


飯で30分落ちたら自分で立てる

宥「えっ・・・えいいっ・・・」

ぽよんっ

和「ううっ・・・」

宥「む・・・胸が邪魔でやりづらい・・・」

和「松実さんの胸が大きすぎて・・・胸が苦しい・・・」

宥「ううう・・・・っっっ」

和「くううう・・・」

宥「あ・・・あったかーい」

和「えっ・・?」

宥「和ちゃんの体・・・胸が密着して・・・とってもあったかい」

スリスリ

和「えっ?いやっ・・・そんなスリスリしたら・・・あっ・・・」

バタン

宥「和ちゃんの胸・・・あったかーい」

和「い・・・いやああ」

宥「ロン、3600」ポカポカ

和「うう・・・」


竜華「なかなか壮絶な戦いやな・・・でも」

竜華「リーチ!!一筒を要求するで」

霞「誰にするの?」

竜華「そうやなあ・・・」

竜華(何や、何のことかしらんが私一番劣ってるやないか)

竜華(こんな事・・・今まで無かったで、むしろ逆の立場やったのに・・・)


竜華「石戸さん・・・で」

竜華(初めは様子見やな・・・)

石戸「それじゃあよろしくね、竜華さん」

竜華「よろしく頼むわー」

恒子「健夜さん、この試合どうでしょう?」

健夜「うーんやっぱり真っ向勝負なら石戸さんですけど、竜華さんは活発な方ですから、立ち回り方で勝ち目はあるかもしれません」

恒子「なるほど、さすがアラフォー」

健夜「アラサーだよ!」

ハハハ

恒子「それでは石戸選手対清水谷選手の相撲勝負、はっけよーい、のこった」

霞「やあ!」

竜華「くっ・・・正面からじゃあのボインに敵わないわ・・・」

竜華(重心を落として下から・・・)

竜華「はああっ」

ボヨンッ

竜華(!?)

霞「あ、私も重心を落とそうと思ったんだけど・・・同じ事考えてたみたいね・・・胸が邪魔だから」

竜華(嫌味か!)

ズルスルズル

竜華「くっ・・・あと一歩で外に出てしまう・・・」

霞「ほらほら・・・早く外にでてください」

竜華(こののけぞった姿勢・・・不利や・・・かと言って戻したら・・・)

ボヨッ

竜華(この暴力的なおっぱいに・・・押されてしまう・・・どうすれば・・・)

霞「ほらほら・・・我慢してないで・・・早く出て・・・」

ムニムニ

竜華「うっ・・・くううっ・・・」

バタッ

恒子「石戸選手の勝利です」

竜華「くっ・・・負けたぁ・・・いろんな意味で」

霞「大丈夫ですよ、竜華さんには竜華さんなりの魅力があります」

竜華「うっ・・・余計惨めや・・・」

霞「ふふ・・・それじゃあ次は私がリーチ、相手は原村さんで」

和「はい・・・」

恒子「おおっ、ついに来ましたおっぱい頂上対決、果たしてどっちが勝つのでしょうか」

和「絶対に負けません・・・」

霞「胸のサイズに自信があるの?」

恒子「それではいきます・・・はっけよーい、のこった」

和「とうっ」

霞「ていっ」

グリグリ

和「くっ・・・苦しい・・・」

霞「こ・・・呼吸が・・・それっ・・・」

恒子「おっと、石戸選手体をずらした、胸が原村選手の顔に直撃だああ」

和「うっ・・・んんっ・・・」

恒子「原村選手苦しそうだ、呼吸出来るのでしょうか」

グリグリ

和「んっ・・・すうう・・・っ・・・はっ・・・・」

霞「今のうちに・・・」

グイグイ

和「んっ・・・やあっ・・・」

ビリビリッ

どさっ

和「ぷはっ・・・はあっ・・・はあっ・・・」

霞「それじゃあ・・・ロン、4800」

和「はあっ・・・はあっ・・・」

和(私の胸に顔を埋めた咲さんは・・・こんな気持ちなんですね・・・)ハァハァ


霞「ツモ、8000オール」

霞「これで私の勝ちは確定ですね」

竜華「完敗や、麻雀も相撲も」

和「はい・・・」

宥「ま・・・待ってください・・・」

宥「私、霞さんとまだあったかいことしてない・・・」

霞「・・・それじゃあ続きしよっか」

宥「はい・・・・・あの、リーチです」

霞「私ね、よろしく、松実さん」

恒子「はっけよーい、のこった」



ぎゅっ

霞「松実さん、暖かい?」

宥「はい・・・とってもあったかい・・・」

霞「でもそれだけじゃ、足りないよね?」

宥「えっ?」

ビリビリッバリッ

宥「あっ・・・」

霞「こうして肌と肌で触れ合えば・・・もっと暖かくなりません?」

宥「はい、いいです・・・」

和・竜華(帰ったら咲・怜に同じ事しよ)


霞「それじゃあそろそろ・・・終わりにしますよ」

宥「はい・・・」

霞「そんな寂しそうにしないで・・・また温めてあげるから・・・」


宥「ひっ・・・さ・・・寒い・・・」

霞「えっ?」

宥「服破いちゃったから・・・控え室まで寒いよ・・・」

霞「仕方ありませんね」

だきっ

宥「あったかーい」

霞「このまま控え室まで着替えを取りに行きましょう」

恒子「第4回戦は石戸霞選手の勝利」

恒子「決勝戦は、宮永照、姉帯豊音、深堀、石戸霞選手となります!!!」

衣「純代、このリボンをつけるのだ」

深堀「これは・・・」

衣「これを私だと思って身につけてれば・・・場の支配の影響を受けにくくなるぞ」

深堀「わかった・・・」


恒子「さあ、始まりました全国麻雀相撲大会決勝戦、果たして誰が優勝するのか、選手入場!!」

宮永照「・・・」

姉帯「みんな強そうだよー」

深堀「・・・」

霞「あらあら・・・」

霞「深堀さん、そのリボン、可愛いですね」

姉帯「ちょーかわいいよー」

深堀「///」

恒子「それでは試合開始!!」

照「・・・」

霞(確か最初の一局は宮永さんは様子見するらしいわね・・・だったら)

霞「ロン、12000」

照「・・・・」

恒子「おっと、いきなり石戸選手、宮永照にスーパー役満を直撃だああ」

照(そのうち返す・・・)

照「ギュルッ」

照「リーチ」

恒子「早い・・・宮永照、麻雀では敵無しだ」

照「深堀さん、やろうか・・・」

深堀「あ・・・ああ・・・・」

恒子「宮永照、一番強そうな深堀を指名だ」

宮永照「私が勝ったら四筒をもらう・・・」

恒子「それでは行きます・・・はっけよーい、のこった」

ドッ

照「―――――っ」

深堀「くっ・・・・・・」

恒子「すごい、両選手一歩も譲らない・・・」

健夜「宮永さんが少し押され気味ですね」

照「・・・」ギュルギュルル

深堀(まずい・・・早く決めないと・・・)

深堀「おおおおおぁあっ!!!」ドンッ

照「うっ・・・」

どさっ

恒子「ああ・・・宮永照選手、負けてしまいました」

健夜「コークスクリューが当たってれば、わからなかったですね」

深堀「残念だったな、次は私達の番だ」

照「・・・」

姉帯「四筒以外だよー」パシッ

深堀(相手の待ちは割れてるし、そろそろ攻めるか・・・)パシッ

照「ツモ、混老頭」

深堀「!?」

深堀「馬鹿な・・・待ちは四筒のはずじゃ・・・」

照「?私は四筒を要求したけど待っているとは言っていない」

深堀「くっ・・・」

姉帯「やっぱり強敵揃いだよー」


霞「私は麻雀で稼がないとね・・・立直、相撲はパスで」

照「私もリーチだ、三索を要求する」

霞「う・・・わかったわ」

恒子「やはり凄い、相手の牌を完全に見透かしている」

照「・・・」

霞「・・・」

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

ムニュッ

照「!?」

霞「ちょっと揺らいだ?もしかしたらいけるかも・・・」

照「・・・」ギュールーギュールー

照「・・・」ギュルギュルギュル

ドッ

霞「きゃっ!?」

ビリバリッバツッ

霞「ふ・・・巫女服が」

どさっ

霞「うぅ・・・」

照「ロン、5800」

霞「うう・・・そんな・・・・」



姉帯「リーチ」

姉帯「怖いけど優勝したいから、これからは相撲もするよー」

姉帯「相手は宮永照、六索を賭けて勝負」

照「・・・わかった」

姉帯(私はリーチ(腕)が長いから、それでコークスクリューを避けつつ押していけば・・・)

恒子「それでは、はっけよーい、のこった」

照「ギュルルルルルルルルルッ」

姉帯(動きは大体同じ・・・左手で相手の肩を掴み動きを封じてコークスクリューを決める・・・)

照「」スッ

姉帯「まずは左手を避けて・・・」

照「」スッ

姉帯「左手を・・・」

照「スッ」

ガシッ

姉帯「ひっ」

ビリリリリリ

姉帯「あうう・・・服が破けちゃったよー」

姉帯(動きに隙が無い・・・)

姉帯「こうなったら・・・相手のコークスクリューが来る前に押し倒す!」

ドッ

照「うっ・・・」

ビリビリッ

照「このっ・・・」ギュルルルルルルルルルッ

姉帯「おっ・・・遅かった・・・きゃああ・・・」

どさっ

恒子「勝者、宮永照、しかし両者とも服がボロボロだ」


照「リーチ、石戸さん、一筒を要求する」ギュルルルルルr

石戸「うう・・ああ・・・はい・・・」

恒子「のこった!」

石戸「うう・・・ああ・・・・」

照「よっと・・・」パタッ

恒子「宮永選手の勝利です」

石戸「ああ・・・」



深堀(相手は王者・・・私の相撲で取り返すしか道はない・・・)

深堀「リーチ、宮永照、發を賭けて勝負!」

照「・・・・」ギュルルルルルルルルルッ

深堀「わたしはコークスクリューを避けれるほど身軽ではないから・・・真正面からぶつかるしかない・・・」

照「ギュルルルルルルルルルルル」

ドドドドドドッ

深堀「う・・・っ・・・」

ビリッビリバリッ

深堀「お・・・おお・・・・っ・・・」

カッ


深堀「はあ・・・はあ・・・耐え切った・・・」

照「くっ・・・」

深堀「さあ・・・私の番だ」

ドッ

照「ううっ」どさぁ・・・

恒子「深堀、宮永選手に相撲で勝ったあああ」

深堀「それじゃあ發をもらおうか」

照「・・・持ってない」

恒子「おおっと、宮永選手、發を持っていなかった、この試合は無効」

照「相撲の腕はなかなかだったが、うちの学校じゃ二軍の下の方だ」

深堀「くっ・・・」



照「ツモ、24000で親のトビで終了」

恒子「ききき・・・きいまったぁーっ優勝は宮永照選手!!」

ワー ワー

淡「宮永先輩、素敵・・・」

菫「照、お前はよくやったよ」

レジェンド「いずれ私のライバルになるかもな」

咲「お姉ちゃん!!」

照「咲・・・」

咲「お姉ちゃん!!最高!!とってもカッコ良かった!!!私の誇りのお姉ちゃん!!」

チュッ

照「えへ・・・えへへ・・・」

―――――

―――

照「夢・・・か・・・」

PILLLL

照「はいもしもし・・・」

菫「おう照、もう打ち上げパーティ始まってるぞ、早く来い」

淡「菫先輩誰に電話して・・・」

PI

照「はあ・・・・・・」

照「また寝よ・・・」

終わり

11時間よく頑張った

よかった・・
予想以上に見てくれてた

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