コナン「元太のおしっこが止まらないだと!?」(242)

歩美「さっきからもう30分は放ち続けてるよ!」

光彦「どうしましょう~コナンくぅ~ん」

灰原「このままだと小嶋君、脱水症状で死ぬわね」

コナン「バーローなんでもっと早く言わねーんだ!」

コナン「それで元太はどこだ!?」

光彦「70m先のローソンの前です!」

コナン「クソッ!」キィィィン

バシュウウウウウ

灰原「私達も追いかけるわよ!」

歩美「うん!」

元太「誰か止めてくれよぉ~!」

コナン「元太!」

元太「コ、コナン!これ何とかしてくれよ!」

コナン「バーロー!なんてもったいねーことしてんだ!」

元太「え!?」

コナン「入口の前でしてたら迷惑だろ!少し脇に寄るんだ!」グイッ

元太「お、おいコナン!?」

コナン「あとはこの桶に尿を溜めてと…」ヌギヌギ

元太「ま、まさか!」


光彦「この角を曲がって…いました!…え!?」

コナン「ふぅ~やっぱり3日ぶりのシャワーは気持ちいいぜ!」シャカシャカ

歩美「コナン君…何で裸なの…?」

灰原「江戸川君…」

コナン「はぁ~極楽だぜ~頭もスゲーかゆかったんだよ、サンキューな元太」シャカシャカ

元太「お、おう」

光彦「おうじゃないですよ元太君!何やってるんですか!」

元太「でもコナンが無理矢理よ…」

光彦「ダメじゃないですか!ちゃんと高い所からシャワーかけてあげないと!」

元太「あ!そ、そうだな!」

光彦「早くこのベンチに上がって下さい」

元太「よし」

コナン「わりーな光彦。お前も一緒に浴びようぜ」

光彦「いいんですかあ!?それじゃあお言葉に甘えて…」ヌギヌギ

元太「あ゛~何だか喉が渇いてきたぞ」

コナン「やっべ!歩美ちゃん、悪いけどポカリ買ってきてくれないか?」

歩美「う、うん、そうだね!元太君が死んじゃうもんね!」

コナン「わり、灰原にはボディソープお願いしていいか?」

灰原「わかったわよ…」

光彦「…コナン君、そろそろ僕にもシャワー貸してください」

コナン「大丈夫。元太の余った皮をこうして…」クンッ

元太「うっ…おお~」シャー

コナン「な?二分割だろ」

光彦「さすがコナン君ですよぉ~」

歩美「買ってきたよ!…うわあ!」

灰原「すごいことになってるわね小嶋君」

歩美「はい元太君」

元太「助かったぜ歩美~」ゴクゴク

コナン「よーし!俺らは灰原のボディソープで洗いっこしようぜ!」

光彦「いいですね~!」

灰原「小嶋君のソレ、けっこう汚れてるみたいだけど?」

コナン「いいとこに気がついたな灰原!」

光彦「僕達で綺麗にしてあげましょう!」

元太「バカにすんなよな!」

「「「「ハハハハハハハハ!」」」」

元太「優しく頼むぜ…」

コナン「ちょっと敏感かもしれねーなこりゃ」

光彦「関係ありません」ゴシッ

元太「んほおおお」

コナン「ハハハ、お前のも早く黒ずくめにしてやらねーとな」

灰原「ちょっと!そんなこと言っちゃだめでしょ!」

歩美「私そろそろ飲み物買ってこようかな…あ?」


ブロロロロロロ

服部「工藤、こんなとこで何してんねん」

コナン「服部!どうしてここに!?」

服部「ん、そんなもん銭湯探しや」

コナン「ハハッ、こりゃあ偶然か?」

光彦「“小嶋銭湯”今なら無料サービス中ですよ!」

服部「そんなら話が早いわ!今すぐ一緒させてもらうで!」ヌギヌギ

元太「なんだか盛り上がってきたぞ!」プシャアアア

灰原「クスッ、いっそこのまま開業したら?小嶋銭湯」

服部「なかなかの名案やな」

歩美「元太君!次のポカリだよ!」

元太「サンキュー!それにしてもペットボトルで売ってねぇのかよこのローソン…」ゴクゴク

光彦「でも困りましたね。三分割はさすがにできませんよ」

コナン「たしかにな…これ以上は…」

服部「まだや」

コナン「何!?」

服部「あったま悪いの~工藤。ここまで子供になってしもたんか?」

コナン「バ、バーロー!もったいぶってねぇで教えろよ!」

服部「俺らでかけ合うんや」

光彦「!!そ、その手がありましたか!」

コナン「服部…お前ってやつぁ…」

服部「恥なんか捨てて見せつけてしまうんや」

歩美「すごい!」

元太「発想が普通じゃねぇぞ!」

灰原「もしかしたら想像以上に天才なのかもね、彼」

服部「さぁ、行くで!パーティの始まりや!!」

「コラー!」

「「「「「「!?」」」」」」

おまわり「君達!何をしてるかわかってるのか!?」

光彦「い、いやあ…今日はいい天気ですね~」

コナン「お、おまわりさん、僕達さっきサッカーして汗かいちゃって…」

おまわり「だからと言って外で裸になるやつがあるかっ!」

服部「…な?おっちゃん。せやからここは大目に見てもろて…」

おまわり「…しかたあるまいね」

元太「おっちゃん話がわかるな!」

おまわり「ただし服部君、君は逮捕だ」

服部「!?」

服部「な、なんでや!?おかしいで!」

おまわり「君は西の高校生探偵だろう、すぐにわかったよ」

服部「それが逮捕の理由にはならへんぞ!」

コナン「全裸だよ」

服部「!?」

光彦「あなたの年齢で、路上でおしっこシャワー浴びてたら、そりゃあ…」

元太「言い逃れしようなんて汚ねぇぞ!」

服部「な!…小嶋銭湯のくだりは何やったんや!」

おまわり「そういうわけだが…」

服部「お前ら卑怯やで!ちっこい女二人はもうおらんし!」

コナン「やっちまったな、服部」

服部「工藤~!」

おまわり「さあ来い」

服部「放せ!不公平やろ!く、工藤ー!」

コナン「…!元太、お前!」

元太「と、止まってる!放尿が泊まってるぞ!」

光彦「やりましたよ元太君!」

コナン「よし!問題も解決したし、帰るか!」

元太「おう!」
光彦「はい!」


スタスタスタ

コナン「…」

光彦「…」

元太「…」

コナン「…なあ」

光彦「…そうですね」

元太「…そうだな」

コナン「小嶋銭湯は…やめにしようぜ」

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