竜華「ずっと一緒やで……怜」(292)

竜華「おはよう怜―。今日から二学期やな!」

怜「おはよう竜華。忘れ物してきてへんやろな」

竜華「大丈夫や。今年は三年生やし、宿題もなかったから余裕やわ」

怜「まぁ、それもそうやな」

竜華「今年の夏はいっぱい思い出作ったなぁ」

怜「そうやな。なんか後半は遊んでばっかやったような気もするけど」

竜華「ずっと今まで麻雀漬けやったしそれでええやん。さ、今日から本格的に受験勉強始めるでー」

怜「今日からって大丈夫かいな……」

竜華「大丈夫、大丈夫!うちには怜がついとるもん!」

怜「言っとくけど私は自分のだけで精一杯やからな」

竜華「んもう、そんなこと言ってなんだかんだ付き合ってくれる怜がうちは好きなんやでー」

怜「はいはい。ほな、学校行くで」

怜「ふぅ……わかってたとはいえ確認テスト難しかったな」

竜華「うぅ……怜ぃ……」

怜「言わんてもわかるわ。まあ、まだ二学期やし受験まで4ヶ月以上あるんや。しっかりやっていけばまだ何とかなるで」

竜華「そうやな……」

怜「竜華らしくないで、そんなメソメソしてるの。私はいつも自信満々のあんたの方が好きやわ」

竜華「わかったぁ……」

怜「今日は麻雀部の引継ぎやるんやろ。しっかりせな」

竜華「ふふっ、ありがとな怜」

怜「落ち込んでる竜華が見たくないだけや」

竜華「おっし、それじゃ部室行くで!」

怜「うん。フナQたちも待ってるやろうしな」

ふむ

竜華「そういうわけで、うちらでは千里山を優勝に導くことは出来へんかったけど、浩子」

フナQ「はい」

竜華「これからはあんたがこの千里山女子麻雀部を引っ張っていくんや」

竜華「嫌なことも辛いこともいっぱいあると思う。でもそれを絶対出しちゃあかんねん」

竜華「部長っていうのはそうもんや」

竜華「うちはどんな時もみんなが楽しく麻雀打って、自分の力が発揮できるように部長を頑張ってきたつもりやねん」

竜華「先代の部長から教わったことや部員のみんなから教えてもらったこともぎょうさんある」

竜華「そしてこれからはあんたがそれを引き継いでいくんや」

竜華「浩子、うちあんたなら出来ると思ったから部長に指名したんや」

竜華「あんたなら出来る。うち信じてるもん」

竜華「うちら三年はもう引退やけど、来年こそ必ず全国制覇してや」

竜華「頼むで……浩子」

フナQ「……はいっ!」

怜「部活のときはホンマ部長やったなぁ竜華は」

竜華「えーなんやそれ。うちが普段へたれみたいに」

怜「竜華はしっかり部長やれてたで、ってことや」

怜「竜華……一年間部長お疲れ様でした」

竜華「や、やめてや……照れるわ」

怜「気づいてたかわからんけどフナQ泣いとったな」

竜華「そうやな……うちも去年先輩が引退するときめっちゃ泣いた気がするで」

怜「私はずっと三軍やったしあんまり関わりない先輩が多かったけど……」

怜「それでも世話してくれた人との別れは寂しかったな」

竜華「ま、そうは言ってもうちら卒業までまだ半年あんのやからいつでも冷やかしには行けるんやけどな」

怜「んもう、これからはそんな暇あらへんのやで?」

怜「竜華の今の成績やと私が大学のランク落とさんとあかんことになるんやで?」

竜華「ぐ……それだけは絶対にイヤや……」

怜「そうやろ。だから竜華には今度は勉強の方で頑張ってもらわんとあかんねん」

竜華「わかっとるよ。うち怜の足引っ張りたくないしなぁ」

怜「だからちゃんと家帰ったらちゃんと夜中まで勉強するんやで」

竜華「…………」

竜華「なぁ、怜?」

怜「ん?」

竜華「これから学校帰りに一緒に勉強するってのはどうかな?」

怜「…………」

竜華「…………」

支援

しえん

怜「まぁ……ええんちゃう?」

竜華「ホンマに!?」

怜「同じ学校目指すんやったらやることは一緒やしなぁ」

竜華「ありがとう怜!」

怜「でもうちは甘くないで。覚悟しとき」

竜華「大丈夫や。たった数ヶ月本気で勉強するだけの話やろ?」

竜華「もし失敗して怜と離れ離れになることのほうがうちには耐えられへんわ」

怜「まぁ……それは私も同じやからビシバシスパルタやで?」

竜華「なんや、両思いやな」

怜「そうや、両思いやで」

竜華「あははっ、ははは……」

怜「ぷっ、くくく……」

怜「ほな、この間のテスト出してみてくれるか」

竜華「はい。自分でも思うけどひどい点数やわ……」

怜「そうやな」

竜華「うぅ……フォローもなしやん」

怜「許容できへん点ちゅうことや。ほらここ、見てみ?」

竜華「ん?」

怜「竜華はケアレスミスが多いねん。英語の綴りとか過去なのに現在形やったり」

竜華「ああ……そのへんテンパってたかも」

怜「テンパるのは麻雀だけにしときや。あとは単純に知識が足らへん。単語帳1冊覚えるのが先やな」

竜華「はい……怜先生」

怜「これから毎日登下校の時とか休み時間に私が問題出すからそれに答えられるようにするんやで」

怜「これなら私勉強にもなるしな。一石二鳥や」

怜「当面の目標は模試でB判定をとることやな」

竜華「Bかぁ……うん、やるで」

怜「たぶん無理やろうけどな」

竜華「えー……」

怜「今はそれでもええねん。とにかく目標を立てることや」

怜「それがあれば途中でわけわからんなっても前には進めるはずやし」

竜華「……そうやな。少しずつ進んでいけばええんや。んで、最終目標は怜と同じ大学に行くこと!」

怜「そうやで。それじゃそろそろ今日はお開きにするで」

竜華「うん。やっぱ怜といると勉強もなんか気合入るわー」

怜「それは私もやな。竜華には勉強だけは負けたくないし」

竜華「ふふっ、今に見てるんやでー。よーし、今日は帰ってから復習するで!」

怜「その意気や。それじゃまた明日な」

竜華「うん、またな」

怜「竜華と一緒にいるとついつい意識して勉強も手が抜けへんわ」

怜「でも……竜華と一緒なら全然苦やないけどな」

怜「……ふふっ」

怜「…………」

怜「……ゴホッ」

怜「…………」

怜「最近調子よかったのになぁ……」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……ゴホッ」

支援

あかん死んでまう

竜華「いよいよ模試当日やな……」

怜「……そうやな」

竜華「実はちょっと緊張で手が震えてんねん……」

怜「…………」

竜華「でも今日までずっと頑張ってきたんや。自信もっていくで」

怜「そうやな……」

竜華「うちらは麻雀のインターハイに出て日本中に中継されたんやしこれくらい今さらどうってことないわ」

怜「うん……その意気やで」

竜華「怜?」

怜「うん?」

竜華「大丈夫?なんか顔色悪いで」

怜「大丈夫や。私もちょっと緊張してるだけや」

竜華「そっか。ほら、手ぇ出して」

怜「ん?はい」

竜華「うわっ、ホント震えてんな。まあ最近夏も過ぎたし季節の変わり目やからな。体調には気をつけんとあかんで」

怜「……そうやな」

鷺森灼ちゃんに数学教えたい

竜華「こうやってな、手のひらに人、って書くねん」

怜「くすぐったいわ」

竜華「ええからええから。んで、それを飲み込むんや」

怜「……ん」

竜華「これでもう怜の緊張は吹っ飛んでったで」

怜「……大してかわらんわ」

怜「でも……ちょっと楽になったわ。ありがとな竜華」

竜華「ええよそんなこと。ほら、時間遅れるで」

怜「あ、待って」

怜「あんな……手、繋いでもらっても、ええ?」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「ふふっ、ほら」

怜「……うん」

竜華「ずっと一緒に行こうな、怜」

怜「うん……ずっと一緒やで、竜華」

よろしくないフラグが

フラグ立てるのやめ!

竜華「…………」

竜華(うわぁ……けっこうむずいなこの問題)

竜華(怜はうまく解いてんのかな……)

竜華(怜とは部屋が離れてしまったから様子がわからへんけど)

竜華(怜やったらきっと余裕やろうな……うん)

竜華(うちも負けてられへん。怜と同じ大学に行くんや。これはその階段のひとつに過ぎんもん)

竜華「…………」 

竜華(あ、この問題怜とやったことあるで!解ける……!)

あかん、タイトルからして死亡フラグがビンビンやで

竜華「…………」

竜華(…………ん?)

竜華(入り口んところに救急車が止まってんなぁ)

竜華(なんかあったんやろか)

竜華「…………」

竜華(……あかんあかん)

竜華(気が散ってちゃ解けるもんも解けへん)

竜華(集中……集中……っと)

竜華(怜……追いついてみせるからな)

どうして怜はすぐ死んでしまうん?

あかん

竜華「ふぅ……終わったぁ……」

竜華「お昼やし、怜と一緒に食べよっと」

竜華「…………」

竜華「しまったなぁ……」

竜華「怜の受験してる教室どこか聞いてへんかったわ……」

竜華「ケータイにかけてみよか」

竜華「…………」

オカケニナッタバンゴウハ……

竜華「ああ、電源切りっぱにしてんのか。模試やし当たり前やな」

竜華「あー、ちょっと寂しいけど一人で食べよか……同じ千里山から受験しに来てる人ほかによう知らんし」

竜華「次の時間は数学やな……食べながら復習復習っと」

竜華「…………」

竜華「…………」

ハイソコマデートウアンヲカイシュウシマース

竜華「…………ふぅ」

竜華「終わったぁー!」

竜華「いつもと違う場所でテスト受けるのってえらい疲れるなぁ」

竜華「でも……全力は出し切ったで」

竜華「こんなに結果が楽しみな模試初めてやな……」

竜華「これもあんたのおかげやで、怜……」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「変やなぁ……怜、まだケータイの電源きっとるわ」

竜華「もしかして電池切れとんちゃうの?」

竜華「まぁ、出口んとこで待ってれば会えるやろ」

竜華「いろんな制服の子がおるなぁ……お、あれは姫松やな」

竜華「あー、三箇牧の子もおんなぁ」

竜華「大会で何度も戦ってるとどこの制服か覚えてしまうもんやな」

竜華「麻雀やってた頃が懐かしいわ……」

竜華「大学合格したら、また思いっきり打ちたいなぁ……」

怜…

これはあかんで

ちょっとチームバチスタに電話してくる

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「遅いなぁ……怜」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「……うちはここやでー、怜―……」

竜華「…………」

竜華「…………」

「あ、いたいた。キミ、千里山女子の子だね」

竜華「あ、はい。そうですけど……」

「聞いてると思うんだけど、キミの学校の生徒が試験中に倒れてしまってね、病院に運ばれたんだけど……」

竜華「…………え?」

「あれ?聞いてなかったのかい。それでね、さっき病院から連絡があって清水谷さんって子に伝えて欲しいと言われたんだけど、キミ清水谷さんのこと知ってる?」

竜華「……清水谷はうちです」

「ああ、そうなんだ。それでね、病院からの言伝なんだけど『園城寺さんのことは心配しなくても大丈夫です。しっかり模試を受けてきてください』と短いけれど……多分ナースさんかな?連絡してきてくれたよ」

竜華「すいません、それ……どこの病院からですか?」

「ああ……えっと、ここだね。なんなら地図でも……」

竜華「…………怜!」

「あっ、キミっ……」

竜華「どうもおおきにっ!」

あかん
これはあかん

怜「黙っててごめんな……竜華」

竜華「ううん……それより体は大丈夫なん?」

怜「なんとかな……今はだいぶ落ち着いてるで」

竜華「そっか……よかったわ」

怜「病院やったし携帯も使えんかったから連絡できへんてごめんな」

竜華「んもう、無理したらあかんよ」

怜「大丈夫矢と思ったんやけどな……」

竜華「怜はよくなるまで寝てること!ええな?」

怜「うん……そうさせてもらうわ」

怜「正直、もうすぐ受験やってのにこんなところで寝てる暇はないんやけどな」

竜華「大丈夫や。怜ならきっとすぐ取り返せるわ」

怜「まあ昼間やったらここでも自主勉できるからなぁ」

竜華「そっか……入院、するんか」

怜「……うん。そうなるみたいや」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「と、怜!」

怜「ん?」

竜華「よくなって退院したら……また二人で勉強しような!」

怜「…………」

怜「あたりまえや」

怜「受験は甘くないんやからなー」

おおう…
良かった

せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーふ

竜華「…………」

竜華「……怜、また入院するんやなぁ」

竜華「…………」

竜華「……怜がおらんと膝元が寒いねん」

竜華「…………」

竜華「……ここは怜の指定席やもんな」

竜華「…うちにできるのは怜が戻ってくるまでしっかり勉強することや」

竜華「怜が戻ってきて安心できるようにしてやらなあかん」

竜華「怜……早く戻ってきてな……」

おれが寝てもええんやで?

竜華「怜―、入るでー」

怜「どうぞー」

竜華「今日はお花買うてきたんや。気に入ってくれるとええけど」

怜「竜華の選んでくれたもんならなんでも私は満足やで」

竜華「ふふっ、そうかー」

竜華「ここに飾っとくな?」

怜「うん、おおきに」

竜華「はい、これ。今日のプリントや」

怜「ああ、もう文化祭なんやな……」

竜華「そうやで。っといってもうちら三年はもうほとんど参加せぇへんけどな」

怜「でも……最後くらい竜華と見たかったわ」

竜華「…………怜」

怜「ま、しゃぁないわなぁ……私病弱やし」

竜華「そんなこと……言わんといてや」

怜「でも……絶対竜華と同じ大学行くのは降りへんから」

怜「全ツッパやもん……」

最近三日に一回は怜が死んでるな
支援

竜華「そうやな……絶対一緒に大学行こうな」

怜「うん……」

竜華「…………」

怜「…………」

怜「ところで竜華、こないだの模試の結果どうやったん?」

竜華「ああ、あれか?うん……実は判定Cやったわ。情けないわぁ」

怜「まともに勉強始めて一月経ってないのにCは誇ってええで。今のペースでいけば次でB行けるわきっと」

竜華「そっか……うん。うち頑張るで」

竜華「だから怜も早く良うなって戻ってくるんやで?」

怜「まぁ善処するわ」

竜華「ほな、うちこれでお暇するわ。怜もしっかり休んどくんやで」

怜「そうやな。ほな、またな」

竜華「ふふっ、明日もくるけどな!」

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……ごめんな……竜華」

竜華「入るでー」

怜「ええよー」

竜華「昨日ぶりやでー怜―」

怜「そうやな。昨日ぶり、竜華」

怜「……そっか、もう衣替えの時期なんか」

竜華「ああ、ううん。もう衣替えはとっくに済んでんねん。うちが暑がりやから夏服でいただけや」

怜「ああ……それもそうやな。もう11月やし。ずっと病院にいるとわけわからんなるな」

竜華「まぁもう外は肌寒いからなぁ。怜も風邪引かんようにな」

怜「風邪引いても病院やから安心やけどな」

竜華「ぷっ、それもそうや」

怜「ふふっ……」

竜華「この場所からじゃ外の景色も大して見えへんのやな」

怜「ばれたらせんせーに怒られるで?」

竜華「そしたら怜ごまかしてや。うち隠れるさかい」

怜「んもう……一緒にベッド入りたいとか子供かあんたは」

竜華「ええやん。ずっと怜に触ってなかったんやし」

怜「私も竜華やわらかいから好きやけど……なんか恥ずかしいわ」

竜華「照れんでもええのに。ま、そこもかわええから好きなんやけどな」

怜「はいはい。竜華もなー」

竜華「あははっ、両思いやなー」

怜「そやで、両思いなんやでー」

怜「あ、先生来た」

竜華「え、マジ!」ガバッ

怜「嘘や」

竜華「んもう!」

支援

竜華「怜―ただいまー」

怜「ただいまってなんやねん」

竜華「だって毎日学校帰りに寄ってるし……って、あ」

「こんにちは」

怜「私の主治医のせんせーや。ちょっとお話しててん」

竜華「そっか、タイミングわるかったなぁ。うちちょっと出とくな?」

「もう終わったから大丈夫ですよ」

怜「どうもありがとうございました」

バタン

竜華「なんの話やったの?」

怜「ええ話と悪い話やな」

竜華「ああ、映画でよくある……」

怜「まあ、だいたいそんな感じや。どっちが聞きたい?」

竜華「……じゃ、ええ話で」

怜「わかった」

怜「私退院できるらしいで」

竜華「ホンマ!?よかったわ……」

怜「うん……ありがとな。竜華のおかげや」

竜華「それで、日にちは決まったん?」

怜「今週末の土曜日にする予定や。竜華もその日空いてるって言ってたやろ」

竜華「うん、問題無しや!それじゃ退院祝いのパーティ開かんとなぁ!」

怜「そんなんせんでもええわ。パーティなんかされるとこっちの身がもたへん」

竜華「あ、そっか。病み上がりやしな」

怜「うん……だから竜華だけで来て欲しいねん」

竜華「……わかった。二人でゆっくりしような」

怜「……うん」

怜「……悪い方の話も聞く?」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「……んー、遠慮しとくわ」

怜「…………そか」

竜華「うちは怜と一緒にいれればそれが一番の幸せやねん。だからそれ以上のことは何も望まんで」

怜「竜華…………」

竜華「だから……早く退院できるとええな……」

怜「…………」

怜「…………うん」

俺も1コ死ネタ考えたけど誰かとネタ被りそう

怜「なんか久々の我が家やわ……」

竜華「まぁそうやな。一月以上入院してたもんな……」

怜「うん。でも……こうしてるのがやっぱ私一番好きや……」

竜華「怜はホンマうちの膝枕好きやなぁ。ま、うちも怜にこうするの好きやねんけど」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「もう葉っぱ散っとるんやな……すっかり秋も終わりやで」

竜華「そうやな……ついこの間まで全国で戦ってたのが嘘みたいや」

怜「時間が経つのは早いなぁ」

竜華「そうやなぁ」

怜「…………」

竜華「…………」

怜病死ネタはあかん…

>>53
被る前に書いてしまうんだ
支援

どっちがふたなりなの?

竜華「でな、セーラったらオレは麻雀特待生やから勉強なんか関係ないんやー!とか言ってな……」

怜「セーラは相変わらずやな。そういえば新聞で見たで。秋の大会無事勝ったそうやな」

竜華「ああ、浩子たちもがんばっとったからな。雑誌にも特集入るみたいやで。浩子がインタビュー受けたって自慢げに話しとったわ」

竜華「あの新チームならきっと全国でもいいとこまで行けるわ」

怜「優勝……できるとええな」

竜華「そうやな……みんなの夢しょってんねんもん。頑張ってもらわんとな」

怜「頑張れー……フナQ……泉……」

竜華「きっと勝ってくれるわ……あの子らならなぁ」

怜「そうやな……」

竜華「うん……」

>>57
自分の中では竜華

竜華「なぁ怜……今日、なんやけどな……」

怜「うん」

竜華「うちの家、誰も今日おらんねん……だから」

竜華「迷惑やなかったら……泊めてもらってもええかな?」

怜「……ふふっ」

竜華「怜?」

怜「ええに決まっとるわ……だって竜華やもん」

竜華「そっか……ま、うちやもんな」

怜「そうやで……竜華だからやで」

竜華「ぷっ、なんやねんそれ」

怜「あんたは私の特別なんやからな……」

竜華「ふぅ……ごちそうさまでした」

怜「お腹いっぱいやな。病院の味気ないもんと違うてついつい食べ過ぎてしまいそうやったわ」

竜華「あんたは食細いんやからもっと食べなかあかんよ」

怜「そんなこと言われても入らんもんは入らんもん」

竜華「食べんと大きくなれへんで?」

怜「ええねん、私はおっきくなくても。おっきいのは竜華にくっついてるんやし」

竜華「ちょ、なにいってんの?」

怜「私はちっちゃくて十分やってこと。あんまでっかいと竜華も膝枕大変やろ」

竜華「それもそうやな」

怜「ふふっ……」

怜「ほな、私お風呂入って来るわ」

竜華「あー、もうこんな時間やなぁ」

怜「それとも先竜華入るか?久々やしゆっくりつかろうと思ってるから私長いで」

竜華「ううん、一緒に入ろうよお風呂」

怜「……私子供やないで?」

竜華「ええのええの。時間の短縮にもなるし、」

怜「そんなこと言ってただ竜華が私と入りたいだけちゃうの?」

竜華「ん?なんかおかしなとこある?」

怜「開き直るんかい……」

竜華「まぁ合宿とかでも一緒に入ってたんやし今さら言うことやあらへんやろ」

怜「それもそうやな。」

竜華「さ、ほな行くで」

怜「うん」

怜「ふぅ……ええ湯やったなぁ」

竜華「そうやな……うちちょっとのぼせてしまったかも」

怜「お風呂んなかであんまりはしゃぐからやで」

竜華「うぅ……」

怜「はい、これ。牛乳」

竜華「ああ、おおきに」

怜「…………」

竜華「…………」

竜華「なぁ、怜……」

怜「ん?」

クク・・・いいぞいいぞ

竜華「その、な……久しぶりに……せぇへん?」

怜「……ああ、そういえばずっとしてへんもんな」

竜華「うん……うち、正直ずっと我慢してたんよ。たまに勉強の合間とかに一人で触ったりとかしてたけど……」

怜「まぁ……そうやな。私も時々夢の中でしてる時もあったかな……」

竜華「うん……だから、その、な?」

怜「でももうこんな時間やしあんまり音出せへんよ?」

竜華「わかっとるよ。でも……うち、怜としたいねん」

怜「竜華……」

竜華「…………」

怜「……わかったわ」

怜「ま、下にタオルとか敷けば大丈夫やと思うし、な」

竜華「怜……」

怜「準備できたで……」

竜華「うん……」

怜「なんか……久々やと緊張するな……」

竜華「うん……なんか変なとこ触ってしまいそうやわ」

怜「ゆっくりすれば大丈夫や……」

竜華「それじゃ……うちからいくで?」

怜「うん……任せるで」

竜華「…………」

怜「…………」

これは支援の体勢を取らざるを得ない

怜「あ、それや。ロン」

竜華「うわ、また振り込んでしもうた……」

怜「まぁ久しぶりやからな。私もところどころミスしとったし」

竜華「ツモり方とかけっこう忘れてるなぁ。自分の手に牌が馴染んでへん」

怜「でも……楽しいなぁ」

竜華「……そうやな」

怜「また……みんなでこうやって卓囲みたいな」

竜華「……うん」

怜「セーラが自信満々に切って、竜華がロンして、浩子がダメだしして、泉がそれ見て笑ろてんねん」

怜「私は……そんな中におるだけで幸せやったわ」

怜「ずっと当たり前やと思ってたのに……わからんもんやな」

・・・

だと思った
そうだと思ったよ

デスヨネー

竜華「んもう、なにを言うてんねんな怜」

竜華「うちらはまだまだこれからも一緒の大学行って一緒に麻雀打つんやろ」

竜華「これが最後みたいに言わんでもええやん」

怜「…………」

怜「……そうやな」

竜華「そうやで。なんやったら気分転換に部活顔出すのもええと思うしな」

怜「そうやな……きっと楽しいやろな」

竜華「楽しいで、きっと。でも、うちらはその前に受験っていう壁超えんとやけどな」

怜「……うん」

怜「ごめん竜華……私ちょっと疲れてもうたわ……」

竜華「そっか……久々の病院の外やもんな。ほな、もう寝よか」

怜「うん……そうするわ」

竜華「布団敷くで。怜はベッドな」

怜「竜華……せっかくやし、一緒に寝よ?」

竜華「なんや、今日の怜はずいぶん甘えんぼさんやなぁ」

怜「冷たい布団が嫌なだけや。それに客用の布団埃っぽいか分からへんし」

竜華「わかったわかった。そういうことにしといたる」

怜「ん……」

竜華「電気消すで?」

怜「うん……」

竜華「よいしょ……っと」

怜「やっぱりちょっと狭いなぁ」

竜華「ならやっぱ別々にするか?」

怜「いやや。くっつけば大丈夫やし」

竜華「そうやな。そうすればあったかいしな」

怜「そうや。もう冬はすぐそこやもん」

竜華「時間の経つのは早いなぁ……」

怜「ほんまやなぁ……」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「なぁ怜?」

怜「ん?」

竜華「あのさ、明日さ……」

怜「うん」

竜華「一緒にどこか出かけへん?」

怜「二人きりで?」

竜華「二人きりで」

怜「そうやな……いいかもなぁ……」

竜華「…………」

支援

怜「私、竜華といろんなとこ行きたいわ……」

竜華「ええで。どこにでも連れてってやるさかいな」

怜「そうやなぁ……」

竜華「怜の好きなところでええよ」

怜「それじゃ……私USJ行きたい」

竜華「お、ええなぁ。ずっと退屈しとったし刺激的でええわ」

怜「うん……きっと楽しいで」

竜華「あの水に突っ込むやつうち好きやねん。昔行った時あればっか乗ってたんやで」

怜「ぷっ……竜華らしいなぁ」

竜華「そうやろそうやろ?だから今日はゆっくり休んどこうな」

怜「うん……いつも夜は一人やったから今日はなんか安心するわ」

竜華「ふふっ……うちはどこにも行かへんからな……」

支援

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「……りゅうか」

竜華「…………」

怜「……ありがとな」

竜華「…………」

怜「…………」

どうしてだろう、いい話なのに嫌な予感しかしない

竜華「ええ天気やなぁ」

怜「そうやなぁ」

竜華「絶好のお出かけ日和や」

怜「そうやなぁ」

竜華「朝ごはんも食べたし元気いっぱいやで」

怜「うん」

竜華「早く出発せな時間なくなってしまうな」

怜「それはあかんなぁ……」

竜華「ほんま怜はうちの膝の上が好きやなぁ」

怜「…………」

支援

竜華「お金はずっと貯めてたもんがあるし準備も万端や」

怜「うん……」

竜華「怜はもう準備済んでるん?」

怜「……うん」

怜「……お母さんがずっとしとってくれたから」

竜華「そっか」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「ええ天気やな……」

怜「うん……お日様さんさんや……」

アカン死んでまう

支援

竜華「日差しが心地よくてずっとこうしてたい気分やな」

怜「……うん」

竜華「ぽかぽかして気持ちええわ……」

怜「……そうやな」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「……竜華」

竜華「ん~?」

怜「……黙っといてごめん」

竜華「ああ……」

竜華「……うん。わかっとったわ」

怜「そっか……」

竜華「うん……」

ttp://www.youtube.com/watch?v=0_uK86hTz-w

ウツニナルデー

怜「私……また病院戻らんとあかんねん」

竜華「うん……」

怜「先生がな……多分もう家には帰れなくなるから今のうちにって」

竜華「…………」

怜「竜華が毎日会いに来てくれてることも知っとったから、思い出作りも兼ねて、って」

竜華「うん……」

怜「私……今度病院戻ったら竜華とあんまり会えんようになるんやって」

怜「重病患者用の奥の部屋に連れてかれるみたいや」

怜「面会時間も短いし許可取るのも大変なんやって」

怜「だからもう竜華と一緒にこうやって日向ぼっこも……膝枕もしてもらうことできへん」

竜華「怜……」

怜「なぁ竜華……」

怜「なんで私なんやろな……」

怜「なんで私ばっかりこんな目にあわんとあかんねんやろなぁ……」

竜華「怜……」

怜「私いやや……竜華と離れたくない……ずっと一緒にいたい」

怜「ずっと……こうしてたいんよ……」

竜華「うぅ……ぐすっ……うちもや……怜」

竜華「うちだってあんたと離れたくないもん……誰より一緒にいたいもん……」

竜華「だって……だって、こんなにあんたのこと好きやのに……」

竜華「離れ離れなんてうち耐えられへんもん……!」

怜「うぅぅ……りゅうかぁ……!」

怜「ぐすっ……ひっく……」

Oh...

照のせいやろなぁ

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「ごめん、取り乱してもて」

怜「ううん……こっちこそ」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「怜……」

怜「んっ……」

竜華「…………」

怜「…………」

支援

竜華「怜…………」

怜「ん?」

竜華「きっと入院してれば良くなるに決まってるで」

竜華「うちはあんたと会えなくなるのは寂しいし辛いけど」

竜華「怜ならきっとまた帰ってくるってうち信じてる」

怜「……うん」

竜華「だから……ちょっとの間やけど、怜にもあきらめないで欲しいんや」

竜華「あんたが諦めてしもたら、うち何を信じればええか分からんなってしまうから」

怜「……そうやな」

怜「諦めたらそこでお終いやって、どこかの監督も言ってたしな」

竜華「うん……」

怜「竜華は私に頼ってばっかやからちょうどええ薬になるしなぁ」

竜華「うんっ……あんたもな……」

怜「だから……今だけは一緒にいような……竜華」

竜華「ふふっ、しょうがない子やなぁ……怜は」

竜華(怜…………)

竜華(怜にはずっと黙ってたけど……)

竜華(あの子の腕……あかん程細かった)

竜華(なんで……なんで怜がこんな目にあわなあかんねん……)

竜華(なぁ怜…………)

竜華(もしうちがあんたの代わりになれるんなら……)

竜華(うちは喜んでこんな命投げ出してみせるで)

竜華(なぁ……怜)

竜華(早く……良うなるとええな)

支援

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「……ふぅ」

竜華「センター試験まであと一月か……」

竜華「…………」

竜華(最近勉強しかしてへんな……)

竜華(あんたに会いたいわ……怜)

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……もうすぐ、くりすます、やな」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……そと……さむそうやなぁ」

怜「…………」

怜「……ゴホッ、ゴホッ……うっ」

怜「…………」

怜(……あかんなぁ)

竜華「入るでー」

怜「…………」

竜華「久しぶりやで、怜」

怜「…………」コクン

竜華「今日何の日か知っとる?」

怜「……くりすます」

竜華「ああ、ここにカレンダーあるもんな。やられたわー」

怜「…………」

竜華「はい、怜。メリークリスマス」

怜「……ありがとな……りゅうか」

竜華「気にせんでもええよ。怜からのプレゼントは退院してからのお楽しみにしとくからな」

怜「…………」コクン

竜華「開けられる?」

怜「…………」

竜華「ほな貸してみ。よっと……」

竜華「はい、これ」

怜「…………!」

竜華「でじたるふぉとふれーむ?っていうらしいで。浩子がオススメしてくれたんやけど」

竜華「ほら、ここにSDカード差さっとるやろ。ここにみんなの写真入っとんねん」

竜華「インターハイの時のもあるし合宿の時のもあるで。ほら、ここのボタン押すとフォルダが選べるんや」

竜華「みんな怜のこと大好きやから、いっぱい写真よこしてくれたで」

竜華「みんな、あんたの帰りを待ってるんやからな……」

怜「うん…………」

怜「ありがとう…………」

竜華「ふふっ、無理せんでもええからな?」ナデナデ

怜「…………」コクン

竜華「面会許可がなかなか下りなくてなー、聞いたんやけど家族の方やないとダメらしいで」

竜華「そやから怜ん家のお母さんに頼み込んで家族ですー、って言ってもろて」

竜華「でも、怜も疲れるやろうから頻繁には来れへんけど」

竜華「寂しくなったらいつでも呼んでな?どこにいても飛んでくるから」

怜「…………うん」

怜「でも……」

竜華「ん?」

怜「あんた、もうすぐ、じゅけん……やん」

怜「こんなとこ、きとるばあいや、ない……で」

竜華「……そうやな」

竜華「そうそう。先生がな、あんたの分のセンター願書出しといてくれたんやで」

怜「…………」

竜華「怜ならきっと元気になって戻ってくるって、みんな信じとるんよ」

竜華「うちや麻雀部のみんなだけやない。学校のセンセーもクラスのみんなも……みんな待っとるんよ」

竜華「だから怜……早よう、良うなってな……」

怜「……ありがと、りゅうか」

怜「わたしも、みんなに、あいたいわ……」

怜「こんな、きゅうくつなとこに、ひとりぼっちやと、いきぐるしくて、かなわんわ……」

竜華「っ……怜……」

怜「はやく、そとに、でたい、なぁ……」

竜華「あかん……もう時間や」

怜「……そう、かぁ」

竜華「もう年末やし、今年中はもう会えへんかもしれん」

怜「…………」

竜華「ごめんな……あんたがこんなに辛い思いしてんのに……」

怜「そんな、かお、しんといて……」

怜「わたし、りゅうかの、わらった、かおが、すきやねん……」

怜「だい、すきな、りゅうかに、ないて、ほしくないねん……」

怜「だから、わらって……な?」

竜華「ううぅぅぅ……っ!」

竜華「とき……っ!」

支援

(;ω;)

支援

こんな時にTさんがいれば

怜「あんたは、わたしの、ことになんか、かまわんで……」

怜「しっかり、べんきょう、して、しょうらいの、こと、かんがえるんやで」

怜「だから、ほら、そんな、なかんといて、や?」

竜華「怜………っ!ときぃ…っ!」

怜「ふふっ……なんや、りゅうか、こども、みたいやなぁ……」

怜「よしよし……なかんで、ええんよ……」

怜「なんも、こわいこと、あらへん、からなぁ……」

怜「なぁ……りゅうか……」

支援

ブワってなったマジで・・・

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「……怜のいない大学なんて、行っても無駄や」

竜華「…………」

竜華「でも……それじゃ怜に顔向けできへんやん……」

竜華「なぁ……怜」

竜華「うち……あんたになにが出来るん……」

竜華「うち、なにをしたらええの……?」

竜華「大晦日やなぁ……」

竜華「夜中やっちゅーのに外がにぎやかやわ」

竜華「ああ、もう日付変わってたんやな」

竜華「初詣かぁ……」

竜華「…………」

竜華「怜と一緒に行きたかったなぁ」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

支援

このままじゃ竜華が病んでしまう

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「はっぴー、にゅう、いやー、やな……」

怜「…………」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……らいねんは、どうなって、るんやろ、な……」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……いきて、いたいなぁ」

(´;ω;`)

奇跡も魔法も、あるんだよ

支援

コンコン

怜「………?」

怜「…………」

怜「…………」

カチャ

怜「あけた、で」

怜「…………」

竜華「よいっしょ……っと」

怜「……りゅうか」

竜華「ふふっ、あけましておめでとう、怜」

この二人には幸せになって欲しい・・・

怜「あんた、なんじやと、おもてんの……」

竜華「あー、あはは……ごめん、来ちゃった」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「……ぷっ、くくく」

竜華「……あはっ、あはは」

怜「あんたは、あほやなぁ」

竜華「うちもそう思うで」

怜「でも……」

竜華「うん」

怜「あいたかったで」

竜華「……うちもや、怜」

支援

竜華「…………」

竜華「なぁ怜、今からこそっと抜けださへんか」

怜「…………」

竜華「ずっと病院の中やったし、この時間なら病院のセンセーにもばれへんやろ」

怜「…………」

竜華「もちろん、無理せん程度にやけどな?」

怜「……うん」

怜「りゅうかと、いっしょに、なら」

怜「わたしも、そとに、でたい……」

竜華「そっか、わかった」

竜華「あ、しまったわ……あんたの上着もってこんかったわ」

怜「あんたは、いつも、どこか、ぬけてるなぁ」

竜華「ま、ええわ。ほなこれ着とき」

怜「…………」

怜「それじゃ、あんたのが……」

竜華「うちなんか怜に比べたら全然へっちゃらや。ここまで自転車で来たから体暖まっとるし」

怜「……ありがと」

竜華「ええってええって。ほんで、行きたいとこある?神社に初詣でもどこでも」

怜「…………」

怜「…………」

怜「……がっこう、いきたい」

支援

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………そか。わかった」

怜「…………うん」

竜華「センセーの見回りが来るまでの間のお出かけやけど、ほな、いこか」

怜「…………うん」

竜華「怜の病室が一階でよかったなぁ」

怜「…………」

竜華「はい、怜。おんぶ」

怜「…………わたし、こどもや、ないで」

竜華「わかっとるって。ほら、しっかりつかまっとくんやで?」

怜「…………うん」

竜華「怜は後ろな。自転車から落ちんようにまたちゃんとつかまっとるんやで」

怜「…………うん」

竜華「ほな、出発や!」

怜「…………」

竜華「なんや、怜軽いなぁ。一人で乗ってるのと大して変わらんで?」

怜「…………」

竜華「怜―、寒くないかー?」

怜「…………」コクン

竜華「そっかー。それにしても二人乗りなんて久しぶりやなぁ」

竜華「昼間はおまわりさんがおってできんようになったからなぁ」

竜華「…………」

怜「……かぜが、きもち、ええわ」

竜華「……そうやな」

これはあかん死ぬ

支援

竜華「こうやって夜中に外出るとちょっと新鮮やな」

竜華「いつもと同じ道なのに、真っ暗なだけで全然違うようにみえるなぁ」

怜「…………うん」

竜華「ついこの間まで一緒に通ってた道なのに……不思議やなぁ」

怜「…………」

竜華「こんな冷えてんのに……今はなんかあったかいわ」

怜「……そうやな」

竜華「ぽっかぽかやでぇ……」

怜「わたしも、あったかいわ……」

竜華「ほな、着いたで」

怜「…………」

竜華「自転車はこの辺にとめといて……はい、またおんぶ」

怜「…………」

竜華「あんたは病人なんやから遠慮せんでもええの」

怜「…………うん」

竜華「よいしょっと」

竜華「…………」

怜「…………」

やめて
つづけて

支援

葬式に来た照が罵倒される展開が見える

胸に来るよこれは・・・

竜華「思った通りやけど……正面玄関はカギしまっとるな」

怜「…………どうするん」

竜華「こうするんよ」

怜「…………それ」

竜華「うん。部室棟のカギ」

怜「……なんで、あんたが、もってんねん」

竜華「それはまぁ……元麻雀部部長の権限で?」

怜「……ぷっ。なんや、それ」

竜華「ふふっ、まぁいくで」

支援

題名的に怜が未来視して竜華の命を死守するSSの続きかと思ったんだが違うか

竜華「当たり前やけど、真っ暗やな」

怜「……うん」

竜華「でもお月様が出とるからちょっとはマシか」

竜華「はい、開いたで」

怜「……おりるで」

竜華「うん」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「……ぶしつ、なつかしいわ……」

竜華「そうやな……」

照がどうとか言ってる奴いるけど照まったく悪くないやん

>>141
あれもすばらでした

支援

>>141
あれは竜華がアレだったから今度は怜の番

コークスクリュー腹パンだろ
あかんわ

しえん

竜華「宿直のセンセーとかに出くわしたらどうしよか?」

怜「…………」

竜華「まあなんとかなるやろ」

怜「…………」

竜華「教室とかにも行く?」

怜「…………ううん、ここが、ええ」

竜華「そっか」

怜「ここが、わたしらの、いばしょ、やから、なぁ……」

竜華「そうやな……教室よりも居た時間長いと思うわ」

竜華「やっぱ部室が一番落ち着くなぁ……」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「…………」

怜「りゅうか」

竜華「ん?」

怜「りゅうかの、ふともも、きもち、ええなぁ……」

竜華「ふふっ、怜はほんまうちの膝枕が好きやなぁ」

怜「……うん、だいすき、や」

怜「……ずっと、こうして、いたい」

竜華「うん……うちもやで……」ナデナデ

支援

竜華「怜も体が良くなれば、またいつでもこうやって膝枕できるんやで……」

怜「うん……」

竜華「うちも、怜に膝枕するの大好きやから……」

怜「…………うん」

怜「なんか、いろんな、ことが、なつかしい、わ……」

竜華「そうやな。前はよくこうやって部室で膝枕しとったもんな」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「……怜?」

怜「……りゅうか」

支援

怜「…………」

怜「わたし、こわいねん……」

怜「ほんとは、めっちゃ、こわいねん……」

怜「すこしずつ、からだが、いうこときかんように、なってるんが、わかるんや……」

怜「ときどき、めも、おかしいし、ようみえんときも、あんねん……」

怜「てにも、ちからが、はいらんし、このまま、うごかんなって、しまうと、おもうときも、あるんよ……」

怜「せきこんで、そのまま、いきができへんように、なったことも、ある」

怜「……めっちゃこわいねん」

怜「わたし……まだ、死にたくない」

怜「りゅうかと……はなれたく、ない……」

怜「まだ、生きていたい……」

支援

竜華「怜……」

怜「うぅ……りゅうかぁ……」

竜華「大丈夫やで、怜」

竜華「あんたはきっと良くなる。病は気からっていうやろ?だから弱気になんかなったらあかんよ」

竜華「大丈夫……大丈夫やから……」

怜「りゅうかっ……りゅうかぁ……」

竜華「ほら、こうして抱きしめてるとなんも怖くなくなるやろ……」

竜華「だから……安心して、な?」

怜「うんっ……もっと……もっとつよくっ……!」

竜華「大丈夫や……うちはここにおんで……怜」

刹活孔を突けば…

トキィィィィィイ早くきてくれええええええええええ

怜「…………」

竜華「…………」

怜「んっ…………」

竜華「…………」

怜「…………」

竜華「…………っ」

怜「あかん……よ、りゅうか……ここ……がっこうやで……」

竜華「気にせんでもええよ……誰も来たりせぇへんから……」

怜「んっ…………」

竜華「怜っ…………」

せめて痛みを知らず安らかに

支援

怜「……おつきさまが、きれいやなぁ」

竜華「そうやね……」

怜「…………」

竜華「…………」

怜「しゅじゅつ、せなあかんねん」

竜華「手術?」

怜「…………」

怜「あたまのな、うしろのほう、ぱかっとしてな……」

怜「わるうなっとるとこ、とんねん……」

怜「うまく、いけば、もとどおりに、なるんやって……」

怜「…………」

支援

四円

竜華「そっか……きっとうまくいくで」

怜「3わりやって」

竜華「ん?」

怜「……せいこうりつ」

竜華「…………」

怜「ほとんどがな、なおらんかったり、ぎゃくにどっかおかしくなったり……」

怜「死んでもうたりすんやって……」

怜「いりょうぎじゅつの、げんかいやって……せんせいがな、いっとったわ……」

竜華「…………」

怜「いまはな、とうやくちりょう、でおさえてるんやけど……」

怜「このままやと、3かげつも生きられんそうや……」

怜「なぁ、りゅうか……」

怜「わたし、どうしたら」

怜「どうしたら、あんたといっしょにいられるん……?」

コブラはやくきてくれー!!

支援

ちょっとチームバチスタに電話してくる

支援

手術代は3000万だ。即金で払ってもらう
あんたに払えるかい?

竜華「うん……」

竜華「こわいなぁ……」

竜華「下手したら死ぬとか、怖すぎやなぁ……」

竜華「…………」

竜華「でも」

竜華「うちは怜と一緒にいたいねん」

竜華「…………」

竜華「手術うけるんや、怜」

竜華「うちらの未来はそれしかあらへん」

世界の中心で愛を叫んだ竜華

>>170
出世払いでお釣りがくるな

怜「…………」

竜華「……もし、な」

怜「……うん」

竜華「もし……」

竜華「手術が失敗して、あんたが死んだりしたらな……」

怜「…………」

竜華「うちも一緒にいくから安心して、ええで……」

怜「…………うぅっ……りゅうか……」

竜華「あんたを一人になんか、させへんからな……」

怜「あんたは……ほんまもんの、あほや……」

竜華「あほで結構やで……」

竜華「だって、世界で一番怜が好きやもん」

怜「……わたしもやで、りゅうか」

竜華「ぷっ、両思いやな……」

怜「そや、りょうおもいやなんやで……」

怜「だから」


怜「私が死んでもあんたは生きて」

支援

ハッピーエンドなんだろそうなんだろ

ううう

>>177
当たり前だろ
そうだと言ってくれよ
なあ……

えへへ……誤字った

竜華「だって、世界で一番怜が好きやもん」

怜「……わたしもやで、りゅうか」

竜華「ぷっ、両思いやな……」

怜「そや、りょうおもいなんやで……」

怜「だから」


怜「私が死んでもあんたは生きて」

支援

竜華「面会謝絶、ですか……」

「はい。先日から容態が悪化しておりまして集中治療室へ移させていただいております」

「なのでご家族の方とはいえ申し訳ありませんが……」

竜華「そうですか……」

「年末年始でしたし、もしかしたら気苦労が溜まっていたのかもしれません」

「ひどく憔悴しておりましたが、また容態が安定しましたら元の病室へお戻りできますので」

竜華「わかりました……失礼します」

「心配は尽きないと思いますが……」

竜華「…………?」

「あなたもしっかり睡眠を取った方がいいですよ。倒れてしまっては患者さんのストレスにもつながりますので」

竜華「……ああ、はい。でも、受験生ですので……ご心配なく」

竜華「…………」

>>170
ぐぬぬ、怜のためなら…

怜はいつから死亡キャラになったんだ

死亡ENDにしたら許さねーからなおい

竜華「うちのせい……かな」

竜華「うちが怜に無茶させてしもうたから……」

竜華「…………」

竜華「怜……っ」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「……何がセンター試験や」

竜華「んなもん……っ!」

竜華「…………」

竜華「…………」

懐かしのケータイ小説みたいな話やな

>>184
……その言葉が聞きたかった。
私は必死に治そうとする患者が好きでねえ

アクティブ怜と死ぬ怜は別々のよさがあるなあ

支援

リュウガァ!

竜華「…………」

竜華「……雪、やな」

竜華「……積もるとええな」

竜華「…………」

竜華「なぁ、怜……」

竜華「……あんたも、この雪」

竜華「どこかで見とるんかな……」

竜華「…………」

これは竜華が浪人生になり更に怜の死という追い討ちを喰らい竜華がdecayしていくパターンですね、分かります。

竜華「受験番号は……」

竜華「第一学舎はこっちやな」

竜華「…………」

竜華(ほんとは怜と一緒に来るはずやったのに……)

竜華(なぁ……なんで今うちは一人なん……?)

竜華「一緒に、大学行こうって……約束したのにな」

竜華「…………」

竜華「…………」

さっき怜死亡のSS読んだ後だから連続は辛いでござる

支援

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華(……センター試験はこんなもんか)

竜華「…………」 

竜華(……時間、余ってしもうたな)

竜華「…………」

竜華(……なぁ、怜)

竜華(うち、めっちゃ勉強したよ……)

竜華(怜に追いつけるように、必死になって)

竜華(あんたとずっと一緒にいたかったから……)

竜華(……一緒に卒業、するんやろ)

竜華(寝とる場合や、ないで……)

火葬までやるんかな…

>>196 そのssの題名kwsk

怜「…………」

怜「…………」

怜「……ゆき?」

怜「……めずらしい、なぁ」

怜「…………つもると」

怜「…………ええなぁ」

怜「…………」

怜「……そしたら、わたしらの、まちが、きれいになるで……」

怜「…………」

あれ死んだ…?

アカン

>>199
縁起でも無い事言うじゃねぇよ!

怜「…………」

怜「……きょうは、せんたー……やな」

怜「……りゅうか……がんばれー……」

怜「…………」

怜(……あんたが、くれた、このデジタルフォトフレーム)

怜(……こん中の私めっちゃ幸せそうやで)

怜(セーラも、フナQも、泉も……竜華、あんたも……みんな幸せそうに笑ってるで……)

怜「……ふふっ」

怜(大丈夫や……まだ、笑える元気は、ある)

良かった生きてる

支援

怜(…………ん?)

怜(……SDカードの中、これ……隠しファイル?)

怜(…………)

怜「…………ぷっ」

怜「……なんや、これ」

怜(みんな私の写真やないか)

怜(これは一年の時のやし、こっちは修学旅行……みんなでお泊り会した時のもあるやん)

怜(こんなんいつ撮られたんやろ……しっかし、寝顔多いなぁ……)

怜(竜華に膝枕されてる時のが多いってことは竜華も共犯やな)

怜(私がいくら病弱やからってやっていいことと悪いことがあるやろ……)

怜(…………)

隠しファイルは見ちゃアカン。ヤンデレ竜華にヤられるで

>>200
竜華「怜いいいぃ!嫌、嫌や!目ぇ開けてやぁー!!!
URLは自分で探してくれ

怜(でも……)

怜(この写真見てると……自然とみんなの声が浮かんでくるわ)

怜(きっとセーラが、写真とろーでー、とか言い出して)

怜(あらいいですなー、とか言いながらフナQが悪乗りして)

怜(ちょっと先輩、やめましょうよ、とか言いつつ泉がにやついてて)

怜(そんで、それ見て竜華が)

怜(竜華が……)

怜(…………)

怜(……これが最後の写真かな)

>>210 あざっす

バスガデルデー

トキガイクデー

怜「…………」

怜(そういえば竜華と二人でプリクラ撮ったっけなぁ)

怜(ほとんど竜華が文字入れとったけど、一枚だけ見せてくれへんのがあったなぁ)

怜(確か他のもんには……病弱っ子、とか部長です、とかいろいろ書いてあったけなぁ)

怜(…………)

怜(…………)

怜(……書いといて見せんかったってことははずかしかったんやろうけど……)

怜「…………」

怜(ここの大好き、って矢印は一方通行やなくて)

怜(私の方からも出てんのが正しいで)

怜(…………)

怜(ips細胞ってどういう意味やろ……)

さあな

おいIPS細胞で竜華と怜の子供が産まれ(ry

子供を残して死亡とかやめろよ!!

怜「…………」

怜(…………竜華)

怜(……いままで、ずっと一緒にいてくれて)

怜(ずっと私を好きでいてくれて……)

怜「…………」

怜「……ありがとう、な」

怜(…………) 

怜(…………) 

怜(……そろそろやな)

コンコン

そろそろとかやめて下さいお願いします怜様

怜「…………」

「園城寺さん」

怜「…………」

「体温も異常ありませんし、体調も問題ないですね」

怜「…………はい」

「では、これから麻酔をします。眠っているのと同じですから安心してくださいね」

怜「…………」コクン

「はい、ではゆっくり息を吸って……」

怜「…………」

「…………」

頼む成功してくれ

科学の発展には犠牲がつきものデース

怜「…………」

怜(麻酔されてても、意識はあるんやな……)

怜(…………)

怜(体も動かせへんし、私にはもう何もできへんけど……)

怜「…………」

怜(あとは……医者のセンセーまかせやわ……)

怜「…………」

怜「…………」

怜(…………こわい)

怜(……こわいよ……竜華)

怜はモルモットなんかじゃない!

>>223
ぶちころすぞダイジョーブ

ハッピーエンドなんだろそうなんだろ俺には分かる

怜「…………」

「脳血流…………ICP…………マニトール……」

「プロポフォール…………サイアミラール…………レミフェンタニル準備……」

怜「…………」

「…………言語野に……これ以上は……術中MRIを……反応微弱……危険域です……」

怜(…………)

怜(……りゅう……か……)

怜(     )

死んでもスーパードクター荒川なら蘇生してくれるだろ

>>228 おい、勝手に殺すな

チームメディカルドラゴン呼べよ

トキィィイイイイイイイイイイ

やめろやめろやめろ

風呂入りたい

最近ハッピーエンドにならないな
ssでの怜の死亡率高すぎ

風呂代行してやんよ

>>234
まあ、この様子だと落ちないんじゃない?

BJきてくれー!!

竜華「うちの受験番号は、っと…………」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………あった」

竜華「…………」

竜華「……合格、したんや」

竜華「…………」

竜華「…………」

竜華「…………桜が咲いとるで」

竜華「満開やなぁ……」

日付変わる前には帰ってきていただければ

怜「…………」

「尻血流…………KETU…………ボラギノール……」

「ポリフェノール…………サイドミラー…………レズフェンタニル準備……」

怜「…………」

「…………尻野に……これ以上は……術中SIRIを……尻の反応微弱……危険域です……」

怜(…………)

怜(……お……しり……)

怜( )

下らん

竜華(……結局、怜と一緒に卒業……できんかったな)

竜華「…………」

竜華「……手術はうまく行ったのに……なんでやろ、な……」

竜華「…………」

竜華「……怜は何も悪いことしてへんのに」

竜華「ただ……ちょっと人より体が弱かっただけや」

竜華「それって運が悪いっていうのと何がちゃうんやろな……」

竜華「……なんで怜だけこんな目にあわんとあかんのやろなぁ」

竜華「…………」

おいw

竜華「…………」

竜華(志望校には合格できたのに……)

竜華(怜……あんたのいないこんな場所……全然、うれしくないよ……)

竜華(なぁ、怜)

竜華(あんたのとこ……行っちゃあかんかな?)

竜華(うちの来る場所やないで、って怒るやろか……)

竜華(なぁ……怜) 

竜華「…………」

風呂いってくるでー

てら!

バスニデルデー

エイヒレでも食いながら保守

保守するでー

>>249
俺にもよこせよ

ほしゅ

保守

お前ら携帯小説叩くけど
こういうのと展開は一緒じゃねぇか

>>258
本になったり映画化したりしませんしおすし

まだ続くと思っとるでしょう?実はあと6レスで終わりなんすよwww

竜華「もうゴールデンウィークなんやな」

竜華「時間の流れは速いなぁ」

竜華「…………」

竜華(麻雀部にも入らんかったし……ぼっちまっしぐらやな)

竜華「…………」

竜華(でもな……あんたと一緒じゃなきゃ……麻雀打ちたくないねん)

竜華(…………)

竜華(……もう桜も散ったんやな)

竜華(…………)

竜華「…………」

竜華「……一人ぼっちは、さみしいもんやなぁ」

な、なんだってー!

あ…杏子…

>>258
携帯小説なんて媒体が携帯なだけで小説に優劣なんて無いんや
自分が気に入るかどうかや

怜「なにしてんの竜華?」

竜華「ん~、ぼっち大学生ごっこ」

怜「なんやねんそれ。んもう、USJ行くでーって誘ってきたのは竜華やのに」

竜華「いや、ホンマに出遅れてしもたなて思っとんねん」

怜「ほんなら今からでも麻雀部入ればええのに」

竜華「いやや。怜と一緒やないとやる気出ぇへんもん」

怜「まぁ……それは私もやけどな」

怜「まさか出席日数足りんで留年するとは思わんかったわ……」

イヤッフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!11111111

竜華「でも正直余裕やろ?勉強やって強くてニューゲームみたいなもんやし」

怜「それはそうやけど……あんな、クラスにフナQおんねん」

竜華「え、マジ?」

怜「マジやで……あいつやたら絡んでくるしなんやねん……」

竜華「浩子がなぁ……きっとうれしくて喜んでるんちゃうの?」

怜「そうかもなぁ……学校にいる間、竜華の膝枕が恋しくてたまらんわ」

竜華「浩子のやあかんの?」

怜「全然だめや。肉質がなっとらんで」

竜華「ぷっ、なんやそれ。ま、あとでな?」

怜「約束やでー?」

>>1ならやってくれるって信じてた

信じてた俺は信じてたでええええ

竜華「で、今日は病院の日やったん?」

怜「ああ、ちょっと検査だけやけどな。経過良好で問題なしや」

怜「もう私病弱やし!とか言えへんくらいになー」

竜華「そか……よかった」

怜「これもみんな……誰のおかげやろ」

竜華「ええと……誰や、松実さん?」

怜「いや、原村さんちゃう?」

竜華「あ、でも腕の良いお医者さん探してくれたのは龍門渕さんやで?」

怜「あー、でも元はといえば……」

竜華「あー……」

怜「フナQが頑張ったからやん……」

良かった、本当に良かった

逆につまらん展開やないかこれ

すっげーほっとしたけど、夢オチで結局とかないよな

竜華「去年の麻雀雑誌の特集で怜が入院してることちょこっと書いてあったもんなぁ」

竜華「浩子も病気で倒れてる先輩のためにもー、とか何とかインタビュー受けとったし……」

怜「それを見た阿知賀の松実さんがインターミドルの原村さんにぽろっと……」

怜「で、なんやかんやで一昨年戦った龍門渕んとこのお嬢様がお医者さんを手配してくれたと」

竜華「龍門渕グループの医療に不可能はありませんわ!とかえらいテンション高い子やったなぁ」

怜「そうやったな」

竜華「怜は愛されてんなぁ……」

怜「まぁ……ありがたいことになぁ」

竜華「お礼言っとかんとあかんでー」

怜「うん……入院している間にぎょうさんの人のお世話になったわ」

竜華「そやでーみんな心配しとったんやからなー!」

怜「や、やめっ、竜華っ、くすぐったいわ!」

竜華「でも…………ほんとに助かってよかったわ……」

怜「うん……竜華にはいっぱい心配かけてもうたな」

竜華「埋め合わせ、してもらうで?」

怜「まぁ……せなあかんわなぁ」

竜華「そやで、これからはもうずっと一緒にいるんやからな!」

怜「ちょ、竜華、そんなくっつかれると動きにくいわ……」

竜華「さあまずは……USJを二人で回りきるでー!」

怜「一日じゃ無理や」

竜華「何のためのGWやねん。明日も来るんやで?」

怜「ホンマかいな。まぁ。竜華とやったら構わへんけど」

竜華「うちも怜とやったらなんだって出来るで!」

竜華「だから……ずっと一緒やで、怜」


おわり

>>243
ここで死んだとばっかり

埋め合わせの部分が気になる

引き伸ばして引き伸ばした結果がこれか…


ハッピーエンド好きです

よかった生きてた…

乙 よかったのう

>>1よ良くやった

死なずによかったよ
おつおつ

乙乙
ハッピーエンドで良かったわ

乙でした!
また書いてくださいや!

よかった




よかった

本当に良かった…

なんで死ななかった


よかったで

死の渕からよみがえって能力が強化された怜さんSS誰か頼むわ

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