妹「はあ。あんたの妹にだけは生まれてきたくなかったわ」(695)

妹「だって、結婚できないんだもん」

兄「え!?なんだって!?」

妹「……ばか」


~翌日~

兄「で、話ってなに?」

妹「そんなに大事なことなの?」

母「凄く言いづらいことなんだけどね…」

父「妹、お前はうちの子じゃないんだ」

妹「!?」

父「このことを俺が知ったのは、お前が小学5年生の時、今から3年前だ。」

母「お隣の幼馴染ちゃんとあなたは同じ誕生日だったわね?」

妹「ま、まさか…」

父「病院側のミスだ。子どもを間違えたらしい」

兄「そんな…」

父「妹と同じ日に生まれた幼馴染ちゃんが俺たちの子供。妹、お前は隣の子供なんだ」

母「それでもね、妹。あなたは紛れもない私たちの子供だからね。これからもずっと育てていくからね…」

兄「なんてことだ…」

妹「そんな…そんな……や、や…」


妹「やったあああああああああああああああああ」


他三人「!?」

妹「夢じゃない!?これ夢じゃない!?」

兄「俺が聞きたいわ」

妹「年に300回のペースで夢に見てきたことが……まさか、まさか!」ドキドキ

父「ど、どうしたんだ妹!顔が真っ赤だぞ!」

母「きっとショックでおかしくなったんだわ!やっぱりまだ話すべきじゃなかったのよ…」

~その頃、隣の家~

幼馴染父「……ということなんだ」

幼馴染母「それでもあなたが私たちの娘であることは変わりないから、気にしないで」

幼馴染「………それじゃあさ、隣のお兄さんと私は兄妹ってこと、なの…?」

幼馴染父「そうだ」

幼馴染「いや……そんなの絶対にいや…」プルプル

幼馴染母「なにいってるの。兄くんは素敵なコよ?」

幼馴染父「そうだぞ。お前もあんなに仲良くして貰ってるじゃないか」

幼馴染「だからいやなのよっ!」シクシク

~服屋~

妹「ちょっと兄貴~」

兄「どうした」

妹「この服とこの服、どっちがいい?」ニヤニヤ

兄「……そういう地雷質問するなよ」

妹「いいから!どっちがいい?」

兄「じゃあ右」

妹「あたしから見て右?兄貴から見て右?」

兄(面倒くせえ……)

妹「こっちこっち!ここのたい焼き有名なのよ!」

兄「お、旨そうだな。これくらいなら奢ってやるよ」

店主「可愛い彼女にはもう一個サービスだ!」

兄「あ、いえ、いもうt…(フガッ

妹「ありがとうございます!ちなみに付き合って14年のカップルです!」ニヤニヤ

店主「がっはっは!末永く幸せにな!」

~帰宅~

兄「あー疲れた……あいつ、あれからずっとこんな調子だな」

兄「だがまあ、服を奢らせたり荷物を持たせたりしないだけ人間が出来てるよな」

妹「お風呂湧いたよ~…て、なに一人でブツブツ言ってんの?」

兄「いやなに。お前はよく出来た『妹』だと思ってな」

妹「妹じゃないっ」ムスッ

兄「ええっ? いや、まあそうだけどさ…でも戸籍は…」

妹(こせき…?)

妹「ん、あれ? なんで幼馴染が兄貴の部屋にいるのよ」

幼馴染「…あら、『妹』が『兄』の部屋にいておかしくて?」

妹(!?……なんか、幼馴染の雰囲気がいつもと違う)

兄「おいおい、いつのまに入ってきたんだ」

幼馴染「私の部屋、窓を隔てて正面に変わったんです」

兄「窓から入ってきたのか…」

幼馴染「これからはいつでもお兄さんに会いに来れるんですよ」ニッコリ

妹「ちょ、ちょっと…」

兄「うーん、でも年頃の女の子が男の部屋に来るってのも問題だよな」

幼馴染「お気になさらずに。だって実質は兄妹ですから……実質は」

妹「なによ実質って…」

幼馴染「あ。この場合は形式の方が大事かしらね? あくまで社会的に妹なのはあなただから……」

妹「??」

幼馴染「うふふ。もう遅いので今日は帰りますね。それでは妹さん、お兄さん。また明日」

保守

らすほ

保守

保守

保守

保守

保守

保守

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守

保守

保守

妹「……」ガラッ ガチャ

兄「換気してるから窓閉めなくていいぞ」


妹「……この窓、絶対開けちゃダメだから」

兄「なんで?」

妹「な•ん•で•も!それよりお風呂入って来て!」

兄「はあ」

兄「はー、もうそろそろ大学受験か」ゴシゴシ

兄「面倒くせえなあ」ザパー


妹「兄貴ー?聞こえる?」コンコン

兄「なんだー?」

妹「兄貴のパンツ、もう古いから貰っ……す、捨てた方がいいって。お母さんが言ってた」

兄「ああ、捨てといてって言っておいてくれ」

妹「あ、あのさ……」

兄「どうした?」

妹「一緒にお風呂入っていい?」

兄「……」

妹「あ、そのけっして変な意味とかそういうんじゃなくて、背中を流すとかそう


兄「駄目だ。」

こんなにへろへろになって戻ってくるとは思わなんだ

妹「な、なんで…?」

兄「一年後か二年後かわからんが、近い未来。お前が大人になっていく中で、兄が疎ましくなる事があるはずだ」

妹(ないよ…)

兄「その時に、疎ましい兄と風呂に入り、裸を見せあった過去に、間違いなく悩むことになる」

妹「……」

兄「そうなると互いの距離がどんどん開いていって、気まずい関係になってしまう」

妹「…」

兄「俺は、お前とはずっと仲良くありたいんだ。だから、お前と風呂に入る事はできない。わかってくれたか?」

妹「……うん!」

兄「ふう…最もらしいことを並べたててごまかす事が出来た」

兄「なにが駄目って、勃●するからに決まってんだろうがー」ブクブク

兄「しかし、一緒に風呂入りたいなんて……まだ子供だな」



妹「……まぁコレクションが増えたからよしとするかな」ニヤニヤスーハー

しゃあねぇ
俺が加工

コンコン

兄「ん?…って幼馴染か」

幼馴染「開けてください」

兄「こんな夜中に窓からくんなよ…危ない」ガラガラ

幼馴染「大丈夫ですよ、運動神経には自信あります」

兄「でも危険なもんは危険だ。夜の窓間移動は禁止」

幼馴染「えー…」

兄「なんでそんなに残念そうなんだ」

幼馴染「お兄さんと接する時間が減るからです」

兄「……」

幼馴染「妹が兄といたいと思うのは、変ですか?」

兄「う…ど、どうだろ…」


妹「ふぅ…堪能した…兄貴のパンツ……堪能したぁ」ツヤツヤ

妹「さて、いっちょ兄貴の部屋にでも…」

……イサン

妹「んん?兄貴の部屋から声がする」

妹「!」

妹「さてはあの女豹!またこりずに兄貴のところへ!」

妹「とっちめてやる!」

幼馴染「…あんっ///」

妹「!?」

兄「まぁ…変では…ないかな……?」

幼馴染「ですよね」

兄「でも今日のところはもうかえ……うわっ!」

幼馴染「お兄さん…」

兄「え、え?なんでお前、俺の上に…」

幼馴染「お兄さん…妹が、兄に甘えるのはおかしいことですか…?」

兄「あ、甘える?」

兄(甘えるって、これ完全に俺押し倒されてるような)

幼馴染「お兄さん…」

兄「ちょっ、ちょっと!」


妹「アニキィ!」バターン

幼馴染「!」

妹「悪の魔の手から救いにきたよ!兄貴……兄貴?」

兄「……」

幼馴染「……」

妹「……」

兄(幼馴染に押し倒された俺、その俺の上に乗っかっている幼馴染…)

兄(さて、この状況…どう説明しようか)

妹「……」

すまんな

ほら、早くかけ

兄「い、妹、これは…」

妹「どけぇい!」ドン

幼馴染「きゃっ!」

兄「!?」

妹「あんた!人の兄貴に何をしようとした!」

幼馴染「特に…何も」

妹「嘘つけ!明らかにゴニョゴニョしようとしてたでしょ!」

幼馴染「……」ドキッ

兄(ゴニョゴニョ…?)

妹「ていうか、兄貴!窓開けちゃダメって言ったでしょ!」

兄「そ、そうだっけ」

妹「兄貴ぃ…」

兄「なんか、ごめん…」

妹「とにかく!あんたは早く出てけ!」

幼馴染「……」ジー

兄「……?」

妹「なに兄貴凝視してんだ!早く戻れ!」シッシッ

幼馴染「…わかった。おやすみなさい…お兄さん」

妹「ふん、気をつけて戻りなよ」

兄「あ、そこは優しいんだ」

妹「そりゃそうでしょ!幼馴染は兄貴の妹、大切な人でしょ?」

兄「お、おう・・・」

妹「好きな人の大切な人には優しくしなきゃ・・・」

兄「えっ!?今なんて?」

妹「///うるさい!!兄貴も早く寝なって言ったんだよ!」

兄「えっ?えっ?」

妹「///こっち見んな、もう早く寝ろ!!」 ドゴォ

兄「おま・・・、みぞおちに・・・」

妹「お休み兄貴・・・」

兄「あ、そこは優しいんだ」

兄は気絶してしまった
襲いますか?
襲いませんか?

ごめん確かに詰まらん

妹「ふぅ…やっと帰った…」

兄「お前が帰らせたんだけどな」

妹「うっさい!兄貴細かい!」

兄「ご、ごめん…」

妹「ったく…油断もありゃしない」

兄「それにしてもお前、なんか幼馴染を敵視してないか?」

妹「いつものことじゃん」

兄「確かにそうなんだけど…いつもより厳しいっていうかさ」

妹「そうかな…?いつも通りだと思うけど」

兄「いつもは憎まれ口たたきながらも一緒に遊んでたろ」

妹「いや、あれは遊んでいたというか…」

妹(明らかに喧嘩していたような)

兄「じゃれあうくらい仲良かったじゃないか」

妹(あれはとっくみあいの喧嘩…)

兄「まるで姉妹のようだったぜ」

妹「…はぁ」

兄「どうした、妹。ため息なんてついて」

妹「兄貴のあまりのアレさに引いた」

兄「えぇ…」

妹「それと、私はとても怒っています」

兄「そうなのか…?確かに真顔だけれども」

妹「というわけで…」モゾモゾ

兄「おい、そこ俺のベッド」

妹「私はとても怒っています。同時に悲しんでもおります」

兄「はぁ」

妹「この心の傷を癒すには、兄貴と寝るほかありません」

兄「いやその理屈はおかしい」

妹「どこもおかしくない!とにかく早くきてよ」

兄「お前がどいたらな」

妹「早く来ないと泣くぞ」

兄「……」

妹「ほら泣くぞ。いますぐ泣くぞ」

兄「……」

妹「…泣くぞぉ」

兄「だぁもう!わかったよ!一緒に寝ればいいんだろ!」

妹「兄貴!」

兄「今日だけだからな」

妹「兄貴ぃ…」

兄「ちょ…もっとそっち行ってくんない?」

妹「だって狭い」

兄「大丈夫だよ、お前細いから」

妹「そんなにさりげなく褒めないでよ…ずるいよ…」

兄「え?あ、ごめん」

妹「兄貴ぃ…」

兄「…おやすみ」

妹「…うん」

兄「……」

兄(こんなに甘えてくるなんてなぁ…)

兄(妹…やっぱり他人だったことが辛かったんだな…)

兄(だからあんなに柄にないことをしてきたんだ)

兄(これからはもっと、妹のことを大事にしてやろう…大事な家族だからな)ナデナデ

妹「……」


妹(勝った!)

妹(血が繋がっていない宣言に始まり、兄貴を狙うにっくき幼馴染は実妹)

妹(そして今は兄貴のベットの中!隣には兄貴!)

妹(勝った!完全に!これでもう万に一つも幼馴染に勝ち目はない!)

妹(兄貴は…私のもの!)

妹(今ここで、兄貴とゴニョゴニョして既成事実を作ってしまえば…)

妹(ふふふ…幼馴染は負け組と相場は決まっているのさ!)

妹「あ、兄貴…」

兄「……」

妹(返事はなし…ふふっ兄貴も緊張してるんだ)

妹「ねぇねぇ」

兄「……」

妹「…?兄貴?」

兄「……」スゥスゥ

妹「……」

妹「寝てるんかい…」

妹「さすが兄貴…期待を裏切らない…」

妹「…まぁ、そこを含めて惚れたんだけど…」

妹「ふんっ、私も寝てやる」

妹「…おやすみ、兄貴…」

さるったしキリもいいし寝る

起きたんだけど、すまん
5時まで用事があって書けそうにない
本当すまん

妹「…なんて言う訳ないだろぉっ‼」

妹「へへへ……兄貴のズボンを脱がせてっと…」

妹「(ごくり…パンツパンツパンツこの下には兄貴の兄貴があるというのか…!)

妹「んん…朝…?」

兄「……」

妹「兄貴?」

兄「妹…」

妹「え…?な、なに…?」

兄「俺…もう…我慢できない」

妹「へ?…うわぁ!」

兄「はぁ…はぁ…」

妹「あ、兄貴…」

母「何してるの!?」

兄「…!!!」

妹「こ、これはッ…!」

兄「いいよな…」

妹「……うん」

兄「じゃあ……」

妹「兄貴ぃ…」



妹「兄貴ぃ…」

兄「こいつ、すっごい幸せそうな顔して寝てるなぁ」

兄「気持ちよさそうなところ悪いけど、起きろ」

妹「うへぇ…獣ぉ…」

兄「動物園にでも行った夢みてんのかな、起きろ」

妹「……ん?」

兄「おはよう」

妹「おはよう…?あれ?」

兄「?」

妹「生まれたままの姿の兄貴は…?」

兄「なにいってんだお前」

妹「あ、あれ…?なんで?夢?まさかの夢オチ?」

兄「まぁ、そうだろうな」

妹「がーん…」

兄「とりあえず顔洗ってきなさい」

妹「はぁい…」トボトボ

妹「ショックだ…兄貴の初めて、もらえると思ったのに…」

兄「初めて?」

妹「はぁぁ…」

兄「とにかく元気だせって…ほら、今日はいい天気…」シャッ

幼馴染「……」

兄「うおぉぉぉぉ!?」

妹「なにさ、急に叫ん…でぇぇぇ!?」

幼馴染「おはようございます」

兄「あ、あぁ、おはよう…じゃなくて!」

幼馴染「とりあえず中に入れてください」

兄「あ、あぁ」

妹「兄貴!開けちゃだめだって!」

兄「い、いやしかし!」

妹「今あの女を入れたらなにしでかすか分からないから!」

兄「う、うーん?よくわからんが、危ないから入れちゃうぞ!」

妹「あ、兄貴ぃ…」

幼馴染「改めまして、おはようございます」

兄「おはよう…ていうか、幼馴染ちゃんはいつから窓の外にいたの?」

幼馴染「そんなに長い時間はいませんでしたよ。窓を叩こうとしたところを、調度お兄さんがカーテンを開けたんです」

兄「そ、そうか…よかった」

妹「じゃあ、朝のあいさつは済んだね?さっさと帰りなよ」

幼馴染「いえ、まだ用はあるよ?妹ちゃん」

妹「なにぃ…?」

幼馴染「今日は甘えにきたんです。折角のおやすみですから」

兄「甘え…?昨日も同じこと言ってたような」

幼馴染「昨日は…そこにいる狂犬に邪魔されてしまったので…」

妹「誰が狂犬だぁ!」

幼馴染「今日は目一杯甘えさせてくださいね」ニッコリ

妹「兄貴!惑わされるな!それは女の皮を被った獣だよ!」

兄「う、うーん」

妹「兄貴!」

幼馴染「お兄さん?」

兄「と、とりあえず妹は顔を洗ってきなって」

妹「あ、兄貴ぃ…!本当に兄貴って兄貴は…」

幼馴染「ふふっ…」

妹「ぐぬぬ…幼馴染!あんた、兄貴に手出すんじゃないからね!」

幼馴染「ふふっ…」

妹「笑ってないで何か言えやぁ!」

兄「お前も早く行けや」

妹「兄貴のばかあほへんたいきちくー!」ダッ

兄「……」

幼馴染「行っちゃいましたね…妹ちゃん」

兄「そうだなぁ」

幼馴染「お兄さんっ」ダキッ

兄「うおっ、なんだ急に」

幼馴染「甘えにきた、って言ったじゃないですか」

兄「あぁ…そうだったな」

幼馴染「ふふっ…お兄さん」

兄(この子が、本当の妹…か)

兄「あのさ、幼馴染ちゃん…聞いてもいい?」

幼馴染「はい、なんでも聞いてください」

兄「そのさ…辛くなかった?自分がその…」

幼馴染「本当の家族じゃないと知って、ですか?」

兄「あ、あぁ…それと、俺なんかの妹だって知って」

幼馴染「……」

兄「その…答えたくなら別に」

幼馴染「辛かったですよ」

兄「!」

幼馴染「(これじゃあお兄さんと結婚できないと知って)辛かったに決まっているじゃないですか」

兄「だ、だよな…ごめん、無神経な質問して…」

幼馴染「でもいいですよ、今はそういうの、ないですから」

兄「そうなのか?」

幼馴染「ええ、よく考えたら方法はありましたので」

兄「方法…?まぁでも、無理はしないでくれよ」

幼馴染「無理、ですか?」

兄「あぁ…妹のやつもさ、元気に振舞ってるけどやっぱ辛かったみたいで…」

幼馴染「……」

兄「昨日なんか一緒に寝ろだと。急に甘えてきてさ」

幼馴染「……」

兄「だから幼馴染ちゃんも無理して明るくしてんのかなと思ってさ…」

幼馴染「心配ですか?」

兄「そりゃあな…大事な幼馴染だし」

幼馴染「それじゃあ…お願いがあります」

兄「お願い?」

幼馴染「今日…一緒に寝てください」

兄「えっ…?」

妹「いやいや、それはいかんでしょ!」バターン

兄「妹!?…ってなんで着替えてるんだ」

妹「顔を洗うついでにちょっとね…それよりアンタ!」

幼馴染「…なに?妹ちゃん」

妹「アンタさっきなんて言った?一緒に寝てほしい?アホか!」

兄「おいおい…」

妹「夜の兄貴は私のものなんだからな!」

兄「夜の兄貴ってなんだよ」

幼馴染「それでは、日中のお兄さんは私のものでいいの?」

妹「あっ…ダメダメ!1日全部私のもの!」

幼馴染「わがままな子…」

幼馴染「そもそも、私はお兄さんの本当の妹なんだよ?甘える権利はあるよね」

妹「うぐっ…その話はずるい」

幼馴染「妹ちゃんは…どうだったっけ?」ニコッ

妹「こ、この女ぁ…」

幼馴染「妹ちゃんは昨日存分に甘えたでしょ?今日は私」

妹「で、でもでも!年頃の女が兄貴みたいな獣と一緒に寝るのは…」

兄「おいてめぇ」

幼馴染「確かに、普通なら危ない。けど、兄妹なら別でしょ?」

妹「うぐぐ…」

兄「妹、確かに幼馴染ちゃんの言う通りだ。妹なんだから甘える権利はある」

幼馴染「お兄さん…!」パァ

妹「兄貴ぃ…」

兄「でもな…一緒に寝るのはちょっと」

幼馴染「!」

妹「おぉ!」

兄「今までは他人として扱ってたから、急に一緒に寝るのはちょっと抵抗があるというか」

幼馴染「そ、そんな…」

妹「いいぞー兄貴!惚れるぅ!」

兄「お前ちょっと黙れ」

幼馴染「…妹ちゃんはいいんですか?」

兄「ん?」

幼馴染「妹ちゃんは一緒に寝ても良かったんですか?」

兄「別にいいってわけじゃ…昨日のは仕方なかったんだよ」

幼馴染「仕方なかった?」

兄「一緒に寝ないと「あー!お腹すいた!兄貴、なにか食べよう!」

幼馴染「妹ちゃん、うるさい」

妹「朝ごはんまだだったよねー!ははは!」

幼馴染「お兄さん、さっきなんて言おうとしたんですか?」

兄「あれはなぁ「兄貴!私は腹ペコだよ!死んじゃう!」

兄「……」

幼馴染「……」

妹「早く早くー!」

妹(ふぅ危ない…昨日の手口を兄貴が教えたら、きっと幼馴染もやってくるに違いないからね)

妹(兄貴は優しいから、泣くなんて言われたらなんでもしちゃうだろうし…)

妹(全く、面倒な男だよ…まぁ、そこも含めてベタ惚れしたんだけど)

幼馴染「すみません、私までご馳走になっちゃって…」

兄「いいんだよ、気にしないで」

妹「さて兄貴、遊びにいこう」

兄「えー…めんどい」

妹「めんどいとか言わない!」

幼馴染「私も行きたいなぁ」

妹「アンタはくんな!」

兄「折角の休みなんだからさ、ダラダラしてようぜ?」

妹「で、でも…」

妹(幼馴染がいるから家は危ないんだよ…)

幼馴染「家でだらだらですか。私もお供します」

兄「いや、幼馴染ちゃんは妹と遊びに行ったら?行きたいんでしょ?」

幼馴染「いえ、お兄さんが家に残るのなら私も残りますよ」

兄「なんか悪いなぁ…まぁ、そこまで言うなら」

妹「はいはーい!私も残るぅー」

兄「えぇ?お前はどっちだよ…遊びに行きたいんじゃないのか?」

妹「兄貴が残るなら…私も…残りたいなぁなんて…」

兄「なんだそのキャラ」

幼馴染「似合っていませんね」

妹「うっさい!」

兄「それじゃあ何する?ゲームとか?」

幼馴染「私はお兄さんと一緒ならなんでもいいですよ」

妹「私も私もー」

兄「それが一番困るんだけど…そうだなぁ」

妹「なるべく2人でしかできないことをお願い」

兄「それじゃ誰か一人が余って可哀相だろ…」

幼馴染「わくわくです」

兄「そんなに目を輝かせて俺を見ないで…!」

妹「わくわくです」

兄「真似んでよろしい」

兄「今日は天気がいいからなー…日向ぼっこでもするか」

妹「兄貴…何歳?」

兄「お前と同じ思春期だよ…いいだろ…別に」

幼馴染「私はいいと思いますよ?お兄さん」

兄「幼馴染ちゃん…!」

妹「私もいいと思う!」

兄「手のひら返すの早ぇ…」

兄「まぁ、やってることと言えばただ縁側に座るだけなんだけどね」

妹「へへん!兄貴の右側もらいっ」

幼馴染「それじゃあ私はここで」

妹「!?」

兄「お、幼馴染ちゃん?」

幼馴染「お兄さんの膝の上、気持ちいいです」

妹「あわわわ…」

兄「ちょ、幼馴染ちゃん…ここはさすがに」

幼馴染「私…重いでしょうか?」ションボリ

兄「い、いや!そんなことないよ!」

幼馴染「迷惑でしたら、降りますよ?」

兄「め、迷惑?そんな…」

妹「あ、あぁ…」

妹(ダメだ…そんな風に兄貴に言ったら…)

幼馴染「すみません…やっぱり、降りますね…」ニコッ

兄「あ、あー!待て待て!迷惑じゃないから!むしろありがたいから!」

幼馴染「…へ?」

兄「だから降りなくてもいいよ?ずっと乗ってていいから、ね?」

幼馴染「お兄さん……ありがとうございます!」

妹(言わんこっちゃない…)

妹(こうなったら無理にでも引き摺り下ろすか…?)

妹(いや、やめておこう…兄貴に本気で怒られそう…)

妹「悔しいぃ…」

幼馴染「……」フッ

妹「…!」

妹(い、今…あの女、私を鼻で笑った…?)

妹「く、くそぅ!」

兄「!?」

幼馴染「お兄さんの膝の上は落ち着きます」

兄「そうかな?」

幼馴染「そうですよ…覚えていませんか?私が小さかったころ、よくこうしてもらいましたよ」

兄「うーん…そうだったかな」

妹「覚えてないってことは嘘なんじゃない?」

兄「いや、それはないだろ…」

幼馴染「私もお兄さんも幼かったですから、覚えていなくても無理はありませんよ」

兄「うーん…なんかごめんね」

幼馴染「いえ、謝らなくてもいいですよ」

妹「兄貴はなんでもかんでも謝りすぎだよ」

兄「そうかなぁ…」

幼馴染「それほど優しいってことですよ」

妹「アンタは黙ってろい」

兄「優しいってわけじゃないよ、ただ小心者なだけさ」

妹「兄貴ぃ…もう少し自信もってもいいんだよ?」

幼馴染「そうですよ、お兄さんは素晴らしい人です」

兄「二人とも…」

兄「なんか照れくさいな…もう止めだ止め!」

幼馴染「ふふっ…お兄さん、顔真っ赤です」

妹「顔が赤いのはアンタが乗ってるせいじゃないかな」

兄「はぁ…でもなんか、嬉しかったよ。俺をそんな風に見てくれてたなんてな。ありがとう」

幼馴染「ふふっ…どういたしまして」

妹「お礼を言うほどのことじゃないよ」

兄「それじゃあ、俺からもお前らに言っておこうかな」

血がつながっていなくても長く共に生活したきょうだいには欲情しないという研究結果があってだな

>>501
血が繋がっていて尚且つ長く共に生活しなかったきょうだいには強く惹かれるという研究結果もあるわけです
つまり

妹「?」

幼馴染「なんでしょう?」

兄「お前たちはここ最近でいろんなことがあった。普通じゃあまりないことがな」

妹「そうだねぇ」

幼馴染「そうですね」

兄「これから先、まだまだ大変なことがあると思う」

妹「そうだねぇ(主にこいつで)」

幼馴染「そうですねぇ(主に妹ちゃんで)」

兄「でもな、なにがあろうと俺はお前らの頼れる兄でいる。お前たちは俺の大事な妹だからな」

妹「……えー」

幼馴染「……う、うーん」

兄「あれ、なにこの反応」

妹「妹かぁ…まだそんな程度なのかぁ…」

幼馴染「……」

兄「お、おいどうした、俺なんかまずいこと言ったか?」

妹「いやー…うーん」

幼馴染「……」

兄「いや、明らかにやっちまった空気じゃん!幼馴染ちゃんなんか無言なんだけど!」

妹「……」

幼馴染「……」

兄「なんか言って!」


妹「じゃあ兄貴…」

幼馴染「頼れるお兄さんでいてくれることを証明してくれませんか?」

兄「なっ……」

>>513
幼馴染家のとーちゃんかーちゃんの協力取り付けられればDNA型の判別は可能だから出自不明の孤児にはならんのじゃないの?
協力してくれればだけど

>>525
いや、DNA鑑定の結果だけで自動的に戸籍修正とかできるもんなのかなぁと
取り違えの真相がハッキリしないと動けないんじゃないか?
人間がいきなり消えたりどこからともなく現れたりしたらマズいだろうし
妹と幼馴染の戸籍修正がセットなら、やっぱり現状のままでいい幼馴染ちゃんのが有利な気がする

三角関係の引っ張り合いを作るには良かったけど、やっぱり身動き取れなくて止まっちゃったか
おねがい☆ツインズと同じ欠陥だよね

妹と幼馴染を切り離してそれぞれと二人きりで関係を進展させる展開を作った方がいいかと
あと兄がそれぞれを妹としか見てないのも停滞する原因
肉食にするべきは妹と幼馴染
エロは無しにしてもはっきりそれぞれ告白させて兄に意識させれば、後の3P展開も見えてくる

もう一つの方法としては、この三角関係はそのままに兄の同級生の女とかの外敵を作り、
妹達が協力して女との進展を阻む
こっちのルートに進むといくらでも話を伸ばせるが、ますます終わらせられなくなるけどね

  新・保守時間目安表 (休日用)  
  00:00-02:00 10分以内  
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  04:00-09:00 40分以内  
  09:00-16:00 15分以内  
  16:00-19:00 10分以内  
  19:00-00:00 5分以内  
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  09:00-16:00 25分以内  
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