みく「みく結構スタイルいいっしょ?スリーサイズとか、Pチャン知ってる?」 (48)


P「上から85-55-81だろ」

みく「……え?」

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P「ちなみにLIVEに参加しているメンバーだと卯月が83-58-87。凛が80-56-81で美央は84-58-87で蘭子は81-57-80だな」

みく「ちょ、ちょっと待つにゃPチャン。なんでそんなに知ってるの!?」

P「はっはっは。何言ってんだみく?アイドルのスリーサイズはプロフィールとして公表されてるじゃないか?」

みく「だからってソラでそんなにスラスラ出てくるのは異常だよ!? ま、まさか所属アイドル全員分のスリーサイズを暗記しているの……?」

P「おいおい、みく。いったい俺をどういう目で見てるんだ?」

みく「(……そ、そうだよね。今回のライブに向けて参加メンバーの分を偶々覚えていただけだよね?)」ホッ

P「当然、プロデューサーなんだから所属アイドル全員のスリーサイズどころか公開されているプロフィール全部記憶しているに決まってるじゃないか」

みく「変態!? ここに想像を絶する変態がいる!?」

P「な、なんだってみく!? あ、安心しろ、みくの事は俺が守ってみせるからな! さぁ、掛かって来い変質者!」

みく「構えても誰も襲い掛かってこないよ!? 変態なのはPチャンだにゃ!」

P「……はぁ? おいおい、みく。どういうことだ、俺は別に変態じゃないぞ?」

みく「百人以上いるアイドルのプロフィール全部暗記しているだなんて変態以外の何者でもないよ!?」

P「いやいやいや、何をいってるんだみく? むしろこの程度は最低限プロデューサーやっていくには必要不可欠なスキルだぞ?」

みく「嘘にゃ!そんな異常な世界なワケないにゃ!」

P「ふむ……」

ピポパッ…プルルルルッ…プルルルルッ…ガチャ

P「お、突然すまないな765P。ところで双海真美ちゃんのスリーサイズって幾つだっけ?」

765P『デビュー当時は74-53-77だったが最近バストサイズが78に増えて今後に期待大だ』ガチャ

P「……な?」

みく「『な?』じゃないよ!? いきなり他の事務所のアイドルのスリーサイズ聞くPチャンもたいがいだけど、765のプロデューサーさんも何一つ疑問を挟むことなく質問にだけ答えて電話を切るっていったいなんなの!?なんなの!?」

P「まlまぁ、落ち着けよ前川さん」

みく「前川さんって言うにゃ!」

みく「まったく…まったくもう、この業界の深い闇を垣間見てしまった気分だにゃ」

蘭子「訪れるは深淵。奈落の底に引き擦り込まれるは必定…」

みく「わっ!? 蘭子ちゃん…いきなり出てきたからびっくりしたにゃ」

蘭子「詫びよう、猫耳の人よ。されどこれは如何なる会合か?」

みく「え、えっと……Pチャンが変態さんだって話にゃ?」

みく「(もう大分付き合いも長いから蘭子ちゃんの言葉もある程度理解できるようになったけど、まだどうしてもタイムラグが…)」

蘭子「なんと!? 我が友……否、我が下僕にそのような原罪が…!?」

P「我が主よ…聞け、それは淀んだ「瞳」にて観測した事象。真実の事柄ではない」

みく「……っ!?」

蘭子「フッ…我が友よ、当然信じていたとも」

P「ククク…祖の魂の赴くままに」

みく「ちょ、ちょーっと待つにゃー! なんでPチャンもそんな蘭子ちゃんみたいな喋り方できるのにゃ!?」

P「え…? なんでって言われても……なぁ?」

蘭子「魂の慟哭か、猫耳の人よ?」

みく「いやいや、なんで二人とも不思議そうな顔してるの!? おかしくない!?」

P「おいおい、みく。このグローバルスタンダードなアイドル業界、プロデューサー足るもの複数の言語を扱えなきゃ生きていけないんだぞ?」

P「少なくとも英語、中国語、ロシア語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、イヌクティトゥット語、熊本語、ウサミン語、きらりん語くらいは堪能じゃないとスカウトも満足にできないじゃないか?」

みく「異常にゃ!? 言語学者だってそんなに堪能じゃないにゃ!? というか途中から変なの混ざってたにゃ!?」

P「はっはっは。みくはいつも大げさだなぁ」

蘭子「フフッ…素晴らしき芸の極みよ」

みく「うるさいにゃ!?」

みく「ハァ……もういいにゃ。Pチャンが色んな意味でおかしいのは前々から知っていたし、確かにオーバーリアクションだったにゃ」

みく「そろそろみくのリハ番だから、ちょっと行ってくるにゃ」

P「おう、頑張ってこいよー」

蘭子「貴女の輝かしい勝利を祈ろう」

みく「はいはい……」スタスタ

みく「とりあえず立ち位置の確認からか……あ、卯月チャン?」

卯月「あ、みくちゃん。ここは一緒の出番なんだねー。よろしくー」

みく「よろしくにゃ……」

卯月「あれ?なんだからお疲れだね?さっきプロデューサーさん達と話して話していたみたいだけど…」

卯月「なにかあったの?」

みく「ああ、いや、なんでもない…にゃ。ただPチャンの異常性に改めて気付かされたというかなんというか…」

卯月「あ、あはは…確かにプロデューサーさんてなんか凄いもんねー」

リハーサルゥオネガイシマァス!

卯月「おっといけない。お仕事お仕事。また後で話そうね、みくちゃん」

みく「わかったにゃー」

みく「(えっと、それじゃあ音楽に合わせて移動位置を確認……ってあれ…?)」

みく「(卯月チャンの後ろの方、奈落が開きっぱなしになってるけど…そんな予定あったっけ…?)」

みく「(……!? 卯月チャンのあのステップ…後ろ向きの移動だから奈落が開きっぱなしなのに気付いていない!?)」

みく「う、卯月チャン!? 危ないっ!?」

卯月「え…? あれ、足元が……ッッ!!??」グラッ

みく「卯月ちゃ――」

P「卯月ーーーーッッ!!」ダダダダダッ

みく「(ッ!? Pチャンが舞台袖から走ってきて、卯月ちゃんを助けた!?)」

みく「(け、けど、あれじゃあ代わりにPチャンが!!??)」

グシャアァッッ!!

卯月「え……? プ、プロデューサーッッ!?」

みく「Pちゃぁぁぁんっっ!!??」

       __
     _|_P_ |_
      ξノ・∀・`)ノフゥ、危ない危ない
      |//|
       > >
       ` `

       |l||     ボ
              ン

      _____    ッ
    /     /    !!
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

みく「………………え”?」

卯月「プ、プロデューサーさん、大丈夫ですか?」

P「ああ、勿論さ。それより卯月は怪我してないか?」

P「まったく、スタッフには厳重に注意しないといけないな、これは」

みく「いや、いやいやいやいや。Pチャンなんで無傷なの!?」

P「ん? おいおい、なんだみく、それじゃあまるで俺がケガしてなきゃおかしいみたいじゃないか?」

みく「あの高さから落っこちてかすり傷ひとつ無いのは明らかに変やん!?」

みく「というか、その後なんで何事もなかったみたいにジャンプ一発で昇ってきてるん!?」

P「ああ、まぁ確かに……少し前に同業のプロデューサーも事故で奈落に落ちて大怪我を負ったみたいだしな」

みく「そうだよね!? それが人として普通の姿だよね!?」

P「ああ、だからそれ以後はプロデューサー足るもの、最低限奈落に落ちてもピンピンしている程度の気構えが求められるようになってな」

みく「気構えでどうにかなるレベルの代物なん!? どうなってんのPチャン達の身体は!?」

卯月「ま、まぁまぁみくちゃん。プロデューサーさんも無事だったんだし、いいじゃないですか」

みく「う……まぁ、確かにそれはそう…にゃ。卯月ちゃんにもケガは無かったみたいだし、今だけはPチャンの特異体質に感謝にゃ」

P「なんかヒドい言われようだな…まぁ、でも本当にケガとかが無くて良かった良かった。じゃあ俺はちょっとこの件に関しての報告に行ってくるな」

みく「まぁ、何事もなくてよかったにゃ……」

P「ん…? みく……?」

みく「え…ど、どうしたの、そんなじろじろ私の事を見たりして……」

P「ん…いや、改めて俺のプロデューサーアイで見ると、みく…おまえのウエストが公称プロフィールより一センチ程大きくなっているみたいなんだが、なにか間食でもしたんじゃ――」

みく「ふんにゃぁッッ!!」

P「ゲフッ……みく、おま…いきなりなにを……」ガクッ

みく「もう、こんな変態Pチャンいやにゃー!!」

おしり

――美央ってダレだよっ!?
ごめんなさい、半年無課金を貫きます

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     ■■■░░░░░░■■■▒  フゥ、危ない危ない
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ホントはこっちにする予定でしたが、AAが正常に出るか解らなかったので、マイケルジャクソンに
練習できる場所があればよかったんだけれども…

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