ハリー「これがサブマシンガン・・・」 (78)

ダンブルドア「そうじゃよ。M3-SMG・・・2次大戦中にも活躍したアメリカ産の汎用品じゃ」

ダンブルドア「あとはこんなのもあるんじゃが、どうかの?」ポイッ


ハリー「・・・これは?」


ダンブルドア「見ての通りスタングレネードじゃよ」

ダンブルドア「使い方はシンプルでの、ただその安全装置を抜いて投げるだけじゃ」


ハリー「ヴォルデモートに対抗する唯一の武器って・・・これなんですか?」


ダンブルドア「よく考えてみなさい、ハリー」

ダンブルドア「杖を振るのと、引き金を引くのはどちらが早いのか・・・のう」


ハリー「・・・!これなら奴にも勝てますね!」

ハリー「―――というわけなんだ、協力してくれるね?」


ロン「モチのロンさ。それにしてもすげえなおいマグルの武器か・・・」


ハリー「ほらロン、君にはMK23だよ。45ACP弾だから一般的な9mmより殺傷力がある」

ハリー「サイレンサーもあるし少し大きめだけど君なら大丈夫だろう」

ハリー「そしてハーマイオニーには反動の少ない22口径の・・・」


ハーマイオニー「・・・待って、ハリー」


ハリー「なんだい?」

ハーマイオニー「本当にこれで死喰い人たちと戦うつもり?」

 

ハリー「もちろんさ。なんで?」


ハーマイオニー「だけど・・・私たち魔法使いよ?」


ロン「でもダンブルドアがこれで戦えって言ってるんだぜ?」


ハリー「そうだよ、魔法で倒さなかったからって僕たちがみんなから文句を言われるなら別だけど」


ハーマイオニー「・・・確かにそうだけど・・・釈然としないわ」


ロン「気にするなよ、僕たちが勝てばみんなが傷つかずに済むんだからさ」


ハーマイオニー「まあそれもそうね」


ハリー「よし、じゃあハーマイオニーにはこのリボルバーだ。女性でも扱いやすいのがGOODだね」

ロン「待ってくれよ、君はサブマシンガンで僕たちが拳銃ってなんか不平等じゃないか?」


ハリー「短機関銃の方が機動力が下がるんだよ、一長一短さ」


ハーマイオニー「私はリボルバーだけ?」


ハリー「いや、ほかにも対戦車ミサイルとかもあるんだけど君に持ち運べるモノじゃないしね・・・」

ハリー「必要に応じて持っていけばいいよ、武器は結構そろえてくれたんだ、ダンブルドアがね」


ロン「どうやってそんな真似を?」


ハリー「そこは―――ほら・・・わかるだろ?――(ヒョイ)――魔法さ」


ハーマイオニー「ええ、まあわかったわ。それじゃあ・・・」


ハリー「ああ、戦争だ・・・奴の蛇面に風穴あけてやろうZE☆」

――――――――

ヴォルデモート「・・・『予言』はまだか・・・?」


死喰い人1「も、申し訳ありません我が君!!無関係な神秘部の人間を『服従』させたのですが失敗して・・・!!」


ヴォルデモート「もうよい・・・ナギニ・・・食事の時間だ・・・」


死喰い人1「え、わ、我が君そんな、どうか・・・どうか・・・うあああああああああああ!!!!」


ヴォルデモート「ベラ」


ベラトリックス「はい我が君!私ならここに・・・」


ヴォルデモート「コーネリウス・ファッジの対応は?」


ベラトリックス「まだ目に見える動きはありません。我々が復活したというのが認められないのでしょう」


死喰い人2「クックックッ・・・まったくどっちの味方なんだかなあ?」


ヴォルデモート「早めに打って出たほうがよかろう・・・あやつ等が予言を手に入れる前にな・・・」

――――――――――

ザワザワザワザワザワ

ハリー「―――というわけで、みんなにも銃火器の扱い方を覚えて欲しいんだ」

ハリー「これは先週やった守護霊の術よりもっと難しいかもしれない」

ハリー「でもこれを使いこなせば、一人ひとりがヴォルデモートを殺す火力を手に入れられる」

ハリー「準備はいいかい?」


ジョージ「まさかダンブルドア『軍団』でマグルの銃火器の扱いを習うなんて皮肉だな、兄弟」


フレッド「まったくダンブルドアも面白いこと考えたもんだ」


ハリー「よし、みんなM9は持ったかい?

ハリー「やっぱり米軍採用ってのは信頼が置けるからね・・・暴発の心配はしなくていいと思う」

ハリー「さて、射撃訓練を始めようか」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
ドォン!!


ネビル「いてて・・やっぱりすごい反動だね・・・」


ドンドンドン!!


ハリー「はい、練習やめ!!」

ハリー「いいかい、帰ってからも今日の感覚を忘れないようにするんだ」

ハリー「じゃあまた来週!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マルフォイ「アンブリッジ先生、DAとやらはこの部屋で行われているみたいです!」


アンブリッジ「わかっていますよドラコ、魔法省にテロを起こしている輩はさっさと捕まえないと!」


ダッダッダッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ドビー「ハリーポッター・・・あの人が・・・あの女の人が・・・」


ハリー「あの人って、ドビー、誰?」

ハリー「もしかして、アンブリッジ?」

ハリー「このことはバレてないだろ?僕たちのことも・・・DAのことも?」


ドビー「―――――・・・・!!!」ジタバタ


ハリー「・・・あの女が来るのか?」


ドビー「そうです、ハリーポッター、そうです!!!」


ハリー「みんな聞いたか!!?何をグズグズしてるんだ!!!逃げろ!!」


全員「!!!!」ダッ

ドドドドドドド

キイイイイイイ!!!


ハリー「うああああああああああああああ!!」


マルフォイ「『足すくい呪い』だ、ポッター!先生!一人捕まえました!!!」

アンブリッジ「彼じゃない!お手柄よ、ドラコ!ああ、よくやったわ――――」


ハリー「こんなところで、捕まってたまるか!!」


ドドドドドドドドドドド

グチャグチャ

ドガガガガガ


ハリー「ふぅ・・・さすがは短機関銃・・・破壊力が桁違いだ・・・」


マルフォイ「な、なんだ今のは!!あ、アンブリッジ先生・・・?」

アンブリッジ「魔法省へのテロ疑惑は・・正しかった・・・よう・・・ね・・・」ガクッ

マルフォイ「し、死んだ・・?あ、アンブリッジせんせいいいいいいい!!!!

マルフォイ「ぽ、ポッターが先生を殺害した!!!先生を殺害したぞ!!!」


ハリー「大いなる正義の前には小さな犠牲は不可欠なんだ」

ハリー「仕方がないことだった・・・よし、逃げよう!」


マルフォイ「待て!ステューピ―――」


ロン「ハリー、危ない!」ドォン!!


マルフォイ「うわああああああああああ!!僕の右腕があああ!!!!!」

マルフォイ「この『血を裏切るもの』め、許さな―――」


ドォン、ドン、ドン!!


マルフォイ「そん・・・な・・・」ガクッ


ハーマイオニー「まったく、ツメが甘いわよ、ロン!!ちゃんと息の根を止めておかなくちゃ!!」

はなのないおっさん「アバタケー」

ハリー「…」パンッ

で終わるだろ

ロン「助かったよ、ハーマイオニー」


ハリー「みんなは?」


ロン「けっこう捕まっちゃったやつらがいるみたいだ」


ハリー「・・・助けに行こう」

――――――――

アンブリッジの部屋


ジニー「くそ・・・捕まるなんて・・・」


ジョージ「まあ誰かが助けに来てくれるさ」


フレッド「それに、捕まったDAより殺されたアンブリッジ側の方が多いんじゃないか?」


スリザリン1「な・・・なんてことだ・・・こいつらおかしいよ・・・」

スリザリン2「先生も死んだ・・・ドラコやクラッブやゴイルも・・・」

スリザリン3「ほ、ほかの先生に連絡しよう―――」


ガチャン!!

スリザリン1「(ビクッ)だ、誰だ!!」


ハリー「僕だよ」スッ


ゴロッ

パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!


全員「うわあああああああああああ!!!!」


ハリー「スタングレネードだ、命までは取らないから安心するんだ」


ハーマイオニー「DAのメンバーまで食らっているわよ」


ジニー「うう・・・こんなところでスタングレネード使わないでよハリー、防音呪文使ってなかったらやばかったわ」

スリザリン2「ぐわあああああ!!!目が!!耳がああああ!!!」


ロン「よーし、じゃあさっさと逃げようぜ」


ハリー「よし、それなら今すぐ神秘部へ行こう」


ロン「え?」


ルーナ「なんでそんなところに行くの?」


ハリー「ダンブルドアが言ってたんだ、あいつは神秘部にある物が欲しいんだって」

ハリー「僕とあいつに関しての予言らしい。それを取り出せるのは僕だけだから、それを取りに行くんだ」

ハリー「それで予言を狙って僕たちを襲ってきた時があいつの最後ってわけさ」


ルーナ「そうだね、私たちには自衛隊も真っ青の大量の銃火器があるんだもン!」


――――――――

ダンブルドア「ハリーにはすべてを教えてしまったが・・・武器があれば大丈夫じゃろ」

――――――――神秘部――――――――

ガチャンガチャン
ハリー「96・・97・・・ここだ。あった!」

ハリー「本当に僕に関する予言みたいだ・・・」


ルシウス「よくやった、ポッター。それを私に渡すのだ」


ロン(かかったぜェェェェ哀れな子豚ちゃんたちがよォォォ!!)

ハーマイオニー(ええ、でも私たちの目的は例のあの人を殺すことよ?あの人は来てるのかしら・・・)


ルシウス「私に渡すのだ、ポッター。私に。」

ルシウス「以前から闇の帝王が君に神秘部の夢を見せていたのが功を奏したのか・・・ともかく」

ルシウス「ポッター、英雄気取りはおしまいだ。予言を私に渡すのだ」


ハリー「お前たちのご主人様はここに来ているのか?」


ルシウス「帝王は必要なところにはどこへでもいらっしゃる。さあ早く、ポッター・・・」

ハリー「話にならないな、ヴォルデモートが来ていないならここにきた意味がないじゃないか」

ハリー「まあいい・・・死喰い人を数人殺しておくのも重要か・・・」


ベラトリックス「なんだって?今この子は何と言った?」

ベラトリックス「殺しておく?私らを?ハッ!!」


ハリー「君がベラトリックスかい?初めての顔も多いね・・・よろしく頼む」

ハリー「and(そして)―――」

ハリー「Rest in peaces , son of a bitch(安らかに眠れよ、クソ野郎ども)」


ルシウス「何を―――」


ドドドドドドドドドドドッドドドドドドドオオオオン!!!!!
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!
ひゃあっはあああああああああああああああ!!!!!!ミナゴロシだあああああああ!!!
っグチュグチュバタバタバタアアアン!!!!!!

シー・・・・ン


カラーン・・・・・

ロン「全員殺ったか?」


ルーナ「ううん、何人か逃げたみたい」


ジニー「意外とたくさんいたみたいだね、今ので6、7人は死んだと思うけど」


ハリー「何人かは生きていてもらわなくちゃ困るんだ。ご主人様に報告してもらわなきゃね」


ハーマイオニー「怖気づいて逃げるんじゃないかしら」


ネビル「せっかく罠まで張ったのに意味がなかったね」

――――――――――――


ベラトリックス「・・・・・ッ!!はあ・・・はあ・・・」

ベラトリックス「我が君・・・我が君・・・」


ヴォルデモート「どういうことだ?・・・マグルの武器?」

ベラトリックス「はい、おそらく・・・逃げるので精一杯でした・・・杖をふる間さえ与えずに一方的に鉛玉が飛んできて・・・」

ベラトリックス「申し訳ありません」


ヴォルデモート「・・・予言は小僧が持っておるのだな?」


ベラトリックス「はい、予言を手に取るところを見ました」


ヴォルデモート「それならば小僧から奪ってから殺してしまえばいいだけだ」

ヴォルデモート「行くぞ」


死喰い人達「うおおおおおおおおお!!!」

――――――――――――

ハリー「待っててもヴォルデモートは来なさそうだな、そろそろ帰ろうか」


ロン「でもこれで手がかりがなくなっちまったんだよな」


ジニー「仕方ないわ、もともと確実な作戦じゃなかったわけだし」


ハーマイオニー「ホメナム レベリオ 人現し―――プロテゴ ホリビリス―――」

ネビル「でもこの死体片付けないとね」


ルーナ「そンなの簡単だよ、ロコモーター コープス 死体よ動け」


プカー
ドサッ


ロン「死体を片付けたら帰ろうか、僕お腹ペコペコなんだ」


ハーマイオニー「(ピクッ)誰か来るわ!!」


ネビル「!?」


ハリー「やつらのお出ましか?」


ロン「ウィイイイハァァァ!!待ってたぜェェェ大した重役出勤っぷりだなァアおいィ!!」


ジニー「なんか撃つ前にキャラ変わるのが流行ってるのね・・・」

ヴォルデモート「防護呪文か・・・小賢しい」ドシュッ


ベラトリックス「行きましょう!!」



ロン「来やがったぜェェェェェ!!真っ白なお肌のフニャチン野郎が哺乳類以下の気持ち悪ィ面下げて飛んできやがるゥウウウ!!!」


ジニー「さっきの罠はどうなったの?」


ハーマイオニー「まだ解除していないわ」


ハリー「僕たちが攻撃する前に死なないでもらいたいものだね、さて」ガシャン!

ハリー「Show us what you've got,you nuts?(せいぜい頑張ってみせてくれよ、ザコの皆さん?)」

ベラトリックス「この小僧どもが!!タネがわかったら怖くないんだよ!!」

・・・ピィン


ベラトリックス「!!?」


ドゴオオオオオオオオオ!!!!!


ベラトリックス「うわあああああああああああああ!!!」

カチッ
ドゴオオオオオオオオオ!!!!!
ギャアアアアアアアア!!!!
ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
ドシュウウウウウウウ

カラン・・・コロン・・・



ハリー「阿鼻叫喚・・・って感じだね」


ハーマイオニー「さすがに対戦車ミサイルはやりすぎなんじゃないかしら?」


ルーナ「そういうあンただって固定式の対空ガトリングガンぶっぱなしてたよ」


ジニー「地雷も結構引っかかってくれたみたいだね」


ロン「つまんねェなあああ、もう終わりか、アァん?」




ヴォルデモート「はあ・・・はあ・・・げほっげほっ・・・この・・俺様が・・・」

ハリー「まだ生きているのか、驚きだ」


ヴォルデモート「小僧・・・!!」スッ

ヴォルデモート「アバダ――――」


ハリー「おおっと」ドガガガガガガガ!!


ヴォルデモート「うぐぁああああああああああああ!!」ガタッ カラァン・・・


ハリー「満身創痍だな?ヴォルデモート、哀れなやつだ」

ハリー「魔法に溺れすぎたね」

ハリー「お前が杖を振っている間にこのサブマシンガンが何発撃てるのかもう一度カラダに教えてやろうか?」


ヴォルデモート「な・・・なんなのだ・・・これは――――俺様がこんな――――」

ヴォルデモート「他の奴らは・・・」


ジニー「死んだわ、肉塊になっちゃった。臭いったらないわ」ペッ


ネビル「片付けがめんどくさいなあ」


ルーナ「けど楽しかったもン、スカッとしたよ」


ヴォルデモート「狂っている・・・」


ハリー「大衆はそうは思わない。善か悪かを判断するのは僕たちじゃないんだ」

ハリー「君の死体を魔法界全体に公表すればどうなると思う?」

ハリー「残念だけど――――僕たちは『悪を滅ぼしたヒーロー』になってしまうんだよ」

ロン「・・・結局『最悪の魔法使い』も近代の兵器にはかなわないんだなあ」


ハーマイオニー「情報が漏れてたら負けてたでしょうね」

ハーマイオニー「マグルなんか、って見下して蔑んできたヴォルデモートには当然の結果よ」


ハリー「・・・さて、そろそろ魔法省が騒ぎを聞いて駆けつけてくる。急いで始末をしよう」

ハリー「さあ、『闇の帝王』、言い残すことは?」


ヴォルデモート「これで終わりだと、思うな」

ヴォルデモート「俺様は死なない・・・また蘇ってみせる」


ハリー「だろうね、『誰よりも不死に近い』なんて言うくらいだから一回じゃ死なないんだろう」

ハリー「けど、不死に『近い』ってことは不死じゃないんだろう?何度殺せばお前が死ぬのかは知らないけど――――」

ハリー「何度だって殺してやるさ、僕の手で」


ヴォルデモート「く・・・生意気な小僧がああああああああ!!!!」



ドォン!!

ダンブルドア「銃で殺せるなら最初からそうすればよかったのう・・・」





終わり。ありがとう

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