蒲原「ワハハ復讐サイト?」(155)

-カマボコハウス-

蒲原「ワハハ、今日もモモにステルスキルされそうになったぞ」

蒲原「でも私は泣かないぞ私にはネットがあるんだ。よーし今日もやるぞ」カマカマ

蒲原「ん?なんだこれ」カチ

復讐サイト 殺気-Saki-

蒲原「復讐サイト?なになに、このサイトは復讐したくても出来ない相手をあなたに代わって復讐するサイトです。ご利用される方は初めに無料会員登録をして下さい」

蒲原「……」

蒲原「ふ、復讐は更なる復讐を呼ぶだけだぞ」

蒲原「……」

~回想シーン~

モモ『蒲原先輩邪魔っすよ』

モモ『あんまり加治木先輩に近寄らないで下さいっす。馬鹿が移るっすから』

モモ『ブチ殴られたいんすか?』

モモ『いい加減しつこいっすよ?今度同じヘマしたら本当にブチ殺すっすよ』

~回想終了~

蒲原「ワハハ、登録完了だ」

蒲原「よし復讐相手は鶴賀学園高等部の東横桃子。復讐方法はとびきり残酷にと」カタカタ

蒲原「ワハハ楽しみだな」

-翌日 鶴賀学園-

生徒A「おい聞いたか?一年の東横が誰かに襲われたらしいぜ」

生徒B「聞いた聞いた。なんでも顔面ぐちゃぐちゃにされてミンチよりもひでぇ冗談らしいな」

生徒A「世の中怖いな」

蒲原「……」

蒲原「ワ、ワハハ……あれは本当だったんだ」

蒲原「……」

蒲原「わ、私は何を恐れているんだ?嫌な人間が人知れず始末されたんだ。むしろ喜ぶべき展開じゃないか」

蒲原「ワハハ」

?「おい」

蒲原「ワハハ」

?「おい!」

蒲原「ひっ!?」ビクッ

加治木「さっきから返事したのにどうしたんだ?」

蒲原「ゆ、ゆみちんか。脅かさないで欲しいな」

加治木「モモの事なんだが」

蒲原「うん聞いたよ。誰だろうこんな酷い事をする人間は」

加治木「犯人は分からないらしいが、やり口から相当恨みを持った人間だと思う。だがモモが誰かから恨みを持たれるなんて想像出来ない」

蒲原「そ、そうだね」

加治木「出来る事なら仇を討ってやりたい!しかし仮に犯人が分かったとしてもモモをぐちゃぐちゃにした人間相手に太刀打ち出来るだろうか……」

蒲原「ゆみちん。復讐は復讐を呼ぶだけだよ。悔しい気持ちは分かるけど、ここは我慢しよう」

加治木「……そうだな。頭に血が上っていたみたいだ」

蒲原「大丈夫だよ。私も同じ気持ちだから」

蒲原「……」

蒲原「ワハハ」

-放課後-

蒲原「今日はモモからの嫌がらせが無かったから清々しいぞ」

蒲原「こんな晴れ晴れした気持ちは久しぶりだなぁ」

蒲原「よし、今日は寄り道して帰るぞー」

-商店街-

蒲原「なにか無いかな~」テクテク

蒲原「ん?新しいお店が出来てるぞ」

タコス屋

蒲原「タコスか。珍しいし食べてみようかな」

蒲原「ワハハ、タコス下さい」

店主「あいよ」スッ

蒲原「ワハハ、ありがとう」

蒲原「美味しそうだな~」ドンッ

蒲原「うわぁ」

?「痛いじょ!」ドサッ ポトッ

蒲原「だ、大丈夫?」

?「だ、だいじょう……あっ!!」

タコス「」グシャ

?「タコスがぁぁぁぁぁ!!お前私のタコス……お前はぁぁぁぁ!」

蒲原「ワハハ、誰かと思えば清澄の片岡さんじゃないか」

優希「お前ぇぇぇぇ!!よくも私のタコスを落としてくれたじぇ!」

蒲原「ごめんごめん」

優希「ごめんで済んだら警察はいらないじょ!どう落し前付けてくれるんじぇ!?」

蒲原「ワハハ」

優希「ワハハじゃないじょー!」ゲシィ

蒲原「痛い!!」メリッ

優希「罰としてお前のタコスは貰うじょ」バッ

蒲原「あっ……」

優希「お前はそこの地面に落ちているタコスを犬みたいに食えばいいじぇ!」

蒲原「……」

優希「せっかく新しいタコスの店が出来たから来たのに最悪じょ。腹が立つからもう一発蹴らせろじぇ!」ゲシィ

蒲原「ぐふぅ……」メリッ

優希「帰るじょ」スタスタ

蒲原「……」

蒲原「ゆ、許さん……」

蒲原「復讐してやる」

-カマボコハウス-

蒲原「復讐相手は清澄の片岡優希。復讐方法は窒息するくらいにタコスを詰めると」カタカタ

蒲原「そんなにタコスが食べたいなら食べさせてあげるよ。そう、死ぬほどにね……

蒲原「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」

-翌日 カマボコハウス-

アナウンス「朝のニュースです。本日未明清澄高校1年片岡優希さんが河でタコスを喉につまらせて死亡しているのが発見されました。犯人は不明で警察は捜査を……」

蒲原「ワハハ、ざまあ見ろ。この私に痛い思いをさせたからこうなるんだ。今日もご飯が美味しいなーワハハ」モグモグ

蒲原「今日も一日頑張れそうな気がするぞ」

蒲原「……そうだ。この復讐サイトを私一人で使うのはもったいないな。私と同じ辛い思いをしているみんなにも教えてあげよう」

蒲原「そうしたらいつかこの世界から争いがなくなって本当の平和が訪れる。そして私はみんなから感謝されるんだ。私はいらない子じゃない。みんなから必要とされているって」

蒲原「ワハハ、でも待つんだ。本当にいいんだろうか?そのサイトを教えてターゲットが私になったら……」

蒲原「そ、そんなのは嫌だ!私は私の嫌な人間を全員始末するんだ。私が心からワハハと笑えるように」

蒲原「学校に行こう」

-通学路-

蒲原「……」

佳織「智美ちゃんおはよう」

蒲原「ん、おはよう」

佳織「桃子さんの事なんだけどね」

蒲原「どうしたんだ?」

佳織「昨日、亡くなったんだって……」

蒲原「そうなんだ」

佳織「今日お通夜があるんだくど智美ちゃんも来るよね?」

蒲原「ああ、いや……実は今日はどうしても外せない用事があるんだ」

佳織「それじゃあ、仕方ないね……」

蒲原「……」

佳織「……」

蒲原「……」

佳織「ねぇ、知ってる?」

蒲原「ん?」

佳織「最近ね、変な犯罪が多いんだって」

蒲原「変な犯罪?」

佳織「うん。おかしな死に方ばかりする人が最近増えてるらしいんだ。しかもそのほとんどが学生」

蒲原「」ビクッ

佳織「噂だと復讐サイトってのがあるんだって」

蒲原「そ、そうなんだ……恐いなぁ」

佳織「智美ちゃんはそんなサイト、やってないよね?」

蒲原「!!」

佳織「智美ちゃん?」

蒲原「な、なんでもないぞ!ワハハ」

佳織「……」

-教室-

蒲原「……まずい佳織に怪しまれてるぞ。このままバレてあのサイトが閉鎖になったら」

蒲原「佳織を殺すか?」

蒲原「……だ、駄目だ!佳織は私の幼馴染みなんだ。ただ怪しまれてるって理由だけで殺すなんて幼馴染み失格だ」

蒲原「大丈夫。私が平常心でいればバレる事はない」

蒲原「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」

-放課後-

加治木「蒲原」

蒲原「ゆみちん、どったの?」

加治木「妹尾から今日のモモの通夜に行けないと聞いたからな」

蒲原「ごめんよゆみちん」

加治木「いや、気にしてはいない。ただ葬儀には出るんだろう?」

蒲原「……」

加治木「蒲原?」

蒲原「う、うん。もちろん出るよ」

加治木「そうか。蒲原も辛いだろうが何かあれば私に相談してくれ。ではな」

蒲原「ありがとうゆみちん」

蒲原「……ゆみちんは優しいな」

蒲原「私もゆみちんになれたら……」

蒲原「いや、考えても私はゆみちんにはなれないんだ。私は蒲原智美なのだから」

蒲原「所詮は脇役なんだ。だからこそあのサイトは……」

蒲原「気晴らしに今日も街に出よう。きっといい事があるはずだ」

蒲原「ワハハ」

蒲原「そう言えば今日は両親がいないんだった。何かスーパーで買って帰ろう

-スーパー-

蒲原「なにがいいかな?」

蒲原「おっ、サービスタイムか。これは急がないとな」

池田「うひょひょータイムセールだし!根こそぎかっさらってやるしー」

蒲原「あっ、風越の池田ァさんだったかな?」

池田「んーあっアンタは鶴賀のワハハ」

蒲原「ワハハ、そうだよ。蒲原智美だよ」

池田「そうそう。で、なにやってんの?」

蒲原「たまたま来たらタイムセールやってたから見に来たんだ」

池田「ふーん、じゃあ一緒に見る?」

蒲原「ワハハ、そうだなー」

池田ァ「んじゃあ華菜ちゃんの華麗なる弁当争奪戦をとくと見るといいし」

蒲原「ワハハ、分かったぞ」

-数十分後-

池田「弁当こんなんでいい?」

チキンカツ弁当「」

蒲原「おー凄いなぁ、ありがとう」

池田「にゃはは~華菜ちゃんにかかればこんなの朝飯前だしー」

蒲原「ワハハ、私には出来ないな」

池田「こんなんは慣れだし。じゃあ買って帰ろう」

蒲原「ワハハ、そうだなー」

-路地-

池田「……はぁ」

蒲原「どうしたんだ?」

池田「いや、なんでもないし」

蒲原「良ければ相談に乗るぞ弁当のお礼も兼ねてだけど」

池田「じゃあ、最近変な事件多いよな」

蒲原「そ、そうだな」

池田「実はウチの学校でも起きてさ被害者が全員麻雀部の人間なんだ」

蒲原「……」

池田「で、部のみんなが人間不信になっててどうすればいいのか分からんないんだよ」

蒲原「た、大変だな」

池田「なあ、どうすればいいと思う?このままだとみんな麻雀を辞めちゃうかも知れない」

蒲原「それは……」

蒲原(それは絶対あのサイトだ。麻雀部の人間に恨みを持ってる奴がいるんだ。だけど、私に何が出来る?私には犯人なんて……)

蒲原「あっ!」

池田「ん?」

蒲原(そう言えばBBSで誰に復讐したとか交流があったような。そうしたら犯人が特定出来て風越の人間は助かるのか?だけど、私にそんな権利があるんだろうか?二人も復讐代行した私に……)

池田「おーい」

蒲原「ん?どうしたんだ」

池田「いや、どうしたはそっちだし。いきなり声あげてさ」

蒲原「な、何でもないぞ。ゴメン、力になれそうにない」

池田「うーん、やっぱりそうだよなぁ。犯人が分からないんだし」

蒲原「でも、こっちでも何かあったら連絡するよ。これ、私の番号だよ」スッ

池田「サンキューだし!じゃあ私はこっちだからまたな~」

蒲原「ワハハ、またな~」

-数日後 カマボコハウス-

アナウンサー「本日、風越学園の池田ァのバラバラ惨殺死体が山から見付かりました」

蒲原「うそ……」

蒲原「そ、そんな……」

蒲原「あ、あの時、私が協力していれば池田ァさんは死なずに済んだのか?」

蒲原「助けられたかも知れない命を……助けられなかった」

蒲原「ワ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」

蒲原「……そうだ。復讐しよう。池田ァさんを殺した奴を殺すんだ」

蒲原「でも誰か分からない相手を復讐目標に出来るんだろうか?」

蒲原「いや、迷ってる暇は無い。サイトに書き込んで見よう」カタカタ

蒲原「依頼内容は池田華菜を殺害依頼した者の殺害」カタカタ

蒲原「よし。学校に行こう」

-学校-

蒲原「……」

加治木「蒲原」

蒲原「……」

加治木「蒲原!」

蒲原「は、はひ!」

加治木「最近のお前はおかしいぞ。結局モモの葬儀にも来なかったしどうしたんだ?」

蒲原「な、なんでもないよ」

加治木「なんでもない訳ないだろう?言っただろ私でよければ相談に乗ると」

蒲原「だからなんでもないよ!」バンッ

加治木「か、蒲原……」

蒲原「……ごめん、ゆみちん。暫く一人にして」スタスタ

加治木「蒲原」

-屋上-

蒲原「……」

佳織「智美ちゃん」スッ

蒲原「か、佳織!」

佳織「智美ちゃんなんだよね?」

蒲原「な、なにが?」

佳織「桃子さんを殺したの……ううん。実際には殺しの依頼をしたの」

蒲原「なっ……」

蒲原「な、なななな何を言ってるんだ佳織は?ワハハ、ワハハ、佳織は冗談キツいなぁ」

佳織「私……知ってたんだ。智美ちゃんが桃子さんに虐められてたの」

蒲原「!!」

蒲原「そ、そんなわけないじゃないかぁモモは良い後輩だったぞ」

佳織「ごめんね智美ちゃん。私、知ってたのに怖くて止められなかったんだ」

蒲原「なっ……」

佳織「ごめんね。智美ちゃん辛かったのに……」

蒲原「……」

佳織「でもまだ間に合うよ。そのサイトを公表して自首しよ?」

蒲原「……」

佳織「ねっ、智美ちゃん?」

蒲原「……嫌だ」

佳織「え?」

蒲原「嫌だ!私は公表もしないし自首もしないぞ!」

ワハハ、今からご飯食べるから残ってたらまた書くぞ

ワハハ、再開するぞ

佳織「と、智美ちゃん!」

蒲原「こ、これは私が手に入れた力なんだ!それを手放せって言うなら佳織でも許さないぞ!」

佳織「そんな、嘘だよね?だって私達幼馴染みだよ!」

蒲原「私だってやりたくない。でも佳織がこれ以上干渉するなら……私はやるぞ!」

佳織「智美ちゃん!」

蒲原「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」

佳織「智美ちゃん駄目だよ!智美ちゃん!」

蒲原「……佳織鬱陶しい」

佳織「え?」

蒲原「……」ピッ カチカチ

佳織「な、なにしてるの?」

蒲原「……入力完了。これで佳織はもう死ぬよ」

佳織「う、うそ……」

蒲原「ワハハ」

佳織「智美ちゃん嘘だよね?冗談だよね!?」

蒲原「ワハハ私は嘘は付かない」

佳織「いや……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガシャ

佳織「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ヒューン

グシャ

蒲原「……」

蒲原「ワハハ」

-放課後-

蒲原「……」

蒲原「幼馴染みを殺してしまった」

蒲原「でも、佳織が悪いんだ。私は悪くない佳織はあんな事を私には言わなければ死なずに済んだんだ」

蒲原「ワハハ」

蒲原「ご飯でも食べに行こう」

-ファミレス-

店員「いらっしゃいませー」

蒲原「何を食べようかな」

?「衣はエビフライ食べたいぞー」

蒲原「ん?あれは……」

透華「本当に衣はエビフライが好きですわね」

蒲原「あれは龍門渕の」

蒲原「ワハハ、これは龍門渕の面々ではないか」

一「あっ、貴女は鶴賀の蒲原さん」

蒲原「ワハハ、その節はどうも」

透華「あら、これは奇遇ですわ」

衣「ワハハだ~」

蒲原「子供も久しぶりだな」

衣「衣は衣だ!子供じゃない!」

蒲原「ワハハ同じ事だ」

衣「むぅ~~~~~!!」

一「まあまあ衣落ち着きなって」

蒲原「ワハハ」

透華「所で蒲原さん」

蒲原「ん?」

透華「東横さんの件ですがこの度は真に残念でしたわね。ご冥福をお祈りしますわ」

蒲原「ワハハ、気にしてないぞ」

透華「えっ?」

蒲原「モモが死んだのは辛いぞ。だが何時までも悲しんでいては駄目だ。私達は今を生きているんだ。死んだ者の分まで私達は精一杯生きないとな」

透華「蒲原さん。貴女と言う方は……感動しましたわ!」

一「うん、僕もだよ」

衣「衣もワハハの考えは素晴らしいと思うぞ。ワハハは強いな、衣も感激している」

蒲原「ワハハ、そんな事ないさー」

透華「蒲原さん。今日は私が貴女の分まで出させて頂きますわ。好きなだけ食べて下さい」

蒲原「ワハハ、だったらありがたくそうさせて貰おうかな」

-食後-

店員「お会計は25万7千になります」

透華「カードで」

店員「ありがとうございましたー」

蒲原「いやー今日は奢ってもらってありがとう」キシキシ

透華「いえ、お気になさらず」

蒲原「ワハハ」

衣「智美、良かったら今から衣達と遊ばないか?」

蒲原「私とか?」

衣「うん」

蒲原「うーん」

衣「駄目か?」

蒲原「いや、いいぞ」

衣「わーい!」

蒲原「よーし、じゃあ何して遊ぼうか?」

ワハハ、少し用事が出来たからまた残ってたら書くぞ

ワハハ、再開するぞー

衣「だったら衣はゲームセンターに行きたいぞ!」

蒲原「ゲームセンター?」

衣「そうだ。前にノノカが持っているのに似たぬいぐるみがあったんだ」

蒲原「ワハハ、そうかーじゃあそこに行こう」

-ゲームセンター-

透華「随分と騒々しい所ですのね」

一「ゲームセンターってこんなものだよ」

蒲原「衣が欲しいのは何処にあるんだ?」

衣「こっちだぞー」グイッ

蒲原「ワハハ、そう急かなくてもいいぞー」

衣「これだ!」

蒲原「クレーンキャッチャーだぞ」

透華「クレーンキャッチャー?」

蒲原「あのクレーンに物を引っ掛けて取るんだぞ」

透華「そんなんですの?」

一「実際やって見ようよ」

蒲原「そうだな。私の腕前を見せてやるぞーワハハ」

-1時間後-

透華「全く取れませんわね」

一「もう10万は使ってるんだけど……」

蒲原「ワハハ、こんなはずでは……」

衣「……もういい」

蒲原「衣?」

衣「クレーンキャッチャーは難しいと言うのが分かった。智美もういいぞ」

蒲原「ワハハ……いや、最後の一回!」チャリン

クレーン「」ウィィン ムギュ ウィィン

蒲原「おっ!」

透華「捕まえましたわ!」

蒲原「ワハハ」

クレーン「」ウィィン パッ ポトッ

ぬいぐるみ「」コトッ

一「取れた!」

蒲原「ワハハ!どうだ私の実力は!」

衣「智美凄いぞ!」

蒲原「ワハハ」

一「10万円以上使ったけどね」

蒲原「……」

透華「ま、まあいいじゃありませんの」

蒲原「はい」スッ

衣「ありがとう智美!このぬいぐるみ一生大切にするぞ」

蒲原「ワハハ、これは友情の証だぞ」

衣「うん!」

透華「良かったですわね衣。ではもう遅いので帰りましょう」

一「そうだね」

-市街地-

衣「ぬいぐるみーぬいぐるみー」ピョンピョン

透華「そんなにはしゃぐと転びますわよ」

衣「ひぐっ!」ビターン

一「あちゃー」

透華「衣!」タッ

蒲原「ワハハ元気なのはいい事だぞ」

透華「大丈夫ですの衣?」

衣「痛い……」

透華「何処か痛みますね?」

衣「うあっ……痛い」 ズキッ

透華「衣?」

衣「痛い、お腹が痛い……痛いよぉ」

一「衣どうしたの!」

蒲原「どうしたんだ!」

透華「衣の様子がおかしいんですの!」

衣「うぐっ……うあぁぁぁぁぁぁぁ!!お腹が、お腹がぁぁぁぁぁぁ!!」ズキズキズキ

透華「き、救急車を!!」

蒲原「……はっ!?ま、まさか!!」スッ ピッピッ カチカチ

衣「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」バリバリッ ブシャァァァァァァァ

透華「えっ……」ビチャビチャ

一「な、なに?」

蒲原「天江衣。大量のタルタルソースが腹を破裂。タルタルソースを噴出させながら死亡……」

蒲原「……そ、そんな」

透華「いやぁ……衣!ころもぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

衣「」ドクドク

一「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

蒲原「……」

携帯「」プルル

蒲原「着信?非通知?誰から?」ピッ

声『初めまして蒲原智美さん』

蒲原「お前誰だ!」

声『先程の余興お楽しみいただけましたか?』

蒲原「こ、衣を殺したのはお前か!!」

声『フフッ』

蒲原「なんでだ!」

声『困るんですよねぇ、規約をちゃんとお読みにならない方が多くて』

蒲原「規約?なんの事だ!」

声『会員の殺害依頼は不可能。規約にはそう書いているはずですよ。こんなサイトですからね。会員の安全は保証しなければやっていけません』

蒲原「……じゃあ私も殺される事はないのか?」

声『ええ。ただし管理人の私を除いてですが』

蒲原「えっ……」

声『これはペナルティですよ。次回も同じ事をやれば次は貴女が死にます』

蒲原「……」

声『肝に命じておいて下さいね』

蒲原「……」

声『では』プツッ

蒲原「……」

蒲原「帰ろう」

-カマボコハウス-

蒲原「はぁ」

蒲原「あんなサイト見るんじゃなかった」

蒲原「いや、でもあのサイトが無かったら今もモモに虐げられていたんだ」

蒲原「私の行いに間違いはない。ただ、衣には悪い事をしてしまったが」

蒲原「ワハハ、ご冥福を祈る」

蒲原「……このサイトどうしようか」

蒲原「そう言えば規約が云々って言ってたな。少し見てみよう」カチカチ

蒲原「……本当だ。会員の殺害は出来ないって書いてる。他には一ヶ月に一回は依頼しないと会員破棄になるか」

蒲原「会員破棄にされたら私は殺されてしまう。その為には一生誰かを殺害依頼しないといけないのか」

蒲原「……ワ、ワハハ、何を今更恐れるんだ。私はもう3人も殺害依頼したんだぞ」

蒲原「……他には」カチカチ

蒲原「ん?管理人を倒す事が出来れば管理人の権限を譲渡可能……」

蒲原「こ、これだ。この管理人を倒して私がこのサイトの管理人になれば……」

蒲原「私はもう誰からにも恐れる事はなくなる」

蒲原「ワハハ、やってやるぞ」

蒲原「あっ……でも管理人が誰か分からないと意味がないな」カチカチ

蒲原「うーん……ん?」スッ

蒲原「管理人の連絡先がある」

蒲原「……ワハ、ワハハ、天は私を見放さなかったぞ」

蒲原「奴を殺せばこのサイトは私のもの」

蒲原「ワハハ、ワハハ、ワハハワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハワハハ、ワハハ、ワハハ」

-数日後 清澄高校-

蒲原「……ここが管理人の学校だ。そしてその管理人は多分私の知っている人間」

-清澄高校麻雀部-

蒲原「……」ガチャ

蒲原「誰もいない」

蒲原「ワハハ、間違えたのか?」

ガチャ

蒲原「ワハ!?」

咲「あれ?蒲原さん」

蒲原「あっ、咲」

咲「どうしたんですか?まさか学校間違えたとか」

蒲原「ワハハ、実はそうなんだ」

咲「あはは、蒲原さんおかしいですね」

蒲原「ワハハ、自分でもそう思うぞ。で、他の部員はいないのか?」

咲「京ちゃんは後から来ますよ」

蒲原「他の人は?」

咲「みんな死にましたよ。タコスも無駄脂肪もワカメも部長も」

蒲原「ワハ……」

咲「それで今日の用はなんでしょうか?」

蒲原「ワハハ」

咲「私を殺しに来たんですか?それとも……」

咲「私に殺されに来たのかなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ジャキ

蒲原「ワハ!?」

咲「死ね!」ザンッ

蒲原「ワハ!」パンパッ

咲「エアガンでやれるとでも?」パシッ

蒲原「ワハ!」スッ ビュ

咲「チッ……」スッ

蒲原「外した!」

咲「甘いよカマボコォ!」ババババッ

蒲原「じ、実弾!?」

咲「はははっ!走れ走れー!」ババババッ

蒲原「ワハハ!!」

咲「はははっ!はーっはっはっは!」ババババッ カチカチッ

咲「弾切れ?」カチカチッ

蒲原「今だ!タッ」

咲「なっ!」

蒲原「ワハハ!」ゲシッ

咲「しまっ!」

蒲原「ワハハ!チェックメイトだ!」ズッ

咲「クッ……」

蒲原「管理人の権利を譲れば殺しはしない」

咲「……」

蒲原「5秒やる。それまでに答えてもらおう」

咲「……分かったよ」

蒲原「ワハハ、物分かりが良い人間は嫌いじゃないぞ」

咲「……ふふっ」

蒲原「なにがおかしいんだ?」

咲「カマボコって本当にバカだね」

蒲原「この状況でそんな口をよく聞けるな」

咲「聞けるよ。だって……」

京太郎「チェックメイトは貴様だからだ」ガシャ

蒲原「ワハ……」ゴリッ

京太郎「さっさと咲を殺していればよかったものを」

咲「京ちゃん酷いよ」

京太郎「冗談だよ」

蒲原「ワハ……」

咲「もっともカマボコ程度に殺される私じゃないけどね」

蒲原「クッ」スッ

京太郎「動くなよ。動いたらお前の脳みそをブチ撒く事になる」ゴリッ

咲「そうそう。勘弁してよね。私と京ちゃんの愛の巣に汚物撒き散らしたくないから」

蒲原「……」

京太郎「お前の取るべき道は二つ。一つは全てを忘れて今まで通りの生活をする。もう一つは俺達に抵抗して死ぬ」

蒲原「……」

京太郎「それとも俺達の配下になるか?」

咲「それは嫌だよ。だったら殺そ」

蒲原「……」

京太郎「さて、どうする?」

蒲原「……それは」

咲「それは?」

蒲原「全てを忘れます」

京太郎「賢明な判断だ。俺は自分の身をわきまえている奴は嫌いじゃない」

蒲原「ワハハ、それほどでも」

咲「その笑い声気持ち悪いよ!」バシンッ

蒲原「ワハ……」ズキッ

咲「京ちゃんが超優しい人で良かったね。私なら殺してたよ」

蒲原「ワハハ」

京太郎「立て。そして振り向かずにそのまま走れ」

蒲原「はい」スッ

京太郎「行け」

蒲原「……」タタタッ

カマボコ「うわぁぁぁ」

京太郎に襲いかかる

バンバンッ!!

咲「きょ、きょうちゃん…どうしt」

バタッ

京太郎「やっぱり蒲原さんだけは殺せない」

「ワハハー」

な展開はよ

-清澄高校前-

蒲原「……」スタスタ

蒲原「……ワハハ、甘いのはどっちだろうな?」スッ カチッ

麻雀部「」ズドォォォォォォン

蒲原「ワハハ!これで管理人は消えた!これで今日からあのサイトは私のものだーー!!」

蒲原「ワハハ、ワハハ、ワハハワハハ、ワハハ」

蒲原「さあ帰ろう」

バンッ

蒲原「ワハ?」スッ

蒲原「あれ?なんで……」ジワッ

京太郎「忠告はしたはずだ」シュゥゥ

咲「やっぱりカマボコはバカだね」

京太郎「バカは死んでも治らんと言うが正にそれだな」

蒲原「がはっ……」ビチャビチャ

蒲原(わ、私の人生ってなんだったんだろ……)フラッ

蒲原(ロクな人生じゃなかったのは確かだな)バタッ

蒲原(次に生まれ変わった時は……もっと)グシャ

蒲原「」ドクドク

京太郎「愚者が」

咲「あーあせっかくの愛の巣が木っ端みじんだよ」

京太郎「元々古かったんだ。新築すればいい」

咲「そうだよね!」

京太郎「では、今よりここを合衆国長野と宣言する!」バッ

県民「ワーーー!!」

咲「京ちゃん愛してる!何処までも付いて行くよ!」

蒲原「」ドクドク

END

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