鹿目まどか「マミ金ウシジマくん!」 (45)

マミ「はぁ・・無理して高い鳩時計なんて買うんじゃなかったわ・・・」

マミ「でもいつ鹿目さんたちが家に来るかわからないし先輩として格の違いを見せつけないとダメよ」

マミ「明後日までに20万円かぁ」

マミ「貯金はこの前高級ベッドを買うのに使っちゃったし未成年だから金融から借りることもできないし・・・・」

マミ「怖いけどこの前鹿目さんが忘れていったポケットティッシュの広告の業者を訪ねてみようかしら・・」

・・・・・・

小百合「いらっしゃいませ~、ご融資のご相談ですか?」

マミ「はい、お金借りたいんですが・・・」

小百合「中へどうぞ~」

マミ(案外普通なのかしら、安心したわ~)

ガチャッ

丑嶋「」ジッ

柄崎「~では簡単な審査をいたしますので~」ジッ

加納「はい!カウカウファイナンスです!~」ジッ

高田「」ジッ

マサル「」ジッ

マミ「うっ」

丑嶋「どうも、ご融資の相談ですか?」ニコッ

マミ「はっはい!・・お金を借りに来たんですが・・・」

マミ「実は明後日までに20万円必要なんです・・・あの!お願いします!貸してください!」(土下座)

丑嶋「ふーん親に借りれば」

マミ「両親はいないんです・・・」(土下座)

丑嶋「・・・」

丑嶋「何のために必要なんだ?」

マミ「それは・・その・・・」

丑嶋「まあいいや、そんで返すアテはあんの?ウチはトゴ(十日5割)だよ。」

マミ「え・・・・・・」

丑嶋「こっちも踏み倒されちゃ困るンでね、アテがねェなら帰ってくれ。」

マミ「一応毎月お金は入ってきます・・それを返済にあてれば毎月利子は返せます!そして中学を卒業したら働いて返しますのでお願いします!」

丑嶋「・・・・」

マミ「あ!あの!実は私・・ま、魔法少女なんです!それで魔法少女になる時には願いを一つ叶えられるんです!そしてまだ願いを叶えていない私を信頼している子がいるんです!もし払えなかったら彼女の願いを使ってお金を払います!だから」

マサル「おい!てめぇふざけたこと言ってンじゃねえぞ!」

丑嶋「うるせぇのはてめえだ黙れ!」ドガッ

マサル「ぐっ!・・すみません社長・・」

丑嶋「おい高田、マサル連れて取り立て行ってこい」

高田「はい、行ってきます社長。」

丑嶋「すまねェな、そんでだったらお前は最初からその子の願いを使えばいいンじゃねェのか?」

マミ「ぐっ・・・それは・・できません・・・」

丑嶋「フン、プライドは高ェんだな」

マミ「ですからそれは最終手段と言うことで・・」

丑嶋「うし、わかった。そんじゃ明日この書類書いて持ってきて、その子の住所や捺印も必要だから」

マミ「はい・・」

・・・・・・・・

マミ「鹿目さんにどう説明しようかしら」

まどか「あ!マミさ~ん!」

マミ「あ、あら鹿目さん一人でお買い物でもなさってたのかしら?」

まどか「うん、洋服を買ってきたんだぁ。」

マミ「これから私の家に少し寄っていかない?少し話したいことがあるの」

まどか「いくいく!」

マミ(なんて説明しようかしら)

・・・・・・・

まどか「ふう・・着いたぁ」

ガチャッ

マミ「どうぞあがって」

まどか「おじゃましまーす」

マミ「鹿目さん、ちょっとそこに座ってて」

まどか「はい」

マミ(紅茶一杯3000円・・先輩としての威厳・・見せつけなきゃ)

コポポポ

マミ「はい、紅茶」

まどか「ありがとうございますマミさん、それで話って?」

マミ「実は・・・」

マミ(何て説明しよう・・)

マミ「あなたが魔法少女になるには手続きが必要なの、まず書類審査が必要だからこれに色々記載してもらえるかしら」

まどか「書類審査?」

マミ(さすがに苦しかったか・・)

まどか「わかりました!明日までに書いてきますね!」

マミ「あぁ、それじゃあお願いね。」

まどか「大事な話ってこれかぁ、てっきり借金の保証人になってくれとでも言われるかと思ってた。」

マミ「んぐっ!」ブフォー

まどか「あ!マミさん大丈夫!?」

マミ「ごめんなさいむせちゃったわ、大丈夫よ」ゲホッゲホッ

まどか「よかった、じゃあ私帰りますね」

マミ「それじゃあ明日学校で」

まどか「はい!」

ガチャッ

マミ「はぁ・・・とりあえず一段落ついたわぁ。」

マミ「今日は疲れたし寝ましょう。」

・・・・・・・

丑嶋「おう、きたな」

マミ「書類持ってきました」

丑嶋「じゃあ20万だ」

マミ「ありがとうございます・・・・」

丑嶋「10日後に利息をここに払いにこい」

マミ「わかりました・・ありがとうございました・・・それでは。」

ガチャッ

柄崎「社長、あんなガキに貸して大丈夫なんですか?」

丑嶋「・・・・」

まどか「マミさん、今月のお友達料」ボソッ
マミ「お友達欲しいなァ…」
さやか「じゃあケーキ我慢しないと」

マミ「ケーキ我慢したら死んじゃうよぉ!」

・・・・・・・・

マミ「支払い終わったー!あとは鳩時計が届くのを待つだけだわ」

3日後

テレビ「最近詐欺が横行しており~」

マミ「怖い世の中ねぇ」

ピンポーン

マミ「あ、きたきた!はーい」

「お届け物でーす」

「サインお願いします」

サラサラ

「ありゃしたー」

マミ「やっと手に入ったわ!少し危なそうなサイトだったけどちゃんと届いたし!さっそく開けましょう」

ガサゴソ

マミ「ん??何これ!?石??」

マミ「何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ何これ!?!?」

マミ「まさか・・詐欺?」

マミ「業者に電話しなくちゃ!」

プルルルル

「――――お掛けになった電話番号は現在使われておりません」

マミ「え!?え!?えーーー!?」

マミ「どうしよう・・どうしようどうしようどうしよう」

マミ「これから無意味にあんなとこにお金を支払わなくちゃいけないの!?」

マミ「ああ・・」

・・・・・・・・

丑嶋「はい10万円どうも」

マミ「・・・・・・」

丑嶋「んじゃまた10日後よろしく」

マミ「はい・・・・」

ガチャッ

・・・・・

マミ「はぁ・・・」

まどか「あ!マミさーん!」

マミ「鹿目さん!」

まどか「あのねマミさん、私の魔法少女になる時の願い、決まったんだぁ!」

マミ「この世は金よ・・・」

まどか「え?・・・」

マミ「愛だの友情だのが絡んだ願いは止めておきなさい。考える時間はまだまだある。」

まどか「はぁい・・・」

マミ(あぶなかったわ・・鹿目さんを警戒しなくちゃ)

マミ「それじゃあね、鹿目さん」ニコッ

まどか「はい!またねー!」

トボトボ

マミ「はぁ・・・最近買い物してない・・あ!この服大人な感じがしてイケてるわ!5万円!買いましょう!」

・・・・・・

マミ「わ~♪」

マミ「買っちゃった♪」

マミ「詐欺にあったあとだしこれくらいいいわよね♪」

マミ「でも横にあった100万円のコートかわいかったな・・・・」

マミ「そして次回の支払いどうしよう・・・・」

マミ「田嶋さんのとこに相談に行きましょう」

・・・・・・

丑嶋「ジャンプしてやるよ」

マミ「え?」

丑嶋「更に10万貸す、利息は15万になるが次回の利息は払わなくていい」

マミ「あの・・・・私は最終手段が大きいですのでこれと別に100万円借りれないですか?」

丑嶋「貸したとして返せんのか?次の利息は50万、その次の利息は65万だぞ?」

マミ「はい、大丈夫です」

丑嶋「あんま一気に大金は動かしたくねェんだがな、ほらよ」

バサッ

マミ「ありがとうございます!それでは」

ガチャッ

マミ「服買いに行こー♪」

高田「社長?」

丑嶋「なんだ高田」

高田「さすがにこれはガキが調子にのってるだけなんじゃ・・あのガキ身寄りもいないし・・・」

丑嶋「大丈夫さ、」

高田「はぁ・・」

・・・・・

マミ「買っちゃったわ♪」

マミ「100万円のコート♪」

マミ「これを着て帰りましょう♪」

マミ「次の利息のお金もまたジャンプしてもらって私は出来る限り買い物をした方がいいわね♪」

マミ「もし請求されても鹿目さんも田嶋さんを見れば怖じ気づいて願いをお金を用意するにしてくれるはずだわ♪」

・・・・・・

マミ「50万円はジャンプでお願いします、あと更に50万円貸してください」

丑嶋「はいよ」

・・・・・・・・

マミ「115万円はジャンプでお願いします、あと45万円貸してください」

丑嶋「はいよ」

・・・・・・・

マミ「195万円はジャンプでお願いします、あと」

丑嶋「ムリ」

マミ「え?」

丑嶋「え?じゃねェよ、585万だぞ?」

マミ「はい・・・・」

丑嶋「よし、前に言ってたガキのとこ行って願いで金払ってもらうか」

マミ「ぐぅ・・・・・・はい・・・・」

マミ(ごめんね鹿目さん・・・・)

・・・・・・・

丑嶋「よしこの住所にいくか、近いから歩っていくぞ」

マミ「はい・・・・」

まどか「あ!マミさーん!」タッタッ

マミ「鹿目さん!?」

丑嶋「このガキか、俺と柄崎は離れたとこから見てるから説得しろ」

マミ「はい・・・・」

まどか「今の人は誰なんですか?」

マミ「し、親戚のおじさんよ!」

まどか「ふーん、そんなことよりマミさん!」

マミ「どうしたの?」

マミ(またくだらない願いでも思い付いたのかしら)

まどか「実は私・・・・勝手に魔法少女になっちゃいました!」

マミ「え・・・」

まどか「じゃーん!これがソウルジェムでーす!」

マミ「なんで・・・・」

まどか「ちなみに願い事は、マミさんにティーカップをプレゼントして、にしたよ」

マミ「いや・・ティーカップなんて・・・・それ売ればいくらになる?」

まどか「え?」

マミ「それ売ればいくらにな゛る゛っ゛でい゛っ゛でん゛だよ゛おおおおおおま゛どがあああああああああああああああああ」

サッ

丑嶋「フンっ!」ドゴッ

マミ「うっ」バタッ

丑嶋「ったく、おい柄崎!この豚の引き取り手呼んどけ」

柄崎「はい社長!」

まどか「丑嶋さん。」

丑嶋「ほらよ鹿目さん、100万だ」

まどか「まいど!」

・・・・・・・

まどか「交わした約束忘れないよ~♪」

丑嶋「いい歌だねえ」

まどか「えへへ、ねえ次から紹介料10万成功報酬180万にしてくれないかな?」

丑嶋「暴利だな・・まあ魔法少女の業界について聞けるのはあんたぐらいなんだ、わかったよ」

まどか「わーい!」

丑嶋「あの豚は1000万で売れたよ、デブだと安いな」

まどか「それでもあんなデブが1000万ってすごいねー」

丑嶋「こないだ薬漬けにした転校生はどうなったんだ?」

まどか「ほむらちゃんは今時間を止めて薬を奪おうとしたのがバレてヤクザに捕まっちゃったよ」

丑嶋「まぁこっちはたっぷり回収したし関係ねェけどな」

まどか「そうだね」

丑嶋「そんじゃまたネタが見つかったらよろしくな鹿目さん」

まどか「はい」

まどか「はぁ~手作りのソウルジェムでこんなに儲かるなんてすごいな~」

再放送?

・・・・・・

まどか「杏子ちゃんってお金欲しそうだけど回収できなさそうだな~」

まどか「あ、さやかちゃんだ!」

まどか「15万円のヴァイオリンのショーケース眺めてる・・・・ニヤッ」

END

>>41
そう
2年前に立てたのをふと思い出した

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