P「まさか千早の乳揺れが見れる日が来るとはな……」(494)

空港

P「千早がアメリカへレコーディングに行ってから半年がたった」

P「そして今日、日本へ一時帰国する予定でもある」

P「たまにメールや電話で連絡は取っていたが、こうして顔を合わせるのは久しぶりだ」

P「アメリカでの生活は、きっと千早にとって良い刺激を与えてくれたことだろう」

P「果たして、どんな成長を遂げているか、楽しみでもあり、不安でもある」

春香「大丈夫ですよプロデューサーさん!千早ちゃんはきっと立派になって戻ってきますよ」

P「そうだといいんだがな……」

春香「あ、飛行機が着陸したみたいですよ!早く到着ロビーに行かないと!」

P「あ、あんまり慌てるなよ春香。でないと……」

春香「きゃぁっ!」ステーン

P「いわんこっちゃない」

到着ロビー

P「まだ出てこないな」

春香「千早ちゃん、なにかあったのかな」

P「嫌なこというなよ」

千早「あ!プロデューサー。それに春香も」

春香「あれ?いま千早ちゃんの声が聞こえたような……」

P「そうか?もうそろそろ出てきてもいいころなんだけどな」

千早「あの……?二人とも聞こえてる?」

P「……?」

春香「……え?」

P「もしかして……お前は……」

千早「私です。如月千早です」ボイーン

P・春香「!?」

増量したのは胸だけじゃないというオチ

春香「え……うそでしょ……だって千早ちゃんはもっとこう……」

P「……スレンダーだったと思ったんだが。俺のメガネの度があってないのか」

千早「半年ぶりとはいえ、私のこと忘れちゃったんですか?」バイーン

P「いや、半年前までの千早は、はっきりと思い出せるんだが」

春香「私も……」

千早「そう?まぁ仕方ないわね。私も半年間の間に、かなり成長した気がするわ」ボヨーン

P「た、確かに成長したが……これほどとは……」

春香「ごめんね千早ちゃん。私ちょっとびっくりしちゃって」

千早「別にかまわないわよ。逆に春香はどこも変わってなくて安心したわ」ボーン

P「あのな、千早。怒らないで聞いてくれ」

千早「はい、なんです?」

P「……お前、かなり太ったか?」

春香「あっ!」

乳とクビレとお尻が素敵なパーフェクト72!

>>7
正解

おい…夢を壊してくれるなよ!

オペラ歌手に割腹のある人が多いみたいだから歌唱力は段違いに上がってるんだろうか

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

千早「そうね、確かに”ちょっと”太ったかもしれないわ。向こうの食生活が原因ね」

P(ちょっと……だと……?)

春香(どういうこと?)

P(もしかしたら、向こうで巨漢に囲まれて生活してたせいか、感覚がマヒしているのかもしれない)

P「ちょっと参考までに聞きたいんだが、バストはどれぐらいだ」

千早「よくぞ聞いてくれました。なんと72から88まで増えましたよ!大増量です」ドヤッ

春香(88……四条さんより少し小さいくらい)

P「じゃぁ、ウエストとヒップは……?」

千早「……」

P「……千早?ウエストとh千早「答える義理はありません」

P・春香「……」

一応はっときますね
http://age2.tv/up1/img/up21446.png

春香(プロデューサーさん。私の目算ですけど、多分上から88、88、95だと思います)

P(そんなところだろう。見事な洋ナシ体系だもんな)

千早「ささ、早く765プロに戻りましょうか。早くみんなに会いたいわ」

P「いや、ちょっと待て。流石にそれは……」

千早「」ズッタズッタズッタ

P(歩き方が横綱みたいに……はぁ……)

春香「どうしよう……みんながびっくりして気絶しちゃう」

P車内

千早「日本の軽自動車ってどうしてこうも狭いのかしら。やっぱりあっちの方が何もかもビッグサイズね」

P(おかげでお前までビッグサイズになっちまったがな)

春香「……」

P「……」

千早「……」

春香「そ、そうだ!765プロのみんなには千早ちゃんの一時帰国は伝えてないから、きっと千早ちゃん見たら驚くと思うよ!」

春香(一応、予防線を張っておかないと……)

P(よくやった。春香)

千早「そうね。私も早くみんなが驚く顔を見たいわ。ブフフ」

P(笑い声までデブ調に……どうしてこうなった……)

765プロ

千早「ふぅ。こうしてここに来るのも半年ぶりだと思うと、すごく懐かしいわ」

P「だろうな。俺も半年前が恋しい」

春香「わ、私さきに上に行ってますね」

P「ああ、わかった」

千早「さてと。……あれ?」ポチポチ

千早「あの……プロデューサー?エレベーターが反応しないんですけど……」

P「ああ、そのエレベーター一週間前から調子が悪くてな。業者が入るまで使用禁止になってるんだ」

千早「えっ」

P「すまんが階段で行くしかないな」

千早「そんな……そんな馬鹿な話……いまどき階段を上がるなんて……」

P「これしかないんだよ」

千早「」

765プロ事務所内

春香「みんな!もうすぐ千早ちゃんが帰ってくるよ!」

美希「ほんと!?こっちは迎える準備万端なの!」

やよい「千早さん、アメリカでビッグになるっていってましたよねぇ!」

貴音「私も、この日が来るのを待ち望んでおりました」

小鳥「ふふ。千早ちゃん、アメリカでのレコーディング楽しみにしてたものねぇ」

高木「うむ。我が765プロの歌姫の帰還だ。盛大に祝お……

春香「その話なんですけど!」

一同「?」

春香「みんなには、今日千早ちゃんが帰ってくることは知らなかったふりをしてほしいんです!」

一同「!?」

高木「それは一体どういうことかね?」

美希「そうだよ。いくらなんでもそれは千早さんに失礼だと思うな」

春香「お願い、今は黙って聞いてほしいの!これも、千早ちゃんのためだから!」

春香「あとね、みんな。私たちって仲間だよね」

貴音「ええ、私たちは、ともに高みを目指す盟友です」

やよい「はい!貴音さんの言うとおりですぅ」

春香「よかった……!」

小鳥「でも、どうして?急にそんなことを言い出すなんて」

春香「ええ、千早ちゃんを見てくれれば分かります」

春香「お願いです。何があっても、驚いたり、悲鳴を上げたりしないでください」

春香「これも、千早ちゃんのためだから……」

急激に痩せると皮が余ってたるたるに…

事務所前階段

千早「ふぅ……ふぅ……」

P「……」

千早「ゼヒュッ……ヒューッ」

P「あともう少しだぞ千早」

千早「じ、事務所の階段って……こんなにしんどかったかしら……?」

P「あ、ああ。たしかに少しきついかもな」

P(いや、ごくごく一般的な階段だけど)

千早「……よし。やっと登り切ったわ……ヒュッ」

P「よし、じゃあ入ろうか」

千早「ちょ、ちょっと待ってください。……呼吸をと、整えてから……スゥー」

P「もう、いいか?」

千早「ええ、大丈夫です」

P(春香……。ちゃんと対策をとってくれているだろうか……?)

ガチャッ

P「ただいまもどりました……」

千早「みんな、お久しぶりです」

美希「あ!千早……さ……ん、なの?」

千早「美希。久しぶりね。そっちは変わりなかった?」

美希「……」

千早「美希?どうしたの?」

美希「……えっ?あ、あは。美希、千早さんが帰ってきてちょっとびっくりしちゃった」

千早「フフッそうでしょうね」

美希(うそ……このマライアキャリーが……本当に千早さんなの?)

>>24
このくらいはまだ愛でれる

>>45
筋肉つけるといいと思うな

小鳥「……」

高木「おぉ……なんてことだ……」

やよい「うっう……?」

貴音「面妖とは、このためにある言葉なのでしょうか……」

千早「よかった……。みんなも変わりないようね」

P(やはり、こうなるか……)

千早「みんな、どうしたの?開いた口がふさがらないみたいだけど……」

春香「千早ちゃん!ほ、ほら!みんな千早ちゃんが急に帰ってきてビックリしてるみたいだから」

千早「そう。ごめんなさい。そこまで驚かせるつもりはなかったんだけれど」

P「……」

72を卒業した代償に、そのおよそアイドルとは言えない体型になってしまった…

千早「ちょっとごめんなさい。椅子に座りたいわ」

やよい「あ……い、今よけますっ!」

千早「高槻さん、ずっと会いたかったわ!」ギュム

やよい「むぐっ!」ギチギチギチ

千早「ああ、高槻さん可愛い」ギュウゥゥゥ

やよい「………」パシパシパシ

春香「千早ちゃんストップ!」

千早「?」

P「やよいが窒息する!さっきからタップしてるだろ!」

千早「あっ!」

やよい「……千早さん……ビッグです……」フラリ

P「大丈夫か、やよい!」

もちもち

社長室

P「さて、今この場には、千早以外のメンツがそろっているわけだが」

美希「あれ、どういうことなの?あんなの千早さんじゃないよ」

小鳥「いくらなんでもあれは……ねぇ」

春香「やよい、大丈夫?」

やよい「ちょっとふらふらするけど、大丈夫ですぅ」

貴音「あの如月千早がまさか……」

高木「ああ、この半年間の間に、一体何があったというのだ」

P「ちょっと、向こうのプロデューサーに連絡をとってみましょうか?」

高木「ああ、そうしてくれ」

P「分かりました」

prrrrr prrrrrr

もちもち

P「あ、つながった。もしもし?私、765プロのPと申します」

米P「ハイ。ワタシ、アメリカノPデス。ドウデス?チハーヤキサラーギノヨウスハ?」

P「どうしたもこうしたもないですよ。たった半年であそこまで体重を増やすなんて、一体何を考えているんです!?」

米P「アア、ソノコトデスカ。ワタシ、チハーヤヲハジメテミタトキ、ホントウニオドロキマシタ」

米P「マルデ、エイヨウシッチョウニナッテイルミタイジャナイデスカ!ニッポンジンドウカシテマス!」

P「確かに千早は細身でしたが……」

米P「アンナペッタンコナオッパイ、ワタシミタコトアリマセン。ヒドスギマス」

P「でも、彼女はアイドルなんです!あんな見てくれじゃあ、とてもじゃないけど活動できませんよ!」

米P「オカシイデスネ?ワタシ、カノジョヲトップシンガーニスルタメニ、イライヲウケタンデスガ」

P「確かに、それはそうですが……」

米P「クジョウハ、イッサイウケツケマセン!マサカ、ワタシヲウッタエヨウトシテイルノデスカ?」

P「い、いえ。ちょっと待ってください!」

米P「ヤレルモノナラ、ヤッテミロ!コッチニハ100ニンノ、ベンゴシガツイテイルノダ!」

米P「ソレデハ、ワタシハシツレイスル!チハーヤノコウウンヲイノル」

ブツッ ツーツー

高木「……あまり良い様子ではないね」

P「ええ。どうやら、千早があの姿になったのは、向こうのプロデューサーの意向のようです」

貴音「なんと……」

P「このままでは……どうしようもないですね。自分のミスです。しっかり連絡を取っていれば、こんなことには……」

春香「でも千早ちゃん、これからどうするんです?」

美希「美希、あんな千早さん見たくないの!早く昔のストイックな千早さんに戻ってほしいよ!」

P「ストイックとか、難しい言葉知ってるな」

美希「茶化すのは止して!」

やよい「私も、命の危機を感じました……」

小鳥「このままじゃ埒があかないわね……」

P「……ちょっと、千早と話してくるよ」

もち

事務所内

P「なぁ、千早……?」

千早「あ、プロデューサー。これ食べます?みんなへのお土産のつもりだったんですけど、我慢できなくて……」

P「あ、ああ。いただこうかな」

P(なんてまがまがしいほどカラフルなクッキーなんだ。青、緑、ピンク……およそ食品の色じゃない)

P「なぁ千早。今後の話をしようと思うんだが……」

千早「はい、何でしょう?」ボリボリ

P「今は一時帰国という形でいるが、どうだ?このまま日本に残るのは」

千早「えっ?それってどういう……」ボリボリ

P「まず、その手を止めてくれ。食べながら話をするんじゃない」

千早「向こうじゃ普通ですよ、これぐらい」ボリボリ

P「千早!」

千早「ビクッ」ブルン

P「この際だからはっきり言おう。千早。お前今体重何キロだ?」

千早「……」

P「答えるんだ。答える義理はないとか言ったら、ただじゃおかないぞ」

千早「えぇっと……その……」

P「……」ジッ

千早「ろ…55kg……です」

P「俺は、嘘をつく人間は嫌いだ。嘘をつく千早はもっと嫌いだ」

P「もう一度聞く。今体重何キロだ?」

千早「……92kg、です……」

P「……」

P「さっき、なんでサバ読んだんだよ。明らかに違うじゃないか」

千早「つ、つい……」ソー

P「ごまかしがてらにクッキーに手を伸ばすな!」

千早「」ブルルン

P「なぁ、お前だって分かってるんじゃないか?その”恥ずかしい”体型を」

千早「そんなことありません!これは、体が大きいほうが声の響きや伸びがいいって……」

P「むこうで言われたんだろう?」

P「だがな、そこには重大な欠陥があるんだよ」

千早「?」

P「これは俺のミスでもあるんだが、どうやら向こうのプロデューサーは、千早がアイドル歌手として活動している事を失念していたみたいなんだ」

P「純粋に、声だけを伸ばそうとしていたんだな。それはまぁいい」

千早「……」

P「厳しいことを言うが、せっかくの歌声を手に入れたところで、その見た目じゃとてもアイドルとして活動できそうにないぞ」

千早「なら話は簡単です!私を歌手一本で活動させてもらえれば……」

P「そういう問題じゃないんだよ千早……」

P「歌だけで売れるような、簡単な世界じゃないことは千早も分かっているだろう」

P「ルックスも大事なんだよ。さっき事務所の前で千早、一息ついたよな?」

千早「はい」

P「あれは、みんなに息切れしているみっともない姿を見られたくなかったからじゃないのか?」

千早「そんなことは……」

P「見られたくなかったんだろう?」

千早「……はい」

P「率直に聞く。千早。お前はその姿で満足か?」

千早「……」

P「たかが階段でフルマラソン並みに息切れしたり、大好きなやよいを抱きしめて窒息死させかけたり」

千早「……」

P「お前は、本当にその姿で満足なのか……?」

千早「……くっ」

P「俺は、お前をプロデュースしていきたいと思っている。その覚悟も用意もある」

P「アイドルのみんなだって、千早と一緒にやっていきたいと思っているはずだ」

P「最後に一つ聞く。お前は、この765プロで活動していきたいか?」

千早「はい!私は、またみんなと一緒に……仕事がしたいです」

P「二言はないな?」

千早「はい!」

P「わかった。それじゃあまた後で、今後の話をしよう。それまではゆっくりしててくれ」

千早「よろしくお願いします。プロデューサー」ボルン

P(ひとまず、千早に現状を叩きつけてみたが、上手く行ったみたいだな)

P「みんな、出てきてくれ」

ガチャ

高木「話は、終わったかね?」

P「ええ。千早も、現状を理解してくれたみたいです」

千早「春香……」

春香「千早ちゃん……」

千早「私、春香に苦労させちゃったわね。みんなも、気を使ってくれてたんでしょう?」

貴音「……」

やよい「……」

美希「千早さん。きっともとに戻ってくれるよね?」

千早「ええ、頑張ってみるわ」ポロポロ

美希(口元からクッキーのクズこぼしながら言われても、説得力ないの)

P「じゃぁ、俺は向こうのプロデューサーと連絡を取るよ」

2時間後

P「よし、話はついた。千早は、このまま日本での活動を再開する」

P「それに平行して、千早の減量作戦を行う」

一同「ゴクリ」

P「みんなにも、協力をしてもらうことになる。それでいいかな」

貴音「ええ。私、協力いたします。皆もそうでしょう?」

やよい「うっうー!私もがんばりますよぉ!」

美希「千早さんのためなら、美希も出来ることをするよ」

春香「うん、私も手伝うよ」

千早「みんな……ありがとう……」

小鳥「今はいない他の子たちは……?」

P「もちろん協力してもらいます。そこら辺は追々説明していきますよ」

P「まずやよい!」

やよい「はい!」

P「やよいには千早の栄養管理をしてもらおうと思う。千早は自炊が苦手だからな。そこをしっかりサポートしてほしい」

やよい「わかりました!」

P「食費に関しても、765プロの方から援助しよう。社長の許可も得てある」

高木「ああ、気にすることはない。心おきなくやってくれたまえ」

P「次に美希」

美希「はいなの!」

P「美希には、千早にビジュアル面でのノウハウを教えてやってほしい」

美希「美希にかかればちょろいもんだよ。期待しててね、ハニー」

P「うん。期待してるぞ」ナデナデ

美希「えへへ」

P「そして貴音」

貴音「はい、何でしょう」

P「貴音は、しばらく事務所での飲食は控えろ。千早の目の毒だ」

貴音「」

P「出来るな?貴音」

貴音「……致し方ありません。これも仲間のため、身を削る覚悟で参ります」

P(そんな難しいこと言ったかな……?)

P「あと、小鳥さん」

小鳥「はい!」

P「小鳥さんには、そのままでいてもらいましょう」

小鳥「え?良いんですか?私がそんなので」

P「はい。小鳥さんには、反面教師となってもらいましょう」

小鳥「」

P「冗談ですよ」

P「さて、春香だが……ちょっと来てくれ」

春香「はい?」

P「春香には、千早のメンタル面でのサポートを頼みたい」

春香「私が、ですか?」

P「ああ。以前千早が歌えなくなった時も春香の面倒見の良さと根気強さに支えられたところが大きい」

P「当然、最後は千早自身の努力もあったが、やはり身近に支えになってくれる人間は居たほうがいい」

P「その実績をかって頼むが、出来るな?」

春香「はい。千早ちゃんは、私の大切な親友ですから!」

P「うん、頼んだぞ、春香」

P「さて、今ここにいる皆には話は伝わったな。残りのみんなにも俺の方から話をしておこう」

P「千早の減量作戦は、明日から決行するぞ!」

もち

おはようございます。もうちょっとしたら続き書きます。

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

翌日

P「さて、千早。準備は良いか?」

千早「はい。少し緊張していますけど……」ボヨン

P「それはそうだろうな。でも大丈夫だ。ここは亜美真美の両親が経営する病院だからな」

千早「初めて来ましたけど……大きいですね、ここ」

P「実は俺も初めてなんだよ。まさかここまでとはなぁ」

P(昨日、無理を言ってこの病院で治療を受けられるようにした)

P(さすがに他の病院には、この千早の姿を晒すことは出来まいという判断をしたからだ)

千早「でもプロデューサー。病院なんか来て、一体何をするつもりなんですか?」

P「ずばり、脂肪吸引だ」

千早「えっ」

そこまでしないといけないほどのデブなのか…?

千早「それってもしかして……」

P「あれだ。皮膚の下に特殊な器機を突っ込んで脂肪を吸い取るんだよ」

千早「……ちょっと、怖いですね」

P「大丈夫だ。十分にカウンセリングを受けられるよう、話をつけてある」

P「さすがに、これほど急激に体重が増えると軽い運動でもつらいだろうからな」

千早「でも、吸引してしまえば一気に痩せられるんじゃないですか?」

P「いや。もちろん、一回での吸引量に限界はあるんだが、そこは上手く考えてもらう」

千早「結構大がかりなんですね」

P「医療行為だからな。細心の注意が必要なんだよ」

病院内

アナウンス『72番の方、診察室へお入りください』

P「お、呼ばれたな。行こうか」

千早「はい」

双海父「はい、それではそこの椅子にかけ……て……?」

双海父「……あなた、本当に如月千早さんですか?」

千早「……くっ」

P「ええ、彼女は間違いなく如月千早です」

双海父「……そう、ですか。まさか……これほどとは……」

千早「……」

P「しっかりしろ、千早」

千早「はっ!」ドイン

P(それから、千早はいくつかの検査を経て診察を終えた)

P(即日というのは流石に無理だったが、最短で数日以内には手術を行えるということだった)

P「さて、その間に他のみんなにも話をしておかないとな」

千早「あの、プロデューサー」

P「ん?どうした?」

千早「その……おなかが……空きました」グギュルルル

P「そうか。それじゃあ一旦765プロに戻ろう」

P(なんてでかい腹の虫なんだ)

765プロ

P「ただいまもどりました」

真「おはようございますプロデューサー」

響「はいさい、プロデューサー。……っと、その後ろの人はどちらさん?」

千早「」

P「千早だ。響」

響「えっ」

真「!?」

P「やっぱりこうなるよな……」

響「だって……これほどの体型、沖縄にいる外国人でもそうそうないぞ」

真「信じられない。人間がここまで太れるなんて……」

P「おちつけ二人とも」

P「……と、いうわけなんだ」

真「つまり、みんなで千早のダイエットに協力しているってこと?」

響「そうだったんだ。自分、てっきり千早はオペラ歌手にでもなるのかと思った……」

千早「ごめんなさい、私がこんなになったばっかりに……」

P「まぁ、そう落ち込むな。まだ見込みはあるんだから」

P「真、響。二人にも協力してもらいたい」

真「僕たちに、ですか?」

響「自分たちに出来ることがあるなら、協力するぞ」

P「といっても話は簡単だ。二人には、千早のトレーニングに付き合ってもらう」

真・響「トレーニング?」

P「ああ。普段から体を動かすことが多い二人には、やはりトレーニングの指導に当たってもらいたい」

P「まだ、はっきりとした時期は分からないが、軽い有酸素運動から始めていこうと思う。それでいいな?」

響「うん。自分はそれでいいぞ」

真「そういうことなら、僕も協力しやすいですね」

P「だろ?」

グギュルルルル

響「えっ!?何この音?」

真「もしかして……」

千早「あの……プロデューサー」

P「あ、そうだったな。ダイエット中とはいえ、きちんと食事は取らないとな」

ガチャ

やよい「おはようございます!千早さんの食事持ってきましたよ!」

千早「高槻さん、ありがとう」

やよい「いーえ、私もこういう食事をつくるのって初めてだったんで、ちょっと緊張しちゃいましたけど」

P「どれどれ……おお」

響「えっ」

真「もやし……?」

千早「しかも、たったのこれだけ……?」

やよい「ちがいますよぉ!ちゃんとおかずも用意してあります」

千早「やけにタッパの数が多いと思ったら、そういうことだったのね」

やよい「高槻家流に、もやしをふんだんに使ってみました」

やよい「おかずも、高カロリー低たんぱく?を意識して作ってきましたよ!」

千早「えっ」

響「えっ」

真「えっ」

P「やよい、低カロリー高タンパクな」

やよい「あっ」

千早(高槻さんかわいいわぁ)

P「まぁ、低カロリー高タンパクはダイエット食の基本だな」

P「体を、特に筋肉を作るのに必要なタンパク質は豊富にとりつつ、摂取カロリーは抑える」

P「もやしはカロリーが低いから量を多くして満腹感を出しやすいし、含まれるビタミンB2は脂肪の燃焼を助ける働きがある」

P「しかし、結局のところやよいの調理の腕によるところも大きいけどな」

上手く行けば乳と尻は母音のままスリム化も微レ存

やよい「でも、なんでこんなに小分けにしろって言ったんですか?」

P「それはな、ストレスなく食事をとるためだ」

千早「きっちり食べてもいいってことですね?」ボイン

P「ああ、でも一度に多く取ってはだめだ。一回の食事を少なくして、こまめに食べる」

やよい「そういうことだったんですかぁ。為になります!」

P「いや、やよいの家は逆にもっとがっつり食べてもいいんだよ。成長期なんだし」

響「自分、ちょっと一口食べてもいい?」

真「あ、僕も気になります」

P「千早のための食事なんだからな。ちょっとだけだぞ」

響「あーん」

真「パクッ」

響「むぐむぐ」

真「ゴクリ」

千早「……」ウズウズ

千早(あぁ、高槻さんお手製の弁当が……)

やよい「ど……どうですか?」

響・真「うまい!!」

やよい「よかったぁ!がんばった甲斐がありました」

響「このもやし炒め、前のもやし祭りのときよりおいしくなってる!」

真「うん!鳥のささみもさっぱりしてていい感じだよ!」

やよい「えへへ」

P「こらこら、あんまり調子に乗って食べるなよ」

P「ほら、千早も食べてみるんだ。これからしばらくお世話になる味だからな」

千早「はい……」ドキドキ

千早「……いただきます」

やよい「はい、どうぞ召し上がってください」ドキドキ

P「……」

千早「モグモグ」

千早「モグモグ」

千早「モグモグ……?」

やよい「どうですか?」

響「すっごくおいしいでしょ!」

真「だよね」

P「……」

千早「ゴックン」

千早「………?」

千早「これ、味付けはないのかしら……?」

P「……やっぱりな」

真「えっ」

響「味付けって……」

やよい「分量間違えちゃったのかなぁ……」

千早「も、もう一口」ヒョイ

千早「モグモグ……ゴクン」

千早「どういうことかしら?」

P「千早……やっぱりこうなったか」

一同「?」

P「いや、なんとなく想像はついてるんだが、別にやよいは味付けに失敗したわけじゃない」

P「千早の舌が、過剰な調味料をつかった食事に慣れてしまって、味が分からなくなったんだ」

P「完全にバカ舌になってる」

千早「そんな……!」

千早「せっかくの、高槻さんの手料理なのに……」

P「どうだ千早。そのせっかくのやよいの手料理の味が分からない気分は」

千早「すごく……つらいです」

P「だろう。これからダイエットしていくが、そういった面でも改善しなきゃな」

P「きっと、すっきりと痩せた頃には、その手料理を思う存分味わうことができるだろう」

P「やる気、出てきたか?千早」

千早「ええ、高槻さんの手料理のために!」

P「よしよし、その意気だ」

やよい(の手料理)を舌で味わう…

P「さて、腹ごしらえも済んだところだし、千早」

千早「はい」ズーン ボヨン

P「やる気だしてから落ち込むな。これからやよいの手料理を毎日食べられるんだから」

千早「それもそうですね」

P「これから、レッスンスタジオに向かう。千早の歌をチェックしたい」

千早「!!」

P「歌唱力が落ちてるとは思わないが、歌唱法は多少なりとも変化しているだろう」

P「どういう成長を遂げたか、楽しみだよ」

千早「はい!張り切って頑張ります!」

P「じゃあ、早速移動だ」



レッスンスタジオ

千早「ゼヒューッゼェッ…」

P「ここもエレベーターが使えないとはな……」

千早「でも……歌を……歌うため、なら……」

P(この情熱が……千早を変な方向に巻き込んだのかもしれない)

千早「……はぁっ!……はーっ」

P「よし、よく頑張った千早。少し休もう」

千早「そ、そうですね。ふぅ……」

P「千早が落ち着いたところで、早速歌のチェックに入る」

P「それじゃぁ先生、お願いします」

レッスンの先生「は、はい……」

千早(先生が引いてる……ここはなんとかして挽回して見せないと!)

♪(伴奏)

千早「♪~~~~」

先生「」

P「おお……すごいな。これは」

P(完全にベルカント唱法をマスターしている。向こうのプロデューサーの腕は確かだったか)

P「千早をこんなにしたこと以外はな」

P(待っていろ千早。俺はお前を、絶対にトップアイドルの座につかせてやる)

P「よかったぞ、千早」

千早「……よかった」

P「しかし、あれは完全にオペラ歌手の歌い方だな。そういう方向につきつめてもいいが……」

P「それを活かす方向で、今までの曲にあった歌唱法を模索していこう」

千早「はい」

P「さて、一応チェックは終わったが、どうする?もう少し歌っていくか?」

千早「ええ、そうします。こうして好きに歌えるのは久しぶりですから」

P「そうか。じゃあ俺はちょっと外に出るよ」

ガチャ

おっぱいだけは減ることなく痩せることに成功したとは言えちょっとダラしないボディーの如月千早ちゃんが
おしりに食い込んだ水着をなおしてる画像ください

P「さて、現状の千早を見ていないのは竜宮の3人、雪歩、真美、それに律子か」

P「雪歩なんかは気絶しそうだな……」

P「それに律子も……」

律子「はい、なんですかプロデューサー」

P「!?」

P「律子……!どうしてここに!」

律子「どうしてって……そりゃあ竜宮小町の単独ライブが近いですから、レッスンを」

P「あ……そういやそうだったな」

律子「プロデューサーこそどうしてここに?誰かの付き添いですか?」

P「……ああ、その……千早のな」

律子「あ!千早、もう帰ってきたんですね!?今どこにいるんです?」

P「……あ、いや……その」

律子「?」

P「とりあえず、ついてきてくれ」

>>168
対抗馬が貴音だけになりそうなよかん

P「ここから覗いてみてくれ」

律子「は、はい」

律子「……」

P「……」

律子「そんな……アレが、千早?」

P「……そうだ」

律子「うそ……」フラリ

P「律子!しっかりしろ!気を確かに持つんだ!」

律子「ちょっと……ビックリしました」

P「だろうな」

亜美「あ、りっちゃんこんなところにいた」

伊織「ちょっと、いつまでほっつき歩いてるのよ」

あずさ「あ、プロデューサーさん。どうしてここに?」

伊織「ちょっと!あんた律子に何したのよ!」

P「ちょっとまて!俺は何もしてない俺は!」

3分後

伊織「」

あずさ「あらぁ……」

亜美「」カシャッ

P「亜美、わかってると思うが、その写真ばらまくなよ」

亜美「うん……うん……」

P「まぁ、亜美には直ぐ分かってしまうことだったんだが」

亜美「?」

P「千早には、これから脂肪吸引を受けてもらうんだ。亜美のところの病院で」

亜美「うそっ!」

伊織「まぁ、それも考えられないことじゃないわね」

あずさ「あらぁ……」

律子「あずささんもしっかりしてください」

P「そうだ、伊織」

伊織「何?」

P「たしか、お前のうちってお抱えの凄腕エステティシャンいたよな?」

伊織「ええ、いるけど……。それだどうしたってのよ」

P「千早に、エステを受けさせてほしいんだ」

伊織「えっ」

P「脂っこい食生活を続けていたせいか、肌荒れがひどいんだよ。それだけじゃない」

P「シェイプアップも兼ねて、エステを受けさせてやろうと思っているんだが、いいか?」

伊織「別にかまわないわよ。でも、こっちもやるからには徹底的にやるわ」

伊織「同じ事務所にあんな恥ずかしい格好のアイドルがいるなんて耐えられないもの」

伊織「半年前よりもずっとずっと綺麗になってもらわなきゃね」

P「ありがとう、伊織」

ガチャッ

千早「ふぅ……久々に楽しく歌えたわ」

一同「!!」

千早「あっ!みんな、お久しぶり」

伊織「え、ええ。久しぶりね千早」

千早「亜美も、あずささんも」

亜美「う、うん」

あずさ「お久しぶりね」

律子(あの亜美が若干引いてる)

律子「千早」

千早「律子……」

律子「これから、ダイエットに挑むんですってね」

千早「ええ……」

律子「まぁ、頑張んなさい。私も、出来ることなら手伝うから」

千早「ええ、ありがとう。律子」

P(竜宮、そして律子のエールを受け取った千早は、決意を新たにしたようだった)

P「で、事務所に戻ってきたわけだが」

真美「」

雪歩「」

千早「あの……お久しぶり」

小鳥「やっぱりこうなるのよねえ」

雪歩「あっ……穴!穴掘って埋まってますぅ!スコップ!スコップ!」

P「落ち着け雪歩」

P(雪歩の穴掘り……千早の筋トレに使えるか?)

3日後

P「さて、今日から本格的にダイエットが始まるわけだが、いいな千早」

千早「はい、プロデューサー。みんなからの応援や協力を受けて、頑張らないわけにはいきません」

P「うん。それじゃあ始めようか。765プロ流千早減量作戦を」

高木「くれぐれも、無理はしないでくれ。体を壊されたら、元も子もないからね」

P「はい社長。十分気をつけます」

小鳥「私も、ダイエット始めようかしら」

P「別にいいですよ?なんでしたら千早と一緒にやりますか?」

P「おそらく、地獄を見ることになると思いますが」

小鳥「やっぱり、やめておきます」

P「それが賢明です」

P(こうして、千早の減量作戦がはじまったのだった)

俺は765プロのプロデューサー。これから先、貴様に地獄をみせる男だ

P「どうですか、脂肪吸引は」

双海父「ええ、脂肪の量がとんでもないので、一度に大量には抜けませんが……」

双海父「何度か通院していただければ、ある程度はいけるでしょう」

Pありがとうございます」


屋内運動場

真「じゃ、軽いウォーキングから始めよう」

響「つらくなったらいつでもいうんだぞ」

千早「ええ、分かったわ」

10分後

千早「コヒュッ……ヒューッ」

響「いくらなんでも早すぎるぞ……」

野外

雪歩「千早ちゃん、スコップの持ち方はこう!」ガシュッ

千早「こ、こうかしら」サクッ

雪歩「違うよ!そんなんじゃスコップに失礼だよ!」

P「おう、頑張ってるみたいだな」

千早「ゼヒューッ」

雪歩「そんなんじゃ全然地面は掘れないよ!」

千早(萩原さん、普段と全然性格違う……)

千早「やっとお昼休憩だわ」

やよい「千早さん!どうぞ、お昼ごはんですよぉ」

千早「ありがとう高槻さん」

千早「いただきます」

千早「モグモグ……」

千早「(やっぱり、ほとんど味がしないわ)

千早「も、もう少しだけ味付けを濃くしてほしいのだけど……」

P「だめだ」

千早「!!」

P「過剰に塩分や糖分を摂取してはいけない。ここはぐっと我慢の時だ」

P「せっかくのやよいの味付けを、調味料なんかでごまかしてしまっていいのか?」

千早「くっ……」

P「さて、運動ばかりしていてもかえって逆効果だ」

P「今日は体を休め、癒そうと思う」

伊織「エステティシャンカモン」パチン

エステ「はい、伊織お嬢様」

伊織「千早を、最高の美女にしてしまいなさい」

エステ「はい、分かりました。ではまずこの泥パックを」グチュグチュ

千早「ひゃっ!く……くすぐったい……」

伊織「要は慣れよ。直ぐに気持ち良くなるわ」

エステ「ヌッチャヌッチャ」

千早「んああー!」

P「なんか千早がエロいな、うん」

伊織「あんた、手を出したらただじゃおかないわよ」

P「冗談だよ」

P(そんなこんなでとりあえず一か月が経った)

美希「千早さん、どんな感じなの?ハニー」

P「うん。千早はよく耐えているよ」

美希「美希の出番はまだないの?」

P「まだだな。今はダイエットに集中させたい。それが終わったら美希の出番だよ」

美希「うん、わかった。あとね、ハニー」

P「うん?」

美希「あんまり千早にばかり構ってると、美希さみしくてどっか行っちゃうかもよ」

P「まぁそうすねるなよ。この件が終わったらいっぱい構ってやれるんだからさ」

美希「約束だよ」

P「ああ、約束だ」

P「さてと、千早の体重のグラフをつけなきゃな」

訂正するわ


美希「あんまり千早さんにばかり構ってると、美希さみしくてどっか行っちゃうかもよ」

もち

P「千早、ちょっとこっちきて」

千早「はい?」

P「毎日の体重のグラフをつけてみたんだが、どうかな」

千早「ええ、いいと思います。こうすると、成果が分かりやすいですね」

小鳥「こうしてみると、なかなかの減量ペースね」

P「ええ。脂肪吸引も含めて一か月で92キロから84キロですからね。やっぱりすごいですよ、千早は」

千早「褒めても何もでないですよ///」ポヨン

P「まぁそれはおいといて。千早。3カ月後の生っすかからテレビに復帰させようと思う」

千早「え!テレビにですか?」

P「うん。やっぱりリミットは設けるべきだ。ダレないためにも」

そしてさらに一カ月後 765プロ

P「順調だな。2回目の脂肪吸引も含めて、84キロから77キロになるとは」

春香「二か月で15キロ……。千早ちゃん大丈夫かな」

P「まぁ本人もやる気は続いてるし、栄養管理も体調管理もほぼ万全だ」

春香「今千早ちゃんはどこに?」

P「多分真や響と一緒にプールに行っている。有酸素運動も大事だからな」

春香「じゃあ、なんでここに小鳥さんがいないんですか?」

P「えっ?……ああ、小鳥さんまたついて行ったのか」

春香「?」

P「小鳥さんも、たまにだけど千早のダイエットにくっついていってるんだよ」

P「『全部のメニューはこなせないけど、たまになら大丈夫よね』とかいって」

春香「小鳥さん……。わ、私もついて行ってみようかなーなんて」

P「いや、春香はそのままがいいよ」

春香「えっ?」

春香「そそそそれってどういう……」

春香(あれかな?そのままの君が一番的な……///)

P「いやね、今回の減量作戦は、それなりに金がかかってるんだよ」

P「あんまり体型が変化すると、ステージ衣装も新調しなきゃならなくなるからな」

春香「」ショボーン

P「まぁそんなにしょげるな。それより春香」

春香「はい?」

P「千早はどうだ?春香の目から見て」

春香「え?特に変わりはないですよ。あ、いや、見た目はすごく変わってますけど」

P「俺のいないところで、何かグチや泣き言を言ってるとかは?」

春香「そういうのはないですね。たまにお肉が食べたいとかは言ってますけど」

P「そうか……頑張りすぎるのも困るんだよなぁ……」

春香「どうしてですか?せっかくやる気があるのに……」

P「じきに分かると思うよ」

春香「はぁ……?」

千早「……」プルプル

P「……」

高木「……ふむ」

小鳥「やった!3キロもやせましたよ!これで魅惑のメリハリボディに!」

P「ちょっと空気読んでください小鳥さん」

小鳥「……ですよね、はい」

ガチャ

春香「おはようございます……どうしたんです?みんなで深刻そうな顔してますけど」

千早「……くっ」プルプル

P「春香、これを見てくれ」

春香「体重計ですか……。千早ちゃん、また少し痩せたね!」

P「それとこれもだ……」

春香「これは……体重のグラフですね」

P「なにか気付いたことはないか?」

春香「あっ!」

豆乳は最高に良質の筋肉になってくれる

春香「ずっと……体重が変化してない……?」

P「そうだ……恐れていたことがついに現実となった。それは……」

P「停滞期だっ!!」ドーン

千早「いやぁぁぁぁぁぁ!」ポヨヨン

高木「如月君、落ち着け。落ち着きたまえ」

春香「停滞期?」

P「ああ、ダイエット中によくあることなんだが、最初こそ順調に体重が落ちていってくれる」

P「だが、ある時を境に急激に体重が落ちにくくなるんだ。それが停滞期」

P「今の千早がまさにそれだ。千早は72キロの壁を破れずにいる」

春香「72キロ……」

P「これまでが順調すぎたばかりに、これでやる気を失ってリバウンドしてしまうことも多々あるんだ」

P「春香。これからが一番しんどい時期だ。千早の支えになってくれ」

春香「千早ちゃん……。私が支えてあげないと!」

そろそろ贅肉が筋肉に変わって体重が増える可能性も…

72の壁は厚いな

屋外

千早「はぁっはぁっ……」

響「ち、千早……。ちょっとペース上げすぎ……はぁっ」

真「そうだよ!こんなペースで走っても意味ないよ!もっとゆっくりでいいんだって!」

千早「はっはっはっ……」

真「千早ぁ!」

千早「ダメなの……」

響「えっ?」

千早「こんなペースじゃダメなの!全然痩せられないわ!」ビューン

真「加速した!?」

響「無茶は止すんだ千早!こんなのだめだぞ!」ハァハァ

千早「はっ!はっ!はぁっ!!」ザクッザクッ

雪歩「千早ちゃんもうやめて!そんなに乱暴したらスコップが折れちゃうよ!」

千早「なんのこれしき!」ザシャァァ

雪歩「だめぇぇぇぇ!!」

千早「ふんぬ!!」ボキィ!!

雪歩「あ……あぁ……」

雪歩「お父さんに買ってもらった、大事な大事なスコップが……」ガクリ

千早「……萩原さん、ごめんなさい」

雪歩「……え?」

千早「新しいスコップを、持ってきてもらえるかしら」

雪歩「だめ、だめだよぉ……」

千早「早く、新しい、スコップを……!」

雪歩「ひぃっ!」

P「千早!何してるんだ!?」

72してるんだ!

雪歩「……ヒック……ヒック……」

P「どうしたんだ千早!このありさまは……」

千早「もう……限界よ……」

P「えぇ?」

千早「いくら頑張っても……どれだけ努力しても、ちっとも体重が落ちないじゃない!!」

千早「こんなことになるなら……ずっとアメリカにいればよかったんだわ!」

P「千早!」

千早「今日は失礼します。それじゃあ」

P「おい千早待つんだ……って、うぉぉおお!」

ゴロゴロゴロドッスン

P「いててて……これは……」

雪歩「プロデューサー、大丈夫ですか……?」

P「千早の掘った穴か……なんて深さなんだ……」

商店街

千早「……」

千早(ああ……おなかがすいたわ……今日はまだ高槻さんにお弁当をもらってなかったから……)

肉屋「今日は高級和牛ステーキ肉がなんと300gで7000円だよ!」

千早「」ピクッ

千早(ああ……向こうにいたころは、300gと言わず700gをべろりとたいらげたわね)

千早(ちょっと大味だけど、こってりとしたステーキソースが絡んで食欲をそそったわ……)

千早(お肉なら焼くだけだし、買っていこう)

千早「すみません、高級和牛ステーキ肉1200gください」

肉屋「お!お嬢ちゃん。今日は家族で贅沢でもするのかい?」

千早「私に家族なんかいません。全部一人で食べます」

肉屋「……そりゃ……たまげたな」

肉屋「なんか余計なこと聞いちまったな。ほら、おまけにトントロも200gつけるよ」

千早「ありがとうございます」

リバウンドがヤバイ

千早「ふふ……」ニコリ

ケーキ屋「本日新装開店セールと題しまして、全品半額にてご提供しております」

千早「」ピクッ

千早(ケーキ……。初めて向こうに行った時の歓迎会で、一人用と言われてホールケーキを出されたのを思い出すわ……)

千早(全体が真っ青なクリームでデコレーションされてて、他にもカラフルなクリームがてんこ盛りだけど)

千早(濃厚でこってりしたバタークリームがたまらないわ。まさに別腹よね)

千早(どうせお肉も買ってしまったんだし、ここでちょっとデザート買ってもかまわないわ)

ケーキ屋「イラッシャイマセー」

千早「ホールケーキ3つください」

ケーキ屋「3つ!?」

春香「はぁっはぁっ……」

春香(千早ちゃん、どこに行ったのかな……?)

prr prr

春香「はい、天海です」

P『どうだ!?千早は見つかったか?』

春香「いえ……それがまだ……」

P『さっき響から連絡があって、商店街の方に向かう千早らしき人影を見かけたらしいんだ』

春香「えぇ?」

P『真も響も、もう足腰が限界らしいんだ。春香、直ぐに向かってくれるか?』

春香「はい、分かりました」

P『俺もできるだけ急いでそっちに向かう。頼んだぞ』

ピッ

春香「千早ちゃん、お願い。無事でいて……」

商店街

春香「ここに……いるといいんだけど……」ハァハァ

春香「どこにいるんだろう……」

千早「あら、春香じゃない」

春香「千早ちゃん!?」

千早「どうしたの?そんなに息を切らして」

春香「プロデューサーさんから連絡があって、千早ちゃんがいなくなったって……」

千早「そんなことないわよ。ちょっと早めに帰っただけじゃない」

春香「千早ちゃん……?その口元のソースは……」

千早「ああ、家に帰る前にちょっと小腹がすいたから、マッ○でちょっと……ね」

春香「……」

千早「日本のファストフードってどうしてこんなにも小さいのかしら。なめてるとしか思えないわ」

春香「千早ちゃん……その両手の袋は……」

千早「ああ、春香も食べる?高級和牛とホールケーキ」

春香「!!」

>>273
ちひゃーが一人で全部食って高槻家涙目

春香「……」プルプル

千早「春香もいれば、調理もばっちりね。今日は二人でパーっと……」

春香「……」

千早「……春香?どうしたの?」

春香「……ごめんねぇ……千早ちゃん」ポロポロ

千早「ちょっと春香!どうして泣いてるの!?なにか嫌なことでも……」

春香「……ううん……。私じゃないの」ポロポロ

春香「分かってあげられなくて、ごめんね。気付いてあげられなくてごめんね。千早ちゃん」

千早「……」

春香「千早ちゃん。今が一番つらい時期なんだもんね。ずっと、悩んでたのにねぇ……」

千早「」サーッ

春香「私、バカだから……そんなことにも気づいてあげられなかったよ……」

千早「春香……」

>>274
伊織の怒りが有頂天

千早「私は……一体何を……」ドサッ

千早「春香……ごめんなさい……」

・・・・・・・・・・・・

買ったものは高槻家に寄付しよう

千早宅

千早「とりあえず、上がって……」

春香「うん……」

千早(これ、どうしようかしら……流石に食欲もなくなってしまったわ)

春香「冷蔵庫に、いれとこっか」

千早「そうね……」

春香「」

千早「」

ゴソゴソガサガサ

>>289
太ったやよいなんて見たくないぞおい

prr prr

千早「あ……」

春香「……プロデューサーさんから……。電話、出るね」

千早「うん」

ピッ

P『どうだ!?千早は見つかったか?』

春香「はい、いま、千早ちゃんの家にいます」

P『そうか……よかった。今から俺もそっちに』

春香「今は、来ないでください」

P『なに!?』

春香「今は、千早ちゃんと二人きりで話がしたいんです」

P『そうか……なら、邪魔しちゃ悪いな』

P『なにかあったらすぐ連絡くれよ。駆けつけるから』

ピッ

千早「春香……?」

春香「千早ちゃん……」

千早「なに?」

春香「食べちゃおっか、これ」

千早「!?」ポイン

春香「そんなにビックリしなくてもいいのに。全部食べるわけじゃないよ。ちょっとだけ」

千早「……でも……」

春香「今まで、千早ちゃん頑張ってきたもんね。ちょっとくらい贅沢したって罰はあたらないよ」

千早「春香は……それでいいの?」

春香「うん。私は、これ以上千早ちゃんが苦しむ姿、見たくないもん」

千早「……」ポロポロ

千早「う……うあぁあ……」

春香「つらかったんだねぇ、千早ちゃん」ギュッ

春香「あはは、手がまわらないよ」

千早「うん……うん……」

今日、千早にパイズリしてもらったぜ

>>301
            ノヘ,_
    ,へ_ _, ,-==し/:. 入
  ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ

  // ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::¦
  |.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l
 ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ

 ヽ::::::人::l. f´`  _  |:|リ:ζ  < ないない
 ,ゝ:冫 |:ハ、 <´ノ /ソ:::丿
 ヽ(_  lt|゙'ゝ┬ イ (τ"
 r、     r、ヘ__>}ト、
 ヽヾ 三 |:l1 ===<l|:::::|

  \>ヽ/ |` }    l|Y:::|
   ヘ lノ.:`'ソ|     ! |::::|
    /´.::::/ .h__n′|:::::|

    \. ィ  /ーョヘ |:::::|
      |  ミ  丿 |:::::|

ジュワー

春香「っとと。千早ちゃん、塩コショウ取ってくれる」

千早「ええ。はい、どうぞ」

春香「やっぱり通は塩よね……っハックシュン!」モワァ

千早「ああ……調子に乗って振りすぎるから」

春香「やっぱりこうなっちゃうんだよね……この癖直さなきゃ」

千早「春香は……ちょっとドジなところがかわいいのに」

春香「千早ちゃん酷い!私も好きでドジやっちゃうわけじゃないのに!」

千早「ふふ、ごめんなさい」

春香「よし、出来た!ささ、千早ちゃん食べよ!」

千早「ええ」

はるるんのツバ入りだと!?

春香「うわぁおいしい!私こんなにおいしくて分厚いお肉初めて食べたよ」

千早「春香が作ってくれたおかげで、一層おいしさが引き立ってるわね」

春香「向こうでも、こんな感じで食べてたの?」

千早「……ええ。でも、量はこれより多かった気もするけど、味は格段にこっちの方がいいわね。向こうは大味のものが多くて」

春香「ビッグサイズ、ビッグテイストってことだね」

千早「くくくっ」プルプル

春香(私なにか変なこと言ったかなぁ)

千早「……食事って……こうして味わって食べるものだったんだ……」

春香「うん。こうして誰かと一緒においしいもの食べて、そして笑って」

春香「こんなに楽しいことって、ないよね」

千早「私……本当に今まで何をやってきたのかしら」

千早「皆に協力してもらって、やっとここまで痩せられたっていうのに。停滞期の話だって事前に……」

春香「千早ちゃん、ストップ」

千早「え?」

やよい「うっうー!お肉にはやっぱりもやしですよー」

春香「今は、そういう話は無し。楽しくいこうよ」

千早「そうね。せっかくの食事だものね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千早(その日、私は春香と一晩ともに過ごした)

千早(私が向こうで体験した話、私がいない間にあった765プロでの珍事件。そのほか、いろんな話)

千早(春香とこうしてくだらない、でも楽しい話をしていると、なんだか心の重荷が下ろされていくようで)

千早(なんか、救われた気がした……)

翌日

春香「さて、千早ちゃん。準備はいい?」

千早「ええ、荷物も持ったし、問題ないわ」

千早「高槻さん、喜んでくれるかしら……」

春香「うん!だってごちそうだよ!絶対喜んでくれるよ!」

千早「そうね。感謝の気持ちと、謝罪を込めてね」

春香「じゃあ、行こうか」

千早「ええ」



千早「ふぅ…ふぅ…」

春香「千早ちゃん、私も荷物もとうか?」

千早「だめよ……。これは、私が持っていかないとダメなの……」プルン

春香「そっか。……ほら、もうちょっとで階段終わるよ!」

千早「ええ……!」

765プロ前

春香「着いたね」

千早「ええ」プルプル

春香「千早ちゃん……?」

千早「昨日あんな騒ぎを起こしてしまって……すこし怖いわ」

春香「大丈夫だよ。私もついてるから」

千早「ありがとう、春香」

千早「私、春香に救われてばっかりね……」

春香「私たち、親友だよ。そんなこと気にしないで。皆もきっと、分かってくれるから」ギュッ

千早「ええ……」

ガチャ

春香「おはようございます!」

千早「お、おはようございます……」

高木「おお!如月君……。無事でいてくれたか……」

小鳥「良かった……」

響「心配したんだぞ!」

真「そうだよ!本当に無事でよかった……」

雪歩「千早ちゃん、ごめんね……私も、千早ちゃんのこと考えてあげられなくて」

千早「みんな……ごめんなさいね……」

P「千早」

千早「ビクッ」プルルン

春香「あの、プロデューサーさん!千早ちゃんを責めないで上げてください」

P「ああ、別に責めるつもりはないよ。ただ……」

春香「ただ……?」

P「千早、済まなかった」

プルルンやめいwwwww

千早「そんな……プロデューサー、頭をあげてください。私の方こそ、みんなに迷惑を……」

P「いや、俺の方こそ、停滞期のつらい時期にろくなサポートが出来なかった。プロデューサーとして恥ずかしいよ」

高木「まぁまぁ二人とも。互いに何事もなくて良かったじゃないか」

小鳥「そうね。本当に良かったわ……」

千早「あの……プロデューサー」

P「なんだ?」

千早「私、もう一度ダイエットに挑戦したいです。心を入れ替えて、もう一度」

P「ああ、俺からもお願いする。今度はしっかりとサポートしていくよ」

P(こうして、千早の減量作戦はなんとか再開されたのだった)

P「さて。再スタート時の体重は……74キロか。まだまだ挽回できるな」

千早「はい」

P「今度はくれぐれも無茶しないでくれよ」

千早「分かりました、プロデューサー」

真「今度は負けないからな!」

響「自分もだぞ!」

P「おいおい、言ってるそばから暴走はやめてくれ」

千早「ふふ。それじゃあ、ジョギングに行ってきますね」

P「うん。気をつけてな」

春香「がんばってね!」

千早「ええ!もちろん」

生すか間に合うん?

P(なにかふっきれたのか、それからの千早は焦ることもなく、順調に減量作戦を実行していった)

P(春香との一件で、心にゆとりが生まれたのかもしれない。ここら辺は、俺にはまねのできないことだ)

P(友情って、すごいんだよなぁ……)

千早「ゴクリ……」

春香「いよいよだね……」

美希「千早さんの、世紀の一瞬なの」

P「久々の体重測定だ。準備はいいか、千早」

千早「ええ……。それじゃあ、いきます」ソー

ピピピピピピ……ピッ

P「……」

春香「……」

美希「……」

千早「……」ギュッ

美希「すごい……」

P「ああ……」

春香「千早ちゃん!!」

千早「……」パチリ

千早「!!」

千早「やったわ……やったわ!!」

P「よくやった千早!!」

美希「千早さん!美希、千早さん見直しちゃった!」

春香「よかったねぇ……よかったねぇ……」

P「体重68kg、おめでとう!!停滞期脱出だ!」

壁を突破したか

千早「でも……今からじゃ生っすかには間に合いそうにないわね」

P「その点は安心してくれ千早」

千早「どういう……ことですか?」

P「あの話はブラフだ。発破かけたんだよ」

一同「!!」

P「さすがに俺もどうなるかまでは想像つかなかったんでな。あくまで予定は未定ってことだ」

千早「」

P「まぁそうびっくりするなよ。この調子でいけば、思ったよりも早くテレビに復帰できそうだ。これは本当だよ」

春香「だって、千早ちゃん」

千早「人間、死に物狂いになるとなんでもできるものね」

P「千早は、そのおかげでひとつ自分の壁を破ることができたんだ。それは誇りに思っていい」

P「よし!この調子で頑張っていこう!」

屋外

真「千早、だいぶ足早くなったね」

響「自分たちのペースについてくるなんてすごいぞ」

千早「ええ、なんだか体がとっても軽いわ!」

響「よし!このままレッスンスタジオまで行こう!」

真「そうだね!一緒にダンスレッスンもしようか。千早」

千早「え……それはちょっと……」

一同「あはははははは!」

千早「ふっ……ふっ……」ザクザク

雪歩「すごい……私でもコンクリートまでは掘れないのに……」

雪歩父「お!この子があの千早ちゃんか!大した腕だな!」

雪歩父「どうだ?このまま、うちで働いてみないか?」

千早「ありがとうございます……でも……」

千早「私は、アイドルですから」

雪歩父「はっはっは!そりゃあそうだな!」

雪歩「やめてよ……恥ずかしいよ……」

千早「はぁ……疲れたわね……おなかも空いたわ」

やよい「千早さん、これ、今日の分のお弁当ですぅ!」

千早「ありがとう、高槻さん」

やよい「いえいえ、この前なんかすごい豪華な食材をいただいちゃいましたし、どうってことないです!」

千早「いただきます」

やよい「たんと召し上がれ!」

千早「モグモグ……」

千早「とってもおいしいわ!高槻さん」

やよい「えへへ……。どういたしまして」

千早(高槻さんの手料理……こんなにおいしかったのね……)

むき早になってしまう

ということは、やよいはいずれバインバインに…

伊織「さて、久々に私の出番ね。といっても……」

エステ「私がやるわけですが……良いですね」ヌチャヌチャ

伊織「ええ、やっちゃいなさい」

千早「ん……んん……」ヌリヌリ

千早「んあー……。これがたまらないのよね」

伊織「にしし。あんたもこれ、癖になったわね」

千早「ええ、最高よ……んっ……」

エステ「それでは、私の本気を見せましょう」

千早「えっ?ほ、本気って……」

伊織「存分に期待しなさい。最高よ、あれは」

エステ「行きますよ……それっ」ニュルリ

千早「……」プルプル

\んぁあああああ!!/

痩せるんじゃなくて、贅肉をある程度の筋肉にしてしまえばいいのだ
質量は武器!

P(あらゆる手を使って、千早は減量していった)

P(そして、運命の体重測定日を迎えたのだった……)

千早「ここまで来るのは、長かったわね」

P「ああ、空港で顔を合わせたときは、誰かと思ったが……」

響「ほんと、みたときはビックリしたぞ」

真「思わず言葉を失ったよね」

千早「やめて!恥ずかしい///」

高木「ささ、早く体重計に!」

小鳥「社長、女の子をせかしちゃダメですよ!ましてや体重計相手に……」

P「そうですよ。これは大事な測定なんですから」

P「というわけで、体重計に異常がないか、チェックしましょう。小鳥さん、どうぞ」

小鳥「えっ」

P「冗談ですよ」

小鳥「もう!プロデューサーさんってば!」

切除するしか道ないんでは?

んあー

痩せぎすな体から、健康的な肉体に変化スルーー?

千早「……行きます」ソー

ピピピピピピ

一同「ゴクリ……」

ピピピピピ ピッ

一同「……」

千早「みんな……?」

P「千早、自分の目で、確かめてみろ」

千早(正直、怖いわ……)

千早「ふぅ……」チラッ

千早「!!」

BJ先生「どうして手術をする気になったって?
うちの子が君の歌のファンなんだよ」

で解決

ピノコ「あおいぃいいいとりぃいいいいい」

>>383
全てが救われるセリフだな

千早「……」

千早「ご……56キロ……!!」

P「50キロ台突入だ!やったぞ千早」

一同「やったー!」

千早「やったわ……やったわよ……春香」

P「ああ……よくやった……」

P(……)

脂肪はほぼ限界点だな、次は筋トレ

P(千早は本当によくやってくれた……さぞつらかったことだろう……)

P(正直、俺もここまでやってくれるとは思ってなかったんだが、アイドルたちの力をなめていたようだ)

千早「やったー!」

P(ああ、千早。素晴らしいよくやった。だが……)

千早「やったー!!」ブルンブルン

P(あの肉振袖どうしよう……!!)

世界仰天ニュース見てる気分

>>399
そういや加藤君てどうなったんだろうね。

P「みんな、ちょっと失礼するよ」ガチャ

高木「どうしたのかね、彼は」

小鳥「さぁ……」

真「携帯取り出してたし、みんなに連絡するんじゃないの?」

千早「やだっ……恥ずかしい」

響「でもさーピヨ子」

小鳥「どうしたの、響ちゃん」

響「千早のこれどうするんだ?」プニプニ

一同「えっ」

一同「……」

千早「……」プルプル

千早「いやぁぁぁぁどうしよおおおお!!」

ここで亜美真美のパパンだろ

P「まずいな……とりあえず双海病院に連絡を」

ペッポッパッ

P「あ、どうも、765プロのPと申します。双海先生はいらっしゃいますか……?」

P「……」

P「……!!」

P「そうですか、早速そちらへ向かいます!千早を連れて!」

ガチャッ

P「千早っ!」

千早「ううう……プロデューサー……。私、こんな体に……」

千早「これじゃあ、アイドルなんて続けられない……」

P「安心しろ千早!どうにかできるかもしれないぞ!」

千早「えっ」

P「とにかく準備をしろ!直ぐに双海病院に向かうぞ!」

双海病院

P「よし、着いたぞ」

千早「……」

P「そう落ち込むな。まだ手はあるんだ」

千早「本当ですか……?」

P「ああ!」

亜美「あ、千早お姉ちゃん」

真美「待ってたよ!ほら、中に入って」

P「いくぞ千早」

千早「どういうことなの……?」

双海父「待っていました。どうぞ、おかけください」

P「はい。ほら、千早も」

千早「はい……」

亜美「うぁ……千早おねぇちゃんのこれ……」プルルン

真美「千早っていうか……千皮?」

双海父「こら!二人とも外に出ていなさい」

双海父「千早さん、どうも失礼しました」

千早「いえ、別に……」

双海父「今回は、その余った皮の除去ということで連絡をいただきましたが……」

P「ええ、そうです」

双海父「普通の除去手術ですと、どうしても傷跡が残ります。ですが……」

P「それは、今後のアイドルとしての活動を考えると、それはやりたくありませんね」

双海父「そうでしょう。そこでひとつ提案なんですが……」

P・千早「……」

双海父「ひとつ、賭けをしてみませんか……」

P「つまり……新しい手術法の……実験に……?」

千早「……?」

双海父「実験とは言い方が悪いですよ。彼女が協力してくれれば、医療費は私の方で一切負担します」

P「そういうことでは……」

千早「私、やります」

P「えっ」

双海父「そうですか……」

千早「ええ。ぜひ、お願いします」

P「ちょっと待つんだ千早。いくらなんでも……」

千早「私は、もし望みがあるのなら、それを信じたいんです……」

千早「いままで協力してくれた、みんなのためにも……」

P「……」

P(こうして、千早は手術を受けることになった。どうやら学会への報告のために、双海病院では患者を探していたらしい)

P(なんでも、新しい手術法と投薬により、傷跡を目立たせることなく皮膚を切開出来るようになるとか……)

P(正直不安でもあるが、千早が決めたことだ。俺も千早を信じよう)

手術当日

春香「千早ちゃん、大丈夫?」

千早「ええ、大丈夫」

春香「本当に……?」

千早「正直、怖いわ」

春香「だよね。ちょっと手が震えてる」

P「これが終わったら、生っすか復帰だからな。今度は本当だぞ」

千早「ええ。わかってます」

春香「じゃあ千早ちゃん、頑張ってきて」

千早「ええ、行ってくるわ、春香」

ガラガラガラ

春香「プロデューサーさん、私、怖い」

P「大丈夫だ。千早を信じよう」

P(千早の手術は無事に終了した)

P(とりあえず、今は術後の経過をみている状態だが……)

P「すべてが、元通りとは行かなかったな……」

春香「そうですね、プロデューサーさん」

高木「もう、あのころの如月君はいないのだね……」

P「はい……」

美希「千早さん……」

千早「なぁに?美希」

美希「千早さん、そのおっぱいどうしたの!?」

千早「ふふ、わたしもびっくりしたわ」

高木「これはいったい、どういうことかね?君」

P「ええ、実は……」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
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   (ノ゚Д゚)ノ   |/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

P「傷口を再生させるために投薬されていた新薬に、女性ホルモンの分泌を促進させる成分が含まれているらしいんです」

高木「その影響で、胸が膨らんだと……?」

P「そういうことらしいです……」

美希「これじゃあ、美希のビジュアル指導って仕事がなくなっちゃったの」

P「まぁよかったじゃないか……こうして元気に復活出来たんだから」

千早「春香、どう?正真正銘の天然ものよ?」

春香「うわ!うわ!いいなぁ!千早ちゃんいいなぁ!」

千早「ふふ、そうでしょう?」プルルン

P「まさか千早の乳揺れを見れる日が来るとはな……」

小鳥「ええ……」

参考資料を出せ。それも一台や二台ではない…全部だ!全部だっ!

P「最後に一つ、心残りがあるとすれば……こいつだな」

貴音「」

響「貴音!どうしちゃったんだ!?こんなにがりがりになって!?」

貴音「千早がダイエット中なので……私も断食を……」

響「もういいんだよ!思う存分二十郎にいってもいいんだぞ!」

貴音「うぅぅ」グギュルルルル

P「貴音の心意気は存分に買うが……」

一同「どうしてこうなった……」

                                      ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                       d⌒) ./| _ノ  __ノ
                                      ---------------
                                      制作・著作 NHK

貴音ぇ…乙!
次は高嶺の食改善か…

読んでくれた人、支援してくれた人、ありがとう。

千早にさんざん酷い目に会ってもらったけど、せめてssの中でくらいは夢をかなえてあげたかったんだ。

どうもありがとうございました。

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