男子高校生と深まる関係 (787)

諸注意
このssは
「男子高校生と通学少女」
男子高校生と通学少女 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371294819/)
の正式な続きです
細かな注意事項は前回のスレを見ていただけるとありがたいです
今回も共通なのは以下の通りです

・「短いうえに」と書きましたが、次スレを立てるほど長くなりました
あと、相変わらず意味なく声優ネタを使ったり、寒いギャグがあるでしょう
・矛盾があったり、原作通りの口調でなかったり
無理あるだろ、って事もありますがご容赦ください
・更新は主に週2日行い、1日10レス進める予定です
・まだまだ拙い文章ですがよろしく

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386149579

前スレの最後にも書きましたが
自分のパソコン内の画像の載せ方を
教えてくれる方いませんかね?
キャラ紹介に少し必要かな・・と思いまして

こんばんは
スレが変わったので
前スレ未読の方のための簡略あらすじと
キャラ紹介も含め、今日は22時半頃から開始します
では後ほど


簡単な前スレのあらすじ

何度目かは分からない、正にエンドレスな世界観での夏休み
なんやかんやあってヒデノリは4人の異性のアドレス、というか連絡先を入手した

ある日出番が少ないうえ、精神的疲労が極限まで達した状態のタダクニが、
妹をも恐れない「勇者タダクニ」状態になるが、
妹の一撃で、タダクニだったもの(残骸)となり、
タダクニを戻そうとしているのが現状である・・・

十○と化した会長から提供された、閃きアナグラムによると
タダクニを戻すキーワードは、バイト先の女の子となったが・・


主な登場人物と現状紹介
・ヒデノリ
原作では準主人公なのに、ほぼ主人公のような立ち位置の男子高校生
このssでは主人公
現在、従兄妹の絵美、文学少女、???さん、タダクニの妹(唯一半ば強引に)
以上4人の女子高生の連絡先を入手、2人からは明確な好意を持たれているが、
バカなので気づかない
メタな発言が多く、冒険心旺盛
ボケが基本だが、文学少女相手では敵わない
4人の女子の相手をしたり、呼び出されてタダクニ復活を手伝わされたりと
割と苦労人だが、このssではご都合ショートカットが可能

・文学少女(やっさん)
ヒデノリとのやり取りではおかしな行動ばかり・・
でも人気キャラ、な女子高生
ちょっとかっこつけた台詞、妄想などが得意だが、
中の人故の他作品のキャラのため意外と洞察力に長ける
原作から社交性に富むという事実があり、作者の中では成績は良いイメージ
因みに他作品のネタをヒデノリ並みに使う、ボケる役
書いてて面白い
絵美とは競い合う仲
強がる面というか、割と意地を張る時もある

・絵美
ヒデノリの従妹(誕生日的に従姉の可能性もあるが、ひとまず従妹)
夏休みに田舎から、ヒデノリの住む町、つまり作品の主な舞台となる街に遊びに来た
ヒデノリの家に泊まっている
従兄妹同士通じる所があるのか、作者の中ではヒデノリと被り、
少しバカ、もしくは子供っぽいイメージ
でも素直


・???さん
作者がこのssを書く切っ掛けとなったキャラ
というか、前回のスレの題名の子
公式サイトでは未だに???となっている(アニメでは3話に登場)
作者は別段この子が特別好み、というわけではなく
原作以降のこの子との絡みを妄想したら・・案外話として成り立ったため、
その延長で今に至る
前スレでは途中からタイトルの中核を担っていないが、再登場
前スレ前半は毛を取り除いていなかったが、再登場からはちゃんと除去されている
深い設定も無く、自由にキャラ付出来るので、このssではまともな子のポジションに
初の缶けり闘争で勝ってしまうなど、割とラッキーガール(?)
他の4人をヒデノリ君、絵美さん、やっさん、メイちゃんと呼ぶ
未だに???さんなのは少し惜しい・・
結構お茶目で知性的

キャラ紹介画像
因みに彼女が毛を取り払わなかった理由は、未だに不明


・タダクニの妹
男子高校生の日常の中では最強のキャラ
凄まじい力を誇り、兄の人間という形を崩壊させるほど
ヒデノリの周りの3人の女子がどうなるのかを興味津々で見ている
つまり他人の恋愛絡みに興味津々という感じ
因みにブラコンではない
主に制裁役だが、司会のような役回りをする事も・・
体面上はヒデノリをバカ呼ばわりしているが、徐々に
周りに異性がいて凄ぇ・・と、ちょっと感心する対象になっている


・ヨシタケ
バカだが良い奴、の一言では済まないキャラ
主に間劇では中心的な役回り、現在モトハルの姉にボウズにされたのを根に持ち、
モトハルへの復讐を誓う(唐沢へは済)
そのため、相棒と認めたタダクニ復活を渇望している
因みに何故か髪自体は1日で戻っている

・モトハル
ヤンキーと言われるが、姉には弱い
タダクニ復活のために動くが、裏の思惑は知らない
純粋に勇者タダクニの復活を望んでいる

・唐沢
唯一の常識人のはずだが、このssではタダクニの必殺技にて撃沈
酷い目に遭わされたが、勇者タダクニの凄さを直接目にし、タダクニ復活を願う
帽子の下には彼のトラウマが隠れている

・副会長
間劇を行う6人(後はヨシタケ、モトハル、唐沢、会長、タダクニ)の中では
比較的まともなキャラ
でもやはり見た目は少し怖い

・会長
原作では殆ど役目が無い、勢いだけのキャラらしいが、
このssでは中の人的に大活躍している
カ○ル君のように相談に乗り、十○白夜のようにシステム提供などで役立った


・ミツオ君
相変わらずの弄られキャラ
場の流れが読めない

・ユウスケ
ヒデノリの兄で、ヒデノリに4人も異性の知り合いが出来て焦っている
弟と同じ行いをすれば上手くいくと思ったが、そうでもなかった・・

・ヒデノリの母
このss初登場、原作では旅行に行ってばかり
絵美が遊びに来たのを快く受け入れた
家族的な人以外とのシーンには登場しないなど、奇妙な発言をした

・ヒデノリの父
ヒデノリには辛辣だが、ユウスケにはさん付けの奇妙な父

・???×2
前スレには出てないが、原作で登場したキャラ
これから出る予定


・ヤスノリ
タダクニのバイト先の友人
高校は明確には不明だが、タダクニと友人のため
ヒデノリ達とも面識があるという設定

・奈古さん
タダクニのバイト先の人
凸面鏡を使うと、思わぬ素顔(?)が・・
タダクニの相談に乗った事もある
主にツッコミ役で、タダクニを元に戻すキーになっている

・タダクニ
原作では主人公なのに出番が・・という不憫なキャラ
このssでもその傾向は変わらず、読者からも忘れられる事がある
深夜特有の妙なテンションで妹を怖がらない、
勇者タダクニ状態になれた
このssでは主人公というより、登場こそ少ないものの
助ける対象、行動理由となっているのでヒロインのような存在に
必殺技は唐沢もびっくりな女装

妹の一撃により現在は以下の状態(決して深刻なものではなくギャグ)

・体の各部がバラバラ(出血は無い)
・触れないし動かない
・魂が離れているのでは?(つまり幽体離脱状態)と予想されている

彼の現状を示す参考画像
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4719585.jpg
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4719576.jpg

どっから拾ったんだその画像はwww不意打ち過ぎるwwwwww


ヒデ「兎にも角にも・・タダクニのバイト先へ連絡を取らないとな」

ヨシ「つっても・・俺達、タダクニのバイトの連絡先知らねーぞ」

唐「またこのパターンか・・」

モト「待て待て・・見ろ、タダクニの残骸から
あいつの携帯らしきものが具現化されている」

副「すげぇご都合展開だな・・」

会「どうやら・・これは触れるみたいだな」

ヒデ「どれどれ・・お、何件か着信があったみたいだぞ」


ヨシ「こりゃあ・・ヤスノリじゃん。そーいや、タダクニとバイト先一緒だったな」

モト「丁度いいじゃねぇか、こっちはタダクニのバイト先の人に連絡取れるし、
ヤスノリはタダクニに連絡取りたがってる」

副「偶然にしちゃ出来過ぎだが、良かったんじゃないか?」

唐「ヒデノリ、早速ヤスノリに電話してみろよ」

ヒデ「ちょっと待ってくれ、プライバシーに関わりそうではあるが・・
そのバイト先の女子らしき人の連絡先が無いか見てみる」

ヨシ「そーいや・・何て名前の人なんだろうな」

モト「バイト先に複数女子がいて、誰がタダクニと親しいのか
ヤスノリが知らない可能性もあるしな」


ヒデ「・・それらしき人のアドレスは無いようなんだが」

ヨシ「分かんねーなら仕方ねぇよ、さっさとヤスノリに連絡しよーぜ」

ヒデ「じゃあ、また電話しに行ってくる」

スタスタ バタン

ヨシ「・・・」

ヨシ「にしてもなぁ・・」

モト「あぁ・・まさか本当にタダクニに相手がいたとはな」

唐「男子校だから基本的に出会いは皆無・・これが常識だと思っていたが、
タダクニにはその常識は通用しなかったようだな」
※ヒデノリ、ヨシタケ、モトハル、唐沢、会長、副会長は
タダクニと奈古さんが彼氏彼女の関係と思ってます

なにその凄い勘違い


ヨシ「バイトってのが大きいのかもなぁ・・」

会「確かに・・うちの高校じゃ普通は女子とは関わらんからな」

副「会長が言える事ですかね?まぁ、俺等も似たようなもんか・・」

モト「確かにりんごちゃんさんは異性だが・・そーいう間柄ではないだろ」

ヨシ「あぁ・・文化祭の時会長とバトってた人?」

唐「見た目はかなりまともだが・・色々とな。
俺の近所のあの3人に比べればはるかにマシだが・・」

モト「お前にもいたな・・そーいう異性が。俺なんか、
怖~い年上ばっかだったんだぜ」

>>26
アニメ最終回の夢落ちで会長×リンゴみたいな描写あったな


ヨシ「俺の姉さんも含まれてたっけな・・まぁ、あれはダメだろうな。
既に人として最低だし」

ヨシ「そう考えっと、つくづくまともな女子いねぇなぁ・・俺達の周り」

モト「・・俺もバイトでもすっかな」

唐「生徒会はどうするんだ・・」

副「お前の顔じゃ、客足も少なくなっちまうだろう」

会「お前が言える事か?それ・・」

唐「(俺も帽子着用を断られたら、客が逃げるかもな・・)」

今日はこの辺で・・
>>25
何故戻すキーがバイト先の女子なんだ?と言ったら
モトハルが「そりゃあ、2人がただならぬ関係で・・え?」
と言ったのが切っ掛けです

>>27
タダクニの夢落ちなのにあのカップルが出てきたのはつくづく不思議・・

>>20
こんな状態だからこそ、触れないのです(笑)
どうしてこうなったのか・・理屈を求めてはいけません
ギャグですから

ではまた明日~
まだ登場していないキャラ2人は誰なのか・・?


モト「そうか・・タダクニはこの中でバイトが出来るから、
相手も自然に出来たのかもしれねーぞ」

唐「異性との交流に関して言えば・・そうだろうな」

ヨシ「俺もバイトすっかなぁ・・いつの間にか髪も戻ったし」

モト「せっかく昨日ボウズにしたのにな・・」

唐「仕返しにしてはやり過ぎたかなと思っていたが・・
良かったな、戻って」

ヨシ「目が覚めたら戻ってたからな」

ヨシ「(とはいえ、刈った行為自体はまだ許してねえ。
タダクニが戻ったら、モトハル・・お前に倍返しだッ!!)」


ヒデ「・・・」

ピッ ピッ プルルルル・・

ガチャ

ヒデ「もしもし?」

ヤス「タダクニか?やっと繋がった・・何回も電話したんだぞ」

ヒデ「いや・・俺はヒデノリだ」

ヤス「・・タダクニじゃないのか」


ヤス「タダクニはどうした?」

ヒデ「タダクニの件で折り入ってお願いがあってな。
実は・・」

事情説明中

ヒデ「・・というわけだ」

ヤス「何!?タダクニがそんな事に・・?」

ヒデ「それで元に戻すキーワードが、バイト先の女子だという事が分かってな」

ヤス「バイト先の女子ねぇ・・それって・・」

ヒデ「思い当たるんだなッ!?」

ヤス「ああ・・まぁ該当するのは、1人しかいないしな」


ヤス「(タダクニのバイト先の女子って言えば、奈古さんしかいないしな)」

ヒデ「その人、今どうしてる?今もバイトなのか?」

ヤス「えっ?ああ・・確認しないと分からんな、
俺も今、バイト先にいるわけじゃないし・・各々のシフト完全に覚えてるわけじゃないし・・」

ヒデ「そうか・・じゃあ、そっちからその人に連絡付けてくれないか?」

ヤス「・・分かった。一旦切るから待っててくれ」

ヒデ「おう、頼むぜ。その人・・名前は?」

ヤス「奈古さんって言うんだ、えっと・・水○奈々の奈に、
古いって字で、奈古さんだ」


ヒデ「何その某物語シリーズみたいな、名前の紹介・・」

ヒデ「何にせよ、だ。奈古さんって人・・今フリーなら、
真田北中央病院に来てもらえると助かるんだけど」

ヤス「でもなぁ・・奈古さんが来れるかは分からんし、
そもそも奈古さんがどうやったらタダクニを戻せるのか分からないだろ?」

ヒデ「確かにな・・でもまずは、今その奈古さんの協力を得られるかが全てなんだ・・」

ヤス「分かってるよ・・連絡はする。代わりに、
奈古さんが何をすべきなのかも考えてみてくれるか・・?
もしかしたら、奈古さんとお前が話さなくてはいけなくなるかもしれないし」

ヒデ「分かったよ、とにかく・・奈古さんに連絡頼む・・!」

ヤス「じゃ、一旦切るぞ」

プツッ

ヒデ「頼むぜ・・奈古さんとやら、タダクニを戻してくれ・・!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒデ「(さて・・ヤスノリとの通話の数分後、
奈古さんとやらは来れるらしいが、詳しく事情を聞きたいから、
その話を持ち込んできた人を連れて来い、と言われたとの事・・)」

ヒデ「(当然ながら、他のメンバーは病室だから、
必然的に俺1人だ)」

ヒデ「(ヤスノリとも合流しており、現在その奈古さんとやらを待っている・・
因みに場所は、作中でもよく出てたようなファーストフード店だ)」

ヤス「でも・・あれだな」

ヒデ「ん?どうした?」

ヤス「俺って・・何気にヒデノリとは初共演だよな」

ヒデ「そもそも、お前が1話分しか出てないしな」


ヤス「奈古さんは数話出てるのに、何で俺は出されなかったんだ?」

ヒデ「(そりゃあ、奈古さんとやらはタダクニの・・だしなぁ)」

ヤス「ま、今はそこは論点じゃないか・・」

ヒデ「そうだな・・今はタダクニを戻す方法を探さないとな」

ヤス「にしても・・さっき写メで見せてもらったが、タダクニがあんな状態とはな」

ヒデ「あ、ああ・・」

ヤス「それをやったのが、あいつの妹とはなぁ・・」

ヒデ「俺も未だによく分からんが、事実だしな」


ヤス「戻す方法というか・・キーワードが奈古さん、ってのもおかしな話だな」

ヒデ「その点も俺にはサッパリだ・・奈古さん1人にどうしてもらうんだか・・」

?「ヤスノリ君?」

ヤス「お、ちっす」

奈古さん「ちっす・・」

ヒデ「(これがタダクニの・・)」

奈古「あんたがヤスノリ君が言ってた、
タダクニ君の友人の、ヒデノリ君?」

ヒデ「あ、どうもヒデノリです」

ヒデ「(タダクニにとって、特別な人だからどんな人かと気にはなっていたが・・
意外とたくましそうな人だな、肩幅ってか腕が太いって言うか・・
線が太いとでも言うのか?何か強そうだ・・)」


奈古「とりあえず、状況を説明してもらいましょうか・・?」

ヒデ「まずはタダクニの現状なんですけど・・」

ヒデ「(初対面だし、タダクニにとっての・・だから少し緊張しながらも、
俺の説明が始まった)」

再び事情説明中

ヒデ「と・・まぁこんな感じですが、ご理解いただけました?」

奈古「・・・正直なとこ、さっぱりね」

ヒデ「ですよねぇ・・」

ヤス「説明2度目だけど・・やっぱ分からないな」


奈古「まず・・写メのアレ、本当にタダクニ君なの?
粗大ゴミか何かじゃなくて?」

ヒデ「(タダクニの存在の扱いの酷さを考えると、辛辣な一言だが・・
気持ちは分からなくもないな)」

ヒデ「一応6人分の証言がありますけど、信じられないのはこっちも同じですよ。
でも・・事実なんです。どうして彼の妹の一撃でこんな状況になったのかは・・
理屈は考えない方がいいかと・・」

奈古「・・まぁいいわ、所詮ギャグ漫画の宿命ってやつだしね」

ヒデ「ご理解いただけて良かったです」

奈古「にしても問題は・・何であたしがキーワードなのかってとこね」

奈古「あたしは普通の人間だし、中の人的にも
この状態に役に立ちそうな特殊な力は無いわよ」

ヤス「俺もそこは気になるな・・奈古さんに何が出来るってんだ?」


ヒデ「俺達の考えとしちゃあ、この写真のタダクニを戻すには・・」

ヒデ「タダクニの魂が離脱してる状態なんじゃないかと予測していてな」

ヒデ「タダクニが喜びそうな物でもあれば、タダクニも自然に戻ってくるんじゃないかと・・」

ヒデ「(だから彼女ってわけ・・なのかもしれないが)」

奈古「(タダクニ君の喜ぶもの?・・給料じゃないし、
ピザが好きだからピザの店のバイト始めた訳じゃないだろうし・・
彼の趣味なんてあたしは知らないし・・そもそも喜ぶもので魂が戻ってくるとか・・
コイツ含めてバカじゃないの?そんなもんで戻ってくるなら、あたしって本当に必要なの?
タダクニ君の喜ぶものくらい自分達で思いつきなさいよ・・)」

ヤス「タダクニの喜ぶもの・・」

ヤス「・・・」

ヤス「!」

今日はこの辺で
前スレから予告はしていたけど、
ようやく奈古さん登場
ではまた来週~

ご報告
更新は土日ですが…
登場人物の件で…

>>・???×2
前スレには出てないが、原作で登場したキャラ
これから出る予定

こんな感じで、登場人物を設定しましたがもう1人、原作にはいなかったオリキャラを増やすかもしれません
つまり
???×3になるかもしれません、て事です

こんにちは
今日は22時半頃からの更新を予定してます
では後ほど
もう年末かぁ・・

>>48
うむ
寝るか

>>49
寝て年越しですか?
かなり遅れての更新になりましたね
すみません


ヤス「そうか・・だから奈古さんなのか!」

ヒデ「ああ・・って何か分かったのか?」

奈古「ハァ・・?」

ヤス「さっきの理論を信じるなら・・これしかありえない!」

ヤス「簡単だろ?奈古さん!じゃあヒデノリ、必要な物があるから、
先に病院戻っててくれないか?」

ヒデ「え?何々?お前どうすりゃいいのか分かったの?」

ヤス「ああ、まぁ奈古さんの真の素顔を知らないと分からないよな。
モテてないだろうお前らにも見せてやる・・ビックリするぞ」


奈古「ハァッ・・!?何人もの男子高校生の前で、アレやれっての!?」

ヤス「タダクニの一大事だろう?」

奈古「やるのがあたしだからって・・他人事だと思ってんでしょ?」

ヤス「他人事だしな」

奈古「(クソウゼェ・・コイツ)」

ヒデ「えっ・・何?恥ずかしい事なの・・?」

ヤス「なぁに・・目の保養にはなるとだけ言っておくさ」

ヒデ「???」


ヤス「じゃあ俺と奈古さんは店行って、必要な物取ってくる」

ヒデ「何それ・・何だよそのドラ○エみたいな、
イベント進行のための必要アイテム!的な展開」

ヒデ「燃える業火を消すには必ず『聖なる水○し』とか、変な鉄格子には『最後の○』とか・・
かつての仲間モンスターを仲間に戻すために『ビア○カの○ボン』が必要、みたいな展開じゃん・・」

ヤス「ハハハ・・確かにな」

ヒデ「何が必要なんだ?」

ヤス「ああ・・凸面鏡だな」

ヒデ「何!?『○ーの鏡』だと!?ドンピシャだな・・!」

ヤス「ん~・・『ラ○の鏡』は本来変身を解く代物だが、
今回は変身させるための物だな」

奈古「・・・」


ヒデ「もしかして・・その変身後ってのが恥ずかしいって事?」

奈古「・・・」プイ

ヒデ「ハハハ・・」

奈古「あたしが恥ずかしい思いするんだ・・戻らなかったらどうしてくれるんだ?
わざわざ来てあげたのにさ・・?」

ヒデ「そ・・その時は、せ、生徒会の人が精一杯の御もてなしをしてくれるんじゃないですか・・ね?」

奈古「・・・疑問形なの?」

ヒデ「(畜生・・タダクニの妹め、厄介な事をしてくれたな!)」


ヤス「そっちの理論、つまりタダクニが喜ぶもので魂が戻ってくる、
ってのが当たってれば問題はないだろう、あれでタダクニが喜ぶのは100%確実だ」

ヒデ「問題はこちら側の理論、という事か・・」

ヒデ「(寧ろヤバいだろ!タダクニがどうやって戻ってくるかなんて分かりっこないっす!)」

ヒデ「(・・でもまぁ、キーワードが奈古さんで、その彼女の
必殺技(?)みたいなのでタダクニが喜ぶ・・って言うなら大丈夫だろう)」

ヒデ「(彼女が全ての鍵なのは確実なんだろうし)」

ヒデ「あなたがタダクニを戻すキーなんだ、もしかしたら来てくれるだけで・・
って事もあり得るしな」


ヤス「それは無いと思うが・・ま、奈古さんの出来る、
タダクニの喜びそうな物事って言ったら、これが確実だろう」

奈古「面倒ね・・」

ヒデ「まぁともかく頼むぜ・・俺も呼ばれた身なんだ。
早く解決、つまりタダクニを戻して、戻って勉強しないといけない。
手伝ってもらってる人にも悪いしな」

ヤス「お前も呼ばれた口だったか・・
にしてもお前が勉強していたとは意外だな」

ヒデ「色々と成り行きでな・・じゃ、後で病院で会おう」

奈古「タダクニ君の残骸が動かせないからって、
一々病院行かないといけないなんてね・・」


ヤス「あの写真からして、触れないのは仕方ないだろう」

奈古「行くわよヤスノリ君・・さっさと済ませて帰りたいわ」

ヤス「・・はい」

ヒデ「・・・」

ヒデ「ヤスノリが敬語を使うって事は、彼女のバイト先での地位はそれなりに高いのだろうか」

ヒデ「何か逆らえない理由があるのか・・?」

ヒデ「とりあえず病院に戻るかな・・」


再び病室

ヒデ「・・って事で、もうすぐその彼女が来てくれます!」

ヨシ「ヨッシャアアァァァァァ・・・!」

唐「これで元通りか・・とも限らないんだがな」

モト「だよなぁ・・その奈古さんって人のが、
上手くいかなかったら・・」

副「失礼の無いように迎え入れないとな、
今ここには男子が・・ヤスノリも加えれば9人はいるんだし」

会「・・女子には居づらい場所かもな。りんごちゃんは
男子4人に対して平気そうだったが・・」

モト「あの人を基準にしちゃダメですよ」


モト「とりあえず・・何人か病室から出すか」

唐「・・誰を?」

ヨシ「決まってんだろ~」

モト「・・・」

ミツオ「え?何でこっち見るの?・・
ちょ、こっち来るな・・!ア゛ァァァァァァァァ・・・!!」

モト「とりあえず不要な人物1人目は排除したな」

ヨシ「お前と副会長も出た方がいいんじゃねぇの?
怖がられるって」


副「そうだな・・俺は少し出る事にするよ」

会「俺も出るとしよう・・そもそも、
怪我人はベッドで寝ていた方がいいだろうしな、
モトハルはまだベッドにいるべきだろう」

副「俺らは重傷じゃないからな」

モト「会長すみません、気を使っていただいて」

会「気にするな・・そんな事よりも、その奈古さんとかいう子が
何をしたらうちの生徒が戻るのか、動画でも撮っておいてくれ」

唐「・・・会長」

会「ん?」

本日はこの辺で
また明日~
最近、3食がおいしいなぁ
カレーとかラーメンとか温かいものが

シチューとかハヤシライスも食いたいぜよ

今日は20時頃からの投下予定でっす
その都度連絡も面倒ですし
土曜は22時半、日曜は20時からの更新を予定として固定しますね
もし予定が狂いそうでしたら、事前に書き込みます
ではでは

どのssでも不定期だったり遅かったりするのに
ここは定期的で更新が超早いし、面白い

本当にお疲れ様です!


唐「気持ちは分からなくもないですが・・病室でそういうのは厳禁ですよ」

会「なぁに・・精密機器も動いてないこの部屋では気にせんでいいだろう」

副「会長・・そもそもそういう機器すらないのですが」

会?「俺は非常に、あの状態の彼がどのようにして戻るのか
興味がある。ここに十○財閥を駆使して開発させた、
カメラがある。動作音も極めて小さいから問題あるまい」

唐「(何て傍若無人なキャラなんだ・・)」

モト「・・分かりましたよ、会長。
ある意味奇跡の瞬間みたいなものでしょうし、しっかり記録に残します」


唐「じゃあ、部屋に残るのは・・俺とヨシタケ、モトハル、
そしてヤスノリと奈古さんとやらを呼んでくれたヒデノリ、という事か」

ヨシ「これでも充分男子が多いけど・・」

ヒデ「仕方ないだろうなぁ・・俺は2人を迎えないといけないし」

唐「いつ頃来れるんだ?」

ヒデ「連絡が来るはずだが・・ちょっと外出て確認してみるよ」

ヨシ「頼むぜぇ、こっちはタダクニが戻ってくれないと困るんだ」


ヒデ「・・今思ったが、何でそこまで急いでるんだ?
そりゃあ、タダクニをこのままってわけにはいかないが・・
タイムリミットがあるわけでもないんだから急がなくてもいいんじゃないか?」

ヨシ「・・・」

モト「そーいや確かに・・」

唐「俺らの体調が回復してからでも良かったような・・?」

ヨシ「バッキャロウ!友達をこのままに出来るか!」

ヒデ「否定はしないが・・動けない体に鞭打ってまでするほどか?
言うなれば、利き腕が使えないのにテニスを無理矢理やる~、とかそんな展開だぞ。
1度負けたら終わりのトーナメントで切羽詰まってる・・みたいな感じじゃないか?」


唐「まぁ・・ここまで来てるんだし、さっさとやってしまおう」

ヒデ「・・それもそうか」

ヒデ「じゃ、ちょっと行ってくる・・」

ガラ スタスタ

モト「ヒデノリが2人と別れて、ここに戻ってきてから・・20分は経ったよな?」

ヨシ「バイト先のピザ屋はそこまで遠くないって言ってたけどな」

唐「何か・・トラブルがあったのだろうか?」

モト「TOL○VEる・・じゃないよな?」

ヨシ「おいおい・・そういう展開はこの作品じゃねぇって」


唐「そうだな・・タダクニとはあっても、あろうことかヤスノリとは無いだろう」

モト「・・だよな」

ヨシ「ないない・・そうだ!タダクニが戻ったら、何か皆で食いに行こうぜ」

唐「確かに・・昨日から何も食ってないしな」

モト「言うなよ・・空腹感を感じちまったじゃねぇか」

ヨシ「タダクニ復活を祝ってよ・・パァ~ッとやろうぜ!」

唐「いいな、それ」

モト「今更だが・・このssでメインに出て来れるようになった祝い、も兼ねてな」

ヨシ「タダクニ・・早く戻ってこい!!
お前の戻ってくるべき場所はここにあるぜ!」

会「(今の台詞・・ちょっとかっこいいな)」


病院内で電話使用可の場所

ヒデ「・・・今なんと?」

ヤス「だから・・店に有ったはずの凸面鏡が無いんだって」

ヒデ「・・・」

ヒデ「どーすんの?ってか何その展開・・
ホントにゲームみたいな展開だな!」

ヤス「俺に言われてもな・・さっきから奈古さんと店内を
探してはいるんだが」

ヒデ「おいおい・・こっちはもう、奈古さんが来るで皆ワッショイしてたんだぜ?」

ヤス「未解決なのに何やってんだ・・」


ヒデ「マジでどうすんだよ・・そうだ!奈古さんの化粧道具とかじゃ代用できないのか?」

ヤス「前やった時はそれなりにでかい凸面鏡だったからな・・
小さい手鏡程度じゃ不発に終わるかもしれんぞ。
まぁ・・ノートPCの画面くらいの大きさは必要だったと思う。
顔の一部分を移す程度の、化粧用の手鏡ではな・・」

ヒデ「そうなのか・・じゃあ、買って来るとか?」

ヤス「凸面鏡って、いわゆる鏡で用途は様々だけど、
店に在ったのは明らかにでかくて、公共物に使う、的な物だったんだろう。
あんなサイズってか、加工前の凸面鏡とかどこに売ってんだ?」

ヒデ「知るわけねぇよ・・」

ヤス「そもそも店に在ったやつ、あれも店の所有物だったんだろうし・・
何かに使っちまったのかもな。無くても不思議はないが、予備もないとは・・」


奈古「ちょっといい?ヤスノリ君」

ヤス「あ、奈古さん・・ちょ、人の携帯を・・!」

奈古「ヒデノリ君?」

ヒデ「あ・・奈古さんに交代ですか」

奈古「不本意だけど・・あなたたちが望む事は出来ないわね、
凸面鏡なしじゃ」

ヒデ「・・・」

奈古「他に手段があると言えばあるんだけど・・」

ヒデ「ホントですか?」


奈古「簡単な話よ・・凸面鏡を買ってくればいいの」

ヤス「いやいや奈古さん・・あの大きさは単体で売ってるものじゃないぞ?
多分業務用とかそんな感じだって。
単体ならまだしも、基本複数でセットになってて数万は下らないって・・!
多分・・」

奈古「バカね・・そうだとしてもヒデノリ君の方には、男子高校生が6人?くらいいるんでしょ・・
お金をそいつらから集めればいいんじゃない?」

ヒデ「(おいおい・・金を出して人1人蘇生とか・・
ますますドラ○エ染みてきたぞ)」

ヒデ「ヤスノリから聞いたけど、前やった時は外枠も何もない、加工前の凸面鏡だったんですよね?
その凸面鏡に拘る必要があるかは不明ですが、
そもそも・・この町のどこにそういう凸面鏡が売ってるんですかね?」

奈古「・・知るか」


ヤス「丸投げか・・」

奈古「あたしが知るわけないだろ、別に凸面鏡の専門家じゃないんだ」

ヒデ「・・・そうだ!迷った時の・・!」

奈古「どうかした?」

ヒデ「ちょっと合流したいんで、店の前にでもいてくれますか?」

奈古「・・いいけど」

ヒデ「暫しお待ちを、御2人さん」

プツ


ヒデ「・・って事で、また2人のとこに行ってくるわ」

ヨシ「ご苦労様だなぁ・・ヒデノリ」

唐「主人公には苦労がつきものだな」

モト「凸面鏡が必要ね・・一体それがあると
どうタダクニの喜ぶものになるってんだ・・?」

副「動ける俺らが行ってもいいんだが・・俺は怖がられるかも、って会長が」

会「面識がある彼が行くのが自然だろう」

副「(会長が至極まともな事を言っている・・)」

本日はこの辺で~
>>65
>定期的
そりゃあ、暇人だからに決m・・ゲフンゲフン

おっと言葉のあやでした
本当に暇人なら毎日書くべきだしねぇ・・
え~・・(汗)
ではまた来週~



僕は友達が少ないからネットに、ってわけでもないよ!(笑)

こんばんは
先週の宣言にもかかわらず、
気分がすぐれなかったので長風呂してたら遅れてしまいました
誠にすみません

これから更新します


ヨシ「にしても・・必要な物が分かったのに、その物があると思ってた場所に無いとはなぁ・・
ド○クエでも、ク○ノ・トリガーでも何でもいいけど、ホントRPGって感じだなぁ」

唐「探そうと走り回ってるお前は、正に主人公の器・・って感じだな」

モト「・・って事は俺ら、控え要因じゃねぇか。馬車枠じゃねえか」

唐「何を今更・・」

会「つまりここはル○ーダの酒場みたいな場所か。
実際には病室だが・・」

ヨシ「タダクニがこうなってから、半日は経とうとしてる・・
急げよヒデノリ!!」

ヒデ「タイムリミットなど実際は無いのだが・・ノリを崩すわけにはいかんか。
そもそもそういうのは、タダクニの役目だしな」

ヨシ「だなぁ~・・タダクニがいないからお前が代役努めちまったよ(笑)」


ヒデ「こうなったらそうだな・・風よりも速く進むぜ・・」

唐「お、中二くさい台詞を・・」

モト「俺はその風、嫌いじゃねぇぜ・・」

唐「お前も乗るな・・」

ヨシ「頼むぜぇ~・・!終わったら連絡頼むわ、
何かヤバそうな事あればこっちから連絡するかもしれねぇけど」

ヒデ「了解・・タダクニだったものに変化があったら連絡頼む」

バタン

モト「・・・」

モト「また行っちまったかぁ・・」

会「そろそろ病室で話し込んでばかりなのも、読者は飽きてきただろう。
原点に戻り、男子高校生らしい事でもしようじゃないか」


唐「その意見は嬉しい事ですが・・
お言葉ですが会長、病室で高校生らしい事ってなんです?」

会「・・・」

副「・・作者も、そんなこと知らねーよ!
って言いたげだよ」

ヨシ「男子高校生らしい事って言ったら・・
やっぱ異性の話とか、猥談じゃねぇ?」

モト「これからタダクニにとって、特別な異性が来るのに
不謹慎じゃねぇか・・?」

ヨシ「じゃあ・・その奈古さんってのが、どんな人か予想するとか」


唐「・・アリだな」

モト「ヨシタケ、お前は良い事言った!」

会「興味深いな」

副「やっぱ・・タダクニだし、妹みたいな容姿、とかか?」

ヨシ「畏怖の存在だぞ?そりゃねぇだろ」

副「怖がってるからこそ、性格は違うけどちょっとでも
妹に似た存在と話してみたい・・とかあるかもしれないぞ」

モト「俺とヨシタケで言えば・・あの姉ちゃん達が、
見た目はそのままで、もうちょっと優しければいいのになぁ・・
って憧れる、みたいな感じか」

ヨシ「いや・・俺の場合、あの人はあれ以外ねぇなぁ。
見た目と性格があれだからうちの姉さんであって・・
どっちかが異なってたら俺の姉さんですらねえ」


唐「今以外のが予想できないって事か・・」

副「それだけ今のが定着してるって事だな」

会「話を戻して・・奈古さんがどんな人物か、だが」

唐「そうでした・・。
まずはそうだな・・背はタダクニより低いか高いか予想してみよう」

副「男って、基本的に小さめな、可愛い子を好むんじゃないか?
だから俺は低い子だと思う」

モト「いやいや・・案外タダクニの事だ、
スレンダーでかっこいい子とかじゃねえか?
つまり、背は高い」


唐「俺も背は低い方じゃないかと思うけど、少し偏見が入ってるかもしれんな」

モト「ヨシタケはどう思う?」

ヨシ「・・・」ウーム

副「凄い真剣だな・・」

ヨシ「タダクニとよく一緒にいた俺の意見だが・・」

ヨシ「ずばり・・!どちらでもないだ!」

会「なん・・だと?」

唐「つまり・・?」

ヨシ「そう・・答えは、タダクニと同じくらいの背、なんだ!」


会「フム・・そこで第3の選択肢が出てくるとは」

唐「いかにも、男子高校生っぽいノリの会話だな・・」

モト「・・多分、だけど」

唐「この調子で、奈古さんとやらのイメージを作っていこうか。
では、次のお題だが・・髪型とかはどうだ?」

モト「髪型なんて・・気分で変える奴が多いんじゃねぇの?」

唐「2次元の世界じゃ、『髪型をしょっちゅう変えるキャラ』は、
ビジュアルがコロコロ変わって面倒、だからそうそういないだろう。
俺らの服装も基本変わらんのと同じだ」

会「髪型がシリーズごとに変わるキャラなど・・物語シリーズには大勢いるがな」


唐「ああ・・そういえば、生島の中の人はガハラさんだったな」

副「俺はショートのガハラさん好きだぞ」

モト「お前なぁ・・ロングの時の気張ってるガハラさんの方がいいだろうが」

会「他作品の話はこれくらいで・・奈古さんは、ショートか?
ロングか?が話題でいいのか?」

ヨシ「普通なんじゃねぇの?」

モト「お前なぁ・・選択肢以外の解を提示すればいいってわけじゃねぇぞ」

唐「明らかに、長さはどうでも良いって感じだったな」


ヨシ「そうそう、長さよりも俺は色が気になるね」

唐「一緒に考えればいい、黒髪ロングか、茶髪でショートか、とかな」

副「今思ったけど・・黒髪ロングとか、金髪ロングとかは言うけど、
茶髪ロングってあんま言わないよな?」

唐「確かに・・茶髪でロングってアニメキャラいたか?」

ヨシ「少なくとも・・俺らの作品にはいないな、
男子高校生の日常なのに茶髪ロングのキャラがいないとは。
いや、モブキャラでいるかもしれねーけどさ」

会?「フム・・エ○ァパイロットに1人いるけどね」

モト「そうだった・・」


会「だが・・お前らよく考えてみろ、バイトをしているんだ・・
9割方黒髪だろう」

副「何と・・!会長が最もな意見を!」

会「・・・」

唐「確かに・・一理あるな」

モト「と、すると・・髪型もある程度絞られるかもな。
何か被っていいとか束ねてるなら別だが、そんなに長くは無いんじゃないか」

ヨシ「ピザ屋であんま長いのはなぁ・・」


唐「背と髪ときたら次は・・」

ヨシ「顔じゃねぇ?」

副「つってもなぁ・・判断材料がなさすぎるだろ」

モト「明らかに可愛い、とか美人ってのは無いだろうな」

モト「・・いや、タダクニにそんなお高い人物は無理とか言ってるわけじゃねぇ」

モト「そもそもそーいう人物を好まねぇだろ、って事な」

ヨシ「まぁ・・勇者タダクニなら別だが、普段のタダクニなら
そういうのに話しかけるのも無理だろうからなぁ」

唐「言ってやるな・・俺らも基本そうだろう」

本日はこの辺で
また明日~

乙です
奈古さんはよ

馬鹿軍団www

>>92
奈古さんは何故かちょっと書きづらいですね
やはりタダクニとセットでないと、会話が弾まないというか・・

>>93
このバカみたいな会話
書くのは楽しいけど、思いつくまではちょっと大変です(笑)
そして、書いた後徐々に、「何変な事書いてるんだろう・・」
と、黒歴史のように思えてくるから不思議
では次から更新再開です


会「そうだな・・顔の良し悪しかは分からんが、
眼鏡の有無はどうだろう?」

副「おお・・会長、素晴らしい意見です!」

唐「確か・・眼鏡が無い方が瞳が大きく見えるから、
無い方が可愛く見えるらしいが」

モト「物語のバサ姉も、メガネ取ってから急に可愛く見えたよなぁ・・」

副「しかし・・眼鏡があった方が知性的ではあるな。
女子に限らんかもしれんが」

唐「(ヤナギンのあれは・・全く知性的ではないな)」

ヨシ「待て待て・・眼鏡キャラが知性的?
そんな常識が通用しねぇ奴が身近にいるだろ?
ヒデノリを見てみろって」

唐・モト・副・会「「「「・・・」」」」


ヨシ「見た目だけならそうかもしれねぇけど、実際はあれだぜ?
でだ・・タダクニは付き合う程なんだ、そんな本質は見ぬけてるだろ。
つまり、例え眼鏡キャラでもバカの可能性はある」

モト「壮大に話の論点がずれてるな」

唐「確かにヒデノリはバカだ。問題はタダクニが、
知性的な子が好きか、ちょっとバカな子でもOKか否かだな」

会「眼鏡のみで知性的かどうかなどは、決められんという事だな」

副「ですね・・ずばり、奈古さんとやらは眼鏡有か否か!?」

唐「無い」

ヨシ「ない」

モト「・・・出会って当初は眼鏡有だが、付き合いだしてからは
コンタクトってパターンだ!」


唐「お前、羽○さんに拘るなぁ・・」

副「今までの意見をおさらいすると、俺らの予想では奈古さんは・・」

唐「背はタダクニと同じくらい、髪型と色は黒でショートか普通くらい、
眼鏡は無し、か」

ヨシ「次はそうだな・・体つきとかの話は失礼だし、
付き合ううえで重要な性格とかか?」

モト「さっき猥談が男子高校生らしい会話って言ったの誰だよ」

副「タダクニの相手だろ・・?常識的な人じゃないか?」

ヨシ「・・言われると、それが妥当に思えてきた」


モト「待て待て・・そんな一言で終わらせては、奈古さんに失礼だろう」

会「そんな答えはあまりにも抽象的だぞ」

副「・・ですね」

ヨシ「そうだなぁ・・タダクニは巻き込まれる、引っ張られるタイプだから、
引っ張ってくれる人かもなぁ」

唐「同じタイプかもな、もしくは迷った時支えてくれる人とか」

副「考えてみるとキリが無いな・・
性格なんて何通りもあるし」


会「そう言われると・・考えようが無くなってしまうな」

ヨシ「・・・」

ヨシ「ここはあえて、逆から考えてみるか」

モト「あえて・・?」

唐「逆?どう逆に考えるんだ?」

ヨシ「今まで俺達はタダクニの彼女としてありえそうなのは・・
と考えてきたが、ここからはタダクニの彼女としてこれは無い、
ってのを考えてみたらどうだろう?」

モト「中々冴えてんな・・」


ヨシ「そうだな~・・金持ちの美女ってのは無いな」

唐「お前・・ならバイトなどしてないだろう」

ヨシ「あ・・そっかそっか」

モト「スポーツとかやってると思うか?」

唐「俺の知り合いには空手やら、レスリングやら・・ってのがいるが」

会「りんごちゃんみたいに、食ってばかりってのはどうだ?」

副「タダクニは食にはうるさくなさそうだからなぁ・・
そういえば、アニメ1話でポテト半額で喜んでたな。
男子高校生のくせに割引とかに飛びつくのかもな・・」

こうして彼らの中身も意味も無い会話は、取り留めもなく無駄に続いていく・・


PIZZA-LE店前

ヤス「来たか・・」

ヒデ「随分と無駄な話が展開されていたように感じるな」

奈古「で・・?どうすんの?」

ヤス「俺的には・・奈古さんの中の人的に、
凸面鏡なしでも、何とかの境地ってやつで
無意識に出来るんじゃないかと思ったんだが・・」

奈古「出来るかっ・・!」

ヒデ「そんな困った時は・・我らが会長から貰った、
画期的なシステム・・」

ヒデ「やっぱこういう時はこれだな・・」

ヒデ「閃きアナグラム~!」(裏声)


ヤス「・・何それ?」

ヒデ「そうだな・・前スレか、ダン○ンの公式サイトとかで調べろ」

ヒデ「ともかくこれで・・凸面鏡のある場所・・って考えれば文字が出るから、
並び替えればそれが答えなんだ」

奈古「便利な物ね・・」

ヤス「やってみるか・・」

閃きアナグラム開始!

ヤス「(凸面鏡のある場所・・)」

『さ え ご ん い な の』

奈古「・・・」


ヤス「この7文字を並び替えりゃあいいのか」

ヒデ「前と違ってそう多くは無いな、
安心したぜ」

ヤス「並び替えねぇ・・ん?」

ヒデ「もう解けたのか?」

ヤス「・・嘘だろ?何で・・?」

奈古「・・・」


ヤス「何で並び替えると、奈古さんの家、になるんだ?」

ヒデ「・・・え?」

奈古「・・・」プイ

ヤス「どういう事だ?奈古さん・・」

奈古「・・思い出したわ」

ヤス「隠してたのか?」

奈古「いや・・ホントに忘れてただけよ」

ヒデ「何故奈古さんの家に?」


奈古「いや・・ほら、あの凸面鏡があのまま店にあったら、
あれを催促されるかと思ってさ。どうせならと思って・・」アセアセ

ヒデ「・・・」

ヤス「何か俺とタダクニが悪かったみたいな空気になってるな・・」

ヒデ「普通なら、バイト先の物を勝手に持っていき私物化って事で、
色々問題あるかもだが・・ここではスルーだな」

ヤス「マジで・・?」

ヒデ「とにかく・・奈古さんの家に行き凸面鏡を持ってくればいいんだろ?」

ヤス「そうだが・・」


ヤス「でも俺らが一緒に行く必要あるのか?」

ヒデ「俺がいればな、このss限定だが特定のイベントポイントまで、
ご都合ショートカット出来るんだ。それに今更ヤスノリを置いて行くのも野暮だしな」

ヤス「だけどなぁ・・」チラ

奈古「・・いいわよ、不本意だけど
2人であたしの家に来なさい」

ヤス「珍しいな・・奈古さんがあっさり認めるなんて」

奈古「忘れてたのはホントだしね・・それに・・」

ヤス「?」

奈古「バイト先の仲間があんな状態で、
それをどうにかできるかもしれないのに、阻害しようとしてたわけだしね」

奈古「早く済ませるわよ・・」

ヤス「あ、ああ・・」

ヒデ「(目があまり開かれていないから、性格とか問題あるのかと思ったが、
どうやら意外と優しい人らしい・・)」

今日はちょっと調子に乗って
10レス以上書き込んじゃいました
というのは建前で、場面変更するからどうせなら・・という気まぐれです

ではまた来週~
来週はいよいよ・・です

あ、奈古さんのお披露目ではなく、
彼の現在って事ですよ
ついに?×3の一端も出られるかな・・?

大丈夫、Red会見ながらまってるよ

まあ、この時期はしょうがない

>>114
Red会(笑)

>>115
この方の書き込みで、「よし、何としてでも更新しよう」
と思ってしまった
と、言う事で次から更新です


奈古さんの家

ヤス「ここが奈古さんの家かぁ・・」

ヒデ「(思ったよりも大きな家だな・・ご家族が多いのか?)」

奈古「言っとくけど、中まで見せる仲でもないし、
上がって良いとは言わないわよ」

ヤス「でもな・・今まで勝手に家に
店の凸面鏡持って来た事を忘れてたんだろう?
置き場所も忘れてるんじゃないか?」

奈古「あたしが勘ですぐ見つけてくっからここで待ってなさい」

ヤス「はい・・」

ヒデ「(ヤスノリってモテるんだよな?今の発言は、
結構無神経じゃないか・・?)」


ヒデ「(明らかに奈古さんの家に上がらせてもらって、
異性の部屋を覗きたい、って言ってるようなもんだろ・・)」

ヤス「おい、ヒデノリ・・」ボソ

ヒデ「ん?」

ヤス「お前・・せっかく女子の部屋を見れるチャンスだろ?
何とか奈古さんの家に上がらせてもらえるよう、フォローしろよ」ボソボソ

ヒデ「・・・」

ヒデ「お前・・下心アリアリなの?」ボソ

ヤス「お前な・・勘違いするな。俺はモテてるんだぞ?
今更女子の部屋に興味は湧かないさ。あの奈古さんだからこそ興味があるに過ぎないぞ。
いや・・奈古さんが特別ってわけでもない。バイト先の知り合いの女子だからだ」


ヤス「バイト先での一面しか知らない、ちょっとこっちが下手にならざる得ない
異性の部屋を知りたいと思うのはそこまで不自然ではないだろ」

ヒデ「・・それを信じるとするとだ、俺はついさっき知り合った奈古さんに、
そういう興味は持てないな」

ヤス「それもそうか・・タダクニがいればなぁ」

ヒデ「そうだな・・タダクニなら共感してくれただろうな」

ヤス「くっそぅ・・タダクニも残念がってるだろうな」

ヒデ「(そういや・・タダクニと奈古さんてどのくらいの仲なんだろうな?
あいつが戻ったら問い詰めないとな・・)」


奈古さんの部屋

奈古「チクショウ・・あのヒデノリって人の前だから、
あんまりタダクニ君の蘇生の邪魔をしちゃ悪いと思ったからあんな事言ったけど」

奈古「そもそも、あたしがあの凸面鏡持って帰ってきたのいつだったかしら?」

奈古「勘で探すって言ったけど・・覚えてるかっつーの!」

奈古「・・・」

奈古「こんな事あんましたくなかったんだけどね・・」ハァ

奈古「(すぐ見つけて来るって言ったのに、あまりにも時間掛かってたら
何となくだけど・・人として負けた気分になるしね)」


奈古「(あの2人・・家の近くにいるけど)」チラ

奈古「(特別な力には異様に反応する・・とか無いわよね)」

奈古「・・・」フー

奈古「・・・」

奈古「あたしも・・他作品の力を借りるなんて、
他の人と被るわね・・」

奈古「(無○の境地!)」

グワッ!!

奈古「(この状態で現在の空間・・
つまりあたしの部屋の内部から、あの凸面鏡を感じ取る・・!)」

奈古「これは・・あたしの部屋には無い?」


奈古「どういう事かしら?」

奈古「仕方ないわね・・感知範囲を家全体に広げるだけよ!」

カッ!!

奈古「これは1階でも2階でもない・・でも、」

奈古「隠し場所としては定番ね、そういえば
2度と視界に入らないように・・って思ってここに置いたんだったけ」

奈古「あたしもヤキが回ったのかしらね・・」

奈古「・・・」

奈古「タダクニ君、戻ったらあたしに礼の1つくらいしてもらうわよ・・」

奈古「何せ、あたしの黒歴史を引っ張り上げさせたんだからね・・」


奈古「・・戻ったわよ」

ヤス「おお・・ホントに速かったな」

ヒデ「奈古さんの勘も凄いもんですねぇ・・」

奈古「(純粋に信じてるのかよ・・何か罪悪感あるわね)」

奈古「・・これが凸面鏡よ」

ヒデ「へぇ・・これが。確かに思ってたよりは大きいな、
確かに化粧用の小さな鏡じゃ代用出来ないだろうな」

ヤス「じゃ・・病院に行くか」

ヒデ「おう、ようやく必須アイテムが揃ったしな」

奈古「・・・」

ヒデ「(タダクニ・・今戻してやるからな)」

ヒデ「(・・・・・・・・・・・・・・・多分)」(汗)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

?「・・・」

?「・・・」

?「ここはどこだ・・」

?「私は誰だ・・?」

?「・・・」

ヒュウウウウウウウウウ・・・

?「・・・誰が私をここに連れてきた?」


?「・・・」

?「・・・ン」

?「いや・・私じゃない、俺だろ!」

?「・・・この流れで進んだら、
ミュウ○ーの逆襲みたいになっちゃうよ!」

?「あ・・ツッコミ入れたら思い出したぞ・・。
ここは男子高校生の日常のssで・・俺は・・」

?「俺は・・いや、」

?「俺がタダクニだっ・・!!」


タダ「いやいやいやいや・・ちょっと待て」

タダ「俺1人で出番あるのは嬉しいけど、
ちょっと疑った方がいいよな、今までの傾向的に」

タダ「(自分で言ってて嫌になる・・)」

タダ「そもそも・・何で俺1人?
それにここは確かに男子高校生の日常ssだけど・・」

タダ「具体的にどこだよ・・?」

タダ「何か・・昨日間劇を無理矢理やって、
思考がボヤ~ってなってからどうしたんだ?
全然記憶が無いぞ?ヨシタケや唐沢達はどこだ・・?」

タダ「そういえば、何かすっごい痛い思いしたような・・?
あれはそう・・電波女を自転車に乗せ、海に飛んだ時の骨折よりも痛かったな」

今回はこの辺で~
また次回
次回が年内最後の更新となるでしょう

後は挨拶くらいですかね
何にせよ、大みそかに挨拶くらいは書き込みます

こんばんは
ではでは
今年最後の更新です


タダ「ん?よく見ると・・いつも作中で出てたような、川原じゃん」

タダ「あれ?俺、皆と自分の部屋にいたよな。
何でこんなとこに・・?」

タダ「あ、あそこに見えるのはヨシタケ・・とヒデノリ?」

タダ「あれ・・?このssって、ヒデノリは俺ら側には来ないんじゃ?
もしかして1夜にして、通常運転になったのか?
ま、まぁ・・ヨシタケもいるんだし現在の状況を教えてもらおうか」

タダ「おーい!お前ら!」

2人「「・・・」」

タダ「あれ?声が聞こえてない?おい、ヨシタケ!ヒデノリッ!」

2人「「・・・」」スタスタ


タダ「あいつら・・この距離で、この静かな状況で聞こえないって事は無いだろ」

タダ「もしかして・・いじめ?」

タダ「奈古さん・・以前相談した時とは違うよ?」

タダ「前は・・もしかしたら、俺が悪い事したのかも・・って不安があったけど、
今回は一切無い!もう奈古さんに『女子か!』とツッコミはいれさせない・・」

タダ「お前らぁぁぁぁ!」

タダ「(あれ・・?足が軽い?
ってか・・俺足こんなに速かったっけ?ボルトも真っ青だな・・
ま、ともかくあっという間に追いついた!)」

タダ「おい!お前らッ!俺を無視してんじゃ・・!」

ヒデノリの偽物「だからさ、[ピー]がこうなってさぁ・・」

ヨシタケの偽物「あ~分かる分かる、
あの[ピー]の・・位置ってやつ?あれがいいんだよなぁ」

タダ「だから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
誰だッ!お前らッ!!」


タダ「何なんだよこれ・・どんだけあの2人の偽物と遭遇してんだよ」

タダ「これじゃホントに偽○語になっちまうだろ・・」

タダ「いや・・確かにあの世界観には出たけどね、俺」

タダ「・・・」

タダ「ん?何かおかしいぞ・・」

タダ「いや・・あの2人の顔は確かにおかしいけど」

タダ「俺、今この偽物2人の目の前にいるよな?」

タダ「何でこっちに顔を向けないんだ?
・・ってか、俺に気づいてない?」


偽ヒデ「いや~、あのAVの子[ピー]の[ピー]が半端なくてさ・・」

偽ヨシ「マジで~?でも俺のおすすめの子の[ピー]もさぁ・・」

タダ「何、人の目の前で堂々と猥談してんだよッ!」

タダ「・・って、これでも反応しない」

タダ「それどころか・・ッ!?」

タダ「・・俺の体をすり抜けた?」

タダ「何がどうなってんだ?」


タダ「(その後俺は自分の家に帰ったが、家には誰もいなかった)」

タダ「(というか・・驚いたのは、ドアに触れない、
壁をすり抜ける・・おまけに俺は鏡に映ってない)」

タダ「(いわゆる・・幽霊のような状態になっているらしいって事だ。
通りで足が速いわけだよな・・ってか地に足がついてねぇし)」

タダ「え?この作品てこういう系ありだったの?」

タダ「・・ってか俺、どうやったら戻れんの?」


タダ「これはあれか・・俺が今まで幽霊部員ならぬ、
幽霊主人公だったからこんな扱い受けてるのか」

タダ「クソ・・こんなの
石こ○帽子被った、の○太のような扱いだよな」

タダ「誰にも触れないし、気づいてもらえないなんて・・」

タダ「・・・」

タダ「待てよッ・・!?」

タダ「俺・・今誰にも見えてないって事は」

タダ「青少年が憧れる、覗きとか色々やり放題なんじゃないか?」


タダ「そうだよな・・どうせ俺は扱い酷いし、
やってももうバレない」

タダ「よし!こうと決まれば・・どこに行くか?」

タダ「夏休みだからなぁ・・女子高行くのはありだけど、
夏休みだし期待するほど人は少ないだろうな」

タダ「銭湯とかってのは・・夏場に銭湯に好んで行く若者はいないし」

タダ「ショッピングモールとかなら、試着室を・・とか可能だな」

タダ「・・って、俺ってバカだな」

タダ「夏と言ったら・・プール、もしくは海だろ!!」


タダ「前皆と行った時は、何も成果なかったしなぁ・・」

タダ「今の俺ならあっという間に海にも行けるしな」

タダ「でもなぁ・・一応、一応だよ?」

タダ「ちょっと・・色々試しておくか」

タダ「本番で色々出来ない事が判明したら困るしな・・」

タダ「実験は当然・・妹の部屋だ!」


タダ「(今あいつは家にいない、いつからか部屋に鍵を付けるようになったが・・)」

タダ「今の俺には無意味だ・・」

スゥ

タダ「ハハハハ・・俺の妹の部屋に難なく入れたぞ!」

タダ「何だろう・・この充実感?いや・・
世の仲の悪い兄妹の兄が出来ないであろう・・
妹がいなくて実践できない男の願望を難なくやっているという・・
優越感!!」

タダ「さぁ・・早速あいつの下着でも・・」

タダ「・・・」

スカ スカ

タダ「・・ってダメじゃん!棚に触れない!」


タダ「クッソ~・・こんな所に思わぬ障害が・・」

タダ「つまり・・スカート捲りとかも出来ないんだよな」

タダ「まぁ・・これくらいの縛りが無いとこっちが有利過ぎるか」

タダ「でもなぁ・・俺って幽霊状態だよな?」

タダ「じゃあ・・ポルターガイストみたいな事は出来ないのか?」

タダ「念じれば物が動く・・とか?」

タダ「・・・」

タダ「ウ・・・ウオオオオォォォ!ムムムム・・・」

シーン

タダ「そこまで都合よくは無いか、
あくまで自然に起こった事を見る事しかできない、と」


タダ「こうなればやはり・・身近な所、大きなプールとかに行くか!」

タダ「考えてみれば・・そういうレジャー施設とかもタダじゃん!」

タダ「よぉーし・・行くとこはたくさんある、待ってろよ、俺の青春!」

タダ「うんうん・・こんな晴れやかな気分で外出るのは初めてだな」

タダ「いつもならやれない事でも・・そうだ!歌って外歩くか!」

タダ「・・・」スゥ

タダ「たっびー立つ~、(禁断の)夢を、奏~では~じめ・・」

タダ「(男の)最初のページ開いて~!」


タダ「どんな宝(秘蔵物)より~、輝くもの(現物)見つけたー!」

タダ「(あんな物で喜んでた時を)振り返ればほら・・」

タダ「(刺激が無さ過ぎて)バカみたいに笑う顔が~、どこまでも進ませるぅ~」

歌詞略

タダ「果って~なく続く夢(禁断の園)の海へ~・・」

タダ「光(白)か闇(黒)か、分からずにー・・!」

タダ「んん!?」

タダ「何か・・気配を感じるな」

こんばんは
今日は予定通りちょっとしたご挨拶です
確認したら、サラッと投下していきます


男子高校生の日常ss Special
年越し番外編

ヒデ「よう・・画面の向こうの諸君、ヒデノリだ」

タダ「タダクニですっ!」

ヨシ「ヨシタケだぜぇ」

ヒデ「今回は2013年の年越し目前!って事で、
今までとは全く繋がりが無い、時間軸とか無視して、
雑談をしつつも年越しの挨拶って話しだぞ」

タダ「誠に申し訳ないけど・・本編の続きはもう少し待ってくれよな。
あ、因みに今の俺はちゃんと実体がある俺だからな」

ヨシ「俺とヒデノリが割と下ネタとか言ってるからなぁ・・、
原作で出来なかった分、タガが外れてやらかしそうだよな、今の本編のタダクニ」

タダ「言うなよ・・大体、原作でもそうだけど、
思いっきりおしっこ漏らしてみたいとか、人としてどうかと思うよ?」

ヒデ「・・さて、雑談始めるか」

タダ「無視っ!?」


タダ「で?雑談て何を話すんだ?」

ヒデ「今年あった事、とかでお茶を濁しとけばいいんだよ。
俺達は2次創作のキャラなんだ、いくらでも体験談なんてでっち上げられるって」

タダ「・・もう話す気なくなってきたぞ」

ヨシ「そういえば・・俺じゃなくて姉さんの事だけど」

タダ「また無視っ!?もう止めてくんないっ!?
どうせでっち上げなんだろ!」

ヨシ「いや・・今年のクリスマスも相変わらず1人だったよ、って」

タダ「リアルすぎだろ・・まぁ、確かに本当っぽいんだけどさ」

ヒデ「クリスマスって・・本来恋人云々の日じゃないはずなんだから、
そうおかしい事ではないんだけどな」

タダ「そもそも・・誰もキリストなんて信仰してないだろうしな」


タダ「年越しと言えば・・餅はよく噛んで飲み込みましょう、
って決まり文句あったけど、俺達も去年(?)は大変だったなぁ」

ヨシ「俺は姉さんに、お前は妹に救出されてたっけな。
そーいやヒデノリ、お前はどうやって助かったんだ?
家族は旅行だったんだよな?」

ヒデ「あ・・それ聞いちゃう?」

タダ「勿体ぶるなよ・・」

ヒデ「朦朧とする意識の中・・俺は、気づいたら何か可愛い子に
助けられていた・・ような気がする」

タダ「気がするだけかよ!」

ヨシ「ようはお前も覚えてないって事だな・・」

ヒデ「俺達が言うのもなんだけど・・画面の向こうの皆さん、
餅を飲み込む時は気を付けてくれよ。
タダクニやヨシタケの時のように、助けてくれる人がいるとは限らないからな」


ヒデ「2013年っていえば・・祝実写化したんだけど、
大爆死したんだろうなぁ・・」

タダ「俺もあれは無いと思ったよ、何だよあれ。俺とりんごちゃん?
原作で関わりないし、ちょっと自意識過剰キャラになってて『ハァ?』だったろうな」

ヨシ「タダクニってキャラの人気下がったかもな・・」

タダ「最悪じゃんっ!」

ヒデ「鉄板過ぎるが、注目が集中しない話題は置いといて・・
ん?指示が来たぞ」

ヨシ「誰から?」

ヒデ「お偉い方々に決まってるだろ」

タダ「・・色々とツッコみたいが、内容は?」

ヒデ「『このままだらだら話しても仕方ないから、話題を決めさせてもらう。
ずばり・・男子高校生の日常の真の主人公は誰か、議論しろ』ってさ」

タダ「何だそれっ!俺の傷を抉ってるのか!?」

ヨシ「とりあえず・・お互い主人公と思う点を述べろよ」

タダ「俺は公式に主人公って認められてるからなっ!」

ヨシ「でも影薄いんだよなぁ・・」

タダ「・・・」


ヒデ「俺は一応登場回数が多い、らしいな」

タダ「ど・・どうせそれだけだろ?」

ヒデ「何だとこら!お前が言う『それ』も満たしてない奴に
言われたくねぇんだよ!」

タダ「・・・言い返せないっ!」グス

ヨシ「一応・・原作って、俺、ヨシタケを中心としてるらしいんだけど」

ヒデ「・・・」

タダ「・・嘘だろ?」

ヒデ「結局・・ハッキリしないわけだな」

タダ「何だよ・・主人公がはっきりとしないって言うか、
誰も主人公として今一歩欠けてるって、作品としてどうなの?」


ヨシ「そう考えると・・結構斬新な作品じゃねぇ?」

ヒデ「確かに・・1人は主人公と明言されているが影が薄いし、登場回数も少ない。
もう1人は登場回数が多い。そして最後の1人は
そいつを中心として話が展開されている、と公言されている。
正に三竦み状態か・・」

ヨシ「・・もう、良いんじゃないか?」

タダ「良いわけないだろ!?俺、タダクニって存在の、
存亡がかかってるんだぞ!」

ヒデ「主人公と明言されてなかったら、何も無いもんな・・」

タダ「だからそういう事言うなっ!!」

ヨシ「もう、全員がって事でいいだろ」キリッ

ヒデ「何っ・・?」

タダ「つまり・・?」


ヨシ「もう誰が主人公か否かではなくてさ・・
皆主人公でいいんだよ、よく言うだろ?人は皆、
それぞれのエピソードがある、だから皆主人公なんだって」

タダ「・・・」

ヒデ「お前・・ったく、綺麗にまとめやがって」

ヨシ「・・そうやって綺麗にまとめれば
上手くいくってお偉い方から指示が・・あ」

ヒデ「・・・」

タダ「・・・」

ヒデ「今までのいい空気、全部ぶち壊しじゃぁねぇかぁー!!」

ヨシ「そこまで長く続かなかったなぁ・・」

タダ「お前にだけは主人公の座は渡せねぇ!」

時間切れ!
結局、誰が真の主人公なのかは決まらない・・


次回予告

チャラジャラジャ~ン♪

ヒデ「本編次回予告!幽霊状態のタダクニ・・
色々とやらかしそうなタダクニが向かう先とは・・!」

ヨシ「さぁ~て、次回はサービスサービs・・!」

タダ「ちっが~うっ!!」

タダ「・・・」

タダ「俺・・あの状態ならまためんまに会えるかな・・」ボソ



ヒデ「それじゃあ・・」

タダ「画面の向こうの、このssを見てくれてる皆さん」

ヨシ「今年ももう残り時間は少ないですが・・」

タダ・ヒデ・ヨシ「良いお年を・・!」

と、いうわけで
今年2013年ももう終わりが近づいてますね
繰り返すようですが・・お餅には気を付けてくださいね
では良いお年を・・


って、終わると定型句過ぎますかね?
ではちゃんとして・・
このssを見てくれている皆様が、
良いお年を過ごせる事を心より祈っております

来年にはこのスレも終わるはずですから、2014年もよろしくお願いします
きっとまた別のssも書くでしょうから、その点も含めて・・

それでは(゜∀゜)ノ


タダ「何だろう・・行ってみるか」

とある喫茶店

タダ「あれは・・俺の妹!?」

タダ「妹から何かしらの気を感じるというか、何というか・・」

タダ「もしかして、俺の知り合いなら多少の気配を感じる、とかっていう、
これも俺の特性なのか?」

タダ「そういえば・・俺の妹の近くにいるあの黒髪の子、
あの子からも多少の気を感じる」

タダ「川原で俺をぶん殴ってきた子か・・何で俺の妹と
喫茶店で親しそうなんだ?」

タダ「・・ってか、他2人は誰だ?どういう集団なんだろう?」


タダ「ウーン・・あの黒髪の子には殴られた貸しがあるからな。
よし・・あの子の恥ずかしい事実が話から窺えないか、
暫くここにいてみるか、知り合いの子ってのも中々面白いな・・」

タダ「・・どうやら俺の妹が宿題を手伝ってもらってるようだ。
妹との関係は分からないが・・真剣に勉強してるから何も聞けそうにないな」

タダ「成果は無いが、収穫はあったな」

タダ「ある程度知り合いなら、何かしら感じれるって事だ」

タダ「これで触れればなぁ・・ヒデノリとかヨシタケとかモトハルとかに、
ペンで落書きとかできたのになぁ・・」

タダ「次はどうするかな・・」

バチッ!!

タダ「!?」


タダ「何だ!?今の感覚!」

タダ「これは・・俺の知り合いが3人はいるな」

タダ「誰だろう・・気になるし行ってみるか」

タダ「(2人は、ヒデノリとヨシタケかな?複数で俺がこう感じ取れるって事は)」

タダ「(後は誰だ?妹がここにいる以上・・思いつかない・・)」

タダ「とにかく・・行ってみるか」


タダ「・・ここって、病院?」

タダ「ここにヒデノリ達が?あいつら、何かしたのかな・・
それとも何かあったのか」

タダ「行ってみるしかないか・・って、あれ?」

タダ「俺の体が引き寄せられてる?」

タダ「強引ではないけど・・何だろう、
この良い匂いに引き寄せられて自然と足が向かってしまう感覚」

タダ「そして・・何か俺の知り合いの気配がする、
これは、さっきの3つが病院内の3つに合流した?」

タダ「とにかく・・行ってみるしかない!」


病室

ヤス「・・・」

奈古「・・・」

ヨシ「お!お帰りヒデノリ」

ヒデ「フゥ・・色々と走り回ったが、いよいよクライマックスか」

唐「ようヤスノリ、それにあなたが奈古さん?」

奈古「え・・えぇ」

唐「俺はタダクニの友人で、
あいつと同じ高校の生徒会の唐沢と言います」

モト「俺も殆ど同じで、生徒会のメンバーのモトハルです」

ヨシ「生徒会のメンバーではないけど、タダクニと友人のヨシタケです」


奈古「にしても・・」チラ

タダクニだった何か「」

奈古「ホントに・・あの写真のまんまだったのね」

ヤス「俺としても・・実際に見ると結構インパクトが強いな」

ヒデ「まぁまぁ・・これでようやく信じる事が出来たでしょう?」

奈古「・・まぁね」

唐「予想・・結構当たってたな」ボソ

モト「眼鏡◎、黒髪◎、身長も◎、しかし・・
顔は予想できなかったものの」ボソ

唐「こんなに常にしかめ面の人とは・・」ボソ

モト「ま、まぁ・・性格は良い人、なのかも」ボソ


ヤス「しかしお前ら・・3人とも病人・・いや怪我人か?
まさか、ベッドで寝てたとはな」

モト「まぁ・・朝よりは良くなってきたけどな」

唐「もうここに来てから半日は経つが、
流石に即退院とはいかないな」

ヨシ「それよりさぁ・・タダクニを戻せるんだよな?
奈古さん?ヒデノリから聞いたけど、その凸面鏡が重要アイテムだとか?」

奈古「・・・」

ヤス「モテてないお前らもこれを見たらびっくりするぞ」

唐「マジでか・・?」

モト「そんなに凄いのか?」


奈古「・・・」

ヒデ「こらこらヤスノリ、そう奈古さんを持ち上げるなよ」

ヒデ「(気のせいだろうか?俺が女子のフォローに回るなんて不自然のような・・)」

ヒデ「(こういう役回りは本来タダクニの役目なんだが、タダクニがいないからか?
それともあの4人との関係が出来て、ちょっと気を回せるようになっちまったのか?)」

ヒデ「(そういや・・だいぶあの4人を待たせてしまっているな。
ま、もうすぐ終わるだろう・・ああ、宿題も待ってるんだよなぁ)」

ヤス「いや・・1度見てる俺からしたら、
お前らも何か目覚めるって」

唐「つまりお前は目覚めたのか」


ヤス「正確には、世の中の見る目が変わるかもしれないな」

モト「よく分からなくなってきたな・・」

ヒデ「おいおい、いくら何でも持ち上げすぎじゃないか?
奈古さんが気まずそうだぞ」

奈古「・・・」

ヒデ「過度な期待ってのはな、そりゃ、する側の俺らからしたらいいモンかもしれないが、
される側の奈古さんからしたらいい迷惑だろ?
あの顔は、
『・・ったく、何かやりずらい雰囲気になっちまってるじゃねぇか・・』
と、内心思ってるに違いない。しかも唯でさえ気恥ずかしい事みたいなんだから・・」

ヤス「お前には分からんだろうがな・・ちょっとばかし期待しちまってるんだよ」

ヒデ「何だ?藪から棒に・・」


ヤス「このタダクニだったものを見て俺は確信した・・
きっとタダクニも奈古さんのあれを見たがっているに違いない、と。
それが見れるからという、高揚感が抑えられなくて場を温めてるんだよ」

ヒデ「嬉しいのは分かったから・・奈古さんの気まずそうな雰囲気を和らげてやれよ」

ヤス「おいヒデノリ、いつからお前は女子を気遣えるようになった?」

ヒデ「・・ヤスノリ、お父さんはお前をそんな気遣いの無い男に育てた覚えはありません!」

ヤス「お前・・もしかしてモテるようになったか?」

ヒデ「お前・・もしかしてモテなくなったのか?」

ヤス「ヒデノリのくせに生意気だ・・!」

ヒデ「ヤスノリのくせに往生際が悪いぞ・・!」


ヨシ「あ・・あれ~?ヒデノリ、いつからジャンルがバトルものに?」

ヒデ「うるせぇっ!」

ヨシ「」

ヒデ「大体気に食わなかったんだよ・・奈古さんの部屋を見てみたいだとか・・、
異様に持ち上げたりとか・・何かあざといぞお前」

ヤス「ケッ・・バカなヒデノリのくせにナマ言うようになったな・・。
男子高校生はやはり・・意見が食い違ったら勝負しかあるまい・・」

ヒデ「ヘッ・・望む所だぜ」

ヤス「俺がお前を気に入らない所をもう一つ教えてやろうか・・」

ヒデ「奇遇だな・・俺もあるんだよ」

唐「おいおい・・ここ一応病室なんだけど」

モト「いや・・男の戦いに水を差すな」

ちょっと時間的に遅くなってしまいましたね

という事で、新年初の更新でした
急に訳の分からない喧嘩になってますが・・
いよいよ次で、事態が・・
という事でまた次回~
明日・・ではなくまた今日書き込みますね


ヒデ「ヤスノリ・・俺がお前の気に入らない所は・・!」

ヤス「ヒデノリ・・俺がお前の気に食わない所は・・!」

奈古「(クソめんどくせぇ・・こいつら)」

ヒデ・ヤス「「名前にノリが被ってんだよっ!!」」

奈古「(あ・・それあたしも思ってたわ、ノリノリノリノリ・・
何か違和感あったのよね)」

ヒデ「ったく・・せっかくそうそう無い名前で、
あるのなんてノリ○ケさんくらいだと思ってたのに、超近くで被ってんじゃねぇよ!」

ヤス「んなモン知るか!思えば俺の出番少なかったのって、
名前が被り気味のお前がいたからじゃないのか!?」

ヒデ「んな事こそ知るか!作者に文句言え!」

ヤス「作られたキャラってのはなぁ・・作者に文句は言えないんだよ!」


数分後 ピポッ ピポッ ピポッ

ヒデ「ヘッ・・良い拳してんじゃ、ねぇか」

ヤス「ヘヘッ・・お前も、な」

奈古「(何なのよこの空気・・)」

ヨシ「(俺らにも)」

唐「(よくわかりません・・)」

モト「!?」

モト「(そうかこいつら・・奈古さんがタダクニ復活のための気恥ずかしい行為の
気恥ずかしさを和らげるためにこんな三文芝居を!?)」

モト「(こいつらは今、男同士の戦いが引き分けに終わり、
互いの曝け出したい思いを出すだけ出したスッキリした状態で、
おまけに互いの強さを認め・・険悪な状態を清算したと言う、
何となく良い雰囲気を醸し出している!)」

モト「(まさか・・4重にも意味を重ねこの病室内を、
何か良い雰囲気にしてしまうとは・・)」

唐「(いくらなんでも考え過ぎじゃないか?)」(汗)


ヤス「さ・・さぁ奈古さん」

奈古「何よ」

ヒデ「今こそ・・この何か良い雰囲気の中で、
タダクニ復活の儀式を・・!」

奈古「いつから儀式になったのよ・・
ってか、良い雰囲気なのかしら?これ・・」

奈古「・・・」フー

奈古「(タダクニ君・・見ていられるのかよく分からないけど、
しっかり見てなさいよ)」

コト

唐「(凸面鏡を置いた?)」

ヨシ「(遂に来るか・・)」

モト「(俺達は・・静かに背景と化すしかない)」


病院内とある廊下

タダ「え~っと・・この辺なんだけどなぁ・・俺の知り合いの気配が集まってるとこ」

タダ「(因みに俺は壁をすり抜けられるのに、
なんでわざわざ通路を通ってるんだ?という、問いにはこう答えるぞ)」

タダ「(確かに俺は壁を通り抜けるのは出来るよ?
下手したら・・ナースの着替え中とかに出くわすかもしれない)」

タダ「(でも知らない病人を見るのも気が引けたし・・
下手したら手術中とか、排泄の手伝い中の介護の場面に遭遇したりとかさ・・)」

タダ「(病院は気を使っちゃうんだよ・・勢い余って霊安室とか行っても困るしな)」

タダ「(最悪・・同族に遭遇するかもしれないんだ、
よくよく考えてみると病院て結構難易度高いな)」


タダ「お、この部屋か?不思議な引力を感じる・・」

スゥ

タダ「お・・皆!モトハル、唐沢!それに今度こそ本物の、
ヨシタケとヒデノリ!・・それに、ヤスノリと・・奈古さん!?
何てメンバーだ・・妹とあの3人の女子の集まりよりも奇妙だ」

タダ「・・何で3人はベッドに?怪我でもしたのか?
ヒデノリとヤスノリは何良い顔してんだ?」

奈古「・・・」

タダ「奈古さん?・・ってあれは、あの時の鏡!?」

奈古「」カチャ

タダ「眼鏡を外して、あの凸面鏡・・こ、これはーっ!?」

目を限界まで開けた鏡の中の少女「」エヘ


ヤス「(キターーーーー!!)」グッ

唐「(な、何と!!)」

ヨシ「(これがタダクニにとって・・)」

モト「(特別な異性の真骨頂か!!)」

ヒデ「(あの半分くらいの目を開くとこうなるのか・・
タダクニの妹がやったら意味ないんだろうな・・目が無いし)」

タダ「・・・」

タダ「(ヤスノリ・・俺達、やっともう一度鏡の中のあの子に会えたな・・
こんな状態で見れるってのも何か変だけど・・でも!)」

タダ「ヒャッホーーイ!!」

タダ「何だこれ・・覗きが成功した場合よりもすっげー充実感!
いや・・1度も上手くいってないけどさ・・」


タダ「何だろう・・これが俗にいうリビドーってやつ?」

タダ「・・ってうわ!?引き寄せられる!?何これ!?」

タダ「何に!?」

タダ「あれは・・あの残骸は・・俺か!?」

タダ「元に戻るのか?まだ1度も男の夢を見てないのにっ・・!」

タダ「うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!」


パァァァ・・

ヒデ「・・って何だこの不可思議な光は!?
いつから世界観がSFみたいになったんだ!?」

モト「見ろ・・タダクニの残骸が・・!」

タダクニだったもの「」グニャグニャ

タダクニだったもの「」ウネウネ

タダクニ「・・・」

奈古「・・・えらくあっさりと、終わったみたいね」

ヨシ「あ、奈古さんのサービスサービスゥが終わりか・・
じゃなくて・・タダクニが・・!」ブルブル

唐「俺は今・・奇跡の瞬間を・・!」フルフル

ヨシ「タダクニが・・戻ったぁぁぁぁぁっ!!」

モト「・・・あ、録画忘れた」


タダ「・・・」パチ

タダ「・・・」ボー

ヨシ「タダクニ・・しっかりしろ!お前は・・俺達が知るタダクニだよな?」

タダ「あ・・ああ」

モト「これでようやく・・一件落着したか」

タダ「えっと・・俺、どうなってたの?」

唐「やはり詳しい状況説明が必要か・・」

ヒデ「ホントにうまく戻ったなぁ・・」

奈古「確証は無かったわけね・・」

ヒデ「それは・・まぁ」


タダ「へぇ・・俺がこんなになってたのか」

ヨシ「写メって便利だな」

タダ「しかも俺・・妹にこんな目に・・?」

モト「お前があんな事言うからだろうけど・・
俺はあの勇姿を忘れないぜ、タダクニ・・」

奈古「あたし・・帰っていいの?」

タダ「あ・・ありがとう奈古さん」

奈古「別に・・」ハァ

タダ「まさか・・この状態の俺が奈古さんのお陰で戻るなんてなぁ」

奈古「助けてあげたんだから、今度何かお礼くらいしなさいよ」

タダ「あー・・考えておきます」


ヒデ「そういえばタダクニ、お前体は何ともないのか?」

タダ「え?ん~、少し記憶が曖昧な事以外は特に・・」

モト「そうか・・なら俺らの事は良いから、彼女と行ってやれ」

タダ「彼女って・・ああ、奈古さんを送ってやれって事?」

唐「いや、そういう事だけではないんだが・・」

ヨシ「水臭えなぁ、タダクニ、何で彼女が出来たのに黙ってたんだぁ?」

タダ「はい?彼女?お、俺に彼女なんか・・」

ヒデ「とぼけんなよ・・奈古さんと付き合ってるんだろ?」

タダ「はい!?」

奈古「は!?」

ヤス「えっ?お前らいつの間に・・?」

今週はここまでです
という事で
タダクニは無事に復活したのであった・・
無駄に伸ばしたかなぁ・・
とりあえずタダクニおかえり、ですね

来週からはいよいよヒデノリが4人のとこに戻ります
そうして、またタダクニの出番が減る・・
ではまた来週~

こんばんは
結構久々に書き込みますかね
何も問題はなかったので、約束通り更新していきますよ~
では次からです
いよいよ・・タダクニの件も終わりです
こんな駄文にお付き合いいただいた方はありがとうございました


タダ「いやいやいやいや・・別に俺ら付き合ってなんか・・」

モト「ネタは上がってんだ・・あのタダクニだったものからタダクニに戻すであろう、
手段を持つのがバイト先の女子だった。どう考えても、お前にとって特別な異性だったんだろ?」

タダ「いや・・!?でも・・その、俺の言葉が信じれないなら
奈古さんの言葉を聞くべきでは・・」

ヒデ「こらタダクニ・・そこで女子に力を借りては男が廃るぞ!」

奈古「何か勘違いしてるけど・・あたしとタダクニ君はそんな関係じゃないわよ」

モト「アレ・・?」

唐「本当に違うのか?」

タダ「だから違うって・・」

ヨシ「じゃあ何でお前が戻る手段が、この奈古さんだったんだよ?」

タダ「お、俺が知るかぁ!」

ヤス「お前ら・・ずっとそんな勘違いを?」


ヨシ「だって自然じゃねぇ?」

ヤス「まぁ・・確かに」

唐「違うにしても見送りくらいしてやれタダクニ。
わざわざお前を戻すために、ご足労願ったんだ」

タダ「分かったよ・・」

ヒデ「タダクニも戻ったし、俺もそろそろ帰らせてもらうぜ」

モト「そういえば・・ヒデノリも何かしてたんだよな?」

ヒデ「ああ・・宿題を見てもらってる途中だったんだ、
だいぶ抜けちまったし・・急がないとな」

ヨシ「お前が宿題!?お前・・いつから普通の男子高校生になったんだ!?」

唐「ヨシタケ・・それだと、お前自身普通の男子高校生ではなかった言い方だぞ」

ヒデ「今年は宿題を先に終わらせるって決めたんだよ。
そうだタダクニ・・俺も色々とお前を戻すため奔走したんだ。
礼の1つくらいしろよ。あ、コンビニのポテト奢るとかは無しな」


タダ「ヒデノリが・・俺のために?」

唐「そこは事実だ、動けない俺らの代わりにな」

タダ「・・分かったよ、無茶振りは勘弁してくれよな」

ヒデ「ま、宿題が終わったら考えるさ、じゃあな」ガラ

ヨシ「行っちまったなぁ・・」

ヤス「俺らも帰るか、3人で帰ろうぜ」

タダ「だな・・」

奈古「何でバイトでもないのにこの面子なのかしらね」

タダ「まぁまぁ・・」


ヨシ「じゃあタダクニ・・お前の復活を祝って、
そのうち何処かへ出かけようぜ、明日には俺らも退院できるだろうし」

唐「そうだな、ぱぁっとな・・」

タダ「何処かって・・何処に?」

モト「それを決める所から俺達の夏は始まるんだろう?」

タダ「確かに・・」

ヨシ「よぉ~し・・明日またタダクニの家に集合だ!」

タダ「また俺んちか!まぁ・・いいか」

唐「候補としては・・また海、というのも味気ないか、
どこかのプールとかもありだな」


モト「今から候補言ったら面白くないだろ、
明日に取っとけよ、期待してるぜ唐沢」

唐「ああ、まかせろ」

ヤス「皆・・じゃあな」

ヨシ「おお、お疲れ~。これでお前の出番もほぼ終わりだな、ヤスノリ」

ヤス「何となく分かってはいたがな。
まぁ、原作あれだけだったし、少しは嬉しいさ・・」

唐「奈古さんも・・わざわざありがとうございました」

奈古「別に・・ちゃんとバイト先のメンバーを戻せたからいいわよ、
戻らなかったら困るしね」

タダ「じゃあ3人とも、また明日な!」

バタン


ヨシ「無事にタダクニが戻ったなぁ~」

唐「結構長かったな、だがこれでようやく、
日常が戻ってきたわけだ」

モト「ああ・・そういや、会長達に戻ってきてもらわないとな」

ヨシ「(ヘヘ・・タダクニが戻ってきた、
これでようやくモトハルへ復讐出来るぜ・・)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヤス「じゃあ俺はこの辺で・・」

奈古「ええ」

タダ「今日はわざわざありがとな」

ヤス「気にするな・・また鏡の中のあの子に会えたんだ、
これくらいの時間の消費に見合う代価は得られたさ。
それに俺が出てるssなんて貴重だろうからな」


奈古「いいからさっさと消えなさい・・」

ヤス「お、怒るなよ奈古さん・・じゃあな!」

タダ「ハハハ・・」

奈古「・・・」

タダ「・・・」

タダ「(ちょっと気まずいっ!)」

タダ「(何でって・・さっき彼氏彼女の関係に間違われたし・・!)」

タダ「(そりゃ・・奈古さんは良い人だけど、
そういう関係を望んだか否かで言えば、望んでないけど・・
いや、あのアニメの夢オチからちょっとだけ変な期待はしたかもしれないけど・・!
ありえないよなぁ・・)」


タダ「(奈古さんは顔で決める人だろうしなぁ・・
そんな人に俺は、そういう方面で会話するなんて無理だし・・
顔にも自信は無いしなぁ・・)」

奈古「あのさ・・」

タダ「は・・はいっ!?」

奈古「気まずそうな雰囲気が、ダダ漏れよ」

タダ「」

奈古「さっきの事気にしてるんなら、忘れてくれない?
いつまでも気にしてる方が気まずいわ。
男ならそれくらい割り切りなさいよ」

タダ「ご、ごめん・・それと・・」

奈古「何?」

タダ「ホント・・ありがとう、奈古さんが来てなかったら俺はあの写真のままだったし」


奈古「ああ・・まぁ、そのうち何かお礼くらいしてよね」

タダ「それくらいはさせてもらうよ、何が良いの?」

奈古「そうね・・一度くらい行ってみたい高級料理店があるんだけど・・」

タダ「止めてください!ホント!」

奈古「冗談に決まってるでしょ?
一高校生が高級料理店何かに行こうものなら、出費が痛いしね」

タダ「一応・・俺が可能な事で頼むよ?」

奈古「今は思いついてないし・・そのうち提案するわよ」

タダ「そうしてくれると助かるかな・・何か、
体に違和感があるような・・でさ、今すぐはちょっと困るんだよ」


奈古「何とも無いんじゃなかったの?」

タダ「痛むとかじゃなくてさ・・ほんのちょっとした違和感だよ。
何て言うか・・使ってた道具の型を急に変えて・・みたいな」

奈古「そう・・」

タダ「まぁ体自体は元気だし、心配はいらないよ」

奈古「別に今のタダクニ君なんて心配してないわよ」

タダ「今の・・?」

奈古「・・!」

奈古「・・何でもないわよ」

タダ「そ、そっか」

奈古「この辺りでいいわ、それじゃあね・・」

タダ「(もう奈古さんと別々か・・何だろう、
何か言うべきなんじゃないか?男として・・!)」

祝200!
もうちょいだけ、タダクニのエピローグがありそうです
ではまた明日~

こんにちは
先週出来なかった、以前の分を今日投下出来そうです
ちょっと何時になるかは分かりませんが・・
20時くらいまでには出来ると思います


タダ「な・・奈古さんっ!」

奈古「・・・」ピク

奈古「・・何?」

タダ「あ・・えっと、その・・」

タダ「(勢い余って声に出したけど・・何を言うべきなんだ?
感謝の言葉は言ったし・・お礼もするって約束した。
もう言うべき事なんて無いように思えるけど・・)」

タダ「(何だよ・・何を言うべきなんだ!!
頼むお前ら・・力を貸してくれ!)」


タダ「(・・って、お前らって誰だよ?
俺は電○男みたいに、掲示板に書き込みなんてしてないのに)」

タダ「(落ち着け・・俺は奈古さんに何を言うべきなんだ?
何を・・何を言いたいんだ!?)」

タダ「・・・奈古さん」

奈古「だから何?あまり待たせないでくれる?」

タダ「お、俺・・奈古さんに言いたい事があるんだけど・・」

奈古「・・だからわざわざ呼び止めたんでしょ?
それくらいはこっちも分かるわよ、だから何?言いたい事って」

タダ「・・か、鏡の中のあの子に会えて嬉しかったですッ!」

奈古「・・・」


タダ「・・・」

奈古「・・・わざわざ呼び止めといて、言いたい事がそれ?」ハァ

タダ「あ・・あれ?選択肢間違った?」

奈古「」フゥー

タダ「止めて!その憐れむ顔!」

奈古?「まだまだだね・・」

タダ「どっかで聞いた台詞!?」

奈古「まぁ・・褒められたわけだし、悪い気分じゃないんだけど」

タダ「そ、そうなんだ」


奈古「1つ教えてあげるわ、普通女子ってのはね・・
わざわざ化粧した状態を綺麗、って褒められるよりは、
素で素敵だよって言われた方が嬉しいものよ」

奈古「勿論・・気合い入れて化粧した時を否定されても嫌でしょうけど」

タダ「でも奈古さん・・言っちゃ悪いけど、
今の自分に自信あるの?」

奈古「ホント失礼な人ね・・
バイト先の同僚ってよしみが無かったらぶん殴ってたわ」

タダ「すみません!だって・・奈古さんて顔で決めるんでしょ?」

奈古「ああ、あの時の・・あれは友達の話でしょ?
顔のみで決めるなんて・・その後を考えると浅はか過ぎるわよ。
ま、第一印象的に顔は重要だけどね」


奈古「タダクニ君は顔で異性の全てを決めるの?」

タダ「それは確かに・・顔だけで全ては決めないけど」

奈古「顔が良くたって、極端な話、肥満だったら嫌ね」

タダ「前も言ったけどさ・・奈古さんは異性に興味無いの?
あの時はバイト中だったしさ・・」

奈古「異性に興味ない人間なんて・・余程の人種くらいじゃない?
そういえば・・もっと努力しようぜ、とか上から目線で言ってくれたわよね?」

タダ「ゲッ・・」

奈古「あたしはどう努力するべきなのかしら?
モテてるんでしょ、タダクニ君は?」

タダ「(ヤバい・・今更勢いで言ってしまった等とは言えない)」


奈古「まあどうせ、ただの見栄なんでしょうけど」

タダ「看破されてるッ!?」

奈古「フ・・」

タダ「(あれ、今笑った?)」

奈古「じゃああたし、そろそろ行くわ・・
あたしもいつまでも暇じゃないしね」

タダ「あ・・何かごめん」

奈古「いいわよ・・あたしはこれくらい許せる、
許容力ある女子だしね」

タダ「えっと・・何で誇らしげ?」


奈古「またね・・」

タダ「あ・・うん、また・・」

奈古「・・・」

奈古「異性ね・・こんなあたしにも、
そんな相手が現れるのかしら・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヒデ「だいぶ遅れちまったな・・スレ的には長かったが、
実際は2時間くらいだったか・・」

ヒデ「もっと早く済むと思ったが・・タダクニの件は色々と難解だったしな」

ヒデ「お・・画面の向こうの諸君、喜べ。
また女子が沢山出てきてくれるぞ、俺的には宿題で気が重いけどな・・」

ヒデ「昼飯食ってから、暫くしてカフェ行って・・
勉強後ヨシタケ達に呼ばれて・・今はもう、4時前か」


ヒデ「まぁ・・夏だからまだまだ平気だけどな、
寧ろこの時間から涼しくなるから、捗る・・はずだ」

ヒデ「おっと・・画面の向こうは今冬だったか、
作者も読者もあの暑さが恋しいんだろうなぁ・・」

ヒデ「さて・・ようやくカフェに戻ってきたぞ」

ヒデ「いやぁ・・ただ今戻りましたよ、
随分かかってすいませんでしたねぇ」

妹「ようやくか・・まさかこの件でこんな長いとはな・・
前スレの800くらいから、ずっとあっち行ってたもんな」

文学少女「フフフ・・画面の前の皆、待たせたわね、
この私が出てきたからには・・飽きさせないわ!」

絵美「一言目から全開ね・・」

???「お帰り~、ヒデノリ君」


文学少女「どうやら・・ミッションは無事成功したようね、
私達の助言は役に立ったのかしら?」

ヒデ「そうですね・・あれがなかったら多分解決は無理だったかと」

絵美「じゃあ、ヒデノリの友人は助かったの?」

妹「・・・」

ヒデ「おい・・帰ったら一言くらい謝ってやれよ。
いくら何でもあれはやりすぎだ」ボソ

妹「分かってるよ・・あんな結果になると思わなかったしな」コソ

???「ヒデノリ君の宿題を進めたいけど、
流石にここに居座り過ぎかなと思って・・家に戻ろうと思うけどどうかな?」

ヒデ「気分を変えて勉強・・の段階はとっくに過ぎてるしな、帰るか」


ヒデ「あっ!・・・・・・というまに俺の家まで戻ってきたわけだが」

妹「とりあえず・・どうしたんだろうな、あれ」

ヒデ「まぁ・・予想は付くが」

妹「当たって欲しくは無いけどな・・」

絵美「2人ともどうしたの?」

???「あの人知り合い?」

ヒデ「知ってはいるが・・あの行動理由は知らないな・・」

妹「予想は付きますけどね」

文学少女「見るからに不審者ね・・他人の家の前で普通にあんなことする人は」


ヒデ「(妥当ではあるな・・)」

ヒデ「とりあえず・・ちょっとお前、話しかけてこいよ。
理由は聞かなくても分かるよな?」

妹「率先して話しかけるのは構わないけど、
お前も含めて全員いても問題ないだろ?」

ヒデ「いぃぃやぁぁだぁぁぁ~~~!
何か移されるって!」

妹「お前・・その理論だとあたしだけ犠牲になれって事か!?」

ヒデ「いや・・お前なら感染しないかと。
普段から仲いいんだろ?あの人と・・」

妹「・・・」

ヨシタケの姉「・・・」ブツブツ

ヨシ姉「・・・」シャカシャカ ソワソワ ブツブツ 

ふぅ・・
ようやく先週の分の精算が出来ました
無事タダクニも日常へ戻っていきます

ではまた土日に・・

更新の前に訂正
>218のヒデノリの台詞
移される、ですが
病気を、とかの場合「うつされる」とひらがなの方が適切みたいでした
お詫び申し上げます
では次から更新です


妹「お前もあの人と会話しなかったわけじゃないだろ?」

ヒデ「自分の家の前で怪しげな行動とる人となんて話したくねぇよ!」

妹「・・・」アー

妹「でもあの人が来るって事は、目的はお前のバカ兄貴だろ?
家にいないから待ってるのか、居留守かは知らないけど・・」

ヒデ「兄ちゃんの事を伝えろって事か・・」

ヒデ「分かった・・でも話しかけるくらいはしてくれ、
もし兄ちゃんの事ならそれだけ答える」

妹「分かった・・ま、間違いなくそうだろうけどさ」

妹「こんにちは・・どうかされたんですか?」

ヨシ姉「あ、メイちゃんじゃーん!
・・って友達?と・・ユウスケさんの弟じゃん!」


妹「何してたんです?このバカの家の前で」

ヨシ姉「ユウスケさん待ってるんだけど~、
全然出てこないのよね、もしかして出かけてんの?」

ヒデ「え~っと、確か朝から出かけていたような」メヲソラス

ヒデ「(この人と目を合わせたら、何かうつされそうで怖い!
なるべく目を逸らし、事務的に答えるんだ!)」

ヨシ姉「どこ行ったか知ってるわよねぇ?」

ヒデ「そこまでは・・言ってなかったような・・」

ヨシ姉「何しに出かけた?」

ヒデ「(うわぁ・・これ絶対大した情報持ってないと見なされてるよ!
さっきよりも話し方が雑になってる・・)」

ヒデ「確か・・ナンパがどうとか・・言っていたような」


ヨシ姉「ユウスケさんが・・ナンパ!?」

ヨシ姉「」ブツブツブツブツ

ヒデ「(以前より重症だな・・確かに今夏だから、
またおかしくなったのかもしれんけど)」

ヒデ「(この人・・病んでるよなぁ、絶対)」

ヨシ姉「」カッ!

ヨシ姉「ユウスケさぁぁぁぁぁん!」ダダダダダ

ヒデ「行ってしまったか・・兄ちゃん、あの人と会わない事を祈ってます」


ヒデ「ただいま~!
本当に兄ちゃんは家にいなかったようだな・・」

妹「あたしはてっきり居留守かと思ってたけどな」

ヒデ「とにかく・・宿題進めないとな」

???「そうだね・・メイちゃんは殆ど終わっちゃったから、
ヒデノリ君だけだよ」

ヒデ「俺1人勉強って・・何か寂しい」

文学少女「寂しいなら・・私に背中を預ければ・・」

絵美「それ意味ないでしょ・・」


ピポッ ピポッ ピポッ 

???「あれ?おかしいなぁ・・もう夏休みの宿題やる時間終わり?」

ヒデ「まただらだら宿題やってばかりなのもシーン的に飽きられるかと思って・・」

文学少女「現実はもっと辛い・・」

絵美「さっきからその決め顔は何なの?」

ヒデ「兎にも角にも、全体からみて1/8くらいは進んだか・・」」

ヒデ「いつもより3倍くらいは捗ったな」

妹「もう6時半か・・」


絵美「ねぇヒデノリ・・明日はどこか遊びに行こうよ」

ヒデ「どこかって・・何処へ?
この町はあらかた教えた・・わけでもないけど、大体行っただろ?
俺が良く行くとこ。それ以外だとこのss限定の場所になるぞ?」

絵美「別にいいんじゃないの?それで」

ヒデ「そっか・・いいのか。そうだな!
今日宿題たんまりやったし、たまには遊ぶか!」

絵美「賛成ーー!」

文学少女「話しの流れ的にも、
画面の向こうの読者の期待的にも、
私達も同伴するべきよね?」

???「ど、どうなのかな?」

妹「今まで出番なかった分、行きましょうよ」

???「皆メタ発言ばっかりだなぁ・・」


絵美「結局こうなるのかぁ・・予想はしてたけどね」

妹「どこ行くんだよ?」

ヒデ「俺に振るの!?」

文学少女「あなたが提示したところなら何処へでも・・」

ヒデ「(レベル高っ!)」

妹「(仕方ねぇ・・たまには手助けしてやっか。
どうなるのかも見ものだしな)」

妹「せっかく夏なんだし・・プールなんてどうですかぁ?」ボウヨミ


絵美「あたし、田舎の川で遊ぶから・・プールって初めてかもしれないわ」

???「そっかぁ、絵美さんのとこはプールがそもそも無いんだね」

文学少女「フフフ・・次回は風と水のコラボね!」

ヒデ「ちょっと待て!」

妹「どうかしたか?」

ヒデ「どう考えてもおかしいだろ!」

妹「(お・・ついにこいつもデート紛いって自覚が・・?)」

ヒデ「そんな恋愛ジャンルのラノベみたいな展開はおかしいって!
男子4対女子4ならまだしも、男子1だからね!
ここは女子4のみで行った方が、健康的なお色気シーンで、
世の需要にも答えてるって!」


ヒデ「大体な・・、こういう時って何かしらよくない事が起きるものだよ?
男子1だけいるとさ・・ほら、なんて言うの?
嫌らしい展開が望まれてるみたいで・・」

ヒデ「・・・って、もう翌日でいつの間にか大きな
プール施設に来てるぅぅぅぅ!!」

妹「遅いな・・お前はジ○ンのザ○並みに遅ぇよ」

ヒデ「何これ?あれから色々と行く場所を議論するシーンとかは?」

絵美「ん~・・学生の議論なんて結局曖昧よ」

???「アハハ・・いつの間にか施設の前だね」

文学少女「ウーン・・失敗したわね」


???「どうしたの?」

文学少女「水着選びで色々悩むシーンを入れておけば、
私達女子組の人気も上がったのに・・と後悔した」

文学少女「更に・・彼から意外な面が見れてちょっと嬉しい、
的な展開も入れるべきだった・・」

絵美「ハイハイ・・」

妹「因みに・・あたし達がどんな水着なのかは、
想像で補えよ」

ヒデ「おいおい・・マジかよ」

ヒデ「(やっべーよ・・これ絶対変だよ。
どうせ読者的には俺が痛い目に遭う事期待されてるんだろうな・・)」

ヒデ「(しかも・・このプール、何か悪い予感がするよ!
施設的に悪いとかじゃなくて・・出くわす人で地雷臭がするよっ!!)」

と、言う事で今日はここまで
急展開でプールに・・
さて、誰と出くわすかな?
また明日!

すみません
日曜は20時くらいからと決めてましたが
遅れると思います
何時からかは未定です
誠に申し訳ないです


妹「一応言っておいた方がいいのか?」

ヒデ「・・何を?」

妹「いや・・ここがどういう施設なのかさ。
画面の向こうの読者に配慮して、現実にあるプールの施設を言った方が、
分かりやすいだろ?」

ヒデ「あれだよ・・ありきたりだよ。
西○園遊園地とか、東京で有名なとことか思い出してもらえばいいだろ?」

???「CMで有名なのは・・夏だ!サマーだ!とかってやつかな?」

ヒデ「と○まえんでも大○ロングビーチ何でもいいよ!
とにかくあれだ・・流れるプール然り、波のプール然り、
スライダーとか何やら色々充実してるとこだって」

妹「いいかげんだな・・」


文学少女「私の新しい形態に、見惚れなさい・・」

???「せっかく買った水着って言った方がいいと思うよ?」

文学少女「・・・」//

???「そういえば・・やっさん、その髪、
水に入る時は邪魔じゃない?」

文学少女「そうかもしれないわね・・
でも私のために吹く風は、こんなものには阻害されない」

ヒデ「せっかく長いんですし、思い切って髪型を変えてみましょうよ」

絵美「ヒデノリがそう言うんなら、やらないわけにはいかないわよね?」ニシシ

文学少女「・・・」

妹「(絶対変な髪型にしようとしてるな・・)」


更衣室

ヒデ「どうすっかなぁ・・」

ヒデ「あいつらと遊ぶ時は何でも変な事思いつくんだけど・・」

ヒデ「これやれば面白くなりそう!・・とかさ」

ヒデ「でも彼女ら相手だとな・・結構気使わないとな」

ヒデ「そもそも・・女子慣れしてない俺に、
この比率でどこかへ遊びに行けって無理だろ・・」

ヒデ「あ~・・ハーレム系のラノベか漫画読んでおくんだったなぁ」

ヒデ「ギャグ漫画ばっかだと、こういうシチュエーションじゃ役に立ちゃしねぇ・・」

ヒデ「おまけに・・何か起こりそうで怖いな」


プールサイド

ヒデ「・・・」

絵美「おーいヒデノリ、こっちだよぉ!」

ヒデ「ちょっと安心したぜ・・妹よ」

妹「え、あたし?」

ヒデ「お前があの兄貴と同じ感性の持ち主でなくて良かった!」

妹「?」

ヒデ「お前の兄貴な・・俺らと海行くって時に、学校の指定水着だったんだぜ」

妹「ウワー・・同じ家族としてダサいと思うわ、それ」


ヒデ「にしても・・結構まともな水着だな、妹よ」

妹「そうか?」

ヒデ「同じ家の下にいるとは思えんほど、タダクニとはセンスが違うな」

妹「褒められてんのか?比較対象を変えて欲しいな」

ヒデ「いやいや・・純粋に褒めてんだぜ?
こんな時でも下にちょっとスカートみたいなのがある水着とはな」

ヒデ「お前の事だから何かこう・・ほら、はがないの夜○みたいな
全く色気のないものかと思ったが・・
読者の心を掴むの上手いな!」

妹「知らねぇよ!!・・ってか、あんなの選ぶのは女子として終わってるだろ・・」

ヒデ「普通に囚人服だったもんな、あれ。ホントお前は普通な赤でよかったよ」

妹「おい・・あたしの水着の詳細が分かりつつあるじゃねぇか」


絵美「あたし達のは褒めてくれないの?」

ヒデ「お前の水着はアニメでもちょっとだけ出たからな、
ああいう感じを想像してくれ」

絵美「・・あたしの扱い雑じゃない?」

ヒデ「年相応でいいんじゃないか?
変に冒険するよりはな」

ヒデ「・・にしても、お前の肌、焼けてるから目立つな」

絵美「そうなの?」

???「日焼けサロンとかでって人もいるだろうけど、
絵美さんのは自然なんだろうね」

絵美「何それ?肌をわざわざ焼きに行くの?
あたし小さいころから山とか川走り回ってたから・・」


ヒデ「そうか・・お前は水着ではなく、その天然の部分で攻めるキャラだったんだな」

絵美「攻めるって?」

ヒデ「誇っていいぞ、天然で肌が焼けてるキャラなんてそんないないって。
元から黒人みたいなのなら別だが、
長年野山を駆け巡って、いつの間にか・・ってのは稀有だ!」

絵美「ほえ・・?」

文学少女「ンー・・確かに、私にはそんな真似は出来ない。
それは間違いなくあなただけのキャラよ」

絵美「何か良く分からないけど・・あたし、あんたに勝ったのかしら?」

文学少女「素直に負けを認めるわ・・」コクリ

絵美「よし!」グッ


妹「盛大に乗せられてますね・・」ボソ

???「だよねぇ・・」コソ

ヒデ「で・・2人は白系の水着ですか」

???「私は元々持ってたのがね・・」

ヒデ「???さんだけ短パン系ですね、女子は友人同士で行く場合、
あまり被りたくないですよね」

???「そこまで深くは考えなかったけど・・」

ヒデ「俺が友人と行った時は色違うだけで雑だったからなぁ、
誰も上に何か羽織ったり・・とかしなかったんですよ」

???「男子はそういうの、疎いのかもね」


ヒデ「そういえば・・髪、纏めてアップにしたんですね」

文学少女「サイドテールとかも考えたけど、
私には合わないかと思って、無難なのを選んだ」

絵美「もっと変な髪型でヒデノリを笑わせてあげようと思ったんだけど・・」

ヒデ「いや・・彼女には充分笑わせてもらってるから不要だ」

妹「納得」ウンウン

文学少女「私の水着の詳細は・・語った方がいいのかしら?」

文学少女「そう・・まずは清純さを強調するために白と決めていて、
でも1色だと単調過ぎると思い、青が混じったものを選択。
そして過剰なのは法的に良くないと思い、ビキニ系でスカート付きに、
上に軽く1枚着させてもらったわ・・」


妹「よく自分の水着を正確に言えますね」

文学少女「全くもって、恥ずかしくない格好だからよ」

ヒデ「女子ってやっぱり、水着選びには苦労したり、
実際にプールで着て恥ずかしがったりするもんなの?
やっぱ周りの目とかあるし・・」

絵美「そもそも・・着て恥ずかしいものなんて選ばないわね」

???「ウーン・・楽しさ半分、気恥ずかしさ半分てとこかも」

妹「とりあえず・・男が寄ってこないものを選んでるかも」

ヒデ「(思考的には○空に似てるかもな、この人)」

文学少女「自分で選んだのは初だったから・・
私の意見は参考にしないで欲しいから黙秘させてもらうわ」

???「(これは恥ずかしがるタイプだね・・
やっぱり、無理してたのかな)」(笑)

妹「(晴着とかは初めて・・って感じだしなぁ)」

今週はここまでで

ご報告
もしかしたら1、2週ほど
休載するかもしれません
決定の変更とか、明確に決定とかあればまた書き込みますが・・
ではまたそのうち・・

因みに高校生は、ある人は今日はセンター試験だったんですね
高校生が見てはいないと思いますが、
男子高校生の日常のssを書いてる身なので一応・・
高校生のみなさんお疲れ様でした

はっは、風邪引いたから雪関係ないぜ

男子高校生+雪合戦=

>>255
下着が透ける(男子の)

>>256
透けて誰得なんでしょうか・・(笑)
喜劇(悲劇)ではあるけど
>>255
女子を賭けた戦い、とかだったり・・?

では久しぶりの更新でっす
なお作中は夏なので雪の話は・・
あ、季節飛ばせば良いのか


妹「(さてと・・画面の向こうの皆、あたしってどうすべきだと思う?)」

妹「(だいぶ間が空いてるから忘れてると思うけど、
そもそもプール行こうって言ったのあたしなんだよね)」

妹「(さてそこで質問だ、文だけのssとはいえ、
あたしがタダで大衆に水着姿をお披露目すると思うか?)」

妹「(あたしも一応女子高生だしさ、無償ってのは何かねぇ・・)」

妹「(え?じゃあ、何でプールにしたかって?)」

妹「(そりゃもちろん・・)」

妹「(場をかき乱すために決まってんだろ・・!)」


妹「(プールってやっぱさぁ・・こんな薄い布1枚で男女問わず
遊びに来てんだぞ・・いつもの何気ない行動が何となく気恥ずかしくなる場所じゃん・・?)」

妹「(あたしはあの3人とあのバカの、
プールという場所での、急接近&ちょっと気まずいけどドキドキ、を見るために来てんだよ)」

妹「(・・ってか、あたし自身はあんまプールなんて好きじゃないんだよね)」

妹「(何て言うかさ・・ま、理由はどうでもいっか)」

妹「(お前らも一緒にあの3人の戸惑うとこ楽しもうじゃねぇか)」

妹「(さぁて・・誰を急接近させるかな♪)」ワクワク


ヒデ「(よう・・画面の前の皆さん、男子高校生のヒデノリです)」

ヒデ「(女子4人と何か大きなプールに来たわけですが、
何かいやぁ~な予感がするんだよね)」

ヒデ「(何だと思う?)」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(え?タダクニの妹が何か企んでるって?)」

ヒデ「(ないないないない!)」

ヒデ「(そんな姑息な事企む人じゃないって)」

ヒデ「(あの人はね、何か嫌な事あったら1発殴ってスッキリ、
って子だからな。結構純粋な子だから!あんま人を疑っちゃいけません!)」


ヒデ「(でさ・・話を戻すが、この嫌な予感なんだが)」

ヒデ「(どうも・・会うとヤバい、って感じの人々がいそうで嫌なんだよな)」

ヒデ「(え?それが誰かって?)」

ヒデ「(それが分かれば苦労はしないんだけど・・)」

ヒデ「あ・・」

絵美「どしたの?ヒデノリ」

ヒデ「うん・・別の意味で会っちゃいけない人見つけちゃった」

絵美「誰?」

ヒデ「あそこ・・」

絵美「?」

一発殴ったら全部すっきりって上条みたいだな

なお、上条さん
1発殴って終わり、だったのは
ステイルとか結構少数
オリアナとかは何回も殴ってますね


「離してぇぇぇぇ!」

「いいじゃないっすかぁ・・ユウスケさん、腕くらい・・ンヒヒ」ガシッ! ギリギリ

「いぃぃやぁぁだぁぁあぁぁぁ・・・・!」

「来いっつってんだろぉぉぉ!」

「ああぁぁぁぁあぁぁっぁああああ!」

ヒデ「・・・」

絵美「・・・」

???「・・・」

文学少女「(哀れ・・)」

妹「(過激だ・・)」

ヒデ「(無念だ・・兄ちゃん)」


ヒデ「ま、あっちはあっちで忙しそうだし、
無視しておけばいっか」

???「え、無視でいいの?あれお兄さんだよね?」

ヒデ「あれ(ヨシタケの姉)に関わるとロクな事にならないんですよ」

???「そ、そうなの?」

ヒデ「ああ、あの女の人な、弟が俺の親友の1人で」耳元ボソボソ

???「(え・・え・・顔近いよぉ)」//

妹「(・・って、あれぇ~~?あたしが手を下さずとも、
イベント発生か!?ま、見ごたえはあるかな)」ニシシ


絵美「ヒ、ヒデノリ、ウォータースライダーでも行こうよ!」

ヒデ「お、そういうの久しぶりだな」

???「(は、離れてくれた・・)」ホッ

絵美「よし、じゃあ行こう行こう!
早く滑った方が勝ちって事で」

ヒデ「お前な・・こういうとこでは競争事はご法度だ。
そもそも1つしかないのにどうやって競争するんだよ」

文学少女「任せなさい・・私が追い風で、
あなたを誰よりも速くしてあげる」

絵美「あんたねぇ・・都合よく風が起きるわけないでしょ?」


ヒデ「風か・・じゃ、俺は逆の向かい風を起こして誰よりも
遅く滑り降りるぜ・・」

絵美「あ、あれ?」

文学少女「何てこと・・このスライダーであえて遅く滑ろうなんて・・
そのために風を使おうなんて・・盲点だった」

ヒデ「ハッハッハ・・俺はあなたの常に上を行く・・!」

文学少女「ムゥ・・私ももっと精進して追いつかないと・・!」

絵美「ちょっと!あたしは置いてきぼりかっ!」

妹「・・・」

妹「(アレ・・?あたしの役目って不要?)」


妹「(いやいや!あの人が少し特殊なだけだって!
普通に楽しんでるけど、ちょっと肌と肌が触れ合ったら赤面するって!)」

妹「(スライダーかぁ・・ときたら、攻めるとすればあの手かな?)」

スライダーに並ぶ列

妹「(よしよし・・これは2人一緒に滑るタイプだ。
ここで誰をあのバカと組みにするか・・?)」

ヒデ「俺ら5人だからなぁ・・どうやって分かれようか?」

妹「(これだよ・・この話題!)」

ヒデ「どうやっても、1人になるのが避けられないなら・・」

絵美「あ、じゃあ私がヒd」

ヒデ「あ、男子俺1人なんだから俺が1人寂しい役をやるのが当然か!」

絵美「」


妹「(おい!それじゃ何の意味もねえだろうがっ!!)」

妹「(話的に、なんにも面白くねぇぞ!)」

???「あ・・えっと、私1人でいいよ?
こういうの1人でも楽しめる派だから・・」

妹「(何ですか!?その貴重な人種!
っていうか、それ暗にボッチ属性って告白してるような物じゃ・・)」

ヒデ「え?こういうの1人で楽しむコツってあるの?
2人乗りの物だから、複数で楽しむのが普通とばかり・・」

妹「(お前がそこに食いつくんかいぃぃぃッ!)」

妹「(・・って、ツッコミに夢中になっちゃった。
これも血か?しっかりしろあたし、こういうとこで修正するのがあたしの役目だ)」

本日はこの辺で
このssの設定で雪合戦したら、
女子だから大変な事になりそうですね・・
透けるって点で(笑)
あ、あの異常な女子高生3人+唐沢と
このメンバーだったら面白そうなことになるかも・・

ではまた明日

>>270
羽原以外が死ぬだけかと

>>271
タダクニの妹すらも生き残れないのか…

少しだけ
タダクニの妹vs羽原…とか考えたのに(笑)
確か文学少女と知り合いなんですよね(高校が一緒)

>>272
石混ぜるかもしれなくて…

>>273
連レス失礼します
しかも「一番手強い人を最初に潰そうとする」かも知れないからヤバイんではないかと


妹「あ、あたしが年齢的に1人だけ下なんで、1人でいいですよ~」

妹「(・・っていう感じで、否が応でもあのバカを誰かと組ませる!)」

???「あ、じゃあ先に行くね」

ヒデ「わざわざ1人寂しい役を率先してくれるとは・・あとでそのコツをお願いします」

???「え?う、うん・・」

妹「(って、バカぁぁぁぁ!1人行かせやがったぁぁああ!)」

ヒデ「?」

妹「(コ、コイツ・・ホントバカ!選択肢を自分から減らすか普通!?)」


妹「(いやいや・・ここは柔軟に行け、あたし。
あの喧嘩ばかりの2人に絞られたんだ、
こっからが面白くなるさ!)」

ヒデ「さてじゃあ、4人になったし、
どういう組にするか・・?」

文学少女「ここは当然、私とあなたで逆風を起こし、
如何に遅く進むかを実践するべき」

絵美「あんたねぇ・・ここは公共の場なんでしょ?
そういうのは他の人に迷惑じゃないの?
ここは常識的なあたしとヒデノリが行くべきよ!」

文学少女「私達の間に・・常識は通用しない」

ヒデ「どこのレベル5の台詞だよ・・」


妹「(案の定揉めてるな・・ここはどうかき乱そうか・・?)」

妹「(ここはやっぱ、あの2人のどっちかにつくのがいいかな)」

妹「(どっちの願いを叶えるために動くか・・)」ウーン

妹「(ここはやっぱり、文学少女こと、やっさんさんにしよう)」

妹「(いつもの態度からどれくらい崩れるか楽しみだな)」ニシシ

妹「あの・・私、年下で不安だからまともな人と滑りたいです・・」


妹「(こんな感じでどうだろ・・)」

妹「・・・」

妹「(・・・ってあたしのキャラじゃねぇ!)」

妹「(っつーか、スライダーごときで年下で不安とかおかしいだろ!
小学生かっ!)」

妹「(しかもまともな人で絵美さんを指定、って事は、
あの人をまともじゃないって言ってるようなもんじゃねーか!!)」

ヒデ「ハァ・・2人とも何か奇妙な事で相変わらず揉めるよなぁ」

妹「(お前を取り合ってるんだよっ!いい加減気付けっ!)」


ヒデ「俺と楽しみたいのは分かるけどさ・・」

妹「(・・って何だ、いくらバカでもそこは分かってたか)」

ヒデ「でもいくら俺が多少面白い人間で、
一緒に滑ればこのスライダーをより楽しめるからって、喧嘩してちゃ意味ないだろ?」

妹「(・・・もうツッコまねぇぞ、いや言うわ。
やっぱこいつバカだ)」

ヒデ「そこはほら・・ね?少しは譲り合う精神をさ・・」

妹「(ふ~ん・・意外と平和的な解決を図ろうとしてたのか。
どっちかに譲る試みを自然に引き出させようと・・)」


ヒデ「よし、じゃあここは平和的に、2人が一緒に乗るんだ」

妹「・・・・・・・・ハ?」

ヒデ「互いに俺と乗りたいのは分かった、
けど言い争ってばかりも良くない、互いに譲りそうもない、
なら、素直に俺と乗る権利を、タダクニの妹に譲るのだ」

妹「(だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁ~~~・・それじゃ意味ねぇだろっっ!)」

ヒデ「お互いに俺と乗りたいが、互いに俺と乗れないなら、
何とか納得できるだろ?」

絵美「う~ん・・あたしがヒデノリと乗れないのは何か癪に障るけど、
こいつとヒデノリが乗れないって確実なら、まぁいいわ」

文学少女「私とは別で風を起こしたいと・・
そして私にはあなたの従妹と乗る事で試練となると・・そういうことね」

絵美「何が試練よ・・こっちだって嫌なんだから、
あたしの方がよっぽど試練じゃない」


ヒデ「・・って事で行くぞ、妹よ」

妹「あ、あれ?」

ヒデ「あの2人、ああしてどうでも良い喧嘩ばかりしてれば仲良くなるさ」ハハ

妹「(なぁ~に、俺、良い事してあげたぜ・・みたいな爽やか笑顔浮かべてんだぁぁぁ!)」

妹「・・っていうか、あたし結局何も出来てねぇ!」

ヒデ「何いきなり大声出してんだ?次俺らが滑る番だぞ」

妹「げ・・もうスライダーの目の前かよ(今更乗る組みを変えようとは言いづらい)」

ヒデ「どっちが良いんだ?前と後ろ好きな方選べよ」


妹「(仕方ねぇなぁ・・ここは素直に滑って、また考えるか)」

妹「(あ・・でもこのタイプのボートってどっちが女子のあたし的にいいんだ?)」

妹「(こいつの両足の間に、あたしの頭が来るのなんて何かヤダし、
かといって、あたしの両足の間にこいつの頭が来るのも・・)」

妹「(あれ・・?ウォータースライダーってこんなに変な思考に陥るものだっけ?)」

ヒデ「(何黙って考え込んじゃってるんだ・・?まさか・・
『こいつの両足の間に、あたしの頭が来るのなんて何かヤダし、
かといって、あたしの両足の間にこいつの頭が来るのも・・』
とかって考えてたらヤダなぁ~・・)」

ヒデ「(ハハハ、まさかな。このタダクニの妹が、
俺相手にそんな女子みたいな考え浮かぶわけないじゃん(笑))」

ヒデ「(おい、画面の向こうの諸君、変な期待を俺に送るなよ)」


ヒデ「(そうだなぁ・・ここは思い切って言ってみるか。
そうすりゃ、俺の言った方を嫌がって逆を選ぶだろう)」

ヒデ「(多分、俺が後ろの方がいいだろうから・・)」

ヒデ「よし、じゃあ俺が前でいいか?」

ヒデ「(こう言うと・・)」

妹「はぁ!?あたしの足の間にお前の頭が来るとか最悪!」

ヒデ「(こうなって、自然と俺が後ろに・・)」

妹「・・・」

ヒデ「(おぅふ!まさかの無言かい!)」


ヒデ「(何、まさかこの人・・いやいや、そんなベタな展開無いって)」

ヒデ「(確かめよう)」

ヒデ「よし、妹よ、お前は前だ」ガシ

妹「・・・え?」

ヒデ「ほらほら、後ろに人待たせてんだから」

妹「え、ちょ、まだ悩んで」

監視員「じゃ、行って良いですよ」グイ

ヒデ「ワハハハ!行くぞ、タダクニの妹よ!」

妹「ちょっと待て、前って確か・・ウベ!?」

ヒデ「(あ~あ、前を向かないからそうなるんだ。
急のカーブに上手く体を捻らないからだぞ、舌噛んでないよな?)」

今日はこの辺で~
また来週
雪かきで疲れたのか・・眠い


バッシャアアァァァ・・・

妹「」プカ

ヒデ「(前って、最後の着水時の慣性強いから、
油断すると落ちる事あるんだよな、余程変な乗り方してなきゃ平気だけど)」

ヒデ「(・・って最もな説明したけど、普通は落ちないから!
現実でホイホイ起きてたら問題だから!)」

ヒデ「おい・・こんな浅い所でいつまで
アイテムの滝○さんみたいに浮いてんだ?」

妹「・・プハ」

ヒデ「おいおい、まさか最初のスライダーで疲れてんのか?
体がもたんぞ」

妹「うるっさいなぁ・・平気だっつの」


ヒデ「さっさと出るぞ」

妹「分かってるよ、後ろに人がいんだしな」

ヒデ「(その後、他にも色々な種類のプールに行ったのだが、
何故かタダクニの妹は積極的ではなかった、あまり水に浸かろうともしない)」

ヒデ「(え?そんなにスライダーでちょっと怖めの前にしたからって
怖いのが尾を引いてんの?)」

ヒデ「(まさかな・・でも、まさか・・?)」

絵美「もう少しでお昼食べようよ」

???「でも、12時近くって店が混むよ・・?」

絵美「じゃあ~・・あれだけやってお昼にしようよ」


文学少女「あれ・・とは?」

絵美「あれ」

ヒデ「・・・飛び込み台?」

絵美「水深3m以上のプールだってさ、足がつかない深さって面白そうじゃない?」

???「最大8mの高さから、あとは5m、2mからなんだね」

ヒデ「ほう・・中々面白そうだな」

絵美「当然1番高いとこからよね?」

ヒデ「滅多にないよな、こういうの。選択肢は・・1つだな」

絵美「そうこなくっちゃ」


???「私は・・5mからでいいかなぁ、
上がってみると怖そうだし・・」

文学少女「私も当然、最も高い頂から・・」

ヒデ「タダクニの妹ならこんなの怖くないよな?」

妹「え・・、た、多分」

ヒデ「何だよ・・いつになく弱気じゃねぇか」

妹「そ、そんなことねぇし・・」プイ

ヒデ「(やっぱりこの人・・もしかして)」

妹「(つい勢いで言ったけど、何の話だっけ?
自分の無力さに嘆いてたら、話聞くの忘れてた・・)」


妹「・・って、飛び込み台!?
しかも8mの高さから!?」

ヒデ「え・・散々話してたけど」

妹「」

ヒデ「まさか、あのタダクニの妹様がこの程度の高さが怖いなんてことは・・」

妹「あ、ああ、別に怖くねぇし!」

絵美「だよね」


絵美「よし、行くわよヒデノリ!」

ヒデ「見よ!俺の華麗なるバック宙飛び込み!・・って、結構怖かったぁぁぁ!」

絵美「え、こんな高さが怖いの?」ケロ

文学少女「・・予想外の恐怖心が、私達を襲った」

ドブン!

???「・・プハ!・・5mにしておいて良かった。
皆頑張ってね」

ヒデ「くそう・・周りからの期待には答えねば・・!」

絵美「じゃ、お先ー!」

サブン!

絵美「プハ!・・こんなもんかぁ」


ヒデ「何の躊躇いも無く・・だと?
あいつ女勇者だったのか・・」

文学少女「たまにはやるわね・・」

ヒデ「よし・・俺らも行くか」

文学少女「」コクリ

ヒデ「あ・・流石に同時はまずいですよ?」

文学少女「・・・」シュン

ヒデ「よし・・超気持ちいっ!」

バシャン!

絵美「それって終わった後に言う事じゃないのっ!?」


ヒデ「フゥー・・足場が付かないプールってのも初めてだな」バシャバシャ

絵美「どってことなかったでしょ?」

ヒデ「終わってみるとな、後の2人は・・」

文学少女「・・rough」キリ

バシャン!

ヒデ「おいおい・・随分前の漫画だな、
確かにあれのヒロインも飛び込みだったが・・」

文学少女「い、意外と面白かったわ」

絵美「強がっちゃって・・」

文学少女「漫画の話だけど?」

絵美「飛び込みの感想じゃないの!?」

ヒデ「それは俺も思った」


妹「・・・」

ヒデ「おーい、どうしたタダクニの妹、
まさか高所恐怖症なんて言わないよな?」

妹「んな設定ねぇよ!」

ヒデ「早くしないと、昼飯が遅くなるぞ」

妹「そうなんだけどさ・・」ツル

妹「あ・・・」

バッシャーン!

ヒデ「・・今の入り方、ヤバくね?」


ゴボゴボゴボ

妹「(ヤベ・・変な体勢で入ったし・・)」

妹「(それにあたし・・実は水の中って・・苦手なんだよな)」

妹「(ああ・・あれはあたしが小さい頃だったなぁ)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

妹「(確か・・あの兄と川で遊んでた時)」

妹「(ヒーローごっこだったかなぁ・・あたしの100発100中の蹴りが初めて避けられて)」

妹「(偶然少し深いとこに入っちゃって・・焦って泳げなくて)」

妹「(その時あいつ、助けようとしなかったんだよなぁ・・)」

妹「(後で理由聞いたら、ヒーローごっこの一環で、
泳げないふりして隙を突くつもりかと思った、とか・・)」

妹「(それ以来・・あたし、水が・・)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日はこの辺で
また明日・・

明日もまた雪かきかぁ・・


ガシ!

妹「(誰だ・・?あたしの手を引くのは)」

?「しっかりしろよ・・テメェは、
こんなんでやられる女じゃねぇだろ・・?」

?「諦めてんのか?だったら、
俺が手ェくらい引いてやっからよ・・」

妹「(この声質・・そしていざって時の頼りがいがある感じ・・
まさか・・あの銀髪の・・!)」

ザバッ!

妹「ガハッ!」

ヒデ「・・ったく、しっかりしろよ」

妹「お、お前・・」ゴホゴホ


絵美「ヒデノリすっごぉ~い!」

文学少女「流石・・」

文学少女「(私もあんな風に手を引いてもらいたい・・)」

???「大丈夫?メイちゃん」

妹「・・ゴホゴホ、だ、大丈夫です」

ヒデ「お前に何かあったら、タダクニに合わせる顔がねぇぜ」

妹「・・・」


???「ちょっと、タオルでも持ってこようか」

絵美「あ・・監視員さんに説明すべきかな」

文学少女「手短に済ませましょう・・」

ヒデ「2人になってしまったか」

妹「・・・」

ヒデ「・・ってかさ、高所恐怖症じゃなくて、
実はカナヅチだったってパターン?」

妹「・・・」

ヒデ「通りであんま水に浸からなかったわけだ」


妹「ちげぇよ!どこのソード○ートの主人公の義理の妹だ!
後付け設定にしても無理やりすぎだっつの!
・・ってか、中の人的にも違うっつうの!!」

ヒデ「じゃあ、何で」

妹「飛び込みの前に変な体勢になっちまったからだよ、
ま、あの回想は・・ssオリジナルの設定だけど」

妹「言っとくが泳げないってわけじゃないぞ、
ただ、足がつかないほどの深さは・・ほんの少し苦手ってだけで」

ヒデ「あー、ハイハイ、もう深くは聞かねぇって」


妹「(何か嫌な事思い出したせいで、
ホントにプールで嫌な事あったのも思い出しちまったな)」

妹「(にしても、さっきのって幻聴か?
だよな・・このバカがかっこよく見えるわけがねぇって。
せいぜい吊り橋効果ってやつだろ)」

妹「・・・」

ヒデ「まぁ、その・・なんだ、飛び込み前に声かけた俺も悪かったかもだし、
あれで油断したそっちもそっちだし、お互い様だ」

妹「・・そういうことにしてやるよ」

ヒデ「ほら、さっさと昼飯買いに行こうぜ」ポン


妹「っ!?」

妹「お、お、・・・お前!」パシ

ヒデ「へ?何肩に手を置いたくらいで狼狽えてんの?」

妹「あ・・あのなぁ、ここはプールだぞ!?
こんな薄い布1枚だけなんだから、普段の何気ない行為だって過敏になるんだよっ!」

ヒデ「えぇ~・・俺らってそういう事気にする関係だったっけ?」ポリポリ

妹「(寧ろ何でお前は気にしないんだよっ!
あれ・・?あの3人をこういう目に遭わせるはずだったのに、あたしが遭っちゃってる?)」

ヒデ「・・ってかさ、今更服を介さずに肩を触れられるなんて、
俺らには本当に大したことじゃないんじゃないの?」


妹「え?」

ヒデ「え?違うの?今更すぎないか?」

妹「・・・」

妹「(え?あたしとこいつってそんな距離近かったっけ・・?)」

ヒデ「?」キョトン

妹「(え・・?え・・!?あたしら何かしたっけ!?
ちょっと待て!読者的にもあたし的にも、
あの3人と少し距離が近くなって、何だかんだで羞恥心が極限までになった1人が
こいつをぶっ飛ばすオチなんじゃなかったの?)」

妹「(何であたしが羞恥心というか・・青春してる、みたいな展開に?)」

ぶっ飛ばすキャラがお前と絵美くらいな時点で既に崩壊している


妹「(いやいや、あたしがこのバカを意識するはずが・・)」

妹「(・・って、ちょっと待てえぇぇ!
言った時点で意識してるようなもんじゃねぇの?こういうのって・・)」

妹「・・・」チラ

ヒデ「何だよ・・そんな不思議そうな顔して、
だから、俺らって既に・・」

妹「(な、何だよ・・そんな距離が近くなるような事した覚えは微塵も・・)」//

ヒデ「俺ら(メイン3人)って既に、もう何回もタダクニの妹の下着見ちゃってるじゃん?
今更肩を触った程度で狼狽えるのは不自然じゃないか?」

妹「」ピシ


妹「・・・」

妹「」ブチリ

妹「あたしの青春を、返せええぇぇぇぇぇええ!!」

ドッゴオオオオオオオォォォ・・!

ヒデ「も、ホロビチッチ非不連続面・・!」

ヒデ「(もう・・そんなベタすぎる展開は、って言おうとしたのに・・
言えなかったぜ・・)」

バッシャアアアアアァァァアアアアアア・・!

ヒデ「」

ザッ!ザザザザ・・!

ヒデ「(友よ・・俺は何を間違ったの、か・・)」

ガン!

ヒデ「・・アポ」


文学少女「彼は殴られた後、その勢いを消さぬまま
水面を飛び跳ね、最終的に壁に激突した・・」

絵美「見てたんなら助けなさいよ・・。
まぁ、ヒデノリがまた妹ちゃんに変な事言ったんだろうけど」

文学少女「大丈夫・・彼は主人公だから、いつまでも寝たきりではない」

絵美「・・そうなの?」

???「あれ・・?メイちゃん、この辺り水飛沫凄いけど、何かあったの?」

妹「いえ・・超絶バカをぶっ飛ばしただけです」

???「あれって、・・ヒデノリ君?」

妹「(結局こういう役割はあたしかよ・・
別にいいんだけどさ。
でも前半は明らかあたしの役じゃないだろ)」

今週はこの辺で
>>308
考えてみると絵美もそんな人ではなかったかも・・(汗)

ではまた来週~

>313
オリジナル設定加えて、
まだまだタダクニの妹に行きますよ
それにしても、様って・・(苦笑)

まぁ少なくとも、殴ってばかりの対象、という認識からは
昇華させるつもりです

>>311
アックア「」ガタッ

>>315
そういえばそうでした・・
16巻の事など忘れていたのである

どうやら復旧したみたいですね
避難所が出来てから案外早かったのですが、管理人さんには感謝です
と、言う事で本日は久しぶりの更新となります
今日は20時からの更新です

お久しぶりです
随分更新していませんでしたので、告知を忘れてたんですが、
今回でようやく
>>45で言った、残りのオリキャラ???×1が出てきます~
では次から更新でっす


ヒデ「酷い目に遭った・・危くタダクニと同じ状態になるとこだったぜ・・ゴホ」

絵美「案外平気そうね・・
あの一撃から数秒で立ち上がるんだからさ」

ヒデ「ったく、何で殴られたんだろうな、
結構普通の事を言っただけなんだが・・」

絵美「何言ったかは知らないけどさ、ヒデノリの言う普通が、
妹ちゃんにも通用するとは限らないってことよ」

ヒデ「そうかなぁ・・」

妹「(ちくしょう・・ほんの少しでもこんなバカを
かっこいいと思った自分が恥ずかしい・・)」


絵美「じゃ、昼飯でも買いに行こっか」

ヒデ「そうだな・・」

妹「あたしへの無礼のペナルティーとして、
昼飯奢れ」

ヒデ「年下にパシリにされるとは・・」ガク

絵美「この点においては、自業自得じゃない?
そういえば、何を言われたの?」

妹「」ギク

絵美「ん~?何か怪しいな~?」


絵美「じゃ、あたしと妹ちゃんが席探しとくわね。
ついでに尋問しちゃおっかな~」

妹「え」

ヒデ「フフフ、お前にもつけが回ってきたか」

妹「お前・・あたしに変な事言うなら、メニュー全部を頼んでもいいんだぞ?」

ヒデ「すいません!ただいま買ってきますっ!」ビュン

???「あ、ヒデノリ君、お店はそっちじゃないよ」

文学少女「彼は今・・風になりきっている」ジーン

絵美「じゃ、あんたも風になってすぐに買ってきてね」


ヒデ「ハァ・・タダクニの妹ってやっぱ怖いなぁ・・。
兄であるタダクニに、どういう教育していたのか今度聞いておこう」

文学少女「追いついた・・」

ヒデ「速っ!」

???「2人とも待ってよぉ・・」

文学少女「怪我は無いかしら・・?」

???「え・・えっと、そんな切羽詰まった状態ではないんだけど」


ヒデ「あれ・・俺の知り合いがいる」

???「ヒデノリ君の?」

ヒデ「ああ、昨日助けた友人だよ」

文学少女「後姿を確認・・確か彼は、
私の世界を壊した人」

ヒデ「(コンビニのポテト半額発言はなぁ・・
あれは俺も、無いわ・・と思うくらい酷かったからな)」

ヒデ「あいつが1人で来るとは思えないな、
誰かと一緒なのかもしれない・・ちょっと声かけてみるか」

ヒデ「お~い、タダクニ、こんなプールで何やってんだ?
誰と一緒に来てるんだ?」


ヒデ「聞こえなかったのか・・?こうなりゃ、
直接話に行くか」

ヒデ「お~い、俺を無視するとは立派になったもんだな、
タダクニ!」ポン

タダクニの偽物「ん?・・誰だお前?」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(別人だったぁぁぁぁぁぁ!
ってか、俺にもこのパターンッ!?)」

ヒデ「す、すみません・・人違いでした」ペコペコ


???「どうかしたの?ヒデノリ君」

文学少女「別人・・」

ヒデ「いやぁ・・どうやらただのそっくりさんだったみたいで・・」ハハハ

偽タダクニ「・・何だお前、女子2人とプール?
エロゲの主人公か・・?」

ヒデ「いやいや、そんなわけないじゃないですか、
あ、ホントにすみません、どうぞ自分達の事は無視していただいて結構ですので」

絵美「ヒデノリぃ~、満席だったから別のとこで食べるのが良いと思うけど・・
あれ?どうかした?」

妹「(兄と似てるな・・こいつ)」


偽タダクニ「おいおい・・女子4人とプールとか・・マジかよ」

絵美「誰?」

ヒデ「友人と間違えた人だ、後姿が似てたものだからてっきり・・」

偽タダクニ「お前、面白い連れと来てんだな」

ヒデ「ああ・・彼女は特に」チラ

文学少女「?」

偽タダクニ「お~い、お前ら、何か可愛い子猫ちゃん連れた奴がいるぞ。
しかも4人・・」


ゾロゾロ

ヒデ「ん・・?」

モブA「おいおい、面白いなぁこいつ」

モブB「こんな冴えない奴の周りに女子が4人も・・?」

モブC「どうだ兄ちゃん、この子ら俺に貸してくんね?」

ヒデ「へ・・?」

モブB「どうよ嬢ちゃん達・・俺らとの方が楽しいぜぇ」

文学少女「まさかの・・急展開・・そして、ピンチ・・」


ヒデ「・・1つ確認したいが」

偽タダクニ「あ?何だ?」

ヒデ「お前らってようは、不良とかそういう類?」

モブA「だったら?」

ヒデ「女の子に夢中って・・童貞?」

偽タダクニ「」ブチ

モブ達「「「」」」

妹「このバカ・・」

本日はこの辺で
ようやくこのオリキャラを出そうと思っていた時に
まさかのサーバーアクセス不可というか、サーバー落ちだったので・・
やっと少しすっきりしました(笑)

ではまた次回~
そろそろ終わりを考える時期かもしれませんね・・


偽タダクニ「だったらどうした・・俺らはなぁ・・」

モブA「年齢=彼女いない歴なんだよぉぉ!」

モブC「てめぇごときに4人もおかしいだろうが!」

モブB「安心しな・・可愛がってやるからよぉ」

ヒデ「そうはいかねぇな・・この4人は俺とここに来ているんだ、
お前らみたいなチャランポランと一緒にさせられるかよ」

文学少女「(かっこいい・・)」

妹「(言うようになったな・・って、チャランポランをお前が言うのか?)」


ヒデ「行くぜ・・俺がジャ○プのNA○UTOから習った奥義・・千年g・・!」

ヒデ「・・・」

ヒデ「汚いから止めとくわ・・」

妹「止めるんかいっ!」

モブC「アホか・・こいつ、やっちまおうぜ」

ドッ

ヒデ「ぐはっ!?」

ヒデ「痛ってえ・・!お前ら、覚悟しとけよ」

モブB「何をだ・・?」


偽タダクニ「こいつまさか・・厨二病かなんかか?
俺にここまで手を出したら、真の力が・・とか言っちゃう系?」

ヒデ「いや、そっちの女にやられるから覚悟しろよって・・」

偽タダクニ「・・・」

偽タダクニ「はぁ?」

偽タダクニ「・・っていつの間にか全員やられてるうぅぅぅ!?」

妹「はぁ~ぁ・・男のくせに弱いなぁ・・こいつら」ポキポキ

偽タダクニ「え・・こいつ1人で・・?」

妹「お前も・・さっさと消すか」

偽タダクニ「ひぃっ・・!?」


偽タダクニ「」チーン

ヒデ「敵ながら悲惨だな・・南無三」

文学少女「辞世の句を読む暇も与えなかったわね、
おまけに出番終了なんて・・」

???「一応監視員さん呼んだけど・・」

絵美「面倒な事になる前に、離れるべきかなぁ?」

???「何があったのか、くらい話すべきだと思うよ?」

絵美「えぇ~・・?お腹空いちゃったわよ」

ヒデ「気にするとこ、そこ?」


絵美「はぁ~・・終わったわね」

ヒデ「お前は特に何も言ってないんだけどな」

絵美「そうよ?言う事も何もないのに待たされた
こっちの身にもなってよ」

ヒデ「おいおい・・こっちは結構怖い目に遭ったんだぜ?」

ヒデ「同年代にああいう感じで絡まれるって・・」ブル

絵美「男なんだからシャキッとしなさいよね」

ヒデ「一応理不尽な暴力を受けた身なんだが、
何この扱い・・」


妹「・・・」

ヒデ「どうした、今回のヒーローさん」

妹「いや・・別に」

ヒデ「まさか、内心実は怖かったとか言わないよな?」

妹「・・・」

妹「ちょっと来い」グイ

ヒデ「何だよ・・!俺のライフを更に削る気か!?」

妹「ちょっと話があるだけだ」


妹「すいません、このバカに少しだけ話があるんで
席の確保とかお願いできますか?」

???「いいよ、あんまり遅くならないようにね」

妹「分かってます」

絵美「(ま、妹ちゃんだから平気かな)」

文学少女「(わ、私も彼を誘いだして会話してみようかな・・)」

文学少女「(で、でも・・何を話せばいいのかしら・・
直球で告白とかはおかしいし・・水着の感想聞くのも今更・・
あ、密かに2人だけで約束をしておくとか・・?キャッハー!!)」

絵美「何か変な事考えてない・・?」


ヒデ「で?何だよ・・こんな人気のないとこに連れてきて。
まさか俺を人知れず処理するつもりか?」

妹「どこの犯罪組織だよ・・。
そうだな・・告白、かな」

ヒデ「・・・」

妹「・・・」

ヒデ「今の沈黙は、あまりにも唐突すぎて脳の処理が・・とかではなく、
あくまで、冷静な思考を巡らせたんだぞ」

妹「少しくらい嬉しそうにしてもいいじゃねえか」ボソ

ヒデ「ん?」

妹「いや・・わきまえてるな、と思っただけだ」


ヒデ「分かってるさ、告白ってのは、何も好きっていうだけじゃない。
隠していた事もしくは恥ずかしい事を打ち明ける事だからな。
勿論『好き』って気持ちも当てはまるが、
タダクニの妹、お前が言いたいのはそういう事ではないだろ」

妹「ああ、実はな・・」

ヒデ「お、見ろ!今度こそタダクニだ!あれ?
ヨシタケもいるぞ、お~、モゴ」

妹「お前はバカか!?」ガシ

ヒデ「何故口を塞ぐ!?友人がいるんだぞ!?」モゴモゴ

妹「展開的に不要だっつの!!」コソコソ

妹「(・・ってかこいつ、今会ったらまずいとか思わないのか?)」


ヒデ「2人が見えなくなっちまったな・・」

妹「何でがっかりしてんだよ、女子3人とプールを満喫してんじゃねぇか」

ヒデ「男同士でも遊びたくなるんだよ。
彼女いない者同士でさ、おら、ナンパやれだの囃し立てるのとかさ・・」

妹「・・・」

ヒデ「んで、何故ここに呼んだ」

妹「いきなり戻るのかよ、まあいい、話ってのはさ」

今日はこの辺で
また明日!!


妹「あたしさ・・何か今日のプールに積極的じゃなかったろ?」

ヒデ「水が苦手ってわけじゃないよな?」

妹「さっきのはただ、タイミングが変になっただけだ」

妹「中学の時も友達と来たんだけど・・」

ヒデ「フム・・」

妹「あたしも、さっきのあんたみたいにさ、プールで絡まれたんだよな」

ヒデ「・・成程、でも俺みたいに暴力を受けたとかじゃないんだろ?」


妹「ああ、返り討ちにしてやったくらいだ」

ヒデ「だよなぁ、じゃあ何で苦手意識を・・?」

妹「何て言うかさ・・別にその時の無双っぷりを友達が見てて、
ドン引きされたとかじゃねぇんだよ。それが切っ掛けで誘われなくなったとかでもない。
寧ろ感謝されたよ、友達が怖い目に遭ったわけでもねぇし」

ヒデ「だろうな・・」

妹「問題はさ・・あたし自身だった」

ヒデ「?」

妹「あたしがいるとさ、何ていうか、絡まれやすくなるんだよ。
あたしの友達も含めてさ」

ヒデ「・・・」


妹「こういう場所にあたしが行くと、絡まれてばっかだから、
いつからか断っていたんだよな、誘われても」

妹「いくら撃退できるからって、行くたびに絡まれるのは嫌だろ?
だから、そもそも行かないようにしてたんだよ。
友達は気にしないって言ってくれたし、寧ろ気分爽快とまで言ってくれたんだけどさ」

ヒデ「その友人も大概だな・・」

妹「それでも絡まれないに越した事は無いだろ?
だから引け目を感じててさ・・。
まさかこのメンバーでは起きないだろって思ってたけど・・
普通に起きちまってさ、
しかもお前が絡まれるとは思わなかったけど」

妹「だからその・・お前を怖い目に遭わせたのはあたしのようなもんだ。
だから・・その・・謝っておこうかと思って」


ヒデ「随分しおらしくなってるじゃねぇか、別に一緒にいる時に
絡まれたわけでもないし・・」

妹「・・あたしに非があるなら、ある程度は素直になるさ。
さっきお前本気で怖がってただろ」

ヒデ「怖かったのは事実だが・・いつまでも引け目に感じるな、
今はそうだな・・久しぶりのこういう雰囲気を楽しめばいいんだよ」

妹「え・・?」

ヒデ「え?こういうとこ引け目を感じてて来なかったんだろ?」

妹「そうだけどさ・・」

ヒデ「ならせっかくだ、楽しんじまえって」

妹「いや、でも・・!」

妹「(流石に良からぬ策略を考えてたとは言えない・・)」


ヒデ「なぁに・・俺への引け目なんて忘れちまえ。
んなもの持たれてたら、気まずいっつうの。
ここはプールなんだし、水に流しとけって」

妹「上手くねぇんだよ!流れるプールなら戻ってくるじゃねぇか・・。
お前・・あたしに怒らないのか?
あたしがいるせいであんな目に遭ったのかもしれないんだぞ?」

ヒデ「タダクニの妹よぉ、お前がいるからって、
絡まれるって決まったわけじゃないだろ」

ヒデ「きっとあれだよ・・作者の都合だって」

妹「そんなメタ発言で救われるかっての!」

ヒデ「気にすんな、俺はお前に怒っちゃいないさ。
いくら何でも、ここで怒ったら理不尽じゃないか?」


ヒデ「俺なら平気さ・・女子の変なとこ、
受け入れるってのも男子高校生は慣れっこだからな」

ヒデ「(女子の変なとこか・・そうなると彼女は筆頭だろうが・・)」

ヒデ「そんなに誰かを絡ませるのが怖いなら、
俺が何度でも絡まれるために一緒にこういうとこ来てやる。
その代わり、俺を全力で助けてくれ」

妹「・・普通、助けるのは男の役目じゃねぇのか?
くさい台詞どころか・・情けない台詞じゃねぇか?」クスクス

ヒデ「俺が強くもなんともないって分かってるだろ?」

妹「いや・・そこは強くなろうとしろよ」

ヒデ「けっ、王道のバトル漫画みたいに修行して・・
とか期待してんのか?あんなの真に強くなれんのは天才だけだっつの」


ヒデ「それにほら、絡まれやすいのはそれだけ
異性からは魅力的に見えているって前向きに考えようぜ」

妹「前向き過ぎだ、お前の心臓は毛虫かよ」

ヒデ「ハハ、正確にはもう忘れちまったのかもな。
さっきまでの怖さを」

妹「初めて記憶力の皆無さを羨ましいと思ったよ・・」

ヒデ「話は終わりだろ?皆のとこに戻ろうぜ」

妹「(皆、か・・)」

妹「・・おう、あたしも腹減ってきたな」

妹「(バカといるのも、中々楽しいもんだな・・
さっきよりはプールを楽しめる気がしてきたよ)」


・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヨシ「おい・・準備は良いか?」

タダ「本当にやるのかよ・・こんな大勢いるとこで」

ヨシ「こういうとこだからこそ、信憑性が出るんだろ」

タダ「こんなとこでしたくないんだけどなぁ・・」

ヨシ「お前・・モトハルにもやるって決めただろ?」

タダ「そうだけど・・レベル高いって」


ドッゴオオオオオオオォォォ・・!

バッシャアアアアアァァァアアアアアア・・!

ザッ!ザザザザ・・!

ガン!

タダ「・・・」

ヨシ「・・・」

タダ「な、何だよ今の音・・
サイ○人でも来たとか・・?」

ヨシ「わかんねぇけど、あまり良い予感はしねぇな。
安心しろ、俺らには関係ないって」


タダ「ここ、人が集まり始めたぞ」

ヨシ「場所変えるかぁ・・」

スタスタ

ヨシ「良い場所、ねえなぁ・・・」

タダ「やっぱ止めようぜ・・」

ヨシ「くどいぞタダクニ・・!」ヒラヒラ

タダ「分かったよ・・!分かったから・・
あんましそれを見せびらかすなって・・」

ヨシ「分かったら早く良い場所見つけろよ・・」

今週はここまでで
ちょっと場面変更(?)です
さぁ・・また男子陣の登場ですよ

ではまた来週~

だいぶ遅くなりましたが
次から更新です


ヨシ「ん?あれ、お前の妹じゃないか?」

タダ「どこに?」

ヨシ「あそこ・・」

タダ「いや・・俺の妹はこういうとこに
いつからか行かなくなったから、違うと思う」

ヨシ「まぁ、あんな髪型ありふれたもんだしな」

ヨシ「お、ここなら平気じゃないか?」

タダ「ハァ、俺がこんな段階までやることになるとは・・」イソイソ


ヨシ「(説明しよう・・今俺とタダクニは、
大きなプール施設に来ているのだが・・モトハルや唐沢もいる。
そして今、ナンパをやっていて、
ナンパが成功した相手を連れていく事になっているわけだが・・)」

ヨシ「(ここまで語ればもう、俺が考えている事は分かるだろう?)」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヨシ「いやぁ~、遅くなったなぁ・・わりぃわりぃ」

モト「ったく・・どんだけやっても
俺らが成功するわけねぇって・・」

唐「途中からナンパの成功云々ではなく、
挑む事自体が俺らの戦いになっていたがな」

モト「まあこれも、ナンパの醍醐味だ」


ヨシ「フフフ・・そんなお前らに残念なお知らせだ」

唐「・・・」

モト「!?・・まさか、お前・・」

ヨシ「(唐沢には予め言ってあるから平気だな・・)」

ヨシ「これが俺の相手の子だぜ!」

女タダ「ど、どうも・・」

モト「ガ・・ガビ-----------ン!?」

唐「(タダクニ、お前ホントに・・)」

唐「(何故似合うんだっ・・!!)」グッ


モト「ヨ、ヨシタケ・・お前こんなにカワイコちゃんを」ブルブル

女タダ「そ・・そんな、か、可愛いなんて」テレ

モト「ズキュウーーーーーーーーーーン!!」

ヨシ「」プークスクス ヒーヒー

唐「(事情を知っているから笑いたいところだが・・
笑えないな・・俺もかつてはあちら側だったからな)」

ヨシ「(ククク・・流石タダクニ。共に学んだ、
出会いの無い男子高校生がキュンと来る女子の仕草、ってのが
早速効果抜群だぜ・・)」

ヨシ「モトハル・・そんなにキタのか?」


モト「クッ・・!悔しいぞ、ヨシタケ。
俺がまさかお前に後れを取るとは・・
一体どんな手を使ってこんな可愛い子をひっかけた!?」

ヨシ「人聞きが悪いなぁ・・
少しなら、2人きりで話すのを許可してもいいんだぜ・・?」

モト「くおおお、静まれ!俺の煩悩ぉぉぉ!」

唐「(流石に・・プッ。これは笑ってしまう・・!)」

女タダ「(モトハル食いつきすぎだろ・・
そういや、俺が他校の女子に道案内した時も、凄い絡んできたしな)」

モト「そ、そういえば・・あなたのお名前は?」

女タダ「え・・あ、いやその」

女装タダクニ改めタエ「・・た、タエです」


モト「タエちゃんさんか・・良い名前ですね」

タエ「(今何となく思いついた名前だけどな・・ハハハ)」

ヨシ「ほぅ・・そんなに気にいったか、
俺はナンパの技術を得たから譲ってやろうか・・?」

モト「何という屈辱だ・・!」

唐「(常識的に考えておかしいと思え、モトハル・・!)」

モト「だが・・その恥を受けても!俺はタエちゃんさんを
可愛いと思う気持ちを抑えられない!」


ヨシ「(あと一押し・・!)」

ヨシ「ウワー、プールサイドで滑っちまったぜー」ボウヨミ

ドン

タエ「うわっ・・!」

トン

モト「!!」

タエ「・・・」

唐「(そこまでやるか・・!)」


モト「(うおおおお、お、女の子がこんな間近にぃぃ!)」

モト「(俺の煩悩が高まっているうぅぅ!!)」

タエ「えー・・」ドンビキ

タエ「(顏近い!髭に当たりたくないっ!)」

唐「(かなり危ない図だ・・割と本気で)」

ヨシ「(ギャハハハハ!今のモトハルの顔、撮っとこう)」パシャ

ヨシ「(復讐完了だ・・!)」


ヨシ「(しかしここまでスムーズに来ると、
何というか・・どこまで行けるか試したくなるよな・・!)」

ヨシ「」スッ スッ

タダ「(ヨシタケからの合図・・!)」

タダ「・・・」

タダ「(・・っておい!このまま続行!?
正気か!?)」

唐「(ヨシタケの奴、タダクニに無茶させやがって・・暴走してるな。
止めるべきだが、あいつの気持ちも分からんでもないな。
いかん・・俺もヨシタケと同じ思考になりつつあるのか・・)」


タエ「・・あの、そろそろ離れませんか?」

モト「す・・すみませんっ!」バッ

モト「・・・」//

タダ「(オェ・・・)」

唐「(ウッ・・・こんな所で吐いては・・!)」

ヨシ「(モトハル・・超笑えるな、次はどうやって楽しませてもらおうか)」

本日はここまでで
また明日~
最近眼精疲労がヤバす・・

今日は、風が激しかったな・・
と、言う事で今から更新していきます


唐「(む、ヨシタケの奴、また何か企んでるな)」

唐「(これは・・灸をすえてやるべきだろう)」

唐「(タダクニにも、な・・)」

唐「モトハル・・俺達もヨシタケみたいに上手く相手を探そうか」

ヨシ「(唐沢?この流れは・・?)」

モト「そ、そうだな・・ヨシタケの相手をいつまでもってわけには」

タダ「(やっとモトハルから解放か・・)」ホッ


唐「さぁ・・タエさん、ヨシタケとプールを楽しんでください」

タエ「え・・あ、どうも」

モト「(唐沢の奴、初対面のこんな可愛い女の子に、
何の躊躇いも無く手を引いてヨシタケへ誘導している・・!)」

モト「(くっ・・俺もああいう紳士さを学ばなければ!)」

タダ「(もう充分だよな・・一旦離れて着替えよ)」

唐「おっと・・プールサイドで滑った」ボウヨミ

トン

タダ「(またこういう目に・・!?何してくれてんだ唐沢っ!)」

ヨシ「(甘いな唐沢・・?自分が使った手にそう易々と・・っ!?)」

唐「フッ・・」


ヨシ「(こいつ・・俺が避けるのを見越して、
俺の足を・・!!)」

唐「(フ、ミツオ君の直立不動シュート・・
あれの見事なまでの足さばきを応用させてもらったぞ)」

唐「(単に滑ったふりと同時にタダクニを押す、だけでなく
ヨシタケ、お前のバランスも崩させてもらった・・!)」

ヨシ「(唐沢ぁぁぁ!・・って、タダクニ来るなああああ!?)」

タダ「(無理いいぃぃぃ!)」

ドサッ・・!

モト「おいおい・・大丈夫か?・・って」


モト「見せつけてくれんなぁ、お2人さん・・!羨ましくて・・な、涙が・・」グシグシ

ヨシ「・・・」汗ダラダラ

タエ「・・・」

ヨシ「(タダクニ!早くどけっ!!四つん這いで覆いかぶさってくんな!)」

タダ「(分かってるよ!お前が下手に動くと、
あの人変なとこ触ってる!とか誤解されるからお前は一切動くなよ!)」

ヨシ「(な、成程・・じゃあ俺は動かないから頼む)」

タダ「(よ、よし・・じゃあ変な事に一切ならないように・・
読者の人にも誤解されないように・・)」

タエ「あ・・」


唐「ん?」

唐「あ・・」

モト「?」

モト「あ゛・・」

タエ「・・・」ヒク

ヒデ「・・・」メガネピシ

妹「・・・」ドン引き

絵美「」ボーゼン

???「・・・」//

文学少女「」//


唐「(それは・・)」

タダ「(俺達の世界が止まった瞬間だった・・)」

唐「(その沈黙の数秒は、退屈な授業よりも長く感じられたという・・)」

タダ「(その例えは微妙だ・・)」

ヨシ「皆どーしたんだ・・?俺らの後ろに何かあんの?」

クルッ

ヨシ「・・・」

ヨシ「」ピシ


ヒデ「・・・」

ヒデ「・・・」

ヒデ「み、皆さん・・邪魔しちゃ悪いから、あちらへ行こうか・・」

妹「(このバカでも流石にこれはスルーするか・・)」オエ

ヒデ「お、お幸せに~・・」ガタガタ

ヨシ「ちょっと待て、ヒデノリ!これには深いわけが・・!」

???「今、ヒデノリ君を呼んでたような・・?」

ヒデ「人違いですよっ!!早くあっちへ行きましょう!!」グイグイ

絵美「ちょっと・・そんな急かさなくても」


文学少女「(あれこそ・・男女がプールで来た時にありがちな、
ハプニング!ちょっと・・あこがれる!!)」

文学少女「(あれこそ未だ私には到達できない、
未開の新大陸!!・・私にあそこまでたどり着く覚悟はあるのかしら・・?)」

文学少女「(その覚悟を得るためには・・え~っと、え~と・・)」

ヒデ「ちょっとちょっと!何まだあれを見ていたい・・
って顔してんの!?これ以上見てはいか~ん!
変なのに頭を侵されるからダメ!!中の人的な暴走は許されんよ!?」

スタコラサッサ

タエ「・・・」

唐「・・・」

モト「・・・」

ヨシ「・・・」


タダ「(ヤバァァァァイ!絶対変な誤解されたよ!
男子高校生の日常はメイン3人なのに、これ友情崩壊したんじゃ・・!)」

タダ「(ア゛ア゛アアアァァァァァアアアアァァァアア・・・!)」ガシガシ

タダ「(メイン3人の絆が崩壊したら・・更に出番減るっ!!)」

唐「(いかん・・タダクニがご乱心だ)」

モト「た、タエちゃんさん?どうかしたんですか!?」

唐「(お前はいい加減に気づけ!!)」

ヨシ「あの野郎・・」

ヨシ「どういうこったぁぁ!!」ブンッ

タエ「え・・グボァ!!」


モト「ええぇぇぇぇぇ・・!?」

唐「(ヨシタケの奴、タダクニをぶっ飛ばしやがった・・)」

タエ「」チーン

ヨシ「ヒデノリィィィィ!!」ナミダメ ガッガッ

モト「バカ野郎・・・お前!タエちゃんさんに何やってんだ!」

タダ「(た・・頼むからモトハル、俺を気遣って来ないでくれ・・!
今、男なんかに近寄られたくない・・!)」

モト「だ、大丈夫ですか・・!?」

今週はここまでで
何だかホモォ・・的な空気になってますが、
彼らには全くその気はないので安心してください(笑)

こんばんは
だいぶ遅くなりましたが次から更新です
最近、書き続けるって大変だなと、何スレも立てている人に対し、
つねづね思うようになりました


唐「(これは・・軽く灸をすえるつもりが、思わぬ形で、
割と本気のトラウマレベルになってしまったか・・)」

ヨシ「バッカ野郎ッッッ!!!そんなんよりも重大な事があるだろうがああぁぁぁ!!」

モト「てめぇ、女の子突き飛ばしといて何言ってやがる・・」ゴゴゴゴ

タダ「(マジで止めてぇぇぇ!!)」

唐「(何だこれは・・こんな修羅場初めて見たぞ!
女装した男を気遣って燃える男、モトハル・・!)」

ヨシ「モトハル・・お前俺なんかよりも底なしのバカだなッ!」

モト「ヨシタケ・・俺はお前がそんなに薄情な奴とは思わなかったぞッ・・!」


ヨシ「何言ってんだ!!あのヒデノリが女の子4人と一緒って・・・!
どう考えても最重要事項だろうがぁぁぁああ!!」

モト「そんなことより・・!目の前の女の子だろうッッッ!!」

ヨシ「いい加減気付けっ!これはタダクニだっつうの!!」

唐「!?」

タダ「エー・・・」

ヨシ「・・・」

モト「・・・」

ヨシ「あ・・」タラリ

モト「・・・」

モト「え・・?」


タダ「」ダラダラ

モト「・・・」

モト「」ヒキツルカオ

モト「た・・タエちゃんさん?あなたは、タエちゃんさんです・・よね?」ギギギ

タダ「」ダラダラダラダラ

唐「(こっ!このままでは・・俺も事情を知っていた事がいずれバレる!
そうなれば・・モトハルは・・)」

唐「(人間不信になるかもしれない・・!)」

サッ サッ

タダ「(唐沢からの合図・・?)」

タダ「(上手く誤魔化せって・・!?ハードル高いなおいっ!)」


タエ?「や、やですね~・・た、タダクニなんて人、
俺・・じゃなかった。私知りませんよ~・・?」

タダ「(ヤベ・・テンパって鍛えた演技が発揮出来ない!)」

モト「・・・」

唐「(モトハル・・上手く騙されてくれ・・!)」

ヨシ「・・・」ゴクリ

モト「俺は・・俺は何て愚かな間違いを・・」ガク

モト「まさかタダクニの女装を可愛いと思ってしまうなんて・・!
男として情けない・・人として、死にてぇ・・!!」グス

タダ・唐「「(思ってたより重かったああぁぁぁぁああああああ!?)」」


ヨシ「(逆ギレされて、ぶん殴られるかと思ったけど、
案外平気そうじゃん)」

モト「・・・」フラフラ

唐「モ、モトハル・・大丈夫か?」

モト「タダクニ・・ごめんな」

タダ「え?な、何で謝んの?」

モト「お前にそんな趣味があったなんて俺・・
知らなかったぜ・・頑張れよっ!」グッb

タダ「違うからッ!!強要されただけだから!!」

モト「誰に・・?って、ヨシタケか・・」

ヨシ「(ゲ・・矛先があっさりとこっちに・・)」


モト「お前・・いいセンスしてるな!!」

ヨシ「ハ・・?」

タダ・唐「「(何、だと・・?)」」

モト「いや~・・すっかり騙されたぜ。タダクニに女装って合うんだな・・
俺にはまだまだ女子を見る目が無かったって事だ」

ヨシ「(コイツ・・バカにされてるって自覚ないのか。
まぁ、その方が気が楽かぁ・・)」

タダ「(どんだけポジティブなんだよ・・)」

唐「(色々とツッコみたいが・・
タダクニに女装が合うって意見については俺も同意だ!モトハル!!)」グッb


モト「あ、タダクニ、早く着替えて来いよ。
そのままの格好見られんのは・・」

タダ「そうなんだよな・・股間が変で仕方ない。
こんなとこ知り合いにでも見られたら・・」

タダ「・・・」

モト「・・・」

唐「・・・」

ヨシ「・・・」

タダ「ハヴアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」

ヨシ「ヒデノリに決定的にヤバいとこ見られてたぁぁぁぁ!!」


モト「ど、どうすんだ・・?タダクニの妹にも見られてたぞ?」

唐「身内に見られるのは・・かなりキツイな」

ヨシ「ヤッベェェェ、絶対ご近所で変な噂になっちまうよこれ・・」

ヨシ「マスコミもびっくりだぞこれ!」

唐「いや、流石に報道事ではないだろ・・芸能人や
世界規模で嘘吐いた研究者じゃないんだからな」

タダ「ど、どうやってこれから妹と話せばいいんだ・・?」

ヨシ「大して会話しないんだろ?お前ら・・」

タダ「・・・それは・・・・・・・ウン」

唐「問題はやはり、ヒデノリか・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・

妹「・・・」ズーン

ヒデ「・・・」ドヨーン

???「2人ともどうしたのかな・・?」コソコソ

絵美「さっきのカップル見てからずっとあれだよね」ボソボソ

文学少女「妹さんの方は不明だけれど・・、
もしかしたら彼にはプラトニックな感情が芽生えてきた・・という可能性も・・」ムフー

ヒデ「(おい・・あれってヨシタケとタダクニだった、よな?
お前のブラザー&俺の友人だったよな!?
ってか全員俺のフレンドだったよな!?)」

妹「(名前を出すな!!い、今吐きそうなのを堪えてんだよ!)」

ヒデ「(俺・・あいつらを信じられなくなったよ)」

妹「(あたしは家族の縁を本気で切りたくなってきたよ・・)」


ヒデ「(下手するともう、全員信じられないかもなぁ・・
というか友人不信?男不信?どうすりゃいいんだ・・)」

妹「(まぁ・・あんな域までやるとはな。
またバカな事しようと思ってたのかもな・・)」

ヒデ「ハハハハハハハハ・・アハ」ガク

妹「(ショック受け過ぎだろ・・って、人の事言えねぇか)」

ヒデ「・・・」ブツブツ

妹「(あ・・これはマジでヤバい)」

絵美「ねぇ・・次は何しよっか?」

ヒデ「・・・」チラ

絵美「ヒデノリ?・・・何よ、人の事ジロジロ見て」

本日はここまでです
男の友人が信じられなくなったヒデノリ・・
と、すると彼はどうしたがるでしょうかねぇ・・
ではまた明日


ヒデ「(何だろう・・絵美を見てると落ち着く)」

ヒデ「(・・他の2人でも落ちつくな)」

ヒデ「(そっかそっか、これはいわゆるあれか)」

ヒデ「(女と付き合っていた男が、その女性に騙されて
女性に対し苦手意識を持つああいう感じ)」

ヒデ「(今俺は友人達の奇行を見て、
男が少し嫌になってるんだな・・)」

ヒデ「(そう考えると、この人達と友達になっておいて良かった・・)」ホッ

ヒデ「(川原の彼女なんか特に、人を騙せるタイプではなさそうだし)」

ヒデ「(そうかそうか・・俺は今、
女子との清き正しい関係を求めている訳だ)」

いきなり w


ヒデ「(正確に言うと今まで以上に必要に感じている、のか。
今まで求めてなかったわけじゃないし)」

ヒデ「(ん~・・?あいつらへの信頼がダダ下がりになった途端
急に今女子・・4人と遊ぶ事が楽しく感じられてきたぞ?
いや、楽しくなかったなんてことは断じて無いけど・・)」

ヒデ「(タダクニの妹でさえもはや恐怖ではないな。
考えてみればあの人、下着で遊ばなければノリはいいしなぁ・・
おぉ・・何だか周りの景色が見違えるように素晴らしいぜ・・)」キラキラ

文学少女「(彼の周りのキラキラエフェクトは一体・・?
あれは十中八九、彼の心の中が幸せで満ちているという事なのでしょうけど・・?)」

絵美「ちょっとヒデノリ、どうしたのよ。
何か変な笑顔見せちゃって・・」

ヒデ「なぁに・・今がとても楽しく感じられるようになっただけさ・・」

絵美「今って・・?」


ヒデ「そりゃあお前・・」

ヒデ「こうして素敵な皆と遊べる事さ・・」フッ

文学少女・絵美「「!」」ガタッ

ヒデ「うぉっ・・!?急に立ち上がるなよ・・
どうしたんだ2人とも」

妹「(こいつ、ついに自覚したのか・・)」

???「(ぁぅ・・す、素敵ってどういう意味なのかな?)」

ヒデ「(ここに来た当初は何だか嫌な予感がしていたが・・
今なら彼女達を楽しませられるな。もうあいつらとの友情は思い出にしておこう・・)」

ヒデ「(よしよし、午前中は少しローテンション気味だったが、
4人に満足してもらうために、盛り上げていくか・・!)」

これでラブコメの主人公はヒデノリ
男子高校生の日常の主人公はタダクニになったな(棒読み)


絵美「次どうしよっか?
やっぱ競泳でもする?」

ヒデ「ちょっと待ちたまえ」

絵美「何その口調・・」

ヒデ「絵美君、君はプールってものを分かってないな」

絵美「確かにプールは初めてだけどさ・・
だから何なのよその喋り方」

ヒデ「いいか?どっちが早く泳ぎきるかっていう
競泳なんて言うのはな・・どこのプールでも出来るんだよ!」

ヒデ「安っぽい市民プールでも、
夏休みが何万回も繰り返されてるっていうとんでもない状況下でも出来んだよ!
わざわざこんな大型のプール施設にまで来てやることじゃなぁぁ~い!」ビシッ

絵美「じゃあ・・何するべきなのよ?」


ヒデ「よくぞ聞いてくれた」

妹「・・言わせるように誘導してんだろ?」

ヒデ「お前の兄張りのツッコミはいいから!」

妹「(うぅ、思い出したら眩暈が・・ああついでに吐き気まで・・)」オエ

ヒデ「こういうとこに来たら、やっぱり
そこにしか無いもので遊ぶべきだ」

絵美「何それ・・?スライダーはもう滑ったじゃない」

ヒデ「あれを見ろ・・あれこそ」

絵美「?」

ヒデ「横スクロールアクションの伝統、
スーパーマ○オの気分を味わえる遊びだ!」


???「水の上に何か浮いてて、それに上手く乗っていくやつ?」

妹「あれ結構バランス大変なんだよなぁ・・」

絵美「ふ~ん・・川で岩から岩へ飛び移ってたあたしに、
こういう分野で挑むって事?」

文学少女「フフ・・日ごろ走っている私なら、
水の上さえも・・」

???「やっさん・・いつから忍者に・・?」

文学少女「・・わ、私の身軽さを侮ってもらっては困るわ」

???「(さり気なく自分の体重が軽いって言いたいんだろうけど、
ヒデノリ君は気づいてないんだろうなぁ・・)」

ヒデ「よし・・じゃあ水に落ちた回数が少ない人が勝ちだ。
ゴールにたどり着けないって事は無いし」

ヒデ「ああ、当然だが上のロープを掴むのは反則だ」


妹「!?」

???「え、きつくないかな・・」

文学少女「な、何というハードモード・・」

絵美「バカねぇ・・あんなものに頼らなくても平気よ」

ヒデ「その言葉、忘れんなよ・・」

妹「本気でやるつもりか?あたしはそんな縛り守らないから・・」

ヒデ「ほほぅ?タダクニの妹もあろうものが、
俺の縛り程度から逃げるってのか」

妹「・・・」


妹「よぉーし、分かった分かった・・乗ってやろうじゃねーか」

ヒデ「うむ、ノリが宜しくて結構」

妹「先にゴールに着いて落ちたら笑ってやるからな」

???「皆やる気だしちゃってるなぁ・・」

文学少女「あなたも・・乗るべき」

???「えぇ~!?」

文学少女「せっかく彼が、私達が楽しむような提案をしてくれた。
だから、それに便乗するべき」

???「う~ん・・無茶というか、無謀だと思うんだけどな・・」

ヒデ「よし・・負けたら罰ゲームだ!」


妹「負ける基準は何なんだよ?」

ヒデ「落ちた回数が多い人の負けだ、早さは無視」

妹「そうか・・罰ゲームの内容は?」

ヒデ「1位がビリに指定!じゃあ行くぞ・・」

ヒデ「START!!」

ヒデ「・・・」

ヒデ「ちょっと待てよ?」

絵美「どうかした?」

ヒデ「START!って言うと、何か横スクロールよりも、
それに何より人数的にマリ○パーティっぽく思えてきたな」

絵美「そんなのどっちだっていいじゃん!」


数分後

ヒデ「落ちたな・・」

???「・・というよりは」

妹「落ちてばっかだったじゃねぇか・・ってか、
あのプーンって効果音一々言うなよ、集中できなかったじゃねぇか」

ヒデ「いや、せっかくだしマリ○の雰囲気出そうかと・・」

妹「ったく、あの微妙な音の違いってまさか・・」

ヒデ「ああ、ファミコン版、スーファミ版、64版と差を出してみたんだ」

妹「途中からヤッ、って掛け声になってたぞ・・細けぇよ!」

文学少女「流石ハードモード・・
私の人生にここまで大きな障壁となったのは、これが初めて」

文学少女「こうなったら、私とあなたで協力して風を起こして、
突破口を開きましょう」

今日はここまでです
>>406
まぁ、女装した友人が、他の友人を押し倒してたら
男が嫌になるでしょう・・多分(笑)
少し強引でしたかね
>>410
も、元からタダクニが主人公だったはず、だし・・(震え声)
もう少しプールでの話をやったら、
いよいよラブコメるつもりです、予定では(予定は未定)
ではまた明日~

こんばんは
今日も23時頃だと思います~
そういえば昨日は何時からとか言いませんでしたね
前もって言うって決めてたはずなのにすみませんでした

最近ミツオ君を見たくなってきたわ
今後出てくる?

>>421
アンコールありがとゥ・・
ファンがィてくれてゥれしィぜェ・・

と、いう事で彼が出るとこ、かつ区切りのいいとこまで更新です
今日は10以上行きますよ~


ヒデ「2人で協力か・・どうせなら熱く、炎を起こして
道を開くとしようじゃないか、なあ?」

文学少女「・・あ、熱い展開!」ムフー

ヒデ「ただの炎じゃ無理だからな、
闇の炎に抱かれて[ピーーー!]ってやるべきか・・」

文学少女「」コクコク

???「2人の会話にツッコミ入れないの?」

絵美「ヒデノリの言う通りだったわ。
あいつの会話に慣れてきてる自分がいる・・信じたくないけど」

妹「結局どうすんだ?罰ゲーム云々」

ヒデ「皆途中から数えるの止めてたしなぁ」

妹「お前が言い出したんだろ?」

ヒデ「ここはやはり・・第2ラウンドだな」


妹「もうそれでもいいけどよ・・何やるんだよ」

ヒデ「そうだn」

妹「いや、やっぱいいわ。お前が提案しても
グダグダになりそうだし」

ヒデ「あれ・・そこは俺の意見をもう少し聞いてくれてもいいんじゃない?
ちょっと!俺に意見言わせてください!300円あげるから!」

妹「どこぞの酢昆布で満足する、チャイナっ子と一緒にすんなよ。
あたしにお金で交渉したいなら、300万から始めてもらおうか」

ヒデ「それ、どこぞの詐欺師の台詞!ご両親も泣いてますよ!」

監視員「あのぅ、お客様?」

ヒデ「何ですと?・・ここで名も無き監視員さんの登場か」


監視員「先程の水上のアスレチックを
随分楽しんでいたようなので、他にも不定期に行うイベントがあるのですが、
そちらの方は如何ですか?参加者が多いと楽しめると思うのですが・・」

ヒデ「面白そうじゃないか?」

妹「良かったな、丁度いいところに」

文学少女「新たな試練・・これは滾る!」フフン

絵美「ただ泳いでいるよりは面白そうね」

???「どんなものがあるんですか?」

監視員「複数ありますので、ご自由にお選びください。
受付場所や説明はあちらになっております」


ヒデ「何々・・ビーチバレーに、
ボートによるレース、水球、騎馬戦・・etc
色々あるなぁ。もはや運動会じゃないか」

ヒデ「基本的に2人1組のペア制か・・」

ヒデ「・・ってか、こんなに色々やるスペースがあるほど
ここって大きかったのか」

???「そこは言わないのが優しさってものだよ、ヒデノリ君」

絵美「ねぇねぇ、男女のペア歓迎だって!
やろうよヒデノリ!」

ヒデ「よし、こうしよう。4人それぞれやりたい物を選んでくれ。
俺が全部一緒に出てやる。
この際さっきまでの罰ゲーム制は無しだ」


絵美「頑張るわね・・」

ヒデ「この場合全員が楽しむにはそれが良いと思ってな」

妹「良い覚悟してるな・・じゃ、あたしはビーチバレーだな。
時間的には後っぽいし」

絵美「ヒデノリ、じゃあもうすぐ出来るボートレースやろうよ」

ヒデ「最初から体力使いそうなものきたな・・」

ヒデ「ま、女子のお願いを聞くのも
男子高校生の性ってやつだな」

絵美「そうこなくちゃ」

???「やっさんはどうするの?」

文学少女「・・・」

???「き、騎馬戦はちょっと難易度高いね。
男女限定ってのが少し悪意を感じるけど・・」


文学少女「す、少し憧れがあっただけで・・私は別に・・。
でも、やっぱり・・実現は困難、かも・・」

???「チャレンジャーだね、やっさんは」

???「ん~・・私これにしようかな」

ヒデ「2人で協力していくアスレチックか。
何かますますマ○パ化してるな、このプール」

???「遊園地と繋がってるから、
そこらへんはいいんじゃないかな」

文学少女「・・・」

ヒデ「で・・決まりました?」


「ねぇねぇ、この騎馬戦ってのやらなぁ~い?」イチャイチャ

「いいねぇ、俺らなら軽く勝っちまうよ」イチャイチャ

ヒデ「・・・」

文学少女「・・・」

ヒデ「別に他人の男女間を妬むわけではないが・・」

文学少女「ええ・・」

ヒデ「ああいういちゃつきっぷりは見ていてイライラするよな」

文学少女「・・同感」

ヒデ「丁度あなたも騎馬戦の欄を見てましたし」

文学少女「・・いいわ、ああいう不埒なカップルには、
私達で直々に引導を渡してあげましょう」


???「(ホントにやるんだ・・
やっさんは大胆だなぁ)」

絵美「ヒデノリ!ボートのとこに行くわよ」

ヒデ「最初から黒星を貰いたくは無いな」

絵美「何言ってんの?1位取るに決まってんじゃない!」

ヒデ「お前ボート得意なの?」

絵美「全然!やったこともないわ」

ヒデ「その自信はどこから来るんだ・・?少し俺にも分けてくれ」

絵美「何言ってのよ・・こんなとこに経験者なんか早々来ないって」


ヒデ「それもそっか・・皆同じようなもんだよな」

絵美「ようは息合わせた人達が勝つのよ」

ヒデ「よぉし・・従兄妹なんだから上手く合わせられるだろ」

絵美「当然ね!似た者同士だし」

ヒデ「バカなとこもか・・」

絵美「そこは嬉しくないわね・・」

ヒデ「否定はしないんだな?」

絵美「・・あたしの方がまともよ」クス


ヒデ「スタート地点はここだな。ルールは・・
出場は2人で1組、コースであるプールの横幅の関係上
同時にやれるのは2組ずつか」

絵美「それを繰り返し行って、タイムが最短の組が優勝ね」

ヒデ「漕ぐやつでの妨害は禁止か、当然だろうけど」

絵美「ボート同士がぶつかるのは・・仕方ないわね」

絵美「・・ってか、出場あたし達以外に5組しかいないじゃない」

ヒデ「ボートってのは、避けられやすいのかもな。
割と難しいし。
その点ビーチバレーの方は大盛況だ」

絵美「人が少ないって事は優勝の可能性も上がると思うんだけど・・」


ヒデ「そこをあえて狙う人か、もしくはボートに自信がある人か・・
そういうのしか出ないのかもな、何にせよチャンスかもしれん」

絵美「よぉ~し・・最初から1番狙うわよ!」

ヒデ「お・・ゴチャゴチャ話してたら、
もう最後の俺らの番だぞ」

ヒデ「もう1組の人は誰だろうな・・?」

絵美「お互い頑張りましょうね~」

ミツオ「こちらこそよろしく・・」

ヒデ「・・・」

ミツオ「・・・」

ヒデ「え!?何気にミツオ君!?
>>59以来だな・・」

ミツオ「ヒ、ヒデノリ・・!?ホントだよ・・
病室を無理矢理追い出された時はビックリしたぜ・・」


ミツオ「・・っておい!ヒデノリ!?
お前が何故女子と一緒なんだ・・!?」

ヒデ「こいつは従妹だぞ」

絵美「ヒデノリの友達なの?よろしく~」

ミツオ「ああ、その子従妹なのか・・」

ミツオ「あ、そうだ。俺も一緒の人紹介するよ。
しかしヒデノリを見てびっくりしたぜ、まさかお前が女子といるなんてさ」

ミツオ「あ、安心しろよ、俺は嫉妬なんてみっともない真似しないから」

ミツオ「何故なら・・俺の相方も女子なんだ!」

ヒデ「マジでか・・!?あのミツオ君に彼女!?」


ミツオ「何か言い方が癪に障るけど、今の俺は大抵の事は許せるぜ・・
別に彼女ってほどまだ親しくは無いけどさ・・」

ミツオ「あ、やっと戻ってきた。こっちこっち」

羽原「・・どうも」

ヒデ「へぇ・・中々可愛い子じゃないか」

絵美「ヒデノリ?」グイ

ヒデ「痛てて、頬をつねるな・・」

絵美「2人はどうやって知り合ったの?」

あ、俺の嫁だ


ミツオ「あ・・その、ちょっと言いづらいかな・・」ハハ

絵美「何々~?もしかして漫画とかである
ロマンチックな出会いだったの?」

ミツオ「あぁ~・・・その、漫画みたいではあるんだけど」

ヒデ「ま、まさか・・この人を何かから助けちゃったとか?
かっこいいぞミツオ君!」

羽原「ううん、逆」

ヒデ「・・・ん?」

ミツオ「・・・」ポリポリ

>>436
嫁発言キター!
良かったね、羽原・・


羽原「彼が犬か猫の排泄物を踏む所だったらしいんだけど、
そこに私が投げたボールが上手く彼の鞄にぶつかってね」

ミツオ「それでその・・俺、犬のウンチを踏まなくて済んだんだ!」

ミツオ「珍しくっ!」

ヒデ「・・・」

絵美「・・・」

ミツオ「それでお礼にここのプールに連れて来る事にしたんだよ。
彼女の友達も来てるんだけど・・」

ヒデ「(ほぉ・・ミツオ君も複数の女子と来ていたのか。
やるじゃないか・・)」

絵美「(そのお礼って・・随分と豪華ね。対価に合ってるのかしら?)」


ミツオ「いや~・・複数の女子と来るなんて初めてでさ。
こういう時って男が全部払うんだってさ」ハハハ

ヒデ「(ミツオ君・・たかられてるのか?)」ホロリ

羽原「次だから・・そろそろ行こうよ」

ミツオ「そ、そうですね」

ヒデ「ミツオ君、ここは勝負の場だ。
全力で行くぜ・・」

ミツオ「へ・・望む所だヒデノリ!」

絵美「よろしくね~」

羽原「」コクリ

絵美「(物静かな子ね?ボートが得意そうには見えないけど・・)」

今週はここまでです
何故か妙なイベント三昧ですが・・
まぁ付き合ってやってください(汗)
こんなこと現実のプール施設じゃまずありませんけど

ではまた来週~

さてさて、ヒデノリが各種やるものの
相手も楽しみにしていただければ幸いです


監視員「では、コースは暫くの間流れを止めた、
元流れるプールとなってます。そこを1周した時間を競う事になりますので」

ヒデ「確かに・・あれならボート漕ぐにはもってこいかもな」

絵美「丁度川みたいなものだしね」

ヒデ「普通のプールじゃカーブとかは無いからな。
元からコースとしても成り立ってるし」

ミツオ「は、羽原さん・・頑張りましょう!」

羽原「・・・」コクリ

監視員「ボート同士がぶつかっても反則はありませんが、
あまりぶつかって相手を妨害するのはお勧めできませんよ」

ヒデ「ミツオ君達だけが相手じゃないからな・・」


絵美「今までの他のペアの事も考えないといけないわね」

ミツオ「仮に妨害し続けてヒデノリ達に勝っても、
他のペアより遅いタイムになったら元も子もないもんなぁ」

羽原「・・・」

監視員「準備は良いですか?」

3 2 1 ピーーーー!

ヒデ「まずは前に出るぞ!ここじゃ狭い!」

絵美「タイミング合わせて・・!」

ザシュザシュザシュ・・・

ミツオ「よし・・俺らも・・」

ミツオ「!?」


羽原「・・・ブツブツ・・・・・・・・・ボソボソ・・・・・・」

キシャァァァァァーーーーーーーーーーー!

ミツオ「」

ミツオ「(後ろになんか見えたァァァ!?)」

ヒデ「え!?何あれ!?
ボートを漕ぎ始めたら豹変したぞ!?」

絵美「速っ!」

ザザザザザザザザ

ヒデ「げろげろっ!・・あっという間に前に!」

羽原「あなたも何かして・・!」

ミツオ「え?だって羽原さんだけで充分じゃないの?」


羽原「何言ってるの?これはペアで協力なんだよ?」ニコ

ボキ

ミツオ「(片手でオール折ったぁぁぁ!?)」

羽原「オールを私に頂戴」グイッ

ミツオ「(頂戴っていうか、渡す前に捕られた・・
一瞬だったけど、凄い握力だったような・・)」

羽原「じゃあ、素手で何か役に立つ事して。
じゃないと、乗ってるだけなら落としてもいいんだよ?
その方が軽くなるから・・」ニッコリ

ミツオ「」ゾクゾクッ!

ミツオ「わ、分かりましたぁぁぁ!」

ミツオ「(え・・でも、素手で水をかいても意味ないんじゃ)」


パシャパシャ

ミツオ「そうだ!こんな時こそ・・ベクトル操作ァァァァァァ!」

チャプ

ミツオ「(水に手を付けてェ・・クカカキクコキキクックケキカカカカカカァァァァァ・・・!)」

シーン

ミツオ「出来るわけねェ・・!」

羽原「じゃあ、軽くするために墜ちて」

ミツオ「」

ドボンッ!

ヒデ「あれ?ミツオ君が落ちたぞ?」

絵美「(落とされたように見えた気がするんだけど・・)」


羽原「(これで断トツの1位に・・!)」ザザザザ

ヒデ「くっ・・このままでは軽い相手が有利だ!
急ぐぞ、絵美!」

絵美「分かってるわよ・・!」

羽原「(いいなぁ・・私もとしゆきに名前で呼んで欲しいな)」

羽原「(これで何としても優勝して商品を奪取して、
それをプレゼントしたら、としゆきも喜んでくれるかなぁ・・)」

羽原「(わ、私ったら何考えてるのかな)」//

ザザザザザザザッ・・!

ヒデ「おいおい・・1秒間に漕ぐ勢いが増えてるぞ?
どこまで上がるんだ?」


ヒデ「ミツオ君がいないから軽くて済むのは分かるが、
それにしたって・・!」ザシュザシュ

絵美「(あれは人1人減ったから上がる、
ってだけで説明出来るものじゃない気が・・)」

絵美「(いくら何でも異常よね・・)」

ヒデ「・・・ん?」

ザザザザザザザ・・

絵美「アー・・」

羽原「ウフ、ウフフフフフ・・」ザザザザザザ・・!

羽原「(あれ?あの2人どうして呑気に私の事見てるのかな?)」


羽原「・・・」

羽原「あれ?私気づいたら全然進まずに、
その場でグルグル回ってただけ!?」

ヒデ「・・よし、今がチャンスだ!」

絵美「上手く通るわよ!」

羽原「な、何で・・!?」


ヒデ「フー・・何とかミツオ君のペアには勝てたが」

絵美「2位かぁ・・惜しかったわね」

ヒデ「でもまぁ、良いコンビ出来たんじゃないか?」

絵美「優勝は逃したけど、ま、上出来よね」ウンウン

絵美「割と楽しかったし」

ヒデ「・・そうだな、とりあえずお疲れさん」

パチッ!


羽原「(優勝出来なかった・・というか、
ゴールすら出来なかった・・)」ズーン

ミツオ「誰も落ちた俺の事気にしてくれなかった・・」ズーン

絵美「何であの子、その場でグルグル回ってたのかしら?」

ヒデ「さっきのボート、本来は2人用だからな。
2人がオール持って、両側からバランスよく漕ぐから速く進むんだ。
けどさっきの場合、彼女1人で片側のみ、おまけにとんでもない力だったから・・」

絵美「進むために漕いでたのが、回るための力になってたのね」

ヒデ「宇宙空間でガン○ムが頭部のバルカン打つと、
本来は作用反作用で機体がグルングルン回っちまう感じかな・・」

絵美「右側からずっと力加えてれば、どんどん左に行っちゃうもんね」


ヒデ「普通ならありえないが、
彼女の場合あまりにも勢いが強すぎたんだろうな」

絵美「普通少しは進むはずなんだけど、
何て言うか・・必死に漕ぎ過ぎて他に気が回ってなかったのかもね」

絵美「ともかく2位は何も貰えないし、
次のに行ったら?」

ヒデ「結構疲れたんだが・・まあやるしかあるまい」

絵美「最後のビーチバレーはきつそうね」

ヒデ「???さんが選んでくれたやつは、
丁度いい休憩になりそうだ・・」

本日はここまでです
次回は文学少女の番ですね
ではまた明日~


文学少女「いよいよ、私と風を織りなす時が来たわね・・」ドヤ

ヒデ「(あんまり大衆の面前でそれは言わないで欲しいんだがな、
流石だよこの人・・何が凄いって、絶対恥ずかしいはずなのに言っちゃうとこだよ)」

ヒデ「で・・ルールはどんな感じ?」

文学少女「あるプール内にて、
特定の時間内に多くのはちまきを奪取したペアの勝利・・
但し女子が上、男子は馬になると言う制限付き。
取られた者は、その場で退場。
仮に何本も取っていたペアに勝ってもその所持品は奪えない。
なお、馬から落ちた場合も退場。
取り合いで落ちた場合、はちまきは入手できない。
協力や、複数による乱戦は禁止、これはけがの防止も兼ねているみたいね」

ヒデ「1本ずつしか取れないとは・・際どいルールだな」

イチャイチャ

ヒデ「さっき見たペアか・・アイツらだけは倒そうか」

文学少女「・・・」


ヒデ「とりあえずプールに入り、はちまきを受け取ったわけだが・・」

文学少女「・・・」//

ヒデ「(こういう方の羞恥心はあるようで、
俺も何だか恥ずかしくなってきたな・・)」

ヒデ「(こういう時に限って、いつもは発揮しない羞恥心がなぁ・・
どうせならこれからもそれを全面に出していただき、
公衆の面前であれらの台詞は封印して欲しいのだが・・)」

ヒデ「(いや、2人だけの時なら問題ないけどな)」

文学少女「・・やるしか、ない」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(彼女は今世紀最大の決心をしたかのようだった・・)」


文学少女「・・・」プルプル

ヒデ「だ、大丈夫ですか・・?」

文学少女「あ・・あまり顔を動かさないでもらえると、
こちらとしては助かる・・」//

ヒデ「りょ、了解・・」

ヒデ「(以前にさ、彼女の足が肩に乗った時あったけど・・)」

ヒデ「(何だよこれ・・凄い柔らかいぞ・・!)」

ヒデ「(こういうのって・・初体験っていうの?
いかんいかん!今は騎馬戦に集中じゃあぁぁ!)」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(無理だっ!今時一介の男子高校生が、
水着姿の女子高生を肩車って・・下心を無にしろなんて無理だっ!)」


ヒデ「(大体顔が柔らかいもので挟まれるだけでなく、
俺が彼女の足を手で固定しないといかんのだぞ?)」

ヒデ「(くそぅ・・組体操とかで散々肩車なんてやったが、
異性とやるとこんなにもイヤらしいとは・・)」

ヒデ「(羞恥心は勿論俺にもあるのだが、
これはそういう場だから、幾分マシか・・)」

ピーー!

ヒデ「(開始か・・!)」

文学少女「行きましょう・・
灼眼のシャ○でもこういうイベントはあったから、
戦術は心得ている」

ヒデ「頼りになりますなぁ・・」


ヒデ「(現在全く彼女の顔は見えないが、
恥ずかしがってるんだとしたら少し見てみたいもする・・)」

ヒデ「(どうすんだ・・こんな葛藤は初めてだぞ)」

文学少女「とりあえず、右方向45度へ前進」

ヒデ「り、了解・・」

ヒデ「(さて、困った時は久しぶりのあれだ)」

閃きアナグラム開始!!

ヒデ「(こんな時はどうすればいいんだ?)」


「あ い と は た め ら わ な い こ と だ」

ヒデ「」

「そ の ま ま や っ ち ま え」

ヒデ「(やるって何を・・!?
つーか、もう役目放棄してんじゃん!何これ?バグってんの?)」

ヒデ「(そもそも愛とは躊躇わない事って、
どこの宇宙刑事の理論だよ・・古いんだよ)」

文学少女「とりあえず・・1勝」グッ

ヒデ「おお、いつの間にかはちまきを1本奪取か・・」

文学少女「続いて・・左90度旋回、例のカップルを殲滅しましょう」


ヒデ「旋回旋回っと・・お、先程
イライラさせられたカップルだ」

「ねーねー、次どうするぅ?」

「とりま、少し数が減るの待つかぁ。
にしてもお前の太ももいい感じいい感じ」ハハハ

「全くも~、イヤらしいなぁ」コツ

ハハハ

ヒデ「・・・」

文学少女「・・・」

ヒデ「絶対に・・」

文学少女「潰す・・!」


「お、何か1ペアこっちに来たぞ?」

「そろそろやっちゃおうよ~、
ずっと待ってるとか退屈だしぃ」

「どっちもガキか?」

ヒデ「(日焼けサロンで焼いたのか知らんが、
金髪とか・・典型的なチャラ男だな・・俺らをガキって言う事は
大学生とかだろうか?)」

「あんま年下の子に本気ってのはどうかと思うけど~、
ま、軽く勝っちゃいましょ」

文学少女「・・・」


文学少女「・・・」ガシッ

「って何この子!?結構力強いんだけど!」

「仕方ねぇな・・おいメガネ小僧」

ヒデ「な、何ですか?」

「上の嬢ちゃんの太ももどうよ?」ニヤニヤ

ヒデ「!?」

文学少女「!?」//

「あ、照れてる~、可愛い!ついでに
ちょっと脱力気味かなぁ~?」

ヒデ「(チッ・・精神的な攻撃してきやがって)」


ヒデ「(どうすんだ・・?このままじゃバランス崩されて、
落とされるかも・・流石に今本音を言ったらまずいしな・・)」

文学少女「・・・」

文学少女「フン!」//

ヒデ「・・って、イデデデデデデデ!」

文学少女「」グイ

「・・って、急に力抜いてバランスが!」

「おい、そんな横に傾くと支えられない・・!」

バシャン!

ヒデ「(勝っちまったよ・・)」

今週はここまでです
文学少女とちょっといい感じ・・?
ではまた来週~

こんばんは
では今週も更新していきます


ヒデ「(あ~、苦しかった・・急に太ももで挟む力、
増大してくるから焦ったぜ・・柔らかくて気持ちいどころか、
死ぬかと思った。羞恥心を捨て去るための策だったんだろうなぁ・・)」

ヒデ「(はちまきは入手出来なかったが、
何かムカつくカップルを兎にも角にも撃退だ)」

文学少女「フー・・フー」

ヒデ「だ、大丈夫ですか・・?」

文学少女「・・く、苦しかった?」

ヒデ「・・かなり」

文学少女「・・申し訳ない」

ヒデ「まぁ・・勝ったから良しとしましょう。
今度はちゃんと謝れましたね」

文学少女「・・・」コクリ


ヒデ「(今更だが、さっきの閃きアナグラムはおかしいよな。
愛とは・・って。そもそも恋すら始まってねえよ)」

文学少女「・・どうかしたの?」

ヒデ「いえ・・何でもないですよ」

ヒデ「(うん、ないない。さっき赤面してた時は、
珍しく可愛いと思ってしまった自分がいるが、
肩車がこんな産物と知ったなら、誰とやっても恥ずかしいさ。
男同士ですら何となく嫌だしなぁ・・だって後頭部に棒が来るってだけで
何か嫌じゃないか?)」

文学少女「では・・次の目標へ接近!」

ヒデ「(最初は恥ずかしがっていたが、
いつの間にか何かのロボットに乗ってるかのような状態だな。
楽しんでもらえて何よりだ)」


ヒデ「(こうして俺達ははちまきを計5本入手したわけだが・・)」

ヒデ「・・決勝戦?」

監視員「はい・・お客様の中で数を数えた所、
同数のペアの方がいまして・・」

文学少女「一騎打ち・・これは熱い展開!」グイグイ

ヒデ「~~~!」//

ヒデ「(嬉しい展開なのは分かりますけど、
足を!止めて!その太ももの動きはヤバいって・・!)」

文学少女「それで・・私達のターゲットとなる相手は?」

監視員「あちらのペアの方です」

ヒデ「今まで俺らがぶつからなかったペアかな。
結構数いたから、そういうペアがいてもおかしくないか」


ヤナギン「よっしゃあぁぁ~~~!次を潰せば終わり!」

タカヒロ「何で俺が・・?」

ヒデ「(どこかで見た顔だ・・)」

文学少女「」

ヤナ「あれ?あの2人どっかで見たっけ?
川原で会った覚えがあるよーな・・なかったよーな?」

タカ「え・・やっさん!?ってか、そいつ誰?
やっさんの足に挟まれるとか羨ま」

ヤナ「ま、誰だろうといいわ!
ぶっ潰すぞタカヒロ!空手習ってるあたしに勝てると思ってんのか!?
この大人しそうな顔して実はメンヘラっぽいアマっ!」

文学少女「・・・」イラ


ヒデ「(おいおい、決勝戦だから分からんでもないが、
初っ端から喧嘩腰にこっちを挑発って・・やる気満々だな。
おまけに空手習ってる人かよ・・勝ち目あるのか?)」

監視員「では、始めちゃってください」

ヤナ「おいタカヒロ!さっさと近づけ!
先手必勝じゃーー!」ベシベシ!

タカ「分かったから・・!叩くなよ!」

ヒデ「(尻に轢かれてるなぁ・・お、今上手い事言ったな)」

文学少女「・・・」

ヤナ「さぁぁ、行くぞ!どっかで会った気もするアマ!
アンタを倒して私が優勝じゃーーー!」


ヒデ「(酷くバイオレンスな人のようだ・・
前会った時は肝心な部分を散々聞かない上に、最後にはハァ!?の一言で済まされたからな・・)」

文学少女「・・ここまで来たら、勝つしかないわね」

ヒデ「が、頑張ってください・・」

ヒデ「(馬の俺に出来るのは精々、倒れないよう踏ん張るくらいだ)」

ヤナ「空手習ってるあたしが余裕勝ちしてやるわー!」ブンブン

文学少女「・・・」

ガシッ!

ヤナ「この際はちまき取るか、落とすか、どっちでも構わないわよね?」ギリギリ

文学少女「く・・強い」キリギリ


ヒデ「・・効果音がおかしいな、どういうこった」

文学少女「・・ファンサービス」キリ

ヒデ「こんな時に凄いなっ!」

ヒデ「(待てよ・・俺はさっき、あのイラつくカップルに
精神的揺さぶりをくらったな。と言うことは、馬でも出来る事があるはずだ)」

ヒデ「(ここまで来たら俺も勝ってみたいし・・)」

ヒデ「(何が今彼女の為になるだろうか・・?)」

文学少女「・・・く」

ヤナ「アハハハハー!もう少しで優勝じゃああ!」

ヒデ「(力では不利、という事は・・)」


ヒデ「こうだ!」

グイッ

文学少女「!」

ヤナ「・・ってえ!?コンチクショオオ・・こんな事じゃ負けんわぁぁ!」

タカ「(やっさんの馬の奴、自分が身をよじって、
やっさんの身も捻ったのか。ヤナギンが完全にバランスを崩した・・)」

タカ「馬にも出来る事があるって事か・・ならこっちも」ボソ

タカ「お~い、やっさん。やっさんの馬の人って、
隣町まで追っかけた奴?」

文学少女「ヒッ!?」//

ヤナ「でかしたタカヒロ!このまま攻める!」

ヒデ「(チクショウ・・こっちはあちらを全く知らないから、
精神的な攻撃は不可能に近いぞ・・)」


文学少女「ヒー・・アッアッアッアッアッア」//

ヤナ「イッシッシ・・勝手に力抜けてるし!こりゃあ楽勝だぁぁー!」

ギリギリ

タカ「(よし・・綺麗に勝って、ヤナギンなんかとは別れて、
やっさんとプールを満喫しよう!)」

タカ「(にしてもやっさん、しぶといなぁ。もうひと押し必要かな?)」

タカ「いや~、やっさんの足に挟まれるなんて羨ましいなぁ」

ヒデ「(くそ!同じことを言われたが知り合いに言われると、
羞恥心が増大するんじゃ・・)」

文学少女「~~~~っ!」//ギュウウ

ヒデ「(やっぱりな!痛たたたた!)」


ヒデ「お、お前だって同じシチュを楽しんでるだろうが!」

文学少女「(え、それは私のを堪能しているという事では・・)」

文学少女「ンッヒャー!」//プシュー!

ヒデ「(アベシッ!?こっちに逆効果!?何でっ!?)」

タカ「おいおい、冗談キツイな。ヤナギンの足なんて全然嬉しくないね」

ヤナ「・・・」

ヤナ「ハァッ!?」

タカ「・・・?」

今日はこの辺で
この流れだと???さんと、
タダクニの妹の時は・・
ではまた明日~

大分遅くなりましたが
今から更新していきます


ヤナ「おいタカヒロ・・美少女のあたしの足に挟まれてるなんて、
普通は少し・・いやどう考えても至高の喜びだろうが!」

タカ「いや・・全く嬉しくないね、マジで。
そもそもヤナギンて女の子っぽくないし」

ヤナ「・・・」

ヤナ「・・・え?」

タカ「だから・・女の子らしくないって。
恥じらいもないし、基本暴力だし、賞味期限切れのお菓子に懐柔されてるし。
そもそも女の子の得意な物がラーメンの早食いとかありえないって」

ヤナ「」

タカ「なぁんか、友達少なそうだし、男との良い付き合い方とか
絶対知らなさそうだし。力で従わせるとかしか出来なさそうって感じ?
あ~、友達はいたか、アークデーモン討伐仲間が」

ヤナ「・・・」


タカ「恋バナも全く皆無だし、
声優だけが救いって感じがするんだよね」

ヤナ「タ、タカヒロ・・アタシカワイクナイ?」

タカ「俺が学校生活見てる分にはさ、やっさんは社交性あるし、
人気者だし、少し弄りがいあるっていうか・・面白いんだよね」

タカ「中二病気味だけど、料理も得意って話だし、
勉強も中々、普段と豹変した時のギャップも今じゃ良いと思うし」

ヒデ「(同じ学校の人だったか・・良く見てるなぁ)」

タカ「その点ヤナギン、自分の事思い出してみなよ。
空手が得意って、男子からは退かれるって。口調も乱暴だし・・」

ヒデ「(おいおい・・パートナーだよな?この2人)」

タカ「女子力じゃどう考えてもやっさんが上だよ」

ヤナ「・・・」(゜д゜)

二階から放り投げられたお菓子をがつがつ食いあさるやつが女子力(笑)


ヤナ「・・・」

タカ「あ・・(つい常々思っていた事を言ってしまった)」

ヒデ「いつの間にか墓穴掘ってたな・・」

文学少女「・・完全に戦意喪失ね」

ヤナ「タカヒロなんかにここまで言われると、へこむ・・」ズーン

ヒデ「・・流石に言い過ぎだったんじゃないか?」

タカ「でもなぁ・・唐沢もやかましい女って言ってたし・・」

ヒデ「(唐沢?)」


文学少女「戦意喪失なら、私の勝ちね」

ヤナ「うん・・何か自分を見直す時間が欲しいかも」

ヤナ「生島ぁ・・羽原ぁ・・私を助けて・・」

タカ「あの2人に助けを求めるのってどうかと思うんだけど・・」

ヤナ「お前・・羽原に仕返ししてもらおうか・・?」

タカ「だ、だからそういうとこが女の子らしくないんだって!」

ヤナ「こんな奴とプール来たのが失敗だったわ・・」

タカ「金奢らせといて何言ってんだよ!
さっきも気弱そうな男子を無理やり使いまわしてたし・・」

>>487
本物の女子力ってやっぱり、
自覚なしに備えてるものなんでしょうなぁ・・
やっさんに関しては熱弁なタカヒロを書いてみました(笑)


タカ「そこまで横暴だと可愛くないじゃなくて、
女の子としても見てもらえないからな」

ヤナ「さっきから言ってくれんじゃねぇか・・チェリーボーイ?
お前こそ男のくせに弱くねぇか?」

タカ「強さを男らしさとして最初に挙げる時点で、
男のことが分かってないね!・・ってか、まともな女子なら
そういう言葉を堂々と言わないし!」

ヤナ「おいてめぇ・・羽原がこの場に居ないからって
調子に乗んなよ?」

タカ「唐沢もボヤいてたけど、
君ら3人とは俺だって距離置きたかったんだよね!
大体何でいきなり訪問してくるんだよ。ダチとか思ってんのか?
冗談じゃない!どーせ都合のいい奴隷としか思ってないんだろ!?」

ヤナ「あたしらにとって男なんてそんなもんよおぉぉー!
可愛そうな男子高校生なんていいように使われるのがお似合いの身分じゃなーいッ!」


ヒデ「あれ・・俺ら蚊帳の外?」チラ

文学少女「・・・そうみたい」

ヤナ「ケッ!男のくせにグジグジしやがって!」

タカ「そっちは女の割に大雑把すぎだ!」

ヤナ「」グヌヌ

タカ「何だ・・もう元気になったのか、
やっぱりタフ過ぎて女の子っぽくはないなぁ」

ヤナ「・・・」


ヤナ「そこの2人」

ヒデ「は、はい?」

ヤナ「あたしには他に戦うべき相手が出来たみたい・・
さっさとあんたらが勝ったって言ってきなさいよ」

文学少女「・・いいの?」

ヤナ「今は優勝するより、目の前の奴をぶっ飛ばしたいのよね・・」

タカ「ヤナギン、お前には1回灸をすえる必要があると思ってたんだ」

ヤナ「上等じゃない・・」


タカ「じゃあ、向こうで勝負しようか・・」

ヤナ「私は羽原なんかと違って、ルールと場所を選ぶくらいはわきまえてるわ・・」

タカ「羽原と比べたらいけないと思うよ・・」

ヤナ「・・・そうだった」

ヒデ「(羽原ってさっきの相手か・・?)」

文学少女「では・・私達は景品を貰いに行きましょうか」

ヒデ「・・ですね」


監視員「おめでとうございます!
では1位になった方にはこれを差し上げていますのでぜひご利用ください」

ヒデ「おお・・園内のアイス1個無料券か」

文学少女「豪華ね、早速食べたい所だけど・・」

ヒデ「俺次は???さんとのに出ないとな・・
ビーチバレーもあるし」

文学少女「全て終わった後に楽しみましょう。
ビーチバレーの後なら格別に美味しいはず」

ヒデ「確かに・・じゃあ、それまでこれを預かっておいてください」

文学少女「厳重に保管しておくわ」


ヒデ「いや・・コインロッカーを使う必要は無いでしょう」

文学少女「これを再び目にするのは、
あなたがビーチバレーから帰ってきた後、
あなたと私だけの合言葉で解放される時だけ・・」

ヒデ「・・スイッチ入っちまったか」

文学少女「大丈夫、あなたならきっと・・。
ここまで言えば分かるわね?」キリッ

ヒデ「(今までの経験を考えると、
風とかがキーワードだとは思うけど、
どれもこれも印象深過ぎて分からない・・。
ってか、キャラ変わり過ぎッ!)」

文学少女「さぁ・・私の風を運んでくれる人・・
あなたにはまだ戦いが残っている・・」

文学少女「私との約束は一時だけ忘れて、
冒険という大きな流れに身を投じて、あなたの思うがままに風を吹かせてきて・・」

>>487の方、>>490で書き忘れたのですが、
おまけに賞味期限切れでしたしねぇ・・(笑)

今週はここまでです
ではまた来週~

>500
今思うと確かにしょぼいと反省
でも1日と言うのも・・食い過ぎてトイレにダッシュとかなりそうですな
あ、ネタにしてしまえば良かったかも(笑)
って事で大分遅い時間ですが更新していきます


ヒデ「・・・」

文学少女「・・・」

ヒデ「(え?何この沈黙?まさかこの場面でやれって!?)」

文学少女「・・・」チラチラ

ヒデ「・・・」

ヒデ「(えーっと、さっき言われた事は・・?
深く考えずに・・あ~・・こういう事言っとけばいいのか?)」

ヒデ「きょ、今日吹く風は・・気まぐれな南風だな」

文学少女「・・・」

ヒデ「今から・・俺のダウンバーストに変えてやるぜっ!」ダッ


文学少女「(立ち去る演出まで・・滾るっ!)」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(超恥ずかしいィィィィッ!!
如何にも外国語っぽいダウンバーストとか使っちまったけど)」

ヒデ「(非常に恥ずかしいいいィィィィィ!)」

ヒデ「」ゼェーゼェー

???「ダウンバーストかぁ・・なかなかかっこいい響きだね」

ヒデ「(聴かれてたァァァァァァ!)」

???「ヒデノリ君とやっさんの掛け合いは見てて面白いね。
メイちゃんの気持ちが少しだけ分かったよ」


ヒデ「出来ればその~・・忘れていただけるとですね」

???「私記憶力良いからなぁ・・特に印象深い事は、ね?」

ヒデ「(ヤべえよ・・完全にこの人の脳内カメラに記憶されちゃったよ)」

絵美「あんたとヒデノリ1位だったの?
中々やるじゃない・・」

文学少女「フフ・・あれこそ私と彼の真骨頂」

妹「もう真骨頂出しちゃうんですか?」

文学少女「ま、まだあれくらいでは全力ではない・・」

絵美「どっちなのよ・・まぁここは賞賛くらいしてあげるわ」


ヒデ「呑気におしゃべりしちゃってまあ・・」

???「う~ん、今からやっさん、色々言われると思うよ?」

ヒデ「例えば?」

???「う~ん・・ヒデノリ君の頭が、
足の間に来てた感覚はどうだった、とか?」

ヒデ「!?」

???「私もヒデノリ君に色々聞いておこうかな~」

ヒデ「い・・いや、そそそそ、そういうのは
異性で話すのはよくないんじゃないかなぁ!?」

???「そうかなぁ~?」


ヒデ「(これは単純に異性同志で話すのがヤバいと思っただけで、
決して質問が集中するのを彼女に押し付けたいわけではないぞ!)」

???「異性とでも、多少はそういう事話すと思うよ?」

ヒデ「う~ん・・まぁ、そういう事が話せる
女の子ってのはありがたいですけどね」

???「勿論節度は守らないとね」

ヒデ「流石にクラスの奴らの様には話せないけど・・」

???「やっさんとはそういう話出来た?」

ヒデ「騎馬戦の時は少なくとも、彼女は赤面して
余計圧迫がきつくなったくらいですね」

???「やっぱり、やっさんはそういう方面はまだ初心なんだね」


ヒデ「やっぱりって・・分かってたんですか?」

???「ヒデノリ君との出会い方とか、自作の小説を書いていたとこから、
少なくとも男子との付き合いは・・って思っただけだよ」

ヒデ「なるほど、ね・・」

???「ヒデノリ君はどうなの?」

ヒデ「俺は4人と会う前は女の子と、
全然関わる機会なかったからなぁ・・勿論初心ですね」

???「(どうだか・・)」

ヒデ「???さんは?」

???「ん~・・私もそういうのは経験ないかな」

ヒデ「でも積極的に言ってきますね」


???「やっさんの事だし。それに・・」

ヒデ「それに?」

???「ヒデノリ君なら大丈夫かなと思っただけだよ。
私が勝手に信頼してるんだけどね」

ヒデ「そ、そうですか・・」

ヒデ「(何でそんなに信頼されているんだ、俺?)」

???「じゃあ、そろそろ行こうか」

ヒデ「ですね・・」

ヒデ「さて・・次は何をやる事になるんだ?」


監視員「と、いう事で腰くらいの深さまでのプールに設置された、
様々な障害物を通り抜けてゴールを目指してください」

ヒデ「これは1位云々は無さそうだな」

???「ヒデノリ君には休憩だね」

ヒデ「にしても、小学生のころとかにやった、
障害物競走みたいだな」

???「少し古いけど、サ○ケみたいだね」

ヒデ「俺はあんな物が出来るほど鍛えてませんよ・・
東京フレン○パーク!の方が合ってるんじゃないかな・・」


ヒデ「あれ?君も参加するのか?」

タカヒロの友人「ん?君は川原で出会った・・」

???「知り合いなの?」

ヒデ「ああ、川原でちょっとね」

タカ友「君はやっさんと知り合いなんだろう?
俺も彼女とは高校が同じでね」

ヒデ「そうだったのか・・あの後彼女に追われたのも良い思い出だ」

タカ友「俺としては結構怖かったがな・・
にしても、やっさんと全く別の女子と一緒とは・・凄いな君は」

ヒデ「そうかな・・君だって一緒じゃないか?」

タカ友「俺はほぼ強引にさ・・友人と共にな」


生島「お~い、行くぞ~」

タカ友「はいはい・・」

タカ友「(まぁ・・あの3人の中じゃまともな方か、
時々見下してはくるけどな)」

タカ友「じゃあお互い楽しもうか、それじゃあな」

ヒデ「ああ・・風には気を付けような」

タカ友「・・・プ、プククク」

ヒデ「・・・プ、ハハハ」

タカ友「・・やはり、君は面白いな」

ヒデ「よっぽど彼女の方が面白いさ」

本日はこの辺で
では、また明日~

数日前は、風が騒がしかったな・・

だが今日は風も眠っているようだな

>>513
眠りにも、悲惨なものや安らかなものがある
今日の眠りは・・安眠のようだ
急ごう、風が起きる前に・・

って事で今から更新です


タカ友「そうだな・・俺も今度やっさんに言ってみようか」

生島「ほらほら、男なんだから待たせんなよ」

タカ友「ああ、すまない。それじゃあな」

ヒデ「じゃあ俺らも行こうか」

???「楽しもうね」


ヒデ「・・ホントここのプールはどうなってんだ?」

???「どこかで見た事あるゲームみたいだね」

ヒデ「4つあるコースから選ぶとか・・ヨッ○ーアイランドかよ」


???「と、いうことはどれか楽なのかな?」

ヒデ「・・そこまで忠実とは思えませんけど。選びます?」

???「私でいいの?」

ヒデ「こういう時は女の子が選んで、
仮に悪かったとしても、俺が上手くフォローするのが常でしょうね」

???「ん~・・じゃあ3で」

ヒデ「おいおい・・あのゲームじゃ逃げ回る番号だったな」

???「冒険心冒険心♪」

ヒデ「まぁあれから単に逃げるのも癪だったな」


ヒデ「(さっきの2人は少なくとも3番じゃないらしい)」

ヒデ「・・・」

???「ホントに凄いね、この施設」

ヒデ「作者の野郎、アイデアが無いからって
ドラ○もんみたいに簡単に施設の構造拡大しすぎだろ・・」

???「イメージとしては、マ○パの2vs2のやつかな」

ヒデ「男女で2つに分かれ、進めなくなった片方を
もう片方が助けて進めるように・・って感じかな」

???「ここはプールだから・・水を何かしら使いそうだね」

ヒデ「・・確かに」


絵美「お~い、ヒデノリ」

ヒデ「おまけに公開処刑か・・」

絵美「男の方は結構辛そうよ」

ヒデ「なんてこった・・」

絵美「色々野次ってあげるわね」

ヒデ「いらねぇ~~~!」

文学少女「2人で助け合う・・これはこれで面白そう」

ヒデ「完全に横スクロールアクションの感覚で見られてる感じだ・・」


???「頑張るね~」

妹「あの人は前向きだなぁ・・」

ヒデ「まあ、ゲームの主人公みたいでこれはこれでいっか」

妹「(結局あいつも前向きだな・・あれ?結構性質的に合ってる?)」

ヒデ「テレッテッテテッテ!テ゛ッ!」

ヒデ「・・何だよこのサンドイッチみたいな足場、
忍者みたいに渡っていけってか?」

妹「上手くやれよ~、落ちたら笑ってやるから」

ヒデ「くっ・・ここで笑われるわけにはいかない」


妹「チャラッチャ、チャチャチャテレッテテ」

ヒデ「死んだ時の音は止めて!」

文学少女「大丈夫・・足に大いなる風を感じれば・・」

ヒデ「(大いなる風って何だぁー!?)」

ヒデ「(ようはあの傾斜で下に滑り落ちる前に、
次に行けばいいんだろ?)」

ヒデ「こんなもん・・余裕じゃぁ~!」

シャッ シャッ シャッ

絵美「おお、ヒデノリ中々の身のこなし」 

ヒデ「(次で終わりだ・・!)」

ヒデ「!?」


ヒデ「(何で最後の足場にでっかい虫がぁぁ!?)」

ヒデ「(虫の1匹位って思うけど・・あれスズメバチじゃねーか!?
踏んじまったら何かとんでもない事に・・)」

ブチ

ヒデ「oh・・・」

ヒデ「(足の裏に妙に艶めかしい感覚がぁ・・!)」

ヒデ「・・・」ゼェゼェ

ヒデ「(トンデモねぇ試練だったな・・)」

???「お~い、ヒデノリ君、そっちお願い」

ヒデ「え・・・ちくしょう、今度は肉体労働か」

ヒデ「」ヒーヒーヒー

シュコンシュコンシュコン


絵美「あれって空気入れ?」

妹「ここの場合、空気じゃなくて水を入れていくみたいですね」

絵美「水を送って筒の中の重りを下に沈めれば・・」

文学少女「・・???さんの活路が開く!」

???「が、頑張って・・!」

ヒデ「(筒は2mくらしかないのに・・中々沈まないな)」

シュコンシュコン

ズズズズ・・

???「開いたよ!ヒデノリ君」

ヒデ「そ・・それは・・オェ・・ゼェハァ・・よ、良かっ、・・たです、ね」ゼェハァ


ヒデ「今度は・・俺の方が閉じている」

???「任せて」

絵美「今度は???さんが扉を開ける番ね」

妹「女子の方だから流石に肉体労働じゃないな」

文学少女「・・複数のスイッチで水の動きを開始させ、
先程と同じように重りを沈めれば、彼の未来が開く!」

妹「(・・言い回しが結構かっこいいな)」

絵美「あ!あっさりと開いたみたいよ」

ヒデ「(休みが無くて逆に辛い・・)」

ヒデ「次は・・2人で協同か」


???「ヒデノリ君大丈夫・・?」

ヒデ「さっきの水送りは辛かったですよ・・」ヒィヒィ

???「次は・・これ?」カチャ

ヒデ「これは・・最新鋭の水鉄砲か」

絵美「何か違うの・・?」

ヒデ「既存のは普通に水をピューっと出すだけだが、これは・・」

バシュッ! ビシャッ!

絵美「これって・・」

ヒデ「いわば、アラ○スタ編だけの水ル○ィみたいなものだ」

今週はここまでです
ではまた来週~、と言いたいですが、
もしかしたら次の土曜は更新可能か怪しいので、
その時は金曜に更新します
ではでは


妹「へ~・・あんな風に水玉を発射できるのか」

ヒデ「・・ここは2人で的を撃っていくみたいですね」

???「私も1回くらい撃っておかないと・・」

カチャ  バシュッ! ビシャッ

???「凄い威力だね・・」

ヒデ「水が無くなったらここを開いて・・
下のプールから補給するって寸法か」


ヒデ「女子の場合、あの1~9の的を撃っていくんだな」

???「ヒデノリ君は途中で出てくる的を・・って感じだね」

ヒデ「ガンアクションはゲームじゃ得意なんだ」

???「ゾンビとか撃つやつ?」

ヒデ「そんなとこ。ゲームとじゃ感覚違うかもなぁ・・」

???「・・・」

バシュッ!

絵美「おお~・・ど真ん中!」


妹「結構面白そうだな、的が撃ち抜かれてるのを見るのは・・爽快だ」

絵美「頑張って~!」

???「」コクリ

文学少女「彼は・・連射している」

ヒデ「フン!フン!」

バシュッ! カチャ バシュッ!

妹「割と命中率良くねえな・・歩きながらだから分からなくもないけど・・」


ヒデ「う~む・・現実って厳しいな。
ゲームじゃゾンビ共の頭を確実に打ち抜けるのに」

妹「遊びで現実の辛さを語るのはどうかと思うぞ・・」

ヒデ「・・全部で30あるうち、当たったのは16か」

絵美「ギリギリ半分ね」

妹「情けねえなあ・・」

ヒデ「酷評だな・・反動が結構辛いんだぞこれ」

???「私も射撃は終わったよ」


文学少女「???さんは、12回許された中で、
9個のうち7個まで撃ちぬいた」

ヒデ「凄いなあ・・」

絵美「ヒデノリの負け~」クスクス

ヒデ「野次るなよ・・ちょっと情けない感が増幅しちまうだろ」

妹「安心しろよ、元から情けないから」

ヒデ「俺には尊厳無し!?」

妹「(以前ならそうだったんだけどな・・
今はコイツのバカっぽさで3人とも楽しんでるから、
割と良いものかもと思っちまってる自分がいる・・)」

文学少女「大丈夫・・あなたにとって、これくらいの敗北は
大した問題ではない」


絵美「そうよ~、次頑張りなさい」

ヒデ「勿論だ、これくらいじゃへこたれないぜ」

妹「(・・この2人、ちゃんとあいつを励ますんだな)」

???「次がラストだね」

ヒデ「射撃の次は・・避けていく通路ってやつか?」

???「あの筒みたいのから水が出るんだろうけど、
普通に通るとセンサーで水が出てきちゃうみたい」

ヒデ「通るには水を止めるためのバーを動かすのか」


???「私の方のバーでヒデノリ君の方の水が止まって・・」

ヒデ「俺の方はその逆か・・」

絵美「ヒデノリ!ちゃんとバーを弄らないと、???さんに迷惑よ」

ヒデ「分かってるさ・・にしても、発射口ありすぎだろ」

文学少女「あなたならすべて避ける事も・・」

ヒデ「・・それはそれで面白そうだ」

ヒデ「よし・・やってみブバ!?」

ヒデ「ゴホゴホ・・凄い水掛かったな・・あ、これがセンサーか」

妹「あんな足元にあるのか。まず気づかないな」


ヒデ「お・・止まった。???さんが動かしてくれたんだろうな」

???「あれ?まだ近くにバーがあるなぁ・・?」

グイッ ドバー!

ヒデ「ガボゲボ!?」

???「あ、あれ?動かすと逆に出るタイプだったの!?」

ヒデ「・・プールの水は鼻が痛くなるな」

ヒデ「今度は俺がバーを弄って、???さんが行けるようにしないとな」

グイッ

ヒデ「・・・何も変化なし、と思ったが向こうが不用意にセンサーに
触れる前に対処したんだから当たり前か」


???「ヒデノリ君・・こっち今発射口無かったけど?」

ヒデ「ん?」

ウィーン

ヒデ「(またトラップだったか・・当たってたまるか!)」

サッ

ヒデ「(フ・・この動きには流石に・・)」

ザザアァァーーー!

ヒデ「(あ~・・上から全体ですか、そうですか。
どうやらさっきのスイッチ、上の樽か何かに水を溜め始めるスイッチだったんだな)」

ヒデ「またも俺だけびしょ濡れかよ・・
俺が濡れるシーンなんか誰得なんだよ全く・・」


絵美「」ヒーヒー

妹「」ハハハハ

文学少女「」プルプル

ヒデ「・・・」

絵美「ヒ、ヒデノリってば・・ことごとくトラップに引っかかって・・
おっかしい~~!」ヒーヒー

妹「わ、笑い過ぎて腹痛い・・」クスクス

文学少女「」プルプル

ヒデ「(そうですね・・この観客達にとって得でしたね!
少々大げさだけど、俺の人生って笑われる事で成り立ってるのかな・・)」

では宣言通り明日は更新無理なので、
明後日の日曜に続きます
また次回~

では1日明けての今週最後の更新でっす
寒くなって体調管理が大変ですなぁ・・


ヒデ「ちっくしょう!もうやられんぞ!」

???「あ、ヒデノリ君、センサーとか忘れてない・・?」

バッシャアアアアアアア!

ヒデ「・・・」

ポチャ

ヒデ「」

絵美「」ヒーヒー

妹「い、今の・・こいつの心理に合致しすぎの罠だ」クスクス

ヒデ「・・水の勢い強すぎだよバカやろォ~・・」(田中○衛 風)

ヒデ「・・・って、俳優のモノマネやってる場合じゃねぇ!
眼鏡をふっ飛ばされちまったぁ!」


ヒデ「俺の眼鏡~~!」

バシャバシャ

文学少女「眼鏡が無いのも・・イイ」

絵美「・・何でもいいんじゃないの?」

妹「あ・・でもあんな風に所構わず探したら・・」

バシャー ドバー ドドドドドドド 

ヒデ「(・・母ちゃん、兄ちゃん、父ちゃん)」

ヒデ「(俺は今、何方向からも・・水に打たれています。
何の屈辱でしょうか・・これは?
動きずらいし重いし、何より・・ちょっと痛いです)」


ヒデ「(水が止まった・・???さんが上手くやってくれたのだろう)」

ヒデ「・・やっとマイ眼鏡を発見だ。
ったく・・線1本で描けちまう代物だから探しづらいったらない・・」

???「やっとゴールだね」

ヒデ「???さんは足首までしか水に濡れていない・・」

???「こっち全然水が出なかったよ」

ヒデ「贔屓かよ・・何か水かけられっぱなしで、
疲れてはいないけど、妙に気分が落ち込んだな・・」

???「休憩にはならなかったかな・・」

タカ友「やあ・・そっちも終わったかい?」


ヒデ「ああ・・さっきの」

タカ友「君もびしょ濡れか・・男女で差があるのかもな」

ヒデ「どうやら君のその姿からそうらしいな」

タカ友「・・こっちも酷くやられたよ。まあこちらの場合、
パートナーがわざと当ててきたのもあるんだが」

ヒデ「・・そっちも苦労したんだな」

タカ友「女子の方の水の勢いが弱かったり、
発射口が少ないのは、以前水着が外れたって言う問題があったらしいが・・」ボソ

ヒデ「・・???さんにそんな事態が起きなくて良かったよ」ボソ


タカ友「・・・」チラ

ヒデ「・・・」チラ

???「2人ともどうしたの?」

タカ友「うむ、君の連れには起こってはいけない事態だ」

ヒデ「分かってくれてありがとう」

???「・・?」

妹「お~い、そろそろビーチバレーに行くぞ」

ヒデ「はいはい、分かってますよ・・」


タカ友「ほぅ・・ビーチバレーにも出るのか」

ヒデ「彼女達を楽しませるためにな・・」チラ

絵美「ヒデノリったらおかしかったわねぇ・・」キャイキャイ

文学少女「私なら・・全ての罠を解除できたのに・・!」

???「ヒデノリ君に悪い事しちゃったかな・・」

妹「バカですから大丈夫ですよ、すぐ忘れますって」

タカ友「成程・・男だな」

ヒデ「ありがとう・・」

タカ友「そういえば・・ビーチバレーは俺の連れの知り合いも出るって言ってたな」


ヒデ「じゃあ、君も見てるって事か?」

タカ友「影ながら応援しているよ・・その連れの知り合いとは、
当たらない方が良いだろうけどね」

ヒデ「何でだい?」

タカ友「恐ろしい人物だからに決まっている・・!」

ヒデ「あぁ・・こっちにも尋常じゃないのがいるから」

タカ友「彼女の事か?」

ヒデ「あぁ・・友人の妹だ」

タカ友「あの悪魔には無理だと思うけどな」

ヒデ「俺からすれば、あの妹は超人か何かだよ」


タカ友「ほぅ・・超人vs悪魔か・・面白そうではあるな」

ヒデ「参加する身としてはそうでもないのだが・・
まぁあの妹に勝てる奴なんかいないだろうな・・」

妹「行くぞ~」

ヒデ「じゃあまたな」

タカ友「立派な戦績を期待しているよ」

ヒデ「どうやら・・ビーチバレーには、
悪魔のような存在がいるらしいぞ、タダクニの妹よ」

妹「悪魔ねぇ、どんな奴なんだか・・」


ヒデ「参加手続き完了っと・・5点先取で勝ちみたいだな。
決勝は10点みたいだが」

妹「まぁ・・ストレス発散くらいにはなるかな」

ヒデ「この子理由が怖いです!」

監視員「では、ビーチバレー大会を始めてください!
1位の方には・・」

ヒデ「流石にアイス1個無料じゃないよな・・」

妹「商品なんてどうでも・・」

監視員「現金1万円です!」

ヒデ「まさかの現金!?結構豪華じゃぁねぇか!?
っていうか、倫理的に大丈夫かこれ!?」


監視員「え~・・お客様からツッコミがありましたが、
予想外に参加ペア数が多かったので、急に変える事になりましたです、はい」

妹「1万円か・・燃えるな」

ヒデ「あれ?さっきまで全く興味なさそうだったのに、
燃え上がってる!?」

妹「絶対手に入れるぞ!」

妹「(それで、あれとあれと・・あの人形もいいかな~♪)」

ヒデ「適当にすぐ負けて終わらせるつもりだったんだけどなぁ・・」ボソ

と、いう事で今週はここまで
いよいよ最後のビーチバレー
ヒデノリとタダクニ妹の対戦相手は・・?
ではまた来週~

では遅くなりましたが更新していきます


監視員「では対戦ペアは抽選です。
参加ペアが多いのでA~Hまでの8コート同時に試合を行っていきます」

ヒデ「・・50ペアも参加してるのか」

妹「最後まで行くとなると・・5、6回はやりそうだな」

ヒデ「シードで上がれる枠とかもありそうだが・・
そこは運だな」

妹「勝てばいいんだよ、勝てば」

ヒデ「ルールはともかく・・お前は上手いのか?」

妹「スパイクは任せろ、お前は打たれたのを上に上げてくれればいい」

ヒデ「その方が難しいと思うが・・そもそも、
そっちに打たれたら、最終的には俺が打たないといけないだろ」

妹「正式なルールは知らないけど、3回以内に返せばいいんだ。
上手く帳尻合わせれば平気だろ」


ヒデ「それもそうか・・」

妹「あたしがレシーブしたら、お前がもう1回上げて、
あたしが決めればいい。お前がレシーブしたら、1回分トスが減るだけだ」

ヒデ「・・俺がレシーブした時、上手く上げられなかったら?」

妹「場外じゃなきゃ平気だ、どこからでも打てる」

ヒデ「頼もしい御言葉で」

妹「安心しろって、丁度いいルールもある」

ヒデ「何だ?その丁度いいルールって・・」

妹「男が女に当てるのは禁止だが、
女が男に当てても問題無いってとこ」

ヒデ「・・・」


妹「まぁ、男が男に、女が女に当てるのは問題ないみたいだから、
気を付けろよ」

ヒデ「怖いな・・」

妹「まだあたし達の出番はない、
出番まで軽く練習しよう」

ヒデ「いよいよ本気だな・・まぁ、軽く打っておきたいのは同感だが」

妹「アニメでも時々バレーやってたから平気だろ?」

ヒデ「暇潰し程度にはな・・でもトスの練習くらいしかしてないぞ」

妹「安心しろ、あたしの球で練習だ」

ヒデ「」


妹「いくら下手なお前でもあたしのを何回も受けとけば、
本番のが止まって見えるだろ」

ヒデ「や、止めませんか?そういう展開」

妹「何か言ったか?」

ヒデ「」

妹「じゃあ行くかー!」グイグイ

ヒデ「(本番の前に死なないと良いなぁ・・)」トオイメ


絵美「ヒデノリ達はまだ?」

???「まだ2人の番じゃないから・・練習中かな?」

文学少女「修業とは・・熱い!」


ギャアアアアアアアア!

タカ友「悪魔の餌食になったペアの断末魔が聞こえる・・」

ヒィィィィィ!

タカ友「・・聞き覚えのある声が練習場から
聞こえる気がするのだが、気のせいか」

タカ「よぅ・・生島とはどうだった?」ボロ

タカ友「色々悲惨な目に遭ったと思うが、
お前よりはマシだな」

タカ「ヤナギンとは最悪だったよ」ハァ

タカ友「結局返り討ちか・・」

タカ「まぁ・・ヤナギンに勝てるわけないさ」


タカ「にしてもなぁ・・あの悪魔がこんな公の場で降臨か・・」

タカ友「ペアの人も災難だろうに・・」

タカ「ボートの時とは相手を変えたみたいだよ。
使えなかったから捨てたってさ」

タカ友「・・あの純真そうな男を道具扱いか」

タカ「あいつも大変だろうに・・後に語られる、
大事件とかにならないといいけど」

タカ友「とにかく、見守りに行こうか・・」

タカ「あぁ・・って言っても、見守りに行くだけでもう地獄だよ」


妹「ドオオリャアアアアアア!」

バシッ!

ヒデ「ヒィッ!」

ビシッ!

ヒデ「アベシ!?」

ドサ・・!

妹「おいおい・・10回くらい軽く打ってやったんだから、
そろそろ上手くトスしろよ」

ヒデ「(これで軽くぅ!?ホントもうお前サイ○人か何か!?
痛つつ・・ってかこれ、ビーチボールだよな?よくもまぁ耐えてますこと・・)」


妹「そろそろ威力上げるぞ」

ヒデ「ちょっと待」

ブゥン! バンッ!

ヒデ「」

シュウウウウウ・・

ヒデ「(・・床が凹んだ、だと)」(汗)

ヒデ「(おいおい・・下ってこれ、スポンジじゃないぞ?
ましてや木材でもないし何かは知らんけど・・
とりあえず怖ッ!)」

妹「おいおい、避けたら練習にならないだろ?
それに今ので点取られたようなもんだぞ」


妹「流石にあたしでも、お前を狙って打たれた球を、
お前が避けた後に地面すれすれで返す、
なんて芸当出来ないぞ」

ヒデ「(そう言いながらも、本番ではやっちゃいそうだよな、この人・・)」

妹「よし、次はあの球を練習しとくか」

ヒデ「何あの球って!?必殺技でもあんの!?」

妹「お前は意地でも拾う役だからな、キツイのバシバシ行くぞ」

ヒデ「ア○ックNo.1じゃないんだから!」

妹「諦めたら、そこで試合終了だろ?」

ヒデ「安○監督~!」


妹「じゃあ、もう1発!」

ブゥン!

ヒデ「」

ヒデ「先生・・あまりの速さに僕の動体視力と、
身体能力が追いつきません!」

妹「諦めんなよ!ほらほら、もっと頑張ってみろって!」

ヒデ「しゅ○ぞう止めい!お前のイメージが崩れる!」

妹「・・女子のあたしがし○うぞうはチョイス変だったな・・」

ヒデ「・・うん」

妹「・・何か後から来るな。微妙に後悔してきた」ズーン

と、いうことでまた明日に続きます
ではでは


ヒデ「そこで後悔するだけ、まだ女子を捨ててないって事だ、
タダクニの妹よ」

妹「とりあえず・・さっきのは忘れてくれ」

ヒデ「あぁ・・俺も思い出したくないわ」

妹「あ・・そろそろあたし達だ。
いいか、あたしのスパイクに相当するのなんてそうそうないから、
上手くトスしろよ」

ヒデ「ハイハイ、頑張ってみますよ・・」

妹「じゃあ・・第1回戦だ。行くぞ!」

ヒデ「お供しますよー・・」ハァ


絵美「あ、ヒデノリ達よ」

???「頑張って~」

文学少女「立ちはだかる敵は・・粉砕あるのみ」

妹「頑張りますよ~」

ヒデ「(タダクニの妹の場合、本当に粉砕しそうで怖い・・)」

モブ男「よろしくな~」

モブ女「負けないわよ」

妹「どうも・・」

ヒデ「(・・南無三)」


モブ男「まずは・・サーブ!」パシ!

ヒデ「(なんてこった、サーブとスパイクの差があるとはいえ、
超遅く見える・・)」

妹「上手く上げろよ!」

ヒデ「これくらい・・余裕だ!」

ポン

ヒデ「よし!・・・ア」

妹「」ニヤリ

ヒデ「(始めから全開って事はないはずだが・・)」


モブ男「来るぞ・・!女の子のスパイクだ!
大したことはない!」

モブ女「油断しちゃダメよ!」

モブ男「分かって、る・・?」ビュン!

ピピー

審判「1対0!」

モブ男「・・・」

モブ女「・・・」

モブ男「俺・・今油断してないよ?」

モブ女「私、何も言ってないよ」


モブ女「」チラ

妹「まあまあのトスだったぞ」バシバシ

ヒデ「痛てて、叩くなよ!褒めてんのに言葉がそれって、
ジャ○アンか!?」

妹「素直に褒められとけって。
まあ毎回あんなへなちょこサーブと思うなよ」

モブ男「化け物か・・?あの子。
熟練した女子バレー部とかより強いぞ、あれ」

モブ女「え?世界選手権とか・・?」

モブ男「バカ!そうじゃなくて・・あれは人を越えてると思うぞ」

モブ女「そんなバカな事・・」

モブ男「聞いてみろって・・」

モブ女「?」


ヒデ「因みに今のスパイクって、どれくらいの力だったんだ?」

妹「ん~・・準備運動か、デモンストレーションってとこ?」

ヒデ「・・・」

モブ女「・・・」

モブ男「・・・」

モブ女「どうすんの?勝てるわけないじゃん・・」ガタガタ

モブ男「諦めたら、そこで試合終了ですよ、って言うだろ?
ようはこっちはあの男子の方を狙うんだ。女子なら男子に当てても文句は言われない」

モブ女「それって・・あの子があんたに当てられるって事じゃ・・」

モブ男「・・・」

モブ男「」ダラダラ


妹「あの~・・そろそろサーブ打ちますよ?」

モブ男「あ・・ハイ!?」

モブ男「(って、あの子から俺にサーブじゃねえか!
いやいや・・サーブまで流石に・・)」

妹「」ヒュッ

モブ男「(ほら見ろ、べる○バブのヒル○さんだって、
思いっきり打った時はジャンプサーブだった。あの子はジャンプサーブですらない!
だからあれに近いって事は無い!)」

バシッ! ビュンッ!

モブ男「・・・」

モブ女「・・・」

ヒデ「(ジャンプサーブですらないのにこの威力。恐ろしや恐ろしや・・)」


ヒデ「(その後相手は負けを認めた・・)」

妹「ハァー・・歯ごたえなかったな」

ヒデ「気の毒に・・」

モブ女「」ガタガタ

モブ男「」ブツブツ

ヒデ「トラウマレベルになってしまったようだ・・」

妹「お、次に入ったぞ。疲れてないだろうから行くぞ」

ヒデ「いつもなら疲れてちょっと休みください・・
なんだが、今回はな・・」

ヒデ「さて、次はどんな人かな・・?」


チャラ男「俺バレー経験者だからさぁ、負け認めた方が
恥かかねぇぜ~?」

チャラ子「キャ~、私達、優勝確実って感じ~?」

キャッ キャッ

ヒデ「本物の経験者か・・」

妹「少しは楽しめるかな?」

チャラ男「逃げねえ事は褒めてやんよ」

ヒデ「あ~・・そっちが逃げた方が」

妹「何バカな事言おうとしてんだ」

ドス!

ヒデ「強烈・・!イタイ・・」


チャラ男「ん?今そいつ何か言おうとしなかったぁ?」

妹「いえ・・何も?」

チャラ男「・・まぁ、いいさ。軽く勝ってやっからよ」

チャラ子「あんたってば優しい~」

妹「(こういう自信にあふれた奴倒すのって楽しいよな)」

ヒデ「(全く・・まだ未来ある若者になんてことしようとしてんだこの子)」

と、いう事で4月の更新は終わりです
ご報告ですが、このssは6月には終わる予定です
割と長い間(?)やりましたが・・あと1ヶ月と半月ほどで終わります
ではまた来週~

僕はもう疲れたよ・・
と言うのは冗談ですが、
前スレを見てもらえると分かりますが書き始めが去年の6月だったので
ん~、キリのいい6月までにしよう、と思った次第です、はい
ネタ切れもありますが、6月までは書ききろうと思いました
因みに終わり方も考えてあります


チャラ男「ま~、最初は手加減してやんよ!」

パシ

ヒデ「(ホントに軽いサーブだな。チャラチャラしてるが
案外素直でいい人なのかもな・・よっと)」

ポン

妹「・・・」

チャラ男「来るぞ!」

チャラ子「オッケ~」

妹「せい!」

ビュン! ドゴ!

チャラ男「ヘブ!」


バタリ・・

チャラ子「え・・?嘘でしょ?」

ヒデ「(遂に犠牲者がぁ~~!!どうなんのこれ!?
退場か・・!?)」

妹「・・・」

監視員「え~・・1人再起不能のため、
代わりとなる方がおられないようでしたら、欠員で負けになりますが」

チャラ子「え?向こうが違反になるんじゃ・・」

監視員「・・女性の方が男性に当てても問題ありませんので」

チャラ子「はぁ!?」


ヒデ「・・いいのか、これ」

チャラ男「」チーン

妹「少しはスカッとしたかな」

ヒデ「(その後もタダクニの妹の、
トンデモショットで勝っていったわけだが・・)」

ヒデ「・・来ちまったなぁ、決勝」

妹「いよいよラストだな」

ヒデ「ここまで来たら優勝したいけど・・肝心の相手は・・」


羽原「あれ?さっきも見かけた人だ」

唐沢「・・・」ガタガタ

ヒデ「・・・」

妹「・・・」

唐沢「ヒ、ヒデノリか・・退場した方が、い、いいぞ」ガクブル

ヒデ「お前がいるってことは・・」

ヨシ「見ろよ、ヒデノリと唐沢が当たったぞ」

タダ「え?何で俺の妹といるの?」

モト「ヒデノリも大変だな・・」


絵美「お~い、ヒデノリ。せっかくだから優勝してね~」

文学少女「ここまで来たなら・・あとは勝つのみ。
今、風はあなたのために吹いている・・!」

???「あれ?相手のあの人さっき見たような・・」

ヨシ「・・・」

タダ「・・何でヒデノリの応援席は女子3人なの?」

モト「・・バカ野郎、その事については
俺らの傷に触れるから止めろと何度言えばわかるんだ・・!」

ヨシ「俺も・・女子に囲まれてみたいなぁ」

ヒデ「・・やはりあいつらもいたか。
タダクニは流石にあの恰好を止めたみたいだが・・」


妹「でも唐沢さん、何であんなに震えてるんだ?」

ヒデ「・・さぁ」

唐沢「」ガタガタガタ

妹「とりあえず・・唐沢さんは厄介だから先にやるか」

ヒデ「・・最初から潰す気かよ」

唐沢「」ダラダラ ガタガタ

ヒデ「ほら見ろ、凄く怖がってるぞ」

唐沢「(すまないヒデノリ・・確かにタダクニの妹に
スパイクを打たれるのは怖いが・・)」


羽原「・・・」

唐沢「(パートナーの方がよっぽど怖いんだ・・!)」

タカ「唐沢も大変だな・・。羽原の奴さっき組んでたミツオって人を、
唐沢見つけた瞬間に捨てたみたいだぜ」

タカ友「・・悲惨だ」

ヤナ「んまぁ~、羽原はちょっとおかしいとこあるからね~」

タカ「(それをヤナギンが言うか?)」

生島「あれ?あの眼鏡の奴、さっき別の子と何かやってたわね」

タカ友「連れが4人女子で、色々と参加しているらしいよ。
4人それぞれ別々のものをやりたがったらしくて、それに付き合ってるらしい」


生島「ははぁ~・・使われてるって事?」

タカ友「身体を張ってるんだよ、彼は男の鑑・・なのかもしれない」

タカ「頑張るなぁ・・でも相手が羽原って終わってるじゃないか」

ヤナ「アイツに勝つには、あの時のように
猛者が10人は必要よね。
いや、としゆきが絡んでるからもっと必要かも・・」

タカ「ど、どうすんだよ!まずいんじゃないか、これ?」

ヤナ「ここまで勝っている相手にはなんだけど、
素直に辞退する事を勧めたいわね、そーすりゃ、羽原も被害出さないでしょうし」

タカ「あいつは1つの災害だからなぁ・・」


羽原「としゆき、頑張ろうね!」

唐「」ガタガタ ダラダラ

唐「(ヒデノリ、タダクニの妹・・死なないでくれ!!)」

ヒデ「結局、さっき言われた悪魔ってどの人だったんだ?」

妹「あたしが知るかよ。でもその情報くれた人は、
必ず勝ちあがるだろう的な事言ってたんだろ?」

ヒデ「悪魔としか言ってなかったが・・
仮に決勝まで来たなら、唐沢ではなく、彼女の事になるが・・」チラ

羽原「」アハハハハ

唐「」ダラダラ


ヒデ「特に悪魔には見えないな。見た目だって普通だし。
バレーの実力が悪魔みたいなのかもしれんが・・」

妹「人は見かけによらないだろ?
今まで誰があたしを強いって見てきた?」

ヒデ「・・初見で見抜けた人はいないな。
唐沢はお前の凄さを分かってるけど」

妹「その悪魔って言われてた人が、
退場とかになってない限り、あの人って事になるんだろうな」

羽原「」ウフフ

唐「」ガタガタ

と、いう事で本日はここまでです
いよいよ大御所ですかね
タダクニの妹vs羽原(ビーチバレーですけど)
まだ始まりの部分ですが、ヒデノリと唐沢の運命は・・
ではまた明日~

今日も風が騒がしいですね
もしかしてヒデノリと文学少女って、この時期に出会ったのかも・・
では次から今日の更新です


監視員「ではこれより、決勝戦を開始します!
今までは5点で終わっていましたが、今回は10点取った方が勝ちです」

監視員「今までの各ペアの戦績を見ますと・・」

監視員「何とっ!どちらも全試合相手ペアが、
途中で負けを認めたり、事前に辞退して不戦勝などなどです!
まともに5点取った事があるのは・・こちらのペアが1回のみです!」

オオ~~~~~!

ヒデ「確か準決勝だったな」

妹「ついさっきだな・・でも、それってつまり向こうのペアは1度も・・?」


羽原「・・・」

唐「(羽原が無言に・・!?これはヤバい!
・・にしてもヒデノリ達も相手が途中で棄権になったりしたのか。
タダクニの妹がいるから妥当と言えば妥当か・・)」

唐「(・・となると、これは本格的にヤバい試合では!?
今まで1試合だけ俺の説得に応じてくれたが他は・・ゴクリ)」

ヒデ「(全試合途中退場させるとは、一体・・)」

妹「(あの人・・)」

ヒデ・妹「「(何をしたんだ!?)」」

羽原「・・・」

唐「(これは・・恐ろしい歴史の1ページだ!)」


監視員「では・・ルールは点数以外は
特に変更はありませんので、始めてください」

ピピーー

ヒデ「(タダクニの妹からのサーブ・・1点目は確実、か?)」

妹「」ス・・

羽原「」ギラッ

唐「(グゥ・・アークデーモンの得意技・・
悪魔の眼力!神経を張り巡らせ、相手のショットを
見極める技!まさか・・初めからこの技を?
流石はタダクニの妹・・!羽原もヤバい相手と感じ取ったのか?)」

妹「(これは・・確かに今までとは違う空気だな。
あの人、ただ者じゃないかも・・)」


妹「(1球目だし、まずは様子見だな)」

バシ!

ヤナ「勝ちあがってきただけ、そこそこやるみたいね」

タカ「だからって・・あの球威じゃ、
羽原に勝てる要因にはならないよ」

タカ友「まだ彼女は、本当の力を出していないだろうな」

唐「(くっ・・!流石に速い!だがこの程度羽原なら・・)」

羽原「」ス・・

バッ!

ヒデ「か、片手で返してきた!?」


ヒデ「くっ・・割と返しにくい所にピンポイントで・・!」

ダッ!

ヒデ「間に合えええぇぇぇ!」

ザザーー バッ

ヒデ「痛てて!」

ヒデ「(床で思いっきり腹を擦った・・)」

妹「(躊躇ったら負けるな・・先制点をまずは・・!)」

タッ!

妹「ドッセェェェェェェ!」

ヒデ「(大会初のジャンプスパイクだ!)」


ドッゴオオォォォォォォォ!

ヤナ「・・ハ?」

タカ「す、凄い!何てショットだ!」

生島「羽原ってば返せるの?」

タカ友「いや・・あれは!」

唐「!」

ヒデ「(唐沢を狙ったのか)」

唐「(いかん・・こんな球返せるわけが・・)」

サッ

羽原「・・・」

ス・・ ガガッ! 


妹「(唐沢さんを庇った!?いや・・そんな事よりも)」

ヒデ「(タダクニの妹のジャンプスパイクを、
両手のガード体勢で受け止め、上手く上げた!?)」

タダ「妹の馬鹿力を止められる人っていたんだ・・」

唐「(案外、いい試合になるかもなこれ)」

唐「(ここから・・俺のスパイクだ!)」

タッ・・ バシッ!

唐「まずは先制・・なにっ!?」

ヒデ「悪いな。これくらいのスパイクなら、
タダクニの妹に比べれば・・楽勝だぜ!」

バッ!

ヒデ「頼むぞ!」

妹「よし・・!」


妹「(単に力任せでも無理か・・なら)」

妹「ダアアリャアアアアア!」

ポン

羽原「!?」

唐「なに・・!ここに来て・・」

ヒデ「とんでもなく弱いドロップと来たか・・!」

妹「(どうだ・・?)」

タン・・コロコロ

羽原「・・・」

唐「・・先制されてしまったか」


オオォーーーー サスガケッショウダナ! スッゲーーー

唐「・・やるじゃないか、ヒデノリ。
俺のスパイクをお前が止めるとはな」

ヒデ「パートナーに散々しごかれてな」

唐「フ・・ようやく楽しい試合が出来そうだ」

ヒデ「漫画的にも熱くなってきたぜ・・」

唐「・・・」

唐「」ギクッ

唐「」チラ


羽原「」ブツブツブツブツブツブツ・・

唐「(しまった!このままヒデノリ達と熱いビーチバレーが出来るかと思ったが、
羽原は一見こんな楽しいものでも、相手を圧倒する事しか考えてない!
相手を潰す事しか・・!)」

唐「(まずい・・ヒデノリは確実にこの勝負を楽しんでいる・・。
恐らくだがタダクニの妹も。そして今のラリーだけではあるが俺も・・。
だが、羽原だけは別だ!)」

唐「(こいつは・・勝負となったら、相手を気絶させるか、
圧倒的な自分の力を発揮して見せ、相手を恐怖に陥れる事しかしない!
そうすれば・・羽原の中ではいかなる勝負でも勝ちとなるのだから!)」

唐「(そういう方式が成り立っているからこそ、
今までの試合は悲惨なものだった・・)」

唐「(こいつは・・いかに小さな勝負でも
地獄に変える災厄なのだから・・!)」

祝600ですなぁ・・
ってことで今週の更新はここまでです
また来週~

最新刊のラノベを読んでたら遅くなりました
では次から更新です


唐「(ヒデノリ達に辞退を勧めるか・・
それともこちらが引き下がるか・・いや、それは無理だ!
何とか今までのような事態にならないように図るべきか・・)」

唐「(ダメだ・・羽原相手では何も良い案が思いつかない。
思いついても、粉砕される未来しか見えてこない!)」

ヒデ「(唐沢どうかしたのかなぁ・・凄い考え込んでるぞあれ)」

ヒデ「(タダクニの妹のショットが凄かったのは分かっていただろうけど・・
予想外に俺のレシーブに驚いて、どうするのか迷ってるのか?)」

ヒデ「(バレーって面白いな・・)」サワヤカ~

妹「(・・唐沢さんの表情と、コイツの表情の差が激しいな。
どうせ呑気な事考えてるんだろうけど、唐沢さんのあの顔は一体・・?)」


妹「(今点取れたのは不意を突いたからだし・・どうすっかな。
最初に凄いスパイクやサーブで印象付けておいたとこから、
超ゆるいショットだったから効果あったけど。次はどんな一手で行くか・・)」

羽原「・・・」

羽原「・・ケ・・ナイ・・・・・ユ・・ノ・・メニ」

羽原「・・ブス・・!グ・・チャニ!」

羽原「ブツブツブツブツ・・」

唐「(俯きながら何かを呟き始めた・・
確実にヤバい事をしようとしているな)」


ヒデ「先制したから・・またこっちからサーブか」

ヒデ「おい、結構いい試合出来そうだから
今までやったようなこと止めないか?」ボソ

妹「そう思ってんのは多分、お前だけだぞ」ヒソ

ヒデ「?」

妹「(ハァ~、何でこいつには唐沢さんのパートナーが、
異常って雰囲気が伝わってないんだ?それだけ普通って事か・・。
・・ってそれって、分かってるあたしが異常って事じゃ)」

妹「(まぁ、唐沢さんもあの人が・・って事は分かってるだろうけど、
どうする気なのかな。唐沢さんも止められるってわけじゃなさそうだし)」

来たか
禁書面白かったよ

>>611
新約9巻ほどのシリアスさはなかったけど、
なんていうかいつもの上条さんが戻ってきたって感じ
ねーちんに対する上条さんの態度は爆笑でした


妹「(問題は仮にこっちが攻めたら、
よりあの禍々しい力を発揮しそうって事だな)」

妹「(けど・・勝つには攻めるのが1番だ・・)」

バシッ!

ヒデ「またも強力なサーブを・・!」

唐「くっ・・返せない事はないが」

タンッ

唐「(重い球だ・・ん?そうだ!この手があった)」

羽原「ハァアアアアアア・・!」

ズドッ!

ヒデ「(ゲッ・・狙われた!?おまけにタダクニの妹並みに速い!?
ってかあの人、今突いて打ったよね!?)」


唐「(ヒデノリが餌食になったか・・すまん)」

ヒデ「ゴーヘヴン!」

ドサッ・・

絵美「あれ・・ヒデノリやられちゃったよ?」

???「普通にまた立ち上がるんじゃないかな?
もしそうならないならやばいけど・・」

タカ「(あの子達は羽原の恐ろしさを知らないんだな)」

タカ友「呑気に語っている場合じゃないぞ!
まだ・・ボールは落ちていない!」

タカ「なに・・?」


タダ「ヒデノリに当たった後もボールの勢いがあり過ぎて・・?」

ヨシ「上に・・」

モト「こんなレシーブがあっていいのか!?」

ヒデ「(つまり俺は・・顔面で受けたって事、か)」ガク

妹「こんな形でも役に立つとは思わなかったよ!」

バシッ!

唐「(今だ・・今しかない!)」

ダッ!

羽原「と、としゆき!?」


唐「うおおおおおおおおおおおっ!」

唐「(ヒデノリ・・1回だけだったが楽しいバレーだったぜ・・)」

メリッ・・!

唐「ゴフッ」

ドサッ・・

唐「」チーン

羽原「と、としゆき・・しっかりしてよぉ!」

ガクガクブラブラ

唐「(ここはやられたふりだ・・そうすればこの争いは双方収まるはず・・)」

唐「」チーン


妹「あ~、こりゃ引き分けか?」ポリポリ

タダ「全然ヒデノリの事心配しないんだな・・」

ヨシ「流石タダクニの妹だぜ・・」

モト「何つー結末だよ・・まあ終わったし、唐沢を連れて行こうぜ」

タダ「そうだな・・」

タダ「唐沢~、大丈夫か?」

唐「(おお、タダクニ!早く俺を羽原から引き離してくれ!)」

羽原「・・・」


羽原「君、としゆきの友達?」

タダ「え?・・そうだけど」

羽原「なら・・としゆきの代わりに私と組んで」

タダ「え?」

唐「(なん・・だと?)」

唐「(ダメだ・・止めろタダクニ!このままではこちらが勝ちになってしまう!)」

羽原「友達なら・・としゆきの後釜をやったっておかしくないでしょ?」

タダ「それはそうかもしれないけど・・相手に悪いし」チラ


妹「」ツンツン ゲシゲシ

ヒデ「」チーン

絵美「ヒデノリー、いつまで寝てんのよ!?負けちゃうわよ!」

文学少女「これはもしかして・・じ、人工呼吸が必要だったり・・!?」ヒャッハー

???「違うと思うよ・・(汗)」

タダ「ねぇ・・?」

唐「(そうだな!流石タダクニ!常識をわきまえている)」

羽原「私はどうしても勝ちたいんだけど?」

メキッ

今日はここまでです~
また明日
禁書について、ほぼ上条さんフラグ勝ちじゃないですか・・

乙!!
禁書のドヤ鳥道が可愛かったのとみこっちゃんの挿絵がヒロインだよやったねとおてぃちっさい以外はどうでもいいぜ!!(錯乱)

>>621
ねーちんだけは笑ってあげましょうよ(笑)
にしても今回はインデックスの慎ましい胸をタッチですかぁ
上条さんったら全く・・

>>622
そうですね、江戸っ子のパンツも見ましたね
ところでフィアンマってどこいったんすか

>>623
オッレルスが出たから出るかと思ったけど・・
弱体化してるからボスラッシュには無理があったんですかね
☆さんが気になりましたな
江戸っ子さん久々で歓喜しました(笑)

少し用事があるので、
こんな時間からですが更新していきます~


タダ「・・・」

ヨシ「・・・」

モト「・・・」

唐「」

タダ・ヨシ・モト「「「(ポール握りつぶしたぁぁぁぁ!)」」」

唐「(くそっ・・計算外だ。まさか俺の友人にまで・・。
だがこれである意味良かったのかもしれない。
お互い様だし、これで羽原が収まるなら・・)」

妹「はぁ・・!?あの兄が参戦とかありえない!」

絵美「え?あれってメイちゃんのお兄さんなの?」


文学少女「最後の敵は兄!小説的には、
案外良い展開かもしれない・・!」

???「やっさん・・こんな時まで小説?」

妹「くっそ~・・どうすっかな。こっちは欠員で負け確定じゃねぇか」

スッ・・

妹「!?」

羽原「ほら・・ねえ、向こうは欠員なんだから
参加の意志さえあればこっちの勝ちなんだよ」

タダ「そうなんですか?」

監視員「はい、何らかの理由で続行出来なくなった場合、
別の方を補充してもらえれば問題ありません。
但し、お互いに欠員が出てどちらかが補充出来ない場合、
そのペアの負けとなります」


タダ「・・・」

羽原「よし・・これで私の勝ちね」

タダ「そうでもないみたい・・」

羽原「!」

唐「(何いぃぃぃぃ!?)」

チャ~チャチャチャーン!

ヒデ「・・・」

妹「た、立った・・!?」

文学少女「・・ナイスファイト」グッ


唐「(ヒデノリ・・何故立ち上がったんだ!?)」

唐「(もう戦わない方が良いのに!)」

羽原「(私のスパイクを受けて・・立ち上がった?)」

羽原「チッ・・」

タダ「(舌打ちした!?何この人・・!)」

妹「立ったことには驚いたな・・」

ヒデ「・・け・・ねぇよ・・」フラフラ

妹「?」

ヒデ「負けら・・れねえ、よ。負けて・・たまるかよ!」


唐「(ヒデノリ・・お前いつからそんな熱いキャラになったんだ?)」

絵美「中々かっこいいわよ、ヒデノリ」

文学少女「・・ヤバ、かっこいい」

???「試合続行かな・・?」

ヒデ「よぉ・・俺がくたばったかと思ったか?」

妹「・・正直そう思った」

ヒデ「まさか柄にもなく心配させちまったか?」

妹「いや全く」


ヒデ「・・・」

妹「・・・」

ヒデ「す、少しくらいはしたよね?」

妹「いや、全然」

ヒデ「」

妹「・・・」

ヒデ「・・こんな事で負ける俺じゃねぇぞ、唐沢ァッ!」

妹「今のやり取りを無かった事にしようとしてる!?」


唐「(お前が立ち上がるとはな・・
正直俺もお前に対抗してあげたいが、今立ち上がると・・)」

羽原「ブツブツブツブツ・・」

唐「・・・」

タダ「え?これどうすれば・・」

グイ

タダ「え?」

羽原「」ザッザッ

タダ「(女の子に手握られたーー!)」

唐「(タダクニィ!騙されるな!それは・・!)」


監視員「ではそちらは欠員を補充、
そちらのペアは復帰で再開で宜しいですね?」

ヒデ「問題ないですよ・・」ゼェゼェ

タダ「ヒデノリ、お前とはどこかで決着つけないと思ってたんだ」

ヒデ「タダクニ・・」

タダ「ここで白黒つけようぜ、主人公の座を!」

ヒデ「お前・・それは>>151辺りの年末番外編でやったネタだろ」

タダ「うっせ!ここで勝った方が主人公だ!」


ヒデ「おい、主人公の座とか関係なくよ・・」

ヒデ「勝とうぜ・・!」キラ

妹「無理して爽やかキャラ演じるなよ」

ヒデ「・・・」

ヒデ「あのさぁ・・ホント勘弁してくんない!?
さっきからお前のツッコミで滑ってんじゃん、俺が!
無かった事にしようと流してんのに、同じようなツッコミばっかり!
ワン○ースで毎回覇王色で雑魚蹴散らしてばっかり・・
っていうつまらなさと同じだからな!」

ヒデ「上手く乗るって事も覚えようよ!」

妹「それやったら、あたしもバカの仲間入りじゃねえか・・」


妹「でもまぁ、勝とうぜっていうのは同意だよ」

ヒデ「あぁ・・そうなの」

妹「向こうは知らないだろうけど、あの兄が出てきたならやりやすい」

ヒデ「まあ唐沢よりは弱いだろうからな・・」

妹「いや、バレーの実力関係ねえよ」

ヒデ「?」

妹「文字通り、あれなら本気出しても問題ねえし」ニヤリ

ヒデ「またヤル気ですかぁ!?」

今週はここまでです
また来週~

随分遅刻気味ですが次から更新です
あと1ヶ月かぁ・・感慨深い


妹「お前・・さっき見た事もう忘れたのか?」

ヒデ「あ・・そういう事」

妹「女子の水着着てプール来て、
おまけに男友達とあれじゃあな・・ちょっと1発叩き込まないと、な」イラ

ヒデ「・・気持ちは分かったわ。多分・・それでいいと思う」

妹「へ~、お前からお許しとはな」

ヒデ「あれはガチで退いたからな、着るだけならまだしも、
こんな所でくんずほぐれつっていうか、押し倒しはNGだよ」ウンウン

妹「(着るだけなら・・っていうのにはツッコんだ方が良いのか?)」


タダ「えっと・・確か今2vs0だったっけ?」

妹「よし、またこっちからのサーブだな」

ヒデ「(何気にサービスエースなんだよなぁ・・)」

妹「(あのショットを打つには・・とりあえずサーブは軽くするか)」

パシッ

タダ「(軽いサーブだな・・)」

タンッ

羽原「・・セイッ!」

ズドッ!

ヒデ「また俺っ!?」


唐「(羽原の奴、何が何でもヒデノリを潰す気か!
羽原の性格を考えれば、
自分の1撃を受けて立ち上がる奴は見逃せないのだろうが・・)」

唐「(このままではヒデノリがっ!)」

妹「さっきの感じで上手く上げろ!」

ヒデ「さっきの感じっていい加減すぎる指示だろ!
どんな感じだよっ!」

ドゴッ!

ヒデ「グバッ!」

ポーン

妹「やるじゃん」ニヤ

タダ「ヤバ・・絶対アイツ俺に打ってくる!
なら俺もヒデノリみたいに上手く・・」


妹「これがあたしの必殺ショットだぁぁ!」

タッ!

唐「(タダクニの妹の必殺ショットだと・・!?
だがパワーがあり過ぎれば、羽原のショットのように
当たった後も威力を残して上に行ってしまうはず・・!)」

妹「ドッセェェェェェェェェェェ!」

ビバシッ! ギュンッ!

モト「タダクニの妹のパワーだからもっと速いかと思ったけど・・!」

ヨシ「そこまで速くねえぞ・・?」


???「あれは・・変な回転が加わってるね」

絵美「え・・?そうなの?」

文学少女「一体あの子は何の付加価値をあのショットに・・?」

タカ「返せるのか・・!?としゆきの後釜の奴!」

タカ友「(羽原の殺人ショット2球目を受けた彼は大丈夫だろうか?)」

生島「単にパワーってだけじゃないみたいねあの子」

ヤナ「やるじゃない・・1度手合せしたいわね」モグモグ

生島「ヤナギンじゃ勝てないよ、あれ。
羽原と互角なんだよ?」


生島「・・ってか、何食ってんの?ヤナギン」

ヤナ「蒸かした芋と・・肉に決まってんじゃない」ムグムグ

生島「あ~、ハイハイ。意味のないネタありがと・・」

ヨシ「返せるか、タダクニ!」

モト「あの速さなら可能かもしれない!」

タダ「うおおおおおおおお・・!」

ガッ

タダ「(クッ!見た目の速さに反して重い!)」

タダ「けど・・これなら・・!」


パァン!

タダ「ハッ・・?」

羽原「・・ッ!」

ヨシ「んっ!?どういうことだ!?」

モト「タダクニが返そうとしたら、ボールが割れたぞ!?」

オオーーーーー!

タダ「え・・?何?どういう事?」

妹「これがあたしの必殺ショット・・相手がレシーブしようとしたら割れる球だっ!」

ヤナ「なんつー・・ガツガツ・・無茶苦茶な・・ハフハフ・・球なの」


生島「ヤナギン、食べるのか話すのかどっちかにしなよ・・」

タカ「おいおい・・返しようあるのか、あれ?」

タカ友「触れた瞬間割れるなら返しようがないな・・」

タダ「え・・この場合って?」

ピピー 3vs0!

タダ「えぇー!?どうやって返せばいいのこれ!?」

羽原「・・・でも、そっちの人はもう再起不能でしょ?」

タダ「あ・・そうか」


妹「あ~・・ま、やる時はやる奴だよ」

ヒデ「・・・」ヨロ

羽原「また・・立ち上がった!?」

タダ「え・・?ヒデノリってこんなタフだったっけ?」

唐「(ヒデノリ・・お前って奴は!)」グス

ヒデ「すまん・・ちょっと肩貸して、くれ・・」

妹「あと7回は頑張れよ」

ヒデ「結局・・1番辛い競技になっちまったな・・」ペッ

妹「・・口の中切ったのか」


ヒデ「安心しろ・・必ずお前が決めるまでは立っててやるさ・・」

妹「・・・普段からこうならかっこいいのにな」ボソ

ヒデ「いいか、俺は例えあと100回は受けても立ち上がるぜっ!」

羽原「・・・」ギリギリ

タダ「ヒデノリ、頑張るなぁ・・」

妹「・・・」

妹「いや、100回も相手は打ってこないだろ」

ヒデ「だぁから!そういう冷静過ぎるツッコみは自重しろよ!
意気込みだよ意気込みっ!」

と、いう事で本日はここまでです
まだ明日に続くっ!
・・ってもう日曜か(笑)

では次から更新していきます
5月ってホント風強い日多いですね


妹「良かったじゃねぇか」

ヒデ「・・何が?」

妹「あたしのツッコミに対してツッコミ返したら、
多少は元気になってるぞ」

ヒデ「あれ?ホントだ!」

絵美「嘘でしょ・・?」

???「全く訳が分からないよ・・って、やっさんなら言ったかな?」

文学少女「ネタ的にはあり・・でも、新しくない」


ヒデ「よし・・なら何とかツッコミをやり続けてくれ。
俺もそれに返し続ければ、立ち上がり続けられるはずだ」

妹「お、おう・・」

妹「(ヤバ・・そろそろツッコミが辛くなってきた。
どういうツッコミを入れればこいつは立ち上がり続けられるんだ?)」

ヒデ「(実際は結構辛いんだけどな・・)」ハァハァ

文学少女「・・・」

羽原「3点リードされてる状態・・ここから巻き返す!」

タダ「(急に叫びだした!?何なのこの子?
あ・・でもさっき握ってもらった手は結構柔らかかった・・)」


監視員「新しいボールです」

ポーン

ヒデ「そういや割れたんだっけ・・」

ヒデ「おい、もしかして・・さっきのショットって、
まだまだ打てんの?」ボソ

妹「何でそんなこと聞く?」コソ

ヒデ「いや、テニ○リの波○球みたいに、限界までやると手が・・!
ってなるなら、ペース考えろよって事」

妹「それくらい心得てるよ。そもそも、
さっきの球で絶対警戒してるだろうからな。
兄の方は絶体絶命とか思ってるだろうよ」


妹「つまり、それなりの球でもいけるって事さ」

ヒデ「問題は彼女の方か・・」

妹「寧ろ打たれるお前の方が問題だけどな」

ヒデ「何?やっぱり心配しちゃったりとか・・」コノコノ

妹「・・・」

ヒデ「調子乗ってすんませんっ!
だから殴るのは勘弁してください!」

妹「・・まぁ、体力減ってもらっても困るしな」


妹「頑張って上に上げろよ」

ヒデ「お、おう・・」フラ

妹「(やっぱちょっとは辛いのかな・・)」

タダ「また向こうからサーブか・・さっきの球打たれたらヤバいな」

羽原「なら・・打たせない」

タダ「どうやって・・ですか?」

羽原「数合わせは黙って」

タダ「・・・」


タダ「(いや、確かに数合わせだけどそんな言い方しなくても・・
って、言いたかったけど言ったらマズイ気がした)」

タダ「(唐沢・・お前何でこんな人と組んだんだ?)」

妹「セイッ!」

バシッ!

タダ「今度のサーブも割とまともか・・」

タンッ!

タダ「(どう打つつもりなんだ・・?)」

羽原「(さっき彼は散々パートナーに、
しごかれたと言っていた。つまりあの子は、
練習で彼に強いショットを打っていたという事)」


羽原「なら・・!」

ズドッ! ギュン!

ヒデ「乱れ球!?軌道がブレ気味だ・・!しかも・・」

妹「(狙いはあたし・・!?)」

羽原「(彼は散々あの子に鍛えられていた。
なら逆に、彼女はこういう球には慣れていない!)」

妹「ヤバ・・!」

ヒデ「(しまった・・!タダクニの妹も流石に、
自分のショットを自分に打つなんて出来ない!
彼女以下のショットに慣れさせるため俺が鍛えられていたが、
タダクニの妹自身は、彼女のパワー故の速さに慣れていない!)」


妹「(この球威・・受けられるか!?)」

ヒデ「・・・」

ヒデ「ヒデノリ、行っきまーす!」

ダッ!

唐「(ヒデノリ!?お前・・)」

ヒデ「うおおおおおおおおおおおおおお!」

妹「なっ・・」

ガガッ・・!


ヒデ「オボッ!」

ポーン

タダ「ヒデノリの奴、また上げやがった!」

羽原「・・・」ピキ

妹「お前・・!」

ヒデ「(任せたぜ・・タダクニの妹。攻撃はお前の役目、だ・・)」

妹「っ!」

妹「だあああああああああああああああ!」

バゴッ!


タダ「へっ?」

メキッ・・!

タダ「」

シュウウウ・・・

ドサッ

羽原「・・・」ブルブル

モト「タダクニの妹め・・またしてもタダクニを!」

唐「(まあ今回はさっきの羞恥を見たから、
気持ちは分からんでもないが・・)」(汗)

ヨシ「タダクニもヒデノリも倒れたぞ、どうなんだこれ?」

と、いう事で今週はここまで
また来週~

では今から更新していきます
もう終わりまで半月切りましたなぁ・・(シミジミ)


羽原「・・・」

羽原「・・・」グイッ

タダ「」ズルズル

ポイ ドサ・・!

羽原「じゃあ次、金髪のあんた」

ヨシ「」

羽原「せいぜい今の奴よりは役に立ってね・・」

ヨシ「」ゾクゾクッ!


羽原「としゆきの目が覚めるまでもってくれればいいから」

ヨシ「(この女・・最初から俺ら使いっぱしりだ!)」

唐「(止めろ羽原!これ以上俺の友人を・・!
と、言いたいが反論出来る立場ではない・・)」

妹「スコアは4vs0・・けど!」

妹「お前・・あんな無茶を・・!」

ヒデ「言ったろ・・俺が受けたらお前が打つって」

妹「そうだけど・・あたしはこうも言ったぞ!
私が受けたらお前がもう1回上げればいい!
手順が1回増えるだけだって!」


ヒデ「お前がやられたら、打つ人間がいなくなるからな・・」

妹「・・・」

ヒデ「それにほら・・女の子がやられるシーンなんて誰も求めてねえ・・」

ヒデ「次もお前さんが元気ならよ、そのために体張るのが男の役割ってもんだ・・」

妹「・・・」

妹「かっこ・・つけやがって・・」

ヒデ「おいおい・・目もねえのに、どっから涙流してんだ?」

妹「ッ!」

妹「これはその・・あれだよ!汗だって!」


ヒデ「その台詞は、どっかのガキ大将の台詞だぜ・・」

妹「・・ってか、お前は大丈夫なのか?」

ヒデ「お前が大丈夫に見えるならな」

妹「・・分かんねぇよ」

ヒデ「なら多分大丈夫だろうよ・・ん、向こうは選手交代か」

妹「今度もバカの一員かよ」


ヨシ「(ヤべぇよこれ・・向こうもこっちも)」

ヨシ「(タダクニの妹に打たれたらタダクニと同じ末路だし、
多分凡ミスやったらこっちの子に・・)」

羽原「」フシュー

ヨシ「(うわぁ・・どっかのロボ超人みてぇな呼吸してるよ)」

ヨシ「(と、いうかこの気配・・まさか、アークデーモンか!?)」

ヨシ「(確か・・ラバーシューターの誰かが
ぶつかったとか・・誰だったっけ?)」


ヨシ「(あの時はとっかえひっかえで皆でヒーローやってたからなぁ。
後から聞いたけど、それをきっかけにそいつはラバーシューターを引退したっけ)」

ヨシ「(まさか今頃になって引退の原因に遭遇するとは・・)」

ヨシ「(ここは何としても自分のためにも勝っておきたい。
こっちが上手く勝てばこのアークデーモン(仮)も収まるし、
タダクニの妹も負けたからと言って俺らに八つ当たりはしないだろうし)」

ヨシ「(けど・・それでいいのか)」

ヒデ「・・」ハァハァ

ヨシ「(今のヒデノリを見ると・・勝ちに行っていいのか悩んじまう!)」


ヨシ「(俺には・・ヒデノリが輝いて見えるぜっ!
俺らと同じバカのはずなのに、あんなにも輝きやがって・・)」

ヨシ「(今にも倒れそうなあいつにしてやれる最善策は・・)」

ヨシ「(そうだ・・ヒデノリは消耗している。なら俺も・・!)」

ヨシ「かかってこいやああああああああ・・!」

ヨシ「(正々堂々と、立ち向かうっ・・!)」

妹「フンッ!」

ヨシ「グボォ!」


モト「あれ?このパターンは・・」

ヒデ「ヨシタケだけ描写が雑だぞ・・!?」ハアハア

羽原「役に立たない・・!」チッ・・

ヨシ「(タ、タダクニ達もこれを受けたのか・・
ヒデノリは何で立てるん、だ・・)」ドサッ・・

5vs0

モト「・・・」

羽原「」ユラリ・・


モト「ヒィッ・・!」

ヒデ「これ・・よく考えたらモトハル倒せば」

妹「・・補充効かなくて欠員で勝ちだな」

羽原「」ギリギリ

ビュン!

モト「なっ・・!?」

ガシッ

モト「!?」


ヒデ「元ヤンキーのモトハルが・・!」

妹「首の辺りの皮を掴まれて宙ぶら状態に!」

モト「(く、首が剥がれるぅぅぅ!)」

羽原「おい・・」

モト「は、ハィ゛・・・」

羽原「お前が気絶したら困るんだ、
としゆきのためにも、気絶はしないでね」ニコ

ドサッ

モト「(ね、姉ちゃんの友達より怖い・・)」ゼェゼェ

今回はここまでです
また本日の20時以降に続きます~


モト「(こいつに比べたら、姉ちゃんの暴挙なんて
可愛いもんだ)」

モト「(これが終わって生きて帰れたら、
姉ちゃんに優しくしよう・・)」

唐「(モトハル!それは死亡フラグだ!)」

ヒデ「モトハルに打つのは止めた方が良いんじゃない?」ボソ

妹「そうすると、お前が打たれる回数増えるぞ」コソ

ヒデ「・・・」


ヒデ「(ヤベェよ・・どっかの戦闘民族が、
人生とは選択肢の連続だ・・後悔しないように選べ、とか言ってたけど)」

ヒデ「(どっち選んでもろくな事にならねえぞ?)」

ヒデ「(いい加減タダクニの妹にぶっ飛ばしてもらうのも、
絵的に変わり映えしないし・・ビーチバレーってボールで人を
気絶させた方が勝ちなんだな・・って誤解されるかもだし)」

ヒデ「(でもそうなると俺がやられ続ける事に・・)」ブル

ヒデ「(友か・・!)」

ヒデ「(自分か・・!)」


ヒデ「(いやいや待とうぜ・・落ち着こうぜ俺。
あの阿○兎先生も、殴る拳と殺す拳どっちが強いか・・?
正解は殺す蹴りだ、って第3の選択肢を出したじゃん)」

ヒデ「(すなわち・・俺も第3の選択肢を見つければいいんだよ)」

ヒデ「(第3とはこの場合・・俺とモトハルが潰れるか、
以外となると・・タダクニの妹って選択肢はおかしいな。じゃあ・・)」

チラ

羽原「」ギラリ

モト「」ビクビク

ヒデ「(あの人?)」


ヒデ「(ワッドゥユーセイ!?なんつー選択肢!?
無理だって!クソゲーにも程があるだろ!)」

ヒデ「(タダクニの妹並みの力と身体能力、
何よりレシーブ力は完全に上だ・・どう勝てばいいんだよ!)」

ヒデ「(あ・・待てよ、どんなにレシーブ力があってもあのショットなら)」

ヒデ「タダクニの妹、彼女にさっきの打てるか?」

妹「さっきの・・?」

ヒデ「ほら・・触れたらってやつ」

妹「そうだな・・間も空けたし行けると思うぞ。
あ、そっか。単純に速い球ならあの人には通用しないけど・・」


妹「けどそれやるってことは少なくとも、
モトハルさん潰すよりも確実にお前がやられるぞ。
モトハルさん撃沈ならこの1回で終わるんだし」

ヒデ「もうそろそろ友人を撃沈させるのも、
心苦しくなってきたんだよ」

妹「・・今更?」

ヒデ「それにモトハルを潰したところで結局誰かしら補充してくるだろ」

妹「・・あの人の強引なお願いを、
断れる人はいなさそうだもんな」

ヒデ「俺も多分断れないな、あとが怖くて・・」


ヒデ「そろそろまともにビーチバレーやらないと、
規制に引っ掛かるかもしれないし」

妹「何の話だ・・」

ヒデ「そろそろ俺も活躍しないとな・・」

妹「その消耗状態でどうやって活躍すんだよ」

妹「(もう充分活躍してると思うんだけどな・・)」

ヒデ「俺もスパイク決めたいぜ・・」

妹「今のお前じゃ強い球なんて・・あ」


ヒデ「ど、どうかしたか・・?」

妹「あるぞ、お前がやれるショット」

ヒデ「ホントか?」

妹「ああ、何も強いショットでなくとも、
点取れれば活躍になるだろ」

ピピーー

監視員「では再開してください」

ヒデ「よし・・あと半分だ!」


モト「また向こうからサーブか、
とりあえず1点だけでも取り返さないと・・」

羽原「(点数的には圧倒的に不利、
なんとしても潰す!)」

モト「(・・この人には点数関係なさそうだな。
でもその目論みはヒデノリによって防がれている)」

モト「(だが、それもいつまでもつのか・・)」

妹「行くぞ!」

パシッ

羽原「(また軽いサーブ!)」


羽原「上げて!」

モト「は、はい!」

タンッ

ヒデ「(今度は何を打ってくる気なんだ?
タダクニの妹には当てさせねえ)」

バスン!

妹「くっ!?まさかのドロップ!」

羽原「意表を突くっていうのは、そっちだけの特権じゃない・・」


ヒデ「(今まで散々ぶつけに来たが、ここであえて普通に・・)」

ヒデ「(しかも俺狙い!消耗している奴を狙ったのか!)」

モト「(結構戦略練ってるんだな、この人)」

羽原「それだけじゃ・・ない!」

ヒデ「間に合うか・・!何っ!?」

キュルルルルル

妹「嘘だろ!?」

ドサッ

と、いう事で今週はここまで
来週で5月も終わりですねぇ


ヒデ「くそぉ・・」ゼェゼェ

5vs1

妹「完全にライン際狙ったと思ったら・・」

ヒデ「ビーチバレーの球でゼ○式ドロップかよ・・
いや、完全ネット際ではないけどさ」ゼェゼェ

モト「(なんつー型破りな・・)」

羽原「」ニヤ

モト「(この笑い・・もしかして単に1点取り返しただけじゃないのか?)」


生島「これさ~・・ビーチバレー、だよね?」

ヤナ「フン・・どんな競技だろうと、
モグモグ・・あの化け物には戦場なのさ・・ムグムグ」

タカ「出場しないで良かった・・」

タカ友「・・・羽原め、珍しくまともな手を」

タカ「どういうことだ?」

タカ友「さっきのショット、向こうの彼が予想以上に疲労している」

ヒデ「・・・」ハァハァ ゼェゼェ


タカ「ホントだ・・単に当てられた時よりもずっと」

タカ友「ボールを追うって行為をさせたんだ、
唯でさえ消耗しているのに・・追い打ちをかけるようにな」

タカ「でも・・羽原ってそんなまともな手段とる奴か?」

タカ友「自身のショットに何度も立ち上がってくるなら、
セオリーを捨てるのも分かるな。このままとはいかないだろうが」

タカ友「だがこのままでは点数で勝っていても、
疲労で倒れれば欠員となってしまう」


タカ「向こうには控えがいなさそうだしな」

ヒデ「悪いな・・ハァハァ、1点取られちまった」

妹「・・・」

妹「1点くらいどうってことはねえさ、でも・・」

ヒデ「ここで止めるなんてそんな後ろ向きな答えは、
お前の口からは出ないよな」

妹「・・・何で」


ヒデ「お前が言ったんだぜ・・優勝するってな」

妹「・・・何で逆転してんだよ」

ヒデ「仕方ねえだろ、途中から・・やる気出ちまったんだからな」

妹「何か・・ごめん」

ヒデ「謝るなんてタダクニの妹らしくないぜ・・
いつものお前はどうしたんだよ」

妹「そりゃこっちの台詞だよ・・。
いつものバカなお前はどうしたんだよ」


ヒデ「話の都合上・・じゃねえの」

妹「・・・」

ヒデ「もしくは・・」

妹「何だよ・・」

ヒデ「いや、言わないでおくわ」

妹「気になるじゃねえかよ」

ヒデ「これが無事終わったら、な・・」


妹「それ何のフラグだよ・・」

唐「(ヒデノリ・・お前も死亡フラグを立てる気か!)」

ヒデ「にしても・・あの人がドロップ打ってくるとはな」

妹「最初の方であたしが打ったのを覚えてて、
あたし達にも有効って気づいたのかも」

ヒデ「今まで何度もぶつけられたが、
ここでその手を変えてくるとはな・・」

妹「ゼ○式はありえねぇよ、あたしも打てない」

ヒデ「やられたらやりかえす・・倍返しだ!ってとこか」


妹「・・使い方間違ってんだけどな、それ」

ヒデ「ならこっちも倍返ししてやろうぜ」

妹「・・・」

ヒデ「何してんだ、お前が引っ張るんだろ?」

妹「全く・・調子狂うなぁ」

ヒデ「流れを取り戻そうぜ、点数的には上なんだ」


妹「(一応大丈夫か確認しようと思ったけど、
止めとくか。聞くだけ野暮だし・・)」

妹「(男ってのは燃えると色々変わるよな・・)」

ヒデ「モトハル・・俺はまだやれるぞ!」

モト「ヒデノリ・・やるじゃねえか。
だが息遣いが荒いぞ」

ヒデ「へへっ・・テニ○リじゃあ中学生が異様に頑張ってんだぜ?
あんな汗まみれでプレーしてんだ、これくらい平気だっつうの」ゼイゼイ

ヒデ「(声張り上げるだけで辛い・・
手芸部の俺には手痛いな)」


モト「(ヒデノリ・・テ○プリは最低でも運動部の人間がやる事だ。
お前じゃもたねえよ・・だがその根性は嫌いじゃねえ)」

モト「(それにこっちも、倒れた奴らの行為を無駄には出来ない!)」

ヒデ「(ヨシタケは殆ど何もやってないぞっ!)」

モト「(・・そこはそっとしてやれ!)」

ヒデ「(今一瞬間が空いたぞ!どういう事だ!?
実はお前もヨシタケが全く役に立たなかったと内心思ってるんじゃないか!?)」

モト「・・・」ギク

と、いう事で5月最後更新でした
そして祝700です
そしてもう終わりはすぐそこですね
こんな調子で終わるの?って感じですが・・(汗)
ではまた明日~

そろそろ今日の更新始めて行きます
今日の風は優しかった・・


モト「(・・ってか俺ら、何でさっきから会話が成立してんだ)」

ヒデ「(作者からの計らいだって!)」

モト「(そうか・・無駄ゴマ使わせんなよ!)」

ヒデ「(コマもくそもあるか!そもそも会話文だけだ)」

モト「そろそろ止めようぜ、心の中での押し問答」

ヒデ「ちょっと周りから変な視線が飛んでるしな・・
あの2人何固まっちゃってんの?みたいなさ」


モト「ヒデノリ、俺はお前とここまで
熱い展開になるとは思わなかったぜ」

ヒデ「俺が普通の高校生なのにお前は元ヤンだからな、
少々格が違う相手ってのは辛いぜ・・」

モト「だが俺は手加減しない」

ヒデ「しないっていうより、出来ないんだよな」

モト「・・・」

モト「うん・・」(汗)


ヒデ「そういえば、向こうからのサーブは初だな」

妹「どっちが打ってくるかにも寄るけど・・
やっぱりあの人だよな」

羽原「」ギラギラ

タカ「うわ・・絶対あれ恐ろしいサーブ打つつもりだよ」

唐「」ガタガタ

モト「あれ・・俺ひょっとして見せ場無い?
この雰囲気、サーブで終わりそうだぞ」


羽原「フンッ!」

タンッ!バシッ

ヒデ「ジャンプサーブだ!」

妹「角度的にライン際か!・・って!?」

バスンッ!

ヒデ「何・・今度はネットインだと!?」

妹「(まさか・・勢いが付きやすいジャンプサーブで
ネットに当てるのを狙ったのか?)」


ヒデ「取れるか・・!?」

ザザー タンッ

ヒデ「ヤバい・・変に場外に行っちまった!」

妹「・・なら、お前が決めろ!」ダッ!

モト「(タダクニの妹がヒデノリに打たせるために、
コート外にまでボールを取りに?)」

妹「だああああああああ・・!」

ガッ!

タカ友「おお、彼のパートナー、
あんな場外から中々いい位置にボールを戻したぞ!」


妹「(上手く決めろよ・・)」

ヒデ「(タダクニの妹・・!恩に着るぜ、
俺の初の見せ場だ!)」

ヒデ「(ボールは良好!後は俺が行くだけだ!
目に汗がにじみ頬を伝う・・だが気にするな!打つんだ!)」

モト「ヒデノリのスパイクか!」

羽原「(彼が打つのは初めて、でも体力的にも経験的にも、
強い球は打てないはず)」

ヒデ「くっ・・」

ポン

羽原「やはり・・ドロップ!それくらいなら・・」

ビュン!


モト「ボールに飛びつくの速っ!?位置的に俺のはずなのに!」

ヒデ「予測されていたか・・」

ポーン

羽原「私に繋げろ」ゾワ

モト「は、はい!?」ビク

ポーン

羽原「来た!」ギラリ

羽原「キシャアアアアアアアアアア・・・!」

ヒデ「げげ!世にも恐ろしいショットが・・!」


羽原「ハッ!?」

妹「・・・!」

モト「タダクニの妹!?いつの間にか戻ってきて、
ブロックの位置に!?」

タカ友「そうか・・羽原達はいつもより
ボールのある時間が多かったからその間に!」

タカ「でも・・羽原の球をブロックなんて出来るのか!?」

妹「(こうでもしないと・・これ以上あいつ持たないからな)」

ヒデ「タダクニの妹ーー!」


妹「(ここで決着をつける!)」

羽原「(考えてみればこの位置なら彼も庇えない!
ここで潰せば勝ちだ!)」

妹「(この人を倒せばこの試合は終わる・・)」

ヒデ「(でもどうやって・・!)」

妹「(簡単な話さ・・この人を倒すなら、
この人自身の力でってな・・!)」

ズドッ!

絵美「返って!」

文学少女「業ある力は、その人自身の元へ帰りなさい・・!」


妹「うおおおおりゃあああああああああ!」

ヒデ「(タダクニの妹・・それを返せるのか!?)」

???「(返せないとメイちゃんが・・!)」

唐「(考えてみると、2人の真っ向勝負はこれが初だ!
いや、最初で最後か・・!?)」

羽原「本気で返せると思ってるの・・?」

妹「く・・なんつー回転だよ、この球!?
やっぱり無理なのか・・!?」

妹「(負けるのか・・ここで)」

と、いう事で今週はこの辺で
来週にはこのバレー展開も終わります
じゃあ最後は何やるの・・?ってことでお楽しみにしていただければ幸いです
ではまた来週~


ヒデ「(このままでは・・競り負ける!?
あのタダクニの妹が・・?何かやれることはないのか?)」

絵美「頑張ってーー!」

ヒデ「(そうだ・・ここは王道的に言葉で応援だ。
だが唯の応援では意味がない・・)」

妹「(・・ってかあたし、いつまで空中にいるんだよ?
カー○ィじゃねえっつーの!)」

文学少女「こ、ここで止めないと・・世界が!」

ヒデ「(どんな応援してんの!?)」


妹「(逆に脱力する・・)」

ヒデ「(何か・・タダクニの妹にビビッと来る台詞は無いのか!?)」

???「やっさん、その応援で脱力しちゃってるよ・・」

文学少女「なら・・超能力で不思議な電波を」ムムム

???「メイちゃんは風使いじゃないよ?」

ヒデ「(・・ええい!破れかぶれじゃあ!)」

ヒデ「タダクニの妹!実はお前の兄貴がこの前、
またお前の下着を・・!」


妹「」ブチリ

ヨシ「(ヒデノリ・・お前その言葉は禁句だろ!)」

唐「(ヨシタケ・・お前気が付いてたのか)」

ヨシ「(お前もな・・立ち上がれねえよ怖くて)」

妹「っざけんなああああああああああああああああああああ・・!」

ガガンッ!

ヤナ「か、返した・・!」


羽原「!」

メキッ!

羽原「(まさか・・自分の力でやられるなんて・・)」

羽原「(これが・・今まで私が他人に振るってきた・・力)」

バタリ

妹「か・・勝った」ゼエゼエ

タカ「おい・・俺達は何て歴史的瞬間を見てるんだ」

唐「(あの羽原が・・)」

ヤナ・生・タカ・タカ友・唐「「「「「倒れたーー!」」」」」


ヒデ「粉砕!玉砕!!大喝采っ!!!」

妹「どこぞの社長か」

モト「フッ・・いい試合だったぜ」

監視員「代わりの参加者はいませんか?」

モト「俺にはまだ・・誘えるようなカワイコちゃんはいないので」フッ

妹「くさっ・・!」

ヒデ「え・・モトハルってかっこいいじゃん?
何でいないんだ?」


モト「ヒデノリに言われると・・屈辱だぜ」シクシク

監視員「(コイツめんどくさ・・)」

監視員「と、いう事で激戦を勝ち抜き優勝したのはこちらのペアです!」

オオーーー パチパチ

ヒデ「ほら見ろ、ホントに大喝采!!!だろ」

妹「まあ、そうなんだけどさ」

監視員「では優勝賞金の1万円です」

ふぅん☆なかなかのパワーだ

>>724
人間誰しも一番力を出しやすい時ってのはあるもので・・
タダクニの妹の場合・・(笑)

>>724
全速前進ダッ!初対面より好印象だぞ?


妹「・・って、2人で1万円かよ」

ヒデ「いいさ、全額お前が貰えよ」

妹「・・いいのか?お前だって結構頑張ってくれたじゃんか」

ヒデ「いいさ、・・ってか俺も限、界」

バタッ

妹「おい!?」

唐「(やはり・・ヒデノリも限界か、よくやったよあいつ)」


ヨシ「(俺らは寝たままでいいのか?)」

唐「(タダクニは相変わらず気絶・・でもないようだな)」

タダ「あ~・・酷い目に合った」フラフラ

モト「タダクニ、目が覚めたか」

タダ「あれ?今はモトハルがやってんの?」

ヨシ「タダクニの後に俺、その後はモトハルで、
もう終わったみたいだぜ」

タダ「・・ってうわ!?あの超怖かった子が倒れてる。
何で?」


モト「お前の妹に討伐されたよ」

タダ「凄いな俺の妹・・久しぶりにあいつに感謝だ」

妹「・・・」

タダ「お、久しぶりに会話するなぁ。
ってかお前こういうとこ苦手じゃなかったっけ?」

妹「そんなことどうでも良いだろ、
それより、お前またあたしの下着で遊んだのか?」

タダ「え、なんだって?」

ヨシ「(ヒデノリのジョークのはずだが、
タダクニだから分からねえな。ってか実際俺この前遊びに使ったし・・)」


妹「とぼけてんじゃねえ、この変態がぁ!」ブンッ!

タダ「え?え?何で!?何で俺また殴られんの!?」

唐「(まあ、さっきの事態からして疑うのも無理はない・・)」

モト「それよりヒデノリは大丈夫か?」

ヒデ「」

文学少女「とりあえず・・どうしたらいいの?
じ、人工呼吸?」ドキドキ

???「ヒデノリ君は溺れたわけじゃないから落ち着いて」

では本日はここまでだ!
明日も高ぶる・・高ぶるぞ!なぜだぁぁぁぁぁ!

非ィ科学的DA!

>>734 このss自体が非イ科学的ですね確かに・・

瀬戸様、そろそろ開始のお時間ですが・・
ふぅん、俺が時間に従うのではない!時間が俺に屈するのだ!
しかし・・
ISONO!きさま、俺に命令しようというのか!!


モト「げっ・・(どっかで見たと思ったら前に姉ちゃんと間違えた人だ)」

文学少女「?」

ヨシ「(あ、前にタダクニを思いっきし殴ってた子だ)」

絵美「とりあえず・・どっかに運ばない?
この陽射しの元に置き続けたら干からびちゃうわよ」

???「砂漠じゃないんだから・・って言いたいけど、
休ませないとね」

モト「(あれ?)」


ヨシ「(確か前に、ヒデノリの携帯の写真にいた
従妹の子か?)」

ヨシ「(残りの子は知らねえけど・・)」

モト「えっと・・ヒデノリの連れですか?」

絵美「そうだけど・・そっちもヒデノリとは知り合いっぽいね」

???「あれ、そういえばさっき見た人達のような?
女の子いなかったっけ?」

モト「(1人鋭い人がいらっしゃる!?)」

唐「(何としても誤魔化せ!)」


モト「き、気のせいじゃないですか~?」

???「そう・・かな?」ウーン

タカ「お~い、としゆき」

唐「ああ、タカヒロにヤナギン達か。
やはりいたようだな」

ヤナ「言っとくけど、羽原に無理やり連れてこられたわけじゃないわよ。
更に言うなら、夏休みする事ないから仕方なくいつものメンバーと、
たまたまこのプールに来たってわけでもないわ」


唐「・・そうなんだな」

ヤナ「ぐっ・・!」

生島「全部バラしてどうすんの・・」

タカ友「彼は無事そうかい?やっさん」

文学少女「・・多分」

タカ「にしてもやっさん、意外だったよ。
まさかプールに一緒に行く異性がいたなんて」


文学少女「そっちにもいるようだけど・・?」

タカ「あれは異性じゃないよ」

ヤナ「ア゛?今なんつった!?」

タカ「ゲ・・聞かれてた!?」

タカ友「やっさんと彼は仲いいの?」

文学少女「・・・」コクリ


タカ友「もしかして・・風が泣いてる云々?」ボソッ

文学少女「」ギクリ

タカ友「そうか・・やっさんは学校の外では・・成程ね」

文学少女「」ブンブン

タカ友「まあ既に他校の男子生徒を
追っかけまわした事で有名だからね」

文学少女「」プシュー///


???「(やっさんも大変そうだなぁ・・)」

ヒデ「」パチ

???「あれ?ヒデノリ君、目が覚めた?」

ヒデ「あぁ・・???さんお久しぶりです」

???「一応バレー中も近くにいたんだけど、
会話は久しぶりかもね、レス的に」

ヒデ「周りが騒がしいなとは思ったけど・・
何?この人だかり」


???「う~んと、その辺はヒデノリ君の友人。
あっちはやっさんの知り合いみたい。
で、こっちはヒデノリ君の知り合いの帽子の人の知り合いかな」

ヒデ「・・唐沢の?」

唐「目が覚めたかヒデノリ」

ヒデ「そっちのは・・知り合い?」

唐「すまんな・・バレーボールでは俺のトラウマが」

ヒデ「意味が分からんのだが・・」


タカ友「忠告はしたが、まさか耐えるとは思わなかったよヒデノリ君」

ヒデ「ああ、君は・・ん?
あの子の事を忠告してきたってことは君も・・?」

タカ友「まあ・・俺の友人のタカヒロはとしゆきと知り合いでね」

ヒデ「で、あの子は何なの?」

唐「羽原の事か・・昔はアークデーモンと呼ばれた悪魔でな」

ヒデ「それで悪魔って・・」

タカ友「」コクリ

唐「まあ俺とどんなことがあったのかは、
原作を読んで何となく察してくれ」

タカ友「かいつまんで言うと、カクカクシカジカ・・というわけだ」


ヒデ「成程・・」

生島「あんた中々やるじゃん、羽原の攻撃に耐えるなんてさ」

ヒデ「あの人の知り合い?」

生島「まあね~、私生島よ。んで、こっちがヤナギン」

ヤナ「・・・」

ヒデ「あ、ああ・・その節はどうも」

ヤナ「風が騒がしいな、か・・」

ヒデ「」ギク

と、いう事で今週はここまで
いよいよ来週が最終回です、とはいえ規定通りもしかしたら、
1日10レスでは終わらないかもしれません
つまり最後は拡大するかもしれないって事です


何故・・何故だああぁぁぁぁ!とかは禁句です(汗)
では来週まで
ここは耐えろ・・俺は人生のあらゆる困難に・・!オゲ!

こんばんは
長かったですがこのスレも今週で終わりです
では最終回直前の1回を更新していきます


タカ友「ん?ヤナギンも彼を知ってるのか?」

ヤナ「川原でちょっとね・・」

タカ友「あの風の語り合いは面白かったな・・」ククク

ヒデ「今となっては笑えるな・・」ハハハ

ヤナ「(何だよ・・この前はどっかの女と
変な目で睨んできたのに。あたしがおかしいのか?)」

文学少女「・・・」


ヒデ「ところで・・気絶してるあの人はどうすんの?」

羽原「」

生島「寝てる間は良いけど・・起きたらどうなんのかなぁ?」

唐「とりあえず任せる」

ヤナ「ハァ!?丸投げかよ!」

ギャーギャー!

ヒデ「俺は帰りたいな、プールを楽しめるほど
体力残ってねえよ・・」


???「じゃあ私達は帰ろうか?」

絵美「あたしも疲れた~」

文学少女「こうして戦士たちは帰路につく・・
夕日を背中に浴びながら」

???「スイッチ全開だね」

文学少女「少し後ろ髪ひかれる思いを抱えながら・・」

???「・・何かやり残した事でもあるの?」

文学少女「・・これは最後に残しておく伏線」


ヒデ「取りあえず唐沢、さっきの説明を頼むよ。
タダクニとヨシタケは何してたんだ?」

唐「ああ、そういえばまだ言ってなかったか」

モト「お前が逃げるから説明できなかったんだろ」

ヒデ「誰だって逃げるよあれは・・」

唐「まあ端的に言えばヨシタケの謀だな」

ヒデ「・・何となく分かったわ」


ヨシ「おぉい、ヒデノリ!お前のジョークで
タダクニがぁ!?」

ヒデ「タダクニの妹め、まだ追っていたのか」

タダ「もう・・止めt」

妹「死ねええええええ!」

ヒデ「そ、そろそろ止めようか」

ピタッ

妹「あ?止めんのかよ?」

ヨシ「(おい・・タダクニの妹がヒデノリの言葉で止まったぞ?)」


唐「(何かあったのかもな・・)」

ヒデ「さっき俺が言ったのはほら・・
お前を強靭!無敵!!最強!!!
にするための出まかせだったんだって」

妹「なーんだ、殴った分損したよ・・」

ヒデ「(何発殴ったんだよ・・)」

ヒデ「皆そろそろ帰る感じだから・・
ってお前は兄妹だからタダクニと帰るか?」

妹「断固拒否」

ヒデ「あ~・・じゃあタダクニを頼むわ」


唐「任されよう・・タダクニの妹、
ヒデノリを頼む」

妹「は?私は年上の先輩たちと帰るんだっつの」

モト「でもあの3人ヒデノリの連れだろ?」

ヒデ「まあ・・」

モト「ヒデノリと帰るんだからいいじゃんか」

妹「別に・・仮に一緒だとしても、
あたしが頼む、なんて言われる覚えはねえし」ブツブツ


モト「ヒデノリ・・」ボソ

ヒデ「改まって何だねモトハル君?」コソ

モト「今度ゆっくり彼女達との馴れ初めを聞こうか」

ヒデ「別に構わんが・・」

モト「お前!そこは普通嫌がるとこだろ!?
何でそんな冷静なんだ!お前が散々夏休みの始めの時、
彼女作れとか言ってたんだろ!?そこは恥ずかしがれよ!」

ヒデ「だって・・異性の友達と彼女は違うだろ?」

モト「ふつーそう言う所から男女の付き合いは始まんだよ!」


モト「俺なんか・・異性の知り合いあのりんごちゃんさんとかくらいなのに!!」

唐「(俺も異性の知り合いはいるが・・あいつらは御免だな)」チラ

ヤナ「なあ、これ触っても平気だよね?」

生島「触って毒があるわけじゃないでしょ!?」

ヤナ「じゃあお前そっち掴めや!」

生島「私だって触りたくないもん!」

ヤナ「運べないだろうがっ!」

生島「浸食されそうで嫌っ!
負の感情に押しつぶされそうでやなの!」

ギャーギャー


唐「そう言えばヒデノリ、病院とか行かなくて平気か?」

ヒデ「とりあえず家で寝られれば平気だと思う」

モト「やけにタフだと思ったら補正か?」

ヒデ「・・多分」

絵美「早く帰ろうよ~」

ヒデ「へいへい・・じゃあまたな」

唐「またな」

タカ友「また会おう、勇敢なる戦士よ」


ヒデ「え・・?」

タカ友「やっさんならこう言うと思ってな」

文学少女「」プルプル

モト「そういうノリ、俺は嫌いじゃないな」

ヒデ「まあ確かに、今日だけは戦士と言ってもいいのか・・」

文学少女「」パァァ コクコク

タカ友「やっさん嬉しそうだな」

タカ「学校じゃ無表情が基本だけどね、
アリかもしれないね」

という事で本日はここまで
明日でいよいよ最終回です
多分10レスで収まらないので、ちょっと拡大すると思います
ではまた明日~

こんばんは
もうササッと終わらせましょう
って事で遂に最終回更新です~


ヒデ「あ・・い、痛でででで!」

モト「ど、どうした!?」

ヒデ「つ、攣った・・」

絵美「え、何で?」

妹「最後の方無理しすぎたからか・・?」

モト「仕方ない、更衣室まで運んでやるよ。
タダクニも運ぶんだし」

ヒデ「すまん、痛ぅ・・」


施設外

絵美「大丈夫~?」

ヒデ「多分、絵美に家まで世話になるかも」

絵美「ま、今日は頑張ってたし労わるわよ」

モト「(う~ん、私服の女子か・・)」

唐「(アリだな・・)」

ヨシ「お前らタダクニも手伝えよ~」

タダ「」チーン


妹「結局大人数で帰るのか・・」

文学少女「・・・」

???「やっさん大丈夫~?」

文学少女「・・彼も疲れてるし、
今日は控えるべきかもしれない」

妹「何がですか?」

文学少女「その・・出来るだけ秘密裏にしたいのだけど」

???「何々~?」ワクワク

妹「気になりますね」

文学少女「」ボソボソ


モト「ヒデノリ、彼女ら何か話してるようだが・・」

ヒデ「察しろよ、声を潜めてるって事は
男子の俺らに聞かれたくないんだろ」イテテ

唐「ガールズトークに入ってはいけないしな」

絵美「ヒデノリは何処攣ったの~?
ここ?ここかっ!?」

ヒデ「バカ・・!シャレにならねえって・・!痛っ!」

???「へぇ・・遂にやっさんも覚悟を」

妹「そこまでですかね?」

文学少女「・・原作を無視した大きな一歩を踏み出す」


モト「何か大きな決意をしたっぽいぞ、あの子」

ヒデ「(また何か小説でも思いついたか・・
それとも大勢で何かやる気にでもなったのか?)」

タカ友「じゃあ俺らはこっちだから」

ヒデ「あ、ああ。またな」

ヤナ「羽原の奴、目を覚まさないな・・」

生島「取り敢えず家までは運ぶかぁ~」

ズルズル

タカ「俺ら・・何か忘れてないか?」


唐「いや・・タダクニはちゃんと連れてきたぞ?」

タダ「」

タカ「近いんだけど・・誰か忘れているような・・」

・・・・・・・・・・
施設内

「あれ・・?俺、放置・・?
あああああんんんまぁりだああぁぁぁぁぁ!」
・・・・・・・・・・

ヒデ「(俺は足と腕に痛みを抱えながら、
モトハルと絵美に支えられ帰宅した・・)」

ヒデ「(彼の事を思い出したのは家に着いてからだった・・
ゴメン、ミツオ君・・)」


ヒデ「(その後の事を少し語ろう・・)」

ヒデ「(唐沢の繋がりのおかげで、
あのタカヒロと言う人やその友人とも俺は友達となった。
高校生で他校の友人ってのは案外初かもしれないな。
中学の時の同級生を除くとだが)」

ヒデ「(タダクニは勿論目を覚ましたし、
あの羽原と言う人も無事目を覚ましたらしい。
この作品は人が死ぬとか鬱展開はないからな、当然だ)」

ヒデ「(俺は今までとさほど変わらない。
友人が増えて交友関係が広がったってくらいだ。
風の噂だが、あの羽原と言う人、その後ミツオ君をこき使っているとか・・
いや、確かにssのタイトル通り関係は深まったけども・・!
唐沢の頭を悩ませる事が増えてしまったようだな)」

ヒデ「(俺はあれから数日家で休んだら体調も戻った。
そして今現在・・)」

ヒデ「(俺はいつもの川原にいる・・)」


サァァァァ・・・

ヒデ「・・・」

文学少女「・・・」

ヒデ「(携帯で、『いつもの所に来て』
とだけ書かれた単調なメールが来たから呼ばれてきたが・・
久しぶりだなぁ・・)」

文学少女「・・・」キリ

ヒデ「(無言は止めませんかね・・?
ってか、ギャラリーがいるのがバレているのだが)」

???「」テヘ

妹「」ポリポリ

絵美「ハァ・・」


ヒデ「(なに、如何にも隠れてます・・
って感じでいるんですかねぇ・・?)」

???「(やっさんを見守る役割、かな?)」

妹「(完全に、中二病でも○がしたい、の丹○谷とか、
凸○のポジションですね)」

絵美「(内容聞いたから納得しただけで、
今回だけよ、こんな役割)」

文学少女「(感謝する・・)」

文学少女「その・・わざわざ呼び出したのは理由があって」

ヒデ「まあ、そうだよね・・」


文学少女「・・・」

文学少女「」コクリ

文学少女「実はあなたに打ち明けておきたい事が・・」

タダ「あ、ヒデノリ~。おい、やべーって!
そこのスーパーでポテチ半額だよっ!」

ヒデ「(何でお前はこうも最悪の時に出るのぉ!?
しかもまたポテトかっ!?)」

妹「フンッ!!」ドゴッ!

タダ「何でっ!?」


文学少女「・・・」

ヒデ「・・・」

ヒデ「(気まずい・・)」

文学少女「その・・私あなたに打ち明けておきたい事があって」

ヒデ「(無かった事にしたか・・)」

文学少女「知り合って随分経つし、
その、今更な気もするのだけど・・」

ヒデ「何?」

文学少女「その・・私の・・名前、を・・」


ヒデ「そういや・・ずっと名前で呼べなかったな」

文学少女「原作者がどうして明確にしなかったのかは謎だけれど・・」

ヒデ「そういう発言は色々とヤバい気が・・」(汗)

文学少女「多分名前が無い方が読者へ印象付けられるからだと思う。
でもいつまでもまともに呼んでもらえないのも、と思って・・」

ヒデ「うん!そろそろ本気で危ないから本題に入ろうか!」(滝汗)

文学少女「・・・」

サワサワサワ・・


ヒデ「(久々のあの雰囲気だ・・
例のBGMは各自で脳内再生してくれ)」

文学少女「あまり引っ張っても意味がないし、
読者的にも不満が募りそうだから手短に言うけれど・・」

文学少女「私の名前は」

モト「今日の風は・・俺も好きだな」

文学少女「・・・」

ヒデ「・・・」

唐「俺には相性など無縁だな・・」

会長「おい、最後くらいださせてくれてもいいんじゃないか?」

副「いくら最後だからって無理やりすぎますよ・・」


妹「(いい加減にしろっ!)」

唐「ゴフッ!」

モト「グバッ!」

会・副「「グフッ・・!」」

ヒデ「(最後の最後でこの絵図は良いのか?
皆一掃されちゃったよ・・)」

文学少女「(言いだしづらくなってしまった。
また何かしら介入がありそう・・)」


文学少女「・・・」

文学少女「(周囲にはあの3人だけになったみたいね)」

文学少女「じゃあ、とても今更で申し訳ないのだけれど・・」

ヒデ「(もう大丈夫そうだな・・)」

文学少女「私の名前は速水。速水矢鈴」

ヒデ「ヤスズさん、ですか・・」

文学少女「・・・」//

ヒデ「(すっごい照れてるよ・・
まあ今更本名呼ばれると、気恥ずかしいんだろうな)」


文学少女「その・・本名を名乗ったばかりであれだけど」

ヒデ「ん?」

文学少女「あだ名のやっさんか、
今まで通りで呼んでもらえると助かる・・」テレ

ヒデ「・・・」

絵美「それじゃ意味ないでしょうがああああああ!」

???「うわ、絵美さん!?」


絵美「もういいでしょ!?出てきたって!
そもそもばれてるし!」

文学少女「え、ええ・・」

絵美「あんた名乗っておいてそれは無いわよ」

文学少女「でも・・何か気恥ずかしい」

絵美「いい!?世の中にはね、
本当に名乗れない人がいるのよ!身近にいるでしょ!」

ヒデ「・・・」チラ

妹「・・・」チラ

文学少女「・・・」チラ

???「・・・ハイ」


絵美「しかも何かお互い照れちゃって気まずいって言うかさ・・
妙にラブコメっちゃってるじゃない!羨ましいっ!!」

ヒデ「そっちかよ!」

文学少女「ドウドウ」

絵美「あたしは犬じゃない!」

???「(絵美さんを宥めるふりして、
自分も落ち着こうとしてるんだね)」

ヒデ「あの、俺の友人達は平気なのか?」

妹「そこはほっとけ」

ヨシ「(空気読んで出なくて良かったぜ・・)」


ヒデ「まあその・・これからもよろしく、やっさん」

スッ

文学少女「!」

妹「無難に決めたか・・」

文学少女「こここここ、こちらこそよよよよよろしく・・」アワアワ

モト「(フッ・・雑草のように潰されているが)」

唐「(この場面を見れたのはある意味光栄だな)」

絵美「ちょっとヒデノリ!せっかくこれから夏休みの夜なのよ!
次はあたしとどこかに行くわよ!」

文学少女「ここはまだ私のターンのはず・・」


妹「肝試しでもするんですか?」

絵美「え?え~っと、肝試しはちょっと・・」

???「苦手なの?」

絵美「そそそそ、そんなわけないでしょ!?」

ヒデ「(結局また4人が行きたい所を決めてしまったようだ。
何処に行くことになったかは各自の想像に任せる)」

ヒデ「(やっさんの本名も分かった事だし、
今日は良い事があったと言えるだろうな)」

ヒデ「(言っておくがここで???さんの本名が分かる、
なんて展開にはならないからな)」


???「一切手がかり無いから無理だねぇ」

ヒデ「・・人のモノローグに横槍入れられると、
結構困るんですが・・いい感じで締めようとしたのに」

妹「モノローグでペラペラ喋っても面白くねえだろ?」

絵美「行くわよ!ヒデノリ!」

文学少女「今日は夜の冒険よ・・ヒデノリ君」ボソ

ヒデ「(今名前で呼ばれた気もするが、
触れない方がいいんだろうな・・)」

ヒデ「・・じゃあ行くとしますか!」

ヒデ「(今日も風が騒がしいな・・)」


という事でオリジナルに文学少女の名前を設定させてもらい、
このssも終わりです
1年間読んでくれた方はありがとうございました
これで暫くはキーボードから手を離せます

また機会があれば何かしら書くかもしれませんので、
その時はよろしく
それではさようなら
仮に何か質問とか、書き込みがあれば返事はするつもりです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年01月04日 (月) 01:42:16   ID: 44L-JmHZ

とある好きだなwww

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