菫「ips細胞使っても姉妹じゃ子供無理だと思うぞ」照「え?」(476)

菫「最近ips細胞について調べてばっかりで全然麻雀しないから言うけど」

菫「親兄弟じゃ男女でも子ども出来ないのと同じように」

菫「いくらips細胞使ったところで、姉妹じゃ子供は無理だと思うぞ」

照「……!?」


っていうSSがみたいです。

照「え? え? だって、え?」

菫「お前がそこまで動揺するか……」

照「だって万能細胞でしょ? 万能でしょ?」

菫「いや、万能細胞だからって何でもできるというわけではないだろう」

菫「万能細胞は確かに体のいろいろな部位になれる可能性を持っているが」

菫「生物学上の不可能を可能にするものではないと思うぞ」

照「……え?」


みたいな感じです。

照「じゃ、じゃあ全国で咲と再会して、その感動を利用しつつ咲と一緒に海外に飛んで子供を作るという計画は?」

照「私の人生最大の計画は?」

菫(そんな計画を建てていたのか……)

菫「まぁ無理だろうな。あきらめろ」

照「……」

菫「わかったら、さっさと麻雀の練習するんだな」

菫「全国に行けなければ、妹と会うことすらできないぞ」

照「……ていない」

菫「ん?」

照「妹なんていない。私に妹なんていない!」

菫「え? でもお前――」

照「咲は幼馴染……いや、従妹であって妹じゃない!」

照「姉妹じゃなくて従妹ならセーフ!」

菫「……」


こんな感じのではよ

菫「この前妹がいるって……」

照「言ってない」

菫「いやでも、麻雀も強い自慢の妹だって……」

照「聞き間違い」

菫「確かお前のパソコンの壁紙に妹大好きって……」

照「従妹の従がはみ出てるだけ。実はあれ従妹」

菫「……じゃあその従妹の両親はどこにいるんだ?」

菫「確かお前のいもう……従妹ってお前の父親と暮らしてるんじゃ」

照「交通事故で死んだ」

菫「勝手に殺すなよ」

照「事実」

菫「……」

菫「いやでもお前……」

後輩「すみません、宮永先輩にお客様です」

照「今行く」

菫「おい、ちょっとま」

照「いくら菫でも、余りにプライベートには口を出さないでほしい」

照「これは私と咲の問題」

菫(いやこの問題について妹さんが全く知らないことが問題なんじゃ)

菫(照に客、と言えば雑誌の記者か……。問題はないと思うが)

菫(今の状態で取材を受けるのは少し気になるな。こっそり聞いてみるか)

記者「こんにちは宮永さん」

照「こんにちは」

記者「じゃあさっそくで悪いけど、取材させてもらうね」

照「はい」

記者「今年優勝すれば史上初のインターハイ三連覇ですが、意気込みは?」

照「都内にも全国にも強い選手は多くいますが、優勝を狙っていきたいと思います」

記者「では、団体でも個人でも優勝を狙いますか」

照「もちろんです。大会に出る以上は、やはり優勝を狙っていきたいです」

記者「では、注目しているライバル校、選手などはいますか?」

照「団体でいえばランキング2位の千里山高校。個人でいえば前年2位だった荒川さんは意識しています」

菫(ここまでは大丈夫そうだな)

照「あとは……長野代表で出ていた天江衣さんでしょうか」

記者「天江衣、というと龍門渕の?」

照「ええ。龍門渕は他校が飛ばされて準決勝で敗れていましたが」

照「恐らく大将戦まで行っていれば、龍門渕が勝っていたと思います」

照「他の選手もかなり強い選手だと思いますが、天江選手はさらにその上を行っているかと」

記者「それほどですか」

照「はい」

記者「そうですか。そういえば長野といえば清澄高校に昨年中学で全国優勝した原村さんがいますが」

菫(清澄? どこかで聞いたような……。ま、まずいっ! 昨日までならともかく今その話はまずい!)

記者「彼女は天江衣に対してどこまで戦えると思いますか?」

菫(頼むからおとなしく応対してくれよ……)

照「そうですね。原村選手も強い選手だとは思いますが」

照「長野県は天江選手が所属する龍門渕。それに強豪である風越がいます」

照「来年再来年はわかりませんが、一年生である今年に県を勝ち残るのは難しいのではないでしょうか」

菫(よしっ! 妹の話には行かなかった)

照「ただ……」

記者「ただ……?」

菫(ただ……?)

照「清澄高校には私の『親戚』がいまして」

記者「ほう、ご親戚ですか」

菫(親戚を強調するな、親戚を)

照「はい。私の『従妹』なんですけど」

照「彼女もかなり麻雀が強いので。もしかしたら勝ち残ってくるかもしれません」

菫(何が従妹だ。妹だろう)

記者「そうですか。それは楽しみですね」

記者「ところで、宮永選手には妹さんがいらっしゃると聞いたのですが」

照「」ビクッ

菫(記者さん。頼むからそっち方面それ以上照を刺激しないでくれ……)

記者「妹さんは麻雀はやらないんですか?」

照「あ、えっと。何のことでしょうか? 私に妹はいませんけど」

菫(……頭痛くなってきた。頭痛薬とりに行こう)

記者「あれ? でも確か去年は妹さんがいるって聞きましたけど」

照「何かの間違いではないでしょうか? 私は一人っ子です」

照「小さいころ仲よくしていた、というのであれば先ほどの従妹がいますが」

照「姉妹はいませんよ?」ニコー

記者「そ、そうですか。すみません」

照「いえいえ」

記者「それでは、以上で取材を終わります。ありがとうございました」

照「ありがとうございました」

照「ただいま」

菫「おかえり。取材終わったのか」

照「終わった。それより菫、取材盗み聞きしてたね」

菫「え、ああ。すまん。少し気になってな」

菫「まぁ部長としていろいろ心配なんだ。許してくれ」

菫(本当に色々な)

照「まぁ、いいけど」

菫「ところで、さっきの取材なんだが」

照「うん」

菫「妹さんの」

照「従妹」

菫「……従妹さんの話。あれな」

照「菫、だからプライベートの話にはあまり」

菫「いや、本当に従妹ならいいんだけど」

照「本当に従妹」

菫「それならいいけど。もし本当は妹さんのことで

菫「お前のシスコンの為に妹をいないもの扱いしたとすれば、妹さんは傷つくと思うんだが」

照「」

菫「妹さんにしてみれば、姉に『お前なんて家族じゃない』って言われたようなものだろうし」

菫「もしかしたらお前が『妹なんていらなかった』って意味で言ってると取られるかもしれないだろう」

菫「少なくとも私が妹なら傷つくな」

照「」アセアセ

照「……私は咲をいらないなんて言ってない」

菫「言ってなくてもそう取られるだろう。というか、そうとしか取れないぞ」

照「いやでも、私はそういう意味で言ったわけじゃないし」

照「というか、私と咲が愛を育むにはそうするしか……」

菫「あーあ可哀そうに。妹さん、さっきの記事見たら泣くぞ」

菫「一週間後くらいには、妹さん枕を涙で濡らしているのかもな」

照「……」

菫「あーあ。妹さん、もう立ち直れないかもしれないな」

照「……」

菫「よし、こうなったら意地でも全国言って、妹さんに謝罪するしかな」

照「」ダッ!

菫「ちょっと、どこ行くんだ!」

照「……記者さん。もういなかった」

菫「まぁ、取材終わったのにその場でのんびりしている社会人はいないだろうな」

照「訂正すらできない」

菫「電話掛ければいいじゃないか」

照「もらった名刺なくした」

菫「どこの出版社なのか、とか覚えてないのか?」

照「取材受けすぎて、個人は覚えていてもどこの出版社とかまでは覚えてない」

菫「はぁ、やっぱりこうなったら麻雀で全国に行くしか……」

照「ちょっと長野言ってくる!」

菫「ま、待て待て! 大会まであと数日だぞ」

照「そんなのはもうどうでもいい!」

菫「高校最後の大会だぞ! 三連覇がかかってるんだぞ!」

照「私は名誉や肩書よりも愛を取りたい!」

菫「言ってる台詞はかっこいいけどな。駄目だって」

照「いやだ! 離せ! 私は咲のところへ行く! もう清澄に転校するううう」

菫「待てって! 落ち着け!」

菫「まぁ落ち着け。わざわざ長野に行かなくても謝りたければ電話で話せばいいだけじゃないか」

菫「さすがに妹さんの家の電話番号は知ってるんだろ?」

照「……そうだけど。やっぱり謝るならちゃんと会って謝りたい」

菫(変なところで律儀だな)

照「そして全力で頬ずりしながら、ごめんねって言いたい」

菫(違った。変なだけだった)

菫「……仕方ない。二日三日くらいなら許してやるか」

照「本当」パァァァ

菫「といってちゃんと二日三日で帰ってくるなら許してやんこともないが」

菫「お前じゃ二日三日迷ってから長野つきそうだから駄目だな」

照「……」

疲れた。
十分休憩させてくれ

菫「ということで、やはり確実に妹さんに会い謝罪し、さらに麻雀を続けるには」

菫「全国に行って、妹さんに会うしかないな」

菫「それじゃあさっそく練習するか。な、照」

照「でも、咲が全国でれるかどうかなんて分からない」

菫「いや、でも妹さんてお前と同じくらい強いんだろ?」

照「咲は強くても他の人間が駄目じゃ無理」

照「もし咲が先鋒やって勝っても、大将までにリード奪われちゃ意味ないし」

照「大将をやってても、天江衣みたいに副将までで飛ばされる可能性がある」

菫「いやいや、大丈夫だって。ほら、中学チャンプの原村だっているし」

照「去年の彼女見てたけど、デジタル打ちの割にかなりミスがあった」

照「所詮中学チャンプ。龍門渕や風越がいる長野で戦っていけるとは思えない」

菫(……妹の話から抜けれないことに落ち込むところなんだろうけど)

菫(麻雀のことを考えている照に安心する自分をどうにも出来ない)

菫「まぁでも、ほら。原村だって才能はあるわけだし」

菫「清澄だって先輩はいるだろうから、ミスをどうにかすれば高校でも十分通じるレベルになるよ」

照「それは……たぶんそう」

菫「だろう? それならほら、妹さんも全国にでれ」

照「ただあの原村とかいう女。私と同じ気配を感じる」

菫「同じ気配? まさか、あいつもお前みたいな怪物だっていうのか?」

照「違う。彼女は根っからのデジタル打ちだからそれはない」

照「私が言ってるのは麻雀じゃなくて趣味嗜好」

菫「趣味、嗜好?」

照「そう。彼女は咲と出会えば仲良くなれる素質を持っている」

菫「いいことじゃないか。妹さんにお友達ができるのは」

照「お友達、なら構わない」

照「でも、それで終わらない可能性がある」

菫「……」

菫「考えすぎじゃ」

照「私の第六感がそう告げている」

菫「お前の第六感は……当たるよなぁ」

照「やっぱり駄目! もう長野に行くしかない!」

菫「待て待て! なんでそうなるんだ。他にも方法はあるだろう!」

照「他の方法を考えている時間がもったいない!」

菫「じゃあ私が短時間で考えるから!」

照「……分かった」

菫(ホッ……)

照「ただし100%確実で、咲と頬ずりできる以外の方法は認めない」

照「時間は三分。どうぞ」

菫「ちょっと待て、それってもう長野行く以外の選択肢が」

照「」チラッ

菫「うっ……」

菫(まずいなこれは。本気で長野行く気だぞ)

菫(全国に出るって言っても100%じゃないから却下って言われるだろうし)

菫(電話って言っても、頬ずりできないから駄目って言われるだろうな)

菫(ていうか頬ずりってなんだ? そんなのいるのか?)

菫(というか、なんで私がこんなこと考えなきゃいけないんだ。ips細胞の話なんてしなきゃよかった)

菫(くっ……照は何を考えて)

照「いっぷ~ん。残りはに、一分ごじゅ、いっぷ、一分五十三秒です」

菫(ああ、楽しんでるんだな)

菫(くそ、どうする……)

菫(どうにかして照を踏みとどまらせないと……)

菫(しかし、頬ずりもできる手段となると直接会うしかないよな)

菫(まさかテレビ電話で電話掛けて画面に映る妹さんに頬ずりする、じゃ納得しないだろうし)

菫(もうこうなったら、私が長野まで付いて行くか?)

菫(そうすれば確実に戻ってくるはず……)

菫(いや駄目だな。私が宮永家に泊まるわけにはいかないだろうし)

菫(今の状態を見てると、どうも帰って来れる気がしない)

菫(妹さんに頬ずりしたまますっぽんのように離れなそうだ)

照「さん、に、いち。二分経過~」

菫(ああ、むかつくなぁ)

菫(くっ……もうだめなのか)

菫(うちのエースを妹に頬ずりしたいからという馬鹿みたいな理由で他校に取られるのか)

菫(照と同レベルの妹までいるチームが相手じゃ、うちでは勝てるはずがない)

菫(ううっ、ああ! 駄目だ考えろ考えろ)

菫(照は麻雀以外ではかなり抜けている。言いくるめようとすれば言いくるめることができるはずだ)

菫(このさい嘘でもはったりでもいい。とにかく照を繋ぎとめることさえできれば!)

菫(……ん? 繋ぎとめることさできれば?)

菫(そうだ! 照がうちのチームから抜けなければいいだけじゃないか!)

菫(別に照の希望をかなえる必要はない!)

菫(それならば、まだ何か手段があるはず)

照「あと二十秒」

菫(くっ……突破口が見えてきたのに、時間が)

照「十、九、八、七……」

菫(ううっ……。駄目だ思いつかない)

照「六、五、四、三」

菫(こうなったら苦し紛れでも何でも)

照「二、一、ぜろ! はい残念。それじゃ、私はさっそく長野へ旅立つ準備をするよ」

菫「……」

照「じゃあね、お世話になったよ。今度は全国で会おうね」

菫「……ああ、そうだな」

照「それじゃ」

菫「あーあ、残念だなぁ。妹さんとの仲を戻すどころか、惚れさせるような手段が世の中にはあるというのに」

照「」ピクッ

菫「あーあ、残念残念。もしかしたら、妹さんは前より好きになってくれるかもしれないのになぁ」

菫「今の状況をうまく利用すれば、それができるのになぁ」チラッ

照「……」

すっごい今更だけど
※iPS細胞は万能細胞ではありません多能性幹細胞です

間違えないでやってくれ

照「……」

菫「何やってるんだ? ほらさっさと行けばいいじゃないか」

菫「さっさと行って謝罪してくればいい。そうすればもしかしたら、仲が戻るかも知らないんだしなぁ」

照「」

菫「まぁでも、十中八九無理だろうなぁ」

照「な、なんで?」

菫「それはまぁ、人が一回言った言葉はそう簡単に取り消せないからだろう」

菫「いくら謝罪したからって、一回言った言葉は人の心に残る」

菫「妹さんだって、自分のことをいらないものみたいに言われたのに、そのあとすぐ謝られたからって」

菫「そう簡単に許す気にはなれないだろう」

照「……咲は優しい。そんなことはない」

>>59
すまん


菫「そうだろうか? たとえば照。お前が妹さんに『私に姉なんていない』と言われたとしよう」

菫「そしたらお前はどうする?」

照「……手首を切る」

菫(自殺するレベルなのか)

照「もしくは咲を監禁して私の魅力を分からせる」

菫(普通に仲を戻そうとするとか、スルーするとかいう選択肢はないんだな)

菫「だ、だろう? まぁ妹さんはそこらへん強い人みたいだからそんなことはしなだろうが」

菫「それにしたって、やはりよくは思わないはずだ」

照「……確かに」

菫「しかし世の中は不思議なもので」

菫「そういう否定的な言葉を逆手に取り相手を惚れさせる方法というのがある」

照「それは?」

菫「まぁ俗に言うツンデレというものだよ」

照「ツンデレ……聞いたことがある」

菫「そう、ツンデレ。今じゃもう古風となっている感じも否めないが」

菫「しかしやはり基本だからこそ、確実ということもある」

菫「麻雀だっていくら運があるやつがやっても、基本を忘れて無闇に危険牌捨ててるようじゃ勝てないからな」

菫「それはやはり恋愛についても同じだ」

照「なるほど」

菫「つまりだ。現段階、お前はどうやっても妹に嫌われる可能性がある」

菫「しかしその嫌われる、ということを逆手にとり」

菫「実は妹に惚れているけど恥ずかしくて正直に言えなかった、ということにすれば」

菫「マイナス要素の落差がある分だけ、お前の評価は急上昇する」

照「おおっ!」

菫「これはある意味錯覚と言えるかもしれないが、一度くっついてしまえばこっちのもの」

菫「そこから徐々に好感度を上げればいいだけの話」

照「なるほどなるほど」

菫「あとはお前がアメリカだろうが中国だろうがガラパゴス諸島だろうが」

菫「好きなところに高跳びして、妹さんに好きなだけ倍満役満決めればいい」

照「倍満役満……」

菫「ということで、このツンデレ作戦を利用すれば」

菫「一時的にお前は嫌われることになるが」

菫「そのあとには確実なハイリターンが待っていることが約束されるんだ」

照「ハイリターン……」

菫「そしてこのツンデレ作戦を実行するには」

菫「多少の時間をあけること、そして劇的な再会が必要!」

菫「つまり全国に行き、妹さんと再会するしかない!」

照「……」

菫(さすがに苦しすぎたか……しかし反応はあったぞ)

照「……一ついい?」

菫「あ、ああ。なんだ?」

照「咲は従妹。そこは変わらない。じゃなきゃ結婚できない」

菫「あ、ああそうだったな」

菫(死ぬほどどうでもいい)

照「じゃ、練習する」

菫「おおっ! ようやくやる気になってくれたか!」

照「まぁ、私も麻雀は続けたいし。今からじゃ他校に転校しても大会には間に合わない」

菫「確かに、そうだな」

照「ということで、咲に謝ったりするのは全国行ってからでいい」

照「確実とは言えないけど、私は咲を信じる」

菫「ああ、信じてやれ」

菫「よし、じゃあ練習だな……といっても、もう時間も遅いな」

菫「仕方ない。練習は明日にしよう。帰るぞ」

照「分かった。あ、でも私は帰りに寄るところがある」

菫「どこに寄るんだ?」

照「長野」

菫「駄目だって!」

――次の日

照「おはよう」

菫「ああ、おはよう。今日はちゃんと麻雀打てよ」

照「分かっている。全国行って咲と会わないと、ツンデレ作戦が実行できない」

菫「そ、そうだな」

菫(まだ覚えていたのか……まぁいっか。妹さんごめんなさい)

照「それと、一応咲には謝罪の手紙送っておいた」

菫「手紙? それって大丈夫なのか? ツンデレ作戦は」

照「問題ない。ちゃんと考えてる。そのために声や電話番号では分からない手紙にした」

菫「ふ~ん。まぁいいならいいんだろうけど」


長野 宮永家

手紙「あのことはごめんね。本当にごめんなさい。謝るから許してね」

手紙「それと愛してます。大好きです。今度あったら頬ずりさせてね」

手紙「それじゃ、全国で待ってます(はあと」

咲「差出人が不明……だ、誰!怖いよ!」

終わり

>>75




第二部はよ

>>76
もう疲れたわ。
力尽きそう

俺は書かないけどもし全国書くなら


菫「そういえば清澄長野代表決まったらしいぞ」

菫「妹さんは個人戦も三位で出場してくるらしい。よかったな」

照「へ、へぇ」ワクワクウキウキ


って感じでやってほしい。

あれ? まだ残ってたのか

仕方ないから三時半分くらいまで残ってたら続き書く。
ただ俺は漫画のほう読んでないので、全国編とかは余り書けないかもしれん。
それでいいなら

途中で諦めるかも知れんが頑張る。

菫「そういえば清澄長野代表決まったらしいぞ」

菫「妹さんは個人戦も三位で出場してくるらしい。よかったな」

照「へ、へぇ」ワクワクウキウキ

菫「嬉しそうだな」

照「べ、別に……」ワクワクウズウズ

菫(なんか動き出した……)

淡「先輩遅くなりま、うわ! 宮永先輩、何踊ってるんですか」

照「ぼ、盆踊りの練習」

淡「は、はぁ。そうですか」

淡「でも麻雀の練習もしてくださいね。先輩、最近上の空でミスが多くなってますよ」

菫(まぁ、妹さんが全国出れるかどうか気になってたんだろうな)

照「大丈夫。これからはちゃんとやる」

淡「あれ? そういえば二年の先輩方はどこに?」

菫「ああ、亦野は風邪ひいて休みだ。大丈夫だと言ってたが大会も近いしな」

淡「渋谷先輩は?」

菫「お茶を買いに行くらしい」

淡「お茶、ですか」

菫「ああ。止めたんだが、どうしても静岡までいくと聞かなくてな」

菫「まぁ静岡なら東海道新幹線通ってるし、渋谷ならちゃんと帰ってくるだろうからいいかなと」

淡「そうですか。まぁ、渋谷先輩ならちゃんと帰ってきますよね。渋谷先輩なら」チラッ

照「ふふふ~んふふ~ん♪ ん? なんだ?」

淡「い、いえいえ」

淡「でもそれじゃあ一軍同士での麻雀はできませんね」

菫「そうだな、二軍から誰か呼ぶか」

照「あ、私は今日ちょっと抜ける。用事あるし」

菫「用事? 何だそれは」

照「いや、ちょっとね」

菫「……ちょっと来てくれるか」

照「嫌どす」

菫「なんで京都弁……いいから来い」

淡「あ、ちょっと待ってくださいよ先輩。練習が」

菫「すぐ戻ってくる」

菫「用事って何をするつもりだったんだ?」

照「プライベートのことは余り話したくない」

菫「……分かった。仕方ない。差出人を宮永照にして清澄高校麻雀部に手紙送るか」

照「やめて。私の人生すべてが終わっちゃう」

菫「お前の人生は100%妹で構成されているのか……」

照「いや、さすがにそれはない。麻雀とかいろいろある」

菫「まぁそうだろうな」

照「まぁ9割以上咲だけど」

菫「ほぼ妹だな」

照「99%咲の人生」

菫「いや、そんな90%カカオのチョコレートみたいに言われても」

照「そう、私の人生は咲との甘い時間で構成されている」

菫「うまくない」

菫「まぁ0,1%でも麻雀が組み込まれていれば別にいいけど」

菫「って、いやそうじゃなく。お前の用事とは一体何なんだと聞いているんだ」

照「……お祝いの電話」

菫「お祝いの電話?」

照「そう咲にお祝いの電話をしようと思って」

菫「はぁ、電話」

照「そう。照だけにTELしようと」

菫「だからうまくないって」

照「咲も全国出れたわけだし」

照「ここでお祝いの言葉言っておけばツンデレ作戦的にポイント高いかなって」

菫(まだ覚えていたのかツンデレ作戦)

菫「ま、まぁ、それくらいならいいんじゃないか」

菫「何も全国大会の会場まで話すなっていうわけじゃないし」

菫「直接会うのは無理でも、電話くらいならいいと思う」

照「そう」

菫「ああ。いや、そういうことなら呼びとめて悪かったな」

菫(何だ心配いらないじゃないか。よかった)

照「いや別に。私も直接会いに行こうか電話にしようか迷ってた」

菫(前言撤回。呼び止めておいてよかった)

照「やっぱり直接会うのは全国の会場にする」

菫「そ、そうだな。とりあえずは電話にしておけ」

菫「でも、電話ならわざわざ家に帰らなくてもいいじゃないか」

菫「携帯持ってるんじゃなかったか?」

照「忘れてきた」

菫「じゃあ私の貸すよ。電話掛けたら麻雀しよう。淡も待ってるし」

照「いや、一回帰りたい」

菫「ん? なんでだ?」

照「電話しながら家にある咲ちゃん人形抱えて悶えたいし」

菫「……」

菫「照。人形で悶えるなら帰ってからでもできるじゃないか」

菫「でも今日練習しなければ、今日の分の成長を丸々逃すことになるんだぞ」

照「今日一日じゃ変わらない。それに負けないから大丈夫」

菫「分からないぞ照。もしかしたら今年の一年にお前以上の怪物がいて」

菫「いくらお前でも負けるかもしれない。そうなってから嘆いても遅いんだぞ」

照「私は咲に会えればそれでいい」

菫「少し想像してみろ照」

菫「全国には妹さんが出ている。当然お前の試合も見ているだろう」

照「私を、見ている……」ドキドキ

菫「妹さんは必死になって練習してきた。しかしその間お前は人形に悶えて練習を怠った」

菫「当然お前の実力は落ち、妹さんの実力が上がる」

菫「そして油断したお前は妹さんに出会う前にミスをして敗退」

菫「見ていた妹さんはどう思うだろうか」

照「」

―――――――――
――――――
―――

照の脳内

テル「アーマケター!」

サキ「オネエチャンカワイソウ。ワタシガナグサメテアゲヨウ」

テル「シクシクサキサキ」

サキ「モウナカナイデ、オネイチャン」

―――
――――――
―――――――――

照「最高」

菫(どういう妄想したんだ)

菫「よく考えたのか? どう考えても嫌われる方向になるぞ」

照「え?」

菫「都合よく考えずにちゃんと考えてみろ」

菫「自分は努力して全国まで来たのに、姉は遊び呆けて練習を怠り敗退」

菫「目標にしてきた人間と戦うこともできないんだぞ、妹さんは」

照「」

―――――――――
――――――
―――

照の脳内2

テル「アーマケター!」

サキ「アーマケチャッタ。オネエチャンッテヨワカッタンダネ」

サキ「ガッカリダヨ」

ハラムラ「ソウデスネ。マッタクガッカリデス」

サキ「ワタシハ、ヤッパリ ハラムラサンガスキ」

ドロボウハラムラ「ワタシモスキデス」

サキ「ダイスキダヨ、ハラムラサン」

ドロボウネコ「ウフフ」

―――
――――――
―――――――――


照「最悪」

菫「だろう?」

照「泥棒猫殺しに行く」

菫(だからなんでそうなるんだ)

菫「いや、殺しに行く必要はない」

照「なんで?」

菫(お前が犯罪犯したら大会出場停止になるからだよ)

菫「お前が勝てばいいだけの話だろう」

照「確かに……」

照「じゃあ、麻雀する」

菫「よし、じゃあ淡のところへ行こう」

淡「あー先輩、遅いですよ。全く、何時間待たせるんですか」

菫「ああ、すまないな。って、一時間も経ってないだろう」

淡「体感的には五時間くらいでしたよ」

淡「あれ? 宮永先輩、用事はもういいんですか?」

照「別にいい。練習してからでも大丈夫だし、泥棒猫に取られたくないし」

淡「泥棒猫?」

菫「気にするな。こっちの話だ」

菫(できればあっちの話と言いたかった)

淡「そ、そうですか」

淡「そういえば、宮永先輩って妹さんいらっしゃるんですか?」

照「いや、従妹しかいないけど、どうして?」

菫(ツンデレ作戦を知る人以外には従妹で通したいのか)

淡「従妹? あれ、じゃああれは違うんですかね」

照「あ、あれって?」

菫(嫌な予感がする)

菫「お、大星。喉乾いてないか? ジュースをおごって」

照「邪魔」コークスクリュー

菫「ぐっ……」

淡「え? あ、菫先輩大丈夫で」

照「あれって、何」

淡「せ、先輩、目が怖いです」

菫「に、逃げろ大星。それについては絶対に言っちゃ」

照「黙って」コークスクリュー

淡「ひっ。宮永先輩、それはちょっとひどいんじゃ」

照「ツモの練習」

照「さぁ、言って」

淡「で、でも……」

菫(逃げろ! 照に妹の話は駄目だ!」

照「淡も練習付き合う?」

淡「あ、この間勝ち残った長野の代表チームの一人に宮永って人がいて」

淡「その人が雑誌記者のインタビューにお姉さんのこと書いてたんです!」

照「……」

菫(言っちゃった……)

照「どんな記事、書いてたの?」

淡「いや、詳しくは見てなくて……」

照「そう……」ギロッ

菫「……私はお前が知ってると思ったから言わなかっただけだ」

淡「あ、あの……」

照「何?」

淡「用事思い出したので、帰ってもいいでしょうか?」

照「いいよ」

淡「は、はい。では」

菫「あ、淡。ちょっと話があるから、少し待ってくれるか?」

淡「え? あ、はい……」

菫(このままだとチームとして崩壊する……)

カクカクシカジカ

菫「ということなんだ」

淡「な、なるほど」

菫「信じてくれるか?」

淡「いや、まぁ宮永先輩が重度のシスコンっていうのはやっぱり信じがたいですけど」

淡「妹さんの話をしてからの態度を見ると、信じちゃいますね」

菫「そうか。まぁそういうことなんだ」

菫「まぁあいつも、妹さんの話しさえでなければいつも通り普通の宮永照だし」

菫「麻雀の腕もいいわけだから、このまましばらくはそっとしておきたいんだ」

菫「だから、なるべくあいつの近くで妹とか咲とかの単語は避けてくれるか?」

淡「分かりました」

菫「ありがとう」

菫「じゃ、そういうことだから。お前は今日帰っていいぞ」

淡「あ、いえ。やっぱり私も練習していきたいので、三十分くらいしてから」

淡「用事が済んだということにしてもう一度部室きます」

菫「そうか。分かった」

菫「それじゃあ後でな」

淡「はい。後で」

照「咲……」

菫「……お前は何パソコンの画面見ながらうっとり顔を作っているんだ」

照「咲が、咲が」

菫「ん? ああこの記事か」

記事『長野県代表清澄高校麻雀部一年生大将宮永咲!!』

菫「あまり詳しいことは書いてなかっただろう?」

照「『目標はお姉ちゃんと戦うことです』って」

照「『お姉ちゃんと戦うことです』って」

菫「二回言うな二回」

照「『宮永選手は姉について詳しいコメントを避けたが、恐らく白糸台高校の宮永照選手ことではないだろうか』」

照「私以外に咲のお姉ちゃんはいない!」

菫「あれ? お前妹でいいのか?」

照「……従姉をお姉ちゃんと呼ぶ場合ある。間違っていない」

菫「そうですか」

菫「ところで今日は練習どうするんだ?」

照「やる。咲の期待に応えたい」

菫「そうか。それなら二軍から二人くらい呼ぶか」

照「それがいい」

照「……」ポワー

菫「……お前の番だぞ」

照「え? ああ、はい」

二軍A「あ、それロンです」

照「え? ああ、はいはい」

菫(……駄目だ。妹さんが気になりすぎて気合が入っていない)

二軍B「次は私が親ですね」

照「……」ポワー

菫「……ここで勝てば妹さんがキスしてくれるかも」コソ

照「!?」ゴウッ!

菫(おおっ! 今までに感じたことのないほど圧倒的な迫力)

照「ツモ。ダブリ―一発国士無双」

菫(三連続ダブリ―一発ツモ!?)

二軍A「す、すみません。私ちょっと気分が」

二軍B「わ、私も!」

菫「あ、ちょっと! 気を落と、すな、よ。って無理か」

照「ふん、他愛無い」ソワソワ

菫「……何やってるんだ?」

照「咲からのキスを待ってる」

菫「妹さんどこにいると思ってるんだ。そんなのないに決まってるだろう」

照「!? ……ひどい」

菫(ほんと、麻雀以外は抜けてるなぁ)

何でこんなキャラになっちゃったんだか

>>136
本当、もうどうすればいいのやら分かんなくなってきた。

照「……もう帰る」

淡「あ、すみません用事終わりました。……って、宮永先輩どうしたんですか!」

淡「まるでこの世の終わりみたいな顔して」

菫「いや、ちょっと妹さん関連でな」

淡「また妹さんですか……」

淡「大丈夫ですよ、全国行けば会えますから。きっと」

淡「だから今は練習しましょう」

照「うー……!?」

菫「? どうした?」

淡「どうかしましたか?」

照「似てる……」

淡「え?」

照「匂いが……咲のと同じシャンプーの匂い!?」

照「咲ぃぃっ!」

淡「え、いや、止めてください先輩! 頬ずりしないで!」

菫「おい、照落ち着け! 淡だ」

照「うおおっ! また存分にいじめてあげるから、涙目になってね咲ぃぃ!」

淡「いや、ちょっとどこ触ってるんですか! 頬が痛いです!」

菫(いじめてたのか……)

照「もう離れない! お父さんとお母さんが反対しても、私は咲を離さない!」

淡「お父さんでもお母さんでもなく、私がいやなので離してください!」

菫(そういうことか。姉がこんなんなら引き離さざる負えないよな)

照「咲ぃぃ!」

淡「た、助けて、先輩……」

菫(仕方ない……)

菫「おい、それは咲じゃないぞ照。まさか……浮気か?」

照「……あまりくっつかないでくれ淡。私は咲一筋なんだ」

淡「どっちがくっついて……。助かりました先輩」

菫「いや、さすがに照の扱いには慣れてきたよ」

照「はぁ、咲。今頃どこにいるんだろう……またあの涙目がみたい」

菫「まだ長野にいるだろう」

淡「妹さんは本当に再開したいと思ってるんでしょうか?」コソコソ

菫「恐らく再戦とか復讐の間違いだろうな」コソコソ

淡「ですよね」コソコソ

照「咲ぃぃぃ! 愛してるうう」

もう終わって……いいかな。
もうちょい書けそうな気がするけどさすがに疲れたは

誰か代わりに書いてくれる人いないのか?

菫「さて、気を取り直して、麻雀するか」

淡「そうですね。……でもさっき二軍の子に声かけたんですけど」

淡「何か『一軍とやると麻雀にならない』って言って、断られましたよ?」

菫(……まぁダブリー一発を連発だなんて、確かに麻雀にならないよな)

菫「仕方ない。今日はネット麻雀をやろう」

淡「ネット麻雀ですか」

菫「ああ。それなら人数が少なくても何とかなるだろう」

菫「パソコンは一軍用に五台用意してあるし、問題はない」

淡「そうですね。たまにはそれもいいかもしれません」

照「……私はネット麻雀苦手」

菫「妹さんも今頃ネット麻雀やってるかもな」

照「……やる」

淡(本当、扱い慣れてますね)

菫「」カチカチ

淡「」カチカチ

照「……!?」カチカチッ!

菫「ん? どうした照。そんな嬉しそうな顔して」

淡「あ、がっかりした顔になった」

照「……今ミヤナガサキって人がいた」

淡「おおっ、やったじゃないですか!」

菫「まさか本当にいたとはな……」

照「……よく見たらミヤナガサギだった」

淡「……確かにそれは詐欺ですよね」

菫「残念、だったな」

照「……」

菫「おっロン」カチカチ

淡「こっちもツモです」カチカチ

照「……全然勝てない」カチカチ

菫「照は表情とかも含めて、相手のタイプを分析するからな」

淡「捨て牌と自分の牌しか見えないネット麻雀じゃ分析するのに時間がかかりますか」

照「それもあるけどこの『のどっち』って人、すごく強い」

照「デジタル打ちしてるんだろうけど、下手したらプロレベル」

淡「ああ、のどっちですか。彼女は有名ですよね」

菫「そうなのか? あまりネット麻雀とかやらないから知らないけど」

菫「でも、何でのどっちが女だって分かったんだ?」

照「……名前が女っぽいから?」

淡「あ、お二人とも知らないんですね」

淡「そののどっちっていうのは、清澄高校一年の原村和のことらし、いで、すよ」

菫(淡ぃぃぃ!)

淡(すみませんすみませんすみません!)

照「……」カチカチ

照「……あ、また負けた」

照「……」ゴウッ!

淡(な、何ですかこの圧倒的な気配!)

菫(こ、これはダブリーを連発した時の。いやそれ以上か!)

照「……」カチカチ

菫「……」カチカチ

淡「……」カチカチ

照「……」ローン

菫「……また、負けたのか?」

照「」カチカチ

淡(さっきから全然喋らないのに、あの気配だけは消えない……)

淡(うっ、ちょっと気持ち悪く)

淡「すみません、ちょっとお手洗いに……」

菫「そ、そうか。それじゃあ私も……照は?」

照「……」カチカチ

菫「そ、そうか。行かなくていいか」

淡「そ、それじゃ、行ってきますね」

照「……」カチカチ

淡「さっきはすみません……」

菫「いや、いいんだ。仕方ない」

菫「それよりも今はあいつをどうするか考えよう」

淡「……私たちが同じ卓に入って先輩を勝たせるっていうのはどうですか?」

菫「いや、駄目だな。あいつはイカサマが嫌いだ。バレたら怒るだろう」

淡「バレなきゃいいんですよね?」

菫「それはそうだが……しかしもしバレたときのリスクを考えるとなぁ」

淡「リスクって、たとえばどんなのですか?」

菫「そうだなぁ……まずはお前の貞操」

淡「他の手段を考えましょう」

淡「……他の手段が思い浮かびませんね」

菫「そうだなぁ。第一麻雀は運要素が強いゲームだし、イカサマ以外で確実に勝つ方法なんてない」

菫「ましてや、実際の牌を使わないネット麻雀となると……」

淡「そうですね……」

菫「まぁ別にあいつを勝たせる必要はないんだが……」

淡「……! あっ、じゃあこんなのはどうでしょう」

菫「いい案があったか?」

照「……」カチカチ

菫「や、やぁ照。調子はどうだ?」

照「のどっちがいなくなった」カチカチ

淡「そ、そうですか! それは残念ですね!」

照「うん。だから次来るまで休まず練習する」

菫(休まずって四六時中か)

淡(文字通り四六時中でしょうね)

菫「そ、そうか。仕方ないじゃあ私も少し付き合うか」

淡「そ、そうですね。私ももう少しやります」

照「……」カチカチ

菫「じゃあ、手はず通りに」コソコソ

淡「はい、何とかやってみます」コソコソ

照「……」カチカチ

菫「……」カチカチ

淡「……」カチカチ

照「……!?」カチカチッ!

菫「ど、どうした照?」

照「今、ミヤナガサキっていうのが入ってきた」

菫「そ、そうかやったじゃないか! 今度はサギじゃないんだろう?」

照「サキ。間違いなくサキ」ヤター

菫「よ、よかったな。じゃあ楽しく打てばいい」

照「そうする」ウキウキ

淡「……」カチカチ

照「……」ウキウキカチカチ

菫「……」カチカチ

淡「……」カチカチ

照「……」サキサキカチカチ

菫「……」カチカチ

淡「……」カチカチ

照「……」カチカチ

菫「あ、あれ? どうした照。急にテンション下がって」

照「……違う」カチカチ

照「これ咲じゃない」カチカチ

淡「……」ビクビクカチカチ

菫「そ、そんなことないだろう。だってミヤナガサキなんだろう?」

照「そうだけど、咲はこんな打ち方はしない」

淡「……」ビクビク

菫「そ、そうか。じゃあ同性同名なのかもな」

照「そうかもしれないけど、でもこの打ち方は……」カチカチ

照「何だか淡に似てる」ギロッ

淡「……」ビクビクカチカチ

菫「そ、そんなわけないだろう! 淡は別のハンドルネーム使ってるよな!」

淡「え、ええ。私はアワアワにしてます!」

照「……今までずっと喋ってなかった」

照「それは私との対局でなるべく咲に近い打ち方をしようと必死だったから」

淡「」ギクッ

照「でも、咲はあそこでカンはしない。するならもう少し待ってからする」

照「それに、カンを連発するところを抜けば、打ち方はほとんど淡と同じ」

菫(さすがと言いたいけど、今はその分析力が迷惑すぎる!」

照「ついでに私の上家に座るのとっちっていう人は、まんま菫の打ち方」

菫「……」ギクッ

照「菫、私はイカサマが嫌い」

菫「あ、ああそうだな。でもこれはその」

照「友達を騙すのはもっと嫌い」

菫「……」

照「もういいでしょ」

菫「すまない」

淡「……すみませんでした」

照「私も悪かった。練習でやる麻雀で本気になって変な雰囲気作って」

照「でも、それなら一言言ってほしかった。それで私も冷静になったはず」

照「騙してほしくはなかった。しかも咲のことで」

菫「……すまない」

淡「ごめんなさい。でも先輩に言っても聞いてもらえないかと思って」

照「淡、言い訳?」

淡「いえ、すみませんでした」

照「……ちゃんと反省してるの?」

菫「反省してるよ。いくらなんでもお前の好意を利用して騙そうなんて、悪かったと思ってる」

淡「先輩を責めないでください。提案したのは私なんです。本当にすみませんでした」

照「……」

照「そう、反省してるんだ」

菫「ああ」

淡「はい」

照「……分かった」

菫「ああ、すまなかったな」

淡「ゆ、許してくれるんですか!」パアア

照「淡、パンツ脱いで」

淡&菫「……」

淡「いや、それはちょっと」

照「どうしたの? 反省してるんでしょう?」

照「のどっちになりすました菫ならまだしも」

照「まさか計画を提案した上咲になりすましておいて、ごめんなさいで済むと思ったの?」ニコニコ

淡「ひっ! た、助けてください先輩!」

菫「て、照。それはいくらなんでもやりすぎじゃ」

照「……それじゃああなたが代わりに脱ぐ?」

照「それならそれでもいいけど。あなたが脱ぐ場合、下着姿で猫耳カチューシャつけてもらうわ」ニコニコ

菫「くっなんて気迫だ。……仕方ない、分かった」

淡「せ、先輩……」

菫「淡を好きにするがいい!」

淡「せ、先輩!? 冗談ですよね! 頼れる先輩ですもんね!」

菫「……」

淡「何で目をそらすんですか! 止めてください! こっち見て先輩!」

照「あなたはこっち」

淡「いや、離して! 離して下さい! 助けて先輩!」

菫「……浮気」

淡「浮気? ……そうだ浮気ですよ宮永先輩!」

照「そう、そうだったね」

菫(行けるか……)

淡(行けそうです。ありがとうございます先輩!)

照「でも今回の件で私思ったの」

照「ばれなきゃ浮気も浮気じゃないんだって」

菫&淡「……」

照「だから、ね。しよ」

淡「しよ!? しよって何をですか! いいえ聞きたくありません」

淡「た、助けてください先輩!」

菫「万策、尽きたか」

淡「ちょ、ちょっと先輩!」

照「私のことはこれからお姉ちゃんって呼んで」

淡「せんぱーい!」

菫「南無南無」

同じころ 長野

咲「あーあ、また負けちゃった」

和「ふふ、やっぱりネット麻雀は苦手みたいですね」

咲「うん。何だかうまく打てないよ」

和「あれ、ハンドルネーム……ミヤナガサギでいいんですか?」

咲「うん。流石に名前そのままは怖いからね」

和(大して変わらないと思いますが。まぁ他の個人情報は分かりませんし)

和「じゃ、続きやりましょう」

咲「そうだね」カチカチ

終わり

疲れた

もうそろ晩飯のしたくしなきゃいかん

淡ちゃんの脱衣はみたいので誰か代わり頼む
あとできれば菫の猫耳も
俺は晩御飯のしたくしてくる

晩御飯のしたくって、昨日の味噌汁あったから飯たくだけだった。
照咲となると、全国大会の為に東京来た咲のホテルに照が忍び込む展開になるのか?
それより前に照淡はよ

照菫の人気がなくて悲しい
泣きたい

>>238
この展開から照菫いれるとすると
照が淡いじって、物足りないってことで菫つかむ以外考え付かんわ。
貧弱な想像力でスマソ

全国の会場でばったりであってトイレに咲を引き込んじゃうお姉ちゃんはよ

照淡からの照菫はよ

照「」ジー

淡「せ、先輩。どうしても、脱がなきゃだめですか?」

照「駄目」

淡「どうしても?」

照「どうしても」

淡「……うっうっ」

照「その涙目で咲を思い出した。やっぱり全裸になってくれる」

淡「……」

照「必死に我慢してて余計に可愛い」

淡「……」ダッ!

照「」ガシッ!

照「どこ行くの?」

淡「……」

っていうのはよ

エロよりいちゃいちゃはよ

>>251
えろ方向は俺もあんま好きじゃないわ。
字面で「あんあん」とか書かれてもしょうがないし

飯食ってくる。
残ってたら>>250路線で書くかもしれん

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYjrvTBgw.jpg

>>256
保存した

>>250の続きから

照「ほら、淡。脱いで、パンツ」

淡「……」

照「あ、パンツだけね。あとできれば、スカートの丈をもう少し短くして」

淡「……」

照「ほら、早く」

淡「……」ダッ!

照「」ガシッ!

照「だ~めっ」ニコニコ

淡(駄目だ。早すぎる)

照「ほら、早く早く」

淡「う、ううっ」

淡(まずいよぉ。どうしよう……)

菫「……」

淡(? ……あれは菫先輩?)

菫(ど・う・に・か・し・て・に・げ・ろ)

菫(あ・と・は・な・ん・と・か・す・る)

淡(いや、むしろ逃げるところをどうにかしてほしいんだけど)

淡(逃げるって言ってもなぁ)

照「淡……」

淡「あ、はい!」

照「好き」ギュッ

淡「……」

淡(仕方ない。後はなんとかするって言ってくれてるし)

淡(ここは要望にこたえて油断したところを逃げるしかない!)

淡(とりあえず逃げることさえできればあとは菫先輩に頼ればいい)

淡「わ、分かりました。脱ぎますよ」ヌギヌギ

照「……淡はいい子」

照「そのパンツ、こっちに渡して」

淡「は、はい」

照「……」クンカクンカ

淡「今だ!」ダッ!

照「あ……油断した……」ゴウッ!

淡「ひっ! すさまじい気配が!」

菫「こっちだ淡! 走れ!」

淡「スカート捲れないように走るの、難しい」

照「淡はいい子だから。こっちにきて」ゴウッ!

菫「淡……な、なんだあの怪物は」

淡「し、知りませんよぉ」

照「……」ゴゴゴッ!

淡「菫先輩助けて!」

菫「止まれ! 照!」

照「どいて菫、そいつ脱がせない」

照「それとも菫が脱いでくれる?」

菫「うっ、なんて圧迫感だ……」

菫「いや、負けるものか……これを聞け! 照」

照「?」

ボイスレコーダー『ほら、淡。脱いで、パンツ』

ボイスレコーダー『淡』『好き』

照「……!?」

照「そ、それは……」

菫「そうだ。さきほどのお前のセリフだ」

照「咲、ほど」ゴウッ!

淡(あ、さきって言葉聞いて迫力が戻った……)

菫「お前確か浮気はばれなきゃ浮気じゃないって言ったな」

菫「じゃあ、ばれたらどうなるんだ?」

照「……」

菫「分かったら諦めろ! すでにコピーも取り、私の自宅に送っている」

菫「お前に抵抗の余地はないぞ!」

照「……分かった」シュウウウ

淡(完全に元に戻った……さ、流石です菫先輩!)

菫「分かってくれたか」

照「……あなたの自宅に押し入って、そのコピーとボイスレコーダーを消去するまでは停戦」

菫「分かってくれたのか?」

淡「ま、まぁでも、ひとまず停戦なんですよね?」

淡「じゃ、じゃあそのパンツを返し」

照「それはできない」

淡「何でですか!?」

照「このパンツは今私が持ってる」

照「つまりこれは私のもの」

淡「ちょ、ちょっと待って下さい! それは私のものです! 裏にAWAって刺繍されてるでしょう!」

照「あ、ほんとだ」クンカクンカ

淡「あ、ちょっとかがないで下さいよ! 止めてください!」

照「よく見えなかったから」

淡「先輩目悪くないでしょう!」

照「心の目のこと」

淡「心の目ってなんですか! 心の目に視力があるんですか!」

照「淡をもっと近くで感じたくて」

淡「感じないでください!」

照「……ひどい」

淡「ひどいのはどっちなんですか……」

淡「先輩も何とか言ってくださいよ。このままじゃ私ノーパンで帰ることになっちゃいます」

菫「そうだな……照、返してやれ」

照「嫌どす」

菫「だから何で京都弁……それより、返さないと浮気がばれるぞ」ボイスレコーダー

淡「そ、そうですよ! 妹さんに嫌われてもいいんですか!」

照「……」

照「……ける」

菫「何だって?」

照「パンツ返すくらいなら麻雀部抜ける」

淡「な、何言ってるんですか! 先輩が二年頑張ってきた麻雀部ですよ!」

淡「そんなパンツ一枚でそれをやめるって言うんですか!」

照「うん」

菫「そ、即答……」

淡「は、ハッタリに決まってますよ先輩。騙されないでください」

照「嘘をついている目に見える?」

淡「うっ……嘘に決まってます!」

菫「……」

照「まぁでも、代わりに菫のパンツくれるって言うなら考えないでもない」

照「もしくはそのボイスレコーダーでも可」

菫「くっ……」

淡「先輩……」

菫「淡……お前のパンツは大事だ」

菫「私は可愛い後輩をノーパンで下校する変態女にしたくはない」

淡「先輩!」

菫「だが、照も大事だ」

菫「あんな奴だが二年間共に戦ってきた仲間だし、妹のことさえなければまともな奴だ」

菫「私は友人を失いたくない」

淡「先輩……」

菫「だからここは……」

淡「せ、先輩まさか……」

淡「駄目ですよ先輩。そんなことしたらノーパン女の汚名が」

菫「仕方ない事なんだ! 仕方ない事なんだ」

菫「今のあいつをどうにかするには、何かを犠牲にするしかないんだ」

淡「先輩……」

菫「照」

照「決まった?」

菫「ああ、決まったよ」

菫「そのパンツ、好きにしていい」

淡「……ちょ、先輩!」

淡「先輩のパンツを犠牲にするんじゃないんですか!」

菫「? そんなことしたら、帰りすーすーするだろ」

淡「そうですよ!すーすーしますよ!私が!」

菫「仕方ないだろう。照の退部は許されないし、ボイスレコーダーも渡せない」

淡「でもコピー取ってるって」

菫「そんな短時間でコピー取って遅れるわけないだろう。ハッタリだ」コソコソ

菫「照の奴それも計算に入れてボイスレコーダー要求してきたんだ」

淡「そうだったんですか……いやでも私のパンツ!」

菫「貞操とパンツ、どっちがましだった?」

淡「そ、それはパンツですけど。他にも選択肢あったじゃないですか!」

菫「私のパンツは犠牲にしたくない」

菫「もう一つと言えば、照が退部だがそれもだめだ」

淡「むしろ私は抜けてほしいですよ……」

菫「まぁいいじゃないか、パンツの一枚や二枚」

淡「よくないです」

菫「照を見てみろ。あんなに嬉しそうにしてるぞ」

淡「え?」

照「ヤター」スリスリサワサワクンカクンカ

淡「あ、ちょっと先輩! 止めてください!」

菫「淡、そんなに激しく動いたらスカートの中見えるぞ」

淡「う、うわ! もうっ!」

照「フフーン」サワサワクンカクンカ

照「これからは、これをかぶって麻雀打つ」

淡「や、止めてください! 返して!」

淡「高いところ上げないでー!」

菫「それかぶって全国出たら、それこそ妹さんに嫌われると思うが」

菫「……まぁいいか」


終われ

あとやるとすると、全国で咲と会うとかそんな感じだろうけど
結構きついわ。疲れた。

照咲書くなら
>>245の案採用するか、ホテルに忍び込むかの二択。
他にも考えられるかも知れんが、もう考えたくない。
代わりに書いてくれる奴いたらそいつがんばれ

照「咲を拉致したい」

菫「……」

淡「……」

渋谷「……」ズズ

亦野「……」

照「……」

照「咲を拉致した」

菫「聞こえてる。そしてわたしは用事を思い出した」

菫「残念ながら手伝えない。ルパンごっこは一人でやるんだな」

淡「私も無理です。ちょっと用事があるので」

渋谷「お茶、切れたから」

亦野「私もパスです。すみません」

照「……」

↑という感じでだれか頼む

照「待って」ガシッ

菫「」

淡「」

渋谷「」ソソクサ

亦野「お疲れっす」ダッ!

菫(また捕まった……)

淡(またですか……)

照「またこの二人……」

菫&淡「こっちの台詞だ(ですよ)!」

照「咲を拉致したい」

菫「さっき聞いたよ」

淡「すみません、何回も言わないでください。頭痛いです」

照「拉致して『お前のハートを盗みに来たよ』って言いたい」

菫「それよりも前にお前のハートを取り返してこいよ」

淡「自分のハートも守れない人が、他人のハートを盗めるとは思えませんね」

照「……じゃあ取り返すために拉致する」

菫「どう足掻いても結論は変わらないのか」

菫「仕方ないな、もう」

淡「そうですね。仕方ありませんよ」

照「……協力してくれる?」

菫「……淡、しっかり押さえとけよ」

淡「了解です」

照「……何? この縄」

菫「大会当日まで縛っとく」

淡「極力やりたくはありませんでしたけど、こうなったら仕方ありませんね」

淡「あ、大丈夫ですよ。食事や排泄のときはちゃんと縄ほどきますから」

菫「手錠はするけどな」

照「……」

菫「さてと、それじゃネット麻雀でもして練習するか」

淡「そうですね」

照「……」

菫「……」カチカチ

淡「……」カチカチ

照「……」

菫「あ、ロン」カチカチ

淡「こっちもツモですね」カチカチ

照「……ロン」カチカチ

菫「……」

淡「……」

菫&淡「!?」

菫「な、なんで……」

照「おもしろそうだったから」

淡「な、縄! 縄はどうしたんですか!」

照「そこに置いといた」

菫「ほ、本当だ」

淡「ご丁寧にちゃんとまとめてある……ってそうじゃないですよ!」

淡「どうやって抜けたんですか!」

照「? 麻雀部なら縄抜けくらいはできなくちゃ」

菫「何『お前らはできないの?』みたいな顔してるんだ! 無理に決まってるだろ!」

淡「麻雀関係ないじゃないですか!」

照「……あ、ロン」カチカチ

菫「聞いてないし……」

照「そう、それよりも咲」カチカチ

照「咲と会って話がしたい」

菫「話がしたいってお前、大会の会場行けば会えるじゃないか」

淡「そうですよ。もう明日明後日には大会初日ですし、すぐ会えますよ」

照「そう。でも大会じゃなくて今会いたい」

照「もう咲は東京に来てるはずだし、それに……」

照「もう何年も咲と話してない」

菫「……」

照「だから大会が始まる前に、一人の姉として、姉妹として会って話したい」

淡「……先輩」

照「……それと頬ずりしたい」

菫「駄目だな」

淡「駄目ですね」

照「!? 何で!?」

菫「駄目に決まってるだろう。何だ頬ずりって」

淡「この間の件で流石に私も妹さんに同情し始めました」

淡「話すだけならまだしも頬ずりは駄目ですね」

照「……ほ、頬ずりさせてくれない咲なんて!」

照「ただ涙目で可愛いだけの可愛い従姉でしかない!」

菫(可愛い二回言った。二回言ったよ)

淡(そして従姉設定はまだ生きてたんですね。さっき姉って言ってたのに)

照「……仕方ない。もう一人で行ってくる」

菫「ああ、行けばいいじゃないか行けば」

菫「ところで、どこに行けばいいのかはわかってるんだよな?」チラッ

照「」

淡「そんなまさか、妹さんの泊まる場所も分からずに行くなんて言いませんよ」

淡「ね、先輩?」チラッ

照「知ってる」

菫(そ、即答だと!)

淡(ハッタリですよ。方向音痴の先輩がホテルの位置なんて正確につかんでるわけが)

照「私の咲ちゃんセンサーの言うとおりに行けば間違いない」

菫「……!?」

淡「そ、そのセンサーはまずいんじゃないでしょうか先輩!」

菫「そ、そうだ。流石にそのセンサーはまずいと思うぞ!」

照「問題ない。私のセンサーは万能」

菫(そのセンサーに従った結果どれだけ迷子になったと思っているんだ!)

淡(嫌ですよ私、迷子を北海道まで捜しに行ってて大会棄権なんて!)

照「じゃ、行ってくる」

菫&淡「ストップ!」

照「?」

菫「わ、私たちも」

淡「つ、連れて行ってください」

照「……仕方ない」

菫&淡(仕方ないはこっち!)

照「……ここ」

菫「本当にあってるのか?」

淡「あー、会ってるみたいですよ先輩。ほらあれ」

菫「ん?」

『清澄高校麻雀部御一行様』

菫「何でこう嫌なときだけあいつは道に迷わないんだ」

淡「一度の逡巡もなくまっすぐ来ましたからね。咲ちゃんセンサーだけは麻雀並みたいです」

菫「なんて迷惑な育ち方したんだ、こいつの第六感は」

照「さ、行こう」

照「」ワクワク

淡「それで、どうするんですか先輩?」

菫「どうするって……どうしよう」

淡「まさか本気で拉致させる気じゃないですよね?」

菫「流石にそれはな……まずいよな?」

淡「まずいなんてもんじゃないですよ!」

淡「いくら姉妹だからってライバル校の生徒、しかもエースを拉致だなんて」

淡「確実に棄権。それどころか、ここ一二年は出場停止になっちゃいます!」

淡「先輩のシスコンが原因で私の三年間つぶすなんて、勘弁してください!」

菫「だよなぁ……」

照「」ワクワクウズウズ

漫画の方一切読んでないけど照姉さんこんなアホの子なの?

菫「とりあえず、妹さんと遭遇しないようにするんだ」

菫「一時間捜して見つからないようなら、流石の照も諦めるだろう」

淡「一時間で諦めますかね?」

菫「諦めなければ、最悪警備員さんを呼ぶしかないだろう」

菫「できればしたくはないが」

淡「そうですね……」

照「」ワクワク

淡「……せ、先輩あれ」

菫「なんだ? ……あ、あれはもしや妹さんか?」

>>348
俺も読んでないから分からぬ。


淡「気弱そうな子ですけど、横にはねた髪や顔形が似てますしきっとそうですよ」

菫「迷っているのか? 確かに照の姉妹らしいな」

照「」ピクッ

照「……咲ちゃんセンサーが反応した」

菫「間違いないみたい。淡、確保しろ。絶対に照に会わせるな」

淡「ラジャ!」

淡(そっと、そーっと)

咲「あれ? ここどこだろう?」

咲「トイレに行ったらまた迷っちゃったよぉ……」

淡「失礼しますよっ!」

咲「!? ん、んっ!」

淡「大人しくして下さい。じゃないとあなたのお姉さんがきちゃうんですよ!」

咲「!? ……」

淡「あ、物わかりが早くてありがたいです」

淡「とりあえずここから離れましょう」

照「咲の、気配が消えた……?」

菫「移動してるんじゃないかな? もっと向こうを探してみよう」

菫(グッジョブだぞ淡!)

照「……そうね。あれ? 淡は?」

菫「え? えっと、トイレらしい」

照「そう」

菫「待ってるか?」

照「そんな時間はない」サキー

菫「……後でちゃんと合流できるかな?」

淡「……ふぅ。先輩は行きましたか」

淡「お願いですから後ろ振り向かないでくださいね。なるべく顔見られたくありませんので」

淡「私の言うこと聞いてくれる間は、あなたの味方であることを約束しますよ」

咲「わ、分かりました」

咲「で、でも、あなたは誰なんですか?」

淡「あなたの身内のせいで苦労させられているものですよ」

咲「す、すみません」

淡「別にあなたが謝ることはありません」

淡「あなたのせいじゃありませんし、こっちもお世話になってますから」

咲「そ、そうですか……」

淡「まぁ流石にこんなことは二度とごめんですが……あ、こっちにきたみたいです」

淡「移動しますね」

>>340
池沼が生まれやすいとか聞いたわ
詳しくしらんけど

照「……おかしい」

照「さっきから私のセンサーが強くなったり弱くなったりを繰り返している」

菫「そ、そうか。入れ違いになっているってことか、それは残念だな」

菫(いいぞ、そのまま続けろ淡)

照「こうなったらもう、咲の部屋を見つけて待ち伏せする」

菫「いや、それはちょっと」

菫「ほかの部員もいるし、まずいんじゃ……」

照「……咲と相部屋の人間がいたら、殺す」

菫「あ、ああ……」

菫(まずいなぁ……)

淡「こちらには……いませんね。どこか行ったんでしょうか?」

咲「……たい」

淡「はい?」

咲「あの、髪が首のあたりにこすれてくすぐったいんですけど……」

淡「あ、ああ。すみません」

咲「いえ……」

淡「もう少しの辛抱ですから、我慢してください」

咲「……はい」

>>359
遺伝子が近いと子供が生まれづらく、池沼が生まれる可能性がある。それに体も弱くなる

菫「照、やっぱり駄目だ」

照「何で?」

菫「よく考えてみろ」

菫「いくら姉とは言え、いきなり部屋に押し入ってきて友達殺されて、その上拉致されて楽しく話せると思うか?」

照「……問題ない」

菫「問題しかないよ。無理だって」

菫「それともお前は妹さんの気持ちはどうでもいいのか? 一緒にいられればそれでいいのか?」

菫「そんなんじゃ妹さん悲しむぞ」

照「……」

照「でも……いや、分かった。今日はいったん引く」

菫「そ、そうか、分かってくれたか」

菫(冷や汗が止まらない。とりあえず淡に連絡して合流しよう)

菫「それじゃあ、いったんロビーまで戻ろう」

照「……」

淡「」プルル、プルル

淡「あっと、電話ですね」

淡「はい。あ、先輩。はい……はい……分かりました。それじゃあ後で」

咲「……」

淡「帰って良いですよ。手荒なまねをしてすみません」

淡「もう遅いので、早く寝てくださいね。大会では全力のあなたを見てみたいですし」

淡「それでは、ご迷惑おかけしました」

咲「あ、あの……」

淡「はい?」

咲「守ってくださってありがとうございました。それと」

咲「お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします」ダッ

淡「……それは、よろしくお願いしたくないですね」

淡「あ、せんぱーい」

菫「あ、淡……」

淡「遅くなってすみません。全くここ広いですね、ずっと迷ってましたよ」

淡「あれ? 宮永先輩は……?」

菫「それが……トイレ行くって行ってからかれこれ三十分経ってるんだ」

淡「それって……」

菫「ああ……」

淡「……きっと大ですよ! 大のほうをしてるんです! そうです、そうに違いありません! 困ったなぁ宮永先輩には」

菫「それなら、いいんだけどな」

淡「そうじゃなかったときは……」

菫「今大会棄権+来年再来年出場停止」

淡「……宮永先輩! 宮永先輩、どこですか!」

菫「照! 戻ってこい! その年で犯罪に手を染めるな!」

照「……ここ」

照「」ガチャガチャ

照「開かない……」

照「仕方ない。この間怪しい通販で買った『怪盗解錠キット』で」キラーン

照「」ガチャガチャ

照「」ガチャガチャ

照「」ガチャガチャ

照「……」ゴウッ!

扉「……ガチャ」

照「……開いた。扉、いい子」

照「咲は……」

咲「」スースー

照「寝てる……」

咲「」スースー

照「……可愛い」

咲「うっ。お姉ちゃん、やめてよぉ。お年玉取らないでよぉ」スースー

照「……可愛い」

咲「」スースー

照「……咲の寝顔、久しぶり」

照「小さい頃はよく咲の部屋に忍び込んで悪戯したっけ……」

照「悪戯……」

咲「あ、ああそんな事しないで。やめてよお姉ちゃん」ウーンウーン

照「……まぁでも、今日は久しぶりに会えただけで満足」

照「じゃあ、咲。今度は大会で」

咲「お姉ちゃん……行かないで……」ウーンウーン

照「……待ってるから」チュ

照「……」ソロソロ

照「あ、これ……懐かしい」

照「咲、これだけ貰っていくね。ありがとう咲。それじゃあ、また」

扉「」ガチャ

咲「おねえ、ちゃん……」スースー

淡「ど、どこですかせんぱーい!出てきてくださーい!」

警備員「あ、あのお客様、他のお客様のご迷惑になることは……」

菫「す、すみません。でも一大事なんです、探させて下さい! お願いします!」

警備員「は、はぁ、しかしですね」

淡「大ですよね! 大なだけですよね先輩! 私信じてますからね!」

淡「だから早く出てきてください!」

照「……信じているならそんな大声で叫ばないでほしい」

菫「て、照! どこ行ってたんだお前!」

淡「せ、先輩!」

照「どこって、トイレ」

淡「ほ、本当に?」

照「友達に嘘をつくのは嫌い」

淡「……」

菫「と、とりあえず見つかってよかった。あ、お騒がせしました」

警備員「はぁ今度からは気を付けてくださいね」

菫「はい、すいませんでした」

照「……全く、お騒がせ」

菫&淡「誰のせいで!」

照「さてと、帰る……」

菫「お前に仕切られるのは納得できないが、そうだな。帰ろう」

淡「そうですね。はぁ……」

照「」ジー

淡「な、なんですか?」

照「咲の匂いがする」

淡「へ?」

照「咲の匂い……」

淡「あ、ちょっと抱きつかないでください先輩! 菫先輩助けて!」

菫「もういっそ、そのくらいにしといたほうが首輪ができて楽だ」

淡「ちょっと先輩!」

照「咲ぃ。咲ぃ」スリスリ

淡「頬ずりしないでください!」

次の日

菫「ん? 照、どうしたんだその布?」

淡「あ、本当だ、何ですかね? クマさん、パンツ?」

淡「高校生にもなってクマさんですか、先輩」

照「……私のパンツじゃない」

菫「え?」

照「お守り」

淡「……まぁ詳しくは聞きませんよ」


清澄高校麻雀部 ホテル

咲「わ、私のパンツがないよぉ」

和「え? パンツですか?」

咲「うん、今日洗おうと思ってたのに……どこ行ったんだろう?」

和「えっと、鍵は閉まってますし、夜私はずっと寝てましたから」

和「探したらどこかにありますよ」

咲「うーん、出てきてー」

終わり


そもそも履いてたのか?

>>393
むしろ穿いてないとこの姉はがっかりする

本当は淡が咲をトイレに連れてってほとぼり冷めるまで待機
→百合
にしたかったけど、流石に収拾つかなくなるから無理だった。

乙でした
もっと照咲してもいいのよ

>>403

照「……可愛い」

咲「」スースー

照「咲は昔から耳が弱い」フー

咲「」ピクッ

咲「」スースー

照「……もっと」


こんな感じか?

だれか書ける人いたら書いて。
俺はもういいや

シャワー浴びてきた。
まだ残っていたか……

流石にだれてきたので、もうラスト。
>>405からは続かない。
こっからは百合成分少し増量になるかもしれん。
それでいいなら書く

全国会場

照「……咲追っかけてたら迷った」

照「……お守りのせいでセンサーが狂う」サキパンツ

照「……とりあえず、そこの陰で嗅ごう」クンカクンカ

咲「変な人に追われて逃げてきたら、迷っちゃったよぉ……」

咲「ううっ……ここどこだろう?」

咲「原村さん……」

照「」クンカクンカ

咲「あ……お姉ちゃん?」

照「!?」ビクッ!

咲「やっぱりお姉ちゃんだ……良かった、会えた……」

照「咲……」サキパンツ

咲「あ、あれ? お姉ちゃんそれ私のパ」

照「」コークスクリュー

咲「ン!? ……つ……」

照「……ふぅ、危なかった」

咲「……」

照(さてと、咲が起きるまでどこかに隠れていないと)

照(……あと、記憶の消去も)

照(全く、咲はいつまでたっても世話を焼かせるなぁ)

照(とりあえずトイレなら個室だし見つかりにくいかな?)

照(それに好き放題できるはず)

照(好き放題できるはず)

照(好き放題する!)

照「……トイレに行こう」

トイレ

照「……良かった、全部開いてる」

照「一番奥のにしよう」

咲「……」

照「……可愛い」

咲「」ビクッ!

照「……可愛い」

咲「」ビクビクウーンウーン

照「……咲可愛い」ハァハァ

照「可愛い、可愛い、可愛い!」ハァハァ

咲「」ウーンウーン

照「可愛いは正義。正義は人の願いを聞き届けるもの」

照「……少なくともキスくらいはしてくれるはず」

咲「」ビクビク

照「キスキス!」ウキウキ

照「咲とキスなんて、何年も前にお母さんに寝込み襲ってるとこ見つかって引き剥がされた時以来」

照「……今度こそ、舌を入れてキスする」

咲「お母さん……助けて……」ビクビクウーンウーン

照「ん、ちゅ」

咲「……」ウーンウーン

照(寝てるとうまくキスできない……)

照「もうちょっとこっち向いて、咲」

咲「」ウーンウーン

照「……あ、そっちじゃない」

咲「」ウーンウーン

照「……ぜんぜんこっち向いてくれない」

照「もうちょっとこっち」エイッ

咲「」ウーンウーン

照「咲、こっち」

咲「」ウーンウーン

照「咲」

咲「」ウーンウーン

照「咲……」

咲「」ウーンウーン

照「……仕方ない。貞操から奪う」ゴウッ!

咲「」ビクッ!

咲「」ウーウー

照「咲、いい子」

照「それじゃあ、キスする」

咲「」ウーンウーン

照「……」チュー

咲「タ、タスケテヨー」ウーンウーン

??「全くどこいったんでしょうね先輩は」

照「……!?」

照(淡の声……)

菫「そうだな。試合までもう少しあるが、それまでに来るとも限らないな」

照(菫もいる? いや、他のメンバーも……)

亦野「ですよね……」

渋谷「……とりあえず、お茶補充してくる」

亦野「あ、私もついていくよ。ここ結構入り組んでるし」

菫「じゃあ、私たちは控室に戻ってるから」

亦野「あ、はい。じゃあ、お茶補充したら直接控室向かいますね」

菫「ああ、そうだな」

亦野「それじゃあ先輩、後で」

菫「ああ、後でな。……さて、私たちは控室に行くか」

淡「あ、先輩。その前にちょっとトイレ寄って良いですか?」

菫「ああ、いいが。早めに済ませろよ」

淡「すみません……」

照「……来る」

淡「トイレトイレ~」

淡「うーんと、一番奥にしよう」

照(……何で!)

照(いや、でも慌てずに応対すれば大丈夫)

照(ノックされたら、入ってますって言えばそれでいいはず)

照(大丈夫、大丈夫)

照(……鍵、掛けてない)

照(うっ、咲が邪魔で鍵かけられない!)

照(どいて! 咲。どいて!)

咲「」ウーンウーン

照「……どいて?」ゴゥッ!

咲「」

照「ありがとう咲」

おさるさんばいばいってなんやろ?


照「これで鍵が」

淡「あ、あ、ああわ、あ」

照「……」

淡「せ、先輩……ついに……」

照「」コークスクリュー

淡「うっ……」ガクリ

照「……ふぅ。危なかった」

菫「おーい淡! まだか?」

照「」バタンッガチャ

照「ま、まだでーす(淡声真似)」

淡「うっ……せ、先輩たすけ」

照「……じょ」

淡「……?」

照「声出したら処女もらう」

淡「ひっ」

菫「おーい淡! まだってあとどれくらいだー!」

照「あ、あと十分くらいわー(淡声真似)」

菫「そうか。じゃあ私は先に控室行ってるぞー!」

照「はーい分かりましたー(淡声真似)」

淡(気づいてください先輩! それどう聞いても私の声じゃないです)

照「……行ったみたい」

淡(まずいまずいまずい……)

照「……さてと、キスの続き」

照「キスキス」ワクワク

咲「」ウーンウーン

淡「あ、あの。さすがにこれはまずいんじゃ……」

照「黙ってないと処女」

淡「……」

咲「タスケテヨゥ」ウーンウーン

淡(すみません妹さん)

照「咲、キス」

咲「」ウーンウーン

咲「」ウーンウーン

淡「妹さん、さっきから唸ってますけどいいんですか?」

照「咲は従妹」

淡「……いやもうどっちでもいいですけど」

淡「でも、確かにおとなしそうで可愛らしい妹さんですね」

照「……あげない」ギュ

淡「別にいりませんよ……。それよりそんなに強く抱きしめたら起きちゃいます」

淡「少し話してあげてください」

照「取るの?」イヤイヤ

淡「取りませんって……」

咲「う、うーん」

照&淡「!?」

淡「ほ、ほら起きちゃったじゃないですか!」

淡「まずいですよ、先輩!」

照「……まだ咲の処女貰ってない」

淡「ここで貰う気だったんですか!? いやそれより早く逃げないと!」

淡「もれなく変態姉の称号と共に咲さんの心にトラウマが刻まれますよ!」

淡(そこら辺はもう手遅れのような気もしますけど)

照「仕方ない……」

淡「分かってくれましたか」

照「べろちゅーだけで我慢する」

淡「分かってないじゃないですか!」

照「あとは帰ったら淡の処女貰えば、一時的には大丈夫」

淡「それ、私と妹さんが全然大丈夫じゃありませんよ!」

淡「しかもそれで一時的なんですか! また再発するんですか!」

照「ひとまずべろちゅー」

淡「あーもう、早く済ませてください!」

淡(すみません妹さん!)

照「チュー」

咲「うーん……ん!?」

照「ん、ちゅぱ」

咲「ん、んんー。うーん」

照「……ふぅ。おいしかった」

淡「本当に舌を入れるような艶めかしいキスでしたね……」

淡「妹が相手とは思えません」

照「従妹」

咲「う、うーん」

淡「あ、それより早く逃げないと。流石に今のキスで起きますよ!」

照「……仕方ない。処女はまたあとで貰いにくる」

淡「貰いに来るんですね……」

咲「」ビクッ

照「……あと、お守り返す」

淡「何やってるんですか先輩、急いで!」

照「……今行く」

咲「」ウーンウーン

咲「あ、あれ? ここは……トイレ?」

咲「何か眠っちゃってたみたい……」

咲「時間は……あ、もうこんな時間! 早くみんなと合流しないと試合間に合わないよ!」

咲「急がないと……」

咲「あれ? 何だかパンツの履き心地が変わったような……」

久「咲ーどこー」

和「咲さーんどこですかー」

咲「あ、みんな!」

淡「それ、どうしたんですか?」

照「お守り」

淡「いや、でも前のはクマさんだったような。でもそれうさぎさん……」

照「ぬくもりが伝わってくる」スリスリ

淡「まぁ、詳しくは聞きませんよ。ええ聞きませんとも」


終わり

疲れた。
寝る。

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