P「アイドルたち全員の脇腹を突っついてみる」(180)

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「あれは……小鳥さんだな」

小鳥「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」

P「おはようございます小鳥さん」

小鳥「今日はずいぶんと早いですね?」

P「いやあ、ちょっとみんなに試したいことができたんですよ」

小鳥「へえ。みんなって、春香ちゃんや美希ちゃんたちですよね? 何を試すつもりなんです?」

P「それはですね、えーっと……」

P「そうだ小鳥さん! 一番最初に小鳥さんで試してみたいんですけど、ダメですか?」

小鳥「え。あたし? でもあたし、アイドルじゃありませんよ?」

P「全然問題ありません! ノープロブレムです!」

小鳥「大丈夫なんですか? それじゃあ、あたしでよければ喜んで協力しますよ!」

P「さすがは小鳥さん! ありがとうございます!」

小鳥「えーっと、あたしはどうすればいいんでしょう?」

P「とりあえずですね、俺に後ろを向いて立ってほしいんですよ」

小鳥「はいはーい」クルッ

小鳥「こんな感じで大丈夫ですかね?」

P「ありがとうございま、すっ!」ツンッ

小鳥「きゃーーーーーっ!?」ビクンッ

P「おおおおお……」

P「素晴らしい、素晴らしいですよ小鳥さん! そのリアクション」

小鳥「プロデューサーさん! い、いきなり脇腹を突っつかないで!」

P「いやあ、いきなりじゃないと面白くないじゃないですか」

小鳥「まさか、みんなにやりたいことって……?」

P「そう、コレです!」

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http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira098275.jpg

P「みんなに試してみたら、どういう反応するかなあって思いまして!」

小鳥「……へ、へーえ!」

P「ん? どうかしました、小鳥さん?」

小鳥「あの! そこにビデオカメラ設置しといてもいいですか?」

P「……。小鳥さん、目が異常なまでにきらきら輝いてますよ」

小鳥「当然です! こんなチャンスを指をくわえて見てるだけなんて、絶対にしちゃいけないことです!」

P「は、はあ……。左様でございますか」

小鳥「後でプロデューサーさんにもちゃんと見せてあげますから、安心してくださいね!」

小鳥「それじゃ、プロデューサーさーん! しっかりよろしくお願いしますねー!」

P「さすがは小鳥さんだな。いや、あれをさすがと言っていいのか……?」

P「と、ともかく、ウォーミングアップは万全だ! さあ、どっからでも誰でも来い!」

春香「プロデューサーさん!」

P「おお、春香じゃないか!」

春香「おはようございます! 今日も一日よろしくお願いします!」

P「そうだよな。やっぱり、トップバッターは春香じゃないとな!」

春香「え? トップバッターですか?」

P「ああ、トップバッターだ!」

春香「何だかよくわからないけど、もしかして私、褒められてますか?」

P「もちろん褒め言葉だよ!」

P「さて春香、折り入ってお願いがあるんだが、聞いてくれるか?」

春香「もっちろんです!」

P「本当か?」

春香「はい! プロデューサーさんのお願いなら、何でも喜んで聞いちゃいますよ!」

P「嬉しいこと言ってくれるなあ……。ちょっとだけ、心が痛むな……」

春香「ん? プロデューサーさん、何か言いました?」

P「いや何も。それじゃあさっそくだけど、俺に背中を向けてほしいんだ」

春香「え、えっ? お願いって、それだけでいいんですか?」

P「ああ、とりあえずそれだけで大丈夫だ!」

春香「は、はあ。え、えっとえっとえっと」クルッ

春香「あのー、プロデューサーさん。これで、いいんですか?」

P「それでオッケーだ、ぞっ!」ツンッ

春香「ひゃあああああっ!?」ビクンッ

P「うーん、やっぱりいいなあ」

P「予想通り、想像通りの見事な反応だったよ、春香」

春香「ちょ、ちょっと! プロデューサーさん!」

P「ん、何だ?」

春香「何って、くすぐったいですよ! 急に何するんですか!」

P「ははは、悪い悪い」

春香「うう……。まだ脇腹がムズムズする……」

P「いやあ、何だか急に、春香のことを脅かしてみたくなっちゃって」

春香「もう! プロデューサーさんってばひどいですよ! いきなり私のことくすぐるなんて!」

P「ごめんごめん!」

春香「私、本当にビックリしたんですからね!」

P「悪かった悪かった! さあ春香、今日も一日頑張っていこうな!」

春香「わかりましたよぅ! ……あ、プロデューサーさん」

春香「私は別に気にしませんけど、私以外の人には、絶対こんなことしちゃダメですよ!」

もちろん全員書くんだよな?そうだよな!?

>>19
そのつもり

P「ところがどっこい、春香だけじゃなくて他のみんなにもやるんだな、これが」

律子「どうしたんですかプロデューサー。何だか、ぼけーっとしてますね」

P「おお、律子か。ちょっとな、空想にふけってた所なんだ」

律子「仕事と時間、どちらも待ってはくれませんよ?」

P「すまんすまん、気を抜かないように気を付けるよ。律子は本当にしっかりしてるよなぁ……」

律子「まあここの所忙しいですし、疲れるのもわかりますけどね」

P「そういう律子は大丈夫なのか? 疲れがたまってたりしてないか?」

律子「うーん、そうですね。そこまでではないですけど、まあ多少は」

P「よし! これから俺が、律子の疲れを吹き飛ばすいいことをしてやろう!」

律子「……プロデューサー。ほっぺたがゆるんでますよ」

P「そ、そんなことはないぞ!」

律子「ははーん。どうせまた、ロクでもないこと考えてるんでしょう?」

P「頼む! 頼むよ律子! 俺を信じてくれ」

律子「……はあ。信じろと言われてもねえ……」

P「さあさあ律子! 早く後ろを向くんだ! 早く早く! ハリーハリー!」

律子「わかりました! わかりましたよプロデューサー」クルッ

律子「それで、一体どんなことをしてくれるんですか?

P「こんなことだ、よっ!」ツンッ

律子「うひゃあああああっ!?」ビクンッ

P「おお!」

P「もしかしたらあんまり効果がないかと思ったが、全然そんなことはなかったぜ!」

律子「プ、プロデューサー! 忘れたんですか!」

P「え? 何を?」

律子「前にも言いましたよね! 私、ワキとか弱いんだって!」

P「あれ、そうだったっけ?」

律子「言いました! 絶対に言いましたから!」

P「ごめんごめん律子。正直に言うと、完全に忘れてた」

律子「というかそれ以前に、やる相手間違えたら、確実にセクハラで訴えられますよ!」

P「ん? と言うことは、だ」

律子「へ?」

P「律子には訴えられないから、またの機会に試してもいいってことかな?」

律子「なっ……! だ、誰もそんなこと言ってないでしょーが!」

律子「全くもう! 今度やったら承知しませんからね! 覚えておいてください!」

P「とか何とか言いつつ、口ほど嫌がってなかった気もするなあ、律子」

真「あれ? どうしたんです、プロデューサー?」

P「ああ、真か」

真「ずいぶんとニコニコしてますね? 何かいいことでもあったんですか?」

P「いやなに、ちょっといいトレーニング方法を閃いたもんでな」

真「プロデューサーが考えたんですか? へーえ、何だか気になるなあ」

真「プロデューサー! そのトレーニングのやり方、ボクにも教えてくださいよ!」

P「それじゃあ真も、俺と一緒に体験してみようじゃないか!」

真「本当ですか? へへっ、やーりい!」

P「それじゃあ、さっそくこれから始めるとするか?」

真「いいですよ! さあ、プロデューサー! ボクは何をすればいいんですかね?」

P「差し当たって、後ろ向いてくれれば大丈夫だよ」

真「後ろを向けばいいんですね? わかりました!」クルッ

真「よっし準備オッケー! プロデューサー、何でもどうぞ!」

P「それじゃお言葉に甘え、てっ!」ツンッ

真「うわあああああっ!?」ビクンッ

P「うーむ。真の体にもバッチリ効く俺の人差し指の威力」

P「いやいや、我ながらさすがだな」

真「プ、プロデューサー! さすがだな、とか一人で納得してないでくださいよ!」

P「ははは」

真「驚いて、心臓が止まるかと思ったじゃないですか!」

P「まあまあ真。たまにはこういうイタズラもいいじゃないか!」

真「うーん。でも確かに」

P「ん?」

真「トップを目指すためには、こんなことで動じないような体を作らないといけないよなあ」

P「いやあの、真? 何もそんなに真剣に考え込まなくても……」

真「プロデューサー!」

P「は、はい!」

真「ボク、今の件を反省して、もっともっと一生懸命トレーニングに励みます!」

真「だからまた新しいトレーニングメニューを閃いたら、どんどんボクに教えてください!」

P「うーむ。真って、本当に真面目だよな。俺も見習わないといけないなあ」

やよい「プロデューサー!」

P「おっ、やよいじゃないか」

やよい「こーんにーちはー! 今日もいいお天気ですねー!」

P「ああ、全くだな! それにしても、やよいはいつも元気でうらやましいなあ」

やよい「うっうー! ありがとうございまーす!」

P「ところで、やよい」

やよい「はーい! なんですかー、プロデューサー?」

P「そんな元気なやよいに、もっともおっと元気がでるおまじないをしてあげたいんだが?」

やよい「へえー、そんなおまじないがあるんですかあ?」

P「ああ、最近本で読んでイメージトレーニングしてきたんだ。俺に任せてくれないか?」 

やよい「もちろんでーす! それじゃあプロデューサー、よろしくお願いしまーす!」

P「了解だ! 軽く準備があるんで、後ろを向いてくれないか?」

やよい「はーい! わかりましたー!」クルッ

やよい「えへへ! 何だかとってもわくわくします! 楽しみですー!」

P「それじゃあちちんぷいぷい、っと!」ツンッ

やよい「うっ、うーーーーーっ!?」ビクンッ

P「さすがはやよいだ」

P「突っつかれてもうっうーとかマジ最高! もう本当にかわいい!」

やよい「うーっ……」

P「どうだ、やよい?」

やよい「プロデューサー、これって本当におまじないなんですかあ?」

P「もちろん本当に決まってるじゃないか!」

P「なあやよい、体の緊張がほぐれて、楽になった気がしないか?」

やよい「うーん……。確かに」

P「だ、だろ?」

やよい「そう言われれば、そんな気もしてきましたー!」

P「ま、まあ、うまくいってよかったよ」

やよい「やっぱり、プロデューサーはすごいですー!」

P「は、ははは……」

やよい「私、そんけーしちゃいます!」

やよい「プロデューサー! これからも、いろんなことをたくさん教えてくださーい!」

P「うーん。やよいの尊敬のまなざし、さすがにちょっと良心がとがめたなー……」

響「ん? プロデューサー?」

P「ああ、響か」

響「何か難しい顔をしてるぞ。どうかしたのか?」

P「ちょっといろいろあって、罪悪感を感じてたんだ」

響「罪悪感……?」

響「大丈夫? 何があったか、自分は詳しく聞かない方がいいのかな?」

P「いや。むしろ響には、ぜひとも聞いてほしい話なんだが」

響「本当か?」

P「ああ、本当だとも!」

響「よっし! プロデューサーの話、自分でよければ何でも聞いちゃうぞ!」

P「そうか? ありがとな、響」

響「気にすることなんて、何もないさー! 誰かに話した方が、楽になるに決まってるしな!」

P「うーん、面と向かってだと何だか話しにくいな。響、後ろ向いてくれないか?」

響「ああ、わかったぞ!」クルッ

響「……それで、一体どんな話なんだ?」

P「それは、なっ!」ツンッ

響「きゃあああああんっ!?」ビクッ

P「へええ、結構可愛い声出すな、響」

P「なかなかのギャップに萌えってカンジ」

響「プロデューサー! 自分、真剣だったのに、何するんだよ!」

P「すまん。本当にすまんな響」

P「ちょっとビックリさせてみたかっただけなんだよ。俺には、悩みなんて何もないさ!」

響「……そうなのか?」

P「そうだとも!」

響「本当に本当か? 無理して我慢したりしてない?」

P「ほ、本当だよ! これはウソじゃない! 間違いなく本当だって!」

響「そうかー! 本当は何もなかったんなら、自分安心したぞ!」

P「ああ。だますような真似をして悪かったな、響」

響「いいっていいって! でも、これだけは覚えておいてほしいんだ」

響「プロデューサーに何かあったら、自分いつでも相談に乗るからな!」

P「本当に響っていい子だよなあ。後でちゃんと、だました埋め合わせはしないとな」

真美「おやおや~、そこにいるのは兄ちゃんじゃないですか~」

P「おお真美、ちょうど良い所に!」

真美「ん? どったの兄ちゃん?」

P「実は俺はついさっき、新たなるゲームを開発した所なんだ!」

真美「えっ、本当? 兄ちゃんが考えたゲーム?」

真美「それってどんなゲームなの? 楽しい? 真美にもできる?」

P「ああ、そんなに難しいものじゃないからな。さっそくやってみるか?」

真美「もっちろん!」

P「お、やる気十分だな、真美」

真美「どんなゲームも、真美の手にかかればらくしょーらくしょー!」

P「そうかそうか。それじゃあ真美、必要な準備はただ一つだ。それは」

真美「それは?」

P「後ろ向いてくれ」

真美「そんだけでいいの? それじゃあ、ほーい」クルッ

真美「向いたよー! 兄ちゃん、早く早くー!」

P「かかった、なっ!」ツンッ

真美「わきゃあああああ!」ビクンッ

P「はっはっは!」

P「真美、破れたり! 見事な悲鳴いただきました―!」

真美「に、兄ちゃん! 今のは卑怯だよ!」

P「はーっはっは! 卑怯もラッキョウもないぞ、真美」

真美「意味わかんないよー! しかも、こんなのゲームでもなんでもないじゃん!」

P「ま、軽いお返しってやつだな!」

P「普段から、真美と亜美には何かとイタズラされてるからな。たまにはいいだろ?」

真美「むむむ……。ま、まあいいよ」

P「お?」

真美「今回は兄ちゃんにやられたけど、後でたーっぷりお返ししちゃるかんね!」

P「そんなこと言うなら俺の方こそ、今すぐたっぷりサービスしてやろうか?」

真美「うっ……。い、いいよ。もういい!」

P「そんなに遠慮するなってば、ほらほら」

真美「い、いいってば! 遠慮しとく遠慮しとく! 真美はもう十分だよ!」

真美「そ、それじゃあね、兄ちゃん! 真美はこれにてさよーならー!」

P「うーむ、何という逃げ足の速さ。何だかんだで結構焦ってたな、真美」

雪歩「プロデューサー、いいですかぁ?」

P「ん? どうしたんだ雪歩?」

雪歩「あの、お茶が入りましたよぉ」

P「ああ、ありがとう雪歩」

雪歩「いえいえ。プロデューサー。今日のお茶の味はどうですかぁ?」

P「うん、美味しい! 言うことなしだよ! 毎日毎日すまないな」

雪歩「すまないだなんて、とんでもないですぅ」

雪歩「これは、私が好きでやってることなんですから」

P「いやいや本当にありがたいよ。そんな雪歩には、何かご褒美をあげないとな」

雪歩「えっ? ご、ご褒美ですかぁ?」

P「大したものじゃないけど、俺の気持ちさ」

雪歩「そ、そんな。気持ちだなんて、気を使わないでくださいプロデューサー」

P「まあまあそういうなって。雪歩、驚かせたいから、ちょっと後ろ向いてくれ」

雪歩「わ、わかりましたぁ」クルッ

雪歩「……何だか緊張しますぅ」

P「それじゃあ、せー、のっ!」ツンッ

雪歩「ひゃああああん!」ビクンッ

P「うんうんうんうん」

P「その甲高い悲鳴は、まさに俺が予想していた雪歩の反応そのものだよ」

雪歩「プ、プロデューサー! くすぐるのはやめてくださいぃ!」

P「はは、ごめんごめん、ちょっとしたジョークだよ」

P「もうやらないし、ご褒美もちゃんと用意するから」

雪歩「私、脇腹は本当に弱いんですぅ」

P「え、そうなのか?」

雪歩「プロデューサー。お願いですから、もうしないでくださいね?」

P「……なあ、雪歩」

雪歩「は、はい? 何ですかぁ?」

P「そういう情報を聞いちゃうとさ」

雪歩「え、え?」

P「なぜかまたやりたくなっちゃうんだよな、これが」

雪歩「はううぅ! 本当にやめてくださいぃ!」

雪歩「お願いですプロデューサー! お願いしますからあぁ!」

P「うーん、ちょっと雪歩をいじめすぎたかな。まあ、やり過ぎはよくないよな」

伊織「何よアンタ、どうしたの?」

P「その声は伊織か」

伊織「反省するのかニヤニヤするのか、どっちかにしたらどうなの?」

P「……そんなににやけてたか、俺?」

伊織「はっきり言って、気持ち悪いくらいにね」

P「……ゴホン。と、ところで伊織、唐突だが質問があるんだ」

伊織「私に質問? 何よ」

P「伊織は脇腹は平気な方か?」

伊織「はあ? アンタいきなり何聞いてるの? 本当に頭大丈夫?」

伊織「ま、答えてあげるわ。残念かもしれないけど、私は平気な方よ」

P「ほーう……。本当かな?」

伊織「な、何よその目は。ウソをつく理由なんて、別にないでしょ?」

P「そりゃ、そうなんだがな。お、伊織。背中にゴミが付いてるぞ」

伊織「え、私の、背中?」

P「ああ、そうだ。ほら、そこそこ」

伊織「え、そんなもの、どこに付いて……?」

P「自分じゃ見えなくて取りづらいんじゃないか? 俺が取ってやろうか?」

伊織「それじゃあ、アンタに任せるわ」クルッ

伊織「さあ、パッパと取ってちょうだい」

P「まあ実はウソなんだけど、なっ!」ツンッ

伊織「やあああああっ!?」ビクンッ

P「何だ何だ伊織」

P「めちゃくちゃ反応してるじゃないか。全く、ウソばっかり」

伊織「い、いきなりやられれば……誰だってビックリするわよ!」

P「ほほう? いきなりじゃなければ大丈夫なんだな?」

伊織「当り前でしょ! そんな子供だまし、普通なら平気に決まってるじゃない!」

P「それじゃあ伊織。正々堂々正面から試してもいいか?」

伊織「絶対に、イヤ!」

P「そこを何とか……」

伊織「この変態! 変態変態ド変態! 変態大人!」

P「……ふうむ。そこまで全力で拒否されると、どうしても試したくなってくるなあ……」

伊織「い、いやっ! こ、こっちにこないで!」

P「ふっふっふっ……」

伊織「イヤあ! お願い! それ以上近づかないでえ!」

伊織「わ、私が悪かったから! お願いだからやめてええっ!」

P「見事なへっぴり腰だったな、伊織。何もそこまで怯えなくても」

美希「あれ? ハニー?」

P「ん? どうしたんだ美希?」

美希「ミキの気のせいかな? 何だか今日のハニー、いつもより楽しそうに見えるの」

P「それにはな美希、ちょっとした理由があるんだよ」

美希「理由?」

P「今日はみんなが俺に、いつもと違う表情を見せてくれるんだ。それで楽しくなっちゃってな」

美希「む……」

美希「ミ、ミキだって!」

P「ん?」

美希「ミキだって、ハニーが知らないいろーんな顔を持ってるよ!」

P「ほうほう、それは本当か?」

美希「ホントホント! ホントなの!」 

P「それじゃあ次は、ぜひとも美希に見せてもらいたいな!」

美希「まかせてなの! ハニーにならミキ、どんな表情だって見せられるの!」

P「そりゃ嬉しいな。いきなり見てもつまらないから、いったん後ろ向いてくれないか?」

美希「はーい!」クルッ

美希「ところでハニー、ミキはどんな顔をすればいいのかな?」

P「こういう顔、でっ!」ツンッ

美希「あふうううううっ!?」ビクンッ

P「おおお! さすがは美希だ」

P「驚いた時もあふぅって言うんだな! 発見発見」

美希「けほけほっ! ハ、ハニー!」

P「はっはっは! 驚いたか、美希?」

美希「びっくりしたのー! 急に脅かさないでほしいの!」

P「……実はな、美希」

美希「え?」

P「俺が見たかったのは、美希がいきなり脅かされた時の表情だったんだよ」

美希「……あ、そういうこと……なるほどなの」

P「やっぱり美希は、驚いた時の顔もかわいいよ!」

美希「そ、そうかな?」

P「そうだとも! そして今ので俺は確信した! 美希はどんな表情でも、最高級に素敵な女の子だってな!」

美希「ハ、ハニー。ありがとうなの!」

美希「そんなに褒められると、何だか、照れちゃうね……」

P「……俺、明らかに驚いた瞬間の顔見てないよな。美希は背中向けてたわけだし」

亜美「おんや~? 兄ちゃんどったの? 何だか気まずそーな顔してるね?」

P「亜美か」

亜美「亜美、よくわかんないけど、あんまり気にしない方がいいと思うよ?」

P「そうだな。深く考えない事にするよ。……ところで亜美」

亜美「ん? 今度はどったの、兄ちゃん?」

P「俺の考えたイタズラを味わってみないか?」

亜美「イタズラ?」

亜美「んっふっふ~。亜美をイタズラで驚かすなんて、百年早いんじゃないかな~?」

P「とか何とか言ってるけど、実はビビってるんじゃないか?」

亜美「そ、そんなこと、あるわけないじゃん!」

P「足が震えてるぞ」

亜美「なっ……そ、そんなことないもん!」

P「さて、どうする亜美? 怖いならやめておくか?」

亜美「い、いいよ! そこまで兄ちゃんが自信あるなら、やってみればいいじゃんか!」

P「それじゃあ遠慮しないことにするよ。亜美、俺に背中を向けてもらおうか」

亜美「む~~。いいよ、受けて立ってやろうじゃん!クルッ

亜美「さあ、何でもドーンと来ーい!」

P「それじゃあドーンと行く、ぞっ!」ツンッ

亜美「ひえええええっ!?」ビクンッ

P「ほうほうほうほう! いやいやいや!」

P「ヒエーとか! なかなかに面白い反応だったよ!」

亜美「な、なんだよ! それだけ?」

P「ああ、それだけだ」

亜美「何だよもう~、全然大したことないイタズラじゃんか!」

P「ん、大したことないって言ったか?」

亜美「言ったよ! そんな単純なの、誰だって思いつくに決まってるじゃん!」

P「それじゃあせっかくだからもう何回か」

亜美「えっ? い、いいよいいよ、亜美はもうダイジョブダイジョブ!」

P「まあまあまあ。そんなに逃げるな逃げるな」

亜美「もう、もういいから! 亜美以外の他の誰かにやったげて!」

P「まあまあまあまあ、そう言わずに。さあ、もっと近くに来るんだ亜美」

亜美「あ、あっ! ほらほら、もうレッスンの時間だよ!」

亜美「に、兄ちゃん、また後でねー!」

P「亜美も真美も、同じように逃げ足が速いな。さすがは双子、といったところか」

貴音「あなた様。何やらうんうんとうなずいていましたが、何を納得していたのです?」

P「いや、別に大したことじゃないよ貴音」

貴音「そうなのですか?」

P「ああ。……しかし、ついに最大の難関が現れたか」

貴音「は? わたくしが難関?」

P「俺の中では、間違いなく一番の強敵だと思ってるんだ」

貴族「……あなた様? それは一体どういうことなのでしょう?」

P「いや、こっちの話だよ」

P「しかし、うー……平気な顔されそうな予感が……」

貴音「あなた様」

P「は、はい」

貴音「わたくしに何をしたいのかはわかりませんが、試してみなければ結果は分からないかと」

P「それは、まあ、そうなんだが」

貴音「恐れることなどありません。さあ、あなた様。どうぞ遠慮なさらずに」

P「……よし、わかった! 貴音、思い切っていかせてもらうぞ!」

貴音「それでこそ、あなた様です。さて、わたくしが成すべき事とは、一体何なのでしょう?」

P「後ろ向いてくれ! それだけでいい!」

貴音「はい。あなた様の仰せのままに……」クルッ

貴音「あなた様。これで、よろしいのですね?」

P「ちぇす、とぉ!」ツンッ

貴音「あはあああああっ!?」ビクンッ

P「あ、あれ? あれれれ?」

P「意外といっちゃなんだが、予想外に良い反応が返ってきたな」

貴音「あ、あなた様、そこは、堪忍してください……」

P「うーん、これはビックリだな。まさか貴音の口からあんな悲鳴が……」

P「なあ貴音。実は貴音って、意外とこういうの弱い方?」

貴音「は、恥ずかしながら……」

P「へええ、そうだったのか」

貴音「はしたないとは分かっているのですが、どうにも耐えられないのです……」

P「うーむ。人って、見た目によらないものなんだなあ」

貴音「と、取り乱したりして、申し訳ありません……」

P「貴音。とりあえず、涙拭いたらどうだ? ほい、ハンカチ」

貴音「ありがとうございます。あの、あなた様」

P「ん?」

貴音「このことは、あまり皆に言い触らさぬよう……」

貴音「どうか、どうか内密にお願いいたします……」

P「貴音にも意外な弱点があったんだな。まあ誰にでも、一つや二つは弱点なんてあるよな」

千早「プロデューサー。今日の歌のレッスン、終わりました」

P「ああ、お疲れ千早」

千早「プロデューサーも、お仕事お疲れ様です」

P「千早、今日の調子はどんな感じだったんだ?」

千早「はい。以前と比較すると、かなりよくなってきたと思います」

P「そうかそうか。そりゃあよかった」

千早「最近あまり調子がよくなかったので、このまま上り調子を保てるよう頑張ります」

P「ところで実は俺、新しいボイストレーニングの方法を思いついたんだ」

千早「それは本当ですか、プロデューサー?」

P「ああ。短時間で終わるし、効果も抜群のはず! 俺が自信を持って推奨する方法だ」

千早「へえ……。プロデューサー、一体どういった方法なのでしょう?」

P「どうだ千早。論より証拠、今から試してみるのは?」

千早「もちろんやります。内容に、とても興味がわいてきましたから」

P「オッケーオッケー! とりあえず、後ろを向いてリラックスしてくれ」

千早「はい、わかりました」クルッ

千早「それでプロデューサー、私はこれからどうすれば?」

P「そのままでいい、ぞっ!」ツンッ

千早「きゃあああああっ!」ビクンッ

P「ううむ、さすが千早だ」

P「この声の伸びは、さすがとしか言いようがない! 素晴らしい!」

千早「プ、プ、プ、プロ、プロデューサー! 理由を説明してください!」

P「お、おいおい。そんなに怖い顔するなって千早」

千早「いきなり、くっ、くすぐるなんて、一体どういうつもりなんですか!」

P「千早。今みたいな伸びのある声を自在に出せれば、絶対歌も今以上に上達するはずなんだよ!」

千早「え、あ……それは……なるほど、確かに」

P「だろ?」

千早「下心があった訳ではなかったんですね。疑ってすみませんでした」

P「あ、当り前だろ! 千早を世界一の歌姫にするためには、俺は何だってやるさ!」

千早「あ……」

P「千早。こんな俺だけど、これからもついて来てくれるか?」

千早「もちろんです。プロデューサーの期待に答えられるよう、精一杯努力します」

千早「だからプロデューサー。これからも私の歌をずっと、私のそばで聴いてくださいね……」

P「嘘は言ってないはずだ。俺は千早に嘘は言ってない。言ってないよ。多分」

あずさ「あらあら~プロデューサーさん」

P「おお、あずささん。ついに、最後の時が来たか……」

あずさ「お元気ですか~?」

P「ええ、おかげさまで最高の気分です! そして」

あずさ「そして?」

P「あずささんに出会えたことで、俺の旅も、ついに終わりを迎えそうですよ」

あずさ「?? そ、そうなんですか~?」

P「はい! 思えば長い旅でした……」

あずさ「は、はあ。よくわかりませんけど、とりあえずおめでとうございます~」

P「ところであずささん。旅といえばタイタニック。そうですよね?」

あずさ「え? え~っと。まあ、そうですね……」

P「いきなりなんですが、一緒にタイタニックごっこ、やってくれません?」

あずさ「ふふっ。どうしたんですか? 今日のプロデューサーさん、何か変ですよ?」

P「ダメでしょうか? 俺は今日、この瞬間をこんなにも楽しみにしてたのに……」

あずさ「い、いえいえダメじゃありません! 私でよければ、よろこんでお相手しますよ~!」

P「ありがとうございます! ではあずささん、後ろ向いて両手を広げてください」

あずさ「は~い」クルッ

あずさ「うふふ。何だかロマンティックでドキドキしますね~」

P「それではいきます、ねっ!」ザクッ

あずさ「ぎゃあああああああ!」

P「ごめんな、さいっ!」ツンッ

あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ

P「やっぱあずささんだよなあ……」

P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」

あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」

P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」

あずさ「え、ウソ?」

P「本当はただ単に、あずささんをびっくりさせたかっただけなんです!」

あずさ「うふふ。プロデューサーさんって、意外といたずらっ子だったんですね~」

P「ごめんなさいあずささん!」

あずさ「いえいえ、いいですよ~。でも」

P「でも?」

あずさ「これからはあんまり急に、変な所を触らないでくださいね」

P「……はい、すいませんでした」

あずさ「私って、結構くすぐったがりなんですよ」

P「あ、そうだったんですか? それじゃあ、やっぱりあと一回くらいやってみてもいいですかね?」

あずさ「え? あ! ダメですダメです!」

あずさ「ああっ! そんなに手をワキワキさせないでください~!」

P「俺、あんなに慌てるあずささんって、始めて見たような気がするな」

P「ともかく、これでミッションコンプリートだな」

P「ふう……。満足満足」

P「みんなのいろんな姿が見れて、実りある一日だったな」

P「後で小鳥さんのビデオで、もう一回ゆっくり見なおしてみよ」

P「……それにしても」

P「何だかんだでみんな、俺のこと信頼してくれてるのかな……?」

P「口から出まかせばかり言ってたけど、ほとんど疑われなかったような気がするし」

P「…………」

P「俺の役目は、765プロの全員をトップアイドルに導くことだ!」

P「俺が努力しないで、一体他に誰が努力するっていうんだ!」

P「よおし! これからは今以上に努力して、もっともっとみんなを輝かせてあげないとな!」

P「気合いを入れ直して、また新たな気持ちで頑張るぞ!」

P「そうと決まったら明日からのために、今日は早く帰って休むとするか!」

社長「おおいキミ! ちょっと待ちたまえ!」

P「あれ、社長? どうしたんですか?」

社長「どうしたじゃないよキミ。私の順番はまだかね?」

P「へ?」

社長「音無君がビデオカメラをセットしたあたりから、ずっと出番を待っていたんだが」

P「…………」

社長「さあ! さあはりきってどうぞ!」

P「すいません。予定に入ってないです」

社長「ウソ」

P「ホント」



おわり

も、木星編があるだってっ!(驚愕)

全員分書ききれてよかった。脇腹突っつかれる女の子かわいいよね?
読んでくれて、本当にありがとうございました。

>>128
そ、それは本当か!?(便乗)

>>128 >>131
色んな意味で、頑張っても無理な気がする
むしろ誰か書いてください

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「あれは……小鳥さんだな」

小鳥「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」

P「おはようございます小鳥さん」

小鳥「今日はずいぶんと早いですね?」

P「いやあ、ちょっとみんなに試したいことができたんですよ」

小鳥「へえ。みんなって、春香ちゃんや美希ちゃんたちですよね? 何を試すつもりなんです?」

P「それはですね、えーっと……」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「ありがとうございま、すっ!」ツンッ

小鳥「きゃーーーーーっ!?」ビクンッ

P「おおおおお……」

P「素晴らしい、素晴らしいですよ小鳥さん! そのリアクション」

小鳥「プロデューサーさん! い、いきなり脇腹を突っつかないで!」

P「いやあ、いきなりじゃないと面白くないじゃないですか」

小鳥「まさか、みんなにやりたいことって……?」

P「そう、コレです!」

P「そうだ小鳥さん! 一番最初に小鳥さんで試してみたいんですけど、ダメですか?」

小鳥「え。あたし? でもあたし、アイドルじゃありませんよ?」

P「全然問題ありません! ノープロブレムです!」

小鳥「大丈夫なんですか? それじゃあ、あたしでよければ喜んで協力しますよ!」

P「さすがは小鳥さん! ありがとうございます!」

小鳥「えーっと、あたしはどうすればいいんでしょう?」

P「とりあえずですね、俺に後ろを向いて立ってほしいんですよ」

小鳥「はいはーい」クルッ

小鳥「こんな感じで大丈夫ですかね?」

P「俺、あんなに慌てるあずささんって、始めて見たような気がするな」

P「ともかく、これでミッションコンプリートだな」

P「ふう……。満足満足」

P「みんなのいろんな姿が見れて、実りある一日だったな」

P「後で小鳥さんのビデオで、もう一回ゆっくり見なおしてみよ」

P「……それにしても」

P「何だかんだでみんな、俺のこと信頼してくれてるのかな……?」

P「口から出まかせばかり言ってたけど、ほとんど疑われなかったような気がするし」

P「…………」

>>7
続きはよ

P「それじゃお言葉に甘え、てっ!」ツンッ

真「うわあああああっ!?」ビクンッ

P「うーむ。真の体にもバッチリ効く俺の人差し指の威力」

P「いやいや、我ながらさすがだな」

真「プ、プロデューサー! さすがだな、とか一人で納得してないでくださいよ!」

P「ははは」

真「驚いて、心臓が止まるかと思ったじゃないですか!」

P「さすがは小鳥さんだな。いや、あれをさすがと言っていいのか……?」

P「と、ともかく、ウォーミングアップは万全だ! さあ、どっからでも誰でも来い!」

春香「プロデューサーさん!」

P「おお、春香じゃないか!」

春香「おはようございます! 今日も一日よろしくお願いします!」

P「そうだよな。やっぱり、トップバッターは春香じゃないとな!」

春香「え? トップバッターですか?」

P「ああ、トップバッターだ!」

春香「何だかよくわからないけど、もしかして私、褒められてますか?」

P「もちろん褒め言葉だよ!」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「それじゃあちちんぷいぷい、っと!」ツンッ

やよい「うっ、うーーーーーっ!?」ビクンッ

P「さすがはやよいだ」

P「突っつかれてもうっうーとかマジ最高! もう本当にかわいい!」

やよい「うーっ……」

P「どうだ、やよい?」

やよい「プロデューサー、これって本当におまじないなんですかあ?」

P「もちろん本当に決まってるじゃないか!」

P「ごめんな、さいっ!」ツンッ

あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ

P「やっぱあずささんだよなあ……」

P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」

あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」

P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」

あずさ「え、ウソ?」

P「本当はただ単に、あずささんをびっくりさせたかっただけなんです!」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「かかった、なっ!」ツンッ

真美「わきゃあああああ!」ビクンッ

P「はっはっは!」

P「真美、破れたり! 見事な悲鳴いただきました―!」

真美「に、兄ちゃん! 今のは卑怯だよ!」

P「はーっはっは! 卑怯もラッキョウもないぞ、真美」

真美「意味わかんないよー! しかも、こんなのゲームでもなんでもないじゃん!」

P「ま、軽いお返しってやつだな!」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「さて春香、折り入ってお願いがあるんだが、聞いてくれるか?」

春香「もっちろんです!」

P「本当か?」

春香「はい! プロデューサーさんのお願いなら、何でも喜んで聞いちゃいますよ!」

P「嬉しいこと言ってくれるなあ……。ちょっとだけ、心が痛むな……」

春香「ん? プロデューサーさん、何か言いました?」

P「いや何も。それじゃあさっそくだけど、俺に背中を向けてほしいんだ」

春香「え、えっ? お願いって、それだけでいいんですか?」

P「ああ、とりあえずそれだけで大丈夫だ!」

春香「は、はあ。え、えっとえっとえっと」クルッ

春香「あのー、プロデューサーさん。これで、いいんですか?」

P「ごめんな、さいっ!」ツンッ

あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ

P「やっぱあずささんだよなあ……」

P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」

あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」

P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」

あずさ「え、ウソ?」

P「ありがとうございま、すっ!」ツンッ

小鳥「きゃーーーーーっ!?」ビクンッ

P「おおおおお……」

P「素晴らしい、素晴らしいですよ小鳥さん! そのリアクション」

小鳥「プロデューサーさん! い、いきなり脇腹を突っつかないで!」

P「いやあ、いきなりじゃないと面白くないじゃないですか」

小鳥「まさか、みんなにやりたいことって……?」

P「そう、コレです!」

P「あの、ビクっと体がふるえる瞬間がたまらないんだ!」

P「みんなの脇腹を突っついて、どういう反応をするのか見てみたい!」

P「よし! そうと決まったら、中途半端はよくないよな」

P「ここはひとつ、全員に試してみようじゃないか!」

P「お、あっちからやって来るのは……」

P「ごめんな、さいっ!」ツンッ

あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ

P「やっぱあずささんだよなあ……」

P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」

あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」

P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」

あずさ「え、ウソ?」

P「本当はただ単に、あずささんをびっくりさせたかっただけなんです!」

P「ごめんな、さいっ!」ツンッ

あずさ「いやあああああんっ!」ビクンッ

P「やっぱあずささんだよなあ……」

P「この大人の色気は、ほかのみんなには真似できないよなあ」

あずさ「あ、あの~。プロデューサーさん、タイタニックごっこはどうしたんですか?」

P「すいません! 本当にすいません! あれはウソなんです!」

あずさ「え、ウソ?」

P「本当はただ単に、あずささんをびっくりさせたかっただけなんです!」

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