黒子「ま、まぁ類人猿という呼び名は取り下げてあげてもいいですわ」(144)

徐々に好感度が高まっていく感じで

黒子「お姉様、今日はあの殿方はいらっしゃいませんの?そうですの…」

>>3
素晴らしい

黒子「ま、まぁ類人猿という呼び名は取り下げてあげてもいいですわ」

黒子「だから、その……」

黒子「もう泣くのはやめてくださらない?」

上条「……ヒック」

黒子(まさかこんなにナイーブな方だとは……)

黒人差別スレかと思っておじちゃんびっくりしたぞ。

失敬ドヒューw

おじちゃんのせいでスレ止まっただろ
なんとかしろやおら

おじちゃん責任とるわ



黒子(まさかこんなにナイーブな方だとは……)

黒子「わ・・・わかりました。
    黒子にできることなら何でもしてさしあげますわ」

上条「・・・!? じゃ・・・じゃあ・・・」

木原数多「スケベしようや・・・」

黒子「なっ・・・なにをそんなはしたない!!」



失敬ドヒューw

黒子「少しは落ち着きまして?」

上条「……」コクン

黒子「何故、私が類人猿ごときにコーヒーなどを……」ブツブツ

上条「……」ジワワ

黒子「あわわ……違いますわつい癖で、類人じゃなくて上条さん」アタフタ

上条「……」ポロポロ

黒子(面倒くさいですの……)

上条「もううんざりなんすよ上条さんは」ズビ

黒子(喋りましたの!?)

上条「家じゃあ食肉大魔神に虐げられて、外出ればこの仕打ち。なんなんですかこれ」

黒子「そ……それは大変ですわね」

上条「ビリビリとかマジで電撃打ってきて怖いし……」

黒子「それは……類、あなたをある程度信頼しているからかと(何故私がこんなセリフを)」ウギギ

上条「信頼してたらあんなん打たないでしょうよ。上条さん毎回死の恐怖味わってますよ?」

黒子「ざま……っそれはその、えぇうんその通りですわね」

上条「その上街の治安を守るジャッジメントから暴言も食らえば上条さんも心おれますよ」グス

黒子「あぁもう悪かったと言っておりますでしょうに」ガリガリ

上条「だいたい類人猿ってなんだよ類人猿って」

黒子「ヒトに似た霊長類を指す通称名ですわ。そもそも霊長類とは……」

上条「いや、意味とか学術的な話じゃなくてね?あれ……?もしかして馬鹿にされてる?」ジワリ

黒子「ちちち違いますわよ!?けしてそんな意味では」オロオロ

上条「あれでしょ?
『こいつは高校生にもなって霊長類のことも解らない阿呆だ』とか思ってるんでしょ?」グスッグスッ

黒子「そんなことありませんのことよ?ば、ばバ、場を盛り上げるジョーク的なアレですわ。ええ!」アワワ

上条「なんで……ヒック そんな動揺してんだよ ヒック 図星 グス だからなんじゃないか?」

黒子「あ、貴方が途端に泣き出すからですの(卑屈な癖に鋭くて面倒くさいですの)」

上条「もうやだ死にたい」ハンカチーン

黒子「いくらなんでも卑屈すぎますの……」

上条「無敵のイマジンブレイカーもストレスはぶち殺せないんですよ。最近便の調子も悪いし」

黒子「チョッ!レディの前でそのような発言よしてくださらない!?」

上条「……」ジワワ

黒子「今の私悪くないでしょう!」

上条「そもそも、あんたら御坂とかなんとかなんないですか?メチャクチャ能力乱用してて危ないですよアレ」

黒子「とは言いましてもレベル5ですし……なんとかしようとしてなるものでも……」

上条「えっ?あいつ抵抗してくんの?マジで!?危険人物じゃないですか?」

黒子「いやいやいや!もちろんお姉様はそのような悪辣極まる行為は致しませんが、ある程度のその優待性というか」

上条「なんですかその『検挙率高いから首にならない両津勘吉』理論!法は平等に行使されるべきですよマジで!」

黒子「いや……それを言われると……はい……ですの」

上条「むしろ力が強いからこそ厳しく取り締まるべきですよ!」

黒子「所でなんでさっきから敬語なんですの?」

上条「そもそも、俺に電撃放つ以外のことでもロクでもないですよあいつ」

黒子「私の問は無視なんですの?」

上条「このまえなんか、自販機に蹴りいれてジュースただ飲みしてましたよ」

黒子(小学生のチクリみたいですの……)「あの自販機はお金飲み込みますしね」

上条「だったら、別の自販機で買えばいいのに……」

上条「この前なんか能力で自販機で壊して無限ジュースバグしてたし……しかもそのジュース俺に渡して共犯にしようとするんですよ!?恐ろしい……」グス

黒子(また泣き出した……)ウヘェ

黒子「あぁもううっとおしい!」

上条「ひぃっ」ビクッ

黒子「さっきからグチグチグチグチと女々しいったらありゃしませんの!」

上条「いや……だってそれは御坂が」ウルウル

黒子「う……そ、そもそもジャッジメントといえども女子中学生に泣きつくなんて情けないと思いませんの?」

上条「……」ジワワ

黒子「そ……そんな眼をしても駄目ですわ」

上条「やっぱり白井も、御坂の味方なんだ……ジャッチメントなんていったって強い奴に逆らわず、俺みたいな無能力者なんて……」ポロポロ

ナニーアレー? アノコガナカシテルンジャニノー? デモジャッジメントダヨー?

黒子「……!ちょっ!泣き止みなさい。私が泣かしてるみたいですの」アワアワ

30分後

上条「ふー……いくらかすっきりしたかな」

黒子(延々とお姉様の愚痴を聞かせましたわ……滅茶苦茶嫌われてますの……お姉様)

ステイル「おっ!いた!お前こんな所で何をしている探したぞ」

上条「うわぁぁぁっぁぁぁ!でぇたぁぁぁぁぁあ!!デカ赤ロン毛煙草ぉぉぉおおお!!」

黒子「ちょッ!なんなんですのイキナリ!(つかデカ!赤!)」

ステイル「会うなり失礼な奴だぁ……」イラァ

上条「白井さん助けてください!こいついつも俺を鉄火場に放りこんだり、炎で焼こうとするんですよぉぉぉ!」コソコソ

ステイル「行動の割には威勢がいいじゃないか……」イライラ

黒子「ちょっと押さないでくださいな(確かに見た感じあまり素行の宜しい感じではなさそうですけど)」

ステイル「悪いけどそいつは借りてくよ。すこし厄介なことが起きたんだ」

上条「ほらぁぁぁぁああ!あいつ!『少し』とか言ってますけど毎回上条さんは病院送りですよ。頭おかしいですよあいつぅぅ!」コソコソ

ステイル「どうやら本当にバーベキューになりたいようだね」ピクピク

黒子(発火能力者ということですの?……別に引き渡してしまっても宜しいのですが)チラリ

上条「……」ガタブガタブル

黒子「……しょうがありませんの」ハァ

ステイル「ん?なんだい邪魔する気かい?能力者」

黒子「まぁジャッジメントとして恐喝現場を見逃すわけにはいきませんので」

上条「いやったぁ!白井さんカッコいい!マジ惚れる!!」

黒子「え……えぇい、黙っていなさいのですわ」

ステイル「酷い言われようだけど『そいつを連れていく』だけだ金銭を要求とかじゃないよ」

黒子「そんなこと信用すると思いまして?」ハァ

ステイル「な……ん」

黒子「かといって確かに今の所そんな事実もありませんし」シュンッ

ステイル「消え?……ダッハァ」ドシャ

ステイル(何が起こった?服が地面に縫い付けられている……?)????

黒子「しばらくそこで寝転がってなさいまし」パンパン

ステイル「なっ!お前!(糞!腕が使えない!)」

上条「ヒャッハァー!魔術師もそうなっちゃぁおしまいだなぁ!」

黒子「あぁもう、煽ってないでホラ!」

上条「ん?」

黒子「今の内に逃げるんですのよホラ!」

上条「えっ!ここから本番だろ?」

黒子「ジャッジメントが私刑(リンチ)するわけないでしょう!」

ステイル「糞!まて上条!なんだよこれ卑怯だろ!だから能力者は嫌いなんだ!!」

黒子「ハァ……ハァ……ここまで来れば大丈夫……ですの」

上条「だといいけど……」

黒子「本当はテレポートすれば速かったんですけど、誰かさんが一緒に行けないばっかりに」ハァ

上条「白井……」フルフル

黒子(あっ!やばいですのつい……)「い……いや仕方ないですの。貴方が悪いという訳では」

上条「ありがとうなぁぁぁぁぁああ!!」ガバァ!

黒子「にゃぁあああああああああああああ!?」

上条「もうマジ上条さん怖かったんですよー!あのまま行けば確実に学園都市外に拉致られて、他人の尻拭いの為に病院送りコースだったんですよぉぉ!」

黒子「わ……わかりました!わかりましたから!放してくださいですの!!ドン!ドントハグミー!」バタバタ

上条「お……おう悪い……つい!」

黒子「つ……!つい!?貴方はついレディに抱きつく癖があるんですの!?」ジトォ

上条「ち……違いますよ!?紳士を旨とする上条さんが、そんな女性に誰かれ抱きつくなんて不誠実な真似するわけないじゃないですか!」アセアセ

黒子「ほ……ほぉー……つまり、黒子のような幼児体型は女性として見れず、つい異性であることを忘れて抱きついたと」

上条「違います!違います!いや本当違うからその眼止めて!上条さんまた泣いちゃいそう!!」

黒子(ついに自分でいいだした……)

美琴「あれ……黒子……っとなんであんたが一緒にいんのよ」

黒子「あっお姉 上条「ぎゃぁぁぁああ!出たぁぁ!」ガシッ

美琴「なッ!?あんた何黒子に抱きついてんのよ!」ビリビリ

上条「ちょっ!怖い怖い!ムリムリムリ!」

黒子「ちょっ!言ったそばから!放しなさいですの」アセアセ

美琴「なに白昼堂々抱きついてんのよゴルァ!」

バチィ!

上条「ちょっ!」ソゲブ

美琴「ちっ……」

上条「ちょっと白井さん見て下さいよ!あいつ!殺人未遂でしょ!どう考えても!」

美琴「ハァあ?あんたが私の後輩にセクハラしてるからでしょ!」バチバチ

黒子(……あれ黒子も一緒に黒こげになるところでしたの)

上条「無敵のテレポートで何とかしてくださいよぉぉぉお!」

黒子「あぁもういい加減離れて欲しいですの!」グイ

上条「……うぅ」ジワワ

黒子「ちょっと泣かないで下さいですの(マズイですわ。下手に手助けしたせいで変に頼られてますわ……)」ウヘェ

美琴「ちょっ!ちょっと泣くことないじゃない!」

上条「ひぃぃ」ビク

黒子(まぁお姉様も、腹正しいですけど類人猿の事を憎からずは思っているみたいですし……放っておいても大丈夫でしょう)

美琴「だいたいあんたが黒子に抱きついて」ウンヌン

上条「……」ビクビク

黒子「……」

黒子「お……お姉様」オソルオソル

美琴「何よ」

黒子「その、類じ……上条さんも怖がっていますし今日はそれくらいにしてあげても……」

美琴「な!べ……別に怖がってないわよ!ね!」ビリビリ

上条「ハイ!コワガッテマセン!」ビクビク

美琴「ほらっ!」

黒子「さ、流石に無理があるきがしますの……」

美琴「だ……だいたい!そいつがアンタにセクハラ紛いの事をしたんだからそいつが悪いのよ」

黒子「そ、それはお姉様が怖いからですの……」

美琴「な……なんで?あたし何も悪いことしてないじゃない?」

黒子「お姉様。出会うたびに即死級の電撃投げられて怯えない人間なんていませんの」

美琴「でも!そいつはどうせ消しちゃうじゃない!だったら……」

黒子「下手したら死ぬかもしれませんの!」

美琴「」ビクッ

素晴らしい

黒子「先ほどだって、下手したら私まで黒コゲになってましたの。正直黒子死ぬかと思いましたわ」

美琴「うっ……でもいざとなればテレポートで、逃げれば」

黒子「そういう問題ではありませんの」

美琴「うっ……」

黒子「お姉様はレベル5であるからこそ、その自覚をもって能力の使い方には細心の注意を」クドクド

美琴「……はい……はい」

上条「白井さんマジハンパネェ」

美琴「……ちょっと」グス

上条「はいぃ!?」ビク

美琴「……悪かったわよ……ゴメン」グスン

上条「あ……あぁ。お前だって悪気は……なかったんだよ……な?だったら次からは気をつけてくれればいいさ」ビクビク

美琴「……うん」

美琴「今日は……もう帰る……」トボトボ

黒子(ん?これ下手した黒子は嫌われて、類人猿のお姉様への悪感情は薄まる流れ?もしかして私やっちゃいましたの?)

上条(レベル5も黙らせるとか、白井さんマジ半端ないわぁ)

黒子「はぁ……黒子ももう帰りますの」ツカレタ……

上条「えぇ!そんなちょっとまってくれよぉ」

黒子「殿方がそんな情けない声出さないで下さいまし」

上条「いやだって、さっきの赤毛とかまだいるかもしれないし……」

黒子「友人の家にでも匿って貰えばいいですの。困ったらまた近くのジャッジメントにでも助けを求めてくださいな」

上条「ちょっ」

黒子「それでは」シュン

上条「……そうだよな。年下の女の子に頼ってばっかじゃ駄目だよな」グッ

翌日
黒子「はぁぁぁ……昨日は散々でしたの。帰ったあとはお姉様に地味にネチネチ言われますし……」

上条「白井ぃぃぃいいいい!!」だだだだ

黒子「うぉぉぉおおおお!何なんですの!?」

上条「ちょっとそんな身構えないで!抱きつかないから助けてくれぇ!!」

黒子「ちょ!貴方、昨日の私の話聞いてましたの!?」

上条「聞いたよ!知り合いの家にかくまってもらったよ!」

黒子「ほうほう」

上条「でも速攻でバレて!逃げてそれで!」

ステイル「上条とおぉまぁぁ!!」ダダダ

上条「近くのジャッジメントに助けを求めてるんですよ」ドヤァ

黒子「ふ……ふざけんなぁぁぁあああ!!ですの!」

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!

ステイル「さあ、大人しくこっちに来てもらおうか」

上条(イヤイヤ)

ステイル「駄々をこねるな。あの子が見たら情けなくて泣くぞ」

黒子「あの子? 今の言葉の調子からすると女性のようですが」

ステイル「ああ、可憐で美しく、可愛らしい子だよ」

黒子「ほほぉ、つまりそのような子がいるにも関わらずお姉さまを誑かした男がいると……」

上条(あれ、なんか風向きが……)

期待支援

ステイル「誑かす? 聞き捨てならないな」

上条(あれ? こっちも?)

ステイル「あの子の気持ちに気付いていながら、他の女に色目を使う愚か者がいると言うことかい?」

黒子「質問よろしいですの?」

ステイル「なにかな?」

黒子「貴方と上条さんのご関係は?」

ステイル「極秘事項だね」

黒子「わたくし、ジャッジメントですの」

ステイル「関係ないね」

上条「白井、白井」

黒子「なんですの?」

上条「そいつは、悪い魔術師だ」

黒子「まじゅ……つし?」

上条「善良な高校生を鉄火場に連れて行く悪い魔術師だ」

黒子「魔術師……ねえ……」

ステイル「上条当麻。余計なことは言わずにこっちに来て貰おう。あと、君の最近の行状も確認したいところだな」

上条「今朝は友人の好意でパンを食べました」

ステイル「そんな細かいことは聞いてない」

黒子「もしかして、何かそういうお遊びですの?」

ステイル「は?」

黒子「なんというか、厨二病とか、そういう」

上条「そう来たか」

ステイル「君たちには言われたくないな」

黒子「なんですの?」

ステイル「君たちに『厨二病』呼ばわりされるのは心外だと言っているんだよ」

黒子「どういう意味ですの?」

ステイル「『超電磁砲』と書いて『レールガン』www」

黒子「うっ」

ステイル「『幻想殺し』と書いて『イマジンブレイカー』www」

ステイル「ダークマターwww メルトダウナーwww」

黒子「お黙りなさいですの」

ステイル「メンタルアウトwww」

上条「黙りやがれっ!」

ステイル「」

上条「『我が名が最強である理由をここに証明する(Fortis931)』www」

ステイル「よしわかった。君はケンカを売っているんだな」

上条「え」

ステイル「なに、熱いのは一瞬だけだ、すぐに終わる」

上条「いや、あの……」

ステイル「ちょっとそこのジャッジメントwww 下がっていたまえ」

黒子「はあ……」

ステイル「覚悟はいいかな、イマジンブレイカーwww」

上条「いや、あの、先に何か言ってきたのはステイ……」

ステイル「あ゛あ゛?」

上条「あ、いえ、なんでもないです……」

上条「あの、白井さん?」

黒子「はあ」

上条「今目の前で無実の学生が一人殺されそうなんですけど」

黒子「殺されそうですの?」

上条「はい」

黒子「どうやってですの?」

上条「焼き殺されます」

黒子「発火能力者ですの?」

ステイル「違う」

黒子「レベルは幾つですの?」

ステイル「そもそも開発などされていない」

黒子「原石さんですの?」

ステイル「いや」

黒子「じゃあ無理ですの」

黒子「無能力者にそんなことは出来ませんの」

上条「いや、だから、魔術師だから」

黒子「厨二病乙ですの」

上条「そうじゃなくて……」

ステイル「あの子に言い残す言葉があるなら聞いておいてあげるよ」

ステイル「伝える気はないけどね」

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