小鳥「ピヨヘヘヘヘヘ」ウヘヘ (221)



─ とある一室 ─

?「ピヨヘヘヘ、頼んでいたものは出来たでピヨか?」

??「とりあえず、ウチの事務員に作ってもらいました。」

ガサッ(レジ袋には何か入ってる)

?「ウヘヘ、それは重畳ピヨ。」

??「結構したんですから、並大抵の成果じゃあ絶対許しませんからね。」

?「任せるピヨ。」テヘピヨ

??「ついでにそのキャラもやめてください。」

?「ピヨッ!?」
.

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─ 765プロダクション内 ─


小鳥「ピヨヘヘヘヘヘヘヘ」ウヘヘ

真美「うあうあ、ピヨちゃんが凄い笑顔してるよ。」

亜美「モテ気な笑みだよ! あれ、無敵?」

伊織「それを言うなら不敵でしょ。でも確かに不気味ね。小鳥が良からぬ事を考えて無ければ
    いいんだけど」

真美「まぁ、ピヨちゃんだからどうせ机の下にある本の妄想だろうけどねー。」

小鳥「ピヨッ! どうして本の事を......。」

律子「へぇ......、先週あれほど言ったのにまだ持って帰って無かったんですね。」

小鳥「あ、あははははははは。」



律子「」ガミガミ

小鳥「」ギエピヨー!!



律子「取りあえず、没収です!」

小鳥「そんな殺生なー!」

律子「ダメです! 前回忠告しましたでしょ?」ガラッ

小鳥「えっ、そこは......。」





律子「箱......?」

カパッ

ドリンク 13個


律子「.........何ですかこれ?」

小鳥「.......ドリンクです。」

律子「いや分かってますよそれくらい。」

小鳥「........ドリンコゥです。」

律子「言い方変えなくてもいいです!」

律子「前回は此処の引き出しにありましたが今回はどこですか?」

律子「もう、許しませんからね。」

小鳥(そうは、させないピヨ。させるくらいなら.....。)

カキッカキッ(ドリンクの蓋を開ける音)

律子「全く」

小鳥「セイッ!!」

グイッ!!

律子「」ゴク


律子「ングググググ!!」

伊織「ちょっと! 律子が苦しんでるじゃない!」

真美「毒ですよ、毒!(春香)」

小鳥「大丈夫よ......。」タブン

律子「プハァ!! ちょっと、何するんですか!」

亜美「毒が....裏返った!」

真美「復活ッ! 秋月律子復活ッ!」

律子「呼び捨てにしない!」ポコッポコッ


二人「あたっ!」


律子「それはさておき小鳥さん.......。」ゴゴゴゴゴゴ

小鳥「ピヨッ!!」


ガチャッ!!

美希「ただいまなのー!」

HBK「ぬあああん!疲れたぞー、んもー!」

春香「それでねー」ペチャクチャ

千早「そうね。」ペチャクチャ

雪歩「ううっ、恥ずかしかったよぉ。」

真「雪歩......。」


小鳥「助かったー。」ピヨォ

律子「........後でじっくり話し合いましょう。」

小鳥「なんですとー!」


真美「ピヨちゃん、律っちゃんばかりずるいよ~。」

亜美「亜美達にもちょうだいよ~。」

小鳥「まっ、まって。そのために全員分あるんだからー。」

律子「あれ、私味わってないんだけど。」

小鳥「....ほら、どれがいいかしら?」ガサッ

亜美「亜美はこれにするよ~」

真美「真美はこれ~。」


カキカキッ

ゴクッゴクッ


真美「うーん、あんまり美味しくないね。」

小鳥「あっ、そのビンは捨てないでね?」

真美「なんで?」

小鳥「いいから。」


小鳥「ほら、みんなもどうぞ!」

みんな「わーい!!」

ガサゴソ ガサゴソ

真「...................。」




ワイワイ ワイワイ

春香「あっ、この味意外と好きかも。」

美希「うえっ、ミキの口には合わないのー。」




ワイワイ ガヤガヤ


律子「私...味分からなかったんだけど........。」


小鳥「さて.....それではビンにあるシールを剥がしてみて。」

全員「?」

真美「あれ? ラベルの上にシールが貼ってある。」ピリッ

亜美「『当たり』がでたらもう一個?」ピリッ




真美【創造する能力】




真美「........ピヨちゃん。」ジトー

亜美「亜美さ、中二病は此処まできたらお終いだと思うんだよ。」ジトー

小鳥「えっ、なに! その残念な人を見るような目!」

真美「ようなって......そのとおりだよ。」

美希「正直、こういうのは小鳥の机の引き出しにある、えっと.....」

亜美「真ん中の引き出しの中にある本だけにして星井の!(美希のものまね)」



律子・小鳥「えっ!!」



律子・小鳥「..........。(目を合わせる)」


律子「没収!!」

小鳥「ピヨー!!」



雪歩(【嘘発見器】?....って、あの刑事ドラマに出る?)

小鳥「.....コホン、先ほど飲んで頂いたものは知り合いの事務員に作って頂いたドリンクです。」

小鳥「ラベルに書いてある事を飲んだ人が出来るようになりました。」

真美「えーっ!! エイプリルルールはとっくに過ぎてるよ!!」

美希「通り過ぎすぎて、もう、あとちょっとなの!!」

千早「って、いうか非現実的だわ。」

亜美「ピヨちゃんは......」

小鳥「シャラップ!!」

伊織「シャラップじゃないわよ! 変なもんのませた挙句に、トンデモ発言じゃないの!」

小鳥「Shut Fxck Up!! 」ピシッ!!

貴音「しゃっと ふ....」

響「貴音、反芻しなくていいぞ。」


小鳥「あんまり変な事聞かれると話進まないピヨ!」

小鳥「ここに籤があるから、いいからとっとと一人一回ひくピヨー。」

響「はじめてだぞ、プロデューサーとにぃに以外で年上をぶん殴ってやりたい気持ちになったの。」

千早「ガンジーも助走つけて殴るレベルね」

真「なんならボクが」

千早「やめなさい、時間の無駄よ」ガシッ

小鳥「そういう理由! でも、ふーんピヨ。」

小鳥「折角プロデューサーさんに....」ボソボソ

美希「えっ、今ハニーの名前が聞こえたの!」

その他「むむむっ」キュピーン


小鳥(かかったッ!!)

小鳥「折角みんながいつも頑張っているからなぁ。」

小鳥「プロデューサーさんと一緒にこの企画考えて」

小鳥「優勝者には......」ボソボソ

美希「なんなの小鳥! さっさと言うの!」

小鳥「えーっ。参加してくれないなら言ってもしょうがないピヨ。」

美希「わかったの! 参加するから言うの!」


小鳥「プロデューサーさんが、優勝者さんのお願い何でも1つ聞いてあげるって。」

小鳥「でも、美希ちゃんだけね参加してくれるのは。」

小鳥「もう、美希ちゃんでいいかしら.....」ボソッ

その他「ファッ!!」



ズザザザザザッ!!



春香「小鳥さん!参加ですよ、参加!」

やよい「うっうー! プロデューサーともやし祭りですっ!」

伊織「べっ、べつにあんなのはどうでもいいんだけど。お願い何でもひとつってのは悪くないわね!」

響「うっ....じ、自分も。」

真「やりぃ!」

貴音「新しいらぁめん屋へ.....。」


小鳥「決定ね。それじゃあその籤を引いて」

ガサゴゾ

ワイワイ

小鳥「ああ、でも人のは見ちゃだめよ。」

小鳥「一種の借り物競争みたいなのだから、条件をそろえてここに来ることね。」

小鳥「でも、1番の娘だけが恩恵を受けるのはやっぱり可哀想ね(棒)」

小鳥「ちょっと待ってて(棒)。」


バタン

アイドル「ワクワクテカテカ」

小鳥「あっ、プロデューサーさん。お疲れ様です少々よろしいですか?(三文芝居)」

小鳥「ええ、例のイベントなんですが......はい。」

小鳥「例の条件をこなした子全員ってわけには......はい。」



美希「小鳥が珍しく頑張ってるの。」

小鳥「.....ええ、ありがとうございます。失礼いたします(棒)」




小鳥「今、プロデューサーさんにお願いして。」



小鳥「条件をこなした子全員プロデューサーさんからご褒美よ!」

アイドル「ワー!キャー!」ドンドンパフパフ

小鳥「ただし、権利はその紙。」

小鳥「私に条件を満たした状態で紙を見せることピヨ!」

小鳥「ピヨちゃんはちゃんと見てるピヨからねピヨ。」

伊織「小鳥! ちゃんとキャラは固めなさい!」


小鳥「ウヘピヨピヨピー」

伊織「で、いつ始めるのよ。」

小鳥「じゃあ、今から始めます。」

小鳥「期限は3日ね。よーい。」







どん






.











─ 菊地真 ─

『課題:誰か一人の課題を成功まで導いてあげてください(手段は問いません。ただし、課題は絶対明るみに出さない事。)』

真「うーん、」




─ 萩原雪歩 ─

『課題:争いを三度止めてください(但し人間同士の争いに限ります)』

雪歩「えっと.......争いを三度止めるってことは.....。」

雪歩「でも....争ってるのが男の人だったら嫌だなぁ.....。」

雪歩「でも、プロデューサーからのご褒美......。」





真「.......あれ、雪歩。」

雪歩「あっ! 真ちゃん。」

真「雪歩は課題は何だった?」

雪歩「争ってる人を止めたらいいんだって。」

真「へ、へぇ.....」

真(でも、この課題なら簡単そう.....。)

真「あっ、ならボクと似たような課題だし手伝ってあげようか」



雪歩「」ティン!!

雪歩「えっ!?」


真「『えっ』....て。」

雪歩「あっ、ゴメンね真ちゃん。ちょっとびっくりしちゃって。」

雪歩「似てるってことは、真ちゃんの課題は?」

真「えっ、えっと....。」

真(しまったぁ......課題教えちゃだめなんだ.....。)



真「えっと、『争いを未然に防ぐ』課題.....かな。」

雪歩「そ、そうなんだ......。」ティン!!



小鳥「ピヨピヨ、早速雪歩ちゃんが疑心暗鬼になってる。」

モバP「信じていた親友からの嘘.....たまんないですね。」

小鳥「これが見たくてあの娘に高い金を払ったようなものピヨね。」

機械「ウイイイイィィィィィィン」

モバP「その機械インベルって名前でしたっけ。」

小鳥「ピヨヘヘヘヘ、ちゃんと『●REC』してるピヨ。」

モバP「ホント、自分の欲望に忠実な方で。」


スッ


小鳥「あれ?」

モバP「トイレですよ、言わせないでください。」



─ トイレ ─

モバP「こういった場合、人間は三種類に分かれる........。」

モバP「例えば菊地真・萩原雪歩のように他人と協力し合うもの。」

モバP「他人を避け単独で行動するもの。」


ガチャッ!!

モバP(後は.....。)








.


─ 如月千早 ─

【透明人間】

千早「透明になる.....ね。それで私の課題は」ガサッ



?「あっ、千早ちゃん。」

千早「......春香。」

春香「課題っ、なんだったの?」

千早「.....言わないわよ。」

春香「ええっ、私の教えてあげるから......。」

千早「悪いけど.....行くわね。」

春香「...............。」





春香[千早ちゃん、待ってほしいな]ゾワッ

千早「...............何かしら。」

春香[教えて、千早ちゃん]ゾワッ

千早「............。」ペラッ

千早「『誰か3人を失格にしてください。』のようね。」

春香「ふーん。ありがとう。」

春香[じゃあ、ついでだし私の手伝いもお願いね。]ゾワッ

千早「............ええ。」



春香「........最高。」

春香「この能力......最ッ高!!」


天海春香  : 能力【人心誘導】
          課題『他人の成功を直前で妨害しましょう』
.



モバP「やっぱり出ましたか。」

小鳥「やっぱり....って?」

モバP「だから天海春香みたいなタイプですよ。」

モバP「もっとも、小鳥さんもこうなる事を予想して課題を作ったんじゃないですか?」

小鳥「.........ニイッ!!」

小鳥「バレましたか。」

小鳥「こういう場合人は三種類に分かれるピヨ。」

小鳥「ある者は独りで攻略を始め。ある者は仲間を作り。そして......」

モバP「ある者は他人を支配する.........ですよね。」

小鳥「Exactry(その通りでございます)ピヨ」

小鳥「そして、そのためにピヨちゃんは課題を『利害が一致しない人がいる』形にしたんですピヨから。」

小鳥「一致団結で、みんな手をつないで仲よくゴールインなんて.....面白くないですピヨ。」ゴゴゴ


小鳥「その代わり、ピヨちゃんは『絶対に誰かがご褒美をもらえるように』設定してあります。」

モバP「っていうか、たぶん先輩(765P)の許可は取ってないでしょ。事後承諾って大丈夫ですか?」

小鳥「...........そのためのインベル(撮影機)ですよ。」

小鳥「プロデューサーさんは。面白い事が大好きですからね。」



小鳥「そして、あなたもちひろも........。」ニコッ

モバP「ニコッ」



─ 水瀬伊織 ─


伊織「まったく、この伊織ちゃんへの嫌がらせじゃないの?!」

やよい「あ......あはははははは。」

伊織「やよいが苦笑いするレベルよ。」

伊織「本当嫌になっちゃうわ。」


水瀬伊織  : 能力【太陽拳】
          課題『困っている人を3回助けてあげてください(ただし、関係者以外は不可とします)。』



伊織「何よ、太陽拳って。」ピカーッ

伊織「オデコが光るだけじゃないの」ピカーッ

伊織「おでこサンシャインって........」

伊織「あのプロデューサーみたいな事いって!!(Cv:田村ゆかり)」

やよい「い......伊織ちゃん。」

伊織(Cv:田村ゆ○り)「何よ。」ギロッ

やよい「えっと........その.......。」

やよい「ζ;'ヮ')ζうっうー」ダッ!

伊織(Cv:17才)「あっ! コラ! 待ちなさいよ!!」



伊織「まったく、この伊織ちゃんを置いて逃げるなんて.......。」ブツブツ

伊織(でも、困ってる人........かぁ。)

伊織(やよいは確か『メンバー全員との接触』だから、困る事なんてなさそうだし......。)

伊織(だれとも利害が一致するから問題なく課題を終わらせそうね。)



伊織「むぅ.......。」

?「・・・・・・・・。」
.



─ 天海春香&如月千早 ─

春香「千早ちゃん。」

千早「何かしら?」

春香「千早ちゃんは誰か3人を失格にしたらいいんでしょ?」

春香「だったら、誰を標的にするか決めない?」

千早「........一番標的にしやすいのは高槻さんね。」

春香「でも、千早ちゃんはしないでしょ?」

春香「でも、自分が合格するためにも選択肢には入れておいてね。」

千早「..........。」


コソッ


千早「それで?」

春香「何?」

千早「さっきからの言い方から察するにもう決めてるって感じよ。」

春香「..........うん。」

春香「どうする? もう探しに行く?」

千早「ええ......善は急げだわ。」


コソッ
.



真美「ねぇ、亜美みつけたね。」

亜美「見つけたね、真美。」

二人「んっふっふ~、はるるん達には最初の人柱になってもらおうかぁ.。」


双海亜美  : 能力【変換能力】
          課題『不明』

双海真美  : 能力【創造者】
          課題『不明』


真美「真美が作って」

亜美「亜美が換える。」

亜美「初めに、はるるんたちが立っている地面をかえるよ」タッ



シュタッ!



グニャアッ!!

春香「キャッ!!」

千早「何かしらッ! 足元が.......。」




亜美「クイックルプレイ♪」

真美「あれ? クイックルグレイじゃなかったっけ?亜美?」

亜美「どっちでもいいっしょ(´・ω・`)」


*クイッククレイ(ttp://www.weblio.jp/content/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4)です


千早「あっ、亜美! 真美!」

真美「うげっ、バレちゃった!」

真美「亜美、逃げるよ!!」ザワザワ






春香[真美.......やめなよ]ゾワッ

真美「うっ........はるるん。」

亜美「真美! ダメだよ...」コソコソ

春香[亜美も静かにね]ゾワゥ


亜美(うっ、はるるんがヤバイ!)

亜美(この屈服していく感じ......何とかしないと。)

亜美「でもどうしよう.......。」



春香[先ずは亜美にはこの足場を何とかしてほしいなぁ]ゾワッ

亜美(このままじゃ、激ヤバだよぉ。)


真美「亜美......。」

亜美「う....うん、わかった。」サワッ


地面が元に戻る


春香「千早ちゃん、運がいいねもう2人を失格に出来るよ?」

千早「そうね......。」

亜美「うあうあー、孫呉の命運が絶たれるよぉ。」

真美「............。」

春香「観念してね。真美、亜美。」

トッ

春香が一歩前に踏み出した。するとどうだろう、春香の方足がズポズポと沈んでいく

春香「えっ!!」

と、気がついた時にはもう遅い。そのまま足首、太ももと呑みこんで行きそのまま地面の下へと体が呑みこまれていった。
落とし穴である。


真美「亜美! 逃げるよ!」

亜美「真美! どうして」

真美「良いから早く!」

千早「ちょっと! まちなさ.........。」




─ 双海亜美&真美 ─

真美「よかったー。なんとか逃げられたー。」

真美「真美が咄嗟に落とし穴作らなかったらどうなってたか。」

亜美「激ヤバだよ! これが課題とか信じられないよ」

真美「でも....これ成功したのかな?」



『課題(双海亜美):12人全員に闇討を成功させてください』
『課題(双海真美):最初に出会った人と同じ課題をしてください。』


真美「こんなことなら亜美と一緒に居るんじゃなかった.....」ボソッ

亜美「何か言った?」

真美「ううん、全然?」










小鳥「早速の接触でしたね。」

モバ「これは........これは。」

モバ「ってか、クイッククレイなんて良く知ってますね。」

小鳥「最近はネットでいろんな情報が手に入り易いですからねぇ......。」

モバ「でも、全然話の進展ないですね。」

小鳥「動かない方が有利な人もいますしね。」

小鳥「例えば........。」









─ 我那覇響 ─

響「ううっ......ハム蔵。本当に誰も来てない?」

続きます。
今日はひとまず此処まで

能力・課題一覧

天海春香   能力【人心誘導】  課題『他人の成功を直前で妨害』
如月千早   能力【透明人間】  課題『3人脱落させる』

高槻やよい   能力【??】      課題『13人全員と遭遇』
水瀬伊織   能力【太陽拳】    課題『他人を3度助ける』
菊地真     能力【??】     課題『他人の課題を成功へと導く』
萩原雪歩   能力【嘘発見器】  課題『争いを3度止める』

双海亜美   能力【物体変換】  課題『残りの12人に闇討ち』
双海真美   能力【創造者】    課題『最初に会った人の課題(双海亜美)』
星井美希   能力【??】     課題『???』
我那覇響   能力【??】     課題『???』
四条貴音   能力【??】     課題『???』
三浦あずさ  能力『??』     課題『???』
秋月律子   能力【??】     課題『???』

明日少し続きを投下します 時間未定




─ 我那覇響 in 薄暗い建物 ─

響「ううっ......ハム蔵。本当に誰も来てない?」

公「ヂュイッ!!」

響「本当に本当か?」

公「ヂュイッ」
訳[しつこいな、大丈夫だっつってんだろ。]

公「ヂュイッ」
訳[例の能力とやらで仲間の様子を見てみろよ]

響「そんなの何回もやってるさ!」

公「ヂュッ」
訳[なら大丈夫だってわかんだろ]

響「ううっ、ハム蔵が冷たいぞ........。」





我那覇響  : 能力【未知との交信】
          課題『争いに巻き込まれない様しましょう』



モバP「ああ、この子ですか。」

小鳥「インベルさんは良く働きますね。もう最高です。」ヨダレタラー

小鳥「もう、小動物みたいに震えて隠れてるあたりとか.......」

モバP「守ってあげたいアイドルって良いですよねぇ......」

小鳥「ですよねぇ.....。」



?「Pさぁん」ゾゾゾゾゾゾゾ

モバP「」ゾゾッ!!


バッ(モバP振り返る)



シーン


小鳥「どうしたんですか?」

モバP「い........いえ。」



響「ハム蔵.......。」


公「ヂュイッ」
訳[あ? 何だよ。]


響「ネコ太郎とネコ三郎の様子がおかしいさ。」


公「ヂュッ? ヂュヂュッヂュゥ」
訳「ん? 勝手に行動を始めたか。」


響「違うさ.....目が虚ろになってるっていうか。」

響「乗っ取った視界にもやがかかってるさ。」


公「ヂュゥヂュッ!!」
訳「なんだと!!」






─ ネコ太郎・ネコ三郎 ─


ネコ太郎「ニャア(暇だなぁ....。)」

ネコ三郎「ニャア(暇だねぇ.....。)」

(以下泣き声割愛)

太郎「響ちゃんのお願いだからうっかり聞いちゃったけど、これがまだ3日続くんだってさ。」

三郎「やってらんねー。」

三郎「本当、太郎兄さんは人間の雌に弱いんだから。」

太郎「しょうがねぇだろ、響ちゃんは天使なんだから。」

三郎「一理ある.......。」



太郎「あれ? こんなところに人間が.....。」








?「あらぁ、ここは何処でしょうか。」

??「はて、如何にしてこのような場所へ......。」

?「やっぱり貴音ちゃんのラーメンの話は素敵な話が多いわねぇ。」

??「ええ、幾度食しても、食しきれない。飽きの来ない食べ物。それがらぁめんたるものですから。」

??「ですが、ついつい話に熱中してしまったようです。」


三郎「兄さん、あいつって何時も響ちゃんと一緒にいる.....。」

太郎「だな、どうする? 念のために響ちゃんに連絡取るか?」

三郎「たしか、今の響ちゃんは僕達と遠くからでも連絡取れるんだよね?」

太郎「こっちから........か。」



太郎「ニャアアアア(響ちゃ~ん)」

太郎「..............。」シーン!

太郎「ニャアアアア(響ちゃ~ん)」



シーン!!


太郎「連絡取れないんだが....。」

三郎「マジっすか!」





─ 我那覇響 ─

響「ハム蔵どうしよう.....ハム蔵!」


公「ヂュヂュヂュヂュヂュ!!」
訳「やべぇなやべぇな..........。」


響「うああああああああん、ネコ太郎にネコ三郎。」

??「むむっ! 何奴ッ!!」

?「どうしたの? 貴音ちゃん。」

響「えっ.....貴音?」




ガラララッ(扉が開く音)



響「貴.....。」


公「ヂュ」
訳「だめだ、」


響「ならどうしたら!」


公「ヂュッヂュッ!!」
訳「お前は争いに巻き込まれたらダメだ。だから」


公「ヂュッ!!」
訳「逃げな。何なら時間稼いでやろうか?」


響「でも、争いは禁止さ!」


公「ヂュイッ?」
訳「あ?」


響「ハム蔵.....いますっごい怖い顔してるさ.....。」


公「ヂュヂュッ!!」
訳「全部言わせるな。」


ヒュッ


公「ヂュッ」
訳「守ってやるよ。」


公「ヂュイッ!!」
訳「それが出来るのは、俺達(ペット)だけだ。」

.


(補足:響のペットが争いに巻き込まれる事自体は課題違反ではありません。)
(補足:ただし、争っている場所の近くに響が居る時はこの限りではありません)


響「ハム蔵ぉ~。」

公「ヂュ」
訳「行け。」

響「う......うん。」ササッ

公(音も無く動く........運動神経のなせる技.....まるでゴースト)←ただ言わせたかっただけ


貴音「誰かいるのですか!」

あずさ「あ......あらあら。(どうしましょう、怖いからやめてほしいなんて言えないわぁ。)」




公(さて......きやがったな。)






公「ヂュッ!!」

貴音「むっ! その声は。」

あずさ「あらあら、ハム蔵ちゃんかしらぁ。」




公「ヂュッ!!」ダッ!!




貴音「待ちなさい!!」


─ 高槻やよい・水瀬伊織 ─

ポカッ!!

やよい「うう.......伊織ちゃん。」ジンジン

伊織「フンッ! この伊織ちゃんから逃げた罰よ」

やよい「うう.......っ」グスン

伊織「で......でも、、まぁちょっと強すぎちゃったかしら。」

やよい「ううっ.......。」グスグス

伊織「ご.....ごめんなさい強すぎたようね(; ´・ω・`)」アセアセ



やよい「ううっ.....。」

伊織「...........やよい。」

伊織「.........ど.....どうしたら許してくれるかしら(; ´・ω・`)」

やよい「.........................。」

やよい「一緒に行動してくれたらうれしいかなーって!」ケロッ

伊織「なっ! 嘘泣きしてたのね!」

やよい「ζ'ヮ')ζうっうー」

ギュッ

やよい「一緒だよ、伊織ちゃん。」ニコッ

伊織「な....何言ってるのよ//// 意味分かんない///」



小鳥「可愛いわぁ.....。」

モバP「せやね。」

モバP「おっと、そんな所に響ちゃんが。」

小鳥「伊織ちゃんとやよいちゃんだから響ちゃんも安心でしょうねぇ。」







─ 我那覇響 ─

響「ハァ・・・ハァ・・・」

響「ハム蔵.......無事でいて.....。」





やよい「あれ、響さん?」

伊織「響じゃないの。どうしたのよ。」



響「やよい! それと.....。」

伊織「.......何よ」ピカーッ!

響「.......だれ?」

やよい「伊織ちゃんですよー」

響「い、伊織? 何か....体が光ってるぞ....。」

伊織「えっ......なっ! 何これぇ!!」

やよい「わわっ、伊織ちゃんは太陽の子です!!」

パッ

伊織「」オデコピカー

響「プッ!!」





伊織「.......響」

響「あっ.......。」








小鳥「おっと、響ちゃんピンチです。」

モバP「焦ってる姿か可愛いです。」

小鳥「プリプリ怒ってる伊織ちゃんも天使です。」

モバP「そういえばハム蔵はどうしたんですか?」

小鳥「チャンネル変えましょうか。」インベルピッ







公「ギュイィィィィィ」ヤラレター

あずさ「ハム蔵ちゃんが居るってことは響ちゃんが近くにいるわねぇ......。」

貴音「........響に会いましょう。」

あずさ「そうねぇ.......。」

貴音「行きましょう.......。」スタスタ



あずさ「............。」








貴音「響の足の速さを考えると、もう遠くへ行ってしまっているでしょう。」

貴音「...........あずさ。」クルッ


シーン


貴音「なっ......面妖な。」




─ 三浦あずさ ─

あずさ「あらぁ.......貴音ちゃん?」

あずさ「何処に行ったのかしらぁ......。」



.



─ 菊地真・萩原雪歩 ─


  ティン



            ティン





ティン





雪歩「ねぇ、真ちゃん。」ティン

真「どうしたの?」

雪歩「......いや、やっぱり......なんでもないよ。」





雪歩(『人間って....案外簡単に嘘をつくんだね』.....って。)




カップル男「俺のこと好き?」
カップル女「うちゎ、世界一好きだよぉ......。」
カップル男「サンキュ、俺も世界一好きだよ。」



雪歩(ほら.....今も)ティン!!

雪歩(あそこの二人が嘘をついてる......。」

真「んっ? 何か言った?」

雪歩「えっ......いや.....何でもないよ。」







チャラ男1「君きゃわいいねwwwwwwwwお茶しない?」

チャラ男2「ついてきて損はさせないよ。」

?「残念だけど、;;;;;;;;;;;;;;;;;;上手く聞き取れない;;;;;;;;;;;;;;;。」



ティン!

雪歩「まただ.......」クルッ

雪歩「あれ?」

真「どうしたの?」

雪歩「美.........希ちゃん?」


真「えっ、美希?」

雪歩「ホラ、あそこ」ユビサシ




美希「あ、あははは.........。」チラッ

美希「ん? あっ! ハニーなの!」

真「なっ!?」

雪歩「」ティン

美希「ハニー、ずっとまってたの!」


チャラ1「チッ! マジで彼氏持ちかよ.....。」スタスタ

チャラ2「でも、あの男イケメンだなぁ....。」スタスタ

チャラ1「でもどっかで見た気がするんだよなぁ......。」スタスタ


美希「....やっと行ったの!」

美希「でも、このタイミングで真クンに助けてもらうなんて.......。」

美希「まるで奇跡みたいなの!」

真「ハハハ....大げさだなぁ。」

美希「真クンの課題って何? ミキはね......。」

真「ボクは.......。」




雪歩「」ティン!!
.



真「.......って所かな。」

美希「なら、ミキは真クンと敵対することとになるのかぁ.....。」


星井美希  : 能力【不明】
          課題『日に1度以上争いの種になりましょう。』


雪歩(.......嘘じゃないんだね。)

美希「どうしたの?雪歩「けげん」って顔してるよ?」

雪歩「.........敵対するなら.......美希ちゃんはどうするの?」

美希「そうだね.......丁度いいから。」







美希「此処で争いの種を作っちゃうかな........。」ニヤリ



─ 我那覇響・水瀬伊織・高槻やよい ─

響「ううっ、ごめんなさいだぞー。」スンスン

伊織「全く....」プンスコ




 ┏ 小鳥・モバP

  モバP「小鳥さん.......響ちゃんをどうしますか?」
  
  小鳥「『争いに巻き込まれたらダメ』が彼女の課題何ですけどね。」

  小鳥「果たして、さっきのを争いと呼んでもいいものか....。」

  小鳥「可愛いやり取りだったので、見逃しましょうか。」

  モバP「そうですね。」

 ┗




伊織「で、アンタはどうしてここに?」

響「いや、二人に出会ったのは偶然だぞ。」

やよい「本当ですか?」




響「やよい~、もしかして自分を信じてないの?」

やよい「はわわっ、別にそういうわけじゃ....。」

響「まぁ、しょうがないさ。他の人の課題が何か予想できないしね。」

伊織「アンタの課題は何なのよ。」

響「えっ、自分のは.........。」



三人:お互いの課題を教え合う。



伊織「んー、ならあんまり私達と行動しない方がいいかもしれないわね。」

響「確かにそうだけど.......。」

やよい「あれ? そういえばハム蔵はどうしたんですか?」

響「そう!それだ!ハム蔵、今どうしてるさ?」フリカエル



伊織「良いわね....ワイヤレス通信。」

響「ペット限定だけどね......。」

響「あれ......ハム蔵?」

響「視界がスクランブルしてるさ......。」


響「ハム蔵、どうしたさ!」



伊織「ちょっと落ち着きなさいよ!」

響「ハム蔵ハム蔵ハム蔵ハム蔵ハム蔵ハム蔵ハム蔵」

やよい「あわわわわ」





 ┏小鳥・モバP

  モバP「物凄いうろたえようですね。」

  小鳥「本当に家族は大事なんですね。」

 ┗



響「嫌だよハム蔵.......ねぇ!ハム......」

ギュッ

やよい「響さん、落ち着いてください」ニコッ

響「う......うん。」

響「すぅぅぅぅぅぅ、ふぅ。」シンコキュウ




響「」ハッ!!





響「見える.........。」

響「見えるさっ!!」

響「ハム蔵の視界が!」



─ ハム蔵の視界 ─

公「ヂュイィィィ」
訳「あいつ....ちゃんと逃げ切れたんだろうか。」

公「ヂュゥ」

貴音「どうかしましたか、ハム蔵。」

公「ヂュウ」

─ ハム蔵の視界 ─


響「貴音.......。」



響「貴音がハム蔵を........。」

伊織「そんな......。」

響「ハム蔵を取り返さなきゃ!」

伊織「でも、どうするのよ! アンタ争いに参加したらダメなんでしょ?」


 ┏小鳥・モバP

  小鳥「そうですねぇ、流石にそれは看過できないかなぁ。」

 ┗


響「...........。」

響「たしかに、ハム蔵を放置して3日間逃げ切ったら、プロデューサーにお願いを聞いてもらえるさ。」

響「でも、ハム蔵が居ない3日間は苦痛だし。」

響「家族を見捨てて手に入れるお願いに価値なんてないさ。」



響「だから自分は......貴音からハム蔵を取り戻す。」

伊織「その後は? もし脱落してしまったらとか。」

響「その後は........。」

伊織「........何も考えてないんでしょ?」

響「.....うん、全然考えてなかったさ。」





伊織「ハァ、全く。..........いいわ分かった。」

伊織「私があんたのハム蔵を取り戻すの手伝ってあげる。」

やよい「伊織ちゃん.....。」

響「伊織.....。」

伊織「かっ、勘違いしないでよね。あくまで私の課題だから手伝ってあげるだけなんだからね。」



響「うん、ありがとう伊織。」

伊織「やめてよ......恥ずかしい///」

やよい「それじゃあ、えいえいおーで頑張りましょう!」

三人「オーッ!!」






響「...........待っててね、ハム蔵」ボソッ







─ 四条貴音 ─






貴音「.........よくよく考えれば、響がハム蔵を取り返しに来る可能性も考えられますね。」

貴音「いえ、勿論争いなどもってのほかですが.......。」


貴音「もしかしたら出し抜かれることも..........いや。」



四条貴音  : 能力【能力無効化】
          課題『3日間絶対に好きな物を飲食しないでください。』



貴音「それも無いですかね..........。」

本日は此処まで。


能力・課題一覧

天海春香   能力【人心誘導】  課題『他人の成功を直前で妨害』
如月千早   能力【透明人間】  課題『3人脱落させる』

高槻やよい   能力【??】      課題『13人全員と遭遇』
水瀬伊織   能力【太陽拳】    課題『他人を3度助ける』
菊地真     能力【??】     課題『他人の課題を成功へと導く』
萩原雪歩   能力【嘘発見器】  課題『争いを3度止める』

双海亜美   能力【物体変換】  課題『残りの12人に闇討ち』
双海真美   能力【創造者】    課題『最初に会った人の課題(双海亜美)』
星井美希   能力【??】     課題『日に一度争いの種になる』
我那覇響   能力【交信能力】  課題『3日間争いに巻き込まれない。』
四条貴音   能力【能力無効化】 課題『3日間好きなもの飲食禁止』
三浦あずさ  能力【??】     課題『???』
秋月律子   能力【??】     課題『???』








─ 双海亜美・双海真美 ─

真美「ねぇー亜美。」グダァ

亜美「なーにぃー。」グダァ



真美「誰にも合わないね......。」

亜美「本当だyo」



真美(チェッ!! 役に立たないなぁ。)

亜美(でも、最後の最後まで仲間面しておかないと......。)

真美(最後に.....)

亜美(笑うのは......)

ふたり(亜美(真美)だもんげ!)








─ ハム蔵 ─


公「...........。」


響『ハム蔵! ハム蔵!』ツウシン

公「ヂュ?」


響『今から助けに行くさ! 場所はどこ!』


公「ヂュヂュヂュ!!」
訳「バカ野郎! 戻ってきたら意味ないだろ!」


公「ヂュヂュ!!」
訳「俺の事は気にしないで残り隠れてればいいんだよ!」


響『やっぱり、自分はハム蔵達と一緒がいいさ!』


公「ヂュッ.....。」
訳「ったく....///」


貴音「ハム蔵?何を言ってるのですか?」

公「ヂュヂュヂュ」

貴音「.............。」


公[[ヂュヂュヂュ]]
訳「さっきの建物近くの国道だ」


公[[ヂューヂュッヂュ]]
訳「具体的な場所はわかんねぇ。」



響「わかったっさ!」

響「(ペットの)みんな聞こえる!?」

響「ハム蔵がさらわれたさ! 皆で助けるよ!」



─ ペット ─


イヌ美「バウッ!!(マジっすか!)」

ネコ太郎「ニャア!!(おっ!!)」

ネコ三郎「ニャアッ!!(やっと通じた!)」






─ 菊地真・萩原雪歩 ─

雪歩「み.....美希ちゃん。」

美希「ミキ、本気だよ。」

美希「どうする? 真クン」

美希「止めるに止められないでしょ?」

美希「止めようとすればミキはそれを争いの種として利用するの!」


真「小癪な.....。」

美希「ハニーとのアツアツデートのためなら色んな物を犠牲にする」


美希「例えば.....」

美希「この街の人たちとか。」

雪歩「.......。」




 人間は一日に少なくとも二回以上嘘をつくと言われている。
 実際、私たちが『お世辞・社交辞令』と呼ばれる言葉もこじつけてみれば嘘である。

 雪歩が手に入れた【嘘発見器】はそれらを分けるの力はない。




ブサ「どうかなぁ? これにぁう?」

店員「はい!とてもお似合いですよ(うわぁ.......うわぁ.........)」


政治家「私は日々!国民が幸せになるために腐心してきました!」エンゼツ


ママ「コラッ!そんなことしちゃダメでしょ! お天道さまは見てるんだよ!」



 嘘にまみれた街の中で.......

 萩原雪歩が特定のウソを見抜く事は困難を極める事であった。


.





 だから、彼女が本当の事だと思い込んでいる事柄の中には......

 所々星井美希が嘘をついている事にまだ気づいてなかった。









美希「宝くじで1等が当たる確率ってどれくらいだと思う?」

美希「ロ○6でいいよ.....大体一千万通りくらいあるうちから一通りだけ。」


美希「でもね.......ミキや真クン、雪歩がこの世に生を受ける確率。」

美希「ミキ達が同じ日本で生まれる確率。」

美希「一般家庭に生まれる確率」

美希「そして、みんなに出会える確率。」


美希「みんなみんな、○ト6で一等当てる事よりも低いの。」

美希「美希達はみーんな奇跡の子供なの。」


真(いきなりどうしてこんな話を.........。)

美希「..........ところで真クン。」ススッ


 美希がスッと真へと間合いを詰めていった。


真「!?」

美希「そんな中でも特別な容姿を手に入れたミキは......。」

美希「13人いる中で、ミキが手に入れたビンは.......。」











.


::::::;'';::::::::::::::::::::::::::::::::::::;    ; ,'::::::::::::::::::::;' , ' ,'     ,..':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::',  , ';' ;:::::::.( [_,,,-- ,,,_.::::::::::::::',':;' . |    より奇跡に近いものだったの.......。   |
';:::::::',  , ;  ,./ヽ!       ` ヽ.::::::;'  ,.\________________/
 ;:::::::,  ' ,./             ヽ' ,..':::::::::::::::::::::::::; '       ' ,...'::::; '
  ';::::;'  / ,            、 ヘ..'::::::::::::::::::::::::; '       ,....':::::; '
  ',:::',  i .i    ト    、  、  ヘ ',.::::::::::::::::; '       ,...':::::; '      ,...::
   ',:::, i .i .i .ハ |ヽ   ',  ',  i } ',.::::::::::;'       ,...':::; '     ,....::'::::::::; '
',   ' ;'..i { | / __',」 ヽ、 ヘヽ. ', .i .!. ',.::::::;'     ,...',:: /´〉,、 . ,.....':::::::::::::::::::::;
:::'.,   ./ィ.',∀´ ̄'j`  ヾx.弋弋┼、|l   ,.:::;'   l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/ . ' ',:::;::::::::, '
';:-─'7  .人',斤忝孑  ` ``__!} 从.  ,     ,..',二コ ,|   ,' '     ' '
 ';::',ノ, イ ヽ、ヘ弋゙ツ    〃 ̄ `ソ'^ ヽ、 ヘ . , ' './__」     | ̄|rヘ
...〆´ ノ    ` ,""   :i   "" ./     ヾ-ゝ  .'´.     (^ーヵ L__」L/
;:'..,.,ノ,-彳  , 、 _ゝ、  ー ‐  ィ"    ヾヽ、       .,...r三'_
...'´彡/, /  、 ̄7/ゝ.....‐ ヘ t─‐‐-、 ヾヽ `  ...,...'::; '   .∧
 ...// i    ヽ// ! ""/  〉ナ    ', ヘ ヽ..,..':::::;.r--、 (/  , ,......', '
...ノイ, イ' |.    // ̄ヽ /, ‐ /∧゙,    i ', ヘ . ,':;::; ._,,,ニコ〈  〈〉.::::::::::'::::::'::;:::' , '
  メ´ /  l.   V/ .    「V ム.゙, Vi   i ヾj  .(__,,,-ー''.       /~7 /)
../  l.  l   厂 兀`ー<┤!// \ヘ   'l  ',  .,..':::; ' ' ' /二~|/_/∠/
  ...l|  ∧  )⌒^`ーH_{ !」ノ/ .斤   'l i i         ./ ̄ 」
   .!イ ハ. i.  !         ゝ ~ く }.   i. ハ |           ~~ ̄
    !/ l i  ',        \  ` 、.  V l|       /^ヽ、 /〉
    'j  ヤハ.  \ _,,,....,,,_ ,ゝ    `ヽ',       .ャー-、フ /´く//>
    . |  'j .!   ツ=      \    .i        `ー-、__,|    `"
         |   ヤ   ̄      {ゝ、 _.ノ



真「」ゾワァ...

真「うわああああああああっ!!」ダッ!!

雪歩「真ちゃん!」ダッ


美希「逃げちゃったの。」

美希「でも、此処で逃げられたら目的が達成できないから......。」

美希「逃さないの。」





─ 別の道路 ─



あずさ「貴音ちゃん.....何処なのかしらぁ。」

真「ハァ....ハァ.....。」

雪歩「ま.....待ってよぉ.....。」

あずさ「あらぁ? 真ちゃん、雪歩ちゃん。どうしたの?」

真「あ.....あずささん。」



~ かくかくしかじか ~


あずさ「まるまるうまうま.......そう、美希ちゃんが。」

真「あずささんも逃げた方がいいです。あれは異常な雰囲気しました。」

あずさ「そう.....じゃあ実際美希ちゃんに会ってから決めるわ。」

真「危なくなったら逃げてくださいね!」








あずさ「あらぁ.......。」

美希「あっ、あずささんなの!」

あずさ「ふふふ.......。」








真「あずささん.....ごめんなさいっ!」

雪歩「」ティン


雪歩(.................そうだよね。)

.











─ 我那覇響・水瀬伊織・高槻やよい ─


伊織「いい......作戦会議をするわ。」

やよい「うっうー♪」

響「ううっ、ハム蔵がこの道のどこかにいるのに。」

伊織「静かにしなさい!」


伊織「ねぇ、響。あんたのペットは陽動には使えるの?」

響「使おうと思えば使えるさ。ハム蔵にはそれで助けてもらったし。」

響「でも、自分が近くにいるとダメって紙に書いてあるんだ。」



伊織「あまり期待しちゃだめっぽいわね。」

やよい「うっうー。なら私たちがようどうしたらいいのかなー。」

響「でも伊織達にわるいぞ.....。」

伊織「いったでしょ? 手伝う事が私の課題。」

伊織「やよいは貴音に会うのが課題。」

やよい「ウィン-ウィンです!」



伊織「ハム蔵の具体的位置は?」

響「自分も探ってるけどやっぱり靄(もや)がかかって見えないさ。」

やよい「響さん......落ち着いて」ギュッ


響「うん....。」

伊織「ほら、深呼吸しなさい。」

響「うん」スゥ....ハァ



 響はもう一度試みた。
 目をつぶり、耳を澄まし、意識を尖らせる。

 暫くすると

 ハム蔵の視界が見え始めた。
 その下方にはさらりとした銀色の髪があった。

 つまり.......。




響「貴音の頭の上......さ。」

伊織「貴音の頭上.....って。」

やよい「はわわ、難易度たかいですよ。」

響「......でもやるさ。」

響「なんくるないさ。」


響「ジャンプしたら余裕で届くけど。」

響「バレたらお終いさ。」

響「争いになって自分は脱落......。」


ゾワッ!!


響「........うん、達成させる。」

響「ペットのみんなも聞いてほしいさ。」

響「ハム蔵奪還作戦。」









小鳥「ピヨヨー。」ピヨピヨテカテカ

モバP「四条さんは今街路へ向かってますね。」

モバP「人の目がある以上は響ちゃんも動けないような気がしますが。」

小鳥「そうですね、なら誘導するのではないでしょうか。そう....人目の少ない所へ。」

モバP「そうか、響ちゃんのペットが誘いこめば良いですもんね。」



モバP「どうですか? 成功すると思いますか?」

小鳥「さぁ、神のみぞ知るってやつですピヨ。」

小鳥「ピヨちゃんは予め全部の能力をしってるから分かるんですけど。」

小鳥「あの勝負はやよいちゃんがカギを握りそうなんですピヨね。」

モバP「高槻さんが?へぇ....。」

小鳥「薄々気づいてるかもしれないですけど。」

小鳥「貴音ちゃんは他人の能力を無効化させるんですピヨ。」


モバP「ああなるほど、だからペットとの交信で靄(もや)があったわけですね。」

モバP「あれ? ならどうして時々、というかさっきもハム蔵の視界を見られたんですか?」


小鳥「ふふふ。内緒です。」

モバP「........まぁ、追々見極めますよ。」

小鳥「正解できるといいですね。」






.




貴音「...........。」


 四条家では嗜みとして、日本武道や作法を執り行う。
 武道としては弓道・長刀・空手道・柔道。
 
 作法としては、茶道・華道などだ。




例えば、FPSゲームのトッププレイヤーはこう語る。

「経験が積み重なると、やがて未来予知の領域にたどり着く。」
「まずはじめに足音がきこえて。」


「その次に足音の大小や左右のバランスで大体の位置を掴み。」


「記憶しているマップから敵が現れるであろう位置を割り出し。」


「銃を構えればドンピシャで敵が現れる。」


.



 四条貴音もその領域に限りなく近づいていた。


 既に彼女は3つ呼吸音を捕えている。
 鍛え抜かれた肉体がより多くの酸素を取り込まんとする呼吸音と
 未だ幼さが残る呼吸音が二つ。
 
 言わずもがな響達の呼吸であった。




貴音(ですが.....この気配の多さは一体.....。)



 同時に貴音の周辺にいるペットの存在にも感づいていた。

 そして、自分を誘導しようとしているのが分かる。
 そして、自分もあえてその誘導に乗ろうとしている。



そして、誰もいないような廃工場へと連れてこられた。



ネコ三郎「ニャアアアアア」

貴音「ネコ.....ですか。」

公「ヂュヂュヂュ。」

ネコ太郎「オアアアアアォ。」

公「ヂューヂュヂュッヂュイ!!」


.



貴音「ハム蔵.....何を........。」

貴音「まさか!!」


 その時一つの気配が動いているのが分かった。


貴音「響!」



 貴音は振り向く。だが、そこにいたのは水瀬伊織だった。



伊織「ざんねん! これでも食らいなさい!」


 伊織はク○○ンよろしく太陽拳のように自分の能力を発動させようとした。
 だが.....。


伊織「あ......あれ?」

貴音「何を、するつもりだったのでしょうか。伊織。」

伊織「くっ!!」



伊織「しょうがないわね、でも意識は逸らしたんだから。」

貴音「おっと。」グッ

公「ヂュイッ!!」


 貴音はハム蔵を掴んで、胸元へと押し込んだ。
 

響(なっ!!!)


貴音「......私は響と話がしたいだけです。」

貴音「先刻も、響が私を恐れて逃げ、ハム蔵が逃げ出したものですから。」

伊織「なら、先にハム蔵を放してあげたらいいわ。」

伊織「響が皆から逃げるのにはわけがあるんだから。」

貴音「理由......ですか。」



公「ヂュヘヘヘヘヘ//////」

響(ハム蔵~!!)



伊織「なんか、ハム蔵はハム蔵で満更でない顔してるんだけど......。」

響(後でおしおきさ!)

貴音「では......本人に聞くと致しましょうか。」



貴音「響。」

 貴音はもう一つの呼吸音のする方向を向いた。
 響のいる方向だ。

伊織「」ゴクリ

 伊織は生唾を飲み込んだ。

貴音「伊織の表情や行動を鑑みれば響で間違いないようですね。」

響「.............。」

貴音「教えて頂けませんか。」

響「.............。」



伊織(不味いわね。)

伊織(仮に響が貴音に課題を教えて和解したとして。)

伊織(私は課題を成功したことになるのかしら.....。)チラッ

やよい(ううっ....わからないよ。)チラッ


貴音「私が信用なりませんか.....。」


 響は姿を現さずに言った。


響「違うさ。」

.


響「違う。自分も姿をみせたいけど」

響「貴音が自分の敵じゃないっていう保証が無いだけさ。」

伊織「そうよ! いま響は反抗の手段を持ててない状況なのよ!」

貴音「それは.....。」


伊織「アンタの能力...........【能力消去】なんでしょ。」

貴音「.........。」

伊織「無言ってことは....同意ね。」

伊織「ハム蔵の映像にもやがかかって、私が能力を行使できないってことは」

伊織「そういう事だろうと思ったわけよ。」


*現在は水瀬伊織(Cv:姫)です


伊織「ぶっちゃけ、私たちの姿がばれた以上は何もできない。」

伊織「アンタの課題が他人を脱落させる課題か。」

伊織「私のように他人を助けるか。」

伊織「やよいのように人畜無害かどうかで」


伊織「こいつ(響)の身の振りが変わるのよ!」


貴音「そうですか。」

伊織(このセリフがあれば万一があっても手助けした事になるわ.....よね?)


伊織「響の課題は.....。」

響「!? 伊織喋るのはダメさ!!」

伊織「.....そうだったわ。ゴメンなさい。」




貴音「..........姿を現さない事を考えると。課題があるからですか?」

貴音「例えば初めに響がハム蔵を置いて逃げる時も。」

貴音「響は音も無く姿を消した。」


貴音「他人に会ってはいけないとあれば伊織達に会った時点で課題に違反してます。」

貴音「そして、やよいのように人畜無害という単語から推測。」

貴音「さらに、伊織が私に向けた不安が他人を脱落させるかどうかだと言う事を鑑みれば。」






貴音「争いに.....巻き込まれてはいけない?」

響「!?」

貴音「響....呼吸音が一瞬止まりましたよ。」

貴音「明答......という事でよろしいですか。」


響「うっ! 五月蠅い! だったら何なのさ!」

貴音「でしたらご安心ください......私は.....。」



 カッ!! カッ!!


 急に小石が投げられる音がした。


伊織「何!! 何よ!!」

貴音「面妖な........。」



?「へぇ.......良い事聞いたわ。」

やよい「その声はっ!!」



貴音「大丈夫です。何があっても私の能力があらばこの場は.....。」


 貴音が足を一歩前に出した瞬間だった。
 その足がツルリと滑った。


貴音「なっ!!」


 ズテン!!


伊織「貴音!! なんでこんな時に滑るのよ。」

貴音「わ....私にもわかりません。」

貴音「この地面....『ざらざらのコンクリート』です。」

やよい「あたかも氷の上で滑ったような感じでした!」




貴音「響.....この場は逃げなさい。何時もの所で落ちあいましょう。」

響「..........えっ。」

貴音「今は私を信じてください!」

響「............わかったさ。」


ダッ!!


貴音「物分かりがよくて有難いです。」




貴音「所で....御挨拶ですね。」




貴音「律子嬢。」





律子「..................。」ニヤッ

伊織(でも待って。)

伊織(律子だとしたら......さっきの貴音の転倒が能力によるものだとしたら。)

伊織(どうして律子は能力を今使えるのよ!!)






やよい(律子さんも私と似た.........。)








秋月律子  : 能力【不明】
          課題『二人以上のチームと戦って勝利してください(×2回)』

つづく。

ごめんミスってる

候補は

・ 貴音&やよい&伊織Vs律子

・ 亜美&真美

・ 千早&春香

再安価下
上にない候補も一応あり

書きだめ時間が無くなってきたので以下即興で


─ 我那覇 響 ─


響「ハァハァ・・・」ダッシュ

響「ハァハァ・・・・タカ丸!聞こえる?」ミチトノコウシン


タカ丸「おう、どうしたよひびキュン!(泣き声割愛)」ミチトノコウシン

響「かくかくしかじかで・・・・自分の代わりに目になってほしいさ!」

タカ丸「・・・・わかった。」バサッ

タカ丸「いまから、全速力で・・・・2分といったところかな。」

響「いや、自分所へ来なくていいさ!直接ナビする方へ!」



数分後

響「タカ丸! その建物さ!」

タカ丸「了解! 侵入する!」

響「いや、そこから様子を見ててくれるだけでいいさ!」


 鷹の視力はおよそ人間の8倍以上と言われている。ただしそれは拡大視認ではなく、遠くの物を
より鮮明に見る能力である。上空から小動物を鮮明に捉えられるその視力は、貴音の能力の射程範囲外から
状況を視認することを可能にさせる。

響「視界良好・・・・聴力は・・・・。」

?「・・・・・・ですか・・・・。」

?「・・・・・・・・・・・なのよ。」



響「いまいち聞こえないさ・・・・。タカ丸、もう少し近付ける?」

タカ丸「此処より近くで見えやすい所か・・・・・。」バサバサ

貴音「律子嬢・・・貴方は。」

律子「あら、あんた達が私におこる権利なんてあるの?」

律子「お互い目的はいっしょなんでしょうに。」



響「貴音・・・律子・・・。」



貴音「・・・・・そうですね。」



伊織「アンタっ!調子に乗ってんじゃ・・・・!」


 伊織が律子の胸倉を掴もうと体を前にした瞬間、伊織も貴音と同じく滑って転んだ。


律子「ああ、そうそう・・・。竜宮のレッスンの時に言ったわよね。」

律子「仲間が注意されてる時は自分の事だとおもって聞きなさいって。」


伊織「くっ・・・・。」

律子「自分は関係ないと思ってたらだめじゃない。」

やよい「律子さん・・・・能力は何なんですか?」

律子「それは教えられないわね。」


やよい「そうですか・・・・。」ギュッ



響「やよい・・・伊織の手を握ってなにするつもりさ。」



やよい「貴音さん、目をつぶってて。」

伊織「くらいなさい!!」ピカーッ!!


 伊織の体が発光を始めた。
 そういえば、あの時はやよいが手を離したときに伊織の光はデコだけになったさ。

 やよいの能力は一体何?
 自分もハム蔵を探す時にもやよいが手を触れてくれたおかげで分かった気がする。

 伊織が体中から光を出した瞬間だった。

 


 目の前が真っ暗になった。




タカ丸「うわっ!!」

響「なにこれ!」

 それと同じ声は別に聞こえていた。


伊織「なにこれ!!」

貴音「面妖な!!」


律子「あら・・・どうしたのかしら。」

律子「あんなに光ってたのにまるで停電したかのよう・・・・。」



 そんなもんじゃないさ・・・・・
 停電したなら、自分が見えない理由にはならないさ。

 また別の・・・・。


響「自分が・・・発見して見せるさ。」





─ 小鳥・モバP ─

小鳥「ピヨピヨ。」

モバP「我那覇さんは、高見の見物ですか。」

小鳥「鷹だけに・・・・」ボソッ

モバ「何か言いました?」

小鳥「別に何もないですピヨ」


律子「まぁ、アンタ達には見えてなくても私には見えているわけで・・・・。」

スタスタ

律子「このまま勝たせてもらうわ・・・・。」

 響も視界が開けずこのまま彼女達が負けるそう思った。


響「みんな・・・・・。」


 願っていれば、助かる・・・・なんて思ってた。
 暗くなる視界が徐々に明けるころ・・・・自分は律子の能力に気付いた。

 だけど、その能力を知ったころには・・・・。
 タカ蔵の目が再び景色を映すようになるころには。



 律子の姿はそこにはなかった。


.


─ 秋月律子 ─

律子「ふぅーやっと一勝か。」

律子「後ひとつ・・・上手い事行けばプロデューサー殿と・・・・。」

??「そこにいるのは律子なのぉ?」


律子「・・・・・はぁ、『さん』をつけなさいって言ってるでしょう。」

律子「美希。」

美希「アハァッ、ごめんなさいなのぉ!!」

律子「・・・・・で、何しに来たの?」

美希「アハァッ、律子・・・さぁんも分かってる筈なのぉ。」


律子「・・・・・。」

律子「・・・・・・・・・・・・・。で、どうしたんですか?」



律子「あずささん。」

あずさ「えっ。」


律子「変身能力か何かな様ですけど・・・私には分かりますよ。」スタスタ

律子「他人に化ける時はもう少し上手く化けてくださいね。」

あずさ「あらあら~。」


─ 小鳥・モバP ─


小鳥「律子さん、これで条件一つ目クリアですね。」

モバP「まさか四条さんが負けるとは。」

モバP「恐るべきですね、【逆転能力】っていうのは。」

小鳥「はい・・・・えっ!」

モバP「今のは流石に分かりましたよ。逆転ですね。」


モバP「過程による結果の逆転。それが律子さんの能力でしょう。」

小鳥「・・・・・・だとすれば、なんですか?」

モバP「天海さんに対抗できる人間は意外といるって事ですよね。」

モバP「能力を無効にできる人間と、結果を逆転させてしまう人・・・・。」



モバP「・・・・でも、その人たちに比べて水瀬さんが厳しいような・・・・。」

小鳥「」ピヨリッ!!

小鳥「わかってますよ・・・。」

小鳥「分かってますとも」ガサゴソ






モバP「小鳥さん・・・それは。」

モバP「はい、救済・・・兼ゲームのテコ入れですピヨ。」

つづく

今日18or19時にやるとおもいます


─ 星井美希 ─


 ポタリポタリと滴が落ちる音がする。

美希「う・・・う~ん。」

美希「・・・・ここは?・・・ミキは?」



?「よかった、目が覚めたのね。」

美希「その声は・・・千早さん?」

千早「ええ。大丈夫かしら。」

美希「うん・・・大丈夫・・・・なの。」


千早「何があったか・・・教えてくれないかしら。」

千早「一体誰にやられたのか。」

美希「・・・・・・・・。」


美希「あずさ・・・だったの。」




─ 回想 ─

美希「あっ!」

あずさ「美希ちゃんだめよ、真ちゃんが怖がってたわ。」

美希「ゴメンなさいなの、でもミキはやめるわけにはいかないの。」

あずさ「気持ちは分かるわよ、プロデューサーさんが何でもお願いを聞いてくれるからでしょ?」

美希「うん、だからミキは・・・・」


あずさ「あら・・・所で美希ちゃんの課題って何かしら?」

美希「あずさが教えてくれるなら教えてあげてもいいよ。」

あずさ「・・・・・・あはははは。」

美希「・・・・・答えられないんだね。」



美希「争いの種のついでに・・・吐いてもらうの・・・・。」ゴゴゴゴゴゴ

あずさ「・・・・・やっぱりだめね。相性の悪い人と当たるってのは。」ボソッ・ピンッ

美希「なにかいっ・・・・・。」


ボワゥ!!

あずさは美希にむけてスモークを投げつけた。


美希「うぐっ・・・・。」

煙に目をやられ、苦しんでいる美希に衝撃が後ろからおそった。

美希「くあっ!!」



その場でバタリと倒れる美希。
虚ろな視界の中彼女が見たのは。


自分の姿かたちに変身している最中のあずさの姿だった。


あずさ「大丈夫よ、美希ちゃん。脱落はさせないわ。」

あずさ「それじゃあ、私が困っちゃうから。」ニッコリ


あずさ「でも、美希ちゃんに出会うと。私が譲歩しないといけないから。」

あずさ「どっちにしろ困るのよね。」


ペラッ

あずさ「大変ね誰もだTurak;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;





─ 回想おわり ─

千早「・・・・・あずささんの能力は変身ね。」

美希「多分そうなの・・・・。」


千早「有難う・・・・それじゃあ」クルッ スタスタ

美希「・・・・待って・・・なの。千早さん。」

千早「??」

千早「何かしら美希」クルッ



美希「(ニッコリ)」 with消化器

プシュー!!

千早「きゃあっ!!」プシュー!!

千早「美希っ!!何をッ!!」


美希「千早さん、さりげに美希の紙を持ってるでしょ?」

美希「さっき話してる途中に確認してたの。美希がちゃんと紙を持ってるか。」

美希「結果はご存じのとおりなの。偶々それに気づいちゃったから。」

美希「偶々近くにあった消火器を使っちゃったの。」


美希「有難うなの千早さん。」

美希「千早さんが来てくれなかったら美希は自分で争いの種を作れなかったの。」

美希「さっきはあずささんがまいた種だから。このままいってたらミキ脱落してたかも。」

美希「やっぱり、美希は奇跡の子供なの!」



美希「・・・資格の紙は返してもらうの。千早さん。」







春香「 そ の 手 を 離 し な さ い 。」ゾワァ


美希「」パッ

美希「!?」


春香「お悧巧さんだね・・・・美希。」

美希「春香・・・・・今・・・何をしたの。」

春香「なんでもいいでしょ? それより・・・・。」

春香「今とった紙を千早ちゃんに渡てあげて。」

美希「い・・・嫌なの! これは・・・。」





春香「 渡 し な さ い 」ゾワァ



美希「くっ・・・・・。」

千早「有難う・・・感謝するわ。美希。」


美希「ハニ・・・・。ミキは・・・・・ミキは・・・・・・。」


 春香はこの時自分たちの勝利を確信していた。
 丁度その時だった。


 ピリリリリリリリリ

 春香の携帯がなった。

春香「えっ!」


 春香の意識が携帯に向いた時。
 美希は自分の体が思い通りに動かせられるようになった事に気がついた。

千早「春香っ!!」

美希「遅いの!!」プシュッ!!


美希はもう一度消火器を千早にかけた。
しかし、残り一秒程度の量しか残っていなかったようですぐに切れてしまった。

それでも千早の眼つぶしの役目を果たすには十分な量であった。


千早「ケホッケホッ!!」


春香「千早ちゃん、大丈夫!」

美希「」ダッ!!

春香「あっ!!」




─ 公道 ─


美希「ハァ・・・・ハァ・・・」

美希「助かったの・・・・。」



美希「取りあえず・・・・今日はもう・・・帰るの。」

美希「ミキ・・・課題終わって疲れちゃった・・・あふぅ。」



星井美希  : 能力【奇跡】
          課題『一日一度必ず争いの種になってください』







─ 我那覇響・四条貴音・高槻やよい・水瀬伊織 ─


響宅


伊織「・・・・・・・・。」

やよい「・・・・・・・・。」

貴音「・・・・・・・。」


響「・・・・・・・・み、みんな。」

伊織「なに?」どよーん

貴音「なんでしょう、ひびき。」どよーん

やよい「・・・・・・・。」どよーん

響(く・・・空気が・・・。)


響(でも、自分が場を明るくさせないと・・・自分空気も読めて完璧だからな。)

響「うっつー、元気の出るおまじない、ハイタッチですよー(裏声)」



やよい「・・・・・・響さん。」

響「やよい、自分とハイタッチするか?」

やよい「響さん、私をバカにしてるんですか。」ギロッ

響「( ;´・ω・`)< ちっ、違うさ。自分はただ・・・・・。」


貴音「・・・・・手も足も出ませんでした。」

貴音「紙が私達の手に残っている事は、律子嬢の目的は私たちを脱落させることではなく。」

伊織「私達に勝つことだった・・・・。」


伊織「だとしても、もし次脱落させることが課題の奴相手に負けたら・・・・。」

やよい「ゴメンなさい・・・私が。」

伊織「律子の能力は結局わからずじまい。」

伊織「私の能力は明らかに・・・イザコザの時には何もできない。」

伊織「どうしたら・・・・。」





辺りはすっかり暗くなろうとしていた。
やよいは家事のために帰宅。伊織も今日はやよい宅に泊まることになった。

貴音も響の保護のために、響宅に泊ることとなった。


もしかしたら、誰かが強襲に来るかも知れないと考えると眠れそうになかった。








─ 小鳥・モバP ─


小鳥「もう、一日目が終わろうとします。」

モバP「そうですね、しかし今現在で課題成功に近いのが」

小鳥「美希ちゃんと律子さん」

モバP「我那覇さんとやよいちゃんと水瀬さん位ですか。」

小鳥「そうですね・・・・・ですが、一体次の日には何人が課題成功に近付けるんでしょうね。」



小鳥「まぁ、どうなるか私もよそうできません。」

小鳥「結末は・・・・・このドリンクのみぞ知るって奴です。」




【序章 終】























─ 次の日 ─


 朝、各アイドルの自宅に手紙が届いていた。


春香「これは・・・・・。」


やよい「小鳥さんからの手紙です・・・・・。」


響「読んでみようよ貴音!」

貴音「はい!」


─ 手紙 ─


 ピヨピヨリン! みんながんばっているピヨですか?
 本日で二日目を迎えます。ある人は課題終了まで後少し。ある人は
全く進んでなくて、アセアセピヨリンリンってかんじかな?

 でも、ピヨちゃん・・・・



─ 我那覇響・四条貴音 ─



響「みんなの様子をピ・・・・ピヨピヨ見てたけど全然うごいてくれないピヨ////」

貴音「面妖な・・・・。」


─ 高槻やよい・水瀬伊織 ─


伊織「原因には・・・・私みたいに戦闘向きじゃない人がいるからみたいね。」

やよい「うーん。」




─ 三浦あずさ ─

あずさ「小鳥さん・・・・どうして・・・・・。」




─ 手紙 ─


だからピヨちゃんは、そういう人への救済処置として。
最初にピヨちゃんに会いに来てくれた人に新しいドリンクをプレゼントします。

ドリンクはみんなが持っている能力をすこしだけハッテンさしてくれるものです。
誰が最初に会いに来てくれるか楽しみにしていますピヨ。


音無小鳥

─ 手紙おわり ─




【ドリンク争奪編 開幕】

つづく
次回は・・・・土曜日か日曜日かな?

今思い出したけど、前に美希の課題書いてたね。
今日書いた課題とちょっと違うけど

美希の課題の補足ってことでゆるして下さいオナシャス





能力・課題一覧

天海春香   能力【人心誘導】  課題『他人の成功を直前で妨害』
如月千早   能力【透明人間】  課題『3人脱落させる』

高槻やよい   能力【??】      課題『13人全員と遭遇』
水瀬伊織   能力【太陽拳】    課題『他人を3度助ける』
菊地真     能力【??】     課題『他人の課題を成功へと導く』
萩原雪歩   能力【嘘発見器】  課題『争いを3度止める』

双海亜美   能力【物体変換】  課題『残りの12人に闇討ち』
双海真美   能力【創造者】    課題『最初に会った人の課題(双海亜美)』
星井美希   能力【奇跡】     課題『日に1度争いの種になる』
我那覇響   能力【交信能力】  課題『3日間争いに巻き込まれない。』
四条貴音   能力【能力無効化】 課題『3日間好きなもの飲食禁止』
三浦あずさ  能力【変身】     課題『???』
秋月律子   能力【逆転能力】  課題『2人以上のチーム相手に2回勝利』

1530くらいに再開

たまには早く書き始めようか。



─ 事務所 ─


伊織「・・・・当然のことながら。」


ガラ~ン


やよい「誰もいないわね。」

面妖な「貴音・・・・・。」

響「貴音?・・・何か変な事になってるぞ。」

貴音「おや、これは奇怪な。」

やよい「でも、早く小鳥さんを見つけないと・・・。」

伊織「そうね・・・他の奴に取られたくないし・・・。」

伊織「仮に律子があのドリンクをとった日には・・・。」

やよい「はわわ・・・誰も勝てなくなっちゃいます!」

伊織「寧ろその方がまともに思い始めてきたわ。」

伊織「よくよく考えると私達には戦う理由がない。」


響「・・・・・律子に頼んでみる?」

伊織「どうかしら?あの様子からいくと味方になってくれそうにないわよ。」

貴音「むぅ・・・・困りましたね。」


ススス


貴音「ムムッ!! 何奴!!」

やよい「えっ・・・・」


ポカポカッ

やよい「あたっ!!」

伊織「やよい!」

ポコポコッ!!

伊織「キャッ!!」


響「えっ!えっ!!」

貴音「・・・・・・・・。」


パシッ バシッ!!

?「うっ・・・・!!」

??「うあうあー、流石はお姫ちんだよー。」

貴音「真美・・・亜美・・・。」

真美「タンマタンマ!」


伊織「響!大丈夫!?」

響「えっ・・・うん。これは?」


ピリリリリリ

響「ピヨ助からだ!」

やよい「えっ!!」


真美「モゴモゴ(貴音に口をふさがれている)」

亜美「ムグムグ(貴音に口をふさがれている)」



ピッ

響「もしもし・・・・。」

響「うん・・・・・うん・・・・。」

響「・・・・・・・・うん。」




響「ホントか!!」ピカーッ!!

伊織「大丈夫だったようね。」

真美「ムゴムゴ」

亜美「ゴムゴム」


響「うん!うん!わかったさ!」

ピッ!!

響「ふぅ・・・・・。」

真美「あの・・・お姫ちんこれには深いわ・・・ムゴッ」

響「亜美・真美」

二人「はい・・・・。」



響「お願いがあるさ(ゲス顔)」ニコッ

二人「ヒイッ!!」







響「・・・ってわけ。協力してくれる?」

亜美「ええっ嫌だよ・・・・。ピヨちゃんを見つけてもドリンクはそっちのもんなんて。」

真美「そうだそうだ!」

響「いやなら・・・此処で二人脱落さしてあげるさ。」

真美「ふん!できるもんならやってみなよ!」

亜美「亜美たちにも、能力はあるんだから・・・・。」





シ~ン

真美「あれ?」

亜美「能力がつかえない・・・?」


貴音「・・・・・・で、能力が使えるからなんですか。」

二人「(; ´・ω・`)」

二人「仰せのままに!響様!」ドゲザァ!!


キイイイイイッ


?「あれ?人が居る雰囲気・・・・。」

??「本当だ・・・戦いになったらどうしよぅ...」

?「大丈夫・・・・。ボクが守るから。」

??「うん・・・・・。」



真美「あの声は・・・」

やよい「真さんだ!」


真「あれ、みんな!」

雪歩「やっぱり、みんな目的は一緒なんだね?」

伊織「そうね、私の能力がちょっと弱いから・・・・。」

雪歩「そうかぁ・・・。」

雪歩(うそ・・・・はついてないようだね。)


響「もっともっと!」

亜美「響様! 約束をまもります!」

真美「まもりますー!」



雪歩「・・・・・・・。」ティン



やよい「でも、小鳥さんはここにはいないです・・・。」

真「だよねぇ、簡単に見つかったら話にならないしねぇ・・・・。」

真「せめて手掛かりが・・・・・。」



真美「うあうあー。もう良いでしょひびきん!」

響「もっともっと聞きたかったけど・・・・まぁ、いいさ!」

亜美「むぅ・・・・・あれ?」


カサッ


亜美「紙が・・・・・。」

やよい「変な所にかくれてましたね。」

真美「うーん。地図・・・・だね。」


真美「亜美、読める?」

亜美「無理、真美は?」

真美「無理。」


真美「お客様の中に!」

亜美「地図を読める方はいませんか!!」

 響─地図をとる

響「これは・・・・少し遠いけどこれは公園かな。」

雪歩「公園・・・・だけど、この公園森が結構面積占めてるよ。」


真「あれ?これは上面公園だ。」

真「ここ、よくランニングの時にとおるんだ!」

響「へぇ・・・・。じゃあ、目的地はそこだね!」

真美「行こう!行こう!」


ゾロゾロ









 千早 ─能力を解除


千早「ってことらしいわ。」

春香「ありがとう、千早ちゃん。」

つづく
次回は二週間後
それ以前に時間が造れたらそんときは報告する

てーせー

─ 事務所 ─


伊織「・・・・当然のことながら。」


ガラ~ン


やよい「誰もいないわね。」

響「貴音?・・・何か変な事になってるぞ。」

貴音「おや、これは奇怪な。」

やよい「でも、早く小鳥さんを見つけないと・・・。」

伊織「そうね・・・他の奴に取られたくないし・・・。」

伊織「仮に律子があのドリンクをとった日には・・・。」

やよい「はわわ・・・誰も勝てなくなっちゃいます!」

伊織「寧ろその方がまともに思い始めてきたわ。」

伊織「よくよく考えると私達には戦う理由がない。」

以上 >>142の訂正

ライブ前に一度投下してみる

もうライブ終わっちゃったね
近々やるよ

取りあえずさわりだけ


─ 上面公園 ─


伊織「ここが例の公園ね。」

真「そう……なんだけど。」

伊織「なんだけど、何?」

真「普段はそれなりに人が居る筈なんだけど。」

やよい「いないですねぇ」




?「こっちよ…みんな。」

真「!? 律子!!」


伊織「みんな!! 散って!!」

律子「いらないわよ……今は。」

やよい「えっ、どういう事ですか?」


律子「……無駄なのよ、今は。」

律子「ねぇ、モバPさん。」

モバP「………。」



やよい「えっ!!」

貴音「なんとっ!」

雪歩「はわわっ!!」

真「………。」

響「うっ!!」





伊織「だれ?」

五人「いや、聞いちゃダメ!!」


モバP「………。」ナミダメ


真「ホラ、涙目になってるじゃないか」ボソボソ

伊織「しょうが無いでしょ、本当に分かんないんだし。」ボソボソ

伊織「なんか、勘違いしてる人いるけど別にあの人はあのアホプロデューサーじゃないしね。」

響「CGプロのプロデューサーさ!」

伊織「ああ!あのNMC4……」

貴音「それはどう投げても帰ってくるブーメランですのでおやめなさい。」

モバP「あの……帰っていい? ドリンク手に入らなくなるけど。」



全員「いや、ダメです」

モバP「流石765プロアイドル……。」






亜美「うあうあー亜美達の存在忘れられているよー。」

真美「全く会話に参加できないよー。」


律子「………で、全員のメンバーを待つつもりですか?」

モバP「いえ、もうすぐ締めきりますよ。」

律子「ふーん、それなら……」

春香「私達もちゃんと参加できますね。」ニコッ

千早「………。」


律子「まぁ、……ソロソロ来るとは思ってたわ。」

伊織「春香!」

春香「皆もいたんだね。あれ?美希とあずささんが」

モバP「あずささんは不参加を表明しました。星井さんは分かりません。」

美希「ミキは此処にいるよ。」ヒョコ

全員「!?」



美希「街を歩いてたら皆が集まってたの!」

美希「ネェネェ、何をするつもりだったの?」

モバP(【奇跡】は此処まで露骨に幸運を引き寄せるのか。)

モバP(もし彼女がドリンクを手に入れた日には……)

モバP「あずささんを除いて全員来ましたね。」


モバP「それではドリンク争奪時に限っての特別ルールを説明します」


モバP「律子さんには一度説明しましたが復習のため……。」

モバP「このドリンク争奪の間に限り、課題云々は適用されません。」

伊織「じゃあ、例えば敵を数人倒すっていう課題を勧めた所で…」

モバP「ええ、倒した人間は争奪に参加している間は倒した敵にカウントされません。」

千早「そんな……納得できません!なぜ、そんな不利益を」


モバP「不利益……ですか?」

モバP「しかし、成功すれば貴方の能力は確実により発展された能力になる。」

モバP「なら、時間の制限が厳しくなる事を天秤にかける価値はあるのではないですか?」


モバP「それに、これを適用させないと……。」

伊織「逆に困る人間が居るわけね。」

響「伊織……。」


伊織「フゥ…分かったわ、普段からデメリット食らってる人が居るなら。」

伊織「でもドリンクを手に入れるのは私、伊織ちゃんよ。」


モバP「……まぁ、諸々言いたい事はあるでしょうが続きを言わせていただきます。」

モバP「小鳥さんはあの森のどこかにいますので、一番初めに見つけた人がドリンクをその手に出来ます。」

モバP「なので……」


モバP「共闘は禁止です。」


数人「!?」

律子(まぁ、何時も通りね。)


モバP「もし他の人と出会ったらその場で勝負です。負けた人は脱落…。」

モバP「そして、毎度毎度申し訳ないのですが…。」


伊織「も……もしかして。」

モバP「そのもしかしてです。」



ジャラッ!!
(ペンダント)


モバP「これは必ず首にかけて頂きます。」

全員(ええ~、せめてプロデューサーからもらいたかったー。)


モバP「そして、このペンダントは・・・」

モバP(あ、分かるー。この嫌な雰囲気。みんな露骨ー。)

モバP「奪われるか、千切れると失格になります。」

モバP「そのままの力で頑張ってください。」

モバP「質問は後では受け付けません。今のうちに質問が有れば。」




モバP「……宜しいですね。」

貴音「もし。」

モバP「はい。」


貴音「小鳥嬢はいま何処へ。」

モバP「……それは言えないです。」

モバP「いわば……『とっぷしーくれっと』ってやつです。」


真「取りあえず……小鳥さんを探せばいいなら。」

響「自分たちは行くさ。このだだっ広い森の中を。」







.









やよい「森の中…怖いと思ったけど。案外気持ちいいものなんですね。」

(*不安の表れは独り言となって出てくるってグーグル先生が言ってました。)


シ~ン


やよい「……。」

やよい「ううっ、いおりちゃん。」







─ 水瀬伊織 ─

伊織「最初はあんたなのね。」

伊織「真。」

真「………。」

伊織「悪いけど……アンタ相手でも容赦しない!!」


ピカッ!!


真「容赦しない? それはね、伊織。」

真「ボクが伊織に言うセリフだよ。」

伊織「上等!!」


菊地真 能力【不明】

     VS

水瀬伊織 能力【太陽拳】

つづきます

もしかしたら今週やるかもしれないです


 真は左足を前に出しすっと腰を落とした。
 そしてテンポを取り始める。組手の構えだ。

 ただ、その構えが寸止め組手の様相から察するに彼女は伊織相手に手加減をするつもりだ。
 それは、あずさの騒動(アニメ参照)の時の構えから分かる。


伊織(真……本気で来るつもりね。)

 
 とうぜんの事ながら、真が手加減をしていることなど伊織当人にはわかるはずもない。
 間合いはまだ十分あいている。突きはおろか蹴りも届かない。それは当然のことながら真が一番知っている。

 だが、こういう場数は彼女の方がより多く踏んでいる。
 真は徐々に距離を縮めはじめる。伊織は徐々に後ろに下がる。


真「どうしたの?こないならこっちから行くよ!」

 
 初めのステップで真は一気に間合いを詰めた。
 そして左ジャブ。


 伊織は左ジャブを受けまいと後ろに下がる。だが、それを見るや真はもう一度ステップで間合いを詰める。
 伊織が真のさらなる左ジャブを避けようと後ろへ下がろうとするも、


伊織(足が……後ろに下がらない。)


 そう、彼女はそういう回避方法をしらない。
 そう何度も後ろへ下がれない。なら、何処へ避けるか。

 ……横へだ。

 伊織は転ぶように真の攻撃を躱した。


真「此処で攻撃を止めると思ったら大間違いだ。」

 右の足でかかと落とし。それを伊織は転がって躱した。



─ 小鳥withインベル(入ってる) ─

小鳥「ピヨヨ……一体いつの間にこのゲームは格闘ゲームになったのかしら。」

小鳥「それにしても伊織ちゃん能力を使わないのね。」

小鳥「まぁ、そうね。今は結構明るいから目暗ましなんて一度効果あるか無いかだもんね。」






真「そうやっても、ボクに勝てないよ。」

真「尤も、そうやらなくてもボクには勝てないけど。」ジロッ

伊織「あら、最初から飛ばしてるのに勝てるのかしら?」

真「勝てるよ。強化合宿で何人もの人間とノンストップで組手をさせられた時の事を思えば。」

真「反撃をされないだけ楽だ。」


伊織「あらそう……」ググッ

真「這いつくばって、時間稼ぎしても無駄だよ。」

伊織「あらそう!!」


バッ!!


 伊織は何かを真に投げつけた。
 粘土……いや砂も多少はいってる。


真「!?」


 真は左手でそれを払った。だが、それも少し遅くそれなりの量が目に入った。


真「くうっ!!」

 
 足音が徐々に自分向かって大きくなっていくのが、パニックになっている真にも明確だった。



 
真「うわあああああああああっ!!」


 焦りを隠しきれなかった真は右足で上段回し蹴りをした。
 脚は綺麗な弧を描き、空が鋭い音と共に切られた。

 弱冠を迎えていない少女が放つ回し蹴りとは到底思えないレベルである。
 ここまでたどり着くのに彼女は一体どれほどの時間を空手にささげてきたのであろうか。

 だが、そのようにレベルの高い蹴りでも当たらなければどうという事ではない。
 演武と全く同じだ。



 右足を地にをつけた時、真はその足に肉体を蹴る感触が無かったことに戸惑いを示した。
 そして、目に入った土粒子が涙で流れ自然と目が開くと


伊織「ご機嫌いかが?」

真「@;dさkぽjq「jぽじゃl;jぽ!!」


 真が正拳突きを放とうとするが早いか、伊織が能力を使った。
 




 目を瞑っていたため真の眼は暗順応の状態になっていた。
 その状態から伊織が能力を使い強烈な光を当ててしまえば、昼間も何もない。

 目暗ましが成功する。


真「うわあああああああっ!!」

伊織「よしっ!! 今のうちに!!」


 伊織は真のネックレスに手をかける。


真「させないっ!!」


 両手で伊織を突き飛ばす。吹っ飛んだ伊織は転がり、極力運動エネルギーをロスさせるようにした。
 伊織はすぐに体制をととのえ、再び真のネックレスを取ろうと向かった時であった。


 バチン!!


伊織「!?」




 一流のスポーツ選手には「スイッチング・ウィンバック」と呼ばれる精神回復方法がある。
 スポーツ選手は心のスイッチを切り替えるため、それぞれの儀式を行う。

 「深呼吸をする」「ユニフォームや道具をかえる」などである。
 ショックが強いほど特別な儀式が必要になるが……真のスイッチは


 両頬をつよく叩く事であった!(某奇妙な冒険Ⅱ部より)



 
 沈黙がつつんだ。


真「……ふぅ。」


 暫くすると真は眼を瞑ったまま伊織の方を向いた。


真「待たせたね。眼はまだ戻ってないけど、続きをやろう。」

伊織「なんで……私の方を向けるの……。」

真「ん?……簡単だよ。」



真「気 配 を 読 め ば い い ん だ か ら 。」

伊織「!?」ジリッ



 伊織は左に少し動いた。すると


真「左に少し動いたね。」


 と、真もまた同程度右に動かし再び伊織と対峙した。


伊織「なん……で。」

真「なんでって……おんなじこと言わせないでよ。」 




真「気配を呼んだんだよ。いや、この場合は足音を聞いたの方が正しいのかな?」

伊織「!?」

伊織(なら、先手必勝!!)ダッ!!



 伊織は真に向かって突進した。

 半分自棄が入った判断はあるが、じっさい戦闘向きでない能力を持つ伊織にとっては
案外その選択は間違っていないかもしれない。

 そして、真の首……ネックレスへと伊織は手を出す。



真「『先手必勝』、いま伊織そんな事考えてたでしょ?」

真「でも、世の中にはこういう言葉があるんだ。」



 ふと、左肩を穿たれるような痛みが伊織を貫いた。真の掌底だった。

 突き飛ばされた時の用に痛みは消えず、伊織は左肩をかばった。



伊織「ううっ……。」

真「『後手必殺』」

伊織(真の能力はもしかして……【感覚の強化】とかそういうの……)



 残念だが、伊織のその予想は外れている。

 真は身体能力の強化や五感を強化されるなどと言って能力などでは決してない。彼女は
四条貴音と同じく己の鍛錬の結果によって身に付けた元々の力である。

 もし、彼女がドリンクによって五感が強化されていれば伊織が目暗ましを喰らった時点で再起不能になる。
なぜなら、鋭くなった五感はその時には自身に向けられる凶器となるからだ。





伊織「ううっ……。」

真「じゃあ、終わりにしようか。」


 真は耳をすませ、伊織の呼吸音と苦痛に呻く声を聞き取り場所を把握した。

 徐々に、伊織との距離を詰める真。

 一歩。

 一歩。

 また、一歩。


 真はまるで目でも見えているかのように、伊織の首元に手を添えた。

伊織「やめて……。」

真「伊織も、ボクのネックレス取ろうとしたでしょ。」

真「お相子なんて言わないけど、弱肉強食なんて言わないけど。」

真「こ……」


 ・・・サワッ。


 何かが真の肩をすべった。

 それは、柔らかい女の子の手であった。


真「!?」

 
 後ろ回し蹴り。捨て身の技の一つであったが全体重が乗っていることを
知ってか知らずか技を受ける感触が無かった。


響「助けに来たさ。伊織。」





伊織「響……あんた……。」

真「どうやって…気配何かしなかった。」

響「気配? 音も気配も無く行動するなんて自分にとっては朝飯前さ。」

 
 言われればそうである。初日にて響が貴音から逃げる際にハム蔵が用いたセリフが
同様のセリフであった。

 音も無く、まるでゴーストのように響は真の後ろに立ったのだ。


真「でも今、聞き捨てならない事をいったよ。」

真「『共闘』? それはルール違反じゃないか。」





響「うん、『共闘』はルール違反だね。」

伊織「!? …じゃあなんで!!」

響「それに関して何だけど……伊織。」

伊織「??」


響「此処は自分に任せて、逃げるんだ。」

伊織「それって……。」



響「自分を助けてくれたお礼さ!」

 
 響は屈託のない笑顔を伊織に見せた。


響「でも、次自分とあったら容赦しないからね!」

伊織「バカッ…。」

真「………。」


 目の見えない真にとってはこのまま黙って伊織を見逃すほかなかった。

 言われれば確かに共闘は許されていないが、先ほどの響の行為を禁止する事項は特に聞いていない。


真「じゃあ、次は響が相手だね。それでもいいよ。」

真「ようやく、眼が元通りになったんだ。」


 真はもう一度片足を前に出し、腰を落としてステップをとった。


真「シャアアアアアアッ!!」


 真はステップで大きく間合いを詰め左ジャブを放った。
 



響「!?」


 それを響は、中段内受けで止めた。

 しかし、突きを受けられた真が感じたのは。大きな岩のような物を
自分の腕にぶつけられたような感覚だった。

 そして、受けられた真の左手は吹っ飛んだ。

 勿論吹っ飛んだというのは言葉の綾ではあるが、真本人にとっては
強ち間違った表現では無かったであろう。



真「『交差法』!! ……どこでそれを。」



 交差法とは空手において防御と攻撃を同時に行う方法を指す。
 たとえば今回響が行ったことは中段内受けを裏拳と似た要領で行ったのだ。


真「いやっ……まさか響。」

響「……そのとおりさ。」


 響は普段の立ち方からつま先を中央に寄せた『三戦立ち(サンチンダチ)』をしていた。


響「『唐手』……いや自分がやっているのも『空手』かな?」

響「相手にとって不足は無いよね、真。」


 真は震えていた。



 両足をガクガクふるわせていた。

 恐れた訳では無い。

 慄いた訳でも無い。

 歓喜にも似た。

 狂喜にも似た…。



真「不足? そんなもの。」


 真は猛ダッシュし、


真「あるわけないじゃないか!!」


 響に左回し蹴りをくりだした。 







菊地真 能力:【不明】 スタイル:空手

      Vs

我那覇響 能力:【動物との交信】 スタイル:空手(唐手)

つづく

で、中段受けが分からない人のために

ttp://www.youtube.com/watch?v=KGiZrlKSNUQ
イメージは上で

ただし、中段受けは動画では外受けです。
響が用いた内受けは受ける方向を体の内側に向けたバージョンです。

追記
あと、空手の流派によって微妙に違うようです。

 沖縄なのでより原型(唐手)に近い空手って感覚で






─ 回想 ─


765プロ


春香「えっ! 新メンバーですか!?」

社長「ああ、それでは来てもらおうか。入ってきたまえ。」


ガチャッ


貴音「始めまして、四条貴音と申します。」

響「はいさい! 自分は我那覇響だぞ!」

美希「よろしくなの!貴音に響!」


ワイワイガヤガヤ


真「新しい仲間……上手くやっていけるかなぁ、ねぇ雪歩。」

雪歩「四条さん……綺麗だなぁ…///」ポー

真「………。」



─ ダンスレッスン ─


トットットトッ

響「よっ! ほっ!」ダンシング

春香「すごい……。」

亜美「これは……まこちん超えたんじゃない?」

真「」ムッ!

トレーナー「そうね、完成度でいえば我那覇さんの方が高いかしら」

響「当り前さ! 自分は完ぺきだからな。」

春香「ねぇ、響。ここのフリ上手くいかないんだけど…。」

響「これは、こう!こう!こんなかんじさ!」フリフリ

真美「うあうあ、それじゃあ分かんないよ。」

亜美「ひびきんは感覚で出来ちゃうんだねぇ。」


ハハハハハ


真「………。」




P「響やったぞ!Aランクに昇格だ!」

響「ホントか! やった!」

雪歩「響ちゃん凄いな、私達の誰よりも早くAランクになっちゃったよ。」

雪歩「私なんてダメダメで、まだCランク……。」

真(Bランク)「そんな……。」




─ 回想終わり ─


  
 左回し蹴りは空を切った。

 いや、響が寸分の見切りをしたのだ。


真「流石だね響。だけど、今回ばかりは負けられない。」


 左足が地についたと同時に再び真は左足を上げた。逆回転の回し蹴りだ(名前忘れた。)

 
真「空手はボクの人生だから。」

響「くうっ!!」


 パンッ!
 

 踵と肉とがぶつかる音がした。響が腕を用いて防いだのだ。

 しかし、蹴りを受けた響はそのまま体制を崩した。



真「ダンスで負けた。アイドルとして負けた。」

真「此処で負けたら……ボクは!!」


 真は止まらなかった。
 
 間合いを詰めて。

 左拳。当たる。

 右拳。当たる。

 
 響は体を丸めて防御をするが真は止まらない。

 真は下段蹴りをするため脚を引きつけた。


真「お終いだ!」

響「まだまだ!」


 それより早く響は腹筋に力を込めて両足を起こし、勢いそのままで真を蹴りつけた。


 



 
 真も蹴られた勢いで倒される。

 その後、お互いが同時に起き上がり

 お互いが同時に間合いを詰め。

 お互いが同時に突きを放った。



 しかし、よろめいたのは真であった。


響「効かないさ。真。」

響「そんな、当てるだけの突きじゃあね。」

真「くっ…」


 響の突きが当たった部分に痛みがのこる。

 受けを喰らった時もだ。こんな痛みは、良いのを食らった時でもそうそうない。

 道具? いや、それはない。


真「響…何をしてるんだ。いや、何をしたんだ。」

響「……分からないなら。分からないままでいたほうがいいさ。」

響「真の空手人生ってやつは、その程度だっただけさ。」

真「なにっ!!」

響「粋がらなくていいさ、亜流。」

.





響「そして、強がらなくていいさ我流。」


 響は歩いて間合いをつめた。


真「!?」

響「ホラ、もう蹴りの間合いさ。」

真「……ッ!!」


 真は右足を体へ引き寄せた。

 同時に響は足払いをした。片足を払われ、支えが無くなった真は横に体を崩した。

 しかし、寸でで左手で転倒を防ぎ、転ぶ勢いを利用して側転した。



響「流石さ、真。」

真「チィッ!!」



響「でも、もうその足に感覚ないでしょ?」


 響は再び間合いを詰める。

 一歩。

 一歩。


真「クッ!嘗めるなァ!!」


 脚を一歩先に置いた瞬間であった。

 響が一気に間合いを詰めた。真と接触するかしないかまで接近していた。


響「空手に人生を捧げる。それはつまり全身を武器にまで昇華させる事さ。」

響「例えば、『腰』」ガッ!!


 腰をかえして響は打撃を加えた。(なんか、回すみたいな雰囲気で。)


響「例えば、『肩』」ガッ!!


 次に肩をぶつけ、真をのけぞらせた。


響「そして、『膝』『肘』」ガッ!!ゴッ!!

響「『腕』に『拳』。」ゴッ!! ゴッ!!

響「仕舞いに…『脚』」ズガッ!!


 響の上段回し蹴りが真に命中する。
 
 そして真は、崩れ落ちた。


.




─ 四条貴音 ─



貴音「なるほど、私のあいては貴方ですか。」



春香「そうですね、貴音さん。」

春香「だけど、私にとっては誰であってもかまいません。」

春香「こういうのみです。」


春香「ネックレスを私に献上しなさい! 貴音!」



シ~ン



貴音「それがあなたの望み……ですか。」

春香「あ……れ?」

貴音「どのような能力か存じませんが。」

貴音「私には通じません。」



貴音「また、その願いは……。」

貴音「己の力で奪い取るものです!」

春香「ツッ!!」


貴音「ですが春香、貴方は少々己の力を過信していたようです。」

 貴音は春香の手を掴みなんか合気道的な何かで倒した。

春香「!?」

貴音「貴方の敗因は慢心と過信です。」

貴音「悔みなさい。」



パキッ!!



天海春香:脱落



貴音「ふぅ……。」

貴音「……ところで、これからどうするつもりなのですか。」

貴音「亜美。」



亜美「……お姫ちん。」

亜美「亜美にはお姫ちんがなんで他人の能力が効かないのか分からないよ。」

亜美「もしかして、能力を消してしまう能力だったりね。」



 亜美は土に触った。



亜美「でももしそうなら、『元々ある物:を消したりは出来ないよね。」

亜美「なら、亜美なら戦えるよ。」



 亜美は土をかき集め、木の棒へと変化させた。



亜美「だって、これは元々は土なんだから。」



 木の棒は棍というよりも杖の長さであった。


貴音「成程……物質の変換ですか。」

亜美「ゲンドウサンバイザーだよ、お姫ちん。」

貴音「剣道三倍段ですか……なるほど。」

貴音「しかし、その点では問題ありません。」




貴音「ちょうど、日本武道は平均して三段の実力はあります。」








─ 秋月律子 ─



真美「うあうあ、りっちゃんの能力不可解すぎるよ…。」

律子「……おとなしくネックレスを渡してくれたら有難いんだけど。」


真美「でも。」


 真美、鞭を作る。


真美「真美は戦うよ。」

律子「……分かったわ。」


 律子はフリフリと振り始めた。

 すると、律子の手は徐々に煙を発し始めついには。

 ボオッ。

 と、律子の手に火が付き始めた。



真美「!?」

律子「手が発火してるから、早いうちに終わらすわ。覚悟なさい。」





─ 高槻やよい ─

 


やよい「ううっ……だれにも会わないよぉ…。」

やよい「もしかして、間違った方向に進んでるのかなぁ。」トボトボ



ドンッ!!


?「あっ!」

やよい「あっ!」


やよい「ゴ、ゴメンナサイ!」ペコリ

やよい「……あれ?誰もいない。」





─ 如月千早(透明) ─

千早(高槻さんのペンダント取ろうかしら。)

やよい「おかしいな…見えない壁があるのかなぁ?」

千早「くっ!」

.












─ 菊地真 ─


回想


真父「真、ミットを持ってみなさい。」

真「どうしたのいきなり。」

真父「いいから。」



 真、ミット持つ。



真「…準備できたよ。」

真父「ああ、よく見ておくんだ。」

真父「これは…お前の…」





「『次のステージ』だ。」





回想終わり
.



真「ハッ!!」

真「今のは何?走馬灯?」


響「真っ!! どうして…。」

真「ボク…気絶してたのか。」スクッ

真「くうっ!!」

真(痛いッ!! 体がっ!!)

真(そうだっ! ペンダントはッ!!)



響「ペンダントはまだとれていないさ。」

響「そんな事より、どうしてまだ立ちあがれるさ!」



真「さぁ、わかないよ。」

響「まぁ、いいさ。」

響「立ちあがるなら、もう一度潰すだけさ!」


 響は再び間合いを詰めた。

 それと同時に真は間合いを詰め、正拳突きを当てた。


響「ぐっ!!」

響「この感覚はっ!!」


 

 いや、突きを入れた。




真「もう一つ!!」

 
 回し蹴りを入れた。衝撃が逃れることなく全て響に入っていった。


響「ッ!!」ガクッ!!


 響の膝が初めて、真の攻撃でついた瞬間であった。


響「ようこそ、空手の世界へ。」 

真「………。」



 二人の戦いは決着へと向かっていく。

.

つづく
続きは来週

貴音「二条…貴音ですか。」 貴音(二条)「せやで!」
貴音「二条…貴音ですか。」 貴音(二条)「せやで!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394461033/)

上はなんかノリで出てきたからちゃちゃっと書いてきた

いや、上の作品の作者であることのしょうめいになれば・・・

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